説明

炎症状態の治療

本発明は、皮膚内での3−デオキシグルコソンおよび他のα−ジカルボニル糖類の生成および機能を阻害することにより、様々な疾患、障害または症状を治療または予防する方法に関する。さらに、本発明は、3DGが酸化ストレスに起因する炎症性応答に関連するROSおよびAGEsを誘発することから、酸化ストレスに関連するかまたはそれによって媒介される様々な疾患、障害または症状の治療に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
哺乳動物における炎症状態の治療方法であって、哺乳動物においてα−ジカルボニル糖を生成する酵素経路の阻害剤を含んでなる組成物を哺乳動物に投与する工程を含んでなり、前記投与により、前記哺乳動物における、前記炎症状態により影響を受ける部位で前記α−ジカルボニル糖の低下または除去がもたらされ、それにより前記炎症状態が治療される、上記方法。
【請求項2】
哺乳動物における疼痛の治療方法であって、哺乳動物においてα−ジカルボニル糖を生成する酵素経路の阻害剤を含んでなる組成物を哺乳動物に投与する工程を含んでなり、前記投与により、前記哺乳動物における、前記疼痛により影響を受ける部位で前記α−ジカルボニル糖の低下または除去がもたらされ、それにより前記疼痛が治療される、上記方法。
【請求項3】
哺乳動物における痒みの治療方法であって、哺乳動物においてα−ジカルボニル糖を生成する酵素経路の阻害剤を含んでなる組成物を前記哺乳動物に投与する工程を含んでなり、前記投与により、前記哺乳動物における、前記痒みにより影響を受ける部位で前記α−ジカルボニル糖の低下または除去がもたらされ、それにより前記痒みが治療される、上記方法。
【請求項4】
前記組成物がアマドラーゼ(Amadorase)経路の阻害剤を含んでなる請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記組成物がフルクトサミン(fructoseamine)キナーゼの阻害剤を含んでなる請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記組成物の投与により、前記哺乳動物における、前記炎症状態により影響を受ける部位で3DGの低下または除去がもたらされる請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記哺乳動物がヒトである請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記炎症状態が強皮症である請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記炎症状態が湿疹である請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記組成物が、局所経路、経口経路、直腸経路、膣経路、筋肉内経路、皮下経路、経皮経路または静脈内経路によりあるいは前記哺乳動物による栄養補給食品の消費によって前記哺乳動物に投与される請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記炎症状態が、アレルギー状態、アルツハイマー病、貧血、血管新生、大動脈弁狭窄、アテローム硬化症、血栓症、関節リウマチ、変形性関節症、痛風、痛風性関節炎、急性偽痛風、急性痛風性関節炎、癌に伴う炎症、鬱血性心不全、膀胱炎、線維筋痛、線維症、糸球体腎炎、胃腸疾患に伴う炎症、炎症性腸疾患、腎不全、糸球体腎炎、心筋梗塞、眼疾患、膵炎、乾癬、再潅流傷害または損傷、呼吸器障害、再狭窄、敗血性ショック、内毒素性ショック、尿路性敗血症、脳卒中、外科合併症、全身性エリテマトーデス、多形妊娠疹、移植に伴う動脈症、移植片対宿主反応、同種移植片拒絶、慢性移植拒絶、脈管炎、および前記状態に関連する特有の状態(それが生じうる場合かつ前記組成物が投与されうる方法における)よりなる群から選択される請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記疼痛が、クモ膜炎、関節炎、変形性関節症、関節リウマチ、強直性脊椎炎、痛風、
腱炎、滑液嚢炎、坐骨神経痛、脊椎すべり症、神経根障害、火傷痛、癌性疼痛、頭痛、片頭痛、群発頭痛、緊張性頭痛、三叉神経痛、筋筋膜性疼痛、神経障害性疼痛、糖尿病性ニューロパシーに伴う疼痛、反射性交感神経性ジストロフィー症候群、幻肢痛、切断後疼痛、腱炎、腱滑膜炎、帯状疱疹後神経痛、帯状疱疹に伴う疼痛、中心性疼痛症候群、外傷に伴う疼痛、脈管炎、感染に伴う疼痛、皮膚腫瘍、嚢胞、神経線維腫症に伴う腫瘍に伴う疼痛、挫傷、打撲、脱臼、骨折に伴う疼痛、ならびに化学物質への暴露に起因する疼痛よりなる群から選択される請求項2に記載の方法。
【請求項13】
前記痒みが、皮膚の痒み、神経障害性の痒み、神経性の痒み、混合型の痒み、および心因性の痒みよりなる群から選択される症状の結果である請求項3に記載の方法。
【請求項14】
前記癌が、NSCLC、卵巣癌、膵癌、乳癌、結腸癌、直腸癌、肺癌、中咽頭癌、下咽頭癌、食道癌、胃癌、膵臓癌、肝臓癌、胆嚢癌、胆管癌、小腸癌、尿路癌、腎臓癌、膀胱癌、尿路上皮(urothelium)癌、女性生殖管癌、子宮頚癌、子宮癌、卵巣癌、絨毛癌、妊娠性絨毛性疾患、男性生殖管癌、前立腺癌、精嚢癌、睾丸癌、胚細胞腫瘍、内分泌腺癌、甲状腺癌、副腎癌、下垂体癌、皮膚癌、血管腫、メラノーマ、肉腫、骨および軟組織肉腫、カポシ肉腫、脳の腫瘍、神経の腫瘍、眼の腫瘍、髄膜の腫瘍、星状細胞腫、グリオーマ、グリア芽腫、網膜芽腫、神経腫、神経芽腫、神経鞘腫、髄膜腫、造血器悪性腫瘍に起因する固形腫瘍、およびリンパ腫に起因する固形腫瘍よりなる群から選択される請求項11に記載の方法。
【請求項15】
造血器悪性腫瘍に起因する前記固形腫瘍が、白血病、緑色腫、形質細胞腫ならびに菌状息肉腫および皮膚T細胞リンパ腫/白血病のプラークおよび腫瘍よりなる群から選択される請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記胃腸疾患がアフタ性潰瘍、咽頭炎、食道炎、消化性潰瘍、歯肉炎、歯周炎、口腔粘膜炎、胃腸粘膜炎、鼻粘膜炎、および直腸炎よりなる群から選択される請求項11に記載の方法。
【請求項17】
前記炎症性腸疾患が、クローン病、潰瘍性大腸炎、不確定大腸炎、壊死性全腸炎、および感染性大腸炎よりなる群から選択される請求項11に記載の方法。
【請求項18】
前記眼疾患が、結膜炎、網膜炎、およびブドウ膜炎よりなる群から選択される請求項11に記載の方法。
【請求項19】
前記呼吸器障害が、喘息、単核食細胞依存性の肺障害、特発性肺線維症、慢性閉塞性肺疾患、成人呼吸窮迫症候群、鎌形赤血球症における急性胸部症候群、嚢性線維症よりなる群から選択される請求項11に記載の方法。
【請求項20】
前記組成物が非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)を含んでなる請求項1に記載の方法。
【請求項21】
前記非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)が、イブプロフェン(2−(イソブチルフェニル)−プロピオン酸);メトトレキセイト(N−[4−(2,4ジアミノ6−プテリジニル−メチル]メチルアミノ]ベンゾイル)−L−グルタミン酸);アスピリン(アセチルサリチル酸);サリチル酸;ジフェンヒドラミン(2−(ジフェニルメトキシ)−NN−ジメチルエチルアミン塩酸塩);ナプロキセン(2−ナフタリン酢酸,6−メトキシ−9−メチル−,ナトリウム塩,(−));フェニルブタゾン(4−ブチル−1,2−ジフェニル−3,5−ピラゾリジンジオン);スリンダク−(2)−5−フオロ(fuoro)−2−メチル−1−[[p−(メチルスルフィニル)フェニル]メチレン−]−1H
−インデン−3−酢酸;ジフルニサル(2’,4’,−ジフルオロ−4−ヒドロキシ−3−ビフェニルカルボキシル酸;ピロキシカム(4−ヒドロキシ−2−メチル−N−2−ピリジニル−2H−1,2−ベンゾチアジン−2−カルボキサミド1,1−ジオキシド,オキシカム;インドメタシン(1−(4−クロロベンゾイル)−5−メトキシ−2−メチル−H−インドール−3−酢酸);メクロフェナメートナトリウム(N−(2,6−ジクロロ−m−トリル)アントラニル酸,ナトリウム塩,一水和物);ケトプロフェン(2−(3−ベンゾイルフェニル)−プロピオン酸;トルメチンナトリウム(ナトリウム1−メチル−5−(4−メチルベンゾイル−1H−ピロール−2−酢酸二水和物);ジクロフェナクナトリウム(2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]ベンゼネアティック(benzeneatic)酸,モノナトリウム塩);硫酸ヒドロキシクロロキン(2−{[4−[(7−クロロ−4−キノリル)アミノ]ペンチル]エチルアミノ}エタノールサルフェート(1:1);ペニシラミン(3−メルカプト−D−バリン);フルルビプロフェン([1,1−ビフェニル]−4−酢酸,2−フルオロ−アルファメチル−,(+−));セトドラック(1−8−ジエチル−13,4,9,テトラヒドロピラノ−[3−4−13]インドール−1−酢酸;メフェナム酸(N−(2,3−キシリル)アントラニル酸;およびジフェンヒドラミン塩酸塩(2−ジフェニルメトキシ−N,N−ジ−メチルエタミン(methylethamine)塩酸塩)よりなる群から選択される請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記フルクトサミンキナーゼの前記阻害剤がフルクトサミンキナーゼをコードする遺伝子の転写またはフルクトサミンキナーゼをコードするmRNAの翻訳を阻害する作用物質である請求項5に記載の方法。
【請求項23】
前記化合物がメグルミンである請求項1に記載の方法。
【請求項24】
前記組成物がアルギニンをさらに含んでなる請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記治療の結果がメグルミン単独を用いる治療およびアルギニン単独を用いる治療の前記添加の結果よりも大きい請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記化合物が、ガラクチトールリジン、3−デオキシソルビトールリジン、3−デオキシ−3−フルオロ−キシリトールリジン、3−デオキシ−3−シアノソルビトールリジン、3−O−メチルソルビトールリジン、ソルビトールリジン、マンニトールリジン、ソルビトールおよびキシリトールよりなる群から選択される請求項1に記載の方法。
【請求項27】
前記組成物が銅含有化合物を含んでなる請求項1に記載の方法。
【請求項28】
前記銅含有化合物が、銅−サリチル酸コンジュゲート、銅−ペプチドコンジュゲート、銅−アミノ酸コンジュゲート、および銅塩よりなる群から選択される請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記銅含有化合物が銅−リジンコンジュゲートおよび銅−アルギニンコンジュゲートよりなる群から選択される請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記組成物が前記α−ジカルボニル糖の機能の阻害剤をさらに含んでなる請求項1に記載の方法。
【請求項31】
前記α−ジカルボニル糖が3DGである請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記阻害剤が3DGをキレートする請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記阻害剤が3DGを解毒する請求項31に記載の方法。
【請求項34】
前記阻害剤がN−メチル−グルタミン様化合物である請求項30に記載の方法。
【請求項35】
前記阻害剤がメグルミンを含んでなる請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記阻害剤がアルギニンをさらに含んでなる請求項35に記載の方法。
【請求項37】
α−ジカルボニル糖の機能の前記阻害剤がタンパク質架橋を阻害する請求項30に記載の方法。
【請求項38】
α−ジカルボニル糖の機能の前記阻害剤が反応性酸素種の形成を阻害する請求項30に記載の方法。
【請求項39】
α−ジカルボニル糖の機能の前記阻害剤がアポトーシスを阻害する請求項30に記載の方法。
【請求項40】
α−ジカルボニル糖の機能の前記阻害剤が変異原性を阻害する請求項30に記載の方法。
【請求項41】
α−ジカルボニル糖の機能の前記阻害剤が終末糖化産物で修飾されたタンパク質の形成を阻害する請求項30に記載の方法。
【請求項42】
前記阻害剤がアルギニンまたはその誘導体もしくは改変体である請求項30に記載の方法。
【請求項43】
哺乳動物における炎症状態の治療方法であって、哺乳動物においてα−ジカルボニル糖の阻害剤を含んでなる組成物を哺乳動物に投与する工程を含んでなり、前記投与により、前記哺乳動物における、前記炎症状態により影響を受ける部位で前記α−ジカルボニル糖の前記機能の低下、除去または阻害がもたらされ、それにより前記炎症状態が治療される、上記方法。
【請求項44】
前記組成物の投与により、前記哺乳動物における、前記炎症状態による影響を受ける前記部位で3DGの前記機能の低下、除去または阻害がもたらされる請求項43に記載の方法。
【請求項45】
哺乳動物における疼痛の治療方法であって、哺乳動物においてα−ジカルボニル糖の阻害剤を含んでなる組成物を哺乳動物に投与する工程を含んでなり、前記投与により、前記哺乳動物における、前記疼痛により影響を受ける部位で前記α−ジカルボニル糖の前記機能の低下、除去または阻害がもたらされ、それにより前記疼痛が治療される、上記方法。
【請求項46】
前記組成物の投与により、前記哺乳動物における、前記疼痛により影響を受ける前記部位で3DGの前記機能の低下、除去または阻害がもたらされる請求項45に記載の方法。
【請求項47】
哺乳動物における痒みの治療方法であって、哺乳動物においてα−ジカルボニル糖の阻害剤を含んでなる組成物を哺乳動物に投与する工程を含んでなり、前記投与により、前記哺乳動物における、前記痒みにより影響を受ける部位で前記α−ジカルボニル糖の前記機能の低下、除去または阻害がもたらされ、それにより前記痒みが治療される、上記方法。
【請求項48】
前記組成物の投与により、前記哺乳動物における、前記痒みにより影響を受ける前記部位で3DGの前記機能の低下、除去または阻害がもたらされる請求項47に記載の方法。
【請求項49】
前記哺乳動物がヒトである請求項43に記載の方法。
【請求項50】
前記組成物がアマドラーゼ経路の阻害剤を含んでなる請求項2に記載の方法。
【請求項51】
前記組成物がフルクトサミンキナーゼの阻害剤を含んでなる請求項50に記載の方法。
【請求項52】
前記組成物の投与の結果、前記哺乳動物における、前記疼痛により影響を受ける前記部位で3DGの低下または除去がもたらされる請求項2に記載の方法。
【請求項53】
前記哺乳動物がヒトである請求項2に記載の方法。
【請求項54】
前記疼痛が関節炎に起因する請求項2に記載の方法。
【請求項55】
前記疼痛が癌に起因する請求項2に記載の方法。
【請求項56】
前記組成物が、局所経路、経口経路、直腸経路、膣経路、筋肉内経路、皮下経路、経皮経路または静脈内経路によりあるいは前記哺乳動物による栄養補給食品の消費によって前記哺乳動物に投与される請求項2に記載の方法。
【請求項57】
前記組成物が非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)をさらに含んでなる請求項2に記載の方法。
【請求項58】
前記非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)が、イブプロフェン(2−(イソブチルフェニル)−プロピオン酸);メトトレキセイト(N−[4−(2,4ジアミノ6−プテリジニル−メチル]メチルアミノ]ベンゾイル)−L−グルタミン酸);アスピリン(アセチルサリチル酸);サリチル酸;ジフェンヒドラミン(2−(ジフェニルメトキシ)−NN−ジメチルエチルアミン塩酸塩);ナプロキセン(2−ナフタリン酢酸,6−メトキシ−9−メチル−,ナトリウム塩,(−));フェニルブタゾン(4−ブチル−1,2−ジフェニル−3,5−ピラゾリジンジオン);スリンダク−(2)−5−フオロ−2−メチル−1−[[p−(メチルスルフィニル)フェニル]メチレン−]−1H−インデン−3−酢酸;ジフルニサル(2’,4’,−ジフルオロ−4−ヒドロキシ−3−ビフェニルカルボキシル酸;ピロキシカム(4−ヒドロキシ−2−メチル−N−2−ピリジニル−2H−1,2−ベンゾチアジン−2−カルボキサミド1,1−ジオキシド,オキシカム;インドメタシン(1−(4−クロロベンゾイル)−5−メトキシ−2−メチル−H−インドール−3−酢酸);メクロフェナメートナトリウム(N−(2,6−ジクロロ−m−トリル)アントラニル酸,ナトリウム塩,一水和物);ケトプロフェン(2−(3−ベンゾイルフェニル)−プロピオン酸;トルメチンナトリウム(ナトリウム1−メチル−5−(4−メチルベンゾイル−1H−ピロール−2−酢酸二水和物);ジクロフェナクナトリウム(2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]ベンゼネアティック酸,モノナトリウム塩);硫酸ヒドロキシクロロキン(2−{[4−[(7−クロロ−4−キノリル)アミノ]ペンチル]エチルアミノ}エタノールサルフェート(1:1);ペニシラミン(3−メルカプト−D−バリン);フルルビプロフェン([1,1−ビフェニル]−4−酢酸,2−フルオロ−アルファメチル−,(+−));セトドラック(1−8−ジエチル−13,4,9,テトラヒドロピラノ−[3−4−13]インドール−1−酢酸;メフェナム酸(N−(2,3−キシリル)アントラニル酸;およびジフェンヒドラミン塩酸塩(2−ジフェニルメトキシ−N,N−ジ−メチルエタミン塩酸塩)よりなる群から選択される請求項57に記載の方法。
【請求項59】
前記フルクトサミンキナーゼの前記阻害剤が前記フルクトサミンキナーゼをコードする遺伝子の転写または前記フルクトサミンキナーゼをコードするmRNAの翻訳を阻害する作用物質である請求項51に記載の方法。
【請求項60】
前記化合物がメグルミンである請求項2に記載の方法。
【請求項61】
前記組成物がアルギニンをさらに含んでなる請求項60に記載の方法。
【請求項62】
前記治療の結果がメグルミン単独を用いる治療およびアルギニン単独を用いる治療の前記添加の結果よりも大きい請求項61に記載の方法。
【請求項63】
前記化合物が、ガラクチトールリジン、3−デオキシソルビトールリジン、3−デオキシ−3−フルオロ−キシリトールリジン、3−デオキシ−3−シアノソルビトールリジン、3−O−メチルソルビトールリジン、ソルビトールリジン、マンニトールリジン、ソルビトールおよびキシリトールよりなる群から選択される請求項2に記載の方法。
【請求項64】
前記組成物が銅含有化合物を含んでなる請求項2に記載の方法。
【請求項65】
前記銅含有化合物が、銅−サリチル酸コンジュゲート、銅−ペプチドコンジュゲート、銅−アミノ酸コンジュゲート、および銅塩よりなる群から選択される請求項64に記載の方法。
【請求項66】
前記銅含有化合物が銅−リジンコンジュゲートおよび銅−アルギニンコンジュゲートよりなる群から選択される請求項65に記載の方法。
【請求項67】
前記組成物が前記α−ジカルボニル糖の機能の阻害剤をさらに含んでなる請求項2に記載の方法。
【請求項68】
前記α−ジカルボニル糖が3DGである請求項67に記載の方法。
【請求項69】
前記阻害剤が3DGをキレートする請求項68に記載の方法。
【請求項70】
前記阻害剤が3DGを解毒する請求項68に記載の方法。
【請求項71】
前記阻害剤がN−メチル−グルタミン様化合物である請求項67に記載の方法。
【請求項72】
前記阻害剤がメグルミンを含んでなる請求項71に記載の方法。
【請求項73】
前記阻害剤がアルギニンをさらに含んでなる請求項72に記載の方法。
【請求項74】
α−ジカルボニル糖の機能の前記阻害剤がタンパク質架橋を阻害する請求項67に記載の方法。
【請求項75】
α−ジカルボニル糖の機能の前記阻害剤が反応性酸素種の形成を阻害する請求項67に記載の方法。
【請求項76】
α−ジカルボニル糖の機能の前記阻害剤がアポトーシスを阻害する請求項67に記載の方法。
【請求項77】
α−ジカルボニル糖の機能の前記阻害剤が変異原性を阻害する請求項67に記載の方法。
【請求項78】
α−ジカルボニル糖の機能の前記阻害剤が終末糖化産物で修飾されたタンパク質の形成を阻害する請求項67に記載の方法。
【請求項79】
前記阻害剤がアルギニンまたはその誘導体もしくは改変体である請求項67に記載の方法。
【請求項80】
前記組成物がアマドラーゼ経路の阻害剤を含んでなる請求項3に記載の方法。
【請求項81】
前記組成物がフルクトサミンキナーゼの阻害剤を含んでなる請求項80に記載の方法。
【請求項82】
前記組成物の投与により、前記哺乳動物における、前記痒みにより影響を受ける前記部位で3DGの低下または除去がもたらされる請求項3に記載の方法。
【請求項83】
前記哺乳動物がヒトである請求項3に記載の方法。
【請求項84】
前記痒みが皮膚の痒みである請求項3に記載の方法。
【請求項85】
前記痒みが混合型の痒みである請求項3に記載の方法。
【請求項86】
前記組成物が、局所経路、経口経路、直腸経路、膣経路、筋肉内経路、皮下経路、経皮経路または静脈内経路によりあるいは前記哺乳動物による栄養補給食品の消費によって前記哺乳動物に投与される請求項3に記載の方法。
【請求項87】
前記組成物が非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)をさらに含んでなる請求項3に記載の方法。
【請求項88】
前記非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)が、イブプロフェン(2−(イソブチルフェニル)−プロピオン酸);メトトレキセイト(N−[4−(2,4ジアミノ6−プテリジニル−メチル]メチルアミノ]ベンゾイル)−L−グルタミン酸);アスピリン(アセチルサリチル酸);サリチル酸;ジフェンヒドラミン(2−(ジフェニルメトキシ)−NN−ジメチルエチルアミン塩酸塩);ナプロキセン(2−ナフタリン酢酸,6−メトキシ−9−メチル−,ナトリウム塩,(−));フェニルブタゾン(4−ブチル−1,2−ジフェニル−3,5−ピラゾリジンジオン);スリンダク−(2)−5−フオロ−2−メチル−1−[[p−(メチルスルフィニル)フェニル]メチレン−]−1H−インデン−3−酢酸;ジフルニサル(2’,4’,−ジフルオロ−4−ヒドロキシ−3−ビフェニルカルボキシル酸;ピロキシカム(4−ヒドロキシ−2−メチル−N−2−ピリジニル−2H−1,2−ベンゾチアジン−2−カルボキサミド1,1−ジオキシド,オキシカム;インドメタシン(1−(4−クロロベンゾイル)−5−メトキシ−2−メチル−H−インドール−3−酢酸);メクロフェナメートナトリウム(N−(2,6−ジクロロ−m−トリル)アントラニル酸,ナトリウム塩,一水和物);ケトプロフェン(2−(3−ベンゾイルフェニル)−プロピオン酸;トルメチンナトリウム(ナトリウム1−メチル−5−(4−メチルベンゾイル−1H−ピロール−2−酢酸二水和物);ジクロフェナクナトリウム(2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]ベンゼネアティック酸,モノナトリウム塩);硫酸ヒドロキシクロロキン(2−{[4−[(7−クロロ−4−キノリル)アミノ]ペンチル]エチルアミノ}エタノールサルフェート(1:1);ペニシラミン(3−メルカプト−D−バリン);フルルビプロフェン([1,1−ビフェニル]−4−酢酸,2−フルオロ−アルファメチル−,(+−));セトドラック(1−8−ジエチル−13,4
,9,テトラヒドロピラノ−[3−4−13]インドール−1−酢酸;メフェナム酸(N−(2,3−キシリル)アントラニル酸;およびジフェンヒドラミン塩酸塩(2−ジフェニルメトキシ−N,N−ジ−メチルエタミン塩酸塩)よりなる群から選択される請求項87に記載の方法。
【請求項89】
前記フルクトサミンキナーゼの前記阻害剤が前記フルクトサミンキナーゼをコードする遺伝子の転写または前記フルクトサミンキナーゼをコードするmRNAの翻訳を阻害する作用物質である請求項81に記載の方法。
【請求項90】
前記化合物がメグルミンである請求項3に記載の方法。
【請求項91】
前記組成物がアルギニンをさらに含んでなる請求項90に記載の方法。
【請求項92】
前記治療の結果がメグルミン単独を用いる治療およびアルギニン単独を用いる治療の前記追加による結果よりも大きい請求項91に記載の方法。
【請求項93】
前記化合物が、ガラクチトールリジン、3−デオキシソルビトールリジン、3−デオキシ−3−フルオロ−キシリトールリジン、3−デオキシ−3−シアノソルビトールリジン、3−O−メチルソルビトールリジン、ソルビトールリジン、マンニトールリジン、ソルビトールおよびキシリトールよりなる群から選択される請求項3に記載の方法。
【請求項94】
前記組成物が銅含有化合物を含んでなる請求項3に記載の方法。
【請求項95】
前記銅含有化合物が、銅−サリチル酸コンジュゲート、銅−ペプチドコンジュゲート、銅−アミノ酸コンジュゲート、および銅塩よりなる群から選択される請求項94に記載の方法。
【請求項96】
前記銅含有化合物が銅−リジンコンジュゲートおよび銅−アルギニンコンジュゲートよりなる群から選択される請求項95に記載の方法。
【請求項97】
前記組成物が前記α−ジカルボニル糖の機能の阻害剤をさらに含んでなる請求項3に記載の方法。
【請求項98】
前記α−ジカルボニル糖が3DGである請求項97に記載の方法。
【請求項99】
前記阻害剤が3DGをキレートする請求項98に記載の方法。
【請求項100】
前記阻害剤が3DGを解毒する請求項98に記載の方法。
【請求項101】
前記阻害剤がN−メチル−グルタミン様化合物である請求項97に記載の方法。
【請求項102】
前記阻害剤がメグルミンを含んでなる請求項101に記載の方法。
【請求項103】
前記阻害剤がアルギニンをさらに含んでなる請求項102に記載の方法。
【請求項104】
α−ジカルボニル糖の機能の前記阻害剤がタンパク質架橋を阻害する請求項97に記載の方法。
【請求項105】
α−ジカルボニル糖の機能の前記阻害剤が反応性酸素種の形成を阻害する請求項97に記載の方法。
【請求項106】
α−ジカルボニル糖の機能の前記阻害剤がアポトーシスを阻害する請求項97に記載の方法。
【請求項107】
α−ジカルボニル糖の機能の前記阻害剤が変異原性を阻害する請求項97に記載の方法。
【請求項108】
α−ジカルボニル糖の機能の前記阻害剤が終末糖化産物で修飾されたタンパク質の形成を阻害する請求項97に記載の方法。
【請求項109】
前記阻害剤がアルギニンまたはその誘導体もしくは改変体である請求項97に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図8】
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【図12】
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【図13】
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【図22】
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【公表番号】特表2009−501700(P2009−501700A)
【公表日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−517168(P2008−517168)
【出願日】平成18年6月16日(2006.6.16)
【国際出願番号】PCT/US2006/023568
【国際公開番号】WO2006/138609
【国際公開日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【出願人】(507412922)ダイナミス・セラピユーテイクス・インコーポレーテツド (1)
【Fターム(参考)】