説明

発光装置および発光装置の製造方法

【課題】より少ない工程でより容易に形成することができる、あるいはより安価に形成することができる発光装置および発光装置の製造方法を提供する。
【解決手段】光を放出する発光部と、前記発光部の表面側に設けられた第1の電極と、前記発光部の裏面側に設けられた第2の電極と、を有し、前記裏面側から前記表面側に向けて拡開した錐状の光放出面を有する半導体発光素子と、前記第1の電極に接続された第1のリード線と、前記第2の電極に接続された第2のリード線と、前記半導体発光素子から放出される光に対して透光性を有し、前記半導体発光素子と、前記第1及び第2のリード線の一部と、の周囲を封止または封着するガラスと、を備えたことを特徴とする発光装置が提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、発光装置および発光装置の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
照明や各種の表示、光通信、あるいは液晶表示装置(Liquid Crystal Display:LCD)のバックライトなどに用いられる発光装置のうちで、樹脂やセラミックなどのパッケージ内にLED(Light Emitting Diode)などの発光素子を収容した構造のものがある。
【0003】
また、金属リード端子によりLEDチップの電極部を挟持した状態で低融点ガラスにより封止した面実装型LED素子がある(特許文献1)。また、LEDチップと非接触で周囲を包囲して設けられる透明または半透明のガラス封止部を有するLEDランプがある(特許文献2)。また、LEDチップ、基板、及びリード端子の上端を、ガラス管の開口部を溶融封止して形成した気密容器内に封入した発光ダイオードがある(特許文献3)。また、透光性の無機材料からなり、凹状開口部を有する容器と、透光性の無機材料からなり、容器の凹状開口部を塞ぐ蓋と、を備えた発光装置がある(特許文献4)。
【0004】
例えば、基板などの実装部材の表面に実装されるパッケージは、リードフレームに樹脂をモールド成型することにより形成される。続いて、パッケージ内の一方のリードフレーム上に、例えば銀ペーストなどのダイアタッチ材を用いてLEDチップなどの発光素子を接着する。続いて、LEDチップなどの発光素子と、他方のリードフレームと、を例えば金ワイヤなどでボンディングする。その後、パッケージ内のLEDチップなどの発光素子の上を封止部材により封止する。
【0005】
しかしながら、LEDチップを収容したパッケージ(LEDパッケージ)を例えば自動車用のライトとして利用する場合には、回路実装基板上に複数個のパッケージをはんだ付けし、電球型に成型したケースに収納する必要がある(特許文献5)。さらに、電極を取り出し、駆動させる必要がある。つまり、LEDパッケージを例えば自動車用のライトとして利用する場合には、より多くの工程および部材費用が必要となり、LEDパッケージがより高価になるという問題がある。
【0006】
また、上述したLEDパッケージの製造工程では、リードフレームプレス成型や、樹脂モールド成型や、チップダイボンドや、金線ワイヤボンドや、樹脂塗布などの多くの工程が必要である。さらに、精密で高価な装置を使用する必要がある。そのため、LEDパッケージを安価に製造することは困難であるという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2004−186173号公報
【特許文献2】特開2005−333014号公報
【特許文献3】特開2005−108936号公報
【特許文献4】特開2007−207895号公報
【特許文献5】特開2004−241191号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、より少ない工程でより容易に形成することができる、あるいはより安価に形成することができる発光装置および発光装置の製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様によれば、光を放出する発光部と、前記発光部の表面側に設けられた第1の電極と、前記発光部の裏面側に設けられた第2の電極と、を有し、前記裏面側から前記表面側に向けて拡開した錐状の光放出面を有する半導体発光素子と、前記第1の電極に接続された第1のリード線と、前記第2の電極に接続された第2のリード線と、前記半導体発光素子から放出される光に対して透光性を有し、前記半導体発光素子と、前記第1及び第2のリード線の一部と、の周囲を封止または封着するガラスと、を備えたことを特徴とする発光装置が提供される。
【0010】
また、本発明の他の一態様によれば、光を放出する発光部と、前記発光部の表面側に設けられた第1の電極と、前記発光部の裏面側に設けられた第2の電極と、を有する半導体発光素子の前記第1の電極に接続される第1のリード線と、前記半導体発光素子から放出された光に対して透光性を有するガラス管と、を第1の治具に挿入し、前記第1の電極と前記第1のリード線とを接着し電気的に接続する第1の導電部材と、前記半導体発光素子と、を前記第1の治具に挿入された前記ガラス管の中に挿入し、前記第2の電極と第2のリード線とを接着し電気的に接続する第2の導電部材と、前記第2のリード線と、を前記ガラス管の中にさらに挿入し、前記第1の治具の中に挿入された前記ガラス管の上から、第2の治具により蓋をし、加熱することにより前記ガラスと前記第1及び第2の導電部材を溶融させ、その後に冷却することにより前記第1の電極と前記第1のリード線とを接続するとともに前記第2の電極と前記第2のリード線とを接続し、前記半導体発光素子の周囲を前記ガラスにより封止または封着することを特徴とする発光装置の製造方法が提供される。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、より少ない工程でより容易に形成することができる、あるいはより安価に形成することができる発光装置および発光装置の製造方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施の形態にかかる発光装置を表す平面模式図である。
【図2】本実施形態の変形例にかかる発光装置を表す平面模式図である。
【図3】光取り出し効率を説明するための断面模式図である。
【図4】本発明の他の実施の形態にかかる発光装置を表す平面模式図である。
【図5】本発明のさらに他の実施の形態にかかる発光装置を表す平面模式図である。
【図6】本発明のさらに他の実施の形態にかかる発光装置を表す平面模式図である。
【図7】本発明のさらに他の実施の形態にかかる発光装置を表す平面模式図である。
【図8】本発明の実施の形態にかかる発光装置の製造方法を説明するための平面模式図である。
【図9】本発明の実施の形態にかかる発光装置の製造方法を説明するための平面模式図である。
【図10】本発明の実施の形態にかかる発光装置の要部構成の変形例を例示する回路構成図である。
【図11】本発明の実施の形態にかかる発光装置の要部構成の変形例を例示する回路構成図である。
【図12】本発明の実施の形態にかかる発光装置の要部構成の他の変形例を例示する回路構成図である。
【図13】本発明の実施の形態にかかる発光装置の要部構成の他の変形例を例示する回路構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる発光装置を表す平面模式図である。
また、図2は、本実施形態の変形例にかかる発光装置を表す平面模式図である。
また、図3は、光取り出し効率を説明するための断面模式図である。
なお、図3(a)は、本実施形態のLEDチップを表す断面模式図であり、図3(b)は、比較例のLEDチップを表す断面模式図である。
【0014】
本実施形態にかかる発光装置は、表裏面に電極15、16をそれぞれ有するLED(Light Emitting Diode)チップ(半導体発光素子)10と、金属はんだ(導電部材)20と、LEDチップ10の周囲を覆うガラス40と、リード線50と、を備える。なお、図1に表したように、LEDチップ10の周囲には、蛍光体30が設けられていてもよい。これによれば、LEDチップ10から放出された光により蛍光体30が励起されることで、LEDチップ10から放出された光の波長とは異なる波長の光がガラス40を通して発光装置の外部に放出される。また、例えば、LEDチップ10から放出された光と、蛍光体30により波長変換された光と、の混色光を得ることもできる。
【0015】
LEDチップ10とリード線50とは、金属はんだ20により接着され、電気的に接続されている。LEDチップ10の周囲は、ガラス40により封止または封着されている。なお、本願明細書において「封止」とは、例えばLEDチップ10や抵抗70(図4参照)や整流ダイオード90(図4参照)などの各部材が、例えばガラス40などにより隙間がある状態で覆われた状態をいうものとする。一方、本願明細書において「封着」とは、例えばLEDチップ10や抵抗70や整流ダイオード90などの各部材が、例えばガラス40などにより隙間なく密着して覆われた状態をいうものとする。
【0016】
あるいは、図1に表したように、LEDチップ10の周囲に蛍光体30が設けられた場合には、LEDチップ10は、蛍光体30およびガラス40により封止または封着されている。
【0017】
LEDチップ10の周囲には、空間が存在していてもよいし、空間が存在していなくともよい。つまり、LEDチップ10の周囲は、ガラス40および蛍光体30の少なくといずれかにより隙間がある状態で覆われていてもよいし、ガラス40および蛍光体30の少なくともいずれかにより隙間なく密着して覆われていてもよい。
【0018】
LEDチップ10は、例えば、GaN系、AlInGaP系、AlGaAs系、あるいはInGaAsP系などの半導体LEDチップである。LEDチップ10は、表裏方向にカソード電極およびアノード電極をそれぞれ有する。つまり、LEDチップ10の表裏面には、カソード電極およびアノード電極がそれぞれ設けられている。また、LEDチップ10は、図1に表したように、表裏面のいずれかより主に光を放出する発光部(PN接合面)11を有する。なお、LEDチップ10がGaN系の半導体LEDチップである場合には、このLEDチップ10は、例えば、SiCなどの導電性の基板を用いて形成することができる。導電性の基板を用いることにより、表裏面に電極15、16を設けることが可能となる。また、例えば、発光層を含む積層体を、導電性と透光性とを有する基板を貼り合わせて形成してもよい。
【0019】
金属はんだ20は、LEDチップ10から放出された光に対して高い反射率を有する材料により形成されることがより好ましい。このような金属はんだ20としては、例えば、一般的に回路実装などに用いられる鉛(Pb)フリーはんだよりも高い融点を有するAu−Sn系共晶はんだやAl−Si系共晶はんだなどを利用することができる。これによれば、LEDチップ10から放出された光がリード線50の電極15、16と接続された側の端面において吸収されることを軽減することができ、効率よく発光装置の外部に光を放出させることができる。なお、青色や、緑色や、白色の光がLEDチップ10から放出される場合には、金属はんだ20は、Al−Si系共晶はんだであることがより好ましい。
【0020】
ガラス40は、LEDチップ10や蛍光体30から放出された光に対して透光性を有する。つまり、LEDチップ10や蛍光体30から放出された光は、ガラス40を透過し、発光装置の外部に放出される。ガラス40としては、例えば、ガラス封止ダイオードなどに用いられている低融点ガラスを利用することがより好ましい。より具体的には、鉛フリーおよびアルカリフリーのガラスであることがより好ましく、SiO系やB系のガラスであることがより好ましい。
【0021】
リード線50としては、ガラスとの密着性に優れたジュメット線(銅被覆ニッケル鋼線)や、FeNi系のコバール金属や、銅などを利用することができる。また、金属はんだ20を介してLEDチップ10と接着されるリード線50の表面には、はんだの濡れ性の良いアルミニウムや金などが形成されていることがより好ましい。
【0022】
蛍光体30としては、例えば、YAG(Yttrium Aluminum Garnet)系や、シリケート系や、サイアロン系などの粉体蛍光体を利用することができる。そして、蛍光体30は、ガラス40の内面あるいはLEDチップ10の周囲に塗布されている。
【0023】
なお、図2に表した変形例のように、LEDチップ10の周囲には、蛍光体ガラス60が設けられていてもよい。蛍光体ガラス60は、ガラスにより形成され、蛍光体を含有する。つまり、本変形例にかかる発光装置は、LEDチップ10から放出された光に対して透光性を有するガラス40と、蛍光体を含有する蛍光体ガラス60と、の二重構造を有する。この場合にも、LEDチップ10から放出された光により蛍光体ガラス60の蛍光体が励起されることで、LEDチップ10から放出された光の波長とは異なる波長の光がガラス40を通して発光装置の外部に放出される。
【0024】
本変形例でも、LEDチップ10の周囲には、空間が存在していてもよいし、空間が存在していなくともよい。つまり、LEDチップ10の周囲は、蛍光体ガラス60により隙間がある状態で覆われていてもよいし、蛍光体ガラス60により隙間なく密着して覆われていてもよい。なお、図2に表した発光装置では、蛍光体ガラス60がガラス40の内側に設けられた場合を例に挙げて説明したが、これだけに限定されず、蛍光体ガラス60は、ガラス40の外側に設けられていてもよい。
【0025】
本実施形態のLEDチップ10においては、図1に表したように、発光部11の側の表面の面積は、発光部11とは反対側の裏面の面積よりも広い。つまり、LEDチップ10は、発光部11とは反対側の裏面の面積よりも発光部11の側の表面の面積の方が広い多角錐などの錐形状を有する。換言すると、LEDチップ10は、裏面の側から発光部11が設けられた表面の側に向けて拡開する部分を有する。そのため、LEDチップ10は、傾斜面(光放出面)13を有する。また、LEDチップ10の表裏面の間の長さD1は、発光部11の側の表面の一辺の長さD2よりも長い。これらによれば、LEDチップ10から放出された光を効率よく発光装置の外部に放出させることができる。
【0026】
LEDチップ10の傾斜面13について、図3を参照しつつ、より具体的に説明する。 本実施形態のLEDチップ10は、図3(a)に表したように、錐状の傾斜面13を有する。これに対して、比較例のLEDチップ10aは、図3(b)に表したように、矩形に形成され、発光部11aからみて垂直の壁面(光放出面)13aを有する。
【0027】
本実施形態のLEDチップ10は傾斜面13を有するため、発光部11から放出された光は、傾斜面13に対してより小さい入射角で入射する。つまり、本実施形態の発光部11から傾斜面13へ直接向かう光の方向と、傾斜面13の法線方向と、のなす角度θ1は、比較例の発光部11aから壁面13aへ直接向かう光の方向と、壁面13aの法線方向と、のなす角度θ2よりも小さい。このときの条件式は、以下の通りである。

発光部の側の表面の一辺の長さ:D2=D2a
発光部と、発光部とは反対側の裏面と、の間の長さ:D3=D3a
発光部とは反対側の裏面の一辺の長さ:D4<D4a
LEDチップの端部と、任意の発光点と、の間の長さ:D5=D5a
発光部と、任意の発光点から放射した光の方向と、のなす角度:α1=α2
【0028】
ここで、LEDチップの端部から同じ長さの任意の発光点14、14aで発光し、同じ角度(α1=α2)で放射した光でも、LEDチップの光放出面の角度によっては、図3(b)に表したように、入射角が大きいことにより全反射してLEDチップの外部へ放出されない光がある。これに対して、本実施形態のLEDチップ10は傾斜面13を有し、傾斜面13へ入射する光の入射角θ1(<θ2)はより小さくなるため、図3(b)に表した角度α2(=α1)で放射した光でもLEDチップ10の外部へ放出される。特に、光放出面に近い位置で発光した光(例えば、図3(a)に表した発光点14よりも左側で発光した光)は、比較例のLEDチップ10aよりも小さい入射角で傾斜面13に入射するため、LEDチップ10の内部で反射することなく外部へ放出される。
【0029】
これによれば、LEDチップ10の内部で反射した後、LEDチップ10の外部へ放出可能な入射角で傾斜面13に到達した光の割合よりも、LEDチップ10の外部へ放出可能な入射角で発光部11から傾斜面13に直接到達した光の割合を大きくすることができる。つまり、本実施形態の発光部11から放出された光がLEDチップ10の内部で反射あるいは全反射される確率を、LEDチップ10が傾斜面13を有していない場合よりも低くすることができる。そのため、LEDチップ10から放出された光を効率よく発光装置の外部に放出させることができる。
【0030】
さらに、LEDチップ10の表裏面の間の長さD1は、発光部11の側の表面の一辺の長さD2よりも長いため、発光部11から放出された光がLEDチップ10の内部で反射する回数は、より少ない。そのため、発光部11から放出された光が反射により減衰することを軽減することができ、LEDチップ10から放出された光を効率よく発光装置の外部に放出させることができる。
【0031】
図2に表した変形例のリード線50aは、図1に表したように、LEDチップ10からみた断面積が略一定の直部51と、LEDチップ10からみた断面積がLEDチップ10から遠ざかるにつれて大きくなる拡大部52と、を有する。これによれば、リード線50aは、拡大部52を有するため、LEDチップ10において発生した熱を効率よく放熱することができる。そのため、高温環境によりLEDチップ10の温度が上がることや、高い動作電流によりLEDチップ10の温度が上がることを抑えることができ、LEDチップ10の発光効率が低下することを抑えることができる。なお、リード線50aは、直部51を有していなくともよく、拡大部52のみを有していてもよい。
【0032】
次に、本発明の他の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図4は、本発明の他の実施の形態にかかる発光装置を表す平面模式図である。
本実施形態にかかる発光装置は、図1に関して前述した発光装置に対して、電流調整素子をさらに備える。電流調整素子は、例えば抵抗70や整流ダイオード90などである。
【0033】
電流調整素子が抵抗70である場合には、LEDチップ10と抵抗70とは、金属はんだ20により接着され、電気的に接続されている。また、抵抗70とリード線50とは、金属はんだ20により接着され、電気的に接続されている。つまり、LEDチップ10と抵抗70とは、図4に表したように、直列接続されている。その他の構造は、図1に関して前述した構造と同様である。
【0034】
抵抗70としては、Ru系やW系の焼成抵抗体を成型した抵抗を利用することができる。抵抗70は、使用電源の電圧に対してLEDチップ10に流れる電流を調整する。抵抗70については、必要な電流に合わせて抵抗値の大きさや設置数を適宜設定することができる。つまり、図4に表した発光装置では、1つの抵抗70が設けられた場合を例に挙げて説明したが、これだけに限定されず、複数の抵抗70がLEDチップ10と直列接続されていてもよい。
【0035】
本実施形態によれば、LEDチップ10と抵抗70とは、共に実装されているため、回路基板上へのパッケージの実装は必要ない。そのため、例えば電球の製造方法と同様にガラスと電極とを用いて電球型などに容易に形成することができる。また、LEDチップ10と抵抗70とは、直列接続され、蛍光体30およびガラス40により封止または封着されている。そのため、抵抗70は、LEDチップ10の極性を認識するためのいわゆるカソードマークとしての機能を有する。
【0036】
また、電流調整素子が整流ダイオード90である場合には、LEDチップ10と整流ダイオード90とは、抵抗70の場合と同様に、金属はんだ20により接着され、電気的に接続されている。
これによれば、発光装置は、整流ダイオード90を備えるため、LEDチップ10に逆電圧が印加されることを防止することができる。
【0037】
例えば、発光装置を自動車用の電球として利用する場合には、自動車に設けられたモータや、ソレノイドや、イグニッションコイルや、リレーのコイルなどが、逆電圧を発生させる場合がある。つまり、発光装置を自動車用の電球として利用する場合には、逆電圧の存在を無視することはできない。そして、LEDチップ10に逆電圧が印加されると、LEDチップ10に回復不能な劣化が引き起こされる場合がある。
【0038】
これに対して、本実施形態にかかる発光装置は、整流ダイオード90を備える。そのため、LEDチップ10に逆電圧が印加されることを防止することができる。つまり、LEDチップ10は、ダイオードであるため整流作用を有するが、発光装置を自動車用の電球として利用する場合には、発光装置は、LEDチップ10とは別の整流ダイオード90を備えることがより好ましい。
【0039】
なお、本実施形態においても、図2に関して前述したように、LEDチップ10の周囲には、蛍光体を含有する蛍光体ガラス60(図2参照)が設けられていてもよい。この場合には、発光装置は、LEDチップ10から放出された光に対して透光性を有するガラス40と、蛍光体を含有する蛍光体ガラス60と、の二重構造を呈する。
【0040】
図5は、本発明のさらに他の実施の形態にかかる発光装置を表す平面模式図である。
本実施形態にかかる発光装置は、図4に関して前述した発光装置に対して、3つのLEDチップ10を備える。3つのLEDチップ10は、金属はんだ20により互いに接着され、互いに電気的に接続されている。つまり、3つのLEDチップ10は、図5に表したように、互いに直列接続されている。
【0041】
また、一端に設けられたLEDチップ10と電流調整素子(抵抗70、整流ダイオード90)とは、金属はんだ20により接着され、電気的に接続されている。つまり、3つのLEDチップ10と電流調整素子とは、図5に表したように、直列接続されている。その他の構造は、図4に関して前述した構造と同様である。なお、図5に表した発光装置では、3つのLEDチップ10が設けられた場合を例に挙げて説明したが、これだけに限定されず、2つのLEDチップ10あるいは4つ以上LEDチップ10が設けられていてもよい。
【0042】
3つのLEDチップ10から放出される光の波長は、互いに同じでもよいし、互いに異なっていてもよい。
本実施形態によれば、発光装置の外部に放出される光の強度を高めたり、種々の波長すなわち種々の色の光を発光装置の外部に放出することができる。
【0043】
なお、3つのLEDチップ10および電流調整素子の周囲には、蛍光体を含有する蛍光体ガラス60(図2参照)が設けられていてもよい。つまり、図5に表した発光装置は、LEDチップ10から放出された光に対して透光性を有するガラス40と、蛍光体を含有する蛍光体ガラス60と、の二重構造を呈していてもよい。この場合にも、LEDチップ10から放出された光により蛍光体ガラス60の蛍光体が励起されることで、LEDチップ10から放出された光の波長とは異なる波長の光がガラス40を通して発光装置の外部に放出される。なお、蛍光体ガラス60は、ガラス40の内側に設けられていてもよいし、ガラス40の外側に設けられていてもよい。
【0044】
図6は、本発明のさらに他の実施の形態にかかる発光装置を表す平面模式図である。
本実施形態にかかる発光装置は、表裏面に電極15、16(図1および図2参照)をそれぞれ有するLEDチップ10と、金属はんだ20と、LEDチップ10の周囲を覆う蛍光体ガラス60と、リード線50と、を備える。つまり、本実施形態にかかる発光装置は、LEDチップ10から放出された光に対して透光性を有するガラス40を備えておらず、蛍光体を含有する蛍光体ガラス60を備える。その他の構造、およびLEDチップ10と、金属はんだ20と、リード線50と、蛍光体ガラス60の材料などについては、図1および図2に関して前述した如くである。
【0045】
LEDチップ10の周囲には、空間は存在せず、LEDチップ10の周囲は、蛍光体ガラス60により密着して覆われている。
本実施形態によれば、発光装置の構造の簡略化を図ることができる。
【0046】
図7は、本発明のさらに他の実施の形態にかかる発光装置を表す平面模式図である。
本実施形態にかかる発光装置は、表裏面に電極15、16(図1および図2参照)をそれぞれ有するLEDチップ10と、金属はんだ20と、LEDチップ10の周囲を覆うガラス40と、ガラス40の周囲を覆う蛍光体樹脂80と、リード線50と、を備える。
【0047】
蛍光体樹脂80は、樹脂により形成され、蛍光体を含有する。蛍光体樹脂80は、例えば、蛍光体を含有して成型加工された樹脂チューブや、シリコンゴムチューブなどである。そのため、図1および図2に関して前述した蛍光体30および蛍光体ガラス60と同様に、LEDチップ10から放出された光により蛍光体樹脂80の蛍光体が励起されることで、LEDチップ10から放出された光の波長とは異なる波長の光が発光装置の外部に放出される。
本実施形態によれば、発光装置は、ガラス40の周囲を蛍光体樹脂80で覆った構造を有するため、LEDチップ10から放出された光の波長とは異なる波長の光を比較的容易に発光装置の外部に放出することができる。
【0048】
以上説明したように、本発明の実施の形態にかかる発光装置のLEDチップ10は、樹脂ではなくガラス40や蛍光体ガラス60により封止または封着されている。そのため、高温環境や高い動作電流によりLEDチップ10の温度が上がっても、発光装置の発光特性が劣化するおそれは少ない。これにより、より高い信頼性を得ることができる。
【0049】
次に、本発明の実施の形態にかかる発光装置の製造方法について、図面を参照しつつ説明する。
図8および図9は、本発明の実施の形態にかかる発光装置の製造方法を説明するための平面模式図である。
なお、本実施形態にかかる発光装置の製造方法では、電流調整素子が抵抗70である場合を例に挙げて説明する。
【0050】
本実施形態にかかる発光装置の製造方法では、まず、第1の治具110を用意する。第1の治具110は、図8(a)に表したように、凹部111を有する。そのため、リード線50やLEDチップ10や抵抗70などの各部材を第1の治具110の凹部111に挿入することができる。
【0051】
続いて、図8(b)に表したように、リード線50と、ガラス40と、金属はんだ20と、LEDチップ10と、金属はんだ20と、LEDチップ10と、金属はんだ20と、LEDチップ10と、金属はんだ20と、抵抗70と、金属はんだ20と、リード線50と、をこの順に第1の治具110の凹部111に挿入する。なお、ガラス40の内側であってLEDチップ10の周囲の部分には、蛍光体30を予め塗布しておく。あるいは、ガラス40を第1の治具110の凹部111に挿入した後に、ガラス40の内側に蛍光体ガラス60を設置し、その後に、リード線50、ガラス40、金属はんだ20、LEDチップ10、および抵抗70の各部材を挿入してもよい。
【0052】
続いて、図8(b)に表したように、抵抗70の側のリード線50の上から第2の治具120により蓋をする。これにより、LEDチップ10と、金属はんだ20と、ガラス40と、リード線50と、抵抗70と、蛍光体30あるいは蛍光体ガラス60と、の第1および第2の治具110、120への組み込みが完了する。
【0053】
続いて、図9(a)に表したように、各部材が組み込まれた第1および第2の治具110、120を加熱炉140の中で加熱する。より具体的に説明すると、加熱炉140の内部は、窒素などの不活性ガスで満たされている。その不活性ガスの雰囲気の中において、ガラス軟化点以上の温度であってガラスの粘度が十分に下がる温度で各部材が組み込まれた第1および第2の治具110、120を瞬時加熱する。例えば、ガラス40が一般的なガラスダイオード用のガラスであれば、約800℃程度以下の温度で約10秒程度以下の間、各部材が組み込まれた第1および第2の治具110、120を瞬時加熱する。続いて、各部材が組み込まれた第1および第2の治具110、120を冷却する。
【0054】
これにより、図9(b)に表したように、ガラス40、金属はんだ20、および蛍光体ガラス60を溶融固着させ、リード線50とLEDチップ10、LEDチップ10同士、LEDチップ10と抵抗70、および抵抗70とリード線50とを接着して、電気的に接続することができる。さらに、ガラス40および蛍光体ガラス60の少なくともいずれかによりLEDチップ10および抵抗70を封止または封着することができる。
【0055】
なお、ガラス40、金属はんだ20、および蛍光体ガラス60を溶融固着させる加熱方法は、加熱炉140への挿入による加熱方法に限定されるわけではなく、高周波加熱や、レーザなどによる集中加熱や、通電加熱などの加熱方法であってもよい。
【0056】
LEDチップ10から放出された光を効率よく発光装置の外部に光を放出させるためには、ガラス40や蛍光体ガラス60をLEDチップ10に密着させることがより好ましい。そのためには、ガラス40および蛍光体ガラス60の粘度を下げる必要があり、加熱温度はより高いことがより好ましい。一方で、LEDチップ10が熱により劣化するおそれがあることを考慮すると、より低温でより短時間に加熱することがより好ましい。一般的には、LEDチップ10の耐熱温度は、約1分程度の加熱時間であれば約500〜900℃程度である。例えば、GaN系、AlInGaP系、AlGaAs系、およびAlGaAsP系の半導体LEDチップは、この順に高い耐熱性を有する。
【0057】
続いて、図9(c)に表したように、第1および第2の治具110、120を取り除くと、完成した発光装置を得ることができる。なお、本実施形態にかかる発光装置の製造方法では、3つのLEDチップ10と1つの抵抗70を備える発光装置(図5参照)の製造方法を例に挙げて説明したが、図1、図2、図4、図6、および図7に関して前述した他の発光装置の製造方法についても同様である。
【0058】
本実施形態によれば、リード線50、ガラス40、金属はんだ20、LEDチップ10、および抵抗70などの各部材を治具に挿入し加熱することにより、発光装置を製造することができる。つまり、各部材を治具に設置する工程と、ガラスおよび金属はんだを溶融する工程と、の2工程で発光装置を製造することができる。そのため、より多くの工程や精密で高価な装置などは必要なく、より少ない工程でより容易に発光装置を製造することができる。これにより、発光装置をより安価に製造することができる。また、複数のLEDチップ10や抵抗70などを共に実装することができるため、回路基板上へのパッケージの実装は必要ない。そのため、例えば電球の製造方法と同様にガラスと電極とを用いて電球型などに容易に形成することができる。
【0059】
次に、本発明の実施の形態にかかる発光装置の要部構成の変形例について、図面を参照しつつ説明する。
図10および図11は、本発明の実施の形態にかかる発光装置の要部構成の変形例を例示する回路構成図である。
なお、図10および図11は、ガラス40および蛍光体ガラス60の少なくともいずれかにより封止または封着された部材の要部構成の変形例を例示する回路構成図である。
【0060】
図10に表した発光装置では、2つのLEDチップ10が互いに直列接続され、ガラス40および蛍光体ガラス60の少なくともいずれかにより封止または封着されている。2つのLEDチップ10から放出される光の波長は、互いに同じでもよいし、互いに異なっていてもよい。
本変形例によれば、発光装置の外部に放出される光の強度を高めたり、種々の波長すなわち種々の色の光を発光装置の外部に放出することができる。
【0061】
図11に表した発光装置では、2つのLEDチップ10と1つの抵抗70とが直列接続され、ガラス40および蛍光体ガラス60の少なくともいずれかにより封止または封着されている。抵抗70は、2つのLEDチップ10のアノード電極の側に直列接続されている。2つのLEDチップ10から放出される光の波長は、互いに同じでもよいし、互いに異なっていてもよい。
【0062】
本変形例によれば、発光装置の外部に放出される光の強度を高めたり、種々の波長すなわち種々の色の光を発光装置の外部に放出することができる。また、2つのLEDチップ10と抵抗70とが共に実装されているため、回路基板上へのパッケージの実装は必要なく、例えば電球の製造方法と同様にガラスと電極とを用いて電球型などに容易に形成することができる。
【0063】
図12および図13は、本発明の実施の形態にかかる発光装置の要部構成の他の変形例を例示する回路構成図である。
なお、図12および図13は、図10および図11と同様に、ガラス40および蛍光体ガラス60の少なくともいずれかにより封止または封着された部材の要部構成の変形例を例示する回路構成図である。
【0064】
図12および図13に表した発光装置では、図10および図11に表した発光装置に対して、整流ダイオード90がガラス40および蛍光体ガラス60の少なくともいずれかによりさらに封止または封着されている。LEDチップ10と、抵抗70と、整流ダイオード90と、は図12および図13に表したように直列接続されている。
【0065】
図12に表した発光装置では、1つのLEDチップ10と、2つの抵抗70と、1つの整流ダイオード90と、がガラス40および蛍光体ガラス60の少なくともいずれかにより封止または封着されている。整流ダイオード90は、LEDチップ10のアノード電極の側に直列接続されている。また、2つの抵抗70は、LEDチップ10のカソード電極の側と整流ダイオード90のアノード電極の側とにそれぞれ接続されている。
【0066】
図13(a)および図13(b)に表した発光装置では、1つのLEDチップ10と、1つの抵抗70と、1つの整流ダイオード90と、がガラス40および蛍光体ガラス60の少なくともいずれかにより封止または封着されている。図13(a)に表した発光装置では、抵抗70は、整流ダイオード90のアノード電極の側に直列接続されている。一方、図13(b)に表した発光装置では、抵抗70は、LEDチップ10のカソード電極の側に直列接続されている。
【0067】
以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、リード線50、ガラス40、金属はんだ20、LEDチップ10、および電流調整素子(抵抗70、整流ダイオード90)などの各部材を治具に挿入し加熱することにより、発光装置を製造することができる。つまり、各部材を治具に設置する工程と、ガラスおよび金属はんだを溶融する工程と、の2工程で発光装置を製造することができる。そのため、より多くの工程や精密で高価な装置などは必要なく、より少ない工程でより容易に発光装置を製造することができる。これにより、発光装置をより安価に製造することができる。また、複数のLEDチップ10や抵抗70などを共に実装することができるため、回路基板上へのパッケージの実装は必要ない。そのため、例えば電球の製造方法と同様にガラスと電極とを用いて電球型などに容易に形成することができる。さらに、本発明の実施の形態にかかる発光装置のLEDチップ10は、樹脂ではなくガラス40や蛍光体ガラス60により封止または封着されている。そのため、高温環境や高い動作電流によりLEDチップ10の温度が上がっても、発光装置の発光特性が劣化するおそれは少ない。これにより、より高い信頼性を得ることができる。
【0068】
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、発光装置などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などやLEDチップ10や抵抗70や整流ダイオード90の設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
【符号の説明】
【0069】
10、10a LEDチップ、 11、11a 発光部、 13、13a 傾斜面、 14、14a 発光点、 15、16 電極、 20 金属はんだ、 30 蛍光体、 40 ガラス、 50、50a リード線、 51 直部、 52 拡大部、 60 蛍光体ガラス、 70 抵抗、 80 蛍光体樹脂、 90 整流ダイオード、 110 第1の治具、 111 凹部、 120 第2の治具、 140 加熱炉

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光を放出する発光部と、前記発光部の表面側に設けられた第1の電極と、前記発光部の裏面側に設けられた第2の電極と、を有し、前記裏面側から前記表面側に向けて拡開した錐状の光放出面を有する半導体発光素子と、
前記第1の電極に接続された第1のリード線と、
前記第2の電極に接続された第2のリード線と、
前記半導体発光素子から放出される光に対して透光性を有し、前記半導体発光素子と、前記第1及び第2のリード線の一部と、の周囲を封止または封着するガラスと、
を備えたことを特徴とする発光装置。
【請求項2】
前記半導体発光素子に直列に接続された電流調整素子をさらに備え、
前記電流調整素子の周囲も、前記ガラスに封止または封着されたことを特徴とする請求項1記載の発光装置。
【請求項3】
前記半導体発光素子の前記第1の電極と前記第2の電極との間の長さは、前記半導体発光素子の前記表面側の一辺の長さよりも長いことを特徴とする請求項1または2に記載の発光装置。
【請求項4】
前記第1の電極と前記第1のリード線とを接続する第1の導電部材と、
前記第2の電極と前記第2のリード線とを接続する第2の導電部材と、
をさらに備え、
前記第1及び第2の導電部材の少なくともいずれかの材料は、Au−Sn系またはAl−Si系の合金であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の発光装置。
【請求項5】
前記半導体発光素子の周囲は、前記ガラスにより密着して覆われたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の発光装置。
【請求項6】
前記半導体発光素子から放出された光により励起される蛍光体を含有し、前記ガラスの内側または外側に設けられた蛍光体ガラスをさらに備え、
前記ガラスと前記蛍光体ガラスとは、二重構造を呈することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の発光装置。
【請求項7】
光を放出する発光部と、前記発光部の表面側に設けられた第1の電極と、前記発光部の裏面側に設けられた第2の電極と、を有する半導体発光素子の前記第1の電極に接続される第1のリード線と、前記半導体発光素子から放出された光に対して透光性を有するガラス管と、を第1の治具に挿入し、
前記第1の電極と前記第1のリード線とを接着し電気的に接続する第1の導電部材と、前記半導体発光素子と、を前記第1の治具に挿入された前記ガラス管の中に挿入し、
前記第2の電極と第2のリード線とを接着し電気的に接続する第2の導電部材と、前記第2のリード線と、を前記ガラス管の中にさらに挿入し、
前記第1の治具の中に挿入された前記ガラス管の上から、第2の治具により蓋をし、
加熱することにより前記ガラスと前記第1及び第2の導電部材を溶融させ、その後に冷却することにより前記第1の電極と前記第1のリード線とを接続するとともに前記第2の電極と前記第2のリード線とを接続し、前記半導体発光素子の周囲を前記ガラスにより封止または封着することを特徴とする発光装置の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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