説明

瓶又は同様の容器を検査するための装置及び方法

検査流体及び/又は点検流体をそれぞれの容器に導入し、容器用の輸送路に配置された検査ステーションにより、容器の内部空間で生成され得るガス状及び/又は蒸気状の反応生成物を分析することによって、瓶又は同様の容器を検査するための装置において、輸送路の輸送方向で、前後に並べて、少なくともガス状及び/又は蒸気状の発生生成物を分析するための少なくとも2つの検査ステーションが設けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の前段に記載の装置及び請求項11の前段に記載の方法に関する。
【背景技術】
【0002】
基本的には流体の検査媒体及び/又は反応媒体をそれぞれの容器に導入し、所定の反応時間の経過後に容器の内部空間からガス状及び/又は蒸気状の容器試料を取り出し、検査媒体及び/又は反応媒体と容器の内部空間に存在する汚染物質との反応によって生じる存在し得る反応生成物に関してそれぞれの容器試料を分析することによって、瓶又は同様の容器を検査するための装置が公知である。輸送体の上で通過移動される容器に流体の検査媒体及び/又は反応媒体(検査流体又は反応流体)を導入するのに適しており、かつそれぞれの容器試料を取り出すこともできる検査ステーションが、特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】独国特許出願公開第102006009282A1号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の課題は、検査媒体及び/又は反応媒体を導入し、取り出された容器試料を分析することによって容器を検査するための装置及び方法であって、高い能率の場合にも、すなわち時間単位当たりに検査される容器が多数である場合にもこの検査を確実に行えるようにする装置及び方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この課題を解決するために、請求項1に対応する装置が構成される。容器を検査するための方法は、請求項11の対象である。
【0006】
本発明による検査ステーションの場合、2つの検査ステーションが設けられるので、各検査ステーションではそれぞれ、装置に供給される容器のいくつかだけから容器試料を取り出せばよくなることがあり、このとき、取り出される容器試料の数がやはり容器の数と等しくなるようにし、すなわち全体として見れば各容器から1つの容器試料が取り出される。したがって、少なくとも2つの検査ステーションを使用することによって、各検査ステーションで時間単位当たりに処理すべき容器の数が減少され、これによって、装置の全体の能率を本質的に高めることが可能である。この利点は、検査ステーションが、同時に検査媒体及び/又は反応媒体を容器に導入するためにも使用される場合、特に顕著である。
【0007】
また、本発明の変形形態、利点、及び利用可能性は、例示的実施形態の以下の説明及び図面から理解される。ここで、説明及び/又は図示するすべての特徴は、特許請求の範囲又はその遡及適用における本発明の要約とは無関係に、それ自体で又は任意の組み合わせで、基本的に本発明の対象である。同様に、特許請求の範囲の内容も、本説明の構成部分とされる。以下、本発明を、図面に基づいて例示的実施形態に関して説明する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】瓶又は同様の容器用の検査装置の簡略化した平面図である。
【図2】図1の装置の検査ヘッドの側面図である。
【図3】本発明による検査装置の別の実施形態の、図1と同様の図面である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1に全体を参照番号1で示した装置は、検査流体及び/又は反応流体の形態での検査媒体及び/又は反応媒体を各瓶に導入し、検査流体及び/又は反応流体を導入した後にそれぞれの瓶2からガス状又は蒸気状の容器試料を取り出し、この容器試料に含まれるガス状及び/又は蒸気状の反応生成物に関して容器試料をガス分析することによって、瓶2又は同様の容器を検査するために使用される。
【0010】
図示した実施形態では、検査装置1は、特に輸送ベルト4を有する輸送体3から構成され、この輸送ベルト4の上で、瓶2が直立して、すなわち瓶の軸を垂直方向に向けて、輸送路5の上を一列の瓶の流れとして矢印Aの方向に移動される。輸送路5の両側に、それぞれ循環駆動される2つの支持ベルト6と7が設けられ、それらのベルトのループ面はそれぞれ垂直面に向けられている。支持ベルト6と7は、反対回転で駆動され、それにより、輸送路5を側方で画定すると共にこの輸送路の上で瓶2を支持する支持ベルト6と7の長さが輸送方向Aに移動し、瓶2が、これらの支持ベルト6と7の間に、例えば挟持してそれぞれ保持される。
【0011】
輸送路5には、輸送方向Aに互いにずれて2つの検査ステーション8が設けられ、これらは、同一の構成にされ、そのうちの一方が図2に示されている。各検査ステーション8は、本質的に、検査装置1の機械フレームに保持された支持体9から構成され、この支持体9には、クランク車輪10が、輸送方向Aに対して垂直の水平軸を中心に回転可能に支持され、このクランク車輪10に、クランク車輪の軸に対して偏心して噴射及び分析ヘッド11が支持される。この噴射及び分析ヘッド11は、特にノズル管12を有し、このノズル管12は、検査流体及び/又は反応流体をそれぞれの瓶2に導入するため、及び/又は、反応生成物のガス分析のために瓶2からガス状及び/又は蒸気状の容器試料を吸い込むために使用される。
【0012】
支持ベルト6、7と同時に、かつ、瓶2の移動と同期してクランク車輪10を図2の矢印Bの方向に駆動することによって、噴射及び分析ヘッド11は、瓶2が検査ステーション8に達したときには常に、瓶口2.1を通してノズル管12を当該の瓶2に導入するように下方に移動され、同時に、輸送方向Aに移動する瓶と共に随伴移動される。ノズル管12をそれぞれの瓶2内に最初に差し入れる際、又はその直前に、検査流体及び/又は反応流体の導入が行われ、それに引き続いて、さらにノズル管12が瓶2内に差し入れられると、十分な反応時間の後に、瓶2から容器試料が吸い込まれる。このために、ノズル管は例えば2つの別個の通路を有する構成にされ、すなわち、検査流体及び/又は反応流体を導入するための1つの通路と、ガス状及び/又は蒸気状の容器試料を吸い込むための別の通路とを有する構成にされる。
【0013】
容器試料を吸い込んだ後、瓶2がさらに輸送方向Aに移動されると、クランク車輪10の回転運動によってノズル管12が再び瓶2から抜き出される。したがって、クランク車輪10が回転すると、噴射及び分析ヘッド11が、垂直及び水平成分からなる上昇運動を行う。支持体9と噴射及び分析ヘッド11との間で作用する二重平行ガイド13によって、噴射及び分析ヘッド11の移動の際に、ノズル管12の軸が常に垂直方向に向いていることが保証される。
【0014】
検査流体及び/又は反応流体を瓶2に導入した後、ガス状及び/又は蒸気状の容器試料が取得可能になって噴射及び分析ヘッドを通して吸い込むことができるようになるまでに、ある程度の反応時間が必要であり、すなわち、この反応時間により、各瓶2の検査に必要な検査時間が本質的に決定される。この検査時間を短縮するために、検査流体及び/又は反応流体は、温められた又は熱せられた状態で瓶2に導入されることが好ましいが、反応時間は、使用できる検査流体及び/又は反応流体によって規定され、任意に短縮することはできない。それにもかかわらず検査装置1の高い能率を達成するために、2つの検査ステーション8が輸送方向Aで前後に並べて設けられる。この場合、制御は、輸送路5に供給される各瓶2が、交互に、一方又は他方の検査ステーション8によって処理されるように行われ、すなわち、例えば1番目、3番目、5番目、以下奇数番目の各瓶2は、輸送方向Aに関して第1の検査ステーション8によって処理され、2番目、4番目、6番目、以下偶数番目の各瓶2は、輸送方向Aで第2の検査ステーション8によって処理される。
【0015】
ガス状及び/又は蒸気状の容器試料の評価又は分析は、両方の検査ステーション8について1つの共通のガス分析ユニット14で行われる。このために、各検査ステーション8は独自の制御部15を有し、この制御部15によって、特に瓶2内への検査流体及び/又は反応流体の導入が制御され、またこの制御部15は、容器試料を吸い込んで、それぞれ1つの接続された分析管路16に転送するための手段も備えるが、両方の検査ステーション8は、分析管路16と切換え弁17とを介してガス分析ユニット14の1つの共通の入口に接続される。中央処理装置18によって、検査ステーション8又はその制御部15、及びまた切換え弁17は、検査ステーション8によって供給されたガス状及び/又は蒸気状の容器試料が時間的に順次にガス分析ユニット14で分析され、これによって、存在する可能性がある汚染物質又は残渣、例えば化学的及び/又は生物学的な残渣に関して、検査ステーション8に存在する瓶2が順次に検査されるように制御される。検査ステーション8にある瓶2内への検査流体及び/又は反応流体の導入は、例えば時間的にずらして行われ、それにより、一方の検査ステーション8における反応時間中に、他方の検査ステーション8に位置する瓶2からの容器試料が、関連の分析管路16と切換え弁17とを通してガス分析ユニット14に供給され、そこで分析される。
【0016】
検査の際に、汚染された瓶2が確認されると、その瓶2は、輸送路5を通過した後に瓶の流れから排除され、すなわち、ガス分析ユニット14によって供給される対応する信号によって発動されて排除される。
【0017】
図示した実施形態では、分析管路16に追加の制御弁19が設けられ、この制御弁19により、例えば切換え弁17の切換えの際に分析管路16を遮断することができる。制御弁19は、検査ステーション8又はそこにある噴射及び分析ヘッド11に直接存在することが好ましい。これによって、制御弁19と切換え弁17との間に延在する分析管路16のそれぞれの長さを、容器試料の残存物を除去するために、不活性のガス状及び/又は蒸気状の媒体で、例えばCO2ガス、窒素、又は無菌空気で洗浄することが可能であり、すなわち、制御弁19及び切換え弁17を閉じて、不活性媒体を供給及び排出するための弁(図示せず)を通してこれを行うことができる。
【0018】
図3は、別の実施形態として、図1と同様の図面で、検査装置1aを示しており、この検査装置1aが検査装置1と本質的に異なる唯一の点は、それぞれの検査の際に得られた又はそれぞれの検査ステーション8から得られた容器試料を中間貯蔵するためのそれぞれ1つのタンク又は貯蔵部20が、弁19と切換え弁17との間の分析管路16に設けられることである。両方の貯蔵部20によって、容器試料の分析は、検査ステーション8での瓶2の処理、すなわち、検査流体及び/又は反応流体の瓶2内への導入及びこれらの瓶2からの容器試料の吸い込みから時間的に切り離される。
【0019】
中央処理装置18によって、例えば、反応時間の経過後に、それぞれの容器試料が制御部15を通り、弁19を開いた状態で、当該の検査ステーション8に割り当てられた貯蔵部20に導入され、次に弁19が再び閉じられるように、制御部15、弁19、及び切換え弁17が制御される。貯蔵部20内に中間貯蔵された容器試料の分析は、ガス分析ユニット14によって時間的に順次に行われ、すなわち、切換え弁17の対応する制御によって行われる。一般に、制御は、各貯蔵部20で、例えばそれぞれ1つの瓶2の容器試料だけが貯蔵されるように行われる。ガス状及び/又は蒸気状の反応生成物の分析により瓶2の汚染が確認されると、この瓶2は、ガス分析ユニット14によって供給された信号によって発動されて、輸送路5を通過した後にやはり排除される。
【0020】
しかし、基本的には、各貯蔵部20に、複数の瓶2のガス状及び/又は蒸気状の容器試料を貯蔵することもでき、しかしこの場合、個々の汚染された瓶2を検知して排除することはもはや不可能であり、汚染の確認の際、汚染が確認された瓶の群全体を排除する必要がある。
【0021】
この実施形態の場合もやはり、容器試料の残存物を分析管路16及び貯蔵部20から除去するために、分析管路16及びそこに配置された貯蔵部20を不活性のガス状及び/又は蒸気状の媒体で、例えばCO2ガス、窒素、又は無菌空気で洗浄することが好ましい。
【0022】
以上、本発明について例示的実施形態を説明した。本発明の基礎となる本発明の趣旨を逸脱することなく、変更ならびに変形が可能であることが理解される。
【0023】
上では、検査ステーション8が輸送路5の輸送方向Aに前後に並べて設けられることを前提とした。しかし、基本的には、搬送される容器の流れが複数の平行な容器の流れにされ、次いで、それらの流れに、少なくとも1つの検査ステーション8を有するそれぞれ1つの輸送路が割り当てられるように、検査装置を構成することもできる。この実施形態でも、ガス状及び/又は蒸気状の反応生成物に関する容器試料の分析は、同様に1つの共通のガス分析ユニット14で行われる。
【符号の説明】
【0024】
1、1a 検査装置
2 瓶
2.1 瓶口
3 輸送体
4 輸送ベルト
5 輸送路
6、7 支持ベルト
8 検査ステーション
9 支持体
10 クランク車輪
11 噴射及び分析ヘッド
12 ノズル管
13 二重平行ガイド
14 ガス分析ユニット又はガス分析装置
15 制御部
16 分析管路
17 切換え弁
18 中央処理装置
19 弁
20 貯蔵部
A 輸送体3の輸送方向
B クランク車輪10の回転方向

【特許請求の範囲】
【請求項1】
検査媒体及び/又は反応媒体をそれぞれの容器(2)に導入し、それぞれの容器(2)から取り出されたガス状及び/又は蒸気状の容器試料を、前記容器(2)用の輸送路(5)に配置された検査ステーション(8)によって、ガス状及び/又は蒸気状の反応生成物に関して分析することによって、瓶又は同様の容器(2)を検査するための装置において、少なくとも前記ガス状及び/又は蒸気状の容器試料を取り出すために、少なくとも2つの検査ステーション(8)が設けられることを特徴とする装置。
【請求項2】
前記輸送路(5)の輸送方向(A)で、前後に並べて少なくとも2つの検査ステーション(8)が設けられることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記少なくとも2つの検査ステーション(8)に、前記ガス状及び/又は蒸気状の容器試料を分析するための1つの共通のガス分析ユニット(14)が割り当てられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の装置。
【請求項4】
前記検査ステーション(8)によって供給された容器試料がそれぞれ時間的に順次に前記ガス分析ユニット(14)で分析されるように、前記検査ステーション(8)及び/又は前記ガス分析ユニット(14)、及び/又は前記検査ステーション(8)と前記ガス分析ユニット(14)とを接続するガス経路又は分析管路(16)の制御弁を制御するための中央処理装置を特徴とする、請求項3に記載の装置。
【請求項5】
少なくとも1つの検査ステーション(8)に、前記検査ステーション(8)によって供給された容器試料を貯蔵するための貯蔵部(20)が割り当てられていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の装置。
【請求項6】
前記検査ステーション(8)と前記共通のガス分析ユニット(14)とを接続するガス経路又は分析管路(16)が、例えば制御弁(19)によって個別に遮断可能であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の装置。
【請求項7】
前記検査ステーション(8)と前記共通のガス分析ユニット(14)とを接続するガス経路(16)、及び/又は前記検査ステーション(8)に割り当てられた貯蔵部(20)を、不活性のガス状及び/又はガス状の媒体で、例えば不活性ガス及び/又は無菌空気で洗浄可能であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の装置。
【請求項8】
前記少なくとも2つの検査ステーション(8)が、それぞれ、前記検査媒体及び/又は前記反応媒体を容器(2)に導入するようにも構成されることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の装置。
【請求項9】
前記検査媒体及び/又は前記反応媒体が、検査流体及び/又は反応流体であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の装置。
【請求項10】
前記少なくとも2つの検査ステーション(8)が、温められた又は熱せられた状態で前記検査媒体及び/又は前記反応媒体を導入するように構成されることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の装置。
【請求項11】
前記検査ステーション(8)と前記ガス分析ユニット(14)とを接続する前記ガス経路(16)、及び/又は前記検査ステーション(8)に割り当てられた前記貯蔵部(20)が加熱可能であることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の装置。
【請求項12】
一列の容器の流れのために前記輸送路(5)が構成されることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の装置。
【請求項13】
検査媒体及び/又は反応媒体をそれぞれの容器(2)の内部空間に導入し、前記それぞれの容器(2)から容器試料を取り出し、前記容器(2)用の輸送路(5)に設けられた検査ステーション(8)を使用して、ガス状及び/又は蒸気状の反応生成物に関して前記容器試料を分析することによって、瓶又は同様の容器(2)を検査するための方法において、前記容器(2)の検査が少なくとも2つの検査ステーション(8)によって行われ、各容器(2)から、前記容器試料が検査ステーション(8)でのみ取り出されることを特徴とする方法。
【請求項14】
前記容器(2)の検査が、1つの共通の輸送路(5)に設けられた少なくとも2つの検査ステーション(8)によって行われることを特徴とする、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記検査ステーション(8)で取り出された前記容器試料が、1つの共通のガス分析ユニット(14)で分析されることを特徴とする、請求項13又は14に記載の方法。
【請求項16】
各検査ステーション(8)に、前記検査媒体及び/又は前記反応媒体が導入され、反応時間の経過後に前記容器試料が取り出されることを特徴とする、請求項13〜15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
前記容器(2)内への前記検査媒体及び/又は前記反応媒体の導入が、前記検査ステーション(8)とは別個の少なくとも1つのステーションで行われることを特徴とする、請求項13〜16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
一方の検査ステーション(8)の前記容器試料が他方の検査ステーション(8)の反応時間中に分析されるように、前記検査ステーション(8)によって供給された前記容器試料の分析が時間的にずらして行われることを特徴とする、請求項13〜17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
前記検査媒体及び/又は前記反応媒体が、温められた又は熱せられた状態で前記それぞれの容器(2)に供給されることを特徴とする、請求項13〜18のいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
前記それぞれの容器試料が貯蔵部(20)に中間貯蔵されることを特徴とする、請求項13〜19のいずれか一項に記載の方法。
【請求項21】
検査媒体及び/又は反応媒体として、検査流体及び/又は反応流体が使用されることを特徴とする、請求項13〜20のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
前記検査ステーション(8)と前記ガス分析ユニット(14)とを接続するガス通路又は管路(16)及び/又は前記ガス通路又は管路(16)の機能要素、及び/又は前記容器試料を貯蔵するための貯蔵部(20)が、前記容器試料の残存物を除去するために、不活性媒体で、例えば不活性のガス状及び/又は蒸気状の媒体で洗浄されることを特徴とする、請求項13〜21のいずれか一項に記載の方法。
【請求項23】
各検査ステーション(8)に割り当てられた前記貯蔵部(20)、及び/又は前記ガス分析ユニット(14)に通じるガス経路(16)が、それぞれ、前記容器試料を取り出した後、及び/又は前記容器試料を分析した後に前記不活性媒体で洗浄されることを特徴とする、請求項22に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2011−506083(P2011−506083A)
【公表日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−538375(P2010−538375)
【出願日】平成20年10月18日(2008.10.18)
【国際出願番号】PCT/EP2008/008838
【国際公開番号】WO2009/083051
【国際公開日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【出願人】(598125028)カーハーエス・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング (125)
【Fターム(参考)】