説明

符号型送信装置及び符号型受信装置

【課題】 簡単な構成で高速伝送を可能とした、符号パルス列のシフト時間で表される状態情報を利用した通信システムを提供すること。
【解決手段】 符号型送信装置1は入力データを符号パルス列のシフト時間に変換し、そのチップ幅を拡幅縮小変換したデータ化符号パルス列を生成するデータ化符号パルス列生成手段30を少なくとも具備し、この送信装置1と対向使用される符号型受信装置200は、送信信号を受信して検出信号を出力する検出手段210と、同期を捕捉又は保持するための同期手段220と、検出信号からデータがシフト時間に変換された符号パルス列を分離し、モデル検出を行なって雑音が除去されたデータ化符号パルス列を検出する可局在可信号検出手段240と、その符号パルス列のシフト時間を検出するシフト時間検出手段250と、検出された符号パルス列のシフト時間からデータを算出するデータ算出手段260とを少なくとも具備すること。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
同期を捕捉又は保持するための同期信号を生成する手段と、
前記同期信号に基づいたタイミングで順序パルス列を生成する手段と、
前記順序パルス列を用いて、順序に従い、入力データに応じて定まるシフト時間を持ったデータ化符号パルス列を生成する手段と、
前記データ化符号パルス列が順序化されてなる基本パルス列が多重化されて含まれた送信信号生成用パルス列に基づいた信号で送信信号を生成する手段とを具備し、
前記データ化符号パルス列がパラメータを有するモデルによって表され、前記パラメータが周波数領域を利用して決定されるモデル検出可能なパルス列であること、
を特徴とする符号型送信装置。
【請求項2】
前記データ化符号パルス列を生成する手段により生成された前記データ化符号パルス列が、拡幅または縮小変換さたチップ幅のチップを含んでなること、
を特長とする請求項1に記載の符号型送信装置。
【請求項3】
前記基本パルス列が、前記順序パルス列の周期に同一のデータが写像された複数の周期の前記データ化符号パルス列が直列に配列されてなるパルス列と前記順序パルス列とが乗積された乗積基本パルス列であること、
を特徴とする請求項1叉は2の何れか1項に記載の符号型送信装置。
【請求項4】
前記順序パルス列が、符号系列の種類が順序に対応付けられた符号パルス列、又は、昇順又は降順に変化するシフト時間を有するか又は定められた順序で変化するシフト時間を有しそのシフト時間が順序に対応付けられた符号パルス列であることを特徴とする、請求項1乃至2の何れか1項に記載の符号型送信装置。
【請求項5】
前記送信信号生成用パルス列が、誤り訂正符号化されたデータ及び/又は誤り訂正符号化されたパルス列を用いて構成されたものでること、
を特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の符号型送信装置。
【請求項6】
前記送信信号生成用パルス列に基づいた信号が、多重化基本パルス列、多重化基本パルス列に基づいて生成されたインパルス列、多重化基本パルス列が2進変換された2値パルス列、これらの何れかの信号で変調された被変調信号、または、これらの何れかの信号を用いて生成されたホッピング信号であること、
を特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の符号型送信装置。
【請求項7】
データがシフト時間に写像されたデータ化符号パルス列とこれに乗積された順序パルス列とからなる基本パルス列が多重化された多重化基本パルス列に基づく送信信号を受信してデータを算出する符号型受信装置であって、
前記送信信号を検出する手段と、
検出された前記送信信号から前記多重化基本パルス列を取得して前記データ化符号パルス列を分離しパラメータを有するモデルを用いて該パルス列をモデル検出する検出手段と、
前記符号パルス列のシフト時間を検出する手段と、
前記シフト時間を用いてデータを算出する手段とを具備したこと、
を特徴とする符号型受信装置。
【請求項8】
前記モデルが分離された前記データ化符号パルス列を表すモデルとこれに重畳した雑音を表すモデルとからなり、前記モデル検出が前記モデルのパラメータを周波数領域を利用して算出して前記データ化符号パルス列を決定するものであって、前記検出手段がこのモデル検出を行なうものであること、
を特徴とする請求項7に記載の符号型受信装置。
【請求項9】
前記モデルが分離された前記データ化符号パルス列のモデルを用いて表された局在化パルスのモデルとこれに重畳した雑音のモデルを用いて表わされた局在化雑音のモデルとからなり、前記モデル検出が前記信号を表すモデルで表された前記局在化信号に含まれたパラメータを周波数領域を利用して算出して前記データ化符号パルス列を決定するものであって、前記検出手段がこのモデル検出を行なうものであること、
を特徴とする請求項7乃至8の何れか1項に記載の符号型受信装置。
【請求項10】
前記検出手段が、前記多重化基本パルス列から前記データ化符号パルス列を分離して得られた信号を用いてフーリエ係数叉はFFTの値を算出して対応するモデルのパラメータを定めて前記データ化符号パルス列を検出するものであること、を特徴とする請求項7乃至9の何れか1項に記載の符号型受信装置。
【請求項11】
同期を捕捉又は保持するための同期信号を生成する手段と、
前記同期信号に基づいたタイミングで順序パルス列を生成する手段と、
前記順序パルス列を用いて、順序に従い、入力データに応じて定まるシフト時間を持ったデータ化符号パルス列を生成する手段と、
少なくとも前記データ化符号パルス列を持つ基本パルス列が多重化されてなる多重化基本パルス列を含む送信信号生成用パルス列に基づいた信号で送信信号を生成する手段とを具備した符号型送信装置と、
前記送信信号を検出して検出信号を生成する手段と、
生成された前記検出信号から前記データ化符号パルス列を含む信号を検出する手段と、
前記データ化符号パルス列をパラメータを含み拡幅縮小変換されたチップ幅のチップを有するモデルを用いてそのパラメータを周波数領域をりようして決定して検出する手段と、
前記シフト時間を検出する手段と、
前記シフト時間を用いてデータを算出する手段とを具備した符号型受信装置とを備えたことを特徴とする通信システム。
【請求項12】
符号パルス列を用いてデータを送信する方法であって、
同期を捕捉又は保持するための同期信号を生成するとともに前記同期信号に基づいたタイミングで順序パルス列を生成し、前記順序パルス列を用いて順序に従い入力データに応じて定まるシフト時間を持ったデータ化符号パルス列を生成し、少なくとも前記データ化符号パルス列を持つ基本パルス列を多重化して多重化基本パルス列を含む送信信号生成用パルス列に基づいて送信信号を生成して送出し、前記送信信号を検出して前記多重化基本パルス列を取得し、前記多重化基本パルス列から前記データ化符号パルス列を分離しその信号にモデル検出を行なって前記データ化符号パルス列を検出して前記シフト時間を算出し、前記シフト時間を用いてデータを算出する、前記符号パルス列にモデル検出が可能なパルス列を用いたこと、
を特徴とする通信方法。

【請求項13】
符号パルス列を用いたRFICタグであって、
データが写像されたシフト時間を有する少なくともモデル検出を用いて検出可能な符号パルス列を記憶したこと、を特徴とするRFICタグ。
【請求項14】
情報を少なくともモデル検出が可能な符号パルス列のシフト時間を用いて搬送し、前記符号パルス列の検出に少なくともモデル検出を用いること、
を特徴とするRFICタグ。
【請求項15】
請求項13に記載のRFICタグまたは請求項14に記載のRFICタグに少なくともデータを送信して記憶させる手段と記憶されたデータを読み取る手段とを有するRFIC用リーダ/ライタ。

【請求項16】
符号パルス列に基づく信号を送出する手段、前記符号パルス列に基づく信号を検出しチップ幅が変換された前記符号パルス列の検出信号とパラメータを有するそのモデルとを少なくとも用い、フーリエ係数又はFFTの値を算出して少なくともそのパラメータを決定して前記符号パルス列を検出する手段、前記符合パルス列の局在化パルスを用いて距離を測定する手段
とを有することを特徴とする符号系列を用いた距離測定装置。

【請求項17】
符号パルス列に基づく信号を送出する手段、前記符号パルス列に基づく信号を検出しチップ幅が変換された前記符号パルス列の検出信号とパラメータを有するそのモデルとを少なくとも用い、フーリエ係数又はFFTの値を算出して少なくともそのパラメータを決定して前記符号パルス列を検出する手段、前記符合パルス列の局在化パルスを用いて距離を測定する手段
とを有することを特徴とする符号系列を用いた画像測定装置。
【請求項18】
データが写像されたシフト時間を有しチップ幅が変換されたデータ化符号パルス列と順序パルス列とを乗積して基本パルス列を生成する手段、生成された前記基本パルス列を多重化して多重化基本パルス列を生成する手段、前記多重化基本パルス列を2進変換して2進パルス列を生成する手段、前記2進パルス列を記憶媒体に記憶させる手段、とを具備したことを特徴とする記憶媒体書き込み装置。
【請求項19】
データが写像されたシフト時間を有しチップ幅が変換されたデータ化符号パルス列と順序パルス列とを乗積して生成された基本パルス列が多重化された多重化基本パルス列が2進変換されてなる2進パルス列をメモリから読み取り、データを再生する記憶読取装置であって、
記憶された前記パルス列を検出して多重化基本パルス列を再生する手段、再生された前記多重化基本パルス列に前記順序パルス列を乗積して前記符号パルス列を分離し、得られた信号からフーリエ係数叉はFFTの値を算出する手段、前記フーリエ係数を用いたパラメータを有するモデルと前記フーリエ係数、あるいは前記FFTを用いたパラメータを有するモデルと前記FFTの値とを用いて対応するモデルに含まれたパラメータを算出して前記データ化符号パルス列を検出する手段、前記符号パルス列のシフト時間を検出する手段および前記シフト時間から前記データを算出するデータ算出手段とを少なくとも具備した、記憶読取装置。
【請求項20】
記憶書き込み手段に請求項17に記載の記憶媒体書き込み装置を用い、記憶データの読取手段に請求項18に記載の記憶読取装置を用いた記憶装置。
【請求項21】
チップ幅が変換されたデータ化符号パルス列を用いた多重化基本パルス列に基づく信号を記憶した、読取装置が読取可能な記憶媒体。
【請求項22】
データを取得させ、取得されたデータを誤り訂正符号化させ、このデータを
符号系列の符号長を法とする数に変換させ、この数を符号パルス列のシフト時間に写像させ、そのチップ幅を変換させ、順序を表すパルス列を生成してこのパルス列に乗積させて基本パルス列を生成させ、多重化させ、この多重化された基本パルス列を含む送信信号生成用パルス列を生成させ、このパルス列に基づいて送信信号を生成させて送信させる受信用プログラムを記憶した、コンピュータまたはプロセッサが読み取り可能な記憶媒体。
【請求項23】
送信信号を検出させ、検出信号から多重化基本パルス列を再生させ、データ化符号パルス列を分離させ、この信号のフーリエ係数叉はFFTの値を計算させ、この信号の対応するフーリエ係数又はFFTのモデルを用いてパラメータを算出させてデータ化符号パルス列を決定させ、そのシフト時間を用いてデータを算出させる受信用プログラムを記憶した、コンピュータまたはプロセッサが読み取り可能な記憶媒体。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9A】
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【図9B】
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【図10A】
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【図10B】
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【図11A】
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【図11B】
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【図11C】
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【図12】
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【図13】
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【図14A】
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【図14B】
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【図14C】
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【図14D】
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【図14E】
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【図15A】
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【図15B】
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【図16】
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【図17】
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【図18A】
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【図18B】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23A】
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【図23B】
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【図23C】
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【図24A】
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【図24B】
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【図25】
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【図26A】
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【図26B】
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【図27】
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【図28A】
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【図28B】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32A】
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【図32B】
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【図33A】
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【図33B】
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【図33C】
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【図33D】
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【図34A】
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【図34B】
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【図34C】
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【図34D】
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【図35A】
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【図35B】
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【図35C】
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【図35D】
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【図36A】
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【図36B】
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【図36C】
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【図37A】
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【図37B】
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【図37C】
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【図38】
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【図39A】
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【図39B】
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【公開番号】特開2009−38570(P2009−38570A)
【公開日】平成21年2月19日(2009.2.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−200788(P2007−200788)
【出願日】平成19年8月1日(2007.8.1)
【出願人】(597064816)
【Fターム(参考)】