説明

移動端末機の位置決定方法

本発明は、移動端末機の位置決定方法に関するものであって、外部クライアントの位置サービス要請に応答して位置決定対象端末のホームPLMN情報を確認し、前記ホームPLMN情報に基づいて、前記位置決定対象端末の訪問PLMN情報を確認する。そして、前記訪問PLMNが測位補助情報を提供しない領域である場合、前記ホームPLMNで訪問PLMNの無線局識別子を利用して前記訪問PLMNの測位補助情報を算出する。そして、前記位置決定対象端末が接続中の無線接続網に前記測位補助情報を伝達する。したがって、本発明は、移動端末機が属した通信網や地域に関わらず、移動端末機の位置情報が獲得できる長所がある。したがって、本発明は、測位補助情報を提供しない地域に位置した移動端末機の位置が決定できる効果がある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動端末機の位置決定方法に関し、特に、位置決定時に必要なGPS補助情報を提供しない地域に位置した移動端末機の位置決定方法に関する。
【背景技術】
【0002】
移動端末機が軽薄短小化し、移動通信網が全世界的に拡張されることにつれて、移動通信サービス利用者は旅行中にも自身の移動端末機を携帯して、自身の移動端末機を利用して通話及びその他の付加サービスを利用することを願う。また、グローバル移動通信システムの環境下で多くの使用者は移動端末機の位置情報を利用した応用サービス(例えば、交通及び生活情報等)を提供受けようとしており、一部国家や移動通信網地域(例えば、SKテレコムやKTFなど、韓国移動通信網領域やNTT DoCoMo、Sprint PCS、KDDI、Vodafone等、日本、欧米地域移動通信網領域等)では、このような移動端末機を利用した自身の位置情報獲得システムを商用化している。
【0003】
図1は、一般的な移動通信システムの構造を概略的に示す図である。特に、図1は、GSM(Global System for Mobile communication)またはUMTS(Universal Mobile Telecommunication System)移動通信システムの構造を概略的に示している。図1を参照すれば、UMTS移動通信システムは、コアネットワーク(CN:Core Network;以下、“CN”と称する)110、複数の無線ネットワークサブシステム(RNS:Radio Network Subsystem;以下、“RNS”と称する)120、130及び使用者端末機(UE:User Equipment;以下、“UE”と称する)150から構成される。
【0004】
CN110は、UE150の情報を管理し、移動性管理(mobility management)、セッション管理(session management)、及び通話管理(call management)機能を遂行する。
【0005】
RNS120または130は、CN110から伝えられたデータを無線インターフェース(interface)を介して使用者に伝達する役割を担当する。このために、RNS120または130は、無線ネットワーク制御器(RNC:Radio Network Controller;以下、“RNC”と称する)及び複数個の基地局(Node B)を含む。一例として、RNS120はRNC121とノードB123及びノードB125を含み、RNS130はRNC131とノードB133及びノードB135を含む。
【0006】
この際、RNC121または131は、その動作によって、サービング(serving)RNC(以下、“SRNC”と称する)、ドリフト(drift)RNC(以下、“DRNC”と称する)及び制御(controlling)RNC(以下、“CRNC”と称する)に分類される。即ち、対応するRNCに属するUEの情報を管理し、luインターフェース(interface)を介してそのUEとCN110とのデータ伝送を担当するRNCを“SRNC”とし、他のRNCに属したUEとそのUEが属したRNC(例えば、SRNC)間のデータ伝送を中継するRNCを“DRNC”とし、基地局の各々を制御するRNCを“CRNC”という。図1の例において、UE150の情報をRNC121が管理すれば、RNC121はUE150に対する“SRNC”として動作するものであり、UE150が移動してUE150とRNC121がRNC131を介してデータを送受信すれば、RNC131はUE150に対する“DRNC”として動作するものであり、前記UE150と通信している基地局(ノードB)125を制御するRNC121が前記基地局125の“CRNC”となるものである。図1の例において、UE150の情報とデータはUE150の“SRNC”であるRNC121を経てCN110と送受信される。
【0007】
前記のような移動通信網において、UEの位置を決定する位置決定技術は多様であり、代表的に次のように3種類に分類できる。
【0008】
第1に、UEの位置に最も近く置かれているセル(cell)の情報またはUEを管理するセル(cell)の情報を利用してUEの位置をセル単位で決定する方法がある。第2に、ノード(node)BとUEとの間の測定信号を利用して信号の強さ、または電波の伝達時間から得られる電波到達時間(Time of Arrival;以下、“TOA”と称する)、または、電波到達時間差(Time Difference of Arrival;以下、“TDOA”と称する)を算出し、そのTOAまたはTDOAを三角測量法に適用してUEの位置を決定するネットワーク基盤の位置決定技術がある。第3に、米国国防省で開発されたGPS(Global Positioning System;以下、GPSと称する)を利用してUEの位置を決定する方法がある。このように、GPSを利用した位置決定方法のうち、特に、GPSの技術を補完して移動通信網に適用したものがネットワーク助けGPS方式(Network-Assisted GPS;以下、“Network-AGPS”と称する)という。
【0009】
ネットワークの外部の位置サービスクライアント(Location Service Client;以下、“LCSクライアント”と称する)が所定UEに対する位置を要請した場合、従来にはまず位置決定のための準備ステップを遂行し、位置測定に必要な信号を測定した後、これによって、 UEの位置を計算する。即ち、前記準備ステップでUEの私生活制限のようなプライバシー指示子を検討し、ネットワークの資源を割り当て、LCSクライアント(client)により要請されたQoS(Quality of Service;以下、QoSと称する)、UE及びネットワークの性能によって位置決定技術を選択する。そして、位置測定ステップは、UTRAN(Universal Terrestrial Random Access Network;以下、“UTRAN”と称する)とUEとの間でなされ、前記準備ステップで選択した位置決定技術によって位置測定に必要な信号を位置測定信号を獲得した後、UEの位置を計算する。この際、UEは既にMSISDN(Mobile Subscriber ISDN Number;以下、“MSISDN”と称する)またはIMSI(International Mobile Subscriber Identity;以下、“IMSI”と称する)を知っている個別的なUEでなければならない。
【0010】
前記のような位置測定ステップは、UEがCNで自身が登録されているホームゲートウェイ_モバイル_測位センター(Gateway Mobile Location Center;以下、“GMLC”と称する)から外れて他のGMLCに位置している場合、または外部LCSクライアントやUE自身の要請により位置サービスを要請する場合に頻繁に発生する。この際、ゲートウェイ_モバイル_測位センター(GMLC)は、所定の公衆移動通信網(PLMN:Public Land Mobile Network;以下、PLMNと称する)に位置したUEの位置情報を管理する。また、PLMNは地理的または論理的に区分可能な移動通信網をいい、1つのPLMN内に少なくとも1つ以上のGMLCが存在できる。
【0011】
図2は、従来の実施形態に係る移動端末機の位置決定方法に対する処理手順図である。特に、図2は外部LCSクライアント(以下、“クライアント”称する)160がUE_A155の位置を要請した場合に対する例を表している。
【0012】
図2を参照すれば、クライアント160はクライアント160が連結されたGMLC111に位置を知りたいUEに対する位置サービス(Location Service;以下、LCSと称する)を要請する(S11)。即ち、UE_A155の位置情報を要請する。この際、GMLC111はUE_A155の位置を要請するGMLC111であるので、図2には“Requesting GMLC”と表記した。
【0013】
そうすれば、要請(requesting)GMLC111は、HLR/HSS(Home Location Register/Home Subscriber Server)115にUE_A155のホームPLMN情報を要請し、S13HLR/HSS115からホームPLMN情報を受信する(S15)。この際、HLR/HSS115は、UEの登録者情報及びローミング(roaming)情報を格納するサーバーであって、前記格納されたUEの登録者情報を利用して要請(requesting)GMLC111の要請に応答する。即ち、UE_A155のホームPLMN情報を要請(requesting)GMLC111に提供する(S15)。
【0014】
前記ステップS15において、UE_A155のホームPLMN情報を受信した要請(requesting)GMLC111は、そのホームPLMN情報を利用してUE_A155のホーム(home)GMLC113にUE_A155が位置しているPLMNの情報を要請する(S17)。そうすれば、ホーム(home)GMLC113は、私生活保護認証ステップ(S19)を遂行した後、HLR/HSS115からUE_A155の訪問PLMN情報を伝達受けて(S21、S23)、その訪問PLMN情報を利用してUE_A155が訪問中のPLMNのGMLC117にUE_A155の位置情報を要請する(S25)。この際、GMLC117はUE_A155が訪問中のPLMNのGMLCであるので、“訪問(visited)GMLC”と称する。
【0015】
そうすれば、UE_A155が訪問中のPLMN内の訪問(visited)GMLC117、MSC/SGSN(Mobile-services Switching Center/Serving GPRS(General Packet Radio Service)Support Node)119、無線接続網(Radio Access Network;以下、RANと称する)170及びUE_A155ではUE_A155の位置を計算する(S27)。
【0016】
通常的に、移動通信網では、前記言及したように、セル識別技法、TDOA技法またはA−GPS技法などの測位方法が使われる。したがって、UE_A155が訪問中のPLMNも前記3つ方法のうち、いずれか1つの方法でUE_A155の位置を測定することができる。ところが、前記方法による位置測定は、ネットワーク資源の負担や位置計算の主体によって次のように2種類に分類されることができる。即ち、位置測定方法は、UEが疑似距離情報と測位補助情報に基づいて自ら自身の位置を計算する方法(UE based)と、UEがGPS衛星信号獲得補助情報(例えば、A−GPS補助情報)を利用して疑似距離情報を求めた後、その疑似距離情報を前記UEのLCSサービスを管理する該当RNCに伝達すれば、ネットワークでUEの位置を計算する方法(UE assisted)に分類されることができる。
【0017】
図2の例において、UE_A155の訪問(visited)GMLC17に伝えられたUE_A155位置情報要請は、MSC/SGSN119を経てRAN170に伝えられるが、仮りに該当RNCからUE_A155にUE_A155のA−GPS補助情報を送ってUE_A155の位置をUE_A155で計算する場合、前者(UE based)となり、UE_A155で獲得されたGPS疑似距離情報をRNCに送ってUE_A155の位置をネットワークで計算することになれば後者(UE assisted)となる。
【0018】
ステップS27において、前記言及された2つの方法(UE based及びUE assisted)のうち、いずれか1つの方法でUE_A155の位置を計算したら、訪問(visited)GMLC117は、その結果(UE_Aの位置情報)をホーム(home)GMLC113に伝達する。ホーム(home)GMLC113はまた認証ステップ(S31)を経た後、訪問(visited)GMLC117から伝えられたUE_A155の位置情報を要請(requesting)GMLC111を経てクライアント160に伝達する(S33、S35)。
【0019】
このような従来の移動端末機位置決定方法は、LMU(Location Measurement Unit)やSMLC(Serving Mobile Location Center)のような位置計算システムが存在しないPLMN網に外部LCSクライアントやUEの要求に従うUEの測位サービスが要請された場合、対象UEに対する位置が計算できない短所があった。即ち、対象UEが位置した(即ち、訪問した)PLMNから測位補助情報を提供しない場合、前記PLMN網は対象UEまたはLCSクライアントの測位要請に対して失敗を応答することになる。
【0020】
特に、従来の移動端末機の位置決定方法は、LCSの基本的な測位サービスを提供しない移動通信網で独立型(standalone)GPS測位より向上したサービス結果が得られない。例えば、従来の移動端末機の位置決定方法は、事故地域へ旅行中であるとか紛争地域へ移動するLCSクライアントがUEの位置情報を得ることができなかったし、UEが独立的にホームPLMNから提供するLCSサービスを利用して旅行情報や地理情報が活用できなかったし、UEが独立的に自身の端末機に格納されたLCSサービスデータベースを利用するために自身の位置情報を確認することができなかった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0021】
したがって、前記のような問題を解決するための本発明の第1の目的は、移動端末機が属した通信網や地域に関わらず、移動端末機の位置情報が獲得できる移動端末機の位置決定方法を提供することにある。
【0022】
本発明の第2の目的は、測位補助情報を提供しない地域に位置した移動端末機の位置が決定できる移動端末機の位置決定方法を提供することにある。
【0023】
本発明の第3の目的は、パケット網を通じて伝えられた位置決定対象移動端末機のホーム通信網位置情報を利用して、移動端末機の測位補助情報を生成する移動端末機の位置決定方法を提供することにある。
【0024】
本発明の第4の目的は、効率的で、かつ精密な位置情報を獲得する移動端末機の位置決定方法を提供することにある。
【0025】
本発明の第5の目的は、移動端末機がローミング(roaming)時にも位置サービスの連続性(continuity)と完全性(integrity)が提供できる移動端末機の位置決定方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0026】
前記の目的を達成するために、本発明で提供する移動端末機の位置決定方法は、クライアントの位置サービス要請に応答して位置決定対象端末、即ち位置を知りたい目標端末のホーム公衆移動通信網(PLMN)情報を確認する第1ステップと、前記ホーム公衆移動通信網(PLMN)情報に基づいて前記目標端末の訪問公衆移動通信網(PLMN)情報を確認する第2ステップと、前記訪問公衆移動通信網(PLMN)が測位補助情報を提供しない領域である場合、前記ホーム公衆移動通信網(PLMN)で訪問公衆移動通信網(PLMN)の無線局識別子のような概略的な位置情報を利用して前記訪問公衆移動通信網(PLMN)の測位補助情報を算出する第3ステップと、前記位置決定対象端末が接続中の訪問公衆移動通信網(PLMN)に前記測位補助情報を伝達する第4ステップと、を含むことを特徴とする。
【0027】
また、前記の目的を達成するために、本発明で提供する移動端末機の位置決定方法は、測位補助情報を提供しない公衆移動通信網(PLMN)に訪問中の目標端末の位置サービス要請に応答して前記訪問公衆移動通信網(PLMN)のサービスパケット無線サービス支援ノード(SGSN)が訪問位置登録サーバー(VLR)から前記目標端末のホーム公衆移動通信網(PLMN)のルーティング情報を確認する第1ステップと、前記ルーティング情報を利用して前記サービスパケット無線サービス支援ノード(SGSN)が前記ホーム公衆移動通信網(PLMN)に前記目標端末の位置を計算するための測位補助情報を要請する第2ステップと、前記要請に応答してホーム公衆移動通信網(PLMN)で前記訪問公衆移動通信網(PLMN)の無線局識別子を利用して訪問公衆移動通信網(PLMN)の測位補助情報を算出する第3ステップと、前記移動端末機が接続中の訪問公衆移動通信網(PLMN)の目標端末にに前記測位補助情報を伝達する第4ステップと、を含むことを特徴とする。
【産業上の利用可能性】
【0028】
前記のような本発明は、移動端末機が属した通信網や地域に関わらず、移動端末機の位置情報が獲得できる長所がある。したがって、本発明は、測位補助情報を提供しない地域に位置した移動端末機の位置が決定できる効果がある。また、本発明は、パケット網を通じて伝えられた位置決定対象移動端末機のホーム通信網位置情報を利用して移動端末機の測位補助情報を生成することによって、効率的で、かつ精密な位置情報を獲得することができる。そして、本発明は移動端末機がローミング(roaming)時にも位置サービスの連続性(continuity)と完全性(integrity)を提供することができる長所がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
以下、本発明の好ましい実施形態を添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。この際、本発明の要旨を曖昧にすることができる公知機能及び構成に対する詳細な説明は省略する。
【0030】
図3は、本発明の実施形態によって移動端末機の位置を決定するためのネットワーク構造を示す図面である。特に、図3は、位置決定対象、即ち目標UE155の訪問(visited)PLMN220がLCSを支援しない場合に対する例を示している。即ち、図3を参照すれば、対象UE155はノードB221とSRNC(Serving RNC)222等の無線アクセス網(RAN)を経て移動通信核心網CN210に連結される。UE155の位置決定のために必要なデータ(例えば、GPS衛星信号から獲得された疑似距離、衛星識別子及びGPS信号獲得時の基準時間など、測位に必要な情報)は、IP(Internet Protocol)住所と共にカプセル化されてパケットデータサービスを支援するSGSN223とGGSN(Gateway GPRS Support Node)224を経た後、VLR(Visitor Location Register)225に格納されたルーティング情報を利用して自身が属するホーム(home)PLMN230内のホーム(home)GMLC231に伝えられる。
【0031】
ホーム(home)PLMN230では、内部のネットワーク資源を利用して位置サービス認証、許可及びUE155の位置計算を遂行しなければならない。したがって、ホームPLMN230は、内部にSGSN232、HLR/HSS233、PPR(Privacy Profile Register;以下、PPRと称する)234及びモバイル測位センター(Serving MLC(Mobile Location Center)235、Dedicated MLC236)などのネットワーク構成要素を必要とする。
【0032】
一方、外部LCSクライアント(external LCS client)240は、UE155の位置を測定しようとする場合、IMSI、MSISDN、またはIP住所などのルーティング情報を利用して要請(requesting)GMLC241に接続した後、ホームGMLC231にLCSサービス要請をすることになる。
【0033】
図4は、本発明の第1実施形態に係る移動端末機の位置決定方法に対する処理手順図である。特に、図4は外部LCSクライアント(以下、“クライアント”と称する)240がUE_A155の位置を要請した場合、UE_assisted方式でUE_A155位置を計算する方法に対する例を表している。
【0034】
図4を参照すれば、クライアント240は、クライアントが連結されたGMLC241に位置を知りたいUEに対する位置サービス(Location Service;以下、“LCS”と称する)を要請する(S101)。即ち、UE_A155の位置情報を要請する。この際、クライアント240は、位置を知りたいUEの識別情報をGMLC241に伝送する。一方、GMLC241はUE_A155の位置を要請するGMLC241であるので、図4には“Requesting GMLC”と表記した。
【0035】
そうすれば、要請(requesting)GMLC241は、伝送されたUEの識別情報(例えば、IMSIやIP住所等)を利用してHLR/HSS(Home Location Register/Home Subscriber Server)233にUE_A155のホームPLMN情報(例えば、ホームGMLC231に対するルーティング情報)を要請し(S103)、HLR/HSS233からホームPLMN情報を受信する(S105)。この際、HLR/HSS233は、UEの登録者情報及びローミング(roaming)情報を格納するサーバーとして前記格納されたUEの登録者情報を利用して要請(requesting)GMLC241に応答する。即ち、UE_A155のホームGMLC231のルーティング情報を要請GMLC241に伝達する。
【0036】
前記ステップ(S105)において、UE_A155のホームGMLC231のルーティング情報を受信した要請GMLC241は、そのルーティング情報を利用してUE_A155のホームGMLC231にUE_A155の位置情報を要請する(S107)。そうすれば、ホーム(home)GMLC231は、私生活保護認証ステップ(S109)を遂行した後、HLR/HSS233からUE_A155の訪問PLMN情報を伝達受ける手順を遂行する(S111、S113)。
【0037】
他の実施形態として、前記ホームGMLC231のルーティング情報を獲得するステップ(S103、S105)と前記ローミング地域内に存在するUE_A155に対するルーティング情報を獲得するステップ(S111、S113)は、2段階、即ちホームGMLC231のルーティング情報とローミング地域内に存在するUE_A155のルーティング情報を共に要請する段階と、前記ホームGMLC231のルーティング情報とローミング地域内に存在するUE_A155のルーティング情報を共に応答受ける段階からなることができる。即ち、要請GMLC241で対象UE_A155のホームGMLC231情報と要請時点でのUE_A155が位置している訪問PLMNへのルーティング情報(例えば、訪問GGNS IP住所)を共に要請する方法である。
【0038】
前記ルーティング情報獲得手続きを経た後、ホームGMLC231では、前記訪問PLMN情報を利用して訪問PLMNが遠隔領域であるかどうかを確認する(S115)。即ち、訪問PLMNがA−GPS機能を支援しない領域であるかどうかを確認する。もし、訪問PLMNがA−GPS機能を支援しない領域である場合、ホームGMLC231は訪問PLMNに位置したUE_A155に該当する測位補助情報を算出した後(S117)、その測位補助情報と共にUE_A155の位置情報要請メッセージを訪問PLMNのGGSN(訪問GGSN)224に伝送する(S119)。
【0039】
この際、前記ステップS117において、ホームGMLC231は、UE_A155の訪問PLMNから伝えられた無線局(cell)識別子に基づいて該当UEが存在するセルの地理的情報とGPS衛星軌道を計算した後、このような計算結果を利用して該当UEが效果的にGPS信号を獲得し(UE assisted LCS)、獲得されたGPSロー(raw)データから向上した位置計算が可能であるようにする(UE based LCS)有効な測位補助情報(例えば、GPS航法パラメータ(parameter))を算出する。
【0040】
または、前記ステップ(S117)を遂行するために、ホームGMLC231がPLMNの無線局識別子によりPLMNの各々の地理的情報が分かるデータベース(DB:database)を内蔵し、HLR233で管理する訪問PLMNの概略的な位置情報(例えば、水原(SUWON)、大邱(daegu)などの地理情報)を利用してホームPLMN231が前記データベース(DB)から訪問PLMNの地理的情報(例えば、緯度、経度等)を検出した後、その地理的情報を利用して訪問PLMNの測位補助情報を算出することが好ましい。
【0041】
前記ステップ(S117)で算出した測位補助情報の例は、衛星数と衛星識別子、GPS衛星基準時間、電離層遅延補正情報、天文暦(ephemeris)とクロック(clock)の補正情報、UTC(Universal Time Coordinated、国際協定時)オフセット、衛星暦法(almanac)、使用不可能衛星リスト情報、ドップラーモデル係数とドップラー探索ウィンドウサイズ、該当セルの概略的地理情報、コード位相(code phase)関連情報などがある。このような情報はIP住所とカプセル化されたパケットで訪問GGSN224に伝えられる。この際、GGSN224は、UE_A155が訪問中のPLMNのGGSNであるので、“訪問(visited)GGSN”と称する。
【0042】
前記ステップ(S119)において、GMLC231からGGSN224に伝送されるメッセージ510構造の例が図6aに例示されている。図6aを参照すれば、前記メッセージ510は、LCSセッション要請フラグ511、出発地IP住所512、目的地IP住所513、クライアントID514、位置計算タイプ(type)515及び測位補助情報516を含む。
【0043】
LCSセッション要請フラグフィールド511は、UE_A155に該当メッセージ510が位置情報要請メッセージであることを知らせるためのフラグを格納する。出発地IP住所フィールド512にはGMLC231のIP住所が格納され、目的地IP住所フィールド513にはUE_A155のIP住所が格納される。クライアントIDフィールド514にはUE_A155の位置を要請したクライアントの識別番号が格納されるが、これはUE_A155の位置情報要請に対する認証用に使われる。位置計算タイプフィールド515には位置計算の種類を格納する。即ち、位置計算タイプフィールド515には位置計算をUE_A155で遂行する“UE-based TYPE”であるか、または、UE_A155でGPS疑似距離を測定すれば、その情報をもってGMLC231でUE_A155の位置を計算する“UE-assisted TYPE”であるかを決定する情報を格納する。図4には“UE-assisted TYPE”の場合を例示しているので、ステップ(S119)から伝えられるメッセージ510の位置計算タイプフィールド515には位置計算種類が“UE-assisted TYPE”であることを知らせる情報が格納される。
【0044】
測位補助情報フィールド516にはGMLC231で測定されたUE_A155の測位補助情報が格納されるが、GMLC231でUE_A155の端末特性を予め把握して選別的な測位補助情報を格納することができる。前記ステップ(S119)において、GMLC231から図6aに例示されたような構成を有するメッセージ510を受信したGGSN224は、前記メッセージ510をMSC/SGSN223及び無線接続網(RAN)270を経てUE_A155に伝達する(S121、S123及びS124)。この際、ホームGMLC231は、使用可能なネットワーク資源またはトラフィック状況により、自身が格納している測位補助情報のうち、GPS初期信号獲得のための測位補助情報のみをUE_A155に伝達することができる。そして、ホームGMLC231は、UE_A155から疑似距離測定値が受信された際、残りの利用可能測位補助情報を目標端末の位置計算に使用することができる。
【0045】
一方、前記ホームGMLC231からRAN270までのメッセージ伝達は、一般的なGPRS支援通信網でのパケット伝達方式と一致する。即ち、メッセージ510はPDP PDUでパケットデータ化され、GTP(GPRS Tunneling protocol)に相応する形式でカプセル化した後、RAN270までトンネルリングされた伝送経路に沿ってRAN270に伝えられ、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)を通じてRAN270からUE_A155の上位応用階層まで伝えられる。
【0046】
そうすれば、UE_A155は、前記メッセージ510に含まれた位置計算種類を確認して、それによる処理を遂行する。図4では、“UE-assisted TYPE”の場合を例示しているので、UE_A155はメッセージ510に含まれた測位補助情報を利用してUE_A155のGPS疑似距離を測定する(S125)。そして、その計算結果をRAN270、MSC/SGGN223及び訪問GGSN224を経てホームGMLC231に伝達する(S126、S127、S129及びS131)。この際、GPS疑似距離はホームGMLCのIP住所と共にカプセル化された後、ルーティングされてホームGMLCに伝えられる。図6bは、UE_A155の位置情報が伝えられるメッセージの形態を例示する。
【0047】
図6bを参照すれば、UE_A155からGMLC231まで伝えられるメッセージ520は、LCS応答フラグ521、出発地IP(即ち、UE_A155のIP住所)522、目的地IP(即ち、ホームGMLC231のIP住所)523、クライアントID524、位置計算タイプ525及びUE_AのGPS疑似距離526を含む。各フィールドに格納されるデータは、図6aを参照した説明で言及したことと類似しているので、具体的な説明は省略する。
【0048】
前記UE_A155のGPS疑似距離を受信したホームGMLC231は、前記GPS疑似距離を利用してUE_A155の位置を計算し(S133)、その結果を要請GMLC241を経てクライアント240に伝達する(S135、S137)。
【0049】
図5は、本発明の第1実施形態に係る移動端末機の位置決定方法に対する処理手順図である。特に、図5は、外部LCSクライアント(以下、“クライアント”と称する)240がUE_A155の位置を要請した場合、UE_based方式でUE_A155位置を計算する方法に対する例を表している。
【0050】
図5の各ステップ(S201乃至S224)は、図4のステップ(S101乃至S124)と類似している。したがって、前記ステップ(S201乃至S224)に対する具体的な説明は省略する。但し、図5は、UE-based TYPEの場合を例示するので、ステップ(S219乃至S224)において、GMLC231からUE_A155まで伝えられるメッセージ510の内容が一部変わる。即ち、メッセージ510の位置計算タイプフィールド515に位置計算種類が“UE-based TYPE”であることを知らせる情報が格納される。この際、前記ステップ(S219乃至S224)において、ホームGMLC231からRAN270までのメッセージ伝達方式は、図4の説明で言及したことと類似しているので、伝達方式に対する具体的な説明は省略する。
【0051】
そうすれば、UE_A155は、前記メッセージ510に含まれた位置計算種類を確認して、それに従う処理を遂行する。図5では“UE-based TYPE”の場合を例示しているので、UE_A155はメッセージ510に含まれた測位補助情報を利用してUE_A155のGPS疑似距離を測定した後、そのGPS疑似距離を利用してUE_ Aの位置を計算する(S225)。そして、その計算結果をRAN270、MSC/SGGN223、訪問GGSN224、ホームGMLC231及び要請GMLC241を経てクライアント240に伝達する(S226、S227、S229、S231、S235及びS237)。この際、UE_A155の位置情報はホームGMLCのIP住所と共にカプセル化された後、ルーティングされてホームGMLCに伝えられる。図6cは、UE_A155の位置情報が伝えられるメッセージの形態を例示する。
【0052】
図6cを参照すれば、UE_A155からGMLC231まで伝えられるメッセージ530は、LCS応答フラグ531、出発地IP(即ち、UE_A155のIP住所)532、目的地IP(即ち、ホームGMLC231のIP住所)533、クライアントID534、位置計算タイプ535及びUE_Aの位置情報536を含む。各フィールドに格納されるデータは、図6aを参照した説明で言及したことと類似しているので、具体的な説明は省略する。図7は、本発明の第2実施形態に係る移動端末機の位置決定方法に対する処理手順図である。特に、UE_A155がA−GPS機能を支援しない領域(一名、遠隔領域と称する)で自身の位置を要請した場合、“UE-assisted”方式でUE_A155の位置を計算する方法に対する例を表している。UE_A155が位置決定対象、即ち目標UEとなる場合である。このように、UE_A155が遠隔領域で自身の位置を要請することが必要な場合は、UE_A155がA−GPS機能を支援しない領域で独立的にPLMNから提供するLCSサービスを利用して旅行情報や地理情報を活用したり自身の端末機に格納されたLCSサービスデータベースを利用するために自身の位置情報を知りたい時である。
【0053】
図7を参照すれば、UE_A155は、自身の位置を要請するために、まずネットワークに連結する手順を遂行しなければならない。即ち、UE_A155は無線接続網(RAN)270を経てMSC/SGSN223にネットワーク連結を要請し(S301、S303)、MSC/SGSN223からそれに対する応答で連結承認を受けた後(S305)、MSC/SGSN223との認証ステップ(S307)を通じてネットワークを連結する。もし、UE_A155が既にネットワークに連結されていたとすれば、前記ステップ(S301乃至S307)は省略可能である。
【0054】
このように、ネットワークに連結されたUE_A155は無線接続網270を経てMSC/SGSN223にUE_A155の位置情報を要請する(S309)。そうすれば、SGSN223は、該当PLMNが自ら測位情報が提供できないこと(例えば、AGPS機能が支援できないこと)を判断して、VLR(Visitor Location Register)225からUE_A155のホームPLMNに対するルーティング情報(例えば、ホームGMLC231のIP住所)を伝達受けた後(S311、S313)、該当PLMNのGGSN224にUE_A155の位置情報要請メッセージを伝達する(S315)。この際、SGSN223はホームGMLC231のIP住所を前記位置情報要請メッセージと共にGGSN224に伝達する。
【0055】
この際、GGSN224に伝えられる位置情報要請メッセージの形式は、図9aに例示された通りである。図9aを参照すれば、GGSN224に伝えられる位置情報要請メッセージ610は、LCSセッション要請フラグ611、UE_AのID612(例えば、IMSI、IP住所等)、セルID613、位置計算タイプ(TYPE)614を含み、サービス品質を保障するために付加的に測位QoS615及び該当要請情報の満了時間情報616を更に含むことができる。
【0056】
前記ステップ(S315)において、SGSN223から図9aに例示されたようなUE_A155位置情報要請メッセージ610とホームGMLCのIP住所を受信した訪問GGSN224は、そのIP住所を利用してホームGMLC231にUE_A155の位置を要請する(S317)。即ち、前記位置情報要請メッセージ610を伝達する。この際、前記位置情報要請メッセージ610には、図9aに例示されたように、遠隔A−GPS機能を支援するための必須情報であるUE_A155の訪問セルに対するセル情報(例えば、セルID)を含む。
【0057】
そうすれば、ホームGMLC231は、HLR/HSS233に該当サービスに対する認証を要請し(S319)、HLR/HSS233は、その要請に応答して該当サービスに対する認証と私生活保護手順を遂行した後(S321)、承認の可否をホームGMLC231に伝達する(S323)。
【0058】
前記ステップ(S319乃至S323)を経て該当サービスに対する承認を受けたホームGMLC231は、UE_A115測位補助情報を算出した後(S325)、その測位補助情報を訪問PLMNのGGSN(訪問GGSN)224に伝送する(S327)。
【0059】
この際、前記ステップ(S325)において、ホームGMLC231は、UE_A155の訪問PLMN内の無線局(cell)識別子に基づいて該当UEが存在するセルの地理的情報とGPS衛星軌道を計算した後、このような計算結果を利用して該当UEが效果的にGPS信号を獲得し(UE assisted LCS)、獲得したGPSロー(raw)データから向上した位置計算が可能であるようにする(UE based LCS)有効な測位補助情報(例えば、GPS航法パラメータ(parameter))を算出する。
【0060】
または、前記ステップ(S325)を遂行するために、ホームGMLC231がPLMNの無線局識別子によりPLMNの各々の地理的情報が分かるデータベース(DB:database)を内蔵し、ホームPLMN231が前記訪問PLMNの無線局識別子を利用して前記データベース(DB)から訪問PLMNの地理的情報を検出した後、その地理的情報を利用して訪問PLMNに位置したUE_A115に該当する測位補助情報を算出することが好ましい。
【0061】
前記ステップ(S325)で算出された測位補助情報の例は、衛星数と衛星識別子、GPS衛星基準時間、電離層遅延補正情報、天文暦(ephemeris)とクロック(clock)の補正情報、UTCU(Universal Time Coordinated、国際協定時)オフセット、衛星暦法(almanac)、使用不可能衛星リスト情報、ドップラーモデル係数計数とドップラー探索ウィンドウサイズ、該当セルの概略的地理情報、コード位相(code phase)関連情報などがある。前記ステップ(S327)において、測位補助情報を受信したGGSN224は、その測位補助情報をMSC/SGSN223及びRAN270を経てUE_A155に伝達する(S329、S331及びS333)。この際、伝えられた測位補助情報は、GPS初期信号獲得のための補助情報のみ伝えられ、残りの利用可能情報はUE_A155から疑似距離測定値が到達した時、位置計算のために使われることができる。この際、前記ホームGMLC231からUE_A155に伝えられる測位補助情報は、図9bに例示されたようなメッセージ形態を有する。図9bを参照すれば、測位補助情報伝達メッセージ620は、出発地(ホームGMLC)IP住所621、目的(UE_A)IP住所622、位置計算タイプ623及び測位補助情報624を含む。図7は、“UE-assisted”の位置計算方法を例示するので、位置計算タイプフィールド623には位置計算タイプが“UE-assisted”であることを表す情報を格納する。
【0062】
前記ステップ(S333)において、測位補助情報を受信したUE_A155は、前記測位補助情報を利用してUE_A155のGPS疑似距離を測定する(S335)。そして、そのGPS疑似距離をRAN270、MSC/SGGN223、訪問GGSN224を経てホームGMLC231に伝達する(S337、S339、S341及びS343)。この際、GPS疑似距離は、ホームGMLC231のIP住所と共にカプセル化された後、ルーティングされてホームGMLC231に伝えられる。
【0063】
この際、UE_A155からホームGMLC231にGPS疑似距離を伝達するためのメッセージ形態の例が図9cに例示されている。図9cを参照すれば、GPS疑似距離情報を伝達するためのメッセージ630は、出発地(UE_A)IP住所631、目的地(ホームGMLC)IP住所632、位置計算タイプ633及びUE_AのGPS疑似距離634を含む。
【0064】
一方、前記ステップ(S337乃至S343)でのメッセージ伝達方式は、図4の前記ホームGMLC231からRAN270までのメッセージ伝達方式のように、GTPプロトコルを利用したパケットデータトンネルリング方式を使用することが好ましい。前記ステップ(S337乃至S343)を通じて前記UE_A155のGPS疑似距離を受信したホームGMLC231は、前記GPS疑似距離を利用してUE_A155の位置を計算して(S345)、その結果を訪問GGSN224及びMSC/SGSN223を経てUE_A155に伝達する(S347、S349及びS351)。また、ホームGMLC231は、前記計算結果(例えば、UE_A位置情報)をクライアント240に伝達することができる(S353)。
【0065】
この際、UE_A155の位置情報を伝達するためのメッセージ形態の例が図9dに例示されている。図9dを参照すれば、UE_Aの位置情報を伝達するためのメッセージ640は、出発地(ホームGMLC)IP住所641、目的地(UE_A)IP住所642、位置計算タイプ643及びUE_Aの位置情報644を含む。
【0066】
図8は、本発明の第2実施形態に係る移動端末機の位置決定方法に対する処理手順図であって、特に、UE_A155がA−GPS機能を支援しない領域(一名、遠隔領域という)で自身の位置を要請した場合、“UE-based”方式によりUE_A155の位置を計算する方法に対する例を表している。このように、UE_A155が遠隔領域で自身の位置を要請することが必要な場合は、図7の説明の初頭で言及した通りである。
【0067】
図8の各ステップ(S401乃至S433)は、図7のステップ(S301乃至S333)と類似している。したがって、前記ステップ(S401乃至S433)に対する具体的な説明は省略する。但し、図8は、UE-based TYPEの場合を例示するので、ステップ(S409、S415、S417)から伝えられるメッセージ610の内容が一部変わる。即ち、メッセージ610の位置計算タイプフィールド623に位置計算種類が“UE-based TYPE”であることを知らせる情報が格納される。この際、前記メッセージ610の伝達方式は、図7の説明で言及したことと類似しているので、伝達方式に対する具体的な説明は省略する。
【0068】
前記ステップ(S433)において、測位補助情報を受信したUE_A155は、前記測位補助情報を利用してUE_A155のGPS疑似距離を測定した後、そのGPS疑似距離を利用してUE_A155の位置を計算する(S435)。そして、その計算結果をRAN270、MSC/SGGN223、訪問GGSN224及びホームGMLC231を経てクライアント240に伝達する(S437、S439、S441、S443及びS445)。この際、UE_A155の位置情報は、ホームGMLCのIP住所と共にカプセル化された後、ルーティングされてホームGMLCに伝えられる。図9eはUE_A155の位置情報が伝えられるメッセージの形態を例示する。図9eを参照すれば、UE_A155がUE_A155の位置情報を伝達するためのメッセージ650は、出発地(UE_A)IP住所651、目的地(ホームGMLC)IP住所652、位置計算タイプ653及びUE_Aの位置情報654を含む。
【0069】
前記本発明の第1及び第2実施形態において、UE_A155は、IP支援端末でなければならない。即ち、UE_A155は、カプセル化/デカプセル化(encapsulation/decapsulation)が全て可能でなければならない。
【0070】
前述した本発明の説明では、具体的な実施形態に関して説明したが、本発明の範囲から外れない限度内で種々変形が可能であることは勿論である。したがって、本発明の範囲は説明された実施形態に限るのではなく、特許請求範囲だけでなく、特許請求範囲と均等なものにより定められるはずである。
【図面の簡単な説明】
【0071】
【図1】移動通信システムの構造を概略的に示す図である。
【図2】従来の実施形態に係る移動端末機の位置決定方法に対する処理手順図である。
【図3】本発明の実施形態によって移動端末機の位置を決定するためのネットワーク構造を示す図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る移動端末機の位置決定方法に対する処理手順図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係る移動端末機の位置決定方法に対する処理手順図である。
【図6a】本発明の第1実施形態に係る移動端末機の位置決定時に伝送されるデータフォーマットの例示図である。
【図6b】本発明の第1実施形態に係る移動端末機の位置決定時に伝送されるデータフォーマットの例示図である。
【図6c】本発明の第1実施形態に係る移動端末機の位置決定時に伝送されるデータフォーマットの例示図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る移動端末機の位置決定方法に対する処理手順図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係る移動端末機の位置決定方法に対する処理手順図である。
【図9a】本発明の第2実施形態に係る移動端末機の位置決定時に伝送されるデータフォーマットの例示図である。
【図9b】本発明の第2実施形態に係る移動端末機の位置決定時に伝送されるデータフォーマットの例示図である。
【図9c】本発明の第2実施形態に係る移動端末機の位置決定時に伝送されるデータフォーマットの例示図である。
【図9d】本発明の第2実施形態に係る移動端末機の位置決定時に伝送されるデータフォーマットの例示図である。
【図9e】本発明の第2実施形態に係る移動端末機の位置決定時に伝送されるデータフォーマットの例示図である。
【符号の説明】
【0072】
155 UE_A
223 MSC/SGSN
224 GGSN
231 ホームGMLC
233 HLR/HSS
240 CLIENT
241 要請GMLC
270 RAN

【特許請求の範囲】
【請求項1】
クライアントの位置サービス要請に応答して目標端末のホーム公衆移動通信網(PLMN)情報を確認する第1ステップと、
前記ホーム公衆移動通信網(PLMN)情報に基づいて前記目標端末の訪問公衆移動通信網(PLMN)情報を確認する第2ステップと、
前記訪問公衆移動通信網(PLMN)の所定の位置情報を利用して前記ホーム公衆移動通信網で前記訪問公衆移動通信網(PLMN)の測位補助情報を算出する第3ステップと、
前記目標端末の訪問公衆移動通信網(PLMN)に前記測位補助情報を伝達する第4ステップと、
を含むことを特徴とする移動端末機の位置決定方法。
【請求項2】
前記目標端末の訪問公衆移動通信網情報を確認するステップは、前記訪問公衆移動通信網の測位補助情報の提供可能の可否を判断するステップを更に含むことを特徴とする請求項1記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項3】
前記所定の位置情報は、前記目標端末が位置した訪問公衆移動通信網の無線局識別子を含むことを特徴とする請求項1記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項4】
前記測位補助情報を目標端末に伝送する第5ステップと、
前記目標端末がその測位補助情報を利用して目標端末のGPS疑似距離を測定した後、その結果を前記ホーム公衆移動通信網(PLMN)に伝達する第6ステップと、
前記目標端末のGPS疑似距離を利用して前記ホーム公衆移動通信網(PLMN)で前記目標端末の位置を計算する第7ステップと、
を更に含むことを特徴とする請求項1記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項5】
前記測位補助情報を目標端末に伝送する第8ステップと、
前記目標端末がその測位補助情報を利用して目標端末のGPS疑似距離を測定した後、そのGPS疑似距離を利用して目標端末の位置を計算する第9ステップと、
を更に含むことを特徴とする請求項1記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項6】
前記第2ステップは、移動端末機の登録者情報及びローミング情報を格納するサーバーから前記目標端末の訪問公衆移動通信網(PLMN)のゲートウェイパケット無線サービス支援ノード(GGSN)に対するIP住所を確認することを特徴とする請求項1記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項7】
前記第2ステップは、移動端末機の登録者情報及びローミング情報を格納するサーバーから前記目標端末の訪問公衆移動通信網(PLMN)のゲートウェイパケット無線サービス支援ノード(GGSN)に対するIP住所を確認することを特徴とする請求項2記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項8】
前記第2ステップは、移動端末機の登録者情報及びローミング情報を格納するサーバーから前記目標端末の訪問公衆移動通信網(PLMN)のゲートウェイパケット無線サービス支援ノード(GGSN)に対するIP住所を確認することを特徴とする請求項3記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項9】
前記第2ステップは、移動端末機の登録者情報及びローミング情報を格納するサーバーから前記目標端末の訪問公衆移動通信網(PLMN)のゲートウェイパケット無線サービス支援ノード(GGSN)に対するIP住所を確認することを特徴とする請求項4記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項10】
前記第2ステップは、移動端末機の登録者情報及びローミング情報を格納するサーバーから前記目標端末の訪問公衆移動通信網(PLMN)のゲートウェイパケット無線サービス支援ノード(GGSN)に対するIP住所を確認することを特徴とする請求項5記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項11】
前記第3ステップは、前記目標端末が位置する訪問公衆移動通信網の地理的情報とGPS衛星軌道を計算した後、その計算結果を利用して有効な測位補助情報を算出することを特徴とする請求項1記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項12】
前記第3ステップは、前記目標端末が位置する訪問公衆移動通信網の地理的情報とGPS衛星軌道を計算した後、その計算結果を利用して有効な測位補助情報を算出することを特徴とする請求項2記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項13】
前記第3ステップは、前記目標端末が位置する訪問公衆移動通信網の地理的情報とGPS衛星軌道を計算した後、その計算結果を利用して有効な測位補助情報を算出することを特徴とする請求項3記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項14】
前記第3ステップは、前記目標端末が位置する訪問公衆移動通信網の地理的情報とGPS衛星軌道を計算した後、その計算結果を利用して有効な測位補助情報を算出することを特徴とする請求項4記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項15】
前記第3ステップは、前記目標端末が位置する訪問公衆移動通信網の地理的情報とGPS衛星軌道を計算した後、その計算結果を利用して有効な測位補助情報を算出することを特徴とする請求項5記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項16】
前記第3ステップは、公衆移動通信網(PLMN)の無線局識別子により公衆移動通信網(PLMN)の各々の地理的情報が分かるデータベースを内蔵したホーム公衆移動通信網(PLMN)が前記訪問公衆移動通信網(PLMN)の所定の位置情報を利用して前記データベースから訪問公衆移動通信網(PLMN)の地理的情報を検出して、その地理的情報を利用して訪問公衆移動通信網(PLMN)の測位補助情報を算出することを特徴とする請求項1記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項17】
前記第3ステップは、公衆移動通信網(PLMN)の無線局識別子により公衆移動通信網(PLMN)の各々の地理的情報が分かるデータベースを内蔵したホーム公衆移動通信網(PLMN)が前記訪問公衆移動通信網(PLMN)の所定の位置情報を利用して前記データベースから訪問公衆移動通信網(PLMN)の地理的情報を検出して、その地理的情報を利用して訪問公衆移動通信網(PLMN)の測位補助情報を算出することを特徴とする請求項2記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項18】
前記第4ステップは、ネットワークの利用可能資源とトラフィック状況によりGPS初期信号獲得のための測位補助情報のみを伝達することを特徴とする請求項1記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項19】
前記第4ステップは、ネットワークの利用可能資源とトラフィック状況によりGPS初期信号獲得のための測位補助情報のみを伝達することを特徴とする請求項2記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項20】
前記第4ステップは、ネットワークの利用可能資源とトラフィック状況によりGPS初期信号獲得のための測位補助情報のみを伝達することを特徴とする請求項3記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項21】
前記第4ステップは、ネットワークの利用可能資源とトラフィック状況によりGPS初期信号獲得のための測位補助情報のみを伝達することを特徴とする請求項4記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項22】
前記第4ステップは、ネットワークの利用可能資源とトラフィック状況によりGPS初期信号獲得のための測位補助情報のみを伝達することを特徴とする請求項5記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項23】
前記第4ステップは、前記測位補助情報、ホーム公衆移動通信網(PLMN)及び目標端末のIP情報、そして位置情報要請命令をカプセル化して伝送することを特徴とする請求項1記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項24】
前記第4ステップは、前記測位補助情報、ホーム公衆移動通信網(PLMN)及び目標端末のIP情報、そして位置情報要請命令をカプセル化して伝送することを特徴とする請求項2記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項25】
前記第4ステップは、前記測位補助情報、ホーム公衆移動通信網(PLMN)及び目標端末のIP情報、そして位置情報要請命令をカプセル化して伝送することを特徴とする請求項3記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項26】
前記第4ステップは、前記測位補助情報、ホーム公衆移動通信網(PLMN)及び目標端末のIP情報、そして位置情報要請命令をカプセル化して伝送することを特徴とする請求項4記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項27】
前記第4ステップは、前記測位補助情報、ホーム公衆移動通信網(PLMN)及び目標端末のIP情報、そして位置情報要請命令をカプセル化して伝送することを特徴とする請求項5記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項28】
目標端末の位置を決定するためのクライアント(Client)からの位置サービス要請に応答して、前記訪問公衆移動通信網(PLMN)が前記目標端末のホーム公衆移動通信網(PLMN)の情報を確認するステップと、
前記ホーム公衆移動通信網(PLMN)に前記目標端末の位置を計算するための測位補助情報を要請するステップと、
前記要請に応答してホーム公衆移動通信網(PLMN)で前記訪問公衆移動通信網(PLMN)の所定の位置補助情報を利用して前記訪問公衆移動通信網(PLMN)に位置した前記目標端末の測位補助情報を算出するステップと、
前記目標端末の訪問公衆移動通信網(PLMN)に前記測位補助情報を伝達するステップと、
を含むことを特徴とする移動端末機の位置決定方法。
【請求項29】
前記訪問公衆移動通信網は、前記目標端末の位置サービス要請に応答して前記訪問公衆移動通信網で測位補助情報の提供可能の可否を判断するステップを更に含むことを特徴とする請求項28記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項30】
前記所定の位置補助情報は、前記目標端末が位置した訪問公衆移動通信網の無線局識別子を含むことを特徴とする請求項28記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項31】
前記測位補助情報を前記目標端末に伝送する第5ステップと、
前記目標端末がその測位補助情報を利用して前記目標端末のGPS疑似距離を測定した後、その結果を前記公衆移動通信網(PLMN)に伝達する第6ステップと、
前記目標端末のGPS疑似距離を利用して前記ホーム公衆移動通信網(PLMN)で前記目標端末の位置を計算する第7ステップと、
を更に含むことを特徴とする請求項28記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項32】
前記測位補助情報を前記目標端末に伝送する第8ステップと、
前記目標端末が前記測位補助情報を利用して前記目標端末のGPS疑似距離を測定した後、そのGPS疑似距離を利用して前記目標端末の位置を計算する第9ステップと、
を更に含むことを特徴とする請求項28記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項33】
前記第1ステップは、前記訪問公衆移動通信網(PLMN)のサービスパケット無線サービス支援ノード(SGSN)が前記訪問位置登録サーバー(VLR)からホーム公衆移動通信網(PLMN)の位置サービスセンター(GMLC)に対するIP住所を受信することを特徴とする請求項28記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項34】
前記第1ステップは、前記訪問公衆移動通信網(PLMN)のサービスパケット無線サービス支援ノード(SGSN)が前記訪問位置登録サーバー(VLR)からホーム公衆移動通信網(PLMN)の位置サービスセンター(GMLC)に対するIP住所を受信することを特徴とする請求項29記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項35】
前記第1ステップは、前記訪問公衆移動通信網(PLMN)のサービスパケット無線サービス支援ノード(SGSN)が前記訪問位置登録サーバー(VLR)からホーム公衆移動通信網(PLMN)の位置サービスセンター(GMLC)に対するIP住所を受信することを特徴とする請求項30記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項36】
前記第1ステップは、前記訪問公衆移動通信網(PLMN)のサービスパケット無線サービス支援ノード(SGSN)が前記訪問位置登録サーバー(VLR)からホーム公衆移動通信網(PLMN)の位置サービスセンター(GMLC)に対するIP住所を受信することを特徴とする請求項31記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項37】
前記第1ステップは、前記訪問公衆移動通信網(PLMN)のサービスパケット無線サービス支援ノード(SGSN)が前記訪問位置登録サーバー(VLR)からホーム公衆移動通信網(PLMN)の位置サービスセンター(GMLC)に対するIP住所を受信することを特徴とする請求項32記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項38】
前記第3ステップは、前記目標端末が位置する訪問公衆移動通信網の地理的情報とGPS衛星軌道を計算した後、その計算結果を利用して有効な測位補助情報を算出することを特徴とする請求項28記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項39】
前記第3ステップは、前記目標端末が位置する訪問公衆移動通信網の地理的情報とGPS衛星軌道を計算した後、その計算結果を利用して有効な測位補助情報を算出することを特徴とする請求項29記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項40】
前記第3ステップは、前記目標端末が位置する訪問公衆移動通信網の地理的情報とGPS衛星軌道を計算した後、その計算結果を利用して有効な測位補助情報を算出することを特徴とする請求項30記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項41】
前記第3ステップは、前記目標端末が位置する訪問公衆移動通信網の地理的情報とGPS衛星軌道を計算した後、その計算結果を利用して有効な測位補助情報を算出することを特徴とする請求項31記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項42】
前記第3ステップは、前記目標端末が位置する訪問公衆移動通信網の地理的情報とGPS衛星軌道を計算した後、その計算結果を利用して有効な測位補助情報を算出することを特徴とする請求項32記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項43】
前記第3ステップは、公衆移動通信網(PLMN)の無線局識別子により公衆移動通信網(PLMN)の各々の地理的情報が分かるデータベースを内蔵したホーム公衆移動通信網(PLMN)が前記訪問公衆移動通信網(PLMN)の所定の位置情報を利用して前記データベースから訪問公衆移動通信網(PLMN)の地理的情報を検出して、その地理的情報を利用して訪問公衆移動通信網(PLMN)の測位補助情報を算出することを特徴とする移動端末機の位置決定方法。
【請求項44】
前記第3ステップは、公衆移動通信網(PLMN)の無線局識別子により公衆移動通信網(PLMN)の各々の地理的情報が分かるデータベースを内蔵したホーム公衆移動通信網(PLMN)が前記訪問公衆移動通信網(PLMN)の所定の位置情報を利用して前記データベースから訪問公衆移動通信網(PLMN)の地理的情報を検出して、その地理的情報を利用して訪問公衆移動通信網(PLMN)の測位補助情報を算出することを特徴とする請求項29記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項45】
前記第3ステップは、公衆移動通信網(PLMN)の無線局識別子により公衆移動通信網(PLMN)の各々の地理的情報が分かるデータベースを内蔵したホーム公衆移動通信網(PLMN)が前記訪問公衆移動通信網(PLMN)の所定の位置情報を利用して前記データベースから訪問公衆移動通信網(PLMN)の地理的情報を検出して、その地理的情報を利用して訪問公衆移動通信網(PLMN)の測位補助情報を算出することを特徴とする請求項30記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項46】
前記第3ステップは、公衆移動通信網(PLMN)の無線局識別子により公衆移動通信網(PLMN)の各々の地理的情報が分かるデータベースを内蔵したホーム公衆移動通信網(PLMN)が前記訪問公衆移動通信網(PLMN)の所定の位置情報を利用して前記データベースから訪問公衆移動通信網(PLMN)の地理的情報を検出して、その地理的情報を利用して訪問公衆移動通信網(PLMN)の測位補助情報を算出することを特徴とする請求項31記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項47】
前記第3ステップは、公衆移動通信網(PLMN)の無線局識別子により公衆移動通信網(PLMN)の各々の地理的情報が分かるデータベースを内蔵したホーム公衆移動通信網(PLMN)が前記訪問公衆移動通信網(PLMN)の所定の位置情報を利用して前記データベースから訪問公衆移動通信網(PLMN)の地理的情報を検出して、その地理的情報を利用して訪問公衆移動通信網(PLMN)の測位補助情報を算出することを特徴とする請求項32記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項48】
前記第4ステップは、ネットワークの利用可能資源とトラフィック状況によりGPS初期信号獲得のための測位補助情報のみを前記無線接続網に伝達することを特徴とする請求項28記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項49】
前記第4ステップは、ネットワークの利用可能資源とトラフィック状況によりGPS初期信号獲得のための測位補助情報のみを前記無線接続網に伝達することを特徴とする請求項29記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項50】
前記第4ステップは、ネットワークの利用可能資源とトラフィック状況によりGPS初期信号獲得のための測位補助情報のみを前記無線接続網に伝達することを特徴とする請求項30記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項51】
前記第4ステップは、ネットワークの利用可能資源とトラフィック状況によりGPS初期信号獲得のための測位補助情報のみを前記無線接続網に伝達することを特徴とする請求項31記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項52】
前記第4ステップは、ネットワークの利用可能資源とトラフィック状況によりGPS初期信号獲得のための測位補助情報のみを前記無線接続網に伝達することを特徴とする請求項32記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項53】
前記第4ステップは、前記測位補助情報、ホーム公衆移動通信網(PLMN)及び目標端末のIP情報、そして位置情報要請命令をカプセル化して伝送することを特徴とする請求項28記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項54】
前記第4ステップは、前記測位補助情報、ホーム公衆移動通信網(PLMN)及び目標端末のIP情報、そして位置情報要請命令をカプセル化して伝送することを特徴とする請求項29記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項55】
前記第4ステップは、前記測位補助情報、ホーム公衆移動通信網(PLMN)及び目標端末のIP情報、そして位置情報要請命令をカプセル化して伝送することを特徴とする請求項30記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項56】
前記第4ステップは、前記測位補助情報、ホーム公衆移動通信網(PLMN)及び目標端末のIP情報、そして位置情報要請命令をカプセル化して伝送することを特徴とする請求項31記載の移動端末機の位置決定方法。
【請求項57】
前記第4ステップは、前記測位補助情報、ホーム公衆移動通信網(PLMN)及び目標端末のIP情報、そして位置情報要請命令をカプセル化して伝送することを特徴とする請求項32記載の移動端末機の位置決定方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図6C】
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【図7】
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【図8】
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【図9A】
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【図9B】
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【図9C】
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【図9D】
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【図9E】
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【公表番号】特表2007−520151(P2007−520151A)
【公表日】平成19年7月19日(2007.7.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−550954(P2006−550954)
【出願日】平成17年1月31日(2005.1.31)
【国際出願番号】PCT/KR2005/000286
【国際公開番号】WO2005/074169
【国際公開日】平成17年8月11日(2005.8.11)
【出願人】(503447036)サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド (2,221)
【Fターム(参考)】