説明

番組推薦装置及び番組推薦方法

【課題】視聴者が積極的に番組推薦方法を活用しない場合であっても、視聴者の嗜好に沿った番組を高精度に推薦することができる番組推薦装置及び番組推薦方法を提供する。
【解決手段】番組を録画又はコピーした記録メディアの種類、当該番組のコピー制御情報あるいは、番組を録画又はコピーするときの記録モードに基づいて、当該番組に対する視聴者の嗜好度合いを算出する算出手段と、前記算出手段で算出した嗜好度合いに係る情報を画面に表示する表示手段とを具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタルテレビやデジタルビデオレコーダ(DVR、Digital Video Recorder)等のデジタル放送受信機に用いられる番組推薦装置及び番組推薦方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、デジタル放送において、放送波を通じて番組情報を受信するとともに、視聴者が視聴した番組の履歴を保存したり(特許文献1)、視聴者が興味を持つキーワード(例えば出演者やジャンル)を登録したりしておき、その番組履歴やキーワードを用いて前記番組情報の中から視聴者の嗜好にあった番組を探し出し、その番組を自動的に録画又は提示するようにした番組推薦方法がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−63184号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、視聴者がキーワードをあまり登録しない場合のように、視聴者が積極的に前記番組推薦方法を活用せず使用頻度が低い場合には、推薦する番組の精度が低くなり、必ずしも視聴者の嗜好に沿った番組推薦がされていないという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、上記の問題を解決すべく図ったものであり、例えば視聴者が積極的に番組推薦方法を活用しない場合であっても、視聴者の嗜好に沿った番組を高精度に推薦することができる番組推薦装置及び番組推薦方法を提供することをその主たる所期課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
すなわち、本発明に係る番組推薦装置は、番組を録画又はコピーした記録メディアの種類に基づいて、当該番組に対する視聴者の嗜好度合いを算出する算出手段と、前記算出手段で算出した嗜好度合いに係る情報を画面に表示する表示手段とを具備することを特徴とするものである。
【0007】
このようなものであれば、番組を録画又はコピーした記録メディアの種類に基づいて視聴者の嗜好度合いが算出されるので、視聴者が積極的に番組推薦方法を活用せず使用頻度が低い場合であっても、視聴者の行動を直接反映して、高精度かつ即時に視聴者の嗜好に沿った番組を推薦することができる。
【0008】
より高精度に番組を推薦するには、前記記録メディアは、持ち運びやすいものほど、前記嗜好度合いが高くなるように設定されるものであることが望ましい。具体的には、前記記録メディアは、ハードディスク、デジタルバーサタイルディスクまたはブルーレイディスク、フラッシュメモリの順に、前記嗜好度合いが高くなるように設定されたものを挙げることができる。
【0009】
また、コピー制御情報を活用してもよい。具体的にこの番組推薦装置は、番組を録画又はコピーした番組のコピー制御情報に基づいて、当該番組に対する視聴者の嗜好度合いを算出する算出手段と、前記算出手段で算出した嗜好度合いに係る情報を画面に表示する表示手段とを具備することを特徴とするものである。
【0010】
より高精度に番組を推薦するには、前記コピー制御情報は、コピー制限が設定されているものほど、前記嗜好度合いが高くなるように設定されるものであることが望ましい。具体的には、前記コピー制御情報は、コピー制限なし、コピーワンス、コピー禁止の順に、前記嗜好度合いが高くなるように設定されたものを挙げることができる。
【0011】
さらに、記録モードを活用してもよい。具体的にこの番組推薦装置は、番組を録画又はコピーするときの記録モードに基づいて、当該番組に対する視聴者の嗜好度合いを算出する算出手段と、前記算出手段で算出した嗜好度合いに係る情報を画面に表示する表示手段とを具備することを特徴とするものである。
【0012】
より高精度に番組を推薦するには、前記記録モードは、画像を高画質に記録できる記録モードほど、前記嗜好度合いが高くなるように設定されるものであることが望ましい。具体的には、前記記録モードは、前記記録メディアの容量が大きいメディアを用いるものほど、前記嗜好度合いが高くなるように設定されたものを挙げることができる。
【0013】
番組推薦装置に用いられる番組推薦方法もまた、本発明の1つである。この番組推薦方法は、番組を録画又はコピーした記録メディアの種類、番組のコピー制御情報、あるいは、番組を録画又はコピーするときの記録モードに基づいて、当該番組に対する視聴者の嗜好度合いを算出する算出ステップと、前記算出ステップで算出した嗜好度合いに係る情報を画面に表示する表示ステップとを具備することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0014】
上述した構成の番組推薦装置及び番組推薦方法によれば、視聴者が番組を録画又はコピーするときに視聴者の嗜好度合いを得ることができるので、例えば視聴者が積極的に番組推薦方法を活用しない場合であっても、視聴者の行動を直接反映して、高精度かつ即時に視聴者の嗜好に沿った番組を推薦することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の一実施形態における番組推薦装置を用いたデジタル放送システムを示す全体構成図。
【図2】同実施形態における番組推薦装置の機能ブロック図。
【図3】同実施形態における嗜好データベースを更新するためのフローチャート。
【図4】同実施形態における推薦番組を検出するためのフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の図面において、同一の参照符号は、同一部分または相当部分を表すものである。本実施形態に係る番組推薦装置1を用いたデジタル放送システムは、図1に示すように、放送事業者2が放送波4を介して番組及び番組情報(ここでは電子番組表、EPG:Electric Program Guide)を示す番組データを送信し、その番組データをクライアント側の番組推薦装置1が受信することによって前記番組を視聴可能に構成されている。なお、ケーブルテレビのようなネットワーク3を介して前記番組データを送受信するものであってもよい。
【0017】
番組推薦装置1は、視聴者の嗜好に応じて番組を推薦するものであり、ここでは録画機能を有するデジタルテレビである。番組推薦装置1はこれに限られるものではなく、PC、DVDレコーダやブルーレイディスクレコーダの等のデジタルビデオレコーダといったデジタル放送受信装置であってもよい。さらに、前記受信装置の一部を構成し又は別体で設けられるとともに、受信装置と電気的に接続されて、前記番組情報などを通信可能に構成したものであってもよい。
【0018】
番組推薦装置1は、メモリに所定のプログラムを格納し、当該プログラムに従ってCPUやその周辺機器を協働動作させることによって、番組推薦装置1が有する様々な機能を発揮するようにしてある。この機能としては、図2に示すように、視聴者が操作するリモコン(図示しない)からの赤外線信号を受け付けて、操作データに復号するリモコン受信部21と、前記操作データに基づいて、放送波を受け付けて番組データに復号する放送受信部22と、前記番組データに基づいて番組等をディスプレイに表示させるテレビ制御部23と、前記番組データ及び前記操作データに基づいて番組を録画する録画制御部24と、ネットワークと接続してデータを送受信するネットワーク接続部24とがある。
【0019】
さらに、この番組推薦装置1は、番組情報保存部26と、録画情報保存部27と、嗜好データベース保存部28と、推薦番組検出部29と、推薦番組表示部30としての機能を具備する。各部について詳述する。
【0020】
番組情報保存部26は、番組の録画が予約されたときに、録画する番組の番組情報を番組情報データベースに保存するものである。番組情報としては、番組名、出演者、放送局、及びジャンル等を挙げることができる。このうち、ジャンルは更に細分化して保存することができ、例えば、大項目としてスポーツ、ドラマ、映画等があり、中項目として、野球、サッカー、ゴルフ等があり、小項目として、国内の野球、外国の野球等がある。
【0021】
録画情報保存部27は、番組の録画が予約されたときに、録画メディアの種類及び容量情報(例えば全容量、残容量、その番組の録画に使用する使用容量)と、記録モードのような録画方法とを含む録画情報を、録画情報データベースに保存する。また、この録画情報保存部27は、録画された番組がコピー(ダビング)されたときに、コピー先メディアの種類及び容量情報と、記録モードとに加えて、番組情報のうちコピー制御情報を含む録画情報を、録画情報データベースに保存するものである。
【0022】
嗜好データベース保存部28は、前記番組情報データベースに保存された番組情報及び録画情報データベースに保存された録画情報に基づいて、録画又はコピーされた番組に対する視聴者の嗜好度合いを算出し、その嗜好度合いを用いて嗜好データベースを更新して保存するものである。
【0023】
ここで、嗜好度合いの算出方法の一例について説明する。本発明では、嗜好度合いを算出するために、番組を録画やコピーする際に視聴者がした選択や番組の性質を利用しており、例えば、記録メディアの種類の選択、コピー制御情報、記録モードの選択を利用している。
【0024】
記録メディアの種類を用いる場合について説明する。持ち運びやすいものほど、どこでも視聴しやすくなることから、そのような記録メディアに録画あるいはダビングしたいということが、その視聴者にとって、その番組が非常に重要であり若しくは興味深い番組であるということが考えられる。そのため、持ち運びやすいものほど、嗜好度合いが高くなるような重み付けを行なう。例えば、記録メディアとしては、ハードディスク(HDD)、デジタルバーサタイルディスク(DVD)またはブルーレイディスク(BD)、フラッシュメモリ(SD)等が挙げられるが、この順に、嗜好度合いが高くなるように設定される。
【0025】
コピー制御情報を用いる場合について説明する。コピー制御情報が設定されているような番組を録画あるいはダビングしたいということが、その視聴者にとって、その番組が非常に重要であり若しくは興味深い番組であるということが考えられる。そのため、録画又はダビングする番組のコピー制御情報に関して、コピー制限がされているものほど、嗜好度合いが高くなるような重み付けを行なう。例えば、コピー制御情報としては、コピー制限なし、コピーワンス、コピー禁止などが挙げられるが、この順に、嗜好度合いが高くなるように設定される。なお、コピーワンスの番組であっても、録画したときにコピー禁止として扱われる番組は、高い重み付けがされており、ダビング10として扱われる番組のように、コピー回数に上限が設けられているものは、コピー回数が多くなる程高い重み付けがされている。
【0026】
記録モードを用いる場合について説明する。高画質に番組を録画又はダビングできる記録モードほど、美しい画像で視聴しやすくなることから、高画質で記録できるモードで記録したものほど、その視聴者にとって、その番組が非常に重要であり若しくは興味深い番組であるということが考えられる。そのため、画像を高画質に記録できる記録モードほど、嗜好度合いが高くなるような重み付けを行なう。例えば、記録モードとしては、ダイレクト録画、AVCREC録画、MPEG2録画、H.264録画等が挙げられるが、この順に、嗜好度合いが高くなるように設定される。また、再エンコードによるコピーは、嗜好度合いが高くなるように設定される。
【0027】
その他に、記録容量が大きい記録メディアを使用した場合には、記録容量が大きいものほど、嗜好度合いが高くなるような重み付けを行なう。また、予約録画時に使用する記録メディアの残容量および記録モードに基づいて、その記録モードにおいて番組の録画に使用される使用容量と、前記残容量との比率である使用比率に応じて嗜好レベル設定値を変更し、下記の算出式により算出される閾値が大きいものほど、嗜好度合いが高くなるような重み付けを行なう。
【0028】
閾値={(記録モード×時間)/記録メディア残容量}/記録モード係数・・・(式1)
【0029】
記録モード係数とは、使用する記録モードが、予め定められた基準記録モードと比較して何倍容量を使用するのかを示す値であり、記録密度ごとに設定されるものである。
【0030】
例えば、記録メディア残容量が少なく、低ビットレートで録画又はダビングする番組は、視聴者の視聴嗜好が高いと考えられる。また、記録メディア残容量が多く、高ビットレートで録画又はダビングする番組は、視聴者の視聴嗜好が高いと考えられる。また、記録メディアに収まるように自動記録モードで録画又はコピーする番組については、視聴者の視聴嗜好が高いと考えられる。
【0031】
さらに、番組推薦装置1において使用可能な記録メディアが複数ある場合、使用されるメディアが、予め定められた推奨メディアであるかどうかで重みづけをする。具体的には、BD及びDVDが使用できるBDドライブにおいて、BDが推奨メディアとされている場合、DVDを記録メディアとして使用すると、嗜好度合いが低くなるような重みづけをする。同様に、SDHCカード及びSDカードが使用できるSDドライブにおいて、SDHCカードが推奨メディアとして設定されている場合、SDカードを使用すると、嗜好度合いが低くなるような重み付けを行なう。逆に、BDやSDHCカードが使用されると、嗜好度合いが高くなるように重み付けされる。
【0032】
視聴者の嗜好の算出としては、以下の式を用いる。
【0033】
視聴者の嗜好度合い=(C)×γ+(MS+MR+ML+MV)×ζ+(RH)×δ・・・(式2)
C:コピー制御情報に基づいて算出する変数
MS:記録メディアのポータブル性に基づいて算出する変数
MR:記録メディア残容量と記録モードの使用比率に基づいて算出する変数
ML:コピー時に設定される記録モードに基づいて算出する変数
MV:記録メディア容量に基づいて算出する変数
RH:使用可能なメディアと記録メディアとの関係に基づいて算出する変数
γ、ζ、δ:係数
【0034】
次に、算出した嗜好度合いを用いて嗜好データベースを更新する方法との一例について説明する。録画情報に基づいてある番組Aの嗜好度合いがαと算出された場合、前記嗜好度合い及び番組情報に基づいて、嗜好テーブルが生成される。
【0035】
【表1】

番組Aの嗜好テーブル
【0036】
なお、各項目に対応して入力される値はαではなく、αに対応する値(例えばk倍の値)であってもよい。
【0037】
次に、前記嗜好テーブルを用いて、嗜好データベースを更新する。ここでは、この嗜好テーブルにおける各項目に対応する値を、嗜好データベースに保存された各項目に対応する値に加えて、嗜好データベースを更新する。このとき、嗜好データベース中に、前記嗜好テーブル中の項目がない場合は新たに生成する。更新前に各項目に入力されていた値をβnとすると、更新後の嗜好データベースは以下のようになる。
【0038】
【表2】

嗜好データベース
【0039】
推薦番組検出部29は、前記嗜好データベースに保存された嗜好情報に基づいて、放送波を通じて受信した番組情報の中から、推薦する番組を検出するものである。
【0040】
推薦番組表示部30は、前記推薦された番組やその番組に関する推薦番組情報をディスプレイに表示するものである。ここでは、前記推薦された番組をジャンルに応じて分類し、所定の形態(例えば色や絵柄、表示順序)で表示するようにしてある。
【0041】
図3のフローチャートを参照しながら嗜好データベースを更新する手順の一例を説明する。視聴者が番組の録画を予約すると、番組推薦装置1の番組情報保存部26は、予約番組の番組情報を取得し(ステップS1)、この番組情報を番組情報データベース23に保存する(ステップS2)。次に、録画情報保存部27は、予約録画登録時、及び録画又はコピー実行時に、録画情報を取得し(ステップS3)、録画メディアの種類、記録メディア残容量、記録モードなどの録画方法等を含む録画情報を録画情報データベースに保存する(ステップS4)。そして、番組情報データベースおよび録画情報データベースに基づいて、嗜好データベース保存部28が、視聴者の嗜好度合いを算出する(ステップS5)。嗜好データベース保存部28は、前記嗜好度合いに基づいて嗜好テーブルを生成し、嗜好データベースを更新して保存する(ステップS6)。
【0042】
前記推薦番組検出部29の動作説明を兼ねて、図4のフローチャートを参照しながら、推薦番組を検出する手順の一例について説明する。予め定められた時間になると、又はリモコンからの操作を受けて、番組推薦装置1の放送受信部22が放送波を受信して、番組情報を取得する(ステップS7)。次に、推薦番組検出部29が、その番組情報に含まれる全番組について、推薦番組の検索が終了したか否かを判断する(ステップS8)。全番組の検索が終了していれば(ステップS8のYES)、このプログラムは終了し、全番組の検索が終了していなければ(ステップS8のNO)、検索されていない番組のうち、1の番組の番組情報を、推薦番組検出部29が受け付ける(ステップS9)。そして、取得された番組情報の中に、嗜好データベースに保存された番組情報である嗜好情報と一致するものがあるかどうかを検索する(ステップS11)。一致するものがあれば、(ステップS11のYES)、前記1の番組の番組名、一致する各嗜好情報、一致する各嗜好情報に対応する各嗜好度合い、前記対応する各嗜好度合いの合計である合計値、等を含む推薦番組情報が保存され(ステップS12)ステップS8に戻る。一致するものがなければ、(ステップS11のNO)、再びステップS8に戻る。そして、まだ検索されていない番組があれば、推薦番組検出部29は、次の番組の番組情報を受け付けて同様に検索し、全番組の検索が終了するまで検索が続けられる。
【0043】
このように、本実施形態における番組推薦装置1では、番組を録画又はコピーした記録メディアの種類のような、番組を録画又はコピーする際の視聴者の行動に基づいて視聴者の嗜好度合いが算出されるので、視聴者が積極的に番組推薦方法を活用せず使用頻度が低い場合であっても、視聴者の行動を直接反映して、高精度かつ即時に視聴者の嗜好に沿った番組を推薦することができる。
【0044】
さらに、使用可能な記録メディアが複数ある場合、使用されるメディアが予め定められた推奨メディアであるかどうかで嗜好度合いを調整するようにしてあるので、例えば推奨メディア(例えばBD)を使用した場合、推奨メディアでないメディア(例えばDVD)を使用した場合よりも嗜好度合いを高く算出することができ、より的確に視聴者の嗜好を判断することができる。
【0045】
なお、本発明はこれらに限られるものではない。例えば、推薦番組表示部は、推薦番組情報に含まれる嗜好度合いやその各嗜好度合いの合計値が高いものほど優先して表示させるなどして、嗜好度合いに応じて表示形態を変化させるものであってもよい。その他、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0046】
1・・・番組推薦装置
21・・・リモコン受信部
22・・・放送受信部
23・・・テレビ制御部
24・・・ネットワーク接続部
25・・・録画制御部
26・・・番組情報保存部
27・・・録画情報保存部
28・・・嗜好データベース保存部
29・・・推薦番組検出部
30・・・推薦番組表示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
番組を録画又はコピーした記録メディアの種類に基づいて、当該番組に対する視聴者の嗜好度合いを算出する算出手段と、前記算出手段で算出した嗜好度合いに係る情報を画面に表示する表示手段とを具備することを特徴とする番組推薦装置。
【請求項2】
前記記録メディアは、持ち運びやすいものほど、前記嗜好度合いが高くなるように設定される請求項1記載の番組推薦装置。
【請求項3】
前記記録メディアは、ハードディスク、デジタルバーサタイルディスクまたはブルーレイディスク、フラッシュメモリの順に、前記嗜好度合いが高くなるように設定される請求項1または2記載の番組推薦装置。
【請求項4】
録画又はコピーした番組のコピー制御情報に基づいて、当該番組に対する視聴者の嗜好度合いを算出する算出手段と、前記算出手段で算出した嗜好度合いに係る情報を画面に表示する表示手段とを具備することを特徴とする番組推薦装置。
【請求項5】
前記コピー制御情報は、コピー制限が設定されているものほど、前記嗜好度合いが高くなるように設定される請求項4記載の番組推薦装置。
【請求項6】
前記コピー制御情報は、コピー制限なし、コピーワンス、コピー禁止の順に、前記嗜好度合いが高くなるように設定される請求項4または5記載の番組推薦装置。
【請求項7】
番組を録画又はコピーするときの記録モードに基づいて、当該番組に対する視聴者の嗜好度合いを算出する算出手段と、前記算出手段で算出した嗜好度合いに係る情報を画面に表示する表示手段とを具備することを特徴とする番組推薦装置。
【請求項8】
前記記録モードは、画像を高画質に記録できる記録モードほど、前記嗜好度合いが高くなるように設定される請求項7記載の番組推薦装置。
【請求項9】
前記記録モードは、前記記録メディアの容量が大きいメディアを用いるものほど、前記嗜好度合いが高くなるように設定される請求項7または8記載の番組推薦装置。
【請求項10】
番組を録画又はコピーした記録メディアの種類、前記番組のコピー制御情報、あるいは番組を録画又はコピーするときの記録モードに基づいて、当該番組に対する視聴者の嗜好度合いを算出する算出ステップと、前記算出ステップで算出した嗜好度合いに係る情報を画面に表示する表示ステップとを具備することを特徴とする番組推薦方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−124726(P2012−124726A)
【公開日】平成24年6月28日(2012.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−274206(P2010−274206)
【出願日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【出願人】(598045058)株式会社サムスン横浜研究所 (294)
【Fターム(参考)】