説明

自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機とカメラ収納方法

【課題】高画素なカメラモジュールとなると、サイズが大きなものとなってしまっていため、携帯電話機に収納するのが難しい。
【解決手段】上部筐体1と下部筐体2がヒンジ部3を中心に折り畳むことが可能であり、下部筐体2には、カメラ7が搭載されたカメラ搭載部6が搭載されており、カメラ搭載部6には水平方向に回転する歯車B5が付いている。ヒンジ部3には垂直方向に回転する歯車A4が付いて、歯車A4と歯車B5の歯は90°傾いた状態で噛み合うように搭載され、カメラ搭載部6は、筐体が閉じた時には下部筐体2のカメラ収納部11に横向きに収まり、上部筐体1が開いてきたときには、歯車A4がそれに連動して、カメラ搭載部6が水平方向に90°回転し携帯電話機の背面方向を向くように立ち上がり、筐体が完全に開いた時には水平方向に90°回転し下部筐体2に垂直に立ち上がり撮影可能状態となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機とカメラ収納方法に関し、特に筐体を閉じたときにカメラ搭載部が下部筐体に収納され、筐体を開いた時に、カメラ搭載部が自動で90°回転し被写体方向を向く機能を有する、高画素、高機能なカメラの搭載と薄型化の両立を実現する自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機とカメラ収納方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のカメラ付き折りたたみ携帯電話機につき説明する。
【0003】
図3はカメラが上部筐体の背面表示部のヒンジ部に対して遠い位置に搭載された従来のカメラ付き折り畳み携帯電話機を示すものである。
【0004】
図4はカメラが上部筐体の背面表示部のヒンジ部に対して近い位置に搭載された従来のカメラ付き折り畳み携帯電話機を示すものである。
【0005】
図5はカメラが下部筐体に搭載された従来のカメラ付き折り畳み携帯電話機を示すものである。
【0006】
図3および図4は従来のカメラ付き折りたたみ携帯電話機の上部筐体を表し、図5は下部筐体にカメラが付いた折り畳み携帯電話機を表している。
【0007】
従来のカメラ付き折りたたみ携帯電話機は、図3に示すようにカメラ9が上部筐体8の背面表示部10のヒンジ部に対して遠い位置に搭載されるか、図4に示すようにカメラ9が上部筐体8の背面表示部10のヒンジ部に対して近い位置に搭載されるか、また、図5に示すようにカメラ9が下部筐体に搭載される。これにより、カメラが携帯電話機のデザイン中にしっかりと収まっていた。
【0008】
しかし、最近の携帯電話機用のカメラ9は、急速に高画素化が進んでおり、100万画素クラスが主流となってきている。100万画素クラスとなると、カメラ9の距離測定や輝度測定に用いるセンサーが大きくなることと、フォーカス調整のためにもセンサーとレンズにある程度距離が必要になるため、撮影機能部を構成しているカメラモジュールとしては大きくなる傾向にある。
【0009】
従来から携帯電話機は、デザイン上で小型化、薄型化が進んでおり、上部筐体の厚みは10mm程度である。したがって、100万画素以下クラスのカメラ9であれば、デザイン上問題なく収まっていたが、100万画素以上のカメラ9となると、撮影機能部を構成しているカメラモジュールサイズが大きくなってしまい、10mm厚さの中に収めることが難しくなってきている。
【0010】
また、今後、携帯電話機用カメラの更なる高画素化、高機能化が進むと思われ、高画素化だけでも撮影機能部を構成しているカメラモジュールサイズは大きくなり、カメラの高さは必要となる。さらに高機能化が進み、光学ズームが搭載されと、レンズを動かすスペースが必要となり、カメラモジュールの高さ方向が必要になる。
【0011】
また、図4および図5に示すように、カメラ9がヒンジ付近に搭載された携帯電話機は、携帯電話機の操作時にカメラカバー部分に指が触れてしまい、指紋などで汚してしまうことが多い。したがって、そのままカメラを起動し撮影すると、ガラス部分についた汚れによって、ボケた撮影画像になってしまうという問題があった。
【0012】
また、従来の技術として、特開2002−073207号公報がある(特許文献1参照。)。
【0013】
これは、任意の像を撮影するカメラ部を筐体内に搭載したカメラ搭載の携帯型情報端末である。その端末は、カメラ部を搭載した第1の筐体と、前記カメラ部のレンズが固定された側面の位置を検出する検出手段と撮影制御手段とを備えた第2の筐体とを有している。
【0014】
第1の筐体は第2の筐体の水平軸を中心に回転可能に第2の筐体に軸支持されることを特徴とするカメラ搭載の携帯型情報端末である。
【0015】
このような構成のカメラ搭載の携帯型情報端末は、第1の筐体にレンズと撮像素子とから構成されるカメラ部が搭載されている。レンズは、第1の筐体の側面に固定されており、これに対応して第1の筐体内部に設けられた撮像素子により、所定の像の撮影を行なう。第2の筐体の検出手段は、第1の筐体のレンズが固定された側面の位置を検出する。撮影制御手段は、検出手段の検出結果に応じてカメラ部を用いた撮影の制御を行なう。
【0016】
また、従来技術として、特開2002−354082号公報がある(特許文献2参照。)。
【0017】
これは、携帯可能で大略的に板状の筐体を有し、該筐体の表面に画像を表示するディスプレイ部と操作入力部とを備え、さらにカメラを搭載しており、該筐体の周縁部に設けられ該カメラを、該筐体に折り畳み、または該筐体外に展開するように、揺動変位させることが可能な揺動機構を含む。
【0018】
このカメラ付携帯電話機の筐体に搭載するカメラは、筐体の周縁部に設けられる揺動機構によって、一端が揺動変位可能に支持される。揺動機構は、カメラを、筐体に折り畳み、または筐体外に展開するように、揺動変位させることが可能である。カメラを揺動変位させれば、カメラが撮像する視野の方向を変えることができる。
【0019】
また、従来技術として、特開2003−069684号公報がある(特許文献3参照。)。
【0020】
これは、折畳み式携帯端末機器で、折畳み式携帯端末機器のヒンジ部と、ヒンジ部とは平行であり上下前後方向に回転可能なヒンジ構造を含むカメラ等の付加ユニットを有する。折畳み式携帯端末機器において、付加ユニットとヒンジ部との間に、折畳み式携帯端末機器を閉じた時に、付加ユニットが一定回転位置に収まる収納手段を有する。
【0021】
その収納手段は、ヒンジ部の固定軸に取り付けられた固定盤と、付加ユニットのヒンジ構造の回転軸に取り付けられた回転盤と、折畳み式携帯端末機器を閉じた時に、付加ユニットが最も離れる固定盤の位置と付加ユニットが一定回転位置に収まった時の最もヒンジ部に近い回転盤の位置との間に張られた紐とを有する。
【0022】
このようにヒンジ部とカメラ等の付加ユニットのヒンジ部間に紐を設けることにより、折畳み式携帯端末機器を閉じた時にカメラ等の付加ユニットの位置が常に一定方向に定まる。
【0023】
また、従来技術として、特開2003−125051号公報がある(特許文献4参照。)。
【0024】
これは、上側本体と下側本体がヒンジ部を介して折畳み自在に構成される。下側本体内に配設され、壁部に穿設されたレンズ孔を介して露出するレンズと、レンズの前方に回動自在に配設され、レンズ孔を開閉可能に塞ぐレンズカバーと、レンズカバーを本体の展開,折畳み動作に連動して回動させ、レンズ孔を開閉するレンズカバー開閉手段を備える。
【0025】
このように携帯端末の本体内にデジタルカメラのレンズを保護するレンズカバーを備えるとともに、このレンズカバーを本体の展開,折畳み動作と連動して開閉する開閉手段を備えることにより、レンズカバーの開閉操作や着脱操作,保管等も一切不要とすることができる。
【0026】
これにより、携帯端末の小型軽量性や操作性を損なうことなく、内蔵されるデジタルカメラのレンズを保護することが可能となる。
【0027】
【特許文献1】特開2002−073207号公報(段落[0008],および[0009])
【特許文献2】特開2002−354082号公報(段落[0011]〜[0014])
【特許文献3】特開2003−069684号公報(段落[0004]〜[0008])
【特許文献4】特開2003−125051号公報([要約])
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0028】
第1の問題点は、撮影機能部を構成しているカメラモジュールのサイズとして大きなものとなってしまっていた。
【0029】
その理由は、高画素なカメラモジュールとなると、カメラの距離測定や輝度測定に用いるセンサーが大きくなることと、フォーカス調整のためにもセンサーとレンズにある程度距離が必要になるためである。
【0030】
第2の問題点は、カメラ付き折り畳み携帯電話機の小型化、薄型化が進んで制限された上部筐体の厚さの中に収めることが難しくなってきている。
【0031】
その理由は、高画素を持つカメラモジュールは光学ズームが搭載されと、レンズを動かすスペースが必要となり、カメラモジュールの高さ方向が必要になり厚さが増すからである。
【0032】
第3の問題点は、カメラを起動し撮影するとき、ガラス部分についた汚れによって、ボケた撮影画像になってしまう。
【0033】
その理由は、カメラがヒンジ付近に搭載された携帯電話機は、携帯電話機の操作時にカメラカバーのガラス部分に指が触れてしまい、指紋などで汚してしまうからである。
ことが多い。
【0034】
第4の問題点は、特許文献1のものは、撮影するためにカメラ部を手動で回転させて被写体の方向にセットしなければならない。
【0035】
その理由は、カメラ搭載の携帯型情報端末が折り畳み式構造にもなっていなく、カメラ部を手動で携帯型情報端末本体部から回転させて引き出し被写体の方に向けなくてはならないからである。
【0036】
第5の問題点は、特許文献2のものは、撮影するためにカメラ部を手動で揺動機構により筐体外に展開するように引き出さなくてはならなく、また、カメラ部が厚いものは搭載できない。
【0037】
その理由は、揺動機構は、カメラを、筐体に折り畳み、または筐体外に展開するように、揺動変位させる機構になっているためと、厚いものは携帯電話機の筐体に折り畳んだ状態では収容できないからである。
【0038】
第6の問題点は、特許文献3のものは、撮影するためにカメラ等の付加ユニットのカメラ部を手動で回転させて被写体の方に向けなくてはならない。
【0039】
その理由は、特許文献3のものの目的が、折畳み式の構成の閉時にカメラ等の付加ユニットと折畳み式携帯端末機器本体下部とが接触による部品の破損を回避するためのものであり、撮影時のカメラのセットが考慮されてないからである。
【0040】
第7の問題点は、特許文献4のものは、内蔵型デジタルカメラ用のカメラのレンズ部分を保護するレンズカバーの開閉機構を行うものであり、カメラ自体の取り出し収納に関する配慮が考慮されてない。
【0041】
その理由は、カメラ付き端末の携帯時等に、レンズに埃や汚れが付着し易く、最悪の場合、レンズに傷や破損が生じるおそれがあるという問題を防ぐため、内蔵されるデジタルカメラに対して、レンズを保護するためのレンズカバーのを付け、レンズカバーの開閉機構を行うためのものであるからである。
(発明の目的)
そこで、本発明の目的は、筐体を閉じたときにはカメラ搭載部が下部筐体に収納されており、筐体を開いた時には、カメラ搭載部が自動で回転し被写体方向を向く機能を有した、高画素、高機能なカメラの搭載と薄型化の両立を実現した、
筐体を閉じたときは、レンズ、及びカメラカバー部を指で触れてしまうことでの汚れを防ぐことが出来、
筐体を開いた時にも、カメラ搭載部が出っ張っているため、カメラ撮影時はもちろん、撮影時以外の携帯電話操作時でも、レンズ、及びカメラカバー部を指で触れてしまうことでの汚れを防ぐことが出来るという特徴を持つ自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機とカメラ収納方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0042】
第1の発明の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機は、折り畳み可能な筐体と、カメラを搭載したカメラ搭載部と、筐体の開閉動作に応じて前記カメラ搭載部を回動する手段とを含み、前記回動手段は、前記筐体が閉じた時は前記カメラ搭載部を前記筐体内部に収納し、前記筐体内部が開いた時は、前記カメラ搭載部を回転させ、前記カメラを前記筐体から離れさせかつ被写体方向に向かせることを特徴とする。
【0043】
また、第2の発明の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機は、上部筐体と下部筐体をヒンジ部により折り畳み可動とするカメラを搭載したカメラ搭載部を備える携帯電話機であって、前記ヒンジ部に取り付けられた前記上部筐体と前記下部筐体の折り畳み可動に連動してカメラ搭載部が回動し、前記カメラ搭載部が、前記上部筐体と前記下部筐体が折り畳まれた閉じた時は前記下部筐体内部に収納され、前記上部筐体と前記下部筐体の折り畳みが開放された開いた時は回転し、前記下部筐体内部から立ち上がり前記カメラを前記下部筐体から離れさせかつ被写体方向に向かせることを特徴とする。
【0044】
また、第3の発明の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機は、前記カメラ搭載部が上部筐体の可動により連動して回動するようにしたことを特徴とする。
【0045】
また、第4の発明の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機は、前記カメラ搭載部が下部筐体の可動により連動して回動するようにしたことを特徴とする。
【0046】
また、第5の発明の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機は、上部筐体と下部筐体をヒンジ部により折り畳み可動とするカメラを搭載したカメラ搭載部を備える携帯電話機であって、前記ヒンジ部に取り付けられた前記上部筐体と前記ヒンジ部に取り付けられカメラ搭載部を収納する前記下部筐体によりカメラ搭載部を回動するように構成し、前記ヒンジ部に前記上部筐体を固定し取り付け、前記ヒンジ部に前記下部筐体を可動可能に取り付け、前記カメラ搭載部が、前記上部筐体と前記下部筐体が折り畳まれた閉じた時は前記下部筐体内部に収納され、前記上部筐体と前記下部筐体の折り畳みが開放された開いた時は回転し、前記下部筐体内部から立ち上がり前記カメラを前記下部筐体から離れさせかつ被写体方向に向かせることを特徴とする。
【0047】
また、第6の発明の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機は、カメラを搭載したカメラ搭載部が、ヒンジ部に取り付けられた第1の歯車とカメラ搭載部に取り付けられた第2の歯車によって、撮影しない筐体が閉じた時は下部筐体内部に収納され、撮影する筐体が開いた時は回転し、前記カメラを前記筐体から離れさせかつ被写体方向に向かせることを特徴とする。
【0048】
また、第7の発明の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機は、上部筐体と下部筐体をヒンジ部により折り畳み可動とするカメラを搭載したカメラ搭載部を備える携帯電話機であって、前記ヒンジ部に取り付けられた第1の歯車と前記カメラ搭載部に取り付けられた第2の歯車を備え、前記第1の歯車と前記第2は互いに回動するように構成し、前記ヒンジ部に取り付けられた第1の歯車が前記上部筐体と前記下部筐体の折り畳み可動に連動して回動し、前記第1の歯車により前記カメラ搭載部に取り付けられた第2の歯車を回動することにより、前記カメラ搭載部が、前記上部筐体と前記下部筐体が折り畳まれた閉じた時は前記下部筐体内部に収納され、前記上部筐体と前記下部筐体の折り畳みが開放された開いた時は回転し、前記下部筐体内部から立ち上がり前記カメラを前記下部筐体から離れさせかつ被写体方向に向かせることを特徴とする。
【0049】
また、第8の発明の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機は、第1の歯車を上部筐体の可動により連動して回動するようにしたことを特徴とする。
【0050】
また、第9の発明の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機は、第1の歯車を下部筐体の可動により連動して回動するようにしたことを特徴とする。
【0051】
また、第10の発明の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機は、上部筐体と下部筐体をヒンジ部により折り畳み可動とするカメラを搭載したカメラ搭載部を備える携帯電話機であって、前記ヒンジ部に取り付けられた第1の歯車と前記カメラ搭載部に取り付けられた第2の歯車を備え、前記第1の歯車と前記第2は互いに回動するように構成し、前記ヒンジ部に取り付けられた第1の歯車を前記上部筐体と前記下部筐体の折り畳み可動に対し回動しないように固定し、前記第1の歯車により前記カメラ搭載部に取り付けられた第2の歯車を回動することにより、前記カメラ搭載部が、前記上部筐体と前記下部筐体が折り畳まれた閉じた時は前記下部筐体内部に収納され、前記上部筐体と前記下部筐体の折り畳みが開放された開いた時は回転し、前記下部筐体内部から立ち上がり前記カメラを前記下部筐体から離れさせかつ被写体方向に向かせることを特徴とする。
【0052】
また、第11の発明の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機は、カメラを搭載したカメラ搭載部を上部筐体内部に収納されるようにしたことを特徴とする。
【0053】
また、第12の発明の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機は、筐体が開いた時、90°回転しカメラが被写体方向を向くようにしたことを特徴とする。
【0054】
また、第13の発明の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機のカメラ収納方法は、自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機におけるカメラを携帯電話機本体に収納方法であって、折り畳み可能な筐体と、カメラを搭載したカメラ搭載部と、筐体の開閉動作に応じて前記カメラ搭載部を回動する手段とを含み、前記回動手段は、前記筐体が閉じた時は前記カメラ搭載部を前記筐体内部に収納し、前記筐体内部が開いた時は、前記カメラ搭載部を回転させ、前記カメラを前記筐体から離れさせかつ被写体方向に向かせることを特徴とする。
【0055】
また、第14の発明の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機のカメラ収納方法は、自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機におけるカメラを携帯電話機本体に収納方法であって、上部筐体と下部筐体をヒンジ部により折り畳み可動とするカメラを搭載したカメラ搭載部を備える携帯電話機において、前記ヒンジ部に取り付けられた前記上部筐体と前記下部筐体の折り畳み可動に連動してカメラ搭載部が回動し、前記カメラ搭載部が、前記上部筐体と前記下部筐体が折り畳まれた閉じた時は前記下部筐体内部に収納され、前記上部筐体と前記下部筐体の折り畳みが開放された開いた時は回転し、前記下部筐体内部から立ち上がり前記カメラを前記下部筐体から離れさせかつ被写体方向に向かせることを特徴とする。
【0056】
また、第15の発明の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機のカメラ収納方法は、自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機におけるカメラを携帯電話機本体に収納方法であって、前記カメラ搭載部が上部筐体の可動により連動して回動するようにしたことを特徴とする。
【0057】
また、第16の発明の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機のカメラ収納方法は、自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機におけるカメラを携帯電話機本体に収納方法であって、前記カメラ搭載部が下部筐体の可動により連動して回動するようにしたことを特徴とする。
【0058】
また、第17の発明の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機のカメラ収納方法は、自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機におけるカメラを携帯電話機本体に収納方法であって、上部筐体と下部筐体をヒンジ部により折り畳み可動とするカメラを搭載したカメラ搭載部を備える携帯電話機において、前記ヒンジ部に取り付けられた前記上部筐体と前記ヒンジ部に取り付けられカメラ搭載部を収納する前記下部筐体によりカメラ搭載部を回動するように構成し、前記ヒンジ部に前記上部筐体を固定し取り付け、前記ヒンジ部に前記下部筐体を可動可能に取り付け、前記カメラ搭載部が、前記上部筐体と前記下部筐体が折り畳まれた閉じた時は前記下部筐体内部に収納され、前記上部筐体と前記下部筐体の折り畳みが開放された開いた時は回転し、前記下部筐体内部から立ち上がり前記カメラを前記下部筐体から離れさせかつ被写体方向に向かせることを特徴とする。
【0059】
また、第18の発明の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機のカメラ収納方法は、自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機におけるカメラを携帯電話機本体に収納方法であって、カメラを搭載したカメラ搭載部が、ヒンジ部に取り付けられた第1の歯車とカメラ搭載部に取り付けられた第2の歯車によって、撮影しない筐体が閉じた時は下部筐体内部に収納され、撮影する筐体が開いた時は回転し、前記カメラを前記筐体から離れさせかつ被写体方向に向かせることを特徴とする。
【0060】
また、第19の発明の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機のカメラ収納方法は、自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機におけるカメラを携帯電話機本体に収納方法であって、上部筐体と下部筐体をヒンジ部により折り畳み可動とするカメラを搭載したカメラ搭載部を備える携帯電話機において、前記ヒンジ部に取り付けられた第1の歯車と前記カメラ搭載部に取り付けられた第2の歯車を備え、前記第1の歯車と前記第2は互いに回動するように構成し、前記ヒンジ部に取り付けられた第1の歯車が前記上部筐体と前記下部筐体の折り畳み可動に連動して回動し、前記第1の歯車により前記カメラ搭載部に取り付けられた第2の歯車を回動することにより、前記カメラ搭載部が、前記上部筐体と前記下部筐体が折り畳まれた閉じた時は前記下部筐体内部に収納され、前記上部筐体と前記下部筐体の折り畳みが開放された開いた時は回転し、前記下部筐体内部から立ち上がり前記カメラを前記下部筐体から離れさせかつ被写体方向に向かせることを特徴とする。
【0061】
また、第20の発明の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機のカメラ収納方法は、自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機におけるカメラを携帯電話機本体に収納方法であって、第1の歯車を上部筐体の可動により連動して回動するようにしたことを特徴とする。
【0062】
また、第21の発明の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機のカメラ収納方法は、自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機におけるカメラを携帯電話機本体に収納方法であって、第1の歯車を下部筐体の可動により連動して回動するようにしたことを特徴とする。
【0063】
また、第22の発明の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機のカメラ収納方法は、自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機におけるカメラを携帯電話機本体に収納方法であって、上部筐体と下部筐体をヒンジ部により折り畳み可動とするカメラを搭載したカメラ搭載部を備える携帯電話機において、前記ヒンジ部に取り付けられた第1の歯車と前記カメラ搭載部に取り付けられた第2の歯車を備え、前記第1の歯車と前記第2は互いに回動するように構成し、前記ヒンジ部に取り付けられた第1の歯車を前記上部筐体と前記下部筐体の折り畳み可動に対し回動しないように固定し、前記第1の歯車により前記カメラ搭載部に取り付けられた第2の歯車を回動することにより、前記カメラ搭載部が、前記上部筐体と前記下部筐体が折り畳まれた閉じた時は前記下部筐体内部に収納され、前記上部筐体と前記下部筐体の折り畳みが開放された開いた時は回転し、前記下部筐体内部から立ち上がり前記カメラを前記下部筐体から離れさせかつ被写体方向に向かせることを特徴とする。
【0064】
また、第23の発明の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機のカメラ収納方法は、自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機におけるカメラを携帯電話機本体に収納方法であって、カメラを搭載したカメラ搭載部を上部筐体内部に収納されるようにしたことを特徴とする。
【0065】
また、第24の発明の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機のカメラ収納方法は、自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機におけるカメラを携帯電話機本体に収納方法であって、筐体が開いた時、90°回転しカメラが被写体方向を向くようにしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0066】
第1の効果は、携帯電話機の薄型化と高画素、高機能なカメラの搭載の両立が可能である。
【0067】
その理由は、カメラ搭載部は回転する機構を有しており、撮影をする時と撮影しない時でカメラの向きを変えることができるため、カメラの高画素化で必要となる、高さ方向の寸法があるカメラモジュールと、光学ズームなどの機能でどうしても高さが必要となるカメラモジュールを、筐体を閉じたときには横向きに搭載でき、カメラは必要な時(筐体を開いた時)のみ被写体方向を向くからである。
【0068】
第2の効果は、レンズ、およびカメラカバー部の汚れによる影響で、撮影画像がボケてしまうなどの撮影ミスを防ぐことが可能である。
【0069】
その理由は、筐体を閉じたときはカメラ搭載部が下部筐体に収納されるため、レンズ、およびカメラカバー部を指で触れてしまうことの汚れを防ぐことが出来き、携帯電話機をバッグやポケットに入れている時は、ほこりやごみの進入を防ぎ、キズに対する防止にもなり、筐体を開いた時には、カメラ搭載部は自動で回転し、筐体から離れかつ被写体方向に向くので、カメラ撮影時はもちろん、撮影時以外の携帯電話操作時でも、レンズ、およびカメラカバー部に指が触れてしまうことを防ぐことができるからである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0070】
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0071】
図1は本発明の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機の閉じた状態から開いた状態までの移行図を表し、図2は図1を横から見た状態の移行図である。
【0072】
図1、図2においてそれぞれ、分図(a)は閉じた状態、分図(b)は半分開いた状態、また分図(c)は開いた状態を示している。
【0073】
図1、図2を参照すると、この携帯電話機は上部筐体1と下部筐体2がヒンジ部3を中心に折り畳むことが可能であり、下部筐体2には、カメラ7が搭載されたカメラ搭載部6が搭載されている。
【0074】
また、カメラ搭載部6には水平方向に回転する歯車B5が付いている。ヒンジ部3には垂直方向に回転する歯車A4が付いている。
【0075】
そして、図1に示すように歯車A4と歯車B5の歯は90°傾いた状態で噛み合うように搭載されている。
【0076】
ヒンジ部3に取り付けられた歯車A4とカメラ搭載部6に取り付けられた歯車B5は、それぞれの回転軸が直交し、ヒンジ部3に取り付けられた歯車A4が上部筐体1と下部筐体2の折り畳み可動に連動して回動し、歯車A4によりカメラ搭載部6に取り付けられた歯車B5を回動する。
【0077】
この歯車A4がカメラ搭載部6に取り付けられた歯車B5を回動することにより、前記カメラ搭載部6が上部筐体1と下部筐体2が折り畳まれた携帯電話機が閉じた時は下部筐体2内部のカメラ収納部11に収納される構成にする。
【0078】
上部筐体1と下部筐体2の折り畳みが開放された携帯電話機が開いた時は、回転し下部筐体2内部のカメラ収納部11から立ち上がりカメラ7を下部筐体2から離れさせかつカメラ7が被写体方向(下部筐体2の背面に垂直な方向)を向くようになる。
【0079】
歯車A4は上部筐体1と下部筐体2が折り畳まれたことによる可動力により回動し、カメラ搭載部6に取り付けられた歯車B5を回動する構成になっている。
【0080】
別の構成として歯車A4を上部筐体1の可動により連動して回動するようにしてもよい。
【0081】
さらに、歯車A4を下部筐体2の可動により連動して回動するようにしてもよい。
【0082】
また、ヒンジ部3に取り付けられた歯車A4を上部筐体1と下部筐体2の折り畳み可動に対し回動しないように固定し、歯車A4によりカメラ搭載部6に取り付けられた歯車B5を回動することにより、カメラ搭載部6が上部筐体1と下部筐体2が折り畳まれた携帯電話機が閉じた時は下部筐体2内部のカメラ収納部11に収納され、上部筐体1と下部筐体2の折り畳みが開放された携帯電話機が開いた時は、回転し下部筐体2内部のカメラ収納部11から立ち上がりカメラ7が被写体方向を向くように構成してもよい。
【0083】
また、カメラ7を搭載したカメラ搭載部6を上部筐体1内部のカメラ収納部に収納するように構成することも可能である。
【0084】
次に、本発明を実施するための最良の形態の動作について図面を参照して説明する。
図1の分図(a)および図2の分図(a)に示すように、この携帯電話機はカメラ7がカメラ搭載部6に搭載されており、そのカメラ搭載部6は、筐体が閉じた時には下部筐体2に横向きにカメラ収納部11に収まっている。
【0085】
そして、上部筐体1が開いてきたときには、歯車A4がそれに連動して図1の分図(b)および図2の分図(b)に示すように、矢印方向に回転する。そうすると、歯車A4と歯車B5は90°傾いた互いに直交した状態で噛み合うように搭載されているため、歯車A4はカメラ搭載部6に取り付けられた歯車B5を回動する。
【0086】
歯車B5が歯車A4により回動されることにより、歯車B5は図1の分図(b)および図2の分図(b)に示すように、矢印方向に回転し、それに連動して、カメラ搭載部6が水平方向に90°回転しこの携帯電話機の背面方向を向くように立ち上がってくる。
【0087】
そして、図1の分図(c)および図2の分図(c)に示すように、筐体が完全に開いた時には水平方向に90°回転し下部筐体2に垂直に立ち上がる。
【0088】
つまり、折り畳み携帯電話機を閉じたときには、カメラ7は横向きに下部筐体2中に収まり、折り畳み携帯電話機を開いたときには、カメラ7は水平方向に90°回転し撮影可能状態となる。
【0089】
以上のように、本発明の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機は、折り畳み携帯電話機の筐体を閉じたときにはカメラ搭載部6が下部筐体2に収納されている。折り畳み携帯電話機の筐体を開いた時には、ヒンジ部3に取り付けられた歯車A4が上部筐体1と下部筐体2の折り畳み可動に連動して回動し、歯車A4により前記カメラ搭載部6に取り付けられた歯車B5を回動する。これにより、カメラ搭載部6が歯車B5の回動に連動して90°回転し被写体方向を向く機能を有しており、撮影をする時と撮影しない時でカメラ7の向きを変えることができる。そのため、カメラ7の高画素化で必要となる、高さ方向の寸法があるカメラモジュールと、光学ズームなどの機能でどうしても高さが必要となるカメラモジュールを、筐体を閉じたときには横向きに搭載でき、カメラ7は必要な時(筐体を開いた時)のみ被写体方向を向く構造により、高画素、高機能なカメラ7の搭載と薄型化の両立を実現することができる。
【0090】
また、筐体を閉じたときはカメラ搭載部6が下部筐体2に収納されるため、レンズ7、およびカメラカバー部を指で触れてしまうことの汚れを防ぐことが出来きる。そのため、折り畳み携帯電話機をバッグやポケットに入れている時は、ほこりやごみの進入を防ぐことができる。
【0091】
さらに、キズに対する防止にもなり、折り畳み携帯電話機の筐体を開いた時には、カメラ搭載部6は自動で90°回転し、被写体方向を向いて出っ張ることになる。その出っ張りがあるために、カメラ撮影時はもちろん、撮影時以外の携帯電話操作時でも、レンズ7、およびカメラカバー部に指が触れてしまうことを防ぐことができるという、レンズ7、およびカメラカバー部の汚れによる影響で、撮影画像がボケてしまうなどの撮影ミスを防ぐことが可能である効果がある。
【0092】
また、実施の形態の変形例として、筐体の開閉に応じてカメラ搭載部6を回動する手段は、歯車A4、歯車B5に限らず、カメラ搭載部6をモータで回転させるようにし、ヒンジ部3の回転角度あるいは上部筐体1の開閉角度を検出する手段で検出し、その検出結果に応じてカメラ搭載部6を回動するモータを駆動し、回転させる構成にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0093】
【図1】本発明の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機とカメラ収納方法の実施の形態の折り畳み携帯電話機の閉じた状態から開いた状態への移行図(背面側から見た図)を示すものである。
【図2】本発明の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機とカメラ収納方法の実施の形態の折り畳み携帯電話機の閉じた状態から開いた状態への移行図(横からから見た図)を示すものである。
【図3】カメラが上部筐体の背面表示部のヒンジ部に対して遠い位置に搭載された従来のカメラ付き折り畳み携帯電話機を示すものである。
【図4】カメラが上部筐体の背面表示部のヒンジ部に対して近い位置に搭載された従来のカメラ付き折り畳み携帯電話機を示すものである。
【図5】カメラが下部筐体に搭載された従来のカメラ付き折り畳み携帯電話機を示すものである。
【符号の説明】
【0094】
1,8 上部筐体
2 下部筐体
3 ヒンジ部
4 歯車A
5 歯車B
6 カメラ搭載部
7,9 カメラ
10 背面表示部
11 カメラ収納部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
折り畳み可能な筐体と、カメラを搭載したカメラ搭載部と、筐体の開閉動作に応じて前記カメラ搭載部を回動する手段とを含み、前記回動手段は、前記筐体が閉じた時は前記前記カメラ搭載部を前記筐体内部に収納し、前記筐体内部が開いた時は、前記カメラ搭載部を回転させ、前記カメラを前記筐体から離れさせかつ被写体方向に向かせることを特徴とする自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機。
【請求項2】
上部筐体と下部筐体をヒンジ部により折り畳み可動とするカメラを搭載したカメラ搭載部を備える携帯電話機であって、前記ヒンジ部に取り付けられた前記上部筐体と前記下部筐体の折り畳み可動に連動してカメラ搭載部が回動し、前記カメラ搭載部が、前記上部筐体と前記下部筐体が折り畳まれた閉じた時は前記下部筐体内部に収納され、前記上部筐体と前記下部筐体の折り畳みが開放された開いた時は回転し、前記下部筐体内部から立ち上がり前記カメラを前記下部筐体から離れさせかつ被写体方向に向かせることを特徴とする自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機。
【請求項3】
前記カメラ搭載部が上部筐体の可動により連動して回動するようにしたことを特徴とする請求項2記載の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機。
【請求項4】
前記カメラ搭載部が下部筐体の可動により連動して回動するようにしたことを特徴とする請求項2記載の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機。
【請求項5】
上部筐体と下部筐体をヒンジ部により折り畳み可動とするカメラを搭載したカメラ搭載部を備える携帯電話機であって、前記ヒンジ部に取り付けられた前記上部筐体と前記ヒンジ部に取り付けられカメラ搭載部を収納する前記下部筐体によりカメラ搭載部を回動するように構成し、前記ヒンジ部に前記上部筐体を固定し取り付け、前記ヒンジ部に前記下部筐体を可動可能に取り付け、前記カメラ搭載部が、前記上部筐体と前記下部筐体が折り畳まれた閉じた時は前記下部筐体内部に収納され、前記上部筐体と前記下部筐体の折り畳みが開放された開いた時は回転し、前記下部筐体内部から立ち上がり前記カメラを前記下部筐体から離れさせかつ被写体方向に向かせることを特徴とする自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機。
【請求項6】
カメラを搭載したカメラ搭載部が、ヒンジ部に取り付けられた第1の歯車とカメラ搭載部に取り付けられた第2の歯車によって、撮影しない筐体が閉じた時は下部筐体内部に収納され、撮影する筐体が開いた時は回転し、前記カメラを前記筐体から離れさせかつ被写体方向に向かせることを特徴とする自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機。
【請求項7】
上部筐体と下部筐体をヒンジ部により折り畳み可動とするカメラを搭載したカメラ搭載部を備える携帯電話機であって、前記ヒンジ部に取り付けられた第1の歯車と前記カメラ搭載部に取り付けられた第2の歯車を備え、前記第1の歯車と前記第2は互いに回動するように構成し、前記ヒンジ部に取り付けられた第1の歯車が前記上部筐体と前記下部筐体の折り畳み可動に連動して回動し、前記第1の歯車により前記カメラ搭載部に取り付けられた第2の歯車を回動することにより、前記カメラ搭載部が、前記上部筐体と前記下部筐体が折り畳まれた閉じた時は前記下部筐体内部に収納され、前記上部筐体と前記下部筐体の折り畳みが開放された開いた時は回転し、前記下部筐体内部から立ち上がり前記カメラを前記下部筐体から離れさせかつ被写体方向に向かせることを特徴とする自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機。
【請求項8】
第1の歯車を上部筐体の可動により連動して回動するようにしたことを特徴とする請求項7記載の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機。
【請求項9】
第1の歯車を下部筐体の可動により連動して回動するようにしたことを特徴とする請求項7記載の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機。
【請求項10】
上部筐体と下部筐体をヒンジ部により折り畳み可動とするカメラを搭載したカメラ搭載部を備える携帯電話機であって、前記ヒンジ部に取り付けられた第1の歯車と前記カメラ搭載部に取り付けられた第2の歯車を備え、前記第1の歯車と前記第2は互いに回動するように構成し、前記ヒンジ部に取り付けられた第1の歯車を前記上部筐体と前記下部筐体の折り畳み可動に対し回動しないように固定し、前記第1の歯車により前記カメラ搭載部に取り付けられた第2の歯車を回動することにより、前記カメラ搭載部が、前記上部筐体と前記下部筐体が折り畳まれた閉じた時は前記下部筐体内部に収納され、前記上部筐体と前記下部筐体の折り畳みが開放された開いた時は回転し、前記下部筐体内部から立ち上がり前記カメラを前記下部筐体から離れさせかつ被写体方向に向かせることを特徴とする自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機。
【請求項11】
カメラを搭載したカメラ搭載部を上部筐体内部に収納されるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項10記載の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機。
【請求項12】
筐体が開いた時、90°回転しカメラが被写体方向を向くようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項11記載の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機。
【請求項13】
自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機におけるカメラを携帯電話機本体に収納方法であって、折り畳み可能な筐体と、カメラを搭載したカメラ搭載部と、筐体の開閉動作に応じて前記カメラ搭載部を回動する手段とを含み、前記回動手段は、前記筐体が閉じた時は前記カメラ搭載部を前記筐体内部に収納し、前記筐体内部が開いた時は、前記カメラ搭載部を回転させ、前記カメラを前記筐体から離れさせかつ被写体方向に向かせることを特徴とする自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機のカメラ収納方法。
【請求項14】
自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機におけるカメラを携帯電話機本体に収納方法であって、上部筐体と下部筐体をヒンジ部により折り畳み可動とするカメラを搭載したカメラ搭載部を備える携帯電話機において、前記ヒンジ部に取り付けられた前記上部筐体と前記下部筐体の折り畳み可動に連動してカメラ搭載部が回動し、前記カメラ搭載部が、前記上部筐体と前記下部筐体が折り畳まれた閉じた時は前記下部筐体内部に収納され、前記上部筐体と前記下部筐体の折り畳みが開放された開いた時は回転し、前記下部筐体内部から立ち上がり前記カメラを前記下部筐体から離れさせかつ被写体方向に向かせることを特徴とする自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機のカメラ収納方法。
【請求項15】
自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機におけるカメラを携帯電話機本体に収納方法であって、前記カメラ搭載部が上部筐体の可動により連動して回動するようにしたことを特徴とする請求項14記載の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機のカメラ収納方法。
【請求項16】
自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機におけるカメラを携帯電話機本体に収納方法であって、前記カメラ搭載部が下部筐体の可動により連動して回動するようにしたことを特徴とする請求項14記載の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機のカメラ収納方法。
【請求項17】
自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機におけるカメラを携帯電話機本体に収納方法であって、上部筐体と下部筐体をヒンジ部により折り畳み可動とするカメラを搭載したカメラ搭載部を備える携帯電話機において、前記ヒンジ部に取り付けられた前記上部筐体と前記ヒンジ部に取り付けられカメラ搭載部を収納する前記下部筐体によりカメラ搭載部を回動するように構成し、前記ヒンジ部に前記上部筐体を固定し取り付け、前記ヒンジ部に前記下部筐体を可動可能に取り付け、前記カメラ搭載部が、前記上部筐体と前記下部筐体が折り畳まれた閉じた時は前記下部筐体内部に収納され、前記上部筐体と前記下部筐体の折り畳みが開放された開いた時は回転し、前記下部筐体内部から立ち上がり前記カメラを前記下部筐体から離れさせかつ被写体方向に向かせることを特徴とする自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機のカメラ収納方法。
【請求項18】
自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機におけるカメラを携帯電話機本体に収納方法であって、カメラを搭載したカメラ搭載部が、ヒンジ部に取り付けられた第1の歯車とカメラ搭載部に取り付けられた第2の歯車によって、撮影しない筐体が閉じた時は下部筐体内部に収納され、撮影する筐体が開いた時は回転し、前記カメラを前記筐体から離れさせかつ被写体方向に向かせることを特徴とする自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機のカメラ収納方法。
【請求項19】
自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機におけるカメラを携帯電話機本体に収納方法であって、上部筐体と下部筐体をヒンジ部により折り畳み可動とするカメラを搭載したカメラ搭載部を備える携帯電話機において、前記ヒンジ部に取り付けられた第1の歯車と前記カメラ搭載部に取り付けられた第2の歯車を備え、前記第1の歯車と前記第2は互いに回動するように構成し、前記ヒンジ部に取り付けられた第1の歯車が前記上部筐体と前記下部筐体の折り畳み可動に連動して回動し、前記第1の歯車により前記カメラ搭載部に取り付けられた第2の歯車を回動することにより、前記カメラ搭載部が、前記上部筐体と前記下部筐体が折り畳まれた閉じた時は前記下部筐体内部に収納され、前記上部筐体と前記下部筐体の折り畳みが開放された開いた時は回転し、前記下部筐体内部から立ち上がり前記カメラを前記下部筐体から離れさせかつ被写体方向に向かせることを特徴とする自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機のカメラ収納方法。
【請求項20】
自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機におけるカメラを携帯電話機本体に収納方法であって、第1の歯車を上部筐体の可動により連動して回動するようにしたことを特徴とする請求項19記載の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機のカメラ収納方法。
【請求項21】
自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機におけるカメラを携帯電話機本体に収納方法であって、第1の歯車を下部筐体の可動により連動して回動するようにしたことを特徴とする請求項19記載の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機のカメラ収納方法。
【請求項22】
自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機におけるカメラを携帯電話機本体に収納方法であって、上部筐体と下部筐体をヒンジ部により折り畳み可動とするカメラを搭載したカメラ搭載部を備える携帯電話機において、前記ヒンジ部に取り付けられた第1の歯車と前記カメラ搭載部に取り付けられた第2の歯車を備え、前記第1の歯車と前記第2は互いに回動するように構成し、前記ヒンジ部に取り付けられた第1の歯車を前記上部筐体と前記下部筐体の折り畳み可動に対し回動しないように固定し、前記第1の歯車により前記カメラ搭載部に取り付けられた第2の歯車を回動することにより、前記カメラ搭載部が、前記上部筐体と前記下部筐体が折り畳まれた閉じた時は前記下部筐体内部に収納され、前記上部筐体と前記下部筐体の折り畳みが開放された開いた時は回転し、前記下部筐体内部から立ち上がり前記カメラを前記下部筐体から離れさせかつ被写体方向に向かせることを特徴とする自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機のカメラ収納方法。
【請求項23】
自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機におけるカメラを携帯電話機本体に収納方法であって、カメラを搭載したカメラ搭載部を上部筐体内部に収納されるようにしたことを特徴とする請求項13乃至請求項22記載の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機のカメラ収納方法。
【請求項24】
自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機におけるカメラを携帯電話機本体に収納方法であって、筐体が開いた時、90°回転しカメラが被写体方向を向くようにしたことを特徴とする請求項13乃至請求項23記載の自動展開収納式カメラ付き折り畳み携帯電話機のカメラ収納方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−5873(P2006−5873A)
【公開日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−182848(P2004−182848)
【出願日】平成16年6月21日(2004.6.21)
【出願人】(390010179)埼玉日本電気株式会社 (1,228)
【Fターム(参考)】