説明

製品評価支援方法および製品評価支援装置

【課題】ソフトウェア製品を操作したユーザが意識していない問題点に対しても評価コメントが得られ、かつ、短期間にソフトウェア製品のユーザ評価を行う。
【解決手段】Webアプリケーション70の操作画面を表示する表示装置14と、マウス16を具備するクライアントPC10が行う製品評価支援方法であって、この操作画面がマウス16によって操作されていない操作停滞時間、または、この操作画面に於けるカーソル移動距離により、Webアプリケーション70の操作画面に対する操作上の問題点を検知する処理と、この操作上の問題点を検知したときに、表示装置14に評価コメント収集ダイアログを表示して評価コメントを収集する処理と、この評価コメントを、製品評価支援サーバ50の評価コメントDB53に保存する処理とを行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ソフトウェア製品の使用感の評価を支援する製品評価支援方法および製品評価支援装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザ・エクスペリエンスとは、ユーザ(クライアント)がソフトウェア製品を使用したときに、「うれしさ・楽しさ」を実感してもらうことである。近年のソフトウェア開発に於いて、ソフトウェア製品の使用により、ユーザ(クライアント)に更に多くの「うれしさ・楽しさ」を実感してもらうこと、すなわち、ユーザ・エクスペリエンスを向上させることは、必須の課題である。大手ソフトウェアベンダ(製品開発元)は、ユーザ・エクスペリエンスのガイドラインを作成してソフトウェア製品の開発を行っている。ユーザ・エクスペリエンスを向上させることで、顧客満足度が向上し、多くのユーザ(クライアント)を獲得可能だからである。ユーザ・エクスペリエンスを向上させるためには、ユーザ(クライアント)がソフトウェア製品を操作した体験から得られる評価情報を、ソフトウェアベンダ(製品開発元)が収集することが必要である。
【0003】
従来のソフトウェア製品の評価に於いて、ソフトウェアベンダ(製品開発元)がユーザ(クライアント)に対してソフトウェア製品のベータ版(開発途上版)を配布し、一定期間に亘ってユーザにベータ版を操作いただいた後、ユーザから評価コメントを収集する方法が行われている。ソフトウェアベンダ(製品開発元)は、収集した評価コメントを分析し、ソフトウェア製品に反映させることで、ソフトウェア製品のユーザ・エクスペリエンスを向上させている。
【0004】
特許文献1では、ソフトウェア製品のタスクの遂行に於ける操作履歴(クリック回数やマウスの移動座標など)と生体情報(視線の方向や移動距離、移動の早さ、脳波など)を用いて、ISO9241−11(「Ergonomic requirements for office work with visual display terminals.」Part 11: Guidance on Usability (1998))で定義されたユーザビリティの評価尺度(有効さ、効率、満足度)を計算する発明が開示されている。特許文献1の発明は、Web(World Wide Web)サイトなどのユーザビリティを評価し、かつ、ユーザビリティの低下を引き起こしている箇所を発見できるように構成されている。
【0005】
非特許文献1には、Webサイトの使いやすさに係る問題点を把握可能な発明が開示されている。非特許文献1の発明は、ユーザがWeb画面の操作に違和感や不満などを抱いたときに、その感情に合うボタンを押して評価コメントを入力可能とするシステムである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2005−216311号公報
【非特許文献】
【0007】
【非特許文献1】「CUTEWeb 御説明会資料」、[online]、平成16年5月26日、株式会社日立情報制御ソリューションズ、平成23年3月31日検索、(URL:http://www.hitachi-ics.co.jp/topics/news/040526.pdf)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ユーザ・エクスペリエンス向上のためには、ユーザの体験に基づいた評価が重要である。そのため、ソフトウェアベンダ(製品開発元)は、ソフトウェア製品のベータ版をユーザに配布して評価情報の収集を行い、評価情報の検討に基づいて、ソフトウェア製品への反映と再評価を行うことがある。しかし、これを実践するためには多額のコストが掛るという課題と、再評価の完了までには多くの時間を要するという課題がある。更に、アンケートやインタビューにより評価コメントなどを収集する方法は、ユーザが前から意識している問題点しか収集できないという課題がある。
【0009】
特許文献1の発明では、ユーザが意識しなかった問題点についても抽出可能である。しかし、ユーザ・エクスペリエンスの向上にはユーザが何か感じた時点での生の声(評価コメント)を得ることが重要である。GUI(Graphical User Interface)を利用したソフトウェア製品に於いては、定量的に判断できないユーザの感覚による問題点が多く存在するからである。しかし、特許文献1の発明では、ユーザが何か感じた時点での生の声を収集できないという課題がある。
【0010】
非特許文献1の発明では、ソフトウェア製品についてユーザが何か感じた時点に於ける生の声を収集することが可能であるが、ユーザが意識していない問題点は抽出できないという課題がある。更に、非特許文献1の発明では、収集したユーザの生の声から改善案を検討し、その改善案を評価するためには、多くの時間と手間とコストがかかるという課題がある。例えば、ベータ版で得た評価コメントに基づいてソフトウェア製品を開発した場合を考える。この改善したソフトウェア製品を再評価するためには、ユーザに対してソフトウェア製品を再配布し、ユーザの生の声を再び収集する必要がある。
【0011】
そこで、本発明は、ソフトウェア製品を操作したユーザが意識していない問題点に対しても評価コメントが得られ、かつ、短期間にソフトウェア製品のユーザ評価と、当該ユーザ評価を反映したソフトウェア製品の再評価を実施可能とする製品評価支援方法および製品評価支援装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
前記課題を解決し、本発明の目的を達成するために、以下のように構成した。
すなわち、本発明の製品評価支援方法は、製品の操作画面を表示する表示装置と、当該操作画面の構成要素を操作可能とするポインティングデバイスを含む入力装置を具備する製品評価支援装置が行う製品評価支援方法であって、前記操作画面が前記入力装置によって操作されていない操作停滞時間、または、前記操作画面に於ける前記ポインティングデバイスのカーソル移動距離により、前記製品の前記操作画面に対する操作上の問題点を検知する問題点検知処理と、前記操作上の問題点を検知したとき、前記表示装置に評価画面を表示して当該操作上の問題点に対する評価情報を収集すると共に、前記操作画面の前記構成要素に係る改善案選択肢を収集する評価コメント収集処理と、前記評価情報を収集したとき、前記操作上の問題点と前記評価情報を含む組合せを記憶装置に保存する評価コメント保存処理とを行うことを特徴とする。
その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、ソフトウェア製品を操作したユーザが意識していない問題点に対しても評価コメントが得られ、かつ、短期間にソフトウェア製品のユーザ評価と、当該ユーザ評価を反映したソフトウェア製品の再評価が実施可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】第1の実施形態に於ける製品評価支援システムを示す概略の構成図である。
【図2】第1の実施形態に於けるWebアプリケーションの操作例を示す図である。
【図3】第1の実施形態に於けるWebアプリケーションのHtmlデータの例を示す図である。
【図4】第1の実施形態に於けるViewerの画面例を示す図である。
【図5】第1の実施形態に於けるViewerの評価コメント収集ダイアログの例を示す図である。
【図6】第1の実施形態に於けるViewerの改善案作成画面(その1)を示す図である。
【図7】第1の実施形態に於けるViewerの改善案作成画面(その2)を示す図である。
【図8】第1の実施形態に於けるViewerの修正画面と製品の仮想画面を示す図である。
【図9】第1の実施形態に於けるユーザ情報DBを示す概略の構成図である。
【図10】第1の実施形態に於ける閾値情報ファイルの例を示す図である。
【図11】第1の実施形態に於ける評価コメントDBを示す概略の構成図である。
【図12】第1の実施形態に於ける改善案DBを示す概略の構成図である。
【図13】第1の実施形態に於ける設計質問情報DBを示す概略の構成図である。
【図14】第1の実施形態に於ける操作情報DBを示す概略の構成図である。
【図15】第1の実施形態に於ける選択肢パターンファイルの構造例を示す図である。
【図16】第1の実施形態に於ける製品評価支援システムのデータの流れを示す図である。
【図17】第1の実施形態に於ける製品評価支援システムの概略の処理を示す図である。
【図18】第1の実施形態に於けるViewerの製品表示までの処理を示す図である。
【図19】第1の実施形態に於けるViewerの評価コメント収集処理を示す図である。
【図20】第1の実施形態に於けるViewerのGUI変更確認処理を示す図である。
【図21】第1の実施形態に於けるViewerの手動改善案作成処理を示す図である。
【図22】第1の実施形態に於けるViewerのGUI組換処理を示す図である。
【図23】第1の実施形態に於ける質問蓄積Viewerの画面例を示す図である。
【図24】第1の実施形態に於ける質問蓄積Viewerの動作を示すフローチャートである。
【図25】第1の実施形態に於ける質問蓄積Viewerの構成要素マッピング処理を示す図である。
【図26】第1の実施形態に於けるレポート表示アプリケーションの出力結果例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以降、本発明を実施するための形態(「本実施形態」という)を、図等を参照して詳細に説明する。
【0016】
(第1の実施形態の構成)
図1は、第1の実施形態に於ける製品評価支援システムを示す概略の構成図である。
本実施形態の製品評価支援システムは、クライアントコンピュータ(以下、「クライアントPC」という。)10にインストールされているアプリケーションプログラムであるViewer20と、製品評価支援サーバ50にインストールされている製品評価支援サービス60と、開発元コンピュータ(以下、「開発元PC」という。)10Aにインストールされているアプリケーションプログラムである質問蓄積Viewer30と、レポート表示アプリケーション40とを有している。製品評価支援システムは、Viewer20と、製品評価支援サービス60と、質問蓄積Viewer30と、レポート表示アプリケーション40とが、ネットワーク100を介して連動することによって、製品を評価する。ここで製品とは、例えばサービスサーバ50Aで動作しているWebアプリケーション70である。Viewer20がインストールされているクライアントPC10は、本実施形態における製品評価支援装置である。
ここでWebアプリケーションとは、Webを介してサーバにアクセスすることで実行されるアプリケーションのことを言い、例えば、電子掲示板、電子店舗、または、電子予約システムなどである。Webアプリケーションは、Html(HyperText Markup Language)のほか、PerlやPHP(Hypertext Preprocessor)を用いたCGI(Common Gateway Interface)、Java(登録商標)Scriptを用いたAjax(Asynchronous JavaScript + XML)、Adobe Flash(登録商標)などによって開発される。
本実施形態のWebアプリケーション70は、サービスサーバ50AからHTTP(Hypertext Transfer Protocol)によってHtml(HyperText Markup Language)文書が送信され、このHtml文書がクライアントPC10のブラウザで解釈されることにより実行される。
【0017】
《クライアントPCの構成》
クライアントPC10は、Webアプリケーション70を使用するユーザが操作するコンピュータである。
クライアントPC10は、CPU(Central Processing Unit)11と、メインメモリ12と、ハードディスク13と、例えば液晶ディスプレイなどである表示装置14と、入力装置であるキーボード15と、入力装置かつポインティングデバイスであるマウス16とを具備し、ネットワーク100を介して他のコンピュータと通信可能に接続されている。メインメモリ12には、予めインストールされているViewer20が格納されている。CPU11と、メインメモリ12と、ハードディスク13とは、内部バスによって相互に接続されている。
【0018】
Viewer20は、製品表示部21と、操作情報収集処理部22と、問題点検知処理部23と、評価コメント収集処理部24と、構造解析処理部25と、GUI(Graphical User Interface)組換処理部26と、修正画面操作処理部27とを有している。Viewer20は、製品評価支援プログラムの一部であり、製品評価支援サービス60と連動して、後述するサービスサーバ50Aで動作するWebアプリケーション70の評価を支援する。
【0019】
製品表示部21は、ソフトウェア製品であるWebアプリケーション70を表示する。操作情報収集処理部22は、Webアプリケーション70の操作情報を操作情報DB56に収集する。問題点検知処理部23は、Webアプリケーション70の当該操作画面が入力装置によって操作されていない操作停滞時間、および、この操作画面に於けるマウス16のカーソル移動距離を取得し、それぞれ閾値と比較する。当該操作画面が入力装置によって操作されていない操作停滞時間とは、例えば、当該操作画面を最前面に表示している状態において、マウス16が当該操作画面に於いて停止していた時間の総和である。この操作画面に於けるマウス16のカーソル移動距離とは、例えば、この操作画面を開いたのち、当該操作画面を他の全てのウインドウのうち最前面に表示している状態において、マウス16のカーソルが移動した距離の総和である。
【0020】
評価コメント収集処理部24は、この操作画面に対する操作上の問題点を検知したとき、表示装置14に、後述する図5に示す評価コメント収集ダイアログ202を表示して操作上の問題点に対する評価情報を収集すると共に、この操作画面の構成要素に係る改善案選択肢を収集する。構造解析処理部25は、Webアプリケーション70の構成要素を解析する。GUI組換処理部26は、Webアプリケーション70の操作画面と改善案による修正画面との相互変換情報を作成する。修正画面操作処理部27は、操作画面と改善案選択肢による修正画面との相互変換情報に基づいて、修正画面を操作可能に表示する。
【0021】
《開発元PCの構成》
開発元PC10Aは、例えばWebアプリケーション70の製品開発元が操作するコンピュータである。
開発元PC10Aは、図示しないCPUおよびハードディスクと、メインメモリ12とを具備している。開発元PC10Aには、クライアントPC10と同様に、図示しない表示装置と、入力装置である図示しないキーボードと、入力装置である図示しないマウスとを具備し、ネットワーク100を介して他のコンピュータと通信可能に接続されている。開発元PC10Aのメインメモリ12には、予めインストールされている質問蓄積Viewer30と、レポート表示アプリケーション40とが格納されている。
【0022】
質問蓄積Viewer30とレポート表示アプリケーション40は、製品評価支援プログラムの一部である。質問蓄積Viewer30は、製品評価支援サービス60と連動して、Webアプリケーション70への質問を製品評価支援サーバ50のデータベースに蓄積する。レポート表示アプリケーション40は、製品評価支援サービス60と連動して、Webアプリケーション70の評価結果をレポートとして表示する。
レポート表示アプリケーション40は、レポート表示処理部41を有している。レポート表示処理部41は、Webアプリケーション70の評価結果をレポートとして表示または印刷する。
【0023】
《製品評価支援サーバの構成》
製品評価支援サーバ50は、例えば、製品評価支援システムのベンダ(製品開発元)が管理するサーバコンピュータである。なお、図面では製品評価支援サーバ50を単に「Server」と記載している場合がある。
【0024】
製品評価支援サーバ50は、クライアントPC10と同様に、CPU11と、メインメモリ12と、ハードディスク13と、図示しない表示装置と、図示しないキーボードと、図示しないマウスとを具備し、ネットワーク100を介して他のコンピュータと通信可能に接続されている。なお、図面では、製品評価支援サービス60を「Service」と記載している場合がある。CPU11と、メインメモリ12と、ハードディスク13とは、クライアントPC10と同様に、内部バスによって相互に接続されている。
【0025】
メインメモリ12には、予めインストールされている製品評価支援サービス60が格納されている。製品評価支援サービス60は、評価コメント保存処理部63と、改善案保存処理部64と、質問蓄積処理部65と、改善案提示処理部67と、レポート集計処理部68とを有している。なお、図面では製品評価支援サービス60を単に「Service」と記載している場合がある。
【0026】
ハードディスク13には、ユーザ情報データベース(以下、「DB」という。)51と、複数の閾値情報ファイル52と、評価コメントDB53と、改善案DB54と、設計質問情報DB55と、操作情報DB56と、複数の選択肢パターンファイル57とが格納されている。
評価コメント保存処理部63は、Viewer20の評価コメント収集処理部24が収集した評価コメントを、評価コメントDB53に保存する。
改善案保存処理部64は、改善案DB54に改善案を保存する。
【0027】
質問蓄積処理部65は、前述した質問蓄積Viewer30と連動して、Webアプリケーション70の操作要素に係る所定の設計質問を、設計質問情報DB55に蓄積する。
改善案提示処理部67は、操作要素に係る改善案選択肢が格納されている選択肢パターンファイル57に基づいて、操作画面の操作要素に係る改善案選択肢をユーザに提示する。
【0028】
レポート集計処理部68は、製品評価支援サーバ50に格納されている各種データベースに格納された情報から、ソフトウェア製品に係る評価レポートを集計する。
【0029】
《サービスサーバの構成》
サービスサーバ50Aは、例えば、製品開発元が管理するサーバコンピュータである。
サービスサーバ50Aは、製品評価支援サーバ50と同様に、図示しないCPUとハードディスクと、メインメモリ12と、図示しない表示装置と、図示しないキーボードと、図示しないマウスとを具備し、ネットワーク100を介して他のコンピュータと通信可能に接続されている。メインメモリ12には、インターネットを介して電子掲示板、電子店舗、電子予約システムなどに代表される各種Webサービスを提供するWebアプリケーション70が格納されている。図示しないCPUとハードディスクと、メインメモリ12とは、製品評価支援サーバ50と同様に、内部バスによって相互に接続されている。
【0030】
図2は、第1の実施形態に於けるWebアプリケーションの操作例を示す図である。
操作画面700は、Webアプリケーション70を操作する画面であり、クライアントPC10が具備している表示装置14上に表示される。この操作画面700は、例えばクライアントPC10にインストールされている図示しないブラウザに、サービスサーバ50AのURL(Uniform Resource Locator)を入力することによって表示される。
【0031】
操作画面700は、構成要素であるボタン700a,700b,700cを有している。これらの構成要素であるボタン700a,700b,700cは、入力装置であるマウス16、キーボード15などによって操作可能である。図2に於いては、操作画面700上に、矢印状のマウスカーソルとマウス16の軌跡とが図示されているが、実際には、表示装置14にマウス16の軌跡は表示されない。
操作画面700が操作しにくい場合には、図2に示すようにマウス16の軌跡であるカーソル移動距離が長くなる。操作画面700が操作しにくい場合には、操作画面700がマウス16によって操作されていない操作停滞時間が長くなる。
【0032】
図3は、第1の実施形態に於けるWebアプリケーションのHtmlデータの例を示す図である。
このHtml(HyperText Markup Language)データは、全体が<HTML>〜</HTML>タグで囲われており、このデータがHtml文書であることを宣言している。
この<HTML>〜</HTML>タグの中に記載されている<head>〜</head>タグには文書のヘッダ情報が記述され、<BODY>〜</BODY>タグには、実際にブラウザに表示される文書の本体が記述されている。
【0033】
この<head>〜</head>タグの中に記載されている<title>〜</title>タグは、この画面のタイトルを示している。ここでは、画面のタイトルが「UserAdmin」であることを示している。
この<BODY>〜</BODY>タグの中に記載されている<INPUT>タグは、このHtml文書によって表示される操作画面に於ける構成要素を定義する。1番目の<INPUT>タグには、type属性がbutton、value属性が「追加」と定義されているので、「追加」と表示された汎用ボタンが定義されている。このタグにより、構成要素である「追加ボタン」が定義される(図2の符号700a参照)。
【0034】
2番目の<INPUT>タグには、type属性がbutton、value属性が「削除」と定義されているので、「削除」と表示された汎用ボタンが定義されている。このタグにより、構成要素である「削除ボタン」が定義される(図2の符号700b参照)。
3番目の<INPUT>タグには、type属性がbutton、value属性が「編集」と定義されているので、「編集」と表示された汎用ボタンが定義されている。このタグにより、構成要素である「編集ボタン」が定義される(図2の符号700c参照)。
【0035】
<DIV>〜</DIV>タグは、囲んだ範囲をひとつの単位として定義する。<DIV>〜</DIV>タグの中に記載されている<TABLE>〜</TABLE>タグは、表を作成する。このタグにより、構成要素である「表」が定義される。
<TR>〜</TR>タグは、表の横一行を定義し、さらにその中に<TH>〜</TH>タグや <TD>〜</TD>タグによって、表の各セルを定義する。
【0036】
<TH>〜</TH>タグは、表の見出しであるヘッダセルを定義し、ブラウザ上では太字でセンタリングされて表示される。<TD>〜<TD>タグは、表の内容であるデータセルを定義する。
図3に示すHtmlデータによって、表の1行目に、3列のヘッダセル「列A」、「列B」、「列C」が表示される。表の2行目に、3列のデータセル「データ1」、「データ2」、「データ3」が表示される。表の3行目に、3列のデータセル「データ4」、「データ5」、「データ6」が表示される。表の4行目に、3列のデータセル「データ7」、「データ8」、「データ9」が表示される。表の5行目に、3列のデータセル「データ10」、「データ11」、「データ12」が表示される。
【0037】
図4(a),(b)は、第1の実施形態に於けるViewerの画面例を示す図である。
図4(a)は、起動ユーザの確認ダイアログ200の例である。
起動ユーザの確認ダイアログ200は、タイトルバーに「起動ユーザの確認」が表示され、画面上に「ユーザ名を入力してください。」のメッセージが表示されている。その下部には、ユーザ名入力テキストボックス200aが表示されている。ユーザ名入力テキストボックス200aは、Viewer20を起動したユーザ名を入力するテキストボックスである。
画面の最下部には、OKボタン200bと、Cancelボタン200cとが表示されている。OKボタン200bは、次の画面である画面201に遷移するときに用いられる。Cancelボタン200cは、起動したViewer20を終了するときに用いられる。
【0038】
図4(b)は、Viewer20の画面201の例である。
Viewer20の画面201は、画面上部にURL入力部201aが表示され、その下側には製品表示部201bが表示されている。
URL入力部201aは、ユーザが評価対象の製品ソフトウェアのURL、例えばWebアプリケーション70のURLを入力する部位である。
製品表示部201bは、評価対象のソフトウェア製品を表示する部位であり、図4(b)では、Webアプリケーション70の操作画面700が表示されている。
【0039】
図5(a),(b)は、第1の実施形態に於けるViewerの評価コメント収集ダイアログの例を示す図である。
図5(a)は、操作停滞時間が所定値を超えた場合、または、この操作画面に於けるマウス16のカーソル移動距離の総和が所定値を超えた場合の評価コメント収集ダイアログ202の例が示されている。
【0040】
評価画面である評価コメント収集ダイアログ202は、要素の選択コンボボックス202aと、問題項目コンボボックス202bと、改善案コンボボックス202cと、自由記述テキストエリア202dと、送信ボタン202eと、キャンセルボタン202fとを有している。
要素の選択コンボボックス202aは、Viewer20の操作画面の構成要素のうち1つが表示され、要素の選択コンボボックス202aの右端部をクリックすることで、Viewer20の操作画面の全ての構成要素が選択可能にメニュー表示される。
【0041】
問題項目コンボボックス202bは、要素の選択コンボボックス202aで選択された構成要素に係る問題項目のうち1つが表示され、問題項目コンボボックス202bの右端部をクリックすることで、全ての問題項目が選択可能にメニュー表示される。
改善案コンボボックス202cは、問題項目コンボボックス202bで選択された問題項目に係る改善案の1つが表示され、改善案コンボボックス202cの右端部をクリックすることで、全ての改善案が選択可能にメニュー表示される。
要素の選択コンボボックス202a、問題項目コンボボックス202b、および、改善案コンボボックス202cに表示される改善案選択肢は、製品評価支援サーバ50に格納されている選択肢パターンファイル57に基づいている。選択肢パターンファイル57は、改善案提示処理部67によって解析され、評価コメント収集処理部24に送信される。
【0042】
自由記述テキストエリア202dは、この操作画面700に係る自由記述コメントを入力するテキストエリアである。
送信ボタン202eは、この操作画面700に係る自由記述コメントと、構成要素に係る改善案選択肢を送信するボタンである。
キャンセルボタン202fは、この評価コメント収集ダイアログ202に入力された内容をキャンセルするボタンである。
【0043】
図5(b)は、所定の設計質問に係る構成要素が入力装置によって操作されたときの評価コメント収集ダイアログ202Aの例が示されている。
図5(b)の評価コメント収集ダイアログ202Aは、図5(a)の評価コメント収集ダイアログ202に加えて、更に設計質問202gを有し、要素の選択コンボボックス202aは、入力装置によって操作された構成要素がデフォルトで表示されている他は、図5(a)の評価コメント収集ダイアログ202と同様の構成を有している。
要素の選択コンボボックス202aは、Viewer20の操作画面の構成要素のうち、入力装置によって操作された構成要素が表示されている。要素の選択コンボボックス202aは、要素の選択コンボボックス202aの右端部をクリックすることで、Viewer20の操作画面の全ての構成要素が選択可能にメニュー表示される。
設計質問202gは、入力装置によって操作された構成要素に係る所定の設計質問が表示される。これにより、操作された構成要素に係る所定の設計質問に対するユーザの評価コメントを収集可能である。
【0044】
図6(a),(b)は、第1の実施形態に於けるViewerの改善案作成画面(その1)を示す図である。
図6(a)は、GUI変更確認ダイアログ203を示している。
GUI変更確認ダイアログ203は、画面201の全面に表示され、GUI変更確認メッセージ203aと、「はい」ボタン203bと、「いいえ」ボタン203cとを有している。GUI変更確認ダイアログ203は、Viewer20の画面201から呼び出されるダイアログである。GUI変更確認メッセージ203aは、「この画面を変更しますか?」の文字列が表示されている。
「はい」ボタン203bをクリックすることで、Viewer20の画面201の製品表示部201bに表示されている操作画面700を変更する。
【0045】
図6(b)は、GUI変更方法の選択ダイアログ204を示している。
GUI変更方法の選択ダイアログ204は、「この画面の修正」ラジオボタン204aと、「他の画面に移動」ラジオボタン204bと、OKボタン204cと、Cancelボタン204dとを有している。GUI変更方法の選択ダイアログ204は、Viewer20の画面201から呼び出されるダイアログである。
「この画面の修正」ラジオボタン204aをクリックして選択し、OKボタン204cをクリックすることで、Viewer20は、後述する図7(a)に示す画面内の改善案作成画面201−1に遷移する。具体的には、画面201の製品表示部201bに表示されている操作画面700の構成要素であるボタン700a,700b,700cなどのレイアウト(位置や大きさ)を、画面内で修正するモードに遷移する。
「他の画面に移動」ラジオボタン204bをクリックして選択し、OKボタン204cをクリックすることで、Viewer20は、後述する図7(b)に示す画面間の改善案作成画面201−2に遷移する。具体的には、画面201の製品表示部201bに表示されている操作画面700の構成要素であるボタン700a,700b,700cなどのレイアウト(位置や大きさ)を、画面を跨いで修正するモードに遷移する。
【0046】
図7は、第1の実施形態に於けるViewerの改善案作成画面(その2)を示す図である。
図7(a)は、Viewer20の画面内の改善案作成画面201−1を示している。
画面内の改善案作成画面201−1は、画面201と同様の構成に加えて更に、矩形表示201cを表示可能に構成されている。
例えば、画面内の改善案作成画面201−1の製品表示部201bに表示されている操作画面700の構成要素であるボタン700aをクリックすると、ボタン700aの周囲に矩形表示201cが表示される。ボタン700aの周囲に矩形表示201cが表示されているとき、マウス16の操作によって、構成要素であるボタン700aの位置や大きさが変更可能である。これら構成要素の位置や大きさなどを変更したとき、変更前の位置と変更後の位置とを相互に変換する相互変換情報が作成され、改善案DB54に保存される。
【0047】
図7(b)は、Viewer20の画面間の改善案作成画面201−2を示している。
画面間の改善案作成画面201−2は、画面内の改善案作成画面201−1と同様の構成に加えて更に、サムネイル表示201dを表示可能に構成されている。
サムネイル表示201dは、Webアプリケーション70の操作画面のサムネイル画像700t,701t,702tを選択可能に表示する。図7(b)では、サムネイル画像700tが強調表示され、製品表示部201bに表示されているのは、サムネイル画像700tが示す操作画面700であることを示している。これにより、複数の画面に跨る構成要素の改善案のカスタマイズが可能となる。
【0048】
図8は、第1の実施形態に於けるViewer上の修正画面と製品の仮想画面を示す図である。
画面201−3は、図4(b)に示す画面201と同様の構成を有している。製品表示部201bには、Webアプリケーション70の修正画面700−1が表示されている。この修正画面700−1は、図2に示す操作画面700とは異なり、左からボタン700b,700c,700aの順番に並んでいる他は、図2に示す操作画面700と同様の構成を有している。画面201−3は、表示装置14上に表示されるので、修正画面700−1も表示装置14上に表示され、入力装置であるキーボード15やマウス16などによって操作可能である。
【0049】
更に、Viewer20は、Webアプリケーション70の操作画面700と同様な構成を有する製品の仮想画面700−0を仮想的に作成する。本実施形態に於いて、この製品の仮想画面700−0は、表示装置14上には表示されず、直接には操作できない。
仮想画面700−0の構成要素であるボタン700bの画像情報700b2は、相互変換情報にもとづいて、常に修正画面700−1の構成要素であるボタン700bを更新表示する。ユーザが修正画面700−1上の構成要素であるボタン700bを操作すると、その操作情報700b1は、相互変換情報にもとづいて、仮想画面700−0の構成要素であるボタン700bに送信される。このようにして、ユーザは、仮想画面700−0のボタン700bを操作可能である。ボタン700aも同様に、画像情報700a2に基づいて更新表示可能であり、操作情報700a1に基づいて操作可能である。ボタン700cも同様に、画像情報700c2に基づいて更新表示可能であり、操作情報700c1に基づいて操作可能である。
【0050】
なお、図8では、画面の構成要素のうち、ボタンのみを図示しているが、その他の構成要素であるラジオボタン、チェックボックス、テキストボックス、クリッカブルマップ、テキストエリア、画像、動画など、全ての画面の構成要素は改善案の対象である。
以上により、改善案による修正画面を構成するソースコード(Html文書やCGIスクリプトなど)を新たに作成することなく、短期間かつ廉価に、この修正画面を操作可能である。更に、この改善案の評価コメントを即時に収集可能である。
【0051】
図9は、第1の実施形態に於けるユーザ情報DBを示す概略の構成図である。
ユーザ情報DB51は、Viewer20のユーザの情報を格納するデータベースである。ユーザ情報DB51は、Index51aの項目と、ユーザ名51bの項目とを有している。
Index51aの項目には、追い番が格納されており、ユーザ情報DB51の各レコードを一意に識別する。
ユーザ名51bの項目には、ユーザ名が格納されている。
【0052】
図10は、第1の実施形態に於ける閾値情報ファイルの例を示す図である。
閾値情報ファイル52は、図1に示す製品評価支援サーバ50のハードディスク13に記録され、入力装置の動作を監視する際の閾値情報が格納されている。図10の閾値情報ファイル52には、マウス16の動作を監視する際の閾値が格納されている。
閾値情報ファイル52は、全体が<CommentTime>〜</CommentTime>タグで囲われており、閾値情報が格納されていることを宣言している。
【0053】
<Screen>〜</Screen>タグは、この閾値情報ファイル52によって監視対象となる操作画面を示している。ここでは、id属性「UserAdmin」により、この閾値情報ファイル52は、画面IDが「UserAdmin」である操作画面を監視対象とすることを示している。
<Action>〜</Action>タグは、監視対象画面の操作情報を示している。ここではマウス16のクリックに係る操作情報を監視していることを示している。
<Time>〜</Time>タグは、この操作画面がマウス16によって操作されていない操作停滞時間の閾値を秒単位で示している。ここではマウス16のクリックが5秒以上行われなかったときに、閾値を超えることを示している。
【0054】
<Move>〜</Move>タグは、画面IDが「UserAdmin」である操作画面に於けるマウス16のカーソル移動距離の閾値を画素単位で示している。ここではマウス16のカーソル移動距離が260ドットを超えたとき、閾値を超えることを示している。マウス16のカーソルが右に1ドット、上に1ドット移動した場合、カーソル移動距離は2ドットである。本実施形態のカーソル移動距離の閾値は、画面の解像度(表示装置14が表示する画面の横方向と縦方向の画素数)が1024ドッド×768ドットの場合であり、その他の画面の解像度の場合には、その解像度に応じて閾値が増減される。
例えば、元画面の解像度1024ドッド×768ドットの場合の画面の対角線は、1280ドットである。新画面の解像度が1280ドッド×1024ドットの場合の画面の対角線は、約1639ドットである。画面の対角線のドット数に比例して閾値を増減したとき、新画面の閾値は、新画面の対角線を元画面の対角線で除算した値だけ増減され、333ドットとなる。
【0055】
図11は、第1の実施形態に於ける評価コメントDBを示す概略の構成図である。
評価コメントDB53は、収集した評価コメントを格納するデータベースである。
評価コメントDB53は、Index53aの項目と、画面ID53bの項目と、構成要素53cの項目と、アクション53dの項目と、コメント53eの項目と、改善案ID53fの項目とを有している。
Index53aの項目には、追い番が格納されており、評価コメントDB53の各レコードを一意に識別する。
画面ID53bの項目には、収集した評価コメントに係る操作画面の識別子が格納されている。
【0056】
構成要素53cの項目には、収集した評価コメントに係る操作画面の構成要素の名称が格納されている。所定の設計質問に係る構成要素が操作された場合には、その構成要素の名称が格納される。操作停滞時間の閾値や、カーソル移動距離の閾値を超えた場合、この項目は空白となる。
アクション53dの項目には、収集した評価コメントに係る操作情報が格納されている。所定の設計質問に係る構成要素が操作された場合に、その操作情報がアクション53dの項目に格納される。操作停滞時間の閾値や、カーソル移動距離の閾値を超えた場合、この項目は空白となる。
コメント53eの項目には、収集した評価コメントが格納される。
改善案ID53fの項目には、改善案の識別番号が格納される。この識別番号は、後述する図12に示す改善案DB54のIndex54aと同一である。
【0057】
図12は、第1の実施形態に於ける改善案DBを示す概略の構成図である。
改善案DB54は、操作画面にもとづいて、改善案である修正画面を作成したときの、操作画面と修正画面との相互変換情報が格納されているデータベースである。
改善案DB54は、Index54aの項目と、構成要素54bの項目と、ユーザ名54cの項目と、元画面ID54dの項目と、元座標54eの項目と、新画面ID54fの項目と、新座標54gの項目と、サイズ54hの項目とを有している。
Index54aの項目には、追い番が格納されており、改善案DB54の各レコードを一意に識別する。
構成要素54bの項目には、改善案に係る構成要素の名称が格納されている。
ユーザ名54cの項目には、改善案を作成したユーザ名が格納されている。
元画面ID54dの項目には、改善案に係る構成要素が表示されていた元画面の識別子が格納されている。
【0058】
元座標54eの項目には、改善案に係る構成要素の、元画面に於ける座標を示している。ここでは、改善案に係る構成要素である追加ボタンは矩形であり、この矩形の左上座標と右下座標の組合せによって、構成要素の元画面に於ける座標を示している。
新画面ID54fの項目には、改善案に係る構成要素が表示される新画面の識別子が格納されている。
新座標54gの項目には、改善案に係る構成要素の、新画面に於ける座標を示している。ここでは、改善案に係る構成要素である追加ボタンは矩形であり、この矩形の左上座標と右下座標の組合せによって、構成要素の新画面に於ける座標を示している。
【0059】
サイズ54hの項目には、クライアントPC10の画面の解像度を示している。ここでは、画面の解像度は、横方向が1024ドットで、縦方向が768ドットであることを示している。
【0060】
図13は、第1の実施形態に於ける設計質問情報DBを示す概略の構成図である。
設計質問情報DB55は、質問蓄積Viewer30によって蓄積された質問を格納するデータベースである。
設計質問情報DB55は、Index55aの項目と、画面ID55bの項目と、構成要素55cの項目と、アクション55dの項目と、質問内容55eの項目とを有している。
Index55aの項目には、追い番が格納されており、設計質問情報DB55の各レコードを一意に識別する。
画面ID55bの項目には、後述する質問内容55eに係る構成要素を有する操作画面の識別子が格納されている。
構成要素55cの項目には、後述する質問内容55eに係る構成要素を示す情報が格納されている。
アクション55dの項目には、後述する質問内容55eに係る構成要素に対するアクションを示す情報が格納されている。
質問内容55eの項目には、構成要素に係る所定の設計質問が格納されている。
【0061】
図14は、第1の実施形態に於ける操作情報DBを示す概略の構成図である。
操作情報DB56は、ユーザが画面を操作した情報を格納するデータベースである。
操作情報DB56は、Index56aの項目と、ユーザ名56bの項目と、画面表示時間56cの項目と、画面ID56dの項目と、画面のスナップショット56eの項目と、前画面でのアクション56fの項目とを有している。
Index56aの項目には、追い番が格納されており、操作情報DB56の各レコードを一意に識別する。
ユーザ名56bの項目には、操作画面を操作したユーザのユーザ名が格納されている。
画面表示時間56cの項目には、操作画面の表示時間が格納されている。
画面ID56dの項目には、操作画面の識別子が格納されている。
【0062】
画面のスナップショット56eの項目には、操作画面へのアクションが行われた時点に於ける画面イメージのスナップショットが、バイナリデータとして格納されている。
前画面でのアクション56fの項目には、画面のスナップショット56eを記録した時点に於けるアクションを示す情報が格納されている。
【0063】
図15は、第1の実施形態に於ける選択肢パターンファイルの構造例を示す図である。
選択肢パターンファイル57は、図5に示す評価コメント収集ダイアログ202,202Aに於ける、要素の選択コンボボックス202aと、問題項目コンボボックス202bと、改善案コンボボックス202cに表示される改善案選択肢のツリーを示すものである。
【0064】
第1のノード57aには、選択する構成要素が示されている。第2のノード57bには、問題項目である構成要素の位置とサイズなどが示されている。第3のノード57cには、問題項目に係る改善案が示されている。
【0065】
第1のノード57aの項目は、要素の選択コンボボックス202aに表示される。第2のノード57bの項目は、問題項目コンボボックス202bに表示される。第3のノード57cの項目は、改善案コンボボックス202cに表示される。
本実施形態の選択肢パターンファイル57は、上記のツリーがXML(Extensible Markup Language)形式で格納されている。
【0066】
(第1の実施形態の動作)
図16は、第1の実施形態に於ける製品評価支援システムのデータの流れを示す図である。
図16の製品評価支援システムには、クライアントPC10に於けるViewer20と、表示装置14と、製品評価支援サーバ50に於ける製品評価支援サービス60と、サービスサーバ50Aに於けるWebアプリケーション70と、開発元PC10Aに於ける質問蓄積Viewer30およびレポート表示アプリケーション40とが示されている。サービスサーバ50Aと、開発元PC10Aとは、製品開発元80が管理するコンピュータである。
【0067】
最初に質問蓄積Viewer30から製品評価支援サービス60に向けて、質問蓄積のデータが流れる。これにより、製品評価支援サーバ50に所定の設計質問が蓄積される。
【0068】
次にViewer20とWebアプリケーション70との間には、相互にWebサービスのデータが流れる。Viewer20が受信したWebサービスのデータは、表示装置14で表示される。同時にViewer20と製品評価支援サービス60との間には、相互に製品評価のデータが流れる。
【0069】
Webアプリケーション70の評価が終了すると、製品評価支援サービス60からレポート表示アプリケーション40に向けて、レポートのデータが流れる。このようにして、Webアプリケーション70のユーザ評価が行われる。
【0070】
図17は、第1の実施形態に於ける製品評価支援システムの概略の処理を示す図である。処理の動作主体ごとにフローチャートの各要素は配置されている。処理の動作主体は、ユーザ、Viewer20、製品評価支援サーバ50の製品評価支援サービス60、および、開発元である。
【0071】
《Viewerの動作概要》
ユーザは、処理を開始すると、クライアントPC10からViewer20を起動する。
ステップS10に於いて、ユーザはViewer20を操作し、Viewer20は、製品評価支援サーバ50のユーザ情報DB51を参照し、Viewer20を操作しているユーザ名を特定し、ログイン処理を行う。
【0072】
ステップS11に於いて、ユーザはViewer20を操作し、Viewer20の製品表示部21は、URL入力部201aに入力されたURLに基づき、ソフトウェア製品であるWebアプリケーション70を表示する。このステップS11の処理の完了時点を、ノード1とする。
ステップS12に於いて、ユーザは、Viewer20上で製品を操作する。
ステップS13に於いて、Viewer20の操作情報収集処理部22は、製品評価支援サーバ50の操作情報DB56に操作情報を保存する。
【0073】
ステップS14に於いて、Viewer20の問題点検知処理部23は、製品評価支援サーバ50の設計質問情報DB55を参照し、所定の設計質問の有無を判断する。所定の設計質問が有れば(Yes)、ステップS16の処理を行う。所定の設計質問が無ければ(No)、ステップS15の処理を行う。
【0074】
ステップS15に於いて、Viewer20の問題点検知処理部23は、画面IDに基づいて、製品評価支援サーバ50の閾値情報ファイル52を参照し、無操作時間やマウスカーソルの移動距離である操作要素が閾値を超えているか否かを判断する。操作要素が閾値を超えていたならば(Yes)、ステップS16の処理を行う。操作要素が閾値を超えていなかったならば(No)、ステップS12の処理に戻る。
ステップS16に於いて、Viewer20の評価コメント収集処理部24は、図5に示す評価コメント収集ダイアログ202,202A(ポップアップ)を表示する。
ステップS17に於いて、ユーザは、図5に示す評価コメント収集ダイアログ202,202A(ポップアップ)に評価コメントや改善案選択肢を入力する。
【0075】
ステップS18に於いて、Viewer20の評価コメント収集処理部24は、入力された評価コメントを、製品評価支援サーバ50の評価コメント保存処理部63に送信する。評価コメント保存処理部63は、この評価コメントを評価コメントDB53に保存する。このステップS18の処理の完了時点を、ノード2とする。
【0076】
ステップS19に於いて、Viewer20は、Webアプリケーション70のGUIである操作画面を変更するか否かを確認するため、図6に示すGUI変更方法の選択ダイアログ204を表示する。
ステップS20に於いて、ユーザは、GUI変更方法の選択ダイアログ204に、GUI変更判断を入力する。
【0077】
ステップS21に於いて、Viewer20は、入力されたGUI変更判断に基づき、GUIを変更するか否かを判断する。GUIを変更するならば(Yes)、ステップS22の処理を行う。GUIを変更しないならば(No)、ステップS12の処理に戻る。ステップS21に於いて、GUIを変更しない(No)場合の分岐を、ノード3とする。
【0078】
ステップS22に於いて、Viewer20は、改善案作成処理を行い、製品の操作画面の改善案を作成し、製品評価支援サーバ50の改善案DB54に保存する
ステップS23に於いて、ユーザは、GUIである操作画面のレイアウト変更を行う。
ステップS24に於いて、ユーザは、改善案に基づく修正画面の操作を行う。このとき、Viewer20の修正画面操作処理部27は、修正画面を操作可能に表示する修正画面操作処理を行う。修正画面操作処理部27は、相互変換情報である改善案DB54に基づいて、操作画面の画像情報を修正画面に変換して表示し、修正画面への操作情報を操作画面に変換して操作することにより、修正画面を操作可能に表示する。
【0079】
ステップS25に於いて、Viewer20は、改善案に基づく修正画面から他の画面に遷移したか否かを判断する。修正画面から他の画面に遷移していないならば(No)、ステップS24の処理に戻る。修正画面から他の画面に遷移したならば(Yes)、ステップS16の処理に戻る。
Viewer20は、ユーザの任意のタイミングで終了させることが可能であるため、図17にはViewer20の終了処理を図示していない。
《レポート表示アプリケーション40の動作概要》
開発元は、ユーザの評価が完了すると、開発元PC10Aからレポート表示アプリケーション40を起動する。
【0080】
ステップS30に於いて、製品評価支援サーバ50のレポート集計処理部68は、ユーザ情報DB51、操作情報DB56、評価コメントDB53、改善案DB54を参照し、評価レポートを集計して開発元PC10Aのレポート表示アプリケーション40に送信する。
ステップS31に於いて、レポート表示アプリケーション40のレポート表示処理部41は、評価レポートを、図示しない表示装置に表示、または、図示しない印刷装置に印刷し、図17の処理を完了する。
【0081】
《Viewerの動作》
図18は、第1の実施形態に於けるViewerの製品表示までの処理を示す図である。処理の動作主体ごとにフローチャートの各要素は配置されている。処理の動作主体は、ユーザ、Viewer20、および、製品評価支援サーバ50である。
処理が開始すると、ステップS40に於いて、ユーザは、Viewer20を起動する。
ステップS41に於いて、Viewer20は、図4に示す起動ユーザの確認ダイアログ200を表示する。
ステップS42に於いて、ユーザは、起動ユーザの確認ダイアログ200にユーザ名を入力して、OKボタン200bをクリックする。
【0082】
ステップS43に於いて、Viewer20は、初回の起動であるか否かを判断する。初回の起動であったならば(Yes)、ステップS44の処理を行う。初回の起動でなかったならば(No)、ステップS47の処理を行う。
【0083】
ステップS44に於いて、Viewer20は、製品評価支援サーバ50のユーザ情報DB51を参照して、既に登録されているユーザ名との重複をチェックする。
【0084】
ステップS45に於いて、Viewer20は、既に登録されているユーザ名と重複しているか否かを判断する。既に登録されているユーザ名と重複していたならば(Yes)、ステップS46の処理を行う。既に登録されているユーザ名と重複しないならば(No)、ステップS50の処理を行う。
【0085】
ステップS46に於いて、Viewer20は、既に登録されているユーザ名と重複している旨のエラーメッセージを表示したのち、ステップS41の処理に戻る。
ステップS47に於いて、Viewer20は、製品評価支援サーバ50のユーザ情報DB51を参照して、ステップS42で入力されたユーザ名を確認する。
【0086】
ステップS48に於いて、Viewer20は、入力されたユーザ名がユーザ情報DB51に登録済であるか否かを判断する。入力されたユーザ名がユーザ情報DB51に登録済であったならば(Yes)、ステップS51の処理を行う。入力されたユーザ名がユーザ情報DB51に登録されていなかったならば(No)、ステップS49の処理を行う。
【0087】
ステップS49に於いて、Viewer20は、入力されたユーザ名を、ユーザ情報DB51に新規に追加するか否かを判断する。入力されたユーザ名を、ユーザ情報DB51に新規に追加するならば(Yes)、ステップS50の処理を行う。入力されたユーザ名を、ユーザ情報DB51に新規に追加しないならば(No)、ステップS41の処理に戻る。
ステップS50に於いて、Viewer20は、入力されたユーザ名をユーザ情報DB51に登録する。
ステップS51に於いて、Viewer20は、図4(b)などに示す画面201を表示する。
ステップS52において、ユーザは、画面201のURL入力部201aに、評価対象であるWebアプリケーション70を示すURLを入力する。
【0088】
ステップS53に於いて、Viewer20の製品表示部21は、製品表示部201bに、ソフトウェア製品であるWebアプリケーション70を表示してノード1の処理に移行し、図18の処理を終了する。
【0089】
図19は、第1の実施形態に於けるViewerの評価コメント収集処理を示す図である。
ノード1に移行し、処理が開始すると、ステップS60に於いて、ユーザは、Viewer20上で、ソフトウェア製品であるWebアプリケーション70を操作する。
ステップS61に於いて、Viewer20の操作情報収集処理部22は、製品評価支援サーバ50の操作情報DB56に操作情報を保存する。
【0090】
ステップS62に於いて、Viewer20の問題点検知処理部23は、製品表示部201bに表示しているWebアプリケーション70の操作画面または構成要素がクリックされたか否かを判断する。クリックされたならば(Yes)、ステップS63の問題点検知処理を行う。クリックされていないならば(No)、ステップS65〜S67の問題点検知処理を行う。
【0091】
ステップS63に於いて、Viewer20の問題点検知処理部23は、クリックされた操作画面または構成要素に係る所定の設計質問が有るか否かを判断する。クリックされた操作画面または構成要素に係る所定の設計質問が有ったならば(Yes)、ステップS64の処理を行う。クリックされた操作画面または構成要素に係る所定の設計質問が無いならば(No)、ステップS65の処理を行う。
【0092】
ステップS64に於いて、Viewer20の問題点検知処理部23は、操作画面または構成要素の初回のクリックであったか否かを判断する。初回のクリックであったならば(Yes)、ステップS68の処理を行う。初回のクリックでなかったならば(No)、ステップS60の処理に戻る。
ステップS62〜S64の問題点検知処理は、所定の設計質問に係る構成要素が、入力装置であるマウス16によって操作されたことを検知する処理である。
【0093】
本実施形態に於いて、操作画面または構成要素の初回のクリックとは、Viewer20を起動したのちの初回のクリックであるが、当該ユーザに於ける初回のクリックでも良い。これにより、既に評価済であるという情報を、このユーザの情報に蓄積することにより、既に評価済の構成要素の評価コメントの取得を省略し、よって評価時間を短縮し、かつ、評価コストを低減可能である。
【0094】
ステップS65に於いて、Viewer20の問題点検知処理部23は、操作要素の計算を行う。操作要素とは、この操作画面がマウス16によって操作されていない操作停滞時間、および、この操作画面に於けるマウス16のカーソル移動距離である。
【0095】
ステップS66に於いて、Viewer20の問題点検知処理部23は、製品評価支援サーバ50の閾値情報ファイル52に記載されている操作停滞時間の閾値、および、カーソル移動距離の閾値を取得する。
【0096】
ステップS67に於いて、Viewer20の問題点検知処理部23は、操作要素のいずれかが閾値を超えているか否かを判断する。操作要素のいずれかが閾値を超えていたならば(Yes)、ステップS68の処理を行う。操作要素のいずれかが閾値を超えてなかったならば(No)、ステップS60の処理に戻る。
ステップS65〜S67の問題点検知処理は、操作画面が入力装置によって操作されていない操作停滞時間、または、操作画面に於けるマウス16のカーソル移動距離により、Webアプリケーション70の操作画面に対する操作上の問題点を検知する処理である。
【0097】
ステップS68において、Viewer20の構造解析処理部25は、Webアプリケーション70の操作画面を構成しているHtmlデータの構造解析処理を行う。この構造解析処理によって、操作画面が有している構成要素を特定する。
ステップS69において、Viewer20は、Webアプリケーション70の操作画面の識別子を製品評価支援サーバ50の改善案提示処理部67に送信する。改善案提示処理部67は、この操作画面の識別子に基づいて、選択肢パターンファイル57を選択し、改善案の選択肢パターンをViewer20の評価コメント収集処理部24に送信する。
ステップS70に於いて、Viewer20の評価コメント収集処理部24は、図5に示す評価コメント収集ダイアログ202,202A(ポップアップ)を表示する。
【0098】
ステップS71に於いて、ユーザは、図5に示す評価コメント収集ダイアログ202,202A(ポップアップ)に評価コメントや改善案選択肢を入力し、ステップS72に於いて、送信ボタン202eをクリックする。
ステップS70〜S72の評価コメント収集処理は、操作上の問題点を検知したとき、表示装置14に評価画面である評価コメント収集ダイアログ202,202Aを表示して、この操作上の問題点に対する評価情報を収集すると共に、この操作画面の構成要素に係る改善案選択肢を収集する処理である。更に、この前記構成要素が操作されたことを検知したとき、表示装置14に評価コメント収集ダイアログ202,202Aを表示して、所定の設計質問への回答をユーザから収集すると共に、操作された構成要素に係る改善案選択肢を収集する処理である。
【0099】
ステップS73に於いて、Viewer20の評価コメント収集処理部24は、入力された評価コメントを、製品評価支援サーバ50の評価コメント保存処理部63に送信する。評価コメント保存処理部63は、操作要素が閾値を超えて操作上の問題点を検知したとき、操作上の問題点と入力された評価コメントを含むレコードを評価コメントDB53に保存する。評価コメント保存処理部63は、所定の設計質問への回答を収集したとき、当該所定の設計質問に係る構成要素と、当該所定の設計質問への回答を含むレコードを評価コメントDB53に保存する。このステップS73の処理が終了すると、ノード2に移行する。
ステップS73の評価コメント保存処理は、例えば評価コメントである評価情報を収集したとき、操作上の問題点と評価情報を含む組合せを、記憶装置である製品評価支援サーバ50のハードディスク13に格納されている評価コメントDB53に保存する処理である。また、所定の設計質問への回答を収集したとき、所定の設計質問に係る構成要素と所定の設計質問への回答を含む組合せを、記憶装置である製品評価支援サーバ50のハードディスク13に格納されている評価コメントDB53に保存する処理である。
ステップS73の処理が終了すると、図19の処理を終了する。
【0100】
図20は、第1の実施形態に於けるViewerのGUI変更確認処理を示す図である。
ノード2に移行し、処理が開始すると、ステップS80に於いて、Viewer20は、GUI変更確認ダイアログ203を表示する。
ステップS81に於いて、ユーザは、図6(a)に示すGUI変更確認ダイアログ203に、GUI変更を行うか否かの判断を入力する。GUI変更を行わないならば、「いいえ」ボタン203cをクリックする。GUI変更を行うならば、「はい」ボタン203bをクリックする。
【0101】
ステップS82に於いて、Viewer20は、GUI変更を行うか否かの判断に基づいて分岐する。GUI変更を行わないならば(いいえ)、ノード3に移行して図20の処理を終了し、図17に示すステップS12の処理に戻る。GUI変更を行うならば(はい)、ステップS83の処理を行う。
【0102】
ステップS83に於いて、Viewer20は、改善案選択肢を判断する。改善案選択肢の改善案に「自分で配置する」(手動)が選択されていなかったならば、ステップS84の処理を行う。改善案選択肢の改善案に「自分で配置する」(手動)が選択されていたならば、ステップS85の処理を行う。
ステップS84に於いて、Viewer20は、改善案選択肢に基づき、自動改善案作成処理を行い、ノード4に移行して図20の処理を終了する。
ステップS85に於いて、Viewer20は、後述する図21に示す手動改善案作成処理を行い、ノード4に移行して図20の処理を終了する。
【0103】
図21は、第1の実施形態に於けるViewerの手動改善案作成処理を示す図である。
処理が開始すると、ステップS100に於いて、Viewer20は、図6(b)に示すGUI変更方法の選択ダイアログ204を表示する。
ステップS101に於いて、ユーザは、図6(b)に示すGUI変更方法の選択ダイアログ204を操作し、GUI変更方法を選択する。
ステップS102に於いて、Viewer20は、選択されたGUI変更方法を判断する。GUI変更方法として、「この画面の修正」ラジオボタン204aが選択され、よって画面内GUI修正が選択されていたならば、ステップS103の処理を行う。GUI変更方法として、「他の画面に移動」ラジオボタン204bが選択され、よって画面間GUI修正が選択されていたならば、ステップS104の処理を行う。
ステップS103に於いて、Viewer20は、図7(a)に示す改善案作成画面201−1を表示して画面内のGUI修正を行い、ステップS105の処理を行う。
ステップS104に於いて、Viewer20は、図7(b)に示す改善案作成画面201−2を表示して画面間のGUI修正を行い、ステップS105の処理を行う。
【0104】
ステップS105に於いて、Viewer20のGUI組換処理部26は、評価コメントDB53と改善案DB54とを参照し、後述する図22に示すGUI組換処理を行う。このGUI組換処理に於いて、操作画面と改善案選択肢による修正画面との相互変換情報を作成する。
ステップS105の処理が終了すると、図21の処理は終了する。
【0105】
図22は、第1の実施形態に於けるViewerのGUI組換処理を示す図である。
処理が開始すると、ステップS110に於いて、Viewer20のGUI組換処理部26は、構造解析処理部25によって、構造解析処理を行う。構造解析処理とは、操作画面の構造を解析して、ボタンや表などの構成要素を抽出する処理である。
ステップS111に於いて、Viewer20のGUI組換処理部26は、画像変換処理を行う。画像変換処理とは、操作画面に於ける構成要素それぞれについて、画像イメージに変換する処理である。
ステップS112に於いて、ユーザは、GUIの構成要素の位置を所望の位置に変更する。
ステップS113に於いて、Viewer20のGUI組換処理部26は、当該操作画面の構成要素を、平行移動によって位置を調節する。
【0106】
ステップS114に於いて、Viewer20のGUI組換処理部26は、構成要素を平行移動させた場合、操作画面のサイズをいずれかの構成要素が超過するか否かを判断する。操作画面のサイズを超過するならば(Yes)、ステップS115の処理を行う。操作画面のサイズを超過しないならば(No)、ステップS116の処理を行う。
ステップS115に於いて、Viewer20のGUI組換処理部26は、操作画面のサイズに収まるよう、構成要素のサイズを調節(縮小)する。
ステップS116に於いて、Viewer20のGUI組換処理部26は、修正画面操作処理部27によって、構成要素の位置とサイズを調節した操作画面を表示する。即ち、操作画面の構成要素の画像情報を、対応する修正画面の構成要素の画像情報に変換して表示することにより、構成要素の位置とサイズを調節した修正画面を表示する。
【0107】
ステップS117に於いて、Viewer20のGUI組換処理部26は、ユーザに修正が完了したか否かを問い合わせる。修正が完了したならば(Yes)、ステップS118の処理を行う。修正が完了していないならば(No)、ステップS112の処理に戻る。
【0108】
ステップS118に於いて、Viewer20のGUI組換処理部26は、修正した操作画面に係る構成要素の座標などを、製品評価支援サーバ50の改善案保存処理部64に送信する。改善案保存処理部64は、修正した操作画面に係る構成要素の座標などを改善案DB54に保存する。この修正した操作画面に係る構成要素の座標などは、操作画面と修正画面との間の相互変換情報である。
ステップS118の処理が完了すると、図22の処理は終了する。
【0109】
《質問蓄積Viewerの動作》
図23は、第1の実施形態に於ける質問蓄積Viewerの画面例を示す図である。
質問蓄積画面300は、製品URL入力領域300aと、製品表示領域300bと、改善案URL入力領域300cと、改善案表示領域300dとを有している。
質問蓄積画面300は、画面左上部に、製品URL入力領域300aが表示され、その下側には製品表示領域300bが表示されている。
質問蓄積画面300は更に、画面右上部に、改善案URL入力領域300cが表示され、その下側には改善案表示領域300dが表示されている。
製品URL入力領域300aは、ソフトウェア製品のURLを入力する領域である。例えば、Webアプリケーション70のURLが入力される。
【0110】
製品表示領域300bは、製品URL入力領域300aに入力されたURLで示されるソフトウェア製品が表示される。例えば、Webアプリケーション70のURLが製品URL入力領域300aに入力されたとき、製品表示領域300bにはWebアプリケーション70の操作画面700が表示される。
【0111】
改善案URL入力領域300cは、ソフトウェア製品の改善案ファイルのURLを入力する領域である。例えば、改善案であるWebアプリケーション70を構成するファイルのURLが入力される。
【0112】
改善案表示領域300dは、改善案URL入力領域300cに入力されたURLで示されるソフトウェア製品が表示される。例えば、改善案であるWebアプリケーション70を構成するファイルのURLが改善案URL入力領域300cに入力されたとき、改善案表示領域300dには、改善案のWebアプリケーション70の操作画面700が表示される。
【0113】
質問蓄積画面300は、マウス16の右クリックによってコンテキストメニュー300eが表示される。コンテキストメニュー300eは、「質問追加」メニューと、「改善案添付」メニューとが選択可能に表示されている。
「質問追加」メニューは、選択中の構成要素に係る質問を追加するメニューである。「改善案添付」メニューは、選択中の構成要素に係る改善案ファイルを添付するメニューである。
【0114】
図24は、第1の実施形態に於ける質問蓄積Viewerの動作を示すフローチャートである。
処理が開始すると、製品開発元は、質問蓄積Viewer30を起動する。
ステップS200に於いて、質問蓄積Viewer30は、図23に示す質問蓄積画面300を図示しない表示装置に表示する。
【0115】
ステップS201に於いて、製品開発元は、製品URL入力領域300aにソフトウェア製品のURL(例えばWebアプリケーション70のURL)を入力してアクセスし、製品表示領域300bに操作画面を表示させる。以下、Webアプリケーション70のURLを入力した場合について説明する。
ステップS202に於いて、製品開発元は、Webアプリケーション70の操作画面のうち、設計質問を追加する操作画面に遷移する。
ステップS203に於いて、製品開発元は、設計質問を追加する操作画面の構成要素の上で右クリックする。
ステップS204に於いて、質問蓄積Viewer30は、コンテキストメニュー300eを表示する。
【0116】
ステップS205に於いて、質問蓄積Viewer30は、どのメニュー項目が選択されたかを判断する。「改善案添付」が選択されたならば、ステップS206の処理を行う。「質問追加」が選択されたならば、ステップS209の処理を行う。
【0117】
ステップS206に於いて、質問蓄積Viewer30は、当該操作画面の改善案が記述されている改善案ファイルをアップロードするダイアログを表示し、選択された改善案ファイルを製品評価支援サーバ50にアップロードする。これにより、予め開発元PC10Aで作成した操作画面の改善案を評価することが可能となる。
【0118】
ステップS207に於いて、質問蓄積Viewer30は、後述する図25に示す構成要素のマッピング処理を行い、改善案DB54に、製品の操作画面と改善案による修正画面との相互変換情報を記録する。
【0119】
ステップS208に於いて、質問蓄積Viewer30は、改善案による修正画面の設計質問情報を、製品評価支援サーバ50の質問蓄積処理部65に送信する。質問蓄積処理部65は、送信された設計質問情報を設計質問情報DB55に保存する。ステップS208の処理が終了すると、図24の処理は終了する。
ステップS209に於いて、質問蓄積Viewer30は、この構成要素の設計質問の入力用の図示しないダイアログ(ポップアップ)を表示する。
【0120】
ステップS210に於いて、製品開発元は、設計質問の入力用の図示しないダイアログ(ポップアップ)に、この構成要素の設計質問情報を入力し、入力した設計質問情報を、製品評価支援サーバ50の質問蓄積処理部65に送信する。質問蓄積処理部65は、送信された設計質問情報を設計質問情報DB55に保存する。ステップS210の処理が終了すると、図24の処理は終了する。
【0121】
図25は、第1の実施形態に於ける質問蓄積Viewerの構成要素マッピング処理を示す図である。
処理が開始すると、ステップS220に於いて、質問蓄積Viewer30は、製品の操作画面の構造解析処理を行う。
ステップS221に於いて、質問蓄積Viewer30は、改善案による修正画面の構造解析処理を行う。
ステップS222に於いて、製品開発元は、製品の操作画面上の構成要素のいずれかをクリックする。
ステップS223に於いて、質問蓄積Viewer30は、クリックされた構成要素の座標を取得する。
ステップS224に於いて、製品開発元は、改善案による修正画面上の構成要素のいずれかをクリックする。
ステップS225に於いて、質問蓄積Viewer30は、クリックされた構成要素の座標を取得する。
ステップS226に於いて、質問蓄積Viewer30は、製品の操作画面のウインドウサイズを取得する。
ステップS227に於いて、質問蓄積Viewer30は、改善案による修正画面のウインドウサイズを取得する。
ステップS228に於いて、質問蓄積Viewer30は、製品の操作画面と改善案による修正画面とのマッピング情報を、改善案DB54に保存する。ステップS228の処理が終了すると、図25の処理は終了する。
【0122】
《レポート表示アプリケーションの動作》
図26は、第1の実施形態に於けるレポート表示アプリケーションの出力結果例を示す図である。
レポート表示アプリケーション40の出力結果例は、操作画面に係る識別子である画面IDと、この操作画面を操作したユーザ数(人数)と、この操作画面の平均操作時間と、この操作画面の平均マウス移動距離と、改善案を提示した人数と、改善案と、製品画面の画像イメージと、改善後の画面の画像イメージとが記載され、その下部には評価コメント一覧の表が記載されている。
【0123】
評価コメント一覧の表には、追番「#」の項目と、改善前評価コメントの項目と、改善後評価コメントの項目と、人数比の項目とが記載されている。この出力結果例に示されている情報により、製品画面への評価コメントと、改善案の修正画面への評価コメントを対比し、改善案がユーザ・エクスペリエンスの向上に有効であったか否かを容易に判断可能である。
【0124】
(第1の実施形態の効果)
以上説明した第1の実施形態では、次の(A)〜(D)のような効果がある。
(A) ポインティングデバイスを含む入力装置の動作を監視することにより、ユーザが意識していなかった問題点を自動で抽出可能であり、かつ、当該問題点を抽出した場合に、すぐさま評価コメント収集ダイアログ202,202Aを表示する。これにより、ユーザが意識していなかった問題点に対する評価コメントを収集可能である。
【0125】
(B) 問題点を抽出した操作画面や構成要素(ボタンなど)について、改善案の選択肢パターンを提示してユーザが最も良いと考える改善案を収集可能である。更に、この改善案による修正画面を操作可能に表示し、この改善案の評価コメントを即時に収集可能である。これにより、予め開発元が想定している改善案と、この改善案に対する評価コメントとを短期間に低コストで収集可能である。
【0126】
(C) ユーザに操作画面をカスタマイズさせて改善案を収集可能である。更に、このカスタマイズによる改善案による修正画面を操作可能に表示し、この改善案の評価コメントを即時に収集可能である。これにより、ユーザのカスタマイズによる改善案と、この改善案に対する評価コメントとを短期間に低コストで収集可能である。
【0127】
(D) 改善案による修正画面を操作可能に表示すると共に、製品の操作画面を仮想画面としている。この修正画面の構成要素に対する操作情報を、相互変換情報によって、仮想画面である製品の操作画面の構成要素に送信し、この製品を操作している。製品の操作画面の構成要素の画像情報を、相互変換情報によって、この修正画面の構成要素に対する画像情報として常に更新表示している。これにより、改善案による修正画面を構成するソースコード(Html文書やCGIスクリプトなど)を新たに作成することなく、短期間かつ廉価に、この修正画面を操作可能に表示できる。
【0128】
(変形例)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(a)〜(f)のようなものがある。
【0129】
(a) 本実施形態のViewer20では、改善案による修正画面を操作可能に表示する際に、この修正画面の構成要素に対する操作情報を、相互変換情報によって、仮想画面である製品の操作画面の構成要素に送信し、この製品を操作している。製品の操作画面の構成要素の画像情報を、相互変換情報によって、この修正画面の構成要素に対する画像情報として常に更新表示している。しかし、これに限られず、仮想画面である製品の操作画面の音声情報を、更にこの修正画面の音声情報として出力するように構成しても良い。
【0130】
(b) 本実施形態では、製品評価支援サーバ50にインストールされた製品評価支援サービス60と、開発元PC10Aにインストールされた質問蓄積Viewer30によって、製品の操作画面の構成要素への質問を蓄積している。しかし、これに限られず、質問蓄積Viewer30を製品評価支援サーバ50にインストールし、この質問蓄積Viewer30を製品評価支援サーバ50内で動作させても良い。レポート表示アプリケーション40も同様に製品評価支援サーバ50にインストールし、このレポート表示アプリケーション40を製品評価支援サーバ50内で動作させても良い。
【0131】
(c) 本実施形態の評価対象の製品は、Webアプリケーションである。しかし、これに限られず、スタンドアロンのコンピュータにインストールされる汎用アプリケーションを評価対象としても良い。
【0132】
(d) 本実施形態のViewer20の問題点検知処理部23は、Webアプリケーション70の当該操作画面が入力装置によって操作されていない操作停滞時間、または、この操作画面に於けるマウス16のカーソル移動距離により、Webアプリケーション70の操作画面に対する操作上の問題点を検知する。しかし、これに限られず、Webアプリケーション70の操作画面を開いたのち、いずれの構成要素への操作も行わなかった無操作状態の時間により、この操作画面に対する操作上の問題点を検知しても良い。更に、前記無操作状態に於けるマウス16のカーソル移動距離により、Webアプリケーション70の操作画面に対する操作上の問題点を検知しても良い。
【0133】
(e) 本実施形態のViewer20の問題点検知処理部23は、Webアプリケーション70の当該操作画面が入力装置によって操作されていない操作停滞時間、または、この操作画面に於けるマウス16のカーソル移動距離により、Webアプリケーション70の操作画面に対しる操作上の問題点を検知する。しかし、これに限られず、Webアプリケーション70の操作画面が、入力装置によって誤った操作をされた場合であっても良い。操作画面に対する誤った操作とは、例えば、クリックに反応しないテキスト表示部分に対するクリック、または、クリックに反応しない画像表示部分に対するクリックなどである。
【0134】
(f) 本実施形態のViewer20では、自由記述欄による評価コメントを収集し、これを評価情報としている。しかし、これに限られず、評価情報として予め用意された評価項目を選択させ、これを評価情報としても良い。
【符号の説明】
【0135】
10 クライアントPC(製品評価支援装置、コンピュータ)
10A 開発元PC
13 ハードディスク(記憶装置)
14 表示装置
15 キーボード(入力装置)
16 マウス(ポインティングデバイス、入力装置)
20 Viewer(製品評価支援プログラム)
23 問題点検知処理部(問題点検知処理の主体)
24 評価コメント収集処理部(評価コメント収集処理の主体)
26 GUI組換処理部(GUI組換処理の主体)
27 修正画面操作処理部(修正画面操作処理の主体)
30 質問蓄積Viewer(製品評価支援プログラム)
40 レポート表示アプリケーション(製品評価支援プログラム)
50 製品評価支援サーバ
50A サービスサーバ
51 ユーザ情報DB
52 閾値情報ファイル
53 評価コメントDB(評価情報)
54 改善案DB(相互変換情報)
55 設計質問情報DB(所定の設計質問)
56 操作情報DB
57 選択肢パターンファイル
60 製品評価支援サービス(製品評価支援プログラム)
63 評価コメント保存処理部(評価コメント保存処理の主体)
70 Webアプリケーション(製品)
100 ネットワーク
200 起動ユーザの確認ダイアログ
201,201−3 画面
201−1,201−2 改善案作成画面
202,202A 評価コメント収集ダイアログ(評価画面)
203 GUI変更確認ダイアログ
204 GUI変更方法の選択ダイアログ
700 操作画面
700−0 仮想画面(操作画面)
700−1 修正画面
700a,700b,700c ボタン(構成要素)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
製品の操作画面を表示する表示装置と、当該操作画面の構成要素を操作可能とするポインティングデバイスを含む入力装置を具備する製品評価支援装置が行う製品評価支援方法であって、
前記操作画面が前記入力装置によって操作されていない操作停滞時間、または、前記操作画面に於ける前記ポインティングデバイスのカーソル移動距離により、前記製品の前記操作画面に対する操作上の問題点を検知する問題点検知処理と、
前記表示装置に評価画面を表示して当該操作上の問題点に対する評価情報を収集すると共に、前記操作画面の前記構成要素に係る改善案選択肢を収集する評価コメント収集処理と、
前記評価情報を収集したとき、前記操作上の問題点と前記評価情報を含む組合せを記憶装置に保存する評価コメント保存処理と、
を行うことを特徴とする製品評価支援方法。
【請求項2】
請求項1に記載の製品評価支援方法は更に、
所定の設計質問に係る構成要素が、前記入力装置によって操作されたことを検知する問題点検知処理を行い、
前記評価コメント収集処理は更に、
前記構成要素が操作されたことを検知したのち、前記表示装置に前記評価画面を表示して、前記所定の設計質問への回答をユーザから収集すると共に、操作された前記構成要素に係る改善案選択肢を収集し、
前記評価コメント保存処理は更に、
前記所定の設計質問への回答を収集したのち、前記所定の設計質問に係る前記構成要素と前記所定の設計質問への回答を含む組合せを前記記憶装置に保存する
ことを特徴とする製品評価支援方法。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の製品評価支援方法は更に、
前記評価コメント収集処理によって前記改善案選択肢が収集されたならば、前記評価コメント保存処理を行ったのち、前記操作画面と前記改善案選択肢による修正画面との相互変換情報を作成するGUI(Graphical User Interface)組換処理と、
前記相互変換情報に基づいて、前記修正画面を操作可能に表示する修正画面操作処理と、
を行うことを特徴とする製品評価支援方法。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の製品評価支援方法は更に、
前記操作画面をカスタマイズした修正画面をユーザに作成させ、前記操作画面とカスタマイズした前記修正画面との相互変換情報を作成する手動改善案作成処理と、
前記相互変換情報に基づいて、前記修正画面を操作可能に表示する修正画面操作処理と、
を行うことを特徴とする製品評価支援方法。
【請求項5】
前記修正画面操作処理は、
前記相互変換情報に基づいて、前記操作画面の画像情報を前記修正画面に変換して表示し、前記修正画面への操作情報を前記操作画面に変換して操作することにより、前記修正画面を操作可能に表示する
ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の製品評価支援方法。
【請求項6】
製品の操作画面を表示する表示装置と、当該操作画面の構成要素を操作可能とするポインティングデバイスを含む入力装置を具備する製品評価支援装置であって、
前記操作画面が前記入力装置によって操作されていない操作停滞時間、または、前記操作画面に於ける前記ポインティングデバイスのカーソル移動距離により、前記製品の前記操作画面に対する操作上の問題点を検知する問題点検知処理部と、
前記操作上の問題点を検知したとき、前記表示装置に評価画面を表示して当該操作上の問題点に対する評価情報を収集すると共に、前記操作画面の前記構成要素に係る改善案選択肢を収集する評価コメント収集処理部とを有し、
前記操作上の問題点と前記評価情報を含む組合せを記憶装置に保存する評価コメント保存処理を行う
ことを特徴とする製品評価支援装置。
【請求項7】
請求項6に記載の製品評価支援装置は更に、
相互変換情報に基づいて、前記操作画面の画像情報を修正画面に変換して表示し、前記修正画面への操作情報を前記操作画面に変換して操作することにより、前記修正画面を操作可能に表示する修正画面操作処理部を有し、
前記操作画面をカスタマイズした前記修正画面をユーザに作成させ、前記操作画面とカスタマイズした前記修正画面との相互変換情報を作成する手動改善案作成処理を行う
ことを特徴とする製品評価支援装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【公開番号】特開2012−234228(P2012−234228A)
【公開日】平成24年11月29日(2012.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−100334(P2011−100334)
【出願日】平成23年4月28日(2011.4.28)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】