説明

燃料噴射装置の制御機構

【課題】EGRの制御を行いつつ、作業機にかかる負荷そのものを基準とした負荷率を求めることを可能とする制御機構を提案。
【解決手段】機関の回転数ごとに、最大ラック位置Rbと、第一の無負荷ラック位置Raと、第二の無負荷ラック位置Rcと、が制御マップ61に設定され、機関の実回転数Nactに対応する実際のラック位置Ractと、最大ラック位置Rbと、第一の無負荷ラック位置Raを用い、エンジン単体でエンジンを駆動する場合における、エンジンの負荷率91を算出するとともに、機関の実回転数に対応する実際のラック位置Ractと、最大ラック位置Rbと、第二の無負荷ラック位置Rcを用い、エンジンと作業機とを動力的に接続した状態でエンジンを駆動する場合における、作業機の負荷率92を算出することとする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コントロールラックの位置制御を行う電子ガバナにより噴射量の調量を行う燃料噴射装置に関するものであり、コントロールラックの位置、及び機関実回転数を検出するとともに、制御マップに基づいて作業機の負荷率を算出する技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ディーゼル機関の燃料噴射装置において、電子制御ガバナにて燃料噴射量の調量を行う構成は周知となっている。
そして、エンジンにて作業機を駆動し、この作業機の負荷率を求めることとした制御機構についても周知となっている(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1では、コンバインの作業機負荷に関する制御機構について開示するものであり、作業機負荷が過剰になった場合には、オーバーロード警報を出力してオペレータに告知等させることとするものであり、作業機の負荷率(作業機にかかる負荷の大小を示す値)をオペレーティングのための情報として用いることとしている。
この作業機の負荷率は、図5に示す、横軸を機関回転数N、縦軸をラック位置Rとする制御マップ70に基づいて求められるものであり、作業機に負荷が全くかからないときを負荷率0%、作業機に大きな負荷がかかり、エンジンが最大出力を発揮することになるときを負荷率100%(許容最大負荷)とするものである。
図5において、Ridlは、エンジン単体での運転、即ち、エンジンと作業機とが動力的に切断された状態における無負荷ラック位置を示すものであり、Rmaxは、最大ラック位置を示すものであり、機関の実回転数がNactのときには、無負荷ラック位置Ra、最大ラック位置Rbがそれぞれ決定される。また、Ractは、Nactのときの実際のラック位置を示すものである。そして、無負荷ラック位置Raと最大ラック位置Rbとのラック位置の幅を100%とし、これに対する無負荷ラック位置Raと実際のラック位置Ractとのラック位置の幅の割合を作業機の負荷率とするものである。つまり、
作業機の負荷率(%)
={(Ract−Ridl)/(Rmax−Ridl)}×100
として算出されるものであり、この例では、80%として算出されることを示している。
【0003】
他方、ディーゼル機関につき、EGR(Exhaust Gas Recirculation)を付加した構成を開示する文献も存在する(例えば、特許文献2参照。)。
このEGRの制御においては、一般的に、エンジンに負荷をかけない状態において使用されるラック位置を基準とする、エンジン単体での負荷率が必要とされることになる。
このエンジン単体での負荷率の算出は、上記と同様(図5参照)、
エンジン単体の負荷率(%)
={(Ract−Ridl)/(Rmax−Ridl)}×100
として算出されるものであった。
【特許文献1】特開平8−238106号公報
【特許文献2】特許第2759375号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のように、作業機の負荷率と、エンジン単体の負荷率は、理論上、同じ計算式によって求まるものであるが、この計算式によるものとすると、次のような問題が生じることになる。
上記作業機の負荷率は、無負荷ラック位置Ridlを基準とし、該無負荷ラック位置Ridlと最大ラック位置Rmaxの幅を100%と設定することにより算出されるものとしている。つまり、実際のラック位置Ractが無負荷ラック位置Ridlと一致する場合に、作業機の負荷率が0%となるようにしているものである。
ところが、この無負荷ラック位置Ridlは、エンジン単体で駆動した場合のラック位置、即ち、エンジンと作業機の駆動軸とを動力的に切断した状態でのラック位置に対応するものであるため、この無負荷ラック位置Ridlを基準としてしまうと、作業機に負荷がかかっていない場合であっても、負荷率が0%とならないことになる。
これは、作業機に負荷が全くかからない状態であっても、作業機自体を駆動するための駆動力が必要となるため、その際のラック位置は無負荷ラック位置Ridlの位置よりも増量側に位置することになるためである。換言すれば、作業機にかかる負荷のみならず、これに作業機自体の駆動負荷を合わせたものが、作業機の負荷率として算出されてしまうものであった。
図5の例の場合では、作業機の負荷率は80%と算出されるが、作業機単体での負荷率を考える、つまり、作業機自体の駆動負荷を除いた、作業機にかかる負荷そのものを考えた場合には、80%よりも低く算出されるものとなる。
【0005】
このようなことから、実際に作業機に負荷がかかっていない場合では、作業機自体の駆動負荷を負荷率として算出してしまうことになり、また、作業機に負荷がかかっている場合であっても、作業機自体の駆動負荷を含めた負荷率が算出されてしまうことになり、作業機にかかる負荷そのもの(作業機の駆動負荷を除いた、作業機にかかる負荷)を基準とした負荷率を求めることができないものであった。
【0006】
以上のことから、作業機の負荷率を求めるには、無負荷ラック位置Ridl(エンジン単体で駆動した場合のラック位置)を基準とするのではなく、エンジンと作業機の駆動軸を動力的に接続した状態における無負荷ラック位置を基準とする必要が生じる。
【0007】
他方、上記EGRの制御においては、エンジン単体での負荷率(エンジン自体の駆動負荷に相当するもの)を求めることが必要となるため、従来どおり、無負荷ラック位置Ridlは必要とされることになる。
【0008】
そこで、本発明では、以上の問題点に鑑み、EGRの制御を行いつつ、作業機にかかる負荷そのものを基準とした負荷率を求めることを可能とする制御機構を提案するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の解決しようとする課題は以上のごとくであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0010】
即ち、請求項1に記載のごとく、機関の回転数ごとに、最大ラック位置と、第一の無負荷ラック位置と、第二の無負荷ラック位置と、が制御マップに設定され、機関の実回転数に対応する実際のラック位置と、機関の実回転数に対応する最大ラック位置と、機関の実回転数に対応する第一の無負荷ラック位置を用い、エンジン単体でエンジンを駆動する場合における、エンジンの負荷率を算出するとともに、機関の実回転数に対応する実際のラック位置と、機関の実回転数に対応する最大ラック位置と、機関の実回転数に対応する第二の無負荷ラック位置を用い、エンジンと作業機とを動力的に接続した状態でエンジンを駆動する場合における、作業機の負荷率を算出することである。
【0011】
また、請求項2に記載のごとく、前記第二の無負荷ラック位置は、接続される作業機の仕様や種別に応じ、個別に設定可能とすることである。
【発明の効果】
【0012】
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
【0013】
即ち、請求項1に記載の発明では、前記第一のラック位置を基準として、エンジン単体でエンジンを駆動する場合におけるエンジンの負荷率を算出し、この算出結果を用いてEGRの制御を行うことができる。
また、前記第二のラック位置を基準として、エンジンに作業機を動力的に接続した状態でエンジンを駆動する場合における作業機の負荷率を算出することとするので、作業機にかかる負荷そのもの(作業機の駆動負荷を除いた、作業機にかかる負荷)を基準とした負荷率を求めることができる。
【0014】
また、請求項2に記載の発明では、例えば、作業機を交換する場合では、新たに搭載される作業機の仕様や種別に応じた第二の無負荷ラック位置を基準として、作業機の負荷率を算出することによれば、新たに搭載される作業機にかかる負荷そのものを基準として作業機の負荷率92を求めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
次に、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
【実施例1】
【0016】
図1に示すごとく、本発明の制御機構は、エンジン1にて作業機2を駆動する構成について適用されるものである。
また、エンジン1と作業機2は、駆動軸3により駆動連結される。
また、エンジン1には、燃料噴射ポンプ4より燃料が供給される。
また、燃料噴射ポンプ4は、前記エンジン1により駆動される。また、燃料噴射ポンプ4は、制御装置5により制御され、これにより、エンジン1における燃料の噴射量や噴射タイミングが制御される。
【0017】
エンジン1には、EGR機構6が搭載されている。このEGR機構6は、排気ガスの一部を吸気系に戻し、混合気が燃焼する時の最高温度を低くしてNOxの生成量を抑えるものであり、具体的には、排気ガスをEGRクーラー、EGRバルブを介して吸気系に供給する構成とするものである。
また、エンジン1には、油温センサ7、冷却水温センサ8が取り付けられ、これらの検知情報は制御装置5へ送信される。そして、制御装置5は、これらの検知情報や、後述するエンジンの負荷率91に基づき、EGRバルブの開度調整等のEGR機構6の制御を行う。
【0018】
また、燃料噴射ポンプ4には、ラックアクチュエータ11、ラック位置センサ12、回転数センサ13が設けられる。
ラックアクチュエータ11は、燃料噴射量を調量するコントロールラック14を動作させるものであり、このコントロールラック14の位置(以下、「ラック位置」とする)が、ラック位置センサ12によって検知される。そして、このラック位置センサ12の検知情報が制御装置5へ送信され、該制御装置5では、ラック位置に基づいて後述のエンジンの負荷率91や、作業機の負荷率92の算出が行われる。
【0019】
この燃料噴射ポンプ4は、例えば、図2に示すごとく構成されるものであり、ポンプ本体30に付設されるハウジング31に、ラックアクチュエータ11、ラック位置センサ12、回転数センサ13が設けられ、これらが前記制御装置5と接続されるものとしている。
前記ラックアクチュエータ11は、レバー35、及びリンク34を介してコントロールラック14を動作させ、これにより、プランジャー33が回転し、燃料の噴射量が調量されるようになっている。
【0020】
また、前記制御装置5には、アクセル位置を認識するためのアクセル位置検知信号17や、オペレータによる始動開始操作を認識するための始動操作検知信号18が入力されるようになっている。
【0021】
また、オペレータに各種情報を提供するオペレーションパネル21には、作業機負荷率モニタ22が備えられ、該作業機負荷率モニタ22には、後述の作業機の負荷率92が表示されるようになっている。これにより、オペレータは、作業機の負荷率92を確認できるようになっている。
【0022】
次に、エンジンの負荷率91の算出について説明する。
図3に示す制御マップ61は、横軸を機関の回転数N、縦軸をラック位置Rとするである。
この制御マップ61には、機関の実回転数Nに応じた最大ラック位置を決定すべく最大ラック位置特性線Rmaxが記憶され、同じく、機関の実回転数Nに応じた無負荷ラック位置を決定すべく無負荷ラック位置特性線Ridlが記憶されている。これにより、機関の実回転数がNactのときの最大ラック位置Rbと、無負荷ラック位置Raとが決定される。
無負荷ラック位置特性線Ridlは、エンジン単体でエンジンを駆動する場合において、エンジンをアイドル運転する際に用いられるラック位置を決定するためのものであり、この無負荷ラック位置特性線Ridlによって決定されるラック位置が、「第一の無負荷ラック位置」とされる。
最大ラック位置特性線Rmaxは、ラック位置の上限値として設定されるものであり、当該最大ラック位置特性線Rmaxを超えてラック位置が設定されることはない。つまり、最大ラック位置特性線Rmaxは、燃料の噴射量の上限値を決定するものである。
【0023】
そして、実回転数がNactのときのエンジンの負荷率91は、第一の無負荷ラック位置Raと最大ラック位置Rbとのラック位置の幅を100%とし、これに対する第一の無負荷ラック位置Raと実際のラック位置Ractとのラック位置の幅の割合によって求められる。
つまり、
エンジンの負荷率(%)
={(Ract−Ra)/(Rb−Ra)}×100
より算出される。
また、一般式としては、
エンジンの負荷率(%)
={(Ract−Ridl)/(Rmax−Ridl)}×100
として表される。
図3において、実際のラック位置がRactのとき、エンジンの負荷率91はA%となるものである。
尚、実際のラック位置Ractが、第一の無負荷ラック位置Raに一致するとき、エンジンの負荷率91は0%となる。
【0024】
次に、作業機の負荷率92の算出について説明する。
この作業機の負荷率92の算出においては、図3に示すごとく、無負荷ラック位置特性線Ridl2が用いられるものとし、この無負荷ラック位置特性線Ridl2によって決定されるラック位置が、「第二の無負荷ラック位置Rc」とされる。
この無負荷ラック位置特性線Ridl2は、エンジンと作業機とを動力的に接続した状態において、作業機に負荷がかかっていないとき、つまり、作業機を無負荷の状態で駆動する場合に用いられるラック位置である。この際、エンジンには作業機を駆動するための負荷がかかるため、エンジン単体でエンジンをアイドル運転する場合よりも、噴射量を増量させる必要がある。このため、無負荷ラック位置特性線Ridl2は、無負荷ラック位置特性線Ridlよりも図3の紙面において上側、即ち、噴射量増量側に配されるものとしている。
【0025】
そして、実回転数がNactのときの作業機の負荷率92は、第二の無負荷ラック位置Rcと最大ラック位置Rbとのラック位置の幅を100%とし、これに対する第二の無負荷ラック位置Rcと実際のラック位置Ractとのラック位置の幅の割合によって求められる。
つまり、
作業機の負荷率(%)
={(Ract−Rc)/(Rb−Rc)}×100
より算出される。
また、一般式としては、
作業機の負荷率(%)
={(Ract−Ridl2)/(Rmax−Ridl2)}×100
として表される。
図3において、実際のラック位置がRactのとき、作業機の負荷率92はB%となるものである。
尚、実際のラック位置Ractが、第二の無負荷ラック位置Rcに一致するとき、作業機の負荷率92は0%となる。
【0026】
以上のようにして、エンジンの負荷率91と、作業機の負荷率92とが個別に算出されるものであり、それぞれ、エンジンに負荷がかからない状況における第一の無負荷ラック位置Ra、作業機に負荷がかからない状況における第二の無負荷ラック位置Rcを基準として負荷率91・92を算出するものである。
即ち、機関の回転数ごとに、最大ラック位置Rbと、第一の無負荷ラック位置Raと、第二の無負荷ラック位置Rcと、が制御マップ61に設定され、機関の実回転数Nactに対応する実際のラック位置Ractと、機関の実回転数Nactに対応する最大ラック位置Rbと、機関の実回転数Nactに対応する第一の無負荷ラック位置Raを用い、エンジン単体でエンジンを駆動する場合における、エンジンの負荷率91を算出するとともに、機関の実回転数Nactに対応する実際のラック位置Ractと、機関の実回転数Nactに対応する最大ラック位置Rbと、機関の実回転数Nactに対応する第二の無負荷ラック位置Rcを用い、エンジンと作業機とを動力的に接続した状態でエンジンを駆動する場合における、作業機の負荷率92を算出することとするものである。
【0027】
以上のようにして算出されるエンジンの負荷率91は、作業機自体の駆動負荷を除いたエンジン単体での負荷率(エンジン自体の駆動負荷に相当するもの)となるため、図1に示すごとく、このエンジンの負荷率91を、EGR機構6を制御するために使用することができる。
また、作業機の負荷率92については、作業機自体の駆動負荷を除いた作業機にかかる負荷そのものとして算出されることなり、図1に示すごとく、この作業機の負荷率92をオペレーションパネル21の作業機負荷率モニタ22に表示し、オペレーティングのための情報として提供するものである。
そして、この作業機の負荷率92は許容される最大負荷を100%として表示されるものであり、オペレータは現時点での負荷率を参照し、負荷を増減させる操作を行うことができるようになる。
【実施例2】
【0028】
作業機の仕様や種別が変わると、作業機自体の駆動負荷が変わるので、上記の作業機の負荷率92を算出するには、作業機の仕様や種別に応じた無負荷ラック位置特性線Ridl2を設定する必要が生じる。
そこで、本実施例2においては、図4の制御マップ62に示すごとく、作業機に負荷がかからない状況における第二の無負荷ラック位置Rcは、接続される作業機の仕様や種別に応じ、個別に設定可能とするものである。
具体的には、複数の無負荷ラック位置特性線Ridl2・Ridl3・Ridl4を制御マップ62に予め記憶しておくとともに、作業機の仕様や種別に応じて、これらの特性線Ridl2・Ridl3・Ridl4の中からいずれか1つを選択可能に構成するものである。また、予め複数の無負荷ラック位置特性線Ridl2・Ridl3・Ridl4を記憶させておく他、オペレータの任意により、無負荷ラック位置特性線を新規作成することや、記憶・作成された無負荷ラック位置特性線の線図を変更する構成とするものであってもよい。
【0029】
以上によれば、作業機を交換する場合では、新たに搭載される作業機の仕様や種別に応じた、第二の無負荷ラック位置が、特性線Ridl2・Ridl3・Ridl4に基づいて決定されることとなり、新たに搭載される作業機にかかる負荷そのものを基準として作業機の負荷率92を求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の制御機構を適用可能な装置構成について示すブロック図。
【図2】本発明の制御機構が適用される燃料噴射ポンプの構成例について示す図。
【図3】実施例1にかかる制御マップについて示す図。
【図4】実施例2にかかる制御マップについて示す図。
【図5】従来の制御機構において用いられている制御マップについて示す図。
【符号の説明】
【0031】
Ra 第一の無負荷ラック位置
Rb 最大ラック位置
Rc 第二の無負荷ラック位置
Ract 実際のラック位置
Nact 機関の実回転数

【特許請求の範囲】
【請求項1】
機関の回転数ごとに、最大ラック位置と、第一の無負荷ラック位置と、第二の無負荷ラック位置と、が制御マップに設定され、
機関の実回転数に対応する実際のラック位置と、
機関の実回転数に対応する最大ラック位置と、
機関の実回転数に対応する第一の無負荷ラック位置を用い、エンジン単体でエンジンを駆動する場合における、エンジンの負荷率を算出するとともに、
機関の実回転数に対応する実際のラック位置と、
機関の実回転数に対応する最大ラック位置と、
機関の実回転数に対応する第二の無負荷ラック位置を用い、エンジンと作業機とを動力的に接続した状態でエンジンを駆動する場合における、作業機の負荷率を算出することとする、燃料噴射装置の制御機構。
【請求項2】
前記第二の無負荷ラック位置は、
接続される作業機の仕様や種別に応じ、個別に設定可能とする、
ことを特徴とする、請求項1に記載の燃料噴射装置の制御機構。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−37814(P2006−37814A)
【公開日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−217727(P2004−217727)
【出願日】平成16年7月26日(2004.7.26)
【出願人】(000006781)ヤンマー株式会社 (3,810)
【Fターム(参考)】