説明

表示制御装置

【課題】記録紙切れになった際、残り印刷枚数が多いときでも、正常に給紙できる量の補給枚数を、表示部に表示させる。
【解決手段】画像データを画像形成装置1へ送信する情報処理装置と、画像データを記録媒体に印刷する画像形成装置と、のいずれかが有する表示部12に表示を行わせる表示制御装置であって、記録媒体保持部が保持できる記録媒体の枚数の上限である最大保持枚数を取得する第1取得手段と、画像データの印刷残り枚数を取得する第2取得手段と、最大保持枚数は前記印刷残り枚数以上か否かを判断する第1判断手段と、第1判断手段が、最大保持枚数は印刷残り枚数以上と判断した場合は、印刷残り枚数の記録媒体を記録媒体保持部に供給することを促す表示をさせる第1制御手段と、第1判断手段が、最大保持枚数は印刷残り枚数未満と判断した場合は、最大保持枚数の記録媒体を記録媒体保持部に供給することを促す表示をさせる第2制御手段とを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示制御装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
コピー機能や、プリント機能などを備えた、画像形成装置には、記録紙を供給される手段として、給紙カセットと、給紙トレイと、を備えているものがある。給紙カセットは比較的、たくさんの記録紙を保持することができる。一方、給紙トレイは、一度に保持できる枚数は給紙カセットに比べて少ないが、写真を印刷するためのフォト専用紙や、葉書などの、特殊な記録紙をセットすることができる。
【0003】
特許文献1には、給紙トレイを使用して印刷を行っていて、記録紙切れになったときに、あと何枚分の印刷が残っているかを通知する発明が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008−203686号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に記載の画像形成装置では、残りの印刷枚数が、給紙トレイに積載可能な枚数を超えていたとき、ユーザは何枚の紙を給紙トレイに載置したらよいのかわからなかった。そのため、給紙トレイの可能積載枚数よりたくさんの紙を、給紙トレイに積載してしまい、紙詰まりがおきやすくなったり、給紙がスムーズにいかなくなったりという問題が発生しやすくなることがあった。
【0006】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、画像形成装置で印刷を行っており、記録紙切れになった際、残り印刷枚数が多いときでも、正常に給紙できる量の補給枚数を、表示部に表示させるよう制御する表示制御装置を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述の目的を達成するため、請求項1に係る発明は、画像データを画像形成装置へ送信する情報処理装置と、前記情報処理装置から受信した前記画像データを記録媒体保持部に保持された記録媒体に印刷する画像形成装置と、のいずれかが有する表示部に表示を行わせるための表示制御装置であって、前記記録媒体保持部が保持できる前記記録媒体の枚数の上限である最大保持枚数を取得する第1取得手段と、前記画像データの印刷残り枚数を取得する第2取得手段と、前記最大保持枚数は前記印刷残り枚数以上か否かを判断する第1判断手段と、前記第1判断手段が、前記最大保持枚数は前記印刷残り枚数以上であると判断した場合は、前記印刷残り枚数の前記記録媒体を前記記録媒体保持部に供給することを促す表示を前記表示部に表示させるための第1制御手段と、前記第1判断手段が、前記最大保持枚数は前記印刷残り枚数未満であると判断した場合は、前記最大保持枚数の前記記録媒体を前記記録媒体保持部に供給することを促す表示を前記表示部表示させるための第2制御手段と、を備えたことを特徴とする表示制御装置である。
【0008】
また、請求項2に係る発明は、前記印刷残り枚数の印刷を完了するために前記記録媒体を前記記録媒体保持部に供給する回数を示す供給回数を取得する第3取得手段を備え、前記第2制御手段は、前記最大保持枚数の前記記録媒体を前記記録媒体保持部に供給することを促す表示と、前記供給回数の表示とを、併せて前記表示部に表示させるための制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置である。
【0009】
また、請求項3に係る発明は、前記最大保持枚数の前記記録媒体に印刷を行うのに要すると予測される時間である、第1印刷予測時間を取得する第1印刷予測時間取得手段を備え、前記第2制御手段は、前記最大保持枚数の前記記録媒体を前記記録媒体保持部に供給することを促す表示と、前記第1印刷予測時間の表示とを、併せて前記表示部に表示させるための制御を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の表示制御装置である。
【0010】
また、請求項4に係る発明は、前記印刷残り枚数の前記記録媒体に印刷を行うのに要すると予測される時間である、第2印刷予測時間を取得する第2印刷予測時間取得手段を備え、
前記第1制御手段は、前記印刷残り枚数の前記記録媒体を前記記録媒体保持部に供給することを促す表示と、前記第2印刷予測時間の表示とを、併せて前記表示部に表示させるための制御を行うことを特徴とする請求項1〜3に記載の表示制御装置である。
【0011】
また、請求項5に係る発明は、前記画像形成装置が有する複数の記録媒体保持部の中から、前記画像データの印刷に用いる前記記録媒体を保持する被使用記録媒体保持部を特定する、第1特定手段を備え、前記第1取得手段は、前記被使用記録媒体保持部の前記最大保持枚数を取得することを特徴とする請求項1〜4に記載の表示制御装置である。
【0012】
また、請求項6に係る発明は、前記画像データの印刷に用いる前記記録媒体の種類を示す、記録媒体種類を取得する第4取得手段を備え、前記第1取得手段は、前記記録媒体種類の前記記録媒体の前記最大保持枚数を取得することを特徴とする請求項1〜5に記載の表示制御装置である。
【0013】
また、請求項7に係る発明は、画像データを画像形成装置へ送信する情報処理装置と、前記情報処理装置から受信した前記画像データを記録媒体保持部に保持された記録媒体に印刷する画像形成装置と、からなる印刷システムであって、表示部と、前記記録媒体保持部が保持できる前記記録媒体の枚数の上限である最大保持枚数を取得する第1取得手段と、前記画像データの印刷残り枚数を取得する第2取得手段と、前記最大保持枚数は前記印刷残り枚数以上か否かを判断する第1判断手段と、前記第1判断手段が、前記最大保持枚数は前記印刷残り枚数以上であると判断した場合は、前記印刷残り枚数の前記記録媒体を前記記録媒体保持部に供給することを促す表示を前記表示部に表示させるための第1制御手段と、前記第1判断手段が、前記最大保持枚数は前記印刷残り枚数未満であると判断した場合は、前記最大保持枚数の前記記録媒体を前記記録媒体保持部に供給することを促す表示を前記表示部に表示させるための第2制御手段と、を備えたことを特徴とする印刷システムである。
【0014】
また、請求項8に係る発明は、画像データを画像形成装置へ送信する情報処理装置と、前記情報処理装置から受信した画像データの画像データを記録媒体保持部に保持された記録媒体に印刷する画像形成装置と、のいずれかが有する表示部へ表示を行うための指示を送信するコンピュータを、前記記録媒体保持部が保持できる、前記記録媒体の枚数の上限である最大保持枚数を取得し記憶する第1記憶手段と、前記画像データの印刷残り枚数を取得し記憶する第2記憶手段と、前記最大保持枚数は前記印刷残り枚数以上か否かを判断する第1判断手段と、前記第1判断手段が、前記最大保持枚数は前記印刷残り枚数以上であると判断した場合は、前記印刷残り枚数の前記記録媒体を前記記録媒体保持部に供給することを促す表示を前記情報処理装置と、前記画像形成装置のいずれかが備える表示部に表示させるための第1制御手段と、前記第1判断手段が、前記最大保持枚数は前記印刷残り枚数未満であると判断した場合は、前記最大保持枚数の前記記録媒体を前記記録媒体保持部に供給することを促す表示を前記表示部に表示させるための第2制御手段と、として機能させるためのプログラムである。
【0015】
また、請求項9に係る発明は、画像データを画像形成装置へ送信する情報処理装置と、前記情報処理装置から受信した前記画像データを記録媒体保持部に保持された記録媒体に印刷する画像形成装置と、からなる印刷システムにおいて、前記記録媒体保持部が保持できる、前記記録媒体の枚数の上限である最大保持枚数を取得し記憶する第1ステップと、前記画像データの印刷残り枚数を取得し記憶する第2ステップと、前記最大保持枚数は前記印刷残り枚数以上か否かを判断する第3ステップと、前記第3ステップで、前記最大保持枚数は前記印刷残り枚数以上であると判断された場合は、前記印刷残り枚数の前記記録媒体を前記記録媒体保持部に供給することを促す表示を前記情報処理装置と、前記画像形成装置のいずれかが備える表示部に表示させるための第4ステップと、前記第3ステップで前記最大保持枚数は前記印刷残り枚数未満であると判断された場合は、前記最大保持枚数の前記記録媒体を前記記録媒体保持部に供給することを促す表示を前記表示部に表示させるための第5ステップと、を備えたことを特徴とする方法である。
【発明の効果】
【0016】
<請求項1、7、8および9の発明>
本発明によれば、最大保持枚数が、印刷残り枚数以上である場合は、情報処理装置と、画像形成装置のいずれかの表示部に、印刷残り枚数の記録媒体を、記録媒体保持部に供給することを促す表示が行われる。また、最大保持枚数が、印刷残り枚数未満である場合は、最大保持枚数の記録媒体を記録媒体保持部に供給することを促す表示が行われる。そのため、印刷残り枚数が最大保持枚数よりも多いときでも、正常に印刷を行える記録紙の最大供給枚数を、ユーザに通知することができるため、効率よく印刷を行えるという効果を奏する。
【0017】
<請求項2の発明>
本発明によれば、記録媒体の供給回数が表示部に表示される。そのため、ユーザに記録媒体の供給回数を通知することができるという効果を奏する。
【0018】
<請求項3の発明>
本発明によれば、最大保持枚数の記録媒体に印刷を行うのに要すると予測される時間が表示部に表示される。そのため次に記録媒体を供給するタイミングをユーザに通知することができるという効果を奏する。
【0019】
<請求項4の発明>
本発明によれば、印刷残り枚数の記録媒体に印刷を行うのに要すると予測される時間が表示部に表示される。そのため、印刷が終了するタイミングをユーザに通知することができるという効果を奏する。
【0020】
<請求項5の発明>
本発明によれば、複数ある記録媒体保持部の中から、印刷に用いる記録媒体が保持されている記録媒体保持部の最大保持枚数が、特定される。そのため、記録媒体保持部が複数ある場合でも、最大保持枚数を正確にユーザへ通知することができるという効果を奏する。
【0021】
<請求項6の発明>
本発明によれば、印刷に用いる記録媒体の最大保持枚数が取得される。そのため、使用する記録媒体ごとに最大保持枚数を正確にユーザへ通知することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】複合機1の外観図
【図2】供給トレイ15の外観図
【図3】複合機1およびPC200の電気的構成を示すブロック図
【図4】プリンタドライバがCPU201に実行させる印刷設定処理を示すフローチャート
【図5】複合機1が行う印刷処理を示すフローチャート
【図6】ステータスモニタがCPU201に実行させる処理を示すフローチャート
【図7】(a)、(b)S407で行う表示の一例(c)S408で行う表示の一例
【図8】(a)S603で行う表示の一例(b)S604で行う表示の一例
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の望ましい実施形態について、図面を参照して説明する。図1に示す複合機1は、プリンタ機能の他、スキャナ機能、カラーコピー機能、ファクシミリ機能等を有しており、樹脂製の直方体箱状部品である本体ケーシング2によりその外観が形成されている。
【0024】
そして、本体ケーシング2の上面における前部位置には、入力操作用の各種操作ボタンが配置された操作部11と、メッセージ等の画像を表示するLCD12とを有した操作パネル10が設けられている。また、操作パネル10の後方位置には、原稿から画像を読み取る読取手段としてのスキャナユニット20が設けられている。
【0025】
一方、本体ケーシング2内における下部位置には、用紙やプラスチックシート等のシート状の被記録媒体をほぼ水平に複数枚重ねた状態で収容可能な供給トレイ15が設けられている。なお、供給トレイ15は、本体ケーシング2の前面に形成された開口2aから前方へ水平に引き出すことで本体ケーシング2からの取り外しが可能となっており、逆に、本体ケーシング2の開口2aから水平に挿入することで本体ケーシング2 への装着が可能となっている。
【0026】
供給トレイ15は、図2に示すように、メイントレイ30と、セカンドトレイ40とを有する。メイントレイ30は上から見ておおむねA4サイズ大の長方形薄皿上の樹脂性部品であり、複数枚の記録媒体が積載した状態で収容可能に構成されている。
【0027】
メイントレイ30の上方には、はがきや封筒といった厚手でかつ小さいサイズの記録媒体を左右方向中央部に収容可能なセカンドトレイ40が装着されている。
【0028】
セカンドトレイ40は、メイントレイ30上を摺動可能である。そして、ユーザがセカンドトレイ40の、メイントレイ30に対する位置を変更することで、メイントレイ30と、セカンドトレイ40のうち、所望するトレイから記録媒体が供給されるように設定できる。
【0029】
図3は複合機1およびPC200のブロック図である。この複合機1はCPU101、ROM102、RAM103、スキャナ部104、プリンタ部105、NCU106、モデム107、表示制御部108、LCD12、入力検出部109、操作部11、ネットワークI/F110、より構成されており、これらはバス111を介して接続されている。
【0030】
CPU101は、バス111を介して複合機のハードウェア各部を制御するとともに、ROM102に記憶されたプログラムに基づいて各種のプログラムを実行する。ROM102は複合機の動作に必要な種々のプログラムや操作メッセージ等を予め記憶している。また、RAM103はプリント時に原稿枚数、印刷部数、印字完了枚数等を記憶するとともに、プログラムの実行時、一時的にデータを記憶する。
【0031】
表示制御部108は、CPU101からの指示に従って、LCD12に各種画像を表示するように制御する。そして、表示制御部108の制御にしたがって、LCD12は画像を表示する。
【0032】
操作部11は、図1に示すように多数の操作キーより構成されている。操作部11より受け付けた操作キーの押下を、入力検出部109が検出し、検出信号をCPU101へ伝達する。また、操作部11を、タッチパネルとする構成も可能である。
【0033】
スキャナ部104はスキャナユニット20に備えられており、CCDなどを利用したスキャナで原稿を読み取り、ドットイメージデータを出力する。
【0034】
プリンタ部105は、インクジェット方式のプリント装置と、記録媒体の供給部とを備えている。プリント装置は、受信したデータ、コピー原稿データ、或いは外部のパソコンから送信されたプリントデータをプリントアウトするものである。そして、供給部は、供給トレイ15と、供給トレイ15に載置された記録媒体をプリント装置へ搬送する供給手段と、により構成されている。前述したように、セカンドトレイ40のメイントレイ30に対する位置により、メイントレイ30或いは、セカンドトレイ40に載置された記録媒体が供給される。
【0035】
モデム107は、ファクシミリ通信が可能なファックスモデムとしての機能を有し、このモデム107はNCU106と接続されている。NCU106はアナログ回線の閉結および開放の動作を行うハードウェアであり、必要に応じてモデム107を公衆交換電話網に接続する。
【0036】
ネットワークI/F110はLANに接続されており、LANを介してPC200と信号を送受信する。その際、ネットワークI/F110は、信号変換やプロトコル変換などのインターフェース処理を実行する。
【0037】
PC200は、CPU201、ROM202、RAM203、ネットワークI/F210、HDD204、表示制御部208、ディスプレイ212、入力I/F211を備えている。複合機1のネットワークI/Fと同様に、ネットワークI/F210は、LANを介して、複合機1と信号を送受信する。
【0038】
PC200のHDD204には、プリンタドライバと、ステータスモニタがインストールされている。ステータスモニタは、複合機からのステータス信号を受信してPC200のディスプレイに複合機の状態を表示する。
【0039】
以下、図4に示すフローチャートに沿って、プリンタドライバがCPU201に実行させる印刷設定処理について説明する。この処理は、プリンタドライバが入力I/F211より印刷指示を受け付けると開始する。また、ここでは詳細を省略するが、CPU201はプリンタドライバによって、印刷画像のラスターデータの作成も行っている。このラスターデータが、本発明の画像データに対応している。
【0040】
まず、CPU201は、記録紙タイプ、使用するトレイを入力I/Fより受け付ける(S401)。ここで、記録紙タイプとは、例えば、普通紙、ラベル、はがき、OHPフィルムなどの記録媒体の種類のことである。また、トレイとは、ここでは、メイントレイ30、セカンドトレイ40のことである。CPU201は記録媒体の候補と、使用するトレイの候補をディスプレイ212に選択肢として表示し、ユーザの選択を受け付ける。入力I/F211より選択を受け付けた場合は(S401・Yes)、S403へ進む。一方、選択が入力されず、設定続行の指示が入力された場合は(S401・No)、S402へ進む。
【0041】
S402で、CPU201は、複合機1から、記録紙タイプ、使用するトレイを示す情報を取得する(S402)。尚、本実施形態では、セカンドトレイ40が選択されたとする。これらの情報は、複合機1のRAM103に記録されている。事前に複合機1がユーザに入力を求め、入力された設定をRAM103に記憶しておく構成でもよいし、印刷データのデータ形式ごとに記録紙タイプと、使用する供給トレイ15を複合機1が指定する構成でもよい。S401、或いはS402は、本発明の第1特定手段と、第5特定手段に対応している。その後、S403へ進む。
【0042】
S403では、CPU201は、S401、或いはS402で取得した、記録紙タイプと、使用するトレイとを示す情報を用いて、使用するトレイに載置可能である記録紙の上限枚数を示す、最大セット枚数を取得する(S403)。具体的には、次のように取得する。メイントレイ30、セカンドトレイ40との両方に対して、記録紙の種類と記録紙に対応する最大セット枚数とがプリンタドライバの情報として、HDD204に記憶されている。そして、S401、或いはS402で選択された記録紙タイプ、使用するトレイに対応する、最大セット枚数をCPU201がHDD204から読み出し、RAM203に記憶する。本実施形態では、記録紙タイプははがきであるとする。そして、はがきの、セカンドトレイ40に対応する最大セット枚数として、「10枚」がHDD204から読み出され、RAM203に記憶される。そして、このS403が、本発明の第1取得手段に対応している。
【0043】
次いでS404に進む。S404で、CPU201は印刷枚数を算出する(S404)。CPU201は、表示制御部208を制御して、ディスプレイ212に、印刷部数の入力を促す表示を行わせる。そして入力I/F211から、印刷部数の入力を受け付ける。受け付けた印刷部数と、原稿枚数とから合計何枚印刷を行うかを示す、印刷枚数を算出する。
【0044】
S405で、CPU201は、S403で得た最大セット枚数と、S404で得た印刷枚数とを比較する(S405)。そして、S406へ進む。
【0045】
S406で、最大セット枚数より印刷枚数の方が多い場合は(S406・Yes)、S407へ進む。一方、最大セット枚数が印刷枚数以上である場合は(S406・No)、S408へ進む。
【0046】
S407では、印刷枚数が最大セット枚数よりも多いので、一度に供給トレイ15に載置できる記録紙だけでは、複合機1は、印刷を終了することができない。そこで、CPU201は、記録紙を使用するトレイに何回セットする必要があるのかを示す値である、残りセット回数を算出する。そして、残りセット回数と、最大セット枚数と、をディスプレイ212に表示させる(S407)。残りセット回数は次のように算出する。印刷枚数を、最大セット枚数で割る。割り切れる場合は、商を残りセット回数とする。割り切れない場合は、商に1を加えた数を残りセット回数とする。S407で行う表示の一例を、図7(a)に示す。この例では、印刷枚数は27枚、セカンドトレイ40の最大セット枚数は10枚、である。そして、残りセット回数は、10枚のセットを2回、7枚のセットを1回の計3回である。図7(a)に示すように、印刷残り枚数も併せて表示してもよい。ユーザは表示を見て、最大セット枚数の記録紙を供給トレイ15にセットする。
【0047】
S408で、プリンタドライバはS404で算出した印刷枚数を使用するトレイにセットするようにPCに表示させる(S408)。S408では、最大セット枚数は、印刷枚数以上であるので、一度記録紙がセットされれば、その後記録紙を再びセットすることなく印刷を完了することができる。そのため、S407と異なり、残りセット回数の表示を行う必要はない。
【0048】
S407、あるいはS408でディスプレイ212に表示をさせると、この処理は終了する。また、複合機1は印刷を開始すると、プリンタドライバへその旨を通知する。複合機1から通知を受け取ると、S407、或いはS408で行われた表示は、ディスプレイ212から消される。そして、プリンタドライバは、印刷画像のラスターデータと、この処理で設定した印刷枚数と最大セット枚数とを含む設定情報と、をあわせ、印刷ジョブとして複合機1へ送信する。
【0049】
尚、当然のことながら、まだ印刷が開始していない段階なので、印刷残り枚数は、印刷枚数と等しい。そのため、S405は、本発明の第1判断手段と、S407は本発明の第2制御手段と、S408は本発明の第1制御手段と、それぞれ対応していることになる。そして、残りセット回数は、本発明の供給回数に対応している。
【0050】
次に複合機1が行う印刷処理について図5を用いて説明する。この処理は、複合機1が、ネットワークI/F110を介して、PCから印刷ジョブを受信すると開始される。印刷ジョブには、ラスターデータと、図4に示した印刷設定処理で取得した、印刷枚数、最大セット枚数とが含まれている。なお、複合機1は、入力検出部109からもジョブの受付があるか否かを監視しているが、今回の発明とは関係ないので、記載を省力する。
【0051】
S501では、印刷ジョブから最大セット枚数を取得する(S502)。この処理は、CPU101が行い、CPU101が取得した最大セット枚数は、RAM103に記憶される。
【0052】
S502で、CPU101はプリンタ部105に、印刷を行わせる。その際CPU101は、何枚印刷が行われたかをカウントし、RAM103に記憶する。また、CPU101はプリンタ部が1枚あたりの原稿を印刷するのにかかる平均の時間を算出し、RAM103に記憶する(S502)。そしてS503へ進む。
【0053】
S503では、CPU101は、印刷ジョブの印刷枚数分の印刷が終了したか否かを判断する(S503)。印刷が終了したと判断した場合(S503・Yes)、この処理を終了する。一方、印刷が終了していないと判断した場合は(S503・No)、S504へ進む。
【0054】
S504で、CPU101は記録紙切れがあったか否かを判断する(S504)。なお、プリンタ部が備える供給手段に、一定時間記録紙が搬送されなかった場合、記録紙切れがあったと判断される。記録紙切れがない場合は(S504・No)、S503へ進む。一方、記録紙切れがあった場合は(S504・Yes)、S505へ進む。
【0055】
S505で、CPU101は、印刷残り枚数を算出する(S505)。これは、印刷枚数から、S502でRAM103に記憶した印刷済み枚数を減算することで算出できる。この構成では、記録紙切れが検出されるたびに、CPU101が印刷残り枚数を計算し直す。そのため、仮にユーザが指示された枚数と異なる枚数の記録紙を使用するトレイにセットしたとしても、正確な残り枚数を算出することができる。そして、S505は本発明の第2取得手段に対応している。
【0056】
次に、S506へ進む。S506では、最大セット枚数と、S505で算出した印刷残り枚数を比較する(S506)。最大セット枚数は、S501でRAM103に記憶されている。
【0057】
S507で、印刷残り枚数の方が最大セット枚数よりも多い場合は(S507・Yes)、S510へ進む。一方、最大セット枚数が、印刷枚数以上である場合は(S507・No)、S508へ進む。
【0058】
S510では、CPU101が残りセット回数と、次に記録紙をセットするタイミングを算出する(S510)。残りセット回数の算出は、基本的には、S407と似ているが、すでに数枚印刷が行われているという点で異なる。S407と同様に、割り切れる場合は、商を残りセット回数とし、割り切れない場合は、商に1を加えた数を残りセット回数とする。次に記録紙をセットするタイミングとは、使用するトレイに載置した記録紙への印刷が終了し、次に記録紙のセットが必要となるタイミングのことである。S502で計測した、一枚の原稿を印刷するのにかかる時間と、最大セット枚数とから算出する。そして、S511へ進む。
【0059】
S511では、PC200にインストールされているステータスモニタへ、ステータスコード1、最大セット枚数、印刷済み枚数、印刷残り枚数、残りセット回数、次に記録紙をセットするタイミングを通知する(S511)。ステータスコード1とは、S507で、印刷残り枚数の方が最大セット枚数よりも多いと判断した判断結果に対応するコードのことである。次いで、S512へ進む。
【0060】
一方、S508ではCPU101が、印刷終了予定時間を算出する(S508)。印刷終了予定とは、使用するトレイに載置した記録紙への印刷が終了するタイミングのことである。印刷終了予定時間は、S502で計測した、一枚の原稿を印刷するのにかかる時間と、印刷残り枚数と、から算出する。次いで、S509へ進む。
【0061】
S509では、ステータスモニタへ、ステータスコード2、印刷済み枚数、印刷残り枚数、印刷終了予定を通知する(S509)。ステータスコード2とは、S507で、最大セット枚数は、印刷枚数以上であると判断した判断結果に対応するコードのことである。次いで、S512へ進む。
【0062】
S512で、CPU101は、記録紙が供給トレイ15にセットされたか否かを判断する(S512)。記録紙がセットされたと判断したら(S512・Yes)、S502へ進み、再び印刷と、印刷済み枚数のカウント、印刷時間計測を行う。記録紙がセットされていないと判断したら(S512・No)、再びS512へ戻り、判断を続ける。
【0063】
尚、S506は本発明の第1判断手段に、S511は本発明の第2制御手段に、S509は本発明の第1制御手段に対応している。
【0064】
以下、図6に示すフローチャートに沿って、ステータスモニタによってCPU201が行う処理について説明する。ステータスモニタは、PC200上に常駐しており、複合機1から信号が送られてくるか否かを監視している。
【0065】
S601で、CPU201は複合機1からステータスコードを受信したか否かを判断する(S601)。ステータスコードを受信したと判断した場合は(S601・Yes)、S602へ進む。一方、ステータスコードを受信していないと判断した場合は(S601・No)、S601へもどり、判断を繰り返す。
【0066】
S602で、CPU201は、受信したステータスコードがいくつかを判断する(S602)。ステータスコードが1である場合は(S602・1)、S603へ進む。一方、ステータスコードが2である場合は(S603・2)、S604へ進む。
【0067】
S603でCPU201は、ディスプレイ212に、最大セット枚数、印刷済み枚数、印刷残り枚数、残りセット回数、次に記録紙をセットするタイミングを示す表示を行う(S603)。これらの情報は、複合機1から、ステータスコードとともに受信した情報である。
S603で行う表示の一例を、図8(a)に示す。最大セット枚数は10枚、印刷済み枚数は10枚、印刷残り枚数は17枚、残りセット回数2回、次に記録紙をセットするタイミングは15分後であることが分かる。
【0068】
S604でCPU201はディスプレイ212に、印刷済み枚数、印刷残り枚数、印刷終了予定を表示する(S604)。これらの情報は、複合機1から、ステータスコードとともに受信した情報である。S604で行う表示の一例を、図8(b)に示す。印刷済み枚数は20枚、印刷残り枚数は7枚、印刷終了予定は10分後であることが分かる。
【0069】
S603、或いはS604で表示を行った後、S601へ進む。また、図8(a)、(b)に示すように、S603、S604で行う表示では、記録紙をセットした後に、複合機1の操作部11から印刷再開の指示を入力することを、ユーザに対して促す。複合機1が、操作部11から印刷再開の指示を受け付けると、図8(a)、(b)に示した表示は、ディスプレイ212から消える。
【0070】
以上のように、本実施形態では、使用するトレイに載置可能な記録紙の最大枚数である最大セット枚数を取得し、残り印刷枚数と最大セット枚数を比較する。最大セット枚数より残り印刷枚数のほうが多いときは、最大セット枚数分記録紙を使用するトレイにセットするように促す表示を行う。一方、印刷枚数が、最大セット枚数以上であるときは、印刷枚数分の記録紙を使用するトレイにセットするよう促す表示を行う。そのため、印刷枚数が多いときでも、正常にプリンタ部105紙送りができる量の載置枚数をユーザに通知することができる。
【0071】
また、記録紙を使用するトレイにセットするよう促す表示に加えて、残りセット回数の表示を行う。これにより、ユーザは、あと何回記録紙をセットすればよいかを知ることができる。
【0072】
さらに、記録紙を供給トレイ15に載置するよう促す表示に加えて、次に記録紙をセットするタイミング、或いは、印刷終了予定を表示する。これにより、ユーザは供給トレイ15にセットした記録紙への印刷が終わるまでの間、複合機1を監視する必要がなくなる。
【0073】
以上、本発明の一実施形態を示したが、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。以下、変形例を示す。
【0074】
図4を用いて説明した印刷設定処理は、複合機1が行う構成とすることもできる。ただし、印刷画像のラスターデータの作成は、プリンタドライバに従ってPC200のCPU201が行う。この構成では、メイントレイ30、セカンドトレイ40との両方に対する、記録紙の種類と記録紙に対応する最大セット枚数は、ROM102に記憶されている。そして、PC200のCPU201が行っていた処理は、複合機1のCPU101が行うことになる。
【0075】
図6を用いて説明したステータスモニタが行う処理は、複合機1が行う構成にすることもできる。その場合、PC200のCPU201が行っていた処理は、複合機1のCPU101が行うことになる。そして、図5に示す印刷処理のS511、或いはS509で、ステータスモモニタへ通知していた情報は、ステータスモニタへは通知される必要はない。そのためこの例ではS511、S509は不要である。S603、或いはS604で行った表示は、LCD12上で行われる。
【0076】
ステータスモニタを用いない構成にすることも可能である。その場合、図6を用いて説明した処理は、プリンタドライバが行う。その場合、S511、或いはS509で、ステータスモニタへ通知されていた情報は、プリンタドライバへ通知されることになる。また、プリンタドライバは、S407、或いはS408で表示を行った後、複合機1から、ステータスコードなどの情報が送られてくるか否かを判断する、待機状態となる。それ以降は、図6でステータスモニタが行う処理と、同様の処理を行う。
【0077】
図5を用いて説明した、印刷処理の一部を、PC200側で行う構成にすることもできる。その場合、PC200側で処理を行うのは、プリンタドライバでもよいし、ステータスモニタでもよい。ここでは、便宜上、ステータスモニタとして説明する。S502で、取得した印刷済み枚数と、計測された印刷時間は、ステータスモニタ側へ通知される。S503、S504の判断は、複合機1側で行われる。S505で、ステータスモニタ側へ、印刷枚数、最大セット枚数が送信される。ステータスモニタ側では、S505〜S511までの処理が行われる。そして、S512での判断は、複合機1側で行われる。
【0078】
また、図4を用いて説明したプリンタドライバによってCPU201が行う印刷設定処理と、図5を用いて説明した複合機が行う印刷処理の一部と、図6を用いて説明したステータスモニタによってCPU201が行う処理を、複合機1と、PC200以外の第3の装置が行う構成としてもよい。その場合、第3の装置は、ネットワークI/F110、ネットワークI/F210、を介して複合機1、PC200と接続されている。図4に示すS407、S408と図6に示すS603、S604では、第3の装置は、ネットワークI/F210を介して、CPU201へ指示して、ディスプレイ212へ表示を行わせる。
【0079】
また、次に記録紙をセットするタイミングや、印刷終了予定時間を算出する方法は、次に挙げる方法でも可能である。ひとつは、予め、ROM102、あるいはHDD204に、印刷を一枚行うのにかかる時間を記憶しておき、その時間と、最大セット枚数、或いは、印刷残り枚数と掛けることで算出する。印刷ジョブのデータ量と、最大セット枚数、或いは印刷残り枚数とから算出することも可能である。
【0080】
図4のS407で表示する表示内容にも、S603で表示したように、次に記録紙をセットするタイミングを表示してもよい。ただし、S407の時点では、まだ印刷が始まっていないので、印刷時間を計測することができない。そのため、予め、ROM102、あるいはHDD204に、印刷を一枚行うのにかかる時間を記憶しておき、その時間と、最大セット枚数、或いは、印刷残り枚数と掛けることで算出した時間を表示する。同様に、S408で行う表示にも、印刷終了予定時間を表示してもよい。S407で表示される表示の一例を図7(b)に、S408で表示される表示の一例を図7(c)に示す。
【0081】
S407、S408、S603、S604で行う表示では、印刷済み枚数と、印刷残り枚数のいずれかを表示する構成としてもよい。また、残りセット回数、次に記録紙をセットするタイミング、印刷終了予定時間については、いずれかの表示を省略してもよい。
【0082】
最大セット枚数を計算して求める方法も可能である。その場合、予め、記録紙の種類ごとの厚みと、メイントレイ30、セカンドトレイ40の記録紙を載置するスペースの高さとをROM102、或いはHDD204へ記憶しておく。使用するトレイの、記録紙を載置するスペースの高さを、使用する記録紙の厚みで割ることで算出する。
【0083】
図5に示したS511において、最大セット枚数はステータスモニタへ通知しなくてもよい。その場合は、図6に示したS602でYesとなったタイミングで、CPU201が、最大セット枚数を、取得する。最大セット枚数は、S403で取得されているので、PC200のHDD204、あるいはRAM203などに記憶されている。
【0084】
最大セット枚数は、複合機1のネットワークI/F110、或いはPC200のネットワークI/F210を介して、複合機1、PC200以外の最大セット枚数を記憶している装置から、取得して用いる構成としてもよい。その場合、例えばインターネット回線を介してWEBサーバから取得するという構成が挙げられる。
【0085】
また、上記の実施形態では、本発明の画像形成装置を、インクジェット方式の複合機に適用した例について説明したが、レーザプリンタや、電子写真方式のLEDプリンタなど、他の画像形成装置にも適用することができる。
【符号の説明】
【0086】
1 複合機
15 供給トレイ
30 メイントレイ
40 セカンドトレイ
200 PC

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像データを画像形成装置へ送信する情報処理装置と、前記情報処理装置から受信した前記画像データを記録媒体保持部に保持された記録媒体に印刷する画像形成装置と、のいずれかが有する表示部に表示を行わせるための表示制御装置であって、
前記記録媒体保持部が保持できる前記記録媒体の枚数の上限である最大保持枚数を取得する第1取得手段と、
前記画像データの印刷残り枚数を取得する第2取得手段と、
前記最大保持枚数は前記印刷残り枚数以上か否かを判断する第1判断手段と、
前記第1判断手段が、前記最大保持枚数は前記印刷残り枚数以上であると判断した場合は、前記印刷残り枚数の前記記録媒体を前記記録媒体保持部に供給することを促す表示を前記表示部に表示させるための第1制御手段と、
前記第1判断手段が、前記最大保持枚数は前記印刷残り枚数未満であると判断した場合は、前記最大保持枚数の前記記録媒体を前記記録媒体保持部に供給することを促す表示を前記表示部表示させるための第2制御手段と、を備えたことを特徴とする表示制御装置。
【請求項2】
前記印刷残り枚数の印刷を完了するために前記記録媒体を前記記録媒体保持部に供給する回数を示す供給回数を取得する第3取得手段を備え、
前記第2制御手段は、前記最大保持枚数の前記記録媒体を前記記録媒体保持部に供給することを促す表示と、前記供給回数の表示とを、併せて前記表示部に表示させるための制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項3】
前記最大保持枚数の前記記録媒体に印刷を行うのに要すると予測される時間である、第1印刷予測時間を取得する第1印刷予測時間取得手段を備え、
前記第2制御手段は、前記最大保持枚数の前記記録媒体を前記記録媒体保持部に供給することを促す表示と、前記第1印刷予測時間の表示とを、併せて前記表示部に表示させるための制御を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の表示制御装置。
【請求項4】
前記印刷残り枚数の前記記録媒体に印刷を行うのに要すると予測される時間である、第2印刷予測時間を取得する第2印刷予測時間取得手段を備え、
前記第1制御手段は、前記印刷残り枚数の前記記録媒体を前記記録媒体保持部に供給することを促す表示と、前記第2印刷予測時間の表示とを、併せて前記表示部に表示させるための制御を行うことを特徴とする請求項1〜3に記載の表示制御装置。
【請求項5】
前記画像形成装置が有する複数の記録媒体保持部の中から、前記画像データの印刷に用いる前記記録媒体を保持する被使用記録媒体保持部を特定する、第1特定手段を備え、
前記第1取得手段は、前記被使用記録媒体保持部の前記最大保持枚数を取得することを特徴とする請求項1〜4に記載の表示制御装置。
【請求項6】
前記画像データの印刷に用いる前記記録媒体の種類を示す、記録媒体種類を取得する第4取得手段を備え、
前記第1取得手段は、前記記録媒体種類の前記記録媒体の前記最大保持枚数を取得することを特徴とする請求項1〜5に記載の表示制御装置。
【請求項7】
画像データを画像形成装置へ送信する情報処理装置と、前記情報処理装置から受信した前記画像データを記録媒体保持部に保持された記録媒体に印刷する画像形成装置と、からなる印刷システムであって、
表示部と、
前記記録媒体保持部が保持できる前記記録媒体の枚数の上限である最大保持枚数を取得する第1取得手段と、
前記画像データの印刷残り枚数を取得する第2取得手段と、
前記最大保持枚数は前記印刷残り枚数以上か否かを判断する第1判断手段と、
前記第1判断手段が、前記最大保持枚数は前記印刷残り枚数以上であると判断した場合は、前記印刷残り枚数の前記記録媒体を前記記録媒体保持部に供給することを促す表示を前記表示部に表示させるための第1制御手段と、
前記第1判断手段が、前記最大保持枚数は前記印刷残り枚数未満であると判断した場合は、前記最大保持枚数の前記記録媒体を前記記録媒体保持部に供給することを促す表示を前記表示部に表示させるための第2制御手段と、を備えたことを特徴とする印刷システム。
【請求項8】
画像データを画像形成装置へ送信する情報処理装置と、前記情報処理装置から受信した画像データの画像データを記録媒体保持部に保持された記録媒体に印刷する画像形成装置と、のいずれかが有する表示部へ表示を行うための指示を送信するコンピュータを、
前記記録媒体保持部が保持できる、前記記録媒体の枚数の上限である最大保持枚数を取得し記憶する第1記憶手段と、
前記画像データの印刷残り枚数を取得し記憶する第2記憶手段と、
前記最大保持枚数は前記印刷残り枚数以上か否かを判断する第1判断手段と、
前記第1判断手段が、前記最大保持枚数は前記印刷残り枚数以上であると判断した場合は、前記印刷残り枚数の前記記録媒体を前記記録媒体保持部に供給することを促す表示を前記情報処理装置と、前記画像形成装置のいずれかが備える表示部に表示させるための第1制御手段と、
前記第1判断手段が、前記最大保持枚数は前記印刷残り枚数未満であると判断した場合は、前記最大保持枚数の前記記録媒体を前記記録媒体保持部に供給することを促す表示を前記表示部に表示させるための第2制御手段と、として機能させるためのプログラム。
【請求項9】
画像データを画像形成装置へ送信する情報処理装置と、前記情報処理装置から受信した前記画像データを記録媒体保持部に保持された記録媒体に印刷する画像形成装置と、からなる印刷システムにおいて、
前記記録媒体保持部が保持できる、前記記録媒体の枚数の上限である最大保持枚数を取得し記憶する第1ステップと、
前記画像データの印刷残り枚数を取得し記憶する第2ステップと、
前記最大保持枚数は前記印刷残り枚数以上か否かを判断する第3ステップと、
前記第3ステップで、前記最大保持枚数は前記印刷残り枚数以上であると判断された場合は、前記印刷残り枚数の前記記録媒体を前記記録媒体保持部に供給することを促す表示を前記情報処理装置と、前記画像形成装置のいずれかが備える表示部に表示させるための第4ステップと、
前記第3ステップで前記最大保持枚数は前記印刷残り枚数未満であると判断された場合は、前記最大保持枚数の前記記録媒体を前記記録媒体保持部に供給することを促す表示を前記表示部に表示させるための第5ステップと、を備えたことを特徴とする方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−209498(P2011−209498A)
【公開日】平成23年10月20日(2011.10.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−77052(P2010−77052)
【出願日】平成22年3月30日(2010.3.30)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】