説明

炊飯器

【課題】加熱時に発生する蒸気を、冷却水を収容したタンクに導いて復水する炊飯器において、タンクを着脱自在に備えて、清掃や水量調節を容易に行えるようにするとともに、その装着忘れも防止することができる炊飯器を提供すること。
【解決手段】タンク6が炊飯器本体2に装着されていないときには第1部位に位置し、タンク6が炊飯器本体2へ装着されると、タンク6によって押圧されて、第1部位から第2部位に変位する第1作動片210を炊飯器本体2に設ける。第1作動片210の第1部位は、外蓋3が第1作動片210に当たって炊飯器本体2の上部を覆う状態の閉止位置に来るのを妨げる位置であり、第1作動片210の第2部位は、外蓋3が炊飯器本体2の上部を覆う状態の閉止位置に来るのを妨げない位置である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被加熱物(米や水等)を収容した内鍋を加熱することで調理を行なう炊飯器に関するものであり、特に、加熱時に発生した蒸気を冷却して復水する構造の炊飯器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、加熱時に発生する蒸気を、冷却水を収容した容器内に導いて冷却水中に放散させることで復水するようにした炊飯器が存在する。そのようなものとして、「フレームと、このフレーム内に設けた収納ケースと、この収納ケース内に収納自在に設けた内鍋と、前記内鍋を覆う開閉自在な蓋体と、前記フレームの一側に設けた水容器と、前記内鍋と前記水容器とを連通する蒸気通路とを備え、前記内鍋内から発生する蒸気を前記蒸気通路を介して水容器内に導入し水と接触して液化する電気炊飯器」が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開平10−192134号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
冷却水を収容した容器(タンク)内は、雑菌や臭いの発生原因となりやすいため、容器を炊飯器から取り外して、清掃できるようにしておくのが好ましい。また、水の交換や水量調節のためにも、容器を本体から取り外して、持ち運べるようにしておくのが好ましい。しかし、容器を炊飯器から取り外し自在にした場合には、容器の装着を忘れたまま、炊飯を開始してしまうおそれがある。
【0005】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、加熱時に発生する蒸気を、冷却水を収容した容器に導いて復水する炊飯器において、容器を着脱自在に備えて、清掃や水量調節を容易に行えるようにするとともに、その装着忘れも防止することができる、炊飯器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る炊飯器は、被加熱物を入れる内鍋と、加熱要素が配置されていて、前記内鍋を収容して加熱する炊飯器本体と、前記炊飯器本体の上部を開閉自在に覆う外蓋と、前記炊飯器本体に着脱自在に装着されて、前記被加熱物から発生する蒸気を取り込んで復水するタンクとを備え、前記タンクが所定の位置に装着されていない場合には、前記外蓋を前記炊飯器本体上部を覆う状態の閉止位置に固定できないようにするものである。
【0007】
また、被加熱物を入れる内鍋と、加熱要素が配置されていて、前記内鍋を収容して加熱する炊飯器本体と、前記炊飯器本体の上部を開閉自在に覆う外蓋と、前記炊飯器本体に着脱自在に装着されて、前記被加熱物から発生する蒸気を取り込んで復水するタンクと、前記タンクの前記炊飯器本体への装着の有無を検知するセンサとを備え、前記センサが前記タンクの装着を検知しない間は、前記加熱要素への通電を遮断状態とするものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る炊飯器によれば、タンクを炊飯器本体から外せるため、タンクの清掃や水の出し入れが容易に行える。また、タンクが所定位置にない場合には、炊飯器の外蓋が閉まらないため、あるいは炊飯が開始されないため、使用者は容易に異常に気づき、点検等を行うことで、タンクの装着を確実に行うことができる。このため、蒸気漏れの防止が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る炊飯器100の全体構成を示す斜視図である。炊飯器100は、調理される被加熱物が入る着脱自在の内鍋1(内釜とも称す)と、内鍋10を収容して加熱する炊飯器本体2と、炊飯器本体2にヒンジ結合されて、炊飯器本体2の上部を開閉自在に覆う外蓋3と、外蓋3の内側面に着脱自在に装着される内蓋4及び蒸気導管5とを有する。さらに、炊飯時(又は加熱時)に内鍋1で発生した蒸気を、内蓋4及び蒸気導管5を介して取り込んで復水するタンク(水槽)6を、炊飯器本体2に着脱自在に備える。
図2に炊飯器本体2からタンク6を取り外した状態の斜視図を示した。図2に示すように、タンク6はその形状に合わせて形成された炊飯器本体2の底板21及び前面22に嵌合するように取り付けられる。タンク6は、上部が開口したタンク本体61と、タンク本体61の上部を開閉自在に覆うタンク蓋62を備える。タンク蓋62には、炊飯時に発生する蒸気を取り込む蒸気取込口62aが形成されている。
外蓋3は、それを閉めた閉止時、炊飯器本体2の外蓋係止部201に、外蓋3の外蓋保持部材301が噛み合って係止することで、炊飯器本体2の上部を覆った状態(閉止状態)に固定される。外蓋3を開ける際には、一端が外蓋3の前面に位置するラッチ302を押し込むことで、外蓋保持部材301の端部が押されて外蓋保持部材301が回転し、それにより外蓋係止部201との噛み合いによる係止が解除されて、外蓋3が開く。
【0010】
図3は外蓋3、内蓋4及び蒸気導管5を一体化する前の分解図である。外蓋3は、既に説明した外蓋保持部材301、ラッチ302を有する。また、外蓋3は、蒸気導管5を収容する蒸気導管5の形状に対応した蒸気導管収容部303を有し、その周囲に蒸気導管5を固定する蒸気導管保持部材304を有する。さらに、内蓋4を配置する領域には、裏側にヒータが配置された放熱板305と、内蓋温度センサ306と、内蓋4を固定する内蓋保持部材307とを有する。
内蓋4は、円盤状のステンレス41、その周囲に配置されたパッキン42、円盤状ステンレスを支持する枠体43などからなっている。内蓋4の枠体43には、内蓋4を外蓋3の内蓋保持部材307に固定する内蓋係止部401が設けられている。また、内蓋4には、蒸気を通す内蓋蒸気穴402が複数形成されている。
蒸気導管5は、蒸気導管係止部501を有し、蒸気導管5が外蓋3の蒸気導管収容部303に収容されると、蒸気導管係止部501が蒸気導管保持部材304と噛み合って係止することで、外蓋3に固定される。蒸気導管5は導管基体51と導管基体51に対して開閉自在の導管蓋体52から構成され、蒸気導管5の一端には内蓋4の内蓋蒸気穴402と接続される内蓋接続部502を、他端にはタンク6の蒸気取込穴62aと接続されるタンク接続部503を有している。
【0011】
図4は外蓋を閉じた状態の炊飯器の内部を示す内部構成図である。炊飯器本体2には、ヒンジ31とバネ32を介して、内蓋4が装着された外蓋3が取り付けられている。外蓋3の外蓋保持部材301は、炊飯器本体2の外蓋係止部201に噛み合って固定されている。また、ラッチ302が、支軸301aを中心に回転自在の外蓋保持部材301の一端を押圧可能に配置されている。また、外蓋3の上部には、炊飯の操作や表示のための操作基板308を配置している。
炊飯器本体2には、内鍋1が収納されており、内鍋1の上部が内蓋4により覆われている。また、炊飯器本体2には、内鍋1を加熱するための加熱コイル202、加熱コイル202を駆動する電源基板203などが設けられている。
さらに、タンク6が炊飯器本体2の前面22で、炊飯器本体2の底板21の上に装着されている。
【0012】
以上のような実施の形態1の炊飯器において、タンク6を炊飯器本体2に装着していない状態では、外蓋3が閉まらないようにしている。以下において、その一例を実施例を基に説明する。
【実施例】
【0013】
実施例1.
図4はタンク6が炊飯器本体2に装着されて外蓋3が閉まっている状態の炊飯器の実施例1の構成図、図5はタンク6が炊飯器本体2に装着されておらず外蓋3が閉まらない状態の炊飯器の実施例1の構成図である。
ここでは、炊飯器本体2の前面22から突出した水平部210aと、炊飯器本体2の上方に突出した垂直部210bとを有し、水平方向に移動可能な第1作動片210を備える。第1作動片210はバネ等の弾性材211により外側に向かって付勢されている。
タンク6が炊飯器本体2に装着されていない場合は、第1作動片210の垂直部210bの先端に、外蓋3の作動片対応部310が当たって、外蓋3を最終的な閉止位置まで移動できないようにしており、このため外蓋3を炊飯器本体2の上面を覆った状態の閉止位置に固定できない。これによって、利用者は、異常を察知でき、タンク6の装着を確実に行うことが可能となる。
一方、タンク6が炊飯器本体2に装着されると、タンク本体61の側面が第1作動片210の水平部210aを押圧して弾性材211を圧縮し、第1作動片210を内側に移動させる。これにより、外蓋3の作動片対応部310に当たっていた第1作動片210の垂直部210bの先端が、作動片対応部310から外れて、外蓋3を最終的な閉止位置まで移動できるようにして、外蓋3の外蓋保持部材301が炊飯器本体2の外蓋係止部201に噛み合って係止できるようにしている。従って、タンク6が炊飯器本体2に装着されると、外蓋3が完全に閉まり、引き続く操作が可能となる。
なお、図6に実施例1でタンク6が装着された状態の第1作動片の部分の拡大図を、図7に実施例1でタンク6が未装着状態の第1作動片の部分の拡大図を、それぞれ示しておいた。
【0014】
実施例2.
実施例2では、タンク本体61の側面を利用して第1作動片210を押圧する代わりに、図8に示すように、タンク蓋62の側面を利用して、タンク蓋62が所定位置に装着された場合に、第1作動片210を押圧するようにしている。タンク蓋62を備える場合には、タンク蓋62の付け忘れを防止する観点から、タンク蓋62を利用する方がより好ましい。
【0015】
実施例3.
図9はタンク6が炊飯器本体2に装着されて外蓋3が閉まっている状態の炊飯器の実施例3の構成図、図10はタンク6が炊飯器本体2に装着されておらず外蓋3が閉まらない状態の炊飯器の実施例3の構成図である。
ここでは、炊飯器本体2の前面から突出した水平部220aと、炊飯器本体2の上方に突出した垂直部220bとを有し、上下方向に移動可能な第2作動片220を備えている。第2作動片220はバネ等の弾性材221により上方に向かって付勢されている。
タンク6が炊飯器本体2に装着されていない場合、第2作動片220は上側位置にあって、垂直部220bの先端が、炊飯器本体2の外蓋係止部201を占有している。このため、外蓋3の外蓋保持部材301が外蓋係止部201に係止できず、外蓋3を閉止位置に固定することはできない。従って、利用者は、異常を察知でき、タンク6の装着を確実に行うことが可能となる。
一方、タンク6が炊飯器本体2に装着されると、タンク蓋62の側壁底面が第2作動片220の水平部220aを押圧して弾性材221を圧縮し、第2作動片220を下側位置に移動させる。これにより、炊飯器本体2の外蓋係止部201に位置していた第2作動片220の垂直部220bが、炊飯器本体2の外蓋係止部201から外れて外蓋係止部201を開放して、外蓋3の外蓋保持部材301が炊飯器本体2の外蓋係止部201と噛み合って係止できるようにしている。従って、タンク6が炊飯器本体2に装着されると、外蓋3が完全に閉まり、引き続く操作が可能となる。
なお、図11に実施例3でタンク6が装着された状態の第2作動片の部分の拡大図を、図12に実施例3でタンク6が未装着状態の第2作動片の部分の拡大図を、それぞれ示しておいた。
【0016】
なお、タンク蓋62の側壁底面を利用して第2作動片220を下方に押圧する代わりに、タンク本体61に突起を形成しておき、その突起を利用して、第2作動片220を押圧するようにすることもできる。ただし、タンク蓋62を備える場合には、タンク蓋62の付け忘れを防止する観点から、タンク蓋62を利用する方がより好ましい。
また、外蓋係止部201を第2作動片220のように上下移動可能にしておき、外蓋係止部201は、タンク6が炊飯器本体2へ装着されていないときには、外蓋保持部材301を係止できない上側位置にあり、タンク6が炊飯器本体2へ装着されると、タンク6によって押下げられて、外蓋保持部材301を係止可能な下側位置に変位するようにしてもよい。
【0017】
実施の形態2.
実施の形態1では、タンク6を炊飯器本体2に装着していない状態では、外蓋3が閉まらないようにしていたが、実施の形態2は、タンク6を炊飯器本体2に装着していない状態では、炊飯器の電源をONしても炊飯が開始されないようにしたものである。これは、例えば、炊飯器本体2にタンク6の炊飯器本体2への装着の有無を検知するセンサ(例えばリードスイッチ、マイクロスイッチなど)を備えておき、そのセンサがタンク6の装着を検知しない間は、加熱要素である加熱コイル202への通電回路を遮断状態とすることで実現できる。
図13は本発明の実施の形態2に係る炊飯器の全体構成を示す斜視図である。図13は基本的には図2と同じであり、相違点は以下の3点である。
(1)タンク6の側面または底面に磁石(図示せず)を設けている。
(2)タンクが炊飯器本体2に装着された際に対面することとなる炊飯器本体2の対応部位に、リードスイッチ23を配置しておく。
(3)リードスイッチ23は加熱コイル202への通電回路の一部を構成しており、タンク6が炊飯器本体2に未装着の場合には回路を遮断(OFF状態)し、タンク6が炊飯器本体2に装着されると、タンク6に設けた磁石の磁力により回路が接続され(ON状態)、加熱コイル202への通電が可能な状態となる。
【0018】
実施の形態2によれば、炊飯器本体2にタンク6が装着されていないと、加熱コイル202へ電力が供給されず、炊飯が開始されないため蒸気漏れを防止できる。また、利用者は炊飯器の異常を察知して、タンク6の装着を行うことが可能となる。
なお、実施の形態1の場合においても、外蓋3が閉まらない間は加熱コイル202への通電回路を遮断状態とし、外蓋3が正常に閉まった場合に、加熱コイル202への通電を可能な状態とするようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の実施の形態1に係る炊飯器の全体構成を示す斜視図。
【図2】炊飯器本体からタンクを取り外した状態の斜視図。
【図3】外蓋、内蓋及び蒸気導管を一体化する前の分解図。
【図4】タンクが装着されて外蓋が閉まっている状態の実施例1の構成図。
【図5】タンクが未装着で外蓋が閉まらない状態の実施例1の構成図。
【図6】実施例1でタンクが装着された状態の第1作動片の部分の拡大図。
【図7】実施例1でタンクが未装着状態の第1作動片の部分の拡大図。
【図8】タンクが装着されて外蓋が閉まっている状態の実施例2の構成図。
【図9】タンクが装着されて外蓋が閉まっている状態の実施例3の構成図。
【図10】タンクが未装着で外蓋が閉まらない状態の実施例3の構成図。
【図11】実施例3でタンクが装着された状態の第2作動片の部分の拡大図。
【図12】実施例3でタンクが未装着状態の第2作動片の部分の拡大図。
【図13】本発明の実施の形態2に係る炊飯器の全体構成を示す斜視図。
【符号の説明】
【0020】
1 内鍋、2 炊飯器本体、3 外蓋、4 内蓋、5 蒸気導管、6 タンク、21 炊飯器本体の底板、22 炊飯器本体の前面、23 リードスイッチ、41 ステンレス、42 パッキン、43 枠体、51 導管基体、52 導管蓋体、61 タンク本体、62 タンク蓋、62a 蒸気取込口、100 炊飯器、201 外蓋係止部、202 加熱コイル、203 電源基板、210 第1作動片、210a 水平部、210b 垂直部、211 弾性体、220 第2作動片、220a 水平部、220b 垂直部、211 弾性体、301 外蓋保持部材、302 ラッチ、303 蒸気導管収容部、304 蒸気導管保持部材、305 放熱板、306 温度センサ、307 内蓋保持部材、308 操作基板、310 作動片対応部、401 内蓋係止部、402 内蓋蒸気穴、501 蒸気導管係止部、502 内蓋接続部、503 タンク接続部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被加熱物を入れる内鍋と、
加熱要素が配置されていて、前記内鍋を収容して加熱する炊飯器本体と、
前記炊飯器本体の上部を開閉自在に覆う外蓋と、
前記炊飯器本体に着脱自在に装着されて、前記被加熱物から発生する蒸気を取り込んで復水するタンクとを備え、
前記タンクが所定の位置に装着されていない場合には、前記外蓋を前記炊飯器本体上部を覆う状態の閉止位置に固定できないようにしている、ことを特徴とする炊飯器。
【請求項2】
前記タンクが前記炊飯器本体に装着されていないときには第1部位に位置し、前記タンクが炊飯器本体へ装着されると、前記タンクによって押圧されて、前記第1部位から第2部位に変位する第1作動片を前記炊飯器本体に設け、
前記第1作動片の第1部位は、前記外蓋が前記第1作動片に当たって前記炊飯器本体上部を覆う状態の閉止位置に来るのを妨げる位置であり、
前記第1作動片の第2部位は、前記外蓋が前記炊飯器本体上部を覆う状態の閉止位置に来るのを妨げない位置である、ことを特徴とする請求項1記載の炊飯器。
【請求項3】
前記タンクは上部が開口したタンク本体と該タンク本体の上部を着脱自在に覆うタンク蓋とを有し、前記第1作動片は、前記タンク蓋が前記タンク本体に装着された状態で前記タンクが前記炊飯器本体に装着されることにより、前記第1部位から第2部位に変位する、ことを特徴とする請求項2記載の炊飯器。
【請求項4】
前記炊飯器本体に設けられ、前記外蓋を前記炊飯器本体上部を覆う状態の閉止位置に固定する係止部を有した外蓋係止部と、
前記外蓋に設けられ、前記外蓋係止部に係止可能な外蓋保持部材と、
上下に移動可能であり、上側位置にあるときは前記外蓋係止部の前記係止部を占有し、下側位置にあるときは前記係止部を開放する第2作動片とを備え、
前記第2作動片は、
前記タンクが炊飯器本体へ装着されていないときには、前記上側位置にあり、前記タンクが炊飯器本体へ装着されると、前記タンクによって押下げられて、前記上側位置から前記下側に変位する、ことを特徴とする請求項1記載の炊飯器。
【請求項5】
前記炊飯器本体に設けられ、前記外蓋を前記炊飯器本体上部を覆う状態の閉止位置に固定する係止部を有した外蓋係止部と、
前記外蓋に設けられ、前記外蓋係止部と係止可能な外蓋保持部材とを備え、
前記外蓋係止部は上下移動可能に前記炊飯器本体に設けられており、
前記外蓋係止部は、
前記タンクが炊飯器本体へ装着されていないときには、外蓋保持部材を係止できない上側位置にあり、前記タンクが炊飯器本体へ装着されると、前記タンクによって押下げられて、外蓋保持部材を係止可能な前記下側に変位する、ことを特徴とする請求項1記載の炊飯器。
【請求項6】
被加熱物を入れる内鍋と、
加熱要素が配置されていて、前記内鍋を収容して加熱する炊飯器本体と、
前記炊飯器本体の上部を開閉自在に覆う外蓋と、
前記炊飯器本体に着脱自在に装着されて、前記被加熱物から発生する蒸気を取り込んで復水するタンクと、
前記タンクの前記炊飯器本体への装着の有無を検知するセンサとを備え、
前記センサが前記タンクの装着を検知しない間は、前記加熱要素への通電を遮断状態としている、ことを特徴とする炊飯器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2010−42047(P2010−42047A)
【公開日】平成22年2月25日(2010.2.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−206043(P2008−206043)
【出願日】平成20年8月8日(2008.8.8)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【出願人】(000176866)三菱電機ホーム機器株式会社 (1,201)
【Fターム(参考)】