説明

端末群管理装置、端末群管理システム及び端末群管理方法

【課題】端末装置別にソフトウェアに対して適切な更新情報を適用できる端末群管理装置、端末群管理システム及び端末群管理方法を提供する。
【解決手段】端末群管理装置30は、複数の端末装置60a,・・・を第1ネットワーク10経由で管理する端末群管理装置であって、第1受信部31と第1対応付け記憶部41と第1決定部37とを備える。第1受信部31は、ソフトウェア情報と識別情報とを第1ネットワーク10経由で各端末装置60a,・・・から受信する。ソフトウェア情報は、各端末装置60a,・・・にインストールされた複数のソフトウェアに関する情報である。識別情報は、各端末装置60a,・・・を識別する情報である。第1対応付け記憶部41は、第1対応付け情報44を記憶する。第1対応付け情報44は、ソフトウェア情報と識別情報とを対応付けた情報である。第1決定部37は、少なくとも第1対応付け情報44に基づいて、更新情報を決定する。更新情報は、各端末装置60a,・・・に対する更新の情報である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、端末群管理装置、端末群管理システム及び端末群管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、複数の端末装置をネットワーク経由で管理するサーバが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2003−271387(第1−7頁、第1−2図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、特許文献1の技術では、複数の端末装置が一様に管理されている。これにより、複数の端末装置に対して一様に更新情報が決定されるので、複数の端末装置のソフトウェアに対して適切な更新情報が適用されないことがある。例えば、端末装置のOSのバージョンに関わらずにアプリケーションがバージョンアップされることがあるので、アプリケーションのバージョンがOSのバージョンに合わなくなってアプリケーションが実行できなくなることがある。
【0004】
本発明の課題は、端末装置別にソフトウェアに対して適切な更新情報を適用できる端末群管理装置、端末群管理システム及び端末群管理方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1発明に係る端末群管理装置は、複数の端末装置を第1ネットワーク経由で管理する端末群管理装置であって、第1受信部と第1対応付け記憶部と第1決定部とを備える。第1受信部は、ソフトウェア情報と識別情報とを第1ネットワーク経由で各端末装置から受信する。ソフトウェア情報は、各端末装置にインストールされた複数のソフトウェアに関する情報である。識別情報は、各端末装置を識別する情報である。第1対応付け記憶部は、第1対応付け情報を記憶する。第1対応付け情報は、ソフトウェア情報と識別情報とが対応付けられた情報である。第1決定部は、少なくとも第1対応付け情報に基づいて、更新情報を決定する。更新情報は、各端末装置に対する更新の情報である。
【0006】
この端末群管理装置では、第1受信部は、ソフトウェア情報と識別情報とを第1ネットワーク経由で各端末装置から受信する。第1対応付け記憶部は、ソフトウェア情報と識別情報とを受け取ることができる。第1対応付け記憶部は、第1対応付け情報を記憶する。第1決定部は、第1対応付け情報を受け取ることができる。第1決定部は、少なくとも第1対応付け情報に基づいて、更新情報を決定する。決定された更新情報は、第1ネットワーク経由で各端末装置へ送信されるようにすることができる。
このように、少なくとも第1対応付け情報に基づいて第1決定部が更新情報を決定するので、端末装置別に適切な更新情報を決定することができる。これにより、端末装置別にソフトウェアに対して適切な更新情報を適用できる。
【0007】
第2発明に係る端末群管理装置は、第1発明の端末群管理装置であって、第1送信部をさらに備える。第1送信部は、更新情報を第1ネットワーク経由で各端末装置へ送信する。
【0008】
この端末群管理装置では、第1受信部は、ソフトウェア情報と識別情報とを第1ネットワーク経由で各端末装置から受信する。第1対応付け記憶部は、ソフトウェア情報と識別情報とを受け取ることができる。第1対応付け記憶部は、第1対応付け情報を記憶する。第1決定部は、第1対応付け情報を受け取ることができる。第1決定部は、少なくとも第1対応付け情報に基づいて、更新情報を決定する。第1送信部は、更新情報を受け取ることができる。第1送信部は、更新情報を第1ネットワーク経由で各端末装置へ送信する。
このように、少なくとも第1対応付け情報に基づいて第1決定部が更新情報を決定するので、端末装置別に適切な更新情報を決定することができる。これにより、端末装置別にソフトウェアに対して適切な更新情報を適用できる。
【0009】
第3発明に係る端末群管理装置は、第1発明又は第2発明の端末群管理装置であって、ソフトウェア情報は、基本ソフトウェア情報と1以上のアプリケーション情報とを含む。基本ソフトウェア情報は、各端末装置の基本ソフトウェアに関する情報である。アプリケーション情報は、各端末装置のアプリケーションに関する情報である。
【0010】
この端末群管理装置では、第1対応付け記憶部は、第1対応付け情報を記憶する。第1対応付け情報は、ソフトウェア情報と識別情報とが対応付けられた情報である。ソフトウェア情報は、基本ソフトウェア情報と1以上のアプリケーション情報とを含む。これにより、各端末装置に対して基本ソフトウェア情報と1以上のアプリケーション情報とを統合的に管理することができる。
このように、各端末装置に対して基本ソフトウェア情報と1以上のアプリケーション情報とを統合的に管理することができるので、基本ソフトウェア情報と1以上のアプリケーション情報とを、複数のメーカーに関する情報であっても、関連付けて管理することができる。
【0011】
第4発明に係る端末群管理装置は、第1発明又は第2発明に記載の端末群管理装置であって、ソフトウェア情報は、アプリケーション情報を複数含む。アプリケーション情報は、各端末装置のアプリケーションに関する情報である。
【0012】
この端末群管理装置では、第1対応付け記憶部は、第1対応付け情報を記憶する。第1対応付け情報は、ソフトウェア情報と識別情報とが対応付けられた情報である。ソフトウェア情報は、アプリケーション情報を複数含む。これにより、各端末装置に対して複数のアプリケーション情報を統合的に管理することができる。
このように、各端末装置に対して複数のアプリケーション情報を統合的に管理することができるので、複数のアプリケーション情報を、複数のメーカーに関する情報であっても、関連付けて管理することができる。
【0013】
第5発明に係る端末群管理装置は、第1発明から第4発明のいずれかの端末群管理装置であって、第2対応付け記憶部をさらに備える。第2対応付け記憶部は、第2対応付け情報を記憶する。第2対応付け情報は、ソフトウェア情報と、更新情報と、障害情報とが対応付けられた情報である。障害情報は、更新情報が端末装置に適用された後の端末装置の障害の有無に関する情報である。第1決定部は、第1対応付け情報と第2対応付け情報とに基づいて、更新情報を決定する。
【0014】
この端末群管理装置では、第1受信部は、端末で障害が発生した際の更新情報と、障害情報とを、第1ネットワーク経由で各端末装置からさらに受信することができる。第2対応付け記憶部は、ソフトウェア情報と更新情報と障害情報とを受け取ることができる。第2対応付け記憶部は、第2対応付け情報を記憶する。第1決定部は、第2対応付け情報をさらに受け取ることができる。第1決定部は、第1対応付け情報と第2対応付け情報とに基づいて、更新情報を決定する。
このように、第2対応付け記憶部が第2対応付け情報を記憶するので、端末装置に障害が発生しない更新情報を管理することができる。また、第1対応付け情報と第2対応付け情報とに基づいて第1決定部が更新情報を決定するので、端末装置に障害が発生しない更新情報を各端末装置に適用することができる。
【0015】
第6発明に係る端末群管理装置は、第5発明の端末群管理装置であって、ソフトウェア情報は、ソフトウェア名情報と、バージョン情報とを有する。ソフトウェア名情報は、ソフトウェアの名称に関する情報である。バージョン情報は、ソフトウェアのバージョンに関する情報である。第2対応付け情報では、1つのソフトウェアに対して1以上の更新情報が対応づけられている。また、第2対応付け情報では、1つのソフトウェアに対して1以上の障害情報が対応づけられている。
【0016】
この端末群管理装置では、第2対応付け記憶部は、第2対応付け情報を記憶する。第2対応付け情報は、ソフトウェア情報と、更新情報と、障害情報とが対応付けられた情報である。ソフトウェア情報は、ソフトウェア名情報と、バージョン情報とを有する。第2対応付け情報では、1つのソフトウェアに対して1以上の更新情報が対応づけられている。また、第2対応付け情報では、1つのソフトウェアに対して1以上の障害情報が対応づけられている。
このように、第2対応付け情報ではソフトウェア情報と更新情報と障害情報とが詳細に対応づけられているので、端末装置に障害が発生しない更新情報を詳細に管理することができる。
【0017】
第7発明に係る端末群管理装置は、第2発明の端末群管理装置であって、第1送信部は、検出情報を、第1ネットワーク経由で各端末装置へさらに送信する。検出情報は、ウイルスの感染を検出するための情報である。端末群管理装置は、第2受信部と第3対応付け記憶部と第2決定部とをさらに備える。第2受信部は、検出情報に基づいてウイルスを検出する各端末装置から、ウイルス感染情報を第1ネットワーク経由で受信する。ウイルス感染情報は、各端末装置のウイルスに関する情報である。第3対応付け記憶部は、第3対応付け情報を記憶する。第3対応付け情報は、ウイルス感染情報と識別情報とが対応付けられた情報である。第2決定部は、少なくとも第3対応付け情報に基づいて、方針情報を決定する。方針情報は、各端末装置に対するウイルス対策の方針に関する情報である。
【0018】
この端末群管理装置では、第1送信部は、検出情報を、第1ネットワーク経由で各端末装置へさらに送信する。これにより、各端末装置が検出情報に基づいてウイルスを検出するようにすることができ、各端末装置がウイルスを検出した結果に基づいてウイルス感染情報を生成するようにできる。第2受信部は、検出情報に基づいてウイルスを検出する各端末装置から、ウイルス感染情報を第1ネットワーク経由で受信する。第3対応付け記憶部は、ウイルス感染情報と識別情報とを受け取ることができる。第3対応付け記憶部は、第3対応付け情報を記憶する。第2決定部は、少なくとも第3対応付け情報を受け取ることができる。第2決定部は、少なくとも第3対応付け情報に基づいて、方針情報を決定する。
このように、第2決定部は、少なくとも第3対応付け情報に基づいて、方針情報を決定する。これにより、端末装置別に適切な方針情報を決定することができる。このため、端末装置別に適切なウイルス対策を適用できる。
【0019】
第8発明に係る端末群管理装置は、第7発明の端末群管理装置であって、第3決定部と、第2送信部とをさらに備える。第3決定部は、方針情報に基づいて、ウイルス対策情報を決定する。ウイルス対策情報は、各端末装置に対するウイルス対策の情報である。第2送信部は、ウイルス対策情報を第1ネットワーク経由で各端末装置へ送信する。
【0020】
この端末群管理装置では、第3決定部は、方針情報を受け取ることができる。第3決定部は、方針情報に基づいて、ウイルス対策情報を決定する。第2送信部は、ウイルス対策情報を受け取ることができる。第2送信部は、ウイルス対策情報を第1ネットワーク経由で各端末装置へ送信する。
このように、ウイルス対策情報が第1ネットワーク経由で各端末装置へ送信されるので、端末装置別にウイルス対策を迅速に適用できる。
【0021】
第9発明に係る端末群管理装置は、第8発明の端末群管理装置であって、方針情報は、各端末装置へのウイルスの感染経路に関する情報を含む。ウイルス対策情報は、中継装置において遮断すべき通信に関する情報を含む。中継装置は、端末装置と第1ネットワークとの間で第2ネットワークを介して端末装置に接続されている。端末群管理装置は、第3送信部をさらに備える。第3送信部は、ウイルス対策情報を第1ネットワーク経由で中継装置へ送信する。
【0022】
この端末群管理装置では、方針情報は、各端末装置へのウイルスの感染経路に関する情報を含む。すなわち、第2受信部は、各端末装置へのウイルスの感染経路に関する情報を第1ネットワーク経由で各端末装置から受信することができる。また、ウイルス対策情報は、中継装置において遮断すべき通信に関する情報を含む。第3送信部は、ウイルス対策情報を第1ネットワーク経由で中継装置へ送信する。すなわち、第3送信部は、中継装置において遮断すべき通信に関する情報を第1ネットワーク経由で中継装置へ送信することができる。
このように、中継装置において遮断すべき通信に関する情報が第1ネットワーク経由で中継装置へ送信されるようにすることができるので、第2ネットワーク経由で端末装置へウイルスの感染が拡大することを防止できる。
【0023】
第10発明に係る端末群管理システムは、第1発明から第9発明のいずれかの端末群管理装置と、1以上の中継装置と、複数の端末装置とを備える。1以上の中継装置は、第1ネットワークを介して端末群管理装置に接続されている。端末装置は、第2ネットワークを介して1以上の中継装置に接続されている。
【0024】
この端末群管理装置では、第1受信部は、ソフトウェア情報と識別情報とを、第2ネットワーク、中継装置及び第1ネットワーク経由で各端末装置から受信することができる。第1対応付け記憶部は、ソフトウェア情報と識別情報とを受け取ることができる。第1対応付け記憶部は、第1対応付け情報を記憶する。第1決定部は、第1対応付け情報を受け取ることができる。第1決定部は、少なくとも第1対応付け情報に基づいて、更新情報を決定する。決定された更新情報は、第1ネットワーク、中継装置及び第2ネットワーク経由で各端末装置へ送信されるようにすることができる。
【0025】
このように、少なくとも第1対応付け情報に基づいて第1決定部が更新情報を決定するので、端末装置別に適切な更新情報を決定することができる。これにより、端末装置別にソフトウェアに対して適切な更新情報を適用できる。
第11発明に係る端末群管理方法は、複数の端末装置が第1ネットワーク経由で管理される端末群管理方法であって、受信ステップと、記憶ステップと、決定ステップとを備える。受信ステップでは、ソフトウェア情報と識別情報とが、第1ネットワーク経由で各端末装置から受信される。ソフトウェア情報は、各端末装置にインストールされた複数のソフトウェアに関する情報である。識別情報は、各端末装置を識別する情報である。記憶ステップでは、第1対応付け情報が記憶される。第1対応付け情報は、ソフトウェア情報と識別情報とが対応付けられた情報である。決定ステップでは、少なくとも第1対応付け情報に基づいて、更新情報が決定される。更新情報は、各端末装置に対する更新の情報である。
【0026】
この端末群管理方法では、第1受信部は、ソフトウェア情報と識別情報とを第1ネットワーク経由で各端末装置から受信する。第1対応付け記憶部は、ソフトウェア情報と識別情報とを受け取ることができる。第1対応付け記憶部は、第1対応付け情報を記憶する。第1決定部は、第1対応付け情報を受け取ることができる。第1決定部は、少なくとも第1対応付け情報に基づいて、更新情報を決定する。決定された更新情報は、第1ネットワーク経由で各端末装置へ送信されるようにすることができる。
【0027】
このように、少なくとも第1対応付け情報に基づいて更新情報が決定されるので、端末装置別に適切な更新情報を決定することができる。これにより、端末装置別にソフトウェアに対して適切な更新情報を適用できる。
【発明の効果】
【0028】
第1発明に係る端末群管理装置では、少なくとも第1対応付け情報に基づいて第1決定部が更新情報を決定するので、端末装置別に適切な更新情報を決定することができる。これにより、端末装置別にソフトウェアに対して適切な更新情報を適用できる。
第2発明に係る端末群管理装置では、少なくとも第1対応付け情報に基づいて第1決定部が更新情報を決定するので、端末装置別に適切な更新情報を決定することができる。これにより、端末装置別にソフトウェアに対して適切な更新情報を適用できる。
【0029】
第3発明に係る端末群管理装置では、各端末装置に対して基本ソフトウェア情報と1以上のアプリケーション情報とを統合的に管理することができるので、基本ソフトウェア情報と1以上のアプリケーション情報とを、複数のメーカーに関する情報であっても、関連付けて管理することができる。
第4発明に係る端末群管理装置では、各端末装置に対して複数のアプリケーション情報を統合的に管理することができるので、複数のアプリケーション情報を、複数のメーカーに関する情報であっても、関連付けて管理することができる。
【0030】
第5発明に係る端末群管理装置では、第2対応付け記憶部が第2対応付け情報を記憶するので、端末装置に障害が発生しない更新情報を管理することができる。また、第1対応付け情報と第2対応付け情報とに基づいて第1決定部が更新情報を決定するので、端末装置に障害が発生しない更新情報を各端末装置に適用することができる。
第6発明に係る端末群管理装置では、第2対応付け情報ではソフトウェア情報と更新情報と障害情報とが詳細に対応づけられているので、端末装置に障害が発生しない更新情報を詳細に管理することができる。
【0031】
第7発明に係る端末群管理装置では、第2決定部は、少なくとも第3対応付け情報に基づいて、方針情報を決定する。これにより、端末装置別に適切な方針情報を決定することができる。このため、端末装置別に適切なウイルス対策を適用できる。
第8発明に係る端末群管理装置では、ウイルス対策情報が第1ネットワーク経由で各端末装置へ送信されるので、端末装置別にウイルス対策を迅速に適用できる。
【0032】
第9発明に係る端末群管理装置では、中継装置において遮断すべき通信に関する情報が第1ネットワーク経由で中継装置へ送信されるようにすることができるので、第2ネットワーク経由で端末装置へウイルスの感染が拡大することを防止できる。
第10発明に係る端末群管理システムでは、少なくとも第1対応付け情報に基づいて第1決定部が更新情報を決定するので、端末装置別に適切な更新情報を決定することができる。これにより、端末装置別にソフトウェアに対して適切な更新情報を適用できる。
【0033】
第11発明に係る端末群管理方法では、少なくとも第1対応付け情報に基づいて更新情報が決定されるので、端末装置別に適切な更新情報を決定することができる。これにより、端末装置別にソフトウェアに対して適切な更新情報を適用できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0034】
本発明の実施形態に係る端末群管理システムの構成図を図1に示す。
<端末群管理システムの概略構成>
端末群管理システム1は、主として、端末群管理装置30,スイッチングハブ50,端末装置群60(60a,60b,・・・),第1ネットワーク10及び第2ネットワーク20を備える。
【0035】
端末群管理装置30とスイッチングハブ50とは、第1ネットワーク10で接続されている。スイッチングハブ50と端末装置群60(60a,60b,・・・)とは、第2ネットワーク20で接続されている。
<端末群管理システムの概略動作>
端末装置群60(60a,60b,・・・)は、第2ネットワーク20,スイッチングハブ50及び第1ネットワーク10経由で情報を端末群管理装置30へ送信する。端末群管理装置30は、その情報を受信して必要に応じて記憶する。
【0036】
端末群管理装置30は、第1ネットワーク10,スイッチングハブ50及び第2ネットワーク20経由で必要な情報を各端末装置60a,・・・へ送信する。
このように、端末群管理装置30は、第1ネットワーク10,スイッチングハブ50及び第2ネットワーク20を介して端末装置群60(60a,60b,・・・)を管理する。
【0037】
<端末群管理装置の詳細構成>
端末群管理装置30は、図2に示すように、主として、第1受信部31,第2受信部32,第1送信部33,第2送信部34,第3送信部35,制御部36,第1決定部37,第2決定部38,第3決定部39,第1対応付け記憶部41,第2対応付け記憶部42及び第3対応付け記憶部43を備える。
【0038】
第1受信部31,第2受信部32,第1送信部33,第2送信部34及び第3送信部35は、第1ネットワーク10に接続されており、制御部36にも接続されている。また、第1決定部37,第2決定部38,第3決定部39,第1対応付け記憶部41,第2対応付け記憶部42及び第3対応付け記憶部43は、制御部36に接続されている。第1対応付け記憶部41には、第1対応付け情報44が記憶されている。第2対応付け記憶部42には、第2対応付け情報45が記憶されている。第3対応付け記憶部43には、第3対応付け情報46が記憶されている。
【0039】
<端末群管理装置の詳細動作>
(更新に関する動作)
第1受信部31は、ソフトウェア情報と識別情報とを第1ネットワーク10経由で各端末装置60a,・・・から受信する。ここで、ソフトウェア情報は、各端末装置60a,・・・にインストールされた複数のソフトウェアに関する情報である。識別情報は、各端末装置60a,・・・を識別する情報である。第1対応付け記憶部41は、ソフトウェア情報と識別情報とを制御部36経由で第1受信部31から受け取る。第1対応付け記憶部41は、第1対応付け情報44を記憶する。ここで、第1対応付け情報44は、ソフトウェア情報と識別情報とが対応付けられた情報である。第1決定部37は、第1対応付け情報44を制御部36経由で第1対応付け記憶部41から受け取る。
【0040】
第1受信部31は、障害が発生したときの後述の更新情報と障害情報とを第1ネットワーク10経由で各端末装置60a,・・・からさらに受信する。ここで、障害情報は、更新情報が端末装置60a,・・・に適用された後の端末装置60a,・・・の障害の有無に関する情報である(図4の障害情報欄454参照)。例えば、更新情報が端末装置60a,・・・に適用された後に端末装置60a,・・・のOSがハングアップした場合、障害情報は「有り」である。あるいは、例えば、更新情報が端末装置60a,・・・に適用された後に端末装置60a,・・・のアプリケーションがフリーズした場合、障害情報は「有り」である。
【0041】
第2対応付け記憶部42は、ソフトウェア情報と更新情報と障害情報とを制御部36経由で第1受信部31から受け取る。第2対応付け記憶部42は、第2対応付け情報45を記憶する。ここで、第2対応付け情報45は、ソフトウェア情報と更新情報と障害情報とが対応付けられた情報である(図4参照)。第1決定部37は、第2対応付け情報45を制御部36経由で第2対応付け記憶部42から受け取る。
【0042】
第1決定部37は、第1対応付け情報44と第2対応付け情報45とに基づいて、更新情報を決定する。ここで、更新情報は、各端末装置60a,・・・に対する更新の情報である(図4参照)。更新情報は、例えば、更新するプログラムの情報である。あるいは、更新情報は、例えば、更新する複数のプログラムの情報とそれらの適用順の情報とである。第1送信部33は、更新情報を制御部36経由で第1決定部37から受け取る。第1送信部33は、更新情報を第1ネットワーク10経由で各端末装置60a,・・・へ送信する。
【0043】
(ウイルスに関する動作)
第1送信部33は、検出情報を、定期的に、第1ネットワーク10経由で各端末装置60a,・・・へ送信する。ここで、検出情報は、ウイルスの感染を検出するための情報である。
第2受信部32は、ウイルス感染情報を第1ネットワーク10経由で各端末装置60a,・・・から受信する。ここで、ウイルス感染情報は、各端末装置60a,・・・のウイルスの感染に関する情報である。第3対応付け記憶部43は、ウイルス感染情報を制御部36経由で第2受信部32から受け取り、識別情報を制御部36経由で第1受信部31から受け取る。第3対応付け記憶部43は、第3対応付け情報46を記憶する。第2決定部38は、第3対応付け情報46を制御部36経由で第3対応付け記憶部43から受け取る。第2決定部38は、第1対応付け情報44と第3対応付け情報46とに基づいて、方針情報を決定する。ここで、方針情報は、各端末装置60a,・・・に対するウイルス対策の方針に関する情報である。例えば、方針情報は、各端末装置60a,・・・に対してウイルス駆除プログラムを適用すべき旨の情報である。あるいは例えば、方針情報は、後述のスイッチングハブ50のポート(第2ポート52,第3ポート53,・・・)を遮断すべき旨の情報である。
【0044】
第3決定部39は、方針情報を制御部36経由で第2決定部38から受け取る。第3決定部39は、方針情報に基づいて、ウイルス対策情報を決定する。ここで、ウイルス対策情報は、各端末装置60a,・・・に対するウイルス対策の情報である。例えば、方針情報が各端末装置60a,・・・に対してウイルス駆除プログラムを適用すべき旨の情報である場合、ウイルス対策情報は、例えば、ウイルス駆除プログラムの実行コマンドの情報である。あるいは、方針情報がスイッチングハブ50のポート(第2ポート52,第3ポート53,・・・)を遮断すべき旨の情報である場合、ウイルス対策情報は、例えば、スイッチングハブ50がポート(第2ポート52,第3ポート53,・・・)を遮断するコマンドの情報である。
【0045】
第2送信部34は、ウイルス対策情報を制御部36経由で第3決定部39から受け取る。第2送信部34は、ウイルス対策情報を第1ネットワーク10経由で各端末装置60a,・・・へ送信する。
<スイッチングハブの詳細構成及び詳細動作>
スイッチングハブ50は、図1に示すように、主として、第1ポート51,第2ポート52,第3ポート53,第4ポート54,・・・及びCPU(図示せず)を備える。
【0046】
第1ポート51には、第1ネットワーク10を介して端末群管理装置30が接続されている。第2ポート52には、第2ネットワーク20を介して端末装置60aが接続されている。第3ポート53には、第2ネットワーク20を介して端末装置60bが接続されている。第4ポート54には、第2ネットワーク20を介して端末装置60cが接続されている。・・・・・
CPUは、第1ポート51で受信した情報を、その宛先アドレスの情報に基づいて、第2ポート52,第3ポート53,・・・のいずれかに転送する。そして、その情報は、第2ポート52,第3ポート53,・・・から第2ネットワーク20を介して端末装置60a,・・・へ送信される。
【0047】
CPUは、第1ネットワーク10及び第1ポート51を介して、ウイルス対策情報としてポート(第2ポート52,第3ポート53,・・・)を遮断すべき旨の情報を端末群管理装置30から受け取ることがある。この場合、CPUは、ポート(第2ポート52,第3ポート53,・・・)を遮断すべき旨の情報に基づいて、ポート(第2ポート52,第3ポート53,・・・)を遮断する。
【0048】
<端末装置群の詳細構成及び詳細動作>
端末装置群60(60a,60b,・・・)の端末装置60a,60b,・・・は、それぞれ、第2ネットワーク20を介して、スイッチングハブ50の第2ポート52,第3ポート53,第4ポート54,・・・に接続されている。ここで、端末装置60a,60b,・・・は、通常のパーソナルコンピュータであってもよいし、マッキントッシュであっても良いし、エンジニアリングワークステーションであっても良い。
【0049】
各端末装置60a,・・・は、端末群管理装置30からの要求に応じて、あるいは、定期的に、インストールされているソフトウェアに関する情報(ソフトウェア情報)を、第2ネットワーク20,スイッチングハブ50及び第1ネットワーク10経由で端末群管理装置30へ送信する。また、各端末装置60a,・・・は、障害が発生した際に、あるいは、定期的に、適用された更新に関する情報(更新情報)と、ソフトウェアの更新により発生した障害の情報(障害情報)とを、第2ネットワーク20,スイッチングハブ50及び第1ネットワーク10経由で端末群管理装置30へ送信する。
【0050】
また、各端末装置60a,・・・は、更新情報を、第1ネットワーク10,スイッチングハブ50及び第2ネットワーク20経由で端末群管理装置30から受信する。各端末装置60a,・・・は、インストールされているソフトウェアに対して更新情報を適用する。
あるいは、各端末装置60a,・・・は、検出情報を、第1ネットワーク10,スイッチングハブ50及び第2ネットワーク20経由で端末群管理装置30から受信する。各端末装置60a,・・・は、検出情報に基づいて、ウイルスを検出する。各端末装置60a,・・・は、ウイルスを検出した結果に基づいて、ウイルス感染情報を生成する。各端末装置60a,・・・は、ウイルス感染情報を、第2ネットワーク20,スイッチングハブ50及び第1ネットワーク10経由で端末群管理装置30へ送信する。
【0051】
そして、各端末装置60a,・・・は、ウイルス対策情報を、第1ネットワーク10,スイッチングハブ50及び第2ネットワーク20経由で端末群管理装置30から受信する。各端末装置60a,・・・は、インストールされているソフトウェアに対してウイルス対策情報を適用する。
<第1対応付け情報の詳細構成>
第1対応付け情報44は、ソフトウェア情報と識別情報とが対応付けられた情報である。第1対応付け情報44は、図3に示すように、主として、識別情報欄441,OS情報欄442及びアプリケーション情報欄443を備える。ここで、ソフトウェア情報に対応する欄がOS情報欄442及びアプリケーション情報欄443であり、識別情報に対応する欄が識別情報欄441である。
【0052】
識別情報欄441には、識別情報が記録されている。識別情報は、各端末装置60a,・・・を識別する情報である。OS情報欄442には、OS情報が記録されている。OS情報は、各端末装置60a,・・・のOSに関する情報であり、例えば、OSの名称・バージョン・修正レベルなどの情報である。アプリケーション情報欄443には、アプリケーション情報が記録されている。アプリケーション情報は、各端末装置60a,・・・のアプリケーションに関する情報であり、例えば、アプリケーションの名称・バージョンなどの情報である。
【0053】
第1対応付け情報44を参照することにより、各端末装置60a,・・・のソフトウェア情報が取得される。具体的には、識別情報欄441とOS情報欄442とを参照することにより、各端末装置60a,・・・にインストールされているOSの名称などが分かる。また、識別情報欄441とアプリケーション情報欄443とを参照することにより、各端末装置60a,・・・にインストールされているアプリケーションの名称などが分かる。
【0054】
例えば、端末装置60aには、OSとして「OS1 ver.2 SP2」がインストールされており、アプリケーションとして「App1 ver.4」、「App3 ver.2.2」、「App7 ver.1」及び「App9 ver.8」がインストールされていることが分かる。
すなわち、識別情報欄441とOS情報欄442とアプリケーション情報欄443とを参照することにより、各端末装置60a,・・・にインストールされているOSとアプリケーションとは統合的に管理される。
【0055】
<第2対応付け情報の詳細構成>
第2対応付け情報45は、ソフトウェア情報と更新情報と障害情報とが対応付けられた情報である。第2対応付け情報45は、図4に示すように、主として、OS情報欄451,第1アプリケーション情報欄452,第2アプリケーション情報欄456,更新情報欄453及び障害情報欄454を備える。ここで、ソフトウェア情報に対応する欄がOS情報欄451及びアプリケーション情報欄452であり、更新情報に対応する欄が更新情報欄453であり、障害情報に対応する欄が障害情報欄454である。
【0056】
OS情報欄451には、OS情報が記録されている。第1アプリケーション情報欄452及び第2アプリケーション情報欄456には、アプリケーション情報が記録されている。更新情報欄453には、更新情報が記録されている。更新情報は、各端末装置60a,・・・に対する更新の情報である。障害情報欄454には、障害情報が記録されている。障害情報は、更新情報が端末装置60a,・・・に適用された後の端末装置60a,・・・の障害の有無に関する情報である。
【0057】
第2対応付け情報45を参照することにより、端末装置60a,・・・に障害が発生しない更新情報が分かる。具体的には、OS情報欄451と第1アプリケーション情報欄452と第2アプリケーション情報欄456と更新情報欄453と障害情報欄454とを参照することにより、特定のOSとアプリケーションとがインストールされている端末に対して特定の更新情報が適用された場合に、障害が発生するか否かが分かる。
【0058】
例えば、OSとして「OS1 ver.2 SP2」がインストールされ、アプリケーションとして「App1 ver.4」がインストールされた端末に対して更新情報「UP1」が適用された場合、障害が発生しないことがわかる。同様な端末に対して更新情報「UP1」が適用された後に更新情報「UP3」がさらに適用された場合、障害が発生しないことがわかる。同様な端末に対して更新情報「UP3」が適用された後に更新情報「UP1」がさらに適用された場合、障害が発生することがわかる。すなわち、障害が発生しないようにするには、OSとして「OS1 ver.2 SP2」がインストールされ、アプリケーションとして「App1 ver.4」がインストールされた端末は、更新情報が「UP1」→「UP3」の順番で適用される必要があることが分かる。
【0059】
また、OSに関わらず、アプリケーションとして「App3 ver.2.2」と「App6 ver.1」とがインストールされた端末に対して更新情報「UP1」が適用された場合、障害が発生することがわかる。すなわち、障害が発生しないようにするには、アプリケーションとして「App3 ver.2.2」と「App6 ver.1」との組み合わせが避けられる必要があることが分かる。
【0060】
あるいは、OSとして「OS1 ver.2 SP2」がインストールされ、アプリケーションとして「App5 ver.3.2」と「App6 ver.1」とがインストールされた端末に対して更新情報「UP1」が適用された場合、障害が発生することがわかる。すなわち、障害が発生しないようにするには、OS「OS1 ver.2 SP2」と、アプリケーション「App5 ver.3.2」及び「App6 ver.1」との組み合わせが避けられる必要があることが分かる。
【0061】
以上のように、OS情報欄451と第1アプリケーション情報欄452と第2アプリケーション情報欄456と更新情報欄453と障害情報欄454とを参照することにより、端末装置60a,・・・に障害が発生しない更新情報が管理される。
<第3対応付け情報の詳細構成>
第3対応付け情報46は、ウイルス感染情報と識別情報とが対応付けられた情報である。ここで、ウイルス感染情報は、各端末装置60a,・・・のウイルスに関する情報である。第3対応付け情報46は、図5に示すように、主として、識別情報欄461,感染の有無欄462,感染ウイルス名欄463及び感染経路欄464を備える。ここで、ウイルス感染情報に対応する欄が感染の有無欄462,感染ウイルス名欄463及び感染経路欄464であり、識別情報に対応する欄が識別情報欄461である。
【0062】
識別情報欄461には、識別情報が記録されている。感染の有無欄462には、ウイルスへの感染の有無が記録されている。感染ウイルス名欄463には、感染したウイルスの名称が記録されている。感染経路欄464には、ウイルスの感染経路が記録されている。
第3対応付け情報46を参照することにより、端末装置60a,・・・におけるウイルス感染の状況が分かる。具体的には、識別情報欄461と感染の有無欄462とを参照することにより、端末装置60a,・・・がウイルスに感染しているか否かが分かる。識別情報欄461と感染ウイルス名欄463とを参照することにより、端末装置60a,・・・が感染しているウイルスの名称が分かる。なお、ウイルスに感染していない場合に感染ウイルス名欄463が空欄「−」になっていることから、ウイルスに感染しているか否かも分かる。識別情報欄461と感染経路欄464とを参照することにより、端末装置60a,・・・へのウイルスの感染経路が分かる。
【0063】
例えば、端末装置60aがウイルス「ウイルスV1」に感染しており、その感染経路が「SW−HUB50」すなわちスイッチングハブ50の「第2ポート52」であることが分かる。また、端末装置60b,60cがウイルスに感染していないことが分かる。
すなわち、識別情報欄461と感染の有無欄462と感染ウイルス名欄463と感染経路欄464とを参照することにより、端末装置60a,・・・におけるウイルスの感染の状況が管理される。
【0064】
<端末群管理システムに関する特徴>
(1)
ここでは、第1受信部31は、ソフトウェア情報と識別情報とを第1ネットワーク10経由で各端末装置60a,・・・から受信する。第1対応付け記憶部41は、ソフトウェア情報と識別情報とを制御部36経由で第1受信部31から受け取る。第1対応付け記憶部41は、第1対応付け情報44を記憶する。第1決定部37は、第1対応付け情報44を制御部36経由で第1対応付け記憶部41から受け取る。第1決定部37は、第1対応付け情報44を含む情報に基づいて、更新情報を決定する。第1送信部33は、更新情報を制御部36経由で第1決定部37から受け取る。第1送信部33は、更新情報を第1ネットワーク10経由で各端末装置60a,・・・へ送信する。
【0065】
このように、第1対応付け情報44を含む情報に基づいて第1決定部37が更新情報を決定するので、端末装置60a,・・・別に適切な更新情報が決定される。これにより、端末装置60a,・・・別にソフトウェアに対して適切な更新情報が適用されるようになる。
(2)
ここでは、第1対応付け記憶部41は、第1対応付け情報44を記憶する。第1対応付け情報44は、ソフトウェア情報と識別情報(図3の識別情報欄441参照)とが対応付けられた情報である。ソフトウェア情報は、OS情報(図3のOS情報欄442参照)とアプリケーション情報(図3のアプリケーション情報欄443参照)とを含む。これにより、各端末装置60a,・・・に対してOS情報とアプリケーション情報とが統合的に管理される。
【0066】
このように、各端末装置60a,・・・に対してOS情報とアプリケーション情報とが統合的に管理されるので、OS情報とアプリケーション情報とは、複数のメーカーに関する情報であっても、関連付けて管理される。
また、第1対応付け記憶部41では、各端末装置60a,・・・に対して複数のアプリケーション情報が対応づけられている(図3参照)。これにより、各端末装置60a,・・・に対して複数のアプリケーション情報が統合的に管理されている。
【0067】
このように、各端末装置60a,・・・に対して複数のアプリケーション情報が統合的に管理されているので、複数のアプリケーション情報は、複数のメーカーに関する情報であっても、関連付けて管理される。
(3)
ここでは、第1受信部31は、ソフトウェア情報と更新情報と障害情報とを第1ネットワーク10経由で各端末装置60a,・・・から受信する。第2対応付け記憶部42は、ソフトウェア情報と更新情報と障害情報とを制御部36経由で第1受信部31から受け取る。第2対応付け記憶部42は、第2対応付け情報45を記憶する。第1決定部37は、第2対応付け情報45を制御部36経由で第2対応付け記憶部42からさらに受け取る。第1決定部37は、第1対応付け情報44と第2対応付け情報45とに基づいて、更新情報を決定する。
【0068】
このように、第2対応付け記憶部42が第2対応付け情報45を記憶するので、端末装置60a,・・・に障害が発生しない更新情報が管理される。また、第1対応付け情報44と第2対応付け情報45とに基づいて第1決定部37が更新情報を決定するので、端末装置60a,・・・に障害が発生しない更新情報を各端末装置60a,・・・に適用することができるようになっている。
【0069】
(4)
第2対応付け記憶部42は、第2対応付け情報45を記憶する。第2対応付け情報45は、ソフトウェア情報と、更新情報と、障害情報とが対応付けられた情報である(図4参照)。ソフトウェア情報は、ソフトウェア名情報と、バージョン情報とを有する。第2対応付け情報45では、1つのソフトウェアに対して1以上の更新情報が対応づけられている。また、第2対応付け情報45では、1つのソフトウェアに対して1以上の障害情報が対応づけられている。
【0070】
このように、第2対応付け情報45ではソフトウェア情報と更新情報と障害情報とが詳細に対応づけられているので、端末装置60a,・・・に障害が発生しない更新情報は詳細に管理される。
(5)
ここでは、第2受信部32は、ウイルス感染情報を第1ネットワーク10経由で各端末装置60a,・・・から受信する。第3対応付け記憶部43は、ウイルス感染情報を制御部36経由で第2受信部32から受け取り、識別情報を制御部36経由で第1受信部31から受け取る。第3対応付け記憶部43は、第3対応付け情報46を記憶する。第2決定部38は、第3対応付け情報46を制御部36経由で第3対応付け記憶部43から受け取り、第1対応付け情報44を制御部36経由で第1対応付け記憶部41から受け取る。第2決定部38は、第1対応付け情報44と第3対応付け情報46とに基づいて、方針情報を決定する。
【0071】
このように、第2決定部38は、第1対応付け情報44と第3対応付け情報46とに基づいて、方針情報を決定する。これにより、端末装置60a,・・・別に適切な方針情報が決定される。このため、端末装置60a,・・・別に適切なウイルス対策を適用することができるようになっている。
(6)
ここでは、第3決定部39は、方針情報を制御部36経由で第2決定部38から受け取る。第3決定部39は、方針情報に基づいて、ウイルス対策情報を決定する。第2送信部34は、ウイルス対策情報を制御部36経由で第3決定部39から受け取る。第2送信部34は、ウイルス対策情報を第1ネットワーク10経由で各端末装置60a,・・・へ送信する。
【0072】
このように、ウイルス対策情報が第1ネットワーク10経由で各端末装置60a,・・・へ送信されるので、人為的にウイルス対策が行われる場合に比べて、端末装置60a,・・・別にウイルス対策は迅速に適用される。
(7)
ここでは、ウイルス感染情報は、各端末装置60a,・・・へのウイルスの感染経路に関する情報を含む(図5の感染経路欄464参照)。すなわち、第2受信部32は、各端末装置60a,・・・へのウイルスの感染経路に関する情報を第1ネットワーク10経由で各端末装置60a,・・・から受信する。
【0073】
また、ウイルス対策情報は、スイッチングハブ50において遮断すべきポート(第2ポート52,第3ポート53,・・・)に関する情報を含む。第3送信部35は、ウイルス対策情報を第1ネットワーク10経由でスイッチングハブ50へ送信する。すなわち、第3送信部35は、スイッチングハブ50において遮断すべきポートに関する情報を第1ネットワーク10経由でスイッチングハブ50へ送信する。
【0074】
このように、スイッチングハブ50において遮断すべきポート(第2ポート52,第3ポート53,・・・)に関する情報が第1ネットワーク10経由でスイッチングハブ50へ送信されるので、スイッチングハブ50がウイルスに感染した端末装置60a,・・・に接続されたポート(第2ポート52,第3ポート53,・・・)を遮断することができるようになっている。これにより、第2ネットワーク20経由で端末装置60a,・・・へウイルスの感染が拡大することは防止される。
【0075】
<実施形態の変形例>
(A)第2決定部38は、第3対応付け情報46のみに基づいて、方針情報を決定してもよい。この場合でも、例えば、ウイルス対策(ウイルスの駆除プログラムなど)がOSのバージョンやアプリケーションのバージョンに依存しないものであれば、端末装置60a,・・・別に適切な方針情報が決定される。
【0076】
スイッチングハブ50は、複数備えられていても良い。例えば、プライマリーのスイッチングハブとセカンダリーのスイッチングハブとが備えられており、プライマリーのスイッチングハブに障害が発生した場合にセカンダリーのスイッチングハブがアクティブになるように冗長化されていても良い。このとき、各端末装置60a,・・・は、プライマリーのスイッチングハブとセカンダリーのスイッチングハブとに接続されていても良い。
【0077】
端末群管理システム1は、スイッチングハブ50の代わりにリピータハブを備えていても良い。あるいは、端末群管理システム1は、スイッチングハブ50の代わりにルータを備えていても良い。
端末群管理装置30が接続されているネットワーク10は、端末装置60a,・・・に接続されたネットワーク20と同様に、スイッチングハブ50(あるいは、リピータハブやルータ)の下位のネットワークになっていても良い。
【0078】
(B)
方針情報がスイッチングハブ50のポート(第2ポート52,第3ポート53,・・・)を遮断すべき旨の情報である場合、端末群管理装置30の第3決定部39が決定するウイルス対策情報は、スイッチングハブ50がポート(第2ポート52,第3ポート53,・・・)を遮断するコマンドの情報である代わりに、スイッチングハブ50の全体を停止するコマンドの情報であっても良い。
【0079】
あるいは、上記変形例(A)に示すように、スイッチングハブ50の代わりにルータが備えられていれば、第2決定部38が決定する方針情報は、ウイルスに感染した端末の通信を遮断すべき旨の情報(ウイルスに感染した端末の識別情報と、その端末の通信を遮断すべき旨の情報とを含む)であっても良い。方針情報がウイルスに感染した端末の通信を遮断すべき旨の情報である場合、端末群管理装置30の第3決定部39が決定するウイルス対策情報は、スイッチングハブ50がポート(第2ポート52,第3ポート53,・・・)を遮断するコマンドの情報である代わりに、ウイルスに感染した端末の通信をルータに遮断させるコマンドの情報であっても良い。
【0080】
あるいは、第2決定部38が決定する方針情報は、ルータの中継を遮断すべき旨の情報であっても良い。方針情報がルータの中継を遮断すべき旨の情報である場合、端末群管理装置30の第3決定部39が決定するウイルス対策情報は、スイッチングハブ50がポート(第2ポート52,第3ポート53,・・・)を遮断するコマンドの情報である代わりに、上流のネットワークと下流のネットワークとの中継をルータに停止させるコマンドの情報であっても良い。
【0081】
(C)端末群管理システム1iの端末群管理装置30iは、第2対応付け記憶部42の代わりに第2対応付け記憶部42iを備えても良い。第2対応付け記憶部42iは、第2対応付け情報45の代わりに第2対応付け情報45iを記憶する。
第2対応付け情報45iは、ソフトウェア情報と更新情報と障害情報とユーザ指定第1情報とが対応付けられた情報である。第2対応付け情報45iは、図7に示すように、ユーザ指定情報欄455iをさらに備える。
【0082】
ユーザ指定情報欄455iには、ユーザ指定第1情報が記録される。ユーザ指定第1情報は、更新情報が端末装置60a,・・・に適用されることをユーザが許可するか否かに関する情報である。
第2対応付け情報45iを参照することにより、端末装置60a,・・・に障害が発生しない更新情報であってユーザが許可した更新情報が分かるともに、そのような更新情報の適用をユーザが許可しているか否かが分かる。具体的には、OS情報欄442とアプリケーション情報欄443と更新情報欄453と障害情報欄454とユーザ指定情報欄455iとを参照することにより、特定のOSとアプリケーションとがインストールされている端末に対して特定の更新情報が適用された場合に、障害が発生するか否かが分かるとともに、そのような更新情報の適用をユーザが許可しているか否かが分かる。
【0083】
例えば、OSとして「OS1 ver.2 SP2」がインストールされ、アプリケーションとして「App1 ver.4」がインストールされた端末に対して更新情報「UP1」が適用された場合、障害が発生しないことがわかるともに、更新情報「UP1」の適用をユーザが許可していることが分かる。同様な端末に対して更新情報「UP1」が適用された後に更新情報「UP3」がさらに適用された場合、障害が発生しないことがわかるとともに、更新情報「UP1」の適用後における更新情報「UP3」の適用をユーザが許可していないことが分かる。また、OSとして「OS1 ver.2 SP2」がインストールされ、アプリケーションとして「App3 ver.2.2」がインストールされた端末に対して更新情報「UP1」が適用された後に更新情報「UP3」がさらに適用された場合、障害が発生しないことがわかるとともに、更新情報「UP1」の適用後における更新情報「UP3」の適用をユーザが許可していないことが分かる。同様な端末に対して更新情報「UP3」が適用された後に更新情報「UP1」がさらに適用された場合、障害が発生することがわかるとともに、更新情報「UP3」の適用後における更新情報「UP1」の適用をユーザが許可していないことが分かる。
【0084】
すなわち、OS情報欄451とアプリケーション情報欄452と更新情報欄453と障害情報欄454とユーザ指定情報欄455iとを参照することにより、端末装置60a,・・・に障害が発生しない更新情報であってユーザが許可している更新情報が管理される。これにより、OSとアプリケーションとの組み合わせごとにユーザの事情を考慮して、適切な更新情報を適用することができるようになっている。
【0085】
(D)端末群管理システム1iの端末群管理装置30iは、第4対応付け記憶部47iをさらに備えても良い。第4対応付け記憶部47iは、第4対応付け情報48iを記憶する。
第4対応付け情報48iは、識別情報と更新情報とユーザ指定許可情報とユーザ指定第2情報とが対応付けられた情報である。第4対応付け情報48iは、図8に示すように、主として、識別情報欄481i,更新情報欄482i、ユーザ指定有効情報欄483i及びユーザ指定情報欄484iを備える。ここで、識別情報に対応する欄が識別情報欄481iであり、更新情報に対応する欄が更新情報欄482iであり、ユーザ指定許可情報に対応する欄がユーザ指定有効情報欄483iであり、ユーザ指定第2情報に対応する欄がユーザ指定情報欄484iである。
【0086】
ユーザ指定有効情報欄483iには、ユーザ指定許可情報が記録される。ユーザ指定許可情報は、更新情報が端末装置60a,・・・に適用されることを端末群管理装置30の管理者が許可するか否かに関する情報である。例えば、端末装置60a,・・・のユーザが初心者である場合に、端末群管理装置30の管理者によりユーザ指定有効情報欄483iが「不可」に指定される。
【0087】
ユーザ指定情報欄484iには、ユーザ指定第2情報が記録される。ユーザ指定第2情報は、更新情報が端末装置60a,・・・に適用されることをユーザが許可するか否かに関する情報である。例えば、端末装置60a,・・・に更新情報が適用されると業務に支障を来すとユーザが判断した場合に、ユーザによりユーザ指定情報欄484iが「不可」に指定される。
【0088】
第4対応付け情報48iを参照することにより、端末装置60a,・・・ごとにユーザが許可した更新情報が分かる。具体的には、識別情報欄481iと更新情報欄482iとユーザ指定有効情報欄483iとユーザ指定情報欄484iとを参照することにより、各端末装置60a,・・・に許可されている更新情報が分かる。
例えば、端末装置60aには、更新情報「UP1」の適用が許可されているが、更新情報「UP1」の適用後における更新情報「UP3」の適用は許可されていないことが分かる。
【0089】
すなわち、識別情報欄481iと更新情報欄482iとユーザ指定有効情報欄483iとユーザ指定情報欄484iとを参照することにより、端末装置60a,・・・別に、端末群管理装置30の管理者及び端末装置60a,・・・のユーザが許可している更新情報が管理される。これにより、端末装置60a,・・・ごとに、端末群管理装置30の管理者の事情及び端末装置60a,・・・のユーザの事情を考慮して、適切な更新情報を適用することができるようになっている。
【0090】
(E)端末群管理システム1iの端末群管理装置30iは、第1決定部37の代わりに第1決定部37iを備えても良い。第1決定部37iは、第1対応付け情報44と第2対応付け情報45iと第4対応付け情報48iとに基づいて、更新情報を決定する。
これにより、端末装置60a,・・・に障害が発生しない更新情報が各端末装置60a,・・・に適用されるだけでなく、OSとアプリケーションとの組み合わせごとにユーザの事情を考慮するとともに、端末装置60a,・・・ごとにユーザの事情を考慮して、適切な更新情報を適用することができるようになっている。
【産業上の利用可能性】
【0091】
本発明に係る端末群管理装置、端末群管理システム及び端末群管理方法は、端末装置別にソフトウェアに対して適切な更新情報を適用できるという効果を有し、端末群管理装置、端末群管理システム及び端末群管理方法等として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0092】
【図1】本発明の実施形態に係る端末群管理システムの構成図。
【図2】本発明の実施形態における端末群管理装置の構成図。
【図3】第1対応付け情報の構成を示す図。
【図4】第2対応付け情報の構成を示す図。
【図5】第3対応付け情報の構成を示す図。
【図6】本発明の実施形態の変形例における端末群管理装置の構成図。
【図7】第2対応付け情報の構成を示す図。
【図8】第4対応付け情報の構成を示す図。
【符号の説明】
【0093】
1,1i 端末群管理システム
10 第1ネットワーク
20 第2ネットワーク
30,30i 端末群管理装置
31 第1受信部
32 第2受信部
33 第1送信部
34 第2送信部
35 第3送信部
37,37i 第1決定部
38 第2決定部
39 第3決定部
41 第1対応付け記憶部
42,42i 第2対応付け記憶部
43 第3対応付け記憶部
44 第1対応付け情報
45 第2対応付け情報
46 第3対応付け情報
50 スイッチングハブ
60 端末装置群
60a等 端末装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の端末装置(60a,・・・)を第1ネットワーク(10)経由で管理する端末群管理装置(30,30i)であって、
各前記端末装置(60a,・・・)にインストールされた複数のソフトウェアに関する情報であるソフトウェア情報と、各前記端末装置(60a,・・・)を識別する情報である識別情報とを、前記第1ネットワーク(10)経由で各前記端末装置(60a,・・・)から受信する第1受信部(31)と、
前記ソフトウェア情報と前記識別情報とが対応付けられた情報である第1対応付け情報を記憶する第1対応付け記憶部(41)と、
少なくとも前記第1対応付け情報に基づいて、各前記端末装置(60a,・・・)に対する更新の情報である更新情報を決定する第1決定部(37,37i)と、
を備えた、
端末群管理装置(30,30i)。
【請求項2】
前記更新情報を前記第1ネットワーク(10)経由で各前記端末装置(60a,・・・)へ送信する第1送信部(33)をさらに備えた、
請求項1に記載の端末群管理装置(30,30i)。
【請求項3】
前記ソフトウェア情報は、
各前記端末装置(60a,・・・)の基本ソフトウェアに関する情報である基本ソフトウェア情報と、
各前記端末装置(60a,・・・)のアプリケーションに関する情報である1以上のアプリケーション情報と、
を含む、
請求項1又は2に記載の端末群管理装置(30,30i)。
【請求項4】
前記ソフトウェア情報は、各前記端末装置(60a,・・・)のアプリケーションに関する情報であるアプリケーション情報を複数含む、
請求項1又は2に記載の端末群管理装置(30,30i)。
【請求項5】
前記ソフトウェア情報と、前記更新情報と、前記更新情報が前記端末装置(60a,・・・)に適用された後の前記端末装置(60a,・・・)の障害の有無に関する情報である障害情報とが対応付けられた情報である第2対応付け情報を記憶する第2対応付け記憶部(42,42i)をさらに備え、
前記第1決定部(37,37i)は、前記第1対応付け情報と前記第2対応付け情報とに基づいて、前記更新情報を決定する、
請求項1から4のいずれか1項に記載の端末群管理装置(30,30i)。
【請求項6】
前記ソフトウェア情報は、
前記ソフトウェアの名称に関する情報であるソフトウェア名情報と、
前記ソフトウェアのバージョンに関する情報であるバージョン情報と、
を有し、
前記第2対応付け情報では、1つの前記ソフトウェアに対して1以上の前記更新情報が対応づけられており、1つの前記ソフトウェアに対して1以上の前記障害情報が対応づけられている、
請求項5に記載の端末群管理装置(30,30i)。
【請求項7】
前記第1送信部(33)は、ウイルスの感染を検出するための情報である検出情報を、前記第1ネットワーク(10)経由で各前記端末装置(60a,・・・)へさらに送信し、
前記検出情報に基づいてウイルスを検出する各前記端末装置(60a,・・・)から、各前記端末装置(60a,・・・)のウイルスの感染に関する情報であるウイルス感染情報を前記第1ネットワーク(10)経由で受信する第2受信部(32)と、
前記ウイルス感染情報と前記識別情報とが対応付けられた情報である第3対応付け情報を記憶する第3対応付け記憶部(43)と、
少なくとも前記第3対応付け情報に基づいて、各前記端末装置(60a,・・・)に対するウイルス対策の方針に関する情報である方針情報を決定する第2決定部(38)と、
をさらに備えた、
請求項2に記載の端末群管理装置(30,30i)。
【請求項8】
前記方針情報に基づいて、各前記端末装置(60a,・・・)に対するウイルス対策の情報であるウイルス対策情報を決定する第3決定部(39)と、
前記ウイルス対策情報を前記第1ネットワーク(10)経由で各前記端末装置(60a,・・・)へ送信する第2送信部(34)と、
をさらに備えた、
請求項7に記載の端末群管理装置(30,30i)。
【請求項9】
前記方針情報は、各前記端末装置(60a,・・・)へのウイルスの感染経路に関する情報を含み、
前記ウイルス対策情報は、前記端末装置(60a,・・・)と前記第1ネットワーク(10)との間で第2ネットワークを介して前記端末装置(60a,・・・)に接続されている中継装置(50)において遮断すべき通信に関する情報を含み、
前記ウイルス対策情報を前記第1ネットワーク(10)経由で前記中継装置(50)へ送信する第3送信部(35)をさらに備えた、
請求項8に記載の端末群管理装置(30,30i)。
【請求項10】
請求項1から9のいずれか1項に記載の端末群管理装置(30,30i)と、
第1ネットワーク(10)を介して前記端末群管理装置(30,30i)に接続された1以上の中継装置(50)と、
第2ネットワークを介して前記1以上の中継装置(50)に接続された複数の端末装置(60a,・・・)と、
を備えた、
端末群管理システム(1,1i)。
【請求項11】
複数の端末装置(60a,・・・)が第1ネットワーク(10)経由で管理される端末群管理方法であって、
各前記端末装置(60a,・・・)にインストールされた複数のソフトウェアに関する情報であるソフトウェア情報と、各前記端末装置(60a,・・・)を識別する情報である識別情報とが、前記第1ネットワーク(10)経由で各前記端末装置(60a,・・・)から受信される受信ステップと、
前記ソフトウェア情報と前記識別情報とが対応付けられた情報である第1対応付け情報が記憶される記憶ステップと、
少なくとも前記第1対応付け情報に基づいて、各前記端末装置(60a,・・・)に対する更新の情報である更新情報が決定される決定ステップと、
を備えた、
端末群管理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−179234(P2007−179234A)
【公開日】平成19年7月12日(2007.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−376094(P2005−376094)
【出願日】平成17年12月27日(2005.12.27)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.マッキントッシュ
【出願人】(000002853)ダイキン工業株式会社 (7,604)
【Fターム(参考)】