説明

燃焼装置

【課題】全一次燃焼式バーナ1と、一次空気を供給する燃焼ファン2とを備え、ガス比例弁を用いずに一次空気の供給量に比例して燃料ガスの供給量を可変できるようにした燃焼装置であって、燃焼量を大きく変化させる際の応答性を良くでき、且つ、燃焼量の可変幅も広く確保できるようにしたものを提供する。
【解決手段】バーナ1は複数の小バーナ1a,1b,1cに分割される。燃焼ファン2からの一次空気を複数の小バーナの一次空気供給口13に供給する共通の給気室3と、燃料ガスの二次圧が給気室3の内圧に比例するように調圧する調圧手段6と、複数の小バーナのガス供給口14のうち燃料ガスが供給されるガス供給口の数を可変する切換手段7とを備える。一次空気供給口13は、その周囲に給気室3の内圧よりも低圧の雰囲気を作り出すように構成され、この低圧の雰囲気に臨むように燃料ガス供給口14が設けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料ガスと一次空気とを混合する混合室を有する全一次燃焼式バーナと、バーナに一次空気を供給する燃焼ファンとを備え、ガス比例弁を用いずに一次空気の供給量に比例して燃料ガスの供給量を可変できるようにした燃焼装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の燃焼装置として、バーナの混合室に対する一次空気供給口に燃焼ファンからの一次空気を供給する給気室と、バーナの混合室に対する燃料ガス供給口に接続されるガス供給路に設けられた、下流側に供給される燃料ガスの二次圧が給気室の内圧に比例するように調圧する調圧手段とを備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このもので、一次空気供給口は、給気室から混合室に向けて流速を速めて一次空気を流して、その周囲に給気室の内圧よりも低圧の雰囲気を作り出すように構成され、この低圧の雰囲気に臨むように燃料ガス供給口が設けられている。
【0003】
これによれば、給気室の内圧と燃料ガス供給口の雰囲気圧との差圧が燃焼ファンからの一次空気の送風量に比例して変化する。そして、燃料ガスの二次圧が調圧手段によって給気室の内圧に比例するように調圧されるため、燃料ガス供給口からバーナに供給される燃料ガスの供給量は燃焼ファンからの一次空気の送風量に比例して変化する。従って、燃焼量(燃料ガスの供給量)が変化しても、燃料ガスと一次空気との混合気の空燃比は一定になり、良好に全一次燃焼する。
【0004】
ところで、上記従来例のものでは、バーナの燃焼量を大きく変化させる場合、燃焼ファンの回転数(一次空気の送風量)を大きく変化させる必要がある。然し、ファン回転数を大きく変化させるには慣性の影響で時間がかかるため、燃焼量を大きく変化させる際の応答性が悪くなる。また、一次空気の送風量が少なくなると、排気筒への風の侵入等の外乱の影響を受けて、バーナにうまく一次空気を供給できなくなってバーナの失火を生ずる。そのため、一次空気の最小送風量、即ち、最小燃焼量は然程小さく設定できず、燃焼量の可変幅が制限される不具合もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開昭54−32840号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、以上の点に鑑み、燃焼量を大きく変化させる際の応答性を良くでき、且つ、燃焼量の可変幅も広く確保できるようにした燃焼装置を提供することをその課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は、燃料ガスと一次空気とを混合する混合室を有する全一次燃焼式バーナと、バーナに一次空気を供給する燃焼ファンとを備える燃焼装置において、バーナは、各別の混合室を有する複数の小バーナに分割され、各小バーナ毎に混合室に対する一次空気供給口と燃料ガス供給口とが設けられ、燃焼ファンからの一次空気を複数の小バーナの一次空気供給口に供給する共通の給気室と、複数の小バーナの燃料ガス供給口に燃料ガスを供給する共通のガス供給路と、ガス供給路に設けられ、下流側に供給される燃料ガスの二次圧が給気室の内圧に比例するように調圧する調圧手段と、調圧手段の下流側のガス供給路の部分に設けられ、複数の小バーナの燃料ガス供給口のうち燃料ガスが供給される燃料ガス供給口の数を可変する切換手段とを備え、各小バーナの一次空気供給口は、給気室から各小バーナの混合室に向けて流速を速めて一次空気を流して、その周囲に給気室の内圧よりも低圧の雰囲気を作り出すように構成され、この低圧の雰囲気に臨むように各小バーナの燃料ガス供給口が設けられていることを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、給気室の内圧と各小バーナの燃料ガス供給口の雰囲気圧との差圧が各小バーナの一次空気供給口に流れる一次空気の流量(各小バーナへの一次空気供給量)に比例して変化する。ここで、燃料ガスの二次圧は調圧手段によって給気室の内圧に比例するように調圧されるため、複数の小バーナのうちの一部の小バーナへのガス供給が遮断されても、残りの小バーナへの燃料ガス供給量は当該小バーナへの一次空気供給量に比例して変化し、混合気の空燃比が一定に保たれて、良好に全一次燃焼する。そして、燃料ガスが供給される小バーナの数、即ち、燃焼する小バーナの数を切換手段により変えることができるため、燃焼ファンの回転数を大きく変化させなくても、バーナ全体の燃焼量を大きく変化させることができる。従って、燃焼量を大きく変化させる際の応答性を良くできる。また、燃焼ファンからの一次空気の最小送風量を外乱の影響で失火しないように比較的高めに設定しても、燃焼するバーナの数を1つにすることで、バーナ全体の最小燃焼量を十分に小さくできる。従って、バーナ全体の燃焼量の可変幅を広く確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の実施形態の燃焼装置を示す模式的断面図。
【図2】実施形態の燃焼装置における燃焼ファンの回転数とバーナの燃焼量との関係を示すグラフ。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1に示す本発明の実施形態の燃焼装置は、給湯用熱交換器等の被加熱物(図示せず)の加熱源となるバーナ1を備えている。このバーナ1は、第1乃至第3の3個の小バーナ1a,1b,1cに分割されている。各小バーナ1a,1b,1cは、燃料ガスと一次空気とを混合する混合室11と、混合室11の上端の燃焼板12とを備えており、燃料ガスと一次空気との混合気が燃焼板12に形成した多数の炎孔12aから噴出して全一次燃焼する。
【0011】
また、各小バーナ1a,1b,1cは、混合室11に対する一次空気供給口13と燃料ガス供給口14とを備えている。また、燃焼装置は、燃焼ファン2と、燃焼ファン2からの一次空気を第1乃至第3の3個の小バーナ1a,1b,1cの一次空気供給口13に供給する共通の給気室3とを備えている。
【0012】
各小バーナ1a,1b,1cの一次空気供給口13は、各小バーナ1a,1b,1cの混合室11の下端の流入部11aに向けて次第に縮径するベンチュリー形状に形成されている。そのため、各小バーナ1a,1b,1cの一次空気供給口13に、給気室3から各小バーナ1a,1b,1cの混合室11に向けて一次空気が流速を速めて流れ、一次空気供給口13の周囲に給気室3の内圧よりも低圧の雰囲気が作り出される。また、一次空気供給口13の周囲を囲う筒部15を設けて、この筒部15に燃料ガス供給口14を開設している。これにより、一次空気供給口13の周囲に作り出される低圧の雰囲気に燃料ガス供給口14が臨むことになる。
【0013】
燃焼装置は、更に、第1乃至第3の3個の小バーナ1a,1b,1cの燃料ガス供給口14に燃料ガスを供給する共通のガス供給路4を備えている。ガス供給路4の下流部分は、第1小バーナ1aの燃料ガス供給口14に接続される第1分岐路4aと、第2小バーナ1bの燃料ガス供給口14に接続される第2分岐路4bと、第3小バーナ1cの燃料ガス供給口14に接続される第3分岐路4cとに分岐されている。また、ガス供給路4には、上流側から順に、元電磁弁5と、調圧手段6と、第1乃至第3の3個の小バーナ1a,1b,1cの燃料ガス供給口14のうち燃料ガスが供給される燃料ガス供給口14の数を可変する切換手段7とが設けられている。尚、図1では、ガス供給路4の下流部分が給気室3に挿入されているかのように図示されているが、これは作図上の都合によるものであって、実際には、給気室3の外側にガス供給路4の下流部分が配置される。
【0014】
調圧手段6は、所謂ゼロガバナと呼ばれるものであり、燃料ガスが流入する入口室601と、入口室601に対し第1弁座602で仕切られた出口室603と、出口室603に対し第1ダイヤフラム604で仕切られた、入口室601に連通する第1圧力室605と、第1圧力室605に対し第2弁座606で仕切られた、出口室603に連通する第2圧力室607と、第2圧力室607に対し第2ダイヤフラム608で仕切られた制御圧室609と、第1ダイヤフラム604に連結され、第1弁座602に形成した第1弁孔610aを開閉する第1ダイヤフラム弁610と、第2ダイヤフラム608に連結され、第2弁座606に形成した第2弁孔611aを開閉する第2ダイヤフラム弁611と、第1ダイヤフラム弁610を下方の閉じ側に付勢する第1スプリング612と、第2ダイヤフラム弁611を上方の閉じ側に付勢する第2スプリング613とを備える。制御圧室609は、連通管609aを介して給気室3に接続されており、給気室3の内圧が制御圧室609に導入される。
【0015】
ここで、入口室601の圧力(一次圧)をP1、出口室603の圧力(二次圧)をP2、第1圧力室605の圧力をP3、給気室3の内圧をP4、第1スプリング612のスプリング荷重をF1、第2スプリング613のスプリング荷重をF2、第1ダイヤフラム604の有効受圧面積をSa、第1弁孔610aの面積をSb、第2ダイヤフラム608の有効受圧面積をSc、第2弁孔611aの面積をSdとすると、第1ダイヤフラム604には、上方にP3・Sa+P2・Sbの押圧力が作用し、下方にP2・Sa+P1・Sb+F1の押圧力が作用して、両押圧力がバランスするため次式、
P3・Sa+P2・Sb=P2・Sa+P1・Sb+F1…(1)
が成立し、(1)式から次式、
P3=P2+(P1−P2)Sb/Sa+F1/Sa…(2)
が得られる。ここで、Sb≪Saであるから、(2)式の右辺第2項は零と看做すことができ、次式、
P3=P2+F1/Sa…(3)
が成立する。
【0016】
また、第2ダイヤフラム608には、上方にP4・Sc+P2・Sd+F2の押圧力が作用し、下方にP2・Sc+P3・Sdの押圧力が作用して、両押圧力がバランスするため次式、
P4・Sc+P2・Sd+F2=P2・Sc+P3・Sd…(4)
が成立し、(4)式から次式、
P4・Sc+F2=P2(Sc−Sd)+P3・Sd…(5)
が得られる。(5)式に(3)式を代入して整理すると、次式、
P4・Sc+F2=P2・Sc+F1・Sd/Sa…(6)
になる。ここで、Sd≪Saであるから、(6)式の右辺第2項は零と看做すことができ、次式、
P2=P4+F2/Sc…(7)
が成立する。従って、調圧手段6の下流側の燃料ガスの二次圧P2は、給気室3の内圧P4に傾き1で比例することになる。
【0017】
切換手段7は、第1分岐路4aの分岐部に設けられた、第1小バーナ1aの燃料ガス供給口14に燃料ガスを供給・遮断する第1電磁弁7aと、第2分岐路4bの分岐部に設けられた、第2小バーナ1bの燃料ガス供給口14に燃料ガスを供給・遮断する第2電磁弁7bと、第3分岐路4cの分岐部に設けられた、第3小バーナ1cの燃料ガス供給口14に燃料ガスを供給・遮断する第3電磁弁7cとで構成されている。また、各分岐路4a,4b,4cには、オリフィス8が設けられている。
【0018】
本実施形態によれば、給気室3の内圧P4と各小バーナ1a,1b,1cの燃料ガス供給口14の雰囲気圧との差圧が各小バーナ1a,1b,1cの一次空気供給口13に流れる一次空気の流量、即ち、各小バーナ1a,1b,1cへの一次空気供給量に比例して変化する。そして、燃料ガスの二次圧P2は調圧手段6によって給気室3の内圧P4に比例するように調圧されるため、第1乃至第3の3個の小バーナ1a,1b,1cの一部の小バーナへのガス供給が遮断されても、残りの小バーナへの燃料ガス供給量は当該小バーナへの一次空気供給量に比例して変化し、混合気の空燃比が一定に保たれて、良好に全一次燃焼する。尚、各小バーナ1a,1b,1cへの一次空気供給量と燃料ガス供給量との比率、即ち、混合気の空燃比は、各分岐路4a,4b,4cに設けたオリフィス8により決定される。
【0019】
ここで、第1電磁弁7aを開弁させて第1小バーナ1aのみに燃料ガスを供給する小能力状態では、燃焼ファン2の回転数を最小回転数Nminと最大回転数Nmaxとの間で変化させると、第1バーナ1aへの燃料ガス供給量、即ち、第1バーナ1aの燃焼量は燃焼ファン2の回転数に比例して図2のa線で示すように変化する。また、第2電磁弁7bも開弁させて第1小バーナ1aに加えて第2小バーナ1bにも燃料ガスを供給する中能力状態では、第1と第2の両小バーナ1a,1bの合計燃焼量が燃焼ファン2の回転数に比例して図2のb線で示すように変化する。更に、第3電磁弁7cも開弁させて第1乃至第3の全ての小バーナ1a,1b,1cに燃料ガスを供給する大能力状態では、第1乃至第3小バーナ1a,1b,1cの合計燃焼量が燃焼ファン2の回転数に比例して図2のc線で示すように変化する。
【0020】
そして、被加熱物の負荷に応じて算出されるバーナ1全体の要求燃焼量が例えば図2のQlからQhに急増した場合、第1小バーナ1aのみに燃料ガスを供給する小能力状態から第1乃至第3の全ての小バーナ1a,1b,1cに燃料ガスを供給する大能力状態に切換えることで、燃焼ファン2の回転数を変化させなくても、バーナ1全体の燃焼量をQlからQhに増加させることができる。このように本実施形態では、燃焼ファン2の回転数を大きく変化させなくても、バーナ1全体の燃焼量を大きく変化させることができ、燃焼量を大きく変化させる際の応答性を良くできる。
【0021】
また、燃焼ファン2の最小回転数Nminは、図示省略した排気筒への風の侵入等の外乱の影響で失火しないように比較的高めに設定されるが、第1小バーナ1aのみに燃料ガスを供給する小能力状態に切換えることで、バーナ1全体の最小燃焼量Qminを十分に小さくできる。従って、バーナ1全体の最大燃焼量Qmaxから最小燃焼量Qminまでの可変幅を広く確保することができる。
【0022】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、上記実施形態では、第1乃至第3の3個の小バーナ1a,1b,1cを全て同一の大きさのものとしているが、第1小バーナ1a、第2小バーナ1b、第3小バーナ1cの順に大きくし、切換手段7により、第1小バーナ1aのみに燃料ガスを供給する最小の第1能力状態と、第2小バーナ1bのみに燃料ガスを供給する第2能力状態と、第1小バーナ1a及び第2小バーナ1bに燃料ガスを供給する第3能力状態と、第1小バーナ1a及び第3小バーナ1cに燃料ガスを供給する第4能力状態と、第2小バーナ1b及び第3小バーナ1cに燃料ガスを供給する第5能力状態と、第1乃至第3小バーナ1a,1b,1cに燃料ガスを供給する最大の第6能力状態とに切換え自在としてもよい。尚、上記実施形態の如く第1乃至第3の3個の小バーナ1a,1b,1cが同一の大きさである場合、各小バーナ1a,1b,1cの一次空気供給口13の大きさを全て同一にすると共に、各分岐路4a,4b,4cに設けるオリフィス8の通路面積を全て同一にするが、小バーナ1a,1b,1cの大きさを異ならせる場合には、大きな小バーナほど一次空気供給口13を大きくすると共にオリフィス8の通路面積を大きくして、一次空気供給量及び燃料ガス供給量が小さな小バーナに比し多くなるようにする。また、小バーナの数は、2個或いは4個以上であってもよい。
【0023】
また、2個以上の被加熱物、例えば、給湯用熱交換器及び暖房用熱交換器と、給湯用熱交換器を加熱する給湯用バーナ及び暖房用熱交換器を加熱する暖房用バーナと、給湯用バーナに一次空気を供給する給湯用燃焼ファン及び暖房用バーナに一次空気を供給する暖房燃焼ファンとを備える燃焼装置においても、給湯用と暖房用の各バーナを複数の小バーナに分割して同様に本発明を適用できる。この場合、給湯用バーナの複数の小バーナに共通の給湯用ガス供給路に給湯用の調圧手段を介設して、この調圧手段の制御圧室に給湯用バーナの複数の小バーナに共通の給湯用給気室の内圧を導入すると共に、暖房用バーナの複数の小バーナに共通の暖房用ガス供給路に暖房用の調圧手段を介設して、この調圧手段の制御圧室に暖房用バーナの複数の小バーナに共通の暖房用給気室の内圧を導入してもよいが、給湯用バーナの複数の小バーナ及び暖房用バーナの複数の小バーナに共通のガス供給路に単一の調圧手段を介設し、この調圧手段の制御圧室に給湯用と暖房用の両給気室の内圧を導入することも可能である。
【符号の説明】
【0024】
1…バーナ、1a,1b,1c…小バーナ、11…混合室、13…一次空気供給口、14…燃料ガス供給口、2…燃焼ファン、3…給気室、4…ガス供給路、6…調圧手段、7…切換手段。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
燃料ガスと一次空気とを混合する混合室を有する全一次燃焼式バーナと、バーナに一次空気を供給する燃焼ファンとを備える燃焼装置において、
バーナは、各別の混合室を有する複数の小バーナに分割され、各小バーナ毎に混合室に対する一次空気供給口と燃料ガス供給口とが設けられ、
燃焼ファンからの一次空気を複数の小バーナの一次空気供給口に供給する共通の給気室と、複数の小バーナの燃料ガス供給口に燃料ガスを供給する共通のガス供給路と、ガス供給路に設けられ、下流側に供給される燃料ガスの二次圧が給気室の内圧に比例するように調圧する調圧手段と、調圧手段の下流側のガス供給路の部分に設けられ、複数の小バーナの燃料ガス供給口のうち燃料ガスが供給される燃料ガス供給口の数を可変する切換手段とを備え、
各小バーナの一次空気供給口は、給気室から各小バーナの混合室に向けて流速を速めて一次空気を流して、その周囲に給気室の内圧よりも低圧の雰囲気を作り出すように構成され、この低圧の雰囲気に臨むように各小バーナの燃料ガス供給口が設けられていることを特徴とする燃焼装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−77964(P2012−77964A)
【公開日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−221876(P2010−221876)
【出願日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【出願人】(000115854)リンナイ株式会社 (1,534)
【Fターム(参考)】