説明

生活用水供給方法及び装置

【課題】アルカリ性水、酸性水及び純水を得ることができると共に、電解槽をコンパクト化できる生活用水供給方法及び装置を提供すること。
【解決手段】原水を逆浸透膜装置で処理して濃縮水と透過水を得る脱塩工程と、電解槽に該逆浸透膜装置から得られる濃縮水を流入し、陰極室からアルカリ性水を、陽極室から酸性水を得る電解工程と、を有し、原水、透過水、アルカリ性水及び酸性水を生活用水として使用点に供給する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水道水等の原水を処理して、少なくとも原水、アルカリ性水、酸性水及び純水を生活用水として供給する生活用水供給方法及び装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年の健康ブームあるいは生活水準の向上に伴い、生活用水として水道水以外に、軟水、純水、酸性水あるいはアルカリ性水の利用が盛んである。特に、純水は、洗濯、食器洗い及び調理用などで使用するのに好適であり、豊富に供給できるシステムが要望されている。また、アルカリ性水は健康のための飲料水として注目を集めており、酸性水はトイレ、食材の殺菌などに好適に利用されている。
【0003】
特開平9−151503号公報には、水道水を浄化する浄化部と、その浄化された水を使途別に水質調整する水質調整部とを有し、水質調整部で水質調整した水を前記使途別に供給する浄化システムが開示されている。この浄化システムによれば、水道水を使用目的に適合した水質に調整した水を適所に供給することができる。
【0004】
また、特開2002−143854号公報には、電解槽内に対向して設けられ通水された原水を電気化学処理できる第1電極と第2電極と、前記第1電極に正電位、且つ前記第2電極に負電位を印加する電源部と、前記第1電極と前記第2電極との間に複数のセルを形成するため、前記第1電極と前記第2電極間にそれぞれ間隔をおいて所定の順で並べられた複数のイオン交換膜と、それぞれ流量調整弁が設けられ前記複数のセルのそれぞれに通水できる導入路と、前記複数のセルのそれぞれから処理水を吐出する吐出路とを備えた電気化学的水処理装置であって、前記複数のイオン交換膜が、一価陰イオン選択性陰イオン交換膜、非イオン選択性陰イオン交換膜、非イオン選択性陽イオン交換膜、一価陽イオン選択性陽イオン交換膜から構成され、且つ前記第1電極から前記第2電極までの間にこの順で並べられている電気化学的水処理装置が開示されている。この電気化学的水処理装置によれば、一つの装置で、脱イオン水、Na型の軟水、二価イオンの豊富なミネラル水、アルカリ性水、酸性水と各種の水が容易に生成できる。
【特許文献1】特開平9−151503号公報(請求項1)
【特許文献2】特開2002−143854号公報(請求項1、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特開平9−151503号公報の浄化システムは、異物除去手段、臭気除去手段、有害物質除去手段、適温調整手段、イオン除去手段、ミネラル添加手段、pH調整手段、ガス添加手段などの各手段の設置が必要であり、設置コストが嵩むと共に配管も複雑となるという問題がある。
【0006】
また、特開2002−143854号公報の電気化学的水処理装置は、純水、酸性水及びアルカリ性水は容易に得られるものの、水道水を原水とし、極間距離が大きいため高電圧で運転する必要がある。また、装置構造が複雑であり、イオン交換膜を多用しており、高価である。
【0007】
従って、本発明の目的は、アルカリ性水、酸性水及び純水を得ることができると共に、電解槽をコンパクト化できる生活用水供給方法及び装置構造が比較的簡易な生活用水供給装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
かかる実情において、本発明者は鋭意検討を行った結果、原水を逆浸透膜装置で処理して濃縮水と透過水を得る工程と、電解槽に該逆浸透膜装置から得られる濃縮水を流入し、陰極室からアルカリ性水を、陽極室から酸性水を得る工程と、を有し、原水、透過水、アルカリ性水及び酸性水を生活用水として使用点に供給するようにすれば、アルカリ性水、酸性水及び純水を得ることができると共に、電解槽をコンパクト化できること、また、高価なイオン交換膜を使用していないため、安価に製造できること等を見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち、本発明は、原水を逆浸透膜装置で処理して濃縮水と透過水を得る工程と、電解槽に該逆浸透膜装置から得られる濃縮水を流入し、陰極室からアルカリ性水を、陽極室から酸性水を得る工程と、を有し、原水、透過水、アルカリ性水及び酸性水を生活用水として使用点に供給する生活用水供給方法を提供するものである。
【0010】
また、本発明は、逆浸透膜装置と、供給された被処理水を電気分解してアルカリ性水と酸性水とを生成する電解槽を備える生活用水供給装置であって、該逆浸透膜装置の原水側には原水導入配管を、濃縮水側には濃縮水流出配管を、透過水側には透過水流出配管をそれぞれ配し、該電解槽の被処理水流入側には該逆浸透膜装置の濃縮水流出配管を、陰極室にはアルカリ性水流出配管を、陽極室には酸性水流出配管をそれぞれ配し、原水導入配管と原水使用点を接続する原水供給配管と、透過水流出配管と透過水使用点を接続する透過水供給配管と、アルカリ性水流出配管とアルカリ性水使用点を接続するアルカリ性水供給配管と、酸性水流出配管と酸性水使用点を接続する酸性水供給配管と、をそれぞれ配する生活用水供給装置を提供するものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明の生活用水供給方法によれば、アルカリ性水、酸性水及び純水を得ることができると共に、電解槽をコンパクト化できる。また、本発明の生活用水供給装置によれば、高価なイオン交換膜を使用していないため安価に製造できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明の生活用水供給方法及び装置(以下、2つの発明を言う場合、単に「本発明において」と言うことがある。)において、原水は生活用水として使用される水道水等の水である。水道水には通常、カルシウムイオンやマグネシウムイオン等の2価のカチオンの他、ナトリウムイオン、カリウムイオン、塩化物イオン、硝酸イオン、硫酸イオン等の強電解質、炭酸イオン、シリカ等の弱電解質等の不純物が種々の比率で含まれている。
【0013】
本発明において、生活用水としては、ダイニング、洗面所、バスルームなどで使用される人間が生活を営むために必要となる各種用水であり、飲料用水を含むものである。このため、生活用水が使用される場所としては、一戸建て住宅、集合住宅、仮設住宅などの各種住宅の他、会社の事務所、工場、実験室、研究所、病院、宿泊施設などの人が活動する場所も含むものである。
【0014】
次ぎに、本発明の実施の形態における生活用水供給方法及び生活用水供給装置を図1を参照して説明する。本例の生活用水供給装置50は、逆浸透膜装置10と、供給された被処理水を電気分解してアルカリ性水と酸性水とを生成する電解槽20を備えるものであって、逆浸透膜装置10の原水側には原水導入配管aを、濃縮水側には濃縮水流出配管cを、透過水側には透過水流出配管bをそれぞれ配し、電解槽20の被処理水流入側には逆浸透膜装置10の濃縮水流出配管cを、陰極室にはアルカリ性水流出配管dを、陽極室には酸性水流出配管eをそれぞれ配し、原水導入配管aと原水使用点を接続する原水供給配管Aと、透過水流出配管bと透過水使用点を接続する透過水供給配管Bと、アルカリ性水流出配管dとアルカリ性水使用点を接続するアルカリ性水供給配管Dと、酸性水流出配管eと酸性水使用点を接続する酸性水供給配管Eと、をそれぞれ配するものである。
【0015】
逆浸透膜装置(RO)10としては、特に制限されず、公知の逆浸透膜装置が使用できる。RO膜としては、3.9MPa以上の高圧膜から0.98MPa以下の超低圧膜まで種々のタイプのものを使用することができる。また、RO膜としては、酢酸セルロース及びその誘導体の膜あるいは合成高分子膜が使用できる。また、逆浸透膜装置は、通常工業的に利用可能な型式に膜を収納した装置(モジュール)として使用される。モジュールの形態としては、中空糸型、スパイラル型、平板型、チューブ型及びホローファイバー型などが挙げられる。
【0016】
電解槽20は、供給された被処理水を電気分解してアルカリ性水と酸性水とを生成するものであれば、特に制限されず、公知の電解槽を使用することができる。電解槽20は、例えば直流電源に接続された一組のチタン基板に白金メッキを施した電極を対向させて陽極および陰極とし、該電極間に形成される空間を電解室とし、該電解室に被処理水導入管と陽極側に接続された酸性水排出管と陰極側に設置されたアルカリ水排出管を有し、電解室に被処理水を通水しながら、前記電極間に電流密度0.1〜10A/dm程度の電流を通電して、陽極付近から酸性水を、陰極付近からアルカリ性水を排出するものを例示することができる。電解室にポリエチレン、ポリプロピレン、セラミックスなどの多孔質膜を配して電解室を陽極側を陽極室とし、陰極側を陰極室に分割する隔膜式電解槽を用いても良い。更に、これらの電解槽において、複数組の陽極と陰極を配置し、それらの電極に並列または直列に直流電流を通電する複槽式電解槽を用いることもできる。また、カルシウムイオンやマグネシウムイオンの塩や水酸化物が陰極に析出するのを防止するために、通電中に陽極と陰極の極性を20分〜1時間程度の間隔で定期的に反転し、かつ反転に同期させて酸性水およびアルカリ水排出管を切り替える極性反転機構を備えた電解槽であってもよい。
【0017】
次ぎに、本例の生活用水供給装置50を用いて生活用水を供給する方法を説明する。生活用水供給装置50を用いて生活用水を製造するには、原水を逆浸透膜装置10で処理して濃縮水と透過水を得るI工程と、電解槽20に逆浸透膜装置10から得られる濃縮水を流入し、陰極室からアルカリ性水を、陽極室から酸性水を得るII工程と、を有し、原水、透過水、アルカリ性水及び酸性水を生活用水として使用点に供給する。
【0018】
I工程において得られるRO透過水は、原水中の不純物イオン等が除去され、純水として使用点に供給される。純水は洗濯、食器洗い、調理用として好適である。I工程において得られるRO濃縮水は、原水中の不純物が濃縮されている。例えばRO回収率が65%の場合、RO濃縮水中のイオン濃度は、原水中のイオン濃度の3倍近くになる。RO濃縮水は電解槽20に送られる。
【0019】
II工程において、電解槽20に、濃縮水流出配管cを通してRO濃縮水を通水し、陰極と陽極に直流電位を印加する。電解槽20に通水、通電すると、陽極水流出配管eから排出される陽極出口水は、陽極反応によって酸素ガスが発生するため、酸素や次亜塩素酸を含み、酸化力や殺菌力を有するため、酸性水として利用することができる。また、陰極水流出配管hから排出される陰極出口水は、陰極反応によって水素ガスが発生するため、還元性を有するアルカリ性水として利用することができる。
【0020】
本発明においては、電解槽20の被処理水としてイオン濃度の高いRO濃縮水を用いるため、低電圧で運転することができる。また、電解槽20の被処理水として、RO濃縮水ではなく、例えば原水を使用した場合、同じpHのアルカリ性水や酸性水を得るためには、装置が大きくならざるを得ない。生活用水供給装置は、通常設置容積が制限されるため、装置がコンパクト化できることは大きな利点である。
【0021】
II工程で得られたアルカリ性水は調理用、食材洗浄用に好適に使用される。RO濃縮水を電気分解して得られたアルカリ性水は、原水を電気分解して得られた同じpH値のアルカリ性水と比較して、理由は不明ではあるが、野菜の洗浄効果が高い。酸性水はトイレ、食材殺菌に好適に使用される。また、原水は従前通り、生活用水として使用することができ、また、純水、アルカリ性水及び酸性水が採取できない場合の緊急用水として使用できる。具体的には、原水供給配管Aは、全ての生活用水使用点に供給可能に別配管しておくことが好ましい。
【0022】
次ぎに、本発明の他の実施の形態における生活用水供給方法及び生活用水供給装置について図2を参照して説明する。図2において、図1と同一構成要素には同一符号を付して、その説明を省略し異なる点について主に説明する。すなわち、図2において、図1と異なる点は、酸性水供給配管Eの途中に上流側から下流側に向けて、酸性水貯留槽21及び酸性水供給ポンプ24を、アルカリ性水供給配管Dの途中にアルカリ性水貯留槽22及びアルカリ性水供給ポンプ25を、透過水供給配管Bの途中に透過水貯留槽23及び透過水供給ポンプ26をそれぞれ備え、酸性水貯留槽21の下流側の酸性水供給配管と酸性水貯留槽21が酸性水戻り配管27で接続され、アルカリ性水貯留槽22の下流側のアルカリ性水供給配管とアルカリ性水貯留槽22がアルカリ性水戻り配管28で接続され、透過水貯留槽23の下流側の透過水供給配管と透過水貯留槽23が透過水戻り配管29で接続された生活用水供給装置50aとした点にある。
【0023】
すなわち、該各工程で得られた酸性水、アルカリ性水及び透過水は、それぞれの貯留槽に流入し、各々の供給ポンプにより、該貯留槽から使用点に供給されると共に、該使用点で使用される量を超える供給水は、該貯留槽に戻される。このため、それぞれの生活用水を使用点に安定して供給することができる。また、各貯留槽21〜23において、高水位を検出して装置を自動的に停止する手段、低水位を検出して装置を自動的に稼動する手段を付設しておくことで、利便性が一層高まる。
【0024】
本発明において、逆浸透膜装置10の前段には、原水から残留塩素やトリハロメタン等の有機成分、更に酸化鉄、シリカなどの微粒子を除去する前処理装置を設置することが、逆浸透膜装置10の膜面を防止することができる点で好ましい。前処理装置の具体例としては、活性炭や膜分離装置などが挙げられる。
【0025】
本例の生活用水供給装置50、50aを用いて生活用水を製造すれば、アルカリ性水、酸性水及び純水を得ることができると共に、電解槽をコンパクト化できる。
【0026】
本発明において、アルカリ性水貯留槽22及び透過水貯留槽23には、殺菌設備を付設することが、貯留槽中におけるアルカリ性水及び透過水の微生物による腐敗を防止することができる点で好ましい。殺菌設備としては、紫外線照射方法あるいは貯留槽及び貯留槽出口配管中に銀付きフィルターを設置する方法などが挙げられる。
【0027】
本発明において、逆浸透膜装置10は、前段と後段の多段であってもよい。すなわち、前段の逆浸透膜装置から得られる濃縮水を、後段の逆浸透膜装置の被処理水とすることで、RO透過水(純水)の回収を高めることができる。また、逆浸透膜前段に昇圧ポンプを設置する場合には、濃縮水の一部を該ポンプ上流に循環させることでも、RO透過水(純水)の回収を高めることができる。
【0028】
次ぎに、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、これは単に例示であって本発明を制限するものではない。
【実施例1】
【0029】
図2に示す生活用水供給装置のフロー図に従い、1280L/日の水道水を、逆浸透膜装置に供給し、RO濃縮水を電解槽に供給し、下記の運転条件下で処理して酸性水、アルカリ性水及び透過水を得た。その結果、酸性水390L/日、アルカリ性水;52L/日、RO透過水(純水)を838L/日を得た。なお、水道水は活性炭+精密ろ過フィルター(D−4形+FUカートリッジ、オルガノ社製)を通したものを使用した。
【0030】
<逆浸透膜装置>
・RO膜モジュール(RE2012−LP×3本;セハン社製)
・水道水供給量;1280L/日
・ RO濃縮水量;442L/日、RO透過水量;838L/日
・ RO回収率;65%
【0031】
<電解槽>
・電気分解装置(隔膜付き複槽式;オルガノ社製)
・通電電流値;0.8A
・平均印加電圧;4.0V
・ 被処理水;RO濃縮水量;442L/日
・ 酸性水量;390L/日
・ アルカリ性水量;52L/日
【0032】
<貯留槽>
・ 酸性水貯留槽及びアルカリ性水貯留槽の容量;それぞれ50L
・ 透過水貯留槽の容量;150L
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本実施の形態における生活用水供給装置のフロー図である。
【図2】他の実施の形態における生活用水供給装置のフロー図である。
【符号の説明】
【0034】
10 逆浸透膜装置
a〜e、A、B、D、E 配管
20 電解槽
21 酸性水貯留槽
22 アルカリ性水貯留槽
23 透過水貯留槽
24〜26 ポンプ
27〜29 戻り配管
50、50a 生活用水供給装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
原水を逆浸透膜装置で処理して濃縮水と透過水を得る脱塩工程と、
電解槽に該逆浸透膜装置から得られる濃縮水を流入し、陰極室からアルカリ性水を、陽極室から酸性水を得る電解工程と、を有し、原水、透過水、アルカリ性水及び酸性水を生活用水として使用点に供給することを特徴とする生活用水供給方法。
【請求項2】
該脱塩工程で得られた透過水、及び該電解工程で得られたアルカリ性水及び酸性水は、それぞれの貯留槽に流入し、該貯留槽から使用点に供給されると共に、該使用点で使用される量を超える供給水は、該貯留槽に戻されることを特徴とする請求項1記載の生活用水供給方法。
【請求項3】
逆浸透膜装置と、
供給された被処理水を電気分解してアルカリ性水と酸性水とを生成する電解槽を備える生活用水供給装置であって、
該逆浸透膜装置の原水側には原水導入配管を、濃縮水側には濃縮水流出配管を、透過水側には透過水流出配管をそれぞれ配し、
該電解槽の被処理水流入側には該逆浸透膜装置の濃縮水流出配管を、陰極室にはアルカリ性水流出配管を、陽極室には酸性水流出配管をそれぞれ配し、
原水導入配管と原水使用点を接続する原水供給配管と、
透過水流出配管と透過水使用点を接続する透過水供給配管と、
アルカリ性水流出配管とアルカリ性水使用点を接続するアルカリ性水供給配管と、
酸性水流出配管と酸性水使用点を接続する酸性水供給配管と、をそれぞれ配するものであることを特徴とする生活用水供給装置。
【請求項4】
該透過水供給配管の途中に透過水貯留槽を、該アルカリ性水供給配管の途中にアルカリ性水貯留槽を、該酸性水供給配管の途中に酸性水貯留槽をそれぞれ備え、該透過水貯留槽の下流側の透過水供給配管と該透過水貯留槽が透過水戻り配管で接続され、該アルカリ性水貯留槽の下流側のアルカリ性水供給配管と該アルカリ性水貯留槽がアルカリ性水戻り配管で接続され、該酸性水貯留槽の下流側の酸性水供給配管と該酸性水貯留槽が酸性水戻り配管で接続されることを特徴とする請求項3記載の生活用水供給装置。
【請求項5】
該逆浸透膜装置の前段には、該原水から有機成分を除去する前処理装置を設置したことを特徴とする請求項3又は4記載の生活用水供給装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2008−100174(P2008−100174A)
【公開日】平成20年5月1日(2008.5.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−285210(P2006−285210)
【出願日】平成18年10月19日(2006.10.19)
【出願人】(000004400)オルガノ株式会社 (606)
【Fターム(参考)】