説明

表示装置

【課題】フレキシブル表示パネルのフレキシブル特性を最適化したイメージを表示する表示装置を提供する。
【解決手段】認識パターンを含むフレキシブル(flexible)表示パネル100、フレキシブル表示パネル100の表示面積が可変的に露出されるように、フレキシブル表示パネル100が内部に出入するハウジング200、およびハウジング200に位置し、認識パターンを認識してフレキシブル表示パネル100の表示面積をセンシングするセンサ300、を含む表示装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置に関し、より詳細には、フレキシブル(flexible)表示パネルを含む表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
表示装置はイメージを表示する装置であって、最近ではフレキシブル表示装置(flexible display device)が注目を集めている。
【0003】
従来のフレキシブル表示装置は、イメージ(image)を表示するフレキシブル表示パネルを含む装置であって、フレキシブル表示パネルの柔軟性に伴ってフレキシブル表示パネルを折り曲げたりロール(roll)に巻いたりすることにより、全体的なフレキシブル表示装置のサイズを小さくして携帯することができた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】大韓民国特許公報第2011−0048705号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の一実施形態は、フレキシブル表示パネルのフレキシブル特性に最適化したイメージを表示する表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、認識パターンを含むフレキシブル(flexible)表示パネル、前記フレキシブル表示パネルの表示面積が可変的に露出されるように、前記フレキシブル表示パネルが内部に出入するハウジング、および
前記ハウジングに位置し、前記認識パターンを認識して前記フレキシブル表示パネルの表示面積をセンシングするセンサ、を含む表示装置が提供される。
【0007】
また、前記表示装置は、前記センサおよび前記フレキシブル表示パネルと連結しており、前記センサがセンシングした前記フレキシブル表示パネルの表示面積に対応するイメージ(image)を前記フレキシブル表示パネルに表示する制御部をさらに含んでもよい。
【0008】
前記フレキシブル表示パネルは、前記イメージを表示する表示領域および前記表示領域に隣接する非表示領域をさらに含み、前記認識パターンは前記非表示領域に位置してもよい。
【0009】
前記フレキシブル表示パネルは、前記ハウジングに対して一方向に出入し、前記認識パターンは、前記一方向に沿って前記フレキシブル表示パネルに形成されてもよい。
【0010】
前記認識パターンは、前記一方向に沿って互いに交互に配置され、光を吸収する第1サブパターンおよび光を反射する第2サブパターンを含み、前記センサは、互いに隣接して配置される第1発光部および第1受光部を含むフォトセンサであってもよい。
【0011】
前記認識パターンはバーコード形態を有し、前記センサは前記バーコードを認識してもよい。
【0012】
前記認識パターンは記号形態を有し、前記センサは前記記号を認識してもよい。
【0013】
前記認識パターンは、前記一方向に沿って互いに交互に配置され、光を透過させる第3サブパターンおよび光を遮断する第4サブパターンを含み、前記センサは、前記認識パターンを間に置いて互いに対向して配置される第2発光部および第2受光部を含むフォトセンサであってもよい。
【0014】
前記ハウジングは、前記ハウジング内部に位置し、前記フレキシブル表示パネルが巻かれるロール部を含んでもよい。
【発明の効果】
【0015】
以上説明したように本発明の一実施形態によれば、フレキシブル表示パネルのフレキシブル特性に最適化したイメージを表示する表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の第1実施形態に係る表示装置を示す図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る表示装置のフレキシブル表示パネルを示す図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る表示装置のセンシング方法を説明するための図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る表示装置のフレキシブル表示パネルが表示するイメージを示す図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る表示装置のフレキシブル表示パネルを示す図である。
【図6】本発明の第3実施形態に係る表示装置のフレキシブル表示パネルを示す図である。
【図7】本発明の第4実施形態に係る表示装置のフレキシブル表示パネルを示す図である。
【図8】本発明の第4実施形態に係る表示装置のセンシング方法を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の多様な実施形態について、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳しく説明する。本発明は多様に相違した形態で実現することができ、ここで説明される実施形態に限定されるものではない。
【0018】
本発明を明確に説明するために、説明上において不必要な部分は省略し、明細書全体に渡って同一または類似する構成要素については同一する参照符号を付与する。
【0019】
また、多様な実施形態において、同一する構成を有する構成要素については同一する符号を用いて代表的に第1実施形態で説明し、その他の実施形態では第1実施形態とは異なる構成についてのみ説明する。
【0020】
また、図面に示す各構成の大きさおよび厚さは、説明の便宜のために任意に示したものであり、本発明が必ずしも示されたものに限定されることはない。
【0021】
図面において、多様な層および領域を明確に表現するために、厚さを拡大して示した。また、図面において、説明の便宜のために、一部の層および領域の厚さを誇張して示した。一部分が他の部分の「上に」あるとするとき、これは他の部分の「直ぐ上に」ある場合だけでなく、その中間にさらに他の部分が存在する場合も含む。
【0022】
また、明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む」とするとき、これは特に反対となる記載がない限り、他の構成要素を除くのではなく、他の構成要素をさらに含むことを意味する。さらに、明細書全体において「〜上に」というのは、対象部分の上または下に位置することを意味するものであり、必ずしも重力方向を基準として上側に位置することを意味するものではない。
【0023】
以下、図1〜図4を参照しながら、本発明の第1実施形態に係る表示装置について説明する。
【0024】
図1は、本発明の第1実施形態に係る表示装置を示す図である。図1に示すように、本発明の第1実施形態に係る表示装置は、フレキシブル表示パネル100と、ハウジング200と、センサ300と、制御部400とを含む。
【0025】
フレキシブル表示パネル100は、表示装置で処理されるイメージ(image)を表示する。一例として、表示装置が携帯電話機などの移動端末器である場合、通話と関連するUI(User Interface)またはGUI(Graphic User Interface)などのイメージを表示してもよい。
【0026】
また、フレキシブル表示パネル100は、互いに対向するフレキシブルな基板またはフィルムなどと、当該対向するフレキシブルな基板またはフィルムなどの間に配置される液晶(liquid crystal)または有機発光素子(organic light emitting diode)などを含んでもよい。フレキシブル表示パネル100は、フレキシブル表示パネル100を通じて外部を見ることができるように、透明型または光透過型で構成されてもよい。フレキシブル表示パネル100の上面には、タッチフィルム、タッチシート、タッチパッドなどの形態を有してタッチ(touch)動作を感知するタッチセンサが位置してもよい。
【0027】
また、フレキシブル表示パネル100は、制御部400と連結しており、制御部400から送信された信号によってイメージを表示する。フレキシブル表示パネル100は、フレキシブルな特性を有しており、ハウジング200の内部に出入する。フレキシブル表示パネル100は、ハウジング200に対して第1方向に出入し、ハウジング200の内部に出入しながら表示面積が可変的に外部に露出される。
【0028】
図2は、本発明の第1実施形態に係る表示装置のフレキシブル表示パネルを示す図である。図2に示すように、フレキシブル表示パネル100は、イメージを表示する表示領域(DA)と、表示領域(DA)に隣接する非表示領域(NDA)と、非表示領域(NDA)に位置する認識パターン110とを含む。
【0029】
一方、本発明の第1実施形態に係る表示装置は、表示領域(DA)と非表示領域(NDA)がフレキシブル表示パネル100の上面に位置しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、フレキシブル表示パネル100の上面には表示領域(DA)が位置し、フレキシブル表示パネル100の下面には非表示領域(NDA)が位置してもよい。一例として、フレキシブル表示パネル100の上面にイメージが表示されるとき、認識パターン110はフレキシブル表示パネル100の下面に位置してもよく、またはフレキシブル表示パネル100の上面に位置してもよい。
【0030】
また、本発明の第1実施形態に係る表示装置の認識パターン110は非表示領域(NDA)に位置しているが、本発明の他の実施形態に係る表示装置の認識パターン110は、イメージが表示される表示領域(DA)に位置してもよい。
【0031】
認識パターン110は、フレキシブル表示パネル100の上面、下面、または隣接する両基板の間に位置してもよく、フレキシブル表示パネル100を構成する配線またはタッチセンサなどを形成するときに同時に形成されてもよい。認識パターン110は、フレキシブル表示パネル100がハウジング200に対して出入する方向である第1方向に沿って配置されている。認識パターン110は、第1方向に沿って互いに交互に配置された第1サブパターン111および第2サブパターン112を含む。第1サブパターン111は光を吸収する黒色を有してもよく、第2サブパターン112は光を反射する白色を有してもよい。
【0032】
再び図1を参照すれば、ハウジング200は、フレキシブル表示パネル100の一端を支持し、フレキシブル表示パネル100の表示面積が可変的に露出されるようにフレキシブル表示パネル100を内部に出入する。ハウジング200は、フレキシブル表示パネル100が巻かれるロール部210を含む。
【0033】
ロール部210はハウジング200の内部に位置しており、フレキシブル表示パネル100の一端を支持している。ロール部210はフレキシブル表示パネル100を巻き取り、フレキシブル表示パネル100がハウジング200に対して第1方向に出入するようにする。ロール部210は受動的または能動的に自転回転してもよく、ロール部210が自転回転することに伴い、フレキシブル表示パネル100はハウジング200に対して第1方向に出入が可能となる。ハウジング200の内部にはセンサ300が位置している。
【0034】
図3は、本発明の第1実施形態に係る表示装置のセンシング方法を説明するための図である。
【0035】
図3に示すように、センサ300は、フレキシブル表示パネル100の非表示領域(NDA)に位置する認識パターン110と対応し、ハウジング200の内部に位置している。センサ300は、認識パターン110を認識してハウジング200に対して出入し、外部に露出されたフレキシブル表示パネル100の表示面積をセンシングする。
【0036】
センサ300は、互いに隣接して配置される第1発光部310および第1受光部320を含むフォトセンサである。
【0037】
第1発光部310は認識パターン110方向に光を発光し、第1受光部320は第1発光部310から発光して認識パターン110によって反射する光を受光する。
【0038】
センサ300は、第1発光部310および第1受光部320を利用して認識パターン110を認識してハウジング200に対して出入し、外部に露出されたフレキシブル表示パネル100の表示面積をセンシングする。具体的に、図3(b)に示すように、フレキシブル表示パネル100がハウジング200に対して第1方向に出入するとき、第1発光部310から発光した光が認識パターン110の第2サブパターン112のみで反射して第1受光部320によって認識されるため、センサ300は第1受光部320で認識された第2サブパターン112の個数をカウント(count)してフレキシブル表示パネル100がハウジング200に対して第1方向に出入し、露出された表示面積をセンシングする。センサ300がセンシングしたフレキシブル表示パネル100の露出された表示面積に関する信号は、制御部400に送信される。
【0039】
図4は、本発明の第1実施形態に係る表示装置のフレキシブル表示パネルが表示するイメージを示す図である。
【0040】
図4に示すように、制御部400は、センサ300およびフレキシブル表示パネル100と連結しており、センサ300がセンシングしたフレキシブル表示パネル100の露出された表示面積に対応するイメージをフレキシブル表示パネル100に表示する。
【0041】
具体的に、図4(a)に示すように、フレキシブル表示パネル100がハウジング200に対して第1方向に第1出入して第1表示面積(DS1)が露出されれば、センサ300はこの第1表示面積(DS1)をセンシングして第1表示面積(DS1)に関する信号を制御部400に送信し、制御部400はこの信号を受信してフレキシブル表示パネル100の第1表示面積(DS1)に対応する第1サイズのイメージを表示する。
【0042】
また、図4(b)に示すように、フレキシブル表示パネル100がハウジング200に対して第1方向に第2出入し、第1表示面積(DS1)に比べて大きい第2表示面積(DS2)が露出されれば、センサ300はこの第2表示面積(DS2)をセンシングして第2表示面積(DS2)に関する信号を制御部400に送信し、制御部400はこの信号を受信してフレキシブル表示パネル100の第2表示面積(DS2)に対応する第2サイズのイメージを表示する。
【0043】
さらに、図4(c)に示すように、フレキシブル表示パネル100がハウジング200に対して第1方向に第3出入し、第2表示面積(DS2)に比べて大きい第3表示面積(DS3)が露出されれば、センサ300はこの第3表示面積(DS3)をセンシングして第3表示面積(DS3)に関する信号を制御部400に送信し、制御部400はこの信号を受信してフレキシブル表示パネル100の第3表示面積(DS3)に対応する第3サイズのイメージを表示する。
【0044】
以上のように、本発明の第1実施形態に係る表示装置は、センサ300がフレキシブル表示パネル100に形成された認識パターン110を認識し、ハウジング200に対して出入して外部に露出されたフレキシブル表示パネル100の表示面積をセンシングし、この表示面積に対応するイメージがフレキシブル表示パネル100に表示されることにより、フレキシブル表示パネル100のフレキシブル特性に最適化したイメージを表示する表示装置が提供される。
【0045】
特に、本発明の第1実施形態に係る表示装置は、ハウジング200内部に位置するセンサ300を利用してフレキシブル表示パネル100に形成された認識パターン110を認識し、ハウジング200の内部に対して出入して外部に露出されたフレキシブル表示パネル100の表示面積をセンシングするため、フレキシブル表示パネル100の露出された板面がハウジング200から排出されて非線形的に湾曲したとしても、正確にハウジング200から排出され、外部に露出されたフレキシブル表示パネル100の表示面積をセンシングすることができる。
【0046】
すなわち、本発明の第1実施形態に係る表示装置は、フレキシブル表示パネル100がハウジング200から排出された後の全体面積をセンシングするのではなく、フレキシブル表示パネル100がハウジング200に対して出入するとき、センサ300がリアルタイムでフレキシブル表示パネル100の認識パターン110を認識して外部に露出されたフレキシブル表示パネル100の表示面積をセンシングするため、フレキシブル表示パネル100の露出された板面が柔軟性に伴って非線形的に湾曲したとしても、外部に露出された正確なフレキシブル表示パネル100の表示面積をセンシングし、この表示面積に対応するサイズのイメージを表示することができる。
【0047】
さらに、本発明の第1実施形態に係る表示装置は、ロール部210の回転数をカウントして間接的にフレキシブル表示パネル100の表示面積をセンシングしたり、赤外線または超音波などの距離測定手段を利用しながら、広がった後のフレキシブル表示パネル100の表示面積をセンシングするのではなく、フレキシブル表示パネル100のフレキシブルな特性を考慮した上で、ハウジング200に対してフレキシブル表示パネル100が出入するとき、フレキシブル表示パネル100に形成された認識パターン110をリアルタイムで認識してフレキシブル表示パネル100の露出された表示面積をセンシングするため、フレキシブル表示パネル100の可変的な表示面積に対応する正確なサイズのイメージが可変的にフレキシブル表示パネル100に表示される。これは、表示装置に対するユーザの全体的な満足度を向上させる要因として作用する。
【0048】
以下、図5を参照しながら、本発明の第2実施形態に係る表示装置について説明する。
【0049】
図5は、本発明の第2実施形態に係る表示装置のフレキシブル表示パネルを示す図である。図5に示すように、本発明の第2実施形態に係る表示装置のフレキシブル表示パネル102は、イメージを表示する表示領域(DA)と、表示領域(DA)に隣接する非表示領域(NDA)と、非表示領域(NDA)に位置する認識パターン120とを含む。
【0050】
認識パターン120は、フレキシブル表示パネル102の上面、下面、または隣接する両基板の間に位置してもよく、フレキシブル表示パネル102を構成する配線またはタッチセンサなどを形成するときに同時に形成されてもよい。認識パターン120は、フレキシブル表示パネル102がハウジング200に対して出入する方向の第1方向に沿って配置されている。認識パターン120は、第1方向に沿って配置されたバーコード形態を有する。
【0051】
センサ300は、認識パターン120のバーコードを認識してハウジング200に対して出入し、外部に露出されたフレキシブル表示パネル102の表示面積をセンシングする。
【0052】
具体的に、フレキシブル表示パネル102がハウジング200に対して第1方向に出入するとき、センサ300はフレキシブル表示パネル102の認識パターン120のバーコードを直接スキャン(scan)し、フレキシブル表示パネル102の現在露出された表示面積をセンシングする。
【0053】
以上のように、本発明の第2実施形態に係る表示装置は、認識パターン120がバーコード形態を有しており、センサ300が認識パターン120のバーコードを直接スキャンしてフレキシブル表示パネル102の現在露出された表示面積をセンシングし、この表示面積に対応するイメージがフレキシブル表示パネル102に表示されることにより、フレキシブル表示パネル102のフレキシブル特性に最適化したイメージを表示する表示装置が提供される。
【0054】
以下、図6を参照しながら、本発明の第3実施形態に係る表示装置について説明する。
【0055】
図6は、本発明の第3実施形態に係る表示装置のフレキシブル表示パネルを示す図である。図6に示すように、本発明の第3実施形態に係る表示装置のフレキシブル表示パネル103は、イメージを表示する表示領域(DA)と、表示領域(DA)に隣接する非表示領域(NDA)と、非表示領域(NDA)に位置する認識パターン130とを含む。
【0056】
認識パターン130は、フレキシブル表示パネル103の上面、下面、または隣接する両基板の間に位置してもよく、フレキシブル表示パネル103を構成する配線またはタッチセンサなどを形成するときに同時に形成されてもよい。認識パターン130は、フレキシブル表示パネル103がハウジング200に対して出入する方向の第1方向に沿って配置されている。認識パターン130は、第1方向に沿って設定された記号形態を有する。
センサ300は、認識パターン130の設定された記号を認識してハウジング200に対して出入し、外部に露出されたフレキシブル表示パネル103の表示面積をセンシングする。
【0057】
具体的に、フレキシブル表示パネル103がハウジング200に対して第1方向に出入するとき、センサ300はフレキシブル表示パネル103の認識パターン130の設定された記号を直接スキャン(scan)し、フレキシブル表示パネル103の現在露出された表示面積をセンシングする。一例として、認識パターン130が設定された記号としてアラビア数字の形態であるとき、センサ300が数字「5」をスキャンすれば、外部に露出されたフレキシブル表示パネル103の表示面積は第5段階を有する状態であるので、フレキシブル表示パネル103には第5段階に対応するサイズを有するイメージが表示されてもよい。
【0058】
以上のように、本発明の第3実施形態に係る表示装置は、認識パターン130が設定された記号形態を有しており、センサ300が認識パターン130の設定された記号を直接スキャンしてフレキシブル表示パネル103の現在露出された表示面積をセンシングし、この表示面積に対応するイメージがフレキシブル表示パネル103に表示されることにより、フレキシブル表示パネル103のフレキシブル特性に最適化したイメージを表示する表示装置が提供される。
【0059】
以下、図7および図8を参照しながら、本発明の第4実施形態に係る表示装置について説明する。
【0060】
図7は、本発明の第4実施形態に係る表示装置のフレキシブル表示パネルを示す図である。図7に示すように、フレキシブル表示パネル104は、イメージを表示する表示領域(DA)と、表示領域(DA)に隣接する非表示領域(NDA)と、非表示領域(NDA)に位置する認識パターン140とを含む。
【0061】
認識パターン140は、フレキシブル表示パネル104の上面、下面、または隣接する両基板の間に位置してもよく、フレキシブル表示パネル104を構成する配線またはタッチセンサなどを形成するときに同時に形成されたり、フレキシブル表示パネル104を保護することができる追加的なウィンドウ(window)に形成されてもよい。
【0062】
また、認識パターン140は、フレキシブル表示パネル104がハウジング200に対して出入する方向である第1方向に沿って配置されている。認識パターン140は、第1方向に沿って互いに交互に配置された第3サブパターン141および第4サブパターン142を含む。第3サブパターン141は光を透過させる透明素材またはホール(hole)であってもよく、第4サブパターン142は光を遮断する不透明素材であってもよい。
【0063】
図8は、本発明の第4実施形態に係る表示装置のセンシング方法を説明するための図である。図8に示すように、センサ304は、フレキシブル表示パネル104の非表示領域(NDA)に位置する認識パターン140と対応してハウジング200の内部に位置している。センサ304は、認識パターン140を認識してハウジング200に対して出入し、外部に露出されたフレキシブル表示パネル104の表示面積をセンシングする。
【0064】
センサ304は、認識パターン140を間に置いて互いに対向して配置される第2発光部330および第2受光部340を含むフォトセンサである。
【0065】
第2発光部330は認識パターン140方向に光を発光し、第2受光部340は第1発光部310から発光して認識パターン140を透過した光を受光する。
【0066】
センサ304は、第2発光部330および第2受光部340を利用して認識パターン140を認識してハウジング200に対して出入し、外部に露出されたフレキシブル表示パネル104の表示面積をセンシングする。具体的に、フレキシブル表示パネル104がハウジング200に対して第1方向に出入するとき、第2発光部330から発光した光が認識パターン140の第3サブパターン141のみを透過して第2受光部340によって認識されるため、センサ304は第2受光部340で認識された第3サブパターン141の個数をカウント(count)し、フレキシブル表示パネル104がハウジング200に対して第1方向に出入して露出された表示面積をセンシングする。センサ304がセンシングしたフレキシブル表示パネル104の露出された表示面積に関する信号は、制御部400に送信される。
【0067】
以上のように、本発明の第4実施形態に係る表示装置は、センサ304がフレキシブル表示パネル104に形成された認識パターン140を認識してハウジング200に対して出入し、外部に露出されたフレキシブル表示パネル104の表示面積をセンシングし、この表示面積に対応するイメージがフレキシブル表示パネル104に表示されることにより、フレキシブル表示パネル104のフレキシブル特性に最適化したイメージを表示する表示装置が提供される。
【0068】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【符号の説明】
【0069】
100:フレキシブル表示パネル
110:認識パターン
200:ハウジング
210:ロール部
300:センサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
認識パターンを含むフレキシブル表示パネル、
前記フレキシブル表示パネルの表示面積が可変的に露出されるように、前記フレキシブル表示パネルが内部に出入するハウジング、および
前記ハウジングに位置し、前記認識パターンを認識して前記フレキシブル表示パネルの表示面積をセンシングするセンサ、
を含む、表示装置。
【請求項2】
前記センサおよび前記フレキシブル表示パネルと連結しており、前記センサがセンシングした前記フレキシブル表示パネルの表示面積に対応するイメージを前記フレキシブル表示パネルに表示する制御部をさらに含む、請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記フレキシブル表示パネルは、前記イメージを表示する表示領域および前記表示領域に隣接する非表示領域をさらに含み、
前記認識パターンは前記非表示領域に位置する、請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記フレキシブル表示パネルは、前記ハウジングに対して一方向に出入し、
前記認識パターンは、前記一方向に沿って前記フレキシブル表示パネルに形成される、請求項1に記載の表示装置。
【請求項5】
前記認識パターンは、
前記一方向に沿って互いに交互に配置され、光を吸収する第1サブパターンおよび光を反射する第2サブパターンを含み、
前記センサは、互いに隣接して配置される第1発光部および第1受光部を含むフォトセンサである、請求項4に記載の表示装置。
【請求項6】
前記認識パターンはバーコード形態を有し、
前記センサは前記バーコードを認識する、請求項4に記載の表示装置。
【請求項7】
前記認識パターンは記号形態を有し、
前記センサは前記記号を認識する、請求項4に記載の表示装置。
【請求項8】
前記認識パターンは、
前記一方向に沿って互いに交互に配置され、光を透過させる第3サブパターンおよび光を遮断する第4サブパターンを含み、
前記センサは、前記認識パターンを間に置いて互いに対向して配置される第2発光部および第2受光部を含むフォトセンサである、請求項4に記載の表示装置。
【請求項9】
前記ハウジングは、
前記ハウジング内部に位置し、前記フレキシブル表示パネルが巻かれるロール部を含む、請求項1〜8のうちのいずれか一項に記載の表示装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−37330(P2013−37330A)
【公開日】平成25年2月21日(2013.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−251519(P2011−251519)
【出願日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【出願人】(512187343)三星ディスプレイ株式會社 (73)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Display Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】95,Samsung 2 Ro,Giheung−Gu,Yongin−City,Gyeonggi−Do,Korea
【Fターム(参考)】