説明

発光スイッチ

【課題】 本発明はスイッチ操作に伴いスイッチノブの外周近傍が発光する発光スイッチに関し、発光部を均一な輝度で発光させることを課題とする。
【解決手段】 スイッチノブ22の導光部26を導光部材により形成しLED21からの光が導光部26に導光されうる構成し、導光部26が挿入される挿入空間部41を有する台座24を設けると共に、この挿入空間部41の内壁部42を導光部26から出射した光が反射する構成とし、かつ、導光部26の上端にLED21と対向するよう遮光部材31を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は発光スイッチに係り、特にスイッチ操作に伴いスイッチノブの外周近傍が発光する発光スイッチに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、電子機器においては、そのフロントパネルに電子機器を操作するための種々のスイッチが設けられている。具体的には、押圧操作することによりスイッチ動作を行うプッシュスイッチや、回転操作することによりチューニング等の操作を行うロータリスイッチ等がある。
【0003】
また、プッシュスイッチにおいては、操作状態を確認するため、またデザイン性を高めるため、スイッチノブ自体、或いはスイッチノブの近傍(例えば、外周位置)を発光させるよう構成したものが提供されている。尚、以下の説明において、このように発光する機能を有するスイッチを発光スイッチというものとする。
【0004】
発光スイッチは、その光源として消費電力が少ない発光ダイオード(LED)が多用されている。従来では、スイッチノブを直接発光させる場合、LEDをスイッチノブの直下位置に配設するか、或いはスイッチノブの近傍にLEDを配置すると共に導光部材を用いてこの光をスイッチノブに導光することが行われていた(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
更に、スイッチノブの外周位置を発光させる手段としては、図10に示す発光スイッチ60のように、スイッチノブ61は遮光構造とすると共にその外周に発光部62を設け、この発光部62と対向する位置にLED63を配置する構成のものが知られている。この構成とすることにより、スイッチノブ61のスイッチ操作に応じ、スイッチノブ61の外周位置を発光させることができる。
【特許文献1】特開平09−282972号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記した従来の発光スイッチは、光源であるLEDの光を直接スイッチノブに照射することにより、またLEDの光を直接発光部62に照射することにより、スイッチノブ及び発光部62を発光させる構成とされていた。
【0007】
しかしながら、このようにLED(63)の光を発光部位であるスイッチノブ及び発光部62に直接照射する構成では、LEDと対向した部分は高輝度に発光するが、これより離れるに従い輝度が低下する。即ち、従来の発光スイッチでは、均一な輝度でスイッチノブや発光部62を発光させることができないという問題点があった。
【0008】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、発光部を均一な輝度で発光を行いうる発光スイッチを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するために本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴とするものである。
【0010】
請求項1記載の発明は、
スイッチ本体と、前記スイッチ本体を操作するスイッチノブと、該スイッチノブによる前記スイッチ本体の操作に対応して点灯する発光素子と、前記点灯した発光素子の光により発光する発光部を有する発光部材とを具備する発光スイッチであって、
前記スイッチノブを導光部材により形成し、前記発光素子からの光が前記スイッチノブに導光されうる構成し、
前記スイッチノブが挿入される挿入空間を有する台座を設けると共に、該挿入空間の内壁を前記スイッチノブから出射した光が反射される構成とし、
かつ、前記スイッチノブの前記発光素子と対向する位置に遮光部を設けた構成としたことを特徴とするものである。
【0011】
上記発明によれば、発光素子からの光は遮光部材により遮光されるため発光部材に直接入射することはなく、導光部材よりなるスイッチノブ内において台座との間で反射を繰り返して拡散された後に発光部材に入射するため、発光部材を偏りなく均一な輝度で発光させることができる。
【0012】
また、請求項2記載の発明は、
請求項1記載の発光スイッチにおいて、
前記スイッチノブは、円筒形状を有した透明樹脂により形成されていることを特徴とするものである。
【0013】
上記発明によれば、スイッチノブが円筒形状を有した透明樹脂により形成されているため、スイッチノブ自体を導光部材として用いることができ、部品点数の削減及び省スペース化を図ることができる。
【0014】
また、請求項3記載の発明は、
請求項1または2記載の発光スイッチにおいて、
前記台座は、少なくとも前記挿入空間の内壁が白色であることを特徴とするものである。
【0015】
上記発明によれば、台座の挿入空間の内壁を白色するだけの簡単な構成で、スイッチノブから出射した光を反射させることができる。
【0016】
また、請求項4記載の発明は、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発光スイッチにおいて、
前記発光部材に形成される発光部は、前記遮光部を囲繞し、かつ前記スイッチノブの上端部と対向するよう構成されていることを特徴とするものである。
【0017】
上記発明によれば、スイッチノブ内を導光してくる光は、遮光部を囲繞して配設された発光部に進入するため、遮光部の外周位置を発光させることができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、発光部材を偏りなく均一な輝度で発光させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面と共に説明する。
【0020】
図1は、本発明の一実施例である発光スイッチを適用した電子機器10の正面を示している。電子機器10は例えばチューナ装置であり、機器本体11のフロントパネル13にドアパネル12、表示部14、スイッチ15,16、及び発光スイッチ17等を設けた構成とされている。
【0021】
ドアパネル12は、フロントパネル13に形成された開口部(図に現れず)を覆うよう設けられている。通常使用しないスイッチや記録メディアが挿入脱されるスロット部等は、フロントパネル13に形成された開口部内に配設することが行われている。ドアパネル12はこの開口部に装着され、上記のスイッチやスロット部の不使用時においては、ドアパネル12により開口部を覆い、外部から開口部の内部が見えないようにしている。
【0022】
表示部14は液晶表示装置で、電子機器10の操作に必要な各種情報が表示される。スイッチ15は選局用のスイッチであり、本発明に係るスイッチの取り付け構造を適用してフロントパネル13に取り付けられている。スイッチ16はモードの選択スイッチであり、押圧操作することにより選択的にモード切り換えが行える構成となっている。
【0023】
発光スイッチ17はプッシュスイッチであり、例えば電源用のスイッチとして用いられるものである。この発光スイッチ17は、押圧操作されるスイッチノブの外周部分がスイッチ操作に応じて発光する構成とされている。以下、この発光スイッチ17の構成について説明する。
【0024】
図2及び図3は、発光スイッチ17の分解斜視図及び断面図である。発光スイッチ17は、大略するとスイッチ本体20,LED21,スイッチノブ22,発光プレート23,台座24,及び遮光部材31等により構成されている。
【0025】
スイッチ本体20はタクトスイッチであり、上部に突出した操作ノブ39を押圧操作されることによりスイッチ動作を行うものである。このスイッチ本体20は、回路基板25に配設されている。また、スイッチ本体20の配設位置は、後述する台座本体40の挿入空間部41内で、かつスイッチノブ22の下端部により押圧される位置に設定されている。
【0026】
LED21(発光素子)は、スイッチ本体20と同様に回路基板25に配設されており、その配設位置は後述する台座本体40の挿入空間部41の略中央位置となるよう設定されている。このLED21は、スイッチ本体20の操作に伴い点灯及び点灯停止を行う構成とされている。
【0027】
スイッチノブ22は、図2及び図3に加えて図4に示すように、導光部26、固定部27、バネ部28、及びガイドリブ29等により構成されている。導光部26は、内部に空間部30が形成された略円筒形状を有した形状とされている。しかしながら、導光部26は完全な円筒形状ではなく、図3及び図4(C)に示されるように、内壁及び外壁が所定の角度(例えば、3°程度の角度)を有したテーパ面(傾斜面)を有した構成とされている。この導光部26は透明樹脂により形成されており、よって光を内部において導光しうる構成とされている。
【0028】
固定部27は、フロントパネル13の背面に固定される部位である。この固定部27と導光部26との間には、弾性変形可能な構成とされたバネ部28が形成されている。このバネ部28が弾性変形することにより、スイッチノブ22は図3における上下方向に変位可能な構成となる。このバネ部28が発生する弾性力は、スイッチ15が押圧操作された後、スイッチノブ22(遮光部材31)を元の位置に復元する力として機能する。
【0029】
また、スイッチノブ22が固定部27を介してフロントパネル13に固定された際、導光部26の下端は前記したスイッチ本体20の操作ノブ39と対向するよう構成されている。更に、ガイドリブ29の両側位置には、外側に向け突出すると共に上下方向に延在するガイドリブ29が形成されている。このガイドリブ29は、後述するように台座24に対してスイッチノブ22が変位するとき、変位方向をガイドする機能を奏する。
【0030】
発光プレート23(請求項に記載の発光部材に相当する)は、白色樹脂により形成されている。この発光プレート23は、図2及び図3に加えて図6に示すように、鍔部35と突出部36とを一体的に形成した構成とされている。
【0031】
突出部36は鍔部35に対して小径とされており、また突出部36の中央には開口部38が形成されている。この開口部38が形成されることにより、突出部36の上面である発光面37は環状形状となるが、本実施例に係る発光スイッチ17は、後述するようにこの発光面37がLED21からの光により発光することとなる。
【0032】
また、突出部36が鍔部35に対して小径であることにより、突出部36と鍔部35との間には段差が形成される。この段差を利用して、発光プレート23はフロントパネル13に装着される。具体的には、フロントパネル13には突出部36のみを挿通しうる挿通孔46(図1参照)が形成されている。発光プレート23は、フロントパネル13の背面側から突出部36を挿通孔46に挿通することによりフロントパネル13に装着される。
【0033】
装着状態において、発光する発光面37はフロントパネル13の表面に露出し、鍔部35はフロントパネル13の背面と当接した状態となる。更に、発光プレート23の中央に形成されている開口部38は、後述する遮光部材31を内部に装着しうる構成とされている。
【0034】
台座24は回路基板25に固定されるものであり、図2及び図3に加えて図7に示すように、台座本体40に挿入空間部41,内壁部42,及び案内溝43を設けた構成とされている。本実施例における台座24は、発光スイッチ17と共にスイッチ16の台座としても用いる構成としている。このため、台座24には、図7に示すようにスイッチ16を装着するスイッチ装着部44も一体的に形成されている。
【0035】
この台座24はテーパ面(傾斜面)とされた内壁部42が形成されており、これにより台座24には挿入空間部41が形成された構成とされている。この挿入空間部41は、前記した導光部26が上下方向(図2及び図3における上下方向)に移動可能に挿入されるよう構成されている。
【0036】
また、内壁部42の下端部には、図3に示されるように段部45が形成されている。台座24を回路基板25に装着した状態において、この段部45の回路基板25からの高さは、LED21よりは高く、スイッチ本体20の操作ノブ39の先端よりは低くなるよう設定されている。
【0037】
この構成とすることにより、スイッチノブ22が押圧操作されて可動した場合、スイッチノブ22は段部45と当接することによりその下動が停止されるが、この状態においてスイッチノブ22の下端部は操作ノブ39を押圧操作し、かつLED21とは離間した状態となる。よって、スイッチ本体20の操作を確実に行いうると共に、スイッチノブ22がLED21に当接してしまうことを防止することができる。
【0038】
また、内壁部42には、一対の案内溝43が対向するよう形成されている。この案内溝43は、前記したスイッチノブ22に形成されたガイドリブ29と対応するよう形成されている。スイッチノブ22が台座24に装着された状態で、ガイドリブ29は案内溝43に係合するよう構成されている。従って、スイッチノブ22と内壁部42との位置関係は、ガイドリブ29が案内溝43にガイドされることにより、高い精度で位置決めされた構成となっている。
【0039】
更に、台座24に形成されている内壁部42は、光を反射できる構成とされている。本実施例では、台座24を白色の樹脂により形成することにより内壁部42の表面も白色とし、これにより内壁部42において光を反射可能な構成としている。また、内壁部42の表面は、光反射率を高めるために平滑面としている。
【0040】
本実施例では、このように簡単な構成で、内壁部42において光を反射できる構成としている。尚、台座24の構成は、内壁部42が光を反射できる構成であれば他の構成としてもよい。例えば、内壁部42の表面にのみ金属膜をコーティングする等により、内壁部42で光を反射できる構成としてもよい。
【0041】
遮光部材31は、図2及び図3に加えて図5に示すように、キャップ(蓋)状の形状とされている。この遮光部材31は金属或いは遮光材料をフィラーとして混入した樹脂により形成されており、よって光を通過させない遮光性を有した構成とされている。
【0042】
この遮光部材31は、本体部32と、その下部に固定部34が設けられた構成とされている。この固定部34を導光部26の上端部に圧入することにより、遮光部材31はスイッチノブ22に固定される。よって、遮光部材31をスイッチノブ22に装着した状態で、導光部26に形成された空間部30の上部は遮光部材31により閉蓋された構成となる。更に、前記したように、遮光部材31は発光プレート23の開口部38内に挿入される構成となっている。また、本体部32の側面は、例えば5°程度の傾斜角を有したテーパ部33とされている。
【0043】
上記構成とされた発光スイッチ17をフロントパネル13に取り付けるには、先ず発光プレート23の突出部36を挿通孔46に挿入し、開口部38をフロントパネル13の表面に露出させる。次に、遮光部材31をスイッチノブ22を構成する導光部26の先端部に配設した上で、遮光部材31が開口部38内に位置するよう位置決めした上で、固定部27をフロントパネル13に固定する。
【0044】
この状態において、遮光部材31を押圧操作することにより、スイッチノブ22はフロントパネル13に対して前後方向に移動可能な構成となる。即ち、遮光部材31は、発光プレート23の開口部38内において、上記の前後方向に移動可能な構成とされている。
【0045】
スイッチ本体20及びLED21は予め回路基板25に装着されており、台座24はこの回路基板25に固定される。そして、スイッチ本体20、LED21、及び台座24が設けられた回路基板25は、スイッチノブ22が挿入空間部41内に位置するよう位置決めされた状態でフロントパネル13に固定される。
【0046】
図8及び図9は、上記のようにして組み立てられた状態の発光スイッチ17を示している。図8は発光スイッチ17の平面図であり、図9は発光スイッチ17の断面図である。尚、図8及び図9では、フロントパネル13の図示を省略している。
【0047】
各図に示すように、発光スイッチ17が組み立てられた状態において、LED21は発光する発光プレート23とは対向しておらず、遮光機能を有した遮光部材31と対向するよう構成されている。また、遮光部材31は不透明であるため、遮光部材31を介してLED21がフロントパネル13側から覗視されるようなことはない。同様に、遮光部材31の外周に位置する発光面37も透明ではなく、白色樹脂により形成されているため、この発光面37を介してLED21がフロントパネル13側から覗視されるようなことはない。
【0048】
続いて、図8及び図9を参照して、上記構成とされた発光スイッチ17のLED21の点灯時における動作について説明する。操作者が発光スイッチ17を構成する遮光部材31を押圧操作すると、遮光部材31が固定された導光部26はバネ部28の弾性変形を伴い移動し、その下端が回路基板25に配設されたスイッチ本体20の操作ノブ39を押圧する。これにより、電子機器10の電源がONとされる。これに伴い、回路基板25に形成された図示しない電子回路からLED21に駆動電流が供給され、LED21は点灯する。
【0049】
LED21が点灯することにより、光は放射状に照射される。図9では、このLED21から照射される光照射方向を典型的な照射方向P1〜P4に分類し、夫々の照射方向を有する光の作用について説明する。
【0050】
図9においてP1で示す光は、LED21から垂直に遮光部材31に向け照射される光である。この光P1は、遮光部材31により遮光されるため発光面37を発光させる光としては機能しない。尚、遮光部材31の内面を光を反射する構成としてもよい。
【0051】
図9においてP2で示す光は、LED21からの光が導光部26の内面に対して全反射条件を満足させた角度で入射した光である。この場合、光P2はスイッチノブ22内に進行せず、導光部26の内面において反射されてしまう。この反射光P2も、そのほとんどが遮光部材31に照射されるため、この光P2も発光面37を発光させる光としては機能しない。
【0052】
図9においてP3で示す光は、導光部26内に進行するが、導光部26内で反射を繰り返すことなく(即ち、拡散することなく)、発光プレート23から外部に出射する光である。この光P3は、発光面37に到達することは少なく、よってこの光P3も発光面37を発光させる光としては有効に機能しない。
【0053】
これに対し、図9においてP4で示す光は、導光部26内に進行した後に導光部26の外部に出射し、その後に台座24の内壁部42で反射して再びスイッチノブ22内に侵入した光である。この光P4は、その後も導光部26内で反射を繰り返し、拡散しながら発光面37に至る光路を形成する光となる。この光P4は発光面37を発光させる光として機能し、また上記した光P1〜P3の内で最も光量が多い光である。
【0054】
よって本実施例による発光スイッチ17によれば、LED21からの直接の光は遮光部材31により遮光され、また発光面37を発光させる光P4は導光部26及び内壁部42の間で反射を繰り返して拡散された光であるため、発光面37を偏りなく均一な輝度で発光させることが可能となる。
【0055】
また本実施例では、スイッチノブ22を構成する導光部26が円筒形状を有した透明樹脂により形成されているため、スイッチノブ22(導光部26)自体をLED21から発光面37に導く導光部材として用いることができ、また導光部26はスイッチ本体20を操作するノブとしての機能も奏するため、部品点数の削減及び省スペース化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】図1は、本発明の一実施例である発光スイッチを適用した電子機器を示す正面図である。
【図2】図2は、本発明の一実施例である発光スイッチの分解斜視図である。
【図3】図3は、本発明の一実施例である発光スイッチの分解断面図である。
【図4】図4は、スイッチノブを説明するための図であり、図4(A)は平面図、図4(B)は右側面図、図4(C)は図4(A)におけるA−A線に沿う断面図である。
【図5】図5は、遮光部材を説明するための図であり、図5(A)は正面図、図5(B)は右側面図、図5(C)は図5(A)におけるC−C線に沿う断面図である。
【図6】図6は、発光プレートを説明するための図であり、図6(A)は平面図、図6(B)は正面図、図6(C)は図6(A)におけるD−D線に沿う断面図である。
【図7】図7は、台座を説明するための図であり、図6(A)は正面図、図6(B)は平面図、図6(C)は断面図である。
【図8】図8は、組み立てられた発光スイッチの要部平面図である。
【図9】図9は、組み立てられた発光スイッチの要部断面図である。
【図10】図10は、従来の一例である発光スイッチの平面図である。
【符号の説明】
【0057】
10 電子機器
11 機器本体
13 フロントパネル
17 発光スイッチ
20 スイッチ本体
21 LED
22 スイッチノブ
23 発光プレート
24 台座
25 回路基板
26 導光部
27 固定部
28 バネ部
29 ガイドリブ
30 空間部
31 遮光部材
32 本体部
33 テーパ部
34 固定部
35 鍔部
36 突出部
37 天板面
38 開口部
39 操作ノブ
40 台座本体
41 挿入空間部
42 内壁部
43 案内溝
44 スイッチ装着部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
スイッチ本体と、前記スイッチ本体を操作するスイッチノブと、該スイッチノブによる前記スイッチ本体の操作に対応して点灯する発光素子と、前記点灯した発光素子の光により発光する発光部を有する発光部材とを具備する発光スイッチであって、
前記スイッチノブを導光部材により形成し、前記発光素子からの光が前記スイッチノブに導光されうる構成し、
前記スイッチノブが挿入される挿入空間を有する台座を設けると共に、該挿入空間の内壁を前記スイッチノブから出射した光が反射される構成とし、
かつ、前記スイッチノブの前記発光素子と対向する位置に遮光部を設けた構成としたことを特徴とする発光スイッチ。
【請求項2】
前記スイッチノブは、円筒形状を有した透明樹脂により形成されていることを特徴とする請求項1記載の発光スイッチ。
【請求項3】
前記台座は、少なくとも前記挿入空間の内壁が白色であることを特徴とする請求項1または2記載の発光スイッチ。
【請求項4】
前記発光部材に形成される発光部は、前記遮光部を囲繞し、かつ前記スイッチノブの上端部と対向するよう構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発光スイッチ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2007−66714(P2007−66714A)
【公開日】平成19年3月15日(2007.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−251621(P2005−251621)
【出願日】平成17年8月31日(2005.8.31)
【出願人】(000006220)ミツミ電機株式会社 (1,651)
【Fターム(参考)】