説明

目覚まし、および目覚ましに付随する広告方法

【課題】
目覚ましのアラーム鳴動に動画コンテンツや広告を加えることにより、連続した操作性とメッセージ性を有した目覚まし、及び目覚ましに付随した広告方法を提供する。
【解決手段】
インターネットに接続することにより情報を取得する機能を有した携帯端末において、アラーム音及び動画コンテンツを含む目覚まし用コンテンツを取得し格納する手段と、設定した時刻にアラーム鳴動させ所定の操作を加えることで動画コンテンツを再生させる目覚まし制御手段を設け、覚醒させる際に当該アラーム音が鳴動する段階と当該動画コンテンツが再生する段階とが重層し、これらアラーム音又は動画コンテンツあるいはこれらの双方に広告を組み入れたことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯端末による目覚まし、および目覚ましに付随した広告方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の目覚ましは、予め設定した起床時刻にアラームを鳴動させ、あるいはラジオやテレビなどを起動させることにより起床を促していた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところが、指定した時刻にアラーム鳴動やテレビ等を起動させる目覚ましは、その後電源を切るかそのまま放置するか、という単発かつ受動的な反応に終始していた。
【0004】
そして、アラーム鳴動の音、又は起動したラジオやテレビの番組は一方的な受信であるために利用者が自らコンテンツ内容を選択することができなかった。
【0005】
また、目覚ましは毎日反復して聴覚や視覚に刺激を与えるものであるにも拘らず、その内容はメッセージ性に乏しく有効な活用がされていない。
【0006】
そこで本発明は、受動的なアラーム鳴動等に能動的な操作や広告を加えることにより、これら課題を解決する目覚ましを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
インターネットに接続することにより情報を取得する機能を有した携帯端末において、アラーム音及び動画コンテンツを含む目覚まし用コンテンツを取得し格納する手段と、設定した時刻にアラーム鳴動させ所定の操作を加えることで動画コンテンツを再生させる目覚まし制御手段を設け、覚醒させる際に当該アラーム音が鳴動する段階と当該動画コンテンツが再生する段階とが重層し、これらアラーム音又は動画コンテンツあるいはこれらの双方に広告を組み入れたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
インターネットから取得した目覚まし用コンテンツを携帯端末に格納していくことで、利用者は好みの目覚ましを選択し、あるいは入れ替えることができる。
【0009】
アラーム鳴動とコンテンツ再生とを併設し、一連の覚醒手段の中に利用者による操作を要求することで、連続的かつ能動的な応答を誘発し、より積極的な覚醒効果を得ることができる。
【0010】
また、アラーム鳴動の音又は再生する動画コンテンツ、あるいはこれら音及び動画コンテンツに広告を組み入れるとこにより反復した刷り込み効果を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の実施例について説明する。本発明は、インターネットに接続する通信手段と、コンテンツを格納する手段、及び所定のプログラムを実現する手段を有する携帯端末による目覚まし、及び目覚ましに付随した広告であって、
【0012】
まず、アラーム鳴動の音響又は音声と、広告用又は広告を組み入れた若しくは広告を組み入れない動画コンテンツにより構成する目覚まし用コンテンツを設ける。尚、アラーム鳴動の音響又は音声は特定の会社又は特定の商品を想起させるメロディ又はメッセージであってもよい。
【0013】
次に、インターネットによりコンテンツを配信する装置を設け、当該コンテンツ配信装置に前記の目覚まし用コンテンツを格納する。
【0014】
利用者はインターネットに接続することで、前記コンテンツ配信装置から目覚まし用コンテンツを取得し、携帯端末に格納する。そして、所定のプログラムを起動し起床時刻を入力することで目覚ましを設定する。
【0015】
目覚まし用コンテンツは、入力指定した時刻になると所定のプログラムが起動し、図1に示すような携帯端末1の状態で、最初にアラーム音響又は音声が携帯端末搭載のスピーカから出力される。
【0016】
アラーム鳴動の後、利用者は図2に示すように携帯端末を開けた状態にして、操作部2において所定の操作を加えるとアラーム鳴動が終了し次いで動画コンテンツが再生、あるいはアラーム鳴動と並行して動画コンテンツが再生する。その際に当該動画コンテンツは携帯端末搭載のスピーカ及び表示画面3により出力される。
【0017】
ここで、アラーム鳴動を止めるための、あるいは動画コンテンツを聴視するための操作を利用者に要求し、この動作に次ぐ動画コンテンツ再生により起床を促す。
【0018】
また、起床の際のアラーム鳴動の音響又は音声、並びに動画コンテンツの内容を広告にしたことで日々繰り返し利用者の聴覚及び視覚に対して継続的に訴求する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の実施例を示す図である。
【図2】本発明の実施例を示す図である。
【符号の説明】
【0020】
1携帯端末
2操作部
3表示画面


【特許請求の範囲】
【請求項1】
インターネットに接続する手段、コンテンツ格納手段、所定のプログラムを実現する手段、音および画像を出力する手段、とを具備した携帯端末において、設定した起床時刻に所定のプログラムが起動することにより、予め取得し格納したコンテンツのアラームを鳴動し、次いで所定の操作を加えることで動画コンテンツを再生させることを特徴とする目覚まし。
【請求項2】
請求項1の目覚ましにおいてアラーム鳴動音の内容または動画コンテンツの内容、若しくはこれら双方を広告とした、あるいは広告を組み入れたことを特徴とする広告方法。


【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2006−308461(P2006−308461A)
【公開日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−132321(P2005−132321)
【出願日】平成17年4月28日(2005.4.28)
【出願人】(503004677)株式会社十九上屋 (4)
【Fターム(参考)】