説明

複合発電プラント

【課題】電力出力をさらに増大させ、システム効率をさらに向上させることができる複合発電プラントを提供すること。
【解決手段】蒸気タービン14に供給されて、前記蒸気タービン14を回転駆動するとともに、カリーナサイクルを循環する水の沸点よりも低温で気体を発生、あるいは相変化する作動流体を、ガスタービン11から導かれた燃焼ガス21と熱交換させ、前記燃焼ガス21から奪った熱で飽和蒸気44にする排熱回収ボイラー16と、前記排熱回収ボイラー16から流出した前記飽和蒸気44を、気体46と液体47とに分離する気液分離器45と、前記気液分離器45で分離された気体46を、前記ガスタービン11により回転駆動される圧縮機31で圧縮された圧縮空気25と熱交換させ、前記圧縮空気25から奪った熱で過熱蒸気41にする過熱器17が、前記蒸気タービン14の上流側に設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガスタービンおよび蒸気タービンを組み合わせて発電を行うようにした複合発電プラントに関するものである。
【背景技術】
【0002】
ガスタービンおよび蒸気タービンを組み合わせて発電を行うようにした複合発電プラントとしては、カリーナサイクルを利用して、電力出力の増大とシステム効率の向上を図ろうとするものが知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第4509453号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に開示された複合発電プラントでは、カリーナサイクルを循環するアンモニアと水の混合物は、ガスタービンから排出された燃焼ガスとのみ熱交換されるようになっている。すなわち、上記特許文献1に開示された複合発電プラントの電力出力とシステム効率は、ガスタービンから排出された燃焼ガスが有する熱量のみで決まってしまうことになる。そのため、上記特許文献1に開示された複合発電プラントでは、電力出力を増大させ、システム効率を向上させるのに限界があった。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、電力出力をさらに増大させ、システム効率をさらに向上させることができる複合発電プラントを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
本発明に係る複合発電プラントは、ガスタービンおよび蒸気タービンを組み合わせて発電を行うようにした複合発電プラントであって、前記蒸気タービンに供給されて、前記蒸気タービンを回転駆動するとともに、カリーナサイクルを循環する水の沸点よりも低温で気体を発生、あるいは相変化する作動流体を、前記ガスタービンから導かれた燃焼ガスと熱交換させ、前記燃焼ガスから奪った熱で飽和蒸気にする排熱回収ボイラーと、前記排熱回収ボイラーから流出した前記飽和蒸気を、気体と液体とに分離する気液分離器と、前記気液分離器で分離された気体を、前記ガスタービンにより回転駆動される圧縮機で圧縮された圧縮空気と熱交換させ、前記圧縮空気から奪った熱で過熱蒸気にする過熱器が、前記蒸気タービンの上流側に設けられている。
【0007】
本発明に係る複合発電プラントによれば、蒸気タービンに供給されて、蒸気タービンを回転駆動する蒸気は、ガスタービンにより回転駆動される圧縮機で圧縮された圧縮空気と熱交換されて過熱蒸気とされた後、蒸気タービンに流入することになる。
これにより、蒸気タービンに流入する蒸気のエンタルピーを従来のもの(例えば、特許文献1に開示されたもの)よりも増加させることができ、電力出力を従来のものよりも増大させ、システム効率を従来のものよりも向上させることができる。
また、蒸気タービンに流入する蒸気のかわき度を上げる(しめり度を下げる)ことができ、蒸気タービン内における結露を防止することができ、蒸気タービンを構成する動翼等の損傷を防止することができる。
【0008】
上記複合発電プラントにおいて、排熱回収ボイラーに、前記気液分離器で分離された気体を、前記燃焼ガスよりも上流側を流れる温度の高い燃焼ガスと熱交換させ、前記燃焼ガスから奪った熱でさらに加熱する配管が設けられているとさらに好適である。
【0009】
このような複合発電プラントによれば、気液分離器で分離された気体は、排熱回収ボイラーで再加熱された後、過熱器に流入することになる。
これにより、蒸気タービンに流入する蒸気のエンタルピーをさらに増加させることができ、電力出力をさらに増大させ、システム効率をさらに向上させることができる。
また、蒸気タービンに流入する蒸気のかわき度をさらに上げる(しめり度を下げる)ことができ、蒸気タービン内における結露をさらに防止することができ、蒸気タービンを構成する動翼等の損傷をさらに防止することができる。
【0010】
上記複合発電プラントにおいて、前記排熱回収ボイラーから流出して前記気液分離器に流入する飽和蒸気を、前記気液分離器から導かれた液体と熱交換させ、前記液体から奪った熱で加熱する熱交換器が設けられているとさらに好適である。
【0011】
このような複合発電プラントによれば、排熱回収ボイラーから流出して気液分離器に流入する飽和蒸気は、熱交換器で加熱された後、気液分離器に流入することになる。
これにより、蒸気タービンに流入する蒸気のエンタルピーをより一層増加させることができ、電力出力をより一層増大させ、システム効率をより一層向上させることができる。
また、蒸気タービンに流入する蒸気のかわき度をより一層上げる(しめり度を下げる)ことができ、蒸気タービン内における結露をより一層防止することができ、蒸気タービンを構成する動翼等の損傷をより一層防止することができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係る複合発電プラントによれば、電力出力を従来のものよりも増大させ、システム効率を従来のものよりも向上させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の第1実施形態に係る複合発電プラントの概略構成図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係る複合発電プラントの概略構成図である。
【図3】本発明の第3実施形態に係る複合発電プラントの概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態に係る複合発電プラントについて、図1を参照しながら説明する。
図1は本実施形態に係る複合発電プラントの概略構成図である。
【0015】
図1に示すように、本実施形態に係る複合発電プラント10は、ガスタービン11と、空気圧縮機12と、(第1の)発電機13と、蒸気タービン14と、(第2の)発電機15と、排熱回収ボイラー(Heat Recovery Steam Generator)16と、過熱器(熱交換器)17と、を備えている。
【0016】
ガスタービン11は、図示しない燃焼器内で発生した燃焼ガス21により回転駆動される回転機械であり、ガスタービン11が回転駆動されることにより、回転軸22を介して連結された空気圧縮機12および発電機13が回転駆動される。
なお、燃焼器内では、燃料と、空気圧縮機12(本実施形態では、高圧圧縮機32)から供給された高圧の圧縮空気23とが混合されて燃焼し、燃焼ガス21が発生する仕組みになっている。
【0017】
本実施形態に係る空気圧縮機12は、回転軸22を介して連結されたガスタービン11により回転駆動される回転機械であり、低圧圧縮機31と、高圧圧縮機32とを備えている。
低圧圧縮機31は、大気(外気)24を取り入れて圧縮し、低圧の圧縮空気25を作り出す空気圧縮機であり、低圧圧縮機31で作り出された低圧の圧縮空気25は、加熱器17を通って高圧圧縮機32に供給される。
高圧圧縮機32は、低圧圧縮機31から供給された低圧の圧縮空気25を取り入れて、低圧の圧縮空気25をさらに圧縮し、高圧の圧縮空気23を作り出す空気圧縮機であり、高圧圧縮機32で作り出された高圧の圧縮空気23は、図示しない燃焼器に供給される。
【0018】
発電機13は、回転軸22を介して連結されたガスタービン11により回転駆動されて、電力を発生する回転機械である。
蒸気タービン14は、過熱器17で低圧の圧縮空気25と熱交換されることによって過熱された過熱蒸気41により回転駆動される回転機械であり、蒸気タービン14が回転駆動されることにより、回転軸42を介して連結された発電機15が回転駆動される。
発電機15は、回転軸42を介して連結された蒸気タービン14により回転駆動されて、電力を発生する回転機械である。
【0019】
排熱回収ボイラー16は、液相で供給されたアンモニアと水の混合物(水の沸点よりも低温で気体を発生、あるいは相変化する作動流体)43を、ガスタービン11から供給された燃焼ガス21と熱交換させ、燃焼ガス21から奪った熱で飽和蒸気44にする熱交換器である。排熱回収ボイラー16から流出した飽和蒸気44は、気液分離器45に導かれ、気液分離器45で高濃度アンモニア蒸気(気体)46と低濃度アンモニア水(液体)47とに分離される。気液分離器45で分離された高濃度アンモニア蒸気46は、過熱器17に導かれ、気液分離器45で分離された低濃度アンモニア水47は、(第1の)再生器(熱交換器)51、復水器(冷却器)52を順に通って冷却、減圧され、吸収器53に導かれる。
過熱器17は、排熱回収ボイラー16から供給された高濃度アンモニア蒸気46を、低圧圧縮機31から供給された低圧の圧縮空気25と熱交換させ、低圧の圧縮空気25から奪った熱で過熱蒸気41にする熱交換器である。
【0020】
蒸気タービン14を回転駆動した(蒸気タービン14での仕事を終えた)高濃度アンモニアガス48は、冷却、減圧されて流入してくる低濃度アンモニア水47に一気に凝縮吸収され、液化する。
再生器51は、吸収器53から液相で供給されたアンモニアと水の混合物43を、気液分離器45から導かれた低濃度アンモニア水47と熱交換させ、低濃度アンモニア水47から奪った熱で予熱する熱交換器である。
復水器52は、再生器51で熱を奪われた低濃度アンモニア水47を海水等の冷却媒体で冷却して凝縮させる熱交換器である。
【0021】
なお、吸収器53、再生器51、排熱回収ボイラー16、気液分離器45、過熱器17、蒸気タービン14、復水器52、およびこれらを接続(連通)する配管によりカリーナサイクルが形成されることになる。
【0022】
本実施形態に係る複合発電プラント10によれば、蒸気タービン14に供給されて、蒸気タービン14を回転駆動する蒸気は、ガスタービン11により回転駆動される圧縮機12(本実施形態では低圧圧縮機31)で圧縮された圧縮空気25と熱交換されて過熱蒸気41とされた後、蒸気タービン14に流入することになる。
これにより、蒸気タービン14に流入する過熱蒸気41のエンタルピーを従来のもの(例えば、特許文献1に開示されたもの)よりも増加させることができ、電力出力を従来のものよりも増大させ、システム効率を従来のものよりも向上させることができる。
また、蒸気タービン14に流入する過熱蒸気41のかわき度を上げる(しめり度を下げる)ことができ、蒸気タービン14内における結露を防止することができ、蒸気タービン14を構成する図示しない動翼等の損傷を防止することができる。
【0023】
〔第2実施形態〕
本発明の第2実施形態に係る複合発電プラントについて、図2を参照しながら説明する。
図2は本実施形態に係る複合発電プラントの概略構成図である。
【0024】
本実施形態に係る複合発電プラント60は、排熱回収ボイラー16の代わりに、排熱回収ボイラー61が設けられているという点で上述した第1実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、上述した第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付している。
【0025】
排熱回収ボイラー61は、液相で供給されたアンモニアと水の混合物(水の沸点よりも低温で気体を発生、あるいは相変化する作動流体)43を、ガスタービン11から供給された燃焼ガス21と熱交換させ、燃焼ガス21から奪った熱で飽和蒸気44にするという点で、上述した排熱回収ボイラー16と何ら変わるところはないが、気液分離器45で分離された高濃度アンモニア蒸気46を、ガスタービン11から供給された燃焼ガス21(アンモニアと水の混合物43と熱交換される燃焼ガスよりも上流側を流れる温度の高い燃焼ガス21)と熱交換させ、燃焼ガス21から奪った熱でさらに加熱するという点で、上述した排熱回収ボイラー16と異なる。すなわち、排熱回収ボイラー61には、気液分離器45で分離された高濃度アンモニア蒸気46を、アンモニアと水の混合物43と熱交換される燃焼ガスよりも上流側を流れる温度の高い燃焼ガス21と熱交換させ、この燃焼ガス21から奪った熱でさらに加熱する配管が設けられていることになる。
【0026】
また、本実施形態では、(低圧)蒸気タービン14の他に図示しない高圧蒸気タービンを備えており、排熱回収ボイラー61に供給されたボイラー水62を、ガスタービン11から供給された燃焼ガス21(高濃度アンモニア蒸気46と熱交換される燃焼ガスよりも上流側を流れる温度の高い燃焼ガス21)と熱交換させ、燃焼ガス21から奪った熱で高圧蒸気タービンに供給される蒸気63を作り出しており、この点でも本実施形態のものは、上述した第1実施形態のものと異なる。
【0027】
なお、吸収器53、再生器51、排熱回収ボイラー61、気液分離器45、過熱器17、蒸気タービン14、復水器52、およびこれらを接続(連通)する配管によりカリーナサイクルが形成されることになる。
【0028】
本実施形態に係る複合発電プラント60によれば、気液分離器45で分離された高濃度アンモニア蒸気(気体)46は、排熱回収ボイラー61で再加熱された後、過熱器17に流入することになる。
これにより、蒸気タービン14に流入する過熱蒸気41のエンタルピーをさらに増加させることができ、電力出力をさらに増大させ、システム効率をさらに向上させることができる。
また、蒸気タービン14に流入する過熱蒸気41のかわき度をさらに上げる(しめり度を下げる)ことができ、蒸気タービン14内における結露をさらに防止することができ、蒸気タービン14を構成する図示しない動翼等の損傷をさらに防止することができる。
【0029】
〔第3実施形態〕
本発明の第3実施形態に係る複合発電プラントについて、図3を参照しながら説明する。
図3は本実施形態に係る複合発電プラントの概略構成図である。
【0030】
本実施形態に係る複合発電プラント70は、(第2の)再生器(熱交換器)71をさらに備えているという点で上述した第2実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した第2実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、上述した第2実施形態と同一の部材には同一の符号を付している。
【0031】
再生器71は、排熱回収ボイラー16から流出して気液分離器45に流入する飽和蒸気44を、再生器51の上流側で、気液分離器45から導かれた低濃度アンモニア水47と熱交換させ、低濃度アンモニア水47から奪った熱で予熱する熱交換器である。
【0032】
なお、吸収器53、再生器51、排熱回収ボイラー61、再生器71、気液分離器45、過熱器17、蒸気タービン14、復水器52、およびこれらを接続(連通)する配管によりカリーナサイクルが形成されることになる。
【0033】
本実施形態に係る複合発電プラント70によれば、排熱回収ボイラー61から流出して気液分離器45に流入する飽和蒸気44は、再生器71で加熱された後、気液分離器45に流入することになる。
これにより、蒸気タービン14に流入する過熱蒸気41のエンタルピーをより一層増加させることができ、電力出力をより一層増大させ、システム効率をより一層向上させることができる。
また、蒸気タービン14に流入する過熱蒸気41のかわき度をより一層上げる(しめり度を下げる)ことができ、蒸気タービン14内における結露をより一層防止することができ、蒸気タービン14を構成する図示しない動翼等の損傷をより一層防止することができる。
【0034】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜必要に応じて変形・変更実施可能である。
例えば、上述した実施形態では、低圧圧縮機31から吐出された低圧の圧縮空気25を過熱器17に供給するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、高圧圧縮機32から吐出された高圧の圧縮空気23を過熱器17に供給するようにしてもよい。
また、本実施形態では、圧縮機12として2つの圧縮機(低圧圧縮機31と高圧圧縮機32と)を備えたものを一具体例として挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、1つの圧縮機(低圧圧縮機31)だけを備えたものにも適用することができる。この場合、圧縮機の中間段から抽気された圧縮空気が過熱器17に供給され、過熱器17で熱交換された圧縮空気は、圧縮機に戻され、圧縮機の高圧段側で再圧縮されることになる。
【符号の説明】
【0035】
10 複合発電プラント
11 ガスタービン
14 蒸気タービン
16 排熱回収ボイラー
17 過熱器
21 燃焼ガス
25 圧縮空気
31 低圧圧縮機
41 過熱蒸気
44 飽和蒸気
45 気液分離器
46 高濃度アンモニア蒸気(気体)
47 低濃度アンモニア水(液体)
60 複合発電プラント
61 排熱回収ボイラー
70 複合発電プラント
71 再生器(熱交換器)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガスタービンおよび蒸気タービンを組み合わせて発電を行うようにした複合発電プラントであって、
前記蒸気タービンに供給されて、前記蒸気タービンを回転駆動するとともに、カリーナサイクルを循環する水の沸点よりも低温で気体を発生、あるいは相変化する作動流体を、前記ガスタービンから導かれた燃焼ガスと熱交換させ、前記燃焼ガスから奪った熱で飽和蒸気にする排熱回収ボイラーと、
前記排熱回収ボイラーから流出した前記飽和蒸気を、気体と液体とに分離する気液分離器と、
前記気液分離器で分離された気体を、前記ガスタービンにより回転駆動される圧縮機で圧縮された圧縮空気と熱交換させ、前記圧縮空気から奪った熱で過熱蒸気にする過熱器が、前記蒸気タービンの上流側に設けられていることを特徴とする複合発電プラント。
【請求項2】
排熱回収ボイラーに、前記気液分離器で分離された気体を、前記燃焼ガスよりも上流側を流れる温度の高い燃焼ガスと熱交換させ、前記燃焼ガスから奪った熱でさらに加熱する配管が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の複合発電プラント。
【請求項3】
前記排熱回収ボイラーから流出して前記気液分離器に流入する飽和蒸気を、前記気液分離器から導かれた液体と熱交換させ、前記液体から奪った熱で加熱する熱交換器が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の複合発電プラント。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−207607(P2012−207607A)
【公開日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−74473(P2011−74473)
【出願日】平成23年3月30日(2011.3.30)
【出願人】(000006208)三菱重工業株式会社 (10,378)
【Fターム(参考)】