説明

船舶無線装置

【課題】目的の船舶が通信可能圏内に居るかどうかが簡単に判別でき、当該船舶を短時間で呼び出すことができる船舶無線装置を提供することを目的とする。
【解決手段】圏内判定部13には、他の船舶それぞれについての運航情報や固有情報を情報要素として配列した他船舶情報を含んでいる他船舶情報信号Iが入力され、この他船舶情報に基づいて、予め設定された識別番号の船舶との距離が予め設定された通信可能圏内の距離以下かにより通信可能圏内かを判定し、結果と呼び出すべき船舶を選択するためのキー入力番号をそれぞれの船舶の情報要素に追加し、この情報要素を表示部16および船舶選択部14に出力する。表示部16は、判定結果、固有情報、キー入力番号を一覧にして表示し、船舶選択部14は、判定結果表示中にキー入力番号に一致するキーが入力されると、対応する船舶の情報要素を呼出信号生成部15に入力して呼出信号を生成させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、船舶無線装置に関し、特に、他の船舶の呼出を自動的に行う船舶無線装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、船舶に搭載される無線通信装置においては、他の船舶を呼び出すための周波数チャネルである呼出チャネルが割り当てられている。呼出チャネルは、船舶の安全運航の観点から世界共通の周波数を用いるように規定されているものである。
【0003】
他の船舶を呼び出すためには、無線通信装置の周波数チャネルを呼出チャネルに設定し、お互いを認識した後には、個別の通信用の運用チャネルに切り換えて無線通信を行う。
【0004】
この、呼出チャネルの設定、他の船舶の呼出、運用チャネルへの切換までの一連の動作を迅速に行うための装置として、DSC(Digital Selective Calling)装置が広く用いられている。
【0005】
DSC装置を搭載する船舶には全て識別番号が割り当てられており、この識別番号を用いて一連の動作が行われる。
【0006】
他の船舶を呼び出す場合は、DSC装置に呼び出したい船舶の識別番号と呼出後に用いる運用チャネルに関する情報を入力する。
【0007】
DSC装置は、呼び出したい船舶の識別番号と運用チャネルに関する情報を含んだ呼出信号を生成し、呼出チャネルを使って送信する。
【0008】
呼出信号を受信したDSC装置は、呼出信号の識別番号と自身の識別番号を照合し、自身が呼び出されているかを監視する。
【0009】
DSC装置は、呼出信号の識別番号と自身の識別番号が一致すると、他の船舶から呼び出された旨の表示を行い、呼出信号の運用チャネルに関する情報に基づいて無線通信の周波数チャネルを運用チャネルに設定し、呼出元の船舶との無線通信が可能な状態に設定する。
【0010】
このように、DSC装置によれば、呼び出そうとする船舶の識別番号と呼出後に使用する運用チャネルを指定することで、相手船舶の呼出から運用チャネルの設定までの一連の動作処理が自動的に行われる。
【0011】
DSC装置によって他の船舶を呼び出すためには、呼び出したい船舶の識別番号を予め知っておく必要がある。
【0012】
船舶の識別番号を航行中に知る手段として、AIS(Automatic Identification System)がある。このシステムは、各船舶に搭載された船舶識別装置が、自身の識別番号や、位置、速度等の航行情報を無線通信によって報知するとともに、他の船舶の識別番号や航行情報を無線受信して、他の船舶の位置をグラフィックに表示したり、他の船舶の識別番号や位置などの固有情報を並べて表示したりすることができる(例えば、特許文献1参照)。
【0013】
船舶識別装置では、複数の他の船舶の識別番号や航行情報等を表示することができるため、操作者は、自身の船舶から所定の範囲内に存在する船舶の動向をそれらの識別番号等とともに把握することができる。
【特許文献1】特開2003−48595号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
DSC装置で使用しているVHF帯での通信可能距離は、アンテナの設置条件にもよるが、通常は数十km程度である。
【0015】
海岸局と通信する場合は、自身の船舶位置により通信可否が判断できるが、通信相手が運航中の船舶である場合、VHF帯での通信可能範囲に存在するか否かの判断が難しい。
【0016】
例えば、定期航路を運航する船舶同士が、すれ違う際に情報交換のための通信を行う場合、相手船舶が通信可能圏内に入ってくるまで呼出チャネルで何度も相手を呼び出さなければならない。また、相手船舶が通信可能圏内に入ってこないと、通信コストのかかる衛星電話を使用しなければならない。
【0017】
また、船舶識別装置によれば、相手船舶が通信可能圏内に居るかどうかを判断することができるが、相手船舶が通信可能圏内に入ってくるまで相手船舶の情報を注意して見ていなければならず、手間がかかっていた。
【0018】
また、DSC装置と船舶識別装置とは別個独立に構成された装置であり、船舶識別装置の表示部を参照して通信可能圏内に居るかどうかを判断し、通信可能圏内に入ってきたと判断したとき、船舶の識別番号を手作業のキー入力によりDSC装置に入力する必要があるため、船舶を呼び出すまでの操作に長時間を要する。
【0019】
そこで、本発明は、他の船舶の識別番号や航行情報を受信する装置からの情報を利用し、目的の船舶が通信可能圏内に居るかどうかが簡単に判別でき、当該船舶を短時間で呼び出すことができる船舶無線装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0020】
上記課題を解決する発明は、複数の他の船舶それぞれの識別情報および距離情報を含んだ他船舶情報を取得し、予め設定された識別情報の船舶との距離を、予め設定された無線通信の通信可能圏内の距離と比較して通信可能圏内か否かを判定する圏内判定手段と、該圏内判定手段の判定結果を船舶の識別情報とともに表示する表示手段とを備えることを特徴とするものである。
【0021】
この発明では、予め設定された船舶が予め設定された無線通信の通信可能圏内に居るかどうかが表示手段に表示される。したがって、目的の船舶が通信可能圏内に居るかどうかを簡単に判別することができる。
【0022】
ここで、前記圏内判定手段は、前記判定結果に含まれる船舶それぞれにキー入力手段のキーの一つを割り当て、前記表示手段は、判定結果、船舶の識別情報とともに前記割り当てられたキーの識別情報を表示し、前記判定結果表示中に前記キー入力手段から入力されたキーが前記割り当てられたキーに一致するとき、該キーに対応する船舶に呼出信号を送信することとした。
【0023】
このようにすれば、通信可能圏内に居る目的の船舶を短時間で呼び出すことができる。
【発明の効果】
【0024】
本発明によれば、他船舶情報に基づいて予め設定された船舶が予め設定された無線通信の通信可能圏内に居るかどうかを判定し、判定結果を表示手段に表示しているので、目的の船舶が通信可能圏内に居るかどうかを簡単に判別することができる。
【0025】
また、判定結果に含まれる船舶それぞれにキー入力手段のキーを割り当て、割り当てられたキーの識別情報を判定結果とともに表示し、判定結果表示中のキー入力が割り当てられたキーと一致するとき、該キーに対応する船舶に呼出信号を送信するようにすれば、通信可能圏内に居る目的の船舶を短時間で呼び出すことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、本発明を図面を参照して説明する。
【0027】
図1は本発明の一実施形態の船舶無線装置を示す図である。図中の矢印は情報の流れを示し、そのうち制御に関する情報の流れについては破線により示している。
【0028】
図1に示すように、本実施形態の船舶無線装置1は、制御信号Cの送受信で圏内判定部13、船舶選択部14、呼出信号生成部15を制御する制御部10と、制御部10が動作するのに必要な情報を記憶しておく記憶部11と、操作者からの入力を受け付けるキー入力部12と、船舶識別装置などが出力する他船舶の情報から予め設定された船舶が無線通信の圏内かどうかを判定する圏内判定部13と、操作者からの入力により予め設定された船舶の一つを選択し呼出信号生成部15に呼出信号を生成させる船舶選択部14と、船舶選択部14からの情報と操作者からの入力情報に基づいて呼出信号を生成する呼出信号生成部15と、各種情報を表示する表示部16と、自船舶の識別番号等の固有情報を記憶する固有情報記憶部17と、アンテナ19を介して他船舶等と無線通信する無線通信部18と、無線通信部18が出力する音声を再生するスピーカ20と、無線通信部18を介して他の船舶等と通話を行うレシーバ21と、アンテナ23を介して呼出信号を受信し自船舶が呼び出されているかを監視する聴守受信部22と、無線通信部18の周波数チャネルの設定を行うチャネル制御部24とを備えている。
【0029】
このような船舶無線装置1の圏内判定部13には、無線通信部18により無線通信が可能な距離が通信可能圏内の距離として設定され、また、通信可能圏内に存在するか否かを判定する対象となる船舶の識別番号が設定されている。
【0030】
そして、圏内判定部13には、例えば、船舶識別装置が出力する他船舶情報信号Iが入力される。この信号は、他の船舶それぞれについての運航情報や固有情報を情報要素として配列した他船舶情報を含んでいる。
【0031】
図2は、他船舶情報の構成を示す図である。他船舶情報は、図2に示すように、識別番号、緯度および経度で表される位置、自船舶の船首方向を0°とした方位、自船舶からの距離、対地速度、北方を0°とした進路方向、および船名が配列されている。図2において、識別番号から船名までの一行で表記されている一連の情報を一つの情報要素としている。なお、他船舶情報には、積荷の種類、目的港、到着予定時刻等の固有情報を含んでもかまわない。
【0032】
圏内判定部13は、このような他船舶情報に基づいて、予め設定された識別番号の船舶が、予め設定された通信可能圏内かどうかを判定し、目的の船舶が通信可能圏内か圏外かを表示させるようになっている。
【0033】
具体的には、圏内判定部13は、入力された他船舶情報の識別番号から、予め設定された識別番号があるかを検索し、他船舶情報に一致する識別番号が無い船舶は圏外とする。
【0034】
他船舶情報に一致する識別番号が有った場合、該当する識別番号の情報要素の自船舶からの距離を参照し、この距離が予め設定された通信可能圏内の距離以下かを判定し、通信可能圏内の距離より長い船舶は圏外とし、通信可能圏内の距離以下の船舶は圏内とする。
【0035】
このような判定を、圏内かどうか判定するように設定されている全ての船舶について行い、結果をそれぞれの船舶の情報要素に追加し、呼び出すべき船舶を選択するためのキー入力番号を割り当てて、それぞれの船舶の情報要素に追加し、圏内かどうか判定するように設定されている全ての船舶の情報要素を表示部16および船舶選択部14に出力する。
【0036】
表示部16は、入力された情報要素に基づき、図3に示すような判定結果を出力し、制御部10は、表示された判定結果から船舶を選択するためのキー入力待ち状態になる。
【0037】
図3に示すように、圏内判定部13で割り当てられたキー入力番号が「呼出キー」の欄に表示されていて、操作者はこの呼出キーの欄に示されるキーをキー入力部12から入力することで対応する船舶を呼び出すことができるようになっている。
【0038】
例えば、図3のような表示状態において、操作者が「圏内」になっている識別番号「564647848」の船舶を呼び出したい場合、「呼出キー」の欄に表示されているキー「1」をキー入力部12から入力する。
【0039】
制御部10は、入力されたキーの情報とともに該キーが選択された旨を制御信号Cで船舶選択部14に通知し、表示部16に運用チャネルの入力を求める表示を行う。
【0040】
船舶選択部14は、キーが選択された旨の通知を受けると、圏内判定部13から入力された情報要素から、キー入力番号が選択されたキーと一致する情報要素を呼出信号生成部15に入力する。
【0041】
次に、操作者が、キー入力部12に運用チャネルの情報を入力すると、制御部10は、入力された運用チャネルの情報Wを呼出信号生成部15に制御信号Cで通知する。ここで、運用チャネルとは、上述したように、相手方を呼び出してお互いを認識した後に無線通信を続行するための周波数チャネルのことである。
【0042】
なお、運用チャネルの情報をキー入力させる構成とせず、予め運用チャネルとして割り当てられた無線チャネルの情報を記憶部11に保持しておき、制御部10が記憶部11から自動的に読み出し、呼出信号生成部15に通知するようにしてもよい。
【0043】
呼出信号生成部15は、入力された情報要素、固有情報記憶部17に予め記憶されている自船舶の固有情報、および運用チャネルの情報Wに基づいて呼出信号Aを生成する。ここで、呼出信号Aとは、他の船舶を無線通信によって呼び出すための信号であり、呼び出すべき船舶および自船舶の識別番号、ならびに呼出後に用いる運用チャネルに関する情報を含んでいる。呼出信号Aには、更に、呼び出すべき船舶および自船舶の船名等、人の固有情報を含ませることが可能である。
【0044】
呼出信号生成部15は、入力された情報要素から呼び出すべき船舶の識別番号等の固有情報を抽出し、固有情報記憶部17から自船舶の識別番号等の固有情報を取得し、呼び出すべき船舶の固有情報と自船舶の固有情報と通知された運用チャネルの情報とにより呼出信号Aを生成し、無線通信部18に入力する。
【0045】
無線通信部18は、入力された呼出信号Aを無線信号に変換してアンテナ19を介して送信する。なお、呼出信号生成部15は、呼出チャネルに関する情報をチャネル制御部24に入力しており、チャネル制御部24は、呼出チャネルによって呼出信号Aが送信されるように無線通信部18を制御するようになっている。
【0046】
アンテナ19から電磁波として送信された呼出信号Aは、複数の他の船舶に搭載された無線装置により受信される。
【0047】
呼出信号生成部15は、呼出信号Aに含ませた情報を表示部16に出力し、表示部16は、この情報に基づいて、呼出信号Aが送信される際には図4に示すような表示を行う。なお、表示内容は、呼出チャネル、呼び出すべき船舶の識別番号、および運用チャネルとしているが、呼び出すべき船舶の識別番号以外の固有情報を表示させるようにしてもよい。
【0048】
呼出信号生成部15は、更に運用チャネルの情報Wをチャネル制御部24に入力している。チャネル制御部24は、この情報に基づいて、呼出信号Aが送信された後、呼び出した船舶の無線装置の操作者が応答するための通信を運用チャネルで行えるよう、予め定められたタイミングで無線通信部18の受信周波数を制御するようになっている。
【0049】
無線通信部18は、アンテナ19を介して呼び出した船舶の無線装置の操作者の応答による信号を受信し、スピーカ20によって船舶無線装置1の操作者に応答があった旨を伝える。以降は、レシーバ21によって船舶無線装置1の操作者と呼び出した船舶の無線装置の操作者との通話が行われる。
【0050】
なお、本実施形態においては、無線通信部18を介しての通信は、音声通信としたが、ファクシミリデータや画像データ等を通信するデータ通信を行ってもかまわない。
【0051】
次に、船舶無線装置1が呼出を受ける場合の動作について説明する。
【0052】
聴守受信部22は、随時、他の船舶に搭載された無線装置から送信される呼出信号をアンテナ23を介して受信しており、受信した呼出信号から呼び出すべき船舶の識別番号を抽出し、抽出した識別番号と固有情報記憶部17に記憶されている自船舶の識別番号とを照合し、自船舶が呼び出されているかを判定する。
【0053】
聴守受信部22は、自船舶が呼び出されていると判定すると、受信した呼出信号に含まれている情報を表示部16に入力し、表示部16は、この情報に基づいて、図5に示すような、他の船舶から呼び出された旨の表示を行う。なお、表示内容は、呼出チャネル、呼出元船舶の識別番号、呼出元船舶の船名、および運用チャネルとしているが、呼出元船舶の識別番号以外の固有情報を表示させるようにしてもよい。
【0054】
また、聴守受信部22は、受信した呼出信号から運用チャネルの情報を抽出し、チャネル制御部24に入力する。チャネル制御部24は、入力された情報に基づいて無線通信部18の周波数チャネルを運用チャネルに設定する。
【0055】
このような処理動作の後、呼び出された船舶無線装置1の操作者は、レシーバ21を介して呼出元の船舶の無線装置の操作者に対して応答のための通話を行うことができ、以降は、レシーバ21によって呼出元の船舶の無線装置の操作者と船舶無線装置1の操作者による通話が行われる。
【0056】
このように本実施形態においては、圏内判定部13が、船舶識別装置等が出力する他船舶情報に基づいて、予め設定された船舶が予め設定された無線通信可能な距離の圏内に居るかどうかで通信可能圏内かを判断し、この結果を表示部16に表示しているので、設定された船舶との通信可否が一目瞭然となり、呼出をするか否かの判断を容易に行うことができる。
【0057】
また、通信可能圏内に入ってきたことが直ぐに分かるので、通信の機会を失うことを減らすことができる。
【0058】
また、通信が可能か否かが分かるので、呼出周波数における無駄な呼出を減らすことができ、電波資源を有効に利用することができる。
【0059】
また、通信可能圏内か否かの表示中に、表示上で各船舶に割り付けられた呼出キーを入力し運用チャネルを入力することで、対応する船舶の無線装置を呼び出し、運用チャネルによる通信が可能な状態になるので、目的の船舶を短時間で呼び出すことができる。
【0060】
なお、本実施形態においては、表示部16に圏内か圏外かを表示するのみだが、対象船舶が通信可能圏内に入った場合に、音や光で通知するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0061】
【図1】本発明の一実施形態の船舶無線装置のブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態の船舶無線装置に入力される他船舶情報の構成を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態の船舶無線装置の設定された船舶の圏内/圏外の表示を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態の船舶無線装置の呼出信号送信時の表示を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態の船舶無線装置の呼出信号受信時の表示を示す図である。
【符号の説明】
【0062】
1 船舶無線装置
10 制御部
11 記憶部
12 キー入力部
13 圏内判定部
14 船舶選択部
15 呼出信号生成部
16 表示部
17 固有情報記憶部
18 無線通信部
19 アンテナ
20 スピーカ
21 レシーバ
22 聴守受信部
23 アンテナ
24 チャネル制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の他の船舶それぞれの識別情報および距離情報を含んだ他船舶情報を取得し、予め設定された識別情報の船舶との距離を、予め設定された無線通信の通信可能圏内の距離と比較して通信可能圏内か否かを判定する圏内判定手段と、該圏内判定手段の判定結果を船舶の識別情報とともに表示する表示手段とを備えることを特徴とする船舶無線装置。
【請求項2】
前記圏内判定手段は、前記判定結果に含まれる船舶それぞれにキー入力手段のキーの一つを割り当て、前記表示手段は、判定結果、船舶の識別情報とともに前記割り当てられたキーの識別情報を表示し、前記判定結果表示中に前記キー入力手段から入力されたキーが前記割り当てられたキーに一致するとき、該キーに対応する船舶に呼出信号を送信することを特徴とする請求項1に記載の船舶無線装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−160706(P2008−160706A)
【公開日】平成20年7月10日(2008.7.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−349830(P2006−349830)
【出願日】平成18年12月26日(2006.12.26)
【出願人】(000004330)日本無線株式会社 (1,186)
【Fターム(参考)】