説明

経口投与された小ペプチドはスタチン活性を助ける

本発明は、アテローム性硬化症の1つまたは2つ以上の症状を緩和する新規なペプチドを提供する。本ペプチドは極めて安定で、経口的に容易に投与することができる。本ペプチドはプレ−ベータ高密度リポタンパク質様粒子の形成およびサイクル進行を刺激し、及び/又は脂質の輸送および解毒を促進するために有効である。本発明はまた哺乳動物でペプチドを追跡する方法を提供する。さらにまた、本ペプチドは骨粗しょう症を抑制する。スタチンとともに投与されるとき、本ペプチドはスタチンの活性を強化してスタチンを極めて低用量で使用することを可能にし、及び/又は任意の与えられた用量でスタチンを一層抗炎症性にさせる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
炎症性症状の1つまたは2つ以上の症状を緩和するペプチドであって、前記ペプチドが、
長さが3から約5アミノ酸の範囲であり;
約4mg/mLより高い濃度で酢酸エチルに溶解することができ;
pH7.0の水性緩衝液に溶解することができ;
水性環境でリン脂質と接触させたとき直径約7.5nmの粒子を形成し、さらに積層二重層であって二重層の寸法が3.4から4.1nmであり前記積層二重層の間には約2nmの間隙を有する積層二重層を形成し、;
約900ダルトン未満の分子量を有し;
前炎症性HDLを抗炎症性HDLに変換するか、または抗炎症性HDLをより一層抗炎症性にし;さらに
Lys−Arg−AspおよびSerが全てLアミノ酸であるアミノ酸配列Lys−Arg−Asp−Ser(配列番号:238)を有することがない、前記炎症性症状を緩和するペプチド。
【請求項2】
前記ペプチドが酸化剤による酸化からリン脂質を保護する、請求項1のペプチド。
【請求項3】
前記酸化剤が、13(S)−HPODE、15(S)−HPETE、HPODE、HPETE、HODE、およびHETEから成る群から選択される、請求項2のペプチド。
【請求項4】
前記リン脂質が、1−パルミトイル−2−アラキドノイル−sn−グリセロ−3−ホスホリルコリン(PAPC)、1−ステアロイル−2−アラキドノイル−sn−グリセロ−3−ホスホリルコリン(SAPC)および1−ステアロイル−2−アラキドニル−sn−グリセ−3−ホスホリルエタノールアミン(SAPE)から成る群から選択される、請求項2のペプチド。
【請求項5】
式、X1−X2−X3n−X4を有する、炎症性症状の1つまたは2つ以上の症状を緩和するペプチドであって、前記式中、
nは0または1であり;
1は疎水性アミノ酸であるか、及び/又は疎水性保護基をもち;
4は疎水性アミノ酸であるか、及び/又は疎水性保護基をもち;さらに
nが0のときは:
2は、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸およびヒスチジンから成る群から選択されるアミノ酸であり;
nが1のときは:
2およびX3はそれぞれ独立に酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸、脂肪族アミノ酸または芳香族アミノ酸であり;X2が酸性アミノ酸であるときは、X3は塩基性アミノ酸、脂肪族アミノ酸、または芳香族アミノ酸であり;さらにX2が塩基アミノ酸であるときは、X3は酸性アミノ酸、脂肪族アミノ酸、または芳香族アミノ酸であり;さらにX2が脂肪族または芳香族アミノ酸であるときは、X3は酸性アミノ酸または塩基性アミノ酸であり;
前記ペプチドは、前炎症性HDLを抗炎症性HDLに変換するか、または抗炎症性HDLをより一層抗炎症性にし;さらに
前記ペプチドは、Lys−Arg−AspおよびSerが全てLアミノ酸であるアミノ酸配列Lys−Arg−Asp−Ser(配列番号:238)を有することがない、ペプチド。
【請求項6】
nが0である、請求項5のペプチド。
【請求項7】
前記式中、X1およびX4がそれぞれ独立に、アラニン(Ala)、バリン(Val)、ロイシン(Leu)、イソロイシン(Ile)、プロリン(Pro)、フェニルアラニン(Phe)、トリプトファン(Trp)、メチオニン(Met)、疎水性保護基をもつセリン(Ser)、ベータ−ナフチルアラニン、アルファ−ナフチルアラニン、ノルロイシン、シクロヘキシルアラニン、疎水性保護基を持つスレオニン(Thr)、疎水性保護基を持つチロシン(Tyr)、疎水性保護基を持つリジン(Lys)、疎水性保護基を持つアルギニン(Arg)、疎水性保護基を持つオルニチン(Orn)、疎水性保護基を持つアスパラギン酸(Asp)、疎水性保護基を持つシステイン(Cys)および疎水性保護基を持つグルタミン酸(Glu)から成る群から選択される、請求項6のペプチド。
【請求項8】
1が、Glu、Leu、Lys、Orn、Phe、TrpおよびnorLeuから成る群から選択され;
2が、Asp、ArgおよびGluから成る群から選択され;さらに
4が、Ser、Thr、Ile、Leu、Trp、Tyr、Phe、およびnorLeuから成る群から選択される、請求項7のペプチド。
【請求項9】
1が、Glu、Leu、Lys、Orn、Phe、TrpおよびnorLeuから成る群から選択され;
2がLys、ArgおよびHisから成る群から選択され;さらに
4が、Asp、ArgおよびGluから成る群から選択される、請求項7のペプチド。
【請求項10】
1が疎水性保護基をもつ、請求項6のペプチド。
【請求項11】
前記疎水性保護基が、ポリエチレングリコール(PEG)、t−ブトキシカルボニル(Boc)、Fmoc、ニコチニル、OtBu、ベンゾイル基、アセチル(Ac)、カルボベンゾキシ、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシルエステル、N−メチルアントラニリル、および3から20の炭素のアルキル、アミド、3から20の炭素のアルキル基、9−フルオレンアセチル基、1−フルオレンカルボン酸基、9−フルオレンカルボン酸基、9−フルオレン−1−カルボン酸基、ベンジルオキシカルボニル(上述のカルボベンゾキシとも称される)、キサンチル(Xan)、トリチル(Trt)、4−メチルトリチル(Mtt)、4−メトキシトリチル(Mmt)、4−メトキシ−2,3,6−トリメチル−ベンゼンスルフォニル(Mtr)、メシチレン−2−スルフォニル(Mts)、4,4−ジメトキシベンズヒドリル(Mbh)、トシル(Tos)、2,2,5,7,8−ペンタメチルクロマン−6−スルフォニル(Pmc)、4−メチルベンジル(MeBzl)、4−メトキシベンジル(MeOBzl)、ベンジルオキシ(BzlO)、ベンジル(Bzl)、ベンゾイル(Bz)、3−ニトロ−2−ピリジンスルフェニル(Npys)、1−(4,4−ジメチル−2,6−ジオキソシクロヘキシリデン)エチル(Dde)、2,6−ジクロロベンジル(2,6−DiCl−Bzl)、2−クロロベンジルオキシカルボニル(2−Cl−Z)、2−ブロモベンジルオキシカルボニル(2−Br−Z)、ベンジルオキシメチル(Bom)、シクロヘキシルオキシ(cHxO)、t−ブトキシメチル(Bum)、t−ブトキシ(tBuO)、t−ブチル(tBu)、トリフルオロアセチル(TFA)、4[N−{1−(4,4−ジメチル−2,6−ジオキソシクロヘキシリデン)−3−メチルジブチル}−アミノ]ベンジルエステル(ODmab)、α−アリルエステル(OAll)、2−フェニルイソプロピルエステル(2−PhiPr)、1−(4,4−ジメチル−2,6−ジオキシシクロヘキサ−1−イル−イデン)エチル(Dde)から成る群から選択される、請求項10のペプチド。
【請求項12】
前記疎水性保護基がBoc、Fmoc、ニコチニルおよびOtBuから成る群から選択される、請求項11のペプチド。
【請求項13】
4が疎水性保護基をもつ、請求項10のペプチド。
【請求項14】
前記疎水性保護基が、ポリエチレングリコール(PEG)、t−ブトキシカルボニル(Boc)、Fmoc、ニコチニル、OtBu、ベンゾイル基、アセチル(Ac)、カルボベンゾキシ、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシルエステル、N−メチルアントラニリル、および3から20の炭素のアルキル、アミド、3から20の炭素のアルキル基、9−フルオレンアセチル基、1−フルオレンカルボン酸基、9−フルオレンカルボン酸基、9−フルオレン−1−カルボン酸基、ベンジルオキシカルボニル(上述のカルボベンゾキシとも称される)、キサンチル(Xan)、トリチル(Trt)、4−メチルトリチル(Mtt)、4−メトキシトリチル(Mmt)、4−メトキシ−2,3,6−トリメチル−ベンゼンスルフォニル(Mtr)、メシチレン−2−スルフォニル(Mts)、4,4−ジメトキシベンズヒドリル(Mbh)、トシル(Tos)、2,2,5,7,8−ペンタメチルクロマン−6−スルフォニル(Pmc)、4−メチルベンジル(MeBzl)、4−メトキシベンジル(MeOBzl)、ベンジルオキシ(BzlO)、ベンジル(Bzl)、ベンゾイル(Bz)、3−ニトロ−2−ピリジンスルフェニル(Npys)、1−(4,4−ジメチル−2,6−ジオキソシクロヘキシリデン)エチル(Dde)、2,6−ジクロロベンジル(2,6−DiCl−Bzl)、2−クロロベンジルオキシカルボニル(2−Cl−Z)、2−ブロモベンジルオキシカルボニル(2−Br−Z)、ベンジルオキシメチル(Bom)、シクロヘキシルオキシ(cHxO)、t−ブトキシメチル(Bum)、t−ブトキシ(tBuO)、t−ブチル(tBu)、トリフルオロアセチル(TFA)、4[N−{1−(4,4−ジメチル−2,6−ジオキソシクロヘキシリデン)−3−メチルジブチル}−アミノ]ベンジルエステル(ODmab)、α−アリルエステル(OAll)、2−フェニルイソプロピルエステル(2−PhiPr)、1−(4,4−ジメチル−2,6−ジオキシシクロヘキサ−1−イル−イデン)エチル(Dde)から成る群から選択される、請求項13のペプチド。
【請求項15】
前記ペプチドのN−末端がBoc−、Fmoc−、およびニコチニル−から成る群から選択される保護基でブロックされる、請求項14のペプチド。
【請求項16】
前記ペプチドのC−末端が、tBuおよびOtBuから成る群から選択される保護基でブロックされる、請求項14のペプチド。
【請求項17】
前記ペプチドが表3のペプチドのアミノ酸配列を含む、請求項6のペプチド。
【請求項18】
前記ペプチドが表3のペプチドである、請求項6のペプチド。
【請求項19】
前記ペプチドが少なくとも1つのDアミノ酸を含む、請求項6のペプチド。
【請求項20】
前記ペプチドが全てDアミノ酸を含む、請求項6のペプチド。
【請求項21】
前記ペプチドがD−およびL−アミノ酸を交互に含む、請求項6のペプチド。
【請求項22】
前記ペプチドが全てLアミノ酸を含む、請求項6のペプチド。
【請求項23】
前記ペプチドが薬理学的に許容できる賦形剤と混合される、請求項6のペプチド。
【請求項24】
前記ペプチドが、哺乳動物への経口投与に適した薬理学的に許容できる賦形剤と混合される、請求項6のペプチド。
【請求項25】
前記ペプチドが薬理学的に許容できる賦形剤中のユニット製剤として提供される、請求項6のペプチド。
【請求項26】
前記ペプチドが経時放出製剤として提供される、請求項6のペプチド。
【請求項27】
前記ペプチドが、酸化剤による酸化からリン脂質を保護する、請求項6のペプチド。
【請求項28】
前記酸化剤が、過酸化水素、13(S)−HPODE、15(S)−HPETE、HPODE、HPETE、HODE、およびHETEから成る群から選択される、請求項27のペプチド。
【請求項29】
前記リン脂質が、1−パルミトイル−2−アラキドノイル−sn−グリセロ−3−ホスホリルコリン(PAPC)、1−ステアロイル−2−アラキドノイル−sn−グリセロ−3−ホスホリルコリン(SAPC)および1−ステアロイル−2−アラキドニル−sn−グリセ−3−ホスホリルエタノールアミン(SAPE)から成る群から選択される、請求項27のペプチド。
【請求項30】
前記ペプチドがビオチンに結合される、請求項6のペプチド。
【請求項31】
nが1であり:さらに
2およびX3がそれぞれ独立に酸性アミノ酸または塩基性アミノ酸であり、X2が酸性アミノ酸であるときは、X3は塩基性アミノ酸であり;さらにX2が塩基アミノ酸であるときは、X3は酸性アミノ酸である、請求項5のペプチド。
【請求項32】
1およびX4がそれぞれ独立に、アラニン(Ala)、バリン(Val)、ロイシン(Leu)、イソロイシン(Ile)、プロリン(Pro)、フェニルアラニン(Phe)、トリプトファン(Trp)、メチオニン(Met)、疎水性保護基をもつセリン(Ser)、ベータ−ナフチルアラニン、アルファ−ナフチルアラニン、ノルロイシン、シクロヘキシルアラニン、疎水性保護基を持つスレオニン(Thr)、疎水性保護基を持つチロシン(Tyr)、疎水性保護基を持つリジン(Lys)、疎水性保護基を持つアルギニン(Arg)、疎水性保護基を持つオルニチン(Orn)、疎水性保護基を持つアスパラギン酸(Asp)、疎水性保護基を持つシステイン(Cys)および疎水性保護基を持つグルタミン酸(Glu)から成る群から選択される、請求項31のペプチド。
【請求項33】
2およびX3がそれぞれ独立に、Asp、Glu、Lys、ArgおよびHisから成る群から選択される、請求項32のペプチド。
【請求項34】
2およびX3がそれぞれ独立に、Asp、ArgおよびGluから成る群から選択される、請求項32のペプチド。
【請求項35】
1が疎水性保護基をもつ、請求項33のペプチド。
【請求項36】
前記疎水性保護基が、ポリエチレングリコール(PEG)、t−ブトキシカルボニル(Boc)、Fmoc、ニコチニル、OtBu、ベンゾイル基、アセチル(Ac)、カルボベンゾキシ、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシルエステル、N−メチルアントラニリル、および3から20の炭素のアルキル、アミド、3から20の炭素のアルキル基、9−フルオレンアセチル基、1−フルオレンカルボン酸基、9−フルオレンカルボン酸基、9−フルオレン−1−カルボン酸基、ベンジルオキシカルボニル(上述のカルボベンゾキシとも称される)、キサンチル(Xan)、トリチル(Trt)、4−メチルトリチル(Mtt)、4−メトキシトリチル(Mmt)、4−メトキシ−2,3,6−トリメチル−ベンゼンスルフォニル(Mtr)、メシチレン−2−スルフォニル(Mts)、4,4−ジメトキシベンズヒドリル(Mbh)、トシル(Tos)、2,2,5,7,8−ペンタメチルクロマン−6−スルフォニル(Pmc)、4−メチルベンジル(MeBzl)、4−メトキシベンジル(MeOBzl)、ベンジルオキシ(BzlO)、ベンジル(Bzl)、ベンゾイル(Bz)、3−ニトロ−2−ピリジンスルフェニル(Npys)、1−(4,4−ジメチル−2,6−ジオキソシクロヘキシリデン)エチル(Dde)、2,6−ジクロロベンジル(2,6−DiCl−Bzl)、2−クロロベンジルオキシカルボニル(2−Cl−Z)、2−ブロモベンジルオキシカルボニル(2−Br−Z)、ベンジルオキシメチル(Bom)、シクロヘキシルオキシ(cHxO)、t−ブトキシメチル(Bum)、t−ブトキシ(tBuO)、t−ブチル(tBu)、トリフルオロアセチル(TFA)、4[N−{1−(4,4−ジメチル−2,6−ジオキソシクロヘキシリデン)−3−メチルジブチル}−アミノ]ベンジルエステル(ODmab)、α−アリルエステル(OAll)、2−フェニルイソプロピルエステル(2−PhiPr)、1−(4,4−ジメチル−2,6−ジオキシシクロヘキサ−1−イル−イデン)エチル(Dde)から成る群から選択される、請求項35のペプチド。
【請求項37】
前記疎水性保護基がBoc、Fmoc、ニコチニルおよびOtBuから成る群から選択される、請求項35のペプチド。
【請求項38】
4が疎水性保護基をもつ、請求項35のペプチド。
【請求項39】
前記疎水性保護基が、ポリエチレングリコール(PEG)、t−ブトキシカルボニル(Boc)、Fmoc、ニコチニル、OtBu、ベンゾイル基、アセチル(Ac)、カルボベンゾキシ、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシルエステル、N−メチルアントラニリル、および3から20の炭素のアルキル、アミド、3から20の炭素のアルキル基、9−フルオレンアセチル基、1−フルオレンカルボン酸基、9−フルオレンカルボン酸基、9−フルオレン−1−カルボン酸基、ベンジルオキシカルボニル(上述のカルボベンゾキシとも称される)、キサンチル(Xan)、トリチル(Trt)、4−メチルトリチル(Mtt)、4−メトキシトリチル(Mmt)、4−メトキシ−2,3,6−トリメチル−ベンゼンスルフォニル(Mtr)、メシチレン−2−スルフォニル(Mts)、4,4−ジメトキシベンズヒドリル(Mbh)、トシル(Tos)、2,2,5,7,8−ペンタメチルクロマン−6−スルフォニル(Pmc)、4−メチルベンジル(MeBzl)、4−メトキシベンジル(MeOBzl)、ベンジルオキシ(BzlO)、ベンジル(Bzl)、ベンゾイル(Bz)、3−ニトロ−2−ピリジンスルフェニル(Npys)、1−(4,4−ジメチル−2,6−ジオキソシクロヘキシリデン)エチル(Dde)、2,6−ジクロロベンジル(2,6−DiCl−Bzl)、2−クロロベンジルオキシカルボニル(2−Cl−Z)、2−ブロモベンジルオキシカルボニル(2−Br−Z)、ベンジルオキシメチル(Bom)、シクロヘキシルオキシ(cHxO)、t−ブトキシメチル(Bum)、t−ブトキシ(tBuO)、t−ブチル(tBu)、トリフルオロアセチル(TFA)、4[N−{1−(4,4−ジメチル−2,6−ジオキソシクロヘキシリデン)−3−メチルジブチル}−アミノ]ベンジルエステル(ODmab)、α−アリルエステル(OAll)、2−フェニルイソプロピルエステル(2−PhiPr)、1−(4,4−ジメチル−2,6−ジオキシシクロヘキサ−1−イル−イデン)エチル(Dde)から成る群から選択される、請求項38のペプチド。
【請求項40】
前記ペプチドのN−末端がBoc−、Fmoc−、およびニコチニル−から成る群から選択される保護基でブロックされる、請求項35のペプチド。
【請求項41】
前記ペプチドのC−末端が、tBuおよびOtBuから成る群から選択される保護基でブロックされる、請求項35のペプチド。
【請求項42】
前記ペプチドが表4のペプチドのアミノ酸配列を含む、請求項31のペプチド。
【請求項43】
前記ペプチドが表4のペプチドである、請求項31のペプチド。
【請求項44】
前記ペプチドが少なくとも1つのDアミノ酸を含む、請求項31のペプチド。
【請求項45】
前記ペプチドが全てDアミノ酸を含む、請求項31のペプチド。
【請求項46】
前記ペプチドがD−およびL−アミノ酸を交互に含む、請求項31のペプチド。
【請求項47】
前記ペプチドが全てLアミノ酸を含む、請求項31のペプチド。
【請求項48】
前記ペプチドが薬理学的に許容できる賦形剤と混合される、請求項31のペプチド。
【請求項49】
前記ペプチドが、哺乳動物への経口投与に適した薬理学的に許容できる賦形剤と混合される、請求項31のペプチド。
【請求項50】
前記ポリペプチドが薬理学的に許容できる賦形剤中のユニット製剤として提供される、請求項31のペプチド。
【請求項51】
前記ペプチドが経時放出製剤として提供される、請求項31のペプチド。
【請求項52】
前記ペプチドが酸化剤による酸化からリン脂質を保護する、請求項31のペプチド。
【請求項53】
前記ペプチドがビオチンに結合される、請求項31のペプチド。
【請求項54】
nが1であり:さらに
2、X3がそれぞれ独立に酸性、塩基性、または脂肪族アミノ酸で、X2またはX3の1つが酸性または塩基性アミノ酸であり、X2が酸性または塩基性アミノ酸であるときは、X3は脂肪族アミノ酸であり;さらにX3が酸性または塩基アミノ酸であるときは、X2は脂肪族アミノ酸である、請求項5のペプチド。
【請求項55】
1およびX4がそれぞれ独立に、アラニン(Ala)、バリン(Val)、ロイシン(Leu)、イソロイシン(Ile)、プロリン(Pro)、フェニルアラニン(Phe)、トリプトファン(Trp)、メチオニン(Met)、疎水性保護基をもつセリン(Ser)、ベータ−ナフチルアラニン、アルファ−ナフチルアラニン、ノルロイシン、シクロヘキシルアラニン、疎水性保護基を持つスレオニン(Thr)、疎水性保護基を持つチロシン(Tyr)、疎水性保護基を持つリジン(Lys)、疎水性保護基を持つアルギニン(Arg)、疎水性保護基を持つオルニチン(Orn)、疎水性保護基を持つアスパラギン酸(Asp)、疎水性保護基を持つシステイン(Cys)および疎水性保護基を持つグルタミン酸(Glu)から成る群から選択される、請求項54のペプチド。
【請求項56】
2およびX3がそれぞれ独立に、Asp、Arg、Lys、Leu、IleおよびGluから成る群から選択される、請求項55のペプチド。
【請求項57】
1が疎水性保護基をもつ、請求項55のペプチド。
【請求項58】
前記疎水性保護基が、ポリエチレングリコール(PEG)、t−ブトキシカルボニル(Boc)、Fmoc、ニコチニル、OtBu、ベンゾイル基、アセチル(Ac)、カルボベンゾキシ、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシルエステル、N−メチルアントラニリル、および3から20の炭素のアルキル、アミド、3から20の炭素のアルキル基、9−フルオレンアセチル基、1−フルオレンカルボン酸基、9−フルオレンカルボン酸基、9−フルオレン−1−カルボン酸基、ベンジルオキシカルボニル(上述のカルボベンゾキシとも称される)、キサンチル(Xan)、トリチル(Trt)、4−メチルトリチル(Mtt)、4−メトキシトリチル(Mmt)、4−メトキシ−2,3,6−トリメチル−ベンゼンスルフォニル(Mtr)、メシチレン−2−スルフォニル(Mts)、4,4−ジメトキシベンズヒドリル(Mbh)、トシル(Tos)、2,2,5,7,8−ペンタメチルクロマン−6−スルフォニル(Pmc)、4−メチルベンジル(MeBzl)、4−メトキシベンジル(MeOBzl)、ベンジルオキシ(BzlO)、ベンジル(Bzl)、ベンゾイル(Bz)、3−ニトロ−2−ピリジンスルフェニル(Npys)、1−(4,4−ジメチル−2,6−ジオキソシクロヘキシリデン)エチル(Dde)、2,6−ジクロロベンジル(2,6−DiCl−Bzl)、2−クロロベンジルオキシカルボニル(2−Cl−Z)、2−ブロモベンジルオキシカルボニル(2−Br−Z)、ベンジルオキシメチル(Bom)、シクロヘキシルオキシ(cHxO)、t−ブトキシメチル(Bum)、t−ブトキシ(tBuO)、t−ブチル(tBu)、トリフルオロアセチル(TFA)、4[N−{1−(4,4−ジメチル−2,6−ジオキソシクロヘキシリデン)−3−メチルジブチル}−アミノ]ベンジルエステル(ODmab)、α−アリルエステル(OAll)、2−フェニルイソプロピルエステル(2−PhiPr)、1−(4,4−ジメチル−2,6−ジオキシシクロヘキサ−1−イル−イデン)エチル(Dde)から成る群から選択される、請求項57のペプチド。
【請求項59】
前記疎水性保護基がBoc、Fmoc、ニコチニルおよびOtBuから成る群から選択される、請求項57のペプチド。
【請求項60】
4が疎水性保護基をもつ、請求項57のペプチド。
【請求項61】
前記疎水性保護基が、ポリエチレングリコール(PEG)、t−ブトキシカルボニル(Boc)、Fmoc、ニコチニル、OtBu、ベンゾイル基、アセチル(Ac)、カルボベンゾキシ、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシルエステル、N−メチルアントラニリル、および3から20の炭素のアルキル、アミド、3から20の炭素のアルキル基、9−フルオレンアセチル基、1−フルオレンカルボン酸基、9−フルオレンカルボン酸基、9−フルオレン−1−カルボン酸基、ベンジルオキシカルボニル(上述のカルボベンゾキシとも称される)、キサンチル(Xan)、トリチル(Trt)、4−メチルトリチル(Mtt)、4−メトキシトリチル(Mmt)、4−メトキシ−2,3,6−トリメチル−ベンゼンスルフォニル(Mtr)、メシチレン−2−スルフォニル(Mts)、4,4−ジメトキシベンズヒドリル(Mbh)、トシル(Tos)、2,2,5,7,8−ペンタメチルクロマン−6−スルフォニル(Pmc)、4−メチルベンジル(MeBzl)、4−メトキシベンジル(MeOBzl)、ベンジルオキシ(BzlO)、ベンジル(Bzl)、ベンゾイル(Bz)、3−ニトロ−2−ピリジンスルフェニル(Npys)、1−(4,4−ジメチル−2,6−ジオキソシクロヘキシリデン)エチル(Dde)、2,6−ジクロロベンジル(2,6−DiCl−Bzl)、2−クロロベンジルオキシカルボニル(2−Cl−Z)、2−ブロモベンジルオキシカルボニル(2−Br−Z)、ベンジルオキシメチル(Bom)、シクロヘキシルオキシ(cHxO)、t−ブトキシメチル(Bum)、t−ブトキシ(tBuO)、t−ブチル(tBu)、トリフルオロアセチル(TFA)、4[N−{1−(4,4−ジメチル−2,6−ジオキソシクロヘキシリデン)−3−メチルジブチル}−アミノ]ベンジルエステル(ODmab)、α−アリルエステル(OAll)、2−フェニルイソプロピルエステル(2−PhiPr)、1−(4,4−ジメチル−2,6−ジオキシシクロヘキサ−1−イル−イデン)エチル(Dde)から成る群から選択される、請求項60のペプチド。
【請求項62】
前記ペプチドのN−末端がBoc−、Fmoc−、およびニコチニル−から成る群から選択される保護基でブロックされる、請求項57のペプチド。
【請求項63】
前記ペプチドのC−末端が、tBuおよびOtBuから成る群から選択される保護基でブロックされる、請求項57のペプチド。
【請求項64】
前記ペプチドが表5のペプチドのアミノ酸配列を含む、請求項54のペプチド。
【請求項65】
前記ペプチドが表5のペプチドである、請求項54のペプチド。
【請求項66】
前記ペプチドが少なくとも1つのDアミノ酸を含む、請求項54のペプチド。
【請求項67】
前記ペプチドが全てDアミノ酸を含む、請求項54のペプチド。
【請求項68】
前記ペプチドがD−およびL−アミノ酸を交互に含む、請求項54のペプチド。
【請求項69】
前記ペプチドが全てLアミノ酸を含む、請求項54のペプチド。
【請求項70】
前記ペプチドが薬理学的に許容できる賦形剤と混合される、請求項54のペプチド。
【請求項71】
前記ペプチドが、哺乳動物への経口投与に適した薬理学的に許容できる賦形剤と混合される、請求項54のペプチド。
【請求項72】
前記ポリペプチドが薬理学的に許容できる賦形剤中のユニット製剤として提供される、請求項54のペプチド。
【請求項73】
前記ペプチドが経時放出製剤として提供される、請求項54のペプチド。
【請求項74】
前記ペプチドが酸化剤による酸化からリン脂質を保護する、請求項54のペプチド。
【請求項75】
前記ペプチドがビオチンに結合される、請求項54のペプチド。
【請求項76】
nが1であり:さらに
2、X3がそれぞれ独立に酸性、塩基性、または芳香族アミノ酸で、X2またはX3の1つが酸性または塩基性アミノ酸であり、X2が酸性または塩基性アミノ酸であるときは、X3は芳香族アミノ酸であり;さらにX3が酸性または塩基アミノ酸であるときは、X2は芳香族アミノ酸である、請求項5のペプチド。
【請求項77】
1およびX4がそれぞれ独立に、アラニン(Ala)、バリン(Val)、ロイシン(Leu)、イソロイシン(Ile)、プロリン(Pro)、フェニルアラニン(Phe)、トリプトファン(Trp)、メチオニン(Met)、疎水性保護基をもつセリン(Ser)、ベータ−ナフチルアラニン、アルファ−ナフチルアラニン、ノルロイシン、シクロヘキシルアラニン、疎水性保護基を持つスレオニン(Thr)、疎水性保護基を持つチロシン(Tyr)、疎水性保護基を持つリジン(Lys)、疎水性保護基を持つアルギニン(Arg)、疎水性保護基を持つオルニチン(Orn)、疎水性保護基を持つアスパラギン酸(Asp)、疎水性保護基を持つシステイン(Cys)および疎水性保護基を持つグルタミン酸(Glu)から成る群から選択される、請求項76のペプチド。
【請求項78】
2およびX3がそれぞれ独立に、Asp、Arg、Glu、Trp、Tyr、PheおよびLysから成る群から選択される、請求項77のペプチド。
【請求項79】
1が疎水性保護基をもつ、請求項76のペプチド。
【請求項80】
前記疎水性保護基が、ポリエチレングリコール(PEG)、t−ブトキシカルボニル(Boc)、fmoc、ニコチニル、OtBu、ベンゾイル基、アセチル(Ac)、カルボベンゾキシ、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシルエステル、N−メチルアントラニリル、および3から20の炭素のアルキル、アミド、3から20の炭素のアルキル基、9−フルオレンアセチル基、1−フルオレンカルボン酸基、9−フルオレンカルボン酸基、9−フルオレン−1−カルボン酸基、ベンジルオキシカルボニル(上述のカルボベンゾキシとも称される)、キサンチル(Xan)、トリチル(Trt)、4−メチルトリチル(Mtt)、4−メトキシトリチル(Mmt)、4−メトキシ−2,3,6−トリメチル−ベンゼンスルフォニル(Mtr)、メシチレン−2−スルフォニル(Mts)、4,4−ジメトキシベンズヒドリル(Mbh)、トシル(Tos)、2,2,5,7,8−ペンタメチルクロマン−6−スルフォニル(Pmc)、4−メチルベンジル(MeBzl)、4−メトキシベンジル(MeOBzl)、ベンジルオキシ(BzlO)、ベンジル(Bzl)、ベンゾイル(Bz)、3−ニトロ−2−ピリジンスルフェニル(Npys)、1−(4,4−ジメチル−2,6−ジオキソシクロヘキシリデン)エチル(Dde)、2,6−ジクロロベンジル(2,6−DiCl−Bzl)、2−クロロベンジルオキシカルボニル(2−Cl−Z)、2−ブロモベンジルオキシカルボニル(2−Br−Z)、ベンジルオキシメチル(Bom)、シクロヘキシルオキシ(cHxO)、t−ブトキシメチル(Bum)、t−ブトキシ(tBuO)、t−ブチル(tBu)、トリフルオロアセチル(TFA)、4[N−{1−(4,4−ジメチル−2,6−ジオキソシクロヘキシリデン)−3−メチルジブチル}−アミノ]ベンジルエステル(ODmab)、α−アリルエステル(OAll)、2−フェニルイソプロピルエステル(2−PhiPr)、1−(4,4−ジメチル−2,6−ジオキシシクロヘキサ−1−イル−イデン)エチル(Dde)から成る群から選択される、請求項79のペプチド。
【請求項81】
前記疎水性保護基がBoc、Fmoc、ニコチニルおよびOtBuから成る群から選択される、請求項79のペプチド。
【請求項82】
4が疎水性保護基をもつ、請求項79のペプチド。
【請求項83】
前記疎水性保護基が、ポリエチレングリコール(PEG)、t−ブトキシカルボニル(Boc)、Fmoc、ニコチニル、OtBu、ベンゾイル基、アセチル(Ac)、カルボベンゾキシ、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシルエステル、N−メチルアントラニリル、および3から20の炭素のアルキル、アミド、3から20の炭素のアルキル基、9−フルオレンアセチル基、1−フルオレンカルボン酸基、9−フルオレンカルボン酸基、9−フルオレン−1−カルボン酸基、ベンジルオキシカルボニル(上述のカルボベンゾキシとも称される)、キサンチル(Xan)、トリチル(Trt)、4−メチルトリチル(Mtt)、4−メトキシトリチル(Mmt)、4−メトキシ−2,3,6−トリメチル−ベンゼンスルフォニル(Mtr)、メシチレン−2−スルフォニル(Mts)、4,4−ジメトキシベンズヒドリル(Mbh)、トシル(Tos)、2,2,5,7,8−ペンタメチルクロマン−6−スルフォニル(Pmc)、4−メチルベンジル(MeBzl)、4−メトキシベンジル(MeOBzl)、ベンジルオキシ(BzlO)、ベンジル(Bzl)、ベンゾイル(Bz)、3−ニトロ−2−ピリジンスルフェニル(Npys)、1−(4,4−ジメチル−2,6−ジオキソシクロヘキシリデン)エチル(Dde)、2,6−ジクロロベンジル(2,6−DiCl−Bzl)、2−クロロベンジルオキシカルボニル(2−Cl−Z)、2−ブロモベンジルオキシカルボニル(2−Br−Z)、ベンジルオキシメチル(Bom)、シクロヘキシルオキシ(cHxO)、t−ブトキシメチル(Bum)、t−ブトキシ(tBuO)、t−ブチル(tBu)、トリフルオロアセチル(TFA)、4[N−{1−(4,4−ジメチル−2,6−ジオキソシクロヘキシリデン)−3−メチルジブチル}−アミノ]ベンジルエステル(ODmab)、α−アリルエステル(OAll)、2−フェニルイソプロピルエステル(2−PhiPr)、1−(4,4−ジメチル−2,6−ジオキシシクロヘキサ−1−イル−イデン)エチル(Dde)から成る群から選択される、請求項82のペプチド。
【請求項84】
前記ペプチドのN−末端がBoc−、Fmoc−、およびニコチニル−から成る群から選択される保護基でブロックされる、請求項79のペプチド。
【請求項85】
前記ペプチドのC−末端が、tBuおよびOtBuから成る群から選択される保護基でブロックされる、請求項79のペプチド。
【請求項86】
前記ペプチドが表6のペプチドのアミノ酸配列を含む、請求項76のペプチド。
【請求項87】
前記ペプチドが表6のペプチドである、請求項76のペプチド。
【請求項88】
前記ペプチドが少なくとも1つのDアミノ酸を含む、請求項76のペプチド。
【請求項89】
前記ペプチドが全てDアミノ酸を含む、請求項76のペプチド。
【請求項90】
前記ペプチドがD−およびL−アミノ酸を交互に含む、請求項76のペプチド。
【請求項91】
前記ペプチドが全てLアミノ酸を含む、請求項76のペプチド。
【請求項92】
前記ペプチドが薬理学的に許容できる賦形剤と混合される、請求項76のペプチド。
【請求項93】
前記ペプチドが、哺乳動物への経口投与に適した薬理学的に許容できる賦形剤と混合される、請求項76のペプチド。
【請求項94】
前記ペプチドが薬理学的に許容できる賦形剤中のユニット製剤として提供される、請求項76のペプチド。
【請求項95】
前記ペプチドが経時放出製剤として提供される、請求項76のペプチド。
【請求項96】
前記ペプチドが酸化剤による酸化からリン脂質を保護する、請求項76のペプチド。
【請求項97】
前記ペプチドがビオチンに結合される、請求項76のペプチド。
【請求項98】
式、X1−X2−X3−X4−X5を有する、炎症性症状の1つまたは2つ以上の症状を緩和するペプチドであって、前記式中、
1は疎水性アミノ酸であるか、及び/又は疎水性保護基をもち;
5は疎水性アミノ酸であるか、及び/又は疎水性保護基をもち;さらに
2、X3およびX4はそれぞれ独立に選択される芳香族アミノ酸またはヒスチジンであり;さらに前記ペプチドは、前炎症性HDLを抗炎症性HDLに変換するか、または抗炎症性HDLをより一層抗炎症性にする、ペプチド。
【請求項99】
前記式中、X1およびX5がそれぞれ独立に、アラニン(Ala)、バリン(Val)、ロイシン(Leu)、イソロイシン(Ile)、プロリン(Pro)、フェニルアラニン(Phe)、トリプトファン(Trp)、メチオニン(Met)、フェニルアラニン(Phe)、トリプトファン(Trp)、メチオニン(Met)、疎水性保護基をもつセリン(Ser)、ベータ−ナフチルアラニン、アルファ−ナフチルアラニン、ノルロイシン、シクロヘキシルアラニン、疎水性保護基を持つスレオニン(Thr)、疎水性保護基を持つチロシン(Tyr)、疎水性保護基を持つリジン(Lys)、疎水性保護基を持つアルギニン(Arg)、疎水性保護基を持つオルニチン(Orn)、疎水性保護基を持つアスパラギン酸(Asp)、疎水性保護基を持つシステイン(Cys)および疎水性保護基を持つグルタミン酸(Glu)から成る群から選択される、請求項98のペプチド。
【請求項100】
2、X3およびX4が、それぞれ独立にPhe、Val、Trp、TyrおよびHisから成る群から選択される、請求項99のペプチド。
【請求項101】
1が、疎水性保護基をもつ、請求項98のペプチド。
【請求項102】
前記疎水性保護基が、ポリエチレングリコール(PEG)、t−ブトキシカルボニル(Boc)、Fmoc、ニコチニル、OtBu、ベンゾイル基、アセチル(Ac)、カルボベンゾキシ、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシルエステル、N−メチルアントラニリル、および3から20の炭素のアルキル、アミド、3から20の炭素のアルキル基、9−フルオレンアセチル基、1−フルオレンカルボン酸基、9−フルオレンカルボン酸基、9−フルオレン−1−カルボン酸基、ベンジルオキシカルボニル(上述のカルボベンゾキシとも称される)、キサンチル(Xan)、トリチル(Trt)、4−メチルトリチル(Mtt)、4−メトキシトリチル(Mmt)、4−メトキシ−2,3,6−トリメチル−ベンゼンスルフォニル(Mtr)、メシチレン−2−スルフォニル(Mts)、4,4−ジメトキシベンズヒドリル(Mbh)、トシル(Tos)、2,2,5,7,8−ペンタメチルクロマン−6−スルフォニル(Pmc)、4−メチルベンジル(MeBzl)、4−メトキシベンジル(MeOBzl)、ベンジルオキシ(BzlO)、ベンジル(Bzl)、ベンゾイル(Bz)、3−ニトロ−2−ピリジンスルフェニル(Npys)、1−(4,4−ジメチル−2,6−ジオキソシクロヘキシリデン)エチル(Dde)、2,6−ジクロロベンジル(2,6−DiCl−Bzl)、2−クロロベンジルオキシカルボニル(2−Cl−Z)、2−ブロモベンジルオキシカルボニル(2−Br−Z)、ベンジルオキシメチル(Bom)、シクロヘキシルオキシ(cHxO)、t−ブトキシメチル(Bum)、t−ブトキシ(tBuO)、t−ブチル(tBu)、トリフルオロアセチル(TFA)、4[N−{1−(4,4−ジメチル−2,6−ジオキソシクロヘキシリデン)−3−メチルジブチル}−アミノ]ベンジルエステル(ODmab)、α−アリルエステル(OAll)、2−フェニルイソプロピルエステル(2−PhiPr)、1−(4,4−ジメチル−2,6−ジオキシシクロヘキサ−1−イル−イデン)エチル(Dde)から成る群から選択される、請求項101のペプチド。
【請求項103】
前記疎水性保護基がBoc、Fmoc、ニコチニルおよびOtBuから成る群から選択される、請求項101のペプチド。
【請求項104】
5が疎水性保護基をもつ、請求項101のペプチド。
【請求項105】
前記疎水性保護基が、ポリエチレングリコール(PEG)、t−ブトキシカルボニル(Boc)、Fmoc、ニコチニル、OtBu、ベンゾイル基、アセチル(Ac)、カルボベンゾキシ、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシルエステル、N−メチルアントラニリル、および3から20の炭素のアルキル、アミド、3から20の炭素のアルキル基、9−フルオレンアセチル基、1−フルオレンカルボン酸基、9−フルオレンカルボン酸基、9−フルオレン−1−カルボン酸基、ベンジルオキシカルボニル(上述のカルボベンゾキシとも称される)、キサンチル(Xan)、トリチル(Trt)、4−メチルトリチル(Mtt)、4−メトキシトリチル(Mmt)、4−メトキシ−2,3,6−トリメチル−ベンゼンスルフォニル(Mtr)、メシチレン−2−スルフォニル(Mts)、4,4−ジメトキシベンズヒドリル(Mbh)、トシル(Tos)、2,2,5,7,8−ペンタメチルクロマン−6−スルフォニル(Pmc)、4−メチルベンジル(MeBzl)、4−メトキシベンジル(MeOBzl)、ベンジルオキシ(BzlO)、ベンジル(Bzl)、ベンゾイル(Bz)、3−ニトロ−2−ピリジンスルフェニル(Npys)、1−(4,4−ジメチル−2,6−ジオキソシクロヘキシリデン)エチル(Dde)、2,6−ジクロロベンジル(2,6−DiCl−Bzl)、2−クロロベンジルオキシカルボニル(2−Cl−Z)、2−ブロモベンジルオキシカルボニル(2−Br−Z)、ベンジルオキシメチル(Bom)、シクロヘキシルオキシ(cHxO)、t−ブトキシメチル(Bum)、t−ブトキシ(tBuO)、t−ブチル(tBu)、トリフルオロアセチル(TFA)、4[N−{1−(4,4−ジメチル−2,6−ジオキソシクロヘキシリデン)−3−メチルジブチル}−アミノ]ベンジルエステル(ODmab)、α−アリルエステル(OAll)、2−フェニルイソプロピルエステル(2−PhiPr)、1−(4,4−ジメチル−2,6−ジオキシシクロヘキサ−1−イル−イデン)エチル(Dde)から成る群から選択される、請求項104のペプチド。
【請求項106】
前記ペプチドのN−末端がBoc−、Fmoc−、およびニコチニル−から成る群から選択される保護基でブロックされる、請求項98のペプチド。
【請求項107】
前記ペプチドのC−末端が、tBuおよびOtBuから成る群から選択される保護基でブロックされる、請求項98のペプチド。
【請求項108】
前記ペプチドが表7のペプチドのアミノ酸配列を含む、請求項98のペプチド。
【請求項109】
前記ペプチドが表7のペプチドである、請求項98のペプチド。
【請求項110】
前記ペプチドが少なくとも1つのDアミノ酸を含む、請求項98のペプチド。
【請求項111】
前記ペプチドが全てDアミノ酸を含む、請求項98のペプチド。
【請求項112】
前記ペプチドがD−およびL−アミノ酸を交互に含む、請求項98のペプチド。
【請求項113】
前記ペプチドが全てLアミノ酸を含む、請求項98のペプチド。
【請求項114】
前記ペプチドが薬理学的に許容できる賦形剤と混合される、請求項98のペプチド。
【請求項115】
前記ペプチドがビオチンに結合される、請求項98のペプチド。
【請求項116】
炎症性症状の1つまたは2つ以上の症状を緩和するペプチドであって、前記ペプチドは、長さが5から11アミノ酸の範囲であり;末端アミノ酸は疎水性アミノ酸であるか、及び/又は疎水性保護基をもち;非末端アミノ酸は少なくとも1つの酸性ドメインおよび少なくとも1つの塩基性ドメインを形成し;さらに前記ペプチドは、前炎症性HDLを抗炎症性HDLに変換するか、または抗炎症性HDLをより一層抗炎症性にする、ペプチド。
【請求項117】
炎症性症状の1つまたは2つ以上の症状を緩和するペプチドであって、前記ペプチドは、長さが5から11アミノ酸の範囲であり;末端アミノ酸は疎水性アミノ酸であるか、及び/又は疎水性保護基をもち;非末端アミノ酸は少なくとも1つの酸性ドメインまたは1つの塩基性ドメインおよび少なくとも1つの脂肪族ドメインを形成し;さらに前記ペプチドは、前炎症性HDLを抗炎症性HDLに変換するか、または抗炎症性HDLをより一層抗炎症性にする、ペプチド。
【請求項118】
炎症性症状の1つまたは2つ以上の症状を緩和するペプチドであって、前記ペプチドは、
長さが5から11アミノ酸の範囲であり;末端アミノ酸は疎水性アミノ酸であるか、及び/又は疎水性保護基をもち;非末端アミノ酸は少なくとも1つの酸性ドメインまたは1つの塩基性ドメインおよび少なくとも1つの芳香族ドメインを形成し;さらに前記ペプチドは、前炎症性HDLを抗炎症性HDLに変換するか、または抗炎症性HDLをより一層抗炎症性にする、ペプチド。
【請求項119】
炎症性症状の1つまたは2つ以上の症状を緩和するペプチドであって、前記ペプチドは、長さが6から11アミノ酸の範囲であり;末端アミノ酸は疎水性アミノ酸であるか、及び/又は疎水性保護基をもち;非末端アミノ酸は少なくとも1つの芳香族ドメインまたは1つ若しくは2つ以上のヒスチジンによって分離された2つまたは3つ以上の芳香族ドメインを形成し;さらに前記ペプチドは、前炎症性HDLを抗炎症性HDLに変換するか、または抗炎症性HDLをより一層抗炎症性にする、ペプチド。
【請求項120】
炎症性症状の1つまたは2つ以上の症状を緩和するアミノ酸対であって、前記アミノ酸対は、少なくとも1つの保護基をもつ第一のアミノ酸;および少なくとも1つの保護基をもつ第二のアミノ酸を含み、ここで前記第一のアミノ酸および前記第二のアミノ酸は異なるアミノ酸種であり、さらに前記アミノ酸対は、前炎症性HDLを抗炎症性HDLに変換するか、または抗炎症性HDLをより一層抗炎症性にする、アミノ酸対。
【請求項121】
前記アミノ酸対が、水性環境下でリン脂質と接触させたとき直径約7.5nmの粒子を形成し、さらに3.4から4.1nmの寸法の積層二重層であって積層二重層の間に約2nmの間隙を有する積層二重層を形成する、請求項120のアミノ酸対。
【請求項122】
前記第一および第二のアミノ酸がそれぞれ独立に、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸および非極性アミノ酸から成る群から選択される、請求項120のアミノ酸対。
【請求項123】
前記第一のアミノ酸は酸性または塩基性であり、さらに前記第二のアミノ酸は非極性であるか、または前記第一のアミノ酸は非極性であり、さらに前記第二のアミノ酸は酸性または塩基性である、請求項122のアミノ酸対。
【請求項124】
両アミノ酸が酸性である、請求項122のアミノ酸対。
【請求項125】
両アミノ酸が塩基性である、請求項122のアミノ酸対。
【請求項126】
前記アミノ酸対が直接またはリンカーを介して共有結合により一緒に結合されている、請求項120のアミノ酸対。
【請求項127】
前記アミノ酸がペプチド結合を介して結合され、それによってジペプチドを形成する、請求項126のアミノ酸対。
【請求項128】
前記アミノ酸対が一緒に混合されるが共有結合によって結合されていない、請求項120のアミノ酸対。
【請求項129】
前記疎水性保護基が、ポリエチレングリコール(PEG)、t−ブトキシカルボニル(Boc)、Fmoc、ニコチニル、OtBu、ベンゾイル基、アセチル(Ac)、カルボベンゾキシ、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシルエステル、N−メチルアントラニリル、および3から20の炭素のアルキル、アミド、3から20の炭素のアルキル基、9−フルオレンアセチル基、1−フルオレンカルボン酸基、9−フルオレンカルボン酸基、9−フルオレン−1−カルボン酸基、ベンジルオキシカルボニル(上述のカルボベンゾキシとも称される)、キサンチル(Xan)、トリチル(Trt)、4−メチルトリチル(Mtt)、4−メトキシトリチル(Mmt)、4−メトキシ−2,3,6−トリメチル−ベンゼンスルフォニル(Mtr)、メシチレン−2−スルフォニル(Mts)、4,4−ジメトキシベンズヒドリル(Mbh)、トシル(Tos)、2,2,5,7,8−ペンタメチルクロマン−6−スルフォニル(Pmc)、4−メチルベンジル(MeBzl)、4−メトキシベンジル(MeOBzl)、ベンジルオキシ(BzlO)、ベンジル(Bzl)、ベンゾイル(Bz)、3−ニトロ−2−ピリジンスルフェニル(Npys)、1−(4,4−ジメチル−2,6−ジオキソシクロヘキシリデン)エチル(Dde)、2,6−ジクロロベンジル(2,6−DiCl−Bzl)、2−クロロベンジルオキシカルボニル(2−Cl−Z)、2−ブロモベンジルオキシカルボニル(2−Br−Z)、ベンジルオキシメチル(Bom)、シクロヘキシルオキシ(cHxO)、t−ブトキシメチル(Bum)、t−ブトキシ(tBuO)、t−ブチル(tBu)、トリフルオロアセチル(TFA)、4[N−{1−(4,4−ジメチル−2,6−ジオキソシクロヘキシリデン)−3−メチルジブチル}−アミノ]ベンジルエステル(ODmab)、α−アリルエステル(OAll)、2−フェニルイソプロピルエステル(2−PhiPr)、1−(4,4−ジメチル−2,6−ジオキシシクロヘキサ−1−イル−イデン)エチル(Dde)から成る群から選択される、請求項120のアミノ酸対。
【請求項130】
前記第一のアミノ酸がBoc−、Fmoc−、およびニコチニル−から成る群から選択される保護基でブロックされ、前記第二のアミノ酸が、tBuおよびOtBuから成る群から選択される保護基でブロックされる、請求項120のアミノ酸対。
【請求項131】
各アミノ酸が少なくとも2つの保護基をもつ、請求項128のアミノ酸対。
【請求項132】
各アミノ酸が、Boc−、Fmoc−、およびニコチニル−から成る群から選択される第一の保護基、およびtBuおよびOtBuから成る群から選択される第二の保護基でブロックされるアミノ酸対。
【請求項133】
各アミノ酸がBocおよびOtBuでブロックされるアミノ酸対。
【請求項134】
前記アミノ酸対がPhe−Arg、Glu−LeuおよびArg−Gluから成る群から選択されるジペプチドを形成する、請求項120のアミノ酸対。
【請求項135】
前記アミノ酸対が、Boc−Arg−OtBu、Boc−Glu−OtBU、Boc−Phe−Arg−OtBu、Boc−Glu−Leu−OtBu、およびBoc−Arg−Glu−OtBuから成る群から選択されるジペプチドを形成する、請求項120のアミノ酸対。
【請求項136】
請求項1、5、6、31、54、76、98、116、117および119に記載の1つ若しくは2つ以上のペプチド、または請求項120に記載のアミノ酸対、並びに医薬的に許容できる賦形剤を含む医薬製剤
【請求項137】
前記ペプチドが有効な用量で存在する、請求項136の医薬製剤。
【請求項138】
前記ペプチドが経時徐放製剤として存在する、請求項136の医薬製剤。
【請求項139】
前記製剤がユニット剤形製剤として製剤化される、請求項136の医薬製剤。
【請求項140】
前記製剤が経口投与のために製剤化される、請求項136の医薬製剤。
【請求項141】
前記製剤が、経口投与、吸入、直腸投与、腹腔内注射、血管内注射、皮下注射、経皮投与、吸入投与、筋肉内注射から成る群から選択される経路による投与のために製剤化される、請求項136の医薬製剤。
【請求項142】
請求項1、5、6、31、54、76、98、116、117および119に記載の1つ若しくは2つ以上のペプチド、または請求項120に記載のアミノ酸対、並びに炎症を特徴とする病変の治療に前記ペプチドまたはアミノ酸対の使用を教示する指示物を収納する容器を含むキット。
【請求項143】
前記病変が、アテローム性硬化症、慢性関節リウマチ、紅斑性狼瘡、結節性多発性動脈炎、骨粗しょう症、アルツハイマー病、慢性閉塞性肺疾患、喘息、多発性硬化症、糖尿病およびウイルス性疾患から成る群から選択される病変である、請求項142のキット。
【請求項144】
請求項1、5、6、31、54、76、98、116、117および119のペプチド、または請求項120のアミノ酸対の有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物でアテローム性硬化症の1つまたは2つ以上の症状を緩和する方法。
【請求項145】
前記ペプチドが医薬的に許容できる賦形剤中に存在する、請求項144の方法。
【請求項146】
前記ペプチドが脂質と併用して投与される、請求項144の方法。
【請求項147】
前記ペプチドが経口投与のために適切な医薬的に許容できる賦形剤中に存在する、請求項144の方法。
【請求項148】
前記ペプチドがユニット剤形製剤として投与される、請求項144の方法。
【請求項149】
前記投与が、経口投与、吸入、直腸投与、腹腔内注射、血管内注射、皮下注射、経皮投与、および筋肉内注射から成る群から選択される経路によって前記ペプチドを投与することを含む、請求項144の方法。
【請求項150】
前記哺乳動物が、アテローム性硬化症の1つまたは2つ以上の症状を有すると診断された哺乳動物である、請求項144の方法。
【請求項151】
前記哺乳動物が、卒中またはアテローム性硬化症のリスクがあると診断された哺乳動物である、請求項144の方法。
【請求項152】
前記哺乳動物が人間である、請求項144の方法。
【請求項153】
前記哺乳動物が人間ではない哺乳動物である、請求項144の方法。
【請求項154】
請求項1、5、6、31、54、76、98、116、117および119のペプチド、または請求項120のアミノ酸対の有効量を哺乳動物に投与することを含む、炎症性病変の1つまたは2つ以上の症状を緩和する方法。
【請求項155】
前記炎症性病変が、アテローム性硬化症、慢性関節リウマチ、紅斑性狼瘡、結節性多発性動脈炎、骨粗しょう症、アルツハイマー病、多発性硬化症、慢性閉塞性肺疾患、喘息、糖尿病およびウイルス性疾患から成る群から選択される病変である、請求項154の方法。
【請求項156】
前記ペプチドが医薬的に許容できる賦形剤中に存在する、請求項154の方法。
【請求項157】
前記ペプチドが脂質と併用して投与される、請求項154の方法。
【請求項158】
前記ペプチドが経口投与のために適切な医薬的に許容できる賦形剤中に存在する、請求項154の方法。
【請求項159】
前記ペプチドがユニット剤形製剤として投与される、請求項154の方法。
【請求項160】
前記投与が、経口投与、吸入、直腸投与、腹腔内注射、血管内注射、皮下注射、経皮投与、および筋肉内注射から成る群から選択される経路によって前記ペプチドを投与することを含む、請求項154の方法。
【請求項161】
前記哺乳動物が、卒中のリスクがあると診断された哺乳動物である、請求項154の方法。
【請求項162】
前記哺乳動物が人間である、請求項154の方法。
【請求項163】
前記哺乳動物が人間ではない哺乳動物である、請求項154の方法。
【請求項164】
請求項1、5、6、31、54、76、98、116、117および119のペプチド、または請求項120のアミノ酸対の有効量をスタチンと併用投与することを含む、哺乳動物でスタチンの活性を強化する方法。
【請求項165】
前記スタチンが、セリバスタチン、アトルバスタチン、シンバスタチン、プラバスタチン、フルバスタチン、ロバスタチン、ロスバスタチンおよびピタバスタチンから成る群から選択される、請求項164の方法。
【請求項166】
前記ペプチドが、前記スタチンと同時に投与される、請求項164の方法。
【請求項167】
前記ペプチドが、前記スタチンの前に投与される、請求項164の方法。
【請求項168】
前記ペプチドが、前記スタチンの後に投与される、請求項164の方法。
【請求項169】
前記ペプチド及び/又は前記スタチンがユニット剤形製剤として投与される、請求項164の方法。
【請求項170】
前記投与が、経口投与、吸入、直腸投与、腹腔内注射、血管内注射、皮下注射、経皮投与、および筋肉内注射から成る群から選択される経路によって前記ペプチド及び/又は前記スタチンを投与することを含む、請求項164の方法。
【請求項171】
前記哺乳動物がアテローム性硬化症の1つまたは2つ以上の症状を有すると診断された哺乳動物である、請求項164の方法。
【請求項172】
前記哺乳動物が、卒中またはアテローム性硬化症のリスクがあると診断された哺乳動物である、請求項164の方法。
【請求項173】
前記哺乳動物が人間である、請求項164の方法。
【請求項174】
前記哺乳動物が人間でない哺乳動物である、請求項164の方法。
【請求項175】
哺乳動物でアテローム性硬化症に付随する1つまたは2つ以上の症状を緩和する方法であって、前記方法が、スタチンの有効量、並びに請求項1、5、6、31、54、76、98、116、117および119のペプチド、または請求項120のアミノ酸対の有効量を前記哺乳動物に投与することを含み、ここで前記スタチンの有効量は、前記ペプチド無しに投与されるスタチンの有効量より低い、前記1つまたは2つ以上の症状を緩和する方法。
【請求項176】
前記ペプチドの有効量が、前記スタチン無しに投与されるペプチドの有効量よりも低い、請求項175の方法。
【請求項177】
前記スタチンが、セリバスタチン、アトルバスタチン、シンバスタチン、プラバスタチン、フルバスタチン、ロバスタチン、ロスバスタチンおよびピタバスタチンから成る群から選択される、請求項175の方法。
【請求項178】
前記ペプチドが、前記スタチンと同時に投与される、請求項175の方法。
【請求項179】
前記ペプチドが、前記スタチンの前に投与される、請求項175の方法。
【請求項180】
前記ペプチドが、前記スタチンの後に投与される、請求項175の方法。
【請求項181】
前記ペプチド及び/又は前記スタチンがユニット剤形製剤として投与される、請求項175の方法。
【請求項182】
前記投与が前記組成物を経口的に投与することを含む、請求項175の方法。
【請求項183】
前記投与が、経口投与、吸入、直腸投与、腹腔内注射、血管内注射、皮下注射、経皮投与、および筋肉内注射から成る群から選択される経路による、請求項175の方法。
【請求項184】
前記哺乳動物がアテローム性硬化症の1つまたは2つ以上の症状を有すると診断された哺乳動物である、請求項175の方法。
【請求項185】
前記哺乳動物が、卒中またはアテローム性硬化症のリスクがあると診断された哺乳動物である、請求項175の方法。
【請求項186】
前記哺乳動物が人間である、請求項175の方法。
【請求項187】
前記哺乳動物が人間でない哺乳動物である、請求項175の方法。
【請求項188】
スタチン及び/又はエゼチミブ、並びに請求項1、5、6、31、54、76、98、116、117および119のいずれかに記載のペプチド若しくは前記ペプチドのコンカテマー、または請求項120に記載のアミノ酸対を含む医薬製剤。
【請求項189】
前記ペプチド及び/又は前記スタチンが有効な用量で存在する、請求項188の医薬製剤。
【請求項190】
前記スタチンの有効量が、前記ペプチド無しに投与されるスタチンの有効量よりも低い、請求項189の医薬製剤。
【請求項191】
前記ペプチドの有効量が、前記スタチン無しに投与されるペプチドの有効量よりも低い、請求項189の医薬製剤。
【請求項192】
前記エゼチミブの有効量が、前記ペプチド無しに投与されるエゼチミブの有効量よりも低い、請求項189の医薬製剤。
【請求項193】
前記ペプチドの有効量が、前記エゼチミブ無しに投与されるペプチドの有効量よりも低い、請求項189の医薬製剤。
【請求項194】
前記スタチンが、セリバスタチン、アトルバスタチン、シンバスタチン、プラバスタチン、フルバスタチン、ロバスタチン、ロスバスタチンおよびピタバスタチンから成る群から選択される、請求項188の医薬製剤。
【請求項195】
前記エゼチミブ、スタチン及び/又は前記ペプチドが経時放出製剤として存在する、請求項188の医薬製剤。
【請求項196】
前記製剤がユニット剤形製剤として製剤化される、請求項188の医薬製剤。
【請求項197】
前記製剤が経口投与のために製剤化される、請求項188の医薬製剤。
【請求項198】
前記製剤が、経口投与、吸入、直腸投与、腹腔内注射、血管内注射、皮下注射、経皮投与、および筋肉内注射から成る群から選択される経路による投与のために製剤化される、請求項188の医薬製剤。
【請求項199】
前記製剤がさらに1つまたは2つ以上のリン脂質を含む、請求項188の医薬製剤。
【請求項200】
哺乳動物で骨粗しょう症の1つまたは2つ以上の症状を軽減または抑制する方法であって、前記方法は、請求項1、5、6、31、54、76、98、116、117および119に記載の1つ若しくは2つ以上のペプチドまたは請求項120に記載のアミノ酸対を前記動物に投与することを含み、ここで前記ペプチドまたはアミノ酸対は、骨粗しょう症の1つまたは2つ以上の症状を軽減または排除するために十分な濃度で投与される、前記骨粗しょう症の1つまたは2つ以上の症状を軽減または抑制する方法。
【請求項201】
前記ペプチドが、骨の脱灰を減少または排除するために十分な濃度で投与される、請求項200の方法。
【請求項202】
前記ペプチドが、骨のカルシウム再沈着の誘発に十分な濃度で投与される、請求項200の方法。
【請求項203】
前記ペプチドが薬理学的に許容できる賦形剤と混合される、請求項200の方法。
【請求項204】
前記ペプチドが、哺乳動物への経口投与のために適切な薬理学的に許容できる賦形剤と混合される、請求項200の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【公表番号】特表2007−512228(P2007−512228A)
【公表日】平成19年5月17日(2007.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−523396(P2006−523396)
【出願日】平成16年8月10日(2004.8.10)
【国際出願番号】PCT/US2004/026288
【国際公開番号】WO2005/016280
【国際公開日】平成17年2月24日(2005.2.24)
【出願人】(500027932)ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア (39)
【出願人】(506125937)ザ ユニバーシティ オブ アラバマ リサーチ ファウンデイション (2)
【Fターム(参考)】