説明

画像形成装置

【課題】装置本体を支持する脚体の高さ調節を簡単にかつ正確に行う。
【解決手段】本体フレーム55の左右の側壁56を構成する樹脂側壁部57には、底部プレート66が架設され、同底部プレート66の横板71の幅広部72Aに一対の後側脚体67,67Aが取り付けられる。樹脂側壁部57の被受け面95と、幅広部72Aの端部の載置面77との間に、楔部材80が前後の移動可能に介装される。本体フレーム55の後面に調節ねじ90が回動可能に装着され、楔部材80に回転不能に設けられたナット84と螺合される。調節ねじ90を正または逆方向に回動させて楔部材80を進退させると、幅広部72Aの端部が下降または上昇することに伴って、調節用の後側脚体67Aの基準面Sからの突出寸法Hが増加または減少し、すなわち後側脚体67Aの高さ調節が行われる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は画像形成装置に関し、特に装置本体を支持する脚体の高さ調節を行う部分の構造の改良に関する。
【背景技術】
【0002】
レーザプリンタなどの画像形成装置は一般に、装置本体が底面の四隅に配された脚体で支持されているが、例えば設置面に凹凸があったりすると、本体フレームが歪みつつ設置され、それに起因して各部のアライメントに狂いが生じ、例えば画像の印刷位置にずれを生じる等、画像の品質に悪影響を与えるおそれがある。そのため、特許文献1に記載されているように、各脚体が装置本体の底面に対してねじ込み可能に設けられ、ねじ込み量を変えることで底面からの突出量を調節することにより、設置面に凹凸があるにも拘わらず、装置本体を水平状態に設置できるようにした手段が講じられている。
【特許文献1】特開平8−90874号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記手段は具体的には、水平状態を見るゲージを使用して脚体のねじ込み量を調節するのであるが、装置本体の底面から下方に突出した脚体をねじ込んだり緩めたりするのであるから、装置本体を持ち上げつつ脚体のねじ込み等を行う必要があって操作が結構し難く、装置本体が重いものでは一人で作業できない場合もある。また一回で完全な調節ができることは希であって、通常は脚体のねじ込み量を調節したのち装置本体を一旦設置してゲージで姿勢を確認し、再度ねじ込み量を調節するといったことを繰り返す必要があって、面倒であるという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、装置本体を支持する脚体の高さ調節を簡単にかつ正確に行うところにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、装置本体の底面において外形四辺形をなすように配され少なくとも一つは上下動可能に設けられた脚体と、上下動可能に設けられた前記脚体のうち少なくとも一つの脚体の基部と前記底面との間に挿入された楔部材と、前記装置本体の側面側から操作可能であって前記楔部材を進退可能な移動機構と、を備えた構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記脚体のうち、前記装置本体の底面における一辺に沿って配された一対の脚体の基部同士が連結部材で連結されており、この連結部材の少なくとも一方の端部と前記底面との間に、前記楔部材が挿入されているところに特徴を有する。
【0005】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記移動機構は、前記装置本体の前記側面に回転可能に支持されたねじ棒と、前記楔部材に回転不能に設けられ前記ねじ棒と螺合された雌ねじ部とから構成されているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載のものにおいて、前記楔部材は、その移動方向と直交した幅方向の中央部に前記雌ねじ部が設けられるとともに、相手部材が載る受け面が、前記幅方向の両側に分かれて設けられているところに特徴を有する。
【0006】
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記脚体は、前記装置本体の底面における互いに対向した各辺に沿って一対ずつが配設され、かつ一辺側では両脚体の間隔が大きく、他辺側では両脚体の間隔が前記一辺側よりも小さく設定されているところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項5に記載のものにおいて、前記間隔が狭い側の一対の脚体の基部同士が連結部材で連結され、かつ同連結部材の両端部は、対応する前記底面の辺の両端部付近まで延出しており、この連結部材の少なくとも一方の端部における延出部分と前記底面との間に、前記楔部材が挿入されているところに特徴を有する。
【発明の効果】
【0007】
<請求項1の発明>
移動機構を操作して楔部材を進退させると、それに伴い調節用の脚体における装置本体の底面からの突出量、すなわち高さの調節が行われ、4本の脚体が設置面に当接した上で装置本体が正規姿勢に支持される。特に、移動機構を装置本体の側面側から操作できるようにしたから、装置本体をいちいち持ち上げたりすることなく、設置したままで脚体の高さ調節を行うことができ、ひいては設置作業を迅速にかつ簡単に行うことができる。
<請求項2の発明>
楔部材の進退に伴って連結部材の対応する端部が昇降され、ひいては同端部側に配された脚体が高さ調節される。一対の脚体の基部同士が連結部材で連結されてユニット化されたものにも適用できる。
【0008】
<請求項3の発明>
ねじ棒を正または逆方向に回転させると、これと螺合された雌ねじ部がねじ棒に沿って進退しつつ、同雌ねじ部を一体的に設けた楔部材が進退される。
<請求項4の発明>
楔部材の上面には、装置本体の底面または脚体の負荷が加わるが、その負荷が雌ねじ部を挟んだ両側の受け面で受けられ、すなわちバランス良く負荷を受けることができるから、ねじ棒と雌ねじ部との螺合部分に偏った負荷が掛からず、したがってねじ棒をスムーズに回転操作することができる。
【0009】
<請求項5の発明>
4本の脚体が上記のように配されていると、疑似三点支持に近くなって装置本体の安定性が良く、かつ完全な三点支持ではないから転倒し難い。
<請求項6の発明>
間隔が狭い側の一対の脚体の基部同士が連結部材で連結されてユニット化されている場合、同連結部材の両端部を底面の辺の両端部付近まで延出し、その延出部分と底面との間に楔部材を挿入する構造としたから、連結部材の延出端を含めて楔部材の挿入位置の自由度が大きく、ひいては移動機構の配設範囲を広げることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
<実施形態>
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図15に基づいて説明する。この実施形態では、本発明の画像形成装置であるレーザプリンタに適用した場合を例示している。
[レーザプリンタの全体構成]
図1は、レーザプリンタ1の概略構成を示す側断面図であり、図2は、プロセス部25を引き出す途中の状態におけるレーザプリンタ1の側断面図である。なお、以下の説明においては、図1における右側を前方とする。
【0011】
レーザプリンタ1は、直接転写タンデム方式のカラーレーザプリンタであって、図1に示すように、略箱型の本体ケーシング2(本発明の「装置本体」に相当)を備えている。本体ケーシング2の前面には、着脱口2Aが開口されるとともに、この着脱口2Aは開閉可能な前面カバー3により覆われており、この前面カバー3を開放することにより、図2に示すように、プロセス部25を本体ケーシング2内から着脱口2Aを介して前方へ引き出すことが可能となる。また、本体ケーシング2の上面には、画像形成後の被記録媒体としての用紙4が積載される排紙トレイ5が形成されている。さらに、本体ケーシング2の上面には、排紙トレイ5に対して正面から見て左側で前端寄りの位置に、電源のオン・オフ操作を行うための電源ボタン等を有する操作パネル6が設けられている。
【0012】
本体ケーシング2の下部には、画像を形成するための用紙4が積載される給紙トレイ7が前方へ引き出し可能に装着されている。給紙トレイ7内には、バネ8の付勢力により用紙4の前端側を持ち上げるように傾動可能な用紙押圧板9が設けられている。また、給紙トレイ7の前端上方位置には、ピックアップローラ10と、図示しないバネの付勢力によりこのピックアップローラ10に圧接する分離パッド11とが設けられている。さらにピックアップローラ10の斜め前上方には一対の給紙ローラ12が設けられ、その上方に一対のレジストローラ13が設けられている。
【0013】
給紙トレイ7の最上位の用紙4は、用紙押圧板9によってピックアップローラ10に向かって押圧され、ピックアップローラ10の回転によって、ピックアップローラ10と分離パッド11との間に挟まれたときに1枚ごとに分離される。そして、ピックアップローラ10及び分離バッド11の間から送り出された用紙4は、給紙ローラ12によってレジストローラ13へ送られる。レジストローラ13では、その用紙4を所定のタイミングで、後方のベルトユニット15上へ送り出す。
【0014】
ベルトユニット15は、本体ケーシング2に対して着脱可能とされており、前後に離間して配置された一対のベルト支持ローラ16,17間に水平に架設される搬送ベルト18を備えている。搬送ベルト18は、ポリカーボネート等の樹脂材からなる無端状のベルトであり、後側のベルト支持ローラ17が回転駆動されることにより図1の反時計回り方向に循環走行し、その上面に載せた用紙4を後方へ搬送する。搬送ベルト18の内側には、後記する画像形成ユニット26が有する各感光ドラム31と対向配置される4つの転写ローラ19が前後方向に一定間隔で並んで設けられ、各感光ドラム31と対応する転写ローラ19との間に搬送ベルト18を挟んだ状態となっている。転写時には、この転写ローラ19と感光ドラム31との間に転写バイアスが印加される。
【0015】
ベルトユニット15の下側には、搬送ベルト18に付着したトナーや紙粉等を除去するためのクリーニングローラ21が設けられている。クリーニングローラ21は、金属製の軸部材の周囲にシリコンからなる発泡材が設けられた構成であって、ベルトユニット15に設けられた金属製のバックアップローラ22と搬送ベルト18を挟んで対向している。クリーニングローラ21とバックアップローラ22との間には、所定のバイアスが印加され、それにより搬送ベルト18上のトナー等がクリーニングローラ21側へ電気的に吸引されるようになっている。また、クリーニングローラ21には、その表面に付着したトナー等を除去する金属製の回収ローラ23が当接しており、さらにその回収ローラ23にはその表面に付着したトナー等を掻き落とすためのブレード24が当接している。
【0016】
本体ケーシング2内における上部には、スキャナ部27が設けられ、その下側にプロセス部25が設けられ、さらにそのプロセス部25の下側に上記したベルトユニット15が配置されている。
スキャナ部27は、所定の画像データに基づいた各色毎のレーザ光Lを対応する感光ドラム31の表面上に高速走査にて照射する。
【0017】
プロセス部25は、本体ケーシング2内から着脱口2Aを介して前方に引き出すことができ、また、本体ケーシング2に対して着脱が可能に構成されている。また、プロセス部25は、マゼンタ,イエロー,シアン,ブラックの各色に対応した4つの画像形成ユニット26を備えており、これらの画像形成ユニット26が前後に並んで配置されている。各画像形成ユニット26は、像担持体としての感光ドラム31、スコロトロン型帯電器32及び現像装置としての現像カートリッジ34等を備えて構成されている。また、プロセス部25は、前後に並んだ4つのカートリッジ装着部30を有する枠状のプロセスフレーム29を備えている。各カートリッジ装着部30にはそれぞれ現像カートリッジ34が装着され、プロセスフレーム29を着脱口2Aから前方に引き出した状態で、各現像カートリッジ34がカートリッジ装着部30に対して着脱できるようになっている。また、プロセスフレーム29には、各カートリッジ装着部30の下端位置に、各画像形成ユニット26の感光ドラム31が保持され、さらにその感光ドラム31に隣接してスコロトロン型帯電器32が保持されている。
【0018】
感光ドラム31は、接地された金属製のドラム本体を備え、その表層をポリカーボネートなどからなる正帯電性の感光層で被覆することにより構成されている。
スコロトロン型帯電器32は、感光ドラム31の後側斜め上方において、感光ドラム31と接触しないように所定間隔を隔てて、感光ドラム31と対向配置されている。このスコロトロン型帯電器32は、タングステン等の帯電用ワイヤ(図示せず)からコロナ放電を発生させることにより、感光ドラム31の表面を一様に正極性に帯電させる。
【0019】
現像カートリッジ34は、略箱形をなし、その内部には、上部にトナー収容室38が設けられ、その下側に供給ローラ39、現像ローラ40および層厚規制ブレード41が設けられている。各トナー収容室38には、現像剤として、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色の正帯電性の非磁性1成分のトナーがそれぞれ収容されている。また、各トナー収容室38には、トナーを撹拌するためのアジテータ42が設けられている。
【0020】
供給ローラ39は、金属製のローラ軸を導電性の発泡材料で被覆することにより構成されており、現像ローラ40は、金属製のローラ軸を導電性のゴム材料で被覆することにより構成されている。トナー収容室38から放出されたトナーは、供給ローラ39の回転により現像ローラ40に供給され、供給ローラ39と現像ローラ40との間で正に摩擦帯電される。さらに、現像ローラ40上に供給されたトナーは、現像ローラ40の回転に伴って、層厚規制ブレード41と現像ローラ40との間に進入し、ここでさらに十分に摩擦帯電されて、一定厚さの薄層として現像ローラ40上に担持される。
【0021】
感光ドラム31の表面は、その回転時、まずスコロトロン型帯電器32により一様に正帯電される。その後、スキャナ部27からのレーザ光の高速走査により露光されて、用紙4に形成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ40の回転により、現像ローラ40上に担持され正帯電されているトナーが、感光ドラム31に対向して接触するときに、感光ドラム31の表面上に形成されている静電潜像に供給される。これにより、感光ドラム31の静電潜像は、可視像化され、感光ドラム31の表面には、露光部分にのみトナーが付着したトナー像が担持される。
【0022】
その後、各感光ドラム31の表面上に担持されたトナー像は、搬送ベルト18によって搬送される用紙4が、感光ドラム31と転写ローラ19との間の各転写位置を通る間に、転写ローラ19に印加される負極性の転写バイアスによって、用紙4に順次転写される。こうしてトナー像が転写された用紙4は、次いで定着器43に搬送される。
【0023】
定着器43は、本体ケーシング2内における搬送ベルト18の後方に配置されている。この定着器43は、ハロゲンランプ等の熱源を備えて回転駆動される加熱ローラ44と、加熱ローラ44の下方において、加熱ローラ44を押圧するように対向配置され従動回転される加圧ローラ45とを備えている。この定着器43では、4色のトナー像を坦持した用紙4を、加熱ローラ44及び加圧ローラ45によって狭持搬送しながら加熱することにより、トナー像を用紙4に定着させる。そして、熱定着された用紙4は、定着器43の斜め後上方に配置された搬送ローラ46により本体ケーシング2の上部に設けられた排紙ローラ47へ搬送され、この排紙ローラ47により前述の排紙トレイ5上に排出される。
【0024】
[本体ケーシングの支持構造]
本体ケーシング2の支持構造を、図3ないし図6によって説明する。
本体ケーシング2は、本体フレーム55と、その本体フレーム55の外面の一部に覆い付けられた樹脂製の外装カバー(図示せず)とから構成されている。本体フレーム55は、全体として前後に開放した直方体状をなし、左右一対の側壁56を備えている。各側壁56は、合成樹脂製の樹脂側壁部57と、この樹脂側壁部57の内面側の上部に重ねられた板金製の板金側壁部58と、同樹脂側壁部57の外面側の下部に重ねられた板金製の板金側壁部59(図6に図示)から構成されている。
本体フレーム55の上部には、両側壁56間における前端寄り位置に金属製のフロントビーム60が架設され、両側壁56間における後端部に断面略L字状をなす金属製のリアビーム61が架設されている。
【0025】
本体フレーム55の底面55Aは、図5に示すように、全体として略長方形状をなしている。その底面55Aにおける前端部(底面55Aが有する四辺のうち前辺寄り位置)には、細長い金属板よりなる底部ビーム63が左右の樹脂側壁部57間に架設されている。この底部ビーム63の左右両端部は、それぞれ樹脂側壁部57の下面に重なった状態で固定されており、その樹脂側壁部57に重なった部分の下面に、それぞれ前側脚体65が取り付けられている。これら一対の前側脚体65は、弾力性を有するゴム部材によって先細りの略円筒状に形成され、底部ビーム63に対してねじ止めされている。
【0026】
また、本体フレーム55の底面55Aにおける後部には、詳しくは後記するように、金属板からなる底部プレート66が両樹脂側壁部57間に架設され、この底部プレート66により底面55Aの一部が覆われている。底部プレート66は、適度な弾力性を備えている。
この底部プレート66における後端部(底面55Aが有する四辺のうち後辺寄り位置)に、左右一対の後側脚体67が取り付けられている。なお、後面から見た右側の後側脚体67は、後記するように、高さ調節用の脚体として機能するものであって、図6以降の図面については、右側の後側脚体について、符号「67A」を付し、また以下の記載において、高さ調節の機能に関連する場合は、「後側脚体67A」として説明する。
【0027】
一対の後側脚体67は、前側脚体65と同様に、弾力性を有するゴム部材によって先細りの略円筒状に形成され、底部プレート66に対してねじ止めされている。前側脚体65及び後側脚体67は、それぞれ左右対称に配置され、かつ後側脚体67が前側脚体65よりも中央寄りに配置されている。言い換えると、一対の後側脚体67の間隔が、一対の前側脚体65の間隔に比べて小さくなる(約3分の1弱)ように配置され、これら4つの脚体65,67を結ぶ線が台形状をなしている。本レーザプリンタ1を水平な設置面上に載置した場合には、4つの脚体65,67が設置面に当接して本体フレーム55が支持されるようになっている。
【0028】
本体フレーム55の底面55Aにおける前端の左右の角部には、それぞれ転倒規制部68が設けられている。言い換えると、これら一対の転倒規制部68は、両前側脚体65よりも底面55Aが有する四辺のうちの前辺により近く、かつ両前側脚体65を左右方向の外側から挟む位置に配置されている。両転倒規制部68は、樹脂側壁部57の下面に一体に形成されており、下方へ長方形状に突出している。両転倒規制部68の底面55Aに対する突出寸法は、前側脚体65の突出寸法に比べて小さくなっている。
【0029】
本体フレーム55の底面55Aにおける後辺寄り位置にも、左右一対の転倒規制部69が設けられている。より詳細には、これら一対の転倒規制部69は、一対の後側脚体67よりも前側で、かつ一対の後側脚体67を左右方向の外側から挟む位置に配置されている。両転倒規制部69は、上記した前側の転倒規制部68と同様に、樹脂側壁部57の下面に一体に形成されており、下方へ長方形状に突出している。両転倒規制部69の底面55Aに対する突出寸法は、後側脚体67の突出寸法に比べて小さくなっている。
なお、調節用の後側脚体67Aは、底部プレート66ともども、樹脂側壁部57の下面に対して接離する方向(上下方向)に移動可能となっており、言い換えると、本体フレーム55の底面55Aからの突出寸法が可変であるが、初めの組立状態では、同右側の後側脚体67Aの底面55Aからの突出寸法は、左側の後側脚体67並びに両前側脚体65のそれと同一となる設定である。
【0030】
上記した支持構造によれば、底面55Aに4つ設けられた脚体65,67のうち、前辺寄りに配置された一対の前側脚体65の間隔に比べて、後辺寄りに配置された一対の後側脚体67の間隔が小さくされ、疑似三点支持に近くなっているから、4つの脚体を底面の四隅に長方形状に配置した場合に比べて、本体フレーム55が設置面の凹凸の影響によって歪み難い。また、完全な三点支持ではないから、底面に3つの脚体を三角形状をなすように配置した場合に比べると、レーザプリンタ1の安定性が良く、転倒し難い。特に転倒規制部68,69が設けられていることで、レーザプリンタ1の転倒が確実に防止される。
【0031】
[脚体の高さ調節機構]
上記したような脚体の配置構造により、設置面に凹凸があっても本体フレーム55は歪み難いと言えるが、この実施形態では、レーザプリンタ1を正規の水平姿勢で設置するべく、脚体の高さを調節する機構を有しており、以下それについて説明する。
高さ調節機構Aは、楔部材80と、この楔部材80を移動させる移動機構とから構成され、図6に示すように、本体ケーシング2の後面における後方から見て右下の隅部に装備されている。
【0032】
本体ケーシング2の後面側の底部構造は、一部既述したように、本体フレーム55を構成する左右の樹脂側壁部57の間に、金属板製の底部プレート66が架設されている。底部プレート66はさらに、横板71の後縁から縦板75が直角に立ち上がり形成された形状となっている。横板71は大まかには、本体フレーム55の底面55Aのほぼ後半分を覆うことができる形状であって、その根元側の短寸の領域が幅広部72Aで、その前側が幅狭部72Bとなった段付き形状となっている。この横板71の幅広部72A(本発明の「連結部材」に相当)ではさらに、図10に示すように、後側のほぼ1/3の領域が一段沈んで形成されている。
上記した横板71の幅広部72A(沈んでいない部分)における幅方向の中央部寄りの位置には、既述したように、左右一対の後側脚体67,67Aが小間隔を開けて取り付けられている。横板71の幅狭部72Bには、その前端寄りの位置において、左右の側縁から取付板73が立ち上がり形成されている。
【0033】
縦板75は、本体フレーム55の高さの1/6程度の高さを有しているが、左右両端部では背が高く形成されている(高背部76)。
底部プレート66は、横板71の幅広部72Aの両端部が、各樹脂側壁部57における後部の下面に重ねられ、幅狭部72Bの両取付板73が両樹脂側壁部57の間に嵌められるとともに、縦板75の左右の高背部76が各樹脂側壁部57の後面に当てられる。そして、縦板75の両高背部76と、横板71の取付板73が、複数箇所ずつ対向した樹脂側壁部57にねじで止められることにより、底部プレート66が本体フレーム55に対して固定されるようになっている。
【0034】
上記した横板71の幅広部72Aにおける後方から見た右端部と、後方から見た右側の樹脂側壁部57の後端部下面との間には、楔部材80が介装されている。
楔部材80は、POM(ポリアセタール)等の合成樹脂製であって、図8に示すように、前後方向に長いブロック状をなす基部81と、その基部81の両側面の下端部から張り出し形成された一対の楔部82とから構成されている。
詳細には、基部81は、図11に示すように、横板71における幅広部72Aの奥行寸法の半分強の長さを有している。両楔部82は、基部81の側面の全長にわたって形成されており、その下面が基部81の下面と面一に形成されているとともに、その上面は、手前側から奥側に向けて約15度の傾斜角で上り勾配となった傾斜面82Aとされている。
したがって楔部材80は、横板71の幅広部72Aにおける右端部である載置面77上に、前後方向の移動可能に載置されるようになっている。
【0035】
楔部材80には、同楔部材80の移動機構の一方を構成するナット84(本発明の「雌ねじ部」に相当)が装着されている。ナット84は金属製で、外形が長方形をなすいわゆる四角ナットであって、長さ方向の一側に寄った位置にねじ孔85が切られている。
一方、楔部材80の基部81には、その奥側の領域において、同基部81の幅方向に沿った横溝と、長さ方向に沿った縦溝とをT字形に交差させた形状になるT字溝86が、上面から下面よりも少し上の位置にわたって形成されている。T字溝86の縦溝の奥端は、基部81の奥面に開口している。
上記のT字溝86における横溝がナット84の収容溝87とされており、ナット84が、例えばねじ孔85が下側に来る所定の向きで収容溝87にほぼ緊密に落とし込み可能とされ、収容溝87内において前後方向(同ナット84の厚さ方向)の移動不能に、かつ回り止めされた状態で収容されるようになっている。
【0036】
上記したナット84のねじ孔85には、調節ねじ90(本発明の「ねじ棒」に相当)が螺合可能とされている。この調節ねじ90は、楔部材80の1.5倍強の長さを持ったワッシャ91付きの雄ねじである。
楔部材80の基部81には、調節ねじ90の軸部92を挿通可能とした挿通孔89が形成されており、詳細には同挿通孔89は、基部81の前面から収容溝87に達するように貫通し、かつ上記した収容溝87に収容されたナット84のねじ孔85と同心に形成されている。また、T字溝86の縦溝が、調節ねじ90の軸部92の先端側を通して逃がす逃がし溝88として機能している。
なお、楔部材80における基部81の手前側の領域の上下両面と、楔部82の下面には、肉抜きが施されている。
【0037】
一方、後方から見た右側の樹脂側壁部57における後端部の下面の所定領域、詳細には、横板71の幅広部72Aの右端部に設定された載置面77と対向する領域が、上記した楔部材80で受けられる被受け面95となっている。この被受け面95は、後部(図10の左側)から前部に向けて、上記した楔部材80の楔部82の傾斜面82Aと同じ傾斜角度(約15度)で上り勾配となった傾斜面95Aとされている。
また、この被受け面95では、図9,図11に示すように、幅方向の中央部において、楔部材80の基部81が嵌るガイド溝96が形成されている。このガイド溝96は、基部81がほぼ緊密に嵌る幅と、基部81よりも大きい長さ寸法を有しており、基部81がガイド溝96内において、前後方向に案内されて移動可能となっている。
【0038】
それとともに、ガイド溝96を挟んだ両側の傾斜面95Aが、楔部材80の各楔部82の傾斜面82Aに当たって受けられるようになっている。ここで、被受け面95側の傾斜面95Aの方が、楔部82の傾斜面82Aよりも長い。また後記するように、楔部材80が前後に移動することに伴い、基部81の上面がガイド溝96内に突入する量も変わるが、基部81が最も突入した場合にもその上面と干渉しないように、ガイド溝96の天井面の高さ位置が設定されている。
【0039】
上記したガイド溝96の後面壁97には、調節ねじ90の軸部92を挿通可能とした挿通孔98が形成されており、この挿通孔98は、同挿通孔98内において調節ねじ90の軸部92が相対的に上下動することを許容するために、上下方向に長い長孔とされている。
また、底部プレート66の縦板75における後方から見た右側の高背部76の対応位置には、同調節ねじ90の軸部92を挿通可能とした挿通孔100が開口されている。
なお、上記した縦板75の高背部76には、同縦板75を樹脂側壁部57に固定するためのねじ102の挿通孔103が同様に開口されているが、これらの挿通孔103は、同挿通孔103内においてねじ102の軸部が径方向に遊動することを許容するべく、同軸部をクリアランスを持って挿通可能とした大型の挿通孔とされている。
【0040】
[実施形態の作用]
本実施形態の作用は以下のようである。
本体ケーシング2を組み立てるに当たり、特に、底部プレート66の横板71の幅広部72Aにおける後方から見た右端部(載置面77)と、後方から見た右側の樹脂側壁部57の後端部下面(被受け面95)との間に楔部材80が介装される。より具体的には、図10及び図11に示すように、楔部材80の基部81が被受け面95のガイド溝96内に嵌められて、両楔部82の傾斜面82Aに、被受け面95側の対応する傾斜面95Aが当てられた状態において、楔部材80の下面が載置面77に載せられる。このとき、楔部材80は前後の移動領域のほぼ中央位置に配される。それとともに、縦板75の挿通孔100と、ガイド溝96の後面壁97の挿通孔98に通された調節ねじ90の軸部92が、楔部材80の挿通孔89を貫通してナット84のねじ孔85に螺合され、ワッシャ91が縦板75の挿通孔100の孔縁に当接するまで螺進させる。
【0041】
上記の状態において、縦板75の両高背部76と、横板71の取付板73とが、それぞれ複数箇所ずつ対向した樹脂側壁部57にねじ102で止められることにより、底部プレート66が本体フレーム55に対して固定される。
このような初めの組立時においては、例えば、本体フレーム55の底面55Aにおける基準面Sを、樹脂側壁部57の被受け面95における水平な最下面に設定したとすると、同基準面Sから高さ調節用である右側の後側脚体67Aの下面までの寸法(以下、突出寸法という)が「H」となるようになっている。この調節用の後側脚体67Aの突出寸法Hは、左側の後側脚体67並びに両前側脚体65の基準面Sからの突出寸法と同一となるように設定されている。
【0042】
レーザプリンタ1の本体ケーシング2が所定の設置面上に設置される際には、ゲージによって本体ケーシング2が水平姿勢にあるかどうかを確認しつつ設置されるが、同本体ケーシング2が水平姿勢にあり、かつぐらつくことなく安定している場合は、その設置状態が維持される。
一方、設置面に凹凸等があって本体ケーシング2がぐらつく場合は、調整用の後側脚体67Aの突出寸法を調節する。
それには、外装カバーを外したのち、底部プレート66の縦板75を樹脂側壁部57に固定していたねじ102を一旦緩める。
【0043】
そして、調節用の後側脚体67Aの突出寸法を増加したい場合には、レーザプリンタ1の後面側に回り、底部プレート66の縦板75に装備された調節ねじ90にドライバを当てて締め付け方向に回動させる。そうすると、図12及び図13に示すように、ナット84との螺合を介して、楔部材80が矢線に示すように後方(同図の左側)に引き寄せられ、楔部82が、被受け面95の傾斜面95Aと載置面77との間に食い込むことによって、底部プレート66の横板71の幅広部72Aが、弾性変形しつつ基準面Sから離間するように下降し、併せて縦板75も下降する。それに伴い、同横板71に取り付けられている調節用の後側脚体67Aも次第に下降して基準面Sからの突出寸法が増加する(H1 )。その間、ゲージを見ており、安定した水平状態となったところで、調節ねじ90の締め込みを停止する。
【0044】
一方、調節用の後側脚体67Aの突出寸法を減少したい場合には、調節ねじ90を緩める方向に回動させる。この場合は、調節ねじ90が抜けてこないように、ワッシャ91を縦板75に押し付けた状態を維持したままで、緩める方向に回動させる。そうすると、図14及び図15に示すように、ナット84との螺合を介して、楔部材80が矢線に示すように前方(同図の右側)に押し出され、傾斜面82A,95A同士の空間を埋めるようにして、底部プレート66の横板71の幅広部72Aが、逆に基準面Sに接近するように上昇し、併せて縦板75も上昇する。それに伴い、調節用の後側脚体67Aも次第に上昇して基準面Sからの突出寸法が減少する(H2 )。同様に、ゲージにより安定した水平状態となったことが確認できたら、調節ねじ90を緩める動作を停止する。
上記の操作によって、レーザプリンタ1が正規の水平姿勢で支持されるようになったら、底部プレート66の縦板75に仮止めしてあるねじ102を締め付けて、樹脂側壁部57に固定する。最後に外装カバーを装着することで、設置の際の調節作業が完了する。
【0045】
[実施形態の効果]
本実施形態によれば、調節ねじ90を正または逆方向に回動させて楔部材80を進退させると、底部プレート66の横板71の幅広部72Aにおける右端部が下降または上昇することに伴って、調節用の後側脚体67Aの基準面Sからの突出寸法Hが増加または減少し、すなわち後側脚体67Aの高さ調節が行われ、4本の脚体65,67が設置面に当接した上で本体ケーシング2が正規の水平姿勢に支持される。特に、調節ねじ90を本体ケーシング2の後面側から操作できるようにしたから、本体ケーシング2をいちいち持ち上げたりすることなく、設置したままで後側脚体67Aの高さ調節を行うことができ、ひいては設置作業を迅速にかつ簡単に行うことができる。
【0046】
楔部材80の上面には、本体フレーム55を構成する樹脂側壁部57の負荷が加わるが、その負荷がナット84を挟んだ両側の楔部82の傾斜面82Aで受けられ、すなわちバランス良く負荷を受けることができるから、調節ねじ90とナット84のねじ孔85との螺合部分に偏った負荷が掛からず、したがって調節ねじ90をスムーズに回転操作することができる。
【0047】
この実施形態では、間隔が狭い後側の一対の脚体67を設けた底部プレート66を楔部材80で昇降させるようにしており、特に調節用の後側脚体67Aを取り付けた横板71の幅広部72Aが、本体フレーム55の底面55Aの後辺の両端部付近まで延出し、その延出部分と本体フレーム55との間に楔部材80を挿入する構造としたから、横板71の幅広部72Aの延出端を含めて楔部材80の挿入位置の自由度が大きく、ひいては移動機構の配設範囲を広げることができる。
【0048】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、後面から見た右側の後側脚体を高さ調節用に設定したが、左側の後側脚体、あるいは、左右いずれかの前側脚体を調節用に設定してもよい。また、2本以上の脚体を調節できるようにしてもよい。
(2)本発明は、4本の脚体が個々に本体ケーシングの底面に取り付けられた形式のものにも同様に適用可能である。その場合は、例えば少なくとも1本の脚体が、同脚体の基部を本体ケーシングの底面の内側に突出させた状態で昇降可能に支持された構造とし、同脚体の基部と本体ケーシングの底面との間に楔部材を挿入すればよい。
【0049】
(3)上記実施形態では、楔部材の傾斜角度を約15度に設定したが、同傾斜角度が大きくなる程、脚体の高さ調節が短時間ででき、その代わりに調節ねじの回動力に多くを要するのであって、本体ケーシングの重量等の条件に応じて任意に設定可能である。
(4)ナットは、インサート成形により楔部材に一体に設けるようにしてもよい。また、楔部材をダイキャスト等の金属製とした場合には、楔部材に直接にねじ孔を切るようにしてもよい。
【0050】
(5)楔部材の移動機構としては、上記実施形態に例示した調節ねじ(ねじ棒)とナット(雌ねじ部)に限らず、例えばラック・ピニオンのような他の機構を採用することも可能である。
(6)楔部材の移動機構は、上記実施形態に例示した本体ケーシングの後面に限らず、側面の後部側等の他の側面から操作可能となっていてもよい。
(7)本発明は、上記実施形態に例示した電子写真方式のカラーレーザプリンタに限らず、その他に、例えばモノクロのプリンタや、インクジェット方式のプリンタなど、他の印刷方式の画像形成装置にも適用することができ、また、ファクシミリ機能やコピー機能等を備えた複合機にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明の一実施形態に係るレーザプリンタの概略構成を示す側断面図
【図2】プロセス部を引き出す途中の状態を示すレーザプリンタの側断面図
【図3】本体フレームの正面図
【図4】同側面図
【図5】同底面図
【図6】その後面側から見た斜視図
【図7】底部プレートの装着部分の構造を示す一部切欠部分斜視図
【図8】移動機構の分解斜視図
【図9】高さ調節機構の配設部分における底部プレートを除去した斜視図
【図10】高さ調節機構の配設部分の一部切欠側面図
【図11】その側断面図
【図12】脚体を下降調節した状態の一部切欠側面図
【図13】その側断面図
【図14】脚体を上昇調節した状態の一部切欠側面図
【図15】その側断面図
【符号の説明】
【0052】
1…レーザプリンタ(画像形成装置)
2…本体ケーシング(装置本体)
55…本体フレーム
56…側壁
57…樹脂側壁部
65…前側脚体
66…底部プレート
67,67A…後側脚体
71…(底部プレート66の)横板
72A…(横板71の)幅広部(連結部材)
77…載置面(後側脚体67Aの)基部
80…楔部材
82…楔部
82A…傾斜面(受け面)
84…ナット(雌ねじ部;移動機構)
85…ねじ孔
90…調節ねじ(ねじ棒;移動機構)
95…被受け面(装置本体の底面)
A…高さ調節機構
S…基準面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置本体の底面において外形四辺形をなすように配され少なくとも一つは上下動可能に設けられた脚体と、
上下動可能に設けられた前記脚体のうち少なくとも一つの脚体の基部と前記底面との間に挿入された楔部材と、
前記装置本体の側面側から操作可能であって前記楔部材を進退可能な移動機構と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記脚体のうち、前記装置本体の底面における一辺に沿って配された一対の脚体の基部同士が連結部材で連結されており、この連結部材の少なくとも一方の端部と前記底面との間に、前記楔部材が挿入されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記移動機構は、前記装置本体の前記側面に回転可能に支持されたねじ棒と、前記楔部材に回転不能に設けられ前記ねじ棒と螺合された雌ねじ部とから構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記楔部材は、その移動方向と直交した幅方向の中央部に前記雌ねじ部が設けられるとともに、相手部材が載る受け面が、前記幅方向の両側に分かれて設けられていることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記脚体は、前記装置本体の底面における互いに対向した各辺に沿って一対ずつが配設され、かつ一辺側では両脚体の間隔が大きく、他辺側では両脚体の間隔が前記一辺側よりも小さく設定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記間隔が狭い側の一対の脚体の基部同士が連結部材で連結され、かつ同連結部材の両端部は、対応する前記底面の辺の両端部付近まで延出しており、この連結部材の少なくとも一方の端部における延出部分と前記底面との間に、前記楔部材が挿入されていることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2008−49659(P2008−49659A)
【公開日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−230566(P2006−230566)
【出願日】平成18年8月28日(2006.8.28)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】