説明

画像表示装置及び画像表示方法

【課題】 撮影日時情報と撮影位置情報とを関連付けて、よりユーザに使いやすい画像表示を行うことができる画像表示装置及び画像表示方法を提供すること。
【解決手段】 インデックス表示されているサムネイル画像のうち、何れかが選択された場合に、その選択された画像の撮影位置に対応した地図画像が取得される。対比モード中では、選択された画像と同じ撮影年に、同じ地図範囲内で撮影された画像及び選択された画像と異なる撮影年に、同じ地図範囲内で撮影された画像が検索され、これら検索された画像が撮影日時順に番号付けられ、この番号に従って各画像の撮影位置を示すマーカが地図画像上に表示される。さらに、この地図画像上に各種ボタンアイコンが表示される。この状態で期間変更操作がなされている間のみ、期間選択を行うための期間選択ボタンアイコンが表示される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像情報に付与されている情報に基づいて画像を検索して表示する画像表示装置及びそのような画像表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、記録媒体の大容量化によって、デジタルカメラにおいては、数百枚、数千枚の画像を1つの記録媒体内に記録できるようになってきている。しかしながら、このような多数の画像の中から所望の画像を検索して表示することは非常に困難である。
【0003】
このような画像の検索を行う手法として、デジタルカメラでの撮影時に画像データに付与される各種データ(露光データ、撮影日時データ、撮影位置データ等)を利用する手法が種々提案されている。
【0004】
例えば、特許文献1では、撮影した画像を撮影日時で整理し、それを一覧表示する撮影装置が提案されている。また、特許文献2では、GPS等を用いて撮影時の位置情報を取得し、パーソナルコンピュータの画面上に表示された地図画像上の、各撮影位置に対応した位置にサムネイル画像を貼り付けるシステムが提案されている。
【特許文献1】特開2006−345402号公報
【特許文献2】特開2002−278993号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、特許文献1のような撮影日時で整理して表示する方法では、撮影日時は分かるが撮影位置を瞬時に判断することはできない。逆に、特許文献2のような撮影位置と関連付けて表示する方法では、撮影位置は分かるが撮影日時を瞬時に判断することはできない。例えば、その場所に何度も訪れて撮影を行っている場合には、それらの画像が一度に表示されることになり、どの画像をいつ撮影したのかが分からなくなる。
【0006】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、撮影日時情報と撮影位置情報とを関連付けて、よりユーザに使いやすい画像表示を行うことができる画像表示装置及び画像表示方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様の画像表示装置は、複数の画像を記憶する画像記憶手段と、上記画像記憶手段に記憶された複数の画像のうち、特定地域内において特定の期間に撮影された1つ以上の画像を抽出する画像抽出手段と、上記抽出された画像を、上記特定地域に対応する地図画像に関連付けて表示する表示手段と、上記表示手段に上記特定の期間の変更開始を指示するための操作部を示す画像を重畳表示させる第1の表示制御手段と、上記表示手段の画面上への接触操作を検出する接触検出手段と、上記接触検出手段によって上記画面における上記特定の期間の変更開始を指示するための操作部を示す画像への接触操作が検出された場合に、上記特定の期間の変更量を指示するための操作部を示す画像を上記表示手段に重畳表示させる第2の表示制御手段と、上記接触検出手段によって上記画面における上記特定の期間の変更量を指示するための操作部を示す画像への接触操作が検出された場合に、該接触操作に従って上記特定の期間の変更を行う制御手段とを具備することを特徴とする。
【0008】
また、上記の目的を達成するために、本発明の第2の態様の画像表示方法は、複数の画像のうち、特定地域内において特定の期間に撮影された1つ以上の画像を抽出し、上記抽出された画像を、上記特定地域に対応する地図画像及び上記特定の期間の変更開始を指示するための画像とともに表示部に表示し、上記表示部における上記特定の期間の変更開始を指示するための操作部を示す画像位置への接触操作が検出された場合に、上記特定の期間の変更量を指示するための操作部を示す画像を上記表示部に表示し、上記表示部における上記特定の期間の変更量を指示するための操作部を示す画像位置への接触操作が検出された場合に、該接触操作に従って上記特定の期間の変更を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、撮影日時情報と撮影位置情報とを関連付けて、よりユーザに使いやすい画像表示を行うことができる画像表示装置及び画像表示方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像表示装置の一例としてのデジタルカメラの構成を示す図である。
【0011】
カメラ100は、撮影レンズ101と、撮像素子102と、撮像素子駆動回路103と、前処理回路104と、データバス105と、SDRAM制御回路106と、SDRAM107と、画像処理回路108と、ビデオ信号出力回路109と、液晶モニタ駆動回路110と、背面液晶モニタ111と、圧縮伸長回路112と、記録媒体制御回路113と、記録媒体114と、シーケンスコントローラ(CPU)115と、フラッシュメモリ制御回路116と、フラッシュメモリ117と、各種スイッチ118と、スイッチ検知回路119と、時計回路120と、GPS回路121と、タッチセンサ122と、入出力回路123と、通信回路124と、コネクタ125とを有している。また、カメラ100は、通信回路124及びコネクタ125を介してネットワーク200に接続可能であり、ネットワーク200を介して情報センター300内に設けられたサーバー301と通信可能に構成されている。
【0012】
撮影レンズ101は、図示しない被写体の像を、撮像素子102に結像させるための光学系である。撮像素子102は、撮影レンズ101を介して結像された被写体の像を電気信号(画像信号)に変換する。撮像素子駆動回路103は、入出力回路123を介したCPU115からの指示に従って撮像素子102を駆動制御するとともに、撮像素子102で得られる画像信号の読み出しを制御する。前処理回路104は、撮像素子駆動回路103を介して撮像素子102から読み出される画像信号に対してノイズ除去や増幅等のアナログ処理や、アナログ処理した画像信号をデジタル信号(画像データ)に変換する処理といった前処理を行う。
【0013】
データバス105は、前処理回路104において得られた画像データや画像処理回路108で処理される画像データ等の種々のデータを転送するための転送路である。
【0014】
SDRAM制御回路106は、SDRAM107へのデータの書き込み及び読み出しを制御する。SDRAM107は、前処理回路104において得られたデータ等を一時格納しておくためのバッファメモリである。
【0015】
画像処理回路108は、前処理回路104において得られ、SDRAM107に格納されている画像データを読み出して各種の画像処理を施す。この画像処理は、画像の色バランスを補正するホワイトバランス補正処理、画像の色を補正する色補正処理、画像の階調を補正する階調補正処理等が含まれる。画像処理回路108において画像処理された画像データはSDRAM107に格納される。
【0016】
ビデオ信号出力回路109は、SDRAM107から画像処理後の画像データを読み出し、読み出した画像データをビデオ信号に変換して液晶モニタ駆動回路110に出力する。液晶モニタ駆動回路110は、ビデオ信号出力回路109から入力されたビデオ信号に従って背面液晶モニタ111を駆動して背面液晶モニタ111の画面上に画像表示を行う。背面液晶モニタ111は、図3のようにしてカメラ100の背面に配置されており、液晶モニタ駆動回路110の制御により各種の画像を表示する。
【0017】
圧縮伸長回路112は、SDRAM107から画像処理後の画像データを読み出し、読み出した画像データをJPEG方式等の所定の圧縮形式で圧縮する。圧縮伸長回路112において圧縮された画像データはSDRAM107に格納される。また、圧縮伸長回路112は、画像の再生時には、SDRAM107から圧縮済みの画像データを読み出し、読み出した画像データを伸長することも行う。
【0018】
記録媒体制御回路113は、記録媒体114へのデータの書き込み及び読み出しを制御する。記録媒体114は、例えばカメラ100に対して着脱自在に構成されたメモリカードであり、圧縮伸長回路112において圧縮された画像データを記録する。
【0019】
CPU115は、フラッシュメモリ117に記憶されている制御プログラムに従ってカメラ100の各部を制御する。
【0020】
フラッシュメモリ制御回路116は、フラッシュメモリ117へのデータの書き込み及び読み出しを制御する。フラッシュメモリ117は、CPU115によって読み出される制御プログラムやカメラ100の各種の設定値、後述する再生モード時において地図画像に重畳される各種の画像に係る画像データ等を記憶する。
【0021】
図2は、背面液晶モニタ111に、操作部を示す画像であるボタンアイコンを表示可能とするための画像の概要を示す図である。本実施形態における画像再生時には、例えば、ユーザの設定に従って3種類の表示の中から1種類の表示がなされる。フラッシュメモリ117には、この3種類の表示を行うための画像データが記憶されている。
【0022】
図2(a)〜図2(f)は後述する再生モード時における地図画像に重畳されるボタンアイコンを表示可能とするためのパレットデータである。また、図2(g)は各ボタンアイコン上に文字情報を重畳するためのテンプレートデータである。ここで、図2(a)〜図2(f)で示す各パレットデータは、各種ボタンアイコンの配置、形状、色を指定するためのアイコンデータ部601と、透明データ部602とを有して構成された矩形データである。また、図2(g)で示すテンプレートデータは、文字情報を示す文字データ部603と、透明データ部604とを有して構成された矩形データである。
【0023】
画像再生時には、ユーザによる設定に従って、まず図2(a)、図2(c)、図2(e)の何れかのパレットデータがCPU115によって選択されて地図画像に重畳される。さらに、必要に応じて背面液晶モニタ111に表示されるボタンアイコンに図2(g)に示すテンプレートデータが重畳される。
【0024】
また、図2(b)、図2(d)、図2(f)は、地図画像の表示時に後述する期間変更操作がなされたときに重畳されるパレットデータである。ここで、図2(a)と図2(b)、図2(c)と図2(d)、図2(e)と図2(f)は対応している。即ち、図2(a)のパレットデータが重畳された状態で期間変更操作がなされた場合には図2(a)に代えて図2(b)のパレットデータが重畳される。また、図2(c)のパレットデータが重畳された状態で期間変更操作がなされた場合には図2(c)に代えて図2(d)のパレットデータが重畳される。図2(e)のパレットデータが重畳された状態で期間変更操作がなされた場合には図2(e)に代えて図2(f)のパレットデータが重畳される。
【0025】
図2(a)〜図2(f)に示す各ボタンアイコンの機能及び画像再生時の処理の詳細については後述する。
【0026】
図1に戻って、各種スイッチ118は、カメラ100を操作するための各種の操作部材に応答して状態が切り替わるスイッチである。スイッチ検知回路119は、各種スイッチ118の操作状態を検知し、検知結果をCPU115に通知する回路である。スイッチ検知回路119を介して操作部材の操作が検知された場合に、CPU115は、操作部材の操作内容に応じた制御を実行する。
【0027】
図3は、カメラ100の背面図である。本実施形態では、操作部材としてカメラ100に、レリーズボタン118aと、モードダイヤル118bと、十字ボタン118cと、OKボタン118dと、キャンセルボタン118eと、メニューボタン118fとが設けられている。レリーズボタン118aは、カメラ100に撮影実行の指示を与えるための操作部材である。モードダイヤル118bは、カメラ100の動作モード(撮影モード、再生モード等)を設定するための操作部材である。十字ボタン118cは、背面液晶モニタ111に表示されるメニュー画面等において各種の項目の選択操作を行うための操作部材である。OKボタン118dは、背面液晶モニタ111に表示されるメニュー画面等において各種の項目の決定操作を行うための操作部材である。キャンセルボタン118eは、背面液晶モニタ111に表示されるメニュー画面において各種の項目のキャンセル操作等を行うための操作部材である。メニューボタン118fは、背面液晶モニタ111にメニュー画面を表示させるための操作部材である。
【0028】
図1に戻って、時計回路120は、撮影日時等の時間測定を行う回路である。GPS回路121は、人工衛星400からの測位電波を受信し、この受信結果からカメラ100の位置(緯度・経度)を演算する。
【0029】
タッチセンサ122は、背面液晶モニタ111と一体的に設けられたタッチセンサであり、背面液晶モニタ111に指等が接触した場合に、その接触位置に応じた信号をCPU115に出力する。CPU115は、タッチセンサ122からの位置に応じた信号に従って各種の処理を実行する。ここで、タッチセンサ122は、既知のものを使用すれば良いが、静電容量型のタッチセンサ、表面弾性波型のタッチセンサ、光学式のタッチセンサ等の、指等の接触に加えて、指等による背面液晶モニタ111の任意の位置の擦り操作(摩擦力の変化)やタップ操作等をも検出できるタッチセンサであることが望ましい。
【0030】
入出力回路123は、GPS回路121の出力やタッチセンサ122の出力を取り込んだり、撮像素子駆動回路103の制御を行うための信号を出力したりするインターフェース回路である。
【0031】
通信回路124は、カメラ100と情報センター300内のサーバー301との通信を行うための各種処理を行う。コネクタ125は、カメラ100をネットワーク200に接続するために必要な通信回線を接続するためのコネクタである。
【0032】
ここで、図1の例では、カメラ100をネットワーク200に直接接続する例を示しているが、例えばカメラ100をパーソナルコンピュータ(PC)に接続し、PC経由でカメラ100をネットワーク200に接続するような形態としても良い。さらには、無線通信によってカメラ100をネットワーク200に接続するような形態としても良い。
【0033】
また、図1において、情報センター300には、サーバー301と、地図情報データベース302とが設けられている。サーバー301は、カメラ100からの要求に従った条件の地図画像を地図情報データベース302から検索してカメラ100に送信する。地図情報データベース302は、多数の地図画像を緯度情報・経度情報に対応付けて記憶した記憶媒体(ハードディスク等)である。図4に地図情報データベース302の概念的なデータ構成を示す。なお、メモリ容量が許せば、地図画像はカメラ100のフラッシュメモリ117に記憶させるようにしても良い。
【0034】
以下、図1に示すカメラ100の動作について説明する。
まず、画像の撮影時の動作について説明する。以下の画像の撮影に係る処理は、ユーザのモードダイヤル118bの操作によってカメラ100の動作モードが撮影モードに設定された場合に行われる。
【0035】
撮影モードにおいて、ユーザによってレリーズボタン118aが押されると、その旨がスイッチ検知回路119を介してCPU115に通知される。これを受けて、CPU115は、入出力回路123を介して撮像素子駆動回路103を制御して撮像素子102による被写体像の撮像を実行する。撮像素子102において得られた画像信号は、撮像素子駆動回路103によって読み出された後、前処理回路104においてデジタル信号である画像データに変換される。この画像データは、データバス105、SDRAM制御回路106を介してSDRAM107に記憶される。
【0036】
SDRAM107に記憶された画像データは、画像処理回路108によって読み出されて各種の画像処理が施される。画像処理回路108によって処理された画像データは、SDRAM制御回路106を介してSDRAM107に記憶される。SDRAM107に記憶された画像データは、圧縮伸長回路112によって読み出されて圧縮される。圧縮伸長回路112によって圧縮された画像データは、SDRAM制御回路106を介してSDRAM107に記憶される。
【0037】
SDRAM107に記憶された圧縮済みの画像データは、CPU115によって読み出される。そして、この圧縮済みの画像データのヘッダ情報に、時計回路120によって測定された撮影日時情報、GPS回路121によって測定された撮影位置情報を含む撮影情報が付与され、この撮影情報を付与された圧縮済みの画像データが記録媒体制御回路113を介して記録媒体114に記録される。このようにして、記録媒体114には、撮影日時情報及び撮影位置情報と関連付けられて画像データが記録される。なお、撮影日時情報についてはGPS回路121から取得するようにしても良い。
【0038】
次に、画像再生時の動作について説明する。図5及び図6は、画像再生時のメイン動作について示すフローチャートである。以下の画像の再生に係る処理は、ユーザのモードダイヤル118bの操作によってカメラ100の動作モードが再生モードに設定された場合に行われる。
【0039】
カメラ100の動作モードが再生モードに設定されると、CPU115は、記録媒体114に記録されている画像データのサムネイル画像を背面液晶モニタ111上にインデックス表示させる(ステップS1)。図7にインデックス表示の例を示す。図7に示す表示では、記録媒体114に記録されている画像データの撮影日時情報に従って、撮影日時の新しい順に、サムネイル画像500a〜500pを背面液晶モニタ111の画面左上端から配置することで一覧表示を行っている。勿論、左上端に最も古い画像データのサムネイル画像を表示させるようにしても良い。
【0040】
インデックス表示の後、CPU115は、タッチセンサ122の出力から、画面内の何れかのサムネイル画像が選択されたかを判定する(ステップS2)。ユーザの指等が背面液晶モニタ111に表示されている何れかのサムネイル画像に触れると、その位置に応じた信号がタッチセンサ122から出力される。タッチセンサ122からの信号は入出力回路123を介してCPU115に入力される。この結果、CPU115は、画面内の何れの画像が選択されたかを認識する。
【0041】
ステップS2の判定において、何れの画像も選択されていない、即ちタッチセンサ122の出力に変化がない場合に、CPU115は再生モードの終了操作、例えば再生モードから撮影モードの移行操作やカメラ100の電源オフ操作等がなされたかを判定する(ステップS3)。ステップS3の判定において、再生モードの終了操作がなされていない場合に、CPU115はステップS2に戻って同じ判定を繰り返す。一方、ステップS3の判定において、再生モードの終了操作がなされた場合に、CPU115は、再生モードの処理を終了させる。
【0042】
また、ステップS2の判定において、何れかの画像が選択された場合に、CPU115は、選択された画像のヘッダ情報から、撮影日時情報及び撮影位置情報を読み込む(ステップS4)。次に、CPU115は、通信回路124を介して情報センター300内のサーバー301に、選択された画像の撮影位置情報を送信して地図画像の取得を要求する。これを受けて、サーバー301は、カメラ100において選択された画像の撮影位置付近の地図画像を地図情報データベース302から検索して、検索した地図画像をカメラ100に返信する(ステップS5)。地図画像の取得後、CPU115は、ユーザによって選択された画像の撮影年に、ユーザによって選択された画像の撮影位置付近(取得した地図画像の範囲内)で撮影された他の画像データを記録媒体114から検索する(ステップS6)。なお、地図画像の範囲内に、他の画像がない場合には、サーバー301に対して縮尺を拡大した地図画像の取得を要求するようにしても良い。この場合に、サーバー301は、複数の地図画像を合成し、さらに合成した地図画像をカメラ100において表示可能なサイズに縮小してからカメラ100に返信する。このようにすることで、カメラ100は、縮尺が拡大された地図画像内で再度の画像データの検索を行うことが可能である。
【0043】
次に、CPU115は、ステップS6で検索した各画像に番号を付与する(ステップS7)。ここでは、撮影日時の新しい順に1、2、3、4…と番号を付与することにする。勿論、撮影日時の古い順に番号を付与するようにしても良い。各画像の番号付けの後、CPU115は、取得した地図画像を図8に示すように背面液晶モニタ111に表示させる(ステップS8)。この表示については後で詳しく説明する。
【0044】
次に、CPU115は、図8に示すように、地図画像510上に、ステップS6において検索した各画像の撮影位置を示すマーカ511g、511h、511i、511jを重畳表示させる(ステップS9)。その後、CPU115は、図8に示すようにして、地図画像510上に、後述する地図変更操作を行うためのボタンアイコンである地図変更ボタンアイコン521を重畳表示させる。また、CPU115は、後述する期間変更操作を行うためのボタンアイコンとして期間変更ボタンアイコン522を重畳表示させる(ステップS10)。ここで、表示されるボタンアイコンは、図2(a)、図2(c)、図2(e)に示すパレットデータの何れかをユーザの設定にしたがって地図画像510上に重畳させることで表示させる。この設定は、例えば、ユーザによるメニューボタン118fの操作によって背面液晶モニタ111に表示されるメニュー画面上で行うことができる。図8は、ユーザ設定によって、地図画像510に図2(a)に示すパレットデータが重畳された例を示している。図2(a)に示すパレットデータが重畳されることにより、背面液晶モニタ111の画面左上部に地図変更ボタンアイコン521が表示されるとともに、背面液晶モニタ111の画面左下部に期間変更ボタンアイコン522が表示される。さらに、図2(g)に示すテンプレートデータが重畳されることによって、期間変更ボタンアイコン522には、ユーザによって選択された画像の撮影年を示す文字情報が重畳される。
【0045】
次に、CPU115は、地図画像の横に、ステップS6において検索した各画像のサムネイル画像501g、501h、501i、501jを表示させる(ステップS11)。
【0046】
図8は、図7の画面上でサムネイル画像500gが選択された例を示している。サムネイル画像500gが選択されると、サムネイル画像500gに対応する画像の撮影位置を含む地図画像が取得される。さらに、サムネイル画像500gに対応する画像の撮影年に、サムネイル画像500gに対応する画像の撮影位置の付近で撮影された画像が検索される。その後、これらの各画像に番号付けがなされ、各画像の撮影位置を示すマーカ511g、511h、511i、511jと各画像のサムネイル画像501g、501h、501i、501jが地図画像510とともに表示される。
【0047】
ここで、図8の表示において、マーカに表示される番号とサムネイル画像に表示される番号とは対応しており、ステップS7において付与された番号である。このような表示を行うことにより、ユーザは、各画像をどこで撮影したかを簡単に知ることができる。
【0048】
次に、CPU115は、ユーザによって、地図変更操作がなされたかを判定する(ステップS12)。この地図変更操作とは、地図変更ボタンアイコン521の操作のことを言う。地図変更ボタンアイコン521は上ボタン521aと、下ボタン521bと、左ボタン521cと、右ボタン521dとから構成されている。ユーザは、上ボタン521aに触れることで、北方向に隣接した地図への変更を行うことができる。また、下ボタン521bに触れることで、南方向に隣接した地図への変更を行うことができる。また、左ボタン521cに触れることで、西方向に隣接した地図への変更を行うことができる。また、右ボタン521dに触れることで、東方向に隣接した地図への変更を行うことができる。
【0049】
ステップS12の判定において、地図変更操作がなされた場合に、CPU115は、情報センター300内のサーバー301と通信して、地図変更操作の操作方向に応じた地図画像を取得する(ステップS13)。その後、CPU115は、現在選択されている撮影年に、新たに取得された地図範囲内で撮影された画像を記録媒体114から検索する(ステップS14)。検索の終了後、CPU115はステップS7以後の処理を実行して表示の更新を行う。
【0050】
図9は、図8の表示において、右ボタン521dが操作されたときになされる表示を示す図である。図8の表示状態で右ボタン521dが操作されると、現在取得されている地図に対して東方向に隣接した地図画像がサーバー301から取得される。その後、現在選択されている年度に、新たに取得した地図範囲内で撮影された画像が記録媒体114から検索される。そして、検索された各画像の撮影日時順に番号が付与される。その後、新たに取得された地図画像上に新たに検索された各画像の撮影位置を示すマーカ513a、513b、513fが表示されるとともに、地図画像の横に各画像のサムネイル画像501a、501b、501fが表示される。
【0051】
また、ステップS12の判定において、地図変更操作がなされていない場合に、CPU115は、ユーザによって、地図画像の横に表示されている何れかのサムネイル画像が選択されたかを判定する(ステップS15)。ステップS15の判定において、地図画像の横に表示されている何れかのサムネイル画像が選択された場合に、CPU115は、選択されたサムネイル画像に対応する画像を拡大表示するとともに(ステップS16)、戻るボタンアイコンを重畳表示させる(ステップS17)。
【0052】
次に、CPU115は、戻る操作がなされたかを判定する(ステップS18)。この戻る操作とは、戻るボタンアイコンの操作のことを言う。ステップS18の判定において、戻るボタンアイコンの操作がなされるまで、CPU115は拡大表示を継続する。一方、ステップS18の判定において、戻るボタンアイコンの操作がなされた場合に、CPU115は、ステップS8以後の処理を実行して地図画像等を再表示させる。
【0053】
また、ステップS15の判定において、地図画像の横に表示されている何れのサムネイル画像も選択されていない場合に、CPU115は、期間変更操作がなされたかを判定する(ステップS19)。期間変更操作とは、期間変更ボタンアイコン522の操作のことをいう。本実施形態においては、ユーザの指等が期間変更ボタンアイコン522に触れた際にCPU115に期間変更の開始が指示されて期間選択ボタンアイコンが表示され、期間変更を行うことが可能となる。この際、ユーザは、所望の期間を選択することができ、その選択に従って地図画像やマーカ等の表示が更新される。なお、期間変更は、ユーザの指等が期間変更ボタンアイコン522に触れている間のみ行うことが可能である。
【0054】
ステップS19の判定において、期間変更操作がなされた場合に、CPU115は、期間選択ボタンアイコンを表示させるべく、フラッシュメモリ117の中から現在の設定に対応したパレットデータを選択する(ステップS20)。即ち、地図画像に図2(a)のパレットデータが重畳されていた場合には図2(b)のパレットデータを選択する。また、地図画像に図2(c)のパレットデータが重畳されていた場合には図2(d)のパレットデータを選択する。さらに、地図画像に図2(e)のパレットデータが重畳されていた場合には図2(f)のパレットデータを選択する。パレットデータの選択後、CPU115は、選択したパレットデータを、ビデオ信号出力回路109を介して液晶モニタ駆動回路110に送り、期間選択ボタンアイコンを重畳表示させる(ステップS21)。
【0055】
図10(a)は、図9の表示がなされている状態から、図2(b)のパレットデータが重畳された後の背面液晶モニタ111の表示画面を示す図である。図2(b)のパレットデータが重畳されることによって、図10(a)に示すようにして、サムネイル画像の代わりに期間選択ボタンアイコン531a、531b、531cが地図画像の横に表示される。また、期間変更操作を行える状態となっていることをユーザが認知できるように、拡大された期間変更ボタンアイコン522が表示される。ここで、期間変更ボタンアイコン522の拡大は、例えば、図2(b)に示すような、拡大後の期間変更ボタンアイコンを含むパレットデータをフラッシュメモリ117に記憶させておけば、そのパレットデータをもとのパレットデータに変えて重畳させるだけで良い。また、期間変更ボタンアイコン522の色を変える等の強調表示を行うようにしても良い。また、パレットデータを重畳する時に透明度を時間的に変化させるようにしても良い。例えば、ボタンアイコンの表示を消す場合に、いきなり消すのではなく、徐々に消えるようにする、即ち重畳させているパレットデータの透明度を時間的に高くしていくことで、ボタンアイコンの表示を消すことをユーザに印象づけることができる。
【0056】
図11は、図2(d)のパレットデータが重畳された後の背面液晶モニタ111の表示画面を示す図である。図2(d)のパレットデータが重畳されることによって、図11に示すようにして期間選択ボタンアイコン532が背面液晶モニタ111上に表示される。
【0057】
図12は、図2(f)のパレットデータが重畳された後の背面液晶モニタ111の表示画面を示す図である。図2(f)のパレットデータが重畳されることによって、図12に示すようにして、期間選択ボタンアイコン533が背面液晶モニタ111上に表示される。また、期間変更操作を行える状態となっていることをユーザが認知できるように、拡大された期間変更ボタンアイコン522が表示される。期間変更ボタンアイコン522の色を変えて表示させるようにしても良い。
【0058】
期間選択ボタンアイコンの表示後、CPU115は、期間選択ボタンアイコンの操作入力チェック処理を行う(ステップS22)。
ここで、期間選択ボタンアイコンの操作入力チェック処理について説明する。図13は、操作入力チェック処理について示すフローチャートである。操作入力チェック処理は、ユーザによって期間選択ボタンアイコンがどのように操作されたかをチェックする処理である。
【0059】
操作入力チェック処理において、CPU115は、ユーザによる期間選択ボタンアイコンの「UP(アップ)」入力がなされたかを判定する(ステップS31)。「UP」入力は選択期間を大きく増加させるための操作である。ここで、本実施形態では、図10(a)の表示がなされているときと、図11の表示がなされているときと、図12の表示がなされているときとで、それぞれ異なる操作が「UP」入力となる。図10(a)の表示がなされているときには、期間選択ボタンアイコン531aに触れる操作が「UP」入力となる。また、図11の表示がなされているときには、期間選択ボタンアイコン532のUP部532a又は532bを擦る操作が「UP」入力となる。ここで、UP部532aは選択期間の上位2桁、UP部532bは選択期間の下位2桁を増加させるためのボタンアイコンである。さらに、図12の表示がなされているときには、期間選択ボタンアイコン533の上部をタップする(軽くつつく)操作が「UP」入力となる。
【0060】
ステップS31の判定において、「UP」入力がなされた場合に、CPU115は、変更後の選択年を示すパラメータYに所定の期間変更幅K年を加算する(ステップS32)。ここで、K年は、例えば12年間隔(干支の間隔)や4年間隔(オリンピックの開催間隔)等、種々の間隔が考えられ、繰り返しで行われる行事等に合わせることでユーザの検索しやすい期間を設定できる。
【0061】
一方、ステップS31の判定において、「UP」入力がなされていない場合に、CPU115は、ユーザによる期間選択ボタンアイコンの「DN(ダウン)」入力がなされたかを判定する(ステップS33)。「DN」入力は選択期間を大きく減少させるための操作である。「UP」入力と同様に、本実施形態では、図10(a)の表示がなされているときと、図11の表示がなされているときと、図12の表示がなされているときとで、それぞれ異なる操作が「DN」入力となる。図10(a)の表示がなされているときには、期間選択ボタンアイコン531cに触れる操作が「DN」入力となる。また、図11の表示がなされているときには、期間選択ボタンアイコン532のDN部532c又は532dを擦る操作が「DN」入力となる。ここで、DN部532cは選択期間の上位2桁、DN部532dは選択期間の下位2桁を減少させるためのボタンアイコンである。さらに、図12の表示がなされているときには、期間選択ボタンアイコン533の下部をタップする操作が「DN」入力となる。
【0062】
ステップS33の判定において、「DN」入力がなされた場合に、CPU115は、変更後の選択年を示すパラメータYから所定の期間変更幅Kを減算する(ステップS34)。
【0063】
一方、ステップS34の判定において、「DN」入力がなされていない場合に、CPU115は、期間選択ボタンアイコンの「fine+(ファイン+)」入力がなされたかを判定する(ステップS35)。「fine+」入力は選択期間を細かく増加させるための操作である。「UP」入力と同様に、本実施形態では、図10(a)の表示がなされているときと、図11の表示がなされているときと、図12の表示がなされているときとで、それぞれ異なる操作が「fine+」入力となる。図10(a)の表示がなされているときには、期間選択ボタンアイコン531aと期間選択ボタンアイコン531bの付近を擦る操作が「fine+」入力となる。また、図11の表示がなされているときには、期間選択ボタンアイコン532のfine+部532cを擦る操作が「fine+」入力となる。さらに、図12の表示がなされているときには、期間選択ボタンアイコン533の円周に沿って指等を時計回転させる操作が「fine+」入力となる。
【0064】
ステップS35の判定において、「fine+」入力がなされた場合に、CPU115は、変更後の選択年を示すパラメータYに所定の期間変更幅L年を加算する(ステップS36)。ここで、L<Kである。
【0065】
一方、ステップS35の判定において、「fine+」入力がなされていない場合に、CPU115は、ユーザによる期間選択ボタンアイコンの「fine−(ファイン−)」入力がなされたかを判定する(ステップS37)。「fine−」入力は選択期間を細かく減少させるための操作である。「UP」入力と同様に、本実施形態では、図10(a)の表示がなされているときと、図11の表示がなされているときと、図12の表示がなされているときとで、それぞれ異なる操作が「fine−」入力となる。図10(a)の表示がなされているときには、期間選択ボタンアイコン531bと期間選択ボタンアイコン531cの付近を擦る操作が「fine−」入力となる。また、図11の表示がなされているときには、期間選択ボタンアイコン532のfine−部532dを擦る操作が「fine−」入力となる。さらに、図12の表示がなされているときには、期間選択ボタンアイコン533の円周に沿って指等を反時計回転させる操作が「fine−」入力となる。
【0066】
ステップS37の判定において、「fine−」入力がなされた場合に、CPU115は、変更後の選択年を示すパラメータYから所定の期間変更幅L年を減算する(ステップS38)。
【0067】
ステップS32、S34、S36、S38の後、CPU115は、期間選択ボタンアイコンの操作がなされたと判定する(ステップS39)。一方、ステップS37の判定において、「fine−」入力がなされていない場合に、CPU115は、期間選択ボタンアイコンの操作がなされていないと判定する(ステップS40)。ステップS39又はS40の後、CPU115は、図6のステップS23以後の処理を行う。
【0068】
以下、図6に戻って説明を続ける。ステップS22の操作入力チェック処理の後、CPU115は、期間選択ボタンアイコンの操作がなされたかを判定する(ステップS23)。ステップS23の判定において、期間選択ボタンアイコンの操作がなされていない場合に、CPU115は、ステップS19に戻って期間変更操作がなされているかを再び判定する。一方、ステップS23の判定において、期間選択ボタンアイコンの操作がなされた場合に、CPU115は、現在選択されている撮影位置付近の地図画像を取得する(ステップS24)。続いて、CPU115は、期間変更ボタンアイコン522又は期間選択ボタンアイコン532に重畳表示させている撮影年をパラメータYに設定されている年に更新する(ステップS25)。その後、CPU115は、パラメータYに設定された撮影年に、現在取得されている地図範囲内で撮影された画像を記録媒体114から検索する(ステップS26)。続いて、CPU115はステップS7以後の処理を実行して表示の更新を行う。
【0069】
例えば、Kを12年とし、図10(a)の表示がなされている状態で、ユーザの指等が期間選択ボタンアイコン531cに触れた場合には、図10(b)に示すようにして、期間変更ボタンアイコン522の表示が現在の選択年である2007年の12年前である1995年に更新されるとともに、現在選択されている地図範囲内で1995年に撮影された画像が検索される。そして、検索された各画像の撮影日時順に番号が付与される。その後、地図画像上に新たに検索された各画像の撮影位置を示すマーカ513a、513b、513fが表示される。
【0070】
また、ステップS19の判定において、期間変更操作が解除された場合に、CPU115は、期間選択ボタンアイコンを非表示とする(ステップS27)。その後、CPU115は、再生モードの終了操作がなされたかを判定する(ステップS29)。ステップS29の判定において、再生モードの終了操作がなされていない場合に、CPU115は、ステップS8以後の処理を実行して地図画像の表示を継続させる。一方、ステップS29の判定において、再生モードの終了操作がなされた場合に、CPU115は、図5及び図6の再生モードの処理を終了させる。
【0071】
以上説明したように、本実施形態によれば、撮影された画像に付与される撮影日時情報と撮影位置情報とを関連付けた情報をユーザに分かりやすく示すことが可能である。これにより、記録媒体内に大量の画像データが記録されたとしても、ユーザは所望の画像を見つけることが容易となる。
【0072】
また、期間変更ボタンアイコンを背面液晶モニタ111の画面左端、期間選択ボタンアイコンを画面右端に表示させることにより、一方の手(図では左手)で期間変更ボタンアイコンに触れた状態で、他方の手(図では右手)で期間選択ボタンアイコンを操作するという簡易な操作によって期間変更操作を行うことができるため、期間変更操作を直感的に且つ素早く行うことが可能である。さらには、期間変更ボタンアイコンから指等を離すだけで、期間選択ボタンアイコンを非表示とすることができるので、不要な表示を廃し、画面を見やすくすることができるという効果もある。
【0073】
また、タッチセンサ122により、ユーザの指等の接触以外の操作も検出することで、1つの期間選択ボタンアイコンに対し、複数種類の処理を割り当てることが可能となる。これにより、一度に表示させる期間選択アイコンの数を少なくして、より画面を見やすくすることが可能である。
【0074】
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。例えば、上述した操作入力チェック処理で示した期間選択ボタンアイコンの操作は一例であり、別の操作によって期間変更がなされるようにしても良い。
【0075】
また、期間変更操作後になされる表示も上述したものに限るものではない。例えば、図14に示すように、期間選択ボタンアイコン533を地図画像上に重畳表示するようにしても良い。この場合には、期間選択ボタンアイコン533を、より大きくて見やすいものとすることも可能である。
【0076】
さらに、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、上述したような課題を解決でき、上述したような効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
【図面の簡単な説明】
【0077】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像表示装置の一例としてのデジタルカメラの構成を示す図である。
【図2】ボタンアイコンを表示可能とするための画像の概要を示す図である。
【図3】カメラの背面図である。
【図4】地図情報データベースの概念的なデータ構成を示す図である。
【図5】画像再生時のメイン動作について示すフローチャートの第1図である。
【図6】画像再生時のメイン動作について示すフローチャートの第2図である。
【図7】インデックス表示の例を示す図である。
【図8】地図画像、マーカ、サムネイル画像の表示例を示す図である。
【図9】地図変更操作後の画面表示の例を示す図である。
【図10】期間変更操作後の画面表示の第1の例を示す図である。
【図11】期間変更操作後の画面表示の第2の例を示す図である。
【図12】期間変更操作後の画面表示の第3の例を示す図である。
【図13】操作入力チェック処理について示すフローチャートである。
【図14】期間変更操作後の画面表示の変形例を示す図である。
【符号の説明】
【0078】
100…カメラ、101…撮影レンズ、102…撮像素子、103…撮像素子駆動回路、104…前処理回路、105…データバス、106…SDRAM制御回路、107…SDRAM、108…画像処理回路、109…ビデオ信号出力回路、110…液晶モニタ駆動回路、111…背面液晶モニタ、112…圧縮伸長回路、113…記録媒体制御回路、114…記録媒体、115…シーケンスコントローラ(CPU)、116…フラッシュメモリ制御回路、117…フラッシュメモリ、118…各種スイッチ、119…スイッチ検知回路、120…時計回路、121…GPS回路、122…タッチセンサ、123…入出力回路、123…タッチセンサ、124…通信回路、125…コネクタ、200…ネットワーク、300…情報センター、301…サーバー、302…地図情報データベース、400…人工衛星

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の画像を記憶する画像記憶手段と、
上記画像記憶手段に記憶された複数の画像のうち、特定地域内において特定の期間に撮影された1つ以上の画像を抽出する画像抽出手段と、
上記抽出された画像を、上記特定地域に対応する地図画像に関連付けて表示する表示手段と、
上記表示手段に上記特定の期間の変更開始を指示するための操作部を示す画像を重畳表示させる第1の表示制御手段と、
上記表示手段の画面上への接触操作を検出する接触検出手段と、
上記接触検出手段によって上記画面における上記特定の期間の変更開始を指示するための操作部を示す画像への接触操作が検出された場合に、上記特定の期間の変更量を指示するための操作部を示す画像を上記表示手段に重畳表示させる第2の表示制御手段と、
上記接触検出手段によって上記画面における上記特定の期間の変更量を指示するための操作部を示す画像への接触操作が検出された場合に、該接触操作に従って上記特定の期間の変更を行う制御手段と、
を具備することを特徴とする画像表示装置。
【請求項2】
上記第2の表示制御手段は、上記接触検出手段によって上記画面における上記特定の期間の変更開始を指示するための操作部を示す画像への接触操作の解除が検出された場合に、上記特定の期間の変更量を指示するための操作部を示す画像を非表示とすることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項3】
上記特定の期間の変更開始を指示するための操作部を示す画像を、上記特定期間を示す画像と兼用することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項4】
上記特定の期間の変更開始を指示するための操作部を示す画像と上記特定の期間の変更量を指示するための操作部を示す画像とは、上記表示手段の画面内の両端にそれぞれ配置されることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項5】
上記特定の期間の変更量を指示するための操作部を示す画像は、上記地図画像上に重畳表示されることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項6】
上記接触操作は、上記画面における上記特定の期間の変更量を指示するための操作部を示す画像への擦り操作、上記画面における上記特定の期間の変更量を指示するための操作部を示す画像へのタップ操作の少なくとも何れかをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項7】
複数の画像のうち、特定地域内において特定の期間に撮影された1つ以上の画像を抽出し、
上記抽出された画像を、上記特定地域に対応する地図画像及び上記特定の期間の変更開始を指示するための画像とともに表示部に表示し、
上記表示部における上記特定の期間の変更開始を指示するための操作部を示す画像位置への接触操作が検出された場合に、上記特定の期間の変更量を指示するための操作部を示す画像を上記表示部に表示し、
上記表示部における上記特定の期間の変更量を指示するための操作部を示す画像位置への接触操作が検出された場合に、該接触操作に従って上記特定の期間の変更を行う、
ことを特徴とする画像表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2009−205550(P2009−205550A)
【公開日】平成21年9月10日(2009.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−48733(P2008−48733)
【出願日】平成20年2月28日(2008.2.28)
【出願人】(504371974)オリンパスイメージング株式会社 (2,647)
【Fターム(参考)】