説明

表示装置

【課題】表示装置の表示品位を高く維持しつつ、ユーザの使い勝手を向上する。
【解決手段】表示装置100は、RF周波数の電波を透過する裏面電極18と、裏面電極の一方の面側に設けられ、当該裏面電極利用した面発光素子部10と、裏面電極の他方の面側に設けられ、裏面電極にかかる電位を基準電位とする、マイクロストリップライン構造のアンテナ部20と、を備えているので、アンテナ部を、裏面電極の面発光素子部側とは反対側に配置しても、アンテナ部から発生する電波を、裏面電極を透過させて外部に発信することができる。これにより、アンテナ部が面発光素子部から発せられる光の影にならないので、表示装置の表示品位を高く維持することができ、また、面発光素子部の発光側とは反対側にアンテナ部を配置することで、ユーザの使い勝手を向上することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、SuicaやEdy、iDなど、ループアンテナ及びICを実装した非接触ICカードと、これに対応する外部端末(リーダライタ)との間での、無線の電波を使ったデータ通信を利用したサービスが増えてきている。この種のサービスで使用する電波は、周波数がRF周波数(例えば13.56MHz)などとされている。
【0003】
また、最近では、上記非接触ICカードの機能が実装された携帯電話も出現してきている。この携帯電話では、ICカードと同様の機能のほか、街角に貼られた大型広告媒体(例えば大型ポスター)の近傍に設置されたリーダライタにかざすだけでメール送信ができたり、画面上へのウェブサイトの表示ができるなどの機能を有している。この機能は、新しい広告手段として注目されている。
【0004】
例えば、公共の場において多くの人の興味を引くために大型ポスターを貼り、その近傍に、当該大型ポスターの内容に合致した情報を送信するリーダライタを設けたもの(特許文献1参照)がある。また、大型広告媒体として、大型ポスターに代えて、有機ELや無機ELなどの紙程度の厚みを有する薄型自発光素子を採用したものも実用化されつつある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004−157499号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、大型広告媒体に近接してリーダライタを配置した場合、以下の課題がある。
(1) 大型広告媒体とリーダライタの位置に関する課題
広告媒体が大型である場合、ユーザが広告媒体を見るときの目線とリーダライタとの距離が大きく離れてしまうおそれがある(特許文献1の図3参照)。このため、ユーザは、リーダライタの存在に気づかない可能性がある。
(2) 薄い広告媒体とリーダライタの一体化に関する課題
広告媒体が紙のように薄い(1mm厚程度)場合であっても、既存のリーダライタの厚みは50mm厚程度であるため、装置全体の厚みは、リーダライタの奥行きに依存して増大してしまう。
【0007】
これに対し、広告媒体にアンテナを一体化する方法も検討されているが、この場合、以下の課題がある。
(1) アンテナ配線がユーザに視認されることによる表示品質に関する課題
例えば、広告媒体として自発光素子である有機ELや無機ELシートを用いる場合、通信性能を向上しようとすると、アンテナ線を広告媒体の最前面に配置するのが好ましい。しかるに、アンテナ線を最前面に配置する場合、アンテナ線が自発光素子から発せられる光の影となり、表示品質を低下させるおそれがある。このことは、表示品質が要求される広告媒体において特に許容できないものである。
(2) アンテナ線の配線長に関する課題
広告媒体にアンテナ線を実装する場合、広告媒体が大きくなればなるほど駆動回路からアンテナまでの配線長が長くなる。この場合、アンテナ線までの抵抗値が増大し、アンテナ線と回路のインピーダンスの不一致が発生し、通信不可となるおそれがある。例えば、幅2mm、厚さ0.1mm、長さ100mmの配線のインダクタンスDを83nHとすると、非接触ICカード、リーダライタで一般的に用いられる周波数13.56MHzのインピーダンスZは、
Z=2πfD
=2π×13.56×106×83×10-9=7.072Ω …(1)
となる。これに対し、自発光素子のシートをB0版(1030mm×1456mm)と仮定すると、このシートの4辺に沿ってアンテナを配線する場合,配線は最大(1030mm+1456mm)×2=4972mm必要となり、Z=351.6Ωとなる。このように、配線が長くなるにつれて、アンテナのインピーダンスが大きくなるため、アンテナに接続される回路(信号発生源)とのインピーダンスの不整合が避けられなくなるおそれがある。
【0008】
そこで、本件は上記の課題に鑑みてなされたものであり、表示品質の低下を引き起こすことなく、アンテナを用いた情報提供における利便性を向上することが可能な表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本明細書に記載の表示装置は、RF周波数の電波を透過する電極板と、前記電極板の一方の面側に設けられ、当該電極板を裏面電極とする発光体と、前記電極板の他方の面側に設けられ、当該電極板にかかる電位を基準電位とする、ストリップライン又はマイクロストリップライン構造のアンテナと、を備える表示装置である。
【発明の効果】
【0010】
本明細書に記載の表示装置は、表示品質の低下を引き起こすことなく、アンテナを用いた情報提供における利便性を向上することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】表示装置の使用例を示す図である。
【図2】表示装置の断面図である。
【図3】シート32及びアンテナ電極24の配置を示す図である。
【図4】銅、銀、カーボン、ITOの体積抵抗率と、電波透過の可否を示す表である。
【図5】マイクロストリップライン構造を模式的に示す図である。
【図6】表示装置の制御系を示す図である。
【図7】ストリップライン構造を模式的に示す図である。
【図8】面発光素子部として、有機ELを採用した場合の例を示す図である。
【図9】表示装置の使用例の変形例(その1)である。
【図10】表示装置の使用例の変形例(その2)である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、一実施形態に係る表示装置100について図1〜図6に基づいて詳細に説明する。
【0013】
図1には、表示装置100の使用例が示されている。図1に示すように、表示装置100は、駅の通路や、商業施設の壁面などに設置され、通行人に対して商品やイベントなどの広告を表示するためのものである。
【0014】
表示装置100は、図2の断面図に示すような構造を有している。具体的には、表示装置100は、発光体としての面発光素子部10と、アンテナとしてのアンテナ部20と、これら面発光素子部10及びアンテナ部20を包囲するパッケージ部30と、を備える。パッケージ部30は、PET(Polyethylene Terephthalate)などを材料とし、防水性を有している。パッケージ部30の表面(図2における上面)には、図3に示すように広告がプリントされた光透過性のシート32が貼られる。なお、シート32を用いずに、パッケージ部30の表面に広告を直接プリントすることとしても良い。
【0015】
面発光素子部10は、厚さが1mm程度であり、透明電極12と、発光体層14と、誘電体層16と、電極板としての裏面電極18と、を有する。透明電極12は、Indium Tin Oxide(ITO:インジウム錫酸化物)を材料とする。ただし、これに代えて、Indium Zinc Oxide(IZO:インジウム亜鉛酸化物)等の透明導電膜などを用いた電極を用いても良い。発光体層14は、ZnS:Cuなどの無機蛍光体粒子を有機バインダに分散させた構成を有している。なお、ZnS:Cu以外にも、ZnS:Mnなどを用いることができる。ここで、発光体層14は、面発光素子部10の輝度と効率を決定付ける層である。また、発光体層14の発光色は発光層に用いられる無機蛍光体粒子によって決まる。例えば無機蛍光体粒子にZnS:Cuを用いた場合には青緑色の発光を示し、無機蛍光体粒子にZnS:Mnを用いた場合には橙色の発光を示すこととなる。
【0016】
誘電体層16は、チタン酸バリウム(BaTiO3)などの強誘電体を有機バインダにて分散させた構成を有している。裏面電極18は、グランドに接続されている。図4には、銅(Cu)、銀(Ag)、カーボン、ITOの各材料における体積抵抗率と、電波透過の可否が、表にて示されている。この図4に示すように、カーボン(C)やITOは、体積抵抗率が銅や銀ほど小さくなく、電波を透過する性質を有している。したがって、本実施形態では、裏面電極18の材料として、カーボン又はITOを材料とする。これにより、面発光素子部10では、透明電極12(ITO)、発光体層14(ZnS:Cu)、誘電体層16(BaTiO3)、及び裏面電極18(カーボンやITO)の全てが、電波を透過することとなる。したがって、本実施形態では、面発光素子部10全体としても、電波を透過する性質を有することとなる。
【0017】
なお、裏面電極18は、電波を透過するという観点からすると、体積抵抗率が1.0×10-6Ω・mより大きい材料であれば良い。このため、当該体積抵抗率を示すその他の材料を裏面電極18の材料として用いても良い。
【0018】
上記のように構成される面発光素子部10では、面発光素子部駆動回路40(図6参照)に含まれる不図示の交流電源が、透明電極12、裏面電極18間に±100V程度で1kHzの交流電圧を印加することで発光する。この発光により、パッケージ部30の表面に設けられたシート32(広告)が照明されるので、広告の視認性を向上することが可能となる。
【0019】
アンテナ部20は、図2に示すように、誘電体層22と、アンテナ電極24と、を有する。誘電体層22は、保護層としての機能も有しており、例えばメジウムを材料とする。アンテナ電極24は、銀(Ag)などを材料とし、図3に示すように、少なくとも一部がループ状の形状を有する。図3では、アンテナ電極24のループ形状は、シート32の携帯電話のマークが表示されている部分(クーポンゲットのマークが表示されている部分)に対応して、配置されている。このアンテナ部20は、図2に示すように、面発光素子部10の裏面電極18を共用しており、当該裏面電極18がグランドに接続されていることから、マイクロストリップライン構造が実現されている。アンテナ部20からは、図2に示すように、RF周波数(例えば、13.56MHz)の電波が裏面側から表面側に向けて発信される。なお、本実施形態では、上述のように、面発光素子部10が、電波を透過する性質を有することから、アンテナ電極24で発生する電波は、面発光素子部10を通過して外部(表面側)に発信されるようになっている。この電波は、ユーザが使用する携帯電話にて受信することが可能である。このように、本実施形態では、面発光素子部10の裏面側にアンテナ部20を設けても、問題なく、携帯電話と通信をすることができ、かつ、裏面側に設けられたアンテナ部20は、面発光素子部10の発する光の影になることも無い。
【0020】
ここで、アンテナ部20として、マイクロストリップライン構造を採用したことによる利点について説明する。
【0021】
マイクロストリップラインにおける寸法を、図5に示すように定義する。より具体的には、アンテナ電極の幅をW、厚さをtとし、誘電体層22の厚さ(裏面電極18からの高さ)をH、比誘電率をεrとする。この場合、インピーダンスZ0は、次式(2)のように表すことができる。
【0022】
【数1】

【0023】
ここで、例えば、インピーダンスZ0を後述するアンテナ部駆動回路50(図6参照)のインピーダンス(ここでは50Ωとする)に整合させようとする。この場合、例えば、配線が銅(Cu)で、配線長がB0版の4972mmであるならば、Wを0.25mm、tを18μm、Hを100μmに設定するだけで、Z0を50.1Ωに整合させることができる。
【0024】
このように、マイクロストリップラインを採用することにより、簡易にインピーダンスを所定の値に設定することができるので、配線長が長くなる場合でもインピーダンスの不整合を回避することができる。なお、上記計算は、専用のソフトウェアを用いて行うことができる。
【0025】
図6には、表示装置100の制御系がブロック図にて示されている。この図6に示すように、表示装置100の制御系は、面発光素子部10を駆動する面発光素子部駆動回路40と、アンテナ部20を駆動するアンテナ部駆動回路50と、各駆動回路40,50を制御する制御装置60と、を有する。制御装置60は、面発光素子部10の発光を行う場合に、面発光素子部駆動回路40を制御する。また、制御装置60は、アンテナ部20からRF周波数の電波を発信する場合に、アンテナ部駆動回路50を制御する。アンテナ部20から発信するRF周波数の電波には、広告に関連する情報、例えば、図1の例であれば、クーポン情報が記載されたウェブサイトのURL情報を乗せることができる。
【0026】
ユーザは、図1に示す表示装置100の広告を見て興味を持った場合や、クーポンを必要としている場合には、「クーポンゲット」の表示に携帯電話をかざすことで、クーポン情報の存在するウェブページのURL情報を得ることできる。これにより、ユーザは、広告の詳細な内容を携帯電話の画面上で確認したり、クーポンを利用したりすることができるようになる。
【0027】
以上、説明したように、本実施形態の表示装置100によると、RF周波数(例えば、13.56MHz)の電波を透過する裏面電極18と、裏面電極18の一方の面側に設けられ、当該裏面電極18を電極として用いる面発光素子部10と、裏面電極18の他方の面側に設けられ、裏面電極18にかかる電位を基準電位とする、マイクロストリップライン構造のアンテナ部20と、を備えているので、アンテナ部20を、裏面電極18の面発光素子部10側とは反対側に配置しても、アンテナ部20から発生する電波を、裏面電極18を介して外部に発信することができる。これにより、アンテナ部20が面発光素子部10から発せられる光の影にならないので、表示装置100の表示品位を高く維持することができる。また、面発光素子部10の発光側とは反対側にアンテナ部を一体的に配置することで、ユーザは、携帯電話などを広告そのものに近づけることにより、アンテナ部20からの情報提供を受けることができるようになる。これにより、従来のように、広告の近傍にリーダライタが設けられていた場合と比べ、ユーザがリーダライタの存在を見逃すのを抑制することができるので、ユーザの使い勝手を向上することができる。更に、アンテナ部20をマイクロストリップライン構造としているので、アンテナ部20の厚さを薄くすることができ、ひいては表示装置100全体の厚さも薄くすることができる。また、アンテナ部20とアンテナ部駆動回路50のインピーダンスを簡易に整合させることができる。更に、本実施形態では、面発光素子部10として無機ELを採用していることにより、表示装置100が湾曲変形可能(フレキシブル)となる。これにより、表示装置100を、平面以外、例えば、円柱状の柱などにも掲示することが可能である。
【0028】
また、本実施形態では、裏面電極18として、体積抵抗率が1.0×10-6Ω・mより大きい材料を用いているので、アンテナ部20を裏面電極18の裏側に配置しても、電波を表面側に効果的に透過させることができる。
【0029】
また、本実施形態では、面発光素子部10の駆動を制御する面発光素子駆動回路40と、アンテナ部20の駆動を制御するアンテナ部駆動回路50と、を備えているので、発光と情報の発信や受信を適宜行うことができる。
【0030】
なお、上記実施形態では、アンテナ部20がマイクロストリップライン構造である場合について説明したが、これに限らず、ストリップライン構造であっても良い。図7には、ストリップライン構造が模式的に示されている。この図7に示すように、ストリップライン構造では、アンテナ電極24’が、誘電体層22’の内部に設けられた構造を有している。このような構成を採用した場合、例えば、上記実施形態と同様に、アンテナ部のインピーダンスZ0を50Ωに整合させようとするならば、配線が銅(Cu)で、配線長がB0版の4972mmであれば、上式(2)から、Wを58μm、tを1μm、Hを100μmに設定することで、Z0が50.3Ωとなるので、簡易にインピーダンスを整合させることができる。
【0031】
このように、ストリップライン構造を採用しても簡易にインピーダンスを所定の値に設定することができるので、配線長が長くなる場合でもインピーダンスの不整合を回避することができる。
【0032】
なお、上記実施形態では、特に言及していないが、図6の制御系の各部(40,50,60)は、面発光素子部10の近傍に配置されても良いし、面発光素子部10から離れた位置に配置されても良い。具体的には、例えば、制御装置60を、面発光素子部10から離れた位置に配置し、複数の面発光素子及び複数のアンテナ部を遠隔から一括して制御しても良い。また、制御装置60は、面発光素子部駆動回路40やアンテナ部駆動回路50と有線にて接続されても良いし、無線にて接続されても良い。また、制御装置60は、面発光素子部駆動回路40やアンテナ部駆動回路50と、インターネットやLANなどにより接続されても良い。
【0033】
なお、上記実施形態では、シート32のうち、携帯電話のマークが表示されている部分(クーポンゲットと表示されている部分)に対応して、アンテナ部20(アンテナ電極24)のループ形状が設けられている場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、シート32の全面をカバーする状態でアンテナ部20(アンテナ電極24)のループ形状が設けられても良い。
【0034】
なお、上記実施形態では、表示装置100の面発光素子部10として、無機ELを採用した場合について説明したが、これに限らず、有機ELを採用しても良い。図8には、面発光素子部として、有機EL10’を採用した場合の例が示されている。図8に示すように、有機EL10’は、ガラス基板112と、透明電極114と、発光体層116と、裏面電極118と、を備える。透明電極114は、ITOなどを材料とする。裏面電極118は、上記実施形態の無機ELと同様、カーボンやITOを材料とする。裏面電極118は、上記実施形態と同様、アンテナ部20の共通電極とされている。このような構成を採用することで、上記実施形態と同様、アンテナ部20から発生する電波を、有機EL10’を介して裏面側から表面側に発信することができる。これにより、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0035】
なお、図8のように有機ELを採用する場合でも、アンテナ部を、図7に示すようなストリップライン構造とすることとしても良い。
【0036】
なお、上記実施形態では、表示装置100が、駅などに掲示される大型ポスターに適用された場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、図9に示すように、電車やバスの中吊り広告にも適用することができる。また、図10に示すように、立て看板にも適用することができる。この場合、図9、図10のように、携帯電話のマークが表示されている部分にのみアンテナ電極24を設けても良いし、中吊り広告や立て看板全面をカバーする状態でアンテナ電極24を設けても良い。
【0037】
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
【符号の説明】
【0038】
10 面発光素子部(発光体)
18 裏面電極(電極板)
20 アンテナ部(アンテナ)
40 面発光素子部駆動回路(発光体駆動制御部の一部)
50 アンテナ部駆動回路(アンテナ駆動制御部の一部)
60 制御装置(発光体駆動制御部の一部、アンテナ駆動制御部の一部)
100 表示装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
RF周波数の電波を透過する電極板と、
前記電極板の一方の面側に設けられ、当該電極板を裏面電極とする発光体と、
前記電極板の他方の面側に設けられ、当該電極板にかかる電位を基準電位とする、ストリップライン又はマイクロストリップライン構造のアンテナと、を備える表示装置。
【請求項2】
前記電極板は、体積抵抗率が1.0×10-6Ω・mより大きいことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記発光体の駆動を制御する発光体駆動制御部と、
前記アンテナの駆動を制御するアンテナ駆動制御部と、を更に備える請求項1又は2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記アンテナ及び前記アンテナ駆動制御部は、外部端末との間で情報のやり取りを行うリーダライタの少なくとも一部を構成することを特徴とする請求項3に記載の表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−59430(P2011−59430A)
【公開日】平成23年3月24日(2011.3.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−209631(P2009−209631)
【出願日】平成21年9月10日(2009.9.10)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】