説明

荷役車両

【課題】潤滑油の供給速度を維持でき、潤滑油の供給作業に掛かる時間を短縮できる荷役車両を提供することを目的とする。
【解決手段】駆動源から駆動輪に動力を伝達する伝達手段を有する荷役車両であって、伝達手段は、潤滑油Lを保持する底部が2段の上下段状の上位ケーシング49と、潤滑油Lを保持する下位ケーシング53を有し、上位ケーシング49の底部上段と下位ケーシング53の上部を連通して潤滑油Lを供給する給油路56と、上位ケーシング49の底部の下段と下位ケーシング53の上部を連通して下位ケーシング53内のエアーを排出する排出路57を設ける。よって、潤滑油Lが供給されると、給油路56により潤滑油Lが下位ケーシング53に供給されるとともに、排出路57により下位ケーシング53内のエアーが排出され、潤滑油Lの供給速度を維持でき、潤滑油Lの供給作業に掛かる時間を短縮できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動源の駆動軸から車輪の車輪軸に至る(動力)伝達手段に、潤滑油の供給経路を有する荷役車両に関するものである。
【背景技術】
【0002】
荷役車両の一例が、特許文献1に開示されている。
特許文献1には、左右直角にまで舵角可能な左右一対の前輪(駆動輪)と、左右直角にまで舵角可能な左右一対の後輪と、前記各前輪の中心のほぼ真上に設けられた上下方向の駆動軸を有する駆動モータ(駆動源)と、前記駆動モータの駆動軸から前記前輪の車輪軸に動力を伝達する左右一対の伝達手段とを備えた荷役車両が開示されている。
【0003】
上記伝達手段は、前記駆動モータの駆動軸の下方に延設された上下方向の上位回転軸と、前記前輪を避け前記前輪の内方に位置し、前記上位回転軸より水平方向にずれた上下方向の下位回転軸と、前記上位回転軸の下部に設けられ、前記上位回転軸と前記下位回転軸を連動連結する減速歯車装置と、前記下位回転軸の下部に設けられ、前記下位回転軸と前記車輪軸を連動連結する傾斜歯車装置とを有している。
【0004】
上述したような荷役車両には、特許文献1には開示されていないが、前記減速歯車装置の動きを滑らかにする潤滑油を保持する上位油室と、前記傾斜歯車装置の動きを滑らかにする潤滑油を保持する下位油室が備えられ、前記上位油室から前記下位油室に潤滑油を供給する供給経路として、前記下位回転軸を内部にて軸支する軸支部材に、前記下位回転軸に沿って前記上位油室と前記下位油室を上下方向に連通する1本の流路が形成されている。
【0005】
上記構成では、伝達手段の上位油室および下位油室を潤滑油で満たすとき、上位油室に潤滑油が供給され、上位油室より1本の流路を介して下位油室に潤滑油が供給されて、下位油室が潤滑油で満たされた後、上位油室が潤滑油で満たされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2002−037595号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記荷役車両において、伝達手段の上位油室および下位油室を潤滑油で満たすとき、潤滑油が上位油室から1本の流路を介して下位油室に供給されると、下位油室に潤滑油が供給されるとともに下位油室内のエアーが前記流路を介して上位油室に排出され、エアーの排出に伴い潤滑油の流路が狭くなるため、潤滑油の供給速度が遅くなり、潤滑油の供給作業に掛かる時間が長くなる恐れがある。
【0008】
そこで本発明は、潤滑油の供給速度を維持でき、潤滑油の供給作業に掛かる時間を短縮できる荷役車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の発明は、駆動輪の上方に設けられた上下方向の駆動軸を有する駆動源と、前記駆動軸から前記駆動輪の車輪軸に動力を伝達する伝達手段とを有する荷役車両であって、
前記伝達手段は、前記駆動輪を避けて、前記駆動軸の回転軸心より水平方向に回転軸心がずれて配置された上下方向の回転軸と、前記駆動軸と前記回転軸を連動連結する減速歯車装置と、前記回転軸と前記車輪軸を連動連結する傾斜歯車装置と、前記減速歯車装置の潤滑油を保持する上位油室と、前記傾斜歯車装置の潤滑油を保持する下位油室とを有し、
前記回転軸に沿って、前記上位油室と前記下位油室を上下方向に連通する2つの流路を設け、前記上位油室の底部を2段の上下段状に形成し、一方の流路を、前記下位油室の上部と前記上位油室の底部の下段とを連通し、前記上位油室から前記下位油室に潤滑油を供給する第1流路として形成し、他方の流路を、前記下位油室の上部と前記上位油室の底部の上段とを連通し、潤滑油が一方の流路を介して下位油室へ供給される際に、前記下位油室内のエアーを前記上位油室に排出する第2流路として形成したことを特徴とするものである。
【0010】
上記構成によれば、上位油室に供給された潤滑油は、上位油室の底部から第1流路を介して下位油室に供給され、これとともに下位油室内のエアーは、下位油室の上部から第2流路を介して上位油室に排出される。よって、下位油室からエアーが排出されても下位油室に供給される潤滑油の流路が狭くならず、潤滑油の供給速度が維持され、潤滑油の供給作業に掛かる時間が短縮される。
【0011】
また本発明の請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明であって、前記回転軸心を内部にて軸支する軸支部材を設け、前記第1流路と前記第2流路をそれぞれ、前記軸支部材内に筒状に形成することを特徴とするものである。
【0012】
上記構成によれば、第1流路および第2流路が軸支部材内に形成される。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、上位油室に供給された潤滑油は、上位油室の底部から第1流路を介して下位油室に供給され、これとともに下位油室内のエアーは、下位油室の上部から第2流路を介して上位油室に排出されることにより、下位油室からエアーが排出されても下位油室に供給される潤滑油の流路が狭くならず、潤滑油の供給速度を維持でき、潤滑油の供給作業に掛かる時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施の形態におけるフォークリフトの側面図である。
【図2】同フォークリフトの背面図である。
【図3】同フォークリフトの要部拡大背面図である。
【図4】同フォークリフトの要部拡大側面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態におけるフォークリフトの側面図である。
【図6】同フォークリフトの要部拡大背面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、1は、車両2と、車両2に設けられたマスト装置(荷役装置)3を備えたリーチ式のフォークリフト(荷役車両の一例)である。マスト装置3は、車両2に設けられた一対のマスト4と、マスト4に沿って昇降自在な一対のフォーク7を備えている。ここで、車両2の走行方向を前後方向Xとし、前記前後方向Xと直交する水平方向を左右方向Yとする。
【0016】
上記車両2は、側面視L字型のフレーム5と、フレーム5の前部に設けられた左右一対の前輪11と、フレーム5の後部に設けられた左右の後輪12a,12bを有している。また後輪12aは、回転中心より外側に延設される水平方向に沿った回転軸心15を有する車輪軸38を備えるとともに、車両2は、一方(図2にて左方)の後輪(駆動輪の一例)12aの上方で、中心の略真上に設けられた上下方向の駆動軸28を有するモータ(駆動源の一例)13と、モータ13の駆動軸28から後輪12aの車輪軸38に動力を伝達する伝達手段14を有している。
【0017】
また車両2は、図2に示すように、後輪12bの上方に位置し、フォークリフト1の操縦者が搭乗する搭乗部17と、搭乗部17の前部に配設され、操縦者が車両2の走行およびマスト装置3の調整を操作する複数の操作装置18を有している。
【0018】
上記伝達手段14は、図3に示すように、車両2に固定され、上部にモータ13が設置されるとともに、モータ13の駆動軸28を内部にて軸支する上位筒部材27と、上位筒部材27の内部にて軸支され、モータ13の駆動軸28より下方に延びた上下方向の回転軸心30を有する上位回転軸31と、モータ13の駆動軸28と上位回転軸31を連動連結する連動部材29と、上位筒部材27に対して(車両2に対して)回転軸心30の周りに旋回自在に設けられ、逆T字状でかつケース状の旋回部材32と、上位回転軸31の下部に設けられ、後輪12aを避けて、駆動軸28の回転軸心30より水平方向に回転軸心33がずれて配置された上下方向の下位回転軸(回転軸の一例)34と、上位回転軸31と下位回転軸34を連動連結する減速軸48を有する減速歯車装置35と、下位回転軸34の下部に設けられ、下位回転軸34と後輪12aの車輪軸38を連動連結するベベル歯車装置(傾斜歯車装置の一例)37と、下位回転軸34を内部にて軸支する下位筒部材(軸支部材の一例)36とを有している。
【0019】
また、後輪12aは、そのリム12Aが車輪軸38の外端に連結具39を介して取り付けられ、旋回部材32とともに回転軸心30の周りに回動自在に設けられており、回転軸心30のほぼ真下部分に後輪12aの中心が位置するように構成されている。
【0020】
また上位筒部材27の内部には、連動部材29の回転にブレーキを掛けるブレーキ装置40が設けられている。
上記減速歯車装置35は、上位回転軸31の下端に設けられた駆動歯車43と、下位回転軸34の上端に設けられた従動歯車44と、減速軸48に設けられた連結歯車45および減速歯車46とを備え、駆動歯車43と連結歯車45が歯合され、減速歯車46と従動歯車44が歯合されており、上位回転軸28と下位回転軸34を連動連結し、上位回転軸31に伝達された動力を、駆動歯車43、連結歯車45、減速軸48、減速歯車46、従動歯車44を介して下位回転軸34に伝達する。
【0021】
上記ベベル歯車装置37は、下位回転軸34の下端に設けられた駆動ベベル歯車51と、前輪11の車輪軸38に設けられた従動ベベル歯車52を備え、駆動ベベル歯車51と従動ベベル歯車52が歯合されており、下位回転軸34と車輪軸38を連動連結し、下位回転軸34に伝達された動力を、駆動ベベル歯車51、従動ベベル歯車52を介して車輪軸38に伝達する。
【0022】
また伝達手段14は、上位回転軸31と下位回転軸34が減速歯車装置35を介して連動連結される際に、減速歯車装置35の各歯車43〜46の動きを滑らかにする潤滑油Lを保持する上位ケーシング(上位油室の一例)49と、下位回転軸34と車輪軸38がベベル歯車装置37に連動連結される際に、ベベル歯車装置37の各ベベル歯車51,52の動きを滑らかにする潤滑油Lを保持する下位ケーシング(下位油室の一例)53を有している。
【0023】
上位ケーシング49は、減速歯車装置35を内蔵するケーシングであって、上部(例えば、上部の前後一方側)には、図示しない潤滑油Lの給油口が形成されるとともに、図4に示すように、底部が2段の上下段状に形成されている。また下位ケーシング53は、ベベル歯車装置37を内蔵するケーシングである。
【0024】
また、図4に示すように、下位回転軸34(回転軸心33)に沿って、上位ケーシング49と下位ケーシング53を連通する2つの流路55が設けられている。これら2つの流路55は、一方の流路55が、下位ケーシング53の上部と上位ケーシング49の底部の下段とを連通し、上位ケーシング49から下位ケーシング53に潤滑油Lを供給する給油路(第1流路の一例)56として形成され、他方の流路55が、下位ケーシング53の上部と上位ケーシング49の底部の上段とを連通し、潤滑油Lが給油路56を介して下位ケーシング53に供給される際に、下位ケーシング53内のエアーを上位ケーシング49に排出する排出路(第2流路の一例)57として形成されている。
【0025】
また、上記給油路56は、下位回転軸34の後方で、下位筒部材36内に筒状に形成され、上記排出路57は、下位回転軸34の前方で、下位筒部材36内に筒状に形成されている。
また、車両2にはバッテリ(図示せず)が搭載され、前記バッテリにはコントローラ(図示せず)が付設されている。そして、前記コントローラからの動力源供給部品としてのケーブル(図示せず)が、モータ13に接続されている。
【0026】
以下に、上記した実施の形態における作用を説明する。
フォークリフト1は、車両2の搭乗部17に搭乗した操縦者が適宜の操作装置18を操縦することで駆動される。まず、マスト装置3に関する操作装置18が操作されると、図示しないリフトシリンダーが作動され、フォーク7がマスト4に沿って昇降動され、適宜のフォーク作業が行われる。
【0027】
次に、車両2の走行に関する操作装置18が操作されると、コントローラにより制御したバッテリの電力を、ケーブルを介してモータ13に供給し、モータ13を駆動することにより、伝達手段14を介して後輪12aを正逆に駆動させ、フォークリフト1が前後方向Xに走行される。すなわち、モータ13における駆動軸28の回転が伝達手段14(連動部材29、上位回転軸31、減速歯車装置35、下位回転軸34、ベベル歯車装置37、車輪軸38)を介して後輪12aに伝達される。
【0028】
このとき、車両2の操舵に関する操作装置18が操作されると、伝達手段14の一部(旋回部材32,減速歯車装置35,下位回転軸34,ベベル歯車装置37)とともに後輪12aが、回転軸心30を旋回中心として旋回される。よってフォークリフト1が旋回・走行される。
【0029】
なお、ブレーキ装置40を作動させることで、連動部材29の回転が減速され、後輪12aが適宜に停止される。また、上位ケーシング49が潤滑油Lで満たされていることにより、減速歯車装置35における各歯車43〜46の動きが滑らかにされ、下位ケーシング53が潤滑油Lで満たされていることにより、ベベル歯車装置37における各ベベル歯車51,52の動きが滑らかにされる。
【0030】
また、空の(エアーで満たされた)下位ケーシング53を潤滑油Lで満たす潤滑油Lの供給作業を実施する際に、図4に示すように、上位ケーシング49の給油口から給油された潤滑油Lは、上位ケーシング49の底部から給油路56を介して下位ケーシング53の上部に供給され、これとともに下位ケーシング53内のエアーは、下位ケーシング53の上部から排出路57を介して上位ケーシング49の底部に排出される。よって、下位ケーシング53からエアーが排出されるに伴い下位ケーシング53に供給される潤滑油Lの流路が狭くならず、潤滑油Lの供給速度が維持され、潤滑油Lの供給作業に掛かる時間が短縮される。
【0031】
そして、下位ケーシング53が潤滑油Lで満たされると、給油路56および排出路57が潤滑油Lで満たされ、続いて上位ケーシング49が潤滑油Lで満たされる。
以上のように本発明の実施の形態によれば、上位ケーシング49の給油口から給油された潤滑油Lは、上位ケーシング49の底部から給油路56を介して下位ケーシング53の上部に供給され、これとともに下位ケーシング53内のエアーは、下位ケーシング53の上部から排出路57を介して上位ケーシング49の底部に排出されることにより、下位ケーシング53からエアーが排出されるときに下位ケーシング53に供給される潤滑油Lの流路が狭くならず、潤滑油Lの供給速度を維持でき、潤滑油Lの供給作業に掛かる時間を短縮できる。
【0032】
また本発明の実施の形態によれば、給油路56および排出路57が下位筒部材36内に形成される。
なお、本発明の実施の形態では、本発明をリーチ式のフォークリフト1とした場合について詳細に説明したが、フォークリフト1はカウンタ式のフォークリフト(荷役車両の一例)1´とすることもできる。
【0033】
図5,図6に示すように、車両70と、車両70の前部に設けられたマスト装置(荷役装置)71を備えたカウンタ式のフォークリフト(荷役車両の一例)1´の前輪77に、モータ13から動力を伝達する左右一対の伝達手段14を設けている。なお、各前輪77は回転中心より内側に延設される水平方向に沿った回転軸心79を有する車輪軸80を備えている。
【0034】
また、本発明の実施の形態では、上位ケーシング49は、上部に潤滑油Lの給油口が形成され、底部が2段の上下段状に形成されているが、給油口の位置に合わせて底部の下段を形成し、給油口と給油路56を前後方向Xの同位置に形成してもよい。この構成により、給油口を介して上位ケーシング49に給油される潤滑油Lが、上位ケーシング49から排出路57に至るまでに、上位ケーシング49から供給路56を介して下位ケーシング53に供給される。
【0035】
また、本発明の実施の形態では、上位ケーシング49の底部が2段の上下段状に形成されているが、上位ケーシング49の底部を、排出路57から給油路56に向かって低くなるように傾斜状に形成してもよい。
【0036】
また、本発明の実施の形態では、給油路56と排出路57の径について、特に説明を省略しているが、排出路57を、給油路56と比較して小さな径の筒状、または上端が最小径となるように錐体状に形成してもよい。
【符号の説明】
【0037】
L 潤滑油
X 前後方向
Y 左右方向
1,1´ フォークリフト
2,70 車両
3,71 マスト装置
11,77 前輪
12 後輪
13 モータ
14 伝達手段
15,79 回転軸心
27 上位筒部材
28 駆動軸
30 回転軸心
31 上位回転軸
33 回転軸心
34 下位回転軸
35 減速歯車装置
36 下位筒部材
37 ベベル歯車装置
38,80 車輪軸
49 上位ケーシング
53 下位ケーシング
56 給油路
57 排出路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
駆動輪の上方に設けられた駆動源と、前記駆動源から前記駆動輪の車輪軸に動力を伝達する伝達手段とを有する荷役車両であって、
前記伝達手段は、
前記駆動源の駆動軸の下部に設けられ、前記駆動軸より水平方向にずれて前記駆動軸と連動連結された減速軸を有する減速歯車装置と、
前記減速歯車装置の減速軸より水平方向にずれて前記減速軸と連動連結された上下方向の下位回転軸と、
前記下位回転軸の下部に設けられ、前記下位回転軸と前記車輪軸を連動連結する傾斜歯車装置と、
前記駆動軸と前記下位回転軸が連動される際に、前記減速歯車装置の動きを滑らかにする潤滑油を保持する上位油室と、
前記下位回転軸と前記車輪軸が連動される際に、前記傾斜歯車装置の動きを滑らかにする潤滑油を保持する下位油室と
を有し、
前記上位油室の底部を2段に形成し、
前記上位油室の底部の下段と前記下位油室の上部とを連通する供給路と、
前記上位油室の底部の上段と前記下位油室の上部とを連通する排出路
を前記下位回転軸に沿って設けたこと
を特徴とする荷役車両。
【請求項2】
前記下位回転軸を内部にて軸支する軸支部材を設け、
前記供給路と前記排出路をそれぞれ、前記軸支部材に筒状に形成し、
前記排出路を、前記供給路と比較して小さな径の筒状に形成すること
を特徴とする請求項1に記載の荷役車両。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−169170(P2010−169170A)
【公開日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−11470(P2009−11470)
【出願日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【出願人】(000003241)TCM株式会社 (319)
【Fターム(参考)】