説明

病的な脈絡膜血管新生に伴う疾病の治療のための1,2,3−置換インドリゾン誘導体の使用

本発明は、病的な脈絡膜血管新生に関連する疾病の治療において有用である医薬の調製のための1,2,3置換インドリジン誘導体の使用に関する。これら誘導体は一般式(I)に対応する。


【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
いくつかの成長因子が、新血管形成現象において観察される内皮細胞の無制限増殖の結果となる「血管新生前躯体」の不均衡を引き起こすことに関与していることが、インビボ及びインビトロで示されてきた。FGF2又はbFGF(線維芽細胞増殖因子2又はb)は、最初に及び最も良く特徴付されている。FGF2は、培養内皮細胞及びインビボでの新血管形成によるプロテアーゼの増殖、遊走及び産生を誘発する18,000Dのタンパク質である。FGF2は、高親和性チロシン・キナーゼ受容体(FGFR)及び細胞表面と細胞外基質に位置する低親和性ヘパラン硫酸プロテオグリカン受容体(HSPG)の2つのクラスの受容体を経て、内皮細胞と相互に作用する。内皮細胞に関してFGF2のパラクリンの役割は、広く説明されて来たが、FGF2は、自己分泌過程を経てこれらの細胞に関しても関係している可能性がある。このように、FGF2及びその受容体は、脈絡膜血管新生過程を阻害するという目的をもつ治療に大いに関係する目標を表している(Keshet,E,Ben−Sasson SA .,J.Clin.Invest.,501,104−1497(1999); Presta M, Rusnati M, Dell‘Era P, Tanghetti E, Urbinati C, Giuliani R 等.,New York;Prenum Publishers,7−34(2000), Billottet C, Janji B, Thierty J.P.,Joanneau J, Oncogene,21,8128−8139(2002))。
【0002】
最近の研究により、マウスの眼球で実施された実験モデルを経て、新血管形成に関してFGFが関与していることが示された(Rousseau等、「脈絡膜血管新生及びレチナール脈管化における線維芽細胞増殖因子の関与」、Experimental Eye Research,Angiogenesis Molecular Laboratory,INSERM EML01−13、Bordeax University、フランス、2003年5月13日、147−156頁)。しかしながら、眼の病理的な脈絡膜新生過程における、特に脈絡膜における、FGF及びその受容体の正確な役割は、依然とし殆ど知られていなく、時々の異なる仮説の方向を残したままである(Tobe等、「FGF2遺伝子の標的阻害は、マウスモデルにおける脈絡膜の新血管形成を妨害しない」、Am.J.Pathol.,153,1641−1646/Yamada等、「細胞損傷は、網膜中におけるFGF2の増加した発現をもってマウスにおける潜在的な血管新生前駆表現型の正体を現す」 J.Cell, Physiol.,185,135−142,2000)。
【0003】
国際特許出願WO03/084956は、とりわけ、血管新生が例えばリュウマチ性関節炎又はIBD(炎症性腸疾患)等の慢性炎症性疾患の進行に重大な影響を与えていると見られる病状の治療における有用なFGF−阻害誘導体を開示している。国際特許出願WO03/084956もまた、このような化合物が網膜の血管が裂け又は詰まるようになる糖尿病性網膜症等の糖尿病合併症による疾患の治療において有用であることを開示している。
【発明の開示】
【0004】
今般、FGF受容体(FGFRと称する。)のアゴニストである、ある種の1,2,3−置換インドリジン誘導体が、病的な脈絡膜血管新生に関係する疾病の治療に有用であることが見出された。驚いたことに、これらの化合物は、局所的投与特に眼球内への投与と同様に、経口での投与で活性である。このように、本発明は、病的な脈絡膜血管新生に関連する疾病の治療において有用な医薬の調製における1,2,3−置換インドリジン誘導の使用に関する。これら誘導体は、以下の一般式(I)に相当し、場合により薬学的に許容されるそれらの塩の一つの形態である。
【0005】
【化2】

[Rは、ヒドロキシル基、1ないし5個の炭素原子の直鎖又は分枝アルコキシ基、カルボキシル基、2ないし6個の炭素原子のアルコキシカルボニル基又は以下の式の基を表し
・−NR
・−NH−SO−AlK
・−NH−SO−Ph
・−NH−CO−Ph
・−N(Alk)−CO−Ph
・−NH−CO−NH−Ph
・−NH−CO−Alk
・−NH−CO−Alk
・−O−(CH−cAlk
・−O−Alk−COOR
・−O−Alk−O−R
・−O−Alk−OH
・−O−Alk−C(NH):NOH
・−O−Alk−NR
・−O−Alk−CN
・−O−(CH−Ph
・−O−Alk−CO−NR
・−CO−NH−(CH−COOR
・−CO−NH−Alk
(・Alkは、直鎖又は分枝であり、及び1ないし5個の炭素原子を有するアルキル基又はアルキレン基を表し、
・cAlkは、3ないし6個の炭素原子のシクロアルキル基を表し、
・nは、0から5までの整数を表し、
・mは、1から5までの整数を表し、
・R及びRは、同一又は別異であり、それぞれ、水素原子、1ないし5個の炭素原子の直鎖若しくは分枝アルキル基又はベンジル基を表し、
・Rは、水素原子又は1ないし5個の炭素原子のアルキル基を表し、
・Rは、1ないし5個の炭素原子のアルキル基又は−CO−Alk基を表し、
・Phは、1個以上のハロゲン原子、1ないし5個の炭素原子の1個以上のアルコキシ基、1個以上のカルボキシル基又は2ないし6個の炭素原子の1個以上のアルコキシカルボニル基によって場合により置換されたフェニル基を表す。)、
は、水素原子、1ないし5個の炭素原子のアルキル基、3ないし5個のハロゲン原子を含む1ないし5個の炭素原子のハロゲン化アルキル基、3ないし6個の炭素原子のシクロアキシル基又はフェニル基(このフェニル基は1つ以上のハロゲン原子、1ないし5個の炭素原子の一つ以上のアルコキシ基、1つ以上のカルボキシル基若しくは2ないし6個の炭素原子の1つ以上のアルコキシカルボニル基によって場合により置換されている。)を表し、
Aは、−CO−、−SO−または−SO−基を表し、
及びRは、同一又は別異であり、それぞれ、水素原子、1ないし5個の炭素原子のアルコキシ基、アミノ基、カルボキシル基、2ないし6個の炭素原子のアルコキシカルボニル基、ヒドロキシル基、ニトロ基、ヒドロキシアミノ基を表し、次式の基
・−Alk−COOR
・−NR
・−NH−Alk−COOR
・−NH−COO−Alk
・−N(R11)−SO−Alk−NR10
・−N(R11)−SO−Alk
・−N(R11)−Alk−NR
・−N(R11)−CO−Alk−NR10
・−N(R11)−CO−Alk
・−N(R11)−CO−CF
・−NH−Alk−HetN
・−O−Alk−NR10
・−O−Alk−CO−NR
・−O−Alk−HetN
(n、m、Alk、R5、及びRは、上記でRに対して与えられた意味を有する。)
及びR10は、同一又は別異であり、それぞれ、水素原子又は1ないし5個の炭素原子のアルキル基を表し、
11は、水素原子又は−Alk−COOR12基を表し(R12は、水素原子、1ないし5個の炭素原子のアルキル基又はベンジル基を表す。)
HetNは、少なくとも一つの窒素原子を含み、及び窒素と酸素から選択される1個の他の複素原子を場合により含む5又は6員の複素環を表す。)を表し、又は
及びRは、両者で不飽和5ないし6員複素環を形成し、但し、Rがアルコキシ基を表し、且つRが−O−Alk−NR10基若しくはヒドロキシル基を表す場合には、Rはアルコキシ基を表さない。]
【0006】
一般式(I)において、
が、ヒドロキシル基、1ないし5個の原子の直鎖又は分枝アルコキシ基、カルボキシル基、2ないし6個の炭素原子のアルコキシカルボニル基又は以下の式の反応基を表し
・−NR
・−NH−SO−Alk
・−NH−SO−Ph−
・−NH−CO−Ph
・−N(Alk)−CO−Ph
・−NH−CO−NH−Ph
・−NH−CO−Alk
・−NH−CO−Alk
・−O−(CH)n−cAlk
・−O−Alk−COOR
・−O−Alk−O−R
・−O−Alk−OH
・−O−Alk−NR
・−O−Alk−CN
・−O−(CH−Ph
・−O−Alk−CO−NR
・−CO−NH−(CH−COOR
・−CO−NH−Alk
(・Alkは、直鎖又は分枝であり、及び1ないし5個の炭素原子を有するアルキル基又はアルキレン基を表し、
・cAlkは、3ないし6個の炭素原子のシクロアルキル基を表し、
・nは、0から5までの整数を表し、
・mは、1から5までの整数を表し、
・R及びRは、同一又は別異であり、それぞれ、水素原子、1ないし5個の炭素原子の直鎖若しくは分枝アルキル基又はベンジル基を表し、
・Rは、水素原子又は1ないし5個の炭素原子のアルキル基を表し、
・Rは、1ないし5個の炭素原子のアルキル基又は−CO−Alk基を表し、
・Phは、1つ以上のハロゲン原子、1ないし5個の炭素原子の1つ以上のアルコキシ基、1つ以上のカルボキシル基又は2ないし6個の1つ以上の炭素原子のアルコキシカルボニル基によって場合により置換されたフェニル基を表す。)、
が、1ないし5個の炭素原子のアルキル基、トリフロロメチル基、3ないし6個の炭素原子のシクロアルキル基又はフェニル基(このフェニル基は1つ以上のハロゲン原子、1ないし5個の1個以上の炭素原子のアルコキシ基、1つ以上のカルボキシル基若しくは2ないし6個の炭素原子の1つ以上のアルコキシカルボニル基によって場合により置換されている。)を表し、
Aは、−CO−又は−SO−基を表し、
及びRは、同一又は異別であり、それぞれ、水素原子、1ないし5個の炭素原子のアルコキシ基、アミノ基、カルボキシル基、2ないし6個の炭素原子のアルコキシカルボニル基、ニトロ基、ヒドロキシアミノ基、次式の基を表し
・−Alk−COOR
・−NR
・−NH−Alk−COOR
・−NH−COO−Alk
・−N(R11)−SO−Alk−NR10
・−N(R11)−SO−Alk
・−N(R11)−Alk−NR
・−N(R11)−CO−Alk−NR10
・−N(R11)−CO−Alk
・−N(R11)−CO−CF
・−NH−Alk−HetN
(n、m、Alk、R、R及びRは、上記でRに対して与えられた意味を有する。)
及びR10は、同一又は別異であり、それぞれ、水素原子又は1ないし5個のアルキル基を表し、
11は、水素原子又は−Alk−COOR12基を表し(R12は、水素原子、1ないし5個の炭素原子のアルキル基又はベンジル基を表す。)、
HetN、少なくとも一つの窒素原子を含み、及び窒素と酸素から選択される1個の他の複素原子を場合により含む5又は6員の複素環を表す、
場合により薬学的に許容される塩の一つの形態の化合物の使用が好ましい。
【0007】
一般式(I)において、
が、1ないし5個の炭素原子のアルコキシ基、カルボキシル基、−O−Alk−COOH基(Alkは、1ないし5個の炭素原子の直鎖又は分枝アルキレン基を表す。)、式−O−Alk−Phの基(Alkは、1ないし5個の炭素原子のアルキレン基を表し、Phは、1個以上のハロゲン原子によって、又は1ないし5個の炭素原子の1個以上のアルコキシ基によって、又はひとつ以上のカルボキシル基によって場合により置換されたフェニル基を表す。)、式−NH−CO−Phの基、式−NH−SO−Phの基又は式−NH−CO−NH−Phの基を表し、
は、1ないし5個の炭素原子のアルキル基を表し、
Aは、−CO−基を表し、
及びRが、別異であり、それぞれ、水素原子、1ないし5個の炭素原子のアルコキシ基、アミノ基、カルボキシル基又は2ないし6個の炭素原子のアルコキシカルボニル基を表す、場合により薬学的に許容される塩の一つの形態の化合物の使用が特に好ましい。
【0008】
さらに詳しくは、以下から選択される一般式(I)の化合物の使用が好ましい。
−(4−アミノ−3−メトキシフェニル)(1−メトキシ−2−メチルインドリジン−3−イル)メタノン
−3−(4−アミノ−メトキシベンゾイル)−2−メチルインドリジン−1−イルカルボン酸
−2−{[3−(4−アミノ−3−メトキシベンゾイル)−2−メチルインドリジン−1−イル]オキシ}酢酸
−(4−アミノ−3−メトキシフェニル){1−[(4−クロロベンジル)オキシ]−2−メチルインドリジン−3−イル}−メタノン−(4−アミノ−3−メトキシフェニル){1−[(3−メトキシベンジル)オキシ]−2−メチルインドリジン−3−イル}−メタノン
−4−({[3−(4−アミノ−3−メトキシベンゾイル)−2−メチルインドリジン−1−イル]オキシ}メチル)安息香酸
−3−(4−カルボキベンゾイル)−2−メチルインドリジン−1−イルカルボン酸
−メチル−3−[(1−メトキシ−2−メチルインドリジン−3−イル)カルボニル]安息香酸塩
−4−[(1−メトキシ−2−メチルインドリジン−3イル)カルボニル]安息香酸
−2−アミノ−5−[(1−メトキシ−2−メチルインドリジン−3−イル)カルボニル]安息香酸
−2−アミノ−5−({1−[(3−メトキシベンゾイル)アミノ]−2−メチルインドリジン−3イル}カルボニル)−安息香酸
−2−アミノ−5−({2−メチル−1−[(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)アミノ]インドリジン3−イル}カルボニル)安息香酸
−2−アミノ−5−({1−{[(3−メトキシフェニル)スルフォニル]アミノ}−2−メチルインドリジン−3−イル)−カルボニル)安息香酸。
【0009】
病的な脈絡膜血管新生は、脈絡膜の新毛細血管が形成される過程である。脈絡膜は、高度に血管が新生した眼球の膜であり、それが見出せる末梢における網膜および虹彩に栄養を与える細い毛細血管の完全な網状組織である。病的な脈絡膜血管新生は、主として「血管新生前躯体」の不均衡が起こる事によるが、また、網膜下にあるブルッフ膜における有害な変化にもよるものである。このように、脈絡膜毛細血管は、抑制出来ずに増殖し、ブルッフ膜の損傷を経て、網膜下の部分に侵入する(Lafaut等、Br.J.Ophtalmol.,84,239−243)。
【0010】
病的な脈絡膜血管新生に関連する疾病の中で、特にブルッフ膜における異常によるものとして、黄斑変性症(AMD)、強度の近視(Quaranta等、Graefe‘s Arch. Clin. Exp. Ophtalmol., 238, 101−103)、仮性黄色腫、潜在性ヒトプラズマ症候群、トキソプラズマ症,サルコイドーシス及びベーチェト病があるといえる。
【0011】
従って、本発明の一つの態様によれば、本発明は、加齢性黄斑変性症(AMD)、強度の近視、仮性黄色腫、潜在性ヒトプラズマ症候群、トキソプラズマ症サルコイドーシス及びベーチェト病などの病的な脈絡膜血管新生に関連する疾病の治療における一般式(I)の1,2,3−置換インドリジンの使用に関する。
【0012】
本発明の他の態様によれば、本発明の主題は、病的な脈絡膜血管新生に関連する疾病の治療に有用な、1又は複数の不活性な適切な賦形剤と場合により組み合わせた、式(I)の化合物に相当する少なくとも1つの活性成分又は薬学的に許容されるその塩を含む薬学的組成物である。
【0013】
本発明の主題は、特に、以下から選択される式(I)の化合物に相当する少なくとも1つの活性成分を含む、1又は複数の不活性な適切な賦形剤と場合により組み合わせてなる薬学的組成物である。
−(4−アミノ−3−メトキシフェニル)(1−メトキシ−2−メチルインドリジン−3−イル)メタノン
−3−(4−アミノ−メトキシベンゾイル)−2−メチルインドリジン−1−イルカルボン酸
−2−{[3−(4−アミノ−3−メトキシベンゾイル)−2−メチルインドリジン−1−イル]オキシ}酢酸
−(4−アミノ−3−メトキシフェニル){1−[(4−クロロベンジル)オキシ]−2−メチルインドリジン−3−イル}−メタノン
−(4−アミノ−3−メトキシフェニル){1−[(3−メトキシベンジル)オキシ]−2−メチルインドリジン−3−イル}−メタノン
−4−({[3−(4−アミノ−3−メトキシベンゾイル)−2−メチルインドリジン−1−イル]オキシ}メチル)安息香酸
−3−(4−カルボキベンゾイル)−メチルインドリジン−1−イルカルボン酸
−メチル−3−[(1−メトキシ−2−メチルインドリジン−3−イル)カルボニル]安息香酸塩
−2−アミノ−5−[(1−メトキシ−メチルインドリジン−3−イル)カルボニル]安息香酸
−2−アミノ−5−({1−[(3−メトキシベンゾイル)アミノ]―メチルインドリジン−3イル}カルボニル)−安息香酸
−2−アミノ−5−({2−メチル−1−[(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)アミノ]インドリジン3−イル}カルボニル)安息香酸
−2−アミノ−5−({1−{[(3−メトキシフェニル)スルフォニル]アミノ}−2−メチルインドリジン−3−イル)−カルボニル)安息香酸。
【0014】
前記賦形剤は、薬学的形態及び望まれる投与方法(経口、眼球内又は局所)により選択される。
【0015】
本発明の薬学的組成物は、経口投与又は眼球内への投与が好ましい。特に好ましくは、本発明の薬学的組成物は、経口にて投与される。
【0016】
経口投与のための本発明の薬学的組成物において、活性成分は、従来の製薬担体との混合物として、単位投与形態で投与出来る。適合した単位投与形態は、例えば、錠剤(場合により切れ目がある)、ゼラチン、カプセル、粉末、顆粒及び経口摂取される溶液又は懸濁液である。
【0017】
固体組成物が錠剤の形で調製されるとき、主要活性成分は、ゼラチン、でんぷん、乳糖、ステアリン酸マグネシウム、タルク、アラビアゴム又は同様のもの等の薬学的な賦形剤と混合される。
【0018】
錠剤は、ショ糖又は適切な物質で覆うことが可能であり、あるいは、緩慢な又は遅延する活性があり、所定の活性成分量を続けて放出するように投与することができるように処理され得る。
【0019】
ゼラチンカプセルの形態での調製品は、活性成分と希釈剤とを混合し及びその得た混合物を軟質又は硬質ゼラチンカプセルに注入することにより得られる。
【0020】
シロップ又はエリキシルの形態での調製品は、活性成分を、甘味料好ましくはカロリーのない甘味料、防腐剤としてのメチルパラペン及びプロピルパラペン、並びに適切な着色剤および香味料と共に、含有し得る。
【0021】
分散剤又は顆粒は、活性成分を、分散剤、湿潤剤又は懸濁剤(ポリビニルピロリジン等)および甘味料又は調味料との混合物として含有し得る。
【0022】
活性成分はまた、場合により、1または複数の担体又は添加剤と共に、マイクロカプセルの形態で調合され得る。
【0023】
本発明による薬学的組成物において、活性成分はまた、場合によりシクロデキストリン、そのエーテル又はエステル、の包括錯体の形態であり得る。
【0024】
局所投与のための薬学的組成物は、様々な眼科調剤の形態であり得る。この組成物は、眼科用の無菌の溶液又は懸濁液を得るために、活性成分と共に、眼科的に許容できる防腐剤、界面活性剤、粘性剤、活性成分の浸透を促進させる薬剤、食塩及び水を含有し得る。
【0025】
点眼薬は、等張緩衝液に活性成分を溶解して調製される。この溶液は、活性成分の溶解を促進するために界面活性剤を含有できる。より良い使用が可能になるように、点眼薬はまた、ヒドロキシルメチルセルロース、ヒドロキシルエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース又はポリビニルピロリジン等の増粘剤を含有できる。
【0026】
無菌の眼科用軟膏を調製するために、活性成分は、液体ラノリン等の適切な賦形剤中の保存料と組み合わせる。無菌ゲルは、活性成分をカルボポル940又は他の類似の化合物を含む親水性基材の中に浮遊させて調製することが出来る。
【0027】
局所用として、本発明による薬学的組成物は、pH4〜8の溶液又は懸濁液の形態が好ましい。活性成分の濃度は、0.0001〜5%であるべきで、好ましくは、0.001〜1%であるべきである。医師の指示により、この組成物の1ないし2滴を日に1ないし4回投与できる。
【0028】
投与する活性成分の量は、通常どおり、疾患の進行度合い及び患者の年齢や体重に依存する。
【0029】
特に、本発明による経口投与できる薬学的組成物は、活性成分が1〜900mg/kg/日の推奨投与量を含む。
【0030】
好ましくは、本発明による経口投与できる薬学的組成物は、活性成分が3〜300mg/kg/日の推奨投与量を含むものである。
【0031】
特に好ましくは、本発明による経口投与できる薬学的組成物は、活性成分が1〜100mg/kg/日の推奨投与量を含むものである。
【0032】
以下の例によって、これに限定することを意味するものではないが、本発明を説明する。
【実施例】
【0033】
実施例:脈絡膜新血管形成のレーザー誘発
1.機器および方法
C57B16マウスが本実験に使用された。レーザー誘発脈絡膜新血管形成のモデル(乳頭周辺に眼球あたり4つの衝撃)がTobe等、Am.J.Pathol.,1998に記載されたように動物に適用された。誘発から14日後および新血管形成に発現中の病変パーセントを測定できる血管造影による観察後、マウスを処理し、組織学的分析用として眼球を摘出する。
【0034】
マウスは、式(I)の化合物の1つを最後の7日間経口投与される。2−アミノ−5−[(1−メトキシ−2−メチルインドリジン−3−イル)カルボニル]−安息香酸のナトリウム塩の1水和物に選んだ投与量は、30mg/kg/日である。使用した賦形剤は、メチルセルロースの0.6%水溶液である。
【0035】
4匹のマウスが対照群として、6匹が投与群として使用される。
【0036】
新生血管反応の大きさは、コンピュータ処理画像解析システムを用いる形態計測計算によって凍結切片から計算される。これら切片は、単純にヘマトキシンで染色するか、血管構造物を位置づけることができる抗体(抗CD31)を使用する免疫蛍光検査法で検査する。
【0037】
評価は、一方でEPRと血管新生反応のピーク(B”)から他方で隣接した無傷の脈絡板の厚み(C”)までのB/Cの比を測定して実施される。この定量化システムは、組織断片の方向と無関係であるので、病巣の表面積を測定することが好ましい。
【0038】
2.結果
14日後に実施した血管造営法では、対照群中にレーザーにより生成された病巣の72%に新生血管の誘発が見られた。
【0039】
抗CD−31抗体を使用して実施した組織学的分析及び免疫組織化学により、対照群の血管造営法においてフルオロセインの重大な拡散を示す部分に、新生した毛細血管の存在を確認した。それに比べて、化合物を投与したマウスは、血管新生の明らかな兆候がなく、レーザー衝撃が生じた場所に、脈絡毛細管の適度な肥厚を呈するのみであった。
【0040】
B/C比を測定することにより実施されたレーザー誘発反応の定量は、化合物投与マウスにおいて、対照群のマウスと比較して、該反応における50%のオーダーの有意な減少(p<0.0001)を示した。
【0041】
これらの結果は、病的な脈絡膜血管新生に関連する疾病の治療において有用な医薬の調製における式(I)の化合物の使用の大きな利点を確認するものである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
病的な脈絡膜血管新生に関連する疾病の治療において有用な医薬の調製における、場合により薬学的に許容される塩の一つの形態の、以下の一般式(I):
【化1】

[Rは、ヒドロキシル基、1ないし5個の炭素原子の直鎖又は分枝アルコキシ基、カルボキシル基、2ないし6個の炭素原子のアルコキシカルボニル基又は以下の式の基を表し
・−NR
・−NH−SO−AlK
・−NH−SO−Ph
・−NH−CO−Ph
・−N(Alk)−CO−Ph
・−NH−CO−NH−Ph
・−NH−CO−Alk
・−NH−CO−Alk
・−O−(CH−cAlk
・−O−Alk−COOR
・−O−Alk−O−R
・−O−Alk−OH
・−O−Alk−C(NH):NOH
・−O−Alk−NR
・−O−Alk−CN
・−O−(CH−Ph
・−O−Alk−CO−NR
・−CO−NH−(CH−COOR
・−CO−NH−Alk
(・Alkは、直鎖又は分枝であり、及び1ないし5個の炭素原子を有するアルキル基又はアルキレン基を表し、
・cAlkは、3ないし6個の炭素原子のシクロアルキル基を表し、
・nは、0から5までの整数を表し、
・mは、1から5までの整数を表し、
・R及びRは、同一又は別異であり、それぞれ、水素原子、1ないし5個の炭素原子の直鎖若しくは分枝アルキル基又はベンジル基を表し、
・Rは、水素原子又は1ないし5個の炭素原子のアルキル基を表し、
・Rは、1ないし5個の炭素原子のアルキル基又は−CO−Alk基を表し、
・Phは、1個以上のハロゲン原子、1ないし5個の炭素原子の1個以上のアルコキシ基、1個以上のカルボキシル基又は2ないし6個の炭素原子の1個以上のアルコキシカルボニル基によって場合により置換されたフェニル基を表す。)、
は、水素原子、1ないし5個の炭素原子のアルキル基、3ないし5個のハロゲン原子を含む1ないし5個の炭素原子のハロゲン化アルキル基、3ないし6個の炭素原子のシクロアキシル基又はフェニル基(このフェニル基は1つ以上のハロゲン原子、1ないし5個の炭素原子の一つ以上のアルコキシ基、1つ以上のカルボキシル基若しくは2ないし6個の炭素原子の1つ以上のアルコキシカルボニル基によって場合により置換されている。)を表し
Aは、−CO−、−SO−または−SO−基を表し、
及びRは、同一又は別異であり、それぞれ、水素原子、1ないし5個の炭素原子のアルコキシ基、アミノ基、カルボキシル基、2ないし6個の炭素原子のアルコキシカルボニル基、ヒドロキシル基、ニトロ基、ヒドロキシアミノ基、次式の基を表し
・−Alk−COOR
・−NR
・−NH−Alk−COOR
・−NH−COO−Alk
・−N(R11)−SO−Alk−NR10
・−N(R11)−SO−Alk
・−N(R11)−Alk−NR
・−N(R11)−CO−Alk−NR10
・−N(R11)−CO−Alk
・−N(R11)−CO−CF
・−NH−Alk−HetN
・−O−Alk−NR10
・−O−Alk−CO−NR
・−O−Alk−HetN
(n、m、Alk、R5、及びRは、上記でRに対して与えられた意味を有し、
及びR10は、同一又は別異であり、それぞれ、水素原子又は1ないし5個の炭素原子のアルキル基を表し、
11は、水素原子又は−Alk−COOR12基を表し(R12は、水素原子、1ないし5個の炭素原子のアルキル基又はベンジル基を表す。)、
HetNは、少なくとも一つの窒素原子を含み、及び窒素と酸素から選択される1個の他の複素原子を場合により含む5又は6員の複素環を表す。)、又は
及びRは、両者で不飽和5ないし6員複素環を形成し、但し、Rがアルコキシ基を表し、及びRが−O−Alk−NR10基若しくはヒドロキシル基を表す場合には、Rはアルコキシ基を表さない。]
の1,2,3−置換インドリジン誘導体の使用。
【請求項2】
が、ヒドロキシル基、1ないし5個の炭素原子の直鎖又は分枝アルコキシ基、カルボキシル基、2ないし6個の炭素原子のアルコキシカルボニル基又は以下の式の基を表し
・−NR
・−NH−SO−Alk
・−NH−SO−Ph−
・−NH−CO−Ph
・−N(Alk)−CO−Ph
・−NH−CO−NH−Ph
・−NH−CO−Alk
・−NH−CO−Alk
・−O−(CH−cAlk
・−O−Alk−COOR
・−O−Alk−O−R
・−O−Alk−OH
・−O−Alk−NR
・−O−Alk−CN
・−O−(CH−Ph
・−O−Alk−CO−NR
・−CO−NH−(CH−COOR
・−CO−NH−Alk
(・Alkは、直鎖又は分枝であり、及び1ないし5個の炭素原子を有するアルキル基又はアルキレン基を表し、
・cAlkは、3ないし6個の炭素原子のシクロアルキル基を表し、
・nは、0から5までの整数を表し、
・mは、1から5までの整数を表し、
・R及びRは、同一又は別異であり、それぞれ、水素原子、1ないし5個の炭素原子の直鎖若しくは分枝アルキル基又はベンジル基を表し、
・Rは、水素原子又は1ないし5個の炭素原子のアルキル基を表し、
・Rは、1ないし5個の炭素原子のアルキル基又は−CO−Alk基を表し、
・Phは、1つ以上のハロゲン原子、1ないし5個の炭素原子の1つ以上のアルコキシ基、1つ以上のカルボキシル基又は2ないし6個の1つ以上の炭素原子のアルコキシカルボニル基によって場合により置換されたフェニル基を表す。)、
が、1ないし5個の炭素原子のアルキル基、トリフロロメチル基、3ないし6個の炭素原子のシクロアルキル基又はフェニル基(このフェニル基は1つ以上のハロゲン原子、1ないし5個の1個以上の炭素原子のアルコキシ基、1つ以上のカルボキシル基若しくは2ないし6個の炭素原子の1つ以上のアルコキシカルボニル基によって場合により置換されている。)を表し、
Aが、−CO−又は−SO−基を表し、
及びRが、同一又は別異であり、それぞれ、水素原子、1ないし5個の炭素原子のアルコキシ基、アミノ基、カルボキシル基、2ないし6個の炭素原子のアルコキシカルボニル基、ニトロ基、ヒドロキシアミノ基、次式の基を表し
・−Alk−COOR
・−NR
・−NH−Alk−COOR
・−NH−COO−Alk
・−N(R11)−SO−Alk−NR10
・−N(R11)−SO−Alk
・−N(R11)−Alk−NR
・−N(R11)−CO−Alk−NR10
・−N(R11)−CO−Alk
・−N(R11)−CO−CF
・−NH−Alk−HetN
(n、m、Alk、R、R及びRは、上記でRに対して与えられた意味を有し、
及びR10は、同一又は別異であり、それぞれ、水素原子又は1ないし5個のアルキル基を表し、
11は、水素原子又は−Alk−COOR12基を表し(R12は水素原子、1ないし5個の炭素原子のアルキル基又はベンジル基を表す。)、
HetNは、少なくとも1つの窒素原子を含み、及び窒素と酸素から選択される1個の他の複素原子を場合により含む5又は6員の複素環を表す。)、
場合により薬学的に許容される塩の一つの形態の、一般式(I)の化合物の、請求項1に記載の使用。
【請求項3】
が、1ないし5個の炭素原子のアルコキシ基、カルボキシル基、−O−Alk−COOH基(Alkは、1ないし5個の炭素原子の直鎖又は分枝アルキレン基を表す。)、式−O−Alk−Phの基(Alkは、1ないし5個の炭素原子のアルキレン基を表し、Phは、1個以上のハロゲン原子によって、又は1ないし5個の炭素原子の1個以上のアルコキシ基によって、又はひとつ以上のカルボキシル基によって場合により置換されたフェニル基を表す。)、式−NH−CO−Phの基、式−NH−SO−Phの基、又は式−NH−CO−NH−Phの基を表し、
が、1ないし5個の炭素原子のアルキル基を表し、
Aが、−CO−基を表し、
及びRが、別異であり、それぞれ、水素原子、1ないし5個の炭素原子のアルコキシ基、アミノ基、カルボキシル基又は2ないし6個の炭素原子のアルコキシカルボニル基を表す、
場合により薬学的に許容される塩の一つの形態の、一般式(I)の化合物の、請求項1及び2の何れか一項に記載の使用。
【請求項4】
−(4−アミノ−3−メトキシフェニル)(1−メトキシ−2メチルインドリジン−3−イル)メタノン
−3−(4−アミノ−3−メトキシベンゾイル)−2−メチルインドリジン−1−イルカルボン酸
−2−{[3−(4−アミノ−3−メトキシベンゾイル)−2−メチルインドリジン−1−イル]オキシ}酢酸
−(4−アミノ−3−メトキシフェニル){1−[(4−クロロベンジル)オキシ]−2−メチルインドリジン−3−イル}−メタノン
−(4−アミノ−3−メトキシフェニル){1−[(3−メトキシベンジル)オキシ]−2−メチルインドリジン−3−イル}−メタノン
−4−({[3−(4−アミノ−3−メトキシベンゾイル)−2−メチルインドリジン−1−イル]オキシ}メチル)安息香酸
−3−(4−カルボキシベンゾイル)−2−メチルインドリジン−1−イルカルボン酸
−メチル−3−[(1−メトキシ−2−メチルインドリジン−3−イル)カルボニル]安息香酸塩
−4−[(1−メトキシ−2−メチルインドリジン−3−イル)カルボニル]安息香酸
−2−アミノ−5−[(1−メトキシ−2−メチルインドリジン−3−イル)カルボニル]安息香酸
−2−アミノ−5−({1−[(3−メトキシベンゾイル)アミノ]−2−メチルインドリジン−3イル}カルボニル)−安息香酸
−2−アミノ−5−({2−メチル−1−[(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)アミノ]インドリジン−3−イル}カルボニル)安息香酸
−2−アミノ−5−({1−{[(3−メトキシフェニル)スルフォニル]アミノ}−2−メチルインドリジン−3−イル)}−カルボニル)安息香酸
から選択される、場合により薬学的に許容される塩の一つの形態の、一般式(I)の化合物の、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の使用。
【請求項5】
加齢性黄斑変性症(AMD)、強度の近視、仮性黄色腫、潜在性ヒストプラズマ症候群、トキソプラズマ症、サルコイドーシス又はベーチェット病から選択される病的な脈絡膜血管新生に関連する疾病の治療において有用な医薬の調製における、一般式(I)の化合物の、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の使用。
【請求項6】
病的な脈絡膜血管新生に関連する疾病の治療において有用であることを特徴とする、式(I)の化合物に相当する少なくとも一つの活性成分又は薬学的に許容されるその塩の一つを、一又は複数の不活性賦形剤と場合により組み合わせて含む薬学的組成物。
【請求項7】
一又は複数の不活性賦形剤と場合により組み合わせて、
−(4−アミノ−3−メトキシフェニル)(1−メトキシ−2−メチルインドリジン−3−イル)メタノン
−3−(4−アミノ−メトキシベンゾイル)−2−メチルインドリジン−1−イルカルボン酸
−2−{[3−(4−アミノ−3−メトキシベンゾイル)−2−メチルインドリジン−1−イル]オキシ}酢酸
−4−アミノ−3−メトキシフェニル){1−[(4−クロロベンジル)オキシ]−2−メチルインドリジン−3−イル}−メタノン
−4−アミノ−3−メトキシフェニル){1−[(3−メトキシベンジル)オキシ]−2−メチルインドリジン−3−イル}−メタノン
−4−({[3−(4−アミノ−3−メトキシベンゾイル)−2−メチルインドリジン−1−イル]オキシ}メチル)安息香酸
−3−(4−カルボキベンゾイル)−2−メチルインドリジン−1−イルカルボン酸
−メチル−3−[(1−メトキシ−2−メチルインドリジン−3−イル)カルボニル]安息香酸塩
−4−[(1−メトキシ−2−メチルインドリジン−3イル)カルボニル]安息香酸
−2−アミノ−5−[(1−メトキシ−メチルインドリジン−3−イル)カルボニル]安息香酸
−2−アミノ−5−({1−[(3−メトキシベンゾイル)アミノ]−2−メチルインドリジン−3イル}カルボニル)−安息香酸
−2−アミノ−5−({2−メチル−1−[(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)アミノ−]インドリジン−3−イル}カルボニル)安息香酸
−2−アミノ−5−({1−{[(3−メトキシフェニル)スルフォニル]アミノ}−2−メチルインドリジン−3−イル)−カルボニル)安息香酸
から選択される式(I)の化合物に相当する少なくとも一つの活性成分を含むことを特徴とする、請求項6に記載の薬学的組成物。
【請求項8】
経口、眼球内または局所に投与可能であることを特徴とする請求項6及び7の何れか一項に記載の薬学的組成物。
【請求項9】
1ないし900mg/kg/日、好ましくは3ないし300mg/kg/日、好ましくは、1ないし100mg/kg/日の、場合により薬学的に活性な塩の形態の活性成分の推奨投与量を含むことを特徴とする、請求項8に記載の経口投与可能な薬学的組成物。
【請求項10】
0.0001ないし1%の活性成分の濃度を有することを特徴とする、溶液又は懸濁液形態の、局所的に投与するための請求項8に記載の薬学的組成物。

【公表番号】特表2007−520534(P2007−520534A)
【公表日】平成19年7月26日(2007.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−551884(P2006−551884)
【出願日】平成17年2月4日(2005.2.4)
【国際出願番号】PCT/FR2005/000253
【国際公開番号】WO2005/082457
【国際公開日】平成17年9月9日(2005.9.9)
【出願人】(504456798)サノフイ−アベンテイス (433)
【Fターム(参考)】