説明

発光ダイオード用エピタキシャルウエハ及び発光ダイオード

【課題】人間の可視感度が高い波長帯域の光を増加させ、発光光度の向上を図った発光ダイオード用エピタキシャルウエハを提供する。
【解決手段】ウエル層6aとバリア層6bを交互に積層した多重量子井戸構造の活性層6を有する発光ダイオード用エピタキシャルウエハにおいて、活性層6の少なくとも1つのウエル層6aの厚さが、他のウエル層6aの厚さと異なるものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、発光ダイオード用エピタキシャルウエハ及び発光ダイオードに係り、特に、AlGaInP系赤色発光ダイオード用エピタキシャルウエハ及び発光ダイオードに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯電話、液晶ディスプレイ、信号機、車載、その他イルミネーション用途などへの発光ダイオードの普及が急速に進んでいる。特に、信号機や自動車のテールランプに用いられる発光ダイオードでは、高い発光光度が要求されるため、発光領域となる活性層に量子井戸構造(MQW:Multi Quantum Well)を用いたり、基板側へ向かう光を反射させるためにDBR(Distribution Bragg Reflector)を用いたりしている。
【0003】
図7に示すように、従来の発光ダイオード71は、n型GaAs基板72上に、MOVPE法(Metal Organic Vapor Phase Epitaxy)によりn型GaAsバッファ層73、屈折率の異なる材料を交互に複数積層して形成されるDBR層74、n型AlGaInPクラッド層75、MQW活性層76、p型AlGaInPクラッド層77を順次成長させ、さらにp型AlGaInPクラッド層77上にMgがドープされたp型GaP電流拡散層78、およびp型コンタクト層79を成長させたエピタキシャルウエハをチップ化し、n型GaAs基板72の裏面に第1電極80を、p型コンタクト層79の上面に第2電極81を形成したものである。
【0004】
図8に示すように、AlGaInP系赤色発光ダイオード71では、MQW活性層76として、ウエル層(量子井戸層)76aにアンドープGaInP、バリア層76bにアンドープAlGaInPがそれぞれ材料として用いられ、n型AlGaInPクラッド層75上に任意のペア数が形成されている。
【0005】
MQW活性層76のウエル層76aとバリア層76bのペア数は、ウエル層76aで発光した光がMQW活性層76内部で吸収されるのを抑え、光の取出し効率を増加させるように最適化される。図8では、MQW活性層76のペア数を8としている。
【0006】
また、MQW活性層76の各層(ウエル層76a、バリア層76b)は、所定の波長の光を発光させるために、それぞれ所定の組成比および膜厚に形成される。
【0007】
特許文献1には、従来のMQW活性層を備えた発光ダイオードが開示されている。
【0008】
【特許文献1】特開平10−256659号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、信号機や自動車のテールランプなどのように、数十m以上離れた場所からであっても人が視認できる必要のあるものでは、MQWやDBRを用いるだけではその要求を満たすことができず、さらなる改善が求められている。
【0010】
そこで、本発明の目的は、人間の可視感度が高い波長帯域の光を増加させ、発光光度の向上を図った発光ダイオード用エピタキシャルウエハ及び発光ダイオードを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は上記目的を達成するために創案されたものであり、ウエル層とバリア層を交互に積層した多重量子井戸構造の活性層を有する発光ダイオード用エピタキシャルウエハにおいて、前記活性層の少なくとも1つのウエル層の厚さが、他のウエル層の厚さと異なる発光ダイオード用エピタキシャルウエハである。
【0012】
本発明は、前記ウエル層の厚さが互いに異なる発光ダイオード用エピタキシャルウエハである。
【0013】
本発明は、前記ウエル層の厚さを段階的に変化させた発光ダイオード用エピタキシャルウエハである。
【0014】
本発明は、前記活性層が、n型GaAs基板上に形成されたn型AlGaInPクラッド層とp型AlGaInPクラッド層間に形成される発光ダイオード用エピタキシャルウエハである。
【0015】
本発明は、前記活性層は、前記n型AlGaInPクラッド層上に、アンドープAlGaInPからなるバリア層とアンドープGaInPからなるウエル層を交互に積層して形成される発光ダイオード用エピタキシャルウエハである。
【0016】
本発明は、前記活性層は、前記n型AlGaInPクラッド層から前記p型AlGaInPクラッド層にかけて、前記ウエル層が順次薄くなるように形成される発光ダイオード用エピタキシャルウエハである。
【0017】
本発明は、前記ウエル層がその厚さの0.2〜10%ずつ順次薄くなるように形成される発光ダイオード用エピタキシャルウエハである。
【0018】
本発明は、前記活性層は、前記n型AlGaInPクラッド層側の最下層のウエル層の厚さが5.0nm以下であり、その最下層のウエル層から最上層のウエル層にかけて順次薄くなるように形成される発光ダイオード用エピタキシャルウエハである。
【0019】
本発明は、前記活性層は、前記ウエル層と前記バリア層をペアとして、そのペア数が4〜12である発光ダイオード用エピタキシャルウエハである。
【0020】
本発明は、前記発光ダイオード用エピタキシャルウエハを用いて作製された発光ダイオードである。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、MQW活性層の少なくとも1つのウエル層を、他のウエル層の厚さと異なる厚さに形成することにより、MQW活性層から放出される光のスペクトラムを変化させて、人間の可視感度が高い波長帯域の光を増加させることができ、従来の結晶成長方式を変えることなく、発光光度の高い半導体発光素子を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
【0023】
図1は、本実施形態に係る発光ダイオード用エピタキシャルウエハの断面模式図である。
【0024】
図1に示すように、発光ダイオード用エピタキシャルウエハ1は、n型のGaAs基板2上に、MOVPE法により、n型GaAsバッファ層3、DBR層4、n型AlGaInPクラッド層5、MQW活性層6、p型AlGaInPクラッド層7を成長させ、さらにp型AlGaInPクラッド層7上に、p型GaP電流拡散層8、p型コンタクト層9を成長させたものである。
【0025】
発光ダイオード用エピタキシャルウエハ1は、p型半導体がウエハ表面(図1では上側)にくるpアップタイプである。
【0026】
DBR層4は、GaAs基板2側へ向かう光を反射させて発光光度を向上させるためのものであり、屈折率の異なる材料の層を交互に複数積層して形成される。DBR層4の各層は、MQW活性層6から放出される光の波長(各材料内での波長)の1/2となるように一定の厚さで形成される。DBR層4の替わりに、貼り合わせによる金属反射層を形成してもよい。
【0027】
p型AlGaInPクラッド層7、p型GaP電流拡散層8、およびp型コンタクト層9は、MQW活性層6から放出される光の波長に対して透明となるようにされる。
【0028】
図2に示すように、MQW活性層6は、ウエル層(量子井戸層)6aとバリア層6bを交互に積層した多重量子井戸構造の活性層であり、n型AlGaInPクラッド層5とp型AlGaInPクラッド層7との間に、アンドープGaInPからなるウエル層6aとアンドープAlGaInPからなるバリア層6bを交互に成長させて形成される。
【0029】
MQW活性層6のウエル層6aとバリア層6bのペア数は、ウエル層6aで発光した光がMQW活性層6内部で吸収されるのを抑え、かつ光の取出し効率を増加させるように最適化される。具体的には、ウエル層6aとバリア層6bのペア数は、4〜12であるとよい。本実施形態では、ウエル層6aとバリア層6bのペア数を8とした。
【0030】
このMQW活性層6の少なくとも1つのウエル層6aは、他のウエル層6aの厚さと異なる厚さに形成される。望ましくはウエル層6aの厚さが互いに異なるようにし、さらに望ましくはウエル層6aの厚さを段階的に変化させるとよい。
【0031】
本実施形態では、MQW活性層6を、n型AlGaInPクラッド層5からp型AlGaInPクラッド層7にかけて、ウエル層6aが順次薄くなるように形成した。
【0032】
ウエル層6aでは、その膜厚に応じた波長の光が放出される。つまり、ウエル層6aが薄いと短い波長の光が放出され、ウエル層6aが厚いと長い波長の光が放出される。よって、MQW活性層6の各ウエル層6aから放出される光は、n型AlGaInPクラッド層5からp型AlGaInPクラッド層7にかけて、長波長から短波長となる。
【0033】
ウエル層6aをn型AlGaInPクラッド層5からp型AlGaInPクラッド層7にかけて順次薄くなるように形成する理由としては、ウエル層6aをn型AlGaInPクラッド層5からp型AlGaInPクラッド層7にかけて順次厚くなるように形成すると、n型AlGaInPクラッド層5側の薄いウエル層6aから放出された短波長の光が、長波長の光を放出するp型AlGaInPクラッド層7側の厚いウエル層6aに吸収されてしまい、発光光度が低下するためである。
【0034】
このMQW活性層6のn型AlGaInPクラッド層5側の最下層のウエル層6aの厚さは5.0nm以下であるとよく、その最下層の最下層のウエル層6aから最上層のウエル層6aにかけて、最下層のウエル層6aの厚さの0.2〜10%、望ましくは0.4%ずつウエル層6aが順次薄くなるように形成するとよい。各層は成長時間を数秒で管理(制御)することにより、所望の厚さになるよう形成される。
【0035】
本実施形態では、n型AlGaInPクラッド層5側のウエル層6aの厚さを4.9nmとし、n型AlGaInPクラッド層5からp型AlGaInPクラッド層7にかけて、0.02nmずつウエル層6aが順次薄くなるようにした。また、バリア層6bの厚さは、7.5nmで一定とした。
【0036】
図3に示すように、図1の発光ダイオード用エピタキシャルウエハ1を用いて作製される発光ダイオード31は、発光ダイオード用エピタキシャルウエハ1をチップ化し、そのチップ化した発光ダイオード用エピタキシャルウエハ1のGaAs基板2の裏面全体に第1電極32を形成すると共に、p型コンタクト層9上面の中央に位置するように上面視で略円形の第2電極33を形成したものである。
【0037】
GaAs基板2側に形成される第1電極32としては、例えば、AuGe/Ni/Auなどの積層電極が用いられ、p型コンタクト層9側に形成される第2電極33としては、例えば、AuZn/Ni/AuやTi/Pt/Auなどの積層電極が用いられる。
【0038】
ここで、この発光ダイオード31の発光動作を説明する。
【0039】
第1電極32・第2電極33間に所定の駆動電圧を印加すると、電流が第2電極33から第1電極32側へ流れる。p型GaP電流拡散層8によって電流が横方向(図示左右方向)に拡散し、電流がMQW活性層6を構成する各ウエル層6aに流れて、各ウエル層6aが発光する。このとき、各ウエル層6aでは、その膜厚に応じた波長の光が放出される。
【0040】
MQW活性層6から放出された光のうち第2電極33側(上方)に放射された光は、p型AlGaInPクラッド層7、p型GaP電流拡散層8、p型コンタクト層9を通過して、第2電極33が形成されていないp型コンタクト層9の上面から出射する。
【0041】
MQW活性層6から放出された光のうち第1電極32側(下方)に放射された光は、DBR層4で反射され、上方に放出された光と同様に、第2電極33が形成されていないp型コンタクト層9の上面から出射する。
【0042】
次に、発光ダイオード31の発光光度について検討する。
【0043】
チップ厚み180μm、素子サイズ210μm、電極サイズ100μmの発光ダイオード31を作製し、20mAの駆動電流を流して光のスペクトラムを測定した。発光ダイオード31の各ウエル層6aからの光のスペクトラムを図4(a)に示す。
【0044】
図4(a)に示すように、0.02nmずつ膜厚の異なる各ウエル層6aから放出される光は、それぞれ0.18nm間隔で波長が異なるスペクトラムAを有する。これら各ウエル層6aから放出される光を重ね合わせると、図4(b)に示すスペクトラムBが形成される。つまり、このスペクトラムBを有する光がMQW活性層6から出射する。スペクトラムBのみを取り出したものを図5に示す。
【0045】
他方、ウエル層の厚さを4.9nmで一定とし、他の条件は図5の発光ダイオード31と同様として従来の発光ダイオードを作製し、この従来の発光ダイオードから出射される光のスペクトラムを測定した。測定結果を図6に示す。
【0046】
図6に示すように、従来の発光ダイオードでは、各ウエル層から放出される光のスペクトルは略一定であるため、それらを重ね合わせたMQW活性層全体でのスペクトラムCも、各ウエル層の半値幅と略同一となる。
【0047】
図5のスペクトラムBと図6のスペクトラムCとを比較すると、本実施形態に係る発光ダイオード31は、従来の発光ダイオードと比較して、出射する光のピーク波長が短波側へ移動していることが分かる。
【0048】
SI基本単位である光度(cd)は、人間の視認感度を考慮した値であり、人間が観測する心理的な物理量である。人間の視認感度は555nm帯域にピークがあるため、赤色の波長領域の発光ダイオードの場合、ピーク波長より短波側を短波成分、長波側を長波成分とすると、555nmにより近い短波成分を増やすと発光光度が向上することになる。
【0049】
つまり、赤色発光ダイオードでは、同じピーク波長であっても短波成分が多い方が発光光度が高くなり、同じ放射強度であってもピーク波長が短い方が発光光度が高くなる。特に赤色領域では、人間の視認感度は波長が短くなるに伴い急激に増加するため、1nm波長が短くなると8mcd程度の光度上昇が得られる場合もある。
【0050】
本実施形態に係る発光ダイオード31では、従来の発光ダイオードよりもピーク波長を短波側に移動させ、かつ従来よりも半値幅の広い光を出射できるので、従来と比べて人間の視認感度の高い波長帯域の成分(短波長成分)を増加させ、発光光度を向上させることができる。
【0051】
以上説明したように、本実施形態では、MQW活性層6の少なくとも1つのウエル層6aを、他のウエル層6aの厚さと異なる厚さに形成している。これにより、MQW活性層6から放出される光のスペクトラムを変化させて、従来と比較してピーク波長を短波側へ移動させ、かつ半値幅の広い光を出射させることができる。よって、人間の視認感度の高い波長帯域の成分を増加させることができ、発光光度を向上させることができる。
【0052】
そのため、従来と比較し、同じ発光光度を出力するために必要な発光ダイオードの個数を減らすことができ、同じ個数でも駆動電流を低く抑えることができる。また、駆動電流を低く抑えることができるため、消費電力を低減し、素子劣化を抑えることができ、さらには、放熱構造の簡素化も実現することができる。
【0053】
さらに、本実施形態では、ウエル層6aをn型AlGaInPクラッド層5からp型AlGaInPクラッド層7にかけて順次薄くなるように形成している。これにより、n型AlGaInPクラッド層5側のウエル層6aから放出される光がその上方のウエル層6aに吸収されるのを抑制でき、発光光度を向上させることができると共に、各ウエル層6aから放出される光の発光波長を短波長側へ段階的にずらすことができ、半値幅の広い光を出射することができる。よって、発光光度をより向上させることができる。
【0054】
また、本実施形態では、従来の結晶成長方式を変えることなく、ウエル層6aの膜厚のみを変化させており、容易に発光光度の高い発光ダイオード31を得ることができる。
【0055】
上記実施形態では、ウエル層6aの厚さを変化させることで各ウエル層6aから放出される光の発光波長を異ならせたが、GaInPからなるウエル層6aのIn組成を意図的に増減することにより、各ウエル層6aから放出される光の波長を異ならせてもよい。
【0056】
また、ウエル層としてAlGaInPを用いてもよい。その場合、ウエル層のAl組成を増加させることで、発光波長を異ならせてもよい。
【0057】
本発明は、赤色に限らず、橙色、黄色、黄緑色の波長領域の発光ダイオードにも適用できる。その場合も、n型AlGaInPクラッド層からp型AlGaInPクラッド層にかけて、ウエル層からの発光波長が段階的に短波側となるように、ウエル層の膜厚を順次薄くするとよい。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】本発明の発光ダイオード用エピタキシャルウエハの断面模式図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】本発明の発光ダイオードの断面模式図である。
【図4】図4(a)は本発明の発光ダイオードの各ウエル層から放出される光のスペクトルを示す図であり、図4(b)は各ウエル層から放出される光のスペクトルとそれらを重ね合わせた光のスペクトルを示す図である。
【図5】本発明の発光ダイオードから放出される光のスペクトルを示す図である。
【図6】従来の発光ダイオードから放出される光のスペクトルを示す図である。
【図7】従来の発光ダイオードの断面模式図である。
【図8】図7の要部拡大図である。
【符号の説明】
【0059】
1 発光ダイオード用エピタキシャルウエハ
2 n型GaAs基板
5 n型AlGaInPクラッド層
6 MQW活性層(活性層)
6a ウエル層
6b バリア層
7 p型AlGaInPクラッド層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウエル層とバリア層を交互に積層した多重量子井戸構造の活性層を有する発光ダイオード用エピタキシャルウエハにおいて、前記活性層の少なくとも1つのウエル層の厚さが、他のウエル層の厚さと異なることを特徴とする発光ダイオード用エピタキシャルウエハ。
【請求項2】
前記ウエル層の厚さが互いに異なる請求項1記載の発光ダイオード用エピタキシャルウエハ。
【請求項3】
前記ウエル層の厚さを段階的に変化させた請求項2記載の発光ダイオード用エピタキシャルウエハ。
【請求項4】
前記活性層が、n型GaAs基板上に形成されたn型AlGaInPクラッド層とp型AlGaInPクラッド層間に形成される請求項1〜3いずれかに記載の発光ダイオード用エピタキシャルウエハ。
【請求項5】
前記活性層は、前記n型AlGaInPクラッド層上に、アンドープAlGaInPからなるバリア層とアンドープGaInPからなるウエル層を交互に積層して形成される請求項4記載の発光ダイオード用エピタキシャルウエハ。
【請求項6】
前記活性層は、前記n型AlGaInPクラッド層から前記p型AlGaInPクラッド層にかけて、前記ウエル層が順次薄くなるように形成される請求項4または5記載の発光ダイオード用エピタキシャルウエハ。
【請求項7】
前記ウエル層がその厚さの0.2〜10%ずつ順次薄くなるように形成される請求項6記載の発光ダイオード用エピタキシャルウエハ。
【請求項8】
前記活性層は、前記n型AlGaInPクラッド層側の最下層のウエル層の厚さが5.0nm以下であり、その最下層のウエル層から最上層のウエル層にかけて順次薄くなるように形成される請求項7記載の発光ダイオード用エピタキシャルウエハ。
【請求項9】
前記活性層は、前記ウエル層と前記バリア層をペアとして、そのペア数が4〜12である請求項1〜8いずれかに記載の発光ダイオード用エピタキシャルウエハ。
【請求項10】
請求項1〜9いずれかに記載の発光ダイオード用エピタキシャルウエハを用いて作製されたことを特徴とする発光ダイオード。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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