説明

滴下ノズル

【課題】
生産性や品質に優れており、しかも利便性や衛生面にも配慮された点眼用に好適な滴下ノズルを提供すること。
【解決手段】
薬液を収容する本体31の首部32に嵌め込まれ、樹脂の一体成形による滴下ノズル11に、液溜室12と、この液溜室12の底部を塞ぐ隔壁14を設けた上、隔壁14の上面18および下面19を平面状にして、さらに隔壁14の厚さを0.2mm以上で0.6mm以下に限定するほか、隔壁14にレーザー光を照射して直径0.1mm以上で0.3mm以下の連通孔15を形成することで、金型が簡素化され、また成形の際、樹脂の流動性も阻害されず、しかもレーザー光を照射する際も、位置決め誤差が許容できるなどの利点があり、さらに連通孔15によって適度な流動抵抗が生じるため、使用時の利便性にも優れている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、所定量の薬液を滴下するために使用され、特に点眼用に好適な滴下ノズルに関する。
【背景技術】
【0002】
点眼容器は、眼球に適量の薬液を供給する機能を実現するため、他の薬液容器とは異なる独自の形状になっており、その例を図5に示す。この図に示す本体は、薬液を収容する空洞部を備え、上部には円筒状に突出する首部が形成され、その先端部に薬液を吐出するための滴下ノズルが嵌め込まれている。滴下ノズルは、合成樹脂の一つであるポリエチレンを一体成形したもので、全体が円断面で構成され、本体を密閉する機能のほか、薬液を外部に吐出する機能を有しており、上部には滑らかな曲線で構成された先端面が形成され、この面に付着した薬液が所定の量に達すると、表面張力に打ち勝って自重で落下する。この滴下ノズルの中心には、先端面に薬液を供給するため、液溜室と連通孔が形成されている。液溜室は、一定の大きさの液滴を形成するため一時的に薬液を貯えておく機能があり、下方に向かって断面径が絞り込まれる逆円錐形状になっている。また連通孔は、液溜室に薬液を供給する機能を有するが、その断面積を小さくして薬液の流動抵抗を増大させており、点眼容器をつまんだ際など、予期しないタイミングで薬液が吐出することを防いでいる。
【0003】
点眼容器に関しては、様々な技術開発が進められており、例えば下記特許文献1は、点眼容器の傾斜角度に依存することなく、一定量の薬液を滴下できることを目的としており、ドーム状に形成された滴下ノズルの上部側面に複数の薬液通路を設けた点などを特徴としている。また特許文献2は、使用の際、中栓の内部に残留していた薬液が不意に外部に噴射する不具合の解消を目的としており、中栓の流路途中に突部を設けたことを特徴としており、この突部によって薬液の落下が促進される。次に特許文献3は、安全性や衛生面の向上のほか、繰り返しの使用でも薬液の投与量を一定に維持できることなどを目的としており、容器本体と口部が一体成形され、さらに口部の先端に凸面状または平面状の液滴形成面が形成され、その中央部に吐出用の細孔が形成されていることなどを特徴としており、液滴形成面や細孔の大きさを最適化することで、吐出された薬液が口部先端に残留することなく、適正な液滴を形成できる。なお細孔の加工には、レーザー光も使用可能であることが記載されている。
【特許文献1】特開2005−118536号公報
【特許文献2】特開2007−55659号公報
【特許文献3】WO2004/006826号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図5のような滴下ノズルに形成される連通孔は、薬液の不用意な吐出防止や、容器内部の衛生確保などのため、薬液の流通が困難にならない程度に断面を絞り込むことが好ましい。この連通孔は、金型に微細なピン状の突起を設けて全体と一体で成形するのが普通だが、このような突起を金型に設けた場合、溶融した樹脂の圧力による変形や、繰り返しの使用による破断などが予想され、連通孔が正しく成形されないなどの不具合が予想される。
【0005】
この課題を解消するには、成形の後、切削などの手段で別途に連通孔を形成すればよい。しかしこの場合、ドリルなどの工具の直径も極めて小さくなるため、屈曲や破断によって正常な作業を実施できない恐れがある。そのため特許文献3のように、レーザー光を用いた加工も選択肢の一つだが、単にレーザー光を用いただけでは、連通孔の大きさなどの諸条件を所定の範囲に収めることが難しく、生産性や品質の向上には結び付かない。
【0006】
本発明はこうした実情を基に開発されたもので、生産性や品質に優れており、しかも利便性や衛生面にも配慮された点眼用に好適な滴下ノズルの提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記の課題を解決するための請求項1記載の発明は、薬液を収容する容器本体の首部に嵌め込まれる樹脂製の滴下ノズルであって、先端面の中心から軸線方向に形成される逆円錐状の液溜室と、該液溜室の底を成す隔壁と、該隔壁に形成され且つ薬液を液溜室に導く連通孔と、を備え、前記隔壁の上下面は前記軸線に対して直交する方向にいずれも平面状に形成され、且つ該隔壁の厚さは0.2mm以上で0.6mm以下であり、更に前記連通孔は、レーザー光の照射によって形成され且つ直径が0.1mm以上で0.3mm以下であることを特徴とする滴下ノズルである。
【0008】
本発明による滴下ノズルは、図5に示す従来の物品と基本的な点で相違はなく、本体の上部に形成された首部の中に差し込まれて、双方が押圧し合うことで本体の密閉状態を維持する。ただし本発明では、滴下ノズルの材料としてポリエチレンなどの合成樹脂を素材としており、金型を用いて一体的に成形されることを前提とする。また滴下ノズルは、中心を通る軸線を基準として同心円状に形成されることも前提とするが、必ずしも全体を同心円状にする必要はなく、例えば、補強用のリブなどを半径方向に設けても構わない。そのほか滴下ノズルの上部には、滑らかな曲線で形成された先端面を備えており、所定の体積の液滴を形成できる。なお本書類中、上下などの表現は、本体の首部を上に向けた自然な状態を基準としており、本体の中心を上下に貫く線を軸線と規定している。
【0009】
液溜室は、本体内の薬液を外部に吐出させる際の流路としての機能のほか、一定量の薬液を貯えておく機能があり、容器全体を上下反転させた際、この中の薬液が速やかに先端面に移動して、短時間のうちに所定の体積の液滴が形成され落下していく。なお液溜室は、薬液の流動性などを考慮して、下に向かうに連れて断面径が縮小する逆円錐形としており、その底部は、隔壁によって塞がれている。
【0010】
本発明による隔壁は、滴下ノズル全体と同時に成形することを前提としており、別途に接着などで一体化するものではない。そのため隔壁は、液溜室を囲む壁面と一体化しているほか、液溜室に薬液を供給するため、その中心には連通孔が形成されている。ただし連通孔は、滴下ノズル全体と同時に成形するのではなく、成形後、別途にレーザー光を照射して形成するが、その断面積は、利便性に影響がない程度に小さくして、所定の流動抵抗を確保している。なお隔壁は、上面および下面の両方とも軸線に対して直角方向に広がる平面状にして、厚さを均一に揃える必要がある。
【0011】
隔壁の厚さについては、0.2mm以上で0.6mm以下に限定している。これによって滴下ノズル全体を金型で成形する際、溶融した樹脂が金型内の全体に流入して製造不良を防止でき、しかもレーザー光を照射する際の出力も抑制できる。なお、隔壁の厚さがこの範囲よりも大きいと、レーザー光の出力を上げる必要があり、その結果、熱を受ける領域が増大してバリなどが発生しやすくなり、連通孔の形状や大きさも不確定になるなどの問題が生じる。また隔壁の厚さが前記の範囲よりも小さいと、樹脂の流入が不十分になり、成形不良が生じやすくなる。なお隔壁の厚さについては、さらに範囲を限定して0.2mm以上で0.4mm以下とすると、連通孔の形成が最も良好になる。
【0012】
また、隔壁に形成される連通孔の断面についても、直径を0.1mm以上で0.3mm以下に限定している。照射されるレーザー光の出力を調整して、連通孔の直径をこのように限定することで、最適な流動抵抗が得られるため、容器本体をつまんだ際、不用意に薬液が吐出することを防止でき、しかも意識的に容器本体を押圧した際は、薬液が徐々に液溜室に流入して、所定の液滴を確実に形成できる。加えて容器本体の内部は、連通孔が微細であるため、実質的に外部と隔離された状態となり衛生面にも優れる。なお連通孔は、レーザー光によって形成することから、形状にばらつきが生じることは避けられないが、隔壁の上面から下面までの全体で、前記の数値範囲に収まる必要がある。
【0013】
そのほか本発明では、隔壁の上面(液溜室の底面)の直径を1mm程度とすることが好ましい。これによって液溜室の容積を適正に確保できる上、隔壁に連通孔を形成する際、レーザー光の照射位置についても、水平方向で0.5mm程度の誤差が許容できるようになる。なお隔壁は、前記のように上下面とも平面状になっているため、レーザー光の照射位置にある程度の誤差が生じた場合でも、隔壁の厚さや照射角度などの諸条件に変化がなく、連通孔の形状にも変化がない。
【0014】
このように滴下ノズルの形状を限定することで、樹脂を一体成形する際の不良品の発生を抑制できるほか、滴下ノズルの液溜室と本体を結ぶ連通孔をレーザー光で確実に加工でき、生産性や品質が向上する。
【発明の効果】
【0015】
請求項1記載の発明のように、樹脂の一体成形によって製造される滴下ノズルに、液溜室と隔壁を設けた上、隔壁の上下面を平面状にして、この隔壁の厚さを限定するほか、レーザー光を用いて所定の直径の連通孔を加工することで、金型に微細な突起を設ける必要がなく、成形不良を抑制でき、生産性や品質が向上する。さらに隔壁の厚さの下限を定めることで、成形の際、溶融した樹脂が各部に円滑に流入して、成形不良を抑制できるほか、隔壁の厚さの上限を定めることで、連通孔を形成する際のレーザー光の出力を抑制でき、バリなどの少ない滑らかな連通孔が形成され、品質が向上する。また隔壁の上面および下面を平面状にすることで、連通孔を形成する際、レーザー光の照射位置に想定内の誤差が生じた場合でも、その入射角度や貫通距離が一定であるため、連通孔の形状に変化がなく、品質を一定に維持できる。したがってレーザー光を照射する際、ある程度の誤差が許容されるため、関連する装置の維持管理も容易で生産性が向上する。
【0016】
また連通孔の直径を限定することで、薬液が連通孔を通過する際の流動抵抗を最適化することができ、容器本体をつまんだ際などに不用意に薬液が吐出することを防止でき、しかも薬液を滴下させるため意識的に容器本体を押圧した際は、所定量の薬液を液溜室や先端面に円滑に供給でき、使用時の利便性が極めて高い。さらに連通孔の断面径は最大でも0.3mmであり、異物などが侵入することもなく、内部は実質的に外部から隔離した状態を維持でき、衛生面にも優れている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
図1は、本発明による滴下ノズル11の構成を示しており、図1(A)は中央部の縦断面で、図1(B)は隔壁14周辺を拡大したものである。本発明による滴下ノズル11も、図5に示す従来の物と基本的な構成は同じであり、薬液を貯える本体31の上部に形成された円筒状の首部32の中に差し込まれて、本体31と一体化した状態で使用される。滴下ノズル11は、低密度ポリエチレンを素材として、金型を用いて一体成形したもので、中心を通る仮想的な軸線20を基準とした円断面となっており、その側周面には円盤状のフランジ16が形成されている。このフランジ16は、首部32に差し込む際のストッパとしての機能を有しており、フランジ16の下面と首部32の上面が接触する。またフランジ16よりも上側は、概ね円錐状に形成されており、上面は滑らかな半球状の先端面13になっており、この面に薬液が付着することで所定量の滴下が実現する。対するフランジ16よりも下側は、首部32に差し込まれる円筒体21が下方に延びており、その先端付近は、首部32への差し込みを円滑に実施できるよう、外径を絞り込んだ導入面17が形成されている。
【0018】
薬液の流路として、先端面13の中央から下に向けて逆円錐状の液溜室12が形成されている。この液溜室12の中心は軸線20と一致しており、内部に薬液を一時的に収容することで、先端面13に素早く薬液を供給できる。なお液溜室12は完全な逆円錐状ではなく、その底部は平面状の隔壁14によって塞がれている。隔壁14は、本体31と液溜室12を区画しているが、薬液を通過させるための連通孔15が形成されている。連通孔15は、薬液に対して所定の流動抵抗を発生できるよう、断面が液溜室12の直径よりも大幅に小さくなっている。また連通孔15は、直径が小さく一体成形が困難であるため、成形の後、別途にレーザー光を照射して樹脂を局地的に溶融して加工している。
【0019】
図1(B)は、隔壁14周辺の形状を拡大して示している。液溜室12は逆円錐形であるため、その底部も必然的に円形になるが、その直径は約1mmになっている。これによって液溜室12の容積を確保できるほか、連通孔15を形成する際、レーザー光の照射位置に誤差が生じた場合でも、その影響を受けることがない。また隔壁14は、上面18と下面19のいずれも、必ず軸線20に対して直交する方向に広がる平面とする。ただしその平面度については、数値限定がある訳ではなく、金型を製造する際の一般的な精度が確保されていれば良い。このように隔壁14を平面状とすることで、必然的に厚さが均一になり、レーザー光の照射位置に誤差が生じた場合でも、貫通のために必要な出力などの諸条件が一定になるため、品質に差が生じない。さらに隔壁14の厚さは、0.2mm以上であり、しかも0.6mm以下に限定されている。このように0.2mm以上とすることで、成形の際、溶融した樹脂の流入不良が生じる恐れがなく、生産性が向上する。また0.6mm以下とすることで、連通孔15を形成する際のレーザー光の出力も抑制でき、熱の影響を受ける範囲が縮小され、バリなどの発生も少ない。なお隔壁14の厚さは、前記範囲のうち0.3mm付近が最適であることが発明者による実験で判明している。
【0020】
連通孔15については、その直径を0.1mm以上で0.3mm以下に限定している。これによって適度な流動抵抗が発生するため、本体31を軽く指でつまんだ程度で薬液が吐出することがなく、意図的に本体31を押圧した際、初めて薬液が突出する。しかも異物が連通孔15を通過することも困難であり、衛生面にも優れる。なお連通孔15は、レーザー光で加工することから、断面が真円になるとは限らず、また上下方向から見るとテーパー状になることも予想されるが、その最大径と最小径の両方が、この範囲内にあれば良い。
【0021】
図2は、連通孔15を形成する工程を示している。金型によって成形された滴下ノズル11は、その後、連通孔15を形成するため、保持具Hの中に収容される。保持具Hの内径は、フランジ16の下の円筒体21に合わせてあり、またフランジ16が保持具Hの上面に接触することで、滴下ノズル11が拘束される。この状態で保持具Hを移動して、照射装置Sの直下に運び込み、精密な位置決めの後、レーザー光Lを一定時間だけ照射すると、連通孔15が形成される。なお照射の際、保持具Hの位置は、部品の磨耗などにより一定範囲の誤差が生じることは避けられない。しかし本発明では、隔壁14の上面18および下面19のいずれも平面状であり、想定内の誤差であれば、照射の条件が変わらないため連通孔15の形成に何らの支障もない。
【0022】
図3は、隔壁14の厚さと連通孔15の状態との関係を縦断面で示しており、図3(A)は隔壁14の厚さが適切な場合で、図3(B)は隔壁14の厚さが過大な場合である。図3(A)では隔壁14の厚さが0.2mm以上で0.6mm以下であるため、レーザー光を照射した場合も、短時間で下面19に到達して連通孔15が完成する。そのため、熱の影響を受ける領域が少なく、周辺に形成されるバリ25も極めて小さく、また連通孔15の直径も、上面18と下面19で極端な差はない。しかし図3(B)のように、隔壁14の厚さが限定値を越えると、連通孔15を形成する際の時間が長くなり、特に上面18付近が大きく熱の影響を受けるため、バリ25が大きく成長する。そのため、剥離したバリが薬液に混入する恐れがあるほか、上面18付近の孔径が過大になり、薬液に対する流動抵抗が低下して、使用感も悪化する。
【0023】
図4は、滴下ノズル11の形状例を示しており、図4(A)はその平面で、図4(B)はB−B断面で、図4(C)はC−C断面で、図4(D)は底面である。この図に示す滴下ノズル11は、図1に示す物とは異なり、液溜室12の底部は、フランジ16よりもはるか下に位置しているが、この場合でも、液溜室12の底部の直径は前記のように約1mmとなっており、連通孔15を形成する際の条件は変わらない。また液溜室12の全長が延びており、これを補強するため円筒体21の中に二枚のリブ22が配置されている。そのほか、円筒体21の外周面には、本体31に嵌め込む際の摩擦を増大するため、上下に二列の凸条23を設けている。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1(A)(B)】本発明による滴下ノズルの構成を示す縦断面図であり、(A)は中央部の全体を示しており、(B)は隔壁周辺を拡大したものである。
【図2】連通孔を形成する工程を示す縦断面図である。
【図3(A)(B)】隔壁の厚さと連通孔の状態との関係を縦断面で示しており、(A)は隔壁の厚さが適切な場合で、(B)は隔壁の厚さが過大な場合である。
【図4(A)(B)(C)(D)】滴下ノズルの形状例を示しており、(A)はその平面図で、(B)はB−B断面図で、(C)はC−C断面図で、(D)は底面図である。
【図5(A)(B)】従来から使用されている点眼容器の構成を示しており、(A)は本体のほか、滴下ノズルやキャップを含む全体の縦断面図であり、(B)は滴下ノズルだけを拡大した縦断面図である。
【符号の説明】
【0025】
11 滴下ノズル
12 液溜室
13 先端面
14 隔壁
15 連通孔
16 フランジ
17 導入面
18 上面
19 下面
20 軸線
21 円筒体
22 リブ
23 凸条
25 バリ
31 本体
32 首部
H 保持具
L レーザー光
S 照射装置


【特許請求の範囲】
【請求項1】
薬液を収容する容器本体(31)の首部(32)に嵌め込まれる樹脂製の滴下ノズル(11)であって、
先端面(13)の中心から軸線(20)方向に形成される逆円錐状の液溜室(12)と、該液溜室(12)の底を成す隔壁(14)と、該隔壁(14)に形成され且つ薬液を液溜室(12)に導く連通孔(15)と、を備え、
前記隔壁(14)の上下面(18、19)は前記軸線(20)に対して直交する方向にいずれも平面状に形成され、且つ該隔壁(14)の厚さは0.2mm以上で0.6mm以下であり、更に前記連通孔(15)は、レーザー光の照射によって形成され且つ直径が0.1mm以上で0.3mm以下であることを特徴とする滴下ノズル。


【図1(A)(B)】
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【図2】
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【図3(A)(B)】
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【図4(A)(B)(C)(D)】
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【図5(A)(B)】
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【公開番号】特開2009−261453(P2009−261453A)
【公開日】平成21年11月12日(2009.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−111340(P2008−111340)
【出願日】平成20年4月22日(2008.4.22)
【出願人】(391013025)阪神化成工業株式会社 (13)
【Fターム(参考)】