説明

画像形成装置

【課題】シャッタを開ける際の転倒を確実に防止することができる、画像形成装置を提供する。
【解決手段】ドロワユニット3には、各トナーカートリッジ11に対応して、複数の操作部材30が設けられている。操作部材30が感光ドラム5の軸線方向と平行な操作方向に操作されると、内側筐体70または外側筐体71が操作部材30により押圧され、内側筐体70および外側筐体71が左右方向に相対的に移動し、内側開口73が開放される。したがって、内側開口73が開放されるときには、ドロワユニット3に左右方向の力が加わる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、レーザプリンタなどの画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
タンデム型のカラープリンタにおいて、本体ケーシングに対して、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色の4つの感光ドラムを一体的に着脱可能な構成としたものが知られている。
【0003】
このカラープリンタでは、ドロワフレームが本体ケーシングから引き出し可能に設けられ、4つの感光ドラムが本体ケーシングに対するドロワフレームの引き出し方向に並べた状態でドロワフレームに保持されている。ドロワフレームには、各感光ドラムに対応して、4つのカートリッジ装着部が設けられている。各カートリッジ装着部には、現像ローラを有する現像フレームが着脱可能に装着される。現像フレームは、その内部に収容されているトナーがなくなると、ドロワフレームから取り出されて、新品と交換される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−098772号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、レーザプリンタなどのメーカに対して、低コスト化および環境への配慮が要求されている。低コスト化および環境配慮の面からは、トナーがなくなったときに、現像ローラを有する現像フレームごと新品と交換するのではなく、現像ローラを保持する現像フレームをドロワフレームに残した状態で、トナーを収容したトナーカートリッジのみを交換することが望ましい。
【0006】
このようなトナーカートリッジのみを交換可能な方式(トナーカートリッジ交換方式)では、トナーカートリッジが現像フレームに対して着脱可能に構成される。トナーカートリッジには、トナーカートリッジ内から現像フレーム内へのトナー供給のための開口が形成されている。そして、トナーカートリッジが現像フレームから離脱された状態で、トナーカートリッジからトナーがこぼれるのを防止するために、トナーカートリッジには、開口を開閉するためのシャッタが設けられている。
【0007】
しかしながら、トナーカートリッジ交換方式では、新たなトナーカートリッジを現像フレームに装着した後、ユーザがシャッタを開ける必要がある。このシャッタを開けるための操作は、ドロワフレームが本体ケーシングから引き出された状態で行われる。そのため、その操作時に、ドロワフレームに下向きの力が加わると、カラープリンタが転倒するおそれがある。
【0008】
本発明の目的は、シャッタを開ける際の転倒を確実に防止することができる、画像形成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記の目的を達成するため、本発明は、画像形成装置であって、装置本体と、前記装置本体内に収容された収容位置と前記装置本体外に引き出された引出位置とに移動可能に設けられる保持部材と、前記保持部材に保持され、互いに間隔を空けて並列に配置される複数の感光ドラムと、各前記感光ドラムに対応して設けられ、前記保持部材に保持される複数の現像器と、各前記現像器に対応して設けられ、前記保持部材に対して着脱可能にそれぞれ構成されており、内部に収容されたトナーを対応する前記現像器に供給するための開口部が形成された筐体、および前記開口部を開閉するシャッタをそれぞれ有する複数のトナーカートリッジと、各トナーカートリッジに対応して前記保持部材に設けられ、前記感光ドラムの軸線方向と平行な操作方向に操作されて、前記筐体または前記シャッタを押圧し、前記筐体および前記シャッタを前記操作方向に相対的に移動させることにより前記開口部を開放する複数の操作部材とを備えることを特徴としている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、保持部材は、画像形成装置の装置本体内に収容された収容位置と装置本体外に引き出された引出位置とに移動可能に設けられている。保持部材には、複数の感光ドラムが互いに間隔を空けて並列に配置されている。また、保持部材には、複数の現像器が各感光ドラムに対応して設けられている。さらに、保持部材には、トナーカートリッジが装着される。
【0011】
トナーカートリッジは、各現像フレームに対応して設けられる。トナーカートリッジは、保持部材に対して着脱可能にそれぞれ構成されている。トナーカートリッジの筐体には、内部に収容されたトナーを対応する現像器に供給するための開口部が形成されている。また、トナーカートリッジは、開口部を開閉するシャッタを有している。
【0012】
そして、保持部材には、各トナーカートリッジに対応して、複数の操作部材が設けられている。操作部材が感光ドラムの軸線方向と平行な操作方向に操作されると、筐体またはシャッタが操作部材により押圧され、筐体およびシャッタが操作方向に相対的に移動し、開口部が開放される。したがって、開口部が開放されるときには、保持部材に感光ドラムの軸線方向と平行な操作方向の力が加わる。そのため、保持部材が引出位置に配置された状態でシャッタが開けられても、保持部材に下方に向かう力が作用しないので、画像形成装置の転倒を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係るカラープリンタの断面図である。
【図2】図2は、図1に示されるカラープリンタの斜視図であり、ドロワユニットが本体フレームから引き出された状態を示す。
【図3】図3は、図1に示されるドロワユニットの右前上方から見た斜視図である。
【図4】図4は、図1に示されるドロワユニットの左前上方から見た斜視図である。
【図5】図5は、図3に示されるドロワユニットの平面図である。
【図6】図6は、図3に示されるドロワユニットの左前上方から見た斜視図であり、すべてのトナーボックスが離脱された状態を示す。
【図7】図7は、図5に示される切断線A−Aにおけるドロワユニットの断面図である。
【図8】図8は、図1に示されるトナーボックスの左後下方から見た斜視図である。
【図9】図9は、図1に示されるトナーボックスの右前上方から見た斜視図である。
【図10A】図10Aは、図2に示されるカラープリンタの断面図であり、ドロワユニットが引出位置に位置し、後側3つの操作部材が押圧位置に位置する状態を示す。
【図10B】図10Bは、図2に示されるカラープリンタの断面図であり、ドロワユニットが引出位置から収容位置に移動される途中の状態を示す。
【図10C】図10Cは、図2に示されるカラープリンタの断面図であり、ドロワユニットが収容位置に配置され、すべての操作部材が押圧位置に位置する状態を示す。
【図11A】図11Aは、図7に示される切断線B−Bにおけるドロワユニットおよびトナーカートリッジの断面図であり、カートリッジ側開口が閉塞された状態を示す。
【図11B】図11Bは、図7に示される切断線B−Bにおけるドロワユニットおよびトナーカートリッジの断面図であり、カートリッジ側開口が開放された状態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下では、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
1.カラープリンタの構成
図1に示されるように、画像形成装置の一例としてのカラープリンタ1は、タンデム型のカラープリンタである。カラープリンタ1は、図1,2に示されるように、装置本体の一例としての本体ケーシング2を備えている。本体ケーシング2内には、ドロワユニット3が装着されている。本体ケーシング2の前面には、フロントカバー4が開閉可能に設けられている。そして、ドロワユニット3は、フロントカバー4を開けた状態で、本体ケーシング2内に収容された収容位置(図1に示される位置)と本体ケーシング2外に引き出された引出位置(図2に示される位置)との間で水平方向に移動させることができる。
【0015】
なお、フロントカバー4が設けられている側(図1における左側)をカラープリンタ1の前側(正面側)とする。また、カラープリンタ1の上下左右に関しては、カラープリンタ1を前側から見たときを基準とする。また、ドロワユニット3およびこれに装着されるトナーカートリッジ11については、特に言及がない限り、本体ケーシング2に装着された状態での方向を基準として説明する。
【0016】
ドロワユニット3には、4つの感光ドラム5がそれぞれ左右方向に延びる回転軸線を中心に回転可能に保持されている。4つの感光ドラム5は、ブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの各色用として設けられ、前側からブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの順に前後方向に等間隔で並列に配置されている。
【0017】
また、ドロワユニット3には、4つの帯電器6が保持されている。4つの帯電器6は、それぞれ感光ドラム5に対応して設けられ、その対応する感光ドラム5の後上方に配置されている。帯電器6は、たとえば、ワイヤおよびグリッドを備えるスコロトロン型帯電器である。
【0018】
さらに、ドロワユニット3には、4つの現像器7が保持されている。4つの現像器7は、それぞれ感光ドラム5に対応して設けられ、その対応する感光ドラム5の前上方に配置されている。各現像器7は、現像フレーム8と、現像フレーム8に収容される現像ローラ9とを備えている。現像ローラ9は、左右方向に延びる回転軸線を中心に回転可能に設けられ、感光ドラム5に接触するように配置されている。
【0019】
また、ドロワユニット3には、4つのクリーナ10が保持されている。4つのクリーナ10は、それぞれ感光ドラム5に対応して設けられ、その対応する感光ドラム5の前上方に配置されている。クリーナ10は、感光ドラム5の表面に付着している紙粉などを除去する。
【0020】
そして、ドロワユニット3において、各現像器7の上部には、トナーを収容するトナーカートリッジ11を装着するためのスペース12が設けられている。トナーカートリッジ11は、ドロワユニット3が引出位置に引き出された状態で、ドロワユニット3の上方から各現像器7の上方のスペース12に装着される。現像器7には、トナーカートリッジ11からトナーが供給される。
【0021】
本体ケーシング2内において、ドロワユニット3の上方には、各色に対応した4本のレーザビームを出射する露光器13が配置されている。
【0022】
感光ドラム5の回転に伴って、感光ドラム5の表面は、帯電器6からの放電によって一様に帯電された後、露光器13からのレーザビームにより選択的に露光される。この露光によって、感光ドラム5の表面から電荷が選択的に除去され、感光ドラム5の表面に静電潜像が形成される。静電潜像が現像ローラ9に対向すると、現像ローラ9から静電潜像にトナーが供給される。これによって、感光ドラム5の表面にトナー像が形成される。
【0023】
なお、露光器13に代えて、4つのLEDアレイが各感光ドラム5に対応して設けられてもよい。
【0024】
本体ケーシング2の底部には、用紙Pを収容する給紙カセット14が配置されている。給紙カセット14に収容されている用紙Pは、各種ローラにより、搬送ベルト15上に搬送される。搬送ベルト15は、4つの感光ドラム5に下方から対向して配置されている。感光ドラム5に対して搬送ベルト15の上側部分を挟んで対向する各位置には、転写ローラ16が配置されている。搬送ベルト15上に搬送された用紙Pは、搬送ベルト15の走行により、搬送ベルト15と各感光ドラム5との間を順次に通過する。そして、感光ドラム5の表面上のトナー像は、用紙Pと対向したときに、用紙Pに転写される。
【0025】
搬送ベルト15に対して用紙Pの搬送方向における下流側には、定着器17が設けられている。トナー像が転写された用紙Pは、定着器17に搬送される。定着器17では、加熱および加圧により、トナー像が用紙Pに定着される。トナー像が定着した用紙Pは、各種ローラにより、本体ケーシング2の上面の排紙トレイ18に排出される。
2.ドロワユニット
(1)ドロワフレーム
図2〜6に示すように、ドロワユニット3は、保持部材の一例としてのドロワフレーム21を備えている。ドロワフレーム21は、左右方向に間隔を開けて対向配置される1対の側板22と、側板22の各前端部間に架設されるフロントビーム23と、側板22の各後端部間に架設されるリヤビーム24とを備え、全体として、平面視で四角枠状をなしている。
【0026】
4つの感光ドラム5、4つの帯電器6、4つの現像器7および4つのクリーナ10(図1参照)は、1対の側板22により、その左右両側から挟まれた状態で一括して保持されている。そして、側板22の間において、各現像器7の上方にトナーカートリッジ11を装着するためのスペース12が設けられている。言い換えれば、側板22は、各4つの感光ドラム5、帯電器6、現像器7およびクリーナ10を保持するとともに、トナーカートリッジ11を装着するためのスペース12を確保する間隔を左右方向に開けて、左右方向において互いに対向している。
【0027】
また、各側板22の外側面には、その上端縁より少し下方の位置に、それぞれ前後方向に延びる突条をなす鍔部26が前後方向の全長にわたって形成されている。本体ケーシング2の左右方向の両内側面には、図2に示されるように、前後方向に延びる溝27(左側のみ図示)が形成されており、鍔部26は、その溝27に前方から嵌合している。これにより、ドロワユニット3は、本体ケーシング2に保持されている。そして、鍔部26が溝27内をスライドすることにより、ドロワユニット3は、本体ケーシング2内の収容位置と本体ケーシング2外の引出位置との間でスムーズに移動される。
(2)操作部材
左側の側板22の上面には、各スペース12と左右方向に対向する位置に、その上端縁から一段下がった凹部25が形成されている。そして、各凹部25内には、4つの操作部材30が設けられている。操作部材30は、軸部の一例としての支持軸31と、支持軸31まわりに揺動可能なアーム部32とを含む構成である。
【0028】
支持軸31は、凹部25内における後端部に設けられ、側板22から上方に突出している。支持軸31の上端面は、側板22における凹部25以外の部分の上面とほぼ面一をなす位置に形成されている。
【0029】
図5に示されるように、アーム部32は、本体部35および当接部36を一体的に備えている。また、アーム部32の上面は、側板22における凹部25以外の部分の上面とほぼ面一をなす位置に形成されている。
【0030】
本体部35は、棒状に形成され、その一端部に支持軸31が挿通されている。
【0031】
当接部36は、本体部35が前後方向に沿って延びる状態で、本体部35の前後方向中央部から左右方向内側(右側)に突出する略半円形状に形成されている。また、当接部36の上面には、その右端部を後側から略矩形状に切り欠いた形状の受入溝37が形成されている。
【0032】
当接部36の周縁部における受入溝37に臨む部分には、係合部38が上方に突出する突条として形成されている。係合部38の上面は、本体部35の上面よりも低い位置に形成されている。
【0033】
そして、操作部材30は、支持軸31を支点とする揺動により、図10Aに示されるように、本体部35が前後方向に沿って延びる押圧位置(後側3つの操作部材30の位置)と、本体部35の先端部(支持軸31側と反対側の端部)が側板22から左方に離間する離間位置(最前方の操作部材30の位置)とに移動可能である。
【0034】
操作部材30が押圧位置に配置された状態で、当接部36は、図6に示されるように、平面視でスペース12内に配置される。また、操作部材30が離間位置に配置された状態で、当接部36は、平面視でスペース12から退避される。
(3)受入部
図6に示されるように、右側の側板22の内側面には、各スペース12に対応して、4つの受入部45が形成されている。受入部45は、側板22をその内側面から掘り下げた形状に形成され、第1溝46、第2溝47および規制部48を含む。
【0035】
第1溝46は、側面視でトナーカートリッジ11(図1参照)とほぼ同じ形状をなし、側板22の内側面をその上端部から略U字状に掘り下げた形状に形成されている。
【0036】
第2溝47は、第1溝46の内側の領域を、第1溝46よりも大きな深さに掘り下げた形状に形成されている。
【0037】
また、規制部48は、第2溝47の上側部分の右半分程度を閉塞するように形成されている。
3.現像フレーム
図7に示されるように、現像フレーム8は、前後方向に等間隔で配置され、側板22間に架設されている。トナーカートリッジ11を装着するための各スペース12は、現像フレーム8によって区切られている。
【0038】
現像フレーム8には、現像ローラ9を収容する現像室53が形成されている。現像室53は、感光ドラム5側が開放されており、この現像室53における開放側の端部に、現像ローラ9が配置されている。
【0039】
現像フレーム8は、現像室53とトナーカートリッジ11を装着するためのスペース12との間に、現像室53側に向けて円弧状に凸湾曲した板状の仕切壁52を有している。この仕切壁52により、現像フレーム8内が現像室53とその上方のスペース12とに仕切られている。
【0040】
仕切壁52の周方向の中央部には、図6に示されるように、複数の現像開口54が左右方向に等間隔を空けて複数形成されている。現像開口54を介して、現像室53内とスペース12とが連通している。
【0041】
仕切壁52上には、現像シャッタ101が左右方向にスライド可能に設けられている。現像シャッタ101は、左右方向に延び、仕切壁52に沿って湾曲する板状をなしている。
【0042】
現像シャッタ101には、仕切壁52の周方向において現像開口54と同じ位置に、各現像開口54に対応してシャッタ開口102が形成されている。したがって、現像シャッタ101が左右方向にスライドされることにより、図11Bに示されるように、シャッタ開口102が現像開口54に対向する状態と、図11Aに示されるように、シャッタ開口102が仕切壁52の内面に対向する状態とを選択的に取り得る。
【0043】
仕切壁52の現像シャッタ101との対向面(上面)には、図7に示されるように、各現像開口54と対向する位置に開口を有する現像シール103が貼着されている。
【0044】
また、仕切壁52の左右方向両端部には、固定部の一例としての固定突起55および嵌合口56が形成されている。
【0045】
固定突起55は、仕切壁52の左右方向両端部において、現像開口54と左右方向に対向する位置に設けられ、仕切壁52から略上方に突出して形成されている。現像シャッタ101には、固定突起55が挿通される挿通孔104が形成されている。挿通孔104は、左右方向に長い矩形状をなしている。
【0046】
嵌合口56は、各固定突起55に対して前方に間隔を空けた位置に形成されている。
【0047】
なお、図5には、右側の固定突起55および嵌合口56のみが示され、左側の固定突起55および嵌合口56は示されていない。
【0048】
図7に示されるように、現像室53内には、現像ローラ9、供給ローラ60、層厚規制ブレード61およびオーガ62が設けられている。
【0049】
現像ローラ9は、左右方向に延び、現像フレーム8に回転可能に保持されている。現像ローラ9の周面の一部は、現像フレーム8から後側下方に露出している。現像フレーム8がドロワユニット3(図1参照)に装着された状態で、現像ローラ9における現像フレーム8から露出した部分が感光ドラム5の周面に接触している。
【0050】
供給ローラ60は、左右方向に延び、現像フレーム8に回転可能に保持されている。供給ローラ60は、現像開口54の前側下方において、現像ローラ9に対して前側上方から圧接している。
【0051】
層厚規制ブレード61は、その基端部が現像フレーム8内における後側部分に固定され、その先端部が現像ローラ9の周面に圧接している。
【0052】
オーガ62は、現像開口54の下方において、左右方向に延び、現像フレーム8に対して回転可能に支持されている。
4.トナーカートリッジ
図7〜9に示すように、トナーカートリッジ11は、トナーを収容する筐体の一例としての内側筐体70と、内側筐体70を左右方向に移動可能な状態でその内側に収容するシャッタの一例としての外側筐体71とを備えている。
(1)内側筐体
内側筐体70は、平面視で左右方向に長い中空円柱状をなしている。内側筐体70の周面には、複数の矩形状の内側開口73が形成されている。各内側開口73は、トナーカートリッジ11がスペース12に装着された状態で現像シャッタ101の各シャッタ開口102と対向する位置に形成されている。
【0053】
内側筐体70の左上端部には、左端面から右側に窪んだ凹部74が形成されている。凹部74は、前後方向に延びて開放されている。言い換えれば、内側筐体70の上面において、その左端部は、残余の部分に対して一段低く形成されている。
【0054】
凹部74内には、被係合部76が設けられている。被係合部76は、内側筐体70の上端部における凹部74に臨む部分から左方に向けて突出し、その先端が下方に向けて屈曲した鉤状に形成されている。また、被係合部76の先端は、内側筐体70の左端面よりも右側の位置に配置されている。
【0055】
また、図9に示されるように、内側筐体70の右端部には、右方向に向けて突出する円柱状の抜け止め部78が形成されている。抜け止め部78は、後述する外側筐体71の右壁84に形成された貫通孔79に挿通されている。
【0056】
また、内側筐体70の下端面には、嵌合突起90が形成されている。嵌合突起90は、略矩形状に形成され、トナーカートリッジ11がドロワユニット3に装着された状態で、現像フレーム8に形成された2つの嵌合口56(図6参照)と対向する各位置に設けられている。また、嵌合突起90は、嵌合口56とほぼ同じサイズに形成されている。
(2)外側筐体
外側筐体71は、左右方向に延びる上壁80と、上壁80の前端縁に接続され、下方に向けて延びる前壁81と、上壁80の後端縁に接続され、下方に向けて延びる後壁82と、前壁81および後壁82の下端縁間に接続され、下方に向けて凸湾曲する下壁83と、前壁81、後壁82および下壁83の各右端縁間に跨る右壁84と、前壁81、後壁82および下壁83の各左端縁間に跨がる左壁75とを有している。
【0057】
下壁83には、複数の外側開口85が形成されている。各外側開口85は、内側開口73と同形状に形成され、トナーカートリッジ11がスペース12に装着された状態で仕切壁52の現像開口54と対向する位置に形成されている。
【0058】
また、各外側開口85間の間隔は、外側開口85の左右方向の幅よりも大きく設定されている。これにより、内側筐体70および外側筐体71の左右方向への相対移動により、内側開口73と外側開口85とが対向して、トナーカートリッジ11の内外が連通された開状態と、内側開口73が外側筐体71における外側開口85間の部分に対向して、内側開口73が閉塞された閉状態とを取り得る。
【0059】
また、下壁83における外側開口85の両側の位置には、矩形状の固定口91が形成されている。固定口91は、トナーカートリッジ11がドロワユニット3に装着された状態で、現像フレーム8に形成された2つの固定突起55(図5参照)と対向する各位置に設けられている。また、固定口91は、固定突起55とほぼ同じサイズに形成されている。
【0060】
また、下壁83には、内側筐体70に形成された嵌合突起90と対向する位置に、貫通孔92が形成されている。貫通孔92は、嵌合突起90よりも左右方向に大きなサイズを有する略細長矩形状に形成されている。これにより、内側筐体70と外側筐体71とが左右方向に相対移動したときに、嵌合突起90の貫通孔92内での移動が許容される。
【0061】
また、左壁75には、略上下方向に延びる突条77が形成されている。一方、ドロワユニット3(図2参照)の左側の側板22には、上下方向に延びる図示しない案内溝が形成されている。案内溝に突条77が入り込み、案内溝に沿ってトナーカートリッジ11が移動することにより、トナーカートリッジ11がドロワユニット3に対して着脱される。
【0062】
また、外側筐体71の上壁80の左右方向中央部には、把持部86が形成されている。把持部86は、外側筐体71に対して傾倒可能に設けられている。
【0063】
外側筐体71の内周面には、外側開口85の周囲を取り囲むようにトナーシール110が貼着されている。
【0064】
5.ドロワユニットに対するトナーカートリッジの装着
ドロワユニット3が本体ケーシング2外の引出位置(図2参照)に引き出された状態で、ドロワフレーム21内の各スペース12は、上方に開放されている。トナーカートリッジ11は、各スペースに対して上方から着脱される。スペース12にトナーカートリッジ11が装着されていない状態では、図10Aに示されるように、左側の側板22に設けられた操作部材30は、離間位置に配置されている。
【0065】
一方、トナーカートリッジ11は、ドロワユニット3から離脱した状態において、外側筐体71により内側開口73が閉塞される閉状態になっている。
【0066】
トナーカートリッジ11がドロワユニット3に装着されるときには、スペース12の鉛直上方からトナーカートリッジ11が下降され、トナーカートリッジ11の突条77(図8参照)が、ドロワユニット3の左側の側板22に形成された図示しない案内溝に沿って下方に案内される。
【0067】
トナーカートリッジ11がスペース12に収容(装着)されると、現像フレーム8(仕切壁52)の嵌合口56にトナーカートリッジ11の嵌合突起90が嵌合するとともに、外側筐体71の固定口91に現像フレーム8の固定突起55が嵌合する。
【0068】
また、この状態で、トナーカートリッジ11の右側面に設けられた抜け止め部78は、図11Aに示されるように、右側の側板22に形成された受入部45の第2溝47に対して左右方向に対向している。
6.シャッタ開放動作
現像カートリッジ11がドロワユニット3に装着された後、操作部材30の本体部35の前端部が右方に移動するように、操作部材30が回動される。
【0069】
操作部材30の回動の途中で、当接部36がトナーカートリッジ11の内側筐体70に対して左側から当接する。その後、操作部材30がさらに回動されると、当接部36により内側筐体70が右方に押圧される。このとき、現像フレーム8の固定突起55が外側筐体71の固定口91に嵌合されているので、現像フレーム8に対する外側筐体71の相対位置が固定されている。また、内側筐体70の嵌合突起90が現像シャッタ101の嵌合口56に嵌合している。そのため、内側筐体70が右方に押圧されると、外側筐体71が動かずに、内側筐体70および現像シャッタ101が一体となって右方に移動する。
【0070】
これにより、図11Bに示されるように、抜け止め部78が外側筐体71の右壁84よりも右方に突出し、右側の側壁22に形成された第2溝47内に入り込む。第2溝47の上側部分は、規制部48により閉塞されているので、抜け止め部78が第2溝47に入り込んだ状態では、抜け止め部78の上方への移動が規制される。
【0071】
そして、操作部材30の本体部35の前端部が最も側板22に近接する押圧位置に配置されると、当接部36により内側筐体70が押圧されたまま、それ以上の本体部35の移動が規制される。その結果、内側開口73と外側開口85とが対向するとともに、シャッタ開口102が現像開口54と対向し、内側開口73、外側開口85、シャッタ開口102および現像開口54を介して、内側筐体70内と現像室53内とが連通する開状態となる。また、当接部36に形成された係合部38がトナーカートリッジ11(内側筐体70)の被係合部76に係合する。
【0072】
この状態から、操作部材30の本体部35の前端部が左方に移動するように、操作部材30が回動されると、係合部38から被係合部76に左方向の力が付与される。これにより、内側筐体73および現像シャッタ101が一体となって左方に移動する。その結果、内側開口73およびシャッタ開口102がそれぞれ外側開口85および現像開口54と対向しない位置に移動され、内側筐体70内と現像室53内との連通が外側筐体71および現像シャッタ101により遮断される閉状態となる。
7.本体ケーシングに対するドロワユニットの収容動作
図10A〜10Cに示されるように、外側筐体71の開放するための操作部材30の操作は、本体ケーシング2に対するドロワユニット3の収容動作に連動させてもよい。
【0073】
本体ケーシング2の左側の側板95には、操作部材30に対して前後方向に対向する位置に、左前側から右後側に向けて傾斜する当接部の一例としての傾斜面96が形成されている。
【0074】
図10Aに示される状態、つまりドロワユニット3が引出位置に配置された状態から、後方に向けて移動されると、4つの操作部材30の本体部35が最後方の操作部材30から順に傾斜面96に対して前側から当接する。
【0075】
図10Bに示されるように、操作部材30の本体部35が傾斜面96に当接した後、ドロワユニット3がさらに後方に向けて移動されると、傾斜面96により本体部35が押圧されて、その前端部が右方に移動する方向に本体部35が回動する。これにより、上述したように、当接部36がトナーカートリッジ11の内側筐体70を右方に押圧し、そのトナーカートリッジ11が開状態となる。
【0076】
そして、図10Cに示されるように、ドロワユニット3が本体ケーシング2内に収容された収容位置に配置されると、すべての操作部材30が押圧位置に配置され、すべてのトナーカートリッジ11が開状態となる。
8.作用効果
(1)作用効果1
以上のように、ドロワユニット3は、カラープリンタ1の本体ケーシング2内に収容された収容位置と本体ケーシング2外に引き出された引出位置とに移動可能に設けられている。ドロワユニット3には、複数の感光ドラム5が互いに間隔を空けて並列に配置されている。また、ドロワユニット3には、4つの現像器7が各感光ドラム5に対応して設けられている。さらに、ドロワユニット3には、トナーカートリッジ11が装着される。
【0077】
トナーカートリッジ11は、各現像フレーム8に対応して設けられる。トナーカートリッジ11は、ドロワユニット3に対して着脱可能にそれぞれ構成されている。トナーカートリッジ11の内側筐体70には、内部に収容されたトナーを対応する現像器7に供給するための内側開口73が形成されている。また、トナーカートリッジ11は、内側開口73を開閉する外側筐体71を有している。
【0078】
そして、ドロワユニット3には、各トナーカートリッジ11(スペース12)に対応して、4つの操作部材30が設けられている。操作部材30が感光ドラム5の軸線方向と平行な操作方向(右方向)に操作されると、内側筐体70または外側筐体71が操作部材30により押圧され、内側筐体70および外側筐体71が操作方向に相対的に移動し、内側開口73が開放される。したがって、内側開口73が開放されるときには、ドロワユニット3に感光ドラム5の軸線方向と平行な操作方向の力が加わる。そのため、ドロワユニット3が引出位置に配置された状態で外側筐体71が開けられても、ドロワユニット3に下方に向かう力が作用しないので、カラープリンタ1の転倒を確実に防止することができる。
【0079】
また、操作部材30がドロワフレーム21に設けられているため、ドロワフレーム21にトナーカートリッジ11を装着していない状態では、トナーカートリッジ11の外側筐体71を移動させることができない。したがって、トナーカートリッジ11がドロワフレーム21に装着されていない状態で、外側筐体71が誤って移動されることを防止でき、内側開口73と外側開口85とが連通することを防止できる。
【0080】
さらに、トナーカートリッジ11に操作部材を設けると、トナーカートリッジ11をドロワフレーム21に装着したときに、操作部材を操作しにくいが、ドロワフレーム21に操作部材を設けることにより、操作部材の操作が容易になる。
(2)作用効果2
また、ドロワユニット3が引出位置から収容位置に向けて移動されるときに、その移動に連動して内側筐体70または外側筐体71が操作部材30により押圧される。これにより、ドロワユニット3の移動に連動して、内側筐体70および外側筐体71が操作方向に相対的に移動し、内側開口73が開放される。したがって、トナーカートリッジ11の外側筐体71が内側開口73を閉塞したままの状態で、ドロワユニット3が引出位置から収容位置に移動されても、操作部材30により、内側開口73が確実に開放される。したがって、内側開口73が外側筐体71により閉塞されたままドロワユニット3が収容位置に配置されるのを確実に防止することができる。
(3)作用効果3
また、操作部材30は、支持軸31およびアーム部32を備えている。支持軸31は、ドロワユニット3の移動方向および感光ドラム5の軸線方向と直交する方向に延びている。また、アーム部32は、支持軸31から引出位置側に延び、支持軸31を中心として、先端部が内側筐体70または外側筐体71を押圧する押圧位置と当該押圧位置に対して内側筐体70または外側筐体71から離間する離間位置とに揺動可能に設けられている。
【0081】
一方、本体ケーシング2内には、傾斜面96が設けられている。ドロワユニット3が引出位置から収容位置に移動されるときに、傾斜面96がアーム部32に当接することにより、アーム部32が離間位置から押圧位置に移動される。その結果、ドロワユニット3の引出位置から収容位置への移動に伴って、アーム部32を押圧位置に移動させることができる。
(4)作用効果4
また、現像器7には、外側筐体71を固定するための固定突起55が形成されている。トナーカートリッジ11がドロワユニット3に装着された状態で、固定突起55により、外側筐体71が固定される。これにより、トナーカートリッジ11がドロワユニット3に装着された状態で、操作部材30によって内側筐体70を操作方向に移動させることにより、内側筐体70と外側筐体71とを操作方向に相対的に移動させることができる。
(5)作用効果5
また、内側筐体70の右端部には、内側開口73が開放された状態で、トナーカートリッジ11がドロワユニット3から離脱されることを防止するための抜け止め部78が形成されている。これにより、内側開口73が開放されたまま、トナーカートリッジ11がドロワユニット3から離脱されるのを確実に防止できる。その結果、ドロワユニット3から取り外された内側筐体70から、内側開口73を介してトナーがこぼれることを防止できる。
(6)作用効果6
また、操作部材30により内側筐体70が押圧されて、内側筐体70が操作方向に移動されることにより内側開口73が開放される。そして、ドロワユニット3には、抜け止め部78を操作方向に挿抜可能に受け入れる受入部45(第2溝47)が形成されている。内側筐体70の移動に伴って、内側筐体70に設けられた抜け止め部78が第2溝47内に挿入される。これにより、内側開口73が開放された状態で、抜け止め部78が第2溝47内に挿入されるので、トナーカートリッジ11のドロワユニット3からの離脱を確実に防止できる。
6.変形例
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。たとえば、トナーカートリッジ11またはドロワユニット3に、操作部材30を常に解除位置に向けて付勢する付勢部材を設けた構成が採用されてもよい。この場合、ドロワユニット3が本体ケーシング2内から引き出され、本体ケーシング2の左側の側板95から操作部材30が離間すると、付勢部材からの付勢力を受けて、操作部材30が離間位置に向けて移動する。
【0082】
前述したように、操作部材30には、係合部38が形成されている。内側筐体70には、トナーカートリッジ11がドロワユニット3に装着された状態で、係合部38が係合する被係合部76が形成されている。これにより、ドロワユニット3が引出位置に配置され、傾斜面96が操作部材30のアーム部32から離間すると、付勢部材により、アーム部32が離間位置に向けて付勢される。係合部38および被係合部76が係合されているので、アーム部32の離間位置への移動に伴って、内側筐体70および外側筐体71が左方に相対的に移動し、内側開口73が開放される。よって、ドロワユニット3の収容位置から引出位置への移動に連動して、内側開口73を開放させることができる。
【0083】
また、前述の実施形態では、操作部材30の当接部35がトナーカートリッジ11の内側筐体70に当接し、外側筐体71が固定された状態で内側筐体70が移動される構成を例示したが、当接部35が外側筐体71に当接し、内側筐体70が固定されたままの状態で外側筐体71が移動される構成が採用されてもよい。
【符号の説明】
【0084】
1 プリンタ
2 本体ケーシング
3 ドロワユニット
5 感光ドラム
7 現像器
8 現像フレーム
30 操作部材
31 支持軸
32 アーム部
38 係合部
45 受入部
51 トナーカートリッジ
55 固定突起
56 嵌合口
70 内側筐体
71 外側筐体
73 内側開口
76 被係合部
78 抜け止め部
90 嵌合突起
91 固定口
96 傾斜面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置本体と、
前記装置本体内に収容された収容位置と前記装置本体外に引き出された引出位置とに移動可能に設けられる保持部材と、
前記保持部材に保持され、互いに間隔を空けて並列に配置される複数の感光ドラムと、
各前記感光ドラムに対応して設けられ、前記保持部材に保持される複数の現像器と、
各前記現像器に対応して設けられ、前記保持部材に対して着脱可能にそれぞれ構成されており、内部に収容されたトナーを対応する前記現像器に供給するための開口部が形成された筐体、および前記開口部を開閉するシャッタをそれぞれ有する複数のトナーカートリッジと、
各トナーカートリッジに対応して前記保持部材に設けられ、前記感光ドラムの軸線方向と平行な操作方向に操作されて、前記筐体または前記シャッタを押圧し、前記筐体および前記シャッタを前記操作方向に相対的に移動させることにより前記開口部を開放する複数の操作部材とを備える、画像形成装置。
【請求項2】
前記操作部材は、前記保持部材が前記引出位置から前記収容位置に向けて移動されるときに、その移動に連動して前記筐体または前記シャッタを押圧する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記操作部材は、前記保持部材の移動方向および前記感光ドラムの前記軸線方向と直交する方向に延びる軸部と、前記軸部から前記引出位置側に延び、前記軸部を中心として、先端部が前記筐体または前記シャッタを押圧する押圧位置と当該押圧位置に対して前記筐体または前記シャッタから離間する離間位置とに揺動可能に設けられたアーム部とを有し、
前記装置本体に設けられ、前記保持部材が前記引出位置から前記収容位置に移動されるときに、前記アーム部に当接して、前記アーム部を前記離間位置から前記押圧位置に移動させる当接部材を備えている、請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記現像器には、前記トナーカートリッジが前記保持部材に装着された状態で、前記シャッタを固定するための固定部が形成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記筐体には、前記操作方向における前記操作部材側と反対側の端部に、前記開口部が開放された状態で、前記トナーカートリッジが前記保持部材から離脱されることを防止するための抜け止め部が形成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記操作部材は、前記筐体を押圧して、前記筐体を前記操作方向に移動させることにより前記開口部を開放し、
前記保持部材には、前記抜け止め部を前記操作方向に挿抜可能に受け入れる受入部が形成されている、請求項5に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10A】
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【図10B】
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【図10C】
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【図11A】
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【図11B】
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【公開番号】特開2011−257490(P2011−257490A)
【公開日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−130187(P2010−130187)
【出願日】平成22年6月7日(2010.6.7)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】