説明

画像形成システム、制御装置、その制御装置で実行されるドライバプログラムおよびプリント制御方法

【課題】 プリント条件の変更を容易にすること。
【解決手段】 PCは、データを取得するデータ取得部(S02)と、プリント条件を設定するためのプリント条件設定画面を表示する設定画面表示部(S04)と、プリント条件設定画面に従って入力されるプリント条件を受け付けるプリント条件受付部(S05)と、プリント条件に従ってデータをプリントするための画像データに変換する変換部(S06)と、MFPで処理可能なプリント条件の範囲を定める能力データと、プリント条件と、プリント条件設定画面を表示し、設定を受け付けるためのGUIプログラムとを含む構造化文書を生成する生成部(S08〜S11)と、構造化文書をMFPに送信する出力部(S12)と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、画像形成システム、制御装置、その制御装置で実行されるドライバプログラムおよびプリント制御方法に関し、特に、構造化文書を処理可能な画像形成システム、制御装置、その制御装置で実行されるドライバプログラムおよびプリント制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、MFPで代表される画像形成装置は、パーソナルコンピュータ等から受信されるプリントデータを、受信後直ちにプリントするのではなく、プリントデータを一時記憶しておき、必要なタイミングでプリントする機能を有する。必要なタイミングは、例えば、ユーザがMFPにプリントする指示を入力したとき等である。この場合、ユーザがPCを操作して、MFPでデータをプリントする指示をした後に、MFPの設置場所まで移動する間にプリントされないので、プリントにより出力される用紙が他人が見ることを防止することができる。
【0003】
一方、PCでMFPにデータをプリントする指示をした後、MFPでそのデータをプリントさせるまでの間に、プリント条件の変更が必要な場合がある。この場合には、MFPが有するプリント条件の設定機能を用いて、プリント条件を変更することができる。しかしながら、MFPが有するプリント条件の設定機能で表示されるプリント条件の設定画面は、PCにより表示されるプリント条件の設定画面とは異なる。このため、MFPの操作になれていないユーザにとっては、プリント条件を変更するのが困難であるといった問題がある。
【0004】
特開平9−223062号公報には、HTML(HyperText Markup Language)で記述されたデータに、ユーザインターフェースを記述する技術が記載されている。この技術によれば、ユーザ毎に設定画面をカスタマイズすることができるが、カスタマイズするために記述を変更しなければならず、作業が煩雑である。
【特許文献1】特開平9−223062号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、プリント条件の変更を容易にした画像形成システムを提供することである。
【0006】
この発明の他の目的は、画像形成装置でプリントするためのプリント条件の変更を容易にしたドライバプログラムを提供することである。
【0007】
この発明のさらに他の目的は、画像形成装置でプリントするためのプリント条件の変更を容易にしたプリント制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した目的を達成するためにこの発明のある局面によれば、画像形成システムは、画像形成装置を制御する制御装置と情報処理装置とを含む画像形成システムであって、制御装置は、データを取得するデータ取得手段と、画像形成装置にデータをプリントさせるために、プリント条件を設定するための設定画面を表示する設定画面表示手段と、表示された設定画面に従って入力されるプリント条件を受け付けるプリント条件受付手段と、受け付けられたプリント条件に従って取得されたデータをプリントするための画像データに変換する変換手段と、画像形成装置で処理可能なプリント条件の範囲を定める能力データと、受け付けられたプリント条件と、設定画面を表示し、設定を受け付けるための設定プログラムとを含む構造化文書を生成する生成手段と、生成された構造化文書を情報処理装置に出力する出力手段と、を備え、情報処理装置は、構造化文書を取得する構造化文書取得手段と、取得された構造化文書を解析する解析手段と、を備え、解析手段は、構造化文書から設定プログラムを抽出するプログラム抽出手段と、抽出されたプログラムを実行するプログラム実行手段と、を含む。
【0009】
この局面に従えば、画像形成装置で処理可能なプリント条件の範囲を定める能力データと、プリント条件と、設定画面を表示し、設定を受け付けるための設定プログラムとを含む構造化文書が生成され、情報処理装置に出力され、構造化文書を取得する情報処理装置は、構造化文書から設定プログラムが抽出され、プログラムが実行される。このため、情報処理装置において、制御装置により表示された設定画面と同じ設定画面でプリント条件を再設定することができる。その結果、プリント条件の変更を容易にした画像形成システムを提供することができる。
【0010】
好ましくは、プログラム実行手段は、プリント条件を設定するための設定画面を表示する設定画面表示手段と、表示された設定画面に構造化文書に含まれるプリント条件を表示する表示手段と、表示されたプリント条件を、構造化文書に含まれる能力データにより定められた範囲内で表示されたプリント条件を変更する変更手段と、を含む。
【0011】
好ましくは、情報処理装置は、画像形成装置である。
【0012】
この発明の他の局面によれば、制御装置は、データを取得するデータ取得手段と、画像形成装置にデータをプリントさせるために、プリント条件を設定するための設定画面を表示する設定画面表示手段と、表示された設定画面に従って入力されるプリント条件を受け付けるプリント条件受付手段と、受け付けられたプリント条件に従って取得されたデータをプリントするための画像データに変換する変換手段と、画像形成装置で処理可能なプリント条件の範囲を定める能力データと、受け付けられたプリント条件と、設定画面を表示し、設定を受け付けるための設定プログラムとを含む構造化文書を生成する生成手段と、生成された構造化文書を情報処理装置に出力する出力手段と、を備える。
【0013】
この局面に従えば、画像形成装置でプリントするためのプリント条件の変更を容易にした制御装置を提供することができる。
【0014】
この発明のさらに他の局面によれば、ドライバプログラムは、データを取得するステップと、画像形成装置にデータをプリントさせるために、プリント条件を設定するための設定画面を表示するステップと、表示された設定画面に従って入力されるプリント条件を受け付けるステップと、受け付けられたプリント条件に従って取得されたデータをプリントするための画像データに変換するステップと、画像形成装置で処理可能なプリント条件の範囲を定める能力データと、受け付けられたプリント条件と、設定画面を表示し、設定を受け付けるための設定プログラムとを含む構造化文書を生成するステップと、生成された構造化文書を出力するステップと、をコンピュータに実行させる。
【0015】
この局面に従えば、画像形成装置でプリントするためのプリント条件の変更を容易にしたドライバプログラムを提供することができる。
【0016】
この発明のさらに他の局面によれば、プリント制御方法は、データを取得するステップと、画像形成装置にデータをプリントさせるために、プリント条件を設定するための設定画面を表示するステップと、表示された設定画面に従って入力されるプリント条件を受け付けるステップと、受け付けられたプリント条件に従って取得されたデータをプリントするための画像データに変換するステップと、画像形成装置で処理可能なプリント条件の範囲を定める能力データと、受け付けられたプリント条件と、設定画面を表示し、設定を受け付けるための設定プログラムと、を含む構造化文書を生成するステップと、生成された構造化文書を出力するステップと、をコンピュータに実行させる。
【0017】
この局面に従えば、画像形成装置でプリントするためのプリント条件の変更を容易にしたプリント制御方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
【0019】
図1は、本発明の実施の形態の1つにおける画像形成システムの全体概要を示す図である。図1を参照して、画像形成システム1は、それぞれがネットワーク2に接続された、画像処理装置として機能するMFP(Multi Function Peripheral)100,101,102と、MFP100,101,102を制御する制御装置として機能するパーソナルコンピュータ(以下「PC」という)200とを含む。
【0020】
ネットワーク2は、ローカルエリアネットワーク(LAN)であり、インターネットにゲートウェイを介して接続されている。ネットワーク2の接続形態は有線または無線を問わない。またネットワーク2は、LANに限らず、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Networks)を用いたネットワーク、ワイドエリアネットワーク(WAN)、インターネットであってもよい。
【0021】
PC200は、一般的なコンピュータであり、PC200には、MFP100,101,102を制御するためのドライバプログラムがインストールされている。このため、PC200は、プリントデータをMFP100,101,102のいずれかに送信し、そのプリントデータの画像を形成させることができる。また、PC200およびMFP100,101,102それぞれには、同じオペレーティングシステムがインストールされている。したがって、PC200で実行可能なプログラムを、MFP100,101,102のいずれかで実行することができる。
【0022】
MFP100,101,102各々は、原稿を読取るためのスキャナ装置、画像データに基づいて紙などの記録媒体に画像を形成するための画像形成装置およびファクシミリ装置を含み、画像読取機能、複写機能、ファクシミリ送受信機能を備えている。また、MFP100,101,102は、画像を形成する画像形成能力、画像が形成された用紙を排出する排出能力に差があるが、基本的な構成及び機能が同じである。ここでは、MFP100がMFP100〜102のうちで最も高い画像形成能力および排出能力を有するものとして、MFP100を例に説明する。
【0023】
図2は、MFPの外観を示す斜視図である。図3は、MFPのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図2および図3を参照して、MFP100は、メイン回路110と、原稿を読み取るための原稿読取部130と、原稿を原稿読取部130に搬送するための自動原稿搬送装置120と、原稿読取部130が原稿を読み取って出力する静止画像を用紙等に形成するための画像形成部140と、画像形成部140に用紙を供給するための給紙部150と、用紙を排出するための後処理部155と、ユーザインターフェースとしての操作パネル160と、を含む。メイン回路110は、CPU111と、通信インターフェース(I/F)部112と、ROM113と、RAM114と、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)115と、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)116と、ファクシミリ部117と、フラッシュメモリ118Aが装着されるカードインターフェース(I/F)118とを含む。CPU111は、自動原稿搬送装置120、原稿読取部130、画像形成部140、給紙部150、後処理部155および操作パネル160と接続され、MFP100の全体を制御する。
【0024】
ROM113は、CPU111が実行するプログラム、またはそのプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。RAM114は、CPU111がプログラムを実行する際の作業領域として用いられる。また、RAM114は、原稿読取部130から連続的に送られてくる静止画像を一時的に記憶する。
【0025】
後処理部155は、画像が形成された用紙を排紙する。後処理部155は、複数の排紙トレイを有し、記録シートをソートして排紙することが可能である。また、後処理部155は、パンチ穴加工部、ステープル加工部を備えており、排紙された用紙にパンチ穴加工、またはステープル加工することが可能である。
【0026】
操作パネル160は、MFP100の上面に設けられ、表示部160Aと操作部160Bとを含む。表示部160Aは、液晶表示装置(LCD)、有機ELD(Electroluminescence Display)等の表示装置であり、ユーザに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。操作部160Bは、複数のキーを備え、キーに対応するユーザの操作による各種の指示、文字、数字などのデータの入力を受付ける。操作部160Bは、表示部160A上に設けられたタッチパネルをさらに含む。
【0027】
通信I/F部112は、MFP100をネットワーク2に接続するためのインターフェースである。CPU111は、通信I/F部112を介してMFP101,102またはPC200との間で通信し、データを送受信する。また、通信I/F部112は、ネットワーク2を介してインターネットに接続されたコンピュータと通信が可能である。
【0028】
ファクシミリ部117は、公衆交換電話網(PSTN)に接続され、PSTNにファクシミリデータを送信する、またはPSTNからファクシミリデータを受信する。ファクシミリ部117は、受信したファクシミリデータを、HDD116に記憶する、または画像形成部140に出力する。画像形成部140は、ファクシミリ部117により受信されたファクシミリデータを用紙に印刷する。また、ファクシミリ部117は、HDD116に記憶されたデータをファクシミリデータに変換して、PSTNに接続されたファクシミリ装置に送信する。
【0029】
カードI/F118は、フラッシュメモリ118Aが装着される。CPU111は、カードI/F118を介してフラッシュメモリ118Aにアクセス可能である。CPU111は、カードI/F118に装着されたフラッシュメモリ118Aに記録されたプログラムをRAM114にロードして実行する。なお、CPU111が実行するプログラムは、フラッシュメモリ118Aに記録されたプログラムに限られず、HDD116に記憶されたプログラムをRAM114にロードして実行するようにしてもよい。この場合、ネットワーク2に接続された他のコンピュータが、MFP100のHDD116に記憶されたプログラムを書換える、または、新たなプログラムを追加して書き込むようにしてもよい。さらに、MFP100が、ネットワーク2に接続された他のコンピュータからプログラムをダウンロードして、そのプログラムをHDD116に記憶するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、CPU111が直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
【0030】
図4は、PCのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図4を参照して、PC200は、PC200の全体を制御するためのCPU201と、CPU201が実行するプログラム等を記憶するためのROM202と、CPU201の作業領域として用いられるRAM203と、PC200をネットワーク2に接続するためのネットワークI/F204と、大容量記憶装置としてのHDD205と、表示部206と、ユーザの操作の入力を受付ける操作部207と、外部記憶装置209と、を含む。
【0031】
図5は、PCが備えるCPUが有する機能の一例を、HDDに記憶されるプログラムとともに示す機能ブロック図である。図5を参照して、PC200はHDD205にGUI(Graphical User Interface)プログラム231を記憶している。GUIプログラム231は、PC200にインストールされているプリンタドライバプログラムの一部を構成する少なくとも1つのプログラムを部品として含む。ここでは、GUIプログラム231は、プリント条件を設定するための画面を表示し、プリント条件を受け付ける処理を実行する部分のプログラムを含む。
【0032】
外部記憶装置209は、ドライバプログラムを記憶したCD−ROM(Compact Disc−ROM)209Aが装着される。CPU201は、外部記憶装置209を介してCD−ROM209Aに記憶されたドライバプログラムをRAM203にロードし、実行する。なお、ドライバプログラムを記憶する記録媒体としては、CD−ROM209Aに限られず、フレキシブルディスク、カセットテープ、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、ICカード、光カード、マスクROM、EPROM(、EEPROMなどの半導体メモリ等でもよい。また、HDD205に記憶されたドライバプログラムをRAM203にロードして実行するようにしてもよい。この場合、PC200が、ネットワーク2に接続された他のコンピュータからドライバプログラムをダウンロードして、そのドライバプログラムをHDD205に記憶するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、CPU201が直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
【0033】
PC200が備えるCPU201は、プリント条件を設定するための設定画面を表示する第1設定画面表示部211と、表示された設定画面に従って入力されるプリント条件を受け付けるプリント条件受付部215と、データを取得するデータ取得部213と、プリント条件に従ってデータをプリントするための画像データに変換する変換部217と、構造化文書を生成する生成部219と、構造化文書を出力する出力部221と、を含む。CPU201は、GUIプログラム231を実行することにより、第1設定画面表示部211と、プリント条件受付部215とがCPU201に形成される。
【0034】
データ取得部213は、プリントの対象となるデータを取得する。ユーザが操作部207に入力するプリント操作に従って、データを特定し、特定されたデータを取得する。例えば、HDD205に記憶されたデータをプリントする操作が受付たれる場合、HDD205に記憶されたデータを読み出すことにより、取得する。また、ブラウジングプログラム、文書作成プログラム等のアプリケーションプログラムが実行されている場合に、アプリケーションプログラムが処理の対象とし、RAM203に一時記憶されているデータを取得する。ブラウジングプログラムが実行されている場合、WebサーバからダウンロードされたWebページをプリントする操作が受け付けられた場合、ダウンロードされたWebページを表示する画像を、データとして取得する。データ取得部213は、取得されたデータを変換部217に出力する。
【0035】
第1設定画面表示部211は、プリント条件を設定するための設定画面を表示部206に表示する。設定画面は、MFP100〜102のいずれかを選択する指示を受け付ける出力先設定画面と、プリント条件を受け付けるプリント条件設定画面とを含む。図6に、プリント条件設定画面の一例を示す。第1設定画面表示部211は、MFP100〜102のいずれかを選択する指示を受け付ける装置選択部を含む。装置選択部は、出力先設定画面を表示部206に表示し、MFP100〜102のうちユーザが出力先設定画面に従って選択したものの装置識別情報を、プリント条件受付部215および出力部221に出力するとともに、プリント条件設定画面を表示部206に表示する。
【0036】
プリント条件受付部215は、MFP100〜102のうち、設定画面表示部211から入力される装置識別情報で特定されるものが処理を実行するための能力の範囲内でプリント条件を受け付ける。プリント条件は、処理を実行するための複数の設定項目と、その複数の設定項目それぞれに設定される設定値とにより定まる。MFP100〜102ごとに処理能力が異なるため、プリント条件が異なる。このため、プリント条件受付部215は、MFP100〜102のうち、設定画面表示部211から入力される装置識別情報で特定されるものの処理能力の範囲内でプリント条件を受け付ける。
【0037】
プリント条件は、データの画像を用紙に形成させるための画像形成処理を実行するための条件と、画像が形成された用紙を排出する排出処理を実行するための条件とを含む。画像形成処理を実行するための条件は、例えば、カラーとモノクロの別を定める設定項目、データが複数ページの画像からなるときに1枚の用紙に形成する画像のページ数およびページ順を定める設定項目、拡大または縮小する倍率を定める設定項目、地紋など合成される画像およびその位置を定める設定項目等を含む。排出処理を実行するための条件は、1つの画像を形成する用紙の枚数を定める設定項目、複数の画像を形成した組の数(部数)を定める設定項目、ソートの条件を定める設定項目、パンチ穴加工の位置を定める設定項目、ステープル針を打ち込む位置を定める設定項目等を含む。
【0038】
MFP100〜102のうちには、カラープリント可能なものとそうでないものが存在する場合があり、また、ソート機能、パンチ機能、ステープル機能それぞれを有するものとそうでないものとが存在する場合があり。プリント条件受付部215は、MFP100〜102それぞれからその装置の処理能力を定める能力データを予め取得しておき、設定画面表示部211から入力される装置識別情報で特定される装置の能力データに基づいて、プリント条件を受け付ける。
【0039】
プリント条件受付部215は、受け付けたプリント条件を変換部217に出力するとともに、プリント条件と能力データとを生成部219に出力する。なお、変換部217にプリント条件のうち画像形成処理を実行するための条件のみを出力し、生成部219に排出処理を実行するための条件のみを出力するようにしてもよい。
【0040】
変換部217は、プリント条件受付部215から入力されるプリント条件に従って、データ取得部213から入力されるデータを、それをプリントするための画像データに変換する。そして、変換された画像データを生成部219に出力する。
【0041】
生成部219は、変換部217から入力される画像データと、プリント条件受付部215から入力される能力データおよびプリント条件と、HDD205に記憶されているGUIプログラム231とを含む構造化文書を生成し、生成した構造化文書を出力部221に出力する。構造化文書は、ここでは、XPS(Extensible Markup Language Paper Specification)のフォーマットとしている。
【0042】
出力部221は、MFP100〜102のうち設定画面表示部211から入力される装置識別情報で特定される装置に生成部219から入力される構造化文書を出力する。なお、出力先設定画面を表示部206に表示し、ユーザが出力先設定画面に従って操作部207を用いて指定する出力先に、構造化文書を出力するようにしてもよい。構造化文書は、設定画面表示部211から入力される装置識別情報で特定される装置でプリントするために設定されたものであるが、その構造化文書を一時記憶しておき、別の装置で出力する場合に対応するためである。出力先設定画面で指定可能な出力先としては、MFP100〜102、PC200のHDD205、ネットワーク2に接続された別のコンピュータ等である。また、電子メールに構造化文書を添付して送信するようにしてもよい。
【0043】
図7は、能力データの一例を示す図である。図7を参照して、能力データ310は、プリント条件に含まれる項目の1つである用紙に形成する画像の方向を設定する設定項目「Orientation」に対して、縦方向(Portrait)と横方向(Landscape)との2方向の設定値を関連付ける。このため、用紙に形成する画像の方向を設定する設定項目「Orientation」に対して、縦方向と横方向との2方向の設定値を設定することが可能であることを示している。
【0044】
図8は、プリント条件の一例を示す図である。図8を参照して、プリント条件320は、設定項目「Orientation」に対して、設定値として縦方向(Portrait)を関連付けるデータである。
【0045】
図9は、構造化文書の構成の一例を示す図である。構造化文書の構成は、HDD205に記憶されるデータの一覧を表示するための閲覧画面300で示される。図9を参照して、閲覧画面300は、左の欄に構造化文書であるXPSのフォルダ名301が「PrintData.xps」として表示され、右欄303に、その構造化文書の第1階層に配置されるデータまたはフォルダを表示する。右欄303には、画像データが第2階層に配置されるフォルダのフォルダ名305が「Documents」として表示され、GUIプログラムのファイル名307が「Thames―UI.dll」として表示され、設定データのファイル名311が「UI―Ticket.xml」として表示される。実際には、XPSのフォルダ以下が圧縮されて、「PrintData.xps」のファイル名の1つのXPSファイルに変換される。
【0046】
図10は、MFPが備えるCPUが有する機能の一例を示す機能ブロック図である。図10を参照して、MFP100が備えるCPU111は、構造化文書を取得する構造化文書取得部51と、構造化文書を解析する解析部53と、構造化文書に含まれるプログラムを実行するプログラム実行部55と、画像形成部140および後処理部155を制御する画像形成制御部57と、を含む。
【0047】
構造化文書取得部51は、通信I/F部112がPC200から構造化文書を受信すると、その構造化文書を取得する。また、構造化文書取得部51は、HDD116に記憶されている構造化文書が、ユーザにより操作部160Bまたは遠隔操作するユーザにより指定されると、指定された構造化文書をHDD116から読み出すことにより取得する。構造化文書取得部51は、取得された構造化文書を解析部53に出力する。HDD116に記憶されている構造化文書は、例えば、ユーザが、他のMFP101,102に記憶されていた構造化文書をMFP100に移動させる操作をすることにより、HDD116に記憶されたものであってもよいし、PC200から受信される構造化文書であって、HDD116に一時記憶されたものであってもよい。
【0048】
解析部53は、CPU111によりツールプログラムが実行されることにより、CPU111に形成される。CPU111は、操作部160Bにツールプログラムを実行する指示が入力されると、ツールプログラムが実行され、起動画面を表示部160Aに表示する。
【0049】
図11は、起動画面の一例を示す図である。図11を参照して、起動画面400は、「ファイル」の文字が表されたメニュー401と、印刷設定の文字が表されたボタン403と、印刷の文字が表されたボタン405と、を含む。
【0050】
図10に戻って、解析部53は、起動画面400のメニュー401が指示されると、HDD116に記憶されているデータのファイル名を表示する画面を表示し、表示されたファイル名のうちからいずれかを選択する指示を受け付ける。そして、選択されたファイル名のデータ、ここでは構造化文書を処理対象に設定する。
【0051】
解析部53は、プログラム抽出部61と、プリント条件抽出部63と、能力データ抽出部65と、画像データ抽出部67と、を含む。プログラム抽出部61は、構造化文書を解析し、それに含まれるGUIプログラム231を抽出する。プログラム抽出部61は、図11に示した起動画面400のボタン403が指示されると、構造化文書から抽出されたGUIプログラム231をRAM114に一時記憶し、実行する。GUIプログラム231がCPU111により実行されることにより、プログラム実行部55がCPU111に形成される。
【0052】
プリント条件抽出部63は、構造化文書を解析し、それに含まれるプリント条件を抽出する。プリント条件抽出部63は、図11に示した起動画面400のボタン403が指示されると、抽出されたプリント条件をプログラム実行部55に出力するが、起動画面400のボタン405が指示されると抽出されたプリント条件を画像形成制御部57に出力する。
【0053】
能力データ抽出部65は、構造化文書を解析し、それに含まれる能力データを抽出し、抽出された能力データをプログラム実行部55に出力する。画像データ抽出部67は、構造化文書を解析し、それに含まれる画像データを抽出し、抽出された画像データを画像形成制御部57に出力する。
【0054】
プログラム実行部55は、プリント条件を設定するための設定画面を表示する第2設定画面表示部71と、プリント条件を表示するプリント条件表示部73と、プリント条件を変更する変更部75手段と、を含む。
【0055】
第2設定画面表示部71は、GUIプログラム231がCPU111により実行されることにより形成されるので、GUIプログラム231がCPU201により実行されることによりCPU201に形成された第1設定画面表示部211が表示するのと同じ、図6に示したプリント条件設定画面を表示部160Aに表示する。このため、ユーザは、PC200でプリント条件を設定したのと同じプリント条件設定画面を見ることができるので、操作が容易となる。
【0056】
プリント条件表示部73は、プリント条件抽出部63から入力されるプリント条件をプリント条件設定画面の所定の領域に表示する。このため、先にPC200で設定したプリント条件を同じプリント条件設定画面で見ることができる。プリント条件表示部73は、プリント条件を変更部75に出力する。
【0057】
変更部75は、ユーザがプリント条件設定画面に表示されたプリント条件を変更するために操作部160Bを操作すると、操作に従ってプリント条件を変更する。変更部75は、能力データ抽出部65から能力データが入力され、入力される能力データにより定められる範囲内で変更を受け付ける。なお、ここで変更されるプリント条件は、排出処理を実行するための条件である。変更部75は、変更後のプリント条件を画像形成制御部57に出力する。
【0058】
画像形成制御部57は、画像データ抽出部67から入力される画像データの画像を、変更部75から入力される変更後のプリント条件に従って形成する。
【0059】
図12は、プリントデータ生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。プリントデータ生成処理は、PC200が備えるCPU201が、ドライバプログラムを実行することによりCPU201により実行される処理である。図12を参照して、CPU201は、データが指定されたか否かを判断する(ステップS01)。データが指定されるまで待機状態となり、データが指定されると処理をステップS02に進める。たとえば、HDD205に記憶されたデータをプリントする操作が受付たれる場合、プリントする操作がされたデータの指定を受け付ける。アプリケーションプログラムが実行されている場合にプリントする操作が入力された場合、アプリケーションプログラムが処理の対象とし、RAM203に一時記憶されているデータの指定を受け付ける。
【0060】
ステップS02においては、指定されたデータを取得する。HDD205またはRAM203に記憶されているデータを取得する。そして、出力先を受け付ける。MFP100,101,102のうちからプリントさせる装置の指定を受け付ける。ここでは、MFP100が出力先として指定された場合を例に説明する。
【0061】
ステップS04においては、図6に示したプリント条件設定画面を表示部206に表示する。そして、ユーザが操作部207に入力するプリント条件を受け付ける(ステップS05)。次に、ステップS02において取得されたデータと、ステップS05において受け付けられたプリント条件とから、データの画像をプリントするための画像データを生成する(ステップS06)。
【0062】
次のステップS07においては、プログラム埋め込み指示を受け付けたか否かを判断する。プログラム埋め込み指示は、GUIプログラムを画像データと組にして送信するか否かを定めるユーザにより入力される指示である。プリンタドライバプログラムの初期設定画面において、予めGUIプログラムを画像データと組にして送信する否かを設定しておくようにすればよい。また、プリント条件の設定が終了した時点において、問合画面を表示するようにして、ユーザがその段階でGUIプログラムを画像データと組にして送信するか否かを選択するようにしてもよい。GUIプログラムを画像データと組にして送信する指示を受け付けたならば処理をステップS08に進めるが、そうでなければ処理をステップS13に進める。ステップS13においては、ステップS06において生成された画像データを組み込んだXPSファイルを生成し、処理をステップS12に進める。
【0063】
ステップS08においては、ステップS06において生成された画像データを組み込んだXPSファイルを生成し、処理をステップS09に進める。ステップS09においては、ステップS08において生成されたXPSファイルに、HDD205に記憶されているGUIプログラム231を組み込み、処理をステップS10に進める。
【0064】
ステップS10においては、XPSファイルに、ステップS03において受け付けられた出力先の装置、ここではMFP100の能力データを組み込み、処理をステップS11に進める。ステップS11においては、XPSファイルに、ステップS05において受け付けられたプリント条件を組み込み、処理をステップS12に進める。
【0065】
ステップS12においては、生成されたXPSファイルをステップS03において受け付けられた出力先に出力する。ここではMFP100に、XPSファイルを送信する。
【0066】
図13は、設定変更処理の流れの一例を示すフローチャートである。設定変更処理は、MFP100,101,102それぞれが備えるCPU111またはPC200が備えるCPU201が、ツールプログラムを実行することにより、CPU111またはCPU201により実行される処理である。ここでは、MFP100のCPU111がツールプログラムを実行する場合を例に説明する。
【0067】
図13を参照して、CPU111は、図11に示した起動画面400を表示部160Aに表示する(ステップS21)。そして、XPSファイルが指定されたか否かを判断する(ステップS22)。XPSファイルが指定されるまで待機状態となり(ステップS22でNO)、XPSファイルが指定されたならば(ステップS22でYES)、処理をステップS23に進める。
【0068】
ステップS23においては、指定されたXPSファイルを解析する。そして、解析結果に基づいて、XPSファイルから、それに組み込まれているGUIプログラムを抽出し(ステップS24)、プリント条件を抽出し(ステップS25)、能力データを抽出し(ステップS26)、さらに画像データを抽出する(ステップS27)。
【0069】
次のステップS28においては、設定変更指示を受け付けたか否かを判断する。図11に示した起動画面400の印刷設定の文字が表されたボタン403が指示されたか否かを判断する。ボタン403が指示されたならば設定変更指示を受け付け、処理をステップS29に進めるが、そうでなければ処理をステップS36に進める。ステップS36においては、印刷指示を受け付けたか否かを判断する。図11に示した起動画面400の印刷の文字が表されたボタン405が指示されたか否かを判断する。ボタン405が指示されたならば印刷指示を受け付け、処理をステップS37に進めるが、そうでなければ処理をステップS28に戻す。ステップS37においては、ステップS36において抽出された画像データをステップS25において抽出されたプリント条件でプリントし、処理を終了する。
【0070】
一方、ステップS29においては、ステップS25において抽出されたGUIプログラムを実行する。そして、ステップS30において図6に示したプリント条件設定画面を表示部160Aに表示し、次のステップS31においてステップS25において抽出されたプリント条件を表示部160Aに表示する。このため、ユーザは、PC200においてプリントデータを生成する際に、プリント条件を入力するために見たプリント条件設定画面と同じ画面を見ながら、プリント条件を変更することができる。
【0071】
ステップS32においては、表示されているプリント条件を変更する指示を受け付けたか否かを判断する。ここでは、ステップS26において抽出された能力データで定められた範囲内で設定値を受け付ける。なお、XPSファイルは、MFP100でプリントするために生成されたため、ステップS26において抽出される能力データは、MFP100の能力データである。例えば、XPSファイルがMFP101でプリントするために生成されたものである場合があり、その場合には、ステップS26で抽出される能力データは、自装置、MFP100の能力データと異なる。この場合には、自装置であるMFP100の能力データで定められた範囲内で、プリント条件に含まれる項目の設定値の変更を受け付ける。また、プリント条件に含まれる設定項目の設定値が、自装置の能力データに定められていない項目である場合、または、自装置の能力データに定められている項目であるが、設定値が自装置の能力データに定められた範囲内でないとき、警告を表示する。これにより、ステップS25において抽出されたプリント条件でプリントすることができないことをユーザに知らせることができる。
【0072】
ステップS33においては、変更された設定値でプリント条件を変更し、処理をステップS34に進める。ステップS34においては、変更を終了する指示を受け付けたか否かを判断する。変更を終了する指示を受け付けたならば処理をステップS35に進めるが、そうでなければ処理をステップS32に戻す。
【0073】
ステップS35においては、ステップS27において抽出された画像データをステップS33において変更された後のプリント条件でプリントし、処理を終了する。なお、ここでは、XPSファイルから抽出された画像データをプリントする場合を例に説明したが、変更後のプリント条件等を組み込んだ新たなXPSファイルを生成し、HDD116に記憶するようにしてもよい。
【0074】
以上説明したように、PC200は、プリント条件設定画面に従って入力されるプリント条件を受け付け、プリント条件に従って取得されたデータをプリントするための画像データに変換し、MFP100で処理可能なプリント条件の範囲を定める能力データと、プリント条件と、プリント条件設定画面を表示し、設定を受け付けるためのGUIプログラム231とを含む構造化文書を生成し、MFP100に送信する。構造化文書を取得するMFP100は、構造化文書からGUIプログラム231を抽出し、実行する。このため、MFP100において、PC200により表示されたプリント条件設定画面と同じ画面でプリント条件を再設定することができ、プリント条件の変更が容易である。
【0075】
なお、上述した実施の形態においては、制御装置の一例としてPC200を例に説明したが、図12に示した処理を実行するためのプリント制御方法、およびそのプリント制御方法をコンピュータに実行させるためのドライバプログラムとして発明を捉えることができるのは、言うまでもない。
【0076】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0077】
【図1】本発明の実施の形態の1つにおける画像形成システムの全体概要を示す図である。
【図2】MFPの外観を示す斜視図である。
【図3】MFPのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【図4】PCのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【図5】PCが備えるCPUが有する機能の一例を、HDDに記憶されるプログラムとともに示す機能ブロック図である。
【図6】設定画面の一例を示す。
【図7】能力データの一例を示す図である。
【図8】プリント条件の一例を示す図である。
【図9】、構造化文書の構成の一例を示す図である。
【図10】MFPが備えるCPUが有する機能の一例を示す機能ブロック図である。
【図11】起動画面の一例を示す図である。
【図12】プリントデータ生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【図13】設定変更処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0078】
1 画像形成システム、2 ネットワーク、51 構造化文書取得部、53 解析部、55 プログラム実行部、57 画像形成制御部、61 プログラム抽出部、63 プリント条件抽出部、65 能力データ抽出部、67 画像データ抽出部、71 設定画面表示部、73 プリント条件表示部、75 変更部、100,101,102 MFP、110 メイン回路、111 CPU、112 通信I/F部、117 ファクシミリ部、118 カードI/F、118A フラッシュメモリ、120 自動原稿搬送装置、130 原稿読取部、140 画像形成部、150 給紙部、155 後処理部、160 操作パネル、160A 表示部、160B 操作部、200 PC、201 CPU、206 表示部、207 操作部、211 第1設定画面表示部、213 データ取得部、215 プリント条件受付部、217 変換部、219 生成部、221 出力部、231 プログラム。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像形成装置を制御する制御装置と情報処理装置とを含む画像形成システムであって、
前記制御装置は、
データを取得するデータ取得手段と、
画像形成装置にデータをプリントさせるために、プリント条件を設定するための設定画面を表示する設定画面表示手段と、
前記表示された設定画面に従って入力されるプリント条件を受け付けるプリント条件受付手段と、
前記受け付けられたプリント条件に従って前記取得されたデータをプリントするための画像データに変換する変換手段と、
前記画像形成装置で処理可能なプリント条件の範囲を定める能力データと、前記受け付けられたプリント条件と、前記設定画面を表示し、設定を受け付けるための設定プログラムとを含む構造化文書を生成する生成手段と、
前記生成された構造化文書を前記情報処理装置に出力する出力手段と、を備え、
前記情報処理装置は、前記構造化文書を取得する構造化文書取得手段と、
前記取得された構造化文書を解析する解析手段と、を備え、
前記解析手段は、前記構造化文書から前記設定プログラムを抽出するプログラム抽出手段と、
前記抽出されたプログラムを実行するプログラム実行手段と、を含む、画像形成システム。
【請求項2】
前記プログラム実行手段は、プリント条件を設定するための設定画面を表示する設定画面表示手段と、
前記表示された設定画面に前記構造化文書に含まれるプリント条件を表示する表示手段と、
前記表示されたプリント条件を、前記構造化文書に含まれる能力データにより定められた範囲内で前記表示されたプリント条件を変更する変更手段と、を含む、請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項3】
前記情報処理装置は、前記画像形成装置である、請求項1または2に記載の画像形成システム。
【請求項4】
データを取得するデータ取得手段と、
画像形成装置にデータをプリントさせるために、プリント条件を設定するための設定画面を表示する設定画面表示手段と、
前記表示された設定画面に従って入力されるプリント条件を受け付けるプリント条件受付手段と、
前記受け付けられたプリント条件に従って前記取得されたデータをプリントするための画像データに変換する変換手段と、
前記画像形成装置で処理可能なプリント条件の範囲を定める能力データと、前記受け付けられたプリント条件と、前記設定画面を表示し、設定を受け付けるための設定プログラムとを含む構造化文書を生成する生成手段と、
前記生成された構造化文書を前記情報処理装置に出力する出力手段と、を備えた制御装置。
【請求項5】
データを取得するステップと、
画像形成装置にデータをプリントさせるために、プリント条件を設定するための設定画面を表示するステップと、
前記表示された設定画面に従って入力されるプリント条件を受け付けるステップと、
前記受け付けられたプリント条件に従って前記取得されたデータをプリントするための画像データに変換するステップと、
前記画像形成装置で処理可能なプリント条件の範囲を定める能力データと、前記受け付けられたプリント条件と、前記設定画面を表示し、設定を受け付けるための設定プログラムとを含む構造化文書を生成するステップと、
前記生成された構造化文書を出力するステップと、をコンピュータに実行させるドライバプログラム。
【請求項6】
データを取得するステップと、
画像形成装置にデータをプリントさせるために、プリント条件を設定するための設定画面を表示するステップと、
前記表示された設定画面に従って入力されるプリント条件を受け付けるステップと、
前記受け付けられたプリント条件に従って前記取得されたデータをプリントするための画像データに変換するステップと、
前記画像形成装置で処理可能なプリント条件の範囲を定める能力データと、前記受け付けられたプリント条件と、前記設定画面を表示し、設定を受け付けるための設定プログラムとを含む構造化文書を生成するステップと、
前記生成された構造化文書を出力するステップと、をコンピュータに実行させるプリント制御方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2010−67046(P2010−67046A)
【公開日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−233374(P2008−233374)
【出願日】平成20年9月11日(2008.9.11)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】