説明

脂質キナーゼ阻害剤としてのイミダゾピリダジン

本発明は、新規式I
【化1】


の化合物、ならびにこれらの化合物に関連する他の発明的態様に関する。本化合物は、例えばそれらのとりわけPI3キナーゼのようなタンパク質キナーゼを阻害する能力を考慮して、動物またはヒト身体の処置に有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I
【化1】

〔式中、
は非置換または置換アリールであり;そして
は置換フェニルまたは置換ナフチルである。〕
の化合物、またはそのN−オキシド、その溶媒和物および/または(好ましくは薬学的に許容される)塩。
【請求項2】
が、非置換であるか、または、非置換または置換アルキル、例えば非置換であるか、またはヒドロキシルまたはシアノ−C−C−アルキルで置換されているC−C−アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アルキルオキシ、とりわけC−C−アルコキシ、とりわけメトキシ、アミノ、モノ−またはジ置換アミノ、好ましくはN−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキルおよび/またはC−C−シクロ(cylo)アルキル)−アミノ、とりわけN−メチルアミノ、C−C−アルカノイルアミノ、C−C−アルコキシカルボニル−アミノ、フェニル−またはナフチル−C−C−アルコキシカルボニル−アミノ、カルバモイル、モノ−またはジ置換カルバモイル、好ましくはN−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキルおよび/またはC−C−シクロアルキル)−カルバモイル、ピロリジン−2−カルボニル−アミノ、ヘテロシクリルカルボニル(ここで、ヘテロシクリルは環窒素を介してカルボニルに結合している)、とりわけピペリジノカルボニル、モルホリノ−カルボニル、チオモルホリノ−カルボニルまたはS−オキソ−またはS,S−ジオキソチオモルホリノカルボニル、C−C−アルカンスルホニル、スルファモイル、N−モノ−またはN,N−ジ置換スルファモイル、好ましくはN−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル)−スルファモイル、C−C−シクロアルキル−スルファモイル、アゼチジン−スルファモイル、ヒドロキシ−(C−C−アルキル)−スルファモイル、シアノ、ニトロ、環炭素原子または好ましくは環窒素原子を介して結合している非置換または置換ヘテロシクリル、とりわけ1,2,4−トリアゾール−1−イル、カルバモイル−1,2,4−トリアゾール−1−イル、ピラゾール−1−イル、3−トリフルオロメチル−ピラゾール−1−イル、3−(ハロフェニル)−ピラゾール−1−イル、例えば3−(4−クロロフェニル)−ピラゾール−1−イル、ピロリジン−1−イル、2−オキソ−ピロリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、2−オキソピペリジン−1−イル、モルホリノ、非置換であるか、またはシアノ、C−C−アルキルまたはアミノで置換されているピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ベンゾイミダゾリル、C−C−アルコキシ−置換ベンゾイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、アミノ−置換ベンゾチアゾリル、ピロロ−ピリミジニル、とりわけピロロ[2,3−d]ピリミジニル、C−C−アルキル−置換ピロロ−ピリミジニル、例えば2−C−C−アルキル−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−イル、および非置換であるか、またはC−C−アルキルおよびハロ−C−C−アルキル、および/またはさらに非置換または置換アリール、非置換または置換シクロアルキルおよび非置換または置換ヘテロシクリル、とりわけ非置換であるか、またはハロ、C−C−アルコキシおよびC−C−アルカンスルホニルから成る群から独立して選択される1個以上、例えば2個までの部分で置換されているフェニル、テトラゾール−5−イル、インドリル、インダゾリル、C−C−アルキル−インダゾリル(indazoylyl)、ピロロ−ピリジニルおよびアゼチジン−2−オンから独立して選択される1個または2個の置換基で置換されている1H,4H,5H−トリヒドロピラゾロ[2,3−c]ピペリジン−1−イルから成る群から選択される1個以上、とりわけ1個または2個または3個、より好ましくは2個の部分で置換されているフェニルであり;そして
が、ハロ、とりわけフルオロ、C−C−アルコキシ(非常に好ましい)、とりわけメトキシ、ヒドロキシル、C−C−アルコキシフェニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ、アミノ−C−C−アルコキシ、N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル)−アミノ−C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシカルボニル、アミノ−C−C−アルコキシ、ピロリジニル−C−C−アルコキシ、ピペリジニル−C−C−アルコキシ、モルホリニル−C−C−アルコキシ、チオモルホリニル−C−C−アルコキシ、S−オキソ−チオモルホリニル−C−C−アルコキシ、S,S−ジオキソチオモルホリニル−C−C−アルコキシ、ピペラジニル−C−C−アルコキシ、N'−C−C−アルキル−ピペラジノ−C−C−アルコキシ、C−C−シクロ(cylo)アルコキシ、C−C−アルカン−スルホニルおよびC−C−シクロ(cylo)アルキル−スルホニルから成る群から選択される1〜3個、好ましくは1個または2個の置換基で(とりわけメタおよび/またはパラ位を)置換されているフェニルである;
ただし、好ましくは、フェニルRが、メタ位をC−C−アルコキシ、とりわけメトキシで置換され、パラ位をC−C−アルコキシ、とりわけメトキシ、ヒドロキシル、C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ、アミノ−C−C−アルコキシ、N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル)−アミノ−C−C−アルコキシ、ピロリジニル−C−C−アルコキシ、ピペリジニル−C−C−アルコキシ、モルホリニル−C−C−アルコキシ、チオモルホリニル−C−C−アルコキシ、S−オキソ−チオモルホリニル−C−C−アルコキシ、S,S−ジオキソチオモルホリニル−C−C−アルコキシ、ピペラジニル−C−C−アルコキシ、N'−C−C−アルキル−ピペラジノ−C−C−アルコキシ、C−C−シクロ(cylo)アルコキシ、C−C−アルカン−スルホニルまたはC−C−シクロ(cylo)アルキル−スルホニルで置換されており;
ここで、一つのより好ましい態様において、Rが3,4−ジメトキシフェニルである;
請求項1に記載の式Iの化合物またはそのN−オキシド、その溶媒和物および/または(好ましくは薬学的に許容される)塩。
【請求項3】
が、非置換であるか、または、ヒドロキシル−C−C−アルキル、シアノ−C−C−アルキル、ハロ、C−C−アルコキシ、アミノ、N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキルおよび/またはC−C−シクロ(cylo)アルキル)−アミノ、C−C−アルカノイルアミノ、C−C−アルコキシカルボニル−アミノ、フェニル−またはナフチル−C−C−アルコキシカルボニル−アミノ、カルバモイル、N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキルおよび/またはC−C−シクロアルキル)−カルバモイル、ピロリジン−2−カルボニル−アミノ、ピペリジノカルボニル、モルホリノ−カルボニル、チオモルホリノ−カルボニル、S−オキソ−またはS,S−ジオキソチオモルホリノカルボニル、C−C−アルカンスルホニル、スルファモイル、N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル)−スルファモイル、C−C−シクロアルキル−スルファモイル、アゼチジン−スルファモイル、ヒドロキシ−(C−C−アルキル)−スルファモイル、シアノ、ニトロ、1,2,4−トリアゾール−1−イル、カルバモイル−1,2,4−トリアゾール−1−イル、例えば3−カルバモイル−1,2,4−トリアゾール−1−イル、ピラゾール−1−イル、3−トリフルオロメチル−ピラゾール−1−イル、3−(ハロフェニル)−ピラゾール−1−イル、例えば3−(4−クロロフェニル)−ピラゾール−1−イル、ピロリジン−1−イル、2−オキソ−ピロリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、2−オキソピペリジン−1−イル、モルホリノ、非置換であるか、またはシアノ、C−C−アルキルまたはアミノで置換されているピリジン−(2−、3−または4−)イル、ピリミジン−(2−、4−または5−)イル、ピラジニル、ベンゾイミダゾリル、C−C−アルコキシ−置換ベンゾイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、アミノ−置換ベンゾチアゾリル、ピロロ−ピリミジニル、とりわけピロロ[2,3−d]ピリミジン−イル、C−C−アルキル−置換ピロロ−ピリミジニルおよび、非置換であるか、または、C−C−アルキルおよびハロ−C−C−アルキル、またはさらに非置換であるか、またはハロ、C−C−アルコキシおよびC−C−アルカンスルホニルから成る群から独立して選択される1個以上の部分で置換されているフェニル、テトラゾール−5−イル、インドリル、インダゾリル、C−C−アルキル−インダゾリル(indazoylyl)、ピロロ−ピリジニルおよびアゼチジン−2−オンから独立して選択される1個または2個の置換基で置換されている1H,4H,5H−トリヒドロピラゾロ[2,3−c]ピペリジン−1−イルから成る群から選択される、1個以上、とりわけ1個または2個またはさらに3個の、より好ましくは1個または2個の部分で(好ましくはフェニルの3−(メタ)および/または4−(パラ)位を)置換されているフェニルであり;そして
が、ハロ、C−C−アルコキシ、ヒドロキシル、C−C−アルコキシフェニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ、アミノ−C−C−アルコキシ、N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル)−アミノ−C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシカルボニル、アミノ−C−C−アルコキシ、ピロリジニル−C−C−アルコキシ、ピペリジニル−C−C−アルコキシ、モルホリニル−C−C−アルコキシ、チオモルホリニル−C−C−アルコキシ、S−オキソ−チオモルホリニル−C−C−アルコキシ、S,S−ジオキソチオモルホリニル−C−C−アルコキシ、ピペラジニル−C−C−アルコキシ、N'−C−C−アルキル−ピペラジノ−C−C−アルコキシ、C−C−シクロ(cylo)アルコキシ、C−C−アルカン−スルホニルおよびC−C−シクロ(cylo)アルキル−スルホニルから成る群から選択される1〜3個、好ましくは1個または2個の置換基で置換されているフェニルである;
ただし、好ましくは、フェニルRが、メタ位をC−C−アルコキシ、とりわけメトキシで置換され、パラ位を、C−C−アルコキシ、ヒドロキシル、C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ、アミノ−C−C−アルコキシ、N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル)−アミノ−C−C−アルコキシ、ピロリジニル−C−C−アルコキシ、ピペリジニル−C−C−アルコキシ、モルホリニル−C−C−アルコキシ、チオモルホリニル−C−C−アルコキシ、S−オキソ−チオモルホリニル−C−C−アルコキシ、S,S−ジオキソチオモルホリニル−C−C−アルコキシ、ピペラジニル−C−C−アルコキシ、N'−C−C−アルキル−ピペラジノ−C−C−アルコキシ、C−C−シクロ(cylo)アルコキシ、C−C−アルカン−スルホニルまたはC−C−シクロ(cylo)アルキル−スルホニルで置換されており;
ここで、一つの好ましい態様において、Rが3,4−ジメトキシフェニルである;
請求項1に記載の式Iの化合物、またはそのN−オキシド、その溶媒和物および/または(好ましくは薬学的に許容される)塩。
【請求項4】
がフェニル、(とりわけ3−または4−)ハロフェニル、(とりわけ3−または4−)C−C−アルコキシフェニル、ハロ−およびC−C−アルコキシ−置換フェニル、とりわけ3−ハロ−4−C−C−アルコキシフェニルまたは4−ハロ−3−C−C−アルコキシフェニル、ハロ−、C−C−アルコキシ−およびC−C−アルキル−置換フェニル、例えば2−ハロ−4−C−アルコキシ−5−C−C−アルキル−フェニル、(とりわけ3−または4−)アミノフェニル、ピロリジン−2−カルボニルアミノ−フェニル、(とりわけ3−または4−)モノ−またはジ−(C−C−アルキル)フェニル、(とりわけ3−または4−)C−C−アルカンスルホニル−フェニル、アゼチジン−1−スルホニル−フェニル、(とりわけ3−または4−)スルファモイル−フェニル、(とりわけ3−または4−)N−モノ−(C−C−アルキル)−スルファモイル−フェニル、シクロプロピル−スルファモイル−フェニル、2−ヒドロキシ−エチル−スルファモイル−フェニル、(とりわけ3−または4−)シアノフェニル、(とりわけ3−または4−)ニトロフェニル、(とりわけ4−)1,2,4−トリアゾール−1−イル−フェニル、(とりわけ4−)ピラゾール−1−イル−フェニル、(とりわけ4−)(3−トリフルオロメチル−ピラゾール−1−イル)−フェニル、(とりわけ4−)2−オキソ−ピロリジン−1−イル−フェニル、(とりわけ4−)2−オキソピペリジン−1−イル−フェニル、(とりわけ4−)モルホリノ−フェニル、(とりわけ3−または4−)ピペラジン−1−イル−フェニル、(とりわけ3−または4−)4−(C−C−アルキル)−ピペラジン−1−イル−フェニル、(とりわけ4−)ピリジン−(2−、3−または4−)イル−フェニル、シアノ−ピリジル−フェニル、メチル−ピリジル−フェニル、アミノ−ピリジル−フェニル、(とりわけ4−)ピリミジン−(2−、4−または5−)イル−フェニル、ピラジニル−フェニル、アゼチジン−2−オン−フェニル、または(とりわけ3−または4−)ベンズイミダゾール−1−イル−フェニルであり、そして
が4−メタン−スルホニルフェニル、4'−メトキシ−ビフェニル、4−(3−アミノ−プロポキシ)−3−メトキシ−フェニル、3,4−ジ−C−C−アルコキシ−フェニル、とりわけ3,4−ジメトキシフェニルまたは4−エトキシ−3−メトキシ−フェニルである、
請求項1記載の式Iの化合物、またはそのN−オキシド、その溶媒和物および/または(好ましくは薬学的に許容される)塩。
【請求項5】
以下の名称を有する化合物の群から選択される、請求項1に記載の式Iの化合物:
6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−3−(4−[1,2,4]トリアゾール−1−イル−フェニル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−3−(4−ニトロ−フェニル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−3−(4−ピラゾール−1−イル−フェニル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
3−(4−ベンゾイミダゾール−1−イル−フェニル)−6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
4−[6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−ベンゾニトリル;
6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−3−(4−ピリジン−3−イル−フェニル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−3−[4−(1H−テトラゾール−5−イル)−フェニル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−(4−メタンスルホニル−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−3−(4−ピリミジン−5−イル−フェニル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−(4−ヨード−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−(3−フルオロ−4−メトキシ−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
4−[6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−フェニルアミン;
{4−[6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−フェニル}−メチル−アミン;
6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−3−[4−(3−トリフルオロメチル−ピラゾール−1−イル)−フェニル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
1−{4−[6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−フェニル}−ピペリジン−2−オン;
6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−3−(4−モルホリン−4−イル−フェニル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
1−{4−[6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−フェニル}−ピロリジン−2−オン;
6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−3−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−フェニル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン、
{4−[6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−フェニル}−モルホリン−4−イル−メタノン
4−[6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−N,N−ジメチル−ベンゼンスルホンアミド
4−[6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−ベンズアミド
3−(2−クロロ−4−メトキシ−5−メチル−フェニル)−6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−(4−エタンスルホニル−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
3−[6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−N,N−ジメチル−ベンゼンスルホンアミド
4−[6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−N−メチル−ベンゼンスルホンアミド、
4−[6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−ベンゼンスルホンアミド、
{4−[6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−フェニル}−アセトニトリル、
3−{4−[6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−イミダゾ−[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−フェニル}−プロパン−1−オール、
4−[6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−N−エチル−ベンゼンスルホンアミド、
6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−3−[4−(プロパン−2−スルホニル)−フェニル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン、
N−シクロプロピル−4−[6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−ベンゼンスルホンアミド、
4−[6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−N,N−ジエチル−ベンゼンスルホンアミド、
3−[6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−N−メチル−ベンズアミド、
3−[4−(アゼチジン−1−スルホニル)−フェニル]−6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−3−(3−メタンスルホニル−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]−ピリダジン、
4−[6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]−ピリダジン−3−イル]−N−(2−ヒドロキシ−エチル)−ベンゼンスルホンアミド、
3−[6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−ベンズアミド、
5−{4−[6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−フェニル}−ニコチノニトリル、
6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−3−(4−ピラジン−2−イル−フェニル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン、
{4'−[6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−ビフェニル−4−イル}−アセトニトリル、
5−{4−[6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−フェニル}−ピリジン−2−カルボニトリル、
6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−3−[4−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−フェニル]
−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン、
3−(4−ベンゾチアゾール−2−イル−フェニル)−6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン、
1−{4−[6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−フェニル}−アゼチジン−2−オン、
(R)−ピロリジン−2−カルボン酸{4−[6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−フェニル}−アミド、
1−{4−[6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−フェニル}−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−カルボン酸アミド、
2−{4−[6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−フェニル}−ベンゾチアゾール−5−イルアミン、
5−{4−[6−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−フェニル}−ピリジン−2−イルアミン、
3,6−ビス−(4−メタンスルホニル−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン、
3,6−ビス−(4'−メトキシ−ビフェニル−4−イル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン、
6−(4−エトキシ−3−メトキシ−フェニル)−3−(4−メタンスルホニル−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン、
4−[6−(4−エトキシ−3−メトキシ−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−N−メチル−ベンゼンスルホンアミド、
3−(4−メタンスルホニル−フェニル)−6−(4'−メトキシ−ビフェニル−4−イル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン、
4−(6−(4'−メトキシビフェニル−4−イル)−2−メチルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−N−メチルベンゼンスルホンアミド、
4−[6−(4−メタンスルホニル−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−N−メチル−ベンゼンスルホンアミド、
3−{4−[3−(4−メタンスルホニル−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−2−メトキシ−フェノキシ}−プロピルアミン、
(3−{4−[3−(4−ジメチルスルファモイル−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−2−メトキシ−フェノキシ}−プロピル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル、
4−{6−[4−(3−アミノ−プロポキシ)−3−メトキシ−フェニル]−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル}−N,N−ジメチル−ベンゼンスルホンアミド、
3−{4−[3−(4−エタンスルホニル−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−2−メトキシ−フェノキシ}−プロピルアミン、
(3−{4−[3−(4−エタンスルホニル−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−2−メトキシ−フェノキシ}−プロピル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル、
2−{4−[3−(4−エタンスルホニル−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−2−メトキシ−フェノキシ}−エチルアミン、
2−{4−[3−(4−メタンスルホニル−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−2−メトキシ−フェノキシ}−エチルアミン、
(2−{4−[3−(4−メタンスルホニル−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−2−メトキシ−フェノキシ}−エチル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル、
4−{6−[4−(2−アミノ−エトキシ)−3−メトキシ−フェニル]−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル}−N,N−ジメチル−ベンゼンスルホンアミド、
(2−{4−[3−(4−ジメチルスルファモイル−フェニル)−2−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−2−メトキシ−フェノキシ}−エチル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル
または、そのN−オキシド、その溶媒和物および/または薬学的に許容される塩。
【請求項6】
下記の式を有する化合物の群から選択される、請求項1に記載の式Iの化合物:
【化2】

【化3】

【化4】

またはそのN−オキシド、その溶媒和物および/または薬学的に許容される塩。
【請求項7】
温血動物、とりわけヒトの予防的処置を含む処置に使用するための、請求項1〜6のいずれかに記載の式Iの化合物、そのN−オキシド、その互変異性体および/または薬学的に許容されるその塩。
【請求項8】
使用が増殖性、炎症性疾患、アレルギー性疾患、閉塞性気道疾患、および移植に関連して一般的に起こる障害からなる群から選択される1種以上の疾患、とりわけPI3−キナーゼ関連タンパク質キナーゼファミリーのキナーゼ、とりわけ脂質キナーゼおよび/またはPI3キナーゼ(PI3K)および/またはmTORおよび/またはDNAタンパク質キナーゼおよび/またはATMおよび/またはATRおよび/またはhSMG−1活性の阻害に応答する1種以上の疾患に対してである、請求項7に記載の式Iの化合物、そのN−オキシド、その互変異性体および/または薬学的に許容されるその塩。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれかに記載の式Iの化合物、そのN−オキシド、その互変異性体および/または薬学的に許容されるその塩、および少なくとも1個の薬学的に許容される担体を含む、医薬製剤。
【請求項10】
請求項1〜8のいずれかに記載の式Iの化合物、そのN−オキシド、その互変異性体および/または薬学的に許容されるその塩と少なくとも1個の薬学的に許容される担体物質を混合することを含む、医薬製剤の製造方法または工程。
【請求項11】
請求項1〜6のいずれかに記載の化合物の製造方法であって、
a)式II
【化5】

〔式中、Rは請求項1において式Iの化合物について定義の通りであり、そしてXはハロ、好ましくはクロロ、ブロモまたはヨード、またはトリフルオロメタンスルホニルオキシである。〕
の化合物を、クロスカップリング条件下、式III
【化6】

〔式中、Rは請求項1において式Iの化合物について定義の通りであり、そして炭素原子を介してDに結合しており、そしてDは−B(OH)である。〕
のボロン酸またはボロン酸エステルと、例えばジアルコキシエステルとしてまたは式A
【化7】

の基として反応させるか、または
b)式IV
【化8】

〔式中、Rは請求項1において式Iの化合物について定義の通りであり、そしてDは、−B(OH)である。〕
のボロン酸またはボロン酸エステルを、遊離形またはエステル化形態で、例えばa)の下に記載の式Aの基として、クロスカップリング条件下、式V
【化9】

〔式中、Rは請求項1において式Iの化合物について定義の通りであり、そしてXはハロゲン、とりわけクロロ、ブロモまたはヨード、またはトリフルオロメタンスルホニルオキシである。〕
の化合物と反応させるか、または
c)式VI
【化10】

〔式中、Rは請求項1において式Iの化合物について定義の通りであり、そしてXはハロ、とりわけクロロ、ブロモまたはヨード、またはトリフルオロメタンスルホニルオキシである。〕
の化合物と、クロスカップリング条件下、式VII
【化11】

〔式中、Rは請求項1において式Iの化合物について定義の通りであり、そしてDは−B(OH)である。〕
のボロン酸またはボロン酸エステルを、遊離形またはエステル化形態で、例えばa)の下に記載の式Aの基として反応させるか、または
d)式VIII
【化12】

〔式中、Rは請求項1において式Iの化合物について定義の通りである。〕
のピリダジン化合物と、式IX
【化13】

〔式中、Rは請求項1において式Iの化合物について定義の通りであり、そしてYはハロ、とりわけクロロまたはブロモである。〕
のハロケトンを反応させ、
そして、所望により、上記の反応a)からd)のいずれか一つに従い得られた式Iの化合物を異なる式Iの化合物に変換し、得られた式Iの化合物の塩を異なるその塩に変換し、得られた遊離の式Iの化合物をその塩に変換し、および/または得られた式Iの化合物の異性体を式Iの1個以上の異なる得られる異性体から分離することを含む、方法。

【公表番号】特表2010−508314(P2010−508314A)
【公表日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−535014(P2009−535014)
【出願日】平成19年10月29日(2007.10.29)
【国際出願番号】PCT/EP2007/009381
【国際公開番号】WO2008/052733
【国際公開日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【出願人】(504389991)ノバルティス アーゲー (806)
【Fターム(参考)】