説明

置換されたイミダゾキノリン、イミダゾナフチリジンおよびイミダゾピリジン、組成物ならびに方法

1-位および2-位において置換された特定の1H-イミダゾ[4,5-c]キノリン類、6,7,8,9-テトラヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]キノリン類、1H-イミダゾ[4,5-c][1,5]ナフチリジン類、6,7,8,9-テトラヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c][1,5]ナフチリジン類、および1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン類、これらの化合物を含有する医薬組成物、これらの化合物を製造する方法、ならびに免疫調節薬としてのこれらの化合物を、動物においてサイトカイン生合成を誘導するために、ならびにウイルス疾患および新生物疾患を含めた疾患を処置する際に使用する方法を開示する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
医薬的に許容できるキャリヤーを療法有効量の式Iの化合物:
【化1】

またはその医薬的に許容できる塩と組み合わせて含む医薬組成物
[式中:
X'は、-CH2-、-NH-、および-O-よりなる群から選択され;
R1は、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、テトラヒドロフラン-2-イル、テトラヒドロフラン-3-イル、テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル、テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル、テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル、テトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル、および1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イルよりなる群から選択され;
R2は、-NH2、-CH3、-CH2-C1-4アルキル、-CH2-C1-2アルキレニル-O-C1-2アルキル、-CH2-O-C1-3アルキル、-CH2-OH、-CH2-C1-3アルキレニル-OH、およびベンジルよりなる群から選択され、ベンジル基のフェニル環は置換されていないか、または独立してハロゲン、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、ヒドロキシ、ハロC1-4アルキル、およびヒドロキシC1-4アルキルよりなる群から選択される1個以上の置換基で置換されており;
RAとRBは、一緒になって縮合ベンゼン環または縮合ピリジン環を形成し、これは置換されていないか、または1もしくは2個のR基で置換されており、または1個のR3基で置換されており、または1個のR3基および1個のR基で置換されており;縮合ピリジン環は
【化2】

であり、式中の強調した結合はこの環が縮合している位置を示し;R3は7-または8-位にあり;あるいは、
RAとRBは、一緒になって縮合シクロヘキサン環または縮合テトラヒドロピリジン環を形成し、これは置換されていないか、または炭素原子において1個以上のR基で置換されており;縮合テトラヒドロピリジン環は
【化3】

であり、式中の強調した結合はこの環が縮合している位置を示し;あるいは
RAはアルキルであり、RBは水素またはアルキルであり;
Rは、下記よりなる群から選択され:
ハロゲン、
ヒドロキシ、
アルキル、
ハロアルキル、
アルコキシ、および
-N(R9)2
R3は、下記よりなる群から選択され:
-Z-R4
-Z-X-R4
-Z-X-Y-R4
-Z-X-Y-X-Y-R4
-Z-X-R5、および
-NH-Q-R4
Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロサイクリレンよりなる群から選択され、その際、アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、中途または末端にアリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロサイクリレンがあってもよく、中途に1個以上の-O-基があってもよく;
Yは、下記よりなる群から選択され:
【化4】

Zは、結合または-O-であり;
R4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロサイクリルよりなる群から選択され、これらにおいて、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロサイクリル基は、置換されていないか、または独立してアルキル;アルコキシ;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロサイクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシよりなる群から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく;アルキル、アルケニル、アルキニル、およびヘテロサイクリルの場合は1個以上のオキソで置換されていてもよく;
R5は、下記よりなる群から選択され:
【化5】

R6は、=Oおよび=Sよりなる群から選択され;
R7は、C2-7アルキレンであり;
R8は、水素、C1-10アルキル、C2-10アルケニル、ヒドロキシ-C1-10アルキレニル、C1-10アルコキシ-C1-10アルキレニル、アリール-C1-10アルキレニル、およびヘテロアリール-C1-10アルキレニルよりなる群から選択され;
R9は、水素およびアルキルよりなる群から選択され;
R10は、C3-8アルキレンであり;
Aは、-CH2-、-O-、-C(O)-、-S(O)0-2-、および-N(-Q-R4)-よりなる群から選択され;
A'は、-O-、-S(O)0-2-、-N(-Q-R4)-、および-CH2-よりなる群から選択され;
Qは、結合、-C(R6)-、-C(R6)-C(R6)-、-S(O)2-、-C(R6)-N(R8)-W-、-S(O)2-N(R8)-、-C(R6)-O-、-C(R6)-S-、および-C(R6)-N(OR9)-よりなる群から選択され;
Vは、-C(R6)-、-O-C(R6)-、-N(R8)-C(R6)-、および-S(O)2-よりなる群から選択され;
Wは、結合、-C(O)-、および-S(O)2-よりなる群から選択され;
aおよびbは、独立して1〜6の整数であり、ただしa + bは≦7である]。
【請求項2】
医薬的に許容できるキャリヤーを療法有効量の式IIの化合物:
【化6】

またはその医薬的に許容できる塩と組み合わせて含む医薬組成物
[式中:
X'は、-CH2-、-NH-、および-O-よりなる群から選択され;
R1は、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、テトラヒドロフラン-2-イル、テトラヒドロフラン-3-イル、テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル、テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル、テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル、テトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル、および1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イルよりなる群から選択され;
R2は、-NH2、-CH3、-CH2-C1-4アルキル、-CH2-C1-2アルキレニル-O-C1-2アルキル、-CH2-O-C1-3アルキル、-CH2-OH、-CH2-C1-3アルキレニル-OH、およびベンジルよりなる群から選択され、ベンジル基のフェニル環は置換されていないか、または独立してハロゲン、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、ヒドロキシ、ハロC1-4アルキル、およびヒドロキシC1-4アルキルよりなる群から選択される1個以上の置換基で置換されており;
Rは、下記よりなる群から選択され:
ハロゲン、
ヒドロキシ、
アルキル、
ハロアルキル、
アルコキシ、および
-N(R9)2
nは、0、1または2であり;
R3は、下記よりなる群から選択され:
-Z-R4
-Z-X-R4
-Z-X-Y-R4
-Z-X-Y-X-Y-R4
-Z-X-R5、および
-NH-Q-R4
R3は7-または8-位にあり;
mは、0または1であり;ただし、mが1である場合、nは0または1であり;
Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロサイクリレンよりなる群から選択され、その際、アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、中途または末端にアリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロサイクリレンがあってもよく、中途に1個以上の-O-基があってもよく;
Yは、下記よりなる群から選択され:
【化7】

Zは、結合または-O-であり;
R4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロサイクリルよりなる群から選択され、その際、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロサイクリル基は、置換されていないか、または独立してアルキル;アルコキシ;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロサイクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシよりなる群から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく;アルキル、アルケニル、アルキニル、およびヘテロサイクリルの場合は1個以上のオキソで置換されていてもよく;
R5は、下記よりなる群から選択され:
【化8】

R6は、=Oおよび=Sよりなる群から選択され;
R7は、C2-7アルキレンであり;
R8は、水素、C1-10アルキル、C2-10アルケニル、ヒドロキシ-C1-10アルキレニル、C1-10アルコキシ-C1-10アルキレニル、アリール-C1-10アルキレニル、およびヘテロアリール-C1-10アルキレニルよりなる群から選択され;
R9は、水素およびアルキルよりなる群から選択され;
R10は、C3-8アルキレンであり;
Aは、-CH2-、-O-、-C(O)-、-S(O)0-2-、および-N(-Q-R4)-よりなる群から選択され;
A'は、-O-、-S(O)0-2-、-N(-Q-R4)-、および-CH2-よりなる群から選択され;
Qは、結合、-C(R6)-、-C(R6)-C(R6)-、-S(O)2-、-C(R6)-N(R8)-W-、-S(O)2-N(R8)-、-C(R6)-O-、-C(R6)-S-、および-C(R6)-N(OR9)-よりなる群から選択され;
Vは、-C(R6)-、-O-C(R6)-、-N(R8)-C(R6)-、および-S(O)2-よりなる群から選択され;
Wは、結合、-C(O)-、および-S(O)2-よりなる群から選択され;
aおよびbは、独立して1〜6の整数であり、ただしa + bは≦7である]。
【請求項3】
医薬的に許容できるキャリヤーを療法有効量の式IIIの化合物:
【化9】

またはその医薬的に許容できる塩と組み合わせて含む医薬組成物
[式中:
X'は、-CH2-、-NH-、および-O-よりなる群から選択され;
R1は、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、テトラヒドロフラン-2-イル、テトラヒドロフラン-3-イル、テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル、テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル、テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル、テトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル、および1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イルよりなる群から選択され;
R2は、-NH2、-CH3、-CH2-C1-4アルキル、-CH2-C1-2アルキレニル-O-C1-2アルキル、-CH2-O-C1-3アルキル、-CH2-OH、-CH2-C1-3アルキレニル-OH、およびベンジルよりなる群から選択され、ベンジル基のフェニル環は置換されていないか、または独立してハロゲン、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、ヒドロキシ、ハロC1-4アルキル、およびヒドロキシC1-4アルキルよりなる群から選択される1個以上の置換基で置換されており;
Rは、下記よりなる群から選択され:
ハロゲン、
ヒドロキシ、
アルキル、
ハロアルキル、
アルコキシ、および
-N(R9)2
nは、0、1または2であり;
R9は、水素およびアルキルよりなる群から選択される]。
【請求項4】
医薬的に許容できるキャリヤーを療法有効量の式IVの化合物:
【化10】

またはその医薬的に許容できる塩と組み合わせて含む医薬組成物
[式中:
X'は、-CH2-、-NH-、および-O-よりなる群から選択され;
R1は、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、テトラヒドロフラン-2-イル、テトラヒドロフラン-3-イル、テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル、テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル、テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル、テトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル、および1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イルよりなる群から選択され;
R2は、-NH2、-CH3、-CH2-C1-4アルキル、-CH2-C1-2アルキレニル-O-C1-2アルキル、-CH2-O-C1-3アルキル、-CH2-OH、-CH2-C1-3アルキレニル-OH、およびベンジルよりなる群から選択され、ベンジル基のフェニル環は置換されていないか、または独立してハロゲン、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、ヒドロキシ、ハロC1-4アルキル、およびヒドロキシC1-4アルキルよりなる群から選択される1個以上の置換基で置換されており;
Rは、下記よりなる群から選択され:
ハロゲン、
ヒドロキシ、
アルキル、
ハロアルキル、
アルコキシ、および
-N(R9)2
nは、0、1または2であり;
R3は、下記よりなる群から選択され:
-Z-R4
-Z-X-R4
-Z-X-Y-R4
-Z-X-Y-X-Y-R4
-Z-X-R5、および
-NH-Q-R4
R3は7-または8-位にあり;
mは、0または1であり;ただし、mが1である場合、nは0または1であり;
Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロサイクリレンよりなる群から選択され、その際、アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、中途または末端にアリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロサイクリレンがあってもよく、中途に1個以上の-O-基があってもよく;
Yは、下記よりなる群から選択され:
【化11】

Zは、結合または-O-であり;
R4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロサイクリルよりなる群から選択され、その際、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロサイクリル基は、置換されていないか、または独立してアルキル;アルコキシ;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロサイクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシよりなる群から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく;アルキル、アルケニル、アルキニル、およびヘテロサイクリルの場合は1個以上のオキソで置換されていてもよく;
R5は、下記よりなる群から選択され:
【化12】

R6は、=Oおよび=Sよりなる群から選択され;
R7は、C2-7アルキレンであり;
R8は、水素、C1-10アルキル、C2-10アルケニル、ヒドロキシ-C1-10アルキレニル、C1-10アルコキシ-C1-10アルキレニル、アリール-C1-10アルキレニル、およびヘテロアリール-C1-10アルキレニルよりなる群から選択され;
R9は、水素およびアルキルよりなる群から選択され;
R10は、C3-8アルキレンであり;
Aは、-CH2-、-O-、-C(O)-、-S(O)0-2-、および-N(-Q-R4)-よりなる群から選択され;
A'は、-O-、-S(O)0-2-、-N(-Q-R4)-、および-CH2-よりなる群から選択され;
Qは、結合、-C(R6)-、-C(R6)-C(R6)-、-S(O)2-、-C(R6)-N(R8)-W-、-S(O)2-N(R8)-、-C(R6)-O-、-C(R6)-S-、および-C(R6)-N(OR9)-よりなる群から選択され;
Vは、-C(R6)-、-O-C(R6)-、-N(R8)-C(R6)-、および-S(O)2-よりなる群から選択され;
Wは、結合、-C(O)-、および-S(O)2-よりなる群から選択され;
aおよびbは、独立して1〜6の整数であり、ただしa + bは≦7である]。
【請求項5】
医薬的に許容できるキャリヤーを療法有効量の式Vの化合物:
【化13】

またはその医薬的に許容できる塩と組み合わせて含む医薬組成物
[式中:
X'は、-CH2-、-NH-、および-O-よりなる群から選択され;
R1は、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、テトラヒドロフラン-2-イル、テトラヒドロフラン-3-イル、テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル、テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル、テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル、テトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル、および1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イルよりなる群から選択され;
R2は、-NH2、-CH3、-CH2-C1-4アルキル、-CH2-C1-2アルキレニル-O-C1-2アルキル、-CH2-O-C1-3アルキル、-CH2-OH、-CH2-C1-3アルキレニル-OH、およびベンジルよりなる群から選択され、ベンジル基のフェニル環は置換されていないか、または独立してハロゲン、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、ヒドロキシ、ハロC1-4アルキル、およびヒドロキシC1-4アルキルよりなる群から選択される1個以上の置換基で置換されており;
RA’はアルキルであり、RB’は水素またはアルキルである]。
【請求項6】
RA’およびRB’は両方ともメチルである、請求項5の医薬組成物。
【請求項7】
R3は-Z-R4である、請求項1、2および4のいずれか1項の医薬組成物。
【請求項8】
R4は、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキレニルよりなる群から選択され、その際、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキレニル基は、置換されていないか、または独立してアルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、アルキルアミノおよびジアルキルアミノよりなる群から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく;Zは結合である、請求項7の医薬組成物。
【請求項9】
R4は4〜7員ヘテロサイクリル基であり、これは1個以上の環窒素原子を含み、環酸素原子または環硫黄原子を含んでもよく、ヘテロサイクリル基の結合点は窒素原子のひとつであり、ヘテロサイクリル基は置換されていないか、または独立してオキソ、アルキルおよびアリールアルキレニルよりなる群から選択される1個以上の置換基で置換されており;Zは結合である、請求項7の医薬組成物。
【請求項10】
ヘテロサイクリル基が、
【化14】

よりなる群から選択され、これらの式中のR'はアルキルである、請求項9の医薬組成物。
【請求項11】
R3は-Z-X-Y-R4である、請求項1、2および4のいずれか1項の医薬組成物。
【請求項12】
R4は水素、アルキルおよびヘテロサイクリルよりなる群から選択され;Yは-S(O)2-、-C(O)-、-C(O)-NH-、および-NH-S(O)2-よりなる群から選択され;Xはフェニレンであり;Zは結合である、請求項11の医薬組成物。
【請求項13】
R4はアルキル、アリール、アリールアルキレニル、およびヘテロアリールよりなる群から選択され、それらはそれぞれ置換されていないか、または独立してハロゲン、ヒドロキシ、およびアルキルよりなる群から選択される1個以上の置換基で置換されており;Yは-S(O)2-、-C(O)-、-C(O)-NH-、および-NH-S(O)2-よりなる群から選択され;Xは
【化15】

であり;Zは結合である、請求項11の医薬組成物。
【請求項14】
R4は水素またはアルキルであり;Yは-C(O)-N(R8)-または-C(O)-O-であり;R8はC1-4アルキルであり;Xはアルキレンまたはアルケニレンであり;Zは結合である、請求項11の医薬組成物。
【請求項15】
R4はマレイミジルで置換されたアルキルであり;Yは-NHC(O)-であり;Xは中途に1個の-O-基があるアルキレンであり;Zは-O-である、請求項11の医薬組成物。
【請求項16】
R3は-Z-Xf-Ya-Xg-Yb-R4であり、ここでR4は水素またはC1-4アルキルであり、Ybは-C(O)-O-であり、Xgはアルキレンであり、Yaは-NHC(O)-であり、Xfは中途に1個の-O-基があるアルキレンであり;Zは-O-である、請求項1、2および4のいずれか1項の医薬組成物。
【請求項17】
R3は、ヒドロキシフェニル、(ヒドロキシメチル)フェニル、(アミノメチル)フェニル、ピリジン-3-イル、およびピリジン-4-イルよりなる群から選択される、請求項1、2、4、7および8のいずれか1項の医薬組成物。
【請求項18】
R3は(メチルスルホニルアミノ)フェニルである、請求項1、2、4、11および12のいずれか1項の医薬組成物。
【請求項19】
R3は、ヒドロキシフェニル、(ヒドロキシメチル)フェニル、4-(アミノメチル)フェニル、3-(メチルスルホニルアミノ)フェニル、ピリジン-3-イル、およびピリジン-4-イルよりなる群から選択される、請求項1または2の医薬組成物。
【請求項20】
R3は、ヒドロキシフェニル、(ヒドロキシメチル)フェニル、および(メチルスルホニルアミノ)フェニルよりなる群から選択される、請求項1または4の医薬組成物。
【請求項21】
R3は7-位にある、請求項1、2、4、および7〜20のいずれか1項の医薬組成物。
【請求項22】
R3は8-位にある、請求項1、2、4、および7〜20のいずれか1項の医薬組成物。
【請求項23】
nは0である、請求項2、3、4、および7〜22のうち請求項1に従属するものを除くいずれか1項の医薬組成物。
【請求項24】
mは0である、請求項2または4の医薬組成物。
【請求項25】
mおよびnは両方とも0である、請求項2または4の医薬組成物。
【請求項26】
R2は、-CH3、-CH2-C1-4アルキル、-CH2-O-C1-3アルキル、-CH2-C1-2アルキレニル-O-C1-2アルキル、-CH2-OH、および-CH2-C1-3アルキレニル-OHよりなる群から選択される、請求項1〜25のいずれか1項の医薬組成物。
【請求項27】
R2は、メチル、エチル、n-プロピル、n-ブチル、シクロプロピルメチル、メトキシメチル、エトキシメチル、2-メトキシエチル、ヒドロキシメチル、および2-ヒドロキシエチルよりなる群から選択される、請求項26の医薬組成物。
【請求項28】
R2は、メチル、エチル、n-プロピル、n-ブチル、シクロプロピルメチル、メトキシメチル、エトキシメチル、および2-メトキシエチルよりなる群から選択される、請求項27の医薬組成物。
【請求項29】
R2は、n-プロピル、n-ブチル、メトキシメチル、エトキシメチル、および2-メトキシエチルよりなる群から選択される、請求項28の医薬組成物。
【請求項30】
R1はテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イルである、請求項1〜29のいずれか1項の医薬組成物。
【請求項31】
X'は-CH2-である、請求項1〜30のいずれか1項の医薬組成物。
【請求項32】
X'は-NH-である、請求項1〜30のいずれか1項の医薬組成物。
【請求項33】
X'は-O-である、請求項1〜30のいずれか1項の医薬組成物。
【請求項34】
式IIaの化合物:
【化16】

またはその医薬的に許容できる塩
[式中:
X"は、-CH2-であり;
R1aは、テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル、テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル、テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル、テトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル、および1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イルよりなる群から選択され;
R2は、-CH3、-CH2-C1-4アルキル、-CH2-C1-2アルキレニル-O-C1-2アルキル、-CH2-O-C1-3アルキル、-CH2-OH、-CH2-C1-3アルキレニル-OH、およびベンジルよりなる群から選択され、ベンジル基のフェニル環は置換されていないか、または独立してハロゲン、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、ヒドロキシ、ハロC1-4アルキル、およびヒドロキシC1-4アルキルよりなる群から選択される1個以上の置換基で置換されている]。
【請求項35】
式IIIの化合物:
【化17】

またはその医薬的に許容できる塩
[式中:
X'は、-CH2-、-NH-、および-O-よりなる群から選択され;
R1は、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、テトラヒドロフラン-2-イル、テトラヒドロフラン-3-イル、テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル、テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル、テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル、テトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル、および1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イルよりなる群から選択され;
R2は、-NH2、-CH3、-CH2-C1-4アルキル、-CH2-C1-2アルキレニル-O-C1-2アルキル、-CH2-O-C1-3アルキル、-CH2-OH、-CH2-C1-3アルキレニル-OH、およびベンジルよりなる群から選択され、ベンジル基のフェニル環は置換されていないか、または独立してハロゲン、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、ヒドロキシ、ハロC1-4アルキル、およびヒドロキシC1-4アルキルよりなる群から選択される1個以上の置換基で置換されており;
Rは、下記よりなる群から選択され:
ハロゲン、
ヒドロキシ、
アルキル、
ハロアルキル、
アルコキシ、および
-N(R9)2
nは、0、1または2であり;
R9は、水素およびアルキルよりなる群から選択される]。
【請求項36】
式IVaの化合物:
【化18】

またはその医薬的に許容できる塩
[式中:
X"'は、-CH2-であり;
R1aは、テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル、テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル、テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル、テトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル、および1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イルよりなる群から選択され;
R2は、-NH2、-CH3、-CH2-C1-4アルキル、-CH2-C1-2アルキレニル-O-C1-2アルキル、-CH2-O-C1-3アルキル、-CH2-OH、-CH2-C1-3アルキレニル-OH、およびベンジルよりなる群から選択され、ベンジル基のフェニル環は置換されていないか、または独立してハロゲン、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、ヒドロキシ、ハロC1-4アルキル、およびヒドロキシC1-4アルキルよりなる群から選択される1個以上の置換基で置換されており;
Rは、下記よりなる群から選択され:
ハロゲン、
ヒドロキシ、
アルキル、
ハロアルキル、
アルコキシ、および
-N(R9)2
nは、0、1または2であり;
R3aは、下記よりなる群から選択され:
-Z-R4、および
-Z-X-R4
R3aは7-または8-位にあり;
mは、0または1であり;ただし、mが1である場合、nは0または1であり;
Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロサイクリレンよりなる群から選択され、その際、アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、中途または末端にアリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロサイクリレンがあってもよく、中途に1個以上の-O-基があってもよく;
Zは、結合または-O-であり;
R4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロサイクリルよりなる群から選択され、その際、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロサイクリル基は、置換されていないか、または独立してアルキル;アルコキシ;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロサイクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシよりなる群から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよく;アルキル、アルケニル、アルキニル、およびヘテロサイクリルの場合は1個以上のオキソで置換されていてもよく;
R9は、水素およびアルキルよりなる群から選択される]。
【請求項37】
式Vaの化合物:
【化19】

またはその医薬的に許容できる塩
[式中:
X"は、-CH2-であり;
R1は、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、テトラヒドロフラン-2-イル、テトラヒドロフラン-3-イル、テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル、テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル、テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル、テトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル、および1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イルよりなる群から選択され;
R2は、-NH2、-CH3、-CH2-C1-4アルキル、-CH2-C1-2アルキレニル-O-C1-2アルキル、-CH2-O-C1-3アルキル、-CH2-OH、-CH2-C1-3アルキレニル-OH、およびベンジルよりなる群から選択され、ベンジル基のフェニル環は置換されていないか、または独立してハロゲン、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、ヒドロキシ、ハロC1-4アルキル、およびヒドロキシC1-4アルキルよりなる群から選択される1個以上の置換基で置換されており;
RA’はアルキルであり、RB’は水素またはアルキルである]。
【請求項38】
RA’およびRB’は両方ともメチルである、請求項37の化合物または塩。
【請求項39】
X’は-CH2-である、請求項35の化合物または塩。
【請求項40】
X’は-NH-である、請求項35の化合物または塩。
【請求項41】
X’は-O-である、請求項35の化合物または塩。
【請求項42】
R3aは、ヒドロキシフェニルおよび(ヒドロキシメチル)フェニルよりなる群から選択される、請求項36の化合物または塩。
【請求項43】
nは0である、請求項35、36、および39〜42のいずれか1項の化合物または塩。
【請求項44】
mは0である、請求項36の化合物または塩。
【請求項45】
mおよびnは両方とも0である、請求項36の化合物または塩。
【請求項46】
R1aはテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イルである、請求項34、36、42、請求項36または42に従属する請求項43、請求項44および45のいずれか1項の化合物または塩。
【請求項47】
R1はテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イルである、請求項35、37、38、39、40、41、および請求項35、39、40または41に従属する請求項43のいずれか1項の化合物または塩。
【請求項48】
R2は、メチル、エチル、n-プロピル、n-ブチル、シクロプロピルメチル、メトキシメチル、エトキシメチル、2-メトキシエチル、ヒドロキシメチル、および2-ヒドロキシエチルよりなる群から選択される、請求項34〜47のいずれか1項の化合物または塩。
【請求項49】
R2は、n-プロピル、n-ブチル、メトキシメチル、エトキシメチル、および2-メトキシエチルよりなる群から選択される、請求項48の化合物または塩。
【請求項50】
医薬的に許容できるキャリヤーと組み合わせた療法有効量の請求項34〜49のいずれか1項の化合物またはその塩を含む医薬組成物。
【請求項51】
有効量の請求項1〜33および50のいずれか1項の医薬組成物または請求項34〜49のいずれか1項の化合物もしくはその塩を動物に投与することを含む、動物においてサイトカイン生合成を誘導する方法。
【請求項52】
療法有効量の請求項1〜33および50のいずれか1項の医薬組成物または請求項34〜49のいずれか1項の化合物もしくはその塩を動物に投与することを含む、その必要がある動物においてウイルス疾患を処置する方法。
【請求項53】
療法有効量の請求項1〜33および50のいずれか1項の医薬組成物または請求項34〜49のいずれか1項の化合物もしくはその塩を動物に投与することを含む、その必要がある動物において新生物疾患を処置する方法。

【公表番号】特表2009−519955(P2009−519955A)
【公表日】平成21年5月21日(2009.5.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−545861(P2008−545861)
【出願日】平成18年12月15日(2006.12.15)
【国際出願番号】PCT/US2006/048017
【国際公開番号】WO2007/075468
【国際公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【出願人】(508147669)コーリー ファーマシューティカル グループ,インコーポレイテッド (24)
【Fターム(参考)】