説明

翻訳装置

【課題】 複雑な操作入力なしに複写あるいは翻訳の指示を行うことができる技術を提供すること。
【解決手段】 本発明は、原稿から画像を光学的に読み取り画像データを生成する画像読み取り手段と、画像データに従って用紙上に画像形成を行う画像形成手段と、画像データに対し文字認識処理を行い生成されたテキストデータの内容を別の言語に翻訳し、翻訳テキストデータを生成する翻訳手段と、ユーザの一度の操作入力に応じて、前記画像読み取り手段により生成された画像データを、前記画像形成手段により処理するか、前記翻訳手段により処理するか決定する動作決定手段とを有する翻訳装置を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、簡単な操作で翻訳処理を行うことができる翻訳装置に関する。
【背景技術】
【0002】
プリンタ、スキャナ、複写機などの機能を併せ持つ、いわゆる複合機がオフィス等で広く用いられている。複合機の機能は年々多機能化しており、翻訳機としての機能を有する複合機も考え出されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、画像読取装置、機械翻訳装置、印刷装置を組み合わせて、原稿を読み取り翻訳をする装置が開示されている。
【特許文献1】特開平2−195479号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、特許文献1には、複写処理と翻訳処理を指定する技術は何ら開示されていなかった。また、翻訳を行う際、翻訳元の言語と翻訳先の言語を指定する技術も何ら開示されていなかった。したがって、翻訳処理を行う際、複合機のユーザは、複合機の動作モードを翻訳処理に切り替え、かつ、必要に応じて翻訳元の言語と翻訳先の言語を指定するための複雑な操作入力を行わなければならないという問題があった。
【0004】
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、複雑な操作入力なしに複写あるいは翻訳の指示を行うことができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述の課題を解決するため、本発明は、原稿から画像を光学的に読み取り画像データを生成する画像読み取り手段と、画像データに従って用紙上に画像形成を行う画像形成手段と、画像データに対し文字認識処理を行い生成されたテキストデータの内容を別の言語に翻訳し、翻訳テキストデータを生成する翻訳手段と、ユーザの一度の操作入力に応じて、前記画像読み取り手段により生成された画像データを、前記画像形成手段により処理するか、前記翻訳手段により処理するか決定する動作決定手段とを有する翻訳装置を提供する。
この翻訳装置によれば、ユーザは複雑な操作入力なしに複写あるいは翻訳の指示を行うことができる
【0006】
好ましい態様において、この翻訳装置は、ユーザの操作に応じて信号を出力するボタンと、前記ボタンが押されている時間を計測する計測手段と、1または複数のしきい値時間を記憶する記憶手段とをさらに有し、前記動作決定手段が、前記計測手段により計測された時間と、前記記憶手段に記憶された1または複数のしきい値時間との大小関係に基づいて動作決定処理を行ってもよい。
この翻訳装置によれば、ボタン1つの操作によって動作を決定する指示入力を行うことができる。
【0007】
別の好ましい態様において、この翻訳装置は、ユーザの操作に応じて信号を出力するボタンと、所定時間内に前記ボタンが押された回数を計測する計測手段と、1または複数のしきい値回数を記憶する記憶手段とをさらに有し、前記動作決定手段が、前記計測手段により計測された回数と、前記記憶手段に記憶された1または複数のしきい値回数との大小関係に基づいて動作決定処理を行ってもよい。
この翻訳装置によれば、ボタン1つの操作によって動作を決定する指示入力を行うことができる。
【0008】
さらに別の好ましい態様において、この翻訳装置は、前記画像読み取り手段により画像読み取りを行う際に原稿を載せるための原稿載置手段と、前記原稿載置手段において原稿の置かれた位置を検出する位置検出手段とをさらに有し、前記動作決定手段が、前記位置検出手段により検出された位置に基づいて動作決定処理を行ってもよい。
この翻訳装置によれば、原稿を載せる位置により動作を決定する指示入力を行うことができる。
【0009】
別の好ましい態様において、この翻訳装置は、原稿の角の折り曲げ位置を検出する曲げ検出手段をさらに有し、前記動作決定手段が、前記曲げ検出手段により検出された原稿の折り曲げ位置に基づいて動作決定処理を行ってもよい。
この翻訳装置によれば、原稿を載せる位置により動作を決定する指示入力を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る複合機100の機能構成を示すブロック図である。画像読み取り部1は、原稿の画像を光学的に読み取り、読み取った画像に対応する画像データを生成する。画像形成部2は、画像データに従って用紙(記録材)上に画像形成を行う。翻訳部3は、画像データに対し文字認識処理を行い、文字データを取得する。翻訳部3は、取得した文字データに対し翻訳処理を行う。動作決定部4は、動作切り替え部5および6を制御して複合機100の動作を決定する。動作切り替え部5および6を共にa側に接続した場合、画像形成部2は画像読み取り部1が読み取った画像データに従って画像形成を行う。すなわち、複合機100は複写機として機能する。動作切り替え部5および6をb側に接続した場合、翻訳部3は画像読み取り部1が読み取った画像データに対して翻訳処理を行う。すなわち、複合機100は翻訳機として機能する。
【0011】
図2は、複合機100のハードウェア構成を示すブロック図である。スキャンを行う場合、ユーザは、プラテンガラス180とバックプラテン181との間に原稿60を1枚ずつセットする。操作部130のスタートボタンを押す等の方法によりスキャン指示が入力されると、光源182aを含む第1CRG182が図2中A方向に移動しながら原稿画像を読み取る。すなわち、光源182aから照射され原稿60で反射された反射光(原稿画像)は、ミラー182b、ミラー183a、ミラー183bにより光路を変更される。光路を変更された反射光は、レンズ184により集光され、CCD(Charge Coupled Devices)センサ34上に結像される。CCDセンサ185は例えば4ラインのCCDセンサである。CCDセンサ185は、入力された反射光(原稿画像)に応じてアナログ画像信号R、G、B、Kを後段の回路に出力する。
【0012】
CCDセンサ185から出力されたアナログ画像信号R、G、B、KはA/D変換回路170によりデジタル画像データR、G、B、Kに変換される。これらのデジタル画像データR、G、B、Kに対し、図示しないシェーディング補正回路等によりCCDセンサ185の感度バラツキや光学系の光量分布特性に対応した補正が施される。こうして補正されたデジタル画像データR、G、B、Kは後段の画像処理回路175に出力される。画像処理回路175は、必要に応じて、画像データの色空間をCMYK表色系に変換する等の処理を行う。以下、デジタル画像データR、G、B、Kの一部または全部を単に「画像データ」という。
【0013】
表示部150は、例えば液晶ディスプレイで構成され、CPU110からの制御信号に従ってユーザへのメッセージや作業状況を表示する。操作部130は、テンキー、スタートボタン、ストップボタン、液晶ディスプレイ上に設置されたタッチパネル等で構成され、ユーザの操作入力およびその時の表示画面に応じた信号を出力する。記憶部140は、翻訳プログラムや画像処理プログラム等の制御プログラム、および翻訳処理の際使用する辞書データ等の各種データを記憶している。I/F160は、外部機器との間でデータを送受信するためのインターフェースである。CCD駆動回路120は、CPU110からの制御信号に従ってCCDセンサ185を駆動する回路である。以上で説明した各要素は、バス190で相互に接続されデータのやりとりを行うことができる。
【0014】
複合機100は、ユーザからの指示入力に応じて複写処理と翻訳処理(場合によってはさらにスキャン処理)とを切り換えて実行する。ユーザの指示入力の態様としては、以下で説明する種々のものが可能である。
【0015】
(1)ボタンによる指示
(1−1)複写ボタンおよび翻訳ボタンを有する構成
図3は、一実施形態における操作部130を示す図である。操作部130は、複写ボタン131、翻訳ボタン132、およびタッチパネルとして機能するLCD133を有する。原稿60をセットした後、複合機100のユーザはボタンを操作することにより複写または翻訳の指示入力を行う。例えば、複写処理を行わせるには、ユーザは複写ボタン131を押す。操作部130は、複写処理を指示する制御信号をCPU110に出力する。CPU110は、制御信号に従って翻訳処理を実行する。同様に、翻訳処理を行わせる場合には、ユーザは翻訳ボタン132を押す。操作部130は、翻訳処理を指示する制御信号をCPU110に出力する。CPU110は、制御信号に従って翻訳処理を実行する。具体的には、次のとおりである。CPU110は、CCD駆動回路120を制御して画像データを生成する。CPU110は、生成された画像データを記憶部140に記憶する。CPU110は記憶部140から翻訳プログラムを読み出して実行する。翻訳プログラムを実行すると、CPU110はまず、画像データに対して文字認識処理を行う。CPU110は、文字認識処理により生成した原文テキストデータを記憶部140に記憶する。CPU110は、生成された原文テキストデータに対し翻訳処理を行う。CPU110は、翻訳処理により生成された翻訳文テキストデータを記憶部140に記憶する。複合機100は、生成した翻訳文テキストデータを、I/F160を介して他の機器に送信することができる。あるいは、複合機100は、翻訳文テキストデータから画像データを生成し、翻訳文を印刷することもできる。なお、複写ボタン131および翻訳ボタン132の代わりにLCD133上に複写ボタンおよび翻訳ボタンに相当する画像を表示させてもよい。ユーザは、LCD133上に表示されたボタンを押すことにより、物理的なボタンを設置した場合と同様に複写処理あるいは翻訳処理が行われる。
【0016】
(1−2)スタートボタンのみの構成
図4は、別の実施形態における操作部130を示す図である。この実施形態において、操作部130は、スタートボタン134およびLCD133を有する。ユーザは、操作部130を用いて例えば以下のようにして複合機100に対し指示入力をすることができる。
【0017】
(a)ボタンを押す時間により動作を決定
この態様において、操作部130は、スタートボタン134が押されている間、その旨を示す信号をCPU110に出力する。CPU110は、スタートボタン134が押されている時間Tを計測する機能を有する。記憶部140は、しきい値時間Tthを記憶している。スタートボタン134が押下されると、CPU110は、スタートボタン134が押されている時間Tの計測を開始する。また、CPU110は、動作モードを示すフラグを記憶部140に記憶する。フラグの初期値は、「複写」を示している。CPU110は、しきい値時間以上スタートボタン134が押された場合、すなわち、T>Tthとなった場合には、フラグの値を「翻訳」に更新する。スタートボタン134の押下が終了すると、CPU110はフラグの値に対応した処理を行う。なお、記憶部140がしきい値時間を複数記憶してもよい。この場合、CPU110は、しきい値時間に応じて複数の処理を切り替えることができる。例えば、記憶部140がしきい値時間Tth1、Tth2の2つのしきい値時間を記憶している場合、0<T<Tth1の場合には複写処理を、Tth1<T<Tth2の場合には翻訳処理を、Tth2<Tの場合にはスキャン処理を行わせることとしてもよい。あるいは、複数のしきい値時間に応じて翻訳先の言語を指定することとしてもよい。
【0018】
(b)ボタンを押す回数により動作を決定
この態様において、操作部130は、一定時間内にスタートボタン134が押されるたびにその旨を示す信号をCPU110に出力する。CPU110は、一定時間内にスタートボタン134が押された回数nを計測する機能を有する。CPU110は、スタートボタン134が押下されるとn=1として回数nの値を初期化する。また、CPU110は、動作モードを示すフラグを記憶部140に記憶する。フラグの値は、nの値に応じて更新される。CPU110は、一定時間内にもう一度スタートボタン134が押下されたか判断する。一定時間内にもう一度スタートボタン134が押下された場合、CPU110はnの値を1増加させ、一定時間内にさらにもう一度スタートボタン134が押下されたか判断する。一定時間内にスタートボタン134が押下されなかった場合、CPU110は、その時点でのフラグの値に応じた処理を行う。フラグの値は例えば、n=1の場合には「複写」であり、n=2の場合には「翻訳」である。
【0019】
なお、CPU110は、一定時間内にもう一度スタートボタン134が押下されたかによってではなく、一定時間内にスタートボタン134が押下された回数を計測することによりnの値を変更してもよい。
【0020】
上述の(a)、(b)の態様において、その時点における動作モードに対応する画像あるいはメッセージをLCD133に表示してもよい。
図5は、LCDに表示されるメッセージを例示する図である。スタートボタン134が押下されている時間あるいは押下された回数に応じて、LCD133に表示されるメッセージが変化する。ユーザはこの表示によりその時点での動作モードを知ることができる。
【0021】
(2)原稿の置き方による指示
(2−1)例1
図6は、原稿60の置き方による複写と翻訳の指示方法を示す図である。この態様において、操作部130は、図4に示されるようにスタートボタン134を有する。CPU110は、スタートボタン134が押下されると、プラテンガラス180において原稿60の置かれた位置に応じて複写処理と翻訳処理とを切り換えて実行する。図6の例では、原稿60が領域ACに置かれた場合は複写処理が行われ、領域ATに置かれた場合は翻訳処理が行われる。これは例えば次のように行われる。スタートボタン134が押下されると、CPU110は、CCD駆動回路120を制御してプラテンガラス180の全面についてスキャンを行う。CPU110は、スキャンした画像に対してレイアウト抽出等の処理を行うことにより、プラテンガラス180において原稿の置かれた位置を検出する。CPU110は例えば、原稿60の枠線4つの頂点の座標を検出する。CPU110は、検出された頂点の座標のうち、原稿60の左上頂点の座標が領域ACと領域ATのどちらに属するか判断する。原稿の左上頂点の座標が領域ACに属すると判断された場合、CPU110は、複写処理を行う。原稿の左上頂点の座標が領域ATに属すると判断された場合、CPU110は、翻訳処理を行う。なお、原稿位置の検出は、原稿60の左上頂点の座標によらず、他の1または複数の頂点の座標により判断してもよい。あるいは、プラテンガラス180の下に光源と受光器を複数設け、反射率の変化により原稿60の位置を検出する構成としてもよい。
【0022】
(2−2)例2
図7は、原稿60の置き方による複写と翻訳の別の指示方法を示す図である。原稿60が領域ACPに置かれた場合、CPU110は、翻訳処理を行う。原稿60が領域AJP、ACN、AENに行われた場合、CPU110は、それぞれ、日本語への翻訳、中国語への翻訳、英語への翻訳というように、指定された翻訳先言語への翻訳処理を行う。あるいは、原稿の置き方により翻訳元の言語を指定する構成としてもよい。
【0023】
(2−3)例3
図8は、原稿60の置き方による複写と翻訳のさらに別の指示方法を示す図である。プラテンガラス180の外側には、図中水平方向に翻訳先言語を指定する原稿の置き方を案内するガイドラインが描かれている。例えば、原稿60の左端がプラテンガラス180の「複写」のラインと一致するように置かれてスタートボタン134が押下された場合、CPU110は、複写処理を行う。あるいは、原稿60の左端がプラテンガラス180の「英語」のラインと一致するように置かれてスタートボタン134が押下された場合、CPU110は、英語への翻訳処理を行う。なお、原稿60の位置の判断は、例えば、原稿60の左端が英語のガイドラインと仏語のガイドラインの間(図8の領域AEN)に位置する場合には英語への翻訳を行うこととしてもよい。
【0024】
(2−4)例4
図9は、原稿60の置き方による複写と翻訳のさらに別の指示方法を示す図である。この態様においては、図中水平方向に翻訳先言語を指定するガイドラインが、図中垂直方向に翻訳元言語を指定するガイドラインが描かれている。すなわち、原稿60の2次元的な配置により、翻訳元言語および翻訳先言語の指定をすることができる。このような指示方法によれば、複数の翻訳元言語および複数の翻訳先言語に対応した複合機100において、スタートボタン134を1回操作するだけで翻訳元言語および翻訳先言語を指定することができる。
【0025】
(3)原稿の向きによる指示
図10は、原稿60の向きによる複写と翻訳の指示方法を示す図である。CPU110は原稿60の天地判定を行い、その向きに応じて処理を切り替える。例えば、原稿60が0°回転画像、すなわち、天地が正しく配置された場合(図10(a))、CPU110は複写処理を行う。このように、反時計回りに(90×n)°回転画像に対して、CPU110はnの値に応じて処理を切り替える(nは0≦n≦4なる整数)。CPU110は、例えばn=1の場合は英語への翻訳、n=2の場合は中国語への翻訳、n=3の場合は仏語への翻訳というように処理を切り替える。
【0026】
スキャン画像の天地判定は例えば次のように行う。CPU110は、(90×n)°回転画像に対して文字認識処理を行う。すなわち、スキャン画像と、スキャン画像を90°、180°、270°回転した合計4つの画像に対して文字認識処理を行う。CPU110は、4つの回転画像のうち、最も文字認識率の高い回転画像を特定する。90°回転画像が最も文字認識率が高かった場合、CPU110はn=1であると判断する。
【0027】
なお、このような原稿の向きによる指示は、原稿60をプラテンガラス180に載せて処理を行う場合だけでなく、ADF(Automatic Document Feeder)を用いて原稿を読み取り位置まで搬送する構成の複合機にも適用することができる。
【0028】
(4)原稿の折り位置による指示
図11は、原稿の折り位置による翻訳と複写の指示方法を示す図である。原稿60の4つの角(A〜D)のうち、折り曲げられた角の組み合わせにより、CPU110は、図11の下表に示されるように処理を切り換えて実行する。例えば、どの角も折り曲げられていなかった場合、CPU110は、複写処理を行う。また、角Aおよび角Bが折り曲げられていた場合、CPU110はフランス語への翻訳処理を行う。原稿の折り位置は、例えば、スキャン画像に対しレイアウト抽出処理を行い、原稿60の形状を判断することにより行う。
【0029】
(5)他の実施形態
以上の(1)では操作部130のボタンおよびディスプレイにより指示を行う態様について、(2)〜(4)では原稿60の置き方や折り曲げ位置などの物理的な情報に基づいて指示を行う態様について説明したが、これらの態様を組み合わせて指示を行うこととしてもよい。例えば、原稿を置く位置により翻訳先の言語を指定し、ボタンを押す時間により翻訳元の言語を指定する構成としてもよい。
【0030】
また、操作部130に、動作モードを変更するボタンを設けてもよい。ユーザがこのボタンを操作すると、CPU110は動作モードを示すフラグを複写→翻訳→複写というように順番に切り替える。CPU110は、スタートボタンが押下されたときのフラグの値に応じた動作を行う。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の一実施形態に係る複合機100の機能構成を示すブロック図である。
【図2】複合機100のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】一実施形態における操作部130を示す図である。
【図4】別の実施形態における操作部130を示す図である。
【図5】LCD133に表示されるメッセージを例示する図である。
【図6】原稿60の置き方による複写と翻訳の指示方法を示す図である。
【図7】原稿60の置き方による複写と翻訳の別の指示方法を示す図である。
【図8】原稿60の置き方による複写と翻訳のさらに別の指示方法を示す図である。
【図9】原稿60の置き方による複写と翻訳のさらに別の指示方法を示す図である。
【図10】原稿60の向きによる複写と翻訳の指示方法を示す図である。
【図11】紙を折ることによる翻訳と複写の指示方法を示す図である。
【符号の説明】
【0032】
1…画像読み取り部、2…画像形成部、3…翻訳部、4…動作決定部、5・6…動作切り替え部、60…原稿、100…複合機、110…CPU、120…CCD駆動回路、130…操作部、131…複写ボタン、132…翻訳ボタン、133…LCD、134…スタートボタン、140…記憶部、150…表示部、160…I/F、170…A/D変換回路、175…画像処理回路、180…プラテンガラス、181…バックプラテン、182…第1CRG、184…レンズ、185…CCDセンサ、190…バス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
原稿から画像を光学的に読み取り画像データを生成する画像読み取り手段と、
画像データに従って用紙上に画像形成を行う画像形成手段と、
画像データに対し文字認識処理を行い生成されたテキストデータの内容を別の言語に翻訳し、翻訳テキストデータを生成する翻訳手段と、
ユーザの操作入力に応じて、前記画像読み取り手段により生成された画像データを、前記画像形成手段により処理するか、前記翻訳手段により処理するか決定する動作決定手段と
を有する翻訳装置。
【請求項2】
ユーザの操作に応じて信号を出力するボタンと、
前記ボタンが押されている時間を計測する計測手段と、
1または複数のしきい値時間を記憶する記憶手段と
をさらに有し、
前記動作決定手段が、前記計測手段により計測された時間と、前記記憶手段に記憶された1または複数のしきい値時間との大小関係に基づいて動作決定処理を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の翻訳装置。
【請求項3】
ユーザの操作に応じて信号を出力するボタンと、
所定時間内に前記ボタンが押された回数を計測する計測手段と、
1または複数のしきい値回数を記憶する記憶手段と
をさらに有し、
前記動作決定手段が、前記計測手段により計測された回数と、前記記憶手段に記憶された1または複数のしきい値回数との大小関係に基づいて動作決定処理を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の翻訳装置。
【請求項4】
前記画像読み取り手段により画像読み取りを行う際に原稿を載せるための原稿載置手段と、
前記原稿載置手段において原稿の置かれた位置を検出する位置検出手段と
をさらに有し、
前記動作決定手段が、前記位置検出手段により検出された位置に基づいて動作決定処理を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の翻訳装置。
【請求項5】
原稿の角の折り曲げ位置を検出する曲げ検出手段をさらに有し、
前記動作決定手段が、前記曲げ検出手段により検出された原稿の折り曲げ位置に基づいて動作決定処理を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の翻訳装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2006−253937(P2006−253937A)
【公開日】平成18年9月21日(2006.9.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−65961(P2005−65961)
【出願日】平成17年3月9日(2005.3.9)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】