粉末密封箱
材料、特に粉末状の材料用、好ましくは洗濯用又は掃除用の粉末のための粉末密封箱であって、その箱は、折り目によって区切られた連続した造りの少なくとも1つの裏面(10)、1つの前面(2)、及び二つの側面(3)を含む、少なくとも一つの折り曲げ可能なカット部材により構成される。カット部材は、箱を構成するために、閉じて管形状になり、上端(1)と下端(12)とを閉じて箱の上面と底面とを構成する少なくとも一つの上フラップ(5,6,7)と少なくとも一つの底フラップ(13,14,15)とを含む。上フラップと底フラップはそれぞれ、前面、裏面及び/又は側面の上端と下端との外周に、折り目を介して、それぞれ隣接する。箱は、それぞれ八角形の底面(12)と上面(1)を有する。折り曲げ可能なカット部材は、追加側面領域(4)を含む。追加側面領域は、閉じた管形状において、追加側面領域の一つが裏面(10)及び各側面(3)の間と前面(2)及び各側面(3)の間にあり、追加側面領域の2つの下側の角がそれぞれ底面(12)の角の2つを形成し、追加側面領域の2つの上側の角がそれぞれ上面(1)の角の2つを形成するように、配置される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、材料、特に粉末状の材料、好ましくは洗濯用又は掃除用の粉末のための粉末密封箱に関する。粉末密封箱は、少なくとも1つの折り曲げ可能なカット部材により構成される。そのカット部材は、折り目によって境界が定められた連続した形状の、少なくとも1つの裏面、1つの前面、及び2つの側面を含み、箱を構成するために、閉じられて管形状になる。このカット部材は、上端と下端を閉じて箱の上面と底面とを構成するために、少なくとも1つの上フラップと少なくとも1つの底フラップとを含み、上フラップと底フラップはそれぞれ、前面、裏面、及び/又は側面の上端と下端の外周に、折り目を介して、隣接する。
【0002】
本発明は、さらに上述の粉末密封箱の折り曲げ可能なカット部材に関する。
【背景技術】
【0003】
このような箱は、数十年間、特に洗剤の粉末用として立方形状で売られていた。また、このような箱は、例えばパン粉やコーンフレークなどの流し込みやすい食料のために使用されている。
【0004】
この種の箱は、いわゆる「ラップアラウンド」カット部材により構成される箱と区別され、特に、例えば洗剤のタブレットのような造粒物のために用いられる。箱に入れられるタブレットは、例えば、折り曲げ可能なカット部材の底に積み重なるように置かれ、カット部材は、箱を閉じて造粒物を包むために、いわば造粒物を巻いて折り曲げられて、その箱は閉じられる。この種の箱は、特に粉末を密封しなくても良い。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一方、その種の箱の場合、まず、一面のみを開放したままで箱の空間が作られ、注ぎやすい材料で満たされ、その後、最後の一面(及びこれにより全体の箱)が閉じられる。そのために、カット部材からまず管形状が作られ、それから底面が閉じられる。それから、材料が入れられて、最後に上面が閉じられる。しかしながら、原理上は、材料が入れられた後に、例えば側面を最後に閉じることも可能である。
【0006】
本発明は、上述した種類の箱の取り扱いに関して、その箱を改善することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的は本発明により達成される。本発明において、箱の底面と上面はそれぞれ八角形に具体化され、折り曲げ可能なカット部材は、追加側面領域を囲む。追加側面領域は、閉じた管形状において、追加側面領域の一つが、裏面と各側面との間、及び前面と各側面との間にあり、追加側面領域の二つの下側の角は、それぞれ底面の角の二つを形成し、追加側面領域の二つの上側の角は、それぞれ上面の角の二つを形成するように、配置される。
【0008】
その結果、本発明の箱は上面と底面が八角形の形状を有利に得て、箱の本体は8つの面を相応じて示す。この結果、好ましくは、側面は立法形と比較して狭くなり得る。言い換えると、特に洗濯用の洗剤や掃除用の粉末を入れるための箱は、片手で箱の側面から、棚からおろすことができるサイズを有するため、本発明の箱を掴みやすくなる。また一方、本発明によれば、一つの側面とそこに隣接する二つの追加側面領域により構成される側面の領域は、(曲がった裏面であるため)握る手の円い形状により良く合致し、側面の領域においてより狭く、特にそれほど角張っていないため快適に持てるため、箱を掴みやすくする。女性は平均的に男性より幾分か小さい手を持つので、これは特に女性に有利である。
【0009】
例えば、商業施設から家庭まで箱を運ぶときに、通常、このような箱は、買い物袋や手提げ袋などに入れられる。このような袋は、たいてい、片手でぶら下げられて、運ばれる。このような状況において、箱を入れた袋が箱を運ぶ人の脚にあたることがしばしば起きることが知られている。本発明の箱は、この点においてもさらに快適であり、底面と上面の八角形の形状により縁が平たくされているため、縁はもはや鋭くなく、当たった瞬間に不快になることをより低減する。それにひきかえ、するどい直角の縁は確実に人を怒らせる。直角の四面体の角の形状は形成されず、その代わりに八角形の形状において、平らな角は、場合によっては鈍角を持つので、本発明の箱によれば、特にそれぞれの角は尖っていない。幾何学的に90℃より大きな角を示す「鈍角」という表現は、実際は現状の事柄において、傷害の危険に関して「鈍い」を意味する。
【0010】
しかしながら、本発明の箱は、他の状況においても掴みやすい。8個の垂直の縁と面があるので、本発明の箱は、特にパレットに、さらに安定した形状で、積み重ねることができる。積み重ねるのに必要な面積が大きくならず、実際には角の領域において実質的に小さくなる。長方形の形状と比較して角がより小さい八角形の形状が、長方形の形状と同じ容量を維持するには、それなりに高さをより高くしなければならない。しかしながら、実際には、このような箱は上面までいっぱいに詰め物が満たされることはなく、詰め物を満たす技術に関しては特に簡単であるので、箱自身の高さ、例えば外形寸法を変更することなく、箱の内側の目盛りを容易に変更することできる。この点については、本発明の箱は都合よく、収容量について変更することは何もない。ドイツでは、DIN55540に関連して、目盛りが設けられる。
【0011】
本発明の箱の好ましい実施形態において、追加側面領域は、側面の幅と比較して狭い幅を持ち、斜面を形成する。それ故に、これは、立方形の形状と比較して、実際は実質的に縁のみが平らになり、すなわち、各垂直の縁は、互いに遠く離れていない間隔の2つの縁によって置き換えられる、ということを意味する。これは、本発明の箱のつかみやすさと積み上げやすさをかなり改善する。閉じた管形状において、追加側面領域は、好ましくは、追加側面領域に隣接した側面、並びに裏面及び前面に対して約135度の角度を持つ。これにより、追加側面領域は、角と縁の領域において、隣接した面に対して比較的に大きな鈍角を形成する。従来の立法形の箱や従来の上面と底面が長方形の箱と比べると、追加側面領域の面は、約45度で斜めに垂直の縁に交差する。
【0012】
本発明の次の開発は、折り曲げ可能なカット部材において、2つの上フラップ及び/又は2つの底フラップの間にそれぞれあるダストフラップ(dust flaps)を、折り目を介して上面及び/又は底面の方向に、追加側面領域に取り付けたことである。本発明のこの特徴は、特に追加側面領域内で粉末密封が保証されることを確実にする。さらに又はこれに代えて、この粉末密封は、他の上フラップ及び/又は底フラップの適切に切断された輪郭により、任意に達成され又は援助される。
【0013】
この開発によれば、上記目的を達成するために、好ましくは、折り曲げ可能に切り取られた平らな部材において、ダストフラップと上フラップ及び/又は底フラップは、実質的に連続して互いに隣接するように作られる。
【0014】
特に、ダストフラップは、実質的に、直線状にまたは斜めに、追加側面領域を長くすることができる。
【0015】
また、既に述べたように、他の上フラップ及び底フラップは、上面と底面の八角形の形状を考慮に入れることができる。しかしながら、好ましくは、他の上フラップ及び底フラップは、上フラップ及び底フラップの間で連続する追加のダストフラップを受け入れ、一部分においてダストフラップのまわりに適合するという事実により、他の上フラップ及び底フラップは、追加側面領域のダストフラップに必要な間隔と切断の輪郭を考慮に入れることができる。本発明の好ましい実施形態は、この目的のために、ダストフラップに必要な領域に関して、実質的にT形状の側面の上フラップ及び/又は底フラップを提供する。本発明の別の好ましい追加の実施形態は、ダストフラップに必要な領域に関して、裏面及び/又は前面に関する境界領域において、すなわち、それらの折り目の隣接において、自由端の方向に舌状の形状のように、より狭く作られる領域よりも、活字のひげ飾り(serif)形状のように、より広く作られた裏面及び/前面の上フラップ及び/又は底フラップを提供する。
【0016】
折り曲げ可能なカット部材は、好ましくは、管形状を構成するために、継ぎ目を接着される。接着フラップは、好ましくはこの目的のために設けられる。接着フラップは、特に、折り目を介して、追加側面領域を備えない前面又は裏面の周囲に配置される。本発明の箱は、詰め物が満たされる前に、側面の継ぎ目を接着される。好ましくは、継ぎ目の太いほうの縁が箱の垂直の縁に位置するように、接着フラップと追加側面領域とが接着により互いにかぶさるように、側面の継ぎ目を接着される。もちろん、それにもかかわらず、他の接着、特に、裏面の領域内を含む接着が可能である。しかしながら、好ましくは、接着は、継ぎ目が箱の取り扱いをできるだけ妨げないようにして、成し遂げられるべきである。
【0017】
本発明の箱の他の開発は、実質的に上面に平行で、折り曲げ可能なカット部材に組み込まれる、開封帯を提供することにある。それ故、箱は、密封され且つ詰め物が満たされた形状で使用可能であり、開封帯を引き剥がし、箱を見るからに開封する消費者により、意図的に開封される。引き剥がされた開封帯において、上面は特に掴みやすく、例えば指先又は指の爪で、開封することができる。引き剥がしをより簡単にするために、開封帯は好ましくは、部材を弱める線により、境界を定められる。開封帯をつまむために、つまみが開封帯の一端に設けられる。このつまみは、好ましくは、確実に且つ簡単につかみやすくするために十分に大きく作られる。このつまみは、特におよそ親指サイズにできた。このつまみを掴むことは、ユーザ側の特別な微細運動能力を必要としない。これは、高齢者に特に有利である。その結果、開封帯は、視覚的に見つけやすい。打ち出され又は打ち抜かれた領域がつまみにさらに設けられ、触覚特性を良くする。
【0018】
本発明の次の開発は、フラップヒンジ領域を提供することにある。フラップヒンジ領域は、上面が裏面に接続されたままで、開封帯により占有されていない。これは、好ましくは(もちろん原則として可能である)完全に動かされることが必要な上面と比較して、フラップトップを再び開閉し易くする。
【0019】
本発明の他の開発は、実質的に管形状に適合する内部フレームを含む箱を提供する。この種の内部フレームは、安定性と粉末密性に関して、さらに本発明の箱を改善する。
【0020】
開発は、開封帯から上面の方にはみ出ており、且つ開封帯により損傷を受けないままである内部フレームを提供する。内部フレームは、2つの同時の利点を提供する。内部フレームは、上面からある一定の距離にある開封帯を超えて突出しているので、上面は、いわゆる、再度閉じるときの内部フレームの突き出た位置にすべることにより、再度しっかりと閉じることができる。これに関連して、ヒンジ動作の障害を防ぐために、ヒンジで連結された上面が回転する経路に従って、内部フレームに丸みを付けることができる。そのうえ、内部フレームは、開封帯により影響を受けないままであるので、内部フレームはこの領域で確実に封をしたままである。特に、再度閉じられる上面で、一種のラビリンスシールを形成する。
【0021】
内部フレームは、全体の箱の折り曲げ可能なカット部材の一部である。本発明の箱は、いわゆる実質的な領域に2つの層を持つ、一つの折り曲げ可能なカット部材により構成される。しかしながら、折り曲げ可能なカット部材は、外側ケース用と内部フレーム用の個々の折り曲げ可能なカット部材を備えた、2つの別個のパーツにより構成されることもできる。これらの2つの個々の事例において、内部フレームを接着して管形状にすることが好ましい。
【0022】
本発明のさらなる開発は、上面を再度閉じるためにスナップ/戻り止め連結部を設けることであり、スナップ/戻り止め連結部は、特に、フラップヒンジから離れて対向する上面の領域に設けられる。再閉鎖は結果的に前面の領域で成し遂げられるので、フラップヒンジは、好ましくは箱の裏面に配置されるべきである。しかしながら、さらに又はこれに代えて、このような閉鎖手段は、確実に側面の領域に設けることもできた。
【0023】
本発明の箱は、好ましくは箱を運ぶためになるべく上面の領域に、キャリングハンドルを有する。このキャリングハンドルは、折り曲げ可能なカット部材自身の付加領域により再度構成されることができた。しかしながら、好ましくは、側面の上側の領域の両端で、帯状のキャリングハンドル、すなわち、一種の弓形の取っ手が、ヒンジ式に回転するように取り付けられる。この種のキャリングハンドルは、材料を倹約し、経済的な、丈夫な造りに、例えばプラスチックの一片により、具体化され得る。このプラスチックの一片は、例えば、粉末密封形状の側面に、鋲締めされ得る。もちろん、この種のキャリングハンドルを構成する他の多くの可能性が考えられる。
【0024】
箱は、好ましくは実質的にボール紙及び/又は板紙により形成される。箱の少なくとも一部は、段ボールで作ることができる。特に、好ましくは、内部フレームは段ボールで作られ、箱が直立したときに、段ボールの波頂が好ましくは垂直方向に延びる。この構成により、箱の積み重ねの安定性がさらに高まる。この段ボールの一つの“波”は、例えば、およそ1mmの波高及び/又は1/2波長を持つことができる。これは、一方で非常に良い安定性と、他方で箱の内部容量に悪影響を与えるような、特に内部フレームのための材料の過度の適用を避けることをもたらす。もちろん、他の寸法を持つ多数の他のタイプも考えられる。
【0025】
本発明の箱を構成するための折り曲げ可能なカット部材の独立した保護が請求される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
図1は、粉末材料用の本発明の箱の典型的な実施形態の斜視図である。
【0027】
図1では、箱の上面1、前面2、及び側面3が見えている。上面1と、対応する底面(不可視)とは、八面又は八角形の二次元形状を有する。それゆえ、上面1と底面との間に延びる箱の本体又はカバーは、八面体として具体化されており、前面2、裏面(不可視)及び2つの側面3だけでなく、追加側面領域4を有する。図1においては、2つの追加側面領域4が見えている。これらの可視の追加側面領域4は、前面2とそれぞれの側面3との間に配置されている。
【0028】
立方形状と比較して、箱の本体又はカバーの垂直縁は、前面2と側面3と裏面(不可視)に対して135度の角度で囲む追加側面領域4により、いわば切断されている。言い換えれば、立方形状の想像上の縁は、これらの追加側面領域4により、45度の角度で、いわば切断又は対角線上に平たくされている。追加側面領域4は、前面2及び裏面と側面3と比較して相対的に狭いので、前述の立方形状の想像上の垂直の縁の面取りのように見える。
【0029】
箱の上面1は、上フラップにより形成され、閉じられている。図1では、前面2の1つの上フラップ5、裏面の1つの上フラップ6、及び側面3の2つの上フラップ7が見えている。
【0030】
図1から、2つの部材を弱める線9により境界を定められた開封帯8が上面1と平行に延びていることが、明らかである。
【0031】
図2は、図1の箱の正面図である。図2において、特に、前面2と前面2に隣接する追加側面領域4とが開封帯8と共に見えている。
【0032】
開封帯8が引き剥がされると、箱を開口するためにヒンジで連結された上面が形成されている。ヒンジで連結された上面は、実際の上面1と、その上面1に隣接し且つ開封帯8の上側の部材を弱める線9まで延びる前面2の上部2a、追加側面領域4の上部3a、及び側面3の上部4aと、により形成される。
【0033】
図3は、図1の箱の背面図である。図3においては、箱の裏面10及び裏面10に隣接する追加側面領域が特に見えている。また、開封帯8の両端が見えており、開封帯8の一端はおよそ親指サイズのつまみ11として具体化されている。開封帯8の両端は、裏面10に隣接する追加側面領域4の中に向かってのみ延び、裏面10から完全に遠ざけられる。箱に使用される材料の剛性に応じて、フィルムヒンジを構成するフラップヒンジは、箱のヒンジで連結された上面が上方向に回転されるときに、開封帯8の高さで、裏面10の領域内に構成される。好ましくは、箱を構成するのに、板紙が用いられる。フラップヒンジは、板紙が最初に上方向に回転されるときに、ねじれと折り目の形状で形成され、その後に続いて起こる上面の開放と再閉鎖を容易にする。きとんと範囲が決められた、ヒンジで連結されたフラップ領域のために、裏面の所望の領域とできれば追加側面領域の一部とにおいて、箱の材料に溝を掘るなどして、箱の材料を予め弱め又は変更することができる。
【0034】
図4及び図5は、箱の側面3及び箱の側面3に隣接する追加側面領域4を示す。
【0035】
図6及び図7は、図1の箱のカバー1と箱の底面12の上面図をそれぞれ示す。図7により、底面12が、上フラップ5〜7に対応する底フラップ13〜15により構成されることが明らかである。
【0036】
図8は、図1の箱の変形の実施形態の斜視図である。この典型的な実施形態において、箱はキャリングハンドルを構成する弓形の取っ手16をさらに有する。取っ手16の端は、例えばリベットを使って、側面3の領域内に取り付けられて、回転軸となる。
【0037】
他の点において、図8の箱は図1の箱と同じであり、図9〜14は図2〜7に対応する。同一の構成要素は、上述した図と同じ参照符号が付けられている。
【0038】
図15は、図1の箱を構成する折り曲げ可能なカット部材の上面図である。ここでも、同一の構成要素は図1と同じ参照符号が付けられている。
【0039】
さらに、図15から、箱の粉末密封を改善する又は確実にするために、中間の追加側面領域4は、上フラップ5〜7間にあり且つ隅で上面1の形成に貢献するダストフラップ18を有することが、明らかである。これらのダストフラップ18は、上フラップ5〜7の真下に配置されて、上フラップ5〜7により完全に覆われているので、完成した箱の状態の図1では見えない。ダストフラップ18は、上面1と対応するように、追加側面領域の底部の底フラップ13〜15間にも配置される。
【0040】
上フラップ5〜7と底フラップ13〜15が相対的に連続して互いに隣り合い、しかしそれでもなお、図15の典型的な実施形態において、ダストフラップ18が構成要素となり且つ適合し得ることを確実にするために、側面3の上フラップ7と底フラップ15は実質的にT形状に形成される。追加側面領域4を実質的に直線状に上面と底面の方向に長くするダストフラップ18を配慮して、上フラップ7と底フラップ15とを示す、このT形状は、結局切り抜きに起因する。
【0041】
図15に示されるように、カット部材から管形状を生成するために、右側周辺の追加の接着フラップ19が最も左の追加側面領域4に接着され得ることが、図15のカット部材から明らかである。この接着フラップ19は、両端にダストフラップ18を有する。さらに、接着フラップ19は実質的におよそ追加側面領域4と一致する。
【0042】
好ましくは、図1の箱の外側のケースのみ、図15のカット部材により形成される。一例として、図15のカット部材に合致する型で図16の上面図に図示されるような内部フレームが使用されて、特に外側のケース又は外側のカバーが補強される。この内部フレーム20は、それらの寸法に関して、図15のカット部材の対応する領域2、3、4及び10に合致する領域2’、3’、4’及び10’を含む。内部フレーム20のカット部材の側面3’の一つは、管形状を作るときに2つの側面3’が接着されることにより、形成される。
【0043】
内部フレーム20用のこの種のカット部材は、原則として、一体的に且つ補足的に図15のカット部材に付加でき、内部フレームと外側のカバーを有する管形状は、このカット部材の全体を二度折りたたむことにより、実質的に構成され得る。しかしながら、図15及び図16に示すように、2つの部分に分けられた態様が好ましい。
【0044】
図15及び図16に関して、さらに、図15のカット部材において、およそ開封帯8の高さに配置され且つヒンジで連結された上面用のフィルムヒンジの範囲をすでに規定する、ある種の弱化線や圧痕21が裏面10の領域内に示されることに注目しても良い。内部フレーム20は開封帯を持たず、図15のカット部材の開封帯8による影響を受けない。内部フレーム20の領域2’、3’、4’及び10’の垂直の大きさは、図15のカット部材の領域2,3,4及び10の垂直の大きさに実質的にほぼ一致するように、設計される。これは、内部フレーム20のこれらの領域2’、3’、4’及び10’が開封帯8の高さを超えて突き出すことを意味する。完成した箱の開封帯8が引き剥がされ、それにより、ヒンジで連結された上面が、ヒンジで連結された上面領域2a、3a及び4aと共に揺れるとき、内部フレーム20の上部はヒンジで連結された上面が揺れるときに現れて、特に箱の側面3と前面2を超えて突き出る。箱が内容物で最大に満たされた場合、内部フレームは、ヒンジで連結された上面が開放されているときに、内容物を囲み、保持する。内部フレームは、ヒンジで連結された上面用のラビリンスシールの線に沿って、ガイド及びシーリング材として同時に役立つことができる。
【0045】
図17は、図15のカット部材の内側の面の斜め投影図である。同一の構成要素は、図15と同じ参照符号が付けられている。しかしながら、明瞭にするために、この図17は、全ての領域に符号が付けられているわけではない。
【0046】
図17に図示されているような位置から、すなわち内側を上向きに、外側を下向きに、及びある種の基板に載せて、折り曲げ可能なカット部材は折り曲げられる。カット部材は、一方では保管と積み重ねて置くために及びできる限り包装機に運ぶために折り曲げられ、他方では図1の箱を構成するために、折り曲げられる。この箱を組み立てるとき、特定の折り曲げステップの後、最後に閉じられる前に、内容物で直ちに満たされる。前述の折り曲げ動作について、図21〜図28と共に、さらに詳しく説明する。しかしながら、図21〜28の折り曲げ動作においては、図18〜図20と共に詳細が説明される折り曲げ可能なカット部材の異なる典型的な実施形態が用いられる。しかしながら、これらの折り曲げ動作は、他の点では図15〜図17の折り曲げ可能なカット部材と全く同じように実行される。図15〜図17の折り曲げ可能なカット部材により、図1の外観と一致する完成した箱ができる。
【0047】
図18〜図20の折り曲げ可能なカット部材は、原則として、図1と全く同じ外観を持つ箱を形成するが、詳細は図28の箱に対応する。図1と図28の比較から明らかなように、上面(及び対応する底面)のそれぞれの実施形態は、いくらか変形されている。この変形は、追加側面領域4のダストフラップ18のわずかに変形された実施形態と、その結果の上フラップ5〜7のわずかに異なる構成と、これから詳細に説明する図18〜図20のカット部材による底フラップ13〜15と、による。
【0048】
図18と図20は、図28の箱の外側のケースのカット部材の第2の典型的な実施形態を示す。このカット部材は、原則として、図15と図17のカット部材に対応する。それ故、同じ構成要素には再度同じ参照符号が付けられる。
【0049】
図19は、図16のカット部材に、実際上、正確に一致する内部フレーム20用のカット部材を示す。一方の図18と図20のカット部材と、他方の図15と図17のカット部材は、上面と底面の形態のみがわずかに異なるだけであるので、それぞれの内部フレーム20は、その違いにより、全く影響を受けていない。図16の参照符号は、図19にも用いられる。
【0050】
図15と図17のカット部材と比較して、図18と図20のカット部材は、単に、追加側面領域4のダストフラップ18が変形されているだけである。具体的には、ダストフラップ18は、実質的に直線状ではなく、その代わりに斜めに、上面と底面の方向に追加側面領域4を延長する。
【0051】
その結果として、これらのダストフラップ18を適合させるために、上フラップ7と底フラップ15はなお実質的にT形状ではあるが、対応する側面3の方向に斜めに延び、(図15のように)より曲線の凹部のためではない実質的に台形のくびれを備える。上フラップ5,6と底フラップ13,14は、図15に示すような実質的な矩形状ではなく、代わりにそれぞれ、それらの自由端の方向により狭くなり、前面2と裏面10の境をなす領域において、活字のひげ飾りのような拡張部22を含む。
【0052】
先に既にそれとなく言ったように、図21〜28は、図18と図20のカット部材と図19の内部フレームとを用いた、折り曲げステップ又は折り曲げ順序を描写又は記述している。
【0053】
先に既に示したように、2つの折り曲げ動作がある。すなわち、第1の折り曲げ動作は、保管と積み重ねに利用できる又は包装機にカット部材を運べるように、折り曲げ可能なカット部材を折り曲げる動作であり、第2の折り曲げ動作は、2つの連続する折り曲げステップの間の折り曲げ動作中に内容物が満たされた箱を完成させる動作である。
【0054】
図21〜28において、先の図と同じ参照符号は、同じ構成要素に用いられるが、図21〜28においては特に、明確にするために各事例において、少しの参照符号のみ、すなわち、具体的にはそれぞれの折り曲げステップを説明するのに絶対的に必要な参照符号のみが用いられる。
【0055】
図21〜22は、図20の折り曲げ可能なカット部材を示す。すなわち、図22のような折り曲げ可能なカット部材を保管し積み重ねるための折りたたまれた状態を作る2つの折り曲げステップにより、図20の折り曲げ可能なカット部材を内側の上方に折り曲げた状態を示す。
【0056】
図21に示すように、この目的のために、まず、一方で裏面10に隣接する追加側面領域4と接着フラップ19と共に裏面10が起こされ又は折り曲げられ、他方で、折り曲げ可能なカット部材の他方で側面3と側面3に隣接する追加側面領域4とが同様に起こされ又は折り曲げられる。前面2は追加側面領域4と追加側面領域4に隣接する1つの側面3と共に、基板上に平らに横たわったままである。
【0057】
それから、図21のように程度の差はあるが最初に起こされたカット部材の領域は、基板上の平らなままの領域の内側に折り曲げられ、カット部材の全体は、積み重ねが可能な、完全な平面の二重の層形状を得る。同様に、図19の内部フレーム20は、図23から明らかなように、平面で、二重の層で、且つ積み重ねられやすい形状に、まとめられる。
【0058】
図24は、上述した第2の折り曲げ動作、すなわち、完成した箱を作るときの描写を示している。図24に示されるように、最初に、カット部材の片側の接着フラップ19をカット部材の反対側の追加側面領域4に接着接合することにより、図20のカット部材から管形状が形成される。上面と底面は開放されたままである。図22に従って管形状を構成するときは、最初に、カット部材は一時的に図22の保管位置から図21の折り曲げ状態に戻される。
【0059】
図25において、底面12は閉じられる。側面3の底フラップ15はすでに内側に折り曲げられており、前面2と裏面10の底フラップ13、14がさらに閉じられる。その後、底12を永久閉鎖するために、底フラップは互いに接着接合される。底面のダストフラップ18は、図25の内側にすでに折り曲げられており、底フラップ15の下にあるためもはや見えない。
【0060】
図26において、底は閉じられており、図26の状態にまで組み立てられた箱は底面を下にして置かれているので、図26において、底の方はもはや見えない。上面1はまだ開放されているので、図26のように折り曲げられた状態において、開放されている上フラップ1を通って、内容物を箱に詰め込むことができる。上面は、その後に閉じられる。図26に示されるように、上フラップ5〜7がまだ開放されている状態で、すでにダストフラップ18は内側に折り曲げられている。
【0061】
図27においても、上フラップ7が内側に折り曲げられ、ダストフラップ18が見えないようにして、上面1は閉じられている。上フラップ5及び6は、まだ開放された状態である。図28において、内容物が詰め込まれた箱は完全に閉じられる。特に、上フラップ5と6が閉じられて、互いに接着接合される。
【0062】
箱を開放して内容物を取り出すとき、開封帯8のつまみ11を掴んで、開封帯8を全て引き剥がさなければならない。これにより、フィルムヒンジ21により回転が可能な前述のヒンジで連結された上面が形成される。これは、図29に示されている。内部フレーム20の上部は、上面が回転することにより現れる開口から突き出る。ヒンジで連結された上面の再閉鎖が可能である。ヒンジで連結された上面が閉鎖されるとき、内部フレーム20の突きだした部分はヒンジで連結された上面をその閉鎖した状態に維持するのに必要な摩擦接触を確実にする。しかしながら、フィルムヒンジの領域において用いられる材料の固有の弾力性により、ヒンジで連結された上面は、少し開口を開けるかもしれない。それ故、ヒンジで連結された上面の再閉鎖をより確実にするために、さらにスナップ/戻り止め連結部を、特に前面2及び/又は側面3の領域内に設けても良い。スナップ/戻り止め連結部は、さらに又はこれに代えて、内部フレーム20の対応する領域2’又は3’内に設けても良い。
【0063】
典型的な実施形態が図示されており、さらなる発明の特徴が典型的な実施形態から明らかであるが、本発明の保護の範囲は典型的な実施形態に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】本発明の箱の斜視図
【図2】図1の箱の正面図
【図3】図1の箱の背面図
【図4】図1の箱の側面図
【図5】図1の箱の第2の側面図
【図6】図1の箱の上面図
【図7】図1の箱の底面図
【図8】キャリングハンドルとして弓形の取っ手を備えた本発明の箱の斜視図
【図9】図8の箱の正面図
【図10】図8の箱の背面図
【図11】図8の箱の側面図
【図12】図8の箱の第2の側面図
【図13】図8の箱の上面図
【図14】図8の箱の底面図
【図15】図1に示す箱の折り曲げ可能なカット部材の第1の典型的な実施形態の上面図
【図16】図15の折り曲げ可能なカット部材に合致する、図1の箱の内部フレーム用の折り曲げ可能なカット部材の上面図
【図17】図15の折り曲げ可能なカット部材の内側の斜視図
【図18】図28の箱の折り曲げ可能なカット部材の第2の典型的な実施形態の上面図
【図19】図18の折り曲げ可能なカット部材に合致する内部フレームの上面図
【図20】図18の折り曲げ可能なカット部材の内側の斜視図
【図21】図20の折り曲げ可能なカット部材が折り曲げられた状態を示す図
【図22】図20及び図21の折り曲げ可能なカット部材が保管に適するように折り曲げられた状態を示す図
【図23】図19の内部フレームが保管に適するように折り曲げられた状態を示す図
【図24】図20のカット部材から形成され、接着接合され、図1の箱の本体を構成する管形状の斜視図
【図25】底面が部分的に閉じられた状態の図24の管形状を示す図
【図26】内容物を詰め込むために、底面(不可視)が閉じられ且つ上面が開放された状態の図25の管形状の直立した状態を示す斜視図
【図27】上面が部分的に閉じられた状態の図26の箱の管形状又は箱を示す図
【図28】上面が完全に閉じられた状態で、図1に対応する図27の箱を示す図
【図29】ヒンジで連結された上面が開放された状態の図28の箱を示す図
【技術分野】
【0001】
本発明は、材料、特に粉末状の材料、好ましくは洗濯用又は掃除用の粉末のための粉末密封箱に関する。粉末密封箱は、少なくとも1つの折り曲げ可能なカット部材により構成される。そのカット部材は、折り目によって境界が定められた連続した形状の、少なくとも1つの裏面、1つの前面、及び2つの側面を含み、箱を構成するために、閉じられて管形状になる。このカット部材は、上端と下端を閉じて箱の上面と底面とを構成するために、少なくとも1つの上フラップと少なくとも1つの底フラップとを含み、上フラップと底フラップはそれぞれ、前面、裏面、及び/又は側面の上端と下端の外周に、折り目を介して、隣接する。
【0002】
本発明は、さらに上述の粉末密封箱の折り曲げ可能なカット部材に関する。
【背景技術】
【0003】
このような箱は、数十年間、特に洗剤の粉末用として立方形状で売られていた。また、このような箱は、例えばパン粉やコーンフレークなどの流し込みやすい食料のために使用されている。
【0004】
この種の箱は、いわゆる「ラップアラウンド」カット部材により構成される箱と区別され、特に、例えば洗剤のタブレットのような造粒物のために用いられる。箱に入れられるタブレットは、例えば、折り曲げ可能なカット部材の底に積み重なるように置かれ、カット部材は、箱を閉じて造粒物を包むために、いわば造粒物を巻いて折り曲げられて、その箱は閉じられる。この種の箱は、特に粉末を密封しなくても良い。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一方、その種の箱の場合、まず、一面のみを開放したままで箱の空間が作られ、注ぎやすい材料で満たされ、その後、最後の一面(及びこれにより全体の箱)が閉じられる。そのために、カット部材からまず管形状が作られ、それから底面が閉じられる。それから、材料が入れられて、最後に上面が閉じられる。しかしながら、原理上は、材料が入れられた後に、例えば側面を最後に閉じることも可能である。
【0006】
本発明は、上述した種類の箱の取り扱いに関して、その箱を改善することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的は本発明により達成される。本発明において、箱の底面と上面はそれぞれ八角形に具体化され、折り曲げ可能なカット部材は、追加側面領域を囲む。追加側面領域は、閉じた管形状において、追加側面領域の一つが、裏面と各側面との間、及び前面と各側面との間にあり、追加側面領域の二つの下側の角は、それぞれ底面の角の二つを形成し、追加側面領域の二つの上側の角は、それぞれ上面の角の二つを形成するように、配置される。
【0008】
その結果、本発明の箱は上面と底面が八角形の形状を有利に得て、箱の本体は8つの面を相応じて示す。この結果、好ましくは、側面は立法形と比較して狭くなり得る。言い換えると、特に洗濯用の洗剤や掃除用の粉末を入れるための箱は、片手で箱の側面から、棚からおろすことができるサイズを有するため、本発明の箱を掴みやすくなる。また一方、本発明によれば、一つの側面とそこに隣接する二つの追加側面領域により構成される側面の領域は、(曲がった裏面であるため)握る手の円い形状により良く合致し、側面の領域においてより狭く、特にそれほど角張っていないため快適に持てるため、箱を掴みやすくする。女性は平均的に男性より幾分か小さい手を持つので、これは特に女性に有利である。
【0009】
例えば、商業施設から家庭まで箱を運ぶときに、通常、このような箱は、買い物袋や手提げ袋などに入れられる。このような袋は、たいてい、片手でぶら下げられて、運ばれる。このような状況において、箱を入れた袋が箱を運ぶ人の脚にあたることがしばしば起きることが知られている。本発明の箱は、この点においてもさらに快適であり、底面と上面の八角形の形状により縁が平たくされているため、縁はもはや鋭くなく、当たった瞬間に不快になることをより低減する。それにひきかえ、するどい直角の縁は確実に人を怒らせる。直角の四面体の角の形状は形成されず、その代わりに八角形の形状において、平らな角は、場合によっては鈍角を持つので、本発明の箱によれば、特にそれぞれの角は尖っていない。幾何学的に90℃より大きな角を示す「鈍角」という表現は、実際は現状の事柄において、傷害の危険に関して「鈍い」を意味する。
【0010】
しかしながら、本発明の箱は、他の状況においても掴みやすい。8個の垂直の縁と面があるので、本発明の箱は、特にパレットに、さらに安定した形状で、積み重ねることができる。積み重ねるのに必要な面積が大きくならず、実際には角の領域において実質的に小さくなる。長方形の形状と比較して角がより小さい八角形の形状が、長方形の形状と同じ容量を維持するには、それなりに高さをより高くしなければならない。しかしながら、実際には、このような箱は上面までいっぱいに詰め物が満たされることはなく、詰め物を満たす技術に関しては特に簡単であるので、箱自身の高さ、例えば外形寸法を変更することなく、箱の内側の目盛りを容易に変更することできる。この点については、本発明の箱は都合よく、収容量について変更することは何もない。ドイツでは、DIN55540に関連して、目盛りが設けられる。
【0011】
本発明の箱の好ましい実施形態において、追加側面領域は、側面の幅と比較して狭い幅を持ち、斜面を形成する。それ故に、これは、立方形の形状と比較して、実際は実質的に縁のみが平らになり、すなわち、各垂直の縁は、互いに遠く離れていない間隔の2つの縁によって置き換えられる、ということを意味する。これは、本発明の箱のつかみやすさと積み上げやすさをかなり改善する。閉じた管形状において、追加側面領域は、好ましくは、追加側面領域に隣接した側面、並びに裏面及び前面に対して約135度の角度を持つ。これにより、追加側面領域は、角と縁の領域において、隣接した面に対して比較的に大きな鈍角を形成する。従来の立法形の箱や従来の上面と底面が長方形の箱と比べると、追加側面領域の面は、約45度で斜めに垂直の縁に交差する。
【0012】
本発明の次の開発は、折り曲げ可能なカット部材において、2つの上フラップ及び/又は2つの底フラップの間にそれぞれあるダストフラップ(dust flaps)を、折り目を介して上面及び/又は底面の方向に、追加側面領域に取り付けたことである。本発明のこの特徴は、特に追加側面領域内で粉末密封が保証されることを確実にする。さらに又はこれに代えて、この粉末密封は、他の上フラップ及び/又は底フラップの適切に切断された輪郭により、任意に達成され又は援助される。
【0013】
この開発によれば、上記目的を達成するために、好ましくは、折り曲げ可能に切り取られた平らな部材において、ダストフラップと上フラップ及び/又は底フラップは、実質的に連続して互いに隣接するように作られる。
【0014】
特に、ダストフラップは、実質的に、直線状にまたは斜めに、追加側面領域を長くすることができる。
【0015】
また、既に述べたように、他の上フラップ及び底フラップは、上面と底面の八角形の形状を考慮に入れることができる。しかしながら、好ましくは、他の上フラップ及び底フラップは、上フラップ及び底フラップの間で連続する追加のダストフラップを受け入れ、一部分においてダストフラップのまわりに適合するという事実により、他の上フラップ及び底フラップは、追加側面領域のダストフラップに必要な間隔と切断の輪郭を考慮に入れることができる。本発明の好ましい実施形態は、この目的のために、ダストフラップに必要な領域に関して、実質的にT形状の側面の上フラップ及び/又は底フラップを提供する。本発明の別の好ましい追加の実施形態は、ダストフラップに必要な領域に関して、裏面及び/又は前面に関する境界領域において、すなわち、それらの折り目の隣接において、自由端の方向に舌状の形状のように、より狭く作られる領域よりも、活字のひげ飾り(serif)形状のように、より広く作られた裏面及び/前面の上フラップ及び/又は底フラップを提供する。
【0016】
折り曲げ可能なカット部材は、好ましくは、管形状を構成するために、継ぎ目を接着される。接着フラップは、好ましくはこの目的のために設けられる。接着フラップは、特に、折り目を介して、追加側面領域を備えない前面又は裏面の周囲に配置される。本発明の箱は、詰め物が満たされる前に、側面の継ぎ目を接着される。好ましくは、継ぎ目の太いほうの縁が箱の垂直の縁に位置するように、接着フラップと追加側面領域とが接着により互いにかぶさるように、側面の継ぎ目を接着される。もちろん、それにもかかわらず、他の接着、特に、裏面の領域内を含む接着が可能である。しかしながら、好ましくは、接着は、継ぎ目が箱の取り扱いをできるだけ妨げないようにして、成し遂げられるべきである。
【0017】
本発明の箱の他の開発は、実質的に上面に平行で、折り曲げ可能なカット部材に組み込まれる、開封帯を提供することにある。それ故、箱は、密封され且つ詰め物が満たされた形状で使用可能であり、開封帯を引き剥がし、箱を見るからに開封する消費者により、意図的に開封される。引き剥がされた開封帯において、上面は特に掴みやすく、例えば指先又は指の爪で、開封することができる。引き剥がしをより簡単にするために、開封帯は好ましくは、部材を弱める線により、境界を定められる。開封帯をつまむために、つまみが開封帯の一端に設けられる。このつまみは、好ましくは、確実に且つ簡単につかみやすくするために十分に大きく作られる。このつまみは、特におよそ親指サイズにできた。このつまみを掴むことは、ユーザ側の特別な微細運動能力を必要としない。これは、高齢者に特に有利である。その結果、開封帯は、視覚的に見つけやすい。打ち出され又は打ち抜かれた領域がつまみにさらに設けられ、触覚特性を良くする。
【0018】
本発明の次の開発は、フラップヒンジ領域を提供することにある。フラップヒンジ領域は、上面が裏面に接続されたままで、開封帯により占有されていない。これは、好ましくは(もちろん原則として可能である)完全に動かされることが必要な上面と比較して、フラップトップを再び開閉し易くする。
【0019】
本発明の他の開発は、実質的に管形状に適合する内部フレームを含む箱を提供する。この種の内部フレームは、安定性と粉末密性に関して、さらに本発明の箱を改善する。
【0020】
開発は、開封帯から上面の方にはみ出ており、且つ開封帯により損傷を受けないままである内部フレームを提供する。内部フレームは、2つの同時の利点を提供する。内部フレームは、上面からある一定の距離にある開封帯を超えて突出しているので、上面は、いわゆる、再度閉じるときの内部フレームの突き出た位置にすべることにより、再度しっかりと閉じることができる。これに関連して、ヒンジ動作の障害を防ぐために、ヒンジで連結された上面が回転する経路に従って、内部フレームに丸みを付けることができる。そのうえ、内部フレームは、開封帯により影響を受けないままであるので、内部フレームはこの領域で確実に封をしたままである。特に、再度閉じられる上面で、一種のラビリンスシールを形成する。
【0021】
内部フレームは、全体の箱の折り曲げ可能なカット部材の一部である。本発明の箱は、いわゆる実質的な領域に2つの層を持つ、一つの折り曲げ可能なカット部材により構成される。しかしながら、折り曲げ可能なカット部材は、外側ケース用と内部フレーム用の個々の折り曲げ可能なカット部材を備えた、2つの別個のパーツにより構成されることもできる。これらの2つの個々の事例において、内部フレームを接着して管形状にすることが好ましい。
【0022】
本発明のさらなる開発は、上面を再度閉じるためにスナップ/戻り止め連結部を設けることであり、スナップ/戻り止め連結部は、特に、フラップヒンジから離れて対向する上面の領域に設けられる。再閉鎖は結果的に前面の領域で成し遂げられるので、フラップヒンジは、好ましくは箱の裏面に配置されるべきである。しかしながら、さらに又はこれに代えて、このような閉鎖手段は、確実に側面の領域に設けることもできた。
【0023】
本発明の箱は、好ましくは箱を運ぶためになるべく上面の領域に、キャリングハンドルを有する。このキャリングハンドルは、折り曲げ可能なカット部材自身の付加領域により再度構成されることができた。しかしながら、好ましくは、側面の上側の領域の両端で、帯状のキャリングハンドル、すなわち、一種の弓形の取っ手が、ヒンジ式に回転するように取り付けられる。この種のキャリングハンドルは、材料を倹約し、経済的な、丈夫な造りに、例えばプラスチックの一片により、具体化され得る。このプラスチックの一片は、例えば、粉末密封形状の側面に、鋲締めされ得る。もちろん、この種のキャリングハンドルを構成する他の多くの可能性が考えられる。
【0024】
箱は、好ましくは実質的にボール紙及び/又は板紙により形成される。箱の少なくとも一部は、段ボールで作ることができる。特に、好ましくは、内部フレームは段ボールで作られ、箱が直立したときに、段ボールの波頂が好ましくは垂直方向に延びる。この構成により、箱の積み重ねの安定性がさらに高まる。この段ボールの一つの“波”は、例えば、およそ1mmの波高及び/又は1/2波長を持つことができる。これは、一方で非常に良い安定性と、他方で箱の内部容量に悪影響を与えるような、特に内部フレームのための材料の過度の適用を避けることをもたらす。もちろん、他の寸法を持つ多数の他のタイプも考えられる。
【0025】
本発明の箱を構成するための折り曲げ可能なカット部材の独立した保護が請求される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
図1は、粉末材料用の本発明の箱の典型的な実施形態の斜視図である。
【0027】
図1では、箱の上面1、前面2、及び側面3が見えている。上面1と、対応する底面(不可視)とは、八面又は八角形の二次元形状を有する。それゆえ、上面1と底面との間に延びる箱の本体又はカバーは、八面体として具体化されており、前面2、裏面(不可視)及び2つの側面3だけでなく、追加側面領域4を有する。図1においては、2つの追加側面領域4が見えている。これらの可視の追加側面領域4は、前面2とそれぞれの側面3との間に配置されている。
【0028】
立方形状と比較して、箱の本体又はカバーの垂直縁は、前面2と側面3と裏面(不可視)に対して135度の角度で囲む追加側面領域4により、いわば切断されている。言い換えれば、立方形状の想像上の縁は、これらの追加側面領域4により、45度の角度で、いわば切断又は対角線上に平たくされている。追加側面領域4は、前面2及び裏面と側面3と比較して相対的に狭いので、前述の立方形状の想像上の垂直の縁の面取りのように見える。
【0029】
箱の上面1は、上フラップにより形成され、閉じられている。図1では、前面2の1つの上フラップ5、裏面の1つの上フラップ6、及び側面3の2つの上フラップ7が見えている。
【0030】
図1から、2つの部材を弱める線9により境界を定められた開封帯8が上面1と平行に延びていることが、明らかである。
【0031】
図2は、図1の箱の正面図である。図2において、特に、前面2と前面2に隣接する追加側面領域4とが開封帯8と共に見えている。
【0032】
開封帯8が引き剥がされると、箱を開口するためにヒンジで連結された上面が形成されている。ヒンジで連結された上面は、実際の上面1と、その上面1に隣接し且つ開封帯8の上側の部材を弱める線9まで延びる前面2の上部2a、追加側面領域4の上部3a、及び側面3の上部4aと、により形成される。
【0033】
図3は、図1の箱の背面図である。図3においては、箱の裏面10及び裏面10に隣接する追加側面領域が特に見えている。また、開封帯8の両端が見えており、開封帯8の一端はおよそ親指サイズのつまみ11として具体化されている。開封帯8の両端は、裏面10に隣接する追加側面領域4の中に向かってのみ延び、裏面10から完全に遠ざけられる。箱に使用される材料の剛性に応じて、フィルムヒンジを構成するフラップヒンジは、箱のヒンジで連結された上面が上方向に回転されるときに、開封帯8の高さで、裏面10の領域内に構成される。好ましくは、箱を構成するのに、板紙が用いられる。フラップヒンジは、板紙が最初に上方向に回転されるときに、ねじれと折り目の形状で形成され、その後に続いて起こる上面の開放と再閉鎖を容易にする。きとんと範囲が決められた、ヒンジで連結されたフラップ領域のために、裏面の所望の領域とできれば追加側面領域の一部とにおいて、箱の材料に溝を掘るなどして、箱の材料を予め弱め又は変更することができる。
【0034】
図4及び図5は、箱の側面3及び箱の側面3に隣接する追加側面領域4を示す。
【0035】
図6及び図7は、図1の箱のカバー1と箱の底面12の上面図をそれぞれ示す。図7により、底面12が、上フラップ5〜7に対応する底フラップ13〜15により構成されることが明らかである。
【0036】
図8は、図1の箱の変形の実施形態の斜視図である。この典型的な実施形態において、箱はキャリングハンドルを構成する弓形の取っ手16をさらに有する。取っ手16の端は、例えばリベットを使って、側面3の領域内に取り付けられて、回転軸となる。
【0037】
他の点において、図8の箱は図1の箱と同じであり、図9〜14は図2〜7に対応する。同一の構成要素は、上述した図と同じ参照符号が付けられている。
【0038】
図15は、図1の箱を構成する折り曲げ可能なカット部材の上面図である。ここでも、同一の構成要素は図1と同じ参照符号が付けられている。
【0039】
さらに、図15から、箱の粉末密封を改善する又は確実にするために、中間の追加側面領域4は、上フラップ5〜7間にあり且つ隅で上面1の形成に貢献するダストフラップ18を有することが、明らかである。これらのダストフラップ18は、上フラップ5〜7の真下に配置されて、上フラップ5〜7により完全に覆われているので、完成した箱の状態の図1では見えない。ダストフラップ18は、上面1と対応するように、追加側面領域の底部の底フラップ13〜15間にも配置される。
【0040】
上フラップ5〜7と底フラップ13〜15が相対的に連続して互いに隣り合い、しかしそれでもなお、図15の典型的な実施形態において、ダストフラップ18が構成要素となり且つ適合し得ることを確実にするために、側面3の上フラップ7と底フラップ15は実質的にT形状に形成される。追加側面領域4を実質的に直線状に上面と底面の方向に長くするダストフラップ18を配慮して、上フラップ7と底フラップ15とを示す、このT形状は、結局切り抜きに起因する。
【0041】
図15に示されるように、カット部材から管形状を生成するために、右側周辺の追加の接着フラップ19が最も左の追加側面領域4に接着され得ることが、図15のカット部材から明らかである。この接着フラップ19は、両端にダストフラップ18を有する。さらに、接着フラップ19は実質的におよそ追加側面領域4と一致する。
【0042】
好ましくは、図1の箱の外側のケースのみ、図15のカット部材により形成される。一例として、図15のカット部材に合致する型で図16の上面図に図示されるような内部フレームが使用されて、特に外側のケース又は外側のカバーが補強される。この内部フレーム20は、それらの寸法に関して、図15のカット部材の対応する領域2、3、4及び10に合致する領域2’、3’、4’及び10’を含む。内部フレーム20のカット部材の側面3’の一つは、管形状を作るときに2つの側面3’が接着されることにより、形成される。
【0043】
内部フレーム20用のこの種のカット部材は、原則として、一体的に且つ補足的に図15のカット部材に付加でき、内部フレームと外側のカバーを有する管形状は、このカット部材の全体を二度折りたたむことにより、実質的に構成され得る。しかしながら、図15及び図16に示すように、2つの部分に分けられた態様が好ましい。
【0044】
図15及び図16に関して、さらに、図15のカット部材において、およそ開封帯8の高さに配置され且つヒンジで連結された上面用のフィルムヒンジの範囲をすでに規定する、ある種の弱化線や圧痕21が裏面10の領域内に示されることに注目しても良い。内部フレーム20は開封帯を持たず、図15のカット部材の開封帯8による影響を受けない。内部フレーム20の領域2’、3’、4’及び10’の垂直の大きさは、図15のカット部材の領域2,3,4及び10の垂直の大きさに実質的にほぼ一致するように、設計される。これは、内部フレーム20のこれらの領域2’、3’、4’及び10’が開封帯8の高さを超えて突き出すことを意味する。完成した箱の開封帯8が引き剥がされ、それにより、ヒンジで連結された上面が、ヒンジで連結された上面領域2a、3a及び4aと共に揺れるとき、内部フレーム20の上部はヒンジで連結された上面が揺れるときに現れて、特に箱の側面3と前面2を超えて突き出る。箱が内容物で最大に満たされた場合、内部フレームは、ヒンジで連結された上面が開放されているときに、内容物を囲み、保持する。内部フレームは、ヒンジで連結された上面用のラビリンスシールの線に沿って、ガイド及びシーリング材として同時に役立つことができる。
【0045】
図17は、図15のカット部材の内側の面の斜め投影図である。同一の構成要素は、図15と同じ参照符号が付けられている。しかしながら、明瞭にするために、この図17は、全ての領域に符号が付けられているわけではない。
【0046】
図17に図示されているような位置から、すなわち内側を上向きに、外側を下向きに、及びある種の基板に載せて、折り曲げ可能なカット部材は折り曲げられる。カット部材は、一方では保管と積み重ねて置くために及びできる限り包装機に運ぶために折り曲げられ、他方では図1の箱を構成するために、折り曲げられる。この箱を組み立てるとき、特定の折り曲げステップの後、最後に閉じられる前に、内容物で直ちに満たされる。前述の折り曲げ動作について、図21〜図28と共に、さらに詳しく説明する。しかしながら、図21〜28の折り曲げ動作においては、図18〜図20と共に詳細が説明される折り曲げ可能なカット部材の異なる典型的な実施形態が用いられる。しかしながら、これらの折り曲げ動作は、他の点では図15〜図17の折り曲げ可能なカット部材と全く同じように実行される。図15〜図17の折り曲げ可能なカット部材により、図1の外観と一致する完成した箱ができる。
【0047】
図18〜図20の折り曲げ可能なカット部材は、原則として、図1と全く同じ外観を持つ箱を形成するが、詳細は図28の箱に対応する。図1と図28の比較から明らかなように、上面(及び対応する底面)のそれぞれの実施形態は、いくらか変形されている。この変形は、追加側面領域4のダストフラップ18のわずかに変形された実施形態と、その結果の上フラップ5〜7のわずかに異なる構成と、これから詳細に説明する図18〜図20のカット部材による底フラップ13〜15と、による。
【0048】
図18と図20は、図28の箱の外側のケースのカット部材の第2の典型的な実施形態を示す。このカット部材は、原則として、図15と図17のカット部材に対応する。それ故、同じ構成要素には再度同じ参照符号が付けられる。
【0049】
図19は、図16のカット部材に、実際上、正確に一致する内部フレーム20用のカット部材を示す。一方の図18と図20のカット部材と、他方の図15と図17のカット部材は、上面と底面の形態のみがわずかに異なるだけであるので、それぞれの内部フレーム20は、その違いにより、全く影響を受けていない。図16の参照符号は、図19にも用いられる。
【0050】
図15と図17のカット部材と比較して、図18と図20のカット部材は、単に、追加側面領域4のダストフラップ18が変形されているだけである。具体的には、ダストフラップ18は、実質的に直線状ではなく、その代わりに斜めに、上面と底面の方向に追加側面領域4を延長する。
【0051】
その結果として、これらのダストフラップ18を適合させるために、上フラップ7と底フラップ15はなお実質的にT形状ではあるが、対応する側面3の方向に斜めに延び、(図15のように)より曲線の凹部のためではない実質的に台形のくびれを備える。上フラップ5,6と底フラップ13,14は、図15に示すような実質的な矩形状ではなく、代わりにそれぞれ、それらの自由端の方向により狭くなり、前面2と裏面10の境をなす領域において、活字のひげ飾りのような拡張部22を含む。
【0052】
先に既にそれとなく言ったように、図21〜28は、図18と図20のカット部材と図19の内部フレームとを用いた、折り曲げステップ又は折り曲げ順序を描写又は記述している。
【0053】
先に既に示したように、2つの折り曲げ動作がある。すなわち、第1の折り曲げ動作は、保管と積み重ねに利用できる又は包装機にカット部材を運べるように、折り曲げ可能なカット部材を折り曲げる動作であり、第2の折り曲げ動作は、2つの連続する折り曲げステップの間の折り曲げ動作中に内容物が満たされた箱を完成させる動作である。
【0054】
図21〜28において、先の図と同じ参照符号は、同じ構成要素に用いられるが、図21〜28においては特に、明確にするために各事例において、少しの参照符号のみ、すなわち、具体的にはそれぞれの折り曲げステップを説明するのに絶対的に必要な参照符号のみが用いられる。
【0055】
図21〜22は、図20の折り曲げ可能なカット部材を示す。すなわち、図22のような折り曲げ可能なカット部材を保管し積み重ねるための折りたたまれた状態を作る2つの折り曲げステップにより、図20の折り曲げ可能なカット部材を内側の上方に折り曲げた状態を示す。
【0056】
図21に示すように、この目的のために、まず、一方で裏面10に隣接する追加側面領域4と接着フラップ19と共に裏面10が起こされ又は折り曲げられ、他方で、折り曲げ可能なカット部材の他方で側面3と側面3に隣接する追加側面領域4とが同様に起こされ又は折り曲げられる。前面2は追加側面領域4と追加側面領域4に隣接する1つの側面3と共に、基板上に平らに横たわったままである。
【0057】
それから、図21のように程度の差はあるが最初に起こされたカット部材の領域は、基板上の平らなままの領域の内側に折り曲げられ、カット部材の全体は、積み重ねが可能な、完全な平面の二重の層形状を得る。同様に、図19の内部フレーム20は、図23から明らかなように、平面で、二重の層で、且つ積み重ねられやすい形状に、まとめられる。
【0058】
図24は、上述した第2の折り曲げ動作、すなわち、完成した箱を作るときの描写を示している。図24に示されるように、最初に、カット部材の片側の接着フラップ19をカット部材の反対側の追加側面領域4に接着接合することにより、図20のカット部材から管形状が形成される。上面と底面は開放されたままである。図22に従って管形状を構成するときは、最初に、カット部材は一時的に図22の保管位置から図21の折り曲げ状態に戻される。
【0059】
図25において、底面12は閉じられる。側面3の底フラップ15はすでに内側に折り曲げられており、前面2と裏面10の底フラップ13、14がさらに閉じられる。その後、底12を永久閉鎖するために、底フラップは互いに接着接合される。底面のダストフラップ18は、図25の内側にすでに折り曲げられており、底フラップ15の下にあるためもはや見えない。
【0060】
図26において、底は閉じられており、図26の状態にまで組み立てられた箱は底面を下にして置かれているので、図26において、底の方はもはや見えない。上面1はまだ開放されているので、図26のように折り曲げられた状態において、開放されている上フラップ1を通って、内容物を箱に詰め込むことができる。上面は、その後に閉じられる。図26に示されるように、上フラップ5〜7がまだ開放されている状態で、すでにダストフラップ18は内側に折り曲げられている。
【0061】
図27においても、上フラップ7が内側に折り曲げられ、ダストフラップ18が見えないようにして、上面1は閉じられている。上フラップ5及び6は、まだ開放された状態である。図28において、内容物が詰め込まれた箱は完全に閉じられる。特に、上フラップ5と6が閉じられて、互いに接着接合される。
【0062】
箱を開放して内容物を取り出すとき、開封帯8のつまみ11を掴んで、開封帯8を全て引き剥がさなければならない。これにより、フィルムヒンジ21により回転が可能な前述のヒンジで連結された上面が形成される。これは、図29に示されている。内部フレーム20の上部は、上面が回転することにより現れる開口から突き出る。ヒンジで連結された上面の再閉鎖が可能である。ヒンジで連結された上面が閉鎖されるとき、内部フレーム20の突きだした部分はヒンジで連結された上面をその閉鎖した状態に維持するのに必要な摩擦接触を確実にする。しかしながら、フィルムヒンジの領域において用いられる材料の固有の弾力性により、ヒンジで連結された上面は、少し開口を開けるかもしれない。それ故、ヒンジで連結された上面の再閉鎖をより確実にするために、さらにスナップ/戻り止め連結部を、特に前面2及び/又は側面3の領域内に設けても良い。スナップ/戻り止め連結部は、さらに又はこれに代えて、内部フレーム20の対応する領域2’又は3’内に設けても良い。
【0063】
典型的な実施形態が図示されており、さらなる発明の特徴が典型的な実施形態から明らかであるが、本発明の保護の範囲は典型的な実施形態に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】本発明の箱の斜視図
【図2】図1の箱の正面図
【図3】図1の箱の背面図
【図4】図1の箱の側面図
【図5】図1の箱の第2の側面図
【図6】図1の箱の上面図
【図7】図1の箱の底面図
【図8】キャリングハンドルとして弓形の取っ手を備えた本発明の箱の斜視図
【図9】図8の箱の正面図
【図10】図8の箱の背面図
【図11】図8の箱の側面図
【図12】図8の箱の第2の側面図
【図13】図8の箱の上面図
【図14】図8の箱の底面図
【図15】図1に示す箱の折り曲げ可能なカット部材の第1の典型的な実施形態の上面図
【図16】図15の折り曲げ可能なカット部材に合致する、図1の箱の内部フレーム用の折り曲げ可能なカット部材の上面図
【図17】図15の折り曲げ可能なカット部材の内側の斜視図
【図18】図28の箱の折り曲げ可能なカット部材の第2の典型的な実施形態の上面図
【図19】図18の折り曲げ可能なカット部材に合致する内部フレームの上面図
【図20】図18の折り曲げ可能なカット部材の内側の斜視図
【図21】図20の折り曲げ可能なカット部材が折り曲げられた状態を示す図
【図22】図20及び図21の折り曲げ可能なカット部材が保管に適するように折り曲げられた状態を示す図
【図23】図19の内部フレームが保管に適するように折り曲げられた状態を示す図
【図24】図20のカット部材から形成され、接着接合され、図1の箱の本体を構成する管形状の斜視図
【図25】底面が部分的に閉じられた状態の図24の管形状を示す図
【図26】内容物を詰め込むために、底面(不可視)が閉じられ且つ上面が開放された状態の図25の管形状の直立した状態を示す斜視図
【図27】上面が部分的に閉じられた状態の図26の箱の管形状又は箱を示す図
【図28】上面が完全に閉じられた状態で、図1に対応する図27の箱を示す図
【図29】ヒンジで連結された上面が開放された状態の図28の箱を示す図
【特許請求の範囲】
【請求項1】
材料、特に粉末状の材料、好ましくは洗濯用又は掃除用の粉末のための粉末密封箱であって、
箱は、折り目によって区切られた連続した造りの少なくとも1つの裏面(10)、1つの前面(2)、及び二つの側面(3)を含む、少なくとも一つの折り曲げ可能なカット部材により構成され、
そのカット部材は、箱を構成するために、閉じて管形状になり、上端(1)と下端(12)とを閉じて箱の上面と底面とを構成する少なくとも一つの上フラップ(5,6,7)と少なくとも一つの底フラップ(13,14,15)とを含み、
前記上フラップと前記底フラップは、前面、裏面及び/又は側面の上端と下端の外周に、折り目を介して、それぞれ隣接し、
箱の底面(12)と上面(1)はそれぞれ八角形に形成され、折り曲げ可能なカット部材は、追加側面領域(4)を含み、
前記追加側面領域は、閉じた管形状において、追加側面領域の一つが裏面(10)と各側面(3)の間と前面(2)と各側面(3)の間にあり、前記追加側面領域の2つの下側の角がそれぞれ底面(12)の角の2つを形成し、前記追加側面領域の2つの上側の角がそれぞれ上面(1)の角の2つを形成するように、配置される、粉末密封箱。
【請求項2】
前記追加側面領域(4)は、側面(3)の幅と比較して狭く、斜めの面である、請求項1に記載の粉末密封箱。
【請求項3】
前記追加側面領域(4)は、閉じた管形状において、隣接した側面(3)と裏面(10)又は前面(2)とに対して約135度の角度を持つ、請求項1又は請求項2に記載の粉末密封箱。
【請求項4】
折り曲げ可能なカット部材において、2つの上フラップ(5,6,7)の間及び/又は2つの底フラップ(13,14,15)の間にあるダストフラップ(18)が、上面(1)及び/又は底面(12)の方に、折り目を介して、前記追加側面領域(4)に取り付けられる、請求項1から請求項3のいずれかの請求項に記載の粉末密封箱。
【請求項5】
平らな折り曲げ可能なカット部材において、前記ダストフラップ(18)は、前記上フラップ(5,6,7)及び/又は前記底フラップ(13,14,15)と、実質的に連続して互いに隣り合う、請求項4に記載の粉末密封箱。
【請求項6】
前記ダストフラップ(18)は、前記追加側面領域(4)を実質的に直線状に長くする、請求項5に記載の粉末密封箱。
【請求項7】
前記ダストフラップ(18)は、斜めに延びる方向に前記追加側面領域(4)を長くする、請求項6に記載の粉末密封箱。
【請求項8】
前記側面(3)の上フラップ(7)及び/又は底フラップ(15)は、前記ダストフラップ(18)に必要な領域のために、実質的にほぼT形状である、請求項6又は請求項7に記載の粉末密封箱。
【請求項9】
裏面(10)及び/又は前面(2)の上フラップ(5,6)及び/又は底フラップ(13,14)は、それらの自由端の方向に舌状のようにより狭くなるように作られた領域よりも、裏面及び/又は前面に関する境界領域においてダストフラップ(18)に必要な領域のために活字のひげ飾り(serif)の様な形状のようにより広く作られる、請求項6から請求項8のいずれかの請求項に記載の粉末密封箱。
【請求項10】
折り曲げ可能なカット部材は、管形状を形成するために継ぎ目領域において接着される、請求項1から請求項9のいずれかの請求項に記載の粉末密封箱。
【請求項11】
接着結合と継ぎ目領域の形成のために接着フラップ(19)が設けられる、請求項10に記載の粉末密封箱。
【請求項12】
前記接着フラップ(19)は、追加側面領域を持たない前面(2)又は裏面(10)の周辺に折り目を介して設けられる、請求項11に記載の粉末密封箱。
【請求項13】
開封帯(8)が折り曲げ可能なカット部材に組み込まれ、且つ前記開封帯(8)は実質的に上面(1)と平行になるように延びる、請求項1から請求項12のいずれかの請求項に記載の粉末密封箱。
【請求項14】
前記開封帯(8)は、部材を弱める線(material weakening lines)により、境界が定められる、請求項13に記載の粉末密封箱。
【請求項15】
前記開封帯(8)の一端につまみ(11)を設ける、請求項13又は請求項14に記載の粉末密封箱。
【請求項16】
前記つまみ(11)は、ほぼ親指の爪の大きさである、請求項15に記載の粉末密封箱。
【請求項17】
フラップヒンジ領域(21)は開封帯(8)に占有されず、上端(1)が裏面(10)に接続されたままである、請求項13から請求項16のいずれかの請求項に記載の粉末密封箱。
【請求項18】
実質的に管形状に合致する内部フレーム(20)を有する、請求項1から請求項17のいずれかの請求項に記載の粉末密封箱。
【請求項19】
前記内部フレーム(20)は、上面の方向に開封帯(8)からはみ出ており、且つ前記開封帯により損傷を受けないままである、請求項13又は請求項18に記載の粉末密封箱。
【請求項20】
前記内部フレーム(20)は、前記折り曲げ可能なカット部材に含まれる、請求項18又は請求項19に記載の粉末密封箱。
【請求項21】
前記内部フレーム(20)は、別の折り曲げ可能なカット部材により形成される、請求項18又は請求項19に記載の粉末密封箱。
【請求項22】
前記内部フレーム(20)は、前記管形状に接着接合される、請求項20又は請求項21に記載の粉末密封箱。
【請求項23】
前記上面(1)を再度閉じるためにスナップ/戻り止め連結部を設ける、請求項17に記載の粉末密封箱。
【請求項24】
前記スナップ/戻り止め連結部は、前記フラップヒンジ(21)から離れて対向する上面(1)の側面に設けられる、請求項23に記載の粉末密封箱。
【請求項25】
キャリングハンドル(16)を(上面に)有する、請求項1から請求項24のいずれかの請求項に記載の粉末密封箱。
【請求項26】
実質的に、ボール紙及び/又は板紙で形成される、請求項1から請求項25のいずれかの請求項に記載の粉末密封箱。
【請求項27】
粉末密封箱の少なくとも一部は、段ボールで形成される、請求項26に記載の粉末密封箱。
【請求項28】
前記内部フレーム(20)は、段ボールで形成される、請求項27に記載の粉末密封箱。
【請求項29】
前記粉末密封箱が直立したときに、前記段ボールの波頂が垂直方向に延びる、請求項27又は請求項28に記載の粉末密封箱。
【請求項30】
請求項1から請求項29の記載の1以上の特徴を含む、請求項1に記載の粉末密封箱用の折り曲げ可能なカット部材。
【請求項1】
材料、特に粉末状の材料、好ましくは洗濯用又は掃除用の粉末のための粉末密封箱であって、
箱は、折り目によって区切られた連続した造りの少なくとも1つの裏面(10)、1つの前面(2)、及び二つの側面(3)を含む、少なくとも一つの折り曲げ可能なカット部材により構成され、
そのカット部材は、箱を構成するために、閉じて管形状になり、上端(1)と下端(12)とを閉じて箱の上面と底面とを構成する少なくとも一つの上フラップ(5,6,7)と少なくとも一つの底フラップ(13,14,15)とを含み、
前記上フラップと前記底フラップは、前面、裏面及び/又は側面の上端と下端の外周に、折り目を介して、それぞれ隣接し、
箱の底面(12)と上面(1)はそれぞれ八角形に形成され、折り曲げ可能なカット部材は、追加側面領域(4)を含み、
前記追加側面領域は、閉じた管形状において、追加側面領域の一つが裏面(10)と各側面(3)の間と前面(2)と各側面(3)の間にあり、前記追加側面領域の2つの下側の角がそれぞれ底面(12)の角の2つを形成し、前記追加側面領域の2つの上側の角がそれぞれ上面(1)の角の2つを形成するように、配置される、粉末密封箱。
【請求項2】
前記追加側面領域(4)は、側面(3)の幅と比較して狭く、斜めの面である、請求項1に記載の粉末密封箱。
【請求項3】
前記追加側面領域(4)は、閉じた管形状において、隣接した側面(3)と裏面(10)又は前面(2)とに対して約135度の角度を持つ、請求項1又は請求項2に記載の粉末密封箱。
【請求項4】
折り曲げ可能なカット部材において、2つの上フラップ(5,6,7)の間及び/又は2つの底フラップ(13,14,15)の間にあるダストフラップ(18)が、上面(1)及び/又は底面(12)の方に、折り目を介して、前記追加側面領域(4)に取り付けられる、請求項1から請求項3のいずれかの請求項に記載の粉末密封箱。
【請求項5】
平らな折り曲げ可能なカット部材において、前記ダストフラップ(18)は、前記上フラップ(5,6,7)及び/又は前記底フラップ(13,14,15)と、実質的に連続して互いに隣り合う、請求項4に記載の粉末密封箱。
【請求項6】
前記ダストフラップ(18)は、前記追加側面領域(4)を実質的に直線状に長くする、請求項5に記載の粉末密封箱。
【請求項7】
前記ダストフラップ(18)は、斜めに延びる方向に前記追加側面領域(4)を長くする、請求項6に記載の粉末密封箱。
【請求項8】
前記側面(3)の上フラップ(7)及び/又は底フラップ(15)は、前記ダストフラップ(18)に必要な領域のために、実質的にほぼT形状である、請求項6又は請求項7に記載の粉末密封箱。
【請求項9】
裏面(10)及び/又は前面(2)の上フラップ(5,6)及び/又は底フラップ(13,14)は、それらの自由端の方向に舌状のようにより狭くなるように作られた領域よりも、裏面及び/又は前面に関する境界領域においてダストフラップ(18)に必要な領域のために活字のひげ飾り(serif)の様な形状のようにより広く作られる、請求項6から請求項8のいずれかの請求項に記載の粉末密封箱。
【請求項10】
折り曲げ可能なカット部材は、管形状を形成するために継ぎ目領域において接着される、請求項1から請求項9のいずれかの請求項に記載の粉末密封箱。
【請求項11】
接着結合と継ぎ目領域の形成のために接着フラップ(19)が設けられる、請求項10に記載の粉末密封箱。
【請求項12】
前記接着フラップ(19)は、追加側面領域を持たない前面(2)又は裏面(10)の周辺に折り目を介して設けられる、請求項11に記載の粉末密封箱。
【請求項13】
開封帯(8)が折り曲げ可能なカット部材に組み込まれ、且つ前記開封帯(8)は実質的に上面(1)と平行になるように延びる、請求項1から請求項12のいずれかの請求項に記載の粉末密封箱。
【請求項14】
前記開封帯(8)は、部材を弱める線(material weakening lines)により、境界が定められる、請求項13に記載の粉末密封箱。
【請求項15】
前記開封帯(8)の一端につまみ(11)を設ける、請求項13又は請求項14に記載の粉末密封箱。
【請求項16】
前記つまみ(11)は、ほぼ親指の爪の大きさである、請求項15に記載の粉末密封箱。
【請求項17】
フラップヒンジ領域(21)は開封帯(8)に占有されず、上端(1)が裏面(10)に接続されたままである、請求項13から請求項16のいずれかの請求項に記載の粉末密封箱。
【請求項18】
実質的に管形状に合致する内部フレーム(20)を有する、請求項1から請求項17のいずれかの請求項に記載の粉末密封箱。
【請求項19】
前記内部フレーム(20)は、上面の方向に開封帯(8)からはみ出ており、且つ前記開封帯により損傷を受けないままである、請求項13又は請求項18に記載の粉末密封箱。
【請求項20】
前記内部フレーム(20)は、前記折り曲げ可能なカット部材に含まれる、請求項18又は請求項19に記載の粉末密封箱。
【請求項21】
前記内部フレーム(20)は、別の折り曲げ可能なカット部材により形成される、請求項18又は請求項19に記載の粉末密封箱。
【請求項22】
前記内部フレーム(20)は、前記管形状に接着接合される、請求項20又は請求項21に記載の粉末密封箱。
【請求項23】
前記上面(1)を再度閉じるためにスナップ/戻り止め連結部を設ける、請求項17に記載の粉末密封箱。
【請求項24】
前記スナップ/戻り止め連結部は、前記フラップヒンジ(21)から離れて対向する上面(1)の側面に設けられる、請求項23に記載の粉末密封箱。
【請求項25】
キャリングハンドル(16)を(上面に)有する、請求項1から請求項24のいずれかの請求項に記載の粉末密封箱。
【請求項26】
実質的に、ボール紙及び/又は板紙で形成される、請求項1から請求項25のいずれかの請求項に記載の粉末密封箱。
【請求項27】
粉末密封箱の少なくとも一部は、段ボールで形成される、請求項26に記載の粉末密封箱。
【請求項28】
前記内部フレーム(20)は、段ボールで形成される、請求項27に記載の粉末密封箱。
【請求項29】
前記粉末密封箱が直立したときに、前記段ボールの波頂が垂直方向に延びる、請求項27又は請求項28に記載の粉末密封箱。
【請求項30】
請求項1から請求項29の記載の1以上の特徴を含む、請求項1に記載の粉末密封箱用の折り曲げ可能なカット部材。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図2】
【図3】
【図4】
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【図18】
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【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【公表番号】特表2008−505817(P2008−505817A)
【公表日】平成20年2月28日(2008.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−520679(P2007−520679)
【出願日】平成17年5月12日(2005.5.12)
【国際出願番号】PCT/EP2005/005141
【国際公開番号】WO2006/007893
【国際公開日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【出願人】(391008825)ヘンケル コマンディットゲゼルシャフト アウフ アクチエン (309)
【氏名又は名称原語表記】Henkel KGaA
【住所又は居所原語表記】Henkelstrasse 67,D−40589 Duesseldorf,Germany
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年2月28日(2008.2.28)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年5月12日(2005.5.12)
【国際出願番号】PCT/EP2005/005141
【国際公開番号】WO2006/007893
【国際公開日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【出願人】(391008825)ヘンケル コマンディットゲゼルシャフト アウフ アクチエン (309)
【氏名又は名称原語表記】Henkel KGaA
【住所又は居所原語表記】Henkelstrasse 67,D−40589 Duesseldorf,Germany
【Fターム(参考)】
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