説明

短スロット・サイクル・ページングのための方法及び装置

【課題】短スロット・サイクル・ページングのための方法及び装置。
【解決手段】通信装置(CD)から基地局(BS)へ短スロット・サイクル・ページング情報を提供する方法及び装置は、該BSからシステム・パラメータ・メッセージを受信すること、該BSが短スロット・サイクル・ページングに対応可能であるかどうかを決定すること、及びもし該BSが短スロット・サイクル・ページングに対応可能であると決定されるならば、該CDもまた短スロット・サイクル・ページングに対応可能であることを示すことを含む。短スロット・サイクル・ページングを提供するためのBSにおける方法は、該BSが短スロット・サイクル・ページングに対応可能であることをCDに示すこと、該CDもまた短スロット・サイクル・ページングに対応可能であることを示す、該CDからの情報を受信すること、そして受信された情報に基づいて該CDをページングすることを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は1対多地点通信システムに係わる。特に、本発明は相手移動局のグループの短スロット・サイクル・ページング(short-slot-cycles paging)を提供するための方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信システムにおいて、登録は移動局がその所在地の基地局、状況、身分証明、スロット・サイクル、及び他の特性を通知するプロセスである。移動局は、移動局を端末とする通話を確立する場合に、基地局が効率的に移動局を呼び出すことができるように、その所在地の基地局及び状況を通報する。移動局を呼び出すことは、移動局への通話が申し込まれた時に該移動局を探すという動作を含む。あるアプリケーションにおいては呼出しセットアップを縮小するために、登録及びページング・サイクルを最小限にすることが望ましい。
【0003】
例えば、迅速で、効率的な、1対1又は1対多数(グループ)通信のために企図されたある種の無線サービスが長年種々の形で存在してきた。一般に、これ等のサービスは半2重であった、そこではグループ通話を開始するために利用者は 電話/無線機 上の“プッシュ・ツー・トーク”“push-to-talk”(PTT)ボタンを押す。もし発言権を認められるならば、次に送話者は一般に数秒間話す。該送話者がPTTボタンを解除した後、他の利用者は発言を求めることができる。これ等のサービスは従来、1人の人“ディスパッチャー(dispatcher)”がフィールド・サービスの担当者或は建設現場の作業者等の様なグループの人々と通信する必要がある場合のアプリケーションにおいて使用されてきた、該ディスパッチャーはそのサービスに対する“ディスパッチ(dispatch)”という名前の由来となっている。同様なサービスはインターネット上で提供されてきた、そして、“ボイス・チャット(voice-chat)”として一般に知られている。これ等のサービスの鍵となる特徴は迅速な呼出しセットアップの願望である。従って、登録及びページングは相応に最適化される必要がある。
【0004】
それ故、相手移動局のグループをページングするためのページング・サイクルを短縮する機構に対する要求がある。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0005】
開示される実施形態は無線通信ネットワークにおける移動局の短スロット・サイクル・ページングを提供するための新しいそして改良された方法及び装置を提供する。1つの態様において、短スロット・サイクル・ページングを提供するための通信装置(communication device)(CD)における方法は基地局(base station)(BS)からシステム・パラメータ・メッセージ(system parameter messages)を受信すること、該BSは短スロット・サイクル・ページングに対応可能であるかどうかを決定すること、及び、もし該BSは短スロット・サイクル・ページングに対応可能であると決定されるならば、該CDも又短スロット・サイクル・ページングに対応可能であることを示すこと、を含む。該方法は更に短スロット・サイクル・ページングのために負のスロット・サイクル・インデクス値をセットすることを含む。
【0006】
1つの態様において、短スロット・サイクル・ページングを提供するためのBSにおける方法は、該BSは短スロット・サイクル・ページングに対応可能であることをCDに示すこと、該CDも又短スロット・サイクル・ページングに対応可能であることを示す、該CDからの情報を受信すること、及び、受信された情報に基づいて該CDをページングすること、を含む。
【0007】
1つの態様において、短スロット・サイクル・ページングを提供するための装置は、記憶装置、受信機、送信機、及び、記憶装置、受信機、及び、送信機と通信上で結合されたプロセッサ、を含む。該プロセッサは上述の方法を遂行することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明の特徴、及び利点は図面を使用して下記に記載される詳細な実施形態の説明から更に明らかになる。
複数の実施形態が詳細に説明される前に、本発明の範囲は下記の説明において開示される、或は、図面で説明される、諸構成要素の組立て及び配置の詳細に限定されるべきではないこと、が理解されるべきである。又、本明細書において使用される表現及び用語は説明のためであって、限定的なものと見做されるべきではないこと、が理解されるべきである。
【0009】
図1は、1つの実施形態を実施するための、グループ通信システム100の機能ブロック図を図示する。グループ通信システム100は、プッシュ・ツー・トーク(push-to-talk)(PTT)システム、ネット同報サービス(net broadcast service)(NBS)、ディスパッチ・システム、或は1対多地点通信システム、としても又知られている。1つの実施形態において、グループ通信システム100は、集中配置であるか或は地域分散配置であるか何れかに配置されることが可能な、グループ通話サーバ(group call server)102を含む。
【0010】
例えばCDMA2000送受話器に配置されることが可能な、グループ通信装置(CD)104及び106は、例えば、データ・サービス・オプション(data service option)を利用してパケット・データ・セッション(packet data sessions)を要求することができる。各CDは該セッションを利用することが出来て、グループ通話開始を実行するためにそのインターネット・プロトコル(Internet Protocol)(IP)アドレス(address)をグループ通話サーバに通報する。1つの実施形態において、グループ通話サーバ102はサービス・プロバイダ(service provider)の広域ネットワーク116を介してサービス・プロバイダのパケット・データ・サービス・ノード(packet data service nodes)(PDSNs)に接続される。CD104及び106は、無線インフラストラクチャにパケット・データ・セッションを依頼すると、PDSN114を介してグループ通話102へのIP接続権を得ることが出来る。PDSNは固定されたネットワークにおけるデータ伝送と無線インタフェースを介するデータ伝送との間のインタフェースを提供する。各PDSNはパケット制御機能(packet control function)(PCF)108及びネットワーク112を介して基地局制御器(base station controller)(BSC)にインタフェースすることが出来る。PCFは基地局(BS)110内でBSCと共に配置されても良い。
【0011】
パケット・データ・サービス・ノードは幾つかの状態、例えば、作動或は接続された状態、活動休止状態、及び、零或は不活動状態、の1つにあり得る。作動或は接続された状態においては、参加しているCDとBS或はBSCとの間に作動中の情報(トラフィック)チャネルが存在し、そして、何れかの側がデータを送ることができる。活動休止状態においては、参加しているCDとBSCとの間に作動中の情報チャネルが存在しない、しかし、参加しているCDとPDSNとの間の2地点間(point-to-point)(PPP)接続は保持されている。零或は不活動状態においては、参加しているCDとBSCとの間に作動中の情報チャネルが存在しない、そして、参加しているCDとPDSNとの間のPPP接続は保持されない。
【0012】
パワーアップ後、CD104及び106はパケット・データ・セッションを依頼することができる。パケット・データ・セッションを確立することの一環として、各CDはIPアドレスを割り当てられることができる。各CDは登録プロセスを実行できてグループ通話サーバ102に該CDのIPアドレスを通報する。登録は、ユーザ・データグラム・プロトコル(user datagram protocol)(UDP)を介するセッション開始プロトコル(session initiation protocol)(SIP)のような、IPプロトコルを使用して遂行され得る。CDのIPアドレスは、対応する利用者がグループ通話の中に招き入れられる時、該CDに連絡するために使用され得る。
【0013】
一旦グループ通話が確立されると、CD104と106及びグループ通話サーバ102はメディア及び信号メッセージを交換できる。1つの実施形態において、メディアは、UDPを介する実時間プロトコル(real-time protocol)(RTP)を利用することにより、参加しているCDとグループ通話サーバとの間で交換され得る。信号メッセージも又UDPを介するシグナリング・プロトコル(signaling protocol)を利用することによって交換され得る。
【0014】
グループ通信システム100は、グループ通話サービスを動かすために、幾つかの異なる機能を遂行する。ユーザ側に関連する諸機能は、ユーザ登録、グループ通話始動、グループ通話終了、グループ参加者への警報の送付、グループ通話への遅れた参加、送話者調停、グループへのメンバー追加、グループからのメンバー削除、メンバー不登録、及び認証、を含む。システム準備及び運転に関連する諸機能は、管理とプロビジョニング、拡張性及び信頼性を含む。
【0015】
図2は、種々の開示された実施形態を実行することができる、基地局204及び移動局206の簡略化されたブロック図である。特別な通信に対して、音声データ、パケット・データ、及び/又はメッセージが、無線インタフェース208を介して、基地局204と移動局206との間で交換されることが出来る。基地局と移動局との間の通信セッションを確立するために使用されるメッセージ、登録及びページングのメッセージ、(例えば、出力制御、データ転送速度情報、確認応答、等々)データ伝送を制御するために使用されるメッセージ、の様な、種々の型のメッセージが伝送されることが出来る。これ等のメッセージの型の幾つかが下記に更に詳細に説明される。
【0016】
逆方向リンクのために、移動局206では、(例えば、データ・ソース210からの)音声及び/又はパケット・データ及び(例えば、コントローラ230からの)メッセージが送信(TX)データ処理装置212に供給され、該データ処理装置は、符号化されたデータを生成するための1又は複数のコード体系を用いて、データ及びメッセージを書式設定及び符号化する。各コード体系は、巡回冗長検査(cyclic redundancy check)(CRC)、畳み込み、ターボ(turbo)、ブロック(block)、及びその他の符号化を含むことができるし、或は、符号化を全く含まないこともあり得る。音声データ、パケット・データ及びメッセージは異なる体系を利用して符号化されることが可能である、そして、異なる型のメッセージは異なる符号化が行われることが可能である。
【0017】
符号化されたデータは次に変調器(modulator)(MOD)214に供給され、そして、更に処理される(例えば、カバー(cover)され、短い擬似雑音系列を用いて拡散され、そして、利用者端末に割り当てられた長い擬似雑音系列でスクランブル(scramble)される)。次に、変調されたデータは送信機(transmitter unit)(TMTR)216に供給され、そして、逆方向リンク信号を生成するために調整される(例えば、1又は複数のアナログ信号に変換され、増幅され、フィルターを通され、そして直交変調される)。逆方向リンク信号は送受切替器(duplexer)(D)218を介して転送され、そして、アンテナ220を介して基地局204に送信される。
【0018】
基地局204では、逆方向リンク信号がアンテナ250により受信され、送受切替器252を介して転送され、そして、受信機(receiver unit)(RCVR)254に供給される。基地局204は移動局206から登録情報及び状況情報、例えば、移動局の移動速度、を受信することができる。受信機254は受信信号を調整する(例えば、フィルターを通し、増幅し、ダウン・コンバート(down convert)し、そしてディジタル化する)、そして、標本を供給する。復調器(demodulator)(DEMOD)256は回復されたシンボルを供給するために該標本を受信しそして処理する(例えば、逆拡散し、デカバー(decover)し,パイロット復調する)。復調器256は受信信号の多数の重なり例を処理しそして合成されたシンボルを生成するレーク受信機を実装することができる。受信(receiving)(RX)データ処理装置258は次にシンボルを復号し逆方向リンク上を送信されたデータ及びメッセージを回復する。回復された音声/パケット・データはデータ蓄積装置260に供給される、そして、回復されたメッセージは制御器270に供給されることができる。制御器270は移動局のグループをページングするための、短スロット・サイクル・ページングを提供するための、基地局が短スロット・サイクル・ページングに対応可能であることを移動局に示すための、通信装置(CD)からの情報を受信するための、該CDも又短スロット・サイクル・ページングに対応可能であることを示すための、及び、受信された情報に基づいて該CDをページングするための、指示を含むことができる。
【0019】
復調器256及び受信データ処理装置258による処理は移動局206で遂行される処理に相補的である。更に、復調器256及び受信データ処理装置258は、例えば、リバース基本チャネル(reverse fundamental channel)(R−FCH)及びリバース補助チャネル(reverse supplemental channel)(R−SCH)のような、複数のチャネルを介して受信される多重伝送を処理するために作動させられることができる。又、複数の移動局からの送信が同時であっても良く、各送信はリバース基本チャネル、リバース補助チャネル、或は両方の上を伝送されることが可能である。
【0020】
順方向リンク上で、基地局204では、音声及び/又は(例えば、データ・ソース262からの)パケット・データ、及び(例えば、制御器270からの)メッセージは送信(transmit)(TX)データ処理装置264により処理される(例えば、書式設定されそして符号化される)、更には変調器(modulator)(MOD)266により処理される(例えば、カバーされそして拡散される)、そして順方向リンク信号を生成するために送信機(transmitter unit)(TMTR)268により調整される(例えば、アナログ信号に変換され、増幅され、フィルターを通され、そして直交変調される)。順方向リンク信号は送受切替器252を介して転送され、そして、アンテナ250を介して移動局206に送信される。順方向リンク信号はページング信号を含む。
【0021】
移動局206では、順方向リンク信号がアンテナ220により受信され、送受切替器218を介して転送され、そして、受信機222に供給される。受信機222は受信信号を調整する(例えば、ダウン・コンバートし、フィルターを通し、増幅し、直交変調し、そしてディジタル化する)、そして、標本を供給する。該標本はシンボルを供給するために復調器224により処理される(例えば、逆拡散され、デカバーされ、そしてパイロット復調される)、そして、順方向リンク上を伝送されたデータ及びメッセージを回復するために、該シンボルは受信データ処理装置226により更に処理される(例えば、復号されそして検査される)。回復されたデータはデータ蓄積装置228に供給される、そして、回復されたメッセージは制御器230に供給されることができる。制御器230は移動局206を登録するための、短スロット・サイクル・ページング情報を基地局(BS)に提供するための、該BSからのシステム・パラメータ・メッセージを受信するための、該BSが短スロット・サイクル・ページングに対応可能であるかどうかを決定するための、もし該BSが短スロット・サイクル・ページングに対応可能であることが決定された場合CDも又短スロット・サイクル・ページングに対応可能であることを示すための、及び、所望のスロット・サイクル長さをセット又は符号化するための、指示を含むことができる。
【0022】
グループ通話サービス(group call service)(GCS)は1人の利用者が半2重又は全2重モードで利用者のグループに送話することを可能にする。前者の場合において、一時に1人だけが送話することを許されているために、送話する許可はインフラストラクチャにより抑制されている。このようなシステムにおいては、利用者は、例えば、プッシュ・ツー・トーク “push-to-talk”(PTT)ボタンを押すことにより送話する許可を依頼することができる。システムは多数の利用者から受信された依頼を調停することができる、そして、争い−解決の過程を経て、システムは設定されたアルゴリズムに従って複数の依頼者の内の1人を選択することができる。次に、システムは選択された利用者に、該利用者は送話する許可を得たことを、通知することができる。システムは認定された送話者からの音声及び/又はデータのような利用者のトラフィック情報を、“受話者”と考えられることが出来る、グループの残りのメンバーにありのまま急送することができる。グループ通話サービス(GCS)における音声及び/又はデータ・トラフィックは古典的な1対1の電話による通話とは異なることがあり得る、そして、優先権は会話の上に置かれることが可能である。
【0023】
図3は、如何にして通信装置(CD)302,304及び306がグループ通話サーバ308と交信するかを示すためにグループ通話の構成300を図示する。大規模グループに対しては、多数のグループ通話サーバが好ましいように配置されることができる。図3において、CD302がグループの他のメンバーにメディアを送信するための許可を持つ場合、CD302は送話者として知られそして確立されたチャネルを介してメディアを送信できる。CD302が送話者として指定されている時、残りの参加者CD304とCD306はグループにメディアを送信するための許可を得ることはできない。従って、CD304とCD306は受話者として指定される。上述で説明されたように、CD302、304及び306は、少なくとも1つのチャネルを使用して、グループ通話サーバ308に接続されている。1つの実施形態において、該チャネルはセッション開始プロトコル(session initiation protocol)(SIP)チャネル、メディア信号チャネル、及び、メディア情報チャネルを含むことができる。
【0024】
図4は、1つの実施形態に従って、グループ通話セットアップを示すメッセージ流れ図を図示する。グループ通話を始めたい利用者は1人又は複数の相手利用者、1又は複数の予定されたグループ、或は両者の組合せを選択することができて、そして、例えば、CD上のプッシュ・ツー・トーク(PTT)ボタンを下押することができる。該発呼者のCDは次にグループ通話をセットアップするためにグループ通話サーバにグループ通話依頼402を送ることができる。該発呼者がグループ通話を開始する時、該発呼者のCDは活動休止中のパケット・データ・セッションにあることもできる。グループ通話依頼は、該発呼者のCDが専用情報チャネルを有しているか否かに関係なく、送信されることができる。グループ通話依頼が送られた後、もし該発呼者のCDが活動休止中のパケット・データ・セッションにあるならば、該発呼者のCDはその専用情報チャネルを再確立する手続きを開始し、そして、メディア活動のためのパケット・データ・セッションを準備することができる。
【0025】
グループ通話サーバがグループ通話依頼を受信すると、グループ通話サーバは、もしグループ通話依頼の中に何かが特定されているならば、設定されたグループを拡張してグループ・メンバー表にすることができる。グループ通話サーバは所望の相手グループ・メンバーのための所在地情報を検索することができる。グループ通話サーバは又相手グループがシステム中で既に作動中であるかどうかを決定することができる。図4は該グループが未だ作動していない場合のシナリオを示す。
【0026】
グループ通話サーバが相手グループ・メンバーの少なくとも1つの所在を確定した後、該グループ通話サーバは該発呼者のCDにグループ通話がセットアップされることを示す応答404を送り返す。この時点で、該発呼者のCDは該発呼者の送話依頼を楽観的に認めることができる。該発呼者のCDは受信されたメディアを、グループ通話サーバへの未来の送信のために、バッファに保留することを開始できる。グループ通話サーバは複数の相手受話者CDに対し通知406を送るために該複数の相手受話者CDの所在地情報を利用することができる。通知を送ることは、該複数の相手受話者CDのパケット・データ・セッションを始動させることが出来て、活動休止状態を抜け出し、そして、彼等の情報チャネルを再確立する。該複数の相手受話者の少なくとも1人がグループ通話通知406に応答すると、グループ通話サーバは応答408を受信し、そして、該発呼者CDにグループ通話応答410を送付する。
【0027】
1つの実施形態において、グループ通信システムは、グループ通話サービスのために、談話室モデル及びアドホック・モデルを共にサポートする。談話室モデルにおいて、グループは設定されており、それはグループ通話サーバ上に保管されることが出来る。設定されたグループ、或は、ネットは公開であることが出来る、即ち、グループは公開のメンバー表を有することを意味する。この場合、各グループ・メンバーはグループ通話における潜在的な参加者である。グループ通話は最初のグループ・メンバーがグループ通話の始動を始める時に開始される。通話は、サービス・プロバイダにより配置され得る、予定された時間の間進行し続ける。グループ通話の間、グループ・メンバーは通話に参加する、或は、離れることを特別に依頼することが出来る。通話活動が休止している間、グループ通話は、グループ・メンバーが送話する許可を依頼するまで、グループ活動休止状態に導かれることができる。談話室モデルにおいて作動する時、ネット・メンバーとしても知られる、グループ・メンバーは各ネット・メンバーに割り当てられた通信装置を使用して互いに通信する。“ネット”という用語は互いに通信することを認定されたグループ・メンバーを意味する。
【0028】
しかしながら、グループ通話サービスのアドホック・モデルでは、グループはリアルタイムで決められることが出来て、そして、各グループに関係付けられた非公開のメンバー表を有している。非公開のメンバー表はどのメンバーがグループ通話に参加することを許されているかを特定することが出来る。該メンバー表は非公開のメンバー表の外部の他人には入手され得ない、そして、該通話が成立している間に限って存在し得る。アドホック・グループの定義はグループ通話サーバには保管されることが出来ない。その定義はそのグループ通話を成立させるために使用され、そして、通話が終わった後には解消されることが出来る。アドホック・グループは、ある発呼者が1人又は複数の相手メンバーを選択し、そしてグループ通話依頼を生成する時に、形成されることが出来て、該依頼は通話を始めるためにグループ通話サーバに送られる。該グループ通話サーバは相手のグループ・メンバーに彼等がグループに含まれたという通報を送ることが出来る。該グループ通話サーバは相手メンバーを自動的にグループ通話に参加させることが出来る、即ち、相手メンバーからの対応は何も要求されなくて良い。アドホック通話が活動休止になる時、グループ通信サーバは該通話を“取り壊し”、そして、通話を開始するために使用されたグループの定義を含む、該グループに割り当てられた資源を解放することが出来る。
【0029】
“即時応答”は、発呼者のCDからグループ通話依頼402を送ることを以って始まり、そして該発呼者のCDによるグループ通話依頼410を受信することを以って終了する、通話セットアップ応答時間に関係する。プッシュ・ツー・トークPTT或はグループ通話依頼への応答に対する目標は設定時間以内に、例えば1.5秒以内で依頼に一貫して応答することである。多くの場合、発呼者がグループ通話のセットアップを依頼する時、該発呼者のパケット・データ・セッションは活動休止状態である、即ち、専用情報チャネルが存在しないことを意味する。動作するチャネルを再確立することは相当な時間を取ることがある。1つの実施形態において、グループ通話サーバは相手受話者達のCDを呼び出して、該CDの所在位置を突き止める。
【0030】
図5はスロット・サイクルの構成に対する一実施形態を示す。例えば、1.28秒のスロット・サイクル502は各々0.08秒の16のスロット504から構成されている。活動休止中の相手CDは、順方向ページング・チャネル(forward paging channel)(F−PCH)上の、或は、相手CDを取り扱う無線インフラストラクチャの順方向共通制御チャネル(forward common control channel)(F−CCCH)上の、このようなスロットの内の設定された1つを監視する。基地局と移動局は、例えば、SLOT−CYCLE−INDEX(SCI)のための値を指定することにより彼等のスロット・サイクルを公表することが出来る。ページング遅れとしても知られている、スロット・サイクルの持続時間は、(2^SCI)×1.28秒、により定義されることが出来る。1つの実施形態において、SCIは0,1,2,3,4等のような正値をとる。しかしながら、正のSCI値に対する、より長いページング遅れは通話セットアップにより長い時間をとらせる。上述に説明したように、グループ通話サービスのような、あるアプリケーションに対しては、より短い通話セットアップが要求される。1つの実施形態において、SCIは−1、−2、−3、及び−4のような負値をとる。負のSCI値はページング遅れ、従って、通話セットアップ遅れを短縮する。
【0031】
図6は基地局において短スロット・サイクル・ページングを提供するための流れ図を図示する。基地局(BS)は負のスロット・サイクル・インデクスページングに対応可能であることを相手CDに公表することが出来る。例えば、ステップ602では、該BSは、拡張システム・パラメータ・メッセージ(extended system parameter message)(ESPM)或はANSI−41システム・パラメータ・メッセージ(ANSI-41 system parameter message)(A41SPM)において、AUTO_MSG_SUPPORTEDフィールドを“1”にセットすることが出来て、BSが負のスロット・サイクル・インデクスページングをサポートするかどうかを示す。ステップ604では、負のスロット・サイクル・インデクスページングをサポートする該BSは各相手CDからの登録メッセージ(registration message)(RM)、始動メッセージ(origination message)(OM)、及び、ページ応答メッセージ(page response message)(PRM)におけるWLL_INCLフィールドを受信しそして解読する。ステップ606では、もし受信された登録メッセージ、始動メッセージ、或は、ページ応答メッセージにおいてWLL_INCLフィールドが“1”にセットされており、これ等のメッセージの1つを送ったCDも又負のスロット・サイクル・インデクスページングに対応可能であることを示すならば、該BSは、表1に示されるように、スロット・サイクル・インデクス値が負であると解読する。
【0032】
ステップ608では、該BSは受信されたスロット・サイクル・インデクス、これは2進数形式であり得る、が10進値の5、6、或は7を有するかどうかを検査する。もし受信されたスロット・サイクル・インデクス10進値の5、6、或は7を有するならば、ページング・サイクルが単一スロット、例えば0.080秒、より短いことはあり得ないことを意味する、エラー・メッセージがステップ610において生成される。その他の場合、もし受信されたスロット・サイクル・インデクスが10進値の0、1、2、3、或は4を有するならば、該BSは、ステップ612において、受信されたスロット・サイクル・インデクス値が負であると解読する。−1のスロット・サイクル・インデクス値は、8スロット毎に、或は0.64秒毎に、該BSに相手CDのページングをさせる。−2のスロット・サイクル・インデクス値は、4スロット毎に、或は0.32秒毎に、該BSに相手CDのページングをさせる。−3のスロット・サイクル・インデクス値は、2スロット毎に、或は0.16秒毎に、該BSに相手CDのページングをさせる。−4のスロット・サイクル・インデクス値は、毎スロット毎に、或は0.08秒毎に、該BSに相手CDのページングをさせ、相対的により短いスロット・サイクル・ページングを提供する。
【0033】
しかしながら、もし、ステップ606において、登録メッセージ、始動メッセージ、或は、ページ応答メッセージにおいてWLL_INCLフィールドが“0”にセットされており、これ等のメッセージの1つを送ったCDが負のスロット・サイクル・インデクスページングに対応できないことを示すならば、該BSは、ステップ614において、表1に示されるように、スロット・サイクル・インデクス値が正であると解読する。“0”のスロット・サイクル・インデクス値は、16スロット毎に、或は1.28秒毎に、該BSに相手CDのページングをさせる。1のスロット・サイクル・インデクス値は、32スロット毎に、或は2.56秒毎に、該BSに相手CDのページングをさせる。2のスロット・サイクル・インデクス値は、64スロット毎に、或は5.12秒毎に、該BSに相手CDのページングをさせる。3のスロット・サイクル・インデクス値は、128スロット毎に、或は10.24秒毎に、該BSに相手CDのページングをさせる。同様に、7のスロット・サイクル・インデクス値は、2048スロット毎に、或は163.84秒毎に、該BSに相手CDをページさせ、相対的により長いスロット・サイクル・ページングを提供する。
【0034】
【表1】

図7は、1つの実施形態に従って、相手CDにおける短スロット・サイクル・ページングを提供するための流れ図を図示する。各々の相手CDは負の或はより短いスロット・サイクル・ページング対応できることをBSに対し公表することが出来る。例えば、ステップ702では、CDは、拡張システム・パラメータ・メッセージ(ESPM)或はANSI−41システム・パラメータ・メッセージ(A41SPM)において、フィールドAUTO_MSG_SUPPORTEDを受信しそして解読し、該BSが短スロット・サイクル・ページングに対応可能であるかどうかを決定する。ステップ704では、もし該CDが、該BSはAUTO_MSG_SUPPORTEDフィールドを“1”にセットしており、該BSが短スロット・サイクル・ページングに対応可能であることを示す、と決定するならば、同じく短スロット・サイクル・ページングに対応可能である該CDは、ステップ706で、登録メッセージ、始動メッセージ、或は、ページ応答メッセージにおいて、WLL_INCLフィールドを“1”にセットする。上述で説明したように、これ等のメッセージは該相手CDが短スロット・サイクル・ページングに対応可能であることを該BSに示し、そして、関連するスロット・サイクル・インデクスは、上述で説明されそして表1に示されるように、負と考えられることが出来る。ステップ708では、該CDは、スロット・サイクル・インデクスを特定或は符号化することにより、所望のスロット・サイクル長さをセットする。
【0035】
ステップ704では、もし該CDが、該BSはAUTO_MSG_SUPPORTEDフィールドを“0”にセットしており、該BSが短スロット・サイクル・ページングに対応可能ではないことを示す、と決定するならば、該CDは、ステップ710で、登録メッセージ、始動メッセージ、或は、ページ応答メッセージにおいて、WLL_INCLフィールドを“0”にセットする。上述で説明したように、これ等のメッセージは該相手CDが短スロット・サイクル・ページングに対応可能ではないことを該BSに示し、そして、関連するスロット・サイクル・インデクスは、上述で説明されそして表1に示されるように、正であると考えられることが出来る。
【0036】
図8は、1つの実施形態において、基地局における短スロット・サイクル・ページングを提供するための流れ図を図示する。該BSは負のスロット・サイクル・インデクスページングに対応可能であることを相手CDに公表することが出来る。例えば、該BSは、ステップ802で、拡張システム・パラメータ・メッセージ(ESPM)或はANSI−41システム・パラメータ・メッセージ(A41SPM)において、AUTO_MSG_SUPPORTEDフィールドを“1”にセットすることが出来て、BSが負のスロット・サイクル・インデクスページングをサポートするかどうかを示す。ステップ804では、負のスロット・サイクル・インデクスページングをサポートする該BSは各相手CDからの登録メッセージ(RM)、始動メッセージ(OM)、及び、ページ応答メッセージ(PRM)におけるWLL_INCLフィールドを受信しそして解読する。ステップ806では、もし受信された登録メッセージ、始動メッセージ、或は、ページ応答メッセージにおいてWLL_INCLフィールドが“1”にセットされており、これ等のメッセージの1つを送ったCDも又負のスロット・サイクル・インデクスページングに対応可能であることを示すならば、該BSは、表1に示されるように、スロット・サイクル・インデクス値が負であると解読する。
【0037】
ステップ808において、該BSは、短スロット・サイクルをサポートする該CDがより短いかスロット・サイクル・ページングのための値をセットしているどうかを検査する。1つの実施形態において、該CDは、WLL_DEVICE_TYPEフィールドにおいて、表2に示されるような値をセットすることが出来る。該BSはデータベース中に特定された短スロット・サイクル長さを保管し、そして、保管された値に基づいて短スロット・サイクル・ページングに対応可能な該相手CDをページングすることができる。
【0038】
【表2】

もしWLL−DEVICE−TYPEフィールドの内容が10進値1、2、3、或は4にセットされているならば、該BSは、ステップ810において、受信された値は負のスロット・サイクル・インデクスであると解読する。−1のスロット・サイクル・インデクス値は、8スロット毎に、或は0.64秒毎に、該BSに相手CDのページングをさせる。−2のスロット・サイクル・インデクス値は、4スロット毎に、或は0.32秒毎に、該BSに相手CDのページングをさせる。−3のスロット・サイクル・インデクス値は、2スロット毎に、或は0.16秒毎に、該BSに相手CDのページングをさせる。−4のスロット・サイクル・インデクス値は、毎スロット毎に、或は0.08秒毎に、該BSに相手CDのページングをさせ、相対的により短いスロット・サイクル・ページングを提供する。
【0039】
しかしながら、もしステップ806において、登録メッセージ、始動メッセージ、或は、ページ応答メッセージにおいて、WLL_INCLフィールドが“0”にセットされており、これ等のメッセージの1つを送ったCDが負のスロット・インデクスページングに対応できないことを示すならば、該BSは、ステップ814において、上述で説明されたように、スロット・サイクル・インデクス値が正であると解読する。
【0040】
図9は、1つの実施形態に従って、相手CDにおいて短スロット・サイクル・ページングを提供するための流れ図を図示する。各々の相手CDは負の或はより短いスロット・サイクル・ページングに対応可能であることをBSに公表することが出来る。例えば、ステップ902では、CDは、拡張システム・パラメータ・メッセージ(ESPM)或はANSI−41システム・パラメータ・メッセージ(A41SPM)において、AUTO_MSG_SUPPORTEDフィールドを受信しそして解読することが出来て、BSが短スロット・サイクル・ページングに対応可能であるかどうかを決定する。ステップ904では、もし該CDが、該BSはAUTO_MSG_SUPPORTEDフィールドを“1”にセットしており、該BSが短スロット・サイクル・ページングに対応可能であることを示す、と決定するならば、同じく短スロット・サイクル・ページングに対応可能である該CDは、ステップ906で、登録メッセージ、始動メッセージ、或は、ページ応答メッセージにおいて、WLL_INCLフィールドを“1”にセットする。上述で説明したように、これ等のメッセージは該相手CDが短スロット・サイクル・ページングに対応可能であることを該BSに示し、そして、関連するスロット・サイクル・インデクスは、上述で説明されそして表2に示されるように、負と考えられることが出来る。ステップ908では、該CDは、WWL−DEVICE−TYPEフィールドを特定或は符号化することにより、所望のスロット・サイクル長さをセットすることができる。
【0041】
ステップ904では、もし該CDが、該BSはAUTO_MSG_SUPPORTEDフィールドを“0”にセットしており、該BSが短スロット・サイクル・ページングに対応可能ではないことを示す、と決定するならば、該CDは、ステップ910で、登録メッセージ、始動メッセージ、或は、ページ応答メッセージにおいて、WLL_INCLフィールドを“0”にセットする。上述で説明したように、これ等のメッセージは該相手CDが短スロット・サイクル・ページングに対応可能ではないことを該BSに示し、そして、関連するスロット・サイクル・インデクスは、上述で説明されたように、正と考えられることが出来る。
【0042】
図10は基地局における短スロット・サイクル・ページングを提供するための流れ図を図示する。BSは負のスロット・サイクル・インデクスページングに対応可能であることを相手CDに公表することが出来る。例えば、ステップ1002では、該BSは、拡張システム・パラメータ・メッセージ(ESPM)或はANSI−41システム・パラメータ・メッセージ(A41SPM)において、AUTO_MSG−SUPPORTEDフィールドを“1”にセットすることが出来て、BSが負のスロット・サイクル・インデクスページングをサポートするかどうかを示す。ステップ1004では、負のスロット・サイクル・インデクスページングをサポートする該BSは各相手CDからの登録メッセージ(RM)、始動メッセージ(OM)、及び、ページ応答メッセージ(PRM)におけるスロット・サイクル・インデクスフィールドを受信しそして解読する。ステップ1006では、もし該スロット・サイクル・インデクスフィールドの最重要ビット(the most significant bit)(MSB)が“1”にセットされており、これ等のメッセージの1つを送ったCDも又負のスロット・サイクル・インデクスページングに対応可能であることを示すならば、該BSは、表3に示されるように、スロット・サイクル・インデクス値が負であると解読する。
【0043】
【表3】

もし該スロット・サイクル・インデクスフィールドの内容が10進値の4、5、6、又は7にセットされているならば、該BSは、ステップ1008において、受信された値が負のスロット・サイクル・インデクスであると解読する。スロット・サイクル・インデクス値4は、毎スロット毎に、或は0.08秒毎に、該BSに相手CDのページングをさせ、相対的により短いスロット・サイクル・ページングを提供する。スロット・サイクル・インデクス値5は、2スロット毎に、或は0.16秒毎に、該BSに相手CDのページングをさせる。スロット・サイクル・インデクス値6は、4スロット毎に、或は0.32秒毎に、該BSに相手CDのページングをさせる。スロット・サイクル・インデクス値7は、8スロット毎に、或は0.64秒毎に、該BSに相手CDのページングをさせる。しかしながら、もし、ステップ1006において、スロット・サイクル・インデクスの最重要ビット(MSB)が“0”であると決定され、これ等のメッセージの1つを送ったCDは負のスロット・インデクスページングに対応できないことを示すならば、該BSは、表1に示されるように、スロット・サイクル・インデクス値が正であると解読する。
【0044】
図11は、1つの実施形態において、相手CDにおける短スロット・サイクル・ページングを提供するための流れ図を図示する。各々の相手CDは負の或はより短いスロット・サイクル・ページングに対応可能であることをBSに公表することが出来る。例えば、ステップ1102では、CDは、拡張システム・パラメータ・メッセージ(ESPM)或はANSI−41システム・パラメータ・メッセージ(A41SPM)において、AUTO_MSG_SUPPORTEDフィールドを受信及び解読し、BSが短スロット・サイクル・ページングに対応可能であるかどうかを決定する。ステップ1104では、もし該CDが、該BSはAUTO−MSG−SUPPORTEDフィールドを“1”にセットしており、該BSが短スロット・サイクル・ページングに対応可能であることを示す、ということを決定するならば、同じく短スロット・サイクル・ページングに対応可能である該CDは、ステップ1106で、登録メッセージ、始動メッセージ、或は、ページ応答メッセージにおいて、スロット・サイクル・インデクス“1”でセット或は符号化することにより、所望の短スロット・サイクル長をセット或はコーディングする。上述で説明したように、これ等のメッセージは該相手CDが短スロット・サイクル・ページングに対応可能であることを該BSに示し、そして、関連するスロット・サイクル・インデクスは、上述で説明されそして表3に示されるように、負と考えられることが出来る。
【0045】
ステップ1104では、もし該CDが、該BSはAUTO_MSG_SUPPORTEDフィールドを“0”にセットしており、該BSが短スロット・サイクル・ページングに対応可能ではないことを示す、と決定するならば、該CDは、ステップ1108において、上述で説明されそして表1に示されるように、スロット・サイクル・インデクスはMSB“0”を持ち正であると解読する。
【0046】
以上の結果、開示された実施形態は、グループ通信システムにおける相手移動局のグループをページングする時、ページング遅れの著しい削減を規定する。開示された方法及び装置は又、移動局の登録とページングを最適化することにより、より迅速な通話セットアップも規定する。
【0047】
当業者等は情報と信号は任意の種々の異なる技術とプロトコルを使用して表されることが出来ることを理解する。例えば、上述の説明全体に亘って参照されることが出来る、データ、指示、命令、情報、信号、ビット、シンボル、及び、チップは、電圧、電流、電磁波、磁場又は磁性粒子、光学的場又は光学粒子,或はこれ等の任意の組合せ、により表すことが可能である。
【0048】
当業者等は更に、本明細書中で開示された実施形態と関連して説明された種々の説明的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズム・ステップはエレクトロニック・ハードウェア、コンピュータ・ソフトウェア、或は両者の組合せとして実現されることが可能であること、を認識する。ハードウェアとソフトウェアのこの交換可能性を明確に説明するために、種々の説明的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、及びステップが上述において一般にそれ等の機能を表す言葉で説明された。このような機能がハードウェアとして実現されるか或はソフトウェアとして実現されるかは、システム全体に課される特別な応用上及び設計上の制約に依存する。当業者等は説明された機能を各特別な応用に対して種々の方法で実現することが出来る、しかし、そのような実現の解決は本発明の範囲からの逸脱をもたらすので、説明されるべきではない。
【0049】
本明細書中で開示された実施形態と関連して説明された種々の説明的な論理ブロック、モジュール、及び回路は、汎用プロセッサ、ディジタル信号処理装置(digital signal processor)(DSP)、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit)(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(field programmable gate array)(FPGA)或は他のプログラム可能な論理デバイス、ディスクリート・ゲート(discrete gate)或はトランジスタ・ロジック(transistor logic)、ディスクリート・ハードウェア部品(discrete hardware components)、或は本明細書に記載された機能を実行するために設計されたそれ等の任意の組合せ、を用いて実現又は実行されることが出来る。汎用プロセッサはマイクロ・プロセッサであって良い、しかし、その代わりに、プロセッサは任意の通常のプロセッサ、制御器、マイクロ制御器、或はステート・マシン(state machine)であって良い。プロセッサは計算する装置の組合せ、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと結合された1又は複数のマイクロプロセッサ、或は任意の他のこのような構成、として実現されることも可能である。
【0050】
本明細書中で開示された実施形態に関連して説明された方法或はアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアにおいて、プロセッサにより遂行されるソフトウェア・モジュールにおいて、或は両者の組合せにおいて、具体化されることが可能である。ソフトウェア・モジュールは、RAMメモリ、フラッシュ・メモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハード・ディスク、リムーバブル・ディスク、CD−ROM、或は他の任意の公知の記憶媒体形式、中に存在することが出来る。具体例としての記憶媒体はプロセッサと連結されている、プロセッサがそこから情報を読み、そこに情報を書くような、記憶媒体である。それに代わって、記憶媒体はプロセッサと一体になることも出来る。プロセッサと記憶媒体はASICの中に存在することが可能である。該ASICは利用者端末の中に存在することが出来る。それに代わって、プロセッサと記憶媒体は利用者端末中で個別的部品として存在することも可能である。
【0051】
開示された実施形態の説明は当業者の誰もが本発明を作る或は利用することを可能にするために提供されている。これ等の実施形態への種々の変更は当業者等には容易に明白であり、そして、本明細書中で定義される包括的な原理は、本発明の精神或は範囲を逸脱することなく、他の実施形態に、例えば、即時メッセージ・サービス、或は任意の一般的な無線データ通信アプリケーションにおいて、適用されることが出来る。かくして、本発明は、本明細書中に示される実施形態に限定されるようには意図されておらず、本明細書で開示された原理と新規性と首尾一貫する最も広い範囲を認容されるべきである。用語“具体例としての”は本明細書においては専ら“例、事例、あるいは例証として使用する”を意味するために使われる。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】図1はグループ通信システムを図示する。
【図2】図2は図1において動作する基地局及び移動局に対する一実施形態を図示する。
【図3】図3は複数の通信装置がグループ通話サーバと如何に交信するかを図示する。
【図4】図4は1つの実施形態に従う通話セットアップ・プロセスを図示する。
【図5】図5はスロット・サイクルの構成に対する1つの実施形態を図示する。
【図6】図6は基地局において短スロット・サイクル・ページングを提供するための流れ図を図示する。
【図7】図7は移動局において短スロット・サイクル・ページングを提供するための流れ図を図示する。
【図8】図8は基地局において短スロット・サイクル・ページングを提供するための流れ図を図示する。
【図9】図9は移動局において短スロット・サイクル・ページングを提供するための流れ図を図示する。
【図10】図10は基地局において短スロット・サイクル・ページングを提供するための流れ図を図示する。
【図11】図11は移動局において短スロット・サイクル・ページングを提供するための流れ図を図示する。
【符号の説明】
【0053】
100…グループ通信システム、110…基地局、112…ネットワーク、204…基地局、206…移動局、208…無線インタフェース、220・250…アンテナ、300…グループ通話の構成、308…グループ通話サーバ、PDSN…パケット・データ・サービス・ノード、PCF…パケット制御機能、BSC…基地局制御器、CD…通信装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基地局(BS)へ短スロット・サイクル・ページング情報を提供するための通信装置(CD)における方法であって、該方法は
該BSが短スロット・サイクル・ページングに対応可能であるかどうかを決定すること、及び
もし該BSが短スロット・サイクル・ページングに対応可能であると決定されるならば、該CDもまた短スロット・サイクル・ページングに対応可能であることを示すこと
を含む方法。
【請求項2】
前記短スロット・サイクル・ページングのために、負のスロット・サイクル・インデクス値をセットすることを更に含む請求項1の方法。
【請求項3】
負のスロット・サイクル・インデクス値は、“−1”、“−2”、“−3”、或は“−4”の内の1つを含む請求項2の方法。
【請求項4】
前記決定することは、システム・パラメータ・メッセージが拡張システム・パラメータ・メッセージ(ESPM)を含むことを検査することを含む請求項1の方法。
【請求項5】
前記決定することは、システム・パラメータ・メッセージがANSI−41システム・パラメータ・メッセージ(A41SPM)を含むことを検査することを含む請求項1の方法。
【請求項6】
前記決定することは、AUTO_MSG_SUPPORTEDフィールドが“1”にセットされているかどうかを検査することを含む請求項1の方法。
【請求項7】
前記示すことは、登録メッセージ、始動メッセージ、或は、ページ応答メッセージの内の1つにおいて、WLL_INCLを“1”にセットすることを含む請求項1の方法。
【請求項8】
SLOT−CYCLE−INDEXフィールドにおいて所望のスロット・サイクル長さをセットすることを更に含む請求項7の方法。
【請求項9】
WLL−DEVICE−TYPEフィールドにおいて所望のスロット・サイクル長さをセットすることを更に含む請求項7の方法。
【請求項10】
前記指示することは、登録メッセージ、始動メッセージ、及び、ページ応答メッセージの内の1つにおいて、“1”の最重要ビットを持つSLOT−CYCLE−INDEXをセットすることを含む請求項1の方法。
【請求項11】
短スロット・サイクル・ページングを提供するための基地局(BS)における方法であって、該方法は
該BSが短スロット・サイクル・ページングに対応可能であることを通信装置(CD)に示すこと、
該CDもまた短スロット・サイクル・ページングに対応可能であることを示す該CDからの情報を受信すること、そして
受信された情報に基づいて該CDをページングすること
を含む方法。
【請求項12】
前記ページングすることは、負のスロット・サイクル・インデクス値に基づいて該CDをページングすることを含む請求項11の方法。
【請求項13】
前記示すことは、拡張システム・パラメータ・メッセージ(ESPM)において、AUTO_MSG_SUPPORTEDフィールドを“1”にセットすることを含む請求項11の方法。
【請求項14】
前記示すことは、ANSI−41システム・パラメータ・メッセージ(A41SPM)において、AUTO_MSG_SUPPORTEDフィールドを“1”にセットすることを含む請求項11の方法。
【請求項15】
該情報は、登録メッセージ、始動メッセージ、或は、ページ応答メッセージの内の1つにおいて“1”にセットされたWLL_INCLフィールドを含む請求項11の方法。
【請求項16】
該情報は、SLOT−CYCLE−INDEXフィールドにおいて、所望のスロット・サイクル長さを更に含む請求項15の方法。
【請求項17】
該情報は、WLL−DEVICE−TYPEフィールドにおいて、所望のスロット・サイクル長さを更に含む請求項15の方法。
【請求項18】
該情報は、登録メッセージ、始動メッセージ、及び、ページ応答メッセージの内の1つにおいて、“1”の最重要ビットを持つSLOT−CYCLE−INDEXを含む請求項11の方法。
【請求項19】
通信装置(CD)において、短スロット・サイクル・ページング情報を基地局(BS)に提供するための方法を、プロセッサが実行できるようにする符合を記憶するコンピュータ可読媒体であって、該方法は
該BSが短スロット・サイクル・ページングに対応可能であるかどうかを決定すること、及び
もし該BSが短スロット・サイクル・ページングに対応可能であることが決定されるならば、該CDも又短スロット・サイクル・ページングに対応可能であることを示すことを含む、
コンピュータ可読媒体。
【請求項20】
該方法は前記短スロット・サイクル・ページングのために負のスロット・サイクル・インデクス値をセットすることを更に含む請求項19のコンピュータ可読媒体。
【請求項21】
負のスロット・サイクル・インデクス値は“−1”、“−2”、“−3”、或は“−4”の内の1つを含む請求項20のコンピュータ可読媒体。
【請求項22】
前記決定することは、システム・パラメータ・メッセージが拡張システム・パラメータ・メッセージ(ESPM)を含むこと、を検査することを含む請求項19のコンピュータ可読媒体。
【請求項23】
前記決定することは、システム・パラメータ・メッセージがANSI−41システム・パラメータ・メッセージ(A41SPM)を含むことを検査することを含む請求項19のコンピュータ可読媒体。
【請求項24】
前記決定することは、AUTO_MSG_SUPPORTEDフィールドが“1”にセットされているかどうかを検査することを含む請求項19のコンピュータ可読媒体。
【請求項25】
前記示すことは、登録メッセージ、始動メッセージ、或は、ページ応答メッセージの内の1つにおいて、WLL_INCLを“1”にセットすることを含む請求項19のコンピュータ可読媒体。
【請求項26】
該方法は、SLOT−CYCLE−INDEXフィールドにおいて、所望のスロット・サイクル長さをセットすることを更に含む請求項25のコンピュータ可読媒体。
【請求項27】
該方法は、WLL−DEVICE−TYPEフィールドにおいて、所望のスロット・サイクル長さをセットすることを更に含む請求項25のコンピュータ可読媒体。
【請求項28】
前記指示することは、登録メッセージ、始動メッセージ、及び、ページ応答メッセージの内の1つにおいて、“1”の最重要ビットを持つSLOT−CYCLE−INDEXをセットすることを含む請求項19のコンピュータ可読媒体。
【請求項29】
短スロット・サイクル・ページングを提供するための基地局(BS)におけるコンピュータ可読媒体であって、その方法は
該BSが短スロット・サイクル・ページングに対応可能であることを通信装置(CD)に示すこと、
該CDもまた短スロット・サイクル・ページングに対応可能であることを示すCDからの情報を受信すること、そして
受信された情報に基づいて該CDをページングすること、
を含む方法。
【請求項30】
前記ページングすることは負のスロット・サイクル・インデクス値に基づいて該CDをページングすることを含む請求項29のコンピュータ可読媒体。
【請求項31】
前記示すことは、拡張システム・パラメータ・メッセージ(ESPM)において、AUTO_MSG_SUPPORTEDフィールドを“1”にセットすることを含む請求項29のコンピュータ可読媒体。
【請求項32】
前記示すことは、ANSI−41システム・パラメータ・メッセージ(A41SPM)において、AUTO_MSG_SUPPORTEDフィールドを“1”にセットすることを含む請求項29のコンピュータ可読媒体。
【請求項33】
該情報は、登録メッセージ、始動メッセージ、或は、ページ応答メッセージの内の1つにおいて“1”にセットされたWLL_INCLフィールドを含む請求項29のコンピュータ可読媒体。
【請求項34】
該情報は、SLOT−CYCLE−INDEXフィールドにおいて、所望のスロット・サイクル長さを更に含む請求項33のコンピュータ可読媒体。
【請求項35】
該情報は、WLL−_DEVICE−TYPEフィールドにおいて、所望のスロット・サイクル長さを更に含む請求項33のコンピュータ可読媒体。
【請求項36】
該情報は、登録メッセージ、始動メッセージ、及び、ページ応答メッセージの内の1つにおいて、“1”の最重要ビットを持つSLOT_CYCLE_INDEXを含む請求項29のコンピュータ可読媒体。
【請求項37】
短スロット・サイクル・ページング情報を基地局(BS)に提供するための通信装置(CD)であって、
該BSが短スロット・サイクル・ページングに対応可能であるかどうかを決定するための手段、及び
もし該BSが短スロット・サイクル・ページングに対応可能であることが決定されるならば、該CDも又短スロット・サイクル・ページングに対応可能であることを示すための手段
を含む装置。
【請求項38】
前記短スロット・サイクル・ページングのために負のスロット・サイクル・インデクス値をセットするための手段を更に含む請求項37の通信装置。
【請求項39】
負のスロット・サイクル・インデクス値は“−1”、“−2”、“−3”、或は“−4”の内の1つを含む請求項37の通信装置。
【請求項40】
前記決定するための手段は、システム・パラメータ・メッセージが拡張システム・パラメータ・メッセージ(ESPM)を含むことを検査するための手段を含む請求項37の通信装置。
【請求項41】
前記決定するための手段は、システム・パラメータ・メッセージがANSI−41システム・パラメータ・メッセージ(A41SPM)を含むことを検査するための手段を含む請求項37の通信装置。
【請求項42】
前記決定するための手段は、AUTO_MSG_SUPPORTEDフィールドが“1”にセットされているかどうかを検査するための手段を含む請求項37の通信装置。
【請求項43】
前記示すための手段は、登録メッセージ、始動メッセージ、或は、ページ応答メッセージの内の1つにおいて、WLL_INCLを“1”にセットするための手段を含む請求項37の通信装置。
【請求項44】
SLOT−CYCLE−INDEXフィールドにおいて、所望のスロット・サイクル長さをセットするための手段を更に含む請求項43の通信装置。
【請求項45】
WLL−DEVICE−TYPEフィールドにおいて、所望のスロット・サイクル長さをセットするための手段を更に含む請求項43の通信装置。
【請求項46】
前記指示するための手段は、登録メッセージ、始動メッセージ、及び、ページ応答メッセージの内の1つにおいて、“1”の最重要ビットを持つSLOT−CYCLE−INDEXをセットするための手段を含む請求項37の通信装置。
【請求項47】
短スロット・サイクル・ページングを提供するための基地局(BS)であって、
該BSが短スロット・サイクル・ページングに対応可能であることを通信装置(CD)に示すための手段、
該CDもまた短スロット・サイクル・ページングに対応可能であることを示す、該CDからの情報を受信するための手段、及び
受信された情報に基づいて該CDをページングするための手段
を含む基地局。
【請求項48】
前記ページングするための手段は負のスロット・サイクル・インデクス値に基づいて該CDをページングするための手段を含む請求項47の基地局。
【請求項49】
前記示すための手段は、拡張システム・パラメータ・メッセージ(ESPM)において、AUTO_MSG_SUPPORTEDフィールドを“1”にセットするための手段を含む請求項47の基地局。
【請求項50】
前記示すための手段は、ANSI−41システム・パラメータ・メッセージ(A41SPM)において、AUTO_MSG_SUPPORTEDフィールドを“1”にセットするための手段を含む請求項47の基地局。
【請求項51】
該情報は、登録メッセージ、始動メッセージ、或は、ページ応答メッセージの内の1つにおいて“1”にセットされたWLL_INCLフィールドを含む請求項47の基地局。
【請求項52】
該情報は、SLOT−CYCLE−INDEXフィールドにおいて、所望のスロット・サイクル長さを更に含む請求項51の基地局。
【請求項53】
該情報は、WLL−DEVICE−TYPEフィールドにおいて、所望のスロット・サイクル長さを更に含む請求項51の基地局。
【請求項54】
該情報は、登録メッセージ、始動メッセージ、及び、ページ応答メッセージの内の1つにおいて、“1”の最重要ビットを持つSLOT−CYCLE−INDEXを含む請求項47の基地局。
【請求項55】
短スロット・サイクル・ページング情報を基地局(BS)に提供するために、
基地局(BS)からの情報を受信することが可能な受信機、
該基地局に情報を送信することが可能な送信機、及び
短スロット・サイクル・ページング情報を基地局(BS)に提供するための方法を遂行することが可能なプロセッサ
を含む通信装置(CD)であって、該方法は
該BSが短スロット・サイクル・ページングに対応可能であるかどうかを決定すること;及び
もし該BSが短スロット・サイクル・ページングに対応可能であることが決定されるならば、該CDも又短スロット・サイクル・ページングに対応可能であることを示すことを含む、
通信装置。
【請求項56】
該方法は、前記短スロット・サイクル・ページングのために負のスロット・サイクル・インデクス値をセットすることを更に含む請求項55の通信装置。
【請求項57】
負のスロット・サイクル・インデクス値は、“−1”、“−2”、“−3”、或は“−4”の内の1つを含む請求項55の通信装置。
【請求項58】
前記決定することは、システム・パラメータ・メッセージが拡張システム・パラメータ・メッセージ(ESPM)を含むことを検査することを含む請求項55の通信装置。
【請求項59】
前記決定することは、システム・パラメータ・メッセージがANSI−41システム・パラメータ・メッセージ(A41SPM)を含むことを検査することを含む請求項55の通信装置。
【請求項60】
前記決定することは、AUTO_MSG_SUPPORTEDフィールドが“1”にセットされているかどうかを検査することを含む請求項55の通信装置。
【請求項61】
前記示すことは、登録メッセージ、始動メッセージ、或は、ページ応答メッセージの内の1つにおいて、WLL_INCLを“1”にセットすることを含む請求項55の通信装置。
【請求項62】
該方法は、SLOT−CYCLE−INDEXフィールドにおいて、所望のスロット・サイクル長さをセットすることを更に含む請求項61の通信装置。
【請求項63】
該方法は、WLL−DEVICE−TYPEフィールドにおいて、所望のスロット・サイクル長さをセットすることを更に含む請求項61の通信装置。
【請求項64】
前記指示することは、登録メッセージ、始動メッセージ、及び、ページ応答メッセージの内の1つにおいて、“1”の最重要ビットを持つSLOT−CYCLE−INDEXをセットすることを含む請求項55の通信装置。
【請求項65】
短スロット・サイクル・ページングを提供するための基地局(BS)であって、
通信装置(CD)からの情報を受信することが可能な受信機、
該CDに情報を送信することが可能な送信機、及び
短スロット・サイクル・ページングを提供するための方法を遂行することが可能なプロセッサを含み、該方法は
該BSが短スロット・サイクル・ページングに対応可能であることを該CDに示すこと、
該CDもまた短スロット・サイクル・ページングに対応可能であることを示す、該CDからの情報を受信すること、及び
受信された情報に基づいて該CDをページングすることを含む、
基地局。
【請求項66】
前記ページングすることは、負のスロット・サイクル・インデクス値に基づいて該CDをページングすることを含む請求項65の基地局。
【請求項67】
前記示すことは、拡張システム・パラメータ・メッセージ(ESPM)において、AUTO_MSG_SUPPORTEDフィールドを“1”にセットすることを含む請求項65の基地局。
【請求項68】
前記示すことは、ANSI−41システム・パラメータ・メッセージ(A41SPM)において、AUTO_MSG_SUPPORTEDフィールドを“1”にセットすることを含む請求項65の基地局。
【請求項69】
該情報は、登録メッセージ、始動メッセージ、或は、ページ応答メッセージの内の1つにおいて“1”にセットされたWLL_INCLフィールドを含む請求項65の基地局。
【請求項70】
該情報は、SLOT−CYCLE−INDEXフィールドにおいて、所望のスロット・サイクル長さを更に含む請求項69の基地局。
【請求項71】
該情報は、WLL−DEVICE−TYPEフィールドにおいて、所望のスロット・サイクル長さを更に含む請求項69の基地局。
【請求項72】
該情報は、登録メッセージ、始動メッセージ、及び、ページ応答メッセージの内の1つにおいて、“1”の最重要ビットを持つSLOT−CYCLE−INDEXを含む請求項65の基地局。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公表番号】特表2007−532029(P2007−532029A)
【公表日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−520368(P2006−520368)
【出願日】平成16年7月15日(2004.7.15)
【国際出願番号】PCT/US2004/022902
【国際公開番号】WO2005/011179
【国際公開日】平成17年2月3日(2005.2.3)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】