説明

画像表示装置、画像表示方法、及びプログラム

【課題】地図表示をより身近な情報として受け入れられる形式で提供することによって、身近でない画像に親しみを覚えるきっかけとなる画像表示装置、画像表示方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】撮影画像の表示に合わせてその撮影位置を示す地図を表示する画像表示装置において、撮影画像を再生表示する画像表示部11aと、撮影画像の撮影位置と現在の画像表示装置の位置である現在位置をそれぞれ抽出する位置抽出部11dと、抽出された撮影位置と現在位置とが離れた関係にあるかを判断する位置関係判断部11cと、撮影位置を示す地図を表示する地図表示部11bと、を備え、地図表示部11aは、撮影位置と現在位置が離れた関係にあると位置関係判断部11cによって判断された場合に、撮影位置に現在位置を関連付けた関連付け地図を撮影位置を地図に含ませて表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、詳しくは、撮影画像を地図上で撮影位置と共に表示する画像表示装置、画像表示方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年撮影位置情報を撮影画像と共に記録し、この撮影位置情報を画像管理に利用したり、画像を鑑賞する際に有効に活用することが提案されている。例えば、特許文献1には、所定期間内に撮影された画像について、撮影地点が含まれる地図情報を表示し、この地図情報と撮影画像を表示するようにした画像表示装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−58922号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
画像を単独で再生するだけでは単調になりがちであり、特に、他人が撮影した画像を鑑賞する場合にはその傾向が強い。地図表示も同様であり、鑑賞者が見知らぬ土地である場合には、画像と共に地図が表示されていても、あまり楽しむことができず、地図情報が十分な効果を発揮しているとは言い難い。すなわち、従来の画像表示装置においては、地図表示がより身近な情報として受け入られず、身近でない画像に親しむきっかけとすることができない。
【0005】
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、地図表示をより身近な情報として受け入れられる形式で提供することによって、身近でない画像に親しみを覚えるきっかけとなる画像表示装置、画像表示方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため第1の発明に係わる画像表示装置は、撮影画像の表示に合わせてその撮影位置を示す地図を表示する画像表示装置において、撮影画像を再生表示する画像表示部と、上記撮影画像の撮影位置と現在の画像表示装置の位置である現在位置をそれぞれ抽出する位置抽出部と、上記抽出された撮影位置と現在位置とが離れた関係にあるかを判断する位置関係判断部と、上記撮影位置を示す地図を表示する地図表示部と、を備え、上記地図表示部は、上記撮影位置と上記現在位置が離れた関係にあると上記位置関係判断部によって判断された場合に、上記撮影位置に上記現在位置を関連付けた関連付け地図を上記撮影位置を地図に含ませて表示する。
【0007】
第2の発明に係わる画像表示装置は、上記第1の発明において、上記地図表示部は、上記関連付け地図として、上記現在位置から上記撮影位置まで表示範囲が移動するような地図を表示する。
第3の発明に係わる画像表示装置は、上記第1の発明において、上記地図表示部は、上記撮影位置と上記現在位置が離れた関係にないと上記位置関係判断部によって判断された場合には、上記関連付け地図を表示しないで、上記撮影位置のみの地図を表示する。
【0008】
第4の発明に係わる画像表示装置は、上記第1の発明において、上記位置関係判断部は、上記撮影位置と上記現在位置がそれぞれ所属する国が異なる場合には、上記撮影位置と上記現在位置が離された関係にあると判断する。
第5の発明に係わる画像表示装置は、上記第1の発明において、画像表示装置の位置を検出する位置検出部を備え、上記位置抽出部は、上記位置検出部の検出結果に基づき、上記現在位置を抽出する。
【0009】
第6の発明に係わる画像表示装置は、上記第1の発明において、さらに、上記位置関係判断部は、上記離れた関係にある画像が、当該現在位置から見て、隣接する他の画像と撮影位置の関係から一連の画像に属する画像かを判断し、上記地図表示部は、当該一連の画像と判断された複数の画像について、そのいずれかの画像を最初に表示する際に、上記関連付け地図を表示し、その後、当該複数の画像についての画像を表示する際には、上記撮影位置のみの地図を表示する。
第7の発明に係わる画像表示装置は、上記第6の発明において、上記地図表示部は、上記一連の画像の撮影位置の地図として、当該一連の画像の全ての撮影位置が含まれる範囲の地図を表示する。
【0010】
第8の発明に係わる画像表示方法は、撮影画像の表示に合わせてその撮影位置を示す地図を表示する画像表示方法において、画像表示を行う現在位置を検出し、上記撮影画像と、当該撮影画像の撮影位置に関する情報を読出し、上記撮影位置と上記現在位置が離れた位置関係にあるか否かを判定し、上記判定の結果、離れた位置関係に有る場合には、上記現在位置を示す地図から撮影位置を示す地図までを関連付ける関連付け地図を表示する。
【0011】
第9の発明に係わる画像表示方法は、上記第8の発明において、上記関連付け地図の表示は、最初に、上記現在位置を示す地図を表示し、次に、上記現在位置から上記撮影位置までの移動経路に沿った地図を表示し、次に、上記撮影位置を示す地図を表示する。
第10の発明に係わる画像表示方法は、上記第8の発明において、上記関連付け地図を表示した後に、上記撮影画像を表示する。
【0012】
第11の発明に係わる画像表示方法は、上記第8の発明において、上記関連付け地図は、一連の撮影画像を表示する際に、最初の撮影画像を表示する前に表示し、2番目以降の撮影画像については上記関連付け地図の表示を省略する。
第12の発明に係わる画像表示方法は、上記第8の発明において、上記位置関係の判定の結果、離れた位置関係にないと判定された場合には、上記関連付け地図の表示を省略する。
【0013】
第13の発明に係わるプログラムは、撮影画像の表示に合わせてその撮影位置を示す地図を表示する画像表示装置におけるコンピュータを実行するためのプログラムであって、画像表示を行う現在位置を検出し、上記撮影画像と、当該撮影画像の撮影位置に関する情報を読出し、上記撮影位置と上記現在位置が離れた位置関係にあるか否かを判定し、上記判定の結果、離れた位置関係に有る場合には、上記現在位置を示す地図から撮影位置を示す地図までを関連付ける関連付け地図を表示する。
【発明の効果】
【0014】
第1、第8、第13の発明によれば、地図表示をより身近な情報として受け入れられる形式で提供することによって、身近でない画像に親しみを覚えるきっかけとなる画像表示装置、画像表示方法、及びプログラムを提供することができる。
【0015】
また、第2の発明によれば、現在位置から撮影位置までの表示範囲が移動することから、撮影位置から現在位置への相対的位置関係を容易に理解することができる。第3の発明によれば、現在位置と撮影位置が近い場合には、関連付け地図を表示しないので、表示が煩雑になることがない。
【0016】
また、第4の発明によれば、国が違う場合には、実体的な距離が短くても心理的な距離は大きいので、感覚に合致する表示を実現できる。第5の発明によれば、画像表示装置の位置が自動的に検出されるので、位置を入力する手間を省くことができる。
【0017】
また、第6の発明によれば、遠い場所の画像でも画像が切り換わるたびに毎回関係付け地図が表示させる必要がなく、旅行先のまとまった画像を表示する場合に、最初だけ関係付け地図を表示するようにし、画像が切り換わるたびに毎回関係付け地図が表示されるという煩わしさを避けることができる。第7の発明によれば、一連の画像の撮影位置がばらばらでなく、1枚にまとめた代表地図を表示するようにしたので、全体的な理解をすることができる。
【0018】
第9の発明によれば、現在位置、移動経路、撮影位置の順に表示されることから、現在位置と撮影位置の関係を容易に理解することができる。第10の発明によれば、関連付け地図を表示した後に撮影画像が表示されることから、撮影画像の撮影位置が明瞭になる。第11の発明によれば、一連の画像の内、最初の画像のみ関連付け地図が表示されることから、表示が煩雑となることを防止することができる。第12の発明によれば、離れた位置ではない場合には、関連付け地図の表示が省略されることから、表示が煩雑となることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の一実施形態に係わるカメラの主として電気回路の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係わるカメラにおいて、表示部における再生画面を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態に係わるカメラにおいて、画像ファイルの構成を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態に係わるカメラにおいて、撮影位置と再生位置の関係の一例を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態におけるカメラにおいて、撮影位置から遠くにある位置(ニューヨーク)で再生が行われる場合に、関連付け地図を表示後に撮影画像を再生する様子を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態に係わるカメラにおいて、関連付け地図の表示後に撮影画像を再生表示する様子を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態に係わるカメラにおいて、関連付け地図の表示後に撮影画像を再生表示する際に撮影画像と共に表示する地図の変形例を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態に係わるカメラにおいて、撮影位置に近い位置(東京)で再生が行われる場合、撮影画像の再生の様子を示す図である。
【図9】本発明の一実施形態に係わるカメラの動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図面に従って本発明を適用した画像表示装置として、当該画像表示装置を備えるカメラを用いて好ましい実施形態について説明する。本発明の好ましい一実施形態に係わるカメラは、デジタルカメラであり、撮像部を有し、この撮像部によって被写体像を画像データに変換し、この変換された画像データに基づいて、被写体像を本体の背面に配置した表示部にライブビュー表示する。撮影者はライブビュー表示を観察することにより、構図やシャッタチャンスを決定する。レリーズ操作時には、画像データが撮影位置情報等と共に画像記憶部に記録される。画像記憶部に記録された画像データは、再生モードを選択すると、表示部に撮影画像として再生表示することができる。その際、地図表示モードが選択されると、撮影画像と共に撮影位置を示す地図が表示される。
【0021】
図1は、本発明の一実施形態に係わるカメラの構成を示すブロック図である。制御部(CPU:Central Processing Unit)11は、プログラム/データ記憶部12に記憶された制御プログラムに従って動作し、カメラの全体制御を行う。制御部11内には、画像表示部11a、地図表示部11b、位置関係判断部11c、および位置抽出部11dが設けられている。制御部11内の11a、11b、11c、11dは、制御プログラムにより実行される処理の一部であるので、制御部11に含まれる機能部として説明する。
【0022】
画像表示部11aは、後述する表示部19に画像記憶部22に記憶されている撮影画像を再生表示する。地図表示部11bは、撮影画像と共に記憶されている撮影位置に関する情報に基づいて、撮影位置を示す地図を表示部19に表示する。また、地図表示部11bは、後述する位置関係判断部11cによって、撮影位置とカメラの現在位置が離れていると判断されると、撮影位置を現在位置に関連付けるための関連付け地図を表示部19に表示する。この関連付け地図の表示にあたって、地図表示部11bは、現在位置から撮影位置までの表示範囲が移動するように地図を表示部19に表示する。また、地図表示部11bは、撮影位置と現在位置が離れていないと判断されると、関連付け地図の表示を行わず、撮影位置を表示する地図を表示部19に表示する。
【0023】
位置関係判断部11cは、撮影位置と現在位置が離れた関係にあるか否かを判断する。現在位置は、後述するGPS(Global Positioning System)部14によって検出された位置情報に基づいて抽出する。上述の撮影位置と現在位置が離れた関係に有るか否かの判断にあたって、位置関係判断部11cは、撮影位置と現在位置(再生位置)が、それぞれ属する国が異なるか、また撮影位置と現在位置の間の距離に基づいて判断する。また、位置関係判断部11cは、離れた関係にある画像が、現在位置から見て隣接する他の画像と撮影位置の関係から一連の画像に属するかを判断する。なお、位置関係判断部11cによって、一連の画像に属する画像と判断されると、上述の地図表示部11aは、一連の画像と判断された複数の画像の中から最初の画像を表示する際に、まず、関連付け地図を表示し、その後、複数の画像を表示し、その際撮影位置のみの地図を表示する。
【0024】
位置抽出部11dは、撮影画像の撮影位置と、カメラの現在の位置をそれぞれ抽出する。現在の位置は、GPS部14による検出結果に基づいて抽出する。本カメラで撮影された画像については、撮影画像の記録時に画像データと共にGPS部14による検出結果に基づいて撮影位置の情報が記録されるので、撮影位置は画像データと共に記録された撮影位置の情報から抽出する。また、他のカメラで撮影された画像であっても、撮影位置情報が画像データに付帯されていれば、同様に取扱いできる。
【0025】
制御部11には、プログラム/データ記憶部12、操作部13、GPS部14、およびバス25が接続されている。プログラム/データ記憶部12には前述したように制御部11において実行するプログラムが記憶されており、各種データも記憶されている。また、地図表示部11bによって表示される地図データが格納されている。
【0026】
操作部13は、ユーザがカメラに指示を与えるための各種操作部材を有する。各種操作部材としては、電源釦、レリーズ釦、OK釦、十字釦、再生釦、メニュー釦等を有し、各種操作部材の操作状態の検出結果を制御部11に出力する。後述する地図表示モードは、メニュー釦の操作によりメニュー画面を表示させ、このメニュー画面において設定する。もちろん、地図表示モード設定用の専用釦を設け、または他の操作釦と兼用させてもよい。
【0027】
GPS部14は、衛星測位システムを利用して、カメラの位置を検出し、位置検出部を構成する。なお、カメラの地球上の現在位置を検出できれば、GPSに限らない。例えば、携帯電話の受信局との位置関係を利用するようにしてもよい。
【0028】
バス25には、前述の制御部11の他に、撮像部15、SDRAM(Dynamic Random Access Memory)16、画像処理部17、表示ドライバ部18、圧縮伸張部20、記録再生部21が接続されている。撮像部15は、被写体像を結像させるための撮影レンズ、被写体像を画像データに変換するための撮像素子、及びこれらの処理回路、撮影レンズの光路中に介挿された絞り及びシャッタ等を含む。撮像部15によって生成された画像データはバス25に出力される。
【0029】
SDRAM16は電気的に書き換え可能な揮発性の一時記憶メモリであり、撮像部15から出力される画像データの一時記憶に用いられる。画像処理部17は、デジタル画像データのデジタル的増幅(デジタルゲイン調整処理)、ホワイトバランス、色補正、ガンマ(γ)補正、コントラスト補正、ライブビュー表示用画像生成、動画画像生成、インデックス画像(縮小画像)生成等の各種画像処理を行なう。
【0030】
圧縮伸張部20はSDRAM16に一時記憶された画像データをJPEG、TIFF、MPEG等の圧縮方式により圧縮し、また表示等のために伸張するための回路である。なお、画像圧縮はJPEG、TIFF、MPEGに限らず、他の圧縮方式も適用できる。
【0031】
表示ドライバ部18は、撮影時にはライブビュー表示を、レリーズ時にはレックビュー表示を、再生時には再生画像を、表示部19に表示させる。表示部19は、表示ドライバ部18に接続されており、カメラ10の本体の背面等に配置された液晶モニタや有機EL等のディスプレイを有し、表示ドライバ部18の制御によりディスプレイ画面に所定の画像が表示される。
【0032】
記録・再生部21は、圧縮伸張部20において圧縮された画像データを画像記憶部22に記憶し、また、画像記憶部22に記憶された撮影画像の画像データを読み出す。この読み出された画像データは、圧縮伸張部20において伸張され、この伸張された画像データに基づいて、表示部19に画像が再生表示される。画像記憶部22は、記録・再生部21に接続されており、デジタルカメラ本体に内蔵、または装填可能な画像データの記録媒体である。この画像記憶部22に、撮影画像の画像データが記録されている。また、撮影画像の記録の際には、撮影画像のタグデータに、撮影時にGPS部14によって検出された撮影位置の情報が合わせて記録される。
【0033】
次に、図2ないし図8を用いて、本実施形態における地図表示モードにおける撮影画像の再生表示について説明する。図2は、表示部19に再生表示される撮影画像51と地図53を示す。すなわち、画像記憶部22から読み出された画像データに基づいて、画像表示部11aによって撮影画像が表示され、地図表示部11bによって撮影画像51に重畳するように地図53が表示される。この地図53は、画像データと共に記録された撮影位置情報に基づく撮影位置に対応する地図である。
【0034】
図3は、画像記憶部22に記憶されている撮影画像の画像ファイルの一部分を示す。この画像ファイルは、画像データと共に記録されている撮影位置情報に基づいて、地域別に分類されている。本実施形態においては、図3に示すように、国別の分類として「日本」、日本の下位分類として「中部」、「関西」、「北海道」、中部の下位分類として、「富士山」、「箱根」に分類分けされている。富士山に属する画像の最初は画像No.30であり、箱根の最初は画像No.65であり、京都の最初は画像No.84であり、札幌の最初は画像No.107である。なお、この地域に応じて、一連の画像に属するか否かを判定する。
【0035】
図4は、撮影位置と現在位置(図中には再生位置と表示)との間の距離を示す。例えば、ニューヨークで撮影画像を再生する場合には、富士山の写真の撮影位置と再生位置とは2000Km以上離れている。一方、東京で撮影画像を再生する場合には、富士山の写真の撮影位置と再生位置とは、80Kmしか離れていない。
【0036】
次に、図5を用いて、関連付け地図の表示について説明する。関連付け地図は、前述したように、撮影位置を現在位置(再生位置)に関連付けるための地図である。図5に示す例では、ニューヨークにおいてカメラ内に記憶されている撮影画像を再生する場合であって、このとき、撮影画像は、富士山で撮影された画像である。図5(g)に示す地図は、富士山の写真を撮影した撮影位置61を示す。この場合、単に図5(g)に示す地図を表示するだけでは、再生位置であるニューヨークと撮影位置である富士山との関係が、直感的に分かり難く、地図情報も十分な効果を発揮するとは言い難い。
【0037】
そこで、本実施形態においては、まず、再生位置であるニューヨークの位置を示す地図を図5(a)に示すように表示し、図5(b)から図5(f)に示す地図を経て、撮影位置である富士山の位置を示す地図を表示した後、撮影画像を表示するようにしている。すなわち、図5(a)に示す地図中に、再生位置63を表示することにより、ユーザに現在位置を表示する。続いて、ニューヨークの位置を示す小縮尺の地図を、ズームダウンし、図5(b)に示すように、アメリカ合衆国全体を示す大縮尺の地図を表示する。
【0038】
この後、撮影位置に向けて移動経路に沿った地図を表示する。本実施形態においては、図5(c)に示すようにアラスカ周辺の大縮尺の地図を表示し、図5(d)に示すように、日本を含む東アジアの大縮尺の地図を表示する。移動経路に沿って地図を表示すると、次に、図5(d)に示す大縮尺の地図を次第にズームアップし、図5(e)に示すように日本全体の地図を表示し、さらに図5(f)に示すように、富士山周辺の小縮尺の地図を表示する。そして、最後に図5(g)に示す撮影位置を示す小縮尺の地図を表示する。あわせて、図5(g)の画面の一部に、再生位置(ニューヨーク)と撮影位置との距離62aを表示するようにしてもよい。距離情報は地図データから算出する。
【0039】
図5において説明したような関連付け地図を順次表示し、最後に撮影位置の地図を示すと、次に、図6に示すように撮影画像を表示する。本実施形態においては、関連付け地図の表示は、一連の画像に属する画像の内の最初の画像を再生表示する前に行い、それ以降は、撮影位置を示す地図のみ表示する。すなわち、関連付け地図を表示すると、図6(a)に示すような富士山の写真を表示する。この写真は、この関連付け地図で最後に表示された図5(g)の地図上の撮影位置61において撮影されたものである。また、この写真の画像番号55は「30」であり、画像No.30であることを示す。
【0040】
画像No.30の写真の右上には、撮影位置61を示す地図53が表示される。画像No.30を表示後、ユーザが十字釦等により画像の送り操作を行うと、図6(b)に示すように、箱根で撮影された画像No.65の画像が表示される。さらに、ユーザが画像の送り操作等を行うと、京都で撮影された画像No.84の画像が表示され、また北海道で撮影された画像No.107の画像が表示される。これらの画像の右上には、それぞれの撮影位置を示す地図53が表示される。
【0041】
そして、地図53を表示する場合には、距離を表示させるが、図5(g)での再生位置からの距離ではなく、撮影位置間の距離を表示させるようにしてもよい。No.84の表示では、No.83の箱根と京都間の400Kmを距離62bに表示している。同様に、No.107の表示では、No.106の京都と北海道(札幌)間の1000Kmを距離62bとして表示している。図示はしないが、図5(g)の再生位置の距離62aと撮影位置間の距離62bを併記してもよい。
【0042】
本実施形態においては、最初に表示する画像No.30の画像の表示に先だって、前述の関連付け地図を表示するが、画像No.30の後に表示する画像No.65、No.84、画像No.107の表示前に、関連付け地図を表示することはない。再生位置と撮影位置の大体の関係が分かればよく、画像を表示するたびに関連付け地図を表示すると、画面変化が多く、煩雑な画面となることを防止するためである。
【0043】
このように本実施形態においては、再生位置が撮影位置から遠い位置で再生を行う場合には、一連の画像を再生する際の最初の画像の前に、関連付け地図を表示するようにしている。この関連付け地図の表示にあたっては、再生表示を行う現在位置を示す地図を表示し(図5(a)参照)、この地図の縮尺を大縮尺して移動経路に沿って表示し(図5(b)(c)(d)参照)、撮影位置に達すると、小縮尺にした地図を表示し(図5(e)(f)参照)、最後に撮影位置の分かる地図を表示するようにしている(図5(g)参照)。撮影位置を示す地図を表示すると、次に、撮影位置の地図と共に撮影画像を表示する(図6(a)参照)。
【0044】
なお、図6に示す例においては、地図53は、撮影位置を分かりやすくするために、小縮尺の地図を用いて表示していた。しかし、これに限らず、図7に示すように、一連の画像の撮影位置を表示した代表地図を表示するようにしてもよい。図7に示す例では、富士山、京都、北海道の位置が撮影位置として表示されている。この場合には、一連の画像の撮影位置の全体的な位置関係が分かるという利点がある。
【0045】
図5および図6に示した例は、ニューヨークにおいて日本で撮影した画像を再生する場合であり、撮影位置から遠い位置で再生が行われる場合であった。これに対して、撮影位置から近い位置で再生する場合について、図8を用いて説明する。
【0046】
図8に示す例は、再生位置は東京であり、日本国内で撮影された画像を再生表示する場合である。まず、図8(a)に示すように、富士山で撮影された画像No.30の画像を表示する。この画像の右上には撮影位置61を示す地図53が表示される。図5に示した例では、再生位置が撮影位置から遠かったことから、関連付け地図を表示した後に、画像No.30の画像を表示したが、図8に示す例では、再生位置と撮影位置が近いことから、関連付け地図を表示することはない。
【0047】
画像No.30の画像を表示した後、ユーザが画像の送り操作を行うと、図8(b)に示すように、箱根で撮影した画像No.65の画像が表示される。この場合には、箱根は富士山に近いことから、地図53は同一の地図であり、撮影位置61のみが変化する。
【0048】
画像No.65の後、さらに画像の送り操作を行うと、京都で撮影した画像No.84の画像が表示される。No.84の画像を表示する場合には、図8(c)(d)(e)の順に地図53を変化させて表示する。京都は、図8(a)(b)に示す地図では撮影位置が表示されないことから、図8(c)に示すように再生位置(東京)65を示す地図53に変更した後に、図8(d)に示すように、日本全体を示す地図53を表示する。日本全体の地図53を表示後、図8(e)に示すように、京都を含む地図53を表示する。
【0049】
画像No.84の次に北海道で撮影された画像No.107を表示する場合には、箱根の画像から京都の画像に画像送り操作を行った場合と同様に地図画像53を変化させた表示を行う。すなわち、再生位置63を示す地図53を表示し(図8(f)参照)、続いて日本全体の地図53を表示し(図8(g)参照)、その後、撮影位置61を含む地図53を表示する(図8(h)参照)。
【0050】
このように、本実施形態において、再生位置と撮影位置が近い場合には、図5を用いて説明したような関連付け地図の表示を行うことなく、撮影画像を表示したままで、撮影位置61を示す地図53の表示を行うようにしている。また、撮影画像の切換えに伴う地図53の切換えにあたっては、一旦、再生位置を示す地図と日本全体を示す地図を表示してから、次の画像の撮影位置を示す地図を表示するようにしている。このため、再生位置と撮影位置が近い場合であっても、全体の地理的位置関係を容易に把握することができる。
【0051】
また、異なる撮影位置の画像を表示する際に、図8(c)(f)に示すように、再生位置を示す小縮尺の地図を表示したが、これを省略し、図8(d)(g)に示すような大縮尺の地図のみでもよく、逆にしてもよい。
【0052】
次に、本実施形態における動作を図9に示すフローチャートを用いて説明する。このフローチャートは、プログラム/データ記憶部12に記憶されているプログラムに従って制御部11が実行する。図9に示すメインのフローに入ると、まず、動作モードは再生モードか否かの判定を行う(S1)。このカメラは、動作モードとしては、撮影モードがデフォルトモードであり、再生釦が操作されると、再生モードが設定される。
【0053】
ステップS1における判定の結果、動作モードとして再生モードが設定されていなかった場合には、撮影処理を実行する(S27)。ここでは、ライブビュー表示を行い、またレリーズ操作された際には、撮像部15によって取得した画像データを画像処理の上、画像記憶部22に記憶する。画像データの記憶の際には、GPS部14によって検出された撮影位置に関する情報も併せて記憶する。撮影処理を行うと、ステップS1に戻る。
【0054】
一方、ステップS1における判定の結果、動作モードが再生モードであった場合には、次に、再生位置の検出を行う(S3)。ここでは、GPS部14が、再生を行っている現在位置に関する情報を検出する。再生位置の検出を行うと、次に、記録媒体に記録された画像から一連の画像組を検出する(S5)。ここでは、画像記憶部22に記憶されている撮影画像の画像ファイルの中から、現在位置からみて隣接する他の画像と撮影位置の関係から一連の画像に属する画像を検出する。
【0055】
一連の画像組を検出すると、次に、地図表示モードか否かの判定を行う(S7)。前述したように、地図表示モードはメニュー画面で設定するので、このステップでは、メニュー画面で地図表示モードが設定されたか否かを判定する。この判定の結果、地図表示モードが設定されていなかった場合には、撮影地図非表示とする(S29)。ここでは、関連付け地図や撮影位置を示す地図を表示することなく、通常の再生表示を行う。
【0056】
一方、ステップS7における判定の結果、地図表示モードであった場合には、図2ないし図8を用いて説明した地図表示モードにおける再生表示を行う。まず、画像の撮影位置と再生位置の差を判断する(S9)。ここでは、ステップS5において検出した一連の画像組の画像の中で最初の画像データに併せて記録されている撮影位置に関する情報を読出し、この撮影位置とステップS3において検出した再生位置との差を検出する。この際、既知の場所であれば、図4に示したような関係から差を求めることができる。緯度および経度で記録されている場合には、これらの情報から距離の差を演算する。また、撮影位置の所属する国と、再生位置の所属する国も検出する。
【0057】
次に、撮影位置と再生位置の国が異なるか否かの判定を行う(S11)。ここでは、ステップS9において検出したそれぞれの国に基づいて判定する。この判定の結果、国が同じであった場合には、距離差が大であるか否かを判定する(S13)。ここでは、ステップS9において求めた撮影位置と再生位置の距離差が所定値以上であるか否かに基づいて判定する。距離差が大であると判定されると、ステップS17において関連付け地図を表示する場合があることから、この関連付け地図を表示するに十分な程度の距離差、例えば、2000Km程度とする。
【0058】
ステップS13における判定の結果、距離差が大であった場合、またはステップS11における判定の結果、国が異なっていた場合には、次に、一連の画像組で最初の再生画像か否かの判定を行う(S15)。ここでは、ステップS5において検出した一連の画像組の中から最初の画像の再生であるか否かを判定する。
【0059】
ステップS15における判定の結果、最初の再生画像であった場合には、次に、再生地図から撮影地図までの関連付け地図を表示する(S17)。ここでは、再生位置と撮影位置の属する国が異なるか、または同一の国に属する場合であっても距離差が大きいことから、再生位置と撮影位置の関係が一目で分かるようにするために、図5を用いて説明したような関連付け地図を表示部19に表示する。関連付け地図を表示した後、次に、図6(a)に示したように、最初の撮影画像を表示する。
【0060】
一方、ステップS13における判定の結果、距離差が大でなかった場合、またはステップS15における判定の結果、最初の再生画像でなかった場合には、次に、撮影位置の地図のみ表示する(S31)。ここでは、図6および図8を用いて説明したような撮影位置を示す地図53と共に、撮影画像を表示部19に表示する。
【0061】
ステップS17において関連付け地図を表示すると、またはステップS31において撮影位置の地図を表示すると、またはステップS29において撮影地図非表示で撮影画像の再生表示を行うと、次に、モードの切換えか否かの判定を行う(S19)。ここでは、再生釦の操作状態を判定し、再生モードから撮影モードにモード切換えがなされたか否かを判定する。この判定の結果、モード切換えがあった場合には、ステップS27に進み撮影処理を行う。
【0062】
ステップS19における判定の結果、モード切換えがなかった場合には、次に、撮影地図表示中止か否かの判定を行う(S21)。ここでは、メニュー画面において、地図表示モードが解除されたか否かを判定する。なお、地図表示モードの解除は、メニュー画面による設定解除以外にも、例えば、他の操作釦の操作によって行うようにしてもよい。ステップS21における判定の結果、地図表示が中止された場合には、ステップS29に進み、通常の再生モードにおける表示を行う。
【0063】
ステップS21における判定の結果、地図表示の中止でなかった場合には、次に、終了操作がなされたか否かを判定する(S23)。ここでは、電源釦が操作され、電源オフか否かを判定する。この判定の結果、終了操作であった場合には、電源オフ処理を行い、このフローを終了する。
【0064】
ステップS23における判定の結果、終了操作でなかった場合には、次に、再生画像切換え操作がなされたか否かを判定する(S25)。十字釦の内の左右キーを操作することにより、一連の画像組の中で画像の送り戻し操作を行うことができるので、このステップでは、十字釦の操作状態に基づいて判定する。
【0065】
ステップS25における判定の結果、再生画像の切換え操作がなされていなかった場合には、再生画像を切り換えることなく、ステップS19に戻る。一方、判定の結果、再生画像の切換え操作がなされた場合には、切換え操作に応じた撮影画像を表示部19に再生表示し、ステップS7に戻る。
【0066】
以上説明したように、本発明の一実施形態においては、撮影位置と現在位置が離れた関係にあると位置関係判断部11dによって判断された場合に、撮影位置に現在位置を関連付けた関連付け地図を表示するようにしている。このため、地図表示をより身近な情報として受け入れられる形式で提供することによって、身近でない画像に親しみを覚えるきっかけとすることができる。すなわち、本発明の一実施形態によれば、他人に撮影された身近でない画像を鑑賞する場合にも、親しみ覚えるきっかけにできる。また、自身で撮影した画像でも、自宅と旅行先の関係が分かる地図が表示されることによって、画像鑑賞の雰囲気作りに一役買うことができる。
【0067】
なお、本発明の一実施形態においては、国が異なる場合には関連付け地図を表示するようにしていたが、小面積の国が多い地域においては、必ずしも、関連付け地図を表示しなくてもよい。また、同じ国の中であっても所定値よりも離れた位置で再生する場合には、関連付け地図を表示するようにしていたが、同じ国の中であれば、関連付け地図を省略するようにしてもよい。
【0068】
また、本発明の一実施形態においては、画像表示装置として撮影機器に適用し、デジタルカメラを用いて説明したが、カメラとしては、デジタル一眼レフカメラでもコンパクトデジタルカメラでもよく、ビデオカメラ、ムービーカメラのような動画用のカメラでもよく、さらに、携帯電話や携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assist)、ゲーム機器等に内蔵されるカメラでも構わない。
【0069】
また、本発明の一実施形態においては、画像表示装置として撮影機器に適用した例について説明したが、撮影機器に限らず、撮影画像の画像データを格納したパーソナルコンピュータやテレビ等の機器であっても構わない。
【0070】
本発明は、上記実施形態にそのまま限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素の幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0071】
11・・・制御部、11a・・・画像表示部、11b・・・地図表示部、11c・・・位置関係判断部、11d・・・位置抽出部、12・・・プログラム/データ記憶部、13・・・操作部、14・・・GPS部、15・・・撮像部、16・・・SDRAM、17・・・画像処理部、18・・・表示ドライバ部、19・・・表示部、20・・・圧縮伸張部、21・・・記録・再生部、22・・・画像記憶部、51・・・撮影画像、53・・・地図、61・・・撮影位置、63・・・再生位置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮影画像の表示に合わせてその撮影位置を示す地図を表示する画像表示装置において、
撮影画像を再生表示する画像表示部と、
上記撮影画像の撮影位置と現在の画像表示装置の位置である現在位置をそれぞれ抽出する位置抽出部と、
上記抽出された撮影位置と現在位置とが離れた関係にあるかを判断する位置関係判断部と、
上記撮影位置を示す地図を表示する地図表示部と、
を備え、
上記地図表示部は、上記撮影位置と上記現在位置が離れた関係にあると上記位置関係判断部によって判断された場合に、上記撮影位置に上記現在位置を関連付けた関連付け地図を上記撮影位置を地図に含ませて表示することを特徴とする画像表示装置。
【請求項2】
上記地図表示部は、上記関連付け地図として、上記現在位置から上記撮影位置まで表示範囲が移動するような地図を表示することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項3】
上記地図表示部は、上記撮影位置と上記現在位置が離れた関係にないと上記位置関係判断部によって判断された場合には、上記関連付け地図を表示しないで、上記撮影位置のみの地図を表示することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項4】
上記位置関係判断部は、上記撮影位置と上記現在位置がそれぞれ所属する国が異なる場合には、上記撮影位置と上記現在位置が離された関係にあると判断することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項5】
画像表示装置の位置を検出する位置検出部を備え、
上記位置抽出部は、上記位置検出部の検出結果に基づき、上記現在位置を抽出することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項6】
さらに、上記位置関係判断部は、上記離れた関係にある画像が、当該現在位置から見て、隣接する他の画像と撮影位置の関係から一連の画像に属する画像かを判断し、
上記地図表示部は、当該一連の画像と判断された複数の画像について、そのいずれかの画像を最初に表示する際に、上記関連付け地図を表示し、その後、当該複数の画像についての画像を表示する際には、上記撮影位置のみの地図を表示することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項7】
上記地図表示部は、上記一連の画像の撮影位置の地図として、当該一連の画像の全ての撮影位置が含まれる範囲の地図を表示すること特徴とする請求項6に記載の画像表示装置。
【請求項8】
撮影画像の表示に合わせてその撮影位置を示す地図を表示する画像表示方法において、
画像表示を行う現在位置を検出し、
上記撮影画像と、当該撮影画像の撮影位置に関する情報を読出し、
上記撮影位置と上記現在位置が離れた位置関係にあるか否かを判定し、
上記判定の結果、離れた位置関係に有る場合には、上記現在位置を示す地図から撮影位置を示す地図までを関連付ける関連付け地図を表示する、
ことを特徴とする画像表示方法。
【請求項9】
上記関連付け地図の表示は、最初に、上記現在位置を示す地図を表示し、
次に、上記現在位置から上記撮影位置までの移動経路に沿った地図を表示し、
次に、上記撮影位置を示す地図を表示する、
ことを特徴とする請求項8に記載の画像表示方法。
【請求項10】
上記関連付け地図を表示した後に、上記撮影画像を表示することを特徴とする請求項8に記載の画像表示方法。
【請求項11】
上記関連付け地図は、一連の撮影画像を表示する際に、最初の撮影画像を表示する前に表示し、2番目以降の撮影画像については上記関連付け地図の表示を省略することを特徴とする請求項8に記載の画像表示方法。
【請求項12】
上記位置関係の判定の結果、離れた位置関係にないと判定された場合には、上記関連付け地図の表示を省略することを特徴とする請求項8に記載の画像表示方法。
【請求項13】
撮影画像の表示に合わせてその撮影位置を示す地図を表示する画像表示装置におけるコンピュータを実行するためのプログラムにおいて、
画像表示を行う現在位置を検出し、
上記撮影画像と、当該撮影画像の撮影位置に関する情報を読出し、
上記撮影位置と上記現在位置が離れた位置関係にあるか否かを判定し、
上記判定の結果、離れた位置関係に有る場合には、上記現在位置を示す地図から撮影位置を示す地図までを関連付ける関連付け地図を表示する、
ことをコンピュータに実行させるプログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公開番号】特開2012−73541(P2012−73541A)
【公開日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−220060(P2010−220060)
【出願日】平成22年9月29日(2010.9.29)
【出願人】(504371974)オリンパスイメージング株式会社 (2,647)
【Fターム(参考)】