説明

芯ズレ修正装置

【課題】 鉄骨製の柱体を建込む際に、上方の柱体と下方の柱体との間における水平方向に芯ズレを一人の作業者による簡単な操作で修正可能にする。
【解決手段】 柱体P1,P2に連設のエレクションピースE1,E2にこのエレクションピースE1,E2の肉厚方向から当接されるプッシュ体3を有してなり、このプッシュ体3の前進で柱体P1,P2の水平方向の位置ズレを修正可能にしてなる芯ズレ修正装置であって、プッシュ体3がこのプッシュ体3の後方に配在のジャッキ4の駆動によるピストン42の移動で発生する油圧力で前進されてなると共に、ジャッキ4が作業者の手動による回動操作でピストン42を前進させるネジジャッキ構造に形成されてなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、芯ズレ修正装置に関し、特に、構築物を構築する鉄骨製の柱体を建込む際に上下の柱体における水平方向の芯ズレを修正する芯ズレ修正装置の改良に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、凡そ構築物を構成する柱体は、その立設の際に、すなわち、建込む際に垂直状態にされると共に、上下となる柱体間における水平方向の芯ズレも修正されるとしている。
【0003】
このとき、柱体が重量の嵩む鉄骨製である場合には、いわゆる人力では芯ズレを修正し得ないから、この芯ズレの修正を可能にする装置類の提案が従来から種々なされている。
【0004】
その中で、たとえば、特許文献1に開示の提案にあっては、本体の下端側にいわゆる固定用ボルトを有すると共に、板体の上端側にいわゆる芯ズレ修正用のボルトを有するとしている。
【0005】
それゆえ、この特許文献1に開示の提案にあっては、本体を下方の柱体に連設のエレクションピースに固定用ボルトの利用下に固着させると共に、本体の上端側にある芯ズレ修正用のボルトを上方の柱体に連設のエレクションピースに当接させた状態で、芯ズレ修正用のボルトを回動操作してこのボルトの突出量を選択することで、いわゆる梃の原理下に上下のエレクションピース間、すなわち、上下の柱体間における水平方向の芯ズレを修正することが可能になる。
【0006】
ちなみに、この特許文献1に開示の提案にあって、固定用ボルトおよび芯ズレ修正用のボルトは、いずれにあっても先端をエレクションピースにこのエレクションピースの肉厚方向から当接させるとしている。
【0007】
また、特許文献2に開示の提案にあっては、本体を上方の柱体に連設のエレクションピースに上端部を引掛ける状態に連繋させる一方で、本体の下端部に開穿されている孔を挿通する長いボルト状の連結棒が下方の柱体に連設のエレクションピースに開穿された孔を挿通した状態に連繋するとしている。
【0008】
そして、連結棒は、油圧ジャッキに連繋され、この油圧ジャッキが伸長作動することで、本体の下端部が下方の柱体に連設のエレクションピースに近づくように移動して上下のエレクションピース、すなわち、上下の柱体間における水平方向の芯ズレが修正されるとしている。
【0009】
ちなみに、この特許文献2に開示の提案にあって、本体の上端部は、エレクションピースにこのエレクションピースの肉厚方向から引掛けられ、また、長いボルト状の連結棒は、エレクションピースをこのエレクションピースの肉厚方向から貫通するとしている。
【特許文献1】特開2002−194897号公報(特許請求の範囲 請求項1,段落0017,図1)
【特許文献2】特開2003−82860号公報(特許請求の範囲 請求項1,請求項3,請求項4,請求項5,図1,図5)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、上記した特許文献1および特許文献2のいずれに開示の提案にあっても、以下のような不具合があると指摘される可能性がある。
【0011】
すなわち、まず、特許文献1に開示の提案にあって、上下の柱体における水平方向の芯ズレの修正は、本体の上端側にある芯ズレ修正用のボルトの回動操作に依存する、すなわち、ボルトの操作力がそのままボルトの突出量とされるから、大きな操作力が必要になる不具合がある。
【0012】
それに対して、特許文献2に開示の提案にあっては、操作源として油圧ジャッキを有するから、大きな操作力を要しない点で特許文献1に開示の提案に比較して有利となるが、油圧ジャッキが、たとえば、耐圧ホースの介在下に連繋されるから、搬送性や取扱性に劣り易くなる不具合がある。
【0013】
のみならず、この操作源として油圧ジャッキを有するものにあっては、利用に際して、作業床などに設置された油圧ジャッキを操作する作業者と、芯ズレ修正の状況を確認する作業者とを要すことになり易く、いわば作業性に劣る不具合がある。
【0014】
この発明は、上記した事情を鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、鉄骨製の柱体を建込む際に、上方の柱体と下方の柱体との間における水平方向に芯ズレを一人の作業者による簡単な操作で修正可能にして、その汎用性の向上を期待するのに最適となる芯ズレ修正装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記した目的を達成するために、この発明による芯ズレ修正装置の構成を、基本的には、上方あるいは下方のいずれか一方となる柱体に連設のエレクションピースにこのエレクションピースの肉厚方向から固定状態下に連繋される本体が上方あるいは下方のいずれか他方となる柱体に連設のエレクションピースにこのエレクションピースの肉厚方向から当接されるプッシュ体を有してなり、このプッシュ体の前進で一方の柱体に連設のエレクションピースと他方の柱体に連設のエレクションピースとの間における水平方向の位置ズレを修正可能にしてなる芯ズレ修正装置において、プッシュ体がこのプッシュ体の後方に配在のジャッキの駆動によるピストンの移動で発生する油圧力で前進されてなると共に、ジャッキが作業者の手動による回動操作でピストンを前進させるネジジャッキ構造に形成されてなるとする。
【発明の効果】
【0016】
それゆえ、この発明にあっては、たとえば、固定側となる下方の柱体に連設のエレクションピースに対して可動側となる上方の柱体に連設のエレクションピースに当接されたプッシュ体が油圧力で前進されるとするから、油圧力を立たせるための操作力に比較して大きい押圧力でプッシュ体を前進させることが可能になり、上下のエレクションピース間における水平方向の位置ズレを修正することが容易に可能になる。
【0017】
そして、このとき、プッシュ体を押圧する油圧力は、プッシュ体の後方に言わば直列されたネジジャッキ構造に形成のジャッキの駆動によるとし、しかも、ネジジャッキが作業者の手動によって駆動されるとするから、作業者は、位置ズレの修正状況を視認しながらジャッキを駆動し得ることになり、言わば余計な人員を要すことなく、その実践が可能になる。
【0018】
その結果、この発明によれば、鉄骨製の柱体を建込む際に、上方の柱体と下方の柱体との間における水平方向の芯ズレの修正を簡単に実現し得ることになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下に、図示した実施形態に基づいて、この発明を説明するが、図1および図2に示すように、この発明による芯ズレ修正装置は、原理的には、一方たる下方の柱体P1の端部たる上端部とこの柱体P1に他方たる上方から継がれる上方の柱体P2の端部たる下端部とに連繋されて上方の柱体P2と下方の柱体P1との間における水平方向の位置ズレ、すなわち、芯ズレを修正するとしている。
【0020】
このとき、各柱体P1,P2は、多くの場合に、上下方向に延びる軸線を横切る方向の断面が、たとえば、図3および図4に示すように、矩形となる型鋼や、図示しないが、H形となる型鋼などからなるとしている。
【0021】
そして、下方の柱体P1の上端部および上方の柱体P2の下端部における対向する二方(図3および図4参照)に、あるいは、図示しないが、いわゆる四方にそれぞれ一枚の板状体からなるエレクションピースE1,E2が溶接などで一体に連設されている。
それゆえ、この芯ズレ修正装置は、具体的には、上記のエレクションピースE1,E2に連繋されることで、下方の柱体P1の上端部と上方の柱体P2の下端部とに連繋されるとしている。
【0022】
ちなみに、このエレクションピースE1,E2は、各柱体P1,P2におけるいわゆる平坦面に対して垂直になるように、また、このとき、軸線方向が各柱体P1,P2における軸線方向に沿う状態に配在される。
【0023】
なお、このエレクションピースE1,E2は、図示しないが、建入れ調整装置を利用するときにも利用され、また、このエレクションピースE1,E2は、爾後に溶接などで下方の柱体P1と上方の柱体P2との一体性を保障する工法の場合には撤去されることもある。
【0024】
ところで、この芯ズレ修正装置は、図1に示すように、本体1の一端部となる下端部に固定用ボルト2を有すると共に、本体1の他端部となる上端部にプッシュ体3を有してなり、固定用ボルト2の機能するところで、図示するところでは、本体1が下方の柱体P1に連設のエレクションピースE1の上端部に固定状態に連繋されるとしている。
【0025】
このとき、本体1は、図示するところでは、所定の機械的強度を有するように、たとえば、ダイカスト成形されてなるとしており、重量の軽減化と作業者による把持を可能にするように、胴部たる中央部に空部たる孔1aを有してなるとしている。
【0026】
一方、固定用ボルト2は、いわゆるボルトからなり、本体1の下端部に螺装された状態で、図中で左端となる先端が下方の柱体P1に連設のエレクションピースE1に対してこのエレクションピースE1における肉厚方向から当接されるとしている。
【0027】
そして、この固定用ボルト2における図中で右端となる後端は、本体1の下端部から離れるように臨在されるとしていて、たとえば、ラチェットレンチによる回動の際に本体1の下端部に干渉し得ないように配慮されている。
【0028】
固定用ボルト2が上記のように形成されているとき、本体1にあっては、下方の柱体P1に連設のエレクションピースE1における上端部にこのエレクションピースE1の肉厚方向から引掛けられる引掛け部11を有してなるとしている。
【0029】
このとき、この引掛け部11は、エレクションピースe1の肉厚が大きくなる場合にもこの引掛け部11をエレクションピースE1の上端部に引掛け易くするように、エレクションピースE1の上端部に引掛けられたときにいわゆる隙間を形成し得るとしている。
【0030】
それゆえ、上記の引掛け部11をエレクションピースE1の上端部に引掛けた状態下に上記した固定用ボルト2を回動操作、すなわち、螺入操作することで、エレクションピースE1が引掛け部11に押し付けられる状態に固定される、すなわち、本体1が固定状態に下方のエレクションピースE1に連繋されることになる。
【0031】
プッシュ体3は、本体1の上端部をハウジングとするように配在されてなるとするもので、図中で左端となる先端が上方の柱体P2に連設のエレクションピースE2にこのエレクションピースE2の肉厚方向から当接されるとしている。
【0032】
このとき、プッシュ体3は、本体1の上端部において、外周にシール部材(符示せず)を有するなどして液密構造下に保持されてなると共に、この状態下に図中で左右方向となる前後方向に進退し得るとしている。
【0033】
その一方で、このプッシュ体3は、その先端側に介装されるようにして配在された附勢手段たるコイルバネ31からの附勢力によって後述する油圧力が解除されるときに図中で右行するように後退するとしている。
【0034】
このとき、図中で右端となる先端をプッシュ体3に当接させる上記のコイルバネ21の図中で左端となる後端は、本体1の上端部に圧入などで保持されて軸芯部にプッシュ体3を貫通させるキャップ32に担持されてなるとしている。
【0035】
ちなみに、キャップ32の内周には、プッシュ体3の外周に摺接するブッシュ32aが保持されていて、プッシュ体3の摺動を恒久的に保障するとしている。
【0036】
上記のように形成されたプッシュ体3の図中で右方となる後方には、この発明にあって、ジャッキ4が配在されているが、以下には、このジャッキ4について図1に基づいて少し説明する。
【0037】
すなわち、ジャッキ4は、図1に示すところにあって、ネジジャッキ構造に形成されてなるとし、本体1の上端部に分離可能に連結されるケーシング41内に摺動可能に収装されるピストン42を有してなると共に、このピストン42がこのピストン42の図中で右方となる背後に配在されてケーシング41の内周に螺合する螺条ロッド部43に連設され、かつ、この螺条ロッド部43に連設される操作ロッド44の操作端44aがケーシング41外に突出してなるとしている。
【0038】
このとき、ケーシング41は、ピストン42と前記したプッシュ体2との間に油室Rを画成するように、本体1の上端部に液密構造下に連結されるとしている。
【0039】
そして、このケーシング41は、内側に上記のピストン42,螺条ロッド部43および操作ロッド44を一体に有する設定とされることで、いわゆるカートリッジ化されることになり、油室Rへの油の充填を容易にすると共に、本体1の上端部に分離可能に連結することを容易にすることになる。
【0040】
それゆえ、前記したプッシュ体3にあっては、ジャッキ4を駆動することで、すなわち、ラチェットレンチの利用などで作業者の手動による回動操作で操作ロッド44の操作端44aを回動することによって、ピストン42がケーシング41内で前進し、このピストン42の前進によって油室Rに油圧が立ち、この油圧でプッシュ体3が前進して上方の柱体P2に連設のエレクションピースE2を図中で左行させるように移動させることになり、下方の柱体P1に連設のエレクションピースE1に対する位置ズレ、すなわち、芯ズレを修正することが可能になる。
【0041】
以上のように形成されたこの発明による芯ズレ修正装置は、たとえば、図3に示すように、図示しない下方の柱体P1の上端部と上方の柱体P2の下端部とからなる連結部分において、二基をいわゆる同一方向にセットして、本体1の上端部に配在されているプッシュ体3(図示および符示せず)をそれぞれ図中に矢印で示す方向に移動させることで、下方の柱体P1と上方の柱体P2との間における位置ズレ、すなわち、芯ズレを修正し得ることになる。
【0042】
そして、図4に示すように、上記の連結部分において、二基をいわゆる反対方向にセットして、本体1の上端部に配在されているプッシュ体3(図示および符示せず)をそれぞれ図中に矢印で示す方向に移動させることで、上方の柱体P2を下方の柱体P1に対して回転させるようにして下方の柱体P1と上方の柱体P2との間における位置ズレ、すなわち、芯ズレを修正し得ることになる。
【0043】
前記した実施形態がこの発明を具現化するところであるが、この発明による芯ズレ修正装置の効果的な利用領域は、この芯ズレ修正装置で修正されるストロークがほぼ3m/m程度となる場合である。
【0044】
すなわち、この種の芯ズレ修正装置によって修正されるストロークは、5m/mあるいは10m/mと大きくなることはなく、ほとんど3m/m以下とされるのが常態である。
【0045】
このことからすると、前記したプッシュ体3がジャッキ4の駆動によってストロークするのが3m/m以下の場合には、問題なくその利用が可能になるが、仮に修正を要す芯ズレが3m/mを超えるような場合には、プッシュ体3の有効ストロークを越えることになり、実質上利用できないことになる。
【0046】
このような場合には、図1中に示すように、アングル材からなる調整用スペーサ5を介在させることで、プッシュ体3の有効ストローク内とすることが可能になり、この芯ズレ修正装置の利用を可能にするのが好ましいであろう。
【0047】
前記したところでは、本体1の引掛け部11が下方の柱体P1に連設のエレクションピースE1の上端部に引掛けられるとしたが、この発明が意図するところからすれば、図示しないが、上記したところと逆に、本体1の引掛け部11が上方の柱体P2に連設のエレクションピースE2の下端部に引掛けられるとしても良いこともちろんである。
【0048】
そして、この場合を仮に倒立使用と定義付け、図示したところを正立使用と定義付ければ、この倒立使用の場合には、ジャッキ4を操作するときの操作位置を低くでき、言わば臨機応変に使用態勢を選択できることになる点で有利となる。
【0049】
それゆえ、この発明による場合には、芯ズレ修正装置が本体1にジャッキ4を一体に有した態様に形成されるから、全体のコンパクト化が可能になり、作業者による移送を容易にすると共に、製品コストの低廉化を可能にし得ることになる。
【0050】
のみならず、外観からすれば、ボルトを回動操作することで、芯ズレを修正する点では、前記した特許文献1に開示の提案と近似することになるが、この発明では、油圧を利用して小さい力を大きくしてプッシュ体3に作用させるとするから、作業者の操作力をいたずらに大きくさせずして、プッシュ体3の移動量も適宜に調整できることになり、所定の芯ずれ修正を設定通りに実現できる点で有利となる。
【0051】
そして、油圧を利用する点からすれば、前記した特許文献2に開示の提案と近似することになるが、この発明では、ジャッキ4が本体1に一体に連結されてなるとするから、ジャッキ4を操作する一人の作業者のみで所定の芯ずれ修正を実現できる点で有利となる。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】この発明の一実施形態による芯ズレ修正装置を上方の柱体に連設のエレクションピースと下方の柱体に連設のエレクションピースとに連繋した状態を一部断面で示す正面図である。
【図2】図1に示す芯ズレ修正装置における右側となる操作側の端面図である。
【図3】図1に示す芯ズレ修正装置の一利用状態を示す平面図である。
【図4】図1に示す芯ズレ修正装置の他の利用状態を図3と同様に示す図である。
【符号の説明】
【0053】
1 本体
2 固定用ボルト
3 プッシュ体
4 ジャッキ
11 引掛け部
31 附勢手段たるコイルバネ
42 ピストン
43 螺条ロッド部
44 操作ロッド
44a 操作端
E1,E2 エレクションピース
P1 下方の柱体
P2 上方の柱体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上方あるいは下方のいずれか一方となる柱体に連設のエレクションピースにこのエレクションピースの肉厚方向から固定状態下に連繋される本体が上方あるいは下方のいずれか他方となる柱体に連設のエレクションピースにこのエレクションピースの肉厚方向から当接されるプッシュ体を有してなり、このプッシュ体の前進で一方の柱体に連設のエレクションピースと他方の柱体に連設のエレクションピースとの間における水平方向の位置ズレを修正可能にしてなる芯ズレ修正装置において、プッシュ体がこのプッシュ体の後方に配在のジャッキの駆動によるピストンの移動で発生する油圧力で前進されてなると共に、ジャッキが作業者の手動による回動操作でピストンを前進させるネジジャッキ構造に形成されてなることを特徴とする芯ズレ修正装置。
【請求項2】
プッシュ体が背後からの油圧力の解除時にこのプッシュ体に隣接する附勢手段からの附勢力で後退可能とされてなる請求項1に記載の芯ズレ修正装置。
【請求項3】
ピストンが本体に分離可能に連結されるケーシング内に摺動可能に収装されると共に、ピストンがこのピストンの背後に配在されてケーシングの内周に螺合する螺条ロッド部に連設されてなり、かつ、操作端がケーシング外に突出する操作ロッドの先端に螺条ロッド部が連設されてなる請求項1に記載の芯ズレ修正装置。
【請求項4】
本体が一方の柱体に連設のエレクションピースにおける端部にこのエレクションピースの肉厚方向から引掛けられる引掛け部を有してなると共に、この引掛け部に偏芯して対向しながらプッシュ体と同方向から先端が引掛け部に対向する固定用ボルトを有してなり、この固定用ボルトの回動操作で本体が一方の柱体に連設のエレクションピースに固定状態下に連繋されてなる請求項1に記載の芯ズレ修正装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−186922(P2007−186922A)
【公開日】平成19年7月26日(2007.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−6286(P2006−6286)
【出願日】平成18年1月13日(2006.1.13)
【出願人】(304039065)カヤバ システム マシナリー株式会社 (185)
【出願人】(000201478)前田建設工業株式会社 (358)
【Fターム(参考)】