説明

画像転送装置および画像転送方法

【課題】画像転送装置において、画像を他の装置に転送してその画像の縮小画像を保存しておく際に、その画像が表示されるモニタの解像度に応じて柔軟に画像の解像度を変換する。
【解決手段】画像転送装置は、第1の画像データと該第1の画像データを生成した画像生成装置の機種を表す機種情報とを含む画像ファイルを記憶する記憶部を備えている。画像転送装置は、画像ファイルから機種情報を取得し、解像度テーブルを参照して、その機種情報に対応する表示解像度を決定する。表示解像度を決定すると、撮影時の解像度を有する第1の画像データを、決定された表示解像度に応じて変換して第2の画像データを生成し、該第2の画像データを記憶部に記録する。そして、第1の画像データを含む画像ファイルを、ネットワーク上の第1の装置に転送する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像を転送する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
画像を転送する技術に関し、例えば、特許文献1には、デジタルカメラが、撮影された画像をパソコンにバックアップ(転送)するとともに、その画像を縮小して自己の記憶部に記録する技術が記載されている。この技術によれば、デジタルカメラが備える記憶部にデータ量の大きな画像を保存しておく必要がないため、記憶媒体の容量を節約することができる。
【0003】
しかし、この技術では、デジタルカメラ自身が備えるモニタの表示解像度に応じて撮影画像を縮小しているため、その縮小率が固定されてしまう。そのため、例えば、デジタルカメラの製造メーカは、デジタルカメラの機種毎あるいはモデルチェンジ毎に、そのデジタルカメラが備えるモニタの表示解像度に応じた縮小率を内部プログラムあるいは回路中に設定する必要があり、汎用性に欠けていた。このような問題は、デジタルカメラに限らず、例えば、カメラ機能を有するスマートフォンなどの携帯端末や、撮影された画像を転送可能な装置一般に共通した問題である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−157517号公報
【特許文献2】特開2003−78798号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述の問題を考慮し、本発明が解決しようとする課題は、画像転送装置において、画像を他の装置に転送してその画像の縮小画像を保存しておく際に、その画像が表示されるモニタの解像度に応じて柔軟に画像の解像度を変換することが可能な技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
【0007】
[適用例1]ネットワークに対する通信が可能な画像転送装置であって、第1の画像データと該第1の画像データを生成した画像生成装置の機種を表す機種情報とを含む画像ファイルを記憶する記憶部と、前記画像ファイルから前記機種情報を取得する機種情報取得部と、前記機種情報と、前記画像生成装置が有するモニタの表示解像度と、の対応関係が記録された解像度テーブルを参照して、前記取得された機種情報に対応する表示解像度を決定する解像度決定部と、撮影時の解像度を有する前記第1の画像データを、前記決定された表示解像度に応じて変換して第2の画像データを生成し、該第2の画像データを前記記憶部に記録する解像度変換部と、前記第1の画像データを含む前記画像ファイルを、前記ネットワーク上の第1の装置に転送する画像転送部と、を備える画像転送装置。
【0008】
このような構成の画像転送装置では、画像ファイルに含まれる第1の画像データを生成した画像生成装置の機種を表す機種情報と、画像生成装置が有するモニタの表示解像度と、の対応関係が記録された解像度テーブルを参照して、画像ファイルから取得された機種情報に対応する表示解像度を決定する。そのため、第1の画像データの解像度を、画像生成装置が有するモニタの表示解像度に応じて柔軟に変換することができる。
【0009】
[適用例2]適用例1に記載の画像転送装置であって、前記解像度テーブルが前記ネットワーク上の第2の装置に記憶されており、前記解像度決定部は、前記ネットワークを介して前記解像度テーブルを参照する、画像転送装置。
【0010】
このような構成であれば、画像転送装置に解像度テーブルが記憶されている必要がないため、解像度テーブルの更新を容易に行うことが可能になる。なお、第1の装置と第2の装置とは、同一の装置であってもよいし、異なる装置であってもよい。
【0011】
[適用例3]適用例1または適用例2に記載の画像転送装置であって、前記機種情報取得部は、前記画像ファイルが前記記憶部に記録されたタイミング、前記画像転送装置が前記ネットワークに接続されたことを検知したタイミング、および、前記画像転送装置の電源が投入されたタイミング、の少なくともいずれか一つのタイミングで、前記機種情報の取得を開始する、画像転送装置。
【0012】
このような構成であれば、様々なタイミングで画像の転送および解像度変換を行うことができる。
【0013】
[適用例4]適用例1から適用例3までのいずれか一項に記載の画像転送装置であって、前記解像度変換部は、前記第1の画像データの縦方向の解像度と前記表示解像度の縦方向の解像度とに基づいて、前記解像度を変換する際の変換率を算出する、画像転送装置。
【0014】
このような構成であれば、第1の画像データの縦方向の解像度と表示解像度の縦方向の解像度とに基づいて、解像度を変換する際の変換率を算出するので、第1の画像データのアスペクト比が、モニタのアスペクト比よりも横長であっても、モニタ全体に画像を表示させることが可能になる。
【0015】
[適用例5]適用例1から適用例4までのいずれか一項に記載の画像転送装置であって、前記画像転送装置は、前記画像生成装置に装着可能なリムーバブル記憶装置内に含まれる、画像転送装置。
【0016】
このような構成であれば、記録媒体型の画像転送装置を構成することができる。そのため、画像生成装置の機能によらずに、画像ファイルの転送や、画像データの解像度変換を行うことができる。
【0017】
[適用例6]適用例1から適用例5までにいずれか一項に記載の画像転送装置であって、前記画像転送部は、無線通信によって前記画像ファイルの転送を行う、画像転送装置。
【0018】
このような構成であれば、無線通信によって画像ファイルの転送を行うことができるので、様々な場所から画像ファイルを転送することができる。なお、無線通信としては、例えば、無線LANや、移動体通信網、赤外線、など、様々な通信手段を適用することが可能である。
【0019】
本発明は、上述した画像転送装置としての構成のほか、画像転送方法や、画像の転送を実現するためのコンピュータプログラムとしても構成することができる。コンピュータプログラムは、コンピュータが読取可能な記録媒体に記録されていてもよい。記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスクやCD−ROM、DVD−ROM、光磁気ディスク、メモリカード、ハードディスク等の種々の媒体を利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の第1実施例としてのリムーバブル記憶装置を含む画像アップロードシステムの概略構成を示す説明図である。
【図2】リムーバブル記憶装置の内部構成を示すブロック図である。
【図3】画像アップロードルーチンのフローチャートである。
【図4】第2実施例としてのリムーバブル記憶装置のブロック図である。
【図5】テーブル取得ルーチンのフローチャートである。
【図6】本発明の第3実施例としてのルータを含む画像アップロードシステムの概略構成を示す説明図である。
【図7】ルータの内部構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第4実施例としての携帯電話を含む画像アップロードシステムの概略構成を示す説明図である。
【図9】携帯電話の内部構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
A.第1実施例:
A−1.システム構成:
以下、本発明の実施の形態をいくつかの実施例に基づき説明する。
図1は、本発明の第1実施例としてのリムーバブル記憶装置を含む画像アップロードシステムの概略構成を示す説明図である。画像アップロードシステム10は、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置200と、撮像装置200に装着されるリムーバブル記憶装置100と、無線LANアクセスポイント機能を含むルータ300と、無線LANクライアント機能を含むコンピュータ400と、オンラインアルバム機能を有するクラウドサーバ500とを含んでいる。ルータ300とクラウドサーバ500とは、インターネットINTを介して接続されている。
【0022】
リムーバブル記憶装置100は、撮像装置200によって画像ファイルが記録されると、リムーバブル記憶装置100の内部に設けられた無線通信回路により、ルータ300を通じて、その画像ファイルをインターネットINT上のクラウドサーバ500に転送する機能を有している。クラウドサーバ500は画像ファイルの転送を受けると、自身の画像ファイルデータベース510に、画像ファイルを格納する。
【0023】
クラウドサーバ500に転送された画像ファイルは、クラウドサーバ500がインターネットINTを通じて提供するオンラインアルバムサービスを利用することで、コンピュータ400を通じて閲覧やダウンロードを行うことができる。リムーバブル記憶装置100が画像ファイルを転送する先(アドレス)は、カードリーダライタ等を介してリムーバブル記憶装置100をコンピュータ400に接続し、コンピュータ400で所定のアプリケーションを実行することで、任意に設定することができる。設定された転送先の情報(アドレス)は、リムーバブル記憶装置100内に記録され、以後の画像転送時に参照される。画像ファイルの転送先を変更すれば、リムーバブル記憶装置100は、インターネットINT上のクラウドサーバ500に限らず、LAN内のコンピュータ400等に対しても画像ファイルを転送することが可能である。
【0024】
本実施例では、リムーバブル記憶装置100は、画像ファイルをクラウドサーバ500に転送すると、その画像ファイルに含まれる画像データを縮小して記憶する機能を有している。リムーバブル記憶装置100は、この縮小時の縮小率を、クラウドサーバ500に記憶されている解像度テーブル520に基づいて自動的に調整する。解像度テーブル520には、撮像装置200が有するモニタ210の解像度(以下、「モニタ解像度」という)が、撮像装置200の機種を示す機種情報毎に記録されている。そのため、リムーバブル記憶装置100は、撮像装置200のモニタ210に表示するために最適なサイズに画像を縮小することができる。以下、リムーバブル記憶装置100のこれらの機能を実現するための構成及び処理について詳細に説明する。
【0025】
A−2.リムーバブル記憶装置の構成:
図2は、リムーバブル記憶装置100の内部構成を示すブロック図である。リムーバブル記憶装置100は、無線通信回路110と、フラッシュメモリ120と、CPU130と、RAM140と、ROM150と、スイッチ回路160と、コネクタ170と、を備えている。本実施例では、リムーバブル記憶装置100は、メモリカード状の形態を有している。なお、リムーバブル記憶装置100の形態は、撮像装置200に着脱可能であればどのような形態であっても構わない。
【0026】
無線通信回路110は、アンテナやRFトランシーバ、ベースバンドプロセッサ等を含んでおり、IEEE802.11に準拠する無線通信を制御する。無線通信回路110は、CPU130からの指令に応じて、ルータ300を介してクラウドサーバ500との通信を行うことができる。クラウドサーバ500のアドレスは、転送先情報121として、フラッシュメモリ120に予め記憶されている。
【0027】
フラッシュメモリ120は、書き換え可能な不揮発性メモリであり、内部には、画像ファイル122が記録される。本実施例では、画像ファイルは、EXIF(Exchangeable Image File Format)規格に準拠している。EXIF規格に準拠した画像ファイルには、ヘッダ情報と画像データ124とが含まれている。ヘッダ情報には、その画像データを撮影した装置(撮像装置200)の機種を示す機種情報123等が記録される。なお、ヘッダ情報には、機種情報123以外にも、例えば、画像の撮影日時や、シャッタスピード、絞り値、色空間などの情報が記録される。なお、画像ファイルに機種情報が記録されていれば、画像ファイルの形式はEXIF形式に限定されない。
【0028】
コネクタ170は、撮像装置200の内部バスに電気的に接続される接続端子を備えている。リムーバブル記憶装置100には、このコネクタ170を通じて、撮像装置200から電源が供給される。また、リムーバブル記憶装置100は、このコネクタ170を通じて、撮像装置200から画像ファイルを取得する。
【0029】
スイッチ回路160は、CPU130からの指令に応じて、フラッシュメモリ120をコネクタ170に接続するか、CPU130に接続するかを切り換えるための回路である。スイッチ回路160により、フラッシュメモリ120がコネクタ170に接続された場合には、撮像装置200によって、フラッシュメモリ120への画像ファイルの読み書きが可能となる。スイッチ回路160により、フラッシュメモリ120がCPU130に接続された場合には、CPU130によってフラッシュメモリ120への画像ファイルの読み書きが可能となる。なお、スイッチ回路160は、ブリッジ機能を備えている。このブリッジ機能によれば、フラッシュメモリ120とコネクタ170とが接続されている場合においても、撮像装置200からフラッシュメモリ120に向けて送信されたコマンド(例えば、ライトコマンドや、リードコマンド、消去コマンド)をスイッチ回路160がフラッシュメモリ120だけではなくCPU130にも受け渡すことができる。
【0030】
CPU130は、予めROM150に記録された制御プログラム(ファームウェア)をRAM140にロードして実行することで、機種情報取得部131、解像度決定部132、解像度変換部133、画像転送部134、として機能する。なお、制御プログラムは、フラッシュメモリ120に記憶させておくことも可能である。
【0031】
機種情報取得部131は、フラッシュメモリ120に記憶された画像ファイル122から機種情報を取得する機能を有する。解像度決定部132は、解像度テーブル520(図1)を参照して、機種情報取得部131によって取得された機種情報に対応するモニタ解像度を決定する機能を有する。解像度変換部133は、決定されたモニタ解像度に応じて、画像ファイル122に含まれる画像データ124の解像度を縮小する機能を有する。画像転送部134は、無線通信回路110を用いてクラウドサーバ500に画像ファイル122を転送する機能を有する。
【0032】
A−3.画像アップロードルーチン:
図3は、リムーバブル記憶装置100によって実行される画像アップロードルーチンのフローチャートである。この画像アップロードルーチンは、撮像装置200からリムーバブル記憶装置100に電源が供給されている間、繰り返し実行される処理である。
【0033】
画像アップロードルーチンが開始されると、まず、CPU130は、フラッシュメモリ120内に、新たに画像ファイル(以下、「元ファイル」ともいう)が記録されたか否かを判断する(ステップS100)。新たな画像ファイルが記録されていない場合には、このステップS100の処理をループすることで、新たな画像ファイルが記録されるまで待機する。
【0034】
新たな画像ファイルが記録されたと判断すると、CPU130は、機種情報取得部131によって、その画像ファイルに含まれる機種情報を取得する(ステップS105)。機種情報を取得すると、CPU130は、リムーバブル記憶装置100がオンライン状態であるか、すなわち、自身がクラウドサーバ500と通信可能であるかを判断する(ステップS110)。オンライン状態でなければ、CPU130は、オンライン状態になるまで待機する。オンライン状態であれば、CPU130は、解像度決定部132によって、クラウドサーバ500に記憶されている解像度テーブル520を参照する(ステップS115)。
【0035】
解像度テーブル520を参照すると、解像度決定部132は、その解像度テーブル520に、ステップS105で取得された機種情報に対応するモニタ解像度が登録されているかを判断する(ステップS120)。対応するモニタ解像度が登録されている場合には、解像度決定部132は、そのモニタ解像度を解像度テーブル520から取得する(ステップS125)。そして、元ファイルのファイル名を所定の規則に基づき変更し(ステップS130)、その元ファイルに含まれる画像データを縮小するための縮小率の算出を行う(ステップS135)。
【0036】
上記ステップS135では、ステップS125において取得されたモニタ解像度の縦方向の解像度と、元ファイルに含まれる画像データの縦方向の解像度との比率に基づいて縮小率を算出する。具体的には、モニタ解像度の縦解像度がY1、元ファイルに含まれる画像データの縦解像度がY2であれば、縮小率Rは、以下の式(1)によって表される。
【0037】
R1=Y1/Y2 ・・・(1)
【0038】
上記ステップS120において、ステップS105で取得された機種情報に対応するモニタ解像度が解像度テーブル520に登録されていないと判断された場合には、解像度決定部132は、元ファイルのファイル名をステップS130と同様に変更した後に(ステップS140)、予め定められたデフォルトの縦解像度(例えば、480画素)を上述したモニタ解像度Y1として適用し、上記式(1)によって、縮小率Rを算出する。
【0039】
上記ステップS135またはステップS145で縮小率Rを算出すると、CPU130は、解像度変換部133によって、その縮小率Rに基づく解像度変換処理を実行し、元ファイルから、縮小された新たな画像ファイル(以下、「縮小ファイル」ともいう)を生成する(ステップS150)。CPU130は、こうして作成した縮小ファイルのファイル名を、ステップS130またはステップS140で変更する前のファイル名に戻してフラッシュメモリ120に記録する。つまり、この段階では、フラッシュメモリ120内には、オリジナルのファイル名を有する縮小ファイルと、変更されたファイル名を有する元ファイルとが含まれることになる。
【0040】
以上のようにして、縮小ファイルを作成すると、CPU130は、画像転送部134によって、元ファイルをクラウドサーバ500に転送し、フラッシュメモリ120から、元ファイルを消去する(ステップS155)。
【0041】
以上で説明した本実施例の画像アップロードシステム10によれば、撮像装置200によってリムーバブル記憶装置100に新たな画像ファイルが記録されると、その画像ファイルは、クラウドサーバ500に自動的に転送される。このとき、リムーバブル記憶装置100は、その画像ファイルに含まれる機種情報に基づいて解像度テーブル520を参照し、その機種情報に対応するモニタ解像度を取得する。そのため、リムーバブル記憶装置100は、装着される撮像装置200の機種に応じて、柔軟に画像データの縮小率を調整することができる。また、本実施例によれば、リムーバブル記憶装置100に記憶されるデータ量を削減することが可能になるとともに、撮像装置200によって撮影画像をプレビューする際の表示画質を高めることが可能となる。また、リムーバブル記憶装置100には、画像が縮小されて保存されるため、撮像装置200は高速にプレビュー画像を表示させることができる。
【0042】
また、本実施例では、リムーバブル記憶装置100とは異なる装置であるクラウドサーバ500に解像度テーブル520が記憶されているため、新たな撮影装置が発売された場合などにおいても、容易に解像度テーブル520を更新することが可能になる。
【0043】
更に、本実施例では、画像を縮小する際に、元ファイルに含まれる画像データの縦解像度と、解像度テーブル520から取得されるモニタ解像度の縦解像度との比率に基づいて縮小率を計算する。そのため、例えば、画像データのアスペクト比が、16:9や16:10、あるいはパノラマサイズのような横長な比率であったとしても、モニタ210の上下端に黒帯状の非表示部分を生じさせず、モニタ210の縦方向の解像度を目一杯使用して画像を表示させることができる。このようにして画像がモニタ210に表示されると、撮像装置200は、例えば、その画像を自動あるいは手動で横方向にスクロールさせることで、横長な画像全体を表示させることができる。
【0044】
なお、上述した第1実施例において、図3に示した画像アップロードルーチンが実行されている間には、撮像装置200の電源がオフにできないように撮像装置200に所定の指令を送信することとしてもよい。このようにすれば、画像の転送中に誤って処理が中断され、画像ファイルが失われてしまうことを抑制することができる。
【0045】
また、上述した第1実施例において、リムーバブル記憶装置100に電源が投入された際に、元ファイルがフラッシュメモリ120に残存していることをCPU130が検出した場合に、図3に示すステップS110以降の処理を実行することとしてもよい。このようにすれば、誤って画像の転送中に電源がオフにされて画像の転送が失敗したような場合においても、再度、元ファイルを転送することができる。この結果、確実に元ファイルをクラウドサーバ500に転送することが可能になる。
【0046】
また、本実施例の画像アップロードルーチンでは、新しい画像ファイルが検出された後で、かつ、オンライン状態であるか否かを検出する前に、機種情報を画像ファイルから取得している。これに対して、機種情報の取得は、オンライン状態であることが確認された後に行うこととしてもよい。
【0047】
その他、図3に示した画像アップロードルーチンは、例えば、撮像装置200から画像を転送するためのコマンドを受信したタイミングで実行することとしてもよい。また、画像を転送するためのコマンドを撮像装置200が有していない場合には、画像ファイルの書き込みや、読み込み、消去を行うコマンドを転送コマンドとして解釈して画像アップロードルーチンを実行することとしてもよい。
【0048】
B.第2実施例:
上述した第1実施例のリムーバブル記憶装置100は、モニタ解像度を、クラウドサーバ500に記憶されている解像度テーブル520から取得している。これに対して、第2実施例のリムーバブル記憶装置100は、解像度テーブル520自体を予めフラッシュメモリ120内にダウンロードしておくことで、モニタ解像度の取得を行う。
【0049】
図4は、第2実施例としてのリムーバブル記憶装置100bの内部構成を示すブロック図である。図示するように、このリムーバブル記憶装置100bには、フラッシュメモリ120内に、解像度テーブル520が記憶されている。本実施例のリムーバブル記憶装置100bは、第1実施例と同様に、図3に示した画像アップロードルーチンを実行するが、ステップS115では、クラウドサーバ500ではなく、自身のフラッシュメモリ120内の解像度テーブル520を参照し、ステップS125では、この解像度テーブル520からモニタ解像度の取得を行う。
【0050】
図5は、リムーバブル記憶装置100bが解像度テーブル520をクラウドサーバ500から取得するためのテーブル取得ルーチンのフローチャートである。このテーブル取得ルーチンは、リムーバブル記憶装置100bに電源が投入されている間、繰り返し実行される処理であり、図3に示した画像アップロードルーチンとは独立して並列的に実行される処理である。
【0051】
このテーブル取得ルーチンが実行されると、まず、CPU130は、リムーバブル記憶装置100bがオンライン状態であるか否かを判断する(ステップS200)。オンライン状態であれば、CPU130は、フラッシュメモリ120に記憶されている解像度テーブル520のバージョンをチェックする(ステップS205)。そして、クラウドサーバ500に、そのバージョンよりも新しいバージョンの解像度テーブル520が記憶されているかを問い合わせ(ステップS210)、新しいバージョンの解像度テーブル520が記憶されていれば、その解像度テーブル520をダウンロードしてフラッシュメモリ120中の解像度テーブル520を更新する(ステップS215)。なお、本実施例では、解像度テーブル520にバージョンが付与されていることとするが、解像度テーブル520の作成日時や更新日時に基づいて、クラウドサーバ500に新しい解像度テーブル520が記憶されているか否かを判断してもよい。
【0052】
以上で説明した第2実施例のリムーバブル記憶装置100bによれば、クラウドサーバ500に記憶された解像度テーブル520ではなく、自身のフラッシュメモリ120に記憶された解像度テーブル520を参照するため、迅速にモニタ解像度を取得することが可能になる。なお、解像度テーブル520は、機種情報とモニタ解像度とが対応付けられたデータに過ぎず、フラッシュメモリ120の記憶容量に対して大変小さなデータである。そのため、解像度テーブル520がフラッシュメモリ120の記憶容量を圧迫することはない。
【0053】
なお、本実施例において、図5に示したテーブル取得ルーチンは、リムーバブル記憶装置100bの電源が投入されている間、繰り返し実行されることとしたが、例えば、電源投入時に1回のみ実行することとしてもよい。また、所定の時間間隔で実行されることとしてもよい。
【0054】
また、本実施例では、解像度テーブル520を、クラウドサーバ500からダウンロードすることとしたが、解像度テーブル520は、リムーバブル記憶装置100bの出荷時に予めフラッシュメモリ120に記録されていることとしてもよい。また、解像度テーブル520は、例えば、コンピュータ400が解像度テーブル520をダウンロードすることでリムーバブル記憶装置100bに対して書き込むこととしてもよい。これらの場合、図3のステップS110の処理、すなわち、クラウドサーバ500と通信可能か否か(換言すれば、解像度テーブル520をクラウドサーバ500から取得可能であるか否か)を判断する処理は、必ずしも実行する必要はなくなる。
【0055】
C.第3実施例:
上述した第1実施例や第2実施例では、本発明の画像転送装置をリムーバブル記憶装置に適用する例を示した。これに対して、第3実施例では、本発明の画像転送装置をルータに適用する。
【0056】
図6は、本発明の第3実施例としてのルータ300cを含む画像アップロードシステム10cの概略構成を示す説明図である。第1実施例や第2実施例とは異なり、本実施例では、リムーバブル記憶装置100cは、無線通信機能や画像縮小機能を備えていない一般的な記録媒体である。本実施例では、このリムーバブル記憶装置100cが、撮像装置200から抜き取られた後にルータ300cに装着され、このルータ300cによって、画像ファイルの転送や縮小が行われる。縮小された画像は、リムーバブル記憶装置100cを撮像装置200に再度装着することでモニタ210に表示させることができる。
【0057】
図7は、ルータ300cの内部構成を示すブロック図である。ルータ300cは、無線LAN制御回路382と、無線WAN制御回路384と、移動体通信網制御回路386と、有線WAN制御回路388と、有線LAN制御回路390と、CPU330と、RAM340と、ROM350と、リムーバブル記憶装置100cが装着されるカードスロット370と、を備えている。
【0058】
無線LAN制御回路382は、LAN内のコンピュータ400と、IEEE802.11に準拠した無線通信を行う回路である。無線WAN制御回路384は、IEEE802.11に準拠した公衆無線LANに対する通信を制御する回路である。移動体通信網制御回路386は、3G回線やPHS回線などの移動体通信網に対する通信制御を行う回路である。有線WAN制御回路388は、インターネットINTに対する通信制御を行う回路である。有線LAN制御回路390は、有線LANによってLAN内のコンピュータ400と通信を行う回路である。CPU130は、これらの回路382〜390をそれぞれ制御することで、無線あるいは有線によって接続されたLAN内のコンピュータ400を、公衆無線LANや移動体通信網、有線WANを通じて、インターネットINTに接続することができる。また、CPU130は、無線WAN制御回路384、移動体通信網制御回路386、または、有線WAN制御回路388を制御することで、クラウドサーバ500に対してアクセスを行うことができる。
【0059】
CPU330は、予めROM350に記録された制御プログラム(ファームウェア)をRAM340にロードして実行することで、機種情報取得部331、解像度決定部332、解像度変換部333、画像転送部334、として機能する。
【0060】
機種情報取得部331は、カードスロット370に装着されたリムーバブル記憶装置100c内の画像ファイルから機種情報を取得する。解像度決定部332は、クラウドサーバ500に記憶された解像度テーブル520を参照して、機種情報取得部331によって取得された機種情報に対応するモニタ解像度(撮像装置200のモニタ210の解像度)を決定する。解像度変換部333は、決定されたモニタ解像度に応じて、リムーバブル記憶装置100c中の画像ファイルに含まれる画像データを縮小する。画像転送部334は、クラウドサーバ500にリムーバブル記憶装置100c内の画像ファイルを転送する。本実施例においても、CPU330は、これらの機能部を用いることで、図3に示した画像アップロードルーチンと同様の処理を実行する。
【0061】
以上で説明した第3実施例のルータ300cによっても、画像ファイルを生成した撮像装置200のモニタ210の解像度に応じたサイズに画像データを縮小することができる。そのため、撮像装置200やリムーバブル記憶装置100cに通信機能が備えられていない場合であっても、画像ファイルの転送や画像データの縮小を行うことができる。
【0062】
なお、ルータ300cは、無線LAN制御回路382と、無線WAN制御回路384と、移動体通信網制御回路386と、有線WAN制御回路388と、有線LAN制御回路390と、の全てを備えていなくてもよい。例えば、無線LAN制御回路382と有線LAN制御回路390とは、いずれか一方を備えていればよい。また、無線WAN制御回路384と、移動体通信網制御回路386と、有線WAN制御回路388と、についてもこれらのうち、少なくとも一つを備えていればよい。つまり、LANに対する通信手段と、WAN(インターネット)に対する通信手段とを、それぞれ少なくとも1つ備えていればよい。
【0063】
D.第4実施例:
第1実施例および第2実施例では、本発明の画像転送装置をリムーバブル記憶媒体に適用し、第3実施例では本発明の画像転送装置をルータに適用した。これに対して、第4実施例では、本発明の画像転送装置を携帯電話に適用する。
【0064】
図8は、本発明の第4実施例としての携帯電話600を含む画像アップロードシステム10dの概略構成を示す説明図である。携帯電話600は、カメラとフラッシュメモリとを備えている。本実施例では、携帯電話600のカメラによって撮影された画像はフラッシュメモリに記録されるとともに、基地局BSおよびインターネットINTを通じてクラウドサーバ500に転送される。そして、携帯電話600内では、画像データの縮小が行われる。このとき、クラウドサーバ500に記憶された解像度テーブル520が携帯電話600によって参照され、その携帯電話600のモニタ解像度に適したサイズに画像が縮小される。縮小された画像は、フラッシュメモリに保存され、携帯電話600のモニタ610によって表示させることができる。
【0065】
図9は、携帯電話600の内部構成を示すブロック図である。携帯電話600は、音声通信で用いられるマイク621およびスピーカ622と、画像を撮影するカメラ624と、移動体通信網制御回路682と、画像等を表示するためのモニタ610と、画像ファイルが記録されるフラッシュメモリ620と、CPU630と、RAM640と、ROM650と、を備えている。
【0066】
移動体通信網制御回路386は、3G回線やPHS回線などの移動体通信網に対する通信制御を行う回路である。CPU630は、ROM650やフラッシュメモリ620に記録された制御プログラム(アプリケーション)をRAM640にロードして実行することで、機種情報取得部631、解像度決定部632、解像度変換部633、画像転送部634、として機能する。
【0067】
機種情報取得部631は、フラッシュメモリ620内に記録されている画像ファイルから機種情報を取得する。本実施例では、携帯電話600に内蔵されたカメラ624によって撮影された画像がリムーバブル記憶装置100cに記録されるので、この機種情報は、携帯電話600そのものの機種名を示すことになる。解像度決定部632は、クラウドサーバ500に記憶された解像度テーブル520を参照して、機種情報取得部631によって取得された機種情報に対応するモニタ解像度を決定する。解像度変換部633は、決定されたモニタ解像度に応じて、リムーバブル記憶装置100c中の画像ファイルに含まれる画像データを縮小する。画像転送部334は、クラウドサーバ500にフラッシュメモリ620内の画像ファイルを転送する。本実施例においても、CPU630は、これらの機能部を用いることで、図3に示した画像アップロードルーチンと同様の処理を実行する。
【0068】
以上で説明した第4実施例の携帯電話600によれば、例えば、携帯電話600のモニタ610の解像度が携帯電話600のモデルやグレード毎に異なっている場合や、携帯電話600が汎用的なオペレーションシステムで動作し、ハードウェアの仕様が固定されていない場合などにおいても、その携帯電話600が備えるモニタ610の解像度に合わせて柔軟に画像データのサイズを変更することができる。そのため、画像を縮小表示するプログラムの汎用性を高めることができる。
【0069】
E.変形例:
以上、本発明の種々の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができる。例えば、ソフトウェアによって実現した機能は、ハードウェアによって実現するものとしてもよく、その逆も可能である。そのほか、以下のような変形が可能である。
【0070】
・変形例1:
上記実施例では、解像度テーブル520は、クラウドサーバ500に記憶されているものとした。これに対して、解像度テーブル520は、クラウドサーバ500とは異なる別のサーバに記憶されていてもよい。つまり、画像をアップロードする対象のサーバと、解像度テーブルを記憶するサーバとは、異なる運営者によって運営されていてもよい。
【0071】
・変形例2
第2実施例に示したテーブル取得ルーチンは、第1実施例だけではなく、第3実施例や第4実施例に対して適用することが可能である。つまり、第3実施例のルータ300cや、第4実施例の携帯電話600も、内部に記憶された解像度テーブル520からモニタ解像度を取得することができる。
【0072】
・変形例3:
図3に示した画像アップロードルーチンでは、画像ファイル1枚毎に転送および縮小を行ってもよいし、複数の画像ファイルについてまとめて転送および縮小を行ってもよい。
【0073】
・変形例4:
上記実施例では、モニタ解像度の縦解像度と画像データの縦解像度とに基づいて縮小率を算出したが、それぞれの横解像度に基づいて縮小率を計算することも可能である。
【0074】
・変形例5:
上記実施例では、本発明の画像転送装置を、リムーバブル記憶装置やルータ、携帯電話に適用した例を示した。これらに加え、本発明の画像転送装置は、ネットワークを通じて通信が可能なゲーム機や、携帯音楽プレーヤ、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、ナビゲーションシステム、映像レコーダ、映像プレーヤなどに適用することも可能である。
【符号の説明】
【0075】
10,10c,10d…画像アップロードシステム
100,100b,100c…リムーバブル記憶装置
110…無線通信回路
120…フラッシュメモリ
121…転送先情報
122…画像ファイル
123…機種情報
124…画像データ
130…CPU
131…機種情報取得部
132…解像度決定部
133…解像度変換部
134…画像転送部
140…RAM
150…ROM
160…スイッチ回路
170…コネクタ
200…撮像装置
210…モニタ
300…ルータ
300c…ルータ
330…CPU
331…機種情報取得部
332…解像度決定部
333…解像度変換部
334…画像転送部
340…RAM
350…ROM
370…カードスロット
382…回路
386…移動体通信網制御回路
400…コンピュータ
500…クラウドサーバ
510…画像ファイルデータベース
520…解像度テーブル
600…携帯電話
610…モニタ
620…フラッシュメモリ
621…マイク
622…スピーカ
624…カメラ
630…CPU
631…機種情報取得部
632…解像度決定部
633…解像度変換部
634…画像転送部
640…RAM
650…ROM
682…移動体通信網制御回路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークに対する通信が可能な画像転送装置であって、
第1の画像データと該第1の画像データを生成した画像生成装置の機種を表す機種情報とを含む画像ファイルを記憶する記憶部と、
前記画像ファイルから前記機種情報を取得する機種情報取得部と、
前記機種情報と、前記画像生成装置が有するモニタの表示解像度と、の対応関係が記録された解像度テーブルを参照して、前記取得された機種情報に対応する表示解像度を決定する解像度決定部と、
撮影時の解像度を有する前記第1の画像データを、前記決定された表示解像度に応じて変換して第2の画像データを生成し、該第2の画像データを前記記憶部に記録する解像度変換部と、
前記第1の画像データを含む前記画像ファイルを、前記ネットワーク上の第1の装置に転送する画像転送部と、
を備える画像転送装置。
【請求項2】
請求項1に記載の画像転送装置であって、
前記解像度テーブルは、前記ネットワーク上の第2の装置に記憶されており、
前記解像度決定部は、前記ネットワークを介して前記解像度テーブルを参照する、
画像転送装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の画像転送装置であって、
前記機種情報取得部は、前記画像ファイルが前記記憶部に記録されたタイミング、前記画像転送装置が前記ネットワークに接続されたことを検知したタイミング、および、前記画像転送装置の電源が投入されたタイミング、の少なくともいずれか一つのタイミングで、前記機種情報の取得を開始する、画像転送装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の画像転送装置であって、
前記解像度変換部は、前記第1の画像データの縦方向の解像度と前記表示解像度の縦方向の解像度とに基づいて、前記解像度を変換する際の変換率を算出する、画像転送装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の画像転送装置であって、
前記画像転送装置は、前記画像生成装置に装着可能なリムーバブル記憶装置内に含まれる、画像転送装置。
【請求項6】
請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の画像転送装置であって、
前記画像転送部は、無線通信によって前記画像ファイルの転送を行う、画像転送装置。
【請求項7】
ネットワークに対する通信が可能な画像転送装置における画像転送方法であって、
第1の画像データと該第1の画像データを生成した画像生成装置の機種を表す機種情報とを含む画像ファイルを記憶部に記憶する工程と、
前記画像ファイルから前記機種情報を取得する工程と、
前記機種情報と、前記画像生成装置が有するモニタの表示解像度と、の対応関係が記録された解像度テーブルを参照して、前記取得された機種情報に対応する表示解像度を決定する工程と、
撮影時の解像度を有する前記第1の画像データを、前記決定された表示解像度に応じて変換して第2の画像データを生成し、該第2の画像データを前記記憶部に記録する工程と、
前記第1の画像データを含む前記画像ファイルを、前記ネットワーク上の第1の装置に転送する工程と、
を含む画像転送方法。
【請求項8】
ネットワークに対する通信が可能なコンピュータが実行するコンピュータプログラムであって、
第1の画像データと該第1の画像データを生成した画像生成装置の機種を表す機種情報とを含む画像ファイルを記憶部に記憶する機能と、
前記画像ファイルから前記機種情報を取得する機能と、
前記機種情報と、前記画像生成装置が有するモニタの表示解像度と、の対応関係が記録された解像度テーブルを参照して、前記取得された機種情報に対応する表示解像度を決定する機能と、
撮影時の解像度を有する前記第1の画像データを、前記決定された表示解像度に応じて変換して第2の画像データを生成し、該第2の画像データを前記記憶部に記録する機能と、
前記第1の画像データを含む前記画像ファイルを、前記ネットワーク上の第1の装置に転送する機能と、
をコンピュータに実現させるコンピュータプログラム。
【請求項9】
請求項8に記載のコンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能に記録した記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−195901(P2012−195901A)
【公開日】平成24年10月11日(2012.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−60146(P2011−60146)
【出願日】平成23年3月18日(2011.3.18)
【出願人】(390040187)株式会社バッファロー (378)
【Fターム(参考)】