説明

画像取得方法、画像取得装置、及び画像取得プログラム

【課題】汎用的な画像一覧表示機能で、画像の属性情報を迅速かつ容易に識別できるように画像を一覧表示することができること。
【解決手段】画像取得部104は、複数の画像を取得し、取得した画像を、当該画像についての属性情報に対応する領域に記憶する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像取得方法、画像取得装置、及び画像取得プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、デジタルスチルカメラにより撮像された画像の一覧表示(画面への出力表示、および、紙への出力表示など)を行うことにより、画像の管理を支援する画像管理装置が普及している。この画像の一覧表示は、例えば、画像を縮小した画像であるサムネイル画像を並べて表示することなどにより行われる。
このような画像の一覧表示技術として、マイクロソフト(登録商標)社のウインドウズ(登録商標)では、画像が保存されたフォルダ毎の画像を一覧表示する機能がある。また、この一覧表示では、通常、フォルダ内の画像はファイル名の順序で表示される。また、この一覧表示では、画像ファイル中のメタデータフォーマットに記憶された撮像日時の順序で表示することも可能である。
【0003】
一方、特許文献1には、基準撮像日と同じ撮像日を示す日時情報を有する画像ファイルを表すサムネイル画像Aと、基準撮像日と異なる撮像日を示す日時情報を有する画像ファイルを表すサムネイル画像Bとが表示画面上で互いに隣接して配置されたときには、サムネイル画像Aとサムネイル画像Bとの間に分割線を付加した一覧表を出力装置に表示出力する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−236468号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、画像一覧表示機能は、上記のウインドウズ(登録商標)での画像の一覧表示のように、フォルダ毎に画像のファイル名の順序、又は、画像ファイル中のメタデータフォーマットに記憶された撮像日時の順序で一覧表示することが汎用的な機能になっている。
しかしながら、画像の属性情報(例えば、基準撮像日)毎に識別して画像を一覧表示する場合、特許文献1記載の技術のように、専用の一覧表示機能が必要になるという欠点があった。さらに、サムネイル画像を表示するのに加え、分割線の表示位置の算出や表示を行う必要があり、処理負荷が大きいという欠点があった。
【0006】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、汎用的な画像一覧表示機能で、画像の属性情報を迅速かつ容易に識別できるように画像を一覧表示することができる画像取得方法、画像取得装置、及び画像取得プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明は、複数の画像を取得して記憶する画像取得装置における画像取得方法において、前記複数の画像を取得し、取得した画像を、当該画像についての属性情報に対応する領域に記憶する画像取得過程を有することを特徴とする画像取得方法である。
上記構成によると、前記画像取得方法では、取得した画像を当該画像についての属性情報に対応する領域に記憶するので、汎用的な画像一覧表示機能で、画像の属性情報を迅速かつ容易に識別できるように画像を一覧表示することができる。
【0008】
(2)また、本発明は、上記の画像取得方法において、前記画像取得過程にて記憶した画像は、前記領域毎にまとめて一覧表示されることを特徴とする。
上記構成によると、前記画像取得方法では、記憶した画像が前記領域毎にまとめて一覧表示されるので、この一覧表示によって画像の属性情報を迅速かつ容易に識別できる。
【0009】
(3)また、本発明は、上記の画像取得方法において、前記領域は、フォルダであることを特徴とする。
上記構成によると、前記領域はフォルダであるので、汎用的な画像一覧表示によって画像の属性情報を迅速かつ容易に識別できる。
【0010】
(4)また、本発明は、上記の画像取得方法において、前記画像取得過程にて記憶した画像は、前記フォルダ毎にまとめて一覧表示されることを特徴とする。
上記構成によると、記憶した画像が前記フォルダ毎にまとめて一覧表示されるので、汎用的な画像一覧表示によって画像の属性情報を迅速かつ容易に識別できる。
【0011】
(5)また、本発明は、上記の画像取得方法において、前記属性情報を示す属性表示ファイルを生成する管理ファイル生成過程を有することを特徴とする。
上記構成によると、前記画像取得方法では、属性表示ファイルを生成するので、属性表示ファイルによって取得した画像の属性情報を迅速かつ容易に識別できる。
【0012】
(6)また、本発明は、上記の画像取得方法において、前記画像取得過程にて、前記属性表示ファイルを、当該属性表示ファイルが示す属性情報に対応する領域に記憶することを特徴とする。
上記構成によると、前記画像取得方法では、前記属性表示ファイルを、当該属性表示ファイルが示す属性情報に対応する領域に記憶するので、前記領域毎にまとめて一覧表示するときに、当該領域に記憶された画像と、当該領域に対応する属性情報が示す属性表示ファイルと、を一覧表示することができ、属性表示ファイルによって画像の属性情報を迅速かつ容易に識別できる。
【0013】
(7)また、本発明は、上記の画像取得方法において、前記属性表示ファイルは、前記属性情報を示す属性表示画像であることを特徴とする。
上記構成によると、前記画像取得方法では、前記属性表示ファイルが前記属性情報を示す属性表示画像であるので、属性表示画像を参照することによって画像の属性情報を迅速かつ容易に識別できる。
【0014】
(8)また、本発明は、上記の画像取得方法において、同じ属性情報の画像は、前記画像取得過程にて連続して取得され、前記画像取得過程にて、取得する画像の属性情報が変わるときに、前記管理ファイル生成過程が生成した属性表示ファイルを取得し、取得した画像及び属性表示ファイルと画像及び属性表示ファイルの取得順序を示す情報とを対応付けて記憶することを特徴とする。
上記構成によると、前記画像取得方法では、同じ属性情報の画像は前記画像取得過程にて連続して取得され、取得する画像の属性情報が変わるときに属性表示画像を生成して記憶するので、記憶した画像を取得順序に一覧表示する場合に、属性表示画像に続けて当該属性表示画像が示す属性情報の画像を表示することができる。
【0015】
(9)また、本発明は、上記の画像取得方法において、前記画像の取得順序を示す情報は、ファイル名であり、前記領域は、前記属性表示ファイルのファイル名で区切られたファイル名であることを特徴とする。
【0016】
(10)また、本発明は、上記の画像取得方法において、前記画像取得過程にて記憶した画像及び属性表示ファイルは、ファイル名の順序で一覧表示されることを特徴とする。
【0017】
(11)また、本発明は、上記の画像取得方法において、前記画像の取得順序を示す情報は、画像及び属性表示ファイルの生成日時を示す情報であり、前記領域は、前記属性表示ファイルの生成日時で区切られた生成日時であることを特徴とする。
【0018】
(12)また、本発明は、上記の画像取得方法において、前記画像取得過程にて記憶した画像及び属性表示ファイルは、前記画像及び属性表示ファイルの生成日時の順序で一覧表示されることを特徴とする。
【0019】
(13)また、本発明は、上記の画像取得方法において、予め記憶する設定数から、前記属性情報毎に取得する画像の数を減算した数のダミー情報ファイルを生成する管理ファイル生成過程を有することを特徴とする。
【0020】
(14)また、本発明は、上記の画像取得方法において、前記画像取得過程にて、前記ダミー情報ファイルを、当該属性情報に対応する領域に記憶することを特徴とする。
上記構成によると、前記画像取得方法では、設定数から取得する画像の数を減算した数のダミー情報ファイルを取得して記憶するので、例えば、記憶した画像を設定数の画像を列として取得順序に一覧表示する場合に、属性情報各々での取得順序が同じ画像を同じ列に表示することができる。
【0021】
(15)また、本発明は、上記の画像取得方法において、前記ダミー情報ファイルは、ダミー画像であることを特徴とする。
【0022】
(16)また、本発明は、上記の画像取得方法において、前記複数の画像を取得は、プログラム中の画像取得コマンドによって実行され、管理ファイル生成過程にて、前記プログラム中の条件分岐によって、画像取得コマンドが実行されない場合に、当該画像取得コマンドが実行された場合に取得される画像に代えたダミー情報ファイルを生成することを特徴とする。
【0023】
(17)また、本発明は、上記の画像取得方法において、前記画像取得過程にて、前記ダミー情報ファイルを、当該画像取得コマンドが実行された場合に取得される画像についての属性情報に対応する領域に記憶することを特徴とする。
上記構成によると、前記プログラム中の条件分岐によって、画像取得コマンドが実行されない場合に、当該画像取得コマンドが実行された場合に取得される画像に代えたダミー情報ファイルを生成し、生成したダミー情報ファイルを記憶するので、ダミー情報ファイルを表示することにより、条件分岐によって画像取得コマンドが実行されなかったことを、利用者が迅速かつ確実に識別できる。
【0024】
(18)また、本発明は、上記の画像取得方法において、前記属性情報は、一まとまりの画像のグループを示す画像グループ情報であることを特徴とする。
【0025】
(19)また、本発明は、上記の画像取得方法において、前記画像グループ情報は、複数回の画像取得処理によって前記一まとまりの画像を取得するグループ画像取得処理を識別する情報であることを特徴とする。
【0026】
(20)また、本発明は、上記の画像取得方法において、前記グループ画像取得処理は繰り返し行われることを特徴とする。
【0027】
(21)また、本発明は、上記の画像取得方法において、前記画像取得装置は、テスト中の製品を撮像した画像を撮像順序で取得し、前記グループ画像取得処理は、繰り返し行うテスト処理の1回の処理であることを特徴とする。
【0028】
(22)また、本発明は、上記の画像取得方法において、前記領域は、フォルダであり、前記フォルダ名は、前記テスト処理の識別情報を含むことを特徴とする。
上記構成によると、フォルダを一覧表示した場合に、どのフォルダがどのテスト処理で取得した画像を含むフォルダであるかを利用者が容易に把握することができ、画像の管理を容易にすることができる。
【0029】
(23)また、本発明は、上記の画像取得方法において、前記領域は、フォルダであり、前記繰り返し行うテスト処理の1回の処理毎に、前記フォルダを生成するフォルダ生成部を備え、前記フォルダ名は、当該フォルダを前記フォルダ生成部が生成した生成時刻を示す情報を含むことを特徴とする。
上記構成によると、フォルダの一覧をフォルダ名の順序で表示した場合、前記繰り返し行うテスト処理の1回の処理の順序、つまり、この処理の実行順に表示することができ、どのフォルダがどのタイミングで実行した処理の結果を含むフォルダであるかを利用者が容易に把握でき、画像の管理を容易にすることができる。
【0030】
(24)また、本発明は、上記の画像取得方法において、前記複数の画像を取得は、プログラム中の画像取得コマンドによって実行され、前記画像取得過程にて記憶した画像のファイル名は、前記前記繰り返し行うテスト処理の1回の処理の識別情報を含むことを特徴とする。
上記構成によると、画像ファイルを一覧表示した場合に、そのファイルの画像が、どの処理で取得された画像であるかを利用者が容易に把握することができ、画像の管理を容易にすることができる。
【0031】
(25)また、本発明は、上記の画像取得方法において、前記複数の画像を取得は、プログラム中の画像取得コマンドによって実行され、前記画像取得過程にて記憶した画像のファイル名は、前記画像取得コマンドの識別情報を含むことを特徴とする。
上記構成によると、画像ファイルを一覧表示した場合に、そのファイルの画像が、どの画像取得コマンドで取得された画像であるかを利用者が容易に把握することができ、画像の管理を容易にすることができる。
【0032】
(26)また、本発明は、複数の画像を取得して記憶する画像取得装置において、前記複数の画像を取得し、取得した画像を、当該画像についての属性情報に対応する領域に記憶する画像取得部を有することを特徴とする画像取得装置である。
【0033】
(27)また、本発明は、複数の画像を取得して記憶する画像取得装置のコンピュータを、前記複数の画像を取得し、取得した画像を、当該画像についての属性情報に対応する領域に記憶する画像取得手段として機能させる画像取得プログラムである。
【発明の効果】
【0034】
本発明によれば、画像についての属性情報毎にまとめて、取得した画像を記憶するので、複数の画像について複数の属性情報がある場合に、それらの属性情報を迅速かつ容易に識別できるように画像を記憶することができる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るテストシステムを示す概略図である。
【図2】本実施形態に係る画像取得システムの構成を示す概略ブロック図である。
【図3】本実施形態に係るテストシナリオの一例を示す概略図である。
【図4】本実施形態に係る画像取得システムの動作の一例を示すフロー図である。
【図5】本実施形態に係る記憶装置が記憶するフォルダと画像ファイルとの関係の一例を示す概念図である。
【図6】本実施形態に係る一覧表示の一例を示す概略図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る画像取得システムの構成を示す概略ブロック図である。
【図8】本実施形態に係る画像取得システムの動作の一例を示すフロー図である。
【図9】本実施形態に係る一覧表示の一例を示す概略図である。
【図10】本発明の第3の実施形態に係る画像取得システムの構成を示す概略ブロック図である。
【図11】本実施形態に係る画像取得システムの動作の一例を示すフロー図である。
【図12】本実施形態に係る一覧表示の一例を示す概略図である。
【図13】本実施形態の変形例に係る一覧表示の一例を示す概略図である。
【図14】本発明の第4の実施形態に係るテストシナリオの一例を示す概略図である。
【図15】本実施形態に係る画像取得システムの構成を示す概略ブロック図である。
【図16】本実施形態に係る画像取得システムの動作の一例を示すフロー図である。
【図17】本実施形態に係る一覧表示の一例を示す概略図である。
【図18】本実施形態に係る一覧表示の別の一例を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0036】
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の第1の実施形態について詳しく説明する。
【0037】
<テストシステムについて>
図1は、本発明の第1の実施形態に係るテストシステムを示す概略図である。
テストシステムは、パーソナルコンピュータ(PC:Personal Computer)1、IR(InfraRed、赤外線)送信機A1(学習リモコン)、アイス(ICE:In−Circuit Emulator、インサーキットエミュレータ)A2、テレビジョン受像機A3、カメラA4を含んで構成される。パーソナルコンピュータ1と各装置とは、USBケーブル等の各種ケーブルで接続されている。
【0038】
パーソナルコンピュータ1は、後述するように、コンピュータプログラムであるテストシナリオを実行することにより、IR送信機A1及びアイスA2を制御してテレビジョン受像機A3のテストを行う。例えば、パーソナルコンピュータ1は、自装置がテストシナリオに基づいて生成した制御情報を、IR送信機A1に赤外線で送信させる。この赤外線を受信したテレビジョン受像機A3は、制御情報に従って、テレビ放送用チャネルを切り替え、又は、メニューを表示する。
また、パーソナルコンピュータ1は、テストシナリオを実行することにより、カメラA4にテレビジョン受像機2の画面を撮像させ、撮像させた画像データを取得する。
【0039】
<画像取得システム1の構成について>
図2は、本実施形態に係る画像取得システム1の構成を示す概略ブロック図である。画像取得システム1は、画像取得装置10、記憶装置11、及び表示装置12を具備する。なお、この画像取得システム1は、図1中のパーソナルコンピュータ1にて実現される。
【0040】
画像取得装置10は、コンピュータプログラムを実行し、図1中のIR送信機A1及びアイスA2を制御してテレビジョン受像機A3のテストを行うとともに、図1中のカメラA4を制御してテスト中のテレビジョン受像機A3の撮像を行う。また、画像取得装置10は、テストシナリオに基づいて記憶装置11にフォルダB1、B2、・・・(領域)を生成し、生成した各フォルダB1、B2、・・・に撮像した画像を記憶する。
表示装置12は、記憶装置11が記憶する画像をフォルダ毎に表示する。
【0041】
以下、画像取得システム1が具備する各装置の詳細について説明する。
撮像装置10は、テストシナリオ保持部101、シナリオ実行部102、フォルダ生成部103、及び画像取得部104を含んで構成される。表示装置12は、入力部121、フォルダ選択部122、及び画像表示部123を含んで構成される。
【0042】
テストシナリオ保持部101は、テストシナリオ(図3)を記憶する。このテストシナリオには、処理コマンド及び画像取得コマンドが含まれている。なお、テストシナリオの詳細は後述する。
シナリオ実行部102は、IR送信機A1及びアイスA2に接続される(図示せず)。シナリオ実行部102は、テストシナリオに記載されたコマンドを実行する。また、シナリオ実行部102は、例えば、処理コマンドを実行することにより、図1中のIR送信機A1、アイスA2を制御してテレビジョン受像機A3のテストを行う。また、シナリオ実行部102は、画像取得コマンドを実行することにより、テスト中のテレビジョン受像機A3をカメラA4に撮像させる。
【0043】
また、シナリオ実行部102は、実行したテストシナリオに基づいて生成フォルダ情報及び指定フォルダ情報を生成する(フォルダ指定処理という)。なお、この生成フォルダ情報及び指定フォルダ情報には、フォルダ名が含まれる。このフォルダ指定処理の詳細については、後述する。シナリオ実行部102は、生成した生成フォルダ情報をフォルダ生成部103に出力し、指定フォルダ情報を画像取得部104に出力する。
フォルダ生成部103は、シナリオ実行部102から生成フォルダ情報が入力されると、生成フォルダ情報に含まれるフォルダ名のフォルダを、記憶装置11に生成する。
【0044】
画像取得部104は、カメラA4に接続される(図示せず)。シナリオ実行部102が撮像コマンドを実行し、カメラA4に撮像させた画像を取得する。また、画像取得部104は、シナリオ実行部102から入力された指定フォルダ情報に含まれるフォルダ名のフォルダであって記憶装置11のフォルダ内に、取得した画像を記憶する画像記憶処理を行う。画像取得部104が行う画像記憶処理の詳細については、後述する。なお、画像取得部104が記憶装置11に記憶させる画像のファイル名は、画像を取得した順序に通番を含んでいる。具体的に、テストシナリオを実行して最初に取得した画像から順に、ファイル名は、「img000001.jpg」、「img000002.jpg」、「img000003.jpg」、・・・である。つまり、画像のファイル名は、画像を識別する画像識別情報であり、また、画像の取得順序を示す情報でもある。ただし、本発明はこれに限らず、ファイル名は、画像の取得順序を示す情報として画像を取得した日時(撮像日時)を含むようにしてもよい。また、画像の取得順序を示す情報は、ファイル名に含まれているのではなく、ファイル名と対応付けられて記憶されていてもよい。例えば、画像ファイル中のメタデータフォーマットに記憶されていてもよい。
【0045】
表示装置12の入力部121は、利用者からの操作入力を受け付けるマウス等の入力機器である。入力部121は、受け付けた操作入力を示す入力情報をフォルダ選択部122に出力する。
フォルダ選択部122は、入力部121から入力された入力情報に基づき、フォルダを選択する。
画像表示部123は、記憶装置11が記憶するフォルダの一覧を表示する。また、画像表示部123は、フォルダ選択部122が選択したフォルダ内のデータを一覧表示する。例えば、この一覧表示では、フォルダ中の画像ファイルは、画像を縮小した画像であるサムネイル画像として、ファイル名の順序に並べてられ一覧表示される。なお、この順序はメタデータフォーマットに記憶された撮像日時であってもよく、撮像日時の順序、つまり、取得順序に並べて一覧表示されてもよい。
【0046】
<フォルダ指定処理について>
以下、シナリオ実行部102が行うフォルダ指定処理について説明する。まず、テストシナリオ保持部101が記憶するテストシナリオについて説明する。
図3は、本実施形態に係るテストシナリオの一例を示す概略図である。
図3において、文字列「ループX スタート(総ループ回数=Y)」(ループスタートコマンドという)と文字列「ループX エンド」(ループエンドコマンドという)とは、当該文字列で囲まれたコマンドをY回くり返す処理(ループ処理;繰り返し行うテスト処理の1回の処理)を実行させることを示す。なお、ループスタートコマンドとループエンドコマンドとをあわせてループコマンドという。
また、このループコマンド中の文字列「ループX」は、ループコマンド識別情報を示し、X=A、B、・・・Nである。この図は、テストシナリオにて、「ループA」、「ループB」、・・・「ループN」で示されるループ処理が実行されることを示す。なお、本実施形態では、テストシナリオのループコマンド内にループコマンド識別情報が含まれている場合について説明するが、本実施形態はこれに限らず、テストシナリオのループコマンド内にループコマンド識別情報が含まれず、シナリオ実行部102がループコマンド識別情報を払い出してもよい。
また、ループスタートコマンドにおいて、先頭の文字列はループコマンド識別情報を示し、文字列「スタート」後の丸括弧「(・・・)」内の文字列は総ループ回数を示す。
【0047】
例えば、図3は、符号C1を付した鎖線で囲まれたループスタートコマンドC1内で、符号C11を付した鎖線で囲まれた文字列C11はループコマンド識別情報が「ループA」であることを示し、符号C12を付した鎖線で囲まれた文字列C12は総ループ回数が「100」回であることを示す。また、この図は、ループコマンド識別情報「ループA」のループ処理には、画像取得コマンド(例えば、符号C3を付した鎖線で囲まれた文字列)が5個あることを示す。つまり、このテストシナリオを実行すると、このループ処理では、画像取得部104は、画像を5個取得することを示す。また、このループ処理では、処理コマンドが2個あることを示す。
【0048】
シナリオ実行部102は、テストシナリオを実行する際に、ループコマンド識別情報が示すループについて繰り返し回数(ループ回数という)をカウントし、ループ回数が総ループ回数に達するまで、当該ループコマンド識別情報のループ処理を繰り返す。このとき、シナリオ実行部102は、ループコマンド識別情報及びループ回数情報(属性情報)を、それぞれ、変数L、Xの値として記憶する。
シナリオ実行部102は、ループ回数情報が変わるとき、つまり、変数Xが変わるときに、変数L、Xの値を読み出し、生成フォルダ情報及び指定フォルダ情報を生成する。ここで、生成する生成フォルダ情報及び指定フォルダ情報に含まれるフォルダ名は、変数L、Xの値を含む情報であり、例えば、ループコマンド識別情報(変数Lの値)、ループ回数情報(変数Xの値)、総ループ回数情報がそれぞれ「ループA」、「1」、「100」である場合、「ループA_001/100」である。ただし、フォルダ名はこれに限られず、例えば、「ループA_001」のように総ループ回数情報を含まなくてもよい。
【0049】
<画像取得システム1の動作について>
図4は、本実施形態に係る画像取得システム1の動作の一例を示すフロー図である。
(ステップS101)シナリオ実行部102は、テストシナリオ保持部101が記憶するテストシナリオ中のコマンドを順に実行し、実行するコマンドがループスタートコマンドであるか否かを判定する。コマンドがループスタートコマンドであると判定した場合(Yes)、変数Xにループ回数情報「1」を代入し、ステップS102に進む。一方、コマンドがループスタートコマンドでないと判定した場合(No)、ステップS110に進む。
【0050】
(ステップS102)シナリオ実行部102は、ループスタートコマンド中の文字列からループコマンド識別情報及び総ループ回数情報を取得する。シナリオ実行部102は、取得したループコマンド識別情報を変数Lに代入する。また、シナリオ実行部102は、変数Xからループ回数情報を取得する。シナリオ実行部102は、取得したループコマンド識別情報、ループ回数情報、及び総ループ回数情報からフォルダ名を決定する。シナリオ実行部102は、決定したフォルダ名を含む生成フォルダ情報及び指定フォルダ情報を生成する。その後、ステップS103に進む。
【0051】
(ステップS103)フォルダ生成部103には、ステップS102にて生成された生成フォルダ情報が入力され、フォルダ生成部103は入力された生成フォルダ情報に含まれるフォルダ名のフォルダを、記憶装置11に生成する。その後、ステップS104に進む。
(ステップS104)シナリオ実行部102は、次に実行するコマンドが画像取得コマンドであるか否かを判定する。コマンドが画像取得コマンドである場合(Yes)、ステップS105に進む。一方、コマンドが画像取得コマンドでない場合(No)、ステップS107に進む。
【0052】
(ステップS105)画像取得部104は、カメラA4に撮像させ、撮像させた画像を取得する。その後、ステップS106に進む。
(ステップS106)画像取得部104は、ステップS102にて生成された指定フォルダ情報に含まれるフォルダ名のフォルダ内に、ステップS105にて取得した画像の画像ファイルを記憶する。ここで、この画像ファイルのファイル名は、通番を含んでいる。その後ステップS107に進む。
(ステップS107)シナリオ実行部102は、次に実行するコマンドがループエンドコマンドであるか否かを判定する。コマンドがループエンドコマンドである場合(Yes)、ステップS108に進む。一方、コマンドがループエンドコマンドでない場合(No)、ステップS104に戻る。
【0053】
(ステップS108)シナリオ実行部102は、変数Xをインクリメントする。つまり、シナリオ実行部102は、ループ回数をカウントアップして1増加させる。その後、ステップS109に進む。
(ステップS109)シナリオ実行部102は、変数Xの値であるループ回数とステップS102にて取得した総ループ回数とが等しいか否かを判定する。ループ回数と総ループ回数とが等しい場合(Yes)、ステップS110に進む。一方、ループ回数が総ループ回数と異なる場合(No)、ステップS102に戻る。
(ステップS110)シナリオ実行部102は、次に実行するコマンドがあるか否かにより、テストシナリオが終了であるか否かを判定する。テストシナリオが終了であると判定した場合(Yes)、処理を終了する。一方、テストシナリオが終了でないと判定した場合(No)、ステップS101に戻る。
【0054】
図5は、本実施形態に係る記憶装置11が記憶するフォルダと画像ファイルとの関係の一例を示す概念図である。この図は、図3に示すテストシナリオを実行した結果、記憶装置11が記憶するフォルダ及び画像ファイルを示す。
図5は、フォルダ名「ループA_001/100」のフォルダB1内に、画像ファイル名「img000001.jpg」〜「img000005.jpg」の画像ファイルが保存されていることを示す。また、この図は、フォルダ名「ループA_2/100」のフォルダB2内に、画像ファイル名「img000006.jpg」〜「img000010.jpg」の画像ファイルが保存されていることを示す。
このように、記憶装置11には、ループコマンド識別情報及びループ回数情報(ループ識別情報という)毎にフォルダが生成され、生成されたフォルダ毎に当該フォルダが示すループ識別情報のループ処理中の画像コマンドにて取得した画像ファイルが記憶されている。すなわち、画像取得部104は、ループ回数情報毎のフォルダ各々に、当該フォルダが示すループ回数情報の画像を記憶する。
【0055】
図6は、本実施形態に係る一覧表示の一例を示す概略図である。図6において、画面V1は、フォルダ切替部V11及び一覧表示部V12から構成される。
フォルダ選択部V11には、記憶装置11が記憶するフォルダのフォルダ名の一覧、例えば、「ループA_001/100」、「ループA_002/100」、・・・が表示されている。この図は、「ループA_001/100」が選択されている場合の図であり、一覧表示部V12には、画像ファイル名「img000001.jpg」〜「img000005.jpg」の画像ファイルがファイル名の順序でサムネイル表示されている。
【0056】
このように、本実施形態では、画像取得システム1が、取得した画像を当該画像についてのループ回数情報に対応するフォルダに記憶し、記憶した画像がフォルダ毎にまとめて一覧表示されるので、この一覧表示によって画像のループ回数情報を迅速かつ容易に識別できる。また、フォルダ毎にまとめて一覧表示するという汎用的な画像一覧表示によって画像の属性情報を迅速かつ容易に識別できる。
【0057】
(第2の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の第2の実施形態について詳しく説明する。第1の実施形態では、画像取得システム1は、ループ回数情報毎にフォルダを生成し、フォルダ毎に当該フォルダが示すループ識別情報のループ処理中の画像コマンドにて取得した画像ファイルを記憶する場合について説明をした。本実施形態では、画像取得システムが、ループ処理の開始時、つまり、取得する画像のループ回数情報が変わるときに、当該ループ処理のループコマンド識別情報を示す画像(ループコマンド識別画像)、ループ回数情報を示す画像(ループ回数画像;属性表示画像;属性表示ファイル)を生成して記憶する場合について説明する。例えば、ループコマンド識別画像は「ループA」という文字が記載された画像であり、ループ回数画像は「1/100」という文字が記載された画像である。
【0058】
<画像取得システム2の構成について>
図7は、本発明の第2の実施形態に係る画像取得システム2の構成を示す概略ブロック図である。本実施形態に係る画像取得システム2(図7)と第1の実施形態に係る画像取得システム1(図2)とを比較すると、シナリオ実行部202、及び、画像取得システム1中のフォルダ生成部103に代えて管理画像生成部203(管理ファイル生成部)が備えられている点が異なる。しかし、他の構成要素(テストシナリオ保持部101、画像取得部104、記憶装置11、入力部121、フォルダ選択部122、画像表示部123が持つ機能は第1の実施形態と同じである。第1の実施形態と同じ機能の説明は省略する。
【0059】
シナリオ実行部202は、第1の実施形態のフォルダ指定処理は行わず、テストシナリオの実行毎にフォルダ名を決定する。例えば、フォルダ名は「テストM」(Mは自然数)であり、Mはテストの回数を示す。シナリオ実行部202は決定したフォルダ名を含む生成フォルダ情報及び指定フォルダ情報を生成する。
シナリオ実行部202は、ループコマンド識別情報、ループ回数情報、総ループ回数情報、及び生成した生成フォルダ情報と指定フォルダ情報を、管理画像生成部203に出力する。
管理画像生成部203は、シナリオ実行部202からループコマンド識別情報が入力されるとループコマンド識別画像を生成し、ループ回数情報及び総ループ回数情報が入力されるとループ回数画像を生成する。管理画像生成部203は、生成したループコマンド識別画像及びループ回数画像を画像取得部104に出力する。なお、管理画像生成部203は、画像を生成した生成日時を撮像日時として、生成した画像ファイル中のメタデータフォーマットに書き込む。
なお、画像取得部104は、管理画像生成部203から入力された画像、及びカメラA4に撮像させた画像に対して、画像を取得した順序に通番の画像ファイル名を付与する。
【0060】
<画像取得システム2の動作について>
図8は、本実施形態に係る画像取得システム2の動作の一例を示すフロー図である。本実施形態に係る画像取得システム2の動作(図8)と第1の実施形態に係る画像取得システム1の動作(図4)とを比較すると、ステップS102、S103の処理に代えてステップS213、S214の処理、また、ステップS211、S212の処理が実行される点が異なる。しかし、他のステップ(ステップS101、S104〜S110)の処理は第1の実施形態と同じである。第1の実施形態と同じ処理の説明は省略する。
【0061】
(ステップS211)シナリオ実行部202は、ループスタートコマンド中の文字列からループコマンド識別情報及び総ループ回数情報を取得する。シナリオ実行部102は、取得したループコマンド識別情報を変数Lに代入する。その後、ステップS212に進む。
(ステップS212)管理画像生成部203は、ステップS211にて取得されたループコマンド識別情報を示すループコマンド識別画像を生成する。画像取得部104は、管理画像生成部203が生成したループコマンド識別画像を記憶装置11に記憶する。その後、ステップS213に進む。
(ステップS213)シナリオ実行部102は、変数Xからループ回数情報を取得する。シナリオ実行部102は、取得したループ回数情報とステップS211で取得した総ループ回数情報とを、管理画像生成部203に出力する。その後、ステップS214に進む。
(ステップS214)管理画像生成部203は、ステップS213にて出力されたループ回数情報及び総ループ回数情報を示すループ回数画像を生成する。画像取得部104は、管理画像生成部203が生成したループ回数画像を記憶装置11に記憶する。なお、ステップS213で取得したループ回数情報(変数Xの値)は、ステップS108にてインクリメントされている。すなわち、管理画像生成部203は、取得する画像のループ回数情報が変わるときに、管理画像生成部203が生成したループ回数画像を取得して記憶する。その後、ステップS104に進む。
【0062】
図9は、本実施形態に係る一覧表示の一例を示す概略図である。図9において、画面V2は、フォルダ切替部V21及び一覧表示部V22から構成される。
フォルダ選択部V21には、記憶装置11が記憶するフォルダのフォルダ名の一覧、例えば、「テスト1」が表示されている。このフォルダは、テストシナリオを実行した際に、管理画像生成部203が画像を保存するフォルダである。
【0063】
図9は、「テスト1」が選択されている場合の図であり、一覧表示部V12には、ループコマンド識別画像V221、ループ回数画像V222、V223、V224、・・・がサムネイル表示されている。ここで、ループコマンド識別画像V221には、ループAを示す文字列「ループA」が表示されており、この画像ファイル名は「img000001.jpg」である。また、ループ回数画像V222、V223、V224には、それぞれ、ループ回数情報及び総ループ回数情報を示す「1/100」、「2/100」、「3/100」が表示されており、これらの画像ファイル名は「img000002.jpg」、「img000008.jpg」、「img000014.jpg」である。
【0064】
また、図9は、ループ回数画像V222からループ回数画像V223の間に、ループAの1回目のループ処理で取得した画像ファイル「img000003.jpg」〜「img000007.jpg」が表示されていることを示す。つまり、ループ回数画像のファイル名で区切られたファイル名が領域(取得順序が早いループ回数画像のファイル名を含む)である。また、この図は、ループ回数画像V223からループ回数画像V224の間に、ループAの2回目のループ処理で取得した画像ファイル「img000009.jpg」〜「img000013.jpg」が表示されていることを示す。
【0065】
このように、本実施形態では、画像取得システム2は、同じループ回数情報の画像が連続して取得され、取得する画像のループ回数情報が変わるときにループ回数画像を生成し、生成した画像と画像の取得順序を示すファイル名とを対応付けて記憶する。これにより、記憶した画像をファイル名の順序に一覧表示する場合に、ループ回数画像に続けて当該ループ回数画像が示すループ回数情報の画像を表示することができ、ループ回数画像の表示によって当該ループ回数情報を利用者が迅速かつ確実に識別できる。
【0066】
(第3の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の第3の実施形態について詳しく説明する。第2の実施形態では、画像取得システム2は、ループ処理の開始時に、当該ループ処理のループコマンド識別画像及びループ回数画像を生成する場合について説明をした。本実施形態では、画像取得システムが、1回のループ処理で記憶する画像の数(設定数という)を予め定めておき、総ループ回数が設定数に足りないループ処理ではダミー画像(ダミー情報ファイル)を生成する場合について説明する。ここで、ダミー画像は撮像した画像がないことを示す画像であり、例えば、全ての領域が透明の画像、又は白色の画像である。
【0067】
<画像取得システム3の構成について>
図10は、本発明の第3の実施形態に係る画像取得システム3の構成を示す概略ブロック図である。本実施形態に係る画像取得システム3(図10)と第2の実施形態に係る画像取得システム2(図7)とを比較すると、シナリオ実行部302及び管理画像生成部303が異なる。しかし、他の構成要素(テストシナリオ保持部101、画像取得部104、記憶装置11、入力部121、フォルダ選択部122、画像表示部123が持つ機能は第1の実施形態と同じである。第2の実施形態と同じ機能の説明は省略する。
【0068】
シナリオ実行部302は、第2の実施形態のシナリオ実行部202が行う処理に加え、予め記憶する設定数に基づいてダミー画像生成情報を生成し、管理画像生成部203に出力する。このダミー画像生成情報には、生成するダミー画像の数の情報(ダミー画像数情報という)が含まれる。
管理画像生成部303は、第2の実施形態の管理画像生成部203が行う処理に加え、ダミー画像を生成する。ここで、管理画像生成部303は、シナリオ実行部302から入力されたダミー画像数情報が示す数のダミー画像を生成する。
【0069】
<画像取得システム3の動作について>
図11は、本実施形態に係る画像取得システム3の動作の一例を示すフロー図である。本実施形態に係る画像取得システム3の動作(図11)と第2の実施形態に係る画像取得システム1の動作(図8)とを比較すると、ステップS211、S212の処理に代えてステップS315、S316の処理が実行される点、及び、ステップS317〜S319が異なる。しかし、他のステップ(ステップS101、S104〜S110、S213、S214)の処理は第2の実施形態と同じである。第2の実施形態と同じ処理の説明は省略する。
【0070】
(ステップS315)シナリオ実行部302は、ループスタートコマンド中の文字列からループコマンド識別情報及び総ループ回数情報を取得し、また、予め記憶する設定数を取得する。シナリオ実行部302は、取得したループコマンド識別情報を変数Lに代入する。
(ステップS316)管理画像生成部303は、ステップS315にて取得されたループコマンド識別情報を示すループコマンド識別画像を、設定数+1個だけ生成する。画像取得部104は、管理画像生成部303が生成したループコマンド識別画像を記憶装置11に記憶する。その後、ステップS213に進む。
(ステップS317)シナリオ実行部302は、ステップS105で画像を取得した回数(画像取得回数という)であって、1回のループ処理での画像取得回数をカウントする。なお、このカウントは、ステップS213にてリセットされる。その後、ステップS107に進む。
【0071】
(ステップS318)シナリオ実行部302は、ステップS317でカウントした画像取得回数が予め記憶する設定数より小さいか否かを判定する。画像取得回数が設定数より小さいと判定した場合、ステップS319に進む。一方、画像取得回数が設定数以上と判定した場合、ステップS106に進む。
(ステップS319)シナリオ実行部302は、設定数から画像取得回数を減算し、減算結果をダミー画像数情報として管理画像生成部303に出力する。管理画像生成部303は、シナリオ実行部302からダミー画像数情報が示す数のダミー画像を生成する。すなわち、管理画像生成部303は、予め記憶する設定数から画像取得部104が取得する画像の数を減算した数のダミー画像を生成する。画像取得部104は、管理画像生成部303が生成したダミー画像を記憶装置11に記憶する。その後、ステップS106に進む。
なお、上記画像取得システム3の動作において、ステップS316、S214の処理は行わなくてもよい。
【0072】
図12は、本実施形態に係る一覧表示の一例を示す概略図である。この図において、画面V3には、設定数(図12の例では「6」個)+1の列の画像が表示されている。また、画面V3には、符号V321を付した破線で囲まれた領域内に設定数+1個(7個)のループコマンド識別画像がサムネイル表示されている。また、画面V3には、ループ回数画像V322、V323、・・・、及びダミー画像V324、V325がサムネイル表示されている。ここで、7個のループコマンド識別画像各々には、ループAを示す「ループA」が表示されており、この画像の画像ファイル名は「img000001.jpg」〜「img000007.jpg」である。また、ループ回数画像V222、V223には、それぞれ、ループ回数情報及び総ループ回数情報を示す「1/100」、「2/100」が表示されており、これらの画像ファイル名は「img000008.jpg」、「img000015.jpg」である。また、ダミー画像V324、V325は、全ての領域が透明の画像(図12では「dmy」と表示)が表示されており、これらの画像ファイル名は「img000014.jpg」、「img000021.jpg」である。
【0073】
また、図12は、各行の1番目にループ回数画像が表示され、その行の2番目以降に1番目に表示されたループ回数画像が示すループ回数の処理で取得した画像が表示されていることを示す。例えば、画面V3の2行目は、ループAの1回目のループ処理で、画像ファイル名「img000009.jpg」〜「img000014.jpg」の画像が表示されている。このうち、「img000014.jpg」の画像は、ダミー画像である。
【0074】
このように、本実施形態では、画像取得システム3は、設定数から画像取得回数を減算した数のダミー画像を取得して記憶するので、例えば、図12に示すように、記憶した画像を設定数の画像を列として取得順序に一覧表示する場合に、ループ回数情報各々での取得順序が同じ画像、つまり、テストシナリオ中で同じ画像取得コマンドで取得した画像を同じ列に表示することができる。
【0075】
<変形例>
図13は、本実施形態の変形例に係る一覧表示の一例を示す概略図である。本変形例に係る画面V3(図13)と第3の実施形態に係る画面V2(図12)とを比較すると、画面V3には、ループコマンド識別画像及びループ回数画像に変えて、ループ識別情報(ループコマンド識別情報及びループ回数情報)を示すループ識別画像(属性表示画像)V422、V423が表示されている点が異なる。
なお、この一覧表示は、図11に示す画像取得システム3の動作で、ステップS316の処理を行わず、ステップS214にてループ識別画像を生成して記憶することのより実現される。
本変形例では、図13の画面V3には各行のループ識別画像にループコマンド識別情報を表示することができる。これにより、例えば、テストシナリオ中のループコマンドの総ループ回数が少ない場合に、ループコマンド識別画像が多く表示されることを防止し、1画面に表示される画像を多くすることができる。
【0076】
(第4の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の第4の実施形態について詳しく説明する。本実施形態では、条件分岐により、必ずしも全ての画像取得コマンドが実行されるとは限らないときに、ダミー画像を生成する場合について説明する。
【0077】
まず、本実施形態に係るテストシナリオについて説明する。
図14は、本発明の第4の実施形態に係るテストシナリオの一例を示す概略図である。本実施形態に係るテストシナリオ(図14)と第1の実施形態に係るテストシナリオ(図3)とを比較すると、図14において符号C41、C42を付した鎖線で囲まれたコマンドC41、C42が異なる。しかし、他のコマンドについては第1の実施形態と同じであるので、他のコマンドについての説明は省略する。
【0078】
コマンドC41、C42は、条件分岐を示すIFコマンドである。例えば、コマンドC41は、IF直後の丸括弧内の「条件1」が真である場合、波括弧({・・・})内の処理(図14では、画像取得処理)を行い、「条件1」が真でない場合、波括弧内の処理を行わないコマンドである。
【0079】
<画像取得システム4の構成について>
図15は、本実施形態に係る画像取得システム4の構成を示す概略ブロック図である。本実施形態に係る画像取得システム4(図15)と第2の実施形態に係る画像取得システム2(図7)とを比較すると、シナリオ実行部402及び管理画像生成部403が異なる。しかし、他の構成要素(テストシナリオ保持部101、画像取得部104、記憶装置11、入力部121、フォルダ選択部122、画像表示部123が持つ機能は第1の実施形態と同じである。第2の実施形態と同じ機能の説明は省略する。
【0080】
シナリオ実行部402は、第2の実施形態のシナリオ実行部202が行う処理に加え、IFコマンドの条件(例えば、図14の「条件1」)が真ではない場合に、ダミー画像生成情報を生成する。
管理画像生成部303は、第2の実施形態の管理画像生成部203が行う処理に加え、ダミー画像生成情報が入力され場合にダミー画像を生成する。
【0081】
<画像取得システム4の動作について>
図16は、本実施形態に係る画像取得システム4の動作の一例を示すフロー図である。本実施形態に係る画像取得システム4の動作(図16)と第2の実施形態に係る画像取得システム1の動作(図8)とを比較すると、ステップS212、S214の処理に変えて、ステップS420、S421の処理が実行される点、及び、ステップS422〜S424が異なる。しかし、他のステップ(ステップS101、S211、S213、S104〜S110)の処理は第2の実施形態と同じである。第2の実施形態と同じ処理の説明は省略する。
【0082】
(ステップS420)管理画像生成部403は、ステップS211にて取得したループコマンド識別情報及び総ループ回数情報、及びステップS213にて出力されたループ回数情報を示すループ識別画像を生成する。画像取得部104は、管理画像生成部403が生成したループ識別画像を記憶装置11に記憶する。その後、ステップS421に進む。
(ステップS421)シナリオ実行部402は、次に実行するIFコマンドの条件が真であるか否かを判定する。条件が真である場合(Yes)、ステップS204に進む。一方、条件が真でない場合(No)、ステップS422に進む。
【0083】
(ステップS422)シナリオ実行部402は、次に実行するコマンドが画像取得コマンドであるか否かを判定する。コマンドが画像取得コマンドである場合(Yes)、ステップS105に進む。一方、コマンドが画像取得コマンドでない場合(No)、ステップS107に進む。
(ステップS423)シナリオ実行部402は、ダミー画像生成情報を生成する。すなわち、シナリオ実行部402は、テストシナリオ中の条件分岐によって、画像取得コマンドが実行されない場合に、当該画像取得コマンドが実行された場合に取得される画像に代えたダミー画像を生成する。管理画像生成部403は、ダミー画像を記憶する。
(ステップS424)画像取得部104は、管理画像生成部403が生成したダミー画像を記憶装置11に記憶する。その後、ステップS107に進む。
なお、上記画像取得システム4の動作において、ステップS420の処理は行わなくてもよい。
【0084】
図17は、本実施形態に係る一覧表示の一例を示す概略図である。この図において、画面V5には、ループ識別画像V422、V423、・・・、及びダミー画像V521、V522がサムネイル表示されている。ループ識別画像V422、V423、それぞれ、ループコマンド識別情報を示す「ループA」及びループ回数情報を示す「1/100」、「2/100」が表示されており、これらの画像ファイル名は「img000001.jpg」、「img000007.jpg」である。
また、ダミー画像V521、V522は、全て透明の画像(図17では「dmy」と表示)が表示されており、これらの画像ファイル名は「img000009.jpg」、「img000016.jpg」である。なお、例えば、ダミー画像V521は、ループAの2回目のループ処理で、図14中のコマンドC41の「条件1」が真でなかった場合に生成された画像である。
【0085】
また、画像取得部104は、ある色の色枠をつけたダミー画像を生成してもよい。
図18は、本実施形態に係る一覧表示の別の一例を示す概略図である。この図は、図17と同じ場合の図である。この図において、色枠をつけた画像V621、V622は、ダミー画像を示す。なお、色枠の色と条件情報を予め対応付けておくことにより、サムネイル画像がどの条件情報に該当したのかを迅速かつ確実に識別することができる。
【0086】
このように、本実施形態によれば、画像取得システム4は、テストシナリオ中の条件分岐によって画像取得コマンドが実行されない場合に、当該画像取得コマンドが実行された場合に取得される画像に代えたダミー画像を生成し、生成したダミー画像を記憶するので、ダミー画像を表示することにより、条件分岐によって画像取得コマンドが実行されなかったことを、利用者が迅速かつ確実に識別できる。
【0087】
なお、上記第4の実施形態において、画像取得システム4に上記第3の実施形態の画像取得システム3の機能を持たせてもよい。これにより、画像取得システム4は、条件分岐がある場合でも、ループ回数情報各々での取得順序が同じ画像、つまり、テストシナリオ中で同じ画像取得コマンドで取得した画像を同じ列に表示することができる。
【0088】
なお、上記各実施形態において、表示装置12は、利用者からの操作入力を受け付け、受け付けた入力情報に基づきループ識別情報を選択して、画像一覧表示を行う場合について説明をした。しかし、本発明はこれに限らず、他の装置からの入力を受け付けてもよいし、自装置でプログラムを実行することによりループ識別情報を選択してもよい。
また、上記各実施形態において、表示装置12は、画像を縮小した画像であるサムネイル画像を生成し、生成したサムネイル画像を表示する場合について説明したが、本発明はこれに限らず、縮小をせず、そのままの画像を表示してもよい。
【0089】
また、上記実施形態において、画像ファイル名が画像を取得した順序に通番となっている場合について説明をしたが、表示装置12において取得順序に並べることができるファイル名であればよく、例えば、撮像日時を先頭にしたファイル名であってもよい。
【0090】
また、上記各実施形態において、画像ファイル名の順序に画像を一覧表示する場合をした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば、表示装置12は、画像ファイル中のメタデータフォーマット等に撮像日時(上記各実施形態では画像取得部が取得した取得日時)が含まれている場合、撮像日時の順序に画像を一覧表示してもよい。なお、この場合、画像ファイル名を通番にしなくてもよい。
また、上記各実施形態において、フォルダ名は、テストシナリオ名やテストシナリオファイル名(テスト処理の識別情報)を含んでいてもよい。これにより、画像ファイルを一覧表示した場合と同様に、フォルダを一覧表示した場合に、どのフォルダがどのシナリオで取得した画像を含むフォルダであるかを利用者が容易に把握することができ、画像の管理を容易にすることができる。
【0091】
また、上記各実施形態において、フォルダ名の先頭にフォルダの作成時刻を含めてもよい。例えば、2009年5月29日13時10分15秒にフォルダを作成した場合、フォルダ名を、「20090529131015ループA_001/100」とする。これにより、フォルダ一覧をフォルダ名でソートすると、シナリオ実行結果フォルダが時系列、つまり、ループ処理の実行順にソートすることができ、どのフォルダがどのタイミングで実行したシナリオの結果を含むフォルダであるかを利用者が容易に把握でき、画像の管理を容易にすることができる。特に、テストシナリオ中のループ名の順序が実行順と異なる場合、例えば、ループG、ループD、ループF、・・・の場合、フォルダ名の先頭がループG、ループD、ループF、・・・、となる場合、フォルダ名の順序でソートした際に、フォルダ一覧順序と実行順序が異なる。しかし、フォルダ名の先頭を当該フォルダの作成時刻とすることにより、フォルダ名の順序でソートした際に、フォルダの作成順序、つまり、実行したシナリオの順序で表示することができる。
【0092】
また、上記各実施形態において、ファイル名が画像を取得した順序に通番を含んでいる場合について説明をしたが、本発明はこれに限らず、ファイル名は、さらに、画像取得コマンドを特定する情報(ループコマンド識別情報、ループ回数情報、又は、テストシナリオ中の画像取得コマンドの順序;例えば、ループAの3/100の2番目、など)を画像ファイル名に含んでもよい。これにより、画像ファイルを一覧表示した場合に、そのファイルの画像が、どのループ処理で、また、どの画像取得コマンドで取得された画像であるかを利用者が容易に把握することができ、画像の管理を容易にすることができる。
【0093】
また、上記各実施形態において、ループ回数画像がループ回数情報及び総ループ回数情報を併せて表示する(例えば、図8中のタブ「1/100」の「100」が総ループ回数)場合について説明をした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば、ループ回数情報のみ表示してもよい。
また、上記各実施形態において、ループコマンドは、例えば、C言語等のプログラム言語における「for」文である。また、「while」文であってもよいし、「for」文と「while」文の両者であってもよい。また、「do−while」文のように、後判定の文であってもよい。
【0094】
なお、上述した実施形態における画像取得装置10、20、30、40の一部、例えば、シナリオ実行部102、302、402、フォルダ生成部103、管理画像生成部203、303、403をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、画像取得装置10、20、30、40に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
【0095】
以上、図面を参照して本発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
【符号の説明】
【0096】
1、2、3、4・・・画像取得システム、10、20、30、40・・・画像取得装置、11・・・記憶装置、12・・・表示装置、101・・・テストシナリオ保持部、102、302、402・・・シナリオ実行部、103・・・フォルダ生成部、203、303、403・・・管理画像生成部(管理ファイル生成部)、104・・・画像取得部、121・・・入力部、122・・・フォルダ選択部、123・・・画像表示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の画像を取得して記憶する画像取得装置における画像取得方法において、
前記複数の画像を取得し、取得した画像を、当該画像についての属性情報に対応する領域に記憶する画像取得過程を有することを特徴とする画像取得方法。
【請求項2】
前記画像取得過程にて記憶した画像は、前記領域毎にまとめて一覧表示されることを特徴とする請求項1に記載の画像取得方法。
【請求項3】
前記領域は、フォルダであることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像取得方法。
【請求項4】
前記画像取得過程にて記憶した画像は、前記フォルダ毎にまとめて一覧表示されることを特徴とする請求項3に記載の画像取得方法。
【請求項5】
前記属性情報を示す属性表示ファイルを生成する管理ファイル生成過程を有することを特徴とする請求項1に記載の画像取得方法。
【請求項6】
前記画像取得過程にて、前記属性表示ファイルを、当該属性表示ファイルが示す属性情報に対応する領域に記憶することを特徴とする請求項5に記載の画像取得方法。
【請求項7】
前記属性表示ファイルは、前記属性情報を示す属性表示画像であることを特徴とする請求項6に記載の画像取得方法。
【請求項8】
同じ属性情報の画像は、前記画像取得過程にて連続して取得され、
前記画像取得過程にて、取得する画像の属性情報が変わるときに、前記管理ファイル生成過程が生成した属性表示ファイルを取得し、取得した画像及び属性表示ファイルと画像及び属性表示ファイルの取得順序を示す情報とを対応付けて記憶することを特徴とする請求項5乃至7に記載の画像取得方法。
【請求項9】
前記画像の取得順序を示す情報は、ファイル名であり、
前記領域は、前記属性表示ファイルのファイル名で区切られたファイル名であることを特徴とする請求項8に記載の画像取得方法。
【請求項10】
前記画像取得過程にて記憶した画像及び属性表示ファイルは、ファイル名の順序で一覧表示されることを特徴とする請求項9に記載の画像取得方法。
【請求項11】
前記画像の取得順序を示す情報は、画像及び属性表示ファイルの生成日時を示す情報であり、
前記領域は、前記属性表示ファイルの生成日時で区切られた生成日時であることを特徴とする請求項8に記載の画像取得方法。
【請求項12】
前記画像取得過程にて記憶した画像及び属性表示ファイルは、前記画像及び属性表示ファイルの生成日時の順序で一覧表示されることを特徴とする請求項11に記載の画像取得方法。
【請求項13】
予め記憶する設定数から、前記属性情報毎に取得する画像の数を減算した数のダミー情報ファイルを生成する管理ファイル生成過程を有することを特徴とする請求項1に記載の画像取得方法。
【請求項14】
前記画像取得過程にて、前記ダミー情報ファイルを、当該属性情報に対応する領域に記憶することを特徴とする請求項13に記載の画像取得方法。
【請求項15】
前記ダミー情報ファイルは、ダミー画像であることを特徴とする請求項13又は14に記載の画像取得方法。
【請求項16】
前記複数の画像を取得は、プログラム中の画像取得コマンドによって実行され、
管理ファイル生成過程にて、前記プログラム中の条件分岐によって、画像取得コマンドが実行されない場合に、当該画像取得コマンドが実行された場合に取得される画像に代えたダミー情報ファイルを生成することを特徴とする請求項14に記載の画像取得方法。
【請求項17】
前記画像取得過程にて、前記ダミー情報ファイルを、当該画像取得コマンドが実行された場合に取得される画像についての属性情報に対応する領域に記憶することを特徴とする請求項16に記載の画像取得方法。
【請求項18】
前記属性情報は、一まとまりの画像のグループを示す画像グループ情報であることを特徴とする請求項1乃至17のいずれかの項に記載の画像取得方法。
【請求項19】
前記画像グループ情報は、複数回の画像取得処理によって前記一まとまりの画像を取得するグループ画像取得処理を識別する情報であることを特徴とする請求項18に記載の画像取得方法。
【請求項20】
前記グループ画像取得処理は繰り返し行われることを特徴とする請求項19に記載の画像取得方法。
【請求項21】
前記画像取得装置は、テスト中の製品を撮像した画像を撮像順序で取得し、
前記グループ画像取得処理は、繰り返し行うテスト処理の1回の処理であることを特徴とする請求項20に記載の画像取得方法。
【請求項22】
前記領域は、フォルダであり、
前記フォルダ名は、前記テスト処理の識別情報を含むことを特徴とする請求項21に記載の画像取得方法。
【請求項23】
前記領域は、フォルダであり、
前記繰り返し行うテスト処理の1回の処理毎に、前記フォルダを生成するフォルダ生成部を備え、
前記フォルダ名は、当該フォルダを前記フォルダ生成部が生成した生成時刻を示す情報を含むことを特徴とする請求項21に記載の画像取得方法。
【請求項24】
前記複数の画像を取得は、プログラム中の画像取得コマンドによって実行され、
前記画像取得過程にて記憶した画像のファイル名は、前記前記繰り返し行うテスト処理の1回の処理の識別情報を含むことを特徴とする請求項21に記載の画像取得方法。
【請求項25】
前記複数の画像を取得は、プログラム中の画像取得コマンドによって実行され、
前記画像取得過程にて記憶した画像のファイル名は、前記画像取得コマンドの識別情報を含むことを特徴とする請求項21に記載の画像取得方法。
【請求項26】
複数の画像を取得して記憶する画像取得装置において、
前記複数の画像を取得し、取得した画像を、当該画像についての属性情報に対応する領域に記憶する画像取得部を有することを特徴とする画像取得装置。
【請求項27】
複数の画像を取得して記憶する画像取得装置のコンピュータを、
前記複数の画像を取得し、取得した画像を、当該画像についての属性情報に対応する領域に記憶する画像取得手段として機能させる画像取得プログラム。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2011−4055(P2011−4055A)
【公開日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−144297(P2009−144297)
【出願日】平成21年6月17日(2009.6.17)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】