説明

表面処理液の製造方法

【課題】 ガラス面、光沢のある金属面や塗装面、プラスチック面の拭掃は勿論、処理液によって処理された面が光沢を失わないで汚れを防ぎ、長期間その効果が持続する表面処理液の製造方法を提供する。
【解決手段】 高速回転機能を有する撹拌機の回転槽内に、エタノ−ル60%、精製水39,7%、弗素0,7% の割合で投入した後、20000回転乃至25000回転の速度で10数分回転させる表面処理液の製造方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はガラス面や光沢のある金属面や塗装面、プラスチック面に噴射または塗布した後、布材等で拭きとることによって光沢面を長期間保護すると共に、塵や埃が付着した場合、ハタキや乾燥した布材で軽く拭くだけで完全に拭き取ることが出来、生物に害を及ぼさない表面処理液の製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ガラス面や光沢のある金属の汚れや塗装面、プラスチック面の塵挨の付着を防止すると共に、防止しきれず付着する汚れを容易に取り除くことができるような処理液は各種各様、枚挙に暇のないほど数多く提供されている。
【先行技術文献】
【0003】
【特許文献】
【特許文献】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、これまでに提供されている、汚れや塵埃の付着を防止する表面処理液は汚れたガラス面、光沢のある金属面や塗装面、プラスチック面に吹き付け又は塗布した後、布材で拭き取ることによって塵埃その他の付着物を取り除き、拭き取った後は元の光沢のある面に戻るようになっているが、光沢のある面を長期間持続させることはできない欠点があった。
従って降雨の多い地方や雨期の続く季節には頻繁に表面処理液によって汚れた面を拭掃しなければならなかった。
本発明は汚れたガラス面、光沢のある金属面や塗装面、プラスチック面の拭掃は勿論、処理液によって処理された面が光沢を失わないで汚れを防ぎ、長期間に渡り効果が持続し、使用素材はエタノ−ル、精製水、弗素樹脂のみの使用で、界面活性剤等は不使用で相手素材面上に弗素樹脂以外の素材が残留することがなく生物に無害の表面処理液の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため本発明は、高速回転機能を有する撹拌機の回転槽内にエタノ−ル(CH CH OH)60%、精製水(HO)39,7%、弗素(F)0,3%の割合で投入し、20000回転乃至25000回転の速度で10数分間回転させる。
このような高速回転撹拌処理することによって表面処理液が完成する。
【発明の効果】
【0006】
上記のような工程によって製造された表面処理液には次のような効果がある。
汚れたガラス面、光沢のある金属面や塗装面、プラスチック面に噴霧又は布材等で均一に塗布した後、乾いた布材で付着した表面処理液をガラス面、金属面 塗装面、プラスチック面から取り除くように払拭すると汚れた面の汚れが取り除かれると同時に、それぞれの面の微細凹部に表面処理液が付着することによって、光沢のある面となり、しかも光沢のある面が長期間持続すると共に汚れを防ぐ効果を発揮する。
又、本発明の表面処理液は人や動物が誤って飲んでも害を及ぼすことはない。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
高速回転機能を有する撹拌機の回転槽内にエタノ−ル、精製水(蒸留水)、弗素をそれぞれ次のような割合で投入する。
エタノ−ル(CH,CH OH) 60%
精製水(HO) 39,7%
弗素(F) 0,3%
上記のような割合で投入された撹拌機の回転槽を20000回転乃至25000回転の高速で10数分間、回転撹拌処理を行なう。
このように所定量のエタノ−ル、精製水、弗素を投入し、所定時間高速回転撹拌処理を行なうことによって高性能の表面処理液が精製される。
このように精製された表面処理液であっても、長い時間放置しておくと弗素は微粉であっても沈澱する恐れがあるので、精製後、速やかに小型容器(販売するための小瓶)に移し代えて置く必要がある。
本発明によって精製された表面処理液は先述のように、容器に封入したまま長い時間動かさずに置くと微粉であっても弗素は沈殿するので、使用する前に必ず容器をよく振ってから使用する必要がある。
又、使用にあたっては汚れの着いたガラス面や光沢のある金属面、塗装面に満遍なく塗布した後、乾燥した汚れのない布材で拭くことによって元の光沢のあるガラス面、金属面、プラスチック面に復帰すると共にその効果は長期間に亘って持続する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
高速回転機能を有する撹拌機の回転槽内にエタノ−ル(CH CH OH)を60%、精製水(H0)39,7%、弗素(F)0,3%の割合で投入した後、20000回転乃至25000回転の速度で、およそ10数分間回転させることを特徴とする表面処理液の製造方法。

【公開番号】特開2011−245466(P2011−245466A)
【公開日】平成23年12月8日(2011.12.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−133392(P2010−133392)
【出願日】平成22年5月25日(2010.5.25)
【出願人】(592263540)
【Fターム(参考)】