説明

端末装置、コンテンツ管理システムおよびコンテンツ記録方法

【課題】ひとつのコンテンツに含まれる複数の部分を自動的にひとつにまとめて管理することができる端末装置を提供する。
【解決手段】端末装置111は、サーバ装置110から、複数の部分のうちの1つである第1の部分、および、第1の部分に付属する付属情報を受信する受信部151と、付属情報から、複数の部分を関連付けるための格納情報を生成する格納情報生成部152と、第1の部分および格納情報を関連付けて、第1の部分および格納情報を記録媒体122に格納する格納処理部153とを備え、受信部151は、さらに、第1の部分を受信した後、複数の部分のうちの1つであって、第1の部分とは異なる第2の部分を受信し、格納処理部153は、さらに、第2の部分を格納情報に関連付けて、第2の部分を記録媒体122に格納する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツの複数の部分をサーバ装置から受信し、受信した複数の部分を記録媒体に格納する端末装置に関する。
【背景技術】
【0002】
1980年代、インターネットは、研究機関、大学および一部の企業などの間でのメール(E−mail)またはネットニュースの交換を目的として主に使われていた。1990年代に入ってから、World Wide Web(WWW)の流行、パーソナルコンピュータ向けOSのインターネット接続対応により、インターネットは、一気に一般ユーザーへ普及した。
【0003】
普及当初、個人向け接続サービスの大半は低速なダイヤルアップ接続であり、従量制の課金が多かった。そのため、ネットサーフィンと呼ばれるホームページの閲覧、および、メールが主流であった。しかし、2000年に入り、定額の有線ブロードバンド接続サービスが低価格で提供されはじめると、インターネットを介したコンテンツの電子配信が活発となっていった。また、同時期に、携帯電話でもインターネットへのモバイル接続サービスが提供されるようになった。そして、2010年の今では有線ブロードバンド接続サービスを追い抜く勢いで、モバイル接続サービスが爆発的な発展を遂げようとしている。
【0004】
元々、WWWは、電子ネットワーク上で学術論文同士を容易に結びつけ合うように作られたシステムである。また、インターネットの普及に拍車をかけたホームページなどは、文字情報(テキストデータ)中心のコンテンツである。このため、小説、新聞および雑誌といった電子出版物を有料コンテンツとして販売する試みが古くから行われてきた。しかし、有料コンテンツの販売は、不正コピーの防止技術、および、複雑な著作権許諾の問題などから、これまで比較的限定的な普及に留まっていた。
【0005】
昨今では、日本国内の限定的な傾向として、コミックおよび写真集などの画像情報(イメージデータ)中心のコンテンツが、有料コンテンツとして認知され始めている。一方、海外、特に米国などでは、Amazon社が開始したKindle(登録商標)サービスによって、主に文字情報である電子書籍も、本格的な普及の兆しが見えつつある。なお、Kindleは端末の名前であると同時に、サービスの名前でもある。ここでは、Kindleのうち、端末をKindle端末、サービスをKindleサービスと呼ぶ。
【0006】
このような、電子書籍を販売する電子書籍販売システムに用いられる技術として、例えば、特許文献1に記載の技術がある。
【0007】
ここで、再度、電子書籍という文言について定義を行っておく。電子書籍とは、電子化された書籍という意味である。したがって、電子書籍は、主に、小説、雑誌およびコミックなどの電子出版物である。しかし、実際には、写真集、新聞およびタウン誌など、様々な出版物も、電子書籍に包含される場合が多い。実際に、Amazon社のKindleサービスでは、小説、雑誌、新聞およびコミックなどのコンテンツが電子配信されている。
【0008】
また、現在の電子書籍のコンテンツにおいて、既に出版された紙の情報を文字情報(テキストデータ)に、さらに必要ならば挿絵を画像情報(イメージデータ)に、変換することにより生成された電子データが大半である。これは、紙で出版された状態を前提として著作権許諾が行われているためである。
【0009】
また、販売者が、コンテンツを紙とは別に動画、音声およびハイパーリンクなどに電子化して、付加情報を別途編集する場合、編集のコストが発生する。このため、現状では、必然的に紙として出版されたものと同等の情報しかない電子データに対して、紙で出版された書籍と同等の価格が、付けられている。
【0010】
このような背景の中、既存の出版物とは異なる販売形態も始まっている。先に述べたように、日本国内では、通常のコミックの出版物(紙のマンガ単行本)は、1冊に数話がまとめられる形で販売されている。しかし、電子化されたコミックは、1話毎に販売されている場合もある。今後、雑誌および新聞などの電子配信がはじまった際、それらが記事毎に販売されることも想定される。
【0011】
このように、紙の出版形態の制約からコンテンツを1冊にまとめて流通し、販売していたこれまでの販売形態が、出版物の電子化によって大きく変化してくる可能性が高い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】特開2004−164285号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
しかしながら、ユーザーがパーソナルコンピュータまたはモバイル端末で電子書籍を購入し、蓄積する場合、購入単位のままで、コンテンツデータを保存しておくことが、必ずしも便利な状態とは限らない。例えば、前述した電子コミックなどにおいて、1話毎に蓄積して管理するよりも通常の紙のマンガ単行本と同じように1冊単位でまとめて管理しておいた方がユーザーにとっては利用しやすいと考えられる。
【0014】
しかし、現行の電子書籍配信に対する著作権保護の方法では、配信形態と蓄積形態との違い、または、配信形態と管理形態との違いを柔軟に吸収する仕組みを有していないのが実情である。
【0015】
例えば、記録媒体の1つであるSDカードにおいて、電子化された書籍などのコンテンツデータを管理及び保護する仕組みとして“SD e−publish”という規格が存在している。しかし、“SD e−publish”は、ユーザーが購入したコンテンツが一意に1つの管理単位として蓄積され、1つの暗号鍵で暗号化される仕組みとなっている。そのため、“SD e−publish”は、購入した複数のコンテンツをひとつにまとめて管理したり、複数のコンテンツを同じ暗号鍵で暗号化したりする仕組みを有していない。
【0016】
以下、図を用いて、具体的に説明する。図15は、従来技術に係るコンテンツ管理システムを示す概念図である。図15に示されたコンテンツ管理システム901は、少なくともサーバ装置910および端末装置911を備える。
【0017】
例えば、サーバ装置910は、LAN(Local Area Network)などの通信ネットワーク921を介して、端末装置911に、コンテンツ930を送信する。コンテンツ930は、1冊の書籍に相当する電子書籍である。コンテンツ930は、端末装置911において、ひとつのデータとして扱われる。そして、端末装置911は、SDカード等の記録媒体922に、コンテンツ930を格納する場合がある。これにより、別の端末装置912でも、記録媒体922に格納されたコンテンツ930を参照できる。
【0018】
また、例えば、サーバ装置910は、通信ネットワーク921を介して、端末装置911に、コンテンツの複数の部分のうちの1つである第1の部分931を送信する。さらに、サーバ装置910は、端末装置911に、同じコンテンツの複数の部分のうちの1つである第2の部分932を送信する。第1の部分931および第2の部分932は、1冊の同じ書籍の中の記事にそれぞれ相当する。そして、第1の部分931および第2の部分932は、端末装置911において、別々のデータとして扱われる。つまり、端末装置911において、データは、記事単位に管理される。
【0019】
また、端末装置911が、記録媒体922に、第1の部分931および第2の部分932を格納した場合も、通常、第1の部分931および第2の部分932は、それぞれ、別々のデータとして格納される。したがって、別の端末装置912でも、第1の部分931および第2の部分932をそれぞれ別々のデータとして参照する。
【0020】
つまり、ユーザーが複数の記事を1冊の書籍にまとめない限り、各記事は、記録媒体922へ格納される場合も、別の端末装置912で参照される場合も、別々に取り扱われる。これにより、管理の容易性が損なわれる。
【0021】
また、従来、記録媒体922に格納されるデータは、“SD e−publish”等で採用されているメディアバインディングと呼ばれる技術に基づいて、暗号化される場合がある。この場合、データの暗号化に用いられた暗号鍵の情報は、記録媒体922に記録される。そして、暗号鍵の情報、および、記録媒体922の識別情報等により、記録媒体922に格納されたデータは、記録媒体922と離れて再生されないように制御される。これにより、記録媒体922に格納されたデータについての著作権が保護される。
【0022】
しかし、従来の技術では、記録媒体922に格納されるデータは、それぞれ別々に暗号化される。つまり、各記事が、別々に管理されている場合、別々の暗号鍵で暗号化される。したがって、記事毎に配信され、管理されることにより、必要な暗号鍵が枯渇する可能性がある。また、記事の数によって、暗号鍵の数が膨大になり、暗号鍵の情報を記録するための容量も無視できない大きさになる。
【0023】
そこで、本発明は、ひとつのコンテンツに含まれる複数の部分を自動的にひとつにまとめて管理することができる端末装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0024】
上記課題を解決するため、本発明に係る端末装置は、コンテンツの複数の部分をサーバ装置から受信し、受信した前記複数の部分を記録媒体に格納する端末装置であって、前記サーバ装置から、前記複数の部分のうちの1つである第1の部分、および、前記第1の部分に付属する付属情報を受信する受信部と、前記付属情報から、前記複数の部分を関連付けるための格納情報を生成する格納情報生成部と、前記第1の部分および前記格納情報を関連付けて、前記第1の部分および前記格納情報を前記記録媒体に格納する格納処理部とを備え、前記受信部は、さらに、前記第1の部分を受信した後、前記複数の部分のうちの1つであって、前記第1の部分とは異なる第2の部分を受信し、前記格納処理部は、さらに、前記第2の部分を前記格納情報に関連付けて、前記第2の部分を前記記録媒体に格納する。
【0025】
これにより、ひとつのコンテンツに含まれる複数の部分が、自動的にひとつにまとめられて管理される。
【0026】
また、前記端末装置は、さらに、前記第1の部分および前記第2の部分を同じ暗号鍵で暗号化する暗号化部を備え、前記格納処理部は、暗号化された前記第1の部分、および、暗号化された前記第2の部分を前記記録媒体に格納してもよい。
【0027】
これにより、ひとつのコンテンツに含まれる複数の部分が、同じ暗号鍵で暗号化されて、ひとつにまとめられる。したがって、これらの複数の部分が同じレベルで保護される。また、生成される暗号鍵の数が抑制される。
【0028】
また、前記暗号化部は、前記格納情報生成部によって生成された前記格納情報から前記同じ暗号鍵を生成し、生成した前記同じ暗号鍵で、前記第1の部分および前記第2の部分を暗号化してもよい。
【0029】
これにより、コンテンツ毎に一意に定められる格納情報に基づいて、暗号鍵が一意に定められる。
【0030】
また、前記暗号化部は、さらに、前記同じ暗号鍵で、前記格納情報を暗号化し、前記格納処理部は、暗号化された前記格納情報を前記記録媒体に格納してもよい。
【0031】
これにより、格納情報も、コンテンツの複数の部分と同様に、保護される。そして、格納情報に含まれる著作権も、有効に保護される。
【0032】
また、前記受信部は、前記コンテンツを識別するための識別情報を含む前記付属情報を前記サーバ装置から受信し、前記格納情報生成部は、前記付属情報に含まれる前記識別情報を用いて、前記格納情報を提供する格納情報提供装置から、前記識別情報によって識別される前記コンテンツに対応する前記格納情報を取得することにより、前記格納情報を生成してもよい。
【0033】
これにより、格納情報を生成するための情報であって、コンテンツの部分に付属する情報を最小限に抑えることができる。
【0034】
また、前記受信部は、前記格納情報を含む前記付属情報を前記サーバ装置から受信し、前記格納情報生成部は、前記付属情報に含まれる前記格納情報を抽出することにより、前記格納情報を生成してもよい。
【0035】
これにより、付属情報自体が格納情報に用いられる。したがって、複雑な処理が低減される。
【0036】
また、前記受信部は、前記第1の部分に埋め込まれた前記付属情報を前記サーバ装置から受信してもよい。
【0037】
これにより、端末装置は、別途の情報を受け取ることなく、格納情報を生成するための付属情報を受信できる。したがって、複雑な処理が低減される。
【0038】
また、前記受信部は、前記第1の部分から切り離された前記付属情報を前記サーバ装置から受信してもよい。
【0039】
これにより、端末装置は、より多様な形式で、付属情報を受信できる。
【0040】
また、前記格納情報生成部は、前記付属情報から、前記コンテンツの利用条件を含む前記格納情報を生成し、前記格納処理部は、前記コンテンツの利用条件を含む前記格納情報を前記記録媒体に格納してもよい。
【0041】
これにより、コンテンツに含まれる複数の部分についての利用条件が、格納情報によって判別可能になる。
【0042】
また、前記格納情報生成部は、前記付属情報から、前記複数の部分にそれぞれ対応する複数の順番を含む前記格納情報を生成し、前記格納処理部は、前記複数の順番のうち、前記第1の部分および前記第2の部分のそれぞれが対応する順番に関連付けて、前記第1の部分および前記第2の部分を前記記録媒体に格納してもよい。
【0043】
これにより、コンテンツに含まれる複数の部分が、元の順序通りに管理される。したがって、元の順序通りの再生が可能になる。
【0044】
また、前記格納情報生成部は、前記付属情報から、前記コンテンツの目次であって、前記複数の部分がそれぞれ対応する複数の項目を有する目次を含む前記格納情報を生成し、前記格納処理部は、前記目次の複数の項目のうち、前記第1の部分および前記第2の部分のそれぞれが対応する項目に関連付けて、前記第1の部分および前記第2の部分を前記記録媒体に格納してもよい。
【0045】
これにより、コンテンツに含まれる複数の部分が、目次に従って管理される。したがって、元の順序通りの再生が可能になる。また、コンテンツに含まれる複数の部分のうち、記録媒体に格納された部分の把握が容易になり、管理の容易性がより向上する。
【0046】
また、本発明に係るコンテンツ管理システムは、コンテンツを管理するコンテンツ管理システムであって、サーバ装置と、端末装置とを備え、前記サーバ装置は、前記コンテンツの複数の部分のうちの1つである第1の部分、および、前記第1の部分に付属する付属情報を送信する送信部を備え、前記端末装置は、前記サーバ装置から、前記第1の部分、および、前記付属情報を受信する受信部と、前記付属情報から、前記複数の部分を関連付けるための格納情報を生成する格納情報生成部と、前記第1の部分および前記格納情報を関連付けて、前記第1の部分および前記格納情報を記録媒体に格納する格納処理部とを備え、前記送信部は、さらに、前記第1の部分を送信した後、前記複数の部分のうちの1つであって、前記第1の部分とは異なる第2の部分を送信し、前記受信部は、さらに、前記第1の部分を受信した後、前記第2の部分を受信し、前記格納処理部は、さらに、前記第2の部分を前記格納情報に関連付けて、前記第2の部分を前記記録媒体に格納してもよい。
【0047】
これにより、ひとつのコンテンツに含まれる複数の部分が、自動的にひとつにまとめられて管理される。
【0048】
また、本発明に係るコンテンツ記録方法は、コンテンツの複数の部分をサーバ装置から受信し、受信した前記複数の部分を記録媒体に格納するコンテンツ記録方法であって、前記サーバ装置から、前記複数の部分のうちの1つである第1の部分、および、前記第1の部分に付属する付属情報を受信する第1の受信ステップと、前記付属情報から、前記複数の部分を関連付けるための格納情報を生成する格納情報生成ステップと、前記第1の部分および前記格納情報を関連付けて、前記第1の部分および前記格納情報を前記記録媒体に格納する第1の格納処理ステップと、前記第1の部分を受信した後、前記複数の部分のうちの1つであって、前記第1の部分とは異なる第2の部分を受信する第2の受信ステップと、前記第2の部分を前記格納情報に関連付けて、前記第2の部分を前記記録媒体に格納する第2の格納処理ステップとを含んでもよい。
【0049】
これにより、本発明に係る端末装置が、コンテンツ記録方法として実現される。
【発明の効果】
【0050】
本発明により、ひとつのコンテンツに含まれる複数の部分が、自動的にひとつにまとめられて管理される。したがって、管理の容易性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】図1は、実施の形態1に係るコンテンツ管理システムを示す概念図である。
【図2】図2は、実施の形態1に係るサーバ装置を示す構成図である。
【図3】図3は、実施の形態1に係る記録側の端末装置を示す構成図である。
【図4】図4は、実施の形態1に係る再生側の端末装置を示す構成図である。
【図5】図5は、実施の形態1に係るデータ遷移の第1の具体例を示す図である。
【図6】図6は、実施の形態1に係るデータ遷移の第2の具体例を示す図である。
【図7】図7は、実施の形態1に係るデータ遷移の第3の具体例を示す図である。
【図8】図8は、実施の形態1に係る記録側の端末装置の処理を示すフローチャートである。
【図9】図9は、実施の形態1に係る記録側の端末装置の処理を示すフローチャートである。
【図10】図10は、実施の形態2に係るコンテンツ管理システムを示す概念図である。
【図11】図11は、実施の形態2に係るサーバ装置を示す構成図である。
【図12】図12は、実施の形態2に係る記録側の端末装置を示す構成図である。
【図13】図13は、実施の形態2に係る再生側の端末装置を示す構成図である。
【図14】図14は、実施の形態2に係る記録媒体を示す概念図である。
【図15】図15は、従来技術に係るコンテンツ管理システムを示す概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0052】
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係るコンテンツ管理システムを示す概念図である。図1に示されたコンテンツ管理システム101は、少なくともサーバ装置110および端末装置111を備える。
【0053】
サーバ装置110は、電子書籍などのコンテンツを送信する装置である。サーバ装置110は、コンピュータによって実現される。端末装置111は、電子書籍などのコンテンツを受信して、受信したコンテンツを記録媒体122に格納する装置である。端末装置111の典型例は、パーソナルコンピュータである。別の端末装置112は、電子書籍などのコンテンツを記録媒体122から読み取り、読み取ったコンテンツを再生する装置である。端末装置112の典型例は、電子ブックリーダーとも呼ばれる電子書籍専用端末である。なお、端末装置111と別の端末装置112とが一体となったひとつの装置であってもよい。
【0054】
例えば、サーバ装置110は、LANなどの通信ネットワーク121を介して、端末装置111に、コンテンツ130を送信する。ここで、コンテンツ130は、1冊の書籍に相当する電子書籍である。端末装置111は、サーバ装置110からコンテンツ130を受信する。そして、端末装置111は、SDカード等の記録媒体122に、コンテンツ130を格納する。
【0055】
このように、配信単位が書籍単位であれば、管理単位が配信単位と同じであっても、弊害はない。しかし、配信単位が記事単位であって、管理単位が配信単位と同じである場合、データの管理が困難になる。そのため、端末装置111は、記事単位で配信されても、書籍単位で管理されるように、自動的にデータをまとめる。
【0056】
例えば、サーバ装置110は、通信ネットワーク121を介して、端末装置111に、コンテンツの複数の部分のうちの1つである第1の部分131を送信する。第1の部分131は、1冊の書籍の中の記事に相当する。端末装置111は、サーバ装置110から第1の部分131を受信する。
【0057】
第1の部分131を受信した端末装置111は、複数の部分を関連付けるための格納情報を生成する。ここで、格納情報は、ブックカバーに相当する。第1の部分131には、格納情報を生成するための付属情報が付属している。端末装置111は、付属情報から格納情報を生成する。そして、端末装置111は、第1の部分131と格納情報とを関連付けて、第1の部分131と格納情報とを記録媒体122に格納する。
【0058】
さらに、サーバ装置110は、通信ネットワーク121を介して、端末装置111に、同じコンテンツの複数の部分のうちの1つである第2の部分132を送信する。第1の部分131および第2の部分132は、同じ1冊の書籍の中の記事に相当する。端末装置111は、サーバ装置110から第2の部分132を受信する。そして、端末装置111は、第2の部分132を格納情報に関連付けて、第2の部分132を記録媒体122に格納する。
【0059】
これにより、端末装置111は、第1の部分131および第2の部分132をひとつのデータ133として記録媒体122に格納することができる。第1の部分131および第2の部分132がひとつのデータ133として管理されるため、データの管理が容易になる。そして、別の端末装置112は、記録媒体122を介して、第1の部分131および第2の部分132をひとつのデータ133として参照できる。
【0060】
第1の部分131および第2の部分132に関連付けられる格納情報は、コンテンツの基本的な情報を含んでもよい。例えば、コンテンツのタイトル、目次、著者、発行日、書籍のイメージ等を含んでもよい。また、格納情報は、XML(Extensible Markup Language)形式のデータファイルであってもよい。
【0061】
また、格納情報は、コンテンツに含まれる複数の部分にそれぞれ対応する複数の識別情報を含んでもよい。例えば、サーバ装置110は、第2の部分132に、第2の部分132の識別情報を付けて、第2の部分132を送信する。端末装置111は、第2の部分132に付けられた識別情報を含む格納情報を探し、探し出された格納情報と、第2の部分132とを関連付けて、第2の部分132を記録媒体122に格納する。
【0062】
また、格納情報は、コンテンツに含まれる複数の部分にそれぞれ対応する複数の順番を含んでもよい。これにより、複数の部分が、正しい順序で、管理される。
【0063】
また、格納情報は、コンテンツの識別情報を含んでもよい。例えば、サーバ装置110は、第2の部分132に、コンテンツの識別情報を付けて、第2の部分132を送信する。端末装置111は、第2の部分132に付けられた識別情報を含む格納情報を探し、探し出された格納情報と、第2の部分132とを関連付けて、第2の部分132を記録媒体122に格納する。
【0064】
端末装置111は、格納情報、第1の部分131および第2の部分132を記録媒体122に格納する時、ひとつのデータファイルになるように、それらを結合して格納してもよい。あるいは、端末装置111は、フォルダ構造のファイルシステムを有する記録媒体122に、格納情報、第1の部分131および第2の部分132をひとつのフォルダに格納することにより、それらを関連付けてもよい。この場合、格納情報は、フォルダ自体であってもよいし、フォルダに格納されるデータファイルであってもよい。
【0065】
また、格納情報は、コンテンツの複数の部分との関連付けを保持するデータファイルであってもよい。例えば、端末装置111は、格納情報に、第1の部分131の情報、および、第2の部分132の情報を書き込むことにより、格納情報に、第1の部分131および第2の部分132を関連付けてもよい。格納情報に書き込まれる情報の典型例は、各部分を識別するための識別情報である。
【0066】
図2は、図1に示された実施の形態1に係るサーバ装置110を示す構成図である。サーバ装置110は、記憶部141、分割部142、付属情報生成部143および送信部144を備える。
【0067】
記憶部141は、コンテンツを記憶している。記憶部141の典型例は、ハードディスク等の記録媒体である。
【0068】
分割部142は、記憶部141に記憶されているコンテンツを読み出し、読み出されたコンテンツを複数の部分に分割する。または、分割部142は、コンテンツから一部を抽出してもよい。これにより、分割部142は、図1に示された第1の部分131および第2の部分132を生成する。
【0069】
この時、分割部142は、ページ毎のように物理的な単位でコンテンツを分割してもよいし、目次の項目毎のように意味に応じてコンテンツを分割してもよい。また、分割部142は、コンテンツである電子書籍を記事毎に、または、電子書籍の章立て毎に分割してもよい。
【0070】
付属情報生成部143は、記憶部141に記憶されているコンテンツから、付属情報を生成する。あるいは、付属情報生成部143は、分割部142がコンテンツを分割することによって生成された部分から、付属情報を生成する。
【0071】
付属情報は、分割部142がコンテンツを分割することによって生成された部分に付属する情報であって、格納情報を生成するための情報である。例えば、コンテンツの識別情報、コンテンツの部分の識別情報、または、格納情報に含まれる情報等を含んでもよい。また、付属情報は、典型的には、XML形式のデータとして形成されるが、その他の形式のデータとして形成されてもよい。
【0072】
送信部144は、分割部142がコンテンツを分割することによって生成された部分と、付属情報生成部143によって生成された付属情報とを端末装置111に送信する。例えば、送信部144は、第1の部分131と付属情報とを送信する。また、送信部144は、その後、第2の部分132と付属情報とを送信する。送信部144は、コンテンツの部分と、付属情報とをひとつのデータファイルとして送信してもよいし、それぞれ別々のデータファイルとして送信してもよい。
【0073】
なお、記憶部141には、別の装置で予め複数に分割されたコンテンツが記憶されていてもよい。また、記憶部141には、別の装置で予め生成された付属情報が記憶されていてもよい。このような場合、分割部142および付属情報生成部143は、無くてもよい。そして、送信部144は、記憶部141に記憶されている、コンテンツの部分、および、付属情報を読み出して、それらを送信してもよい。また、記憶部141は、サーバ装置110の外部の記憶装置であってもよい。
【0074】
また、付属情報は、コンテンツの複数の部分のうち、端末装置111に最初に送信される部分のみに付属する情報でもよい。例えば、送信部144は、第1の部分131を送信する時に付属情報を送信し、第2の部分132を送信する時に付属情報を送信しなくてもよい。そして、この場合、付属情報生成部143は、第2の部分132に付属する付属する付属情報を生成しなくてもよい。
【0075】
図3は、図1に示された実施の形態1に係る受信側の端末装置111を示す構成図である。端末装置111は、受信部151、格納情報生成部152および格納処理部153を備える。
【0076】
受信部151は、サーバ装置110からのデータを受信する。受信部151は、まず、サーバ装置110から、第1の部分131、および、第1の部分131に付属する付属情報を受信する。その後、受信部151は、第2の部分132を受信する。
【0077】
格納情報生成部152は、受信部151が受信した付属情報から、コンテンツの複数の部分を関連付けるための格納情報を生成する。
【0078】
格納処理部153は、受信部151が受信したデータと、格納情報生成部152が生成した格納情報とを関連付けて、それらを記録媒体122に格納する。まず、格納処理部153は、第1の部分131および格納情報を関連付けて、第1の部分131および格納情報をひとつのデータ133として記録媒体122に格納する。そして、受信部151が、第2の部分132を受信した後、格納処理部153は、第2の部分132を格納情報に関連付けて、第2の部分132を記録媒体122に格納する。
【0079】
これにより、格納処理部153は、第1の部分131および第2の部分132をひとつのデータ133として、記録媒体122に格納する。
【0080】
記録媒体122は、格納されたデータ133を保持する。記録媒体122は、典型的には、SDカードであるが、ハードディスク、フレキシブルディスクまたはその他のメモリ等であってもよい。
【0081】
図4は、図1に示された実施の形態1に係る再生側の端末装置112を示す構成図である。端末装置112は、抽出部161および再生部162を備える。
【0082】
抽出部161は、記録媒体122からデータを抽出する。例えば、抽出部161は、格納情報と関連付けられた第1の部分131および第2の部分132をひとつのデータ133として抽出する。この時、抽出部161は、格納情報を含むデータ133を抽出してもよい。
【0083】
再生部162は、抽出されたデータを再生する。例えば、再生部162は、第1の部分131および第2の部分132を文字情報として表示する。さらに、再生部162は、格納情報を表示してもよい。また、再生部162は、第1の部分131、第2の部分132および格納情報から文字情報のみでなく、画像情報または音声情報を再生してもよい。
【0084】
第1の部分131および第2の部分132がひとつのデータ133として管理されているため、再生部162は、これらを連続して再生することができる。さらに、格納情報に順序が含まれている場合、再生部162は、第1の部分131および第2の部分132を正しい順序で再生できる。
【0085】
図5は、図3に示された実施の形態1に係る端末装置111におけるデータ遷移の第1の具体例を示す図である。第1の具体例において、サーバ装置110は、第1の部分131に付属情報134を埋め込んで、端末装置111に第1の部分131を送信する。ここで、付属情報134には、格納情報135を生成するための情報が含まれ、例えば、コンテンツのタイトルおよび目次等が含まれる。すなわち、このような付属情報134が、第1の部分131に書き込まれている。
【0086】
受信部151は、サーバ装置110から、付属情報134が埋め込まれた第1の部分131を受信する。
【0087】
格納情報生成部152は、第1の部分131から付属情報134を抽出する。そして、格納情報生成部152は、抽出した付属情報134から格納情報135を生成する。例えば、格納情報生成部152は、付属情報134から格納情報135としてデータファイルを生成する。また、格納情報生成部152は、フォルダ構造のファイルシステムを有する記録媒体122にフォルダを作成するために必要な情報を格納情報135として生成してもよい。
【0088】
格納処理部153は、受信部151によって受信された第1の部分131、および、格納情報生成部152によって生成された格納情報135を関連付けて、第1の部分131および格納情報135をひとつのデータ133として記録媒体122に格納する。
【0089】
図6は、図3に示された実施の形態1に係る端末装置111におけるデータ遷移の第2の具体例を示す図である。第2の具体例において、サーバ装置110は、第1の部分131に付属情報134を埋め込んで、端末装置111に第1の部分131を送信する。ここで、付属情報134には、IDコード等のような、コンテンツまたは第1の部分131を識別するための識別情報が含まれる。すなわち、このような付属情報134が、第1の部分131に書き込まれている。
【0090】
受信部151は、サーバ装置110から、付属情報134が埋め込まれた第1の部分131を受信する。
【0091】
格納情報生成部152は、第1の部分131から付属情報134を抽出する。格納情報生成部152は、付属情報134に含まれる識別情報を用いて、格納情報提供装置から格納情報135を取得する。ここで、格納情報提供装置は、識別情報に基づいて、識別情報に対応する格納情報を提供する装置である。
【0092】
格納情報提供装置は、要求に応じて、予め蓄積された格納情報を送信してもよい。また、格納情報提供装置は、要求に応じて、格納情報を生成し、生成された格納情報を送信してもよい。また、サーバ装置110が、格納情報提供装置の役割を担ってもよい。
【0093】
例えば、格納情報生成部152は、格納情報提供装置からデータファイルを格納情報135として取得する。また、格納情報生成部152は、フォルダ構造のファイルシステムを有する記録媒体122にフォルダを作成するために必要な情報を格納情報135として格納情報提供装置から取得してもよい。格納情報生成部152は、格納情報提供装置から格納情報135を取得することにより、格納情報135を生成する。
【0094】
格納処理部153は、受信部151によって受信された第1の部分131、および、格納情報生成部152によって生成された格納情報135を関連付けて、第1の部分131および格納情報135をひとつのデータ133として記録媒体122に格納する。
【0095】
図7は、図3に示された実施の形態1に係る端末装置111におけるデータ遷移の第3の具体例を示す図である。第3の具体例において、サーバ装置110は、第1の部分131および付属情報134を送信する。この時、サーバ装置110は、第1の部分131から切り離された別のデータとして、付属情報134を送信する。ここで、付属情報134は、格納情報135を含む。付属情報134が、格納情報135を含む場合として、付属情報134が、格納情報135自体であってもよい。
【0096】
受信部151は、サーバ装置110から、第1の部分131と、格納情報135を含む付属情報134とを受信する。例えば、受信部151は、サーバ装置110から、データファイルである格納情報135を含む付属情報134を受信する。また、受信部151は、フォルダ構造のファイルシステムを有する記録媒体122にフォルダを作成するために必要な情報である格納情報135を含む付属情報134をサーバ装置110から受信してもよい。
【0097】
格納情報生成部152は、付属情報134から、格納情報135を抽出することにより、格納情報135を生成する。
【0098】
格納処理部153は、第1の部分131および格納情報135を関連付けて、第1の部分131および格納情報135をひとつのデータ133として記録媒体122に格納する。
【0099】
なお、端末装置111は、第1の具体例、第2の具体例、および、第3の具体例を組み合せた処理を実行してもよい。例えば、第1の具体例または第2の具体例で示された付属情報134が、第3の具体例で示された付属情報134のように、第1の部分131から切り離されていてもよい。逆に、第3の具体例で示された付属情報134が、第1の部分131に埋め込まれていてもよい。
【0100】
図8は、図3に示された実施の形態1に係る端末装置111が第1の部分131を受信する時の処理を示すフローチャートである。
【0101】
まず、受信部151は、サーバ装置110から、第1の部分131および付属情報134を受信する(S101)。次に、格納情報生成部152は、付属情報134から格納情報135を生成する(S102)。次に、格納処理部153は、第1の部分131および格納情報135を関連付けて、第1の部分131および格納情報135を記録媒体122に格納する(S103)。
【0102】
図9は、図3に示された実施の形態1に係る端末装置111が第2の部分132を受信する時の処理を示すフローチャートである。
【0103】
まず、受信部151は、第2の部分132を受信する(S201)。次に、格納処理部153は、第2の部分132を格納情報135に関連付けて、第2の部分132を記録媒体122に格納する(S202)。
【0104】
これにより、第1の部分131と第2の部分132とが、ひとつのデータ133として管理される。ただし、図8および図9に示された処理は、一例である。例えば、サーバ装置110は、第2の部分132を送信する時、第2の部分132に付属情報を付けて、第2の部分132を送信してもよい。この場合、受信部151は、第2の部分132および付属情報を受信する。さらに、格納情報生成部152は、付属情報から格納情報を生成する。
【0105】
この時に生成された格納情報が、第1の部分131を受信した時に生成された格納情報135と同じであれば、格納処理部153は、第2の部分132の付属情報から生成された格納情報を記録媒体122に格納しない。そして、格納処理部153は、既に格納されている格納情報135に関連付けて第2の部分132を格納する。これにより、格納情報135に関連付けられて、第1の部分131および第2の部分132が記録媒体122に格納される。
【0106】
あるいは、サーバ装置110が、コンテンツの部分に識別情報を付けて、コンテンツの部分を送信し、格納情報生成部152が、コンテンツの複数の部分にそれぞれ対応する複数の識別情報を含む格納情報を生成してもよい。ここで、送信された部分が有する識別情報と、既に生成されている格納情報が有する識別情報とが一致する場合、格納処理部153は、送信された部分を、既に生成されている格納情報に関連付けて、記録媒体122に格納する。
【0107】
一方、それらの識別情報が一致しない場合、格納情報生成部152が、新たな格納情報を生成する。そして、格納処理部153が、新たに生成された格納情報と、送信された部分とを関連付けて、それらを記録媒体122に格納する。これにより、コンテンツの複数の部分が適切に関連付けられ、コンテンツ毎の管理が可能になる。
【0108】
あるいは、受信部151が第1の部分131を受信した時ではなく、受信部151が第2の部分132を受信した時に、格納情報生成部152が、第1の部分131と第2の部分132とを関連付けるための格納情報135を生成してもよい。その後、格納処理部153が、第1の部分131と第2の部分132と格納情報135とを関連付けて格納してもよい。つまり、コンテンツの部分が1つしか格納されていない場合、コンテンツの部分は、格納情報に関連付けされなくてもよい。
【0109】
なお、上述に示されたように、格納情報135は、コンテンツの目次を含んでもよい。そして、コンテンツの複数の部分がそれぞれ目次の複数の項目に対応してもよい。格納処理部153は、目次の複数の項目のうち、第1の部分131および第2の部分132のそれぞれが対応する項目に関連付けて、第1の部分131および第2の部分132を記録媒体122に格納してもよい。
【0110】
あるいは、格納情報は、複数の部分にそれぞれ対応する複数の順番を含んでもよい。ここで、複数の順番は、ひとつの順序を形成する。格納処理部153は、複数の順番のうち、第1の部分131および第2の部分132のそれぞれが対応する順番に関連付けて、第1の部分131および第2の部分132を記録媒体122に格納してもよい。
【0111】
このように、目次、または、複数の順番により、コンテンツの複数の部分についての順序が特定される。電子書籍において、順序は、ストーリーを形成する重要な要素である。したがって、このように順序を特定することは、電子書籍において、特に有効である。
【0112】
以上のように、実施の形態1に係る端末装置111は、複数に分割されて配信されたコンテンツを自動的にひとつにまとめて管理することができる。したがって、管理の容易性が向上する。また、端末装置111によって記録媒体122に記録された複数の部分は、ひとつにまとめられたコンテンツとして、別の端末装置112から参照可能である。このように、端末装置111は、整理されたデータを提供することができる。
【0113】
(実施の形態2)
図10は、実施の形態2に係るコンテンツ管理システムを示す構成図である。図10に示された実施の形態2に係るコンテンツ管理システム101は、実施の形態1に係るコンテンツ管理システム101と同様の構成要素を備える。実施の形態2では、実施の形態1に加えて、サーバ装置110と端末装置111との間の通信が暗号化される。さらに、データ133等が暗号化されて、記録媒体122に格納される。
【0114】
図11は、図10に示された実施の形態2に係るサーバ装置110を示す構成図である。実施の形態2に係るサーバ装置110は、実施の形態1に係るサーバ装置110と同様の構成要素を備える。さらに、実施の形態2に係るサーバ装置110は、暗号化部145を備える。
【0115】
暗号化部145は、分割部142がコンテンツを分割することによって生成された部分、および、付属情報生成部143によって生成された付属情報を暗号化する。例えば、暗号化部145は、第1の部分131と付属情報とを暗号化する。また、暗号化部145は、その後、第2の部分132と付属情報とを暗号化する。暗号化部145は、秘密鍵暗号方式で、これらのデータを暗号化してもよいし、公開鍵暗号化方式で、これらのデータを暗号化してもよい。
【0116】
そして、送信部144は、暗号化部145によって暗号化されたデータを送信する。これにより、サーバ装置110は、第1の部分131および付属情報を暗号化して、暗号化した第1の部分131、および、暗号化した付属情報を端末装置111に送信することができる。その後、サーバ装置110は、第2の部分132を暗号化して、暗号化した第2の部分132を端末装置111に送信することができる。
【0117】
すなわち、コンテンツの部分が、暗号化されて送信される。また、コンテンツの部分に付属する付属する付属情報も、暗号化されて送信される。したがって、通信経路上において、セキュリティが確保され、コンテンツの著作権が適切に保護される。また、付属情報を暗号化することにより、付属情報に著作権に関連する情報が含まれる場合も、著作権が保護される。
【0118】
図12は、図10に示された実施の形態2に係る受信側の端末装置111を示す構成図である。実施の形態2に係る端末装置111は、実施の形態1に係る端末装置111と同様の構成要素を備える。さらに、実施の形態2に係る端末装置111は、復号部154および暗号化部155を備える。
【0119】
受信部151は、サーバ装置110から暗号化されたデータを受信する。受信部151は、まず、サーバ装置110から、暗号化された第1の部分131、および、暗号化された付属情報を受信する。その後、受信部151は、暗号化された第2の部分132を受信する。
【0120】
復号部154は、暗号化されたデータを復号する。具体的には、復号部154は、まず、暗号化された第1の部分131、および、暗号化された付属情報を復号する。その後、復号部154は、暗号化された第2の部分132を復号する。
【0121】
格納情報生成部152は、復号された付属情報から、コンテンツの複数の部分を関連付けるための格納情報を生成する。
【0122】
暗号化部155は、復号部154によって復号されたデータが記録媒体122に格納された時に保護されるように、復号されたデータを再び暗号化する。ここで、復号部154によって復号されたデータが、同一のコンテンツに含まれるデータの場合、暗号化部155は、同一の暗号鍵で暗号化する。例えば、暗号化部155は、復号された第1の部分131を特定の暗号鍵で暗号化し、復号された第2の部分132を同一の暗号鍵で暗号化する。
【0123】
多くの場合、同一のコンテンツに含まれる複数の部分は、同一の条件で利用条件が定められる。これらの複数の部分は、同一の保護のレベルで、保護されることが望ましい。これらの複数の部分が、同一の暗号鍵で、暗号化されることによって、同一の保護のレベルが確保される。
【0124】
暗号化部155は、さらに、格納情報生成部152によって生成された格納情報を暗号化する。ここで、暗号化部155は、コンテンツの複数の部分を暗号化した暗号鍵で暗号化する。これにより、格納情報が、同様のレベルで保護される。また、暗号化部155は、格納情報から、暗号鍵を生成してもよい。例えば、暗号化部155は、コンテンツのタイトル、コンテンツの発行日、または、格納情報の大きさ等を用いて、暗号鍵を生成してもよい。
【0125】
なお、暗号化部155は、格納処理部153による関連付けの処理を確実にするため、格納情報に含まれる情報のうち、コンテンツの各部分の関連付けに必要な情報を暗号化しない方が好ましい。
【0126】
格納処理部153は、暗号化されたデータを記録媒体122に格納する。例えば、格納処理部153は、暗号化された第1の部分131、および、暗号化された格納情報を関連付けて、これらをひとつのデータ133として記録媒体122に格納する。その後、格納処理部153は、暗号化された格納情報に関連付けて、暗号化された第2の部分132を記録媒体122に格納する。
【0127】
これにより、格納処理部153は、第1の部分131および第2の部分132をひとつのデータ133として、記録媒体122に格納する。また、第1の部分131および第2の部分132は、同じ暗号鍵で暗号化されるため、同じレベルで保護される。また、同じ暗号鍵で保護されることにより、管理の容易性が向上する。また、格納情報を暗号化することにより、格納情報に著作権に関連する情報が含まれる場合も、著作権が保護される。
【0128】
なお、端末装置111は、メディアバインディングの技術を用いて、第1の部分131、第2の部分132および格納情報を暗号化し、暗号化に用いた暗号鍵の情報を記録媒体122に格納してもよい。この場合、格納処理部153が暗号化に用いた暗号鍵の情報を記録媒体122に格納する。
【0129】
図13は、図10に示された実施の形態2に係る再生側の端末装置112を示す構成図である。実施の形態2に係る端末装置112は、実施の形態1に示された端末装置112と同様の構成要素を備える。実施の形態2に係る端末装置112は、さらに、復号部163を備える。
【0130】
抽出部161は、記録媒体122からデータを抽出する。例えば、抽出部161は、暗号化された第1の部分131、および、暗号化された第2の部分132をひとつの暗号化されたデータ133として抽出する。
【0131】
復号部163は、暗号化された第1の部分131、および、暗号化された第2の部分132を復号する。端末装置112は、暗号鍵の入力を受け付けてもよい。そして、復号部163は、入力された暗号鍵を用いて、第1の部分131および第2の部分132を復号してもよい。同一のコンテンツの複数の部分は、同一の暗号鍵が用いられているため、単一の暗号鍵の入力により、同一のコンテンツの複数の部分が復号される。同様に、復号部163は、同一の暗号鍵により、格納情報を復号してもよい。
【0132】
再生部162は、復号されたデータを再生する。実施の形態1と同様に、第1の部分131および第2の部分132がひとつのデータとして管理されているため、再生部162は、これらを連続して再生することができる。再生部162は、復号された格納情報に含まれる文字情報または画像情報を再生してもよい。
【0133】
なお、暗号化にメディアバインディングの技術が用いられている場合、抽出部161は、暗号鍵の情報を記録媒体122から取得し、復号部163は、暗号鍵の情報を用いて、第1の部分131、第2の部分132および格納情報を復号する。
【0134】
図14は、図10に示された実施の形態2に係る記録媒体122を示す概念図である。図14において、第1の部分131および第2の部分132がメディアバインディングの技術を用いて記録媒体122に格納された状態が示されている。
【0135】
図14の上側に示された記録媒体122では、第1の部分131および第2の部分132が、別々に格納されている。そして、第1の部分131および第2の部分132は、それぞれ異なる暗号鍵で暗号化される。第1の部分131の暗号化に用いられた暗号鍵の情報は、暗号鍵情報173として、記録媒体122に格納される。同様に、第2の部分132の暗号化に用いられた暗号鍵の情報は、暗号鍵情報174として、記録媒体122に格納される。
【0136】
ここで、第1の部分131および第2の部分132は、記録媒体122のユーザー領域172に格納され、様々な装置から参照可能である。一方、暗号鍵情報173および暗号鍵情報174は、記録媒体122のセキュア領域171に格納され、著作権保護の仕組みを有する装置からのみ参照可能である。これにより、著作権保護の仕組みを有する装置のみが、暗号鍵情報173および暗号鍵情報174を用いて、第1の部分131および第2の部分132を復号し、再生することができる。
【0137】
また、暗号鍵情報173または暗号鍵情報174に加えて、記録媒体122の有する識別情報から、暗号鍵が生成されてもよい。これにより、記録媒体122と離れて、第1の部分131および第2の部分132が再生されなくなり、著作権がより確実に保護される。
【0138】
しかし、第1の部分131および第2の部分132に対応して、暗号鍵情報173および暗号鍵情報174が記録媒体122に格納される。つまり、コンテンツの部分の数に応じて、暗号鍵が必要になり、暗号鍵が枯渇する可能性がある。また、暗号鍵情報を格納するための容量が必要となり、コンテンツの複数の部分の数が多くなれば、記録媒体122の容量が不足する可能性がある。
【0139】
図14の下側に示された記録媒体122では、第1の部分131、第2の部分132および格納情報135が、格納処理部153によって、ひとつのデータ133として格納されている。そして、これらは、暗号化部155によって、同じ暗号鍵で暗号化される。暗号鍵の情報は、格納処理部153によって、暗号鍵情報175として、記録媒体122に格納される。
【0140】
すなわち、実施の形態2に係る端末装置111を用いた場合、元のコンテンツがひとつであれば、暗号鍵は、ひとつで足りる。したがって、暗号鍵が枯渇する可能性が低減する。また、記録媒体122の容量が不足する可能性が低減する。このように、実施の形態2に係るコンテンツ管理システムは、メディアバインディングの技術が用いられる場合に特に有効である。
【0141】
以上のように、実施の形態2に係る端末装置111は、複数に分割されて配信されたコンテンツを自動的にひとつにまとめて管理することができる。さらに、ひとつにまとめられたデータは、同じ暗号鍵で暗号化される。したがって、コンテンツの複数の部分が、同じレベルで保護される。
【0142】
なお、通信ネットワーク121のセキュリティが確保されている場合、サーバ装置110と端末装置111との間の通信が暗号化されなくてもよい。例えば、通信ネットワーク121が、専用回線である場合、暗号化の必要はない。この場合、サーバ装置110における暗号化処理、および、端末装置111における復号処理は不要であり、それらの処理を実行する機能部は、無くてもよい。
【0143】
また、付属情報および格納情報は、暗号化されなくてもよい。これらが暗号化されない場合でも、第1の部分131および第2の部分132等が暗号化されることにより、著作権は保護される。また、付属情報の一部または格納情報の一部のみが、暗号化されてもよい。例えば、付属情報または格納情報において、著作権保護が必要な部分のみが暗号化されてもよい。また、通信ネットワーク121における暗号化と、記録媒体122における暗号化との間には、関連があってもよいし、関連がなくてもよい。
【0144】
また、格納情報は、ディジタル著作権保護(DRM)における利用条件を含んでもよい。このような利用条件として、コピーの制限、利用期間の制限、同時利用数の制限、コンテンツの分割または統合の制限、任意の単位でのコンテンツの加工または編集の制限、権利返還の制限、譲渡の許可の制限、および、デバイスまたはメディアと一体としてのみ利用可能とする制限等がある。
【0145】
より具体的には、コピーの制限として、コピー禁止、限られた回数のみコピー可能、コピー無制限などの分類がある。また、利用期間の制限として、再生回数の制限、再生期間の制限、および、保有期間または保存期間の制限がある。ここで、期間は、標準時刻などの絶対時間によって定められる期間であってもよいし、ある特定のイベントからの相対的な時間間隔等である相対時間によって定められる期間であってもよい。
【0146】
また、同時利用数の制限として、同一のコンテンツを同時に利用できる人数である同時利用者数の制限、および、同一のコンテンツを同時に利用できるデバイスの数である同時利用デバイス数の制限がある。また、コンテンツの分割または統合の制限として、書籍として統合されたコンテンツを記事に分割できるか否かの制限、および、記事を書籍として統合できるか否かの制限がある。
【0147】
格納情報は、このような様々な利用条件を情報として、含んでもよい。そして、格納情報は、書籍全体に対する制限を含んでもよいし、記事毎に対する制限を含んでもよい。さらに、再生部162は、記事を再生する時、記録媒体122に格納された格納情報を更新してもよい。例えば、再生部162は、再生回数、利用数、コピー回数等を更新する。また、再生部162と同様に、復号部163が、記事を復号する時に、記録媒体122に格納された格納情報を更新してもよい。
【0148】
また、暗号化部155は、コンテンツ毎に定められる暗号鍵であって、利用条件が満たされなくなった場合に無効になる暗号鍵で、第1の部分131、第2の部分132および格納情報を暗号化してもよい。利用条件が満たされなくなった場合として、例えば、利用期間が制限を超過した場合等がある。このような暗号鍵により、コンテンツ毎の著作権が適切に保護される。
【0149】
以上、本発明に係る端末装置およびコンテンツ管理システムについて、実施の形態1および実施の形態2に基づいて説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではない。これらの実施の形態に対して当業者が思いつく変形を施して得られる形態、および、これらの実施の形態における構成要素を任意に組み合わせて実現される別の形態も本発明に含まれる。
【0150】
例えば、各実施の形態で示された端末装置111は、別の端末装置112が有する構成要素を備えてもよい。これにより、端末装置111において、記録および再生の両方が可能になる。
【0151】
また、本発明は、端末装置またはコンテンツ管理システムとして実現できるだけでなく、端末装置またはコンテンツ管理システムを構成する処理手段をステップとする方法として実現できる。そして、本発明は、それらの方法に含まれるステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現できる。さらに、本発明は、そのプログラムを記録したCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体として実現できる。
【産業上の利用可能性】
【0152】
本発明に係る端末装置は、コンテンツを受信して、受信したコンテンツを記録媒体に格納する端末装置として、パーソナルコンピュータ、ビデオレコーダまたはオーディオプレーヤー等に利用可能である。
【符号の説明】
【0153】
101、901 コンテンツ管理システム
110、910 サーバ装置
111、112、911、912 端末装置
121、921 通信ネットワーク
122、922 記録媒体
130、930 コンテンツ(書籍)
131、132、931、932 部分(記事)
133 データ
134 付属情報
135 格納情報(ブックカバー)
141 記憶部
142 分割部
143 付属情報生成部
144 送信部
145、155 暗号化部
151 受信部
152 格納情報生成部
153 格納処理部
154、163 復号部
161 抽出部
162 再生部
171 セキュア領域
172 ユーザー領域
173、174、175 暗号鍵情報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツの複数の部分をサーバ装置から受信し、受信した前記複数の部分を記録媒体に格納する端末装置であって、
前記サーバ装置から、前記複数の部分のうちの1つである第1の部分、および、前記第1の部分に付属する付属情報を受信する受信部と、
前記付属情報から、前記複数の部分を関連付けるための格納情報を生成する格納情報生成部と、
前記第1の部分および前記格納情報を関連付けて、前記第1の部分および前記格納情報を前記記録媒体に格納する格納処理部とを備え、
前記受信部は、さらに、前記第1の部分を受信した後、前記複数の部分のうちの1つであって、前記第1の部分とは異なる第2の部分を受信し、
前記格納処理部は、さらに、前記第2の部分を前記格納情報に関連付けて、前記第2の部分を前記記録媒体に格納する
端末装置。
【請求項2】
前記端末装置は、さらに、前記第1の部分および前記第2の部分を同じ暗号鍵で暗号化する暗号化部を備え、
前記格納処理部は、暗号化された前記第1の部分、および、暗号化された前記第2の部分を前記記録媒体に格納する
請求項1に記載の端末装置。
【請求項3】
前記暗号化部は、前記格納情報生成部によって生成された前記格納情報から前記同じ暗号鍵を生成し、生成した前記同じ暗号鍵で、前記第1の部分および前記第2の部分を暗号化する
請求項2に記載の端末装置。
【請求項4】
前記暗号化部は、さらに、前記同じ暗号鍵で、前記格納情報を暗号化し、
前記格納処理部は、暗号化された前記格納情報を前記記録媒体に格納する
請求項2または請求項3に記載の端末装置。
【請求項5】
前記受信部は、前記コンテンツを識別するための識別情報を含む前記付属情報を前記サーバ装置から受信し、
前記格納情報生成部は、前記付属情報に含まれる前記識別情報を用いて、前記格納情報を提供する格納情報提供装置から、前記識別情報によって識別される前記コンテンツに対応する前記格納情報を取得することにより、前記格納情報を生成する
請求項1〜4のいずれか1項に記載の端末装置。
【請求項6】
前記受信部は、前記格納情報を含む前記付属情報を前記サーバ装置から受信し、
前記格納情報生成部は、前記付属情報に含まれる前記格納情報を抽出することにより、前記格納情報を生成する
請求項1〜4のいずれか1項に記載の端末装置。
【請求項7】
前記受信部は、前記第1の部分に埋め込まれた前記付属情報を前記サーバ装置から受信する
請求項1〜6のいずれか1項に記載の端末装置。
【請求項8】
前記受信部は、前記第1の部分から切り離された前記付属情報を前記サーバ装置から受信する
請求項1〜6のいずれか1項に記載の端末装置。
【請求項9】
前記格納情報生成部は、前記付属情報から、前記コンテンツの利用条件を含む前記格納情報を生成し、
前記格納処理部は、前記コンテンツの利用条件を含む前記格納情報を前記記録媒体に格納する
請求項1〜8のいずれか1項に記載の端末装置。
【請求項10】
前記格納情報生成部は、前記付属情報から、前記複数の部分にそれぞれ対応する複数の順番を含む前記格納情報を生成し、
前記格納処理部は、前記複数の順番のうち、前記第1の部分および前記第2の部分のそれぞれが対応する順番に関連付けて、前記第1の部分および前記第2の部分を前記記録媒体に格納する
請求項1〜9のいずれか1項に記載の端末装置。
【請求項11】
前記格納情報生成部は、前記付属情報から、前記コンテンツの目次であって、前記複数の部分がそれぞれ対応する複数の項目を有する目次を含む前記格納情報を生成し、
前記格納処理部は、前記目次の複数の項目のうち、前記第1の部分および前記第2の部分のそれぞれが対応する項目に関連付けて、前記第1の部分および前記第2の部分を前記記録媒体に格納する
請求項1〜9のいずれか1項に記載の端末装置。
【請求項12】
コンテンツを管理するコンテンツ管理システムであって、
サーバ装置と、
端末装置とを備え、
前記サーバ装置は、前記コンテンツの複数の部分のうちの1つである第1の部分、および、前記第1の部分に付属する付属情報を送信する送信部を備え、
前記端末装置は、
前記サーバ装置から、前記第1の部分、および、前記付属情報を受信する受信部と、
前記付属情報から、前記複数の部分を関連付けるための格納情報を生成する格納情報生成部と、
前記第1の部分および前記格納情報を関連付けて、前記第1の部分および前記格納情報を記録媒体に格納する格納処理部とを備え、
前記送信部は、さらに、前記第1の部分を送信した後、前記複数の部分のうちの1つであって、前記第1の部分とは異なる第2の部分を送信し、
前記受信部は、さらに、前記第1の部分を受信した後、前記第2の部分を受信し、
前記格納処理部は、さらに、前記第2の部分を前記格納情報に関連付けて、前記第2の部分を前記記録媒体に格納する
コンテンツ管理システム。
【請求項13】
コンテンツの複数の部分をサーバ装置から受信し、受信した前記複数の部分を記録媒体に格納するコンテンツ記録方法であって、
前記サーバ装置から、前記複数の部分のうちの1つである第1の部分、および、前記第1の部分に付属する付属情報を受信する第1の受信ステップと、
前記付属情報から、前記複数の部分を関連付けるための格納情報を生成する格納情報生成ステップと、
前記第1の部分および前記格納情報を関連付けて、前記第1の部分および前記格納情報を前記記録媒体に格納する第1の格納処理ステップと、
前記第1の部分を受信した後、前記複数の部分のうちの1つであって、前記第1の部分とは異なる第2の部分を受信する第2の受信ステップと、
前記第2の部分を前記格納情報に関連付けて、前記第2の部分を前記記録媒体に格納する第2の格納処理ステップとを含む
コンテンツ記録方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2012−98964(P2012−98964A)
【公開日】平成24年5月24日(2012.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−246903(P2010−246903)
【出願日】平成22年11月2日(2010.11.2)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】