説明

立体映像表示装置

【課題】粒状感が視認されるのを低減して、高品質の立体映像を再生する立体映像表示装置を提供する。
【解決手段】立体映像表示装置10Aにおいて、映像を出力する映像出力手段20と、片側面に入射した前記映像を構成する各々の光線の入射角に対応して反対面から抜ける各々の光線の方向が定まる光線制御子30と、前記反対面から抜けた前記光線を拡散させるとともに光線制御子30の側から見て凹な形状となるように形成される拡散板40と、を備えることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、立体映像を表示する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
観賞者が特殊な眼鏡等を装着することなしに立体映像を観賞できるようにした光線再生方式の立体映像表示技術が、特許文献1に記載されている。特許文献1の技術は、複数のプロジェクタからの投射光、すなわち異なる方向から投射される投射光を重ねて光線制御子に入射させることで、該投射光に対して光線制御子を挟んで反対側の空間に再生される光線の密度を向上させ、鑑賞者が鑑賞する立体像の再現精度を向上させたものである。
ここで、光線制御子とは、マイクロレンズアレイ、レンチキュラレンズまたはフレネルレンズ、もしくは、それらの適宜組み合わせにより構成されるものであり、片側面に入射した映像を構成する各々の光線の入射角に対応して、反対面から抜ける各々の光線の方向が定まるようなものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−139524号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の装置において、鑑賞者は光線制御子の表面を直視することによって空間に再生されている立体像を認識する。しかし特許文献1の装置では、再生された光線を適度に拡散させて空間を充填するための手段がないため、鑑賞者が光線制御子の焦点面で結像する各々の光点を直接観賞するのに近い状態となり、観賞される映像は、粒状感の高いものであった。例えば、光線制御子としてマイクロレンズアレイを用いた場合には、1つの視点から観賞した場合、マイクロレンズの個数にプロジェクタの台数を乗じた程度の個数の光点が観賞されることになるが、この光点の密度を人間が弁別不可能となる水準まで高めることは困難であるため、観賞される映像は必然的に粒状感の高いものとなっていた。
本発明の目的は、従来技術に比べて粒状感を低減させた立体映像を表示することのできる、光線再生方式の立体映像表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記した課題を解決するために本発明は、片側面に入射した映像を構成する各々の光線の入射角に対応して反対面から抜ける各々の光線の方向が定まる光線制御子を備えた立体映像表示装置であって、前記反対面から抜けた前記光線を拡散させるとともに前記光線制御子の側から見て凹な形状となるように形成される拡散板を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、粒状感を低減させた立体映像を表示することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の第1実施形態に係る立体映像表示装置の斜視図である。
【図2】第1実施形態に係る立体映像表示装置の断面図である。
【図3】拡散板の定性的な効果を説明するための説明図である。
【図4】拡散板の定性的な効果を説明するための説明図である。
【図5】拡散板の定性的な効果を説明するための説明図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る立体映像表示装置の断面図であって、(a)は背の低い立体像を再生した場合の位置調節部の調節位置を示し、(b)は背の高い立体像を再生した場合の位置調節部の調節位置を示している。
【図7】本発明の第3実施形態に係る立体映像表示装置の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(第1実施形態)
以下、図面を参照して本発明に係る立体映像表示装置を説明する。
図1は、第1実施形態に係る立体映像表示装置10Aの斜視図である。
立体映像表示装置10Aは、筐体11に収容される映像出力手段20と、光線制御子30と、拡散板40とから構成されている。
【0009】
ここで、三次元空間中に再生された立体像Tは、図1に示されるように、観賞者U(U1,U2)の観察位置に依存することなく立体的に観賞することができる。
この立体像Tの形状は、静止している場合の他、時間的に変化する場合も取り得る。また、映像出力手段20から供給される映像は、立体像Tが表示領域に形成されるように生成される。これにより、立体映像表示装置10の周囲の任意位置における複数の観賞者Uに対し、立体像Tを同時に目視させることができる。
なお、図1においては、立体像Tを表示領域の中央付近に形成した場合を例示しているがあくまで一例であり、立体像Tが形成される位置は限定されないのは勿論である。
【0010】
筐体11は、上側に開口部を有する円筒形状であって、その周囲を取り囲む観賞者Uが見下ろす位置に、立体像Tが再生されるようになっている。そして、筐体11は、映像出力手段20の構成要素である複数の投映部21a,21b…と、光線制御子30と、拡散板40とを、互いの位置関係が変化しないように収容している。
【0011】
図2を参照して説明を続ける。
映像出力手段20は、複数の投映部21a,21b…から構成され、映像信号が送られる映像供給部22が接続している。このように構成される映像出力手段20は、光線制御子30の片側面に映像を入射させるものである。なお、図2、前記の図1、後記の図6、図7では、複数の投映部21a,21b…が平面状に配置される例を示したがこれに限定されない。
【0012】
投映部21a,21b…は、具体的にはプロジェクタであり、光線制御子30の片側面に対して、複数、配列して構成されている。なお、図1等では、2×2の配列が示されているがこれに限定されるものではない。個々の投映部21a,21b…は、映像を表示させる光線を出力する。
【0013】
映像供給部22は、具体的にはPC(Personal Computer)である。
映像供給部22から供給される映像は、投映部21a,21b…と光線制御子30の内部パラメタ(画角や焦点距離やレンズ配置等の、機器単体の仕様に関するパラメタ)及び外部パラメタ(設置位置や姿勢等、機器の配置に関するパラメタ)に基づいて生成された後、必要に応じて、計測によって得られる補正パラメタに基づいて、設計値からのずれを補正する幾何補正を施したものである。
【0014】
補正に際しては、例えば、投映部21a,21b…の各々から、順次、グレイコードと呼ばれる画像群を投映し、立体像Tが観賞される空間内の複数の地点において、それら各々のグレイコードをカメラで撮影する。このように撮影された画像群から、投映部21a,21b…から投射される各光線の光路が求められる。これにより、補正パラメタが求められるため、前記幾何補正は、補正前の映像データから前記各光路に対応する位置の映像データを、補正パラメタに基づいて取得して出力することで実施すればよい。
このように、映像供給部22から供給される映像は、内部パラメタと外部パラメタに基づいて「生成」され、必要に応じて「補正」される。
【0015】
光線制御子30は、マイクロレンズアレイである。ただし、本発明に適用される光線制御子30はこれに限るものではなく、例えば、例えば、レンチキュラレンズを1枚または複数枚組み合わせて使用してもよいし、また、マイクロレンズアレイやレンチキュラレンズにフレネルレンズを組み合わせるような構成としてもよい。
このように構成される光線制御子30は、映像出力手段20から出力される映像の光線が片側面に入射すると、これにより、観賞者Uは、光線制御子30の表面を直視しつつ立体像Tを三次元映像として知覚することとなる。
【0016】
拡散板40は、入射した光線を、拡散して通過させるもので、その拡散角は、場所に依存せず一様なものを使用することができる。この拡散板40は、投映部21a、21b…の光学特性(画角等)及び配置と、光線制御子30の光学特性(レンズピッチや焦点距離等)及び配置と、に依存して決まる観賞画角の範囲を覆うように配置される。また拡散板40は、光線制御子30から物理的に離れた位置に配置される。これにより、観賞者U(図1参照)は、粒状感のない均質な立体像Tを観賞することができる。
なお、拡散板40としては、例えば、樹脂系フィルムなどの基板上にミクロンレベルのホログラムパターンを掘り込んで成型されたマイクロ凹レンズ形状のパターンをランダムに配置することにより屈折作用で光を拡散させる、ビーム整形ディフューザーと呼ばれるものを使用すればよいが、これに限るものではない。
【0017】
図3から図5を参照して拡散板40の作用及び効果を定性的に説明する。ここで、図3,図4において拡散板40は、平面板としている。
光線制御子30の下側から入射する光線が平行光である場合、図3に示されるように、各々の光線は各レンズ31の上側の焦点の位置で交差し、それら焦点が集合する焦点面Pが形成される。
そして、拡散板40を設けない場合、視点位置Vからこの焦点面Pに結像した映像を直視すると、立体像Tは粒状感の高い映像として観賞されることになる。
そこで、視点位置Vと焦点面Pとの間に拡散板40を挿入すると、通過する光線がこの拡散板40に固有の拡散角で拡散することになり、観賞する立体像Tに認められる粒状感が低減することになる。
【0018】
このとき、拡散角が同一である拡散板40が、焦点面Pと平行に、離れた位置(I)に挿入された場合と、近い位置(II)に挿入された場合とを対比して検討する。
この場合、拡散板40は、位置(I)に挿入されたほうが、位置(II)に挿入される場合に比べて、より粒状感の低減した立体像Tを観賞することができる。
これは、直感的には、視点位置Vに入射する光線群で形成される視体積Wと拡散板40とが交わる断面積が狭くなるに従い、この断面積における光線密度が高くなるためであると解釈される。
【0019】
図4は視点位置Vが変化する場合に伴う見え方の変化を説明するための断面図であって、焦点面P上に形成された映像を、焦点面Pに平行な面(III)上にある視点位置V1及び視点位置V2の各々から観賞する場合を示している。
この場合、拡散板40を焦点面Pに平行となるように位置(IV)に挿入した場合には、視点位置V1に入射する光線の拡散板40上での存在範囲の面積S1と、視点位置V2に入射する光線の拡散板40上での存在範囲の面積S2は、等しくなる。
【0020】
即ち、焦点面P上に形成された映像S3を焦点面Pに平行な面(III)上にある視点位置Vから観賞する場合、焦点面Pに平行に拡散板40を挿入するのであれば、拡散板40を挿入するのに適切な位置は、面(III)上の視点の位置に依存しないことを意味している。
以上の説明によれば、拡散板40の拡散角が場所に依存せず一定であれば、拡散板40を挿入するのに適切な位置は、焦点面Pと視点位置V(V1,V2)との距離に依存して決定されるものであると言うことができる。
【0021】
図5は本実施例において拡散板40の形状を決定する方法を説明するための断面図である。この図5を参照して、この拡散板40の形状について検討を続ける。
一般に観賞者U(図1参照)は、立体像Tを様々な方向から観賞しようとする場合、立体像からの距離を一定に保つことで目が焦点を合わせる距離を一定に保とうとする、及び、目に映る立体像の大きさを一定に保とうとする心理と、体の部位の物理的な移動のコストを少なくしようとする心理とが働く。
また、図3及び図4を参照した前記説明に基づけば、拡散板40の適切な形状は、観賞者Uの視点位置Vに基づいて決定するのが好適であるといえる。
【0022】
以下、観賞者が通常取り得る視点位置(図示せず)に基づいて拡散板40の形状を決定する方法について説明する。
まず、立体像Tと視点位置との間の距離を、一定に保つことを考える。立体像Tの大きさが、立体像Tを観賞する視点位置と立体像Tとの間の距離に比べて、一般には十分小さいことを考慮すると、好ましい拡散板40の形状は、例えば、面41のような表示領域の中心位置を中心とする球面の一部として近似することができる。
つまり、拡散板40は、その周辺部から中央部に行くに従い光線制御子(不図示)との間隔が広がるように配置されるということである。
これは、視点の移動を考えた場合に、その各々の視点位置で最適な拡散板の位置が異なるため、視野の中心位置、即ち、表示領域の中心位置と視点位置とを結ぶ直線上において、最適な距離に拡散板40が配置されるように決定された形状である。
【0023】
さらに、物理的な視点の移動のコストを考える。第1実施形態のようなテーブル型の立体映像表示装置10Aであれば、この装置の物理的な端の位置42又は位置43から上体を倒して立体像の上面を覗き込むような状態が自然な状態である。各々の水平位置における具体的な視点の高さは、例えば、平均的な人間のモデルを用いて計算すればよく、装置の大きさに応じて、面41に対応する視点位置より上に位置する場合もあれば、下に位置する場合もある。本実施例では、装置の大きさは十分に大きいものとする。即ち、装置の傍らから立体像Tの側面を観賞する場合に比べて視点から立体像Tまでの距離が短くなるのが、自然な状態、即ち移動コストが低い状態である。
【0024】
実際の視点位置の移動は、これらの要素を重み付きで混ぜ合わせたものとなる。また、設計値として与えられた観賞画角の範囲から外れた部分の視点の影響は、考慮する必要がないため、観賞画角の範囲の境界にあたる部分では、外側に向かう方向に関する拡散板40の曲率を0にすることができる。
【0025】
以上の説明を根拠に、本実施例の立体映像表示装置が備える拡散板40の好適な形状は、図5に示される面44のようなものである。即ち、拡散板の形状を、面41よりも中心部において曲率が小さく、また、中心部から周辺部に近付くに連れてさらに曲率が小さくなるようなものとした。
なお、拡散板40の拡散角は、投映部21a、21b…と光線制御子30の内部パラメタ及び外部パラメタに加え、以上の説明における視点位置と拡散板と焦点面との位置関係に基づき、残したい粒状感の程度(光線を混ぜ合わせ過ぎると細部の描写が潰れてしまうため、光線の適切な混ぜ合わせ具合は一般に用途依存となる)に応じて適切なものを選択する。
【0026】
(第2実施形態)
図6を参照して、本発明の第2実施形態に係る立体映像表示装置10Bについて説明する(以下、アルファベットの添字Bを省略した符号を用いる場合がある)。第2実施形態の立体映像表示装置10Bは、位置調節部50が新たに加入した点において、第1実施形態の立体映像表示装置10Aと相違する。さらに、内側筐体12において光線制御子30と投映部21a,21b…との位置関係を固定し、外側筐体13において拡散板40を固定するようにした。
なお、前出の共通の構成については同一の符号を付し、すでに記載した説明を援用する。
【0027】
位置調節部50は、外側筐体13側に固定されるモータ51によって軸回転するスクリュー52が、内側筐体12の一部に固定されているナット53に螺合して、このモータ51の回転量に応じ、内側筐体12と外側筐体13との直線方向の相対位置関係を変化させるものである。さらに、位置調節部50は、外側筐体13側に固定されるシャフト54が、内側筐体12の一部に固定されているリニアブッシュ55に貫通し摺接することによって、内側筐体12と外側筐体13とが相対変位するに際し、捩れ、撓み等の直線方向以外に変位するのを防止している。
【0028】
このように、位置調節部50が作用することによって、光線制御子30と、拡散板40との位置関係を、面水平方向において固定させたまま、面垂直方向の間隔を任意に調節することができる。
これにより、図6(a)に示される背丈の低い骨董品のお猪口のような立体像T1と、図6(b)に示される背丈の高い花瓶や仏像等の立体像T2とのように高さの差が著しい立体像Tを、日替わり等、時分割で入れ替えるような場合には、この位置調節部50を動作させて対応する。
すなわち、再生する立体像Tの高さに合わせて拡散板40と焦点面P(図3参照)との間の距離を調節できることにより、画像品質の優れた立体像Tを観賞することができる。
【0029】
なお、拡散板40と光線制御子30との間隔の調節は、立体像Tの映像を見ながら、調節者の目視感覚を頼りに手動で行うのもよいし、表示される立体像Tのデータに基づいて自動で制御するようにしてもよい。
図6においては、光線制御子30側を上下させる場合を例示したが、光線制御子30側を上下させることなく固定構造とし、拡散板40を図6に示す手段等で上下させる構成としてもよい。
これにより、拡散板40の方が光線制御子30側より軽いため、省エネを図ることができる等の効果がある。
なお、図6に示す光線制御子30側を上下させる構成や、光線制御子30側を固定構造として拡散板40を上下させる構成は、目的の機能を達することができれば、図6に示す構成に限定されず、適宜選択できるのは勿論である。
【0030】
(第3実施形態)
図7を参照して、本発明の第3実施形態に係る立体映像表示装置10Cについて説明する。なお、前出の共通の構成については同一の符号を付し、すでに記載した説明を援用する。
【0031】
第3実施形態においては、光線制御子30は壁面に並行配置され、筐体14の部分は壁面に埋め込まれ、そして、映像出力手段20は光線を水平方向に出力するように配置される。
拡散板40Cは、光線制御子30から観賞者Uに向かって光線が通過する部分が円筒面になっている。つまり拡散板40Cは、鉛直方向の曲率が0であり、その両端(周辺部)から中央部に行くに従い光線制御子30との間隔が広がるように形成される。これにより、観賞者Uの視点位置の移動が水平面内に限定され、鉛直方向の動きがほとんどない場合の立体像Tの再生に好適となる。
【0032】
第3実施形態に係る立体映像表示装置10Cは、壁面に展示されるショーウィンドウのような利用態様の他、テレビ等の立体動画を表示する利用態様に適用することができる。
また、拡散板40Cの円筒曲面は、図7に示される水平方向に曲率を有する場合に限定されず、垂直方向に曲率を有し水平方向に曲率が0である場合も考えられる。
【0033】
以上で説明した第1乃至第3の実施形態によれば、拡散板の形状を曲面とし、光線制御子を挟んで投映部と反対側の位置で、かつ、想定される視点の移動範囲において観賞される光線の密度が概ね等しくなるような位置に配置するようにしたことで、観賞される光線が略一様に拡散されるようになり、空間内の光線の充填度を不自然さなく向上させることができ、観賞される立体映像の品質を向上させることができる。
尚、前述した本発明の第1乃至第3の実施形態に記載の構成は、例示したものに限るものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で、適宜変更し得ることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0034】
10A,10B,10C 立体映像表示装置
11,14 筐体
12 内側筐体
13 外側筐体
20 映像出力手段
21a、21b 投映部
22 映像供給部
30 光線制御子
31 レンズ
40,40C 拡散板
50 位置調節部
T,T1,T2 立体像
U,U1,U2 観賞者

【特許請求の範囲】
【請求項1】
片側面に入射した映像を構成する各々の光線の入射角に対応して反対面から抜ける各々の光線の方向が定まる光線制御子を備えた立体映像表示装置であって、
前記反対面から抜けた前記光線を拡散させるとともに前記光線制御子の側から見て凹な形状となるように形成される拡散板を備えることを特徴とする立体映像表示装置。
【請求項2】
前記拡散板の形状を、球面の一部としたことを特徴とする請求項1に記載の立体映像表示装置。
【請求項3】
前記拡散板の形状を、円筒面の一部としたことを特徴とする請求項1に記載の立体映像表示装置。
【請求項4】
前記拡散板の周辺部の曲率を中央部の曲率に比べて小さくしたことを特徴とする請求項1に記載の立体映像表示装置。
【請求項5】
前記拡散板と前記光線制御子との間隔を調節する位置調節部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の立体映像表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−197868(P2010−197868A)
【公開日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−44609(P2009−44609)
【出願日】平成21年2月26日(2009.2.26)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】