画像形成装置、管理装置、サービス処理方法、及びプログラム
【課題】 画像形成装置が備える有限なメモリ資源を用いて画像形成装置のサービスを利用する属性の異なる利用者のジョブログを管理装置に送信することである。
【解決手段】 画像形成装置を利用するユーザが登録企業ユーザか、一般登録ユーザは、コインベンダを利用するユーザ属性を判断する(S1302)。そして、ユーザ属性を判断した後、画像形成装置のジョブログを管理する管理装置との通信状態を判別して(S1303,S1312、S1325)、利用するユーザが登録企業ユーザの場合は、通信状態に関わらず、画像形成装置のサービスを受け付ける(S1314〜S1323)ことを特徴とする。
【解決手段】 画像形成装置を利用するユーザが登録企業ユーザか、一般登録ユーザは、コインベンダを利用するユーザ属性を判断する(S1302)。そして、ユーザ属性を判断した後、画像形成装置のジョブログを管理する管理装置との通信状態を判別して(S1303,S1312、S1325)、利用するユーザが登録企業ユーザの場合は、通信状態に関わらず、画像形成装置のサービスを受け付ける(S1314〜S1323)ことを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の画像形成装置を利用する利用者のジョブログを管理装置が管理する画像形成システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、予め所定の利用者を登録しておき、登録された利用者に対してサービスを提供した場合に、提供したサービスに関するカウンタを管理しておいて、後で一括して登録利用者に料金を請求することができた。
【0003】
また、下記特許文献1には、各種機能別に設けられたグループ・カウンタを備えられた画像形成装置が開示されている。また、カウンタ群は、通常使用カウンタ群又は管理者用カウンタ群に区別され、通常の操作によっては、前者のみが表示されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−44365号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来技術では、画像形成装置のカウンタの管理をネットワークに接続された管理装置としてサーバが行う画像形成システムがあった。
このように構成された画像形成システムでは、例えばネットワーク障害が発生した場合には、カウンタを正しく管理できなくなり、利用者にサービスが提供できなくなってしまうという問題があった。
これに対して、カウンタを上記特許文献1に記載されるように、画像形成装置の内部のカウンタで管理するように構成されているものもある。
【0006】
この場合は、利用者に提供した所定期間分のサービスに関するカウンタを画像形成装置の内部で管理しておいて、定期的(例えば1ヶ月毎)にサーバ装置に通知するという構成を採用する。
しかしながら、このようにカウンタを画像形成装置の内部で管理するようにした場合、大量のメモリが必要となってしまう場合があった。
【0007】
例えばコンビニエンスストアに設置されている画像形成装置は、多数の利用者により使用される。このため、登録利用者の数が増加してくると、画像形成装置の内部でカウンタを管理するために膨大な量のメモリが必要になってしまう。
【0008】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、画像形成装置が備える有限なメモリ資源を用いて画像形成装置のサービスを利用する属性の異なる利用者のジョブログを管理装置に送信できる仕組みを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成する本発明の画像形成装置は以下に示す構成を備える。
各利用者から受け付けたサービスに対するジョブログを管理装置に送信する画像形成装置であって、利用者を認証する認証手段と、前記認証手段により認証された利用者が第1のグループに属する利用者であるか、または第2のグループに属する利用者であるかを判定する第1の判定手段と、前記画像形成装置が前記管理装置と通信可能な状態であるか否かを判定する第2の判定手段と、前記認証手段により認証された利用者が前記第1のグループに属する利用者であると判定された場合は、前記画像形成装置が前記管理装置と通信可能な状態であるか否かに関わらず当該利用者に対してサービスを提供するとともに、前記認証手段により認証された利用者が前記第2のグループに属する利用者であると判定された場合は、前記第2の判定手段による判定の結果に基づいて当該利用者に対してサービスを提供する制御手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、画像形成装置が備える有限なメモリ資源を用いて画像形成装置のサービスを利用する属性の異なる利用者のジョブログを管理装置に送信できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】画像形成システムの構成を説明するブロック図である。
【図2】画像形成装置100の構成を示すブロック図である。
【図3】画像形成装置のネットワークプログラムの構成を説明する図である。
【図4】ファイルサーバ、カウンタ登録サーバ、料金請求サーバの構成を示すブロック図である。
【図5】画像形成装置の操作部133に表示されるUIの一例を示す図である。
【図6】画像形成装置の操作部133に表示されるUIの一例を示す図である。
【図7】画像形成装置の操作部133に表示されるUIの一例を示す図である。
【図8】画像形成装置の操作部133に表示されるUIの一例を示す図である。
【図9】画像形成装置の操作部133に表示されるUIの一例を示す図である。
【図10】画像形成装置の操作部133に表示されるUIの一例を示す図である。
【図11】画像形成装置の操作部133に表示されるUIの一例を示す図である。
【図12】画像形成装置の選択画面表示制御を示すフローチャートである。
【図13】画像形成装置で管理されるログ情報のメモリマップを説明する図である。
【図14】画像形成装置のデータ処理手順を示すフローチャートである。
【図15】画像形成装置のデータ処理手順を示すフローチャートである。
【図16】画像形成装置のデータ処理手順を示すフローチャートである。
【図17】画像形成装置のカウンタ整合処理例を説明する図である。
【図18】カウンタ登録サーバに登録される情報の一例を示す図である。
【図19】画像形成装置のデータ処理手順を示すフローチャートである。
【図20】カウンタ登録サーバに送信される登録要求情報0を示す図である。
【図21】画像形成装置のデータ処理手順を示すフローチャートである。
【図22】カウンタ登録サーバが受信する登録要求情報を示す図である。
【図23】カウンタ登録サーバが受信する登録要求情報を示す図である。
【図24】カウンタ登録サーバに送信される登録要求情報の一例を示す図である。
【図25】カウンタ登録サーバが管理するカウンタの一例を示す図である。
【図26】管理装置のデータ処理例を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態を示す画像形成システムの構成を説明するブロック図である。本例は、画像形成装置として、スキャナ機能、プリンタ機能、ファクシミリシミ機能、ボックス機能等を実行可能な複合機(MFP(Multi Function Peripheral)で構成した例を示す。なお、MFPの機能や能力は、全て同一でなくてもよい。
図1において、100、101は画像形成装置で、コピーショップ、コンビニエンスストア、ホテル、駅等の公共性が高い場所に設置されている。画像形成装置100、101では、スキャナ機能、プリンタ機能などを搭載してコピーサービス、FAX送信サービス、FAX受信サービス、ネットプリントサービスなどをユーザに提供可能に構成されている。なお、以下の説明において画像形成装置100,101を総称する場合に、コンビニ設置MFPと称する。
【0013】
なお、ネットプリントサービスは、Webサーバに投稿されたワープロ等で使用されるアプリケーションデータを印刷する機能を提供するサービスである。
画像形成装置100〜101にはそれぞれコインベンダ114〜115が接続されている。コピーサービス、FAX送受信サービス、ネットプリントサービスなどで必要な料金はコインベンダにより徴収される。また、画像形成装置100は、登録企業カウンタ108、画像形成装置101は登録企業カウンタ109を持つことを特徴としている。登録企業カウンタの構成については、図14を用いて後述する。以下、このような特徴を持つMFPのことをコンビニ設置MFPと呼ぶ。
【0014】
102、103、104は画像形成装置で、登録企業内に設置されている。以下、このような特徴を持つ画像形成装置のことを、コンビニ設置MFPに対して、登録企業設置MFPと呼ぶ。また、本実施形態では、コンビニ設置MFPと登録企業設置MFPとの双方利用可能な利用者を第1のグループに属する利用者とし、コンビニ設置MFPのみを利用可能な利用者を第2のグループに属する利用者として、説明を行う。さらに、コンビニ設置MFPは、公共の場所に設置されることを想定しているので、このような設置環境を第1の設置環境と称し、これに対して、登録企業設置MFPが設置される設置環境を第2の設置環境と称する。したって、コンビニ設置MFPは、第1、第2のグループに属する各利用者が共有して使用可能な画像形成装置として機能する。
【0015】
105はファイルサーバで、さまざまなアプリケーションで作成したドキュメントをはじめ、スキャンした紙文書のイメージデータ、受信FAX文書など、オフィスの内外で発生するあらゆるドキュメントを一元管理できる。ファイルサーバ105は、ネットワーク110を介してそれぞれのコンビニ設置MFP、登録企業設置MFPと送受信が可能なように構成される。
【0016】
カウンタ登録サーバ106は、カウンタの登録を受け付けて管理することができるサーバである。カウンタ登録サーバ106は、ネットワーク111を介してコンビニに設置される画像形成装置100、コンビニに設置される画像形成装置101のカウンタの登録に対して管理することができる。
また、カウンタ登録サーバ106は、ネットワーク112を介して登録企業設置MFPからのカウンタの登録に対して管理することができる。
107は料金請求サーバで、ネットワーク113を介してカウンタ登録サーバ106に対して、カウンタの収集をすることができ、その情報をもとに利用者や登録企業に料金を請求することができるように構成されている。
【0017】
図2は、図1に示した画像形成装置100の構成を示すブロック図である。
図2において、CPU130は、ROM131に格納されているプログラムとRAM132のメモリを利用してシステム全体の制御を実施する制御回路である。
操作部133は、LCD表示パネルとスタートキー、テンキーなどのハードキーから構成され、LCD上にボタンを表示し利用者が指でボタンをタッチすることを検出して利用者オペレーションを円滑に実行する回路である。
【0018】
スキャナ134は、原稿の画像データを光電変換により電気データに変換する。スキャナ134は、原稿給送装置から原稿をプラテンガラス上へ搬送し、原稿がプラテンガラス上に搬送されると、ランプを点灯し、スキャナユニットの移動を開始し、原稿を露光走査する。
そして、原稿からの反射光は、ミラー、及びレンズによってCCDイメージセンサへ導かれ電気信号に変換され、A/D変換回路によってデジタルデータに変換される。さらに、原稿の読み取り動作終了後、プラテンガラス上の原稿は排紙される。
プリンタ135は、電気的画像データを記録紙に印刷する。プリンタ135は、電気的画像データに応じたレーザ光をレーザ発光部から発光させ、このレーザ光は感光ドラム照射され、感光ドラム上にはレーザ光に応じた潜像が形成される。そして、感光ドラムの潜像の部分には現像器によって現像剤が付着され、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで給紙カセットから記録紙を給紙して転写部搬送し、感光ドラムに付着された現像剤を記録紙に転写する。さらに、現像剤の乗った記録紙は定着部に搬送され、定着部の熱と圧力により現像剤は記像紙に定着される。そして、定着部を通過した記録紙は排出ローラによって排出され、ソータは排出された記録紙をそれぞれのビンに収納して記録紙の仕分けを行う。
【0019】
画像処理回路136は、大容量の画像メモリ、画像回転回路、解像度変倍回路、MH、MR、MMR、JBIG、JPEGなどの符号/複合化回路などで構成され、シェーディング、トリミング、マスキングなどの各種画像処理も実行することができる。
ハードディスク137は、SCSI、IDEなどのI/Fで接続されている大容量記録媒体である。ネットワークI/F138は、10BASE−T、100BASE−Tを代表とするイーサネット(登録商標)あるいはトークンリングなどのネットワーク回線と接続するための回路である。
フォーマッタ部139は、PDL(Page Description Language)データを解析してレンダリングすることにより、プリンタ135で印刷可能な画像データを作成する。
【0020】
フォーマッタ部139は、IEEE1284準拠のパラレルインタフェース、USBなどのシリアルインタフェースのPC I/F142からPDLデータを受信する。また、フォーマッタ部139は、ネットワークI/F回路138からPDLデータを受信する。また、フォーマッタ部139は、スキャナ134で読み取った画像データをレンダリングして印刷データを生成する。そして、レンダリングした印刷データは画像処理回路136で画像処理を行いプリンタ135で印刷される。
スキャナ134、プリンタ135、画像処理回路136、フォーマッタ部139は、CPU130からのCPUバスとは別の高速ビデオバスで接続され、画像データを高速に転送できるように構成されている。
また、画像形成装置100は、スキャナ134で読み取った画像データを画像処理回路136で画像処理を行いプリンタ135で読み取った画像を印刷するように動作することでコピー機能が実現される。
【0021】
コインベンダ170は、画像形成装置100とUSBなどのシリアルインタフェースで接続され、入金、返金を受け付けたり、レシートを発行したりする機能を備えている。
強誘電体メモリ(FeRAM)145は、カウンタ143を記憶する。ここで、カウンタ143には、FAX送信、コピーなどのサービス利用状況をカウント数で示した情報が含まれる。
以下、FAX送信のサービス利用状況のカウント数をFAXカウンタといい、コピーのサービス利用状況のカウント数をコピーカウンタという。
【0022】
ハードディスク137は、ジョブログ情報144を記憶する。ここで、ジョブログ情報144には、FAX送信、コピーなどのサービス利用履歴の情報及び実施されたサービスの内容や、利用者や、課金などの情報が含まれる。ここで、利用者の情報としては、登録企業利用者の場合は登録企業IDが含まれ、登録利用者の場合は利用者IDが含まれる。
また、ジョブログ情報144には、FAXジョブログ情報とコピージョブログ情報が含まれる。ここで、コピージョブログ情報とはコピーのサービス利用履歴の情報であり、FAXジョブログ情報とは、FAX送信のサービス利用履歴の情報である。
なお、ジョブログ情報144は、ハードディスク137または、RAM132に格納される。
【0023】
図3は、図1に示した画像形成装置100がネットワーク通信を行うためのネットワークプログラムの構成を説明する図である。
図3において、プログラムはIP(Internet Protocol)200、TCP/UDP201、アプリケーション層202の3階層に大別される。ここで、TCPとは、Transmission Control Protocolの略であり、UDPとは、User Datagram Protocolの略である。
IP200は、発信ホストから宛先ホストヘルータなどの中継ノードと連携しながらメッセージを送り届けるサービスを提供するインターネットのプロトコル階層である。
IP200ではデータを送信する発信先のアドレス、データを受信する宛先のアドレスを管理し、データをアドレス情報に従ってネットワーク内をどのような経路で宛先ホストまで届けるかを管理するルーティング機能を実行している。
【0024】
TCP/UDP 201は、発信アプリケーションプロセスから受信アプリケーションプロセスにメッセージを送り届けるサービスを提供するトランスポート階層である。TCPはコネクション型サービスであって、通信の高度な信頼性を保証するが、UDPはコネクションレス型のサービスであり信頼性の保証を行わない。
アプリケーション層202は以下のような複数のプロトコルが存在する。アプリケーション層202は、ファイル転送サービスのためのFTP(File Transfer Protocol)と、ネットワーク管理プロトコルのSNMPとを備える。
さらに、アプリケーション層202は、プリンタ印刷用のサーバプロトコルのLPDと、WWW(World Wide Web)サーバのプロトコルであるHTTPdを備える。
【0025】
さらに、アプリケーション層202は、電子メール送受信プロトコルSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)を備える。
さらに、アプリケーション層202は、メールダウンロードプロトコルのPOP3(Post Office Protocol−Version 3)を備える。
さらに、アプリケーション層202は、利用者の電子メールアドレスなどを管理しディレクトリデータベースにアクセスするためのLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)を備える。
さらに、アプリケーション層202は、RFC1510で規定されているKerberos認証プログラムを備える。
【0026】
図4は、図1に示したファイルサーバ105およびカウンタ登録サーバ106および料金請求サーバ107の構成を示すブロック図である。
図4において、CPU351は、バス360に接続される。ROM352或いはRAM353に記憶されているプログラムを実行することにより、各種制御を実現する。
ROM352には、例えば装置立ち上げ時に起動されるブートプログラムや、当該装置の各種パラメータが記憶されている。RAM353は、メインメモリとして機能する。ディスプレイ354は、CPU351の制御下で各種の表示を行う。
【0027】
ハードディスク355は、2次記憶装置であり、カウンタ登録サーバ106は、画像形成装置100、画像形成装置101、画像形成装置102、画像形成装置103、画像形成装置104から収集したカウンタやジョブログ情報を格納する。
料金請求サーバ107は、カウンタ登録サーバ106に格納されたカウンタをもとに計算した料金請求の情報を格納する。カウンタ登録サーバ106は、ネットワークインターフェース356を介して画像形成装置100〜102が接続されたネットワークや料金請求サーバ107が接続されたネットワークと接続される。入力部357は、例えばキーボード、マウスにより構成される。
【0028】
図5は、図1に示した画像形成装置100が備える操作部133に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。本例は、コンビニ設置MFPが提供するサービスの利用者を選択する表示画面500に対応する。
図5において、ボタン501は、利用者が登録企業利用者である場合に押下するためのボタンである。ここで、登録企業利用者は、コンビニ設置MFP内部に登録企業カウンタを持つ企業に所属する利用者のことである。
【0029】
ボタン502は、利用者が通常登録利用者である場合に押下するためのボタンである。ここで、通常登録利用者は、カウンタ登録サーバ106で認証可能な個人利用者のことである。
ボタン503は、利用者がコインベンダ利用者である場合に押下するためのボタンである。ここで、コインベンダ利用者は、サービスを利用する際にコインベンダに料金を投入して利用する利用者のことである。
【0030】
図6は、図1に示した画像形成装置100が備える操作部133に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。本例は、コンビニ設置MFPが提供するサービスを登録企業利用者がどこの登録企業に所属するかを登録登録企業から選択する表示画面600に対応する。なお、登録企業の登録方法については後述する。
図6において、ボタン601は、登録企業利用者が「AAA生命保険」である場合に押下するためのボタンである。ボタン602は、登録企業利用者が「BBB商事」である場合に押下するためのボタンである。
ボタン603は、登録企業利用者が「CCC機械」である場合に押下するためのボタンである。ボタン604は、登録企業利用者が「DDD銀行」である場合に押下するためのボタンである。
【0031】
図7は、図1に示した画像形成装置100が備える操作部133に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。本例は、図6で選択した登録企業利用者がコンビニ設置MFPのサービスを利用するために、登録企業IDと認証パスワードを入力した認証が必要であることを示す表示画面700に対応する。
図7において、701は登録企業IDで、登録企業利用者が認証に必要なIDを入力すると、そのIDが入力部703に表示される。ここで、登録企業ID701とは、登録企業毎に登録されたIDで、企業間で重複するIDを払い出されることはない。
702は認証パスワードで、登録企業利用者が認証に必要な認証パスワードを入力すると、入力部704に*が表示される。ボタン705は、登録企業ID703と認証パスワードを入力終了後、認証処理に進むために押下するボタンである。
【0032】
図8は、図1に示した画像形成装置100が備える操作部133に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。本例は、コンビニ設置MFPが提供するサービスを選択する表示画面800に対応する。特に、表示画面800は、コピーとFAXの両サービスが利用可能な場合の表示画面である。
図8において、ボタン801は、利用者がコピーのサービスを利用する場合に押下するためのボタンである。ボタン802は、利用者がFAXのサービスを利用する場合に押下するためのボタンである。
【0033】
図9は、図1に示した画像形成装置100が備える操作部133に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。本例は、コンビニ設置MFPが提供するサービスを選択する表示画面900に対応する。特に、表示画面900は、コピーが利用可能な場合の表示画面である。
図9において、ボタン901は、利用者がコピーのサービスを利用する場合に押下するためのボタンである。
【0034】
図10は、図1に示した画像形成装置100が備える操作部133に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。本例は、図5に示したボタン502を押下した通常登録利用者がコンビニ設置MFPのサービスを利用するために、利用者IDと認証パスワードを入力した認証が必要であることを示す表示画面1100に対応する。
図10において、1101は利用者IDで、利用者が認証に必要なIDを入力すると、そのIDが入力部1103に表示される。ここで、利用者ID1101とは、通常登録利用者毎に登録されたIDで、通常登録利用者間で重複するIDを払い出されることはない。
1102は認証パスワードで、利用者が認証に必要な認証パスワードを入力すると、入力部1104に*が表示される。ここで、認証パスワード702とは、利用者IDに対応して付与されたパスワードである。
ボタン1105は、利用者ID1103と認証パスワードを入力終了後、認証処理に進むために押下するボタンである。
【0035】
図11は、図1に示した画像形成装置100が備える操作部133に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。本例は、コンビニ設置MFPがネットワークエラーなどの障害でサービスを利用することができない場合に表示するための表示画面1200に対応する。
図11において、ボタン1201は、表示画面500に遷移するためのボタンである。
【0036】
図12は、本実施形態を示す画像形成装置における選択画面表示制御の一例を示すフローチャートである。本例は、登録企業利用者と通常登録利用者が利用可能なサービスに応じた選択画面を表示する処理例である。なお、S1301〜S1327は各ステップを示す。また、各ステップは、CPU130がROM131、ハードディスク137に記憶された制御プログラムをRAM132にロードして実行することで実現される。また、ジョブログ情報を格納する処理はROM131のプログラムに基づいて実行し、RAM132をワークメモリとして使用する。以下、認証された利用者が第1〜第3のグループのいずれに属する利用者であるかを判定し、その時点におけるカウンタ登録サーバ106との通信状態を判定して、サービスの提供を制御する場合について説明する。なお、ここで、第1のグループとは、利用者が登録企業ユーザの場合に対応し、第2のグループとは、利用者が一般登録ユーザの場合に対応し、第3のグループとは、コインベンダ170を利用するユーザに対応する。なお、グループ数は、これに限定されず、他の利用者を含める構成としてもよい。以下、本実施形態に示す画像形成システムにおけるサービス処理について詳述する。
【0037】
まず、S1301で、CPU130は、操作部133に表示される表示画面500で利用者により選択される通常登録利用者または登録企業利用者を受け付ける。次に、S1302で、CPU130は、受け付けた利用者が通常登録利用者であるかどうかを判断する。ここで、受け付けた利用者が通常登録利用者であるとCPU130が判断した場合は、S1303で、CPU130はネットワークが使用可能な状態であるかどうかを確認して、S1304に進む。なお、S1302でCPU130が実行するユーザの判定処理を第1の判定処理と称し、S1304、S1313、S1325等で実行される通信情報の判定処理を第2の判定処理と称する。
【0038】
一方、S1302で、受け付けた利用者が登録企業利用者であるとCPU130が判断した場合(登録企業利用者)は、S1312で、CPU130はネットワークが使用可能な状態であるかどうかを確認して、S1313に進む。
一方、S1302で、受け付けた利用者がコインベンダ利用者であるとCPU130が判断した場合(コインベンダ利用者)は、S1324で、CPU130はネットワークが使用可能な状態であるかどうかを確認して、S1325に進む。
そして、S1304では、S1303で確認したネットワークのチェック結果が正常(OK)であるかをCPU130が判断する。ここで、ネットワークのチェック結果が正常(OK)であるとCPU130が判断した場合は、S1305へ進む。そして、S1305で、CPU130は、操作部133に図10に示したID入力画面である表示画面1100を表示する。そして、CPU130は、利用者からのID及び認証パスワードを受け付けて、登録されたID及び認証パスワードに一致するかを照合する認証処理を行う。
【0039】
一方、S1304で、ネットワークのチェック結果が異常(NG)であるとCPU130が判断した場合は、S1311へ進み、CPU130は操作部133に図11に示した表示画面1200を表示し、本処理を終了する。
S1305では、認証処理実行後、S1306で、認証入力のパラメータに誤入力がないかをCPU130が判断する。ここで、S1305で入力されたパラメータに誤入力がないとCPU130が判断した場合は、S1307へ進み、CPU130は、カウンタ登録サーバ106と認証処理を行い、S1308に進む。
一方、S1306において、パラメータに誤入力があるとCPU130が判断した場合は、S1305へ戻り、認証処理を実行する。
【0040】
そして、S1308で、S1307における認証処理を実行後、カウンタ登録サーバ106との認証処理結果がエラーであるかどうかをCPU130が判断する。ここで、カウンタ登録サーバ106との認証処理結果が正常でエラーではないとCPU130が判断した場合、S1309へ進む。
そして、S1309で、CPU130は、操作部133に図8に示したご利用サービス選択画面となる表示画面800を表示して、本処理を終了する。
【0041】
一方、S1308において、カウンタ登録サーバ106との認証処理結果が異常でエラーであるとCPU130が判断した場合、図示しない認証エラー画面を操作部133に表示して、本処理を終了する。
一方、S1302からS1312へ進んだ場合(利用者が登録企業ユーザであると判断した場合)は、S1313で、S1312で確認したネットワークのチェック結果が正常(OK)であるかをCPU130が判断する。ここで、ネットワークのチェック結果が正常(OK)であるとCPU130が判断した場合は、S1314へ進む。
そして、S1314で、CPU130は、操作部133に図7に示したID入力画面である表示画面700を表示する。そして、CPU130は、利用者からのID及び認証パスワードを受け付けて、登録されたID及び認証パスワードに一致するかを照合する認証処理を行う。
【0042】
そして、S1315で、認証処理を実行した後、認証入力のパラメータに誤入力があり認証結果がエラーであるかないかをCPU130が判断する。ここで、パラメータに誤入力がなく、認証結果がOKであると判断した場合は、S1316へ進み、CPU130は、コンビニ設置MFPと認証処理を行い、S1317に進む。
一方、S1315において、パラメータに誤入力がありエラーであるとCPU130と判断した場合は、再度S1314を実行する。
そして、S1317で、S1316における認証処理後、コンビニ設置MFPとの認証処理結果とが一致しないエラーであるかをCPU130が判断する。ここで、コンビニ設置MFPとの認証処理結果が正常でエラーではないとCPU130が判断した場合、S1318へ進み、操作部133に図8に示した表示画面800を表示し、本処理を終了する。
【0043】
一方、S1317において、コンビニ設置MFPとの認証処理結果が異常でエラーであるとCPU130が判断した場合、S1310へ進み、図示しない認証エラー画面を操作部133に表示して、本処理を終了する。
一方、S1313で、S1312で確認したネットワークのチェック結果がエラーであるとCPU130が判断した場合は、S1319へ進む。そして、S1319で、CPU130は、操作部133に図7に示したID入力画面である表示画面700を表示する。そして、CPU130は、利用者からのID及び認証パスワードを受け付けて、登録されたID及び認証パスワードに一致するかを照合する認証処理を行う。このように本実施形態では、利用者が企業登録ユーザである場合は、画像形成装置100が現在カウンタ登録サーバ106と通信可能な状態であるか否かに関わらず企業登録ユーザからの要求に対応するサービスを提供する制御を行う。
【0044】
そして、S1320で、認証処理を実行した後、認証入力のパラメータに誤入力があり認証結果がエラーであるかないかをCPU130が判断する。ここで、パラメータに誤入力がなく、認証結果がOKであると判断した場合は、S1321へ進み、CPU130は、コンビニ設置MFPと認証処理を行い、S1322に進む。
一方、S1320において、パラメータに誤入力があると判断した場合(YES)は、再度S1319を実行する。
【0045】
また、S1322において、コンビニ設置MFPとの認証処理結果が正常でエラーではないとCPU130が判断した場合(NO)、S1323で、CPU130は、表示画面900を操作部133に表示し、本処理を終了する。
一方、S1322において、コンビニ設置MFPとの認証処理結果が異常でエラーであるとCPU130が判断した場合(YES)、S1310で、図示しない認証エラー画面を操作部133に表示し、本処理を終了する。
【0046】
一方、S1302からS1324へ進んだ場合は、S1325で、S1324で確認したネットワークのチェック結果が正常(OK)であるかをCPU130が判断する。ここで、ネットワークのチェック結果が正常(OK)であるとCPU130が判断した場合は、S1326へ進む。そして、S1326で、CPU130は、操作部133に図8に示したID入力画面である表示画面800を表示する。
一方、S1325において、ネットワークのチェック結果が異常であるとCPU130が判断した場合(NG)は、S1327へ進み、CPU130は表示画面900を操作部133に表示し、本処理を終了する。
【0047】
図13は、図1に示した画像形成装置100で管理されるログ情報のメモリマップを説明する図である。本例は、コンビニに設置される画像形成装置100の登録企業カウンタとコインベンダカウンタがメモリに対して三重にバックアップで格納されている領域1400の状態を示している。つまり、同一の登録企業に対してカウンタの情報を3つのメモリでバックアップし、何らかのトラブルでいずれかが一致しない状況になっても、自動的に整合させることができるように構成されている。
図13において、コンビニ設置MFPの内部でカウンタを持つ利用者は、登録企業Aの利用者1401と登録企業Bの利用者1421と登録企業Cの利用者1441と登録企業Dの利用者1461の登録企業利用者とコインベンダの利用者1481である。
【0048】
なお、登録企業は、画像形成装置100が本体に備える不揮発性の記憶装置で割り当て可能なメモリサイズの制限上、限られた数の管理しかできないことを示している。
1402、1403、1404は、登録企業Aで認証された登録企業利用者がコピーサービス白黒(ラージ)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1405、1406、1407は、登録企業Aで認証された登録企業利用者がコピーサービス白黒(スモール)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
【0049】
1408、1409、1410は、登録企業Aで認証された登録企業利用者がコピーサービスカラー(ラージ)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1411、1412、1413は、登録企業Aで認証された登録企業利用者がコピーサービスカラー(スモール)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1414、1415、1416は、登録企業Aで認証された登録企業利用者がFAX(ノーマル)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
【0050】
1417、1418、1419は、登録企業Aで認証された登録企業利用者がFAX(ファイン)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1422、1423、1424は、登録企業Bで認証された登録企業利用者がコピーサービス白黒(ラージ)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1425、1426、1427は、登録企業Bで認証された登録企業利用者がコピーサービス白黒(スモール)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
【0051】
1428、1429、1430は、登録企業Bで認証された登録企業利用者がコピーサービスカラー(ラージ)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1431、1432、1433は、登録企業Bで認証された登録企業利用者がコピーサービスカラー(スモール)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1434、1435、1436は、登録企業Bで認証された登録企業利用者がFAX(ノーマル)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
【0052】
1437、1438、1439は、登録企業Bで認証された登録企業利用者がFAX(ファイン)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1442、1443、1444は、登録企業Cで認証された登録企業利用者がコピーサービス白黒(ラージ)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1445、1446、1447は、登録企業Cで認証された登録企業利用者がコピーサービス白黒(スモール)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
【0053】
1448、1449、1450は、登録企業Cで認証された登録企業利用者がコピーサービスカラー(ラージ)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1451、1452、1453は、登録企業Cで認証された登録企業利用者がコピーサービスカラー(スモール)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1454、1455、1456は、登録企業Cで認証された登録企業利用者がFAX(ノーマル)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
【0054】
1457、1458、1459は、登録企業Cで認証された登録企業利用者がFAX(ファイン)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1462、1463、1464は、登録企業Dで認証された登録企業利用者がコピーサービス白黒(ラージ)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1465、1466、1467は、登録企業Dで認証された登録企業利用者がコピーサービス白黒(スモール)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
【0055】
1468、1469、1470は、登録企業Dで認証された登録企業利用者がコピーサービスカラー(ラージ)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1471、1472、1473は、登録企業Dで認証された登録企業利用者がコピーサービスカラー(スモール)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1474、1475、1476は、登録企業Dで認証された登録企業利用者がFAX(ノーマル)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
【0056】
1477、1478、1479は、登録企業Dで認証された登録企業利用者がFAX(ファイン)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1482、1483、1484は、コインベンダ利用者がコピーサービス白黒(ラージ)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1485、1486、1487は、コインベンダ利用者がコピーサービス白黒(スモール)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
【0057】
1488、1489、1490は、コインベンダ利用者がコピーサービスカラー(ラージ)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1491、1492、1493は、コインベンダ利用者がコピーサービスカラー(スモール)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1494、1495、1496は、コインベンダ利用者がFAX(ノーマル)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1497、1498、1499は、コインベンダ利用者がFAX(ファイン)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
【0058】
図14は、本実施形態を示す画像形成装置におけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本例は、コンビニ設置MFPをコピー処理が両面プリントと片面プリントによってカウンタのカウンタアップの処理例である。なお、S1501〜S1519は各ステップを示す。また、各ステップは、CPU130がROM131、ハードディスク137に記憶された制御プログラムをRAM132にロードして実行することで実現される。
また、利用者が登録企業利用者の場合、登録企業カウンタをカウントアップする処理は、CPU130がROM131のプログラムに基づいて実行し、RAM132をワークメモリとして使用する。
【0059】
まず、S1501で、スキャナ134が操作者によりセットされた原稿をスキャンする。次に、S1502で、CPU130は、スキャナ134がスキャンした情報に対して、操作者により選択された印刷方法が片面プリントであるか両面プリントであるかを判断する。ここで、印刷方法が片面プリントであるとCPU130が判断した場合(片面プリント)は、S1503で、給紙される用紙の表面にプリントを行い、S1504に進む。
一方、S1502において、印刷方法が両面プリントであるCPU130が判断した場合(両面プリント)は、S1509へ進み、給紙される用紙の表面に表面プリントを行う。
【0060】
S1503では、表面のプリントを実行した後、S1504で、処理した表面のプリントの実行中にJAMが発生したかをCPU130が給紙センサ等の情報から判断する。ここで、JAMが発生したとCPU130が判断した場合(YES)、S1503に戻りJAMを起こした原稿のプリント処理を再度実行する。
【0061】
一方、S1504において、JAMが発生していないとCPU130が判断した場合(NO)、S1505で、利用者が登録利用者であるかをCPU130が登録者情報に基づいて判断する。ここで、登録利用者であるとCPU130が判断した場合(YES)、S1506で、CPU130は、該当サービスのメモリを1だけカウントアップする処理を実行し、S1507に進む。
一方、S1505において、登録企業利用者など登録利用者でないとCPU130が判断した場合(NO)、S1508で、カウントアップ処理を実行し、S1507に進む。
【0062】
そして、S1507において、全ページ分のプリントが終了したかをCPU130が判断する。ここで、全ページ分のプリントが終了していないとCPU130が判断した場合(NO)、S1503に進み、次の原稿のプリント処理を実行する。
一方、S1507において、全ページ分のプリントが終了したとCPU130が判断した場合(YES)、S1517へ進み、ログアウトを実行し、S1518に進む。
【0063】
一方、両面プリントの場合、S1509を実行した後、S1510で、処理した表面のプリントの実行にJAMが発生したかをCPU130が給紙センサ等の情報から判断する。ここで、JAMが発生したとCPU130が判断した場合(YES)、S1509に戻りJAMを起こした原稿のプリント処理を再度実行する。
一方、S1510において、JAMが発生していないとCPU130が判断した場合(NO)、S1511へ進み、用紙の裏面にプリントを行い、S1512に進む。
【0064】
そして、S1512で、処理した裏面のプリントの実行中にJAMが発生したかをセンサ等の情報からCPU130が判断する。ここで、JAMが発生したとCPU130が判断した場合(YES)、S1509に戻り、表面のプリント処理から再度実行する。
一方、S1512において、JAMが発生していないと判断した場合(NO)、S1513で、利用者が登録利用者であるかをCPU130が登録者情報に基づいて判断する。ここで、S1513において、登録利用者であるとCPU130が判断した場合(YES)、S1514で、CPU130は、該当サービスのメモリを「2」だけカウントアップする処理を実行し、S1516に進む。
【0065】
一方、S1513において、登録企業利用者など登録利用者でないとCPU130が判断した場合(NO)、S1515で、CPU130は、1カウントアップ処理を実行し、S1516に進む。
そして、S1516において、全ページ分のプリントが終了したかをCPU130が判断する。ここで、全ページ分のプリントが終了していないとCPU130が判断した場合(NO)、S1509に戻り、次の原稿のプリント処理を実行する。
【0066】
一方、S1516において、全ページ分のプリントが終了したとCPU130が判断した場合(YES)、S1517へ進み、CPU130はログアウトを実行し、S1518に進む。
そして、S1518で、利用者が登録利用者であるかをCPU130が判断する。ここで、利用者が登録利用者であるとCPU130が判断した場合(YES)、S1519で、CPU130は、カウンタ登録サーバ106に対して、登録要求処理を実行し、本処理を終了する。
一方、S1518で、利用者が登録利用者でないとCPU130が判断した場合(YES)、本処理を終了する。
【0067】
図15は、本実施形態を示す画像形成装置におけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本例は、コンビニ設置MFPをコピー処理が両面プリントと片面プリントによるカウンタのカウンタアップの処理例である。なお、S1601〜S1626は各ステップを示す。また、各ステップは、CPU130がROM131、ハードディスク137に記憶された制御プログラムをRAM132にロードして実行することで実現される。以下、コンビニ設置MFPで用意したカウンタのカウントアップが、利用者と実施したサービスの条件によって異なる例を説明する。
【0068】
なお、登録企業のカウンタをカウントアップしたり更新したりする処理はROM131のプログラムに基づいて実行し、RAM132をワークメモリとして使用する。
まず、S1601で、CPU130は、利用者の登録企業が登録企業Aであるかを判断する。ここで、登録企業が登録企業AであるとCPU130が判断した場合、S1602で、変数iに「0」を設定し、S1610に進む。
【0069】
一方、S1601において、利用者の登録企業が登録企業AではないとCPU130が判断した場合、S1603で、登録企業が登録企業BであるかをCPU130が判断をする。ここで、登録企業が登録企業BであるとCPU130が判断した場合、変数iに「20」を設定し、S1610に進む。
一方、S1603において、利用者の登録企業が登録企業BではないとCPU130が判断した場合、S1605で、登録企業が登録企業CであるかをCPU130が判断する。ここで、登録企業が登録企業CであるとCPU130が判断した場合、変数iに「40」を設定し、S1610に進む。
【0070】
一方、S1605において、利用者の登録企業が登録企業CではないとCPU130が判断した場合、S1607で、登録企業が登録企業DであるかをCPU130が判断する。ここで、登録企業が登録企業DであるとCPU130が判断した場合、S1608で、変数iに「60」を設定し、S1610に進む。
一方、S1607において、登録企業が登録企業DではないとCPU130が判断した場合、S1609で、CPU130は、変数iに「80」を設定し、S1610に進む。
【0071】
そして、S1610において、実行したサービスがコピーであるかFAXであるかをCPU130が判断する。ここで、実行したサービスがコピーであるとCPU130が判断した場合(コピー)、S1611で、印刷方法が片面プリントであるか両面プリントであるかをCPU130が判断する。
一方、S1610において、実行したサービスがFAXであるとCPU130が判断した場合(FAX)、S1622へ進み、FAX方法がノーマルであるかファインであるかをCPU130が判断する。
【0072】
S1611において、実行したサービスが片面プリントであるとCPU130が判断した場合(片面)、さらに、S1612で、コピー方法が白黒スモールであるのか、白黒ラージであるのかをCPU130が判断する。
一方、S1611において、実行したサービスが両面プリントであるCPU130がと判断した場合(両面)、S1617へ進む。そして、S1617で、コピー方法が白黒スモールであるのか、白黒ラージであるのか、カラーラージであるのか、カラースモールであるのかをCPU130が判断する。
【0073】
そして、S1612において、コピー方法が白黒(ラージ)であるとCPU130が判断した場合、S1613へ進み、白黒(ラージ)のためのカウンタ1402に変数iを加算した値を「1」カウントアップする。同様に、CPU130は、カウンタ1403、1404にそれぞれ変数iを加算した値を「1」カウントアップして、S1625に進む。なお、本実施形態では、S1613〜S1616,S1618〜S1624において、各コピー方法毎に3つのカウンタを保持しているので、それぞれ3つのカウンタに対して、同様のカウントアップ処理を行う。
一方、S1612において、コピー方法が白黒(スモール)であるとCPU130が判断した場合、S1614へ進む。
【0074】
そして、S1614で、白黒(スモール)のためのカウンタ1405に変数iを加算した値を「1」カウントアップする。同様に、白黒(スモール)のためのカウンタ1406に変数iを加算した値を「1」カウントアップする。さらに、白黒(スモール)のためのカウンタ1407に変数iを加算した値を「1」カウントアップして、S1625に進む。
一方、S1612において、コピー方法がカラー(ラージ)であるとCPU130が判断した場合、S1615で、カラー(ラージ)のためのカウンタ1408に変数iを加算した値を「1」カウントアップする。同様に、CPU130は、カラー(ラージ)のためのカウンタ1409、1410、にそれぞれ変数iを加算した値を「1」カウントアップする。
【0075】
一方、S1612において、コピー方法がカラー(スモール)であるとCPU130が判断した場合、S1616で、カラー(スモール)のためのカウンタ1411に変数iを加算した値を「1」カウントアップする。同様に、CPU130は、カラー(スモール)のためのカウンタ1412、1413、にそれぞれ変数iを加算した値を「1」カウントアップする。
S1617において、コピー方法が白黒(ラージ)であるとCPU130が判断した場合、S1618へ進む。そして、S1618で、白黒(ラージ)のためのカウンタ1402に変数iを加算した値を「2」カウントアップする。同様に、CPU130は、カウンタ1403、1404にそれぞれ変数iを加算した値を「2」カウントアップして、S1625に進む。
【0076】
一方、S1617において、コピー方法が白黒(スモール)であるとCPU130が判断した場合、S1619へ進む。
そして、S1619で、白黒(スモール)のためのカウンタ1405に変数iを加算した値を「2」カウントアップする。同様に、白黒(スモール)のためのカウンタ1406に変数iを加算した値を「2」カウントアップする。さらに、白黒(スモール)のためのカウンタ1407に変数iを加算した値を「2」カウントアップして、S1625に進む。
一方、S1617において、コピー方法がカラー(ラージ)であるとCPU130が判断した場合、S1620で、カラー(ラージ)のためのカウンタ1408に変数iを加算した値を「2」カウントアップする。同様に、CPU130は、カラー(ラージ)のためのカウンタ1409、1410、にそれぞれ変数iを加算した値を「2」カウントアップして、S1625に進む。
【0077】
一方、S1617において、コピー方法がカラー(スモール)であるとCPU130が判断した場合、S1621で、カラー(スモール)のためのカウンタ1411に変数iを加算した値を「2」カウントアップする。同様に、CPU130は、カラー(スモール)のためのカウンタ1412、1413、にそれぞれ変数iを加算した値を「2」カウントアップして、S1625に進む。
S1622において、FAX方法がノーマルであるとCPU130が判断した場合、S1623へ進む。そして、S1623で、CPU130は、FAX(ノーマル)のためのカウンタ1414、1415、1416に変数iを加算した値をそれぞれ「1」カウントアップして、S1625に進む。
【0078】
一方、S1622において、FAX方法がファインであるとCPU130が判断した場合、S1624へ進む。そして、S1624で、FAX(ファイン)のためのカウンタ1417、1418、1419に変数iを加算した値をそれぞれ「1」カウントアップして、S1625に進む。
S1625において、CPU130は、後述する三重バックアップカウンタ整合性チェック処理を行う。そして、S1626で、CPU130は、ログ追加処理を行い、本処理を終了する。
【0079】
図16は、本実施形態を示す画像形成装置におけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本例は、図15に示したS1625の三重バックアップされる各カウンタの整合性をチェックする処理例である。なお、S1701〜S1705は各ステップを示す。また、各ステップは、CPU130がROM131、ハードディスク137に記憶された制御プログラムをRAM132にロードして実行することで実現される。以下、コンビニ設置MFPで用意した各カウンタの整合性をチェックし、必要であるならば復旧する処理を説明する。尚、登録企業のカウンタをカウントアップする処理はROM131のプログラムに基づいて実行し、RAM132をワークメモリとして使用する。
まず、S1701で、CPU130は、三重バックアップしたカウンタが全て同じであるかの整合性チェックを行う。そして、S1702で、整合性チェックの結果をCPU130が判断する。ここで、S1702において、整合性チェックは問題ないとCPU130が判断した場合(OK)、本処理を終了する。
【0080】
一方、S1702において、整合性チェックに問題があるとCPU130が判断した場合(NG)、S1703へ進み、CPU130は復旧可能であるかを判断する。ここで、復旧可能であるとCPU130が判断した場合(OK)、S1704へ進み、CPU130は、整合性が正しいカウンタから整合性が誤っているカウンタに情報をコピーし情報復旧を行い、本処理を終了する。ここで、復旧可能とは、3つのカウンタのうち、2つのカウンタの値が等しい場合であり、3つのカウンタがそれぞれ異なる値を示している場合は、CPU130は復旧不可能と判断する。
一方、S1703において、復旧不可能であるとCPU130が判断した場合(NG)、S1705で、CPU130は、サービスが続行できないのでサービス停止処理を行い、本処理を終了する。
【0081】
図17は、図1に示した画像形成装置100におけるカウンタ整合処理例を説明する図である。本例は、S1701のコンビニ設置MFPの三重にバックアップされるカウンタの整合性チェックにおいて、カウンタの情報が復旧されるときの状態に表示している。
図17において、カウンタとして、白黒(ラージ)のカウンタ1801、カウンタ1802とカウンタ1803が存在する。また、現在、白黒(ラージ)のためのカウンタ1801とカウンタ1802は、「371977」が設定されていることを示している。また、白黒(ラージ)のためのカウンタ1803は、「371975」が設定されていることを示している。つまり、現在のカウンタには、白黒(ラージ)のための1803は、白黒(ラージ)のカウンタ1801と白黒(ラージ)の1802とは違う値が設定されている。
【0082】
上述した整合性チェックは、CPU130が三重にバックアップされるカウンタにより管理されているカウンタの値に違いがあるかの検出を行うチェックである。ここで、CPU130がチェックでカウンタ値に違いを検出した時、同じ値をより多く持つカウンタ1801とカウンタ1802のカウンタの値から、カウンタ1803にカウンタ値がコピーされる。
また、カウンタ1804とカウンタ1805とカウンタ1806は、カウンタ1801とカウンタ1802とカウンタ1803のカウント値の復旧後のカウンタの状態を示している。つまり、上記整合性をチェックする処理を実行することにより、カウンタ1804、1805、1806は、いずれも、「371977」が設定されているように整合されること示している。
ここで、「371977」は、白黒(ラージ)のためのカウンタ1801とカウンタ1802に設定されているカウント値である。
本実施形態によれば、各コピー方式に毎に3つのカウンタを用いてカウント値が三重にバックアップされる処理を実行するので、いずれのカウンタのカウント値が異なる値を示しても同じ値に整合化することが可能になる。
【0083】
図18は、図1に示したカウンタ登録サーバ106に登録される情報の一例を示す図である。本例は、コンビニ設置MFPが提供するサービスを登録利用者が使用したときに、カウンタ登録サーバに登録する情報を示した登録要求情報1900に対応する。
図18において、項目1901は、登録情報にシリアルNOを持つことを示している。項目1902は、項目1901の値を示している。項目1903は、登録情報にユーザIDを持つことを示している。項目1904は、項目1903の値を示している。項目1905は、登録情報にユーザパスワードを持つことを示している。項目1906は、項目1905の値を示している。項目1907は、登録情報にサービス提供時間を持つことを示している。項目1908は、項目1907の値を示している。
項目1909は、登録情報にサービス内容を持つことを示している。項目1910は、項目1909の値を示している。項目1911は、登録情報にカウントアップ数を持つことを示している。項目1912は、項目1911の値を示している。
【0084】
図19は、本実施形態を示す画像形成装置におけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本例は、図1に示したコンビニ設置MFPが提供するサービスを登録利用者が使用したときに、カウンタ登録サーバに送信する処理例である。なお、S2001〜S2019は各ステップを示す。また、各ステップは、CPU130がROM131、ハードディスク137に記憶された制御プログラムをRAM132にロードして実行することで実現される。尚、登録企業カウンタをカウントアップする処理はROM131のプログラムに基づいて実行し、RAM132をワークメモリとして使用する。
まず、S2001で、CPU130は、シリアルNOの情報を項目1902に設定する。そして、S2002で、CPU130は、ユーザIDの情報を項目1904に設定する。次に、S2003で、CPU130は、ユーザパスワードの情報を項目1906に設定する。そして、S2004で、CPU130は、サービス提供日の情報を項目1908に設定する。
【0085】
次に、S2005、S2007、S2009、S2011、S2013、S2015で、CPU130は、実行したサービス内容を判断する。S2005において、実行したサービス内容がコピー白黒(ラージ)であるとCPU130が判断した場合、S2006へ進み、CPU130は、サービス内容の情報が「1」となるように設定し、項目1910に設定して、S2017に進む。
一方、S2005で、実行したサービス内容がコピー白黒(ラージ)でないとCPU130が判断した場合、S2007へ進む。
【0086】
そして、S2007で、サービス内容が白黒(スモール)であるとCPU130が判断した場合は、S2008へ進む。
そして、S2008で、サービス内容の情報が「2」となるように設定し、項目1910に設定して、S2017に進む。
【0087】
一方、S2007で、実行したサービス内容がコピー白黒(スモール)でないとCPU130が判断した場合、S2009へ進む。
そして、S2009で、サービス内容がカラー(ラージ)であるとCPU130が判断した場合は、S2010でサービス内容の情報が「3」となるように設定し、項目1910に設定して、S2017に進む。
【0088】
一方、S2009で、実行したサービス内容がカラー(ラージ)でないとCPU130が判断した場合、S2011へ進む。
そして、S2011で、サービス内容がカラー(スモール)であるとCPU130が判断した場合は、S2012でサービス内容の情報が「4」となるように設定し、項目1910に設定して、S2017に進む。
【0089】
一方、S2011で、実行したサービス内容がカラー(スモール)でないとCPU130が判断した場合、S2013へ進む。
そして、S2013で、サービス内容がFAX(ノーマル)であるとCPU130が判断した場合は、S2014でサービス内容の情報が「5」となるように設定し、項目1910に設定して、S2017に進む。
一方、S2013で、実行したサービス内容がFAX(ノーマル)でないとCPU130が判断した場合、S2015へ進む。
【0090】
そして、S2015で、サービス内容がFAX(ファイン)であるとCPU130が判断した場合は、S2016でサービス内容の情報が「6」となるように設定し、項目1910に設定して、S2017に進む。
そして、S2017において、CPU130は、カウントアップ数の情報を項目1912に設定する。次に、S2018で、カウンタ登録サーバ106へ登録要求情報1900を送信する。
【0091】
次に、S2019で、CPU130は、登録要求情報1900に対する送信処理がカウンタ登録サーバ106で正常に終了したかどうかを判断する。ここで、カウンタ登録サーバ106からの応答がエラーであるとCPU130が判断した場合は、S2018に戻り、再度、カウンタ登録サーバ106に対して、登録要求情報1900を送信する。
一方、S2019で、送信処理が正常であるとCPU130が判断した場合(NO)、本処理を終了する。
【0092】
図20は、図1に示した画像形成装置100からカウンタ登録サーバ106に送信される登録要求情報2100の一例を示す図である。本例は、図1に示したコンビニ設置MFPにおいて、カウンタ登録サーバ106に登録企業のカウンタを登録する情報を示した登録要求情報2100の例である。
図20において、項目2101は、登録情報にシリアルNOを持つことを示している。項目2102は、項目2101の値を示している。項目2103は、登録情報に登録企業IDを持つことを示している。
項目2104は、項目2103に示す登録企業IDの値を示している。項目2105から項目2120は、項目2104に示された登録企業IDについての情報である。項目2105は、登録情報に認証パスワードを持つことを示している。項目2106は、項目2105に示す認証パスワードの値を示している。
項目2107は、登録情報に情報収集時間を持つことを示している。項目2108は、項目2107に示す情報収集時間の値を示している。項目2109は、登録情報にコピー白黒(ラージ)のカウント数を持つことを示している。項目2110は、項目2109に示すカウント数の値を示している。
【0093】
項目2111は、登録情報にコピー白黒(スモール)のカウント数を持つことを示している。項目2112は、項目2111に示すカウント数の値を示している。
項目2113は、登録情報にコピーカラー(ラージ)のカウント数を持つことを示している。項目2114は、項目2113に示すカウント数の値を示している。
【0094】
項目2115は、登録情報にコピーカラー(スモール)のカウント数を持つことを示している。項目2116は、項目2115に示すカウント数の値を示している。項目2117は、登録情報にFAX(ノーマル)のカウント数を持つことを示している。
項目2118は、項目2117に示すカウント数の値を示している。項目2119は、登録情報にFAX(ファイン)のカウント数を持つことを示している。項目2120は、項目2119に示すカウント数の値を示している。
項目2121から項目2138は、項目2122に示された登録企業IDについての情報であり、項目2103から項目2120に示した情報と同じ内容を示している。項目2139から項目2156は、項目2140に示された登録企業IDについての情報であり、項目2103から項目2120に示した情報と同じ内容を示している。
【0095】
項目2157から項目2174は、項目2158に示された登録企業IDについての情報であり、項目2103から項目2120に示した情報と同じ内容を示している。
項目2175から項目2192は、コインベンダについての情報であり、項目2103から項目2120に示した情報と同じ内容を示している。
【0096】
図21は、本実施形態を示す画像形成装置におけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本例は、図1に示したコンビニ設置MFPが提供するサービスを登録企業利用者が利用した状況を示すカウンタを定期的にカウンタ登録サーバに送信する処理例である。なお、S2201〜S2215は各ステップを示す。また、各ステップは、CPU130がROM131、ハードディスク137に記憶された制御プログラムをRAM132にロードして実行することで実現される。なお、CPU130が登録企業カウンタをカウントアップする処理はROM131のプログラムに基づいて実行し、RAM132をワークメモリとして使用する。
まず、S2201で、CPU130は、変数iに「0」を設定する。次に、S2202で、CPU130はシリアルNOの情報を項目2102に設定する。そして、S2203で、CPU130は、コンビニ設置MFPで管理している登録企業のカウンタとコインベンダ170のカウンタを設定し終えたかを判断する。ここで、設定し終えていないとCPU130が判断した場合(NO)、S2204に進む。
一方、S2203で、設定し終えているとCPU130が判断した場合(YES)と判断した場合、S2214に進む。
そして、S2204において、CPU130は、登録企業IDの情報を項目2104に設定する。次に、S2205において、CPU130は、認証パスワードを項目2106に設定する。
次に、S2206で、CPU130は、情報収集時間の情報を項目2108に設定する。そして、S2207で、CPU130は、コピー白黒(ラージ)カウント数の情報を項目2110に設定する。
【0097】
次に、S2208で、CPU130は、コピー白黒(スモール)カウント数の情報を項目2112に設定する。次に、CPU130は、コピーカラー(ラージ)カウント数の情報を項目2114に設定する。
次に、S2210で、CPU130は、コピーカラー(ラージ)カウンタのカウント数を項目2116に設定する。次に、S2211で、CPU130は、FAX(ノーマル)カウンタのカウント数を項目2118に設定する。
次に、S2212で、FAX(ファイン)カウンタのカウント数を項目2120に設定する。そして、S2213で、CPU130は変数iを「1」インクリメントした後、S2203に戻る。
【0098】
一方、S2214において、CPU130は、ネットワークを通じてカウンタ登録サーバ106へ登録要求情報2100を送信する。次に、S2215で、カウンタ登録サーバ106に対する登録要求情報2100の送信がエラーとなっているかどうかをCPU130が確認する。ここで、カウンタ登録サーバ106に対する登録要求情報2100の送信がエラーとなっているとCPU130が判断した場合は、S2214へ戻り、カウンタ登録サーバ106に対する登録要求情報2100の送信を繰り返す。
一方、S2215で、カウンタ登録サーバ106に対する登録要求情報2100の送信がエラーとならずに正常であるとCPU130が判断した場合は、本処理を終了する。
【0099】
図22、図23は、図1に示したカウンタ登録サーバ106が画像形成装置100から受信した登録情報の一例を示す図である。本例は、登録企業に設置してある登録企業に設置される画像形成装置104から受け取った登録要求情報2300、2400の例である。なお、図20と同一のものには同じ符号を付して説明を省略する。
図22において、登録要求情報2300は、図20の登録要求情報2100で示した情報形式と同じである。項目2108で示してある通り、2007年11月2日11時20分30秒に画像形成装置104で収集したカウンタをカウンタ登録サーバで受け取ったことを示している。
図23に示す登録要求情報は、項目2108で示してある通り、2007年10月2日11時20分30秒に画像形成装置104で収集したカウンタをカウンタ登録サーバ106で受け取ったことを示している。また、登録要求情報2300は、登録要求情報2400の送信後初めて取得した情報とする。
【0100】
図24は、図1に示した画像形成装置100からカウンタ登録サーバ106に送信される登録要求情報2100の一例を示す図である。本例は、図1に示したコンビニ設置MFPにおいて、カウンタ登録サーバ106に登録企業のカウンタを登録するための登録要求情報2500の例である。
図23において、登録要求情報2400は、図20の登録要求情報2100で示した情報形式と同じである。
図24に示す登録要求情報2500は、図20の登録要求情報2100で示した情報形式と同じである。また、登録要求情報2500は、登録要求情報2100の送信後初めて取得した情報とする。
【0101】
図25は、図1に示したカウンタ登録サーバ106が管理するカウンタの一例を示す図である。本例は、登録企業設置MFPからのカウンタとコンビニ設置MFPから取得する2種類のMFPカウンタの合計を記憶するある登録企業のために用意されたメモリ領域2600の例である。本実施形態では、メモリ領域2600をハード355に確保して管理する場合について説明するが、他の不揮発性メモリであってもよい。
図25において、項目2601は、領域2607と領域2613と領域2619がコピー白黒(ラージ)のカウンタについて扱っていることを示している。項目2602は、領域2608と領域2614と領域2620がコピー白黒(スモール)のカウンタについて扱っていることを示している。項目2603は、領域2609と領域2615と領域2621がコピーカラー(ラージ)のカウンタについて扱っていることを示している。
項目2604は、領域2610と領域2616と領域2622がコピーカラー(スモール)のカウンタについて扱っていることを示している。項目2605は、領域2611と領域2617と領域2623がFAX(ノーマル)のカウンタについて扱っていることを示している。項目2606は、領域2612と領域2618と領域2624がFAX(ファイン)のカウンタについて扱っていることを示している。
【0102】
項目2625は、領域2607と領域2608と領域2609と領域2610と領域2611と領域2612が登録企業設置MFPのカウンタについて扱っていることを示している。
項目2626は、領域2613と領域2614と領域2615と領域2616と領域2617と領域2618がコンビニ設置MFPのカウンタについて扱っていることを示している。
項目2627は、領域2619と領域2620と領域2621と領域2622と領域2623と領域2624が登録企業設置MFPとコンビニ設置MFPのカウンタの合計について扱っていることを示している。
【0103】
図26は、本実施形態を示す管理装置におけるデータ処理例を説明するフローチャートである。本例は、カウンタ登録サーバ106において、ある登録企業について、登録企業設置MFPとコンビニ設置MFPから前回集計した時からのサービス使用数をカウンタにより集計する例である。なお、S2701〜S2735は各ステップを示す。また、各ステップは、CPU351がROM352、ハードディスク355に記憶された制御プログラムをRAM353にロードして実行することで実現される。
なお、ジョブログ情報を格納する処理はCPU351がROM352のプログラムに基づいて実行し、RAM353をワークメモリとして使用する。
【0104】
また、登録企業設置MFPから前回収集した登録情報を登録要求情報2400とし、今回収集した登録情報を登録要求情報2300としている。また、コンビニ設置MFPから前回収集した登録情報を登録要求情報2100とし、今回収集した登録情報を登録要求情報2500としている。
まず、S2701で、CPU351は、カウンタを集計したい登録企業の指定を行う。そして、S2702で、登録企業設置MFPからの登録で収集した未集計のカウンタ登録サーバ106に対する登録要求情報があるかをCPU351が判断する。ここで、未集計の登録要求情報があるとCPU351が判断した場合(YES)は、S2703で、登録要求情報の中に、S2701で指定した登録企業の情報があるかをCPU351が判断する。
一方、S2702において、未集計の登録要求情報がないとCPU351が判断した場合(NO)は、S2716の処理に進む。
そして、S2703において登録要求情報の中に、S2701で指定した登録企業の情報があるとCPU351が判断した場合(YES)は、S2704の処理に進む。一方、S2703において、S2701で指定した登録企業の情報がないとCPU351が判断した場合(NO)は、S2702の処理に戻る。
【0105】
そして、S2704で、コピー白黒(ラージ)のカウンタについて、CPU351は今回収集した登録要求情報2300の項目2110と前回収集した登録要求情報2400の項目2110の差数を計算する。
次に、S2705において、CPU351は、S2704で計算した差数を領域2607へ登録し、S2706の処理に進む。
そして、S2706で、コピー白黒(スモール)のカウンタについて、CPU351は、今回収集した登録要求情報2300の項目2112と前回収集した登録要求情報2400の項目2112の差数を計算する。そして、S2707において、CPU351は、S2706で計算した差数を領域2608へ登録し、S2708の処理に進む。
そして、S2708で、コピーカラー(ラージ)のカウンタについて、CPU351は、今回収集した登録要求情報2300の項目2114と前回収集した登録要求情報2400の項目2114の差数を計算する。次に、S2709において、S2708で計算した差数を領域2609へ登録し、S2710の処理に進む。
【0106】
そして、S2710で、コピーカラー(スモール)のカウンタについて、CPU351は、今回収集した登録要求情報2300の項目2116と前回収集した登録要求情報2400の項目2116の差数を計算する。そして、S2711で、CPU351は、S2710で計算した差数を領域2610へ登録し、S2712の処理に進む。
次に、S2712で、FAX(ノーマル)のカウンタについて、今回収集した登録要求情報2300の項目2118と前回収集した登録要求情報2400の項目2118の差数を計算する。そして、S2713で、CPU351は、S2712において計算した差数を領域2611へ登録し、S2714の処理に進む。
【0107】
そして、S2714で、FAX(ファイン)のカウンタについて、CPU351は、今回収集した登録要求情報2300の項目2120と前回収集した登録要求情報2400の項目2120の差数を計算する。そして、S2715で、CPU351は、S2714において計算した差数を領域2612へ登録し、S2716の処理に進む。
そして、S2716で、図1に示した画像形成システムにおいて、コンビニ設置MFPからの登録で収集した未集計の要求情報があるかをCPU351が判断する。ここで、未集計の登録要求情報があるとCPU351が判断した場合(YES)は、S2717で、登録要求情報の中に、S2717で指定した登録企業の情報があるかをCPU351が判断する。
一方、S2716において、未集計の登録要求情報がないとCPU351が判断した場合(NO)は、S2730の処理に進む。
【0108】
また、S2717において、登録要求情報の中に、S2701で指定した登録企業の情報があるとCPU351が判断した場合(YES)は、S2718の処理に進む。一方、S2717において、S2701で指定した登録企業の情報がないとCPU351が判断した場合(NO)は、S2716の処理に戻る。
そして、S2718で、コピー白黒(ラージ)のカウンタについて、CPU351は、今回収集した登録要求情報2500の項目2110と前回収集した登録要求情報2100の項目2110の差数を計算する。そして、S2719で、CPU351は、S2718において計算した差数を領域2613へ登録し、S2720の処理に進む。
そして、S2720で、コピー白黒(スモール)のカウンタについて、CPU351は、今回収集した登録要求情報2500の項目2112と前回収集した登録要求情報2100の項目2112の差数を計算する。そして、S2721で、CPU351は、S2720において計算した差数を領域2614へ登録し、S2722の処理に進む。
【0109】
そして、S2722で、コピーカラー(ラージ)のカウンタについて、CPU351は、今回収集した登録要求情報2500の項目2114と前回収集した登録要求情報2500の項目2114の差数を計算する。
そして、S2723で、CPU351は、S2722において計算した差数を領域2615へ登録し、S2724の処理に進む。
【0110】
次に、S2724で、コピーカラー(スモール)のカウンタについて、CPU351は、今回収集した登録要求情報2500の項目2116と前回収集した登録要求情報2100の項目2116の差数を計算する。
そして、S2725で、CPU351は、S2724において、計算した差数を領域2616へ登録し、S2726の処理に進む。
次に、S2726で、FAX(ノーマル)のカウンタについて、CPU351は、今回収集した登録要求情報2500の項目2118と前回収集した登録要求情報2100の項目2118の差数を計算する。そして、S2727で、CPU351は、S2726において計算した差数を領域2617へ登録し、S2728の処理に進む。
【0111】
そして、S2728で、FAX(ファイン)のカウンタについて、CPU351は、今回収集した登録要求情報2500の項目2120と前回収集した登録要求情報2100の項目2120の差数を計算する。次に、S2729において、CPU351は、S2728において、計算した差数を領域2618へ登録し、S2730の処理に進む。
そして、S2730で、コピー白黒(ラージ)について、CPU351は領域2607の値と領域2613の値の合計値を領域2619に登録する。これにより、コンビニ設置MFPと、企業設置MFPに分散されているカウンタを収集して、コピー方法毎にそれぞれ合算して適正なカウント値を集計することができる。
そして、S2731で、コピー白黒(スモール)について、CPU351は、領域2608の値と領域2614の値の合計値を領域2620に登録する。
そして、S2732で、コピーカラー(ラージ)について、CPU351は、領域2609の値と領域2615の値の合計値を領域2621に登録する。次に、S2733で、コピーカラー(スモール)について、CPU351は領域2610の値と領域2616の値の合計値を領域2622に登録する。
【0112】
次に、S2734で、FAX(ノーマル)について、CPU351は、領域2611の値と領域2617の値の合計値を領域2623に登録する。そして、S2735で、FAX(ファイン)について、CPU351は領域2612の値と領域2618の値の合計値を領域2624に登録し、本処理を終了する。
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによっても達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【符号の説明】
【0113】
100〜104 画像形成装置
106 カウンタ登録サーバ
107 料金請求サーバ
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の画像形成装置を利用する利用者のジョブログを管理装置が管理する画像形成システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、予め所定の利用者を登録しておき、登録された利用者に対してサービスを提供した場合に、提供したサービスに関するカウンタを管理しておいて、後で一括して登録利用者に料金を請求することができた。
【0003】
また、下記特許文献1には、各種機能別に設けられたグループ・カウンタを備えられた画像形成装置が開示されている。また、カウンタ群は、通常使用カウンタ群又は管理者用カウンタ群に区別され、通常の操作によっては、前者のみが表示されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−44365号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来技術では、画像形成装置のカウンタの管理をネットワークに接続された管理装置としてサーバが行う画像形成システムがあった。
このように構成された画像形成システムでは、例えばネットワーク障害が発生した場合には、カウンタを正しく管理できなくなり、利用者にサービスが提供できなくなってしまうという問題があった。
これに対して、カウンタを上記特許文献1に記載されるように、画像形成装置の内部のカウンタで管理するように構成されているものもある。
【0006】
この場合は、利用者に提供した所定期間分のサービスに関するカウンタを画像形成装置の内部で管理しておいて、定期的(例えば1ヶ月毎)にサーバ装置に通知するという構成を採用する。
しかしながら、このようにカウンタを画像形成装置の内部で管理するようにした場合、大量のメモリが必要となってしまう場合があった。
【0007】
例えばコンビニエンスストアに設置されている画像形成装置は、多数の利用者により使用される。このため、登録利用者の数が増加してくると、画像形成装置の内部でカウンタを管理するために膨大な量のメモリが必要になってしまう。
【0008】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、画像形成装置が備える有限なメモリ資源を用いて画像形成装置のサービスを利用する属性の異なる利用者のジョブログを管理装置に送信できる仕組みを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成する本発明の画像形成装置は以下に示す構成を備える。
各利用者から受け付けたサービスに対するジョブログを管理装置に送信する画像形成装置であって、利用者を認証する認証手段と、前記認証手段により認証された利用者が第1のグループに属する利用者であるか、または第2のグループに属する利用者であるかを判定する第1の判定手段と、前記画像形成装置が前記管理装置と通信可能な状態であるか否かを判定する第2の判定手段と、前記認証手段により認証された利用者が前記第1のグループに属する利用者であると判定された場合は、前記画像形成装置が前記管理装置と通信可能な状態であるか否かに関わらず当該利用者に対してサービスを提供するとともに、前記認証手段により認証された利用者が前記第2のグループに属する利用者であると判定された場合は、前記第2の判定手段による判定の結果に基づいて当該利用者に対してサービスを提供する制御手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、画像形成装置が備える有限なメモリ資源を用いて画像形成装置のサービスを利用する属性の異なる利用者のジョブログを管理装置に送信できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】画像形成システムの構成を説明するブロック図である。
【図2】画像形成装置100の構成を示すブロック図である。
【図3】画像形成装置のネットワークプログラムの構成を説明する図である。
【図4】ファイルサーバ、カウンタ登録サーバ、料金請求サーバの構成を示すブロック図である。
【図5】画像形成装置の操作部133に表示されるUIの一例を示す図である。
【図6】画像形成装置の操作部133に表示されるUIの一例を示す図である。
【図7】画像形成装置の操作部133に表示されるUIの一例を示す図である。
【図8】画像形成装置の操作部133に表示されるUIの一例を示す図である。
【図9】画像形成装置の操作部133に表示されるUIの一例を示す図である。
【図10】画像形成装置の操作部133に表示されるUIの一例を示す図である。
【図11】画像形成装置の操作部133に表示されるUIの一例を示す図である。
【図12】画像形成装置の選択画面表示制御を示すフローチャートである。
【図13】画像形成装置で管理されるログ情報のメモリマップを説明する図である。
【図14】画像形成装置のデータ処理手順を示すフローチャートである。
【図15】画像形成装置のデータ処理手順を示すフローチャートである。
【図16】画像形成装置のデータ処理手順を示すフローチャートである。
【図17】画像形成装置のカウンタ整合処理例を説明する図である。
【図18】カウンタ登録サーバに登録される情報の一例を示す図である。
【図19】画像形成装置のデータ処理手順を示すフローチャートである。
【図20】カウンタ登録サーバに送信される登録要求情報0を示す図である。
【図21】画像形成装置のデータ処理手順を示すフローチャートである。
【図22】カウンタ登録サーバが受信する登録要求情報を示す図である。
【図23】カウンタ登録サーバが受信する登録要求情報を示す図である。
【図24】カウンタ登録サーバに送信される登録要求情報の一例を示す図である。
【図25】カウンタ登録サーバが管理するカウンタの一例を示す図である。
【図26】管理装置のデータ処理例を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態を示す画像形成システムの構成を説明するブロック図である。本例は、画像形成装置として、スキャナ機能、プリンタ機能、ファクシミリシミ機能、ボックス機能等を実行可能な複合機(MFP(Multi Function Peripheral)で構成した例を示す。なお、MFPの機能や能力は、全て同一でなくてもよい。
図1において、100、101は画像形成装置で、コピーショップ、コンビニエンスストア、ホテル、駅等の公共性が高い場所に設置されている。画像形成装置100、101では、スキャナ機能、プリンタ機能などを搭載してコピーサービス、FAX送信サービス、FAX受信サービス、ネットプリントサービスなどをユーザに提供可能に構成されている。なお、以下の説明において画像形成装置100,101を総称する場合に、コンビニ設置MFPと称する。
【0013】
なお、ネットプリントサービスは、Webサーバに投稿されたワープロ等で使用されるアプリケーションデータを印刷する機能を提供するサービスである。
画像形成装置100〜101にはそれぞれコインベンダ114〜115が接続されている。コピーサービス、FAX送受信サービス、ネットプリントサービスなどで必要な料金はコインベンダにより徴収される。また、画像形成装置100は、登録企業カウンタ108、画像形成装置101は登録企業カウンタ109を持つことを特徴としている。登録企業カウンタの構成については、図14を用いて後述する。以下、このような特徴を持つMFPのことをコンビニ設置MFPと呼ぶ。
【0014】
102、103、104は画像形成装置で、登録企業内に設置されている。以下、このような特徴を持つ画像形成装置のことを、コンビニ設置MFPに対して、登録企業設置MFPと呼ぶ。また、本実施形態では、コンビニ設置MFPと登録企業設置MFPとの双方利用可能な利用者を第1のグループに属する利用者とし、コンビニ設置MFPのみを利用可能な利用者を第2のグループに属する利用者として、説明を行う。さらに、コンビニ設置MFPは、公共の場所に設置されることを想定しているので、このような設置環境を第1の設置環境と称し、これに対して、登録企業設置MFPが設置される設置環境を第2の設置環境と称する。したって、コンビニ設置MFPは、第1、第2のグループに属する各利用者が共有して使用可能な画像形成装置として機能する。
【0015】
105はファイルサーバで、さまざまなアプリケーションで作成したドキュメントをはじめ、スキャンした紙文書のイメージデータ、受信FAX文書など、オフィスの内外で発生するあらゆるドキュメントを一元管理できる。ファイルサーバ105は、ネットワーク110を介してそれぞれのコンビニ設置MFP、登録企業設置MFPと送受信が可能なように構成される。
【0016】
カウンタ登録サーバ106は、カウンタの登録を受け付けて管理することができるサーバである。カウンタ登録サーバ106は、ネットワーク111を介してコンビニに設置される画像形成装置100、コンビニに設置される画像形成装置101のカウンタの登録に対して管理することができる。
また、カウンタ登録サーバ106は、ネットワーク112を介して登録企業設置MFPからのカウンタの登録に対して管理することができる。
107は料金請求サーバで、ネットワーク113を介してカウンタ登録サーバ106に対して、カウンタの収集をすることができ、その情報をもとに利用者や登録企業に料金を請求することができるように構成されている。
【0017】
図2は、図1に示した画像形成装置100の構成を示すブロック図である。
図2において、CPU130は、ROM131に格納されているプログラムとRAM132のメモリを利用してシステム全体の制御を実施する制御回路である。
操作部133は、LCD表示パネルとスタートキー、テンキーなどのハードキーから構成され、LCD上にボタンを表示し利用者が指でボタンをタッチすることを検出して利用者オペレーションを円滑に実行する回路である。
【0018】
スキャナ134は、原稿の画像データを光電変換により電気データに変換する。スキャナ134は、原稿給送装置から原稿をプラテンガラス上へ搬送し、原稿がプラテンガラス上に搬送されると、ランプを点灯し、スキャナユニットの移動を開始し、原稿を露光走査する。
そして、原稿からの反射光は、ミラー、及びレンズによってCCDイメージセンサへ導かれ電気信号に変換され、A/D変換回路によってデジタルデータに変換される。さらに、原稿の読み取り動作終了後、プラテンガラス上の原稿は排紙される。
プリンタ135は、電気的画像データを記録紙に印刷する。プリンタ135は、電気的画像データに応じたレーザ光をレーザ発光部から発光させ、このレーザ光は感光ドラム照射され、感光ドラム上にはレーザ光に応じた潜像が形成される。そして、感光ドラムの潜像の部分には現像器によって現像剤が付着され、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで給紙カセットから記録紙を給紙して転写部搬送し、感光ドラムに付着された現像剤を記録紙に転写する。さらに、現像剤の乗った記録紙は定着部に搬送され、定着部の熱と圧力により現像剤は記像紙に定着される。そして、定着部を通過した記録紙は排出ローラによって排出され、ソータは排出された記録紙をそれぞれのビンに収納して記録紙の仕分けを行う。
【0019】
画像処理回路136は、大容量の画像メモリ、画像回転回路、解像度変倍回路、MH、MR、MMR、JBIG、JPEGなどの符号/複合化回路などで構成され、シェーディング、トリミング、マスキングなどの各種画像処理も実行することができる。
ハードディスク137は、SCSI、IDEなどのI/Fで接続されている大容量記録媒体である。ネットワークI/F138は、10BASE−T、100BASE−Tを代表とするイーサネット(登録商標)あるいはトークンリングなどのネットワーク回線と接続するための回路である。
フォーマッタ部139は、PDL(Page Description Language)データを解析してレンダリングすることにより、プリンタ135で印刷可能な画像データを作成する。
【0020】
フォーマッタ部139は、IEEE1284準拠のパラレルインタフェース、USBなどのシリアルインタフェースのPC I/F142からPDLデータを受信する。また、フォーマッタ部139は、ネットワークI/F回路138からPDLデータを受信する。また、フォーマッタ部139は、スキャナ134で読み取った画像データをレンダリングして印刷データを生成する。そして、レンダリングした印刷データは画像処理回路136で画像処理を行いプリンタ135で印刷される。
スキャナ134、プリンタ135、画像処理回路136、フォーマッタ部139は、CPU130からのCPUバスとは別の高速ビデオバスで接続され、画像データを高速に転送できるように構成されている。
また、画像形成装置100は、スキャナ134で読み取った画像データを画像処理回路136で画像処理を行いプリンタ135で読み取った画像を印刷するように動作することでコピー機能が実現される。
【0021】
コインベンダ170は、画像形成装置100とUSBなどのシリアルインタフェースで接続され、入金、返金を受け付けたり、レシートを発行したりする機能を備えている。
強誘電体メモリ(FeRAM)145は、カウンタ143を記憶する。ここで、カウンタ143には、FAX送信、コピーなどのサービス利用状況をカウント数で示した情報が含まれる。
以下、FAX送信のサービス利用状況のカウント数をFAXカウンタといい、コピーのサービス利用状況のカウント数をコピーカウンタという。
【0022】
ハードディスク137は、ジョブログ情報144を記憶する。ここで、ジョブログ情報144には、FAX送信、コピーなどのサービス利用履歴の情報及び実施されたサービスの内容や、利用者や、課金などの情報が含まれる。ここで、利用者の情報としては、登録企業利用者の場合は登録企業IDが含まれ、登録利用者の場合は利用者IDが含まれる。
また、ジョブログ情報144には、FAXジョブログ情報とコピージョブログ情報が含まれる。ここで、コピージョブログ情報とはコピーのサービス利用履歴の情報であり、FAXジョブログ情報とは、FAX送信のサービス利用履歴の情報である。
なお、ジョブログ情報144は、ハードディスク137または、RAM132に格納される。
【0023】
図3は、図1に示した画像形成装置100がネットワーク通信を行うためのネットワークプログラムの構成を説明する図である。
図3において、プログラムはIP(Internet Protocol)200、TCP/UDP201、アプリケーション層202の3階層に大別される。ここで、TCPとは、Transmission Control Protocolの略であり、UDPとは、User Datagram Protocolの略である。
IP200は、発信ホストから宛先ホストヘルータなどの中継ノードと連携しながらメッセージを送り届けるサービスを提供するインターネットのプロトコル階層である。
IP200ではデータを送信する発信先のアドレス、データを受信する宛先のアドレスを管理し、データをアドレス情報に従ってネットワーク内をどのような経路で宛先ホストまで届けるかを管理するルーティング機能を実行している。
【0024】
TCP/UDP 201は、発信アプリケーションプロセスから受信アプリケーションプロセスにメッセージを送り届けるサービスを提供するトランスポート階層である。TCPはコネクション型サービスであって、通信の高度な信頼性を保証するが、UDPはコネクションレス型のサービスであり信頼性の保証を行わない。
アプリケーション層202は以下のような複数のプロトコルが存在する。アプリケーション層202は、ファイル転送サービスのためのFTP(File Transfer Protocol)と、ネットワーク管理プロトコルのSNMPとを備える。
さらに、アプリケーション層202は、プリンタ印刷用のサーバプロトコルのLPDと、WWW(World Wide Web)サーバのプロトコルであるHTTPdを備える。
【0025】
さらに、アプリケーション層202は、電子メール送受信プロトコルSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)を備える。
さらに、アプリケーション層202は、メールダウンロードプロトコルのPOP3(Post Office Protocol−Version 3)を備える。
さらに、アプリケーション層202は、利用者の電子メールアドレスなどを管理しディレクトリデータベースにアクセスするためのLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)を備える。
さらに、アプリケーション層202は、RFC1510で規定されているKerberos認証プログラムを備える。
【0026】
図4は、図1に示したファイルサーバ105およびカウンタ登録サーバ106および料金請求サーバ107の構成を示すブロック図である。
図4において、CPU351は、バス360に接続される。ROM352或いはRAM353に記憶されているプログラムを実行することにより、各種制御を実現する。
ROM352には、例えば装置立ち上げ時に起動されるブートプログラムや、当該装置の各種パラメータが記憶されている。RAM353は、メインメモリとして機能する。ディスプレイ354は、CPU351の制御下で各種の表示を行う。
【0027】
ハードディスク355は、2次記憶装置であり、カウンタ登録サーバ106は、画像形成装置100、画像形成装置101、画像形成装置102、画像形成装置103、画像形成装置104から収集したカウンタやジョブログ情報を格納する。
料金請求サーバ107は、カウンタ登録サーバ106に格納されたカウンタをもとに計算した料金請求の情報を格納する。カウンタ登録サーバ106は、ネットワークインターフェース356を介して画像形成装置100〜102が接続されたネットワークや料金請求サーバ107が接続されたネットワークと接続される。入力部357は、例えばキーボード、マウスにより構成される。
【0028】
図5は、図1に示した画像形成装置100が備える操作部133に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。本例は、コンビニ設置MFPが提供するサービスの利用者を選択する表示画面500に対応する。
図5において、ボタン501は、利用者が登録企業利用者である場合に押下するためのボタンである。ここで、登録企業利用者は、コンビニ設置MFP内部に登録企業カウンタを持つ企業に所属する利用者のことである。
【0029】
ボタン502は、利用者が通常登録利用者である場合に押下するためのボタンである。ここで、通常登録利用者は、カウンタ登録サーバ106で認証可能な個人利用者のことである。
ボタン503は、利用者がコインベンダ利用者である場合に押下するためのボタンである。ここで、コインベンダ利用者は、サービスを利用する際にコインベンダに料金を投入して利用する利用者のことである。
【0030】
図6は、図1に示した画像形成装置100が備える操作部133に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。本例は、コンビニ設置MFPが提供するサービスを登録企業利用者がどこの登録企業に所属するかを登録登録企業から選択する表示画面600に対応する。なお、登録企業の登録方法については後述する。
図6において、ボタン601は、登録企業利用者が「AAA生命保険」である場合に押下するためのボタンである。ボタン602は、登録企業利用者が「BBB商事」である場合に押下するためのボタンである。
ボタン603は、登録企業利用者が「CCC機械」である場合に押下するためのボタンである。ボタン604は、登録企業利用者が「DDD銀行」である場合に押下するためのボタンである。
【0031】
図7は、図1に示した画像形成装置100が備える操作部133に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。本例は、図6で選択した登録企業利用者がコンビニ設置MFPのサービスを利用するために、登録企業IDと認証パスワードを入力した認証が必要であることを示す表示画面700に対応する。
図7において、701は登録企業IDで、登録企業利用者が認証に必要なIDを入力すると、そのIDが入力部703に表示される。ここで、登録企業ID701とは、登録企業毎に登録されたIDで、企業間で重複するIDを払い出されることはない。
702は認証パスワードで、登録企業利用者が認証に必要な認証パスワードを入力すると、入力部704に*が表示される。ボタン705は、登録企業ID703と認証パスワードを入力終了後、認証処理に進むために押下するボタンである。
【0032】
図8は、図1に示した画像形成装置100が備える操作部133に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。本例は、コンビニ設置MFPが提供するサービスを選択する表示画面800に対応する。特に、表示画面800は、コピーとFAXの両サービスが利用可能な場合の表示画面である。
図8において、ボタン801は、利用者がコピーのサービスを利用する場合に押下するためのボタンである。ボタン802は、利用者がFAXのサービスを利用する場合に押下するためのボタンである。
【0033】
図9は、図1に示した画像形成装置100が備える操作部133に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。本例は、コンビニ設置MFPが提供するサービスを選択する表示画面900に対応する。特に、表示画面900は、コピーが利用可能な場合の表示画面である。
図9において、ボタン901は、利用者がコピーのサービスを利用する場合に押下するためのボタンである。
【0034】
図10は、図1に示した画像形成装置100が備える操作部133に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。本例は、図5に示したボタン502を押下した通常登録利用者がコンビニ設置MFPのサービスを利用するために、利用者IDと認証パスワードを入力した認証が必要であることを示す表示画面1100に対応する。
図10において、1101は利用者IDで、利用者が認証に必要なIDを入力すると、そのIDが入力部1103に表示される。ここで、利用者ID1101とは、通常登録利用者毎に登録されたIDで、通常登録利用者間で重複するIDを払い出されることはない。
1102は認証パスワードで、利用者が認証に必要な認証パスワードを入力すると、入力部1104に*が表示される。ここで、認証パスワード702とは、利用者IDに対応して付与されたパスワードである。
ボタン1105は、利用者ID1103と認証パスワードを入力終了後、認証処理に進むために押下するボタンである。
【0035】
図11は、図1に示した画像形成装置100が備える操作部133に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。本例は、コンビニ設置MFPがネットワークエラーなどの障害でサービスを利用することができない場合に表示するための表示画面1200に対応する。
図11において、ボタン1201は、表示画面500に遷移するためのボタンである。
【0036】
図12は、本実施形態を示す画像形成装置における選択画面表示制御の一例を示すフローチャートである。本例は、登録企業利用者と通常登録利用者が利用可能なサービスに応じた選択画面を表示する処理例である。なお、S1301〜S1327は各ステップを示す。また、各ステップは、CPU130がROM131、ハードディスク137に記憶された制御プログラムをRAM132にロードして実行することで実現される。また、ジョブログ情報を格納する処理はROM131のプログラムに基づいて実行し、RAM132をワークメモリとして使用する。以下、認証された利用者が第1〜第3のグループのいずれに属する利用者であるかを判定し、その時点におけるカウンタ登録サーバ106との通信状態を判定して、サービスの提供を制御する場合について説明する。なお、ここで、第1のグループとは、利用者が登録企業ユーザの場合に対応し、第2のグループとは、利用者が一般登録ユーザの場合に対応し、第3のグループとは、コインベンダ170を利用するユーザに対応する。なお、グループ数は、これに限定されず、他の利用者を含める構成としてもよい。以下、本実施形態に示す画像形成システムにおけるサービス処理について詳述する。
【0037】
まず、S1301で、CPU130は、操作部133に表示される表示画面500で利用者により選択される通常登録利用者または登録企業利用者を受け付ける。次に、S1302で、CPU130は、受け付けた利用者が通常登録利用者であるかどうかを判断する。ここで、受け付けた利用者が通常登録利用者であるとCPU130が判断した場合は、S1303で、CPU130はネットワークが使用可能な状態であるかどうかを確認して、S1304に進む。なお、S1302でCPU130が実行するユーザの判定処理を第1の判定処理と称し、S1304、S1313、S1325等で実行される通信情報の判定処理を第2の判定処理と称する。
【0038】
一方、S1302で、受け付けた利用者が登録企業利用者であるとCPU130が判断した場合(登録企業利用者)は、S1312で、CPU130はネットワークが使用可能な状態であるかどうかを確認して、S1313に進む。
一方、S1302で、受け付けた利用者がコインベンダ利用者であるとCPU130が判断した場合(コインベンダ利用者)は、S1324で、CPU130はネットワークが使用可能な状態であるかどうかを確認して、S1325に進む。
そして、S1304では、S1303で確認したネットワークのチェック結果が正常(OK)であるかをCPU130が判断する。ここで、ネットワークのチェック結果が正常(OK)であるとCPU130が判断した場合は、S1305へ進む。そして、S1305で、CPU130は、操作部133に図10に示したID入力画面である表示画面1100を表示する。そして、CPU130は、利用者からのID及び認証パスワードを受け付けて、登録されたID及び認証パスワードに一致するかを照合する認証処理を行う。
【0039】
一方、S1304で、ネットワークのチェック結果が異常(NG)であるとCPU130が判断した場合は、S1311へ進み、CPU130は操作部133に図11に示した表示画面1200を表示し、本処理を終了する。
S1305では、認証処理実行後、S1306で、認証入力のパラメータに誤入力がないかをCPU130が判断する。ここで、S1305で入力されたパラメータに誤入力がないとCPU130が判断した場合は、S1307へ進み、CPU130は、カウンタ登録サーバ106と認証処理を行い、S1308に進む。
一方、S1306において、パラメータに誤入力があるとCPU130が判断した場合は、S1305へ戻り、認証処理を実行する。
【0040】
そして、S1308で、S1307における認証処理を実行後、カウンタ登録サーバ106との認証処理結果がエラーであるかどうかをCPU130が判断する。ここで、カウンタ登録サーバ106との認証処理結果が正常でエラーではないとCPU130が判断した場合、S1309へ進む。
そして、S1309で、CPU130は、操作部133に図8に示したご利用サービス選択画面となる表示画面800を表示して、本処理を終了する。
【0041】
一方、S1308において、カウンタ登録サーバ106との認証処理結果が異常でエラーであるとCPU130が判断した場合、図示しない認証エラー画面を操作部133に表示して、本処理を終了する。
一方、S1302からS1312へ進んだ場合(利用者が登録企業ユーザであると判断した場合)は、S1313で、S1312で確認したネットワークのチェック結果が正常(OK)であるかをCPU130が判断する。ここで、ネットワークのチェック結果が正常(OK)であるとCPU130が判断した場合は、S1314へ進む。
そして、S1314で、CPU130は、操作部133に図7に示したID入力画面である表示画面700を表示する。そして、CPU130は、利用者からのID及び認証パスワードを受け付けて、登録されたID及び認証パスワードに一致するかを照合する認証処理を行う。
【0042】
そして、S1315で、認証処理を実行した後、認証入力のパラメータに誤入力があり認証結果がエラーであるかないかをCPU130が判断する。ここで、パラメータに誤入力がなく、認証結果がOKであると判断した場合は、S1316へ進み、CPU130は、コンビニ設置MFPと認証処理を行い、S1317に進む。
一方、S1315において、パラメータに誤入力がありエラーであるとCPU130と判断した場合は、再度S1314を実行する。
そして、S1317で、S1316における認証処理後、コンビニ設置MFPとの認証処理結果とが一致しないエラーであるかをCPU130が判断する。ここで、コンビニ設置MFPとの認証処理結果が正常でエラーではないとCPU130が判断した場合、S1318へ進み、操作部133に図8に示した表示画面800を表示し、本処理を終了する。
【0043】
一方、S1317において、コンビニ設置MFPとの認証処理結果が異常でエラーであるとCPU130が判断した場合、S1310へ進み、図示しない認証エラー画面を操作部133に表示して、本処理を終了する。
一方、S1313で、S1312で確認したネットワークのチェック結果がエラーであるとCPU130が判断した場合は、S1319へ進む。そして、S1319で、CPU130は、操作部133に図7に示したID入力画面である表示画面700を表示する。そして、CPU130は、利用者からのID及び認証パスワードを受け付けて、登録されたID及び認証パスワードに一致するかを照合する認証処理を行う。このように本実施形態では、利用者が企業登録ユーザである場合は、画像形成装置100が現在カウンタ登録サーバ106と通信可能な状態であるか否かに関わらず企業登録ユーザからの要求に対応するサービスを提供する制御を行う。
【0044】
そして、S1320で、認証処理を実行した後、認証入力のパラメータに誤入力があり認証結果がエラーであるかないかをCPU130が判断する。ここで、パラメータに誤入力がなく、認証結果がOKであると判断した場合は、S1321へ進み、CPU130は、コンビニ設置MFPと認証処理を行い、S1322に進む。
一方、S1320において、パラメータに誤入力があると判断した場合(YES)は、再度S1319を実行する。
【0045】
また、S1322において、コンビニ設置MFPとの認証処理結果が正常でエラーではないとCPU130が判断した場合(NO)、S1323で、CPU130は、表示画面900を操作部133に表示し、本処理を終了する。
一方、S1322において、コンビニ設置MFPとの認証処理結果が異常でエラーであるとCPU130が判断した場合(YES)、S1310で、図示しない認証エラー画面を操作部133に表示し、本処理を終了する。
【0046】
一方、S1302からS1324へ進んだ場合は、S1325で、S1324で確認したネットワークのチェック結果が正常(OK)であるかをCPU130が判断する。ここで、ネットワークのチェック結果が正常(OK)であるとCPU130が判断した場合は、S1326へ進む。そして、S1326で、CPU130は、操作部133に図8に示したID入力画面である表示画面800を表示する。
一方、S1325において、ネットワークのチェック結果が異常であるとCPU130が判断した場合(NG)は、S1327へ進み、CPU130は表示画面900を操作部133に表示し、本処理を終了する。
【0047】
図13は、図1に示した画像形成装置100で管理されるログ情報のメモリマップを説明する図である。本例は、コンビニに設置される画像形成装置100の登録企業カウンタとコインベンダカウンタがメモリに対して三重にバックアップで格納されている領域1400の状態を示している。つまり、同一の登録企業に対してカウンタの情報を3つのメモリでバックアップし、何らかのトラブルでいずれかが一致しない状況になっても、自動的に整合させることができるように構成されている。
図13において、コンビニ設置MFPの内部でカウンタを持つ利用者は、登録企業Aの利用者1401と登録企業Bの利用者1421と登録企業Cの利用者1441と登録企業Dの利用者1461の登録企業利用者とコインベンダの利用者1481である。
【0048】
なお、登録企業は、画像形成装置100が本体に備える不揮発性の記憶装置で割り当て可能なメモリサイズの制限上、限られた数の管理しかできないことを示している。
1402、1403、1404は、登録企業Aで認証された登録企業利用者がコピーサービス白黒(ラージ)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1405、1406、1407は、登録企業Aで認証された登録企業利用者がコピーサービス白黒(スモール)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
【0049】
1408、1409、1410は、登録企業Aで認証された登録企業利用者がコピーサービスカラー(ラージ)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1411、1412、1413は、登録企業Aで認証された登録企業利用者がコピーサービスカラー(スモール)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1414、1415、1416は、登録企業Aで認証された登録企業利用者がFAX(ノーマル)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
【0050】
1417、1418、1419は、登録企業Aで認証された登録企業利用者がFAX(ファイン)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1422、1423、1424は、登録企業Bで認証された登録企業利用者がコピーサービス白黒(ラージ)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1425、1426、1427は、登録企業Bで認証された登録企業利用者がコピーサービス白黒(スモール)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
【0051】
1428、1429、1430は、登録企業Bで認証された登録企業利用者がコピーサービスカラー(ラージ)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1431、1432、1433は、登録企業Bで認証された登録企業利用者がコピーサービスカラー(スモール)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1434、1435、1436は、登録企業Bで認証された登録企業利用者がFAX(ノーマル)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
【0052】
1437、1438、1439は、登録企業Bで認証された登録企業利用者がFAX(ファイン)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1442、1443、1444は、登録企業Cで認証された登録企業利用者がコピーサービス白黒(ラージ)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1445、1446、1447は、登録企業Cで認証された登録企業利用者がコピーサービス白黒(スモール)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
【0053】
1448、1449、1450は、登録企業Cで認証された登録企業利用者がコピーサービスカラー(ラージ)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1451、1452、1453は、登録企業Cで認証された登録企業利用者がコピーサービスカラー(スモール)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1454、1455、1456は、登録企業Cで認証された登録企業利用者がFAX(ノーマル)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
【0054】
1457、1458、1459は、登録企業Cで認証された登録企業利用者がFAX(ファイン)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1462、1463、1464は、登録企業Dで認証された登録企業利用者がコピーサービス白黒(ラージ)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1465、1466、1467は、登録企業Dで認証された登録企業利用者がコピーサービス白黒(スモール)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
【0055】
1468、1469、1470は、登録企業Dで認証された登録企業利用者がコピーサービスカラー(ラージ)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1471、1472、1473は、登録企業Dで認証された登録企業利用者がコピーサービスカラー(スモール)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1474、1475、1476は、登録企業Dで認証された登録企業利用者がFAX(ノーマル)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
【0056】
1477、1478、1479は、登録企業Dで認証された登録企業利用者がFAX(ファイン)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1482、1483、1484は、コインベンダ利用者がコピーサービス白黒(ラージ)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1485、1486、1487は、コインベンダ利用者がコピーサービス白黒(スモール)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
【0057】
1488、1489、1490は、コインベンダ利用者がコピーサービスカラー(ラージ)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1491、1492、1493は、コインベンダ利用者がコピーサービスカラー(スモール)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1494、1495、1496は、コインベンダ利用者がFAX(ノーマル)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
1497、1498、1499は、コインベンダ利用者がFAX(ファイン)を利用したときにカウントアップされるカウンタである。
【0058】
図14は、本実施形態を示す画像形成装置におけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本例は、コンビニ設置MFPをコピー処理が両面プリントと片面プリントによってカウンタのカウンタアップの処理例である。なお、S1501〜S1519は各ステップを示す。また、各ステップは、CPU130がROM131、ハードディスク137に記憶された制御プログラムをRAM132にロードして実行することで実現される。
また、利用者が登録企業利用者の場合、登録企業カウンタをカウントアップする処理は、CPU130がROM131のプログラムに基づいて実行し、RAM132をワークメモリとして使用する。
【0059】
まず、S1501で、スキャナ134が操作者によりセットされた原稿をスキャンする。次に、S1502で、CPU130は、スキャナ134がスキャンした情報に対して、操作者により選択された印刷方法が片面プリントであるか両面プリントであるかを判断する。ここで、印刷方法が片面プリントであるとCPU130が判断した場合(片面プリント)は、S1503で、給紙される用紙の表面にプリントを行い、S1504に進む。
一方、S1502において、印刷方法が両面プリントであるCPU130が判断した場合(両面プリント)は、S1509へ進み、給紙される用紙の表面に表面プリントを行う。
【0060】
S1503では、表面のプリントを実行した後、S1504で、処理した表面のプリントの実行中にJAMが発生したかをCPU130が給紙センサ等の情報から判断する。ここで、JAMが発生したとCPU130が判断した場合(YES)、S1503に戻りJAMを起こした原稿のプリント処理を再度実行する。
【0061】
一方、S1504において、JAMが発生していないとCPU130が判断した場合(NO)、S1505で、利用者が登録利用者であるかをCPU130が登録者情報に基づいて判断する。ここで、登録利用者であるとCPU130が判断した場合(YES)、S1506で、CPU130は、該当サービスのメモリを1だけカウントアップする処理を実行し、S1507に進む。
一方、S1505において、登録企業利用者など登録利用者でないとCPU130が判断した場合(NO)、S1508で、カウントアップ処理を実行し、S1507に進む。
【0062】
そして、S1507において、全ページ分のプリントが終了したかをCPU130が判断する。ここで、全ページ分のプリントが終了していないとCPU130が判断した場合(NO)、S1503に進み、次の原稿のプリント処理を実行する。
一方、S1507において、全ページ分のプリントが終了したとCPU130が判断した場合(YES)、S1517へ進み、ログアウトを実行し、S1518に進む。
【0063】
一方、両面プリントの場合、S1509を実行した後、S1510で、処理した表面のプリントの実行にJAMが発生したかをCPU130が給紙センサ等の情報から判断する。ここで、JAMが発生したとCPU130が判断した場合(YES)、S1509に戻りJAMを起こした原稿のプリント処理を再度実行する。
一方、S1510において、JAMが発生していないとCPU130が判断した場合(NO)、S1511へ進み、用紙の裏面にプリントを行い、S1512に進む。
【0064】
そして、S1512で、処理した裏面のプリントの実行中にJAMが発生したかをセンサ等の情報からCPU130が判断する。ここで、JAMが発生したとCPU130が判断した場合(YES)、S1509に戻り、表面のプリント処理から再度実行する。
一方、S1512において、JAMが発生していないと判断した場合(NO)、S1513で、利用者が登録利用者であるかをCPU130が登録者情報に基づいて判断する。ここで、S1513において、登録利用者であるとCPU130が判断した場合(YES)、S1514で、CPU130は、該当サービスのメモリを「2」だけカウントアップする処理を実行し、S1516に進む。
【0065】
一方、S1513において、登録企業利用者など登録利用者でないとCPU130が判断した場合(NO)、S1515で、CPU130は、1カウントアップ処理を実行し、S1516に進む。
そして、S1516において、全ページ分のプリントが終了したかをCPU130が判断する。ここで、全ページ分のプリントが終了していないとCPU130が判断した場合(NO)、S1509に戻り、次の原稿のプリント処理を実行する。
【0066】
一方、S1516において、全ページ分のプリントが終了したとCPU130が判断した場合(YES)、S1517へ進み、CPU130はログアウトを実行し、S1518に進む。
そして、S1518で、利用者が登録利用者であるかをCPU130が判断する。ここで、利用者が登録利用者であるとCPU130が判断した場合(YES)、S1519で、CPU130は、カウンタ登録サーバ106に対して、登録要求処理を実行し、本処理を終了する。
一方、S1518で、利用者が登録利用者でないとCPU130が判断した場合(YES)、本処理を終了する。
【0067】
図15は、本実施形態を示す画像形成装置におけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本例は、コンビニ設置MFPをコピー処理が両面プリントと片面プリントによるカウンタのカウンタアップの処理例である。なお、S1601〜S1626は各ステップを示す。また、各ステップは、CPU130がROM131、ハードディスク137に記憶された制御プログラムをRAM132にロードして実行することで実現される。以下、コンビニ設置MFPで用意したカウンタのカウントアップが、利用者と実施したサービスの条件によって異なる例を説明する。
【0068】
なお、登録企業のカウンタをカウントアップしたり更新したりする処理はROM131のプログラムに基づいて実行し、RAM132をワークメモリとして使用する。
まず、S1601で、CPU130は、利用者の登録企業が登録企業Aであるかを判断する。ここで、登録企業が登録企業AであるとCPU130が判断した場合、S1602で、変数iに「0」を設定し、S1610に進む。
【0069】
一方、S1601において、利用者の登録企業が登録企業AではないとCPU130が判断した場合、S1603で、登録企業が登録企業BであるかをCPU130が判断をする。ここで、登録企業が登録企業BであるとCPU130が判断した場合、変数iに「20」を設定し、S1610に進む。
一方、S1603において、利用者の登録企業が登録企業BではないとCPU130が判断した場合、S1605で、登録企業が登録企業CであるかをCPU130が判断する。ここで、登録企業が登録企業CであるとCPU130が判断した場合、変数iに「40」を設定し、S1610に進む。
【0070】
一方、S1605において、利用者の登録企業が登録企業CではないとCPU130が判断した場合、S1607で、登録企業が登録企業DであるかをCPU130が判断する。ここで、登録企業が登録企業DであるとCPU130が判断した場合、S1608で、変数iに「60」を設定し、S1610に進む。
一方、S1607において、登録企業が登録企業DではないとCPU130が判断した場合、S1609で、CPU130は、変数iに「80」を設定し、S1610に進む。
【0071】
そして、S1610において、実行したサービスがコピーであるかFAXであるかをCPU130が判断する。ここで、実行したサービスがコピーであるとCPU130が判断した場合(コピー)、S1611で、印刷方法が片面プリントであるか両面プリントであるかをCPU130が判断する。
一方、S1610において、実行したサービスがFAXであるとCPU130が判断した場合(FAX)、S1622へ進み、FAX方法がノーマルであるかファインであるかをCPU130が判断する。
【0072】
S1611において、実行したサービスが片面プリントであるとCPU130が判断した場合(片面)、さらに、S1612で、コピー方法が白黒スモールであるのか、白黒ラージであるのかをCPU130が判断する。
一方、S1611において、実行したサービスが両面プリントであるCPU130がと判断した場合(両面)、S1617へ進む。そして、S1617で、コピー方法が白黒スモールであるのか、白黒ラージであるのか、カラーラージであるのか、カラースモールであるのかをCPU130が判断する。
【0073】
そして、S1612において、コピー方法が白黒(ラージ)であるとCPU130が判断した場合、S1613へ進み、白黒(ラージ)のためのカウンタ1402に変数iを加算した値を「1」カウントアップする。同様に、CPU130は、カウンタ1403、1404にそれぞれ変数iを加算した値を「1」カウントアップして、S1625に進む。なお、本実施形態では、S1613〜S1616,S1618〜S1624において、各コピー方法毎に3つのカウンタを保持しているので、それぞれ3つのカウンタに対して、同様のカウントアップ処理を行う。
一方、S1612において、コピー方法が白黒(スモール)であるとCPU130が判断した場合、S1614へ進む。
【0074】
そして、S1614で、白黒(スモール)のためのカウンタ1405に変数iを加算した値を「1」カウントアップする。同様に、白黒(スモール)のためのカウンタ1406に変数iを加算した値を「1」カウントアップする。さらに、白黒(スモール)のためのカウンタ1407に変数iを加算した値を「1」カウントアップして、S1625に進む。
一方、S1612において、コピー方法がカラー(ラージ)であるとCPU130が判断した場合、S1615で、カラー(ラージ)のためのカウンタ1408に変数iを加算した値を「1」カウントアップする。同様に、CPU130は、カラー(ラージ)のためのカウンタ1409、1410、にそれぞれ変数iを加算した値を「1」カウントアップする。
【0075】
一方、S1612において、コピー方法がカラー(スモール)であるとCPU130が判断した場合、S1616で、カラー(スモール)のためのカウンタ1411に変数iを加算した値を「1」カウントアップする。同様に、CPU130は、カラー(スモール)のためのカウンタ1412、1413、にそれぞれ変数iを加算した値を「1」カウントアップする。
S1617において、コピー方法が白黒(ラージ)であるとCPU130が判断した場合、S1618へ進む。そして、S1618で、白黒(ラージ)のためのカウンタ1402に変数iを加算した値を「2」カウントアップする。同様に、CPU130は、カウンタ1403、1404にそれぞれ変数iを加算した値を「2」カウントアップして、S1625に進む。
【0076】
一方、S1617において、コピー方法が白黒(スモール)であるとCPU130が判断した場合、S1619へ進む。
そして、S1619で、白黒(スモール)のためのカウンタ1405に変数iを加算した値を「2」カウントアップする。同様に、白黒(スモール)のためのカウンタ1406に変数iを加算した値を「2」カウントアップする。さらに、白黒(スモール)のためのカウンタ1407に変数iを加算した値を「2」カウントアップして、S1625に進む。
一方、S1617において、コピー方法がカラー(ラージ)であるとCPU130が判断した場合、S1620で、カラー(ラージ)のためのカウンタ1408に変数iを加算した値を「2」カウントアップする。同様に、CPU130は、カラー(ラージ)のためのカウンタ1409、1410、にそれぞれ変数iを加算した値を「2」カウントアップして、S1625に進む。
【0077】
一方、S1617において、コピー方法がカラー(スモール)であるとCPU130が判断した場合、S1621で、カラー(スモール)のためのカウンタ1411に変数iを加算した値を「2」カウントアップする。同様に、CPU130は、カラー(スモール)のためのカウンタ1412、1413、にそれぞれ変数iを加算した値を「2」カウントアップして、S1625に進む。
S1622において、FAX方法がノーマルであるとCPU130が判断した場合、S1623へ進む。そして、S1623で、CPU130は、FAX(ノーマル)のためのカウンタ1414、1415、1416に変数iを加算した値をそれぞれ「1」カウントアップして、S1625に進む。
【0078】
一方、S1622において、FAX方法がファインであるとCPU130が判断した場合、S1624へ進む。そして、S1624で、FAX(ファイン)のためのカウンタ1417、1418、1419に変数iを加算した値をそれぞれ「1」カウントアップして、S1625に進む。
S1625において、CPU130は、後述する三重バックアップカウンタ整合性チェック処理を行う。そして、S1626で、CPU130は、ログ追加処理を行い、本処理を終了する。
【0079】
図16は、本実施形態を示す画像形成装置におけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本例は、図15に示したS1625の三重バックアップされる各カウンタの整合性をチェックする処理例である。なお、S1701〜S1705は各ステップを示す。また、各ステップは、CPU130がROM131、ハードディスク137に記憶された制御プログラムをRAM132にロードして実行することで実現される。以下、コンビニ設置MFPで用意した各カウンタの整合性をチェックし、必要であるならば復旧する処理を説明する。尚、登録企業のカウンタをカウントアップする処理はROM131のプログラムに基づいて実行し、RAM132をワークメモリとして使用する。
まず、S1701で、CPU130は、三重バックアップしたカウンタが全て同じであるかの整合性チェックを行う。そして、S1702で、整合性チェックの結果をCPU130が判断する。ここで、S1702において、整合性チェックは問題ないとCPU130が判断した場合(OK)、本処理を終了する。
【0080】
一方、S1702において、整合性チェックに問題があるとCPU130が判断した場合(NG)、S1703へ進み、CPU130は復旧可能であるかを判断する。ここで、復旧可能であるとCPU130が判断した場合(OK)、S1704へ進み、CPU130は、整合性が正しいカウンタから整合性が誤っているカウンタに情報をコピーし情報復旧を行い、本処理を終了する。ここで、復旧可能とは、3つのカウンタのうち、2つのカウンタの値が等しい場合であり、3つのカウンタがそれぞれ異なる値を示している場合は、CPU130は復旧不可能と判断する。
一方、S1703において、復旧不可能であるとCPU130が判断した場合(NG)、S1705で、CPU130は、サービスが続行できないのでサービス停止処理を行い、本処理を終了する。
【0081】
図17は、図1に示した画像形成装置100におけるカウンタ整合処理例を説明する図である。本例は、S1701のコンビニ設置MFPの三重にバックアップされるカウンタの整合性チェックにおいて、カウンタの情報が復旧されるときの状態に表示している。
図17において、カウンタとして、白黒(ラージ)のカウンタ1801、カウンタ1802とカウンタ1803が存在する。また、現在、白黒(ラージ)のためのカウンタ1801とカウンタ1802は、「371977」が設定されていることを示している。また、白黒(ラージ)のためのカウンタ1803は、「371975」が設定されていることを示している。つまり、現在のカウンタには、白黒(ラージ)のための1803は、白黒(ラージ)のカウンタ1801と白黒(ラージ)の1802とは違う値が設定されている。
【0082】
上述した整合性チェックは、CPU130が三重にバックアップされるカウンタにより管理されているカウンタの値に違いがあるかの検出を行うチェックである。ここで、CPU130がチェックでカウンタ値に違いを検出した時、同じ値をより多く持つカウンタ1801とカウンタ1802のカウンタの値から、カウンタ1803にカウンタ値がコピーされる。
また、カウンタ1804とカウンタ1805とカウンタ1806は、カウンタ1801とカウンタ1802とカウンタ1803のカウント値の復旧後のカウンタの状態を示している。つまり、上記整合性をチェックする処理を実行することにより、カウンタ1804、1805、1806は、いずれも、「371977」が設定されているように整合されること示している。
ここで、「371977」は、白黒(ラージ)のためのカウンタ1801とカウンタ1802に設定されているカウント値である。
本実施形態によれば、各コピー方式に毎に3つのカウンタを用いてカウント値が三重にバックアップされる処理を実行するので、いずれのカウンタのカウント値が異なる値を示しても同じ値に整合化することが可能になる。
【0083】
図18は、図1に示したカウンタ登録サーバ106に登録される情報の一例を示す図である。本例は、コンビニ設置MFPが提供するサービスを登録利用者が使用したときに、カウンタ登録サーバに登録する情報を示した登録要求情報1900に対応する。
図18において、項目1901は、登録情報にシリアルNOを持つことを示している。項目1902は、項目1901の値を示している。項目1903は、登録情報にユーザIDを持つことを示している。項目1904は、項目1903の値を示している。項目1905は、登録情報にユーザパスワードを持つことを示している。項目1906は、項目1905の値を示している。項目1907は、登録情報にサービス提供時間を持つことを示している。項目1908は、項目1907の値を示している。
項目1909は、登録情報にサービス内容を持つことを示している。項目1910は、項目1909の値を示している。項目1911は、登録情報にカウントアップ数を持つことを示している。項目1912は、項目1911の値を示している。
【0084】
図19は、本実施形態を示す画像形成装置におけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本例は、図1に示したコンビニ設置MFPが提供するサービスを登録利用者が使用したときに、カウンタ登録サーバに送信する処理例である。なお、S2001〜S2019は各ステップを示す。また、各ステップは、CPU130がROM131、ハードディスク137に記憶された制御プログラムをRAM132にロードして実行することで実現される。尚、登録企業カウンタをカウントアップする処理はROM131のプログラムに基づいて実行し、RAM132をワークメモリとして使用する。
まず、S2001で、CPU130は、シリアルNOの情報を項目1902に設定する。そして、S2002で、CPU130は、ユーザIDの情報を項目1904に設定する。次に、S2003で、CPU130は、ユーザパスワードの情報を項目1906に設定する。そして、S2004で、CPU130は、サービス提供日の情報を項目1908に設定する。
【0085】
次に、S2005、S2007、S2009、S2011、S2013、S2015で、CPU130は、実行したサービス内容を判断する。S2005において、実行したサービス内容がコピー白黒(ラージ)であるとCPU130が判断した場合、S2006へ進み、CPU130は、サービス内容の情報が「1」となるように設定し、項目1910に設定して、S2017に進む。
一方、S2005で、実行したサービス内容がコピー白黒(ラージ)でないとCPU130が判断した場合、S2007へ進む。
【0086】
そして、S2007で、サービス内容が白黒(スモール)であるとCPU130が判断した場合は、S2008へ進む。
そして、S2008で、サービス内容の情報が「2」となるように設定し、項目1910に設定して、S2017に進む。
【0087】
一方、S2007で、実行したサービス内容がコピー白黒(スモール)でないとCPU130が判断した場合、S2009へ進む。
そして、S2009で、サービス内容がカラー(ラージ)であるとCPU130が判断した場合は、S2010でサービス内容の情報が「3」となるように設定し、項目1910に設定して、S2017に進む。
【0088】
一方、S2009で、実行したサービス内容がカラー(ラージ)でないとCPU130が判断した場合、S2011へ進む。
そして、S2011で、サービス内容がカラー(スモール)であるとCPU130が判断した場合は、S2012でサービス内容の情報が「4」となるように設定し、項目1910に設定して、S2017に進む。
【0089】
一方、S2011で、実行したサービス内容がカラー(スモール)でないとCPU130が判断した場合、S2013へ進む。
そして、S2013で、サービス内容がFAX(ノーマル)であるとCPU130が判断した場合は、S2014でサービス内容の情報が「5」となるように設定し、項目1910に設定して、S2017に進む。
一方、S2013で、実行したサービス内容がFAX(ノーマル)でないとCPU130が判断した場合、S2015へ進む。
【0090】
そして、S2015で、サービス内容がFAX(ファイン)であるとCPU130が判断した場合は、S2016でサービス内容の情報が「6」となるように設定し、項目1910に設定して、S2017に進む。
そして、S2017において、CPU130は、カウントアップ数の情報を項目1912に設定する。次に、S2018で、カウンタ登録サーバ106へ登録要求情報1900を送信する。
【0091】
次に、S2019で、CPU130は、登録要求情報1900に対する送信処理がカウンタ登録サーバ106で正常に終了したかどうかを判断する。ここで、カウンタ登録サーバ106からの応答がエラーであるとCPU130が判断した場合は、S2018に戻り、再度、カウンタ登録サーバ106に対して、登録要求情報1900を送信する。
一方、S2019で、送信処理が正常であるとCPU130が判断した場合(NO)、本処理を終了する。
【0092】
図20は、図1に示した画像形成装置100からカウンタ登録サーバ106に送信される登録要求情報2100の一例を示す図である。本例は、図1に示したコンビニ設置MFPにおいて、カウンタ登録サーバ106に登録企業のカウンタを登録する情報を示した登録要求情報2100の例である。
図20において、項目2101は、登録情報にシリアルNOを持つことを示している。項目2102は、項目2101の値を示している。項目2103は、登録情報に登録企業IDを持つことを示している。
項目2104は、項目2103に示す登録企業IDの値を示している。項目2105から項目2120は、項目2104に示された登録企業IDについての情報である。項目2105は、登録情報に認証パスワードを持つことを示している。項目2106は、項目2105に示す認証パスワードの値を示している。
項目2107は、登録情報に情報収集時間を持つことを示している。項目2108は、項目2107に示す情報収集時間の値を示している。項目2109は、登録情報にコピー白黒(ラージ)のカウント数を持つことを示している。項目2110は、項目2109に示すカウント数の値を示している。
【0093】
項目2111は、登録情報にコピー白黒(スモール)のカウント数を持つことを示している。項目2112は、項目2111に示すカウント数の値を示している。
項目2113は、登録情報にコピーカラー(ラージ)のカウント数を持つことを示している。項目2114は、項目2113に示すカウント数の値を示している。
【0094】
項目2115は、登録情報にコピーカラー(スモール)のカウント数を持つことを示している。項目2116は、項目2115に示すカウント数の値を示している。項目2117は、登録情報にFAX(ノーマル)のカウント数を持つことを示している。
項目2118は、項目2117に示すカウント数の値を示している。項目2119は、登録情報にFAX(ファイン)のカウント数を持つことを示している。項目2120は、項目2119に示すカウント数の値を示している。
項目2121から項目2138は、項目2122に示された登録企業IDについての情報であり、項目2103から項目2120に示した情報と同じ内容を示している。項目2139から項目2156は、項目2140に示された登録企業IDについての情報であり、項目2103から項目2120に示した情報と同じ内容を示している。
【0095】
項目2157から項目2174は、項目2158に示された登録企業IDについての情報であり、項目2103から項目2120に示した情報と同じ内容を示している。
項目2175から項目2192は、コインベンダについての情報であり、項目2103から項目2120に示した情報と同じ内容を示している。
【0096】
図21は、本実施形態を示す画像形成装置におけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本例は、図1に示したコンビニ設置MFPが提供するサービスを登録企業利用者が利用した状況を示すカウンタを定期的にカウンタ登録サーバに送信する処理例である。なお、S2201〜S2215は各ステップを示す。また、各ステップは、CPU130がROM131、ハードディスク137に記憶された制御プログラムをRAM132にロードして実行することで実現される。なお、CPU130が登録企業カウンタをカウントアップする処理はROM131のプログラムに基づいて実行し、RAM132をワークメモリとして使用する。
まず、S2201で、CPU130は、変数iに「0」を設定する。次に、S2202で、CPU130はシリアルNOの情報を項目2102に設定する。そして、S2203で、CPU130は、コンビニ設置MFPで管理している登録企業のカウンタとコインベンダ170のカウンタを設定し終えたかを判断する。ここで、設定し終えていないとCPU130が判断した場合(NO)、S2204に進む。
一方、S2203で、設定し終えているとCPU130が判断した場合(YES)と判断した場合、S2214に進む。
そして、S2204において、CPU130は、登録企業IDの情報を項目2104に設定する。次に、S2205において、CPU130は、認証パスワードを項目2106に設定する。
次に、S2206で、CPU130は、情報収集時間の情報を項目2108に設定する。そして、S2207で、CPU130は、コピー白黒(ラージ)カウント数の情報を項目2110に設定する。
【0097】
次に、S2208で、CPU130は、コピー白黒(スモール)カウント数の情報を項目2112に設定する。次に、CPU130は、コピーカラー(ラージ)カウント数の情報を項目2114に設定する。
次に、S2210で、CPU130は、コピーカラー(ラージ)カウンタのカウント数を項目2116に設定する。次に、S2211で、CPU130は、FAX(ノーマル)カウンタのカウント数を項目2118に設定する。
次に、S2212で、FAX(ファイン)カウンタのカウント数を項目2120に設定する。そして、S2213で、CPU130は変数iを「1」インクリメントした後、S2203に戻る。
【0098】
一方、S2214において、CPU130は、ネットワークを通じてカウンタ登録サーバ106へ登録要求情報2100を送信する。次に、S2215で、カウンタ登録サーバ106に対する登録要求情報2100の送信がエラーとなっているかどうかをCPU130が確認する。ここで、カウンタ登録サーバ106に対する登録要求情報2100の送信がエラーとなっているとCPU130が判断した場合は、S2214へ戻り、カウンタ登録サーバ106に対する登録要求情報2100の送信を繰り返す。
一方、S2215で、カウンタ登録サーバ106に対する登録要求情報2100の送信がエラーとならずに正常であるとCPU130が判断した場合は、本処理を終了する。
【0099】
図22、図23は、図1に示したカウンタ登録サーバ106が画像形成装置100から受信した登録情報の一例を示す図である。本例は、登録企業に設置してある登録企業に設置される画像形成装置104から受け取った登録要求情報2300、2400の例である。なお、図20と同一のものには同じ符号を付して説明を省略する。
図22において、登録要求情報2300は、図20の登録要求情報2100で示した情報形式と同じである。項目2108で示してある通り、2007年11月2日11時20分30秒に画像形成装置104で収集したカウンタをカウンタ登録サーバで受け取ったことを示している。
図23に示す登録要求情報は、項目2108で示してある通り、2007年10月2日11時20分30秒に画像形成装置104で収集したカウンタをカウンタ登録サーバ106で受け取ったことを示している。また、登録要求情報2300は、登録要求情報2400の送信後初めて取得した情報とする。
【0100】
図24は、図1に示した画像形成装置100からカウンタ登録サーバ106に送信される登録要求情報2100の一例を示す図である。本例は、図1に示したコンビニ設置MFPにおいて、カウンタ登録サーバ106に登録企業のカウンタを登録するための登録要求情報2500の例である。
図23において、登録要求情報2400は、図20の登録要求情報2100で示した情報形式と同じである。
図24に示す登録要求情報2500は、図20の登録要求情報2100で示した情報形式と同じである。また、登録要求情報2500は、登録要求情報2100の送信後初めて取得した情報とする。
【0101】
図25は、図1に示したカウンタ登録サーバ106が管理するカウンタの一例を示す図である。本例は、登録企業設置MFPからのカウンタとコンビニ設置MFPから取得する2種類のMFPカウンタの合計を記憶するある登録企業のために用意されたメモリ領域2600の例である。本実施形態では、メモリ領域2600をハード355に確保して管理する場合について説明するが、他の不揮発性メモリであってもよい。
図25において、項目2601は、領域2607と領域2613と領域2619がコピー白黒(ラージ)のカウンタについて扱っていることを示している。項目2602は、領域2608と領域2614と領域2620がコピー白黒(スモール)のカウンタについて扱っていることを示している。項目2603は、領域2609と領域2615と領域2621がコピーカラー(ラージ)のカウンタについて扱っていることを示している。
項目2604は、領域2610と領域2616と領域2622がコピーカラー(スモール)のカウンタについて扱っていることを示している。項目2605は、領域2611と領域2617と領域2623がFAX(ノーマル)のカウンタについて扱っていることを示している。項目2606は、領域2612と領域2618と領域2624がFAX(ファイン)のカウンタについて扱っていることを示している。
【0102】
項目2625は、領域2607と領域2608と領域2609と領域2610と領域2611と領域2612が登録企業設置MFPのカウンタについて扱っていることを示している。
項目2626は、領域2613と領域2614と領域2615と領域2616と領域2617と領域2618がコンビニ設置MFPのカウンタについて扱っていることを示している。
項目2627は、領域2619と領域2620と領域2621と領域2622と領域2623と領域2624が登録企業設置MFPとコンビニ設置MFPのカウンタの合計について扱っていることを示している。
【0103】
図26は、本実施形態を示す管理装置におけるデータ処理例を説明するフローチャートである。本例は、カウンタ登録サーバ106において、ある登録企業について、登録企業設置MFPとコンビニ設置MFPから前回集計した時からのサービス使用数をカウンタにより集計する例である。なお、S2701〜S2735は各ステップを示す。また、各ステップは、CPU351がROM352、ハードディスク355に記憶された制御プログラムをRAM353にロードして実行することで実現される。
なお、ジョブログ情報を格納する処理はCPU351がROM352のプログラムに基づいて実行し、RAM353をワークメモリとして使用する。
【0104】
また、登録企業設置MFPから前回収集した登録情報を登録要求情報2400とし、今回収集した登録情報を登録要求情報2300としている。また、コンビニ設置MFPから前回収集した登録情報を登録要求情報2100とし、今回収集した登録情報を登録要求情報2500としている。
まず、S2701で、CPU351は、カウンタを集計したい登録企業の指定を行う。そして、S2702で、登録企業設置MFPからの登録で収集した未集計のカウンタ登録サーバ106に対する登録要求情報があるかをCPU351が判断する。ここで、未集計の登録要求情報があるとCPU351が判断した場合(YES)は、S2703で、登録要求情報の中に、S2701で指定した登録企業の情報があるかをCPU351が判断する。
一方、S2702において、未集計の登録要求情報がないとCPU351が判断した場合(NO)は、S2716の処理に進む。
そして、S2703において登録要求情報の中に、S2701で指定した登録企業の情報があるとCPU351が判断した場合(YES)は、S2704の処理に進む。一方、S2703において、S2701で指定した登録企業の情報がないとCPU351が判断した場合(NO)は、S2702の処理に戻る。
【0105】
そして、S2704で、コピー白黒(ラージ)のカウンタについて、CPU351は今回収集した登録要求情報2300の項目2110と前回収集した登録要求情報2400の項目2110の差数を計算する。
次に、S2705において、CPU351は、S2704で計算した差数を領域2607へ登録し、S2706の処理に進む。
そして、S2706で、コピー白黒(スモール)のカウンタについて、CPU351は、今回収集した登録要求情報2300の項目2112と前回収集した登録要求情報2400の項目2112の差数を計算する。そして、S2707において、CPU351は、S2706で計算した差数を領域2608へ登録し、S2708の処理に進む。
そして、S2708で、コピーカラー(ラージ)のカウンタについて、CPU351は、今回収集した登録要求情報2300の項目2114と前回収集した登録要求情報2400の項目2114の差数を計算する。次に、S2709において、S2708で計算した差数を領域2609へ登録し、S2710の処理に進む。
【0106】
そして、S2710で、コピーカラー(スモール)のカウンタについて、CPU351は、今回収集した登録要求情報2300の項目2116と前回収集した登録要求情報2400の項目2116の差数を計算する。そして、S2711で、CPU351は、S2710で計算した差数を領域2610へ登録し、S2712の処理に進む。
次に、S2712で、FAX(ノーマル)のカウンタについて、今回収集した登録要求情報2300の項目2118と前回収集した登録要求情報2400の項目2118の差数を計算する。そして、S2713で、CPU351は、S2712において計算した差数を領域2611へ登録し、S2714の処理に進む。
【0107】
そして、S2714で、FAX(ファイン)のカウンタについて、CPU351は、今回収集した登録要求情報2300の項目2120と前回収集した登録要求情報2400の項目2120の差数を計算する。そして、S2715で、CPU351は、S2714において計算した差数を領域2612へ登録し、S2716の処理に進む。
そして、S2716で、図1に示した画像形成システムにおいて、コンビニ設置MFPからの登録で収集した未集計の要求情報があるかをCPU351が判断する。ここで、未集計の登録要求情報があるとCPU351が判断した場合(YES)は、S2717で、登録要求情報の中に、S2717で指定した登録企業の情報があるかをCPU351が判断する。
一方、S2716において、未集計の登録要求情報がないとCPU351が判断した場合(NO)は、S2730の処理に進む。
【0108】
また、S2717において、登録要求情報の中に、S2701で指定した登録企業の情報があるとCPU351が判断した場合(YES)は、S2718の処理に進む。一方、S2717において、S2701で指定した登録企業の情報がないとCPU351が判断した場合(NO)は、S2716の処理に戻る。
そして、S2718で、コピー白黒(ラージ)のカウンタについて、CPU351は、今回収集した登録要求情報2500の項目2110と前回収集した登録要求情報2100の項目2110の差数を計算する。そして、S2719で、CPU351は、S2718において計算した差数を領域2613へ登録し、S2720の処理に進む。
そして、S2720で、コピー白黒(スモール)のカウンタについて、CPU351は、今回収集した登録要求情報2500の項目2112と前回収集した登録要求情報2100の項目2112の差数を計算する。そして、S2721で、CPU351は、S2720において計算した差数を領域2614へ登録し、S2722の処理に進む。
【0109】
そして、S2722で、コピーカラー(ラージ)のカウンタについて、CPU351は、今回収集した登録要求情報2500の項目2114と前回収集した登録要求情報2500の項目2114の差数を計算する。
そして、S2723で、CPU351は、S2722において計算した差数を領域2615へ登録し、S2724の処理に進む。
【0110】
次に、S2724で、コピーカラー(スモール)のカウンタについて、CPU351は、今回収集した登録要求情報2500の項目2116と前回収集した登録要求情報2100の項目2116の差数を計算する。
そして、S2725で、CPU351は、S2724において、計算した差数を領域2616へ登録し、S2726の処理に進む。
次に、S2726で、FAX(ノーマル)のカウンタについて、CPU351は、今回収集した登録要求情報2500の項目2118と前回収集した登録要求情報2100の項目2118の差数を計算する。そして、S2727で、CPU351は、S2726において計算した差数を領域2617へ登録し、S2728の処理に進む。
【0111】
そして、S2728で、FAX(ファイン)のカウンタについて、CPU351は、今回収集した登録要求情報2500の項目2120と前回収集した登録要求情報2100の項目2120の差数を計算する。次に、S2729において、CPU351は、S2728において、計算した差数を領域2618へ登録し、S2730の処理に進む。
そして、S2730で、コピー白黒(ラージ)について、CPU351は領域2607の値と領域2613の値の合計値を領域2619に登録する。これにより、コンビニ設置MFPと、企業設置MFPに分散されているカウンタを収集して、コピー方法毎にそれぞれ合算して適正なカウント値を集計することができる。
そして、S2731で、コピー白黒(スモール)について、CPU351は、領域2608の値と領域2614の値の合計値を領域2620に登録する。
そして、S2732で、コピーカラー(ラージ)について、CPU351は、領域2609の値と領域2615の値の合計値を領域2621に登録する。次に、S2733で、コピーカラー(スモール)について、CPU351は領域2610の値と領域2616の値の合計値を領域2622に登録する。
【0112】
次に、S2734で、FAX(ノーマル)について、CPU351は、領域2611の値と領域2617の値の合計値を領域2623に登録する。そして、S2735で、FAX(ファイン)について、CPU351は領域2612の値と領域2618の値の合計値を領域2624に登録し、本処理を終了する。
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによっても達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【符号の説明】
【0113】
100〜104 画像形成装置
106 カウンタ登録サーバ
107 料金請求サーバ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
各利用者から受け付けたサービスに対するジョブログを管理装置に送信する画像形成装置であって、
利用者を認証する認証手段と、
前記認証手段により認証された利用者が第1のグループに属する利用者であるか、または第2のグループに属する利用者であるかを判定する第1の判定手段と、
前記画像形成装置が前記管理装置と通信可能な状態であるか否かを判定する第2の判定手段と、
前記認証手段により認証された利用者が前記第1のグループに属する利用者であると判定された場合は、前記画像形成装置が前記管理装置と通信可能な状態であるか否かに関わらず当該利用者に対してサービスを提供するとともに、前記認証手段により認証された利用者が前記第2のグループに属する利用者であると判定された場合は、前記第2の判定手段による判定の結果に基づいて当該利用者に対してサービスを提供する制御手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記制御手段は、前記認証手段により認証された利用者が前記第2のグループに属する利用者であると判定された場合において、前記画像形成装置が前記管理装置と通信可能な状態であると判定された場合は当該利用者に対してサービスを提供し、
前記画像形成装置が前記管理装置と通信可能な状態でないと判定された場合は当該利用者に対してサービスを提供しないよう制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第1のグループに属する利用者に対して提供されたサービスに関するカウンタを管理する管理手段と、
前記第1のグループに属する利用者に対してサービスを提供した場合に、前記管理手段により管理されているカウンタを更新する更新手段とを更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第2のグループに属する利用者に対して提供されたサービスに関するカウンタの情報を含むジョブログを前記管理装置に送信する送信手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第1のグループは、前記画像形成装置が設置される第1の設置環境と、当該第1の設置環境とは異なる第2の設置環境に設置される画像形成装置を利用可能なグループであることを特徴とする請求項1又は3に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第2のグループは、前記画像形成装置が設置される第1の設置環境で利用可能なグループであることを特徴とする請求項1、2、4の何れか1項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記第1の設置環境は、第1のグループの利用者のみが使用できる登録企業内に画像形成装置が設置される設置環境であり、前記第2の設置環境は、第1のグループと第2のグループの各利用者が共有して使用できる公共の場所に前記画像形成装置が設置される設置環境であることを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
第1の設置環境に設置された画像形成装置と第2の設置環境に設置された画像形成装置から送信されたカウンタを含むジョブログを収集する管理装置であって、
各画像形成装置から収集した前記ジョブログに含まれるカウンタを登録企業毎に集計する集計手段を備えることを特徴とする管理装置。
【請求項9】
前記第1の設置環境は、第1のグループの利用者のみが使用できる登録企業内に画像形成装置が設置される設置環境であり、前記第2の設置環境は、第1のグループと第2のグループの各利用者が共有して使用できる公共の場所に前記画像形成装置が設置される設置環境であることを特徴とする請求項8に記載の管理装置。
【請求項10】
各利用者から受け付けたサービスに対するジョブログを管理装置に送信する画像形成装置におけるサービス処理方法であって、
利用者を認証する認証ステップと、
前記認証ステップにより認証された利用者が第1のグループに属する利用者であるか、または第2のグループに属する利用者であるかを判定する第1の判定ステップと、
前記画像形成装置が前記管理装置と通信可能な状態であるか否かを判定する第2の判定ステップと、
前記認証ステップにより認証された利用者が前記第1のグループに属する利用者であると判定された場合は、前記画像形成装置が前記管理装置と通信可能な状態であるか否かに関わらず当該利用者に対してサービスを提供するとともに、前記認証ステップにより認証された利用者が前記第2のグループに属する利用者であると判定された場合は、前記第2の判定ステップによる判定の結果に基づいて当該利用者に対してサービスを提供する制御ステップと、
を備えることを特徴とするサービス処理方法。
【請求項11】
請求項10に記載のサービス処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項1】
各利用者から受け付けたサービスに対するジョブログを管理装置に送信する画像形成装置であって、
利用者を認証する認証手段と、
前記認証手段により認証された利用者が第1のグループに属する利用者であるか、または第2のグループに属する利用者であるかを判定する第1の判定手段と、
前記画像形成装置が前記管理装置と通信可能な状態であるか否かを判定する第2の判定手段と、
前記認証手段により認証された利用者が前記第1のグループに属する利用者であると判定された場合は、前記画像形成装置が前記管理装置と通信可能な状態であるか否かに関わらず当該利用者に対してサービスを提供するとともに、前記認証手段により認証された利用者が前記第2のグループに属する利用者であると判定された場合は、前記第2の判定手段による判定の結果に基づいて当該利用者に対してサービスを提供する制御手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記制御手段は、前記認証手段により認証された利用者が前記第2のグループに属する利用者であると判定された場合において、前記画像形成装置が前記管理装置と通信可能な状態であると判定された場合は当該利用者に対してサービスを提供し、
前記画像形成装置が前記管理装置と通信可能な状態でないと判定された場合は当該利用者に対してサービスを提供しないよう制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第1のグループに属する利用者に対して提供されたサービスに関するカウンタを管理する管理手段と、
前記第1のグループに属する利用者に対してサービスを提供した場合に、前記管理手段により管理されているカウンタを更新する更新手段とを更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第2のグループに属する利用者に対して提供されたサービスに関するカウンタの情報を含むジョブログを前記管理装置に送信する送信手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第1のグループは、前記画像形成装置が設置される第1の設置環境と、当該第1の設置環境とは異なる第2の設置環境に設置される画像形成装置を利用可能なグループであることを特徴とする請求項1又は3に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第2のグループは、前記画像形成装置が設置される第1の設置環境で利用可能なグループであることを特徴とする請求項1、2、4の何れか1項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記第1の設置環境は、第1のグループの利用者のみが使用できる登録企業内に画像形成装置が設置される設置環境であり、前記第2の設置環境は、第1のグループと第2のグループの各利用者が共有して使用できる公共の場所に前記画像形成装置が設置される設置環境であることを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
第1の設置環境に設置された画像形成装置と第2の設置環境に設置された画像形成装置から送信されたカウンタを含むジョブログを収集する管理装置であって、
各画像形成装置から収集した前記ジョブログに含まれるカウンタを登録企業毎に集計する集計手段を備えることを特徴とする管理装置。
【請求項9】
前記第1の設置環境は、第1のグループの利用者のみが使用できる登録企業内に画像形成装置が設置される設置環境であり、前記第2の設置環境は、第1のグループと第2のグループの各利用者が共有して使用できる公共の場所に前記画像形成装置が設置される設置環境であることを特徴とする請求項8に記載の管理装置。
【請求項10】
各利用者から受け付けたサービスに対するジョブログを管理装置に送信する画像形成装置におけるサービス処理方法であって、
利用者を認証する認証ステップと、
前記認証ステップにより認証された利用者が第1のグループに属する利用者であるか、または第2のグループに属する利用者であるかを判定する第1の判定ステップと、
前記画像形成装置が前記管理装置と通信可能な状態であるか否かを判定する第2の判定ステップと、
前記認証ステップにより認証された利用者が前記第1のグループに属する利用者であると判定された場合は、前記画像形成装置が前記管理装置と通信可能な状態であるか否かに関わらず当該利用者に対してサービスを提供するとともに、前記認証ステップにより認証された利用者が前記第2のグループに属する利用者であると判定された場合は、前記第2の判定ステップによる判定の結果に基づいて当該利用者に対してサービスを提供する制御ステップと、
を備えることを特徴とするサービス処理方法。
【請求項11】
請求項10に記載のサービス処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【公開番号】特開2010−213196(P2010−213196A)
【公開日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−59637(P2009−59637)
【出願日】平成21年3月12日(2009.3.12)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年3月12日(2009.3.12)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
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