説明

籾摺選別装置

【課題】揺動選別部で選別され、仕上樋に流入した埃や塵などの異物を含む仕上穀粒から、この仕上樋において異物を除去するとともに、仕上樋周辺に有する異物も風選部に影響を与えず除去可能とする、作業性を向上させた籾摺選別装置を提供する。
【解決手段】揺動選別部18は、選別穀粒を揺動選別する揺動選別盤18bと、この揺動選別盤18bの下方に有する、揺動選別盤18bから得た仕上穀粒を拡散しながら落下させる仕上樋32とを備え、仕上樋32は、この仕上樋32の送穀方向に沿って略全長にわたり、仕上穀粒から異物を除去する除塵用風路37を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、原料穀粒を脱ぷ部の脱ぷロールで脱ぷして得た混合穀粒を、風選部で風選して中間穀粒および選別穀粒にし、中間穀粒を搬送体により脱ぷ部に還元する還元部および選別穀粒をさらに選別する揺動選別部を備えるとともに、揺動選別部は、選別穀粒を揺動選別する揺動選別盤と、この揺動選別盤の下方に有する、揺動選別盤から得た仕上穀粒を拡散しながら仕上風選部に落下させる仕上樋とを備える籾摺選別装置に関し、より詳細には、仕上樋は、この仕上樋の送穀方向に沿って略全長にわたり、仕上穀粒から異物を除去する除塵用風路を設けた籾摺選別装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の籾摺選別装置には、揺動選別部における揺動選別盤の下方であって、この揺動選別盤で揺動選別されて取り出された仕上穀粒(玄米)の流入口から落粒室に流下させた玄米を、拡散コンベアによって機体側部に拡散させながら送穀し、副選別路の移送コンベアに落粒させる過程で、吸引ファンにより吐風口から吸引した風によって、再選別として玄米中の塵を除去する。そして、このように再選別された玄米は、移送コンベアにより送穀した昇降機により機外に取り出されるものがある(特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】特開2001−198479号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、このような従来の籾摺選別装置では、揺動選別盤で選別された仕上穀粒が、流下樋などを介してそのまま機体後部に備える拡散コンベアなどの仕上樋に流入するため、仕上穀粒に混入した小さな埃や塵が仕上樋周辺に堆積し、仕上穀粒の円滑な送穀を妨げて頻繁なメンテナンスが必要となり、作業性を低下させるという問題があった。そこで、仕上樋と、風選部で混合穀粒を風選するための、機体前部に備える吸引ファンとを連通させる方法もあるが、両者間の距離が離れているため、吸引ファンの吸引力が弱まり、風選部での風選効率が低下するという問題もあった。
そこで、この発明の目的は、揺動選別部で選別され、仕上樋に流入した埃や塵などの異物を含む仕上穀粒から、この仕上樋において異物を除去するとともに、仕上樋周辺に有する異物も風選部に影響を与えず除去可能とする、作業性を向上させた籾摺選別装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
このため、請求項1に記載の発明は、原料穀粒を脱ぷ部の脱ぷロールで脱ぷして得た混合穀粒を、風選部で風選して中間穀粒および選別穀粒にし、前記中間穀粒を搬送体により前記脱ぷ部に還元する還元部および前記選別穀粒をさらに選別する揺動選別部を備えるとともに、前記揺動選別部は、前記選別穀粒を揺動選別する揺動選別盤と、該揺動選別盤の下方に有する、前記揺動選別盤から得た仕上穀粒を拡散しながら仕上風選部に落下させる仕上樋とを備える籾摺選別装置において、前記仕上樋は、該仕上樋の送穀方向に沿って略全長にわたり、前記仕上穀粒から異物を除去する除塵用風路を設けることを特徴とする。
【0006】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の籾摺選別装置において、前記除塵用風路は、前記仕上樋の近傍に設けた圧風唐箕に連通させることを特徴とする。
【0007】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の籾摺選別装置において、前記圧風唐箕は、前記仕上風選部に連通させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、原料穀粒を脱ぷ部の脱ぷロールで脱ぷして得た混合穀粒を、風選部で風選して中間穀粒および選別穀粒にし、中間穀粒を搬送体により脱ぷ部に還元する還元部および選別穀粒をさらに選別する揺動選別部を備えるとともに、揺動選別部は、選別穀粒を揺動選別する揺動選別盤と、この揺動選別盤の下方に有する、揺動選別盤から得た仕上穀粒を拡散しながら落下させる仕上樋とを備える籾摺選別装置において、仕上樋は、この仕上樋の送穀方向に沿って略全長にわたり、仕上穀粒から異物を除去する除塵用風路を設けるので、揺動選別部で選別され、仕上樋に流入した埃や塵などの異物を含む仕上穀粒から、この仕上樋において除塵用風路により異物を除去することで、仕上樋への異物の堆積を防ぐことができる。従って、作業性を向上させた籾摺選別装置を提供することができる。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、除塵用風路は、仕上樋の近傍に設けた圧風唐箕に連通させるので、仕上樋において仕上穀粒から異物を吸引させるために、機体前部に設置した風選部の吸引ファンを用いる必要がなく、風選部の風選効率を損なわずに、仕上樋近傍に別途設けた圧風唐箕により高効率で異物を吸引除去することができる。従って、作業性を向上させた籾摺選別装置を提供することができる。
【0010】
請求項3に記載の発明によれば、圧風唐箕は、仕上風選部に連通させるので、仕上風選部の玄米に残留する異物を、従来のように仕上風選部から離間した位置に設置された風選部の吸引ファンを用いて吸引除去する必要がないため、風選部の吸引力(風選効率)を損なわいとともに、仕上風選部近傍に設置した圧風唐箕により高効率に異物を吸引除去でき、仕上樋周辺および仕上風選部に堆積する異物を圧風唐箕により吸引除去することができる。従って、作業性を向上させた籾摺選別装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下図面を参照しつつ本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、この発明の一例としての籾摺選別装置の左側面図、図2は籾摺選別装置を左前方からみた斜視図、図3は籾摺選別装置の平面図、図4は籾摺選別装置内部の左側面模式図である。
【0012】
この例の籾摺選別装置1は、図1〜図3に示すように、機体上部中央にホッパ2と、このホッパ2の側面視背面には、混合米揚穀機3と混合米タンク4が連設される。さらに機体前端には、籾殻排出筒5および機体後端に揚穀機6が備えられ、揚穀機6の上部後端に仕上粒出口9が設けられている。また、機体中央の左側部には、搬送体としての還元昇降機7aが設けられる。
【0013】
そして、図4に示すように、主軸ロール11aと副軸ロール11bとからなる脱ぷロール11cを有する脱ぷ部11の下方には、脱ぷロール11cで籾摺され、得られた粃や玄米などの混合米(混合穀粒)が通過する風選路12aを有する風選部12が配設される。この脱ぷロール11c下方であって、風選路12a終端下部の機体前部(側面視左端)には、混合米に吸引作用する吸引ファン13、この吸引ファン13の後部(側面視右隣)であって、脱ぷロール11cの下方には、風選路12aから混合米中の小米を含む粃などの中間穀粒が落下する粃排出樋14、さらに粃排出樋14の後方には、混合米中の籾や玄米などの選別穀粒が落下する混合米受樋15などが列設される。
【0014】
混合米受樋15に落下した籾や玄米を搬送する図示しない螺旋の搬送終端側は、側面視機体背面側に立設され、複数のバケット3aを備える混合米揚穀機3に連通し、この混合米揚穀機3の揚穀終端側は混合米タンク4に連通されている。
【0015】
さらに、混合米タンク4の下方には、混合米を搬送する均分樋17を有し、この均分樋17の下方には揺動選別部18が備えられる。なお、図1〜2では、機体内部に備える揺動選別板18bが見えるように、機体左側部のカバー24が開蓋されている。この揺動選別部18は、均分樋17の搬送終端側に複数の流路からなる分配ケース18aと、分配ケース18aの側方に有し、多段からなる揺動選別板18bと、揺動選別板18bの前部および中央部にそれぞれ配設される籾仕切板18c、玄米仕切板18dなどから構成される。
【0016】
揺動選別部18の下方には、選別部18の前部から順に籾用流路19、混合米用流路20、玄米(仕上穀粒)用流路21がそれぞれ配設される。そして、籾用流路19の終端に有する返り籾入口部16aが、返り籾出口部16bを介して側面視手前に備えられる図4に示す複数のバケット7bを備える、還元部7の還元昇降機7aに連通され、この還元昇降機7aの上部は、ホッパ2に連通される。また、混合米用流路20と玄米用流路21との間には、玄米の機内循環と機外排出とを切り替える切替弁22が設けられる。そして、機体後端部には、詳細を後述する玄米用流路21が切替弁22下方に設けられ、この玄米用流路21に連通して、複数のバケット6aを備える玄米用の揚穀機6が立設される。なお、各ベルトに取付けられたバケット3a,6aなどは、それぞれ図示しない駆動モータにより回転するプーリで上下方向に循環される。また、揚穀機6はスロワーであってもよい。
【0017】
また、符号23は、籾摺選別装置1を運転操作する操作盤で、装置各部を駆動制御する、図示しないコントローラを内臓することができる。
【0018】
ここで、籾摺選別装置1を使用して籾摺作業を行うときは、ホッパ2に原料穀粒として籾を供給し、操作盤23の図示しない電源を投入することにより機体各部を駆動させ、ホッパ2底部に有する不図示のシャッタ板を開いて、脱ぷロール11cに供給された籾が籾摺された後、落下した混合米は風選路12aで風選され、最も軽い籾殻は吸引ファン13により吸引され、籾殻排出筒5を介して機外に排出される。なお、前記シャッタ板は、不図示のコントローラに接続された電磁式などにより自動開閉できるとともに、手動でも開閉可能とされる。
【0019】
そして、風選路12aで風選された比較的軽い小米を含む粃は、粃排出樋14から排出される。一方、重量の重い玄米と籾摺を損ねた籾との混合米は受樋15に落下し、混合米昇降機3のバケット3aで揚穀されて混合米タンク4に供給された後、均分樋17および分配ケース18aを介して揺動選別板18bに供給される。なお、粃排出樋14から排出された粃を、図示しないベルトコンベア式などの粃還元装置を介して還元昇降機7a内に移送し、バケット7bによりホッパ2に還元することができる。
【0020】
次いで、混合米は、揺動選別板18bでの揺動により、小さく比重の重い玄米は揺上側に、また玄米よりも大きく比重の軽い籾は揺下側に、さらに中間部分には分離されない籾と玄米とがそれぞれ偏流分布しながら選別される。
【0021】
揺動選別板18bで選別された玄米などの穀粒は、籾仕切板18cと玄米仕切板18dで仕切られ、揺動選別板18bより排出される。このとき、切替弁22は揺動選別板18b上での穀粒の偏流分布が不安定な際、混合米用流路20と玄米用流路21との間を連通させて、混合米と玄米を再度受樋15に流入させるようにするが、揺動選別板18b上での穀粒の偏流分布が安定すると、混合米用流路20と玄米用流路21との間を遮断させるように切り替えられる。
【0022】
その結果、混合米が混合米用流路20に落下し、受樋15を介して再度選別部18に搬送され、玄米は玄米用流路21から玄米揚穀機6を介して仕上米出口9から機外に取り出される。また、返り穀粒である返り籾は、籾用流路19から流入した返り籾入口部16aを介して返り籾出口部16bから還元昇降機7aによりホッパ2に還元され、再度籾摺される。
【0023】
次に、本願発明の特徴である、仕上樋に設けた、圧風唐箕に連通する除塵用風路について、その具体的構成を説明する。図5は仕上樋を模式的に示す選別盤下方の斜視図、図6は仕上樋の左側面図、図7は除塵用風路と圧風唐箕の設置位置を模式的に示す籾摺選別装置を左側面後方から見た斜視図、図8は仕上樋および仕上樋周辺の異物除去経路を示す選別盤下方の斜視図、図9は圧風唐箕の駆動を示す、籾摺選別装置の動力伝達経路図である。
【0024】
まず、図5に示すように、揺動選別板18bの左側面側(手前側)下方には、流下樋31と、この流下樋31の下方に、スクリュー式の拡散コンベアなどの仕上樋32と、さらにこの仕上樋32の下方には仕上風選部33を介してスクリュー式の移送コンベアなどの移送樋34とが、図1〜3に示される左側板35と、図7に示される仕切板36との間のスペースに並設される。
【0025】
また、図7に示すように、この仕上樋32の上方であって、左側板35から仕切板36までの、仕上樋32における機体左右方向の送穀方向に沿う仕上樋32の略全長に亘って、底部を開口した長方形状で金属製などの除塵用風路37が設置される。なお、除塵用風路37の形状および材質は上述に限定されない。また、図7では、仕上樋32および移送樋34の記載を省略した。
【0026】
さらに、仕切板36と、右側板38との間であって、仕上風選部33の近傍には、仕切板36に設けた開口部を介して、仕上風選部33に連通させた圧風唐箕39が機体左右方向に設置される。
【0027】
さらに、除塵用風路37と、圧風唐箕39とは、仕切板36の左側板35側に取付けられた接続用風路40および仕切板36の開口部を介して連通されている。
【0028】
そして、移送樋34の仕切板36側の終端部は、揚穀機6の下部に連通されている。
【0029】
なお、図9に示すように、圧風唐箕39の駆動軸39sは、脱ぷロール11cにおける主軸ロール11aの駆動軸11sと、ベルトV1を介して連結されるとともに、この主軸ロール11aの駆動軸11sは、機体中央近傍に設置したモータMの駆動軸MsにベルトV2を介して連結される。従って、圧風唐箕39は、モータMの駆動により主軸ロール11aを介して駆動される動力伝達経路とされる。
【0030】
ここで、揺動選別操作により揺動選別板18bから得られた玄米を仕上穀粒として機外に取り出す際には、図6に示すように、揺動選別板18bから選別落下した玄米が、流下樋31に落下し、切替弁22の起立により流下樋31に開口させた流入口を介して下方に有する仕上樋32の左側板35側に落下する。
【0031】
次いで、玄米は、仕上樋32中を仕切板36に向けてコンベアにより拡散しながら送穀される。このとき、図8に示すように、仕上樋32周辺の空気は、圧風唐箕39により接続用風路40を介して除塵用風路37の底部の開口部から吸引されているため、仕上樋32を移動中の、小さな埃や塵などの異物が混入した玄米からこれら異物が除塵用風路37内に吸引され、接続用風路40を介して圧風唐箕39から機外に排出される。
【0032】
このため、仕上樋32中に異物が堆積して仕上樋32が詰まるなどの不具合を生じることなく、仕上樋32を頻繁にメンテナンスする必要がなくなるとともに、玄米が仕上樋32中を円滑に送穀されるため、作業効率を向上させることができる。
【0033】
次いで、玄米は、仕上樋32の受樋を形成する、開度設定可能な開放弁41の隙間から落下するとともに、誘導板42に案内されて、下方の仕上風選部33に落下する。このとき、仕上風選部33内およびその周囲の空気は、圧風唐箕39によって吸引されているため、玄米は、仕上樋32から仕上風選部33への落下の過程において、玄米中に残留した塵や埃などの異物が圧風唐箕39によって確実に吸引されるとともに、機外に排出される。
【0034】
このため、仕上風選部33の玄米に残留する異物を、従来のように仕上風選部33から離間した位置に設置された風選部12の吸引ファン13を用いて吸引除去する必要がないため、風選部12の吸引力(風選効率)を損なわないとともに、仕上風選部33近傍に設置した圧風唐箕39により、仕上樋32周辺および仕上風選部33に堆積する異物を高効率に吸引除去することができる。
【0035】
なお、仕上風選部で異物を除去した玄米は、玄米揚穀機6内に流入して、玄米揚穀機6内を上昇し、仕上米出口9から機外に取り出される。
【0036】
以上詳述したように、この例の籾摺選別装置1は、原料穀粒を脱ぷ部11の脱ぷロール11cで脱ぷして得た混合穀粒を、風選部12で風選して中間穀粒および選別穀粒にし、中間穀粒を還元昇降機7a(搬送体)により脱ぷ部11に還元する還元部7および選別穀粒をさらに選別する揺動選別部18を備えるとともに、揺動選別部18は、選別穀粒を揺動選別する揺動選別盤18bと、この揺動選別盤18bの下方に有する、揺動選別盤18bから得た仕上穀粒を拡散しながら落下させる仕上樋32とを備え、仕上樋32は、この仕上樋32の送穀方向に沿って略全長にわたり、仕上穀粒から異物を除去する除塵用風路37を設けるものである。
【0037】
加えて、除塵用風路37は、仕上樋32の近傍に設けた圧風唐箕39に連通させるとともに、圧風唐箕39は、仕上風選部33に連通させる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の籾摺選別装置の一例を示す左側面図である。
【図2】籾摺選別装置を左前方からみた斜視図である。
【図3】籾摺選別装置の平面図である。
【図4】籾摺選別装置内部の左側面模式図である。
【図5】仕上樋を模式的に示す選別盤下方の斜視図である。
【図6】仕上樋の左側面図である。
【図7】除塵用風路と圧風唐箕の設置位置を模式的に示す籾摺選別装置を左側面後方から見た斜視図である。
【図8】仕上樋および仕上樋周辺の異物除去経路を示す選別盤下方の斜視図である。
【図9】圧風唐箕の駆動を示す、籾摺選別装置の動力伝達経路図である。
【符号の説明】
【0039】
31 流下樋
32 仕上樋
33 仕上風選部
34 移送樋
35 左側板
36 仕切板
37 除塵用風路
38 右側板
39 圧風唐箕
40 接続用風路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
原料穀粒を脱ぷ部の脱ぷロールで脱ぷして得た混合穀粒を、風選部で風選して中間穀粒および選別穀粒にし、前記中間穀粒を搬送体により前記脱ぷ部に還元する還元部および前記選別穀粒をさらに選別する揺動選別部を備えるとともに、
前記揺動選別部は、前記選別穀粒を揺動選別する揺動選別盤と、該揺動選別盤の下方に有する、前記揺動選別盤から得た仕上穀粒を拡散しながら仕上風選部に落下させる仕上樋とを備える籾摺選別装置において、
前記仕上樋は、該仕上樋の送穀方向に沿って略全長にわたり、前記仕上穀粒から異物を除去する除塵用風路を設けることを特徴とする籾摺選別装置。
【請求項2】
前記除塵用風路は、前記仕上樋の近傍に設けた圧風唐箕に連通させることを特徴とする、請求項1に記載の籾摺選別装置。
【請求項3】
前記圧風唐箕は、前記仕上風選部に連通させることを特徴とする、請求項1に記載の籾摺選別装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−51838(P2010−51838A)
【公開日】平成22年3月11日(2010.3.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−216199(P2008−216199)
【出願日】平成20年8月26日(2008.8.26)
【出願人】(000006781)ヤンマー株式会社 (3,810)
【Fターム(参考)】