説明

端末機温度制御方法及びこれをサポートする端末機

【課題】端末機の温度制御を効率的かつ安定的な実行を補助する端末機温度制御方法及びこれに基づく端末機を提供すること。
【解決手段】端末機の温度を検出する温度センサと、前記温度センサが収集した前記端末機の温度が事前設定された第1設定温度に該当する場合、事前設定された第1駆動周波数で駆動され、前記第1駆動周波数の駆動によって前記端末機の温度が低下して前記第1設定温度よりも低い第2設定温度まで低下する場合、第1駆動周波数よりも高い第2駆動周波数で駆動されるか、または、前記端末機の温度が事前設定された第1設定温度に該当する場合、事前設定された第1駆動周波数で第1時間間隔の間駆動され、前記第1時間間隔経過後に第2時間の間第1駆動周波数よりも高い第2駆動周波数で駆動される過程を一定時間の間繰り返して行う制御部と、を備える端末機、及びこれに基づく温度制御方法の構成を開示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、端末機の温度制御方法に関し、特に、より安定して端末機が動作を行うことができるための、端末機の温度制御方法、及び端末機の制御部の駆動を制限する同様の方法又は端末機の温度制御のための端末機の機能をサポートする端末機に関する。
【背景技術】
【0002】
端末機は、急速な技術発展によって初期の単純な音声通話及び短文メッセージ送信機能に加えて、映像通話、電子手帳機能、インターネット機能などのように多様な機能を備えるようになった。このような端末機は、基本的に通話機能のサポートのために音声収集機能、オーディオ出力機能、画面表示機能などをサポートする。
【0003】
一方、端末機のうち携帯端末機の場合、大画面の表示部をサポートしながらも携帯性を維持するために、厚さをさらに薄く製作できるように多様な機構的設計が適用されている。このようなスリム化された端末機製造のためには、内部部品の密集度を高めなければならない。しかしながら、端末機の内部部品の密集度が高まると、端末機が駆動する間に生じる熱を発散することができる空間が狭くなって、熱を速く発散させることが難しくなる。特に、端末機が処理しなければならない負荷量が多い場合または端末機が高速で動作する場合には、内外部的に発散される熱よりも端末機の内部部品に累積する熱が多くなって、内部部品の温度が必要以上に高まるという問題がある。内部部品の熱累積によって端末機の温度が上昇すると、端末機の安定性に問題が生じるようになり、端末機の温度上昇が激しい場合には、バッテリが爆発するか内部部品が焼損するという問題が生じる恐れがある。さらに、外気温度が高い環境では、外気温度が端末機の温度上昇に影響を与えるようになり、端末機の安定性にさらに大きな問題を起こしている実状である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、本発明は、上述したような従来技術の要求を解決するために提案されたもので、本発明の目的は、端末機の温度制御を効率的且つより安定的に行うことができるようにサポートする端末機温度制御方法及びこれをサポートする端末機を提供することにある。
【0005】
また、本発明の目的は、端末機の制御部の駆動を制限して、端末機の温度を低減するか一定温度に収まるようにサポートする端末機温度制御方法及びこれをサポートする端末機を提供することにある。
【0006】
さらに、本発明の目的は、端末機の制御部の負荷量を制限して、端末機の温度を低減するか一定温度に収まるようにサポートする端末機温度制御方法及びこれをサポートする端末機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した目的を達成するための本発明に係る端末機温度制御方法は、端末機の温度を検出する過程と、前記端末機の温度が事前設定された第1設定温度に該当する場合、事前設定された第1駆動周波数で制御部を駆動させ、前記制御部の第1駆動周波数の駆動によって前記端末機の温度が低下して前記第1設定温度よりも低い第2設定温度まで低下する場合、第1駆動周波数よりも高い第2駆動周波数で制御部を駆動させる、温度を基準にした第1スロットル過程か、または前記端末機の温度が事前設定された第1設定温度に該当する場合、事前設定された第1駆動周波数で第1時間間隔の間に制御部を駆動させ、前記第1時間間隔経過後に第2時間の間に第1駆動周波数よりも高い第2駆動周波数で制御部を駆動させる過程を一定時間の間繰り返して行う、時間を基準にした第2スロットル過程か、のうちいずれか1つの過程を行うことを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る温度制御をサポートする端末機は、端末機の温度を検出する温度センサと、前記温度センサが収集した前記端末機の温度が事前設定された第1設定温度に該当する場合、事前設定された第1駆動周波数で駆動され、前記第1駆動周波数の駆動によって前記端末機の温度が低下して前記第1設定温度よりも低い第2設定温度まで低下した場合、第1駆動周波数よりも高い第2駆動周波数で駆動されるか、または、前記端末機の温度が事前設定された第1設定温度に該当する場合、事前設定された第1駆動周波数で第1時間間隔の間に駆動され、前記第1時間間隔経過後に第2時間の間に第1駆動周波数よりも高い第2駆動周波数で駆動される過程を一定時間の間繰り返して行う制御部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
以上のように、本発明に係る温度制御方法及びこれをサポートする端末機によれば、本発明は、端末機の駆動性能を確保しながらも、温度制御を適切に行うことができるようにサポートする。
【0010】
また、本発明は、温度に関する端末機の安定性を高めて、より安定化した端末機の駆動をサポートすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施形態に係る端末機の構成を概略的に示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る制御部の構成をさらに詳細に示す図である。
【図3】本発明のプロセッサ駆動制御部の駆動制御を説明するための図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る制御部の構成をさらに詳細に示す図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係る温度制御方法を説明するための図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る温度制御方法を説明するための図である。
【図7】本発明の温度制御方法に係る端末機温度の収まりを説明するためのグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態を添付した図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】
実施形態を説明するにあたって、本発明の属する技術分野によく知られており、本発明と直接的に関連のない技術内容については説明を省略する。また、実質的に同一の構成と機能を有する構成要素に対しては、詳細な説明を省略する。
【0014】
同様の理由で、添付の図面において一部の構成要素は誇張されるか、省略されるか、または概略的に示されており、各構成要素のサイズは、実際のサイズを全面的に反映したものではない。したがって、本発明は、添付した図面に描かれた相対的なサイズや間隔によって制限されない。
【0015】
図1は、本発明の実施形態に係る温度制御を行う端末機の構成を概略的に示す図である。
【0016】
図1を参照すれば、本発明の端末機100は、無線通信部110、入力部120、オーディオ処理部130、表示部140、格納部150、温度センサ170、及び制御部160の構成を備える。
【0017】
このような構成を有する本発明の端末機100は、端末機100の温度を、温度センサ170を用いて検出し、検出した温度が事前設定された温度範囲に該当する場合、制御部160の駆動周波数を調整して端末機100の温度を調整するようにサポートする。特に、本発明の端末機100は、制御部160の駆動周波数調整過程において、制御部160を一定範囲の駆動周波数によって適応的に駆動させることにより、端末機100の駆動性能を確保しながらも端末機100の温度を低下させ、安定性と機能性を同時に確保できるようにサポートする。さらに、前記端末機100は、制御部160を一定範囲の駆動周波数に対して事前設定された時間周期で動作させることで、安定性と機能性のうちいずれか一つ(機能性/安定性)を高めることにより、ユーザの好みに合う端末機100の制御を行うことができるようにサポートする。また、前記端末機100は、温度によるアプリケーション制限の制御を行うことによって、端末機100の安定性をさらに高めるようにサポートする。上述した端末機100の温度制御と関連する各構成の動作と役割に対して、さらに詳細に説明する。
【0018】
前記無線通信部110は、ネットワーク装置によって他端末機と通信チャネルを形成する構成である。このような無線通信部110は、ネットワーク装置との通信チャネル形成のために、多様な通信方式のうち少なくとも1つの通信方式による通信モジュールで構成される。例えば、前記無線通信部110は、CDMA、GSM(登録商標)などの通信方式をサポートする通信モジュールだけでなく、WCDMA、OFDMA方式などの様々な通信方式をサポートする通信モジュールのうち少なくとも1つで構成される。特に、本発明の無線通信部110は、ユーザの要請による制御部160の制御によって、通話機能やメッセージサービス機能のための基本通信チャネル、ウェブ接続機能のためのデータ通信チャネルなどを形成する。ここで、前記無線通信部110を基に運用される通信チャネル形成機能は、前記制御部160の駆動周波数の調整によって制限される。例えば、前記無線通信部110は、基本通信チャネルの形成は維持しながら、データ通信チャネルの形成は制御部160の制御によって制限される。すなわち、ユーザが複数のウェブブラウザをアクティベートする状態で端末機100の温度が一定の温度以上に上昇する場合、前記制御部160は、複数のウェブブラウザのうち少なくとも一部のウェブブラウザを終了するように制限するか、ウェブブラウザのアクティベートの要請が発生しても遂行しないように制限する。このとき、前記制御部160は、事前設定された情報によって優先順位が相対的に高い特定のウェブブラウザは維持するように制御する一方、優先順位が相対的に低いウェブブラウザは終了するように制御する。
【0019】
前記入力部120は、端末機100の電源供給のための入力信号、無線通信部110のアクティベートのための入力信号、端末機100が提供する多様な機能をサポートするアプリケーションアクティベートのための入力信号、制御部160の駆動設定のための入力信号などをユーザの要請によって生成する。前記入力部120は、上述した入力信号などをユーザの制御により生成して制御部160に伝達する。ここで、前記入力部120は、前記端末機100がフルタッチスクリーンで製作される場合、サイドキーや別途ホットキーなどで構成されてもよく、端末機100のタッチスクリーンに表示されるキーマップに代替されてもよい。このような入力部120は、数字または文字情報の入力を受けて、各種機能を設定するための複数の入力キー及びファンクションキーを含んでもよい。前記ファンクションキーは、特定機能を行うように設定された方向キー、サイドキー及びショートカットキーなどを含んでもよい。
【0020】
前記オーディオ処理部130は、オーディオデータと、音楽ファイルや動画ファイルのオーディオデータを再生するためのスピーカ(SPK)と、音声通話や画像通話またはオーディオ録音の要請時にユーザの音声またはその他のオーディオ信号を収集するためのマイク(MIC)とを含む。このようなオーディオ処理部130は、端末機100の多様な機能運用中に発生するオーディオデータを前記スピーカを介して出力するようにサポートする。このようなオーディオ処理部130は、制御部160の駆動周波数調整による案内音を出力する。例えば、前記端末機100の温度が一定の温度に上昇して駆動周波数調整が適用される場合、前記オーディオ処理部130は、現在適用されている駆動周波数調整範囲ステップ、例えば、スロットル設定ステップに対する案内音、駆動周波数値に対する案内音などを出力する。また、前記オーディオ処理部130は、端末機100の温度によって機能制限が設定されている状態で特定機能アクティベートの要請が発生する場合、該当機能制限に対する案内音を出力することができ、既に実行されている特定機能を制限するイベントが発生する場合、該当イベントの発生による案内音を出力する。このような案内音の出力機能は、ユーザ設定または端末機提供の有無によって調節され、これにより、該当案内音の出力は省略されてもよい。
【0021】
前記表示部140は、アプリケーションのアクティベートによる多様な画面を提供する。すなわち、前記表示部140は、端末機100の利用による多様な画面、例えば、待機画面、メニュー画面、メッセージ作成画面、通話画面、端末機終了画面、端末機起動画面などを提供する。このような表示部140は、液晶表示装置(Liquid Crystal Display)、OLED(Organic Light Emitted Diode)等の平板表示パネルの形態で形成される。前記表示部140は、製造形態によって表示パネルとタッチパネルを含む構造で製作される。特に、本発明の表示部140は、機能サポートのためのユーザ入力信号を生成するためにタッチスクリーン形態で製作される。そうすると、ユーザは、表示部140を用いて多様な入力信号を生成する。例えば、ユーザは、表示部140を用いて特定機能の運用のための入力信号を生成する。該当入力信号は制御部160に伝えられ、制御部160は、伝えられた入力信号によるユーザ機能に対応するアプリケーションをアクティベートするように制御する。
【0022】
特に、本発明の表示部140は、端末機100の温度情報を画面の一側に出力する。このとき、前記端末機100に設けられた温度センサ170の位置や種類によって、端末機100の外気温度、端末機100の内部温度、端末機100の制御部160の温度のうち少なくとも1つに関する情報出力をサポートする。そして、前記表示部140は、前記端末機100の温度によって制御部160の駆動周波数調整に関する情報を出力する。例えば、制御部160が端末機100の温度上昇によって駆動周波数調整を行う第1スロットル設定区間で動作する場合、前記表示部140は、該当動作状態に対応する情報を画面の一側に出力する。このとき、前記表示部140は、前記温度情報及び前記制御部160の駆動と関連する情報をポップアップウィンドウを介して一時的に提供するか、画面の一定範囲を割り当てて固定的に提供する。また、前記表示部140は、端末機100の温度が強制終了が必要な温度まで上昇する場合、端末機100の強制終了の前に強制終了に対する案内メッセージを出力する。
【0023】
前記格納部150は、端末機100の駆動および機能サポートに必要な多様なアプリケーションと、多様なデータとが格納される領域である。このような前記格納部150は、前記多様なアプリケーションを格納するためのプログラム領域と、多様なデータを格納するためのデータ領域とを有する。プログラム領域には、端末機100の駆動と関連する運用体制及び機能サポートに必要なアプリケーションが格納される。特に、前記プログラム領域には、本発明の端末機の温度による制御部160の駆動周波数を制御するための制御部駆動制御プログラム151と、前記制御部駆動制御プログラム151と連係して又は独立して端末機100の温度によって機能制限をサポートする機能制限制御プログラム153とが格納される。
【0024】
前記制御部駆動制御プログラム151は、端末機100の温度情報を収集するルーチンと、収集された温度情報及び事前設定された温度情報を比較するルーチンと、収集された温度情報が事前設定された温度範囲にある場合、制御部160の駆動周波数を調整する調整ルーチンと、端末機100の温度上昇によって端末機100の強制終了を制御する強制終了ルーチンとを含んでもよい。前記調整ルーチンは、端末機100の温度上昇によって制御部160の駆動周波数を第1駆動周波数で調整する第1調整ルーチンと、制御部160の第1駆動周波数の動作により温度低下が進すすんで一定の温度になる場合、第2駆動周波数で調整する第2調整ルーチンとを含んでもよい。また、前記調整ルーチンは、前記第1調整ルーチン及び第2調整ルーチンを繰り返して行うスロットル適用ルーチンを温度範囲別に多段に適用する多段適用ルーチンを含んでもよい。前記多段適用ルーチンによる制御部160の動作について、後述する図面を参照してさらに詳細に説明する。
【0025】
前記機能制限制御プログラム153は、前記制御部160が調整ルーチンによって動作する場合、または、調整ルーチンに関係なく独立して動作する場合、アクティベートの要請が発生するアプリケーションや既アクティベートしたアプリケーションを優先順位情報によってアクティベートを制限するか、アクティベートを終了するように制御するルーチンを含む。このために、前記機能制限制御プログラム153は、調整ルーチンのアクティベートを確認するルーチンと、調整ルーチンがアクティベートするか又は端末機の温度が特定温度に上昇する場合、現在アクティベートされたアプリケーションの優先順位情報を確認するルーチンと、優先順位情報によって特定アプリケーションを終了するように案内するか終了するルーチンと、アクティベートの要請が発生したアプリケーションの優先順位情報を確認するルーチンと、優先順位情報によって既アクティベートしたアプリケーションを終了し、要請されたアプリケーションをアクティベートするか又はアクティベートの要請を実行できないことを指示して要請を拒絶するルーチンとを含んでもよい。
【0026】
また、前記機能制限制御プログラム153は、既アクティベートしたアプリケーションの消耗電流情報、メモリ割当情報、及びアプリケーション駆動による制御部160の負荷情報を提供する。これにより、ユーザは、前記機能制限制御プログラム153によって提供されるアプリケーションの情報に基づいて特定アプリケーションを手動で終了させることにより、端末機100を安定して運用することができる。
【0027】
前記データ領域は、端末機100の運用過程で発生する多様なデータ及びコンテンツやウィジェットなどを格納する。特に、前記データ領域は、前記アプリケーションの優先順位情報、調整ルーチン及び強制終了ルーチンが適用されるために設定された温度情報などを格納し、前記プログラムの運用によって参照されるように提供する。
【0028】
前記温度センサ170は、前記端末機100の一定位置に配置されて端末機100の温度を測定し、収集された温度情報を制御部160に提供する構成である。このような温度センサ170は、外気温度を測定するために、前記端末機100の外観の一側に配置される。また、前記温度センサ170は、前記端末機100の内部温度を測定するために、端末機100の内部の一側に配置される。特に、前記温度センサ170は、前記端末機100の制御部160の温度を測定するために、制御部160が配置された位置に隣接した形態で配置される。このような温度センサ170は、前記端末機100の外気温度、内部温度、制御部160の温度のうち少なくとも1つを収集し、収集された温度情報を制御部160に伝達する。
【0029】
前記制御部160は、前記入力部の機能を有する表示部140または別に設けられた入力部に基づいて、特定端末機の機能運用のための入力信号が発生すれば、該当入力信号に対応する機能を行うようにサポートする。特に、前記制御部160は、本発明の端末機100の温度による駆動周波数調整制御のために要求される多様な信号流れと動作制御を行うことができる。このような制御部160は、図2及び図4に示された構成を備えてもよい。
【0030】
図2は、本発明の第1実施形態に係る制御部160の構成をさらに詳細に示す図であり、図3は、本発明の制御部160の駆動周波数変更を説明するための図である。
【0031】
前記図2及び図3を参照すれば、本発明の制御部160は、温度情報収集部161、プロセッサ駆動制御部163を備える。
【0032】
前記温度情報収集部161は、前記温度センサ170が収集する温度情報を一定周期で又はリアルタイムで収集する構成である。このとき、前記温度情報収集部161は、端末機100の外気温度、内部温度、制御部160の温度のうち少なくとも1つを収集してもよい。特に、前記温度情報収集部161は、制御部160の温度情報を収集する。そして、前記温度情報収集部161は、収集された温度情報が事前設定された温度情報に該当するか否かを確認する。収集された温度情報が事前設定された温度情報以上である場合、前記温度情報収集部161は、該当結果をプロセッサ駆動制御部163に伝達する。
【0033】
前記プロセッサ駆動制御部163は、事前設定された駆動周波数に基づき制御部160を駆動して、端末機100の多様な機能サポートを行う。すなわち、前記プロセッサ駆動制御部163は、事前設定された駆動周波数、例えば、1.2GHzで制御部160を駆動して端末機100の機能サポートを行う。一方、前記プロセッサ駆動制御部163は、温度情報収集部161から現在の温度が事前設定された温度以上であることを指示する情報を受信すれば、制御部160が第1スロットル設定範囲内で動作するように駆動周波数を調整するように制御する。すなわち、前記プロセッサ駆動制御部163は、端末機100の温度、例えば、制御部160の温度が第1設定温度に該当する場合、制御部160の駆動周波数を第1駆動周波数で駆動されるように制限する。前記制御部160は、プロセッサ駆動制御部163の制御により、第1駆動周波数で駆動される過程を介して、制御部160の温度が第1設定温度よりも低い第2設定温度に低下する。そうすると、前記プロセッサ駆動制御部163は、第2設定温度によって第1駆動周波数よりも高い第2駆動周波数で制御部160が駆動されるように制御する。その後、前記プロセッサ駆動制御部163は、端末機100の制御部160の温度が第1設定温度に上昇する場合、前記制御部160が再び第2駆動周波数よりも低い第1駆動周波数で動作するように制御する。このように前記プロセッサ駆動制御部163は、端末機100の温度が事前設定された設定温度の範囲にある場合、事前設定された駆動周波数の範囲内で動作するように制御する第1スロットル設定による動作制御をサポートする。このような過程を介して前記プロセッサ駆動制御部163は、適切な駆動性能を確保しながらも端末機100の温度を低下させ、安定性を確保できるようにサポートする。
【0034】
一方、端末機100の制御部160が第1駆動周波数で動作しても、さらに要請される機能アクティベートまたは多様な端末機の運用環境、外気温度、端末機100から発生した熱の累積などの様々な要因によって、第1設定温度を上回る場合が生じることもある。この場合、前記プロセッサ駆動制御部163は、前記端末機100の温度が第3設定温度に至ったか否かを確認し、それにより、第2スロットルの設定適用をサポートする。すなわち、前記プロセッサ駆動制御部163は、端末機100の温度が第3設定温度に該当する場合、制御部160の駆動周波数を第3駆動周波数で動作するように制御する。ここで、第3駆動周波数は、上述した第1駆動周波数に比べて低い駆動周波数であってもよい。制御部160は、第3駆動周波数で動作することにより、端末機100の温度が低下する。前記プロセッサ駆動制御部163は、端末機100の温度が第4設定温度まで低減される場合、制御部160の駆動周波数を第3駆動周波数よりも高い第4駆動周波数で動作するように制御する。前記プロセッサ駆動制御部163は、制御部160の第4駆動周波数を基準とした動作により、端末機100の温度が増加して第3設定温度まで増加する場合、制御部160が再び第3駆動周波数で動作するように制御する。このような繰り返しの過程によって、本発明の端末機100は、端末機100の性能を確保しながらも端末機100の温度を低下させることができる。
【0035】
また、前記端末機100が第3駆動周波数で動作しても、前に言及した多様な要因によって端末機100の温度が増加する。前記プロセッサ駆動制御部163は、端末機100の温度が第5設定温度まで増加する場合、端末機100の安定性のために強制終了するように制御する。この過程で前記プロセッサ駆動制御部163は、端末機100の温度が第5設定温度に至った場合、強制終了に関する一定の案内音や案内メッセージを出力するように制御する。または、前記プロセッサ駆動制御部163は、第5設定温度よりも低い一定の温度まで増加した後、継続的な温度上昇が予測される場合、前記案内音や案内メッセージの出力を行うように制御する。
【0036】
前記プロセッサ駆動制御部163は、第4駆動周波数で制御部160を動作させた後、継続的に温度が低下して第1設定温度まで端末機100の温度が低下されれば、第1設定温度による第1駆動周波数で制御部160が動作するように制御する。また、前記プロセッサ駆動制御部163は、継続的な温度低下によって第2設定温度まで端末機100の温度が低下されれば、第2駆動周波数で制御部160が動作するように制御する。
【0037】
上述したように、本発明の実施形態によるプロセッサ駆動制御部163は、端末機100の温度範囲により制御部160の駆動周波数を一定のスロットル設定区間内で動作するように制御して、端末機100の温度低下を達成しながらも性能確保を達成することができるようにサポートする。
【0038】
上述した設定温度と駆動周波数に対して例示的に説明すれば、まず、第1スロットル設定の温度範囲は、61〜64℃程度の範囲であってもよく、第1スロットル設定の駆動周波数は、800MHz、1.2GHzであってもよい。すなわち、前記プロセッサ駆動制御部163は、端末機100の温度が64℃の第1設定温度まで増加する場合、第1駆動周波数の800MHzで制御部160が駆動されるように調整する。これにより、端末機100の温度が61℃の第2設定温度まで減少する場合、プロセッサ駆動制御部163は、制御部160が第2駆動周波数の1.2GHzで駆動できるように調整する。
【0039】
そして、第2スロットル設定の温度範囲は、97〜103℃程度の範囲であってもよく、第2スロットル設定の駆動周波数は、200MHz、400MHzであってもよい。すなわち、前記プロセッサ駆動制御部163は、端末機100の温度が103℃の第3設定温度まで増加する場合、第3駆動周波数の200MHzで制御部160が動作するように制御し、温度低下によって端末機100の温度が97℃の第4設定温度まで減少する場合、第4駆動周波数の400MHzで制御部160が動作するように制御する。
【0040】
一方、前記プロセッサ駆動制御部163は、前記端末機100の温度が第1設定温度まで増加する場合、制御部160を第1駆動周波数によって駆動させ、温度低下に関係なく第1時間間隔の間に第1駆動周波数で駆動するように制御する。そして、前記プロセッサ駆動制御部163は、第1時間間隔経過後に第2駆動周波数で第2時間の間に端末機100を駆動するように制御した後、第2時間経過後に再び第1時間間隔の間に第1駆動周波数で制御部160を駆動するように制御する。すなわち、前記プロセッサ駆動制御部163は、端末機100の温度が第1設定温度まで増加する場合、第1駆動周波数及び第2駆動周波数による制御部160の動作を繰り返して行うように制御する。このような動作制御によって本発明の端末機100は、前記端末機100のデータ処理性能を確保しながらも温度低下のための動作を行うように制御する。そして、前記プロセッサ駆動制御部163は、前記端末機100の温度が第3設定温度まで増加する場合、第3駆動周波数と第4駆動周波数を制御部160に適用し、それぞれ第3時間間隔及び第4時間間隔の間に繰り返して駆動するように制御する。前記第1時間間隔〜第4時間間隔は、それぞれ端末機100の機能性確保または安定性確保の目的によって変わる。例えば、端末機100の温度に関する安定性を確保しようとする場合、制御部160が相対的に低い駆動周波数で駆動される第1時間間隔及び第3時間間隔を、第2時間及び第4時間間隔に比べて長くなるように設定する。そして、端末機100の機能性を確保しようとする場合、第2時間及び第4時間間隔を第1時間間隔及び第3時間間隔に比べて長くなるように設定することで、端末機100の温度が低下されるように制御部160が低速で駆動される区間をさらに多く確保することができる。このような時間設定は、設計者の端末機政策によって固定されるかユーザの要請によって調整されるようにサポートする。
【0041】
ここで、本発明のプロセッサ駆動制御部163のスロットル設定値は、上述した値に限定されるものではなく、端末機100の形態やデザイン及び性能などによって多様な値に変更される。そして、複数の駆動周波数を遷移しながら端末機100を駆動させる前記スロットル設定が適用されるステップについて、2つのステップを例に挙げて説明したが、本発明がこれに限定されるものではない。すなわち、本発明の制御部160は、前記スロットル設定が適用されるステップをさらに多くのステップに区分してもよい。
【0042】
図4は、本発明の第2実施形態に係る制御部160の構成をさらに詳細に示す図である。
【0043】
前記図4を参照すれば、本発明の制御部160は、温度情報収集部161、プロセッサ駆動制御部163、機能制限部165を備える。ここで、前記温度情報収集部161と前記プロセッサ駆動制御部163は、前記第1実施形態に係る制御部160の構成と類似する構成であってもよく、類似する動作を遂行するので、それに関する詳細な説明は省略する。
【0044】
前記機能制限部165は、前記プロセッサ駆動制御部163による制御部160の駆動周波数の変更時点に対応して、または、前記端末機100の温度情報によってアクティベートしているアプリケーションの機能制限を行うか、アクティベートの要請があるアプリケーションのアクティベート制限を行う。これをさらに詳細に説明すれば、前記機能制限部165は、前記制御部160の駆動周波数が変更されるか端末機100の温度が第1設定温度まで増加する場合、現在アクティベートされているアプリケーションの優先順位情報を確認し、優先順位が低いアプリケーションの機能を制限するか強制終了し、または、強制終了するように案内するメッセージの出力をサポートする。
【0045】
例えば、ウェブブラウザの運用中に複数のウェブブラウザがアクティベートしている状態で、端末機100の温度が第1設定温度まで増加する場合、前記機能制限部165は、複数のウェブブラウザのうち表示部140に出力されず、バックグラウンドプロセシングを介してアクティベートしている少なくとも1つのウェブブラウザを終了するように制御する。また、前記機能制限部165は、複数のウェブブラウザのうち、ユーザの履歴によって、最も多く閲覧されたウェブブラウザのアクティベート状態は維持し、相対的に少ない閲覧回数を有するウェブブラウザは終了するように制御する。また、前記機能制限部165は、お気に入りやブックマークに登録されたウェブブラウザは維持し、該当リストに登録されていないウェブブラウザは終了するように制御する。これのために、各アプリケーションは温度制御による優先順位情報を含んでもよく、優先順位情報を含む優先順位リストは格納部150に格納されて機能制限部165の要請により参照される。
【0046】
前記機能制限部165によるアプリケーション制限機能は、前記設定温度の低下や増加によって変わる。すなわち、前記機能制限部165は、端末機100の温度が第1設定温度よりも低い第2設定温度に低下する場合、以前に終了したウェブブラウザを再びアクティベートするように制御するか、再びアクティベートするための案内メッセージを出力する。また、前記機能制限部165は、端末機100の温度が第1設定温度よりも高い第3設定温度に上昇する場合、優先順位情報によって相対的に低い優先順位を有するアプリケーションをさらに終了するように制御する。このとき、終了するアプリケーションの数は、設定温度によって変わる。
【0047】
前記機能制限部165は、アプリケーションのアクティベートの要請が発生した場合にも、端末機100の現在温度および優先順位情報によって、該当要請を行っても拒絶してもよい。これをさらに詳細に説明すれば、前記機能制限部165は、アクティベートの要請を受けたアプリケーションの優先順位よりも低い優先順位を有している現在アクティベートされたアプリケーションを終了し、新しくアクティベートの要請を受けたアプリケーションをアクティベートするように制御する。または、前記機能制限部165は、アクティベートの要請を受けたアプリケーションが現在アクティベートされているアプリケーションよりも優先順位情報が低い場合、アクティベートの要請に対する拒絶メッセージを出力する。一方、前記機能制限部165は、拒絶メッセージの出力にもかかわらず、アクティベートの要請が再び入力される場合には、現在アクティベートされたアプリケーションのうち相対的に優先順位情報が低いアプリケーションを終了するか、ユーザが指定したアプリケーションを終了することで、新しくアクティベートが要請されたアプリケーションをアクティベートするように制御する。このような過程によって、前記端末機100は、ユーザが必要とするアプリケーションを端末機100の温度状況に合わせてアクティベートするようにサポートする。結果的に、前記端末機100は、アプリケーションのアクティベート状態を端末機の温度によって制限することにより、制御部160にかかる負荷量を軽減させるか増やすように制御する。
【0048】
上述した機能制限部165のアプリケーション制限機能、すなわち、制御部160の負荷量調節機能は、前記プロセッサ駆動制御部160の第1スロットル設定による制御部160の駆動制御と共に運用される。すなわち、現在収集された温度が第1設定温度の場合、前記制御部160は、第1スロットル設定により端末機100の駆動周波数を調整して動作するように制御しながら、機能制限部165の制御によりロードされる負荷量、すなわち、アクティベートした残余アプリケーションの制限を行う。これにより、本発明の端末機100は、制御部160の駆動周波数の調整と共に制御部160の負荷量を調整することで、さらに安定した端末機100の状態をサポートしながらも、アクティベートしているアプリケーションの駆動性能を適切に確保することができるようにサポートする。
【0049】
以上では、本発明の実施形態に係る温度制御のための端末機の構成及び役割について説明した。以下では、本発明の端末機温度制御に関する方法について図面を参照してさらに詳細に説明する。
【0050】
図5は、本発明の第1実施形態に係る温度制御方法を説明するためのフローチャートである。
【0051】
前記図5を参照すれば、本発明の第1実施形態に係る温度制御方法は、まず、501ステップで制御部160は、電源部から供給される電源を用いて、端末機100の各構成に必要な電源が供給されるように制御する。電源が供給された端末機100の各構成は、事前設定されたスケジュール情報と、入力部120または入力機能の表示部140から入力される入力信号とによって、特定のユーザ機能をサポートするための状態を維持する。
【0052】
その後、前記制御部160は、温度による端末機の駆動制御モードがアクティベートしている状態であれば、503ステップで温度センサ170が検出する温度情報を収集するように制御する。この過程で前記制御部160は、温度センサ170の数と位置などによって、端末機100の外気温度、内部温度、制御部160の温度のうち少なくとも1つの温度情報を収集する。一方、前記制御部160は、温度による端末機の駆動制御モードが非アクティベートされている場合、温度センサ170を非アクティベートするとともに、別途駆動周波数の調整を行わずに事前設定された駆動周波数によって端末機100が動作するように制御する。ただし、制御部160は、端末機100の保護及びユーザの保護のために温度センサ170をアクティベートし、該当温度センサ170が収集した温度が特定温度、例えば、端末機の強制終了が必要な第5設定温度になる場合、端末機を強制終了するように制御する。
【0053】
温度情報が収集されれば、前記制御部160は505ステップに分岐して、収集された温度情報が指示する温度が第1設定温度に該当するか否かを確認する。この過程において、前記温度が第1設定温度に該当する温度ではない場合、制御部160は507ステップに分岐して、以前の設定による駆動周波数で駆動されるように制御する。507ステップの後に前記制御部160は503ステップの以前に分岐して、以下の過程を繰り返して行うように制御する。
【0054】
一方、前記505ステップで収集された温度が第1設定温度に該当する場合、前記制御部160は509ステップに分岐して、第1スロットル設定により駆動されるように制御する。ここで、スロットル設定は、制御部160が一定範囲内の複数の駆動周波数の間で遷移しながら動作することを意味する。例えば、前記制御部160は、端末機100の温度が第1設定温度まで増加する場合、以前の駆動周波数よりも低い第1駆動周波数によって、端末機100が動作するように制御する。そして、前記制御部160は、端末機100の温度が第1設定温度よりも低い第2設定温度まで減少する場合、第1駆動周波数よりも高い駆動周波数、または、以前の駆動周波数で端末機100が動作するように制御する。前記制御部160は、第1スロットルの設定により端末機100を駆動しながら温度情報を周期的にまたはリアルタイムで収集するように制御する。
【0055】
次に、前記制御部160は、511ステップで端末機100の温度が第3設定温度まで増加するか否かを確認する。ここで、前記第3設定温度は、第1設定温度よりも高い温度であってもよい。前記制御部160は、収集された温度が第3設定温度よりも低い場合、513ステップに分岐して、収集された温度が第1設定温度及び第2設定温度の範囲内にあるか否かを確認する。そして、前記制御部160は、収集された温度が第1設定温度及び第2設定温度の範囲内にある場合、509ステップに分岐して、第1スロットルの設定により駆動するように制御する。前記制御部160は、前記収集された温度が第2設定温度よりも低い場合、507ステップに分岐して、以前の設定により駆動するように制御する。
【0056】
一方、前記511ステップにおいて、端末機100の温度が第3設定温度まで増加する場合、前記制御部160は、515ステップに分岐して、第2スロットルの設定により駆動するように制御する。これをさらに詳細に説明すれば、前記制御部160は、端末機100の温度が第3設定温度まで増加する場合、第3駆動周波数で端末機100が動作するように制御する。これにより、前記端末機100の温度が減少して第1設定温度よりは高いが、第3設定温度よりは低い特定温度、すなわち、第4設定温度まで減少する場合、制御部160は、第3駆動周波数よりは高く、第1駆動周波数よりは低い第4駆動周波数で端末機100が動作するように制御する。一方、図示は省略するが、前記端末機100の温度が第4設定温度よりもさらに低くなり、第1設定温度まで減少する場合、前記制御部160は、再び第1駆動周波数で端末機100が動作するように制御する509ステップに分岐する。
【0057】
次に、前記制御部160は、端末機100の温度収集を一定周期またはリアルタイムで収集する過程中に収集された温度が最大値であるか否かを確認する517ステップを行う。前記端末機100の温度が最大値に至った場合、前記制御部160は、端末機100の機能を全部終了して強制終了するように制御する。一方、前記制御部160は、517ステップで端末機100の温度が最大値に至らない場合には、511ステップに分岐して、収集温度と設定温度とを比較し、その結果による以下の動作を繰り返して行うように制御する。
【0058】
一方、上述した説明では、端末機100の駆動周波数調整ステップを第1スロットル設定と第2スロットル設定との2つのステップに区分して説明したが、本発明がこれに限定されるものではない。すなわち、本発明の端末機100は、さらに多くのスロットル設定ステップを設けることができる。各ステップ別に制御部160の駆動周波数をさらに細分化して適用するようにサポートする。また、前記端末機100は、第2スロットル設定ステップなしで第1スロットル設定ステップだけを有し、端末機100の温度による駆動周波数の制御を行うことができる。すなわち、本発明の温度制御方法は、511ステップ、515ステップが省略された形態で適用されてもよい。
【0059】
一方、本発明の端末機100の駆動周波数調整は、現在の端末機温度が第1設定温度に至った場合、時間区間別に区分して適用されてもよい。すなわち、上述した温度を基準とした第1スロットル設定区間は、事前設定された第1駆動周波数で第1時間間隔の間に制御部を駆動させ、前記第1時間間隔経過後に第2時間間隔の間に第1駆動周波数よりも高い第2駆動周波数で制御部を駆動させる過程を一定時間の間繰り返して行う時間を基準とした第1スロットル過程に代替されてもよい。
【0060】
また、本発明の端末機100の駆動周波数調整は、第3設定温度環境においても前に言及した時間による駆動周波数調整過程に代替される。すなわち、上述した温度を基準とした第2スロットル設定区間は、前記端末機の温度が第1設定温度よりも上昇して第3設定温度に上昇する場合、第3時間間隔の間に前記第1駆動周波数よりも低い第3駆動周波数で制御部を駆動させ、第4時間間隔の間に第3駆動周波数よりも高く、前記第1駆動周波数よりは低い第4駆動周波数で制御部を駆動させる過程を一定時間の間繰り返して行う時間を基準とした第2スロットル過程に代替されてもよい。
【0061】
結果的に、本発明の端末機温度制御のための駆動周波数調整は、温度を基準とした第1スロットル過程遂行後に温度を基準とした第2スロットル過程が遂行されるか、温度を基準とした第1スロットル過程遂行後に時間を基準とした第2スロットル過程が遂行される。また、本発明の温度制御のための駆動周波数調整は、時間を基準とした第1スロットル過程遂行後に時間を基準とした第2スロットル過程が遂行されるか、時間を基準とした第1スロットル過程遂行後に温度を基準とした第2スロットル過程が遂行される。
【0062】
上述したように本発明の実施形態による温度制御方法は、端末機100の温度制御によって制御部160の駆動周波数変更を一定区間で繰り返して行うことにより、端末機100の性能を確保しながらも端末機100の温度低下を達成することができるようにサポートする。また、本発明の温度制御方法は、駆動周波数変更を多段に設けて提供することにより、温度が一定値以上に上昇する過程に対してさらに適応的に対処しながらも、端末機100の性能を確保することができ、機能性をさらに確実に提供することができるようにサポートする。
【0063】
図6は、本発明の第2実施形態に係る温度制御方法を説明するためのフローチャートである。
【0064】
前記図6を参照すれば、本発明の第2実施形態に係る温度制御方法は、上述した501ステップと類似し、まず、601ステップで制御部160は、電源部から供給された電源を用いて端末機100の各構成に必要な電源を供給させるように制御する。電源が供給された端末機100の各構成は、事前設定されたスケジュール情報と、入力部120または入力機能の表示部140から入力される入力信号とによって、特定のユーザ機能をサポートするための状態を維持する。
【0065】
その後、前記制御部160は、温度による端末機駆動制御モードがアクティベートしている状態であれば、603ステップで温度センサ170が検出する温度情報を収集するように制御する。この過程で前記制御部160は、温度センサ170の数と位置などにより、端末機100の外気温度、内部温度、制御部160の温度のうち少なくとも1つの温度情報を収集する。一方、前記制御部160は、温度による端末機駆動制御モードが非アクティベートされている場合には、別途機能制限を行わず、事前設定されたスケジュール情報によって端末機100が動作するように制御する。
【0066】
温度情報が収集されれば、制御部160は、605ステップに分岐して、収集された温度情報が特定温度、例えば、第1設定温度であるか否かを確認する。このステップで前記制御部160は、収集された温度情報に含まれた収集温度が特定温度よりも低い場合、607ステップに分岐して、以前の状態を維持するように制御する。
【0067】
一方、前記制御部160は、605ステップで収集された温度が特定温度以上である場合、609ステップに分岐して、該当温度に対応して設定された機能維持及びその他の機能制限を行うように制御する。これをさらに詳細に説明すれば、前記制御部160は、収集された温度が特定温度以上である場合、現在アクティベートされているアプリケーションのうち少なくとも1つのアプリケーションを事前設定された情報によって制限するように制御する。このために前記制御部160は、現在アクティベートされているアプリケーションの優先順位情報を確認し、優先順位情報が相対的に低い少なくとも1つのアプリケーションを終了するか、終了のための案内メッセージを出力するように制御する。このとき、制限されるアプリケーションの数は、特定温度情報に対応して調整される。すなわち、現在の温度が第1設定温度に該当する特定温度である場合、アクティベートするように指定されたアプリケーションの残余制限数を4個に制限するように事前設定される。この場合、前記制御部160は、4個のアプリケーションを除いて、相対的に低い優先順位情報を有したアプリケーションを終了するか、終了するように案内メッセージを表示部140に出力するように制御する。また、現在の温度が他の特定温度である第3設定温度に該当する場合、アプリケーションの残余制限数を2つに制限するように設定される。この場合、前記制御部160は、2つのアクティベートしたアプリケーションを除いて、相対的に低い優先順位情報を有したアプリケーションを制限する。すなわち、前記制御部160は、温度上昇によって変更されるアプリケーションの残余制限数を維持するために、アクティベートしたアプリケーションを制限する。ここで、前記制御部160は、アプリケーション制限過程のためにアプリケーションを終了させずに、該当アプリケーションの通信機能を遮断するか、全体機能のうち一部の機能のみを利用できるように機能制限を行ってもよい。
【0068】
また、前記制御部160は、アプリケーションを端末機100の温度低下によって、一定数のアプリケーションを再びアクティベートするように制御するか、または、再びアクティベートするように案内メッセージを出力するように制御する。または、前記制御部160は、機能制限されたアプリケーションの制限を解除するように制御する。例えば、現在の温度が6個のアプリケーションのアクティベートを制限する第2設定温度である場合、前記制御部160は、以前に終了したアプリケーションを再びアクティベートするように制御するか、アクティベートのための案内メッセージを出力するように制御する。また、前記制御部160は、制限されたアプリケーション機能の制限解除と関連して、現在の温度が一定温度に低減される場合、低減温度及び事前設定によって特定アプリケーションの遮断された機能、例えば、通信機能を再びアクティベートするように制御する。
【0069】
一方、残余アプリケーションの数が制限された状態の特定温度状態で特定アプリケーションを新しくアクティベートするように要請する入力信号が発生するか、制限された機能を解除させるための入力信号が発生する場合、前記制御部160は、該当アプリケーションの優先順位によってアプリケーションのアクティベートや解除または該当要請の拒絶を遂行することができる。すなわち、前記制御部160は、アクティベートの要請または機能制限解除の要請を受けたアプリケーションの優先順位を確認して、相対的に高い優先順位を有したアプリケーションのアクティベートの要請または解除の要請がある場合、現在アクティベートされているアプリケーションのうち少なくとも一つのアプリケーションを終了させ、要請されたアプリケーションをアクティベートするように制御することができる。前記制御部160は、アクティベートの要請または機能制限解除の要請を受けたアプリケーションの優先順位情報が、現在アクティベートされているアプリケーションよりも低い場合には、該当要請を拒絶して拒絶による案内メッセージを出力する。一方、このような拒絶後にもアクティベートの要請が繰り返して入力される場合、前記制御部160は、優先順位情報に関係なくアクティベートの要請を受けたアプリケーションをアクティベートするように制御するとともに、現在アクティベートされたアプリケーションのうち相対的に優先順位が低いアプリケーションを制限することができる。この過程で前記制御部160は、アクティベートの要請を受けたアプリケーションの優先順位情報を以前よりも高く調整する。ここで、前記アプリケーションの優先順位情報は、端末機100の設計者及びアプリケーションの設計者によって定義され、端末機100の運用に必ず必要なまたは必ず必要なように設計された幾つかのアプリケーションを除いては、ユーザの設定により優先順位情報が変更されるか、ユーザのアプリケーションの使用履歴により変更され得る。
【0070】
次に、前記制御部160は、611ステップに分岐して、端末機100の終了イベントが発生したか否かを確認する。終了イベントが発生した場合には、端末機100を終了させるように制御し、別途終了イベントが発生しない場合には、603ステップの以前に分岐して以下の過程を行うようにサポートする。ここで、前記終了イベントは、端末機100の終了のための入力信号が発生するか、端末機100の温度が事前設定された最大値、例えば、第5設定温度に至った場合などを含んでもよい。
【0071】
上述したように、本発明の実施形態に係る温度制御方法は、端末機100の温度によって実行され又は実行されることができるアプリケーションを制限することにより、ユーザが用いるアプリケーションの処理性能は確保しながらも、端末機の制御部にロードされる負荷量を制限することにより、端末機の駆動によって増加できる端末機100の温度を低減するか、または、温度が上昇されずに一定温度に収まるようにサポートする。
【0072】
図7は、本発明の実施形態に係る温度制御方法及びこれをサポートする端末機の温度制御による温度変化グラフを示す図である。
【0073】
前記図7に示すように、時間軸250から600区間まで第1スロットル設定によって温度が上昇せずに、一定温度に収まることを確認することができ、持続的な温度上昇環境でも第2スロットル設定によって一定温度以上に上昇せずに、一定温度に収まることを確認することができる。これにより、本発明は、端末機100の温度が一定温度以上に上昇しないようにしながらも、適切な端末機100の性能を確保できるようにサポートすることが可能である。
【0074】
以上で説明したように、本発明の実施形態に係る温度制御方法及びこれをサポートする端末機は、端末機の温度上昇によって温度低下のために制御部の駆動周波数を調整するか、実行アプリケーションの機能制限を行うことにより、端末機の性能を確保しながらも温度上昇を抑制または温度を減少させることができるようにサポートする。
【0075】
一方、上述した端末機100は、その提供形態により多様な追加モジュールをさらに含んでもよい。すなわち、前記端末機100は、通信端末機の場合、近距離通信のための近距離通信モジュール、前記端末機100の有線通信方式または無線通信方式によるデータ送受信のためのインターフェース、インターネットネットワークと通信してインターネット機能を行うインターネット通信モジュール、及びデジタル放送受信と再生機能を行うデジタル放送モジュールなどのように、上記で言及していない構成をさらに含んでもよい。このような構成要素は、デジタル機器のコンバージェンス(convergence)傾向によって変形が非常に多様であり全て列挙することはできないが、前記言及された構成要素と同等な水準の構成要素が前記デバイスにさらに含まれて構成される。また、本発明の端末機100は、その提供形態によって上記した構成から特定構成が除外されるか、他の構成に代替され得ることは勿論である。これは、本技術分野の通常の知識を有する者には、容易に理解される。
【0076】
また、本発明の実施形態に係る前記端末機100は、格納部を含み、これに基づいて多様な機能サポートを行う全ての形態のデバイスを含んでもよい。例えば、前記端末機100は、多様な通信システムに対応する通信プロトコル(communication protocols)に基づいて動作する全ての移動通信端末機(mobile communication terminals)をはじめとして、PMP(Portable Multimedia Player)、デジタル放送プレーヤー、PDA(Personal Digital Assistant)、音楽再生機(例えば、MP3プレーヤー)、携帯ゲーム端末、スマートフォン(Smart Phone)、ノート型パソコン(Notebook)及びハンドヘルドパソコンなど、全ての情報通信機器とマルチメディア機器及びそれに対する応用機器を備える。
【0077】
一方、本明細書と図面によって本発明の好ましい実施形態について説明した。特定用語が用いられたが、これは、単に本発明の技術内容を容易に説明し発明の理解を助けるための一般的な意味として用いられたもので、本発明の範囲を限定するものではない。ここに開示された実施形態の以外にも本発明の技術的思想に基づいた他の変形例が実施可能であることは、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に自明である。
【符号の説明】
【0078】
100:端末機
110:無線通信部
120:入力部
130:オーディオ処理部
140:表示部
150:格納部
151:制御部駆動制御プログラム
153:機能制限制御プログラム
160:制御部
161:温度情報収集部
163:プロセッサ駆動制御部
165:機能制限部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末機の温度を検出する過程と、
前記端末機の温度が事前設定された第1設定温度に該当する場合、事前設定された第1駆動周波数で制御部を駆動させ、前記制御部の第1駆動周波数の駆動によって前記端末機の温度が低下して前記第1設定温度よりも低い第2設定温度まで低下する場合、第1駆動周波数よりも高い第2駆動周波数で制御部を駆動させる、温度を基準とした第1スロットル過程と、
前記端末機の温度が事前設定された第1設定温度に該当する場合、事前設定された第1駆動周波数で第1時間間隔の間、制御部を駆動させ、前記第1時間間隔経過後、第2時間間隔の間、第1駆動周波数よりも高い第2駆動周波数で制御部を駆動させる過程を一定時間の間繰り返して行う、時間を基準とした第2スロットル過程と、
のうちいずれか1つの過程を行うことを特徴とする端末機温度制御方法。
【請求項2】
前記端末機の温度が第1設定温度よりも上昇して第3設定温度に上昇する場合、前記第1駆動周波数よりも低い第3駆動周波数で制御部を駆動させ、前記制御部の第3駆動周波数の駆動によって前記端末機の温度が低下して前記第3設定温度よりも低い第4設定温度まで低下する場合、第3駆動周波数よりも高くて前記第1駆動周波数よりは低い第4駆動周波数で制御部を駆動させる、温度を基準とした第2スロットル過程と、
前記端末機の温度が第1設定温度よりも上昇して第3設定温度に上昇する場合、前記第1駆動周波数よりも低い第3駆動周波数で第3時間間隔の間、制御部を駆動させ、前記第3駆動周波数よりも高くて前記第1駆動周波数よりは低い第4駆動周波数で第4時間間隔の間、制御部を駆動させる過程を一定時間の間繰り返して行う時間を基準とした第2スロットル過程と、
のうち少なくとも1つの過程をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の端末機温度制御方法。
【請求項3】
前記端末機の温度が事前設定された最大上昇値の第5設定温度に上昇する場合、前記端末機を強制終了する過程と、
前記端末機の温度が第1設定温度に上昇する場合、現在アクティベートされているアプリケーションの残余制限数またはアプリケーションの機能を制限する機能制限過程と、
のうちいずれか1つの過程をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の端末機温度制御方法。
【請求項4】
前記機能制限過程は、
現在アクティベートされているアプリケーションの優先順位情報を収集する過程と、
前記アプリケーションの残余制限数によって現在アクティベートされたアプリケーションのうち優先順位情報が相対的に低い少なくとも1つのアプリケーションを終了させるか、アプリケーションの機能を制限する過程と、
を含むことを特徴とする請求項3に記載の端末機温度制御方法。
【請求項5】
前記端末機の温度が第1設定温度よりも高い他の設定温度に上昇する場合、前記機能制限過程におけるアプリケーションの残余制限数よりも少ない残余制限数に基づいて現在アクティベートされているアプリケーションの数を制限する過程と、
前記端末機の温度が第1設定温度から低下して、さらに低い他の設定温度に低下する場合、前記機能制限過程におけるアプリケーションの残余制限数よりも多くの残余制限数に基づいて現在アクティベートされているアプリケーションの数を制限する過程と、
をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の端末機温度制御方法。
【請求項6】
アプリケーションの残余制限数によってアクティベートするアプリケーションの数を制限した状態で、新しいアプリケーションのアクティベートの要請が発生する過程と、
前記新しいアプリケーションの優先順位情報を確認する過程と、
前記優先順位情報が既にアクティベートしているアプリケーションよりも低い場合、前記新しいアプリケーションのアクティベートを拒絶するか、拒絶とともに拒絶案内メッセージを出力する過程と、
をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の端末機温度制御方法。
【請求項7】
拒絶後にもさらに新しいアプリケーションのアクティベートの要請が発生する場合、既にアクティベートしているアプリケーションのうち優先順位情報が相対的に低い、少なくとも1つのアプリケーションを終了して新しいアプリケーションをアクティベートする過程をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の端末機温度制御方法。
【請求項8】
アプリケーションの残余制限数によってアクティベートするアプリケーションの数を制限した状態で、新しいアプリケーションのアクティベートの要請が発生する過程と、
前記新しいアプリケーションの優先順位情報を確認する過程と、
前記優先順位情報が既にアクティベートしている少なくとも1つのアプリケーションよりも高い場合、既にアクティベートしているアプリケーションのうち少なくとも1つのアプリケーションを終了させて、前記新しいアプリケーションをアクティベートする過程と、
をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の端末機温度制御方法。
【請求項9】
端末機の温度を検出する温度センサと、
前記温度センサが収集した前記端末機の温度が事前設定された第1設定温度に該当する場合、事前設定された第1駆動周波数で駆動され、前記第1駆動周波数の駆動によって前記端末機の温度が低下して前記第1設定温度よりも低い第2設定温度まで低下する場合、第1駆動周波数よりも高い第2駆動周波数で駆動されるか、または、前記端末機の温度が事前設定された第1設定温度に該当する場合、事前設定された第1駆動周波数で第1時間間隔の間、駆動されて、前記第1時間間隔経過後に第2時間間隔の間、第1駆動周波数よりも高い第2駆動周波数で駆動される過程を一定時間の間繰り返して行う制御部と、
を備えることを特徴とする温度制御をサポートする端末機。
【請求項10】
前記制御部は、
前記第1設定温度の状況による動作遂行を制御し、前記端末機の温度が第1設定温度よりも上昇して第3設定温度に上昇する場合、前記第1駆動周波数よりも低い第3駆動周波数で駆動し、前記第3駆動周波数の駆動によって前記端末機の温度が低下して前記第3設定温度よりも低い第4設定温度まで低下する場合、第3駆動周波数よりも高くて前記第1駆動周波数よりは低い第4駆動周波数で制御部が動作するように制御するか、
前記第1設定温度の状況による動作遂行を制御し、前記端末機の温度が第1設定温度よりも上昇して第3設定温度で上昇する場合、前記第1駆動周波数よりも低い第3駆動周波数で第3時間間隔の間、制御部を駆動させ、前記第3駆動周波数よりも高くて前記第1駆動周波数よりは低い第4駆動周波数で第4時間間隔の間に制御部を駆動させる過程を一定時間の間繰り返して行うように制御するか、
前記第1設定温度の状況による動作遂行を制御し、前記端末機の温度が事前設定された最大上昇値の第5設定温度に上昇する場合、前記端末機を強制終了するように制御するプロセッサ駆動制御部を備えることを特徴とする請求項9に記載の温度制御をサポートする端末機。
【請求項11】
前記制御部は、
前記端末機の温度が第1設定温度に上昇する場合、現在アクティベートされているアプリケーションの残余制限数またはアプリケーションの機能を制限する機能制限部を備えることを特徴とする請求項9に記載の温度制御をサポートする端末機。
【請求項12】
前記機能制限部は、
現在アクティベートされているアプリケーションの優先順位情報を収集し、前記アプリケーションの残余制限数によって現在アクティベートされたアプリケーションのうち優先順位情報が相対的に低い少なくとも1つのアプリケーションを終了させるか、アプリケーションの機能を制限することを特徴とする請求項11に記載の温度制御をサポートする端末機。
【請求項13】
前記機能制限部は、
端末機の温度が第1設定温度よりも高い他の設定温度に上昇する場合、前記機能制限過程におけるアプリケーションの残余制限数よりも少ない残余制限数に基づいて現在アクティベートされているアプリケーションの数を制限し、
前記端末機の温度が第1設定温度から低減されて、さらに低い他の設定温度に低下する場合、前記機能制限過程におけるアプリケーションの残余制限数よりも多くの残余制限数に基づいて現在アクティベートされているアプリケーションの数を制限することを特徴とする請求項12に記載の温度制御をサポートする端末機。
【請求項14】
アプリケーションの残余制限数によってアクティベートするアプリケーションの数を制限した状態で、新しいアプリケーションのアクティベートの要請のための入力信号を生成する入力部または入力機能の表示部をさらに備え、
前記機能制限部は、
前記新しいアプリケーションの優先順位情報を確認し、前記優先順位情報が既にアクティベートしているアプリケーションよりも低い場合、前記新しいアプリケーションのアクティベートを拒絶するか、拒絶とともに拒絶案内メッセージを前記表示部に出力するように制御するか、
拒絶後にもさらに新しいアプリケーションのアクティベートの要請が発生する場合、既にアクティベートしているアプリケーションのうち優先順位情報が相対的に低い少なくとも1つのアプリケーションを終了させ、新しいアプリケーションをアクティベートすることをさらに特徴とする請求項12に記載の温度制御をサポートする端末機。
【請求項15】
アプリケーションの残余制限数によってアクティベートするアプリケーションの数を制限した状態で、新しいアプリケーションのアクティベートの要請のための入力信号を生成する入力部または入力機能の表示部をさらに備え、
前記機能制限部は、
前記新しいアプリケーションの優先順位情報を確認し、前記優先順位情報が既にアクティベートしている少なくとも1つのアプリケーションよりも高い場合、既にアクティベートしているアプリケーションのうち少なくとも1つのアプリケーションを終了させ、前記新しいアプリケーションをアクティベートするように制御することを特徴とする請求項12に記載の温度制御をサポートする端末機。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2013−33469(P2013−33469A)
【公開日】平成25年2月14日(2013.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−157253(P2012−157253)
【出願日】平成24年7月13日(2012.7.13)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung−ro,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do,Republic of Korea
【Fターム(参考)】