説明

発電装置

【課題】シャフト及び錘が受ける空気抵抗を低減させ、回転駆動軸の回転むら現象のない円滑な連続回転状態を安定して得るとともに、回転駆動軸を正・逆回転の2軸にし発電機の永久磁石とコイル相対的に正逆回転させる装置を提供する
【解決手段】発電装置900の発電コイル900a又は永久磁石900bを正回転動力源800aに連結した正回転駆動軸200aと、発電装置900の永久磁石900b又は発電コイル900aを逆回転動力源800bに連結した逆回転駆動軸200bとにそれぞれ結合する。正回転駆動軸の回転によりリング軌条100にガイドされて第二の錘500が正回転モーメントを発生し、逆回転駆動軸200bの回転により第二の錘500がリング軌条100にガイドされて逆回転モーメントを発生する。第一の錘400を半円盤状にし、第二の錘500を円盤状にし、縦旋回シャフト300のを回転方向に向けて流線型R又は楕円型Dにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水力、風力等の自然エネルギー或いは小容量の電動機等により効率よく発電する簡易な発電装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
発電装置は、従来公知のものとして大別して風力発電装置、蒸気力発電装置、水力発電装置、波力発電装置、太陽光発電装置など大掛かりな様々な発電装置が開発されている。近年、地球温暖化問題が表面化し、二酸化炭素排出規制が声高に叫ばれている。この対策とするクリーンエネルギー技術として、前記の太陽光電池、風力発電等が注目され開発され現在稼動しているが、コスト及びメンテナンス等の問題でなかなか普及していないのが現状である。
そこで最近、水力、風力、微量電動機により効率よく発電する簡易な発電装置が開発されている。これは地球上の重力を活用し、それを効率よく発電用の回転エネルギーに転換する装置である。
【0003】
この装置は、発電回転させる回転駆動軸への原動力を初動微電力、風力、蒸気力、水力、波力などにして、しかもこれらの自然原動力からの電気エネルギー変換効率を大幅に高めた偏心回転式発電装置である。
この偏心回転式発電装置は、縦型のリング軌条を設置し、同リング円心から水平方向に偏心させた回転駆動軸に縦旋回シャフトを介した錘を設け、この錘をリング軌条に沿って走行させて、回転軸に回転モーメントを付与し、回転駆動軸を例えば自然動力として水力を用いて回転させることによりエネルギロスを少なくした効率の良い発電力を確保しようとするものである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、回転時の旋回シャフト及び錘が受ける空気抵抗を著しく低減させ且つ回転モーメントパターンを大幅に改善して、回転駆動軸にかかる逆回転モーメントを無くして回転むら現象のない円滑な連続回転状態を安定して得るとともに、回転駆動軸を正・逆回転の2軸にし発電機の永久磁石とコイルに接続して、これらを相対的に正逆回転させることにより発電回転数を倍増させる新規な発電装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を満足させる本発明の発電装置における基本的な技術構成は、次の(1)〜(2)の通りである。
(1)、一対の縦型で内外2重で真円又は卵形のリング軌条100と、
同リング軌条100の円心100Cから水平半径線r上の任意の位置に軸心200Cを直交し発電装置900の発電コイル900a又は永久磁石900bと,正回転動力源800aに連結した正回転駆動軸200aと、発電装置900の永久磁石900b又は発電コイル900aと逆回転動力源800bに連結した逆回転駆動軸200bと、
前記正・逆回転駆動軸200a,200bの各々に基部を固定し正・逆回転駆動軸200a,200bを中心に等角間隔で複数個設けられ当該回転駆動軸の回転によりリング軌条100間で正・逆の縦旋回する同一長さの縦旋回シャフト300と、
各縦旋回シャフト300に連結して縦旋回シャフト300と共に縦旋回する真円のフライリング400Rと、
縦旋回シャフト300とフライリング400Rとの連結部に設けた第一の錘400と、各縦旋回シャフト300に摺動自在に装着しかつ回転駆動軸200の回転によりリング軌条100にガイドされて走行する第二の錘500とからなり、
前記正回転駆動軸200aとこれに設けた縦旋回シャフト300と第二の錘500とリング軌条100とにより、正回転モーメント発生機構Maを構成し、前記逆回転駆動軸200bとこれに設けた縦旋回シャフト300と第二の錘500とリング軌条100とにより、逆回転モーメント発生機構Mbを構成し、
正回転駆動軸200aとこれに設けた縦旋回シャフト300とフライリング400Rと第一の錘400とにより正回転用のフライホイール機構Faを構成し、逆回転駆動軸200bとこれに設けた縦旋回シャフト300とフライリング400Rと第一の錘400とにより逆回転フライホイール機構Fbを構成し、第一の錘400を半円盤状にし、第二の錘500を円盤状にし、縦旋回シャフト300の横断面形状を回転方向に向けて流線型R又は楕円形Dにしたことを特徴とする発電装置。
(2)、前記フライリング400Rにおいて、前記各第一の錘400の設置間に第三の錘400Sを配置したことを特徴とする前記(1)に記載の発電装置。
【発明の効果】
【0006】
本発明の発電装置は、前記正・逆回転駆動軸200a,200b及び正・逆回転モーメント発生機構Ma,Mbと前記正・逆回転のフライホイール機構Fa,Fbにより正・逆回転駆動軸200a,200bの各々にかかる回転モーメントパターンを大幅に改善して、トータル的に逆回転方向に作用する回転モーメントを無くして回転むら現象のない円滑な連続回転状態を安定して得るとともに、回転駆動軸を正・逆回転駆動の2軸にしこれらを発電機の永久磁石と発電コイルに接続して、永久磁石と発電コイルを相対的に実質正・逆回転させることにより発電回転数を倍増させ発電効率を高位に安定させるものである。
また正・逆回転モーメント発生機構Ma,Mbの個々の重心位置を、当該回転駆動軸の軸芯に対して面対称的に回転移動させることが出来て、軸芯に掛る遠心力差を相殺して振動を防止するので円滑な偏心回転を可能にし高速回転可を実現したものである。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の実施例を示すもので正回駆動軸200aに図2に示す正回転用のフライホイール機構Faと、回転モーメント発生機構Maと、正回駆動水車800aと発電機900を連結装着し、逆回転駆動軸200bに図3に示す逆回転用のフライホイール機構Fbと、回転モーメント発生機構Mbと、逆回転駆動水車800bと、発電機900を連結装着した全体正面説明図である。
【図2】図1の矢視A−Aから見た4組の正回転用のフライホイール機構Faと、回転モーメント発生機構Maの全体側面を示す説明図(1)と、(1)の矢視C−Cから見た平断面説明図(2)と、縦旋回シャフト300の横断面形状を示す説明図(3)である。
【図3】図1の矢視B−Bから見た4組の逆回転用のフライホイール機構Fbと、回転モーメント発生機構Maの全体側面を示す説明図(1)と、(1)の矢視C−Cから見た平断面説明図(2)と、縦旋回シャフト300の横断面形状を示す説明図(3)である。
【図4】図1に示す実施例の変形例を示す全体正面説明図である。
【図5】リング軌条の変形例を示す説明図であり(1)は上方と下方の一部を省略した側面説明図で、(2)は図2の(2)と同様の平面説明図である。
【図6】フライホイール機構と回転モーメント発生機構の他の変形例を示す側面説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
発明を実施するための形態を実施例により詳細に説明する。
【実施例1】
【0009】
本発明の発電装置例を図1〜図3と共に詳細に説明する。
図1〜図3において、本例の発電装置は、○発電装置900及び回転動力源800に連結した正・逆回転駆動軸200a、200b、○正・逆回転駆動軸200a、200bの回転で縦回転する正回転用のフライホイール機構Faと逆回転用のフライホイール機構Fb、○各フライホイール機構Fa,Fbの両側に平行に位置するリング軌条100、○正・逆回転駆動軸200a、200bの回転でリング軌条100にガイドされて偏心して縦回転する正・逆回転モーメント発生機構Ma,Mbとからなる。
【0010】
リング軌条100は、一対の縦型で所定のガイド間隔にした内外2重の真円又は卵形のリングを採用するが本例は真円リングとしてある。
正・逆回転駆動軸200a、200bの各々は、当該フライホイールと回転モーメント発生機構の装着部の軸心200Cをリング軌条100の円心100Cから水平半径線r上の任意の位置に直交して水平状態に置いてある。
【0011】
フライホイール機構Fa,Fbは、正・逆回転駆動軸200a、200bの回転によりリング軌条100間で縦旋回するもので、縦旋回シャフト300と第一の錘400と単数輪又は点線で追加リングを示すように複数輪のフライリング400Rとからなる。
縦旋回シャフト300は当該回転駆動軸(200a又は200b)の直径線の延長上に沿って位置し基部を回転駆動軸200に設けた8角柱の装着ブロックBに固定し当該回転駆動軸を中心に45度の等角度間隔で複数対設けてあり各々同一の回転半径長さとしてある。
第一の錘400は半円盤状にし各縦旋回シャフト300の先端部に固定してある。フライリング400Rは各第一の錘400を連結し当該回転駆動軸の軸心2000Cに円心を置いた真円のリングである。又第一の錘400の各間に第三の錘400Sを配置してある。
【0012】
回転モーメント発生機構MaとMbは、当該縦旋回シャフト300の一部を共有しこれに摺動自在に第二の錘500を装着し、第二の錘500に設けたガイドロール700をリング軌条100に走行ガイド可能に装着し、回転駆動軸200の回転によりリング軌条100に沿って第二の錘500を偏心して縦回転させる。
そしてリング軌条100の円心100Cに対して正・逆回転駆動軸200a,200bの軸心200Cの位置は、リング軌条100の一方の水平半径線r上で所定量偏心させたものである。本例の軸心200Cの位置はリング軌条100の水平直径線の3分の1の位置にしてある。これにより正・逆の回転モーメント発生機構Ma,Mbは、第二の錘500がリング軌条100の円心100Cを通る鉛直線Eから反当該回転駆動軸側に位置する領域Z1で当該回転駆動軸に自重による正回転モーメントを付与させ、第二の錘500がリング軌条100の円心を通る鉛直線Eから当該回転駆動軸側に位置する領域Z2で当該回転駆動軸に自重による逆回転モーメントを付与させるのである。
各第二の錘500は等重量で円盤状にした堅牢体で、且つ偏心回転時の空気抵抗を低減し、しかも製作を極めて容易にしたものであり、その両側にガイドロール700を設け、ガイドロール700をリング軌条100の内外リング間に走行自在に配置する。
【0013】
縦旋回シャフト300は、図2の(3)及び図3の(3)に記載のように横断面形状を回転方向に向けて堅牢な流線形R又は楕円形Dにしてある。これにより回転モーメント発生機構Ma,Mbとして第二の錘500を直線的に摺動自在に安定装着支持し、且つフライホイール機構Fa,Fbとして第一・第三の錘400,400Sとフライリング400Rとを安定装着支持し、しかも旋回動作中の空気抵抗を著しく低減して円滑な回転動作を確保するのである。
【0014】
本例において、正回駆動軸200aと逆回転駆動軸200bは、軸芯線200Cを同一線上において一対を設けてある。
正回転駆動軸200aには、8角柱の装着ブロックBを固着し、この装着ブロックBには、その周方向における8つの面に、4対(組)の縦旋回シャフト300と第一の錘400及びこれらに連結支持するフライリング400Rからなる正回転用のフライホイール機構Fa、4対(組)の縦旋回シャフト300と第二の錘500とリング軌条100とからなる回転モーメント発生機構Maとを設けて各縦旋回シャフト300の相対的な回転角度差を45°にして配置する。
また正回転駆動軸200aは、一端部に減速機80aを介して正回転駆動水車800aに連結し、他端部を伝達機構900eを介して発電装置900の永久磁石900bに連結する。
逆回転駆動軸200bには、8角柱の装着ブロックBを固着し、この装着ブロックBには、その周方向における8つの面に4対(組)の正回用のフライホイール機構Fbと回転モーメント発生機構Mbとを設けて各縦旋回シャフト300の相対的な回転角度差を45°にして配置する。
また逆回転駆動軸200bは、一端部に減速機80bを介して逆回転駆動水車800bに連結し、他端部を伝達機構900fを介して発電装置900の発電コイル900aに連結する。
この構成により、正回転駆動軸200aと逆回転駆動軸200bを相対的に正逆回転させる.
これにより発電装置900における発電コイル900aと永久磁石900bの相対的実質回転数を1本の回転駆動軸による発電回転数の2倍に増大させて発電量を倍増させるものである。
図1に示す800cは発電コイル900aに接続の通電リングであり800dは通電リング800cに接触して給電される通電ブラシである。
【実施例2】
【0015】
図4には実施例2を示し、図1に示すレイアウト例の変形例である。レイアウトとして一方に正・逆回転駆動水車800a,800bを設け、これに次いで発電装置900を配置し、次いで各4組の正・逆回転用のフライホイール機構Fa,Fbと正・逆回転モーメント発生機構Ma,Mbとを並列配置したコンパクトな発電装置である。正・逆回転駆動軸200a、200bは二重構造体とし相互間の支持は適所にロールベアリングを内蔵し、全体の支持も適所にロールベアリング等で安定支持してある。
この例は正・逆回転駆動軸200a、200bは二重構造体部分に、正回転用のフライホイール機構Fa,と正回転モーメント発生機構Maとの正回転グループと,逆回転用のフライホイール機構Fbと逆回転モーメント発生機構Mbとの逆回転グループを近接して並列配置してあり、正・逆回転モーメント発生機構Ma,Mbの相対的回転角度関係を図2と図3に示すように同一関係にしている。このため各正・逆回転モーメント発生機構Ma,Mbの重心位置の軌跡は、回転駆動軸芯に面対称的に真円運動奇跡となり、遠心力差を相殺して振動を防止するので図1例に比し、より円滑な偏心回転を可能にし高速回転を可能にしたものである。
発電装置900は、ハウジング内に冷却室900gを形成しこの内部に冷却液や冷却気体の給排用フイン900h付きで逆回転駆動軸200bに接続した回転発電コイル900aと、正回転駆動軸200aに接続した回転永久磁石900bとを無接触状態で二重に設置し正逆回転可能にベアーリングやカップリング等で適宜支持したものである。回転発電コイル900aからの引き出し線は逆回転駆動軸200bに設けた整流子900cにブラシ900dなどを介して送電線に接続する。
【0016】
実施例1及び実施例2において、錘は金属製が好ましく、その他の部材は、高強度で軽量な金属製や樹脂製にして、形状的には耐曲げ性の中空部材を適宜採用することが好ましい。
【0017】
また図5(1)と(2)に示すリング軌条は、永久磁石100Mを周方向に所定間隔で配置した同心円で内外2列の磁石ガイド軌条100Xとし、各永久磁石100Mは例えば当該磁石ガイド軌条100Xの内周側にS極を外周側にN極を向けてある。この磁石ガイド軌条100Xに対する第二の錘500に設ける被ガイドは、第二の錘500の両側に設けられ内外2列の永久磁石100M列の間に永久磁石100Mとの対面磁極を反発関係の磁極にし、非接触状態で走行可能に挿入配置した永久磁石式被ガイド700Mにして回転抵抗を大きく軽減してある。
【0018】
図6には正回転用及び逆回転用のフライホイール機構と回転モーメント発生機構の他の変形例の側面説明図を示す。
この例は、図2の(1)に示す例の変形例であり、正回転用及び逆回転用のフライホイール機構は、正回転駆動軸200aと逆回転駆動軸200b各々に、6角柱の装着ブロックB1を固着し、この装着ブロックB1には、その周方向における1面置きの3つの面に、3本の縦旋回シャフト300を設け、縦旋回シャフト300の外端部にフライリング400Rを連結支持し、フライリング400Rに第一の錘400と400sを30°の等回転角度間隔で配置したものである。
一方本例の回転モーメント発生機構は、120°の回転角度間隔で配置した3本の縦旋回シャフト300に第二の錘500を同シャフトの長さ方向に摺動自在に嵌め、第二の錘500の両側に設けたガイドロール700を偏心転動させるリング軌条100案内とからなる。リング軌条100は前例同様に円心100cを正・逆回転駆動軸200a、200bの軸心200cから水平方向に偏位させてある。各縦旋回シャフト300の相対的な回転角度差を120°にして縦旋回シャフト300同士は一直線配置を避けて配置して第二の錘500を支持するものである。
この図6例のフライホイール機構は、正回転用及び逆回転用共に4組を並列配置し各組間の縦旋回シャフト300の回転角度差を、図示の組を基準に各組の配置回転角度を表示してあるように30度ずつ等しく偏位してある。
本例の回転モーメント発生機構は、第二の錘500が回転して生じる一組のフライホイール機構の重心位置の偏位軌跡は、縦旋回シャフト300を一直線上に一対配置する前例に比し、正・逆回転駆動軸(200a,200b)の軸心からの最小離間距離と最大離間距離との差を大きくした軌跡を描くため回転モーメントがより高く得られる。
【産業上の利用可能性】
【0018】
本発明は、前記のように優れた効果を呈するため、クリーンエネルギーとして、メンテナンスフリー発電を手軽に低コストで得る事を実現し、一般家庭は勿論、自動車産業や各種電力供給産業に広く普及し業界に広く活用される発電装置である。
【符号の説明】
【0019】
E:リング軌条100の円心100Cを通る鉛直線
L:回転半径
Z1:領域
Z2:領域
Ma,Mb:回転モーメント発生機構
Fa,Fb:フライホイール機構
100:リング軌条
100M:永久磁石
100C:円心
100r:水平半径線
200C:軸心
200:回転駆動軸
200a:正回転駆動軸
200b:逆回転駆動軸
300:縦旋回シャフト
400:第一の錘
500:第二の錘
400S:第三の錘
700:ガイドローラ
800a:正回転駆動水車
800b:逆回転駆動水車
900:発電装置
700M:永久磁石式被ガイド
100X:磁石ガイド軌条

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一対の縦型で内外2重で真円形又は卵形のリング軌条100と、
同リング軌条100の円心100Cから水平半径線r上の任意の位置に軸心200Cを直交し発電装置900の発電コイル900a又は永久磁石900bと,正回転動力源800aに連結した正回転駆動軸200aと、発電装置900の永久磁石900b又は発電コイル900aと逆回転動力源800bに連結した逆回転駆動軸200bと、
前記正・逆回転駆動軸200a,200bの各々に基部を固定し正・逆回転駆動軸200a,200bを中心に等角間隔で複数個設けられ当該回転駆動軸の回転によりリング軌条100間で正・逆の縦旋回する同一長さの縦旋回シャフト300と、
各縦旋回シャフト300に連結して縦旋回シャフト300と共に縦旋回する真円のフライリング400Rと、
縦旋回シャフト300とフライリング400Rとの連結部に設けた第一の錘400と、各縦旋回シャフト300に摺動自在に装着しかつ回転駆動軸200の回転によりリング軌条100にガイドされて走行する第二の錘500とからなり、
前記正回転駆動軸200aとこれに設けた縦旋回シャフト300と第二の錘500とリング軌条100とにより、正回転モーメント発生機構Maを構成し、前記逆回転駆動軸200bとこれに設けた縦旋回シャフト300と第二の錘500とリング軌条100とにより、逆回転モーメント発生機構Mbを構成し、
正回転駆動軸200aとこれに設けた縦旋回シャフト300とフライリング400Rと第一の錘400とにより正回転用のフライホイール機構Faを構成し、逆回転駆動軸200bとこれに設けた縦旋回シャフト300とフライリング400Rと第一の錘400とにより逆回転フライホイール機構Fbを構成し、第一の錘400を半円盤状にし、第二の錘500を円盤状にし、縦旋回シャフト300の横断面形状を回転方向に向けて流線型R又は楕円形Dにしたことを特徴とする発電装置。
【請求項2】
前記フライリング400Rにおいて、第一の錘400の各設置間に第三の錘400Sを配置したことを特徴とする請求項1に記載の発電装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−63008(P2013−63008A)
【公開日】平成25年4月4日(2013.4.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−290534(P2011−290534)
【出願日】平成23年12月12日(2011.12.12)
【出願人】(511185999)
【Fターム(参考)】