説明

無線通信システム内でのページングサイクルの低減

無線通信システム内でページングサイクルを低減するためのシステムおよび方法が開示されている。延長したサスペンド時間が、終了接続メッセージ内に設定されることができる。低電力状態が、無線装置上で開始されることができる。次いで、無線装置は、無線装置に向けられたページをチェックするために低電力状態から定期的に活動化することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[1.分野]
本発明は、概して無線環境内での通信に関する。より具体的には、本発明は無線通信システム内でページングサイクル(paging cycle)を低減することに関する。
【0002】
[2.背景]
無線通信システムは、第1世代のアナログ無線電話サービス(1G)、第2世代(2G)のディジタル無線電話サービス(中間の2.5Gおよび2.75Gネットワークを含む)および第3世代(3G)の高速データ/インターネット可能な無線サービスを含んで様々な世代を介して発達した。現在、携帯電話およびパーソナル通信サービス(PCS)システムを含んで、使用されている多くの異なる種類の無線通信システムがある。知られている携帯電話システムの例は、携帯電話のアナログ高度移動電話システム(AMPS)、ならびに符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、TDMAの移動体通信用広域システム(GSM)の変形形態、およびTDMA技術とCDMA技術の両方を使用するより新しいハイブリッドディジタル通信システムに基づいたディジタル携帯電話システムを含む。
【0003】
CDMA移動体通信を提供するための方法は、本明細書でIS−95と呼ばれ、「Mobile Station−Base Station Compatibility Standard for Dual−Mode Wideband Spread Spectrum Cellular System」と題するTIA/EIA/IS−95−Aで米国電気通信工業会/米国電子機械工業会によって米国で標準化された。AMPSおよびCDMA複合システムは、TIA/EIA規格IS−98で説明されている。他の通信システムは、広帯域CDMA(WCDMA)、CDMA2000(例えば、CDMA2000 1xEV−DO規格など)またはTD−SCDMAと呼ばれるものをカバーするIMT−2000/UM規格、または国際移動体通信システム2000/ユニバーサル移動体通信システム規格で説明されている。
【0004】
無線通信システムでは移動局またはユーザ端末装置は、基地局に隣接したもしくは基地局の周りの特定の地理的領域内で通信リンクまたはサービスをサポートする固定位置の基地局(セルサイトまたはセルとも呼ばれる)から信号を受信する。受信範囲を提供する助けをするために各セルは、複数のセクタ(それぞれは、より小さいサービス領域または地理的領域に対応する)にしばしば細分される。互いに隣接して配置される基地局のアレイまたは系列は、より広い領域にわたって複数のシステムユーザにサービスを提供することができる通信システムを形成する。
【0005】
典型的には各移動局は、移動局と基地局との間でメッセージを交換するために使用されることができる制御チャネルを監視する。制御チャネルはシステム/オーバヘッドメッセージを送信するために使用され、一方、典型的にはトラヒックチャネル(traffic channel)は、移動局へのおよび移動局からの実質的通信(例えば、音声およびデータ)のために使用される。例えば、当技術分野で知られているように制御チャネルは、トラヒックチャネル、制御電力レベルなどを確立するために使用されることができる。
【0006】
さらに、典型的には移動局は電池で動作されるので、電力節約がシステム設計で重要視される。したがって、移動局は、スリープサイクルに入り、移動局に向けられたメッセージ/ページングに関して制御チャネルを監視するために定期的に活動化させることができる。しかし、通信システムの応答は、スリープ状態が移動局に対する通信を確立することに追加の遅延を課すので悪化しうる。システム応答の低下は、スリープサイクルの継続期間が増大するにつれて増大する。長いスリープサイクルを有するシステムでは、システム応答がすべてのアプリケーションに対して許容できない可能性がある。したがって、システム技術者は不十分な電力節約と不十分な応答との間でのトレードオフに直面しうる。
【発明の開示】
【0007】
[典型的な実施例の概要]
本発明の例示の実施形態は、あるレベルの電力節約を維持すると同時に無線通信システムでページングサイクルを低減するためのシステムおよび方法に関する。
【0008】
したがって、本発明の少なくとも1つの実施形態は、終了接続メッセージ内に延長したサスペンド時間(suspend time)を設定すること、無線装置上で低電力状態を開始すること、および無線装置に向けられたページをチェックするために延長したサスペンド時間中に低電力状態から定期的に活動化させることを備える方法を含む。
【0009】
本発明の他の実施形態は、無線インターフェースを介して無線アクセス網(RAN)と通信するように構成されたトランシーバ、終了接続メッセージ内に延長したサスペンド時間を含むように構成された論理、低電力状態を開始するように構成された論理、および無線装置に向けられたページをチェックするために延長したサスペンド時間中に低電力状態から定期的に活動化させるように構成された論理を備えるアクセス端末装置を含む。
【0010】
本発明の他の実施形態は、終了接続メッセージ内に延長したサスペンド時間を設定するための手段、無線装置上で低電力状態を開始するための手段、および無線装置に向けられたページをチェックするために延長したサスペンド時間中に低電力状態から定期的に活動化させるための手段を備える移動端末装置を含む。
【0011】
本発明の他の実施形態は、アクセス端末装置内でページングサイクルを低減するための方法を具現化するコンピュータ可読メディアを含み、その方法は、終了接続メッセージ内に延長したサスペンド時間を設定すること、アクセス端末装置上で低電力状態を開始すること、およびアクセス端末装置に向けられたページをチェックするために延長したサスペンド時間中に低電力状態から定期的に活動化させることを備える。
【0012】
本発明の実施形態およびその付随する利点の多くのより完全な理解は、それらが、本発明を限定するのではなく説明のためだけに提供される添付図面に関連して考慮されるときに下記の詳細な説明を参照することによってより良く理解されるようになるにつれて容易に得られることになる。
【0013】
[好適な実施例の詳細な記載]
本発明の態様は、本発明の特定の実施形態に関する下記の説明および関係した図面内で開示される。代替の実施形態は、本発明の範囲から逸脱することなく考案されることができる。さらに、本発明のよく知られたエレメントは、本発明の関連の詳細を不明瞭にしないように詳細に説明されないまたは省略される。
【0014】
語「例示の」は、本明細書では「1つの例、場合、または説明として作用すること」を意味するために使用される。本明細書で「例示の」として説明される任意の実施形態は、必ずしも他の実施形態より好ましいまたは有利であると解釈されるべきではない。同様に、用語「本発明の実施形態」は、本発明のすべての実施形態が議論される特徴、利点または作動モードを含むことを要求しない。
【0015】
さらに、多くの実施形態は、例えばコンピューティング装置のエレメントによって実行されるべき動作のシーケンスに関して説明される。本明細書で説明される様々な動作が、特定の回路(例えば、特定用途向け集積回路(ASIC))によって、1つまたは複数のプロセッサによって実行されているプログラム命令によって、または両方の組合せによって実行されることができることが理解されよう。さらに、本明細書で説明されるこれらの動作のシーケンスは、実行すると関連のプロセッサに本明細書で説明される機能を実行させるようになるであろうコンピュータ命令の対応する組をその中に格納している任意の形のコンピュータ可読記憶メディア内に完全に具現化されると見なされることができる。したがって、本発明の様々な態様はいくつかの異なる形に具現化されることができ、そのすべては特許請求される主題の範囲内であると企図されている。さらに、本明細書で説明される実施形態ごとに、任意のこの種の実施形態の対応する形が、例えば、説明される動作を実行「するように構成された論理」として本明細書で説明されることができる。
【0016】
本明細書でアクセス端末装置(AT)と呼ばれる高速データ速度(HDR)の加入者局は、移動体または固定であってよく、本明細書でモデムプールトランシーバ(MPT)と呼ばれる1つまたは複数のHDR基地局と通信することができる。アクセス端末装置は、1つまたは複数のモデムプールトランシーバを介してモデムプールコントローラ(MPC)または基地局コントローラと呼ばれるHDR基地局コントローラに対してデータパケットを送受信する。モデムプールトランシーバおよびモデムプールコントローラは、アクセス網と呼ばれるネットワークの一部である。アクセス網は、複数のアクセス端末装置間でデータパケットを搬送する。アクセス網は、企業イントラネットまたはインターネットなどのアクセス網外の追加のネットワークにさらに接続されることができ、各アクセス端末装置とこの種の外部のネットワークとの間でデータパケットを搬送することができる。1つまたは複数のモデムプールトランシーバとのアクティブなトラヒックチャネル接続を確立しているアクセス端末装置は、アクティブなアクセス端末装置と呼ばれ、トラヒック状態であると言われる。1つまたは複数のモデムプールトランシーバとのアクティブなトラヒックチャネル接続を確立中であるアクセス端末装置は、接続設定状態であると言われる。アクセス端末装置は、無線チャネルを介してまたは例えば、光ファイバケーブルもしくは同軸ケーブルを使用する有線チャネルを介して通信する任意のデータ装置であってよい。さらにアクセス端末装置は、限定されないがPCカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)、外部もしくは内部モデム、または無線もしくは有線電話を含むいくつかの種類の装置のうちの任意であってよい。アクセス端末装置がモデムプールトランシーバに信号を送信する通信リンクは、逆方向リンクまたはトラヒックチャネルと呼ばれる。モデムプールトランシーバがアクセス端末装置に信号を送信する通信リンクは、順方向リンクまたはトラヒックチャネルと呼ばれる。本明細書で使用されるように、用語トラヒックチャネルは順方向のまたは逆方向のトラヒックチャネルのいずれも意味することができる。
【0017】
図1は、本発明の少なくとも1つの実施形態による無線システム100の1つの例示の実施形態のブロック図を示す。システム100は、パケット交換データ網(例えば、イントラネット、インターネット、および/またはキャリアネットワーク126)とアクセス端末装置102、108、110、112との間でのデータ接続性を提供するネットワーク装置にアクセス端末装置102を接続することができるアクセス網または無線アクセス網(RAN)120と無線インターフェース104を介して通信する携帯電話102などのアクセス端末装置を含むことができる。本明細書で示されるようにアクセス端末装置は、携帯電話102、携帯情報端末108、本明細書では双方向のテキストポケットベルとして示されるポケットベル110、または無線通信ポータルを有する個別のコンピュータプラットフォーム112でさえあってよい。したがって、本発明の実施形態は、限定することなく無線モデム、PCMCIAカード、パーソナルコンピュータ、アクセス端末装置、電話、またはその任意の組合せもしくは小組合せを含んで、無線通信ポータルを含むあるいは無線通信能力を有する任意の形のアクセス端末装置上で実現されることができる。さらに本明細書で使用されるように、用語「アクセス端末装置」、「無線装置」、「クライアント装置」、「移動端末装置」およびその変形形態は交換可能に使用されることができる。
【0018】
図1に戻って参照すると、本発明の例示の実施形態のエレメントの無線ネットワーク100および相互関係の構成要素は示される構成に限定されない。システム100は、単に例示であり、無線クライアントコンピューティング装置102、108、110、112などの遠隔アクセス端末装置が、互いの間および/または限定することなく無線ネットワークキャリア126、インターネット、および/または他の遠隔サーバを含んで無線インターフェース104およびRAN120を介して接続された構成要素間で無線により通信することができる任意のシステムを含むことができる。
【0019】
RAN120は、MPC122に送信されるメッセージ(典型的にはデータパケットとして送信される)を制御する。キャリアネットワーク126は、ネットワーク、インターネットおよび/または公衆交換電話網(PSTN)によってMPC122と通信することができる。あるいは、MPC122はインターネットまたは外部のネットワークに直接接続することができる。典型的には、キャリアネットワーク126とMPC122との間のネットワークまたはインターネット接続はデータを転送し、PSTNは音声情報を転送する。MPC122は、複数の基地局またはモデムプールトランシーバ(「MPT」)124に接続されることができる。キャリアネットワークと同様な方法で、典型的にはMPC122は、データ転送および/または音声情報のためにネットワーク、インターネットおよび/またはPSTNによってMPT124に接続される。MPT124は、携帯電話102などのアクセス端末装置に無線でデータメッセージを同報通信することができる。当技術分野で知られているように、MPT124、MPC122および他の構成要素はRAN120を形成することができる。しかし、他の構成が使用されることもでき、本発明は示される構成に限定されない。
【0020】
図2を参照すると、携帯電話などのアクセス端末装置200(本明細書では無線装置)は、最終的にはキャリアネットワーク126、インターネットおよび/または他の遠隔サーバおよびネットワークから来ることができ、RAN120から送信されるソフトウェアアプリケーション、データおよび/またはコマンドを受信し実行することができるプラットフォーム202を有する。プラットフォーム202は、特定用途向け集積回路(「ASIC」208)、もしくは他のプロセッサ、マイクロプロセッサ、論理回路、または他のデータ処理装置に動作上結合されたトランシーバを含むことができる。ASIC208または他のプロセッサは、無線装置のメモリ212内の任意の常駐プログラムとインターフェースするアプリケーションプログラミングインターフェース(「API」)210層を実行する。メモリ212は、リードオンリメモリもしくはランダムアクセスメモリ(RAMおよびROM)、EPROM、フラッシュカード、またはコンピュータプラットフォームに共通の任意のメモリを備えられることができる。プラットフォーム202は、メモリ212内でアクティブに使用されないアプリケーションを保持することができるローカルデータベース214を含むこともできる。典型的にはローカルデータベース214は、フラッシュメモリセルであるが、磁気メディア、EEPROM、光学メディア、テープ、ソフトまたはハードディスクなどの当技術分野で知られている任意の二次の記憶装置であってよい。内部のプラットフォーム202の構成要素は、当技術分野で知られているように構成要素の中でもとりわけアンテナ222、ディスプレイ224およびキーパッド226などの外部装置に動作上結合されることもできる。
【0021】
したがって、本発明の1つの実施形態は、無線インターフェースを介して無線アクセス網(RAN)と通信するように構成されたトランシーバ206を含むアクセス端末装置を含むことができる。ASIC208、他のプロセッサおよび/または個別の論理エレメントは、終了接続メッセージ内に延長したサスペンド時間を含むように構成された論理、低電力状態を開始するように構成された論理、および無線装置に向けられたページをチェックするために延長したサスペンド時間中に低電力状態から定期的に活動化させるように構成された論理を含むことができる。当業者によって理解されるように様々な論理エレメントは、本明細書で開示される機能を実現するために個別エレメント、プロセッサ上で実行されるソフトウェアモジュールまたはソフトウェアとハードウェアの任意の組合せで具現化されることができる。例えば、ASIC208、メモリ212、API210およびローカルデータベース214のすべてが、本明細書で開示される様々な機能をロードし、格納し、実行するために協同して使用されることができ、したがって、これらの機能を実行するための論理は様々なエレメントにわたって分配されることができる。あるいは、機能が1つの個別の構成要素に組み込まれることができる。したがって、図2のアクセス端末装置の特徴は単に例示的と見なされるべきであり、本発明は示される特徴または構成に限定されない。
【0022】
携帯電話102などのアクセス端末装置は、ゲーム、ニュース、株式モニタなどの1つまたは複数のソフトウェアアプリケーションをその上にインストールしていることができ、またはそうでない場合にはダウンロードする。例えば、携帯電話102は、アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードされる1つまたは複数のソフトウェアアプリケーションを受信することができる。ソフトウェアアプリケーションは、使用しないときにローカルデータベース214上に格納されることができる。携帯電話102または他の無線コンピューティング装置は、そのようにユーザによって望まれるまたは他のプログラムによって求められるとき、オペレーティングシステムまたはAPI210上で実行するためにローカルデータベース214上に格納された常駐アプリケーションをメモリ212にアップロードすることができる。
【0023】
本明細書で使用されるように「アクセス端末装置」は、例えば、常駐の構成された論理を実行する1つまたは複数の処理回路を含み、ここでこの種のコンピューティング装置は、例えば、マイクロプロセッサ、ディジタル信号プロセッサ(DSP)、マイクロコントローラ、携帯用無線電話、携帯情報端末(PDA)、およびページング装置、またはアクセス端末装置とRANとの間でページングサイクルを低減することに関する、本明細書で説明される動作を少なくとも実行するように構成されたプロセッサおよび論理を含むハードウェア、ソフトウェアおよび/またはファームウェアの任意の適切な組合せを含む。本発明の実施形態により使用されることができるアクセス端末装置または無線装置のいくつかの例は、携帯電話もしくは他の無線通信装置、PDA、ページング装置、ハンドヘルドナビゲーション装置、ハンドヘルドゲーム装置、音楽もしくはビデオコンテンツダウンロード装置、および他の同様の無線通信装置を含む。
【0024】
アクセス端末装置102とMPT124/RAN120との間の無線通信は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、移動体通信用広域システム(GSM)、または無線通信網もしくはデータ通信網内で使用されることができる他のプロトコルなどの様々な技術に基づいていてよい。典型的にはデータ通信は、クライアント装置102と、MPT124と、MPC122との間である。MPC122は、キャリアネットワーク126、PSTN、インターネット、仮想私設網などの複数のデータ網に接続されることができ、したがってアクセス端末装置102がより広域の通信網にアクセスすることを可能にする。前述で議論され、当技術分野で知られるように、音声伝送および/またはデータはRANからアクセス端末装置に送信されることができる。
【0025】
背景技術内で議論されたようにページングは、その端末装置に向けられた通信が利用可能であることをアクセス端末装置(例えば、無線装置)に通知するために使用されることできる。典型的にはアクセス端末装置は、アクセス端末装置に向けられたページングをチェックするために非トラヒックチャネル(例えば、制御チャネル)を監視する。アクセス端末装置がページング情報を受信するとき、次いでトラヒックチャネルがアクセス端末装置と無線アクセス網(RAN)との間で確立されることができる。
【0026】
典型的には無線装置は電力に関して限定されるリソースであるので、当技術分野で知られているように無線装置を低電力またはスリープモードに設定することは有利である。しかし、典型的にはスリープモードに入ることはRANからページング情報を受信するために遅延が増大することになり、その遅延が無線装置および無線通信の全体的な応答を低下しうる。下記の説明は、本発明の実施形態の様々な態様を示すための1xEV−DOリリース0システムに関する。しかし、本発明がこれらの実施形態に限定されていると解釈されるべきではない。
【0027】
例えば、図3Aに示されるように、標準的な1xEV−DOリリース0での無線装置は5.12秒のページングサイクル300で作動する。5.12秒のページングサイクル300は、12個の426.66ミリ秒の制御チャネルサイクル(CCサイクル)310が備えられている。セッション構成中にRANは、それが5.12秒の境界で移動体をページングすることができるようにこれらの12個の制御チャネルサイクルのうちの1つ(例えば、320)に無線装置をマッピングすることができる。さらに、各CCサイクルではページングデータを含むデータは、同期カプセル(SC)340と非同期カプセル(AC)350の両方で通信されることができる。SC340は、定義された制御チャネルオフセット330に基づいているCCサイクル内の予測可能な位置で生じる。対照的にAC350は、SC340が存在しない任意の時間で生じることができる。SCの予測可能性の影響はさらに下記で議論される。標準的な5.12秒のページングサイクルは多くのアプリケーションにとって適切であるが、それは遅延に影響を受けやすいアプリケーションにとってはるかに長過ぎる。
【0028】
1xEV−DOリリース0規格(例えば、全体として本明細書で参照することによって組み込まれている3GPP2C.S0024 4.0版)によって無線装置はサスペンドモードで作動することができ、ここで無線装置は、スリープ状態に遷移する前にある期間、オーバヘッドメッセージに関して制御チャネルを監視することができる。無線装置は、それがRANに対するそのトラヒックチャネルを切り離す(例えば、接続終了メッセージを介して)ときに無線装置がサスペンドモードで作動する期間を示す。接続終了メッセージの詳細は、下記の表に示されている(例えば、3GPP2C.S0024 4.0版 6.5.6.2.1を参照)
【表1】

【0029】
メッセージIDフィールドは、送信者によって0x00として設定される。終了理由フィールドは、終了理由を反映するために送信者によって設定される。終了理由フィールド値は、「000」(正常終了)、「001」(終了応答)、および「010」(接続エラー)を含む。すべての他の値は留保される。サスペンド可能フィールドは、無線装置が接続の終了後にサスペンド期間を可能にしている場合に無線装置によって「1」に設定される。アクセス網はこのフィールドを「0」に設定する。サスペンド時間フィールドは、サスペンド可能フィールドが「1」に設定される場合だけに含まれる。無線装置は、このフィールドを80ミリ秒単位でそのサスペンド期間の最後の絶対システム時間に設定することができる。予備フィールドは、全体のメッセージがオクテット整列されるように設定される。送信者はこのフィールドをゼロに設定し、受信者はこのフィールドを無視する。
【0030】
上記の抜粋内で留意されるように無線装置は、サスペンド可能ビットを1に設定し、サスペンド時間をどのくらいオーバヘッドメッセージ(例えば、ページ)に関して制御チャネルを監視し続けるかを示す値に設定することができる。したがって、本発明の少なくとも1つの実施形態では無線装置は、延長したサスペンド時間を設定し、図3Bに示されるように低電力モード360に入る。次いで無線装置は、任意のオーバヘッドメッセージに関して制御チャネルをチェックするために低電力モードから活動化370することができる。したがって、無線装置は、制御チャネルを監視し潜時を低減するために指定された期間(例えば、426.66ミリ秒ごとの同期ページのための期間)中に依然として作動していながらその電力消費を低減することができる。潜時は、無線装置がより長いスリープモードのページングサイクル(例えば、5.12秒)ではなく、より短い制御チャネルサイクル(例えば、426.66ミリ秒)内でページングされることになるので低減される。データが無線装置に向けられたRANに到達するとき、RANは、無線装置がサスペンドモードで作動していると考え、次の制御チャネルサイクル(例えば、最大で426.66ミリ秒離れている)に関するページを予定する。したがって、これは426.66ミリ秒のページングサイクルを効果的にシミュレートする。
【0031】
前述の開示を考慮して当業者は、本発明の実施形態が、以前に議論された動作、作動および/または機能のシーケンスを実行する方法を含むことを理解する。図4Aを参照すると、本発明の実施形態による少なくとも1つの方法を示す流れ図が提供されている。例えば、その方法は、終了接続メッセージ内に延長したサスペンド時間を設定することを備えることができる(ブロック450)。低電力状態が無線装置上で開始されることができる(ブロック460)。用語「低電力状態」、「低電力サイクル」または「低電力モード」は、交換可能であり、アクセス端末装置が電力を節約している延長したサスペンドモード中のスリープ型状態を意味する。次いで、無線装置は、無線装置に向けられたページをチェックするために低電力状態から定期的に活動化されることができる(ブロック470)。上記で議論されたように、1xEV−DOシステムでは「定期的に」は制御チャネルサイクル(426.66ミリ秒)ごとに生じることができる。しかし、当業者は、「定期的に」が、特定の時間に限定されず、特定のシステム要求に対応するように調整されることができることを理解する。さらに、定期的には、処理が、毎サイクルでまたは延長したサスペンド期間の全継続期間で生じると推論しない。例えば、無線装置は、一定の数のサイクルの間に制御チャネルを絶えず監視し、次いで低電力状態に進み、定期的に活動化させることができる。
【0032】
図4Bを参照すると、本発明の追加の実施形態が示されている。ブロック450、460および470の機能は基本的に同一であるが、追加のブロックは、追加の特徴または以前に議論されたブロックとの相互作用を説明する。例えば、無線装置は、電源投入時(例えば、セッション交渉中)に標準的ページングサイクル(例えば、5.12秒のページングサイクル)をRANと交渉することができる(ブロック410)。しかし、無線装置は、上記で議論されたその交渉された5.12秒のスリープサイクルでではなく、制御チャネルサイクル(426.66ミリ秒)ごとに活動化するように変更される。
【0033】
サスペンドモードがまだ定義されていないので、無線装置はトラヒックチャネルを開くことができる(例えば、電源投入時にまたは動作中に要求されるように)(ブロック420)。トラヒックチャネルは、トラヒックの終了に関して監視されることができる(ブロック425)。しかし、これはすべての状態にとって必要でなくてよい。例えば、電源投入時または他の状態初期化時にトラヒックチャネルは、開かれ、次いですぐに閉じられることができる(ブロック440)。無線装置がトラヒックチャネルを閉じているので、上記で議論されたように無線装置は、それがそのトラヒックチャネルを停止させるときに非常に長いサスペンド時間を設定することができる(例えば、接続終了メッセージ内のサスペンド時間)(ブロック450)。無線装置によって通知されるサスペンド時間は、省略時のセッションタイムアウト値(session timeout value;例えば、54時間)よりも長くてよい。しかし、本明細書で使用されるように延長したサスペンド時間は、省略時のセッションタイムアウト値を超えることに限定されず、短いページングサイクルを超える任意の期間であってよい。例えば、延長したサスペンド時間は分または時間程度であってよい。しかし、典型的にはより長い通知された延長したサスペンド時間は、より大きい可能性のある電力節約およびシステム応答を提供することになる。上記で議論されたように、延長したサスペンド時間を通知した後に無線装置は、低電力モードまたはスリープ状態に遷移し、無線装置が長いサスペンド時間をRANに通知したことを無視する(ブロック460)。次いで、無線装置は制御チャネルを定期的に監視する(例えば、制御チャネルサイクルごと)(ブロック470)。
【0034】
RANは、サスペンドモードにある無線装置をページングすることをサポートし、RANは、無線装置が各制御チャネルの境界で単に監視しているのでサスペンドモードにある移動体に同期ページを転送する(例えば、1xEV−DOで定義されるように)と仮定される。無線装置は、ページが、無線装置がページを処理することになる(例えば、トラヒックチャネルを開く)時点で受信される(ブロック475)まで引き続きこのモードにいることができる。
【0035】
無線装置は、トラヒックチャネルがクライアント装置自体から要求される(ブロック465)ときにこの低電力モードを終了することもできる。例えば、ユーザが、情報をRANに送信するためにトラヒックチャネルを開くことを望む。また、無線装置は、それが通知されたサスペンドモードの終了時間に到達したかどうか、またはそれがサスペンド時間の通知された/設定された終了以内の所定の閾値(例えば、1つまたは複数の制御チャネルサイクル)に近づいているかどうかを知るためにチェックすることができる(ブロック480)。この時間が到達されている場合、以前に議論されたように処理は、新しいサスペンド時間を再確立するために他の開放チャネルコマンドを開始することができる。この時間が到達されていない場合、処理は引き続き低電力のサスペンドモードにいることができる。
【0036】
無線装置がRANからの接続終了(例えば、1xEV−DOでの接続終了)メッセージまたは接続エラーなどの他の外部の終了メッセージを受信する場合、無線装置は、トラヒックチャネルを開き、次いでRANがより長いスリープページングサイクル(sleep paging cycle;例えば5.12秒)ではなく低減されたページングサイクル(例えば、426.66ミリ秒)で無線装置をページングすることができることを保証するために長いサスペンド時間を有する終了接続(例えば、1xEV−DOでの接続終了)メッセージを送信することができる。したがって、ブロック430ではシステムは外部終了に関して監視される)。外部終了が検出される場合、上記で議論されたように無線装置は、トラヒックチャネルを開閉し、延長したサスペンド時間を通知することができる。外部終了は、エラー、RANからの終了接続メッセージなどの無線装置によって生成されない任意の終了接続(例えば、1xEV−DOでの終了接続)メッセージと見なされることができる。
【0037】
本発明のさらなる態様では、既存のRANおよびインフラストラクチャの変更形態は必要とされない。例えば、1xEV−DOシステムではRANは、サスペンドモードにある無線装置(アクセス端末装置)をページングすることをサポートする。さらに、RANは、サスペンドモードにある無線装置に同期ページを送信するように設定されることができる。概してサスペンドモードは、無線装置が制御チャネルを継続的に監視していることを意味する。しかし、本発明の実施形態により無線装置は、制御チャネルを定期的に監視しているだけである(例えば、各制御チャネルの境界で)。したがって、RANは、消失したページの可能性を低減するために同期ページを無線装置に送信するように設定されるべきである。
【0038】
当業者は、情報および信号が様々な異なる技術および技法のうちの任意を使用して表されることができることを理解する。例えば、上記の説明中に参照されることができるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、記号、およびチップが、電圧、電流、電磁波、磁界もしくは磁性粒子、光フィールドもしくは粒子、またはその任意の組合せによって表されることができる。
【0039】
さらに、当業者は、本明細書で開示される実施形態に関連して説明される様々な例示の論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実現されることができることを理解するであろう。ハードウェアとソフトウェアのこの交換可能性を明らかに示すために、様々な例示の構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップがそれらの機能に関して概して上記で説明されている。この種の機能がハードウェアとして実現されるかソフトウェアとして実現されるかは、特定のアプリケーションおよび全体システムに課せられる設計制約に依存する。当業者は特定のアプリケーションごとに様々な方法で説明される機能を実現することができるが、この種の実装形態の決定が本発明の範囲から逸脱させることと解釈されるべきではない。
【0040】
本明細書で開示される実施形態に関連して説明される様々な例示の論理ブロック、モジュール、および回路は、本明細書で説明される機能を実行するように設計される汎用プロセッサ、ディジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレー(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理素子、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、またはその任意の組合せを用いて実現されるまたは実行されることができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよいが、代替方法ではプロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態マシンであってよい。プロセッサは、コンピューティング装置の組合せ(例えば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと併せる1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または他の任意のこの種の構成)として実現されてもよい。
【0041】
本明細書で開示される実施形態に関連して説明される方法またはアルゴリズムは、ハードウェアで、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで、または2つの組合せで直接具現化されることができる。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバルディスク、CD−ROM、または当技術分野で知られている他の任意の形の記憶メディア内に存在することができる。例示の記憶メディアはプロセッサに結合され、その結果、プロセッサは記憶メディアから情報を読み取り、記憶メディアに情報を書き込むことができる。代替方法では記憶メディアは、プロセッサに一体化されることができる。プロセッサおよび記憶メディアはASIC内に存在することができる。ASICは、ユーザ端末装置(例えば、アクセス端末装置)内に存在することができる。代替方法では、プロセッサおよび記憶メディアはユーザ端末装置内に個別構成要素として存在することができる。
【0042】
したがって、本発明の1つの実施形態は、本明細書で開示される方法、アルゴリズム、ステップおよび/または機能によりアクセス端末装置内でページングサイクルを低減するための方法を具現化するコンピュータ可読メディアを含むことができる。例えば、コンピュータ可読メディア内に具現化される方法は、終了接続メッセージ内に延長したサスペンド時間を設定すること、アクセス端末装置上で低電力状態を開始すること、およびアクセス端末装置に向けられたページをチェックするために延長したサスペンド時間中に低電力状態から定期的に活動化させることを含むことができる。
【0043】
前述の開示は本発明の例示の実施形態を示すが、様々な変更および修正が、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲から逸脱することなく本明細書でなされることができることが留意されるべきである。本明細書で説明される本発明の実施形態による方法の特許請求の範囲の機能、ステップおよび/または動作は、何らかの特定の順序で行われる必要はない。さらに本発明のエレメントが単数形で説明されてよいまたは特許請求されてよいが、複数形は、単数形に対する限定が明白に明記されない限り企図される。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の少なくとも1つの実施形態によるアクセス端末装置およびアクセス網をサポートする無線ネットワークアーキテクチャのブロック図を示す図。
【図2】本発明の少なくとも1つの実施形態によるアクセス端末装置を示す図。
【図3A】1xEV−DOシステムでのスリープサイクルおよび制御チャネルの詳細を示す図。
【図3B】本発明の少なくとも1つの実施形態による低電力サスペンドサイクルを示す図。
【図4A】本発明の少なくとも1つの実施形態による少なくとも1つの方法を示す図。
【図4B】本発明の少なくとも1つの実施形態による少なくとも1つの方法を示す図。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
終了接続メッセージ内に延長したサスペンド時間を設定することと、
無線装置上で低電力状態を開始することと、
前記無線装置に向けられたページをチェックするために前記延長したサスペンド時間中に前記低電力状態から定期的に活動化させることと
を備える方法。
【請求項2】
定期的に活動化させることが制御チャネルサイクルごとに生じる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記制御チャネルサイクルは426.66ミリ秒サイクルである、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記サスペンド時間は省略時のセッションタイムアウト値よりも大きい、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記サスペンド時間は1つまたは複数の時間である、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
標準的スリープページングサイクルを無線アクセス網(RAN)と交渉することと、
トラヒックチャネルを開くことと、
終了接続メッセージ内に延長したサスペンド時間を設定する前記ステップと、
無線装置上で低電力状態を開始する前記ステップと、
前記無線装置に向けられたページをチェックするために前記延長したサスペンド時間中に前記低電力状態から定期的に活動化させる前記ステップと
を実行する前に前記トラヒックチャネルを閉じることと
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記トラヒックチャネルを閉じることが、前記トラヒックチャネルが開かれた後にすぐに行われる、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記サスペンド時間が経過したかどうかを決定すること
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記サスペンド時間が経過するとトラヒックチャネルを開くことと、
前記トラヒックチャネルを閉じ、
終了接続メッセージ内に延長したサスペンド時間を設定する前記ステップと、
無線装置上で低電力状態を開始する前記ステップと、
前記無線装置に向けられたページをチェックするために前記延長したサスペンド時間中に前記低電力状態から定期的に活動化させる前記ステップと
を繰り返すことと
をさらに備える、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記サスペンド時間は、現在の時間が前記サスペンド時間の閾値内にある場合に経過していると決定される、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記閾値は少なくとも1つの制御チャネルサイクルである、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
外部の接続終了を検出すること
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記外部の接続が終了するとトラヒックチャネルを開くことと、
前記トラヒックチャネルを閉じ、
終了接続メッセージ内に延長したサスペンド時間を設定する前記ステップと、
無線装置上で低電力状態を開始する前記ステップと、
前記無線装置に向けられたページをチェックするために前記延長したサスペンド時間中に前記低電力状態から定期的に活動化させる前記ステップと
を繰り返すことと
をさらに備える、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記外部の接続終了は、アクセス網から接続終了メッセージを受信すること、および終了接続エラーメッセージを受信することのうちの少なくとも1つを備える、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記無線装置は、1xEV−DOリリース0と互換性があり、無線コンピューティング装置、無線電話、送受話器、移動端末装置、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、および双方向ページング装置のうちの少なくとも1つである、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
無線インターフェースを介して無線アクセス網(RAN)と通信するように構成されたトランシーバと、
終了接続メッセージ内に延長したサスペンド時間を含むように構成された論理と、
低電力状態を開始するように構成された論理と、
前記無線装置に向けられたページをチェックするために前記延長したサスペンド時間中に前記低電力状態から定期的に活動化させるように構成された論理と
を備えるアクセス端末装置。
【請求項17】
1xEV−DOリリース0と互換性があり、無線コンピューティング装置、無線電話、送受話器、移動端末装置、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、および双方向ページング装置のうちの少なくとも1つである、請求項16に記載のアクセス端末装置。
【請求項18】
標準的スリープページングサイクルを前記RANと交渉するように構成された論理と、
トラヒックチャネルを開くように構成された論理と、
前記トラヒックチャネルを閉じるように構成された論理と
をさらに備え、延長したサスペンド時間を含むように構成された前記論理は、前記トラヒックチャネルを閉じるときにアクセスされる、請求項16に記載のアクセス端末装置。
【請求項19】
前記サスペンド時間が経過したかどうかを決定するように構成された論理
をさらに備える、請求項16に記載のアクセス端末装置。
【請求項20】
前記サスペンド時間が経過するとトラヒックチャネルを開くように構成された論理と、
前記トラヒックチャネルを閉じ、
終了接続メッセージ内に延長したサスペンド時間を含むように構成された前記論理と、
低電力状態を開始するように構成された前記論理と、
前記無線装置に向けられたページをチェックするために前記延長したサスペンド時間中に前記低電力状態から定期的に活動化させるように構成された前記論理と
を活動化するように構成された論理と
をさらに備える、請求項19に記載のアクセス端末装置。
【請求項21】
前記サスペンド時間は、現在の時間が前記サスペンド時間の閾値内である場合に経過していると決定される、請求項19に記載のアクセス端末装置。
【請求項22】
前記閾値は少なくとも1つの制御チャネルサイクルである、請求項21に記載のアクセス端末装置。
【請求項23】
外部の接続終了を検出するように構成された論理
をさらに備える、請求項16に記載のアクセス端末装置。
【請求項24】
前記外部の接続を終了するとトラヒックチャネルを開くように構成された論理と、
前記トラヒックチャネルを閉じ、
終了接続メッセージ内に延長したサスペンド時間を含むように構成された前記論理と、
低電力状態を開始するように構成された前記論理と、
前記無線装置に向けられたページをチェックするために前記延長したサスペンド時間中に前記低電力状態から定期的に活動化させるように構成された前記論理と
を活動化するように構成された論理と
をさらに備える、請求項23に記載のアクセス端末装置。
【請求項25】
前記外部の接続終了は、アクセス網から接続終了メッセージを受信すること、および終了接続エラーメッセージを受信することのうちの少なくとも1つを備える、請求項23に記載のアクセス端末装置。
【請求項26】
終了接続メッセージ内に延長したサスペンド時間を設定するための手段と、
無線装置上で低電力状態を開始するための手段と、
前記無線装置に向けられたページをチェックするために前記延長したサスペンド時間中に前記低電力状態から定期的に活動化させるための手段と
を備える移動端末装置。
【請求項27】
定期的に活動化させることが制御チャネルサイクルごとに生じる、請求項26に記載の移動端末装置。
【請求項28】
前記制御チャネルサイクルは426.66ミリ秒サイクルである、請求項27に記載の移動端末装置。
【請求項29】
前記サスペンド時間は、省略時のセッションタイムアウト値よりも大きい、請求項26に記載の移動端末装置。
【請求項30】
標準的スリープページングサイクルを無線アクセス網(RAN)と交渉するための手段と、
トラヒックチャネルを開くための手段と、
終了接続メッセージ内に延長したサスペンド時間を設定するための手段と、
無線装置上で低電力状態を開始するための手段と、
前記無線装置に向けられたページをチェックするために前記延長したサスペンド時間中に前記低電力状態から定期的に活動化させるための手段と
にアクセスする前に前記トラヒックチャネルを閉じる手段と
をさらに備える、請求項26に記載の移動端末装置。
【請求項31】
前記トラヒックチャネルを閉じることが、前記トラヒックチャネルが開かれた後にすぐに行われる、請求項30に記載の移動端末装置。
【請求項32】
前記サスペンド時間が経過したことを決定するための手段
をさらに備える、請求項26に記載の移動端末装置。
【請求項33】
前記サスペンド時間が経過するとトラヒックチャネルを開くための手段と、
前記トラヒックチャネルを閉じ、
終了接続メッセージ内に延長したサスペンド時間を設定するための前記手段と、
無線装置上で低電力状態を開始するための前記手段と、
前記無線装置に向けられたページをチェックするために前記延長したサスペンド時間中に前記低電力状態から定期的に活動化させるための前記手段と
のアクセスを繰り返すための手段と、
をさらに備える、請求項32に記載の移動端末装置。
【請求項34】
外部の接続終了を検出するための手段
をさらに備える、請求項26に記載の移動端末装置。
【請求項35】
前記外部の接続が終了するとトラヒックチャネルを開くための手段と、
前記前記トラヒックチャネルを閉じ、
終了接続メッセージ内に延長したサスペンド時間を設定するための前記手段と、
無線装置上で低電力状態を開始するための前記手段と、
前記無線装置に向けられたページをチェックするために前記延長したサスペンド時間中に前記低電力状態から定期的に活動化させるための前記手段と
のアクセスを繰り返すための手段と、
をさらに備える、請求項34に記載の移動端末装置。
【請求項36】
前記外部の接続終了は、アクセス網から接続終了メッセージを受信すること、および終了接続エラーメッセージを受信することのうちの少なくとも1つを備える、請求項34に記載の移動端末装置。
【請求項37】
1xEV−DOリリース0と互換性があり、無線コンピューティング装置、無線電話、送受話器、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、および双方向ページング装置のうちの少なくとも1つである、請求項26に記載の移動端末装置。
【請求項38】
アクセス端末装置内でページングサイクルを低減するための方法を具現化するコンピュータ可読メディアであって、前記方法は、
終了接続メッセージ内に延長したサスペンド時間を設定することと、
無線装置上で低電力状態を開始することと、
前記無線装置に向けられたページをチェックするために前記延長したサスペンド時間中に前記低電力状態から定期的に活動化させることと
を備える、コンピュータ可読メディア。
【請求項39】
ページングサイクルを低減するための方法を具現化するコンピュータ可読メディアであって、
前記方法は、
標準的スリープページングサイクルを無線アクセス網(RAN)と交渉することと、
トラヒックチャネルを開くことと、
終了接続メッセージ内に延長したサスペンド時間を設定することと、
アクセス端末装置上で低電力状態を開始することと、
前記アクセス端末装置に向けられたページをチェックするために前記延長したサスペンド時間中に前記低電力状態から定期的に活動化させることと
の前記方法にアクセスする前に前記トラヒックチャネルを閉じることと
をさらに備える、請求項38に記載のコンピュータ可読メディア。
【請求項40】
ページングサイクルを低減するための方法を具現化するコンピュータ可読メディアであって、
前記方法は、
外部の接続終了を検出することと、
前記外部の接続が終了するとトラヒックチャネルを開くことと、
前記トラヒックチャネルを閉じ、
終了接続メッセージ内に延長したサスペンド時間を設定することと、
無線装置上で低電力状態を開始することと、
前記無線装置に向けられたページをチェックするために前記延長したサスペンド時間中に前記低電力状態から定期的に活動化させることと
の前記方法を繰り返すことと
をさらに備える、請求項38に記載のコンピュータ可読メディア。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4A】
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【図4B】
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【公表番号】特表2009−527202(P2009−527202A)
【公表日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−555448(P2008−555448)
【出願日】平成19年2月12日(2007.2.12)
【国際出願番号】PCT/US2007/062003
【国際公開番号】WO2007/095503
【国際公開日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】