説明

画像処理装置およびプログラム

【課題】データの受信回数が多い場合であっても省電力モードによる電力低減を図ることが可能な画像処理装置およびプログラムを提供する。
【解決手段】画像処理装置が省電力状態であるときには(S101)、ネットワークI/Fはデータの受信があると判定すると(S102でYes)、タイマに計時の開始を指示する(S103)。タイマは、データの受信があった日時を示す日時情報を取得し(S104)、日時情報に対応してタイムアップ時間を設定する(S105)。タイマは、復帰時間が経過したと判定すると(S106でYes)、CPUに通知し、計時を終了する(S107)。CPUは、受信したデータの対応を行うための復帰処理を開始する(S108)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置およびプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1は、複数のOA機器と、このOA機器が設置された場所に備えられた設備装置とをネットワークで接続し、このOA機器はネットワークを介して設備装置の動作状況を監視する設備監視手段を備え、設備装置はネットワークを介してOA機器の動作状態を監視するOA機器監視手段を備え、OA機器は設備監視手段の結果により、自ら消費電力を制御する省エネ手段を備え、設備装置はOA機器監視手段の結果により、自ら消費電力を制御する省エネ手段と、を備えている。
【0003】
【特許文献1】特開2007−221942号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、例えばOA機器が省電力モードを装備している場合には、ネットワークからのデータ受信などに必要な部分のみ通電して他の部分の通電を遮断する省電力モードに移行することで電力消費の低減を図っている。このような省電力モードに移行している時間が長ければ長いほど電力低減効果が大きくなる。ところが、例えば入退室管理装置なども含む設備装置との通信回数が多くなると、省電力モードに移行している時間が短くなってしまい、電力低減効果が十分に期待できなくなる。
【0005】
本発明は、データの受信回数が多い場合であっても省電力モードによる電力低減を図ることが可能な画像処理装置およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、画像を処理する画像処理の指示および当該画像処理以外の指示を受け付ける受け付け手段と、消費電力が互いに異なる第1状態および第2状態を有し、前記受け付け手段により受け付けられる前記指示に対応する処理を行い、当該処理を終えた後に当該第1状態よりも消費電力が少ない当該第2状態に移行する装置本体と、前記受け付け手段により前記指示が受け付けられた時刻を示す時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、前記時刻情報取得手段により取得される前記時刻情報に基づいて前記装置本体が前記第2状態から前記第1状態に復帰する条件である復帰条件を決定する決定手段と、前記受け付け手段により前記指示が受け付けられた後に前記決定手段により決定される前記復帰条件を満たすときまで前記装置本体が前記第1状態に復帰しないように制御する制御手段と、を含む画像処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記受け付け手段により前記指示が受け付けられた日にちを示す日付情報を取得する日付情報取得手段をさらに含み、前記決定手段は、前記時刻情報取得手段により取得される前記時刻情報および前記日付情報取得手段により取得される前記日付情報に基づいて前記復帰条件を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記受け付け手段により前記指示が受け付けられてからの経過時間を計時する計時手段をさらに含み、前記決定手段は、前記復帰条件として、前記計時手段により計時される前記経過時間が予め定められた値を超えたことを決定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記受け付け手段により受け付けられた前記指示のデータ量を加算して予め定められた期間の合計データ量を演算するデータ量演算手段をさらに含み、前記決定手段は、前記復帰条件として、前記データ量演算手段により演算される前記合計データ量が予め定められた値を超えたことを決定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置である。
【0007】
請求項5に記載の発明は、消費電力が互いに異なる第1状態および第2状態を有し、画像を処理する画像処理の指示および当該画像処理以外の指示を受け付けると当該指示に対応する処理を行い、当該処理を終えた後に当該第1状態よりも消費電力が少ない当該第2状態に移行する画像処理装置が備えるコンピュータに、前記指示が受け付けられた時刻を示す時刻情報を取得する時刻情報取得機能と、前記時刻情報取得機能により取得される前記時刻情報に基づいて前記画像処理装置が前記第2状態から前記第1状態に復帰する条件である復帰条件を決定する決定機能と、前記指示が受け付けられた後に前記決定機能により決定される前記復帰条件を満たすときまで前記画像処理装置が前記第1状態に復帰しないように制御する制御機能と、を実現させるプログラムである。
請求項6に記載の発明は、前記指示が受け付けられた日にちを示す日付情報を取得する日付情報取得機能をさらに含み、前記決定機能は、前記時刻情報取得機能により取得される前記時刻情報および前記日付情報取得機能により取得される前記日付情報に基づいて前記復帰条件を決定することを特徴とする請求項5に記載のプログラムである。
請求項7に記載の発明は、前記指示が受け付けられてからの経過時間を計時する計時機能をさらに含み、前記決定機能は、前記復帰条件として、前記計時機能により計時される前記経過時間が予め定められた値を超えたことを決定することを特徴とする請求項5または6に記載のプログラムである。
請求項8に記載の発明は、前記指示のデータ量を加算して予め定められた期間の合計データ量を演算するデータ量演算機能をさらに含み、前記決定機能は、前記復帰条件として、前記データ量演算機能により演算される前記合計データ量が予め定められた値を超えたことを決定することを特徴とする請求項5または6に記載のプログラムである。
【発明の効果】
【0008】
請求項1によれば、本発明を採用しない場合に比べて、データの受信回数が多い場合であっても省電力モードによる電力低減を図ることが可能になる。
請求項2によれば、本発明を採用しない場合に比べて、実情に則した復帰条件を設定することが可能になる。
請求項3によれば、本発明を採用しない場合に比べて、データを受信する時間帯に応じて復帰条件を設定することが可能になる。
請求項4によれば、本発明を採用しない場合に比べて、受信するデータのデータ量に対応付けて復帰条件を設定することが可能になる。
請求項5によれば、本発明を採用しない場合に比べて、データの受信回数が多い場合であっても省電力モードによる電力低減を図ることが可能になる。
請求項6によれば、本発明を採用しない場合に比べて、実情に則した復帰条件を設定することが可能になる。
請求項7によれば、本発明を採用しない場合に比べて、データを受信する時間帯に応じて復帰条件を設定することが可能になる。
請求項8によれば、本発明を採用しない場合に比べて、受信するデータのデータ量に対応付けて復帰条件を設定することが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
まず、本実施の形態が適用される通信システムについて説明する。
図1は、そのような通信システム1の構成例を示す図である。同図に示すように、通信システム1は、例えばユーザの作業スペース(例えば、デスク)等に設置された端末装置2と、端末装置2にて生成等された画像データに基づいて画像処理を行う画像処理装置4A,4B(以下、代表して「画像処理装置4」ともいう)と、入退室時にユーザがIDカードを読み込ませて情報を入力するためのIDカードリーダ5とが、ハブ3を中継して、通信回線やケーブルを利用したLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等のネットワークNWを介して双方向に通信可能に接続されて構成されている。
なお、通信回線としては、電話回線や衛星通信回線(例えば、デジタル衛星放送における空間伝送路)を含んでもよい。ここで、本実施の形態が適用される通信システム1では、ネットワークNW上に複数の端末装置2と複数の画像処理装置4とが接続可能であるが、図1に示した構成では、一例として、それぞれ1台の端末装置2と2台の画像処理装置4A,4Bと1台のIDカードリーダ5とが接続されている場合を示している。
【0010】
付言すると、IDカードリーダ5がユーザのIDカードの読み込みを行うと、ネットワークNWないしハブ3を介して、画像処理装置4A,4Bのうち予め決められた電力管理制御を行う装置に送信される。説明の便宜上、画像処理装置4Aが電力管理制御を行う装置として決められているとする。そして、画像処理装置4Aは、後述する電力管理部48によって、IDカードリーダ5から送信された情報に基づいて、入室者が使用する端末装置をオンにすると共に登録エリアの照明や空調をオンにしたり、退出者の端末装置をオフにすると共に登録エリアの照明や空調をオフにしたりする。
【0011】
端末装置2は、文書や図形、写真等からなる画像データを作成したり保存したりする機能等を有している。そして、端末装置2は、作成された画像データや保存された画像データ等を印刷する際には、画像データ等を画像処理装置4に対する印刷命令に変換して、印刷ジョブとしての印刷データを生成する。この印刷データは、画像データに加えて、各種印刷機能の設定や印刷を行う画像処理装置4の指定等を行うための属性データを含んで構成される。ここで、端末装置2としては例えばパーソナルコンピュータ(PC)が用いられる。
【0012】
ハブ3は、端末装置2にて生成等された画像データを端末装置2で指定された画像処理装置4に分配する機能を有している。また、本実施の形態では、画像処理装置4に対し、ネットワークNWを介して電力の供給も行う。なお、ハブ3の詳細な機能構成については後述する。
画像処理装置4は、例えば、プリント機能、ファクシミリ機能、複写機能、スキャナ機能等を複合的に備えた多機能機である。例えば端末装置2にて生成等された画像データの印刷やファクシミリ送信、ファクシミリ受信した画像データの印刷、スキャナ入力された画像の印刷や保存等を行う。また、本実施の形態では、ハブ3から、ネットワークNWから電力線を介して電力の供給を受ける。なお、画像処理装置4の詳細な機能構成についても後述する。
【0013】
次に、ハブ3の機能構成について詳細に説明する。
図2は、ハブ3の機能構成例を示したブロック図である。同図に示すように、ハブ3は、複数の入力ポート31A,31B(以下、代表して「入力ポート31」ともいう)、スイッチング部32、ハブ制御部33、複数の出力ポート34A,34B,34C,34D,34E(以下、代表して「出力ポート34」ともいう)、アドレス管理テーブル記憶部35、バッファメモリ36、内部電源37を備えている。なお、図2では、データ信号や制御信号等といった信号を伝送する信号線を破線で示し、各機能部に電力を供給するための電力線を実線で示している。
入力ポート31A,31Bは、例えばLANケーブル等の信号ケーブル(通信線)を通してネットワークNWと接続される。そして、端末装置2からの印刷データを受け付け、受け付けた印刷データをスイッチング部32を介してハブ制御部33に送信する。
スイッチング部32は、入力ポート31にて受け付けた印刷データをハブ制御部33に送信する。また、ハブ制御部33による制御の下で、印刷データにおいて指示された画像処理装置4が接続されている出力ポート34に印刷データを送信する。
また、内部電源37は、商用電源から供給される100Vを例えば5Vに変換して、出力ポート34A〜34Eに供給する。また、不図示の電力線により、ハブ3内の各機能部に駆動電力を供給する。
【0014】
ハブ制御部33は、入力ポート31にて受け付けた印刷データをスイッチング部32を介して取得する。そして、印刷データをバッファメモリ36に記憶する。また、ハブ制御部33は、取得した印刷データを解析して、印刷データの振り分け先である出力ポート34を決定する。そして、スイッチング部32に対して、出力ポート34の設定指示を行い、スイッチング部32は、振り分け先の出力ポート34を設定する。そして、ハブ制御部33は、スイッチング部32を介して、設定された出力ポート34に対してバッファメモリ36に記憶された印刷データを送信する。
【0015】
ここで、ハブ制御部33は、出力ポート34の振り分けを、例えばイーサネット(登録商標)のMACアドレスに基づいて行う。すなわち、アドレス管理テーブル記憶部35には、MACアドレスと出力ポート34との対応関係を示すアドレス管理テーブルが記憶され、どのMACアドレスの画像処理装置4がどの出力ポート34上に接続されているかが管理されている。そして、ハブ制御部33は、アドレス管理テーブル記憶部35のアドレス管理テーブルを参照して、受信した印刷データの先頭にあるMACアドレスに基づいて振り分け先である出力ポート34を決定する。アドレス管理テーブルは、印刷データを受信した際に、その印刷データを受け付けた入力ポート31とその印刷データに含まれている送信元である端末装置2のMACアドレスとを元にして、自動的に作成される。また、通信システム1の管理者が特定の出力ポート34と特定のMACアドレスとの対応関係をアドレス管理テーブルに追加するようにしてもよい。まだアドレス管理テーブル上に正しいエントリが登録されていなければ、受信した印刷データは全ての出力ポート34(34A〜34E)へ送信されるが、一度でも印刷データを受信すると、自動的にMACアドレスを学習し、アドレス管理テーブルを更新する。
【0016】
また、ハブ制御部33は、出力ポート34A〜34Eのそれぞれが、特定の規格(例えば、IEEE802.3af)に準拠した受電機能を備えた画像処理装置4に接続されているか否かを判定する。すなわち、出力ポート34A〜34Eに接続された画像処理装置4に備えられたデータ信号及び電力を同時に受信するネットワークインターフェイス(以下、「ネットワークI/F」という)が、特定の規格(例えば、IEEE802.3af)に準拠したものであるか否かを判定する。そして、後述するように、特定の規格に準拠したネットワークI/Fを備えた画像処理装置4に接続されていると判定した場合、内部電源37からの電力を出力ポート34を介して画像処理装置4に供給するように制御する。
【0017】
ここで、ハブ制御部33は、特定の規格に準拠したネットワークI/Fを備えた画像処理装置4に接続されているか否かの判定を、次のように行う。すなわち、例えば画像処理装置4が接続された出力ポート34から画像処理装置4に対して予め定められた値の電圧を供給し、その際に流れる電流値を検出する。そして、供給した電圧値と検出された電流値とに基づいて、画像処理装置4のネットワークI/Fが予め定められた大きさの抵抗値(例えば、25kΩ)を有しているか否かを調べる。その結果、画像処理装置4のネットワークI/Fが予め定められた大きさの抵抗値を有している場合には、ハブ制御部33は、その出力ポート34が特定の規格に準拠したネットワークI/Fを備えた画像処理装置4に接続されていると判定する。
そして、ハブ制御部33は、特定の規格に準拠したネットワークI/Fを備えた画像処理装置4に接続されている出力ポート34から、かかる画像処理装置4に対して内部電源37からの電力を供給するように制御する。
【0018】
出力ポート34A〜34Eは、例えばLANケーブル等の信号ケーブル(通信線)を介して画像処理装置4と接続される。そして、上記したハブ制御部33による制御の下で、入力ポート31にて受け付けた印刷データを画像処理装置4に送信する。
また、出力ポート34A〜34Eは、ハブ制御部33により特定の規格に準拠したネットワークI/Fを備えた画像処理装置4に接続されていると判定された場合に、内部電源37からの例えば5Vの電力を出力ポート34を介して画像処理装置4に供給する。
なお、本実施の形態の通信システム1では、出力ポート34Aに画像処理装置4A、出力ポート34Bに画像処理装置4B、出力ポート34CにIDカードリーダ5がそれぞれ接続され、画像処理装置4A,4B及びIDカードリーダ5はすべて、ここでの特定の規格(例えば、IEEE802.3af)に準拠したネットワークI/Fを備えているものとする。
【0019】
次に、本実施の形態における画像処理装置4について、詳細に説明する。
画像処理装置4は、消費電力を抑えるために省電力モード(第2状態の一例としての省電力状態)に移行することがあるが、従来の場合には、次のような問題点があった。
すなわち、従来では、省電力モード中に画像読取部と画像形成部の電源及び操作パネルの表示をオフにし、画像処理装置で消費される電力を低減している。また、機器制御部も省電力モードからの復帰信号の検出に必要な最低限の部分だけを通電して電力を低減している。
一方で、最近の画像処理装置の操作パネルの画面は大型化やカラー化が進み、高精細な画像を表示することが可能となっており、装置非稼動時、例えば省電力モード時の操作パネルの画面に静止画又は動画の広告を表示したいという顧客の要望がある。
このような顧客の要望に対応するためには、UI制御部等に通電する必要がある。すなわち、装置非稼動時の操作パネルの画面に広告表示をするために、操作パネル及び描画コントローラを通電しておく必要があり、また、表示内容を変えるためには、CPUやメモリを通電しておく必要がある。また、動画などデータ量の大きな画像を表示するためには、図示しない記憶媒体にデータを格納しておく必要がある。この結果、省電力モード中に通電する個所が増えてしまい、装置で消費される電力が増加することが問題となる。
【0020】
そこで、本実施の形態では、以下のような構成を採用してこの問題点を解決する。すなわち、表示系(操作パネル、描画コントローラ)の電力を装置外部から供給し、また、省電力モードからの復帰信号検出に必要な検出系(USBコントローラ、ネットワークI/F、タイマ、検出回路等)の電力も装置外部から供給する。その一方で、大電力を要する画像処理系や、後述する画像読取部43及び画像形成部44は、装置内の電源を使用する。装置外部の電源を利用する表示系や検出系は大電力を必要としないので、例えば装置内の電源状態とは無関係に電力供給されるネットワークからの電力を利用する。この電力としては、例えば、IEEE802.3afに準拠したPoE(Power over Ethernet(登録商標))がある。
このような構成を採用することにより、省電力モード時に、表示系と検出系は装置外部から電力の供給を受け、装置側の電源はオフにすることができるので、装置本体の電力は消費しない。したがって、省電力モード時は、表示系及び検出系にはネットワークから電力供給し装置側の電源はオフにするので、装置本体の電力消費はゼロのまま操作パネルの画面に表示をすることが可能になる。また、省電力モード時にUSBコントローラ及びネットワークI/Fを通電しておくことで、機器本体の電源がオフになっていても、図示しないUSBメモリやネットワーク経由で表示データを取得することが可能になる。
【0021】
次に、このような構成を採用した画像処理装置4のハードウェア構成について説明する。
図3は、本実施の形態における画像処理装置4のハードウェア構成例を示す図である。同図に示すように、画像処理装置4は、装置内の電源である主電源41、電力の供給及び中止を切り替える電源スイッチ42、スキャナ等で構成される画像読取部43、プリンタ等で構成される画像形成部44を備えている。また、各種情報の表示やユーザ(指示者)からの指示入力の受付を行う操作パネル45、予め定められた処理プログラムに従って画像処理を行う画像処理部46、予め定められた処理プログラムに従ってUIを制御するUI制御部47を備えている。また、画像処理装置4は、ネットワークNWないしハブ3を介して接続される情報処理装置や照明機器、空調機器などの電力を管理する電力管理部48を備えている。なお、図3においても、図2と同様に、データ信号や制御信号等といった信号を伝送する信号線を破線で示し、各機能部に電力を供給するための電力線を実線で示している。
【0022】
主電源41は、例えば商用電源からの100Vの電力を、図示する電力線により画像処理部46に供給する。また、画像読取部43及び画像形成部44にも図示しない電力線により電力を供給する。その際、100Vの電力は、各構成部に対応する例えば24V,12V,5V等にそれぞれ変換して、各構成部に供給される。
電源スイッチ42は、UI制御部47からの制御に基づいて主電源41と画像処理部46の間を接続状態と遮断状態とに選択的に設定する。なお、以下では、電源スイッチ42をオンにして主電源41と画像処理部46の間を接続状態にすることを「主電源41をオンにする」ともいい、電源スイッチ42をオフにして主電源41と画像処理部46の間を遮断状態にすることを「主電源41をオフにする」ともいう。
画像読取部43は、用紙に印刷された画像を例えばCCD(Charge Coupled Devices)方式やCIS(Contact Image Sensor)方式にて読み取る。
画像形成部44は、例えば電子写真方式にて画像を用紙に印刷する。
操作パネル45は、例えばバックライト付きの液晶画面を有し、この液晶画面に情報を表示する。また、操作スイッチを有し、この操作スイッチを操作することでユーザは情報を入力する。或いは、操作スイッチの代わりに、液晶画面にタッチすることで情報入力を可能とするタッチパネル機能を設けてもよい。
【0023】
画像処理部46は、CPU61、メモリ62、入力画像処理回路63、出力画像処理回路64を含む。
CPU61は、画像形成部44の制御(ウォームアップ処理も含む)や、入力画像処理回路63及び出力画像処理回路64の制御を行う。また、プリンタ言語を解釈し画像に変換する処理も行う。
メモリ62は、CPU61が実行するプログラムを格納したり、画像処理時のデータバッファとして機能したりする。また、画像処理装置4が保存する電子文書を記憶することもある。
入力画像処理回路63は、画像読取部43から入力された画像を処理する回路である。出力画像処理回路64は、画像形成部44に出力する画像を処理する回路である。
ここで、画像処理部46は、通常、主電源41から電源の供給を受けるが、UI制御部47の制御により主電源41からの電力供給はオン/オフされる。省電力モード中はUI制御部47によって主電源41をオフされるので、画像処理部46の電力消費はゼロとなる。
【0024】
UI制御部47は、CPU71、メモリ72、USBコントローラ73、ネットワークI/F74、タイマ75、検出回路76、描画コントローラ77を含む。
CPU71は、USBコントローラ73、ネットワークI/F74、タイマ75、検出回路76、描画コントローラ77の制御を行い、画像処理部46のCPU61のように高処理性能ではないが低電力である。また、スリープ機能を装備している。
メモリ72は、CPU71が実行するプログラムを格納する。USBコントローラ73は、USBによる外部機器との情報交換を制御する。
【0025】
ネットワークI/F74は、特定の規格(例えば、IEEE802.3af)に準拠して構成されており、ハブ3からデータ信号(印刷データ)及び電力を受信する。そして、受信した印刷データをCPU71が実行するプログラムに受け渡す。また、ハブ3から供給される電力を、UI制御部47内のUSBコントローラ73、タイマ75、検出回路76、描画コントローラ77に対して常時給電する。なお、UI制御部47内のCPU71およびメモリ72に対しては、省エネモードのときには給電されず、省エネモードから復帰する際に、ハブ3から供給される電力が給電される。ネットワークI/F74は、通信制御部として機能すると共に、給電制御部ないし省エネ制御部としても機能する。
また、ネットワークI/F74は、現在の年月日、曜日及び時刻の情報を取得するためのクロック機能を有する。また、ネットワークI/F74は、復帰処理が開始されるまでの間に受信したデータを一時的に格納しておくメモリ領域(データ格納部)を備えている。
【0026】
タイマ75は、ネットワークI/F74からの指示により計時を開始し、予め定められた時間になるとCPU71に信号を出力する。なお、タイマ75は、後述する制御に用いる各種のテーブルを有する。
検出回路76は、操作パネル45のどの操作スイッチが押下されたかを検出する。或いは、操作パネル45がタッチパネル機能を備える場合は、操作パネル45上のどの位置がタッチされたかを検出する。
描画コントローラ77は、液晶画面に対する描画、すなわち、情報の表示を制御する。
【0027】
UI制御部47は、ハブ3から常時電力を供給されている。そして、省電力モード中は主電源41をオフする。このため、省電力モード中には、画像読取部43、画像形成部44及び画像処理部46での電力消費は行われない。また、省電力モード中には、UI制御部47において、CPU71およびメモリ72には通電されない。このように、本実施の形態では、主電源41から画像処理部46に電力が供給されないように、又は、供給されるように制御するUI制御部47を設けている。
【0028】
ここで、上述したネットワークI/F74は、画像を処理する画像処理の指示および当該画像処理以外の指示を受け付ける受け付け手段の一例として構成されている。また、ネットワークI/F74は、受け付け手段により指示が受け付けられた時刻を示す時刻情報を取得する時刻情報取得手段ないし時刻情報取得機能の一例として構成されている。また、ネットワークI/F74は、受け付け手段により指示が受け付けられた日にちを示す日付情報を取得する日付情報取得手段ないし日付情報取得機能の一例として構成されている。
また、画像読取部43、画像形成部44、画像処理部46および電力管理部48は、消費電力が互いに異なる第1状態および第2状態を有し、受け付け手段により受け付けられる指示に対応する処理を行い、当該処理を終えた後に第1状態よりも消費電力が少ない第2状態に移行する装置本体ないし画像処理装置の一例として構成されている。
【0029】
また、タイマ75は、時刻情報取得手段により取得される時刻情報および日付情報取得手段により取得される日付情報に基づいて、装置本体が第2状態から第1状態に復帰する条件である復帰条件を決定する決定手段ないし決定機能の一例として構成されている。また、ネットワークI/F74ないしタイマ75は、受け付け手段により指示が受け付けられた後に決定手段により決定される復帰条件を満たすときまで装置本体が第1状態に復帰しないように制御する制御手段ないし制御機能の一例として構成されている。
また、タイマ75は、受け付け手段により指示が受け付けられてからの経過時間を計時する計時手段ないし計時機能の一例として構成されている。また、ネットワークI/F74は、受け付け手段により受け付けられた指示のデータ量を加算して予め定められた期間の合計データ量を演算するデータ量演算手段ないしデータ量演算機能の一例として構成されている。
【0030】
〔第1の実施の形態〕
図4は、省電力状態から復帰する際の第1の実施の形態に係る制御を説明するためのフローチャートである。
同図に示すフローチャートでは、画像処理装置4が省電力状態であるときには(ステップ101)、ネットワークI/F74はハブ3を介したデータの受信があるか否かを判定する(ステップ102)。なお、上述したように、このような省電力状態の場合では、電源スイッチ42がオフであり、画像読取部43、画像形成部44、画像処理部46および電力管理部48は主電源41から電力が供給されていない。また、操作パネル45およびUI制御部47は、ハブ3から電力が供給されている。また、UI制御部47のCPU71およびメモリ72にも電力が供給されていない。
ネットワークI/F74は、データの受信があると判定すると(ステップ102でYes)、タイマ75に計時の開始を指示する。これにより、タイマ75は、データの受信時からの経過時間をカウントする計時を開始する(ステップ103)。
【0031】
次に、ネットワークI/F74は、データの受信があった日時を示す時刻情報および日付情報の一例としての日時情報をタイマ75に送信する。これにより、タイマ75は日時情報を取得する(ステップ104)。そして、タイマ75は、日時情報に対応してタイムアップ時間を設定する(ステップ105)。このタイプアップ時間は、省電力状態から復帰する復帰時間に相当するものである。タイマ75は、復帰時間が経過したか否かを判定する(ステップ106)。そして、CPU71は、タイマ75から、復帰時間が経過した旨の通知を受けるまで電力が供給されず、また、電源スイッチ42をオンにしない。したがって、省エネ状態になった後に最初にデータを受信した時点から復帰時間が経過するまでは、装置本体は作動しない。すなわち、受信したデータについて画像処理装置4は直ちに対応せず、復帰繰り延べ期間を経過した後に対応することになる。また、このような復帰繰り延べ期間内に、ネットワークI/F74が他のデータを受信したとしても、同様である。このような制御によって、データ受信の回数が多くなることに伴って省エネ状態に移行している時間が短くなるという不都合を防止している。
なお、復帰処理が開始されるまでの間に受信したデータは、ネットワークI/F74のメモリ領域に一時的に格納される。
【0032】
タイマ75は、復帰時間が経過したと判定すると(ステップ106でYes)、CPU71に通知し、計時を終了する(ステップ107)。CPU71は、タイマ75からの通知を受けると、受信したデータの対応を行うための復帰処理を開始する(ステップ108)。そして、復帰処理が完了した後に、受信したデータに対応する処理、例えば、電力管理部48による電力管理が行われ、また、画像処理部46による画像処理が行われる。
【0033】
図5は、復帰時間の設定(図4のステップ105参照)に用いるテーブルを説明する図である。同図の(a)は、曜日に応じてテーブル1またはテーブル2が選択されることを説明する図であり、(b)は、テーブル1を示す図であり、(c)はテーブル2を示す図である。なお、同図では、テーブルという形で復帰時間が設定されているが、タイマ75の回路に複数のタイムアップ時間を設定し、時間帯によってタイムアップ時間が変更されるように構成することも考えられる。
同図の(a)に示すように、復帰時間の設定は、曜日によってテーブル1またはテーブル2が用いられる。なお、この例では、曜日によって用いるテーブルを異ならしめているが、日にちによって用いるテーブルを異ならしめることも考えられる。
より具体的に説明すると、省電力状態のときに最初にデータを受信した日が月曜日から金曜日までであれば、テーブル1を用いて復帰時間の設定が行われ、また、土曜日から日曜日までであれば、テーブル2を用いて復帰時間の設定が行われる。さらに説明すると、入退出者が多い平日の場合と入退出者が平日よりも少ない休日の場合とで、復帰時間の設定を変えるものである。
【0034】
同図の(b)に示すように、平日の場合に用いられるテーブル1では、データ受信の時間帯によって復帰時間を変更している。具体的には、0〜8時、9〜12時、13〜18時および19〜24時にデータ受信したときには、復帰時間として5分が設定される。それ以外の時間帯である8〜9時、12〜13時および18〜19時にデータ受信したときには、復帰時間として、より短い30秒が設定される。後者は、入退出者が多い時間帯であり、そのために、前者の場合よりも復帰時間を短くしている。
【0035】
また、同図の(c)に示すように、休日の場合に用いられるテーブル2では、時間帯にかかわらず、復帰時間として5分が常に設定される。休日では、平日の場合に比べて入退出者がいないかまたは、入退出者がいたとしても時間帯にかかわらず常に少ない場合が多い。そのために、復帰時間を常に長くしている。
このように、画像処理装置4が省エネモード中に監視情報を受信してから復帰を開始し電力管理指示を出すまでの時間を動的に調整することで、省電力モードに移行している時間を変えて電力消費効率を改善している。
【0036】
〔第2の実施の形態〕
図6は、省電力状態から復帰する際の第2の実施の形態に係る制御を説明するためのフローチャートである。なお、同図のステップ201〜202および207は、ステップ101〜102および108に相当するものゆえ、その説明を省略する。
ネットワークI/F74は、データの受信があると判定すると(ステップ202でYes)、受信したデータを基に、データ量dを示すデータ量情報を取得する(ステップ203)。そして、ネットワークI/F74は、そのデータ量dを加算して合計データ量Dを演算し(ステップ204)、合計データ量Dが閾値Sを超えたか否か(D>S)を判断する(ステップ205)。例えば、IDカードリーダ5がIDカードを1回読み込んで送信されるデータ量が4kバイトであるとし、閾値Sが15kバイトであるとすると、データの受信が4回あると、合計データ量Dが閾値Sを超えることになる(D>S)。言い換えると、4回のデータ受信がないと復帰処理を行わない。したがって、復帰処理を行うまでの時間を遅らせることができる。
ネットワークI/F74は、合計データ量Dが閾値Sを超えたと判定すると(ステップ205でYes)、合計データ量Dを初期化し(ステップ206)、CPU71にその旨を通知する。これにより、CPU71は、復帰処理を行う(ステップ207)。
【0037】
ここで、本実施の形態に係る制御では、IDカードリーダ5が4回読み込んだ後に復帰処理を開始するので、例えば朝一の出勤者からすると、ほかに3名の出勤者が来るまでは、自分の情報処理装置や照明、空調がオンにならなくなってしまう。そのような場合に対応するための変形例を以下説明する。
図7は、第2の実施の形態に係る制御の場合の変形例を説明する図である。同図の(a)
は、IDカードリーダ5の外観図であり、(b)は、IDカードリーダ5から送信されるデータのデータ量を説明する図である。
同図の(a)に示すように、IDカードリーダ5は、不図示のIDカードが差し込まれる差し込み部51と、ユーザが必要に応じて押すことができる押しボタン52と、を含んで構成されている。
【0038】
そして、同図の(b)に示すように、IDカードリーダ5は、差し込み部51に差し込まれたIDカードの情報を読み込むと、4kバイトの入室データを画像処理装置4に対して送信する。
また、IDカードリーダ5は、押しボタン52が押下された状態で差し込み部51に差し込まれたIDカードの情報を読み込むと、4kバイトではなく、そのデータを16kバイトの入室データに加工し、それを画像処理装置4に対して送信する。このため、画像処理装置4は、16kバイトの入室データを受信すると、1回のデータ受信のみで合計データ量Dが閾値Sを超えるため、上述した図6のステップ205で行う判定がYesとなり、同図のステップ207の復帰処理を開始する。すなわち、押しボタン52が押下された状態でIDカードを差し込み部51に差し込まれると、画像処理装置4を復帰させることが可能になる。したがって、例えば朝一番の出勤者が入室したときには、押しボタン52を押しながら自己のIDカードを差し込み部51に差し込むことで、自己の使用する情報処理装置や照明設備、空調設備をオンにすることが可能になる。
なお、最終退出時の場合も同様の操作を行うことで、自己の使用する情報処理装置や照明設備、空調設備をオフにする処理を画像処理装置4に行わせることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】通信システムの構成例を示す図である。
【図2】ハブの機能構成例を示したブロック図である。
【図3】本実施の形態における画像処理装置のハードウェア構成例を示す図である。
【図4】省電力状態から復帰する際の第1の実施の形態に係る制御を説明するためのフローチャートである。
【図5】復帰時間の設定に用いるテーブルを説明する図である。
【図6】省電力状態から復帰する際の第2の実施の形態に係る制御を説明するためのフローチャートである。
【図7】第2の実施の形態に係る制御の場合の変形例を説明する図である。
【符号の説明】
【0040】
4,4A,4B…画像処理装置、5…IDカードリーダ、71…CPU、74…ネットワークI/F、75…タイマ、D…合計データ量、d…データ量

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を処理する画像処理の指示および当該画像処理以外の指示を受け付ける受け付け手段と、
消費電力が互いに異なる第1状態および第2状態を有し、前記受け付け手段により受け付けられる前記指示に対応する処理を行い、当該処理を終えた後に当該第1状態よりも消費電力が少ない当該第2状態に移行する装置本体と、
前記受け付け手段により前記指示が受け付けられた時刻を示す時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、
前記時刻情報取得手段により取得される前記時刻情報に基づいて前記装置本体が前記第2状態から前記第1状態に復帰する条件である復帰条件を決定する決定手段と、
前記受け付け手段により前記指示が受け付けられた後に前記決定手段により決定される前記復帰条件を満たすときまで前記装置本体が前記第1状態に復帰しないように制御する制御手段と、
を含む画像処理装置。
【請求項2】
前記受け付け手段により前記指示が受け付けられた日にちを示す日付情報を取得する日付情報取得手段をさらに含み、
前記決定手段は、前記時刻情報取得手段により取得される前記時刻情報および前記日付情報取得手段により取得される前記日付情報に基づいて前記復帰条件を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記受け付け手段により前記指示が受け付けられてからの経過時間を計時する計時手段をさらに含み、
前記決定手段は、前記復帰条件として、前記計時手段により計時される前記経過時間が予め定められた値を超えたことを決定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記受け付け手段により受け付けられた前記指示のデータ量を加算して予め定められた期間の合計データ量を演算するデータ量演算手段をさらに含み、
前記決定手段は、前記復帰条件として、前記データ量演算手段により演算される前記合計データ量が予め定められた値を超えたことを決定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
【請求項5】
消費電力が互いに異なる第1状態および第2状態を有し、画像を処理する画像処理の指示および当該画像処理以外の指示を受け付けると当該指示に対応する処理を行い、当該処理を終えた後に当該第1状態よりも消費電力が少ない当該第2状態に移行する画像処理装置が備えるコンピュータに、
前記指示が受け付けられた時刻を示す時刻情報を取得する時刻情報取得機能と、
前記時刻情報取得機能により取得される前記時刻情報に基づいて前記画像処理装置が前記第2状態から前記第1状態に復帰する条件である復帰条件を決定する決定機能と、
前記指示が受け付けられた後に前記決定機能により決定される前記復帰条件を満たすときまで前記画像処理装置が前記第1状態に復帰しないように制御する制御機能と、
を実現させるプログラム。
【請求項6】
前記指示が受け付けられた日にちを示す日付情報を取得する日付情報取得機能をさらに含み、
前記決定機能は、前記時刻情報取得機能により取得される前記時刻情報および前記日付情報取得機能により取得される前記日付情報に基づいて前記復帰条件を決定することを特徴とする請求項5に記載のプログラム。
【請求項7】
前記指示が受け付けられてからの経過時間を計時する計時機能をさらに含み、
前記決定機能は、前記復帰条件として、前記計時機能により計時される前記経過時間が予め定められた値を超えたことを決定することを特徴とする請求項5または6に記載のプログラム。
【請求項8】
前記指示のデータ量を加算して予め定められた期間の合計データ量を演算するデータ量演算機能をさらに含み、
前記決定機能は、前記復帰条件として、前記データ量演算機能により演算される前記合計データ量が予め定められた値を超えたことを決定することを特徴とする請求項5または6に記載のプログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2010−206694(P2010−206694A)
【公開日】平成22年9月16日(2010.9.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−52172(P2009−52172)
【出願日】平成21年3月5日(2009.3.5)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】