説明

表示装置、表示方法、表示制御プログラム、および記録媒体

【課題】タイトルを取得する際の取得料金を明確にする。
【解決手段】表示装置100は、表示制御部106を備える。算出部105は、受付部104が受け付けたタイトル要求楽曲数に対応してタイトルの取得に要する取得料金を算出する。表示制御部106は、受付部104が受け付けたタイトル要求楽曲数と、算出部105によって算出された取得料金とをそれぞれグラフ表示させた画面情報を出力する。表示部107は、表示制御部106から出力されたタイトル要求楽曲数の画面情報と、取得料金の画面情報とをグラフ表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、表示装置、表示方法、表示制御プログラム、および記録媒体に関する。ただし、この発明の利用は上述の表示装置、表示方法、表示制御プログラム、および記録媒体には限らない。
【背景技術】
【0002】
従来、楽曲などを記録再生する音響装置には、楽曲毎のタイトルを表示する表示装置を備えたものが知られている。このような表示装置は、楽曲に付与されている、トラック(曲)数、演奏時間、タイトル情報などを記録するTOC(Table Of Contents)の情報に基づいて、タイトルを表示する。一方、TOCにタイトル情報が記録されていない楽曲については、たとえば、タイトルが付与されていない楽曲をリスト化して表示する。
【0003】
このようなタイトルが付与されていない楽曲にタイトルを付与させるために、たとえば、TOCに該当するタイトル情報をインターネットを通じてサーバからダウンロードして、タイトル情報を取得するようにした技術が提案されている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】特開2003−58543号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、利用者は、タイトルを取得するに際して、通信料金がどの程度かかるのか不明であり、タイトルを取得し過ぎてしまうことや、タイトルの取得を抑え過ぎてしまうことがあり、利用者が希望する適正なタイトル数を取得できないといった問題が一例として挙げられる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる表示装置は、楽曲を記録する記録手段と、前記楽曲のタイトルを取得する取得手段と、前記記録手段に記録される楽曲の中から、タイトルが付与されていないタイトル未付与楽曲数を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された前記タイトル未付与楽曲数の中から、タイトルの取得を要求するタイトル要求楽曲数の入力を受け付ける受付手段と、前記受付手段が受け付けた前記タイトル要求楽曲数に対応してタイトルの取得に要する取得料金を算出する算出手段と、前記受付手段が受け付けた前記タイトル要求楽曲数と、前記算出手段によって算出された取得料金とをそれぞれグラフ表示させた画面情報を出力する表示制御手段と、前記表示制御手段から出力された前記タイトル要求楽曲数と前記取得料金との画面情報をグラフ表示する表示手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
また、請求項10の発明にかかる表示方法は、楽曲を記録する記録工程と、前記楽曲のタイトルを取得する取得工程と、前記記録工程に記録される楽曲の中から、タイトルが付与されていないタイトル未付与楽曲数を抽出する抽出工程と、前記抽出工程によって抽出された前記タイトル未付与楽曲数の中から、タイトルの取得を要求するタイトル要求楽曲数の入力を受け付ける受付工程と、前記受付工程が受け付けた前記タイトル要求楽曲数に対応してタイトルの取得に要する取得料金を算出する算出工程と、前記受付工程が受け付けた前記タイトル要求楽曲数と、前記算出工程によって算出された取得料金とをそれぞれグラフ表示させた画面情報を出力する表示制御工程と、前記表示制御工程から出力された前記タイトル要求楽曲数と前記取得料金との画面情報をグラフ表示する表示工程と、を含むことを特徴とする。
【0008】
また、請求項11の発明にかかる表示制御プログラムは、請求項10に記載の表示方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0009】
また、請求項12の発明にかかる記録媒体は、請求項11に記載の表示制御プログラムをコンピュータに読み取り可能に記録したことを特徴とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる表示装置、表示方法、表示制御プログラム、および記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0011】
(実施の形態)
(表示装置の機能的構成)
この発明の実施の形態にかかる表示装置100の機能的構成について説明する。図1は、実施の形態にかかる表示装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。図1において、表示装置100は、記録部101と、取得部102と、抽出部103と、受付部104と、算出部105と、表示制御部106と、表示部107と、算定部108と、検知部109と、起動部110と、を備えて構成される。
【0012】
記録部101は、楽曲を記録する。記録部101は、具体的には、表示装置100内に内蔵されるハードディスクであってもよいし、着脱可能なCD、MD、FD、MO、メモリカードなどであってもよい。取得部102は、楽曲のタイトルを取得する。取得部102の取得方式は、有線、無線を問わない。
【0013】
抽出部103は、記録部101に記録される楽曲の中から、タイトルが付与されていないタイトル未付与楽曲数を抽出する。抽出部103は、たとえば、音楽CDなどのタイトル情報を記録するTOC(Table Of Contents)を読み取り、タイトルが付与されていないタイトル未付与楽曲数を抽出する。
【0014】
受付部104は、抽出部103によって抽出されたタイトル未付与楽曲数の中から、タイトルの取得を要求するタイトル要求楽曲数の入力を受け付ける。入力は、具体的には、利用者からの操作入力が挙げられる。
【0015】
算出部105は、受付部104が受け付けたタイトル要求楽曲数に対応してタイトルの取得に要する料金を算出する。算出部105は、具体的には、一曲のタイトルを取得する際に要する料金と、タイトル要求楽曲数とを乗じることにより、取得料金を算出する。また、取得部102が予め設定された通信網を介して楽曲のタイトルを取得する場合において、算出部105は、通信網を用いる日時、移動状態、通信機種に応じて、一曲あたりの取得料金を算出するようにしてもよい。
【0016】
表示制御部106は、受付部104が受け付けたタイトル要求楽曲数と、算出部105によって算出された取得料金とをそれぞれグラフ表示させた画面情報を出力する。グラフ表示は、円グラフ表示、折れ線グラフ表示、などいずれであってもよいが、代表的には、棒グラフ状に表示されるバー表示が挙げられる。グラフ表示されたタイトル要求楽曲数の画面情報と取得料金の画面情報とは、連動するようになっている。つまり、取得料金は、タイトル要求楽曲数に基づいて算出されるため、入力されたタイトル要求楽曲数が変化すると、それに応じて変化する。
【0017】
表示部107は、表示制御部106から出力されたタイトル要求楽曲数と取得料金との画面情報をグラフ表示する。表示部107は、具体的には、ディスプレイなどである。
【0018】
また、表示制御部106は、タイトル要求楽曲数に応じた領域を示す要求曲数グラフの画面情報と、前記取得料金に応じた領域を示す料金グラフの画面情報とを出力することが望ましい。この場合、表示部107は、表示制御部106から出力された画面情報を基に、要求曲数グラフと、料金グラフとを表示する。
【0019】
要求曲数グラフは、代表的には、タイトル未付与楽曲数に対するタイトル要求楽曲数の割合を示す画面情報である。また、料金グラフは、予め設定される所定の料金に対する算出された取得料金の割合を示す画面情報である。所定の料金は、たとえば、利用者にとって支払可能な上限料金として設定されている。設定に際しては、予めメーカー側で設定してもよいし、利用者が適宜設定してもよい。
【0020】
また、表示制御部106は、要求曲数グラフと、料金グラフとを並列に配置した画面情報を出力することが望ましい。並列に配置とは、たとえば、バー表示されるグラフの場合、バーを縦にして並列に配置したものや、バーを横にして並列したものや、また、バーを斜めに並列に配置したものであってもよい。
【0021】
また、表示制御部106は、記録部101に記録される総楽曲数に対するタイトル未付与楽曲数の割合を示す総曲数グラフの画面情報を出力することが望ましい。この場合、表示部107は、表示制御部106から出力された画面情報を基に、総曲数グラフを表示する。
【0022】
また、本実施の形態において、算定部108は、任意の構成要素である。算定部108は、抽出部103によって抽出されたタイトル未付与楽曲数から受付部104が受け付けたタイトル要求楽曲数を減じた残楽曲数を算定する。この場合、表示制御部106は、記録部101に記録される総楽曲数に対する、タイトル要求楽曲数の割合と、算定された残楽曲数の割合と、タイトルが既に付与されているタイトル付与済楽曲数の割合と、を示す総曲数グラフの画面情報を出力する。
【0023】
また、本実施の形態において、要求曲数グラフ、料金グラフ、および総曲数グラフは、バー表示されたものであることが望ましい。
【0024】
また、本実施の形態において、検知部109と起動部110は、任意の構成要素である。検知部109は、記録部101にタイトルが付与されていないタイトル未付与楽曲数を検知する。起動部110は、検知部109によって検知されたタイトル未付与楽曲数が所定の楽曲数に達したときに、抽出部103による抽出を開始させる。所定の楽曲数は、たとえば、利用者が予め設定した任意の楽曲数である。また、所定の楽曲数は、所定の取得料金に応じた楽曲数、つまり、利用者が設定した支払可能な上限の取得料金に対して通信可能なタイトル要求楽曲数であってもよい。
【0025】
検知部109は、たとえば、CDやMDが挿入された際などに、TOCを読み取り、タイトルが付与されていないタイトル未付与楽曲数を検知する。起動部110が抽出部103を起動させることにより、たとえば、表示部107がタイトルを取得する際の画面に切り替わる。
【0026】
なお、本実施の形態において、受付部104は、取得料金の入力を受け付けるようにすることも可能である。この場合、算出部105は、受付部104が受け付けた取得料金に対して通信可能なタイトル要求楽曲数を算出するようにすればよい。取得料金の受け付けは、たとえば、利用者からの操作入力によっておこなわれる。算出部105によって算出されるタイトル要求楽曲数は、具体的には、受付部104が受け付けた取得料金を、一曲のタイトルを取得する際に要する取得料金で除すことによって算出される。したがって、この場合、グラフ表示されたタイトル要求楽曲数の表示画面は取得料金の表示画面に、連動するようになる。つまり、タイトル要求楽曲数は、取得料金に基づいて算出されるため、入力された取得料金が変化すると、それに応じて変化する。
【0027】
(表示装置の表示処理手順)
つぎに、図2を用いて、表示装置100の表示処理手順について説明する。図2は、実施の形態にかかる表示装置の表示処理手順の一例を示すフローチャートである。
【0028】
図2のフローチャートにおいて、表示装置100は、たとえば、利用者からの操作入力により、タイトル付与の開始を受け付けるのを待って(ステップS201:Noのループ)、タイトル付与の開始を受け付けると(ステップS201:Yes)、抽出部103は、記録部101に記録される楽曲の中から、タイトルが付与されていないタイトル未付与楽曲数を抽出する(ステップS202)。
【0029】
そして、受付部104は、抽出部103によって抽出されたタイトル未付与楽曲数の中から、タイトルの取得を要求するタイトル要求楽曲数の入力を受け付けるまで、待機する(ステップS203:Noのループ)。ステップS203において、受付部104は、タイトル未付与楽曲数の中から、タイトル要求楽曲数の入力を受け付けると(ステップS203:Yes)、算出部105は、受付部104が受け付けたタイトル要求楽曲数に対応してタイトルの取得に要する料金を算出する(ステップS204)。
【0030】
そして、表示制御部106は、受付部104が受け付けたタイトル要求楽曲数と、算出部105によって算出された取得料金とをそれぞれグラフ表示させた画面情報を出力する(ステップS205)。そして、表示部107は、タイトル要求曲数と取得料金とをグラフ表示し(ステップS206)、一連の処理を終了する。
【0031】
以上説明したように、本実施の形態にかかる表示装置100によれば、表示制御部106がタイトル要求楽曲数と、算出された取得料金とをそれぞれグラフ表示させた画面情報を出力することにより、表示部107はタイトル要求楽曲数の画面情報と、取得料金の画面情報とをグラフ表示するようにした。このような構成により、利用者は、タイトル要求楽曲数がどの程度あるのか、また、取得料金がどの程度かかるのかを、視覚的にとらえることができ、一見して把握することができる。また、タイトル要求楽曲数に応じて取得料金が算出されるため、タイトル要求楽曲数に連動して取得料金を表示させることができ、利用者は、タイトル要求楽曲数または取得料金のバランスを考慮して、タイトルを取得することができる。
【0032】
また、本実施の形態にかかる表示装置100によれば、表示制御部106がタイトル要求楽曲数に応じた領域を示す要求曲数グラフの画面情報と、取得料金に応じた領域を示す料金グラフの画面情報とを出力することにより、表示部107は、要求曲数グラフと、料金グラフとを表示するようにしてもよい。このような構成により、タイトル未付与楽曲数に対してタイトル要求楽曲数がどの程度あるのか、また、取得料金がどの程度かかるのかを、より視覚的にとらえることができ、より把握しやすくなる。
【0033】
また、本実施の形態にかかる表示装置100によれば、要求曲数グラフは、タイトル未付与楽曲数に対するタイトル要求楽曲数の割合を示す画面情報であり、料金グラフは、予め設定される所定の料金に対する算出された取得料金の割合を示す画面情報としてもよい。このような構成により、タイトル未付与楽曲数に対してタイトル要求楽曲数がどの程度あるのか、所定の料金に対して取得料金がどの程度かかるのかを把握することができる。したがって、タイトル要求楽曲数を取得し過ぎることにより、取得料金が予想以上にかかるといった事態を防止できる。
【0034】
また、本実施の形態にかかる表示装置100によれば、表示制御部106は、要求曲数グラフと、料金グラフとを並列に配置した画面情報を出力してもよい。このような構成により、タイトル未付与楽曲数に対してタイトル要求楽曲数がどの程度あるのか、また、取得料金がどの程度かかるのかを、より視覚的にとらえることができ、より把握しやすくなる。
【0035】
また、本実施の形態にかかる表示装置100によれば、表示制御部106は、記録部101に記録される総楽曲数に対するタイトル未付与楽曲数の割合を示す総曲数グラフの画面情報を出力してもよい。この場合、表示部107は、表示制御部106から出力された画面情報を基に、総曲数グラフを表示する。このような構成より、利用者は、記録されている総楽曲数に対して、どの程度、タイトル未付与楽曲数があるのかを、視覚的にとらえることができることにより、一見して把握することができる。
【0036】
また、本実施の形態にかかる表示装置100によれば、タイトル未付与楽曲数からタイトル要求楽曲数を減じた残楽曲数を算定する算定部108を備えるようにしてもよい。そして、この場合、表示制御部106は、記録される総楽曲数に対する、タイトル要求楽曲数の割合と、残楽曲数の割合と、既にタイトルが付与されているタイトル付与済楽曲数の割合と、を示す総曲数グラフの画面情報を出力する。このような構成により、総楽曲数とタイトル要求楽曲数を連動させて表示することが可能なため、利用者は、総楽曲数に応じて、タイトル要求楽曲数をどの程度にすべきかを考慮して、タイトルの要求をおこなうことができる。したがって、利用者は、計画的にタイトル要求楽曲数の取得をおこなうことができる。
【0037】
また、本実施の形態にかかる表示装置100によれば、要求曲数グラフ、料金グラフ、および総曲数グラフは、バー表示されたものであることが望ましい。このような構成により、利用者は、各曲数または料金を、最も視覚的にとらえることができる。
【0038】
また、本実施の形態にかかる表示装置100によれば、タイトル未付与楽曲数を検知する検知部109を備えるようにしてもよい。この場合、検知部109によってタイトル未付与楽曲数が所定の楽曲数に達したことを検知したときに、抽出部103による抽出を開始させる起動部110を備えればよい。このような構成により、タイトル未付与楽曲数が所定の楽曲数に達したときに、抽出部103によるタイトル未付与楽曲数の抽出を開始するので、利用者は、頻繁にタイトル未付与楽曲数をチェックする必要がなく、煩わしさを排除できる。
【0039】
また、本実施の形態にかかる表示装置100によれば、取得部102が予め設定された通信網を介して楽曲のタイトルを取得する構成の場合、算出部105は、通信網を用いる日時、移動状態、または通信機種に応じて、一曲あたりの取得料金を算出してもよい。したがって、算出部105は、現実にかかる費用に即した通信料、または利用者が設定した取得料金に対して通信可能なタイトル要求楽曲数を算出することができる。このような構成により、利用者は、現実にかかる通信料や通信可能なタイトル要求楽曲数を正確に把握することができる。
【実施例】
【0040】
以下に、本発明の実施例について説明する。本実施例では、車両に搭載されるオーディオ装置によって、本発明の表示装置100を実施した場合の一例について説明する。
【0041】
(オーディオ装置300のハードウェア構成)
図3を用いて、本実施例にかかるオーディオ装置300のハードウェア構成について説明する。図3は、本実施例にかかる表示装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図3において、オーディオ装置300は、車両などの移動体に搭載されており、CPU301と、ROM302と、RAM303と、磁気ディスクドライブ304と、磁気ディスク305と、光ディスクドライブ306と、光ディスク307と、音声I/F(インターフェース)308と、スピーカ309と、入力デバイス310と、映像I/F311と、ディスプレイ312と、通信I/F313と、を備えている。また、各構成部301〜313はバス320によってそれぞれ接続されている。
【0042】
CPU301は、オーディオ装置300の全体の制御を司る。ROM302は、ブートプログラム、音響制御プログラム、表示制御プログラム、などの各種プログラムを記録している。また、RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用される。
【0043】
音響制御プログラムは、音声I/F308によってスピーカ309から出力する音声の音響特性を決定させ、決定された音響特性によってスピーカ309を介して音声出力をおこなう。再生出力する音声は、通信I/F313を介して入力されたテレビやラジオなどの音声や、磁気ディスク305、光ディスク307に記録される楽曲のほか、CD、MD、カセットなどに記録される楽曲などである。
【0044】
表示制御プログラムは、磁気ディスク305や光ディスク307のほか、CDなどに記録される楽曲の中から、タイトルが付与されていない総曲数をバー表示させた画面情報としてディスプレイ312に出力する。また、タイトルの取得を要求するタイトル要求楽曲数、およびタイトル要求楽曲数に対応した通信料金をバー表示させた画面情報としてディスプレイ312に出力する。
【0045】
磁気ディスクドライブ304は、CPU301の制御にしたがって磁気ディスク305に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。磁気ディスク305は、磁気ディスクドライブ304の制御で書き込まれたデータを記録する。磁気ディスク305としては、たとえば、HD(ハードディスク)やFD(フレキシブルディスク)を用いることができる。
【0046】
光ディスクドライブ306は、CPU301の制御にしたがって光ディスク307に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。光ディスク307は、光ディスクドライブ306の制御にしたがってデータの読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク307は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。また、この着脱可能な記録媒体として、光ディスク307のほか、MO、メモリカードなどであってもよい。
【0047】
音声I/F308は、音声出力用のスピーカ309に接続される。スピーカ309からは、音声が出力される。入力デバイス310は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、マウス、タッチパネルなどが挙げられる。入力デバイス310は、リモコン、キーボード、マウス、タッチパネルのうち、いずれか一つの形態によって実現されてもよいし、複数の形態によって実現してもよい。
【0048】
映像I/F311は、ディスプレイ312と接続される。映像I/F311は、具体的には、たとえば、ディスプレイ312全体の制御をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいて、ディスプレイ312を表示制御する制御ICなどによって構成される。
【0049】
ディスプレイ312には、アイコン、カーソル、メニュー、ウインドウ、文字、画像、バーなどの各種データが表示される。バーの変化状態は、CPU301によって算出される。このディスプレイ312は、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
【0050】
通信I/F313は、無線を介してネットワークに接続され、オーディオ装置300とCPU301とのインターフェースとして機能する。通信I/F313は、さらに、無線を介してインターネットなどの通信網に接続され、この通信網とCPU301とのインターフェースとしても機能する。通信網には、LAN、WAN、公衆回線網や携帯電話網などがある。
【0051】
図1に示した表示装置100が備える記録部101と、取得部102と、抽出部103と、受付部104と、算出部105と、表示制御部106と、表示部107と、算定部108と、検知部109と、起動部110とは、図3に示したオーディオ装置300におけるROM302、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などに記録されたプログラムやデータを用いて、CPU301が所定のプログラムを実行し、オーディオ装置300における各部を制御することによってその機能を実現する。
【0052】
すなわち、本実施例のオーディオ装置300は、オーディオ装置300における記録媒体としてのROM302に記録されている表示制御プログラムを実行することにより、図1に示した表示装置100が備える機能を、図2に示した表示処理手順で実行することができる。
【0053】
(オーディオ装置300の表示処理の一例)
つぎに、図4を用いて、本実施例にかかるオーディオ装置300がおこなう表示処理の一例について説明する。図4は、本実施例にかかるオーディオ装置の表示処理の一例を示すフローチャートである。
【0054】
図4のフローチャートにおいて、オーディオ装置300は、タイトルが付与されていないタイトル未付与楽曲数が所定数以上検知されるまで待機状態にあり(ステップS401:Noのループ)、タイトル未付与楽曲が所定数以上検知されると(ステップS401:Yes)、たとえば、磁気ディスク305に記録される楽曲の中から、タイトルが付与されていないタイトル未付与楽曲数を抽出する(ステップS402)。そして、総楽曲数および抽出したタイトル未付与楽曲数を、それぞれバー表示させた画面情報として、ディスプレイ312に出力する(ステップS403)。そして、ディスプレイ312は、各バーを表示する(ステップS404)。
【0055】
なお、各バーは、詳細については後述するが、磁気ディスク305に記録される楽曲の総楽曲数に対するタイトル未付与楽曲数の割合を表示した総曲数バーと、タイトル未付与楽曲数に対するタイトル要求楽曲数の割合を表示する要求曲数バーと、所定の料金に対する通信料金の割合を表示する料金バーである。
【0056】
そして、抽出されたタイトル未付与楽曲数の中から、タイトルの取得を要求するタイトル要求楽曲数、または通信料金の入力を受け付けるまで待機する(ステップS405:Noのループ)。ステップS405において、タイトル要求楽曲数または通信料金の入力を受け付けると(ステップS405:Yes)、受け付けた入力がタイトル要求楽曲数か否かを判断する(ステップS406)。
【0057】
ステップS406において、受け付けた入力がタイトル要求楽曲数であると判断した場合(ステップS406:Yes)、受け付けたタイトル要求楽曲数に対応した通信料金を算出する(ステップS407)。なお、通信料金の算出は、予め設定される一曲あたりの通信料金に曲数を乗じればよい。そして、ディスプレイ312は、入力されたタイトル要求楽曲数、および算出された通信料金を、それぞれバー表示させた画面情報に反映させて、ディスプレイ312に出力する(ステップS408)。そして、ディスプレイ312は、出力された画面情報に基づいて、各バーを再表示する(ステップS409)。
【0058】
一方、ステップS406において、受け付けた入力がタイトル要求楽曲数ではないと判断した場合(ステップS406:No)、通信料金を受け付ける(ステップS410)。そして、通信料金に対して通信可能なタイトル要求楽曲数を算出し(ステップS411)、ステップS408に移行する。なお、この場合、ステップS408において、ディスプレイ312に出力される画面情報は、入力された料金と、算出されたタイトル要求楽曲数とをバー表示させた画面情報である。
【0059】
そして、ステップS410にて再表示された各バーを基に、利用者が操作入力することにより、表示内容の決定を受け付けたか否かを判断する(ステップS412)。ステップS412において、表示内容の決定を受け付けたと判断すると(ステップS412:Yes)、決定された内容がインターネットを通じてサーバに送信されるとともに、サーバからタイトル情報を受信することによって、タイトルを取得し(ステップS413)、一連の処理を終了する。一方、ステップS412において、表示内容の決定を受け付けたと判断しなければ(ステップS412:No)、ステップS405に移行する。
【0060】
(ディスプレイ312に表示される各バーの一例)
つぎに、図5を用いて、本実施例にかかるオーディオ装置300のディスプレイ312に表示される各バーについて説明する。図5は、本実施例にかかるオーディオ装置のディスプレイに表示されるバーの一例を示す説明図である。なお、図5は、タイトルの付与をおこなう表示画面に切り替わった際の初期画面を示している。
【0061】
図5において、ディスプレイ312に表示される表示画面500には、総曲数バー510と、要求曲数バー520と、料金バー530と、合計表示部540と、決定ボタン550とが表示されている。
【0062】
総曲数バー510は、記録される総楽曲数をバー状に示したものである。この総曲数バー510は、磁気ディスク305などに記録される総楽曲数511と、タイトルが既に付与されている楽曲のタイトル付与済楽曲数512と、タイトルが付与されていない楽曲のタイトル未付与楽曲数513とが表示されている。
【0063】
要求曲数バー520は、利用者が取得を要求するタイトル要求楽曲数をバー状に示したものである。この要求曲数バー520は、上述した総曲数バー510のタイトル未付与楽曲数513に相当し、利用者からの操作入力を受け付けることにより、タイトル要求楽曲数がバー状に表示される。また、要求曲数バー520は、利用者からの操作入力を受け付ける曲数増加ボタン521と曲数減少ボタン522とがタッチパネルによって表示されている。なお、図5に示す表示画面500おいて、要求曲数バー520の最大値は40(曲)になっているが、タイトル未付与曲数に応じて、最大値も適宜切り替わって表示される。
【0064】
また、料金バー530は、タイトルを取得するにあたって支払われる通信料金を棒グラフ状に示したものである。この料金バー530は、利用者からの操作入力を受け付ける料金増加ボタン531と料金減少ボタン532とがタッチパネルによって表示されている。図5に示す表示画面500において、料金バー530の最大値は、たとえば、500円になっているが、これは通信料金の上限金額として利用者が予め設定した金額である。なお、この上限金額は適宜切り替えることが可能である。
【0065】
合計表示部540は、タイトル要求楽曲数の合計と、通信料金の合計とをそれぞれ数字で示したものである。決定ボタン550は、タッチパネルにより表示されており、利用者からの操作入力があると、合計表示部540に表示される内容に基づいて、サーバとの通信をおこなう。
【0066】
つぎに、図6を用いて、本実施例にかかるオーディオ装置300のディスプレイ312に表示される各バー510,520,530の表示の変化について説明する。図6は、本実施例にかかるオーディオ装置のディスプレイに表示されるバーの表示の変化の一例を示す説明図である。なお、図6は、利用者が、曲数増加ボタン521、曲数減少ボタン522、料金増加ボタン531、または料金減少ボタン532を操作することにより、各バー510,520,530の表示が変化した状態を示している。
【0067】
図6に示す、表示画面600は、たとえば、利用者が要求する曲数を入力するために、要求曲数バー520の曲数増加ボタン521を操作し、要求曲数バー520の要求曲数割合620が増加した状態を示している。そして、要求曲数バー520の増加に連動して、料金バー530の料金割合630も増加する。
【0068】
また、要求曲数バー520の変化に伴って、総曲数バー510の表示も変化する。具体的には、総曲数バー510のタイトル未付与楽曲数513が、タイトル要求楽曲数610と、残楽曲数611とに表示される。なお、タイトル未付与楽曲数513に対するタイトル要求楽曲数610の割合は、要求曲数バー520に表示されるフルスケール621(40曲)に対する要求曲数割合620(20曲)の割合とほぼ同等である。
【0069】
また、要求曲数バー520の変化に伴って、合計表示部540の表示内容も変化し、図6においては、タイトル要求楽曲数に20曲が、通信料金に100円が表示されている。なお、本実施例では、一曲あたり通信料金は、通信料金100円をタイトル要求楽曲数20曲で除した5円となっている。この通信料金は、日時、移動状態、または通信機種に応じて、適宜変えてもよい。
【0070】
図6に示す表示画面600において、利用者が表示内容を確認し、決定ボタン550を操作すると、表示された内容がサーバに送信されるとともに、サーバから要求した曲数のタイトルを受信する。受信したタイトルは、各楽曲に対応するTOCに記録される。
【0071】
また、上述した説明では、利用者が要求曲数バー520の曲数増加ボタン521または曲数減少ボタン522を操作することによって通信料金を算出して表示するようにしたが、通信料金の入力によってタイトル要求楽曲数を算出して表示することもできる。具体的には、利用者が、料金バー530の料金増加ボタン531または料金減少ボタン532を操作すると、料金バー530の料金割合630の表示が変化し、これに伴って、要求曲数バー520の要求曲数割合620の表示も変化する。本実施例では、一曲あたりの通信料金は5円であるため、たとえば、利用者が料金バー530の料金減少ボタン532を操作することにより、料金割合630が半分(50円)になったとすると、タイトル要求楽曲数が算出され、要求曲数バー520の要求曲数割合620が半分(10曲)の位置に表示される。
【0072】
また、上述した実施例では、タイトル要求楽曲数を取得する際の取得料金を通信料金としたが、タイトルを購入する場合には、通信料金に購入料金を加算した料金となる。この場合、通信料金に購入料金を加算した料金に基づいて、タイトル要求楽曲数や取得料金の算出をおこなえばよい。
【0073】
また、本実施例において、タイトルを受信した際には、受信したタイトルを各楽曲に対応するTOCに記録するようにした。TOCへの記録に際しては、たとえば、サーバに要求したタイトルをサーバから受信できない場合や、利用者が望んだものと異なるタイトルを受信した場合に対応するために、受信したタイトルを各楽曲のTOCに仮設定しておき、再生時等に本設定させることにより記録させてもよい。
【0074】
また、サーバからタイトルを受信した際には、受信したタイトル数を表示画面に反映させてもよい。これにより、利用者は、送信したタイトル要求楽曲数と受信したタイトル数とが一致するか否かを確認できる。また、受信できなかったタイトル数をタイトル未付与楽曲数に加算して表示することにより、利用者は、送受信後のタイトル付与済楽曲数およびタイトル未付与楽曲数を把握することができる。
【0075】
また、本実施例においては、バー表示したグラフについて、説明したが、これに限られるものではなく、円グラフや、折れ線グラフなどによる表示をおこなうことも、勿論可能である。
【0076】
以上説明したように、本実施例にかかるオーディオ装置300によれば、タイトル要求楽曲数と、算出された取得料金とをそれぞれグラフ表示させた画面情報を出力することにより、ディスプレイ312に、タイトル要求楽曲数と通信料金とをそれぞれグラフ表示する。このような構成により、利用者は、タイトル要求楽曲数がどの程度あるのか、また、通信料金がどの程度かかるのかを、視覚的にとらえることができ、一見して把握することができる。また、タイトル要求楽曲数に応じて通信料金が算出されるため、タイトル要求楽曲数に連動して通信料金を表示させることができ、利用者は、タイトル要求楽曲数または通信料金のバランスを考慮して、タイトルを通信することができる。
【0077】
また、本実施例にかかるオーディオ装置300によれば、タイトル要求楽曲数に応じた長さの要求曲数バー520と、通信料金に応じた長さの料金バー530とを表示するようにした。このような構成により、タイトル未付与楽曲数に対してタイトル要求楽曲数がどの程度あるのか、また、通信料金がどの程度かかるのかを、より視覚的にとらえることができ、より把握しやすくなる。
【0078】
また、本実施例にかかるオーディオ装置300によれば、要求曲数バー520は、タイトル未付与楽曲数513に対するタイトル要求楽曲数の割合を示すものであり、料金バー530は、予め設定される所定の料金に対する算出された通信料金を示すものである。このような構成により、タイトル未付与楽曲数に対してタイトル要求楽曲数がどの程度あるのか、所定の料金に対して通信料金がどの程度かかるのかを把握することができる。したがって、タイトル要求楽曲数を取得し過ぎることにより、通信料金が予想以上にかかるといった事態を防止できる。
【0079】
また、本実施例にかかるオーディオ装置300によれば、要求曲数バー520と、料金バー530とを並列に配置して表示させた。このような構成により、タイトル未付与楽曲数に対してタイトル要求楽曲数がどの程度あるのか、また、通信料金がどの程度かかるのかを、より視覚的にとらえることができ、より把握しやすくなる。
【0080】
また、本実施例にかかるオーディオ装置300によれば、記録される総楽曲数に対するタイトル未付与楽曲数の割合を示す総曲数バー510を表示してもよい。このような構成より、利用者は、記録されている総楽曲数に対して、どの程度、タイトル未付与楽曲数があるのかを、視覚的にとらえることができることにより、一見して把握することができる。
【0081】
また、本実施例にかかるオーディオ装置300によれば、タイトル未付与楽曲数からタイトル要求楽曲数を減じた残楽曲数を算定し、総曲数バー510は、記録される総楽曲数に対する、タイトル要求楽曲数の割合と、残楽曲数の割合と、タイトル付与済楽曲数の割合と、を示すようにした。このような構成により、総楽曲数とタイトル要求楽曲数を連動させて表示することが可能なため、利用者は、総楽曲数に応じて、タイトル要求楽曲数をどの程度にすべきかを考慮して、タイトルの要求をおこなうことができる。したがって、利用者は、計画的にタイトル要求楽曲数の通信をおこなうことができる。
【0082】
また、本実施例にかかるオーディオ装置300によれば、要求曲数バー520、料金バー530、および総曲数バー510は、バー表示させたものである。このような構成により、利用者は、各曲数または料金を、最も視覚的にとらえることができる。
【0083】
また、本実施例にかかるオーディオ装置300によれば、タイトル未付与楽曲数を検知し、タイトル未付与楽曲数が所定の楽曲数に達したことを検知したときに、タイトル未付与楽曲数の抽出を開始させるようにした。このような構成により、タイトル未付与楽曲数が所定の楽曲数に達したときに、タイトル未付与楽曲数の抽出を開始するので、利用者は、頻繁にタイトル未付与楽曲数をチェックする必要がなく、煩わしさを排除できる。
【0084】
また、本実施例にかかるオーディオ装置300によれば、通信網を利用する日時、移動状態、または通信機種に応じて、一曲あたりの通信料金を算出してもよい。したがって、算出部105は、現実にかかる費用に即した通信料、または利用者が設定した通信料金に対して通信可能なタイトル要求楽曲数を算出することができる。このような構成により、利用者は、現実にかかる通信料や通信可能なタイトル要求楽曲数を正確に把握することができる。
【0085】
以上説明したように、本発明の表示装置、表示方法、表示制御プログラム、および記録媒体によれば、オーディオ装置300は、タイトル要求楽曲数と、算出された取得料金とをそれぞれグラフ表示させた画面情報を出力することにより、ディスプレイ312に、タイトル要求楽曲数と通信料金とをそれぞれグラフ表示する。このような構成により、利用者は、タイトル要求楽曲数がどの程度あるのか、また、通信料金がどの程度かかるのかを、視覚的にとらえることができ、一見して把握することができる。また、タイトル要求楽曲数に応じて通信料金が算出されるため、タイトル要求楽曲数に連動して通信料金を表示させることができ、利用者は、タイトル要求楽曲数または通信料金のバランスを考慮して、タイトルを通信することができる。
【0086】
なお、本実施例で説明した表示方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0087】
【図1】実施の形態にかかる表示装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。
【図2】実施の形態にかかる表示装置の表示処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図3】本実施例にかかるオーディオ装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【図4】本実施例にかかるオーディオ装置の表示処理の一例を示すフローチャートである。
【図5】本実施例にかかるオーディオ装置のディスプレイに表示されるバーの一例を示す説明図である。
【図6】本実施例にかかるオーディオ装置のディスプレイに表示されるバーの表示の変化の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
【0088】
100 表示装置
101 記録部
102 取得部
103 抽出部
104 受付部
105 算出部
106 表示制御部
107 表示部
108 算定部
109 検知部
110 起動部
300 オーディオ装置
510 総曲数バー
520 要求曲数バー
530 料金バー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
楽曲を記録する記録手段と、
前記楽曲のタイトルを取得する取得手段と、
前記記録手段に記録される楽曲の中から、タイトルが付与されていないタイトル未付与楽曲数を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段によって抽出された前記タイトル未付与楽曲数の中から、タイトルの取得を要求するタイトル要求楽曲数の入力を受け付ける受付手段と、
前記受付手段が受け付けた前記タイトル要求楽曲数に対応してタイトルの取得に要する取得料金を算出する算出手段と、
前記受付手段が受け付けた前記タイトル要求楽曲数と、前記算出手段によって算出された取得料金とをそれぞれグラフ表示させた画面情報を出力する表示制御手段と、
前記表示制御手段から出力された前記タイトル要求楽曲数と前記取得料金との画面情報をグラフ表示する表示手段と、
を備えることを特徴とする表示装置。
【請求項2】
前記表示制御手段は、前記タイトル要求楽曲数に応じた領域を示す要求曲数グラフの画面情報と、前記取得料金に応じた領域を示す料金グラフの画面情報とを出力し、
前記表示手段は、前記表示制御手段から出力された画面情報を基に、前記要求曲数ブラフと、前記料金グラフとを表示することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記要求曲数グラフは、前記タイトル未付与楽曲数に対する前記タイトル要求楽曲数の割合を示す画面情報であり、
前記料金グラフは、予め設定される所定の料金に対する前記算出された取得料金の割合を示す画面情報であることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記表示制御手段は、前記要求曲数グラフと、前記料金グラフとを並列に配置した画面情報を出力することを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
【請求項5】
前記表示制御手段は、前記記録手段に記録される総楽曲数に対する前記タイトル未付与楽曲数の割合を示す総曲数グラフの画面情報を出力し、
前記表示手段は、前記表示制御手段から出力された画面情報を基に、前記総曲数グラフを表示することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項6】
前記抽出手段によって抽出された前記タイトル未付与楽曲数から前記受付手段が受け付けたタイトル要求楽曲数を減じた残楽曲数を算定する算定手段をさらに備え、
前記表示制御手段は、前記記録手段に記録される総楽曲数に対する、前記タイトル要求楽曲数の割合と、前記残楽曲数の割合と、タイトルが既に付与されているタイトル付与済楽曲数の割合と、を示す前記総曲数グラフの画面情報を出力することを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
【請求項7】
前記要求曲数グラフ、前記料金グラフ、および前記総曲数グラフは、バー表示されたものであることを特徴とする請求項5または6に記載の表示装置。
【請求項8】
前記記録手段にタイトルが付与されていない前記タイトル未付与楽曲数を検知する検知手段と、
前記検知手段によって検知された前記タイトル未付与楽曲数が所定の楽曲数に達したときに、前記抽出手段によるタイトル未付与楽曲数の抽出を開始させる起動手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の表示装置。
【請求項9】
前記取得手段は、予め設定された通信網を介して前記楽曲のタイトルを取得し、
前記算出手段は、前記通信網を用いる日時、移動状態、または通信機種に応じて、一曲あたりの取得料金を算出することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の表示装置。
【請求項10】
楽曲を記録する記録工程と、
前記楽曲のタイトルを取得する取得工程と、
前記記録工程に記録される楽曲の中から、タイトルが付与されていないタイトル未付与楽曲数を抽出する抽出工程と、
前記抽出工程によって抽出された前記タイトル未付与楽曲数の中から、タイトルの取得を要求するタイトル要求楽曲数の入力を受け付ける受付工程と、
前記受付工程が受け付けた前記タイトル要求楽曲数に対応してタイトルの取得に要する取得料金を算出する算出工程と、
前記受付工程が受け付けた前記タイトル要求楽曲数と、前記算出工程によって算出された取得料金とをそれぞれグラフ表示させた画面情報を出力する表示制御工程と、
前記表示制御工程から出力された前記タイトル要求楽曲数と前記取得料金との画面情報をグラフ表示する表示工程と、
を含むことを特徴とする表示方法。
【請求項11】
請求項10に記載の表示方法をコンピュータに実行させることを特徴とする表示制御プログラム。
【請求項12】
請求項11に記載の表示制御プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータに読み取り可能な記録媒体。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2008−242940(P2008−242940A)
【公開日】平成20年10月9日(2008.10.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−84215(P2007−84215)
【出願日】平成19年3月28日(2007.3.28)
【出願人】(000005016)パイオニア株式会社 (3,620)
【出願人】(500403929)パイオニアシステムテクノロジー株式会社 (58)
【出願人】(502196463)株式会社テック・エキスパーツ (37)
【Fターム(参考)】