説明

監視システム、監視アラーム抑止プログラム及び監視アラーム抑止方法

【課題】アラームの出力そのものを抑止し、監視対象がデータベースに蓄えられたファイルの処理に関するものであっても、必要なアラームだけを出力するようにした監視アラーム抑止システムを提供する。
【解決手段】監視システムの監視手段は、外部システムの状況を監視し、アラーム設定手段は、前記監視手段によって監視されている状況が異常である場合に、一定時間後に未だ異常であるならばアラームを発生させるように設定し、アラーム設定解除手段は、前記アラーム設定手段によってアラームの設定がなされた後に、前記監視手段によって監視されている前記外部システムの状況の異常が解消された場合、又は前記一定時間後にアラームが発生した場合に、前記アラーム設定手段によるアラームの設定を解除する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外部システムの状況を監視し、その異常に対する不要なアラームの発生を抑止する監視システム、監視アラーム抑止プログラム及び監視アラーム抑止方法に関する。
【背景技術】
【0002】
外部システムの状況を監視し、その異常に対するアラームを発生させることが制御分野において行われている。
しかし、単に監視対象が異常値を示しただけでアラームを発生させるようにすると、そのアラームの数が多くなり、真に必要な対策を行うことができなくなってしまうことがある。
そこで、真の障害によるアラームのみを出力するように、監視対象の異常に対するアラームの発生を抑止することが行われている。
【0003】
これらに関連する技術として、例えば、特許文献1には、システムが自動的に不要なアラームを特定してこれを抑制する機能を備えたアラーム管理システムを実現することを課題とし、プロセスで発生するアラームのメッセージデータを収集し、アラームの挙動を解析するアラーム管理システムにおいて、前記メッセージデータより不要なアラームを抽出するアラーム抽出手段と、前記アラーム抽出手段の抽出結果に基づいて前記アラームの発生を抑制するアラーム抑制処理手段とを備えることが開示されている。
【特許文献1】特開2005−84774号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に示されている技術では、既に出力されたアラームについて、制御することを目的としており、アラームの出力そのものを抑止しているわけではない。
また、例えば、監視対象がデータベースに蓄えられたファイルの処理に関するものである場合、そのファイルの未処理件数が異常値を示した原因が、そのファイル処理のプロセスにおける何らかの障害であればアラームを発生させるべきである。
しかし、ファイルの未処理件数が異常値を示しただけでは、アラームを発生させるべきではない場合がある。つまり、ファイルの蓄積が一時的に増加したことにより、ファイルの未処理件数が増加した場合であり、ファイルの処理のプロセスが進むことにより、いずれは解決する障害である場合があるからである。このような場合に、特許文献1では、アラームが継続して出力されることになり、アラーム出力の抑止にはならないという問題点があった。
本発明は、このような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、アラームの出力そのものを抑止し、監視対象がデータベースに蓄えられたファイルの処理に関するものであっても、必要なアラームだけを出力するようにした監視システム、監視アラーム抑止プログラム及び監視アラーム抑止方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1] 外部システムの状況を監視し、その異常に対する不要なアラームの発生を抑止する監視システムであって、
外部システムの状況を監視する監視手段と、
前記監視手段によって監視されている状況が異常である場合に、一定時間後に未だ異常であるならばアラームを発生させるように設定するアラーム設定手段と、
前記アラーム設定手段によってアラーム発生が設定された後に、前記監視手段によって監視されている前記外部システムの状況の異常が解消された場合、又は前記一定時間後にアラームが発生した場合に、前記アラーム設定手段によるアラームの設定を解除するアラーム設定解除手段
を具備することを特徴とする監視システム。
【0006】
[2] 外部システムの状況を監視し、その異常に対する不要なアラームの発生を抑止する監視システムであって、
監視対象をカウントする監視対象カウント手段と、
前記監視対象カウント手段によってカウントされた数値が閾値を超えた場合に、一定時間後に該閾値を超えているならばアラームを発生させるように設定するアラーム設定手段と、
前記アラーム設定手段が設定された後に、前記監視対象カウント手段によってカウントされた数値が閾値以下になった場合、又は前記一定時間後にアラームが発生した場合に、前記アラーム設定手段によるアラームの設定を解除するアラーム設定解除手段
を具備することを特徴とする監視システム。
【0007】
[3] 前記監視対象カウント手段によってカウントされた数値を用いて、処理件数を取得する処理件数取得手段と、
前記監視対象カウント手段によってカウントされた数値と前記処理件数取得手段によって取得された処理件数とを出力する監視レポート出力手段
を具備することを特徴とする[2]に記載の監視システム。
【0008】
[4] 監視システムに、外部システムの状況を監視し、その異常に対する不要なアラームの発生を抑止することを実現させるための監視アラーム抑止プログラムであって、
前記監視システムに、
外部システムの状況を監視する監視機能と、
前記監視機能によって監視されている状況が異常である場合に、一定時間後に未だ異常であるならばアラームを発生させるように設定するアラーム設定機能と、
前記アラーム設定機能が設定された後に、前記監視機能によって監視されている前記外部システムの状況の異常が解消された場合、又は前記一定時間後にアラームが発生した場合に、前記アラーム設定機能によるアラームの設定を解除するアラーム設定解除機能
を実現させることを特徴とする監視アラーム抑止プログラム。
【0009】
[5] 監視システムに、外部システムの状況を監視し、その異常に対する不要なアラームの発生を抑止することを実現させるための監視アラーム抑止プログラムであって、
前記監視システムに、
監視対象をカウントする監視対象カウント機能と、
前記監視対象カウント機能によってカウントされた数値が閾値を超えた場合に、一定時間後に該閾値を超えているならばアラームを発生させるように設定するアラーム設定機能と、
前記アラーム設定機能が設定された後に、前記監視対象カウント機能によってカウントされた数値が閾値以下になった場合、又は前記一定時間後にアラームが発生した場合に、前記アラーム設定機能によるアラームの設定を解除するアラーム設定解除機能
を実現させることを特徴とする監視アラーム抑止プログラム。
【0010】
[6] 前記監視対象カウント機能によってカウントされた数値を用いて、処理件数を取得する処理件数取得機能と、
前記監視対象カウント機能によってカウントされた数値と前記処理件数取得機能によって取得された処理件数とを出力する監視レポート出力機能
を実現させることを特徴とする[5]に記載の監視アラーム抑止プログラム。
【0011】
[7] 外部システムの状況を監視し、その異常に対する不要なアラームの発生を抑止する監視システムによって行われる監視アラーム抑止方法であって、
前記監視システムは、
外部システムの状況を監視し、
前記監視されている状況が異常である場合に、一定時間後に未だ異常であるならばアラームを発生させるように設定し、
前記アラームの設定がなされた後に、前記外部システムの状況の異常が解消された場合、又は前記一定時間後にアラームが発生した場合に、前記アラームの設定を解除する
ことを特徴とする監視アラーム抑止方法。
【0012】
[8] 外部システムの状況を監視し、その異常に対する不要なアラームの発生を抑止する監視システムによって行われる監視アラーム抑止方法であって、
前記監視システムは、
監視対象数値をカウントし、
前記カウントされた数値が閾値を超えた場合に、一定時間後に該閾値を超えているならばアラームを発生させるように設定し、
前記アラームの設定がなされた後に、前記カウントされた数値が閾値以下になった場合、又は前記一定時間後にアラームが発生した場合に、前記アラームの設定を解除する
ことを特徴とする監視アラーム抑止方法。
【0013】
[9] 前記カウントされた数値を用いて、処理件数を取得し、
前記カウントされた数値と前記取得された処理件数とを出力する
ことを特徴とする[8]に記載の監視アラーム抑止方法。
【0014】
前記本発明は次のように作用する。
本発明における監視システム、監視アラーム抑止プログラム及び監視アラーム抑止方法は、外部システムの状況を監視し、その異常に対する不要なアラームの発生を抑止する。
前記監視システムは、外部システムの状況を監視し、前記監視されている状況が異常である場合に、一定時間後に未だ異常であるならばアラームを発生させるように設定し、前記アラームの設定がなされた後に、前記外部システムの状況の異常が解消された場合、又は前記一定時間後にアラームが発生した場合に、前記アラームの設定を解除する。これによって、アラームの出力そのものを抑止し、監視対象がデータベースに蓄えられたファイルの処理に関するものであっても、必要なアラームだけを出力するようにできる。
【0015】
また、前記監視システムは、監視対象数値をカウントし、前記カウントされた数値が閾値を超えた場合に、一定時間後に該閾値を超えているならばアラームを発生させるように設定し、前記アラームの設定がなされた後に、前記カウントされた数値が閾値以下になった場合、又は前記一定時間後にアラームが発生した場合に、前記アラームの設定を解除する。これによって、アラームの出力そのものを抑止し、監視対象がデータベースに蓄えられたファイルの処理に関するものであっても、必要なアラームだけを出力するようにできる。
【0016】
さらに、前記監視システムは、前記カウントされた数値を用いて、処理件数を取得し、前記カウントされた数値と前記取得された処理件数とを出力するようにしてもよい。これによって、さらに、アラーム出力の原因を探求することができるようになる。
【発明の効果】
【0017】
本発明にかかる監視システム、監視アラーム抑止プログラム及び監視アラーム抑止方法によれば、アラームの出力そのものを抑止し、監視対象がデータベースに蓄えられたファイルの処理に関するものであっても、必要なアラームだけを出力することができる。これによって、監視対象である外部システムの担当者は、そのシステムの状況を的確に把握でき、障害に対して真に必要な対処を行うことができるようになる。
また、さらに、カウントされた数値を用いて、処理件数を取得し、前記カウントされた数値と前記取得された処理件数とを出力するようにしている発明にあっては、さらに、アラーム出力の原因を特定するための資料を提示することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、図面に基づき本発明の好適な一実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施の形態の概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはプログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、プログラム、システム及び方法の説明をも兼ねている。また、モジュールは機能にほぼ一対一に対応しているが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続を含む。
また、システムとは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク等で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。
以下、監視対象として、外部システムであるデータベースに蓄積されているファイルの処理を主に例示して説明する。つまり、具体的な監視対象としては、そのデータベースに未処理として残っているファイルの件数(以下、未処理件数ともいう)であり、件数をカウントすることが監視に該当する。
【0019】
本実施の形態である監視システムは、データベースに蓄積されているファイルの処理状況を監視し、その異常に対するアラームの発生を抑止するものであって、図1に示すように、監視対象カウントモジュール110、アラーム設定モジュール120、アラーム設定解除モジュール130、アラーム発生モジュール140、タイマーモジュール150、外部インタフェース160を備えている。
【0020】
監視対象カウントモジュール110は、図1に示すように、アラーム設定モジュール120、アラーム設定解除モジュール130、アラーム発生モジュール140と接続されており、外部システムの状況を監視する。より具体的には、外部システムであるデータベースに蓄積されているファイルの処理、つまりそのデータベースに処理されずに未処理となっているファイルをカウントする。そのカウントした結果である未処理件数をアラーム設定モジュール120、アラーム設定解除モジュール130、アラーム発生モジュール140へ渡す。
【0021】
アラーム設定モジュール120は、図1に示すように、監視対象カウントモジュール110、アラーム設定解除モジュール130、タイマーモジュール150、外部インタフェース160と接続されており、タイマー設定モジュール122とアラーム条件設定モジュール124を含んでいる。アラーム設定モジュール120全体は、監視対象カウントモジュール110によって監視されている状況が異常である場合に、一定時間後に未だ異常であるならばアラームを発生させるように設定する。より具体的には、監視対象カウントモジュール110によってカウントされた未処理件数が閾値を超えた場合に、一定時間後に該閾値を超えているならばアラームを発生させるように設定する。つまり、アラーム条件設定モジュール124は、監視対象カウントモジュール110から渡された未処理件数とアラーム設定モジュール120が有している閾値とを比較し、未処理件数が閾値を超えている場合、タイマーモジュール150に対して一定時間後にアラーム発生モジュール140によるアラームを発生させるように設定する(閾値やタイマーの時間設定)。そして、タイマー設定モジュール122は、タイマーをセットする。さらに、一定時間後にアラーム発生のセットを行ったことをアラーム設定解除モジュール130に伝える。
また、外部インタフェース160を介して、操作者の操作によってタイマー設定モジュール122とアラーム条件設定モジュール124とに対して設定を行う。
なお、アラーム設定モジュール120によるアラームの設定は、既にアラームを設定した場合は、重ねてアラームを設定することはしない。
【0022】
アラーム設定解除モジュール130は、図1に示すように、監視対象カウントモジュール110、アラーム設定モジュール120、タイマーモジュール150と接続されており、アラーム設定モジュール120によってアラーム発生が設定された後に、監視対象カウントモジュール110によって監視されているデータベースの状況の異常が解消された場合、又は前記一定時間後にアラームが発生した場合に、アラーム設定モジュール120によるアラームの設定を解除する。より具体的には、アラーム設定モジュール120内のタイマー設定モジュール122によってアラーム発生が設定された後に、監視対象カウントモジュール110によってカウントされた未処理件数が閾値以下になった場合、又は前記一定時間後にアラームが発生した場合に、アラーム設定モジュール120内のタイマー設定モジュール122によるアラームの設定を解除する。つまり、アラーム設定解除モジュール130は、アラーム設定モジュール120内のタイマー設定モジュール122によってアラームがセットされたことを受け取った後であって、監視対象カウントモジュール110から渡された未処理件数と閾値とを比較し、未処理件数が閾値以下になった場合、タイマーモジュール150のタイマーをリセットする。又は、アラーム設定モジュール120内のタイマー設定モジュール122の設定によるアラームが発生した場合、タイマーモジュール150のタイマーをリセットする。
アラームの設定が解除された後は、不要なアラームは発生しない。
【0023】
アラーム発生モジュール140は、図1に示すように、監視対象カウントモジュール110、タイマーモジュール150と接続されており、タイマーモジュール150からタイマーセットの一定時間が経過したことを受け、アラームを発生する。つまり、タイマーモジュール150にタイマーを設定した後に、一定時間内には異常が解消されなかった場合にアラームを発生することになる。
【0024】
タイマーモジュール150は、図1に示すように、アラーム設定モジュール120、アラーム設定解除モジュール130、アラーム発生モジュール140と接続されており、アラーム設定モジュール120内のタイマー設定モジュール122からのタイマーのセット又はアラーム設定解除モジュール130からのタイマーのリセットの指示を受け、タイマーモジュール150内のタイマーをセット、リセットする。そして、タイマーのセットによって、一定時間後にアラーム発生モジュール140に対して、一定時間が経過したことを伝える。
なお、アラームが発生した後に、アラームが設定されるのは、未処理件数がいったん閾値以下になった後(つまり、障害が解消した後)に、未処理件数が閾値を超えた場合である。
【0025】
図2を用いて、本実施の形態が適用されるシステム全体の構成例を説明する。
システム全体は、設定端末210、定義ファイル220、処理対象DB230、未処理件数取得モジュール240、残件数ファイル250、平均処理件数格納ファイル260、アラームログファイル270、アラーム発生モジュール280を有している。
図1に示したモジュール構成図との関係を説明する。図1に示した監視対象カウントモジュール110及びアラーム設定解除モジュール130は、図2に示した未処理件数取得モジュール240に該当する。図1に示したアラーム発生モジュール140及びタイマーモジュール150は、図2に示したアラーム発生モジュール280に該当する。図1に示したアラーム設定モジュール120によって設定された結果を格納しているファイルが、図2に示したDB格納状況定義ファイル222に該当する。
【0026】
設定端末210は、図2に示すように、未処理件数取得モジュール240と接続されており、システムの操作者が操作する端末である。
定義ファイル220は、図2に示すように、未処理件数取得モジュール240と接続されており、さらに、メインメニュー定義ファイル221、DB格納状況定義ファイル222を有している。メインメニュー定義ファイル221は、設定端末210に提示されるメインメニューに関する定義を記憶しており、DB格納状況定義ファイル222は、アラームのタイマーをセットする際に未処理ファイル件数と比較される閾値、データベース内の処理対象DB230のデータ構造に関する定義を記憶している。
処理対象DB230は、図2に示すように、未処理件数取得モジュール240と接続されており、外部システムであるデータベース内のファイルを記憶している。そのファイルは種類によって分類されており、種類によってファイルに施す処理が異なる。そして、そのファイルには処理済みのファイルと未処理であるファイルがある。
【0027】
未処理件数取得モジュール240は、図2に示すように、設定端末210、定義ファイル220、処理対象DB230、残件数ファイル250、平均処理件数格納ファイル260、アラームログファイル270、アラーム発生モジュール280と接続されており、メインメニュー定義ファイル221に従って設定端末210にメインメニューを提示し、設定端末210の操作者の操作、つまり一定時間間隔毎に未処理ファイル件数をカウントする指示に従って、DB格納状況定義ファイル222に記憶されている定義を用いて、処理対象DB230内の未処理ファイル件数をカウントする。そして、DB格納状況定義ファイル222に定義されているアラーム発生条件に合致した場合は、アラーム発生モジュール280に対して、アラーム発生を指示する。
【0028】
そして、未処理ファイル件数を用いて、一定の処理を施して、その処理結果を残件数ファイル250、平均処理件数格納ファイル260、アラームログファイル270へ出力する。つまり、未処理ファイル件数を残件数ファイル250へ渡し、未処理ファイル件数を用いて、一定時間あたりの平均処理件数を計算して、その平均処理件数を平均処理件数格納ファイル260へ渡し、また、アラームを発生すべき場合は、それをログ(履歴)としてアラームログファイル270へ渡す。
このように、未処理ファイル件数、平均処理件数を出力し、その出力を操作者が判断することによって、障害の原因追求が可能となる。例えば、原因として、プロセスが処理をしていない、プロセスの処理性能を超えたトランザクションの発生、ハードウェア又は処理を行っているアプリケーション等の不具合による処理性能の低下等がある。
【0029】
残件数ファイル250は、図2に示すように、未処理件数取得モジュール240と接続されており、未処理件数取得モジュール240から渡された処理対象DB230に蓄積されている未処理ファイル件数を記憶する。
【0030】
図3を用いて、本実施の形態による処理例を説明する。
DB格納状況監視モジュール310、DB格納状況表示モジュール320は、図2に示した未処理件数取得モジュール240内にある。
DB格納状況監視モジュール310は、DB格納状況定義ファイル222に予め定義されている監視間隔時間、平均算出時間、アラーム閾値等に応じて、以下の処理(Step301〜Step305)を行う。以下の処理は、DB格納状況定義ファイル222に予め定義されている監視間隔時間毎に行う。
Step301では、処理対象DB230内の未処理のファイル件数(未処理ファイル件数)を取得する。
Step302では、Step301で取得した件数を残件数ファイル250へ書き込む。つまり、残件数ファイル250は、監視間隔時間毎の未処理ファイル件数を記憶している。
Step303では、残件数ファイル250を読み込み、DB格納状況定義ファイル222に予め定義されているアラーム閾値との比較を行う。アラームを発生すべき場合であるならば、アラーム発生モジュール280に対してアラーム発生を指示し、アラームを発生させたことをアラームログファイル270に格納する。
Step304では、DB格納状況定義ファイル222に予め定義されている平均算出時間であるか否かを判断する。平均算出時間であるならば、Step305へ進む。
Step305では、平均処理件数を算出し、その結果を平均処理件数格納ファイル260へ書き込む。つまり、平均処理件数格納ファイル260は、時間帯別の平均処理件数を記憶している。なお、平均処理件数については、図5を用いて説明する。
【0031】
DB格納状況表示モジュール320は、DB格納状況定義ファイル222に予め定義されているリフレッシュ間隔時間等に応じて、以下の処理(Step311〜Step313)を行う。以下の処理は、設定端末210の画面211への表示間隔であるリフレッシュ間隔時間毎に行う。
Step311では、Step305で書き込みが行われた平均処理件数格納ファイル260内の平均処理件数を取得する。
Step312では、処理対象DB230内の未処理ファイル件数を取得する。
Step313では、Step311、Step312で取得した平均処理件数、未処理ファイル件数を設定端末210の画面211に表示する。
【0032】
図4を用いて、残件数ファイル250のデータ構成例を説明する。残件数ファイル250は、図4に示すように、行は、未処理ファイルA件数欄251、未処理ファイルB件数欄252のように、ファイルの種類毎に分かれており、列は、00:00欄253〜06:00欄256のように、未処理ファイル件数を検知した時刻毎に分かれている。そして、内容として、その時間毎の未処理ファイル件数を記憶する。
【0033】
平均処理件数格納ファイル260は、図2に示すように、未処理件数取得モジュール240と接続されており、未処理件数取得モジュール240から渡された処理されたファイル数の一定時間(図5で示した例では6時間)あたりの平均値を記憶する。
図5を用いて、平均処理件数格納ファイル260のデータ構成例を説明する。平均処理件数格納ファイル260は、図5に示すように、行は、ファイルA平均処理件数欄261、ファイルB平均処理件数欄262のように、ファイルの種類毎に分かれており、列は、00:00欄263〜18:00欄266のように、一定時間毎に分かれている。そして、内容として、その一定時間毎の処理ファイル件数の平均値を記憶する。
【0034】
アラームログファイル270は、図2に示すように、未処理件数取得モジュール240、アラーム発生モジュール280と接続されており、未処理件数取得モジュール240から渡されたアラームのログを記憶する。そして、そのログをアラーム発生モジュール280へ渡す。
アラーム発生モジュール280は、図2に示すように、未処理件数取得モジュール240、アラームログファイル270と接続されており、アラームログファイル270にログが記憶されるとアラームを発生する。また、未処理件数取得モジュール240からの指示によって、アラームを発生し、そのアラーム発生を未処理件数処理モジュール240に報告する。
【0035】
次に作用・働き(動作)を説明する。
図2に示すようにStep21では、設定端末210が操作者の操作に応じて、常駐プロセス(バックエンド)として未処理件数取得モジュール240を起動させる。
Step22では、未処理件数取得モジュール240は、メインメニュー定義ファイル221及びDB格納状況定義ファイル222を読み込む。
Step23では、未処理件数取得モジュール240は、処理対象DB230にあるファイルの種類毎に未処理ファイル件数をカウントする。
Step24では、未処理件数取得モジュール240は、アラーム監視間隔毎にファイルの各種類毎に未処理ファイル件数を残件数ファイル250に出力する。
【0036】
Step25では、未処理件数取得モジュール240は、現在時刻が平均処理件数時間帯の終了時間(図5の例では6時間毎であり、0時、6時、12時、18時)であった場合、時間帯別平均処理件数を計算して、平均処理件数格納ファイル260に出力する。例えば、0時から6時までの平均処理件数を求める処理方法を示す。1時間毎の未処理ファイル件数が、0時台が100件、1時台が90件、2時台が80件、3時台が70件、4時台が60件、5時台が50件、6時台が40件である場合、
(100−90+90−80+80−70+70−60+60−50+50−40)÷6=10
となる。
つまり、0時から6時までの1時間あたりの平均処理件数は10件となる。この計算式は、その時間帯での時間あたりの処理件数をそれぞれ足し合わせてその時間で割ったものである。ただし、処理件数よりも蓄積するファイル数が多い場合は、その時間帯で未処理ファイル件数が増加することになるが、その場合は計算に含めないようにする。例えば、1時間毎の未処理ファイル件数が、0時台が100件、1時台が90件、2時台が80件、3時台が100件、4時台が90件、5時台が80件、6時台が70件である場合、
(100−90+90−80+100−90+90−80+80−70)÷5=10
となる。
つまり、3時台に100件と増えているが、その時間の処理件数(80−100)とその時間は含めない(6ではなく5で除算)。
【0037】
Step26では、未処理件数取得モジュール240は、DB格納状況定義ファイル222に記憶されている閾値、Step23でカウントした未処理ファイル件数を用いて、一定時間である許容時間を過ぎても、その未処理ファイル件数が閾値より多いことを検知して、アラームすべきことをアラームログファイル270へ出力する。その後、アラーム発生モジュール280によってアラームを発生させる(Step27)。
【0038】
図6を用いて、未処理ファイル件数とアラーム設定、その解除、アラーム発生の関係を説明する。
図6の縦軸は処理対象DB230内の未処理ファイル件数を示しており、横軸は時間(分)の経過を示している。そして、監視間隔(5分)毎の未処理ファイル件数がプロットされている(プロット505〜プロット590)。閾値は1000件、アラームを発生するための一定時間は1時間とする。
【0039】
5分後は、未処理ファイル件数が5000件となる(プロット505)ので、アラーム設定モジュール120は、1時間後に未だ1000件より多いならばアラームを発生させるように設定する。
その後、20分目まで順調にファイルの処理が行われ、1000件未満となる(プロット520)。したがって、アラーム設定解除モジュール130はアラームの設定を解除する。この時点までは、アラームの発生はない。
【0040】
25分後には、1000件を超えている(プロット525)ので、アラーム設定モジュール120は、1時間後に未だ1000件より多いならばアラームを発生させるように設定する。
1時間後の85分目までの間、一度も1000件以下にならなかった(プロット525〜プロット585)ので、85分目の監視の際にアラームを発生する。そして、アラーム設定解除モジュール130は、アラームが発生したので、25分目に行ったアラームの設定を解除する。さらに、アラーム設定モジュール120は、1000件を超えている(プロット585)ので、1時間後に未だ1000件より多いならばアラームを発生させるように設定する。
【0041】
そして、90分目も1000件を超えている(プロット590)が、アラームを発生しない。つまり、85分目の時点で、アラームの設定を解除し、さらにアラームの設定が行われたが、60分以内であるからである。
再度、60分間、未処理ファイル件数が1000件以下にならなかった場合は、145分目の時点でアラームを発生する。
【0042】
なお、本実施の形態としてのプログラムが実行されるコンピュータのハードウェア構成は、図7に示すように、一般的なコンピュータであり、具体的には本実施の形態による処理以外にも多くの処理を高速に実行することができるサーバーとなりうるようなコンピュータである。監視対象カウントモジュール110、アラーム設定モジュール120、アラーム設定解除モジュール130、アラーム発生モジュール140、タイマーモジュール150等のプログラムを実行するCPU701と、そのプログラムやデータを記憶するRAM702と、本コンピュータを起動するためのプログラム等が格納されているROM703と、補助記憶装置であるHD704と、キーボード、マウス等のデータを入力する入力装置706と、CRTや液晶ディスプレイ等の出力装置705と、通信ネットワークと接続するための通信回線インタフェース707、そして、それらをつないでデータのやりとりをするためのバス708により構成されている。これらのコンピュータが複数台互いにネットワークによって接続されていてもよい。
【0043】
なお、図7に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図7に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えばASIC等)で構成してもよい。
【0044】
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納することも可能であり、その場合は、例えば以下の発明としても把握することができる。
[A] 監視システムに、外部システムの状況を監視し、その異常に対する不要なアラームの発生を抑止することを実現させるための監視アラーム抑止プログラムを記録した監視システムで読み取り可能な記録媒体であって、
前記監視システムに、
外部システムの状況を監視する監視機能と、
前記監視機能によって監視されている状況が異常である場合に、一定時間後に未だ異常であるならばアラームを発生させるように設定するアラーム設定機能と、
前記アラーム設定機能が設定された後に、前記監視機能によって監視されている前記外部システムの状況の異常が解消された場合、又は前記一定時間後にアラームが発生した場合に、前記アラーム設定機能によるアラームの設定を解除するアラーム設定解除機能
を実現させることを特徴とする監視アラーム抑止プログラムを記録した監視システムが読み取り可能な記録媒体。
【0045】
[B] 監視システムに、外部システムの状況を監視し、その異常に対する不要なアラームの発生を抑止することを実現させるための監視アラーム抑止プログラムを記録した監視システムで読み取り可能な記録媒体であって、
前記監視システムに、
監視対象をカウントする監視対象カウント機能と、
前記監視対象カウント機能によってカウントされた数値が閾値を超えた場合に、一定時間後に該閾値を超えているならばアラームを発生させるように設定するアラーム設定機能と、
前記アラーム設定機能が設定された後に、前記監視対象カウント機能によってカウントされた数値が閾値以下になった場合、又は前記一定時間後にアラームが発生した場合に、前記アラーム設定機能によるアラームの設定を解除するアラーム設定解除機能
を実現させることを特徴とする監視アラーム抑止プログラムを記録した監視システムが読み取り可能な記録媒体。
【0046】
[C] 前記監視対象カウント機能によってカウントされた数値を用いて、処理件数を取得する処理件数取得機能と、
前記監視対象カウント機能によってカウントされた数値と前記処理件数取得機能によって取得された処理件数とを出力する監視レポート出力機能
を実現させることを特徴とする[B]に記載の監視アラーム抑止プログラムを記録した監視システムが読み取り可能な記録媒体。
【0047】
「プログラムを記録した監視システム読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)等が含まれる。
そして、上記のプログラム又はその一部は、上記記録媒体に記録して保存や流通等させることが可能である。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにはこれらの組合せ等の伝送媒体を用いて伝送することが可能であり、また、搬送波に乗せて搬送することも可能である。
さらに、上記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本実施の形態の概念的なモジュール構成例を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態が適用されるシステム全体の構成例を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
【図4】残件数ファイルのデータ構成例を示す説明図である。
【図5】平均処理件数格納ファイルのデータ構成例を示す説明図である。
【図6】未処理件数とアラーム設定、その解除、アラーム発生の関係を示す説明図である。
【図7】本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0049】
110…監視対象カウントモジュール
120…アラーム設定モジュール
122…タイマー設定モジュール
124…アラーム条件設定モジュール
130…アラーム設定解除モジュール
140…アラーム発生モジュール
150…タイマーモジュール
160…外部インタフェース
210…設定端末
211…画面
220…定義ファイル
221…メインメニュー定義ファイル
222…DB格納状況定義ファイル
230…処理対象DB
240…未処理件数取得モジュール
250…残件数ファイル
260…平均処理件数格納ファイル
270…アラームログファイル
280…アラーム発生モジュール
310…DB格納状況監視モジュール
320…DB格納状況表示モジュール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部システムの状況を監視し、その異常に対する不要なアラームの発生を抑止する監視システムであって、
外部システムの状況を監視する監視手段と、
前記監視手段によって監視されている状況が異常である場合に、一定時間後に未だ異常であるならばアラームを発生させるように設定するアラーム設定手段と、
前記アラーム設定手段によってアラーム発生が設定された後に、前記監視手段によって監視されている前記外部システムの状況の異常が解消された場合、又は前記一定時間後にアラームが発生した場合に、前記アラーム設定手段によるアラームの設定を解除するアラーム設定解除手段
を具備することを特徴とする監視システム。
【請求項2】
外部システムの状況を監視し、その異常に対する不要なアラームの発生を抑止する監視システムであって、
監視対象をカウントする監視対象カウント手段と、
前記監視対象カウント手段によってカウントされた数値が閾値を超えた場合に、一定時間後に該閾値を超えているならばアラームを発生させるように設定するアラーム設定手段と、
前記アラーム設定手段が設定された後に、前記監視対象カウント手段によってカウントされた数値が閾値以下になった場合、又は前記一定時間後にアラームが発生した場合に、前記アラーム設定手段によるアラームの設定を解除するアラーム設定解除手段
を具備することを特徴とする監視システム。
【請求項3】
前記監視対象カウント手段によってカウントされた数値を用いて、処理件数を取得する処理件数取得手段と、
前記監視対象カウント手段によってカウントされた数値と前記処理件数取得手段によって取得された処理件数とを出力する監視レポート出力手段
を具備することを特徴とする請求項2に記載の監視システム。
【請求項4】
監視システムに、外部システムの状況を監視し、その異常に対する不要なアラームの発生を抑止することを実現させるための監視アラーム抑止プログラムであって、
前記監視システムに、
外部システムの状況を監視する監視機能と、
前記監視機能によって監視されている状況が異常である場合に、一定時間後に未だ異常であるならばアラームを発生させるように設定するアラーム設定機能と、
前記アラーム設定機能が設定された後に、前記監視機能によって監視されている前記外部システムの状況の異常が解消された場合、又は前記一定時間後にアラームが発生した場合に、前記アラーム設定機能によるアラームの設定を解除するアラーム設定解除機能
を実現させることを特徴とする監視アラーム抑止プログラム。
【請求項5】
監視システムに、外部システムの状況を監視し、その異常に対する不要なアラームの発生を抑止することを実現させるための監視アラーム抑止プログラムであって、
前記監視システムに、
監視対象をカウントする監視対象カウント機能と、
前記監視対象カウント機能によってカウントされた数値が閾値を超えた場合に、一定時間後に該閾値を超えているならばアラームを発生させるように設定するアラーム設定機能と、
前記アラーム設定機能が設定された後に、前記監視対象カウント機能によってカウントされた数値が閾値以下になった場合、又は前記一定時間後にアラームが発生した場合に、前記アラーム設定機能によるアラームの設定を解除するアラーム設定解除機能
を実現させることを特徴とする監視アラーム抑止プログラム。
【請求項6】
前記監視対象カウント機能によってカウントされた数値を用いて、処理件数を取得する処理件数取得機能と、
前記監視対象カウント機能によってカウントされた数値と前記処理件数取得機能によって取得された処理件数とを出力する監視レポート出力機能
を実現させることを特徴とする請求項5に記載の監視アラーム抑止プログラム。
【請求項7】
外部システムの状況を監視し、その異常に対する不要なアラームの発生を抑止する監視システムによって行われる監視アラーム抑止方法であって、
前記監視システムは、
外部システムの状況を監視し、
前記監視されている状況が異常である場合に、一定時間後に未だ異常であるならばアラームを発生させるように設定し、
前記アラームの設定がなされた後に、前記外部システムの状況の異常が解消された場合、又は前記一定時間後にアラームが発生した場合に、前記アラームの設定を解除する
ことを特徴とする監視アラーム抑止方法。
【請求項8】
外部システムの状況を監視し、その異常に対する不要なアラームの発生を抑止する監視システムによって行われる監視アラーム抑止方法であって、
前記監視システムは、
監視対象数値をカウントし、
前記カウントされた数値が閾値を超えた場合に、一定時間後に該閾値を超えているならばアラームを発生させるように設定し、
前記アラームの設定がなされた後に、前記カウントされた数値が閾値以下になった場合、又は前記一定時間後にアラームが発生した場合に、前記アラームの設定を解除する
ことを特徴とする監視アラーム抑止方法。
【請求項9】
前記カウントされた数値を用いて、処理件数を取得し、
前記カウントされた数値と前記取得された処理件数とを出力する
ことを特徴とする請求項8に記載の監視アラーム抑止方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−191853(P2008−191853A)
【公開日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−24422(P2007−24422)
【出願日】平成19年2月2日(2007.2.2)
【出願人】(501440684)ソフトバンクモバイル株式会社 (654)
【Fターム(参考)】