説明

画像表示装置、プロジェクタおよび画像表示方法

【課題】パラメータセットを呼び出す際に、複数のパラメータセットの中から所望のパラメータセットを選択する際の利便性を向上することが可能な画像表示装置及びプロジェクタを提供する。
【解決手段】記憶部に記憶された複数組のパラメータセットの中から、所望の1組を呼び出す際に表示するメモリ呼出用メニュー画像Gm6には、カラーモードを表すパラメータが上下方向に列記され、パラメータセットを識別するための9つの識別子(「メモリ1」から「メモリ9」)が、それぞれが対応するパラメータの右側に表示されている。つまり、9つの識別子は、カラーモード別に分類された状態になっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示する画像の表示状態を調整することが可能な画像表示装置及びプロジェクタに関する。
【背景技術】
【0002】
画像信号に基づいた画像を表示する画像表示装置の多くは、ユーザが、画像の明るさやコントラスト、色合い等を表すパラメータを設定することによって画質調整を行うことが可能になっている。ユーザは、これらのパラメータを、画像の種別(静止画、動画)やその内容(映画、スポーツ、ニュース等)、或いは部屋の明るさ等の視聴環境等に応じて適宜設定することができる。しかしながら、画像や視聴環境等が変わる度にパラメータの設定作業が必要となるため、設定すべきパラメータの数が多いほど、その作業が煩雑になっていた。
【0003】
上記作業の煩雑さを軽減するために、設定した各種パラメータの組み合わせ(パラメータセット)をメモリに記憶(登録)させることが可能であるとともに、画像や視聴環境が変化する際には、登録された複数のパラメータセットの中から所望のパラメータセットを呼び出すことにより、容易に各種パラメータを設定可能な画像表示装置(プロジェクタ)が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。メモリに登録された各パラメータセットには、識別子(A、B、C、…や、「メモリ1」、「メモリ2」、…等の見出し)が付加されており、所望のパラメータセットを選択する際には、複数の識別子の中からいずれか1つ指定することになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−295321号公報
【特許文献2】特開2005−99620号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、識別子自体には、登録されたパラメータセットの内容(パラメータ)を表す情報が含まれていないため、識別子のみによってその登録内容を知ることは困難であった。登録内容を知るためには、1つのパラメータセットを一旦呼び出し、その後の画質の変化を確認したり、パラメータ設定画面等で各パラメータを確認したりしなければならず、さらに、その確認の結果、呼び出したパラメータセットが所望のものではなかった場合には、上記の操作(パラメータセットの呼出と、その確認)を繰り返さなければならなかった。つまり、登録されたパラメータセットを呼び出す際に、複数のパラメータセットの中から所望の1つを特定することが困難であるという問題を有していた。
【0006】
本発明は上記問題を鑑みてなされたものであり、その目的は、パラメータセットを呼び出す際に、複数のパラメータセットの中から所望のパラメータセットを選択する際の利便性を向上することが可能な画像表示装置及びプロジェクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の画像表示装置は、複数のパラメータからなるパラメータセットに基づいて画像を調整して表示する画像表示装置であって、前記パラメータセットを複数組記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記複数組のパラメータセットの中から、所望の1組を選択させる選択手段と、前記選択手段によって選択されたパラメータセットを取得して、当該パラメータセットに基づいて前記画像の表示状態を調整する画像調整手段とを備え、前記選択手段は、前記1組のパラメータセットを選択させる際に、前記記憶手段に記憶された各パラメータセットに含まれるパラメータを表示することを特徴とする。
【0008】
この画像表示装置によれば、選択手段が、記憶手段に記憶された複数組のパラメータセットの中から所望の1組を選択させる際に、各パラメータセットに含まれるパラメータを表示する。このため、各パラメータセットの内容を確認することが可能となり、各パラメータセットを使用した場合の表示状態を予測することが可能となる。この結果、複数組のパラメータセットの中から所望の1組を選択する際の利便性が向上する。
【0009】
この画像表示装置において、前記選択手段は、前記1組のパラメータセットを選択させる際に、前記複数組のパラメータセットを、前記各パラメータセットに含まれるパラメータによって分類して表示することが望ましい。
【0010】
この画像表示装置によれば、選択手段が、記憶手段に記憶された複数組のパラメータセットの中から所望の1組を選択させる際に、前記複数組のパラメータセットを、前記各パラメータセットに含まれるパラメータによって分類して表示するため、複数のパラメータセットの中から、所望のパラメータを有するパラメータセットを選び出すことが容易になり、パラメータセットを選択する際の利便性がさらに向上する。
【0011】
本発明の画像表示装置は、それぞれ異なる形式の画像信号を入力可能な複数の入力端子と、前記複数の入力端子の中から1つを選択する入力選択手段とを備え、前記入力選択手段で選択された入力端子に入力した画像信号に基づく画像を、複数のパラメータからなるパラメータセットに基づいて調整して表示する画像表示装置であって、前記パラメータセットを複数組記憶可能な記憶手段と、前記パラメータを変更するパラメータ変更手段と、前記パラメータ変更手段で変更されたパラメータを含むパラメータセットを、前記記憶手段に記憶させる登録手段と、前記登録手段によって前記記憶手段に記憶された前記複数組のパラメータセットの中から、所望の1組を選択させる選択手段と、前記選択手段によって選択されたパラメータセットを取得して、当該パラメータセットに応じて前記画像の表示状態を調整する画像調整手段とを備え、前記登録手段は、前記パラメータセットを記憶させる際に、前記入力選択手段で選択されている入力端子を特定可能な入力端子情報を、前記パラメータセットに対応付けて前記記憶手段に記憶させ、前記選択手段は、前記1組のパラメータセットを選択させる際に、前記記憶手段に記憶された各パラメータセットに対応付けられた入力端子情報を取得して表示することを特徴とする。
【0012】
この画像表示装置によれば、選択手段が、記憶手段に記憶された複数組のパラメータセットの中から所望の1組を選択させる際に、各パラメータセットに対応付けられた入力端子情報を表示する。このため、複数のパラメータセットの中から、特定の形式の画像信号に適したパラメータセットを選択することが容易になり、パラメータセットを選択の際の利便性が向上する。
【0013】
この画像表示装置において、前記選択手段は、前記1組のパラメータセットを選択させる際に、前記複数組のパラメータセットを、前記各パラメータセットに対応付けられた入力端子情報によって分類して表示することが望ましい。
【0014】
この画像表示装置によれば、選択手段が、記憶手段に記憶された複数組のパラメータセットの中から所望の1組を選択させる際に、前記複数組のパラメータセットを、前記各パラメータセットに対応付けられた入力端子情報によって分類して表示するため、複数のパラメータセットの中から、特定の形式の画像信号に適したパラメータセットを選び出すことがさらに容易になる。
【0015】
本発明のプロジェクタは、前述した画像表示装置として機能することを特徴とする。
【0016】
プロジェクタは、画像を大画面で表示することが可能であることから、近年、映画鑑賞等のために用いられることが多くなっている。このため、画像に対して細かな画質調整が可能であることが求められるとともに、画質調整を施すためのパラメータを容易に呼び出したいというニーズが高まっている。本発明のプロジェクタによれば、前述した画像表示装置と同一の効果を有するため、前記ニーズを満たすことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明に係るプロジェクタの概略構成を示すブロック図。
【図2】OSD処理部によって重畳されるメニュー画像を説明する説明図。
【図3】画質調整を行う際に表示するOSD画像を示す説明図。
【図4】カラーモードを選択する際に表示するOSD画像を示す説明図。
【図5】パラメータを調整する際に表示するOSD画像を示す説明図。
【図6】パラメータセットの登録や呼出を行う際に表示するOSD画像を示す説明図。
【図7】パラメータセットの登録を行う際に表示するOSD画像を示す説明図。
【図8】パラメータセットの呼出を行う際に表示するOSD画像を示す説明図。
【図9】第2実施形態に係るプロジェクタにおいて、パラメータセットの呼出を行う際に表示するOSD画像を示す説明図。
【図10】変形例に係るプロジェクタの投写画像を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態に係る画像表示装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態の画像表示装置であるプロジェクタの概略構成を示すブロック図である。
プロジェクタ1は、光源から射出される光を、外部から入力される画像信号に応じて変調して光学像を形成し、形成した光学像をスクリーンSC上に拡大投写する。
【0019】
図1に示すように、プロジェクタ1には、画像の投写を行う投写部10が備えられている。投写部10は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等の放電型光源ランプからなる光源11と、光変調装置としての液晶ライトバルブ12と、投写レンズ13と、ライトバルブ駆動部14とを備えている。
【0020】
液晶ライトバルブ12には、複数の画素が形成されており、ライトバルブ駆動部14が、入力した画像信号に基づいて液晶ライトバルブ12を駆動することにより、光源11から射出した光は、液晶ライトバルブ12で画素毎に変調され、画像信号に応じた光学像が形成される。形成された光学像は、投写レンズ13によってスクリーンSC等に向けて拡大投写され、スクリーンSC上に画像として表示される。
【0021】
なお、図示は省略しているが、光源11と液晶ライトバルブ12の間の光路には、光源光を3色(赤、緑、青)の色光R,G,Bに分離する光分離光学系が配置されており、分離された各色光R,G,Bをそれぞれ変調するために、液晶ライトバルブ12は3つ1組で用いられる。また、液晶ライトバルブ12と投写レンズ13の間の光路には、変調された各色光R,G,Bを合成するクロスダイクロイックプリズム等の光合成光学系が配置されており、合成されたカラーの光学像が投写レンズ13から射出する。
【0022】
プロジェクタ1は、さらに、制御部20と、記憶部21と、入力操作部22と、リモコン信号受信部23と、入力端子群CNと、入力ソース切換部24と、画像データ処理部25と、画像メモリ26と、OSD処理部27と、OSDメモリ28と、リモコンRCとを備えている。
【0023】
制御部20は、CPU(Central Processing Unit)等で構成されて、コンピュータとして機能するものであり、前記各部21〜25,27に接続され、記憶部21に記憶されている制御プログラムに従って、プロジェクタ1の動作を統括制御する。
【0024】
記憶部21は、本発明の記憶手段に相当し、フラッシュROM(Read Only Memory)等のメモリによって構成されている。記憶部21は、前記制御プログラムを記憶するとともに、各種設定値(パラメータ)等の記憶に用いられる。
【0025】
入力操作部22及びリモコンRCは、プロジェクタ1に対して各種操作を行うための複数のキーを備えている。入力操作部22やリモコンRCが備えるキーには、電源のオン/オフを行うための電源キーや、各種設定を行うためのメニュー画像の表示/非表示を切り換えるメニューキー(「Menu」)、メニュー画像上でのカーソルの移動等に用いられる方向キー(「↑」、「↓」、「→」、「←」の4つのキー)、メニュー画像上での項目の選択等を指示する決定キー(「Sel」)、動作の取消を指示する取消キー(「ESC」)、入力ソースを切り換えるための入力ソース指定キー(詳しくは後述する)等がある。ユーザが入力操作部22を操作すると、入力操作部22は、ユーザの操作内容に応じた操作信号を制御部20に出力する。また、ユーザがリモコンRCを操作すると、リモコンRCは、ユーザの操作内容に応じた赤外線の操作信号を発し、リモコン信号受信部23がこれを受信して制御部20に伝達する。
【0026】
入力端子群CNは、ビデオ再生装置やパーソナルコンピュータ等の外部の画像供給装置(図示せず)から各種形式の画像信号を入力可能になっている。入力端子群CNに含まれる入力端子としては、ビデオ機器等からコンポーネント信号(YCbCr又はYPbPr)を3本のケーブルで入力するためのコンポーネント端子CN1(以降、INPUT A端子とも呼ぶ)、パーソナルコンピュータ等からアナログRGB信号を入力するためのミニD−Sub15ピン端子CN2(以降、INPUT B端子とも呼ぶ)、ビデオ機器等からのコンポーネント信号(YCbCr又はYPbPr)を1本のケーブルで入力可能なD端子(具体的には、D4端子)CN3、ビデオ機器等からデジタルRGB信号等を入力するためのHDMI端子CN4、ビデオ機器等からSビデオ信号を入力するためのS端子CN5(以降、S−Video端子とも呼ぶ)、ビデオ機器等からコンポジット信号を入力するためのコンポジット端子CN6(以降、Video端子とも呼ぶ)等がある。各入力端子CN1〜CN6に入力した画像信号は、入力ソース切換部24に供給される。
【0027】
入力ソース切換部24は、6つの入力端子CN1〜CN6のうち、制御部20の指示に基づく1つの入力端子を選択し、当該入力端子に入力された画像信号を画像データ処理部25に出力する。前述した入力操作部22やリモコンRCには、各入力端子CN1〜CN6に対応する6つの入力ソース指定キー(「INPUT A」、「INPUT B」、「D4」、「HDMI」、「S−Video」、「Video」)が備えられており、ユーザが入力ソース指定キーを操作して所望の入力端子を指定すると、制御部20は、当該入力端子からの画像信号が画像データ処理部25に出力されるよう、入力ソース切換部24に指示をする。
【0028】
画像データ処理部25は、入力した各種形式の画像信号を、色(R,G,B)毎の階調値からなる画像データに変換する。さらに、制御部20から、画質を調整するための複数のパラメータ(パラメータセット)を入力し、当該パラメータセットに基づき、変換した画像データに対して、明るさ、コントラスト、シャープネス、色合い等の調整や、ガンマ補正等の各種画質調整を施す。即ち、画像データ処理部25は、本発明の画像調整手段として機能する。画像メモリ26は、画像データ処理部25による前記画質調整処理の際の一時記憶等に用いられ、複数フレーム(複数画面)分の画像データを記憶可能になっている。画像データ処理部25で画質調整がなされた画像データは、OSD処理部27に出力される。
【0029】
OSD処理部27は、制御部20の指示に基づいて、メニュー画像やメッセージ画像等からなるOSD(オンスクリーンディスプレイ)画像を、入力画像(入力した画像信号に基づく画像)に重畳するための処理を行う。OSDメモリ28には、OSD画像を形成するための図形やフォント等を表す画像データが記憶されており、制御部20が、OSD画像を特定可能なOSD画像情報をOSD処理部27に出力すると、OSD処理部27は、必要な画像データをOSDメモリ28から読み出してOSD画像データを生成する。さらに、OSD処理部27は、入力画像の所定の位置にOSD画像が重畳されるように、入力画像データ(入力した画像信号に基づく画像データ)にこのOSD画像データを合成する。合成された画像データは、ライトバルブ駆動部14に出力される。なお、OSD画像を表示しない場合には、上記合成処理を行わないため、画像データ処理部25から出力される画像データが、そのままライトバルブ駆動部14に供給される。
【0030】
ライトバルブ駆動部14が、OSD処理部27から入力した画像データに基づいて液晶ライトバルブ12を駆動することにより、スクリーンSCには、入力画像が表示されるとともに、必要に応じて、入力画像上にOSD画像が重畳表示される。
【0031】
次に、本実施形態のプロジェクタ1の動作について説明する。
図2は、OSD処理部27によって重畳されるメニュー画像を説明する説明図であり、入力操作部22又はリモコンRCのメニューキー(「Menu」)が操作された場合に、スクリーンSC上に投写される画像を表している。
入力画像Gsを表示している状態で、入力操作部22又はリモコンRCのメニューキー(「Menu」)が操作されると、制御部20は、メニュー画像を表示するためのOSD画像情報をOSD処理部27に出力する。OSD処理部27は、当該OSD画像情報に基づき、OSDメモリ28からメニュー画像を表すOSD画像データを読み出して、入力画像データに合成する。この結果、図2に示すように、スクリーンSCには、入力画像Gsと、入力画像Gs上に重畳されたOSD画像(処理選択用メニュー画像Gm0)とが表示される。
【0032】
処理選択用メニュー画像Gm0には、複数の項目名(「画質」、「設定」、「メモリ」等)が列記されており、その中の1項目(図2では、「画質」)が仮選択の状態(背景色が他の項目と異なる状態)となっている。ユーザは、入力操作部22又はリモコンRCの上下方向キー(「↑」又は「↓」)を操作することにより、仮選択の項目を変更することが可能になっており、所望の項目を仮選択した後に決定キー(「Sel」)を操作すると、当該項目に関連した設定や情報閲覧等を行うことができる。ここで、メニュー項目の中から「画質」を選択(仮選択した後に決定キーを操作)すると、制御部20は、OSD処理部27に指示をして、新たなOSD画像(画質調整用メニュー画像)を入力画像Gsに重畳させる。ユーザは、当該OSD画像により、入力画像Gsに対して好みに応じた画質調整を行うためのパラメータの設定を行うことができる。
【0033】
図3は、画質調整を行う際に表示するOSD画像を示す説明図であり、入力画像Gs上に重畳して表示される画質調整用メニュー画像を表している。
図3に示すように、画質調整用メニュー画像Gm1には、「カラーモード」、「明るさ」、「コントラスト」、「色の濃さ」、「色合い」、「シャープネス(輪郭強調)」の6つの調整項目名が上下方向に並んで表示されており、各調整項目名の右側には、それぞれの設定値(パラメータ)が併記されている。
【0034】
「カラーモード」とは、画像の種別やその内容、或いは視聴環境等に応じた色調や明るさ等を設定するための項目である。そのパラメータとしては、例えば、明るい環境での視聴に適する「ダイナミック」や、薄明かりの中での視聴に適する「リビング」、暗い環境下で入力信号に忠実な画像を再現可能な「ナチュラル」、暗い環境下での映画鑑賞に適する「シアター」等があり、この中から画像の種別やその内容、視聴環境等に応じて選択することができる。また、「明るさ」、「コントラスト」、「色の濃さ」、「色合い」、「シャープネス」の各項目のパラメータは数値で表され、所定の範囲内(数段階から数十段階)でパラメータを増減することにより、それぞれの度合いを微調整することができる。なお、本実施形態では、「色の濃さ」及び「色合い」については、入力される画像信号がRGB系(デジタル又はアナログのRGB信号)以外の場合にのみ調整可能になっている。
【0035】
ユーザは、画質調整用メニュー画像Gm1が表示された状態で、上下方向キー(「↑」、「↓」)を操作して所望の項目を仮選択した後、決定キー(「Sel」)を操作することにより、当該項目のパラメータを変更することができる。ここで、「カラーモード」が選択された場合には、制御部20は、OSD処理部27に指示をして、カラーモード選択用メニュー画像Gm2(図4参照)を重畳表示させ、いずれか1つのカラーモードをユーザに選択させる。ユーザは、上下方向キー(「↑」、「↓」)及び決定キー(「Sel」)によって所望のカラーモードを選択することができる。また、画質調整用メニュー画像Gm1が表示された状態で、「カラーモード」以外の項目が選択された場合には、制御部20は、OSD処理部27に指示をして、数値調整用メニュー画像Gm3(図5参照)を表示させ、ユーザに数値の調整を行わせる。ユーザは、左右方向キー(「←」、「→」)によって数値を増減することができる。
【0036】
上記の手順により、パラメータが変更されると、制御部20は、全パラメータからなるパラメータセットを画像データ処理部25に出力する。画像データ処理部25は、当該パラメータセットに基づいて、LUT(Look Up Table)を用いたデータ変換や、デジタルフィルタを用いたフィルタ処理等、入力画像データに対する画質調整を開始する。
【0037】
なお、各メニュー画像Gm0〜Gm3のいずれかが表示された状態で取消キー(「ESC」)が操作されると、制御部20は、OSD処理部27に指示をして、現在重畳しているメニュー画像を消去し、1つ前の表示画面に戻る(後述するメニュー画像Gm4〜Gm6についても同様)。例えば、カラーモード選択用メニュー画像Gm2、又は数値調整用メニュー画像Gm3が表示された状態であれば、画質調整用メニュー画像Gm1を表示した画面状態に戻り、画質調整用メニュー画像Gm1が表示された状態であれば、処理選択用メニュー画像Gm0を表示した画面状態に戻る。また、処理選択用メニュー画像Gm0が表示された状態であれば、メニュー画像を非表示として入力画像Gsを鑑賞可能な状態に戻る。また、前記各メニュー画像Gm0〜Gm3のいずれかが表示された状態で、メニューキー(「Menu」)が操作されると、制御部20は、OSD処理部27に指示をして、重畳していたメニュー画像を消去し、入力画像Gsを鑑賞可能な状態にする(後述するメニュー画像Gm4〜Gm6についても同様)。
【0038】
図2に戻って、ユーザは、処理選択用メニュー画像Gm0が表示されている状態で、メモリ」を選択することにより、現在使用中のパラメータセットを記憶部21に記憶させたり(登録)、記憶部21に記憶されているパラメータセットを読み出して使用したり(呼出)することができる。
【0039】
図6は、パラメータセットの登録や呼出を行う際に表示するOSD画像を示す説明図である。
制御部20は、処理選択用メニュー画像Gm0で「メモリ」が選択されると、OSD処理部27に指示をして、図6に示すようなOSD画像(メモリ操作用メニュー画像Gm4)を入力画像Gsに重畳して表示させる。
【0040】
メモリ操作用メニュー画像Gm4には、パラメータセットの登録を行うための「メモリ登録」、既に登録されているパラメータセットを呼び出すための「メモリ呼出」、既に登録されているパラメータセットを全て消去して初期状態に戻す「メモリ初期化」の3つの項目が列記されており、ユーザは、上下方向キー(「↑」、「↓」)と決定キー(「Sel」)を操作して、いずれかの項目を選択することができる。ここで、「メモリ登録」が選択されると、制御部20は、OSD処理部27に指示をして、パラメータセットを登録するためのOSD画像(メモリ登録用メニュー画像)を入力画像Gsに重畳して表示させる。
【0041】
図7は、パラメータセットの登録を行う際に表示するOSD画像を示す説明図である。
本実施形態では、記憶部21に9つのパラメータセットを記憶させることが可能となっており、図7に示すように、メモリ登録用メニュー画像Gm5には、それぞれ前記9つのパラメータセットに対応付けられた識別子(「メモリ1」〜「メモリ9」)が上下方向に列記されている。各識別子の左側には、登録状況を表すマークMが付されており、各識別子に対してパラメータセットが登録済みか否かをマークMの色によって判別することができる(例えば、黒なら登録済み、白なら未登録)。また、既に他のパラメータセットが登録されている識別子の右側には、各パラメータセットに含まれるパラメータのうち、カラーモードを表すパラメータが併記されており、各パラメータセットの概要を知ることができるようになっている。なお、併記されたパラメータは、「メモリ登録」が選択された後、メモリ登録用メニュー画像Gm5の表示に先立って、制御部20が記憶部21から読出したものであり、メモリ登録用メニュー画像Gm5は、制御部20が、読み出したパラメータ等をOSD画像情報としてOSD処理部27に出力することによって、OSD処理部27で生成されたものである。
【0042】
メモリ登録用メニュー画像Gm5内に列記された9つの識別子のうちの1つは、仮選択の状態になっており、ユーザは、上下方向キー(「↑」、「↓」)を操作することにより、他の識別子を仮選択することができる。ユーザは、所望の1つの識別子を仮選択した後、決定キー(「Sel」)を操作することによって、現在使用中のパラメータセットを、仮選択した前記識別子に対応付けて記憶部21に記憶させることができる。なお、他のパラメータセットが登録済みの識別子が選択された場合には、現在使用中のパラメータセットが、当該識別子に対して上書きで登録される。
【0043】
図6に戻って、メモリ操作用メニュー画像Gm4が表示されている状態で、「メモリ呼出」が選択されると、制御部20は、OSD処理部27に指示をして、登録されたパラメータセットを呼び出すためのOSD画像(メモリ呼出用メニュー画像)を入力画像Gsに重畳して表示させる。
【0044】
図8は、パラメータセットの呼出を行う際に表示するOSD画像を示す説明図である。
図8に示すメモリ呼出用メニュー画像Gm6は、制御部20が、各識別子に対応するカラーモードを表すパラメータを記憶部21から読出し、当該パラメータ等をOSD画像情報としてOSD処理部27に出力することによって、OSD処理部27で生成されたものである。
【0045】
図8に示すように、メモリ呼出用メニュー画像Gm6には、カラーモードを表すパラメータが上下方向に列記され、各カラーモードに対応する識別子が、各パラメータの右側に表示されている。つまり、9つの識別子(「メモリ1」〜「メモリ9」)は、カラーモード別に分類された状態になっている。9つの識別子のうちの1つの識別子は、仮選択された状態になっており、ユーザが上下方向キー(「↑」、「↓」)を操作することにより、他の識別子を仮選択することができる。なお、識別子が仮選択されると、当該識別子とともに当該識別子に対応するパラメータも背景色が他の項目と異なる色で表示される。また、9つの識別子のうち、パラメータセットが登録されていない識別子(「メモリ3」及び「メモリ6」)については、仮選択ができないようになっており、他の識別子に比べて目立たない色で表示されている。
【0046】
ユーザが所望の識別子を仮選択した状態で、決定キー(「Sel」)を操作すると、制御部20は、当該識別子に対応付けられたパラメータセットを記憶部21から読み出して、画像データ処理部25に出力する。これにより、画像データ処理部25は、画像データに対して当該パラメータセットに基づいた画質調整を開始する。
【0047】
以上説明したように、本実施形態のプロジェクタ1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態のプロジェクタ1によれば、登録済みの複数組のパラメータセットの中から、呼び出すべき1組のパラメータセットを選択させる際に、各パラメータセットに含まれるパラメータ(カラーモードを表すパラメータ)をメモリ呼出用メニュー画像Gm6内に表示している。このため、各パラメータセットの内容を知ることが可能となり、各パラメータセットを使用した場合の表示状態を予測することが可能となる。この結果、複数組のパラメータセットの中から所望の1組を選択する際の利便性が向上する。
【0048】
(2)本実施形態のプロジェクタ1によれば、登録済みの複数組のパラメータセットの中から、呼び出すべき1組のパラメータセットを選択させる際に、前記複数組のパラメータセットを、前記各パラメータセットに含まれるパラメータ(カラーモードを表すパラメータ)によって分類して表示するため、複数組のパラメータセットの中から、所望のカラーモードを有するパラメータセットを選び出すことが容易になり、パラメータセットを選択する際の利便性が向上する。
【0049】
(第2実施形態)
以下、本発明の第2実施形態に係る画像表示装置について、図面を参照して説明する。
本実施形態の画像表示装置であるプロジェクタ1の制御部20は、パラメータセットを記憶部21に登録する際に、その時点において入力ソース切換部24で選択されている入力端子を表す情報(入力端子情報)を、識別子に対応付けて記憶させるようになっている。また、登録したパラメータセットを呼び出す際に、所望のパラメータセットを選択させるためのメニュー画像には、識別子とともに、これに対応する入力端子名を表示するようになっている。
【0050】
図9は、本実施形態のプロジェクタ1において、パラメータセットの呼出を行う際に表示するOSD画像を示す説明図である。
メモリ操作用メニュー画像Gm4(図6参照)が表示されている状態で、「メモリ呼出」が選択されると、制御部20は、OSD処理部27に指示をして、図9に示すようなOSD画像(メモリ呼出用メニュー画像Gm6)を表示させる。具体的には、制御部20が、各識別子に対応する入力端子情報を記憶部21から読出し、当該入力端子情報等をOSD画像情報としてOSD処理部27に出力することによって、OSD処理部27が、当該メモリ呼出用メニュー画像Gm6を表すOSD画像データを生成し、入力画像データに重畳させる。
【0051】
メモリ呼出用メニュー画像Gm6には、入力端子名が上下方向に列記され、各入力端子に対応する識別子が、それぞれ入力端子名の右側に表示されている。つまり、9つの識別子(「メモリ1」〜「メモリ9」)は、入力端子別に分類された状態になっている。9つの識別子のうちの1つの識別子は、仮選択された状態になっており、ユーザが上下方向キー(「↑」、「↓」)を操作することにより、他の識別子を仮選択することができる。なお、識別子が仮選択されると、当該識別子とともに当該識別子に対応する入力端子名も背景色が他の項目と異なる色で表示される。また、9つの識別子のうち、パラメータセットが登録されていない識別子については、仮選択ができないようになっており、他の識別子に比べて目立たない色で表示されている。
【0052】
ユーザが所望の識別子を仮選択した状態で、決定キー(「Sel」)を操作すると、制御部20は、当該識別子に対応付けられたパラメータセットを記憶部21から読み出して、画像データ処理部25に出力する。これにより、画像データ処理部25は、画像データに対して当該パラメータセットに基づいた画質調整を開始する。
【0053】
以上説明したように、本実施形態のプロジェクタ1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態のプロジェクタ1によれば、登録済みの複数組のパラメータセットの中から、呼び出すべき1組のパラメータセットを選択させる際に、各パラメータセットに対応付けられた入力端子名をメモリ呼出用メニュー画像Gm6内に表示している。このため、複数のパラメータセットの中から、画像信号の各種形式に適したパラメータセットを選択することが容易になり、パラメータセットを選択の際の利便性が向上する。
【0054】
(2)本実施形態のプロジェクタ1によれば、登録済みの複数組のパラメータセットの中から、呼び出すべき1組のパラメータセットを選択させる際に、前記複数組のパラメータセットを、前記各パラメータセットに対応付けられた入力端子によって分類して表示しているため、複数組のパラメータセットの中から、所望の形式の画像信号に適したパラメータセットを選び出すことがさらに容易になる。
【0055】
例えば、一般的な画質の画像信号が入力されるコンポジット端子CN6、高画質な画像信号の入力が予想されるHDMI端子CN4、コンピュータ等から静止画像を表す画像信号の入力が予想されるミニD−Sub15ピン端子CN2等、各入力端子に入力される画像信号の形式に応じてそれぞれに適したパラメータを使い分けている場合に、鑑賞しようとしている画像(画像信号)に適したパラメータセットを選択することが容易になる。
【0056】
なお、ユーザに所望のパラメータセットを選択させるために、メモリ呼出用メニュー画像Gm6を表示させる際の制御部20が、本発明の選択手段に相当し、現在使用中のパラメータセットを登録するために、メモリ登録用メニュー画像Gm5を表示させる際の制御部20が、本発明の登録手段に相当する。また、パラメータを変更するためのメニュー画像(画質調整用メニュー画像Gm1、カラーモード選択用メニュー画像Gm2、数値調整用メニュー画像Gm3)を表示させる際の制御部20が、本発明のパラメータ変更手段に相当する。また、制御部20、入力操作部22、リモコンRC、入力ソース切換部24は、画像信号を入力すべき入力端子を、ユーザの操作に応じて選択することから、本発明の入力選択手段に相当する。
【0057】
(変形例)
なお、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
前記実施形態のメモリ呼出用メニュー画像Gm6では、パラメータセットを表す識別子を、カラーモード別、或いは入力端子別に分類して表示しているが、メモリ登録用メニュー画像Gm5(図7参照)のように、各識別子に対応するカラーモード(或いは、入力端子名)が明記されていれば、必ずしも分類する必要はない。
【0058】
前記実施形態では、メモリ登録用メニュー画像Gm5内に、登録済みのパラメータセットに含まれるパラメータのうち、1つのパラメータ(カラーモードを表すパラメータ)のみを表示している(図7参照)が、表示するパラメータの数は1つに限られず、複数のパラメータを表示するようにしてもよい。また、メモリ呼出用メニュー画像Gm6内に、前記第1実施形態(図8参照)においてはカラーモード以外のパラメータを、前記第2実施形態(図9参照)においては入力端子名以外のパラメータを各識別子に併記するようにしてもよい。
【0059】
前記第2実施形態において、メモリ呼出用メニュー画像Gm6を表示した直後には、その時点で入力ソース切換部24が選択している入力端子に対応付けられた識別子が仮選択された状態にすることが望ましい。
【0060】
前記第2実施形態では、パラメータセットが登録済みの識別子であれば、どの入力端子に対応付けられた識別子でも選択可能になっているが、その時点で入力ソース切換部24が選択している入力端子に対応付けられた識別子のみから選択できるようにしてもよい。
【0061】
前記実施形態において、メモリ呼出用メニュー画像Gm6を表示しているときに、その背景に表示されている入力画像Gsに対して、仮選択されたパラメータセットに基づいた画質調整を施すようにしてもよい(図10参照)。これによれば、仮選択されたパラメータセットを使用した場合の表示状態を、実際の画面を見て確認することが可能となり、パラメータセットを選択の際の利便性がさらに向上する。
【0062】
前記実施形態では、パラメータセットが、画質調整に関わるパラメータのみで構成されているが、画面サイズ(アスペクト比)を表すパラメータや、光学系を調整するためのパラメータ等で構成されていてもよい。
【0063】
前記実施形態では、画像表示装置の例として、プロジェクタ1の説明をしているが、液晶表示装置等、他の画像表示装置に適用することも可能である。
【符号の説明】
【0064】
1…プロジェクタ、10…投写部、11…光源、12…液晶ライトバルブ、13…投写レンズ、14…ライトバルブ駆動部、20…制御部、21…記憶部、22…入力操作部、24…入力ソース切換部、25…画像データ処理部、26…画像メモリ、27…OSD処理部、28…OSDメモリ、CN…入力端子群、CN1…コンポーネント端子、CN2…ミニD−Sub15ピン端子、CN3…D端子、CN4…HDMI端子、CN5…S端子、CN6…コンポジット端子、RC…リモコン、Gm0…処理選択用メニュー画像、Gm1…画質調整用メニュー画像、Gm2…カラーモード選択用メニュー画像、Gm3…数値調整用メニュー画像、Gm4…メモリ操作用メニュー画像、Gm5…メモリ登録用メニュー画像、Gm6…メモリ呼出用メニュー画像。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のパラメータからなるパラメータセットに基づいて画像を調整して表示する画像表示装置であって、
前記パラメータセットを複数組記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前記複数組のパラメータセットの中から、所望の1組を選択させる選択手段と、
前記選択手段によって選択されたパラメータセットを取得して、当該パラメータセットに基づいて前記画像の表示状態を調整する画像調整手段と、を備え、前記選択手段は、前記1組のパラメータセットを選択させる際に、前記記憶手段に記憶された各パラメータセットに含まれるパラメータを表示することを特徴とする画像表示装置。
【請求項2】
請求項1に記載の画像表示装置であって、前記選択手段は、前記1組のパラメータセットを選択させる際に、前記複数組のパラメータセットを、前記各パラメータセットに含まれるパラメータによって分類して表示することを特徴とする画像表示装置。
【請求項3】
それぞれ異なる形式の画像信号を入力可能な複数の入力端子と、前記複数の入力端子の中から1つを選択する入力選択手段とを備え、前記入力選択手段で選択された入力端子に入力した画像信号に基づく画像を、複数のパラメータからなるパラメータセットに基づいて調整して表示する画像表示装置であって、
前記パラメータセットを複数組記憶可能な記憶手段と、
前記パラメータを変更するパラメータ変更手段と、
前記パラメータ変更手段で変更されたパラメータを含むパラメータセットを、前記記憶手段に記憶させる登録手段と、
前記登録手段によって前記記憶手段に記憶された前記複数組のパラメータセットの中から、所望の1組を選択させる選択手段と、
前記選択手段によって選択されたパラメータセットを取得して、当該パラメータセットに応じて前記画像の表示状態を調整する画像調整手段と、を備え、前記登録手段は、前記パラメータセットを記憶させる際に、前記入力選択手段で選択されている入力端子を特定可能な入力端子情報を、前記パラメータセットに対応付けて前記記憶手段に記憶させ、前記選択手段は、前記1組のパラメータセットを選択させる際に、前記記憶手段に記憶された各パラメータセットに対応付けられた入力端子情報を取得して表示することを特徴とする画像表示装置。
【請求項4】
請求項3に記載の画像表示装置であって、前記選択手段は、前記1組のパラメータセットを選択させる際に、前記複数組のパラメータセットを、前記各パラメータセットに対応付けられた入力端子情報によって分類して表示することを特徴とする画像表示装置。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像表示装置として機能することを特徴とするプロジェクタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2010−217907(P2010−217907A)
【公開日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−99598(P2010−99598)
【出願日】平成22年4月23日(2010.4.23)
【分割の表示】特願2005−258851(P2005−258851)の分割
【原出願日】平成17年9月7日(2005.9.7)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】